JP4724764B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明はシートの画像を読み取るスキャナ、複写機、ファクシミリ装置等の画像読取装置に関するものである。
従来からスキャナや複写機などの画像処理装置に備えられ、自動的にシートを搬送するシート搬送装置が種々提案されている。従来の画像読取装置に用いられるシート搬送装置の例について、図17を用いて説明する。図に示すシート搬送装置501は、画像読取装置500上部に設置され、原稿トレイ502上に積載された複数のシート材としての原稿Pを画像読取装置500の読取部500aに対して搬送し、原稿上の画像を読み取るものである。
原稿トレイ502に積載された原稿Pは、ピックアップローラ503にて給送され、分離部の分離ローラ504及び分離パッド505によって一枚ずつ分離された後に、搬送ローラ対506によって読取部500a上方に配置された大ローラ507に搬送される。大ローラ507には加圧コロ508、509、510が加圧されて従動し、読取部500aに対して原稿Pを挟持搬送する。そして画像読取装置500は読取部500aにおいて搬送中の原稿上の画像を読取部500aから読みとっている。
大ローラ507の下流側には排反ローラ511と排反コロ512が設けられており、原稿Pを挟持搬送するよう構成されている。
特開平10−254195号公報
しかし、上記構成のシート搬送装置においては、排反ローラ511と、大ローラ507との、微量の周速差が生じることで、搬送中にその周速差により大ローラ507と排反ローラ511の間で原稿がたわむ、又は張るという不具合が発生じ、このため画像読取に影響を及ぼしてしまう。
上記課題を解決する本発明に係る代表的な構成は、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートの画像を搬送中に読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段がシートの画像を読み取る位置よりも下流側に配置され、原稿を挟持して搬送するローラ対と、前記ローラ対同士を接離させる接離手段と、を有し、前記画像読取手段がシートの画像を読み取る位置と前記ローラ対との間の搬送距離は搬送されるシートの搬送方向の長さよりも短く、前記画像読取手段がシートの片面の画像のみを読み取ってからシートが排出される場合であってシートの長さが所定値よりも短い場合には、シート搬送中は前記ローラ対同士を常に加圧し、前記画像読取手段がシートの片面の画像のみを読み取ってからシートが排出される場合であってシートの長さが所定値以上の場合には、搬送されるシートの前記画像読取手段による画像の読み取り中は前記接離手段によって前記ローラ対を離間させ、画像の読み取り後に前記ローラ対同士を加圧させて前記ローラ対によってシートを挟持搬送させることを特徴とする。
本発明においては、画像読み取り位置と、その下流にあるローラ対とにかかるシートを読み取るときは、接離手段によって前記ローラ対同士を離間させて読み取り、読み取り後にローラ対によってシートを挟持搬送する。このため、読み取り中のシートがたわむ、又は張るといった不具合によって画像読取に影響することがない。

本実施形態に係るシート搬送装置の構成を説明する図である。 本実施形態に係る画像処理装置の構成を説明する図である。 シート搬送装置の駆動系を説明する図である。 排反部の構成を説明する図である。 制御装置の回路構成を説明するブロック図である。 スモールサイズ片面モードの原稿読取動作を説明する図である。 ラージサイズ片面モードの原稿読取動作を説明する図である。 スモールサイズ両面モードの原稿読取動作を説明する図である。 スモールサイズ両面モードの原稿読取動作を説明する図である。 ラージサイズ両面モードの原稿読取動作を説明する図である。 ラージサイズ両面モードの原稿読取動作を説明する図である。 画像読取のモード選択を説明するフローチャートである。 スモールサイズ片面モードの原稿読取動作を説明するフローチャートである。 ラージサイズ片面モードの原稿読取動作を説明するフローチャートである。 スモールサイズ両面モードの原稿読取動作を説明するフローチャートである。 ラージサイズ両面モードの原稿読取動作を説明するフローチャートである。 従来のシート搬送装置を説明する図である。
本発明に係るシート搬送装置及び画像読取装置の実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態に係るシート搬送装置の構成を説明する図、図2は本実施形態に係る画像読取装置の構成を説明する図、図3はシート搬送装置の駆動系を説明する図、図4は排反部の構成を説明する図、図5は制御装置の回路構成を説明するブロック図、図6〜図11は原稿読取動作を説明する図、図12は画像読取のモード選択を説明するフローチャート、図13〜図16は原稿読取動作を説明するフローチャートである。
(全体構成)
図2に示す画像読取装置は複写機であって、装置上部に画像入力部1、装置下部に画像出力部2を有している。更に画像入力部1の上部には後述するシート搬送装置を有している。以下の説明においてシート搬送装置は単にADF5(AutoDocument Feeder)と称する。
(画像出力部)
まず、図2を用いて画像出力部2について説明する。画像出力部2には上段カセット10、下段カセット11及びデッキ12にシート状の記録材が積載収納されており、図示しない分離爪と給送ローラ13によって一枚ずつ分離され、レジストローラ対15に給送される。また画像出力部2には手差しガイド14が設けられており、記録材を個別的に給送しうるよう構成されている。
像担持体としての感光ドラム16は一次帯電手段17によって一様に帯電され、図示しない光学手段によって光線を照射されることにより静電潜像を形成され、この静電潜像を現像手段18によって顕像化することによりトナー像が形成される。レジストローラ対15が感光ドラム16と同期して記録材を搬送し、転写帯電器19によって感光ドラム16上のトナー像を記録材に転写した後に、分離帯電器20によって記録材を感光ドラムから剥離させる。感光ドラム16上に残留した転写残トナーはクリーナ21によって除去され、感光ドラム16は次の画像形成に供される。トナー像を転写された記録材は搬送ベルト22によって定着器23に搬送され、熱と圧力を印加されることにより画像が定着される。画像が定着された記録材は、ダイバータ24によって後処理装置3、又は再搬送路4に選択的に搬送される。
後処理装置3はソータであって、ノンソートトレイ3a、ソートビントレイ3b、ノンソートトレイ排出ローラ3cソートビントレイ排出ローラ3dを有し、ノンソートトレイ3aとソートビントレイ3bが昇降して記録材を一段ずつ区分けする。なお、ソータに代わって排出トレイを装着する場合もある。両面複写、多重複写の場合には、定着後の記録材はダイバータ24により再搬送路4の搬送ローラ25に導かれ、両面複写の場合搬送ベルト27、29、反転パス30、排出ローラ31を介して中間トレイ26に排出される。多重複写の場合には、記録材は搬送ベルト27からダイバータ28によって中間トレイ26に排出される。中間トレイ26に排出された記録材は半月ローラ32、33によって再給送され、分離ローラ対34によって一枚ずつ分離されてレジストローラ対15に再び搬送される。
(画像入力部)
図1に示す画像入力部1は周知の画像読込手段であり、シートである原稿に記録された画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データとして入力するものである。画像入力部1は上面に流し読みプラテン36、ブックプラテン37を有している。また装置内部にランプ39及びミラー40を有するスキャナユニット38、ミラー41、42、レンズ43、イメージセンサ44などを有している。
次に述べるADF5の原稿を読み取る際には、スキャナユニット38を流し読みプラテン36の画像読取部45に固定し、搬送される原稿に対して画像読込を行う。またブックプラテン37上に載置された原稿を読み取る際には、ブックプラテン37に沿ってスキャナユニット38を移動しつつ画像読込を行う。このときミラー41、42は光路長を一定とするようにスキャナユニット38の移動に伴って所定の比率で移動する。
(シート搬送装置)
図1に示すように、画像入力部1の上部には本発明に係るシート搬送装置であるADF5が備えられている。ADF5は上記画像入力部1の流し読みプラテン36に対して原稿を連続的に搬送すると共に、全体的に開閉してブックプラテン37上の原稿を押さえる機能も有している。なお、本発明は画像入力部1とADF5が一体的に構成された画像読取装置とすることも可能である。
ADF5の上方には原稿トレイ50が配置されており、画像読込を行うシートが積載される。原稿トレイ50には一対の幅方向規制板51が原稿の幅方向にスライド自在に設けられている。この幅方向規制板51によって原稿トレイ50上に積載される原稿の幅方向を規制することにより、給送時の搬送安定性を確保することができる。原稿トレイ50の端部には揺動するストッパ52が配設されており、原稿トレイ50上に積載した原稿は、搬送路に突出したストッパ52により規制されて下流に進出しないよう構成している。
原稿トレイ50の上方にはアーム54が分離搬送ローラ55を回転中心として揺動可能に軸支されており、このアーム54先端に給送ローラ53が設けられている。給送ローラは通常は初期位置として上方(図1の実線位置)に退避しており、原稿積載作業を阻害しないようになっている。給送動作が開始されるとアーム54はストッパ52と共に図中点線位置に揺動し、給送ローラ53を原稿最上紙に押圧して給送可能とする。給送ローラ53は分離搬送ローラ55の回転駆動に連動して回転し、原稿をピックアップする。分離搬送ローラ55の対向側には分離パッド56が配置され、分離搬送ローラ55に加圧されている。分離パッド56は分離搬送ローラ55より摩擦が若干小さいゴム材料等で形成され、給送ローラ53にて給送される原稿を一枚ずつに分離し、レジストローラ対57に搬送する。レジストローラ対57は分離部において給送された原稿の先端をそろえるものであり、回転を停止することにより原稿を停止することにより原稿の先端を突き当てて斜行を矯正している。
大ローラ58は流し読みプラテン36の上方に位置し、外周をゴムで形成することにより原稿をグリップしている。また大ローラ58には加圧コロA59、60、61が加圧されており、大ローラ58に従動することにより原稿を大ローラ58に巻き付けながら挟持搬送する。加圧コロA59、60はポリアセタール等の摺動性の高い樹脂にて形成している。また加圧コロC61は心材をポリアセタール等の摺動性の高い樹脂にて形成し、外周をウレタンゴムで巻き返して構成することにより原稿先端を大ローラ58とのニップ部に導きやすいよう構成している。
加圧コロB60、61の間には流し読みプラテン36と対向する白色板62が配置されており、ここを搬送する間に画像読取部45にて画像の読込を行う。白色板62を配置したことにより、原稿が薄く透けてしまう場合であっても背景が白色となり、画像に影響を及ぼすことがない。また画像入力部1の流し読みプラテン36の直後には、流し読みプラテン36から原稿をすくい上げるためのジャンプ台46が設けられている。
大ローラ58から導かれた原稿は偏向ガイド63を通り、読み取り位置よりも下流側に配置された排出反転手段である排反ローラ64及びこれに接離可能なシート挟持手段である排反コロ65のニップに導かれる。偏向ガイド63は、原稿後端が通過した後に排反ローラ64によって原稿をスイッチバックした際に、原稿をスイッチバックパス91に導くものである。排反ローラ64は後述する駆動手段によって正逆回転可能であり、正転(図の反時計回り)によって原稿を排出トレイ67に排出し、逆転によって原稿をスイッチバックし、スイッチバックパス91を介して大ローラ58に再給送する。排反コロ65は排反ローラ64に圧接した際には従動回転して原稿を挟持搬送し、離間した際には搬送に干渉しない。
(駆動系)
図3は各ローラなどを駆動するためのモータ及びソレノイド等の駆動系を説明する図である。分離ソレノイド68はアーム54及びストッパ52の揺動の駆動を行うものである。分離ソレノイド68は通常はアーム54及びストッパ52を初期位置である上方(図1の実線位置)に持ち上げ、原稿積載作業を阻害しない位置に保持している。そして給送動作が開始されると分離ソレノイド68の保持を解除して、引張バネ69の付勢力によって図中点線位置まで揺動させ、原稿トレイ50上に積載した原稿の最上紙に給送ローラ53を圧接させると共に、ストッパ52を下げて給紙可能とする。
分離モータ70は正逆回転可能なステッピングモータであり、正転時は給送ローラ53及び分離搬送ローラ55を搬送方向に回転駆動し、逆転時はレジストローラ対57を搬送方向に回転駆動させる。分離モータ70正転時にレジストローラ対57が回転しないように、分離モータ70とレジストローラ対57は図示しないワンウェイギヤを介して駆動連結している。また同様に分離搬送ローラ55もワンウェイギヤを介して駆動連結することにより、分離モータ70逆転時に駆動が伝達されないよう構成している。
リードモータ71は大ローラ58を駆動するステッピングモータであり、搬送される原稿の画像を読み取る速度で大ローラ58を回転させる。
排反モータ72は排反ローラを駆動する正逆回転可能なステッピングモータである。正転時には原稿を排出トレイ67に排出する方向に回転し、逆転時はスイッチバックパス91を介して大ローラ58に再給送する方向に回転する。すなわち、後述する両面モード時のスイッチバック時に逆転を行う。
排反ソレノイド73は、排反コロ65を排反ローラ64に向けて加圧または離間させ、ローラ対同士を接離させるための接離手段となるソレノイドである。図4に示す如く、一端に排反コロ65を軸支する鈎状のリンク74は、中心74aに揺動可能に軸支されており、通常は引張バネ75によって排反コロ65を排反ローラ64から離間した位置(図4の実線位置)に待機させている。そして排反ソレノイド73が通電されプランジャー73aをストッパ73bがハウジング73cに当接するまで吸引すると、これに連動してリンク74が揺動し、排反コロ65を排反ローラ64に加圧する。また排反ソレノイド73の通電が解除されると、排反コロ65は引張バネ75の付勢力によって再び排反ローラ64から離間した位置に戻る。
(検知手段)
次にADF5に設けられた検知手段について説明する。原稿トレイ50上には、積載された原稿の搬送方向長さを検知するサイズ検知手段としてトレイセンサ76が配置されている。トレイセンサ76は原稿がスモールサイズの時はOFF、ラージサイズの時はONとなる所定値に配置されているため、スモールサイズかラージサイズかを判別することができる。
本実施形態においてはスモールサイズとする所定値を原稿搬送方向長さで300mm以下とし、300mm以上(所定値以上)をラージサイズと称する。従ってトレイセンサ76は原稿セット位置から300mmの位置に配置される。このスモールサイズの長さは、後述する両面モード時において排反ローラ64で原稿がすれ違わない長さである。
なお、スモールサイズとラージサイズの判別はトレイセンサ76で行う方式に限定するものではなく、搬送中のシート検知センサ、例えば分離センサのタイミング信号を用いることでもよい。また所定値を300mmと限定するものでもなく、両面モード時に排反ローラ64ですれ違う長さの原稿をラージサイズとし、すれ違わない長さの原稿をスモールサイズとすることでもよい。また、定型サイズであれば、使用頻度の高いA4サイズ(210mm)またはLTRサイズ(215.9mm、8.5インチ)を基準とし、これ以下をスモールサイズとしてもよい。例えばLTR、STMT、A4、B5、A5、A6をスモールサイズとし、LDR、LGL、LTR縦、A3、B4、A4縦、B5縦をラージサイズとする。
また、トレイセンサ76を設ける代わりに装置外面に入力手段として図示しない操作部(入力手段)を設け、使用者が原稿のサイズを手動にて入力し、その値から原稿がスモールサイズかラージサイズかを判断するよう構成することも可能である。
原稿トレイ50下部には、幅方向規制板51の位置を検知することにより原稿トレイ50上に積載された原稿の幅方向の長さを検知する幅検知センサ77が設けられている。またストッパ52の上流部近傍には原稿束が積載されたことを検知する透過型の光センサである原稿積載検知センサ78が設けられている。同様に分離搬送ローラ55とレジストローラ対57の間には原稿を検知する透過型の光センサである分離センサ79が設けられ、分離給送された原稿の先端を検知し、レジストローラ対57への突当て量を制御するタイミングなどを検知している。
加圧コロB60の上流側には原稿を検知するシート反射型光センサであるリードセンサ80が設けられ、画像読取部45に原稿が進入する画像読取タイミングなどを検知している。また排反ローラ64の上流側には原稿を検知する透過型光センサである排出センサ81が設けられ、原稿の排出タイミングとスイッチバック開始タイミングなどを検知している。
(制御回路)
図5を用いて本実施形態に係るADF5の制御装置の回路構成を説明する。制御回路はCPU82(マイクロプロセッサ)を中心に構成されており、CPU82の入出力ポートには、各種負荷のドライブ回路および上記各センサ76〜81が接続される。また、制御回路は図示しない電池によりバックアップされるRAM83と、制御シーケンスソフトの格納されたROM84を備えている。またCPU82はIC85を介して複写機本体と接続されている。
分離モータ70とリードモータ71は、各ステッピングモータドライバによって駆動される。各ドライバには、CPU82から相励磁信号と、モータ電流制御信号が入力されている。分離ソレノイド68と排反ソレノイド73はソレノイドドライバによって駆動され、CPU82の入出力ポートから送られる信号によってどの動作を制御される。
トレイセンサ76、幅検知センサ77、原稿積載検知センサ78、分離センサ79、リードセンサ80、排出センサ81等の各種センサは、CPU82の入力ポートに接続されて、装置内における原稿の挙動および可動負荷の挙動をモニターするために用いられる。
(動作)
上記構成のシート搬送装置における原稿給送の動作について説明する。まず図示しない操作部より複写条件が入力されスタートキーが押されると、図12に示すように、原稿トレイ50上の原稿積載検知センサ78によって原稿の存在を確認し(M1)、トレイセンサ76と幅検知センサ77によって原稿サイズの検出が行われる(M2)。そしてスモールサイズの場合(M3)とラージサイズの場合(M7)でそれぞれ入力された複写条件が片面であるか両面であるかを判断し(M4、M8)、スモールサイズ片面モード(M5)、スモールサイズ両面モード(M6)、ラージサイズ片面モード(M9)、ラージサイズ両面モード(M10)のいずれかを選択する。
スモールサイズ片面モード(M5)について、図6、および図13のフローチャートを用いて説明する。まず排反ソレノイド73がON(SS1)して排反コロ65が排反ローラ64を加圧し、ニップを形成する。そして原稿トレイ50上の原稿束は給送ローラ53によって最上紙から給送され、分離搬送ローラ55と分離パッド56によって給送パス86に一枚ずつ分離搬送される(分離動作:SS2)。
分離部を通過した原稿Pは、レジストローラ対57に突き当てて斜行が矯正された後に、レジストローラ対57が大ローラ58と同期して搬送パス87を介して大ローラ58に搬送する。大ローラ58と加圧コロA59で挟持されるとレジストローラ対57の駆動が切断されて大ローラ58のみによって搬送される。なおレジストローラ対57は図示しないワンウェイギヤを介して駆動を伝達されており、駆動が切断されても原稿Pに従動回転する(給送動作:SS3)。
原稿Pは大ローラ58に沿って搬送され、反転パス88から読取パス89へと搬送される。原稿Pの先端がリードセンサ80を通過し、その検知信号を元に原稿先端が画像読取部45に到達するタイミングで画像を読み始める。原稿Pは画像を読み取られながら排出パス90へと進入する。図6は画像読取中の状態を示している(画像読取動作:SS4)。画像読取が終了すると最終原稿か否かを判断し(SS5)、次の原稿がある場合には原稿Pを排反ローラ64にて排出トレイ67に排出、積載(排出動作:SS8)した後に、順次同様に分離動作、給送動作を行う(SS2〜SS5)。ここで次の原稿がある場合には、画像読取中に次の原稿について分離動作(SS2)をして、給送動作(SS3)の待機をしておくことでもよい。そして原稿が最終である場合には(SS5)、排出動作(SS6)を行った後に、排反ソレノイド73がOFF(SS7)して排反コロ65を排反ローラ64から離間させる。
このように、スモールサイズ片面モードにおいては、一度排反ソレノイド73をONしたら全ての原稿を排出するまでシート搬送中はOFFすることはない。そのため従来では原稿を一枚排出する毎に排反ソレノイド73をON/OFF動作していたところを、複数の原稿を処理する場合においても一回のみのON/OFF動作に抑えることができ、装置の稼動音の低減を図ることができる。なお上記動作において1枚目の原稿の画像読取(SS4)後に排反ソレノイド73をON(SS1)し、全ての原稿を排出した後にOFFすることでもよい。
ラージサイズ片面モード(M9)について、図7、および図14のフローチャートを用いて説明する。この場合も上記と同様に分離動作(LS1)、給送動作(LS2)、画像読取動作(LS3)を行うが、画像読取が終了した後に排反ソレノイド73をON(LS4)してから排出トレイ67に排出する点において異なっている。具体的には排出ソレノイドをON(LS4)した後に最終原稿か否かを判断し(LS5)、次の原稿がある場合には排出動作(LS8)した後に排反ソレノイド73をOFFし(LS9)、次の画像読取に備える。また最終原稿であった場合にも排出動作(LS6)を行ってから排反ソレノイド73をOFFして(LS7)、一連の画像読取動作を終了する。
すなわち図7に示すように、画像読取中は排反ローラ64から排反コロ65を離間している。排反ローラ64は大ローラ58と駆動源が異なっているため、微量の周速差が生じてしまう。またラージサイズでは搬送距離が長いため、排反コロ65を常時加圧していると搬送中にその周速差により大ローラ58と排反ローラ64の間で原稿がたわむ、又は張るという不具合が発生してしまう。このためラージサイズの原稿においては画像読取中は排反コロ65を離間して影響をなくす必要があり、従来と同様に原稿1枚につき排出のために加圧1回、排出後に離間1回で計2回動作する必要がある。
スモールサイズ両面モード(M6)について、図8、図9、及び図15のフローチャートを用いて説明する。まず排反ソレノイド73をON(SD1)して排反コロ65を排反ローラ64に加圧し、ニップを形成する。そして上記と同様に分離動作(SD2)、給送動作(SD3)、画像読取動作(SD4)を行う。原稿Pは図8に示すように画像読取に伴って排反ローラ64と排反コロ65のニップを通過し、排出トレイ67へと進入する。
そして原稿後端が偏向ガイド63を通過して排出センサ81に検知されると、この検知信号を元に排反ローラ64は回転を一旦停止し、逆方向に回転して原稿をスイッチバック反転させる(スイッチバック動作:SD5)。すると図9に示すように原稿はスイッチバックパス91へと進入し、大ローラ58に再給送される(再給送動作:SD6)。そして再度原稿を搬送しつつ裏面に対して画像読取を行う(裏面読取動作:SD7)。
裏面の画像読取動作が終了すると、再度スイッチバック動作(SD8)、再給送動作(SD9)を行った後に最終原稿か否かを判断し(SD10)、次の原稿がある場合には原稿Pを排反ローラ64にて排出トレイ67に排出、積載(排出動作:SD13)した後に、順次同様に分離動作、給送動作を行う(SD2〜SD10)。原稿が最終である場合には排出動作(SD11)を行った後に、排反ソレノイド73がOFF(SD12)して排反コロ65を排反ローラ64から離間させる。なお再度のスイッチバックは画像読込動作を行わず、排出トレイ513上に積載される原稿のページ順をあわせるために行う空回し搬送である。
このように、スモールサイズ両面モードにおいては、一度排反ソレノイド73をONしたら全ての原稿を排出するまでOFFすることはない。そのため従来では原稿を一枚排出する毎に排反ソレノイド73をON/OFF動作していたところを、複数の原稿を処理する場合においても一回のみのON/OFF動作に抑えることができ、装置の稼動音の低減を図ることができる。なお上記動作において1枚目の原稿の画像読取(SD4)後に排反ソレノイド73をON(SD1)し、全ての原稿を排出した後にOFFすることでもよい。
ラージサイズ両面モード(M10)について、図10、図11、及び図16のフローチャートを用いて説明する。上記と同様に分離動作(LD1)、給送動作(LD2)、画像読取動作(LD3)を行う。そして図10に示すように原稿後端が排出センサ81に検知されると、排反ソレノイド73をON(LD4)して原稿を挟持し、排反ローラ64を逆転させてスイッチバック動作(LD5)を行う。
更に加圧コロA59に原稿が挟持されると排反ソレノイド73をOFFし(LD6)、再給送動作(LD7)を行い、原稿裏面に対して画像読取を行う(LD8)。このときラージサイズの原稿にあっては図11に示すように排反ローラ64において原稿がすれ違うが、排反ソレノイド73をOFFしていることにより円滑にすれ違い動作を行うことができる。
裏面の画像読取動作が終了すると、排反ソレノイド73をON(LD9)してから再度スイッチバック動作(LD10)を行い、排反ソレノイド73をOFF(LD11)して再び再給送動作(LD12)を行う。この再給送動作は排出トレイ513上に積載される原稿のページ順をあわせるために行う空回し搬送である。そして排反ソレノイド73をON(LD13)してから最終原稿か否かを判断し(LD14)、次の原稿がある場合には排出動作(LD17)した後に排反ソレノイド73をOFFし(LD18)、次の画像読取に備える。また最終原稿であった場合にも排出動作(LD15)を行ってから排反ソレノイド73をOFFして(LD16)、一連の画像読取動作を終了する。
このようにラージサイズの原稿を搬送する場合には、図11に示すように排反ローラ64において原稿がすれ違うこと、また上述した如く大ローラ58と排反ローラ64の周速差により搬送不良を生じるおそれがあることから、排出またはスイッチバックを行う時以外は排反コロ65を離間させておく必要がある。このため従来と同様に原稿1枚につきスイッチバックのために加圧1回、裏面読取前にすれ違いのために離間1回、裏面読取後に再度スイッチバックのために加圧2回目、すれ違いのために離間2回目、排出のために加圧3回目、ジョブ終了で離間3回目と計6回動作する必要がある。
なお、上記実施形態において本実施形態に係るシート搬送装置を複写機の画像入力部に適用して説明したが、スキャナやファクシミリなどの画像読取装置、更にはインクジェット方式や電子写真方式の画像形成装置に適用することも可能である。
P …原稿
1 …画像入力部
2 …画像出力部
3 …後処理装置
3a …ノンソートトレイ
3b …ソートビントレイ
3c …ノンソートトレイ排出ローラ
3d …ソートビントレイ排出ローラ
4 …再搬送路
5 …ADF
10 …上段カセット
11 …下段カセット
12 …デッキ
13 …給送ローラ
14 …手差しガイド
15 …レジストローラ対
16 …感光ドラム
17 …一次帯電手段
18 …現像手段
19 …転写帯電器
20 …分離帯電器
21 …クリーナ
22 …搬送ベルト
23 …定着器
24 …ダイバータ
25 …搬送ローラ
26 …中間トレイ
27 …搬送ベルト
28 …ダイバータ
29 …搬送ベルト
30 …反転パス
31 …排出ローラ
32 …半月ローラ
33 …半月ローラ
34 …分離ローラ対
35 …搬送ローラ
36 …流し読みプラテン
37 …ブックプラテン
38 …スキャナユニット
39 …ランプ
40 …ミラー
41 …ミラー
42 …ミラー
43 …レンズ
44 …イメージセンサ
45 …画像読取部
46 …ジャンプ台
50 …原稿トレイ
51 …幅方向規制板
52 …ストッパ
53 …給送ローラ
54 …アーム
55 …分離搬送ローラ
56 …分離パッド
57 …レジストローラ対
58 …大ローラ
59 …加圧コロA
60 …加圧コロB
61 …加圧コロC
62 …白色板
63 …偏向ガイド
64 …排反ローラ
65 …排反コロ
67 …排出トレイ
68 …分離ソレノイド
69 …引張バネ
70 …分離モータ
71 …リードモータ
72 …排反モータ
73 …排反ソレノイド
73a …プランジャー
73b …ストッパ
73c …ハウジング
74 …リンク
74a …中心
75 …引張バネ
76 …トレイセンサ
77 …幅検知センサ
78 …原稿積載検知センサ
79 …分離センサ
80 …リードセンサ
81 …排出センサ
82 …CPU
83 …RAM
84 …ROM
85 …IC
86 …給送パス
87 …搬送パス
88 …反転パス
89 …読取パス
90 …排出パス
91 …スイッチバックパス

Claims (3)

  1. シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されるシートの画像を搬送中に読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段がシートの画像を読み取る位置よりも下流側に配置され、原稿を挟持して搬送するローラ対と、
    前記ローラ対同士を接離させる接離手段と、
    を有し、
    前記画像読取手段がシートの画像を読み取る位置と前記ローラ対との間の搬送距離は搬送されるシートの搬送方向の長さよりも短く、
    前記画像読取手段がシートの片面の画像のみを読み取ってからシートが排出される場合であってシートの長さが所定値よりも短い場合には、シート搬送中は前記ローラ対同士を常に加圧し、
    前記画像読取手段がシートの片面の画像のみを読み取ってからシートが排出される場合であってシートの長さが所定値以上の場合には、搬送されるシートの前記画像読取手段による画像の読み取り中は前記接離手段によって前記ローラ対を離間させ、画像の読み取り後に前記ローラ対同士を加圧させて前記ローラ対によってシートを挟持搬送させることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記搬送手段は、前記画像読取手段がシートの画像を読み取る位置と前記ローラ対との間でシートを挟持搬送するためのローラを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記ローラ対は、排出トレイへシートを排出するローラ対であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
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