JPH06222694A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06222694A
JPH06222694A JP5024998A JP2499893A JPH06222694A JP H06222694 A JPH06222694 A JP H06222694A JP 5024998 A JP5024998 A JP 5024998A JP 2499893 A JP2499893 A JP 2499893A JP H06222694 A JPH06222694 A JP H06222694A
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JP
Japan
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image
recording paper
film
heating
recording
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JP5024998A
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English (en)
Inventor
Sumitoshi Saotome
純俊 早乙女
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ヒーターもしくは発熱層の耐久寿命の低下,
定着フィルムや加圧部材等の耐久性の低下,定着フィル
ムの走行性の不安定化が生じないようにした定着装置。 【構成】 記録紙P´と共に移動するフィルム60eの
一面側に加熱体60aを密着させる一方、他面側に顕画
像を支持した記録紙P´を密着させることにより、フィ
ルム60eを介して記録紙P´に熱エネルギーを付与す
る定着手段60hと、通信モードに応じた画像通信制御
手段とを有する画像形成装置において、前記通信制御手
段により受信した画像を記録する記録紙P´サイズ幅に
合せて前記定着手段60hの熱源である加熱体60aへ
の電力供給範囲を切換えるとともに予備加熱を行ない、
さらに画像記録時本加熱を行う複数の熱量制御手段と、
前記制御手段により予備加熱の数秒後にフィルムを駆動
する制御手段と、前記加熱体の温度を検出する検出手段
60dとを有し、前記検出手段の設定温度により予備加
熱の通電制御条件を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成手段により記
録紙上に形成された顕画像を耐熱フィルムを介して加熱
体により加熱溶融することにより、記録紙上の顕画像を
定着する定着手段とからなるファクシミリ等通信機器の
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像の加熱定着等のための記録紙
の加熱装置は、所定の温度に維持された加熱ローラーと
弾性層を有し、前記加熱ローラーに圧接する加圧ローラ
ーとによって記録紙を搬送しつつ加熱する熱ローラー方
式が多用されている。
【0003】一方、ファクシミリ等の通信機器において
は、加熱体の温度上昇特性が遅いため、加熱体へ常に電
力供給しておく必要があり、ファクシミリ装置等が待機
状態,受信状態,送信状態等いかなる状態においても、
加熱体は電力供給状態で一定温度に保つように作られて
いた。
【0004】また最近では、固定支持された加熱体(サ
ーマルヒーター、以下ヒーターと記す。)とヒーターに
対向圧接しつつ搬送される耐熱性フィルムを介して記録
紙をヒーターに密着させる加圧部材を有し、ヒーターの
熱をフィルムを介して記録紙へ付与することで記録紙面
に形成担持されている未定着画像を記録紙面に加熱定着
させる方式,構成の定着装置が特開昭63−31318
2号公報で提案されている。
【0005】このような薄膜のフィルムを用いたフィル
ム加熱方式においては、ヒーターとして低熱容量加熱体
を用いることが出来る。そのため、従来の接触式加熱方
式である熱ローラー方式に比べ省電力化及びウェイトタ
イムの短縮化(クイックスタート)が可能となる。
【0006】その他、従来の加熱方式の種々の欠点を解
決できる利点を有し効果的なものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱ロー
ラー方式は、 所定温度に立ち上がるまでにかなりの時間がかか
り、その間は画像形成作動禁止の時間となる。即ちウェ
イトタイムがある。
【0008】 熱容量が必要なため、大きな電力が必
要となる。
【0009】 回転ローラーでローラー温度が高温の
ため耐熱性の特殊軸受が必要。
【0010】 ローラーの定着温度及び曲率により記
録紙がローラーに巻き付き、記録紙のジャム等、トラブ
ルをうみやすい。
【0011】 記録紙上のトナーを定着する定着点の
温度と記録紙と熱ローラーの分離点の温度が等しいた
め、分離温度に依存する高温オフセットが発生しやす
く、また、分離温度に依存する画像光沢の程度が制御で
きない。
【0012】上記のような欠点がある。また、複写機、
あるいはプリンターと違いファクシミリ等の通信機器に
おいては、受信時のみ記録が必要であるが、送信時,待
機時にも定着ヒーターをON状態にしているため、受信
に対する送信の比率の多い場合においては、非常に不経
済となっていた。
【0013】また、機械内部の温度上昇が高くなるた
め、ファン等により冷却をしなければならなくなり装置
も大きくなってしまった。
【0014】その欠点をおぎなうため、固定支持された
加熱体と、加熱体に対向圧接するフィルムと、フィルム
を介して記録紙を加熱させる加圧部材からなる構成の加
熱装置が考案されている。
【0015】しかしながら、記録紙サイズ幅が装置の記
録紙最大サイズ幅より小さい(例えば、A3サイズ幅ま
で記録可能な装置にA4サイズ幅の記録紙を通紙したと
き)場合でもヒーターの発熱層の有効全長域は記録紙の
最大サイズ幅になっているため、記録紙の通紙領域又は
非通紙領域にかかわらず単位長さ当り所定の発熱量をも
って発熱する。
【0016】すなわち、通紙部に対応する発熱層部分の
発熱エネルギーは画像定着に消費されていくが、非通紙
部に対応する発熱層部分の発熱エネルギーは画像定着に
消費されないため蓄熱化することになる。
【0017】そのため非通紙部のヒーター部分が異常に
昇温(過昇温)する傾向となり、ヒーターもしくは発熱
層の熱損による耐久寿命の低下,定着フィルムや加圧部
材等の耐久性の低下,定着フィルムの走行性の不安定化
などを生じさせるという問題点があった。
【0018】また、画像信号の受信が開始されると画像
信号をメモリーに格納する。そして画像信号の受信が終
了すると、受信された画像信号に基づいて記録動作が開
始されるとともに、定着手段の熱源である加熱体への通
電を開始する。
【0019】このため最小でも一通信分の受信画像信号
を格納するメモリーが必要となり、装置をコストアップ
させるという問題点があった。
【0020】記録紙のサイズ幅が異なることによるヒー
ター部分の過昇温を防止し、ヒーターもしくは発熱層の
耐久寿命の低下,定着フィルムや加圧部材等の耐久性の
低下,定着フィルムの走行性の不安定化が生じないよう
にした定着装置を提供する。
【0021】また、受信画像信号をメモリーに格納する
ことなく記録動作を開始する画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
[第一手段]記録紙上に顕画像を形成する画像形成手段
と、記録紙と共に移動するフィルムの一面側に加熱体を
密着させる一方、他面側に顕画像を支持した記録紙を密
着させることにより、フィルムを介して記録紙に熱エネ
ルギーを付与する定着手段と、通信モードに応じた画像
通信制御手段とを有する画像形成装置において、前記通
信制御手段により受信した画像を記録する記録紙サイズ
幅に合せて前記定着手段の熱源である加熱体への電力供
給範囲を切換えるとともに予備加熱を行ない、さらに画
像記録時本加熱を行う複数の熱量制御手段と、前記制御
手段により予備加熱の数秒後にフィルムを駆動する制御
手段と、前記加熱体の温度を検出する検出手段とを有
し、前記検出手段の設定温度により予備加熱の通電制御
条件を変える。 [第二手段]記録紙上に顕画像を形成する画像形成手段
と、記録紙と共に移動するフィルムの一面側に加熱体を
密着させる一方、他面側に顕画像を支持した記録紙を密
着させることにより、フィルムを介して記録紙に熱エネ
ルギーを付与する定着手段とを有し、画像形成開始指令
と同時に加熱体へ電力供給を開始する制御手段と画像通
信制御手段とを有する画像形成装置において、前記通信
制御手段により受信した受信画像を記録する記録紙サイ
ズ幅に合せて、前記定着手段の熱源である加熱体への電
力供給範囲を切換えて熱量を制御する制御手段を有し
た。 [第三手段]記録紙上に顕画像を形成する画像形成手段
と、記録紙と共に移動するフィルムの一面側に加熱体を
密着させる一方、他面側に顕画像を支持した記録紙を密
着させることにより、フィルムを介して記録紙に熱エネ
ルギーを付与する定着手段と、通信モードに応じた画像
通信制御手段とを有する画像形成装置において、前記通
信制御手段により受信命令を受信すると、受信画像を記
録する記録紙サイズ幅に合せて前記定着手段の熱源であ
る加熱体への電力供給範囲を切換えると同時に加熱体の
予備加熱を行ない、画像記録が開始されると同時に加熱
体を本加熱する複数の熱量制御をする制御手段を有し
た。
【0023】前記予備加熱の設定温度は本加熱時設定温
度の1/2以下である. [第四手段]記録紙上に顕画像を形成する画像形成手段
と、記録紙と共に移動するフィルムの一面側に加熱体を
密着させる一方、他面側に顕画像を支持した記録紙を密
着させることにより、フィルムを介して記録紙に熱エネ
ルギーを付与する定着手段と、通信モードに応じた画像
通信制御手段とを有する画像形成装置において、前記通
信制御手段により受信命令を受信すると、受信画像を記
録する記録紙サイズ幅に合せて前記定着手段の熱源であ
る加熱体への電力供給範囲を切換えるとともに、加熱体
の予備加熱を行ない、さらに画像記録が開始されると同
時に加熱体を本加熱する複数の熱量制御をする制御手段
と、前記制御手段により加熱体の予備加熱の数秒後に記
録紙と共に移動するフィルムの駆動制御手段の駆動をす
ることを特徴とする。
【0024】前記フィルムの駆動速度は、記録動作速度
時の1/2以下である。
【0025】
【作用】
[第一手段]受信画像を記録する記録紙サイズ幅に合わ
せて定着装置の熱源である加熱体への電力供給範囲を切
換えている。
【0026】また、加熱体に予備加熱をあたえ記録動作
開始時本加熱を行なうことにより、加熱体の立上りをは
やめ、受信画像をメモリーに一旦格納することなく画像
信号受信開始とほぼ同時に画像記録動作を開始し、画像
信号受信終了とほぼ同時に画像記録動作も終了すること
が出来る。
【0027】また、各サイズ幅の記録紙が通紙されて
も、定着装置の非通紙部における温度上昇を抑えること
が出来、定着フィルム,加圧部材等の耐久性の向上、ま
た、定着フィルム走行性の安定化がはかれ定着装置の信
頼性が向上できる。また消費電力を低減することが出来
る。
【0028】また、メモリーを最小限にすることができ
コストダウンできる。またファン等の冷却手段を必要と
しない。また、予備加熱開始の数秒後に定着装置のフィ
ルム駆動を行なうことにより定着装置内の温度分布を均
一にし、さらなる信頼性の向上またはウェイトタイム短
縮をはかることが出来る。
【0029】定着装置の雰囲気温度が高い時、または画
像形成を行なってから短時間後に再び画像形成を行なっ
た時に予備加熱を行なうと、画像形成装置全体の昇温を
生じ画像形成に悪影響を及ぼすため、加熱体の温度検出
手段の設定温度により予備加熱を開始するか、予備加熱
をやめるか検出することにより画像形成の向上及び定着
フィルム等装置の耐久性の向上がはかれる。 [第二手段]本発明は上述のように構成しており、受信
した受信画像を記録する記録紙サイズ幅に合わせて定着
装置の熱源である加熱体への電力供給範囲を切換えて熱
量を制御する制御手段を設けているので、各サイズ幅の
記録紙が通紙されても定着装置の非通紙部における温度
上昇を抑えることが出来る。
【0030】また、消費電力を低減することが出来る。
また、ファン等の冷却手段が不要になるため装置をコン
パクト化出来る。 [第三手段]本発明は上述のように構成しており、受信
した受信画像を記録する記録紙サイズ幅に合わせて定着
装置の熱源である加熱体への電力供給範囲を切換えてい
る。
【0031】また、加熱体に予備加熱をあたえ記録動作
開始時、本加熱を行なうことにより、加熱体の立上りを
はやめ受信画像をメモリーに一旦格納することなく画像
信号受信開始とほぼ同時に画像記録動作を開始し、画像
信号受信終了とほぼ同時に画像記録動作も終了すること
が出来る。
【0032】また、各サイズ幅の記録紙が通紙されても
定着装置の非通紙部における温度上昇を抑えることが出
来る。また、消費電力を低減することが出来る。また、
メモリーを最小限にすることができコストダウンでき
る。また、ファン等の冷却手段を必要としない。 [第四手段]本発明は上述のように構成しており受信し
た受信画像を記録する記録紙サイズ幅に合わせて定着装
置の熱源である加熱体への電力供給範囲を切換えてい
る。
【0033】また、加熱体に予備加熱をあたえ記録動作
開始時本加熱を行なうことにより加熱体の立上りをはや
め受信画像をメモリーに一旦格納することなく画像信号
受信開始とほぼ同時に画像記録動作を開始し、画像信号
受信終了とほぼ同時に画像記録動作も終了することが出
来る。
【0034】また、各サイズ幅の記録紙が通紙されてい
ても定着装置の非通紙部における温度上昇を抑えること
が出来、定着フィルム,加圧部材等の耐久性の向上ま
た、定着フィルム走行性の安定化がはかれ定着装置の信
頼性が向上できる。また消費電力を低減することが出来
る。
【0035】また、メモリーを最小限にすることができ
コストダウンできる。またファン等の冷却手段を必要と
しない。また、予備加熱開始の数秒後に定着装置のフィ
ルム駆動を行なうことにより定着装置内の温度分布を均
一にし、さらなる信頼性の向上またはウェイトタイム短
縮をはかることが出来る。
【0036】
【実施例】
(第一実施例)まず、図1及び図2を参照して本発明に
従って構成した一実施例としてのファクシミリ装置全体
の概略を説明する。
【0037】装置本体1の上面カバーは、原稿Sを複数
枚積載することができる原稿載置台2に形成されてお
り、装置本体1の上面一端側(図1左側)に原稿載置台
2から搬送された原稿の画像情報を読取る光学読取系3
が配置される。
【0038】また、読取系3の下方位置にレーザービー
ムプリンターからなる記録系4が配置されている。また
装置本体1の上面には電話器22,操作パネル23等が
配置されている。
【0039】前記光学読取系3は原稿載置台2上に積層
した原稿Sを予備搬送押圧片5aと圧接した予備搬送ロ
ーラー5b及び分離押圧片5cと圧接した分離ローラー
5dで一枚ずつ分離し、更に給紙コロ5eと圧接した主
搬送ローラー5f等でコンタクトセンサ(密着型セン
サ)7に搬送する。
【0040】そして、押圧手段6で原稿Sを密着型セン
サ7に押圧して密着させつつ原稿Sの画像情報を読取っ
た後、原稿Sを排紙コロ5gと圧接した排紙ローラー5
hによって原稿排紙トレー8に排出するが如く構成され
てなるものである。
【0041】前記密着型センサ7は、光源としてLED
7aから原稿Sの画像情報面に光を照射し、画像情報面
を反射した反射光を短焦点結像レンズ7bで光電変換素
子7cに結像して画像情報を読取るもので、読取った画
像情報をファクシミリモードの場合は他機の記録部に、
またコピーモードの場合に自己の記録系4にそれぞれ送
信するが如く構成されてなるものである。
【0042】なお、原稿載置台2には原稿Sの搬送方向
と直角方向(原稿Sの幅方向)にスライド可能なスライ
ダー2aが設けられていて、スライダー2aによって原
稿載置台2上に積載された原稿Sの両サイドを揃えるこ
とが出来る様になっている。
【0043】また、前記記録系4は前記密着型センサ7
の画像信号に基づいてレーザービーム発振機9aから変
調信号を出射し、変調ビームをポリゴンミラー9bによ
って画像形成部10の感光体ドラム10aに走査光を照
射して、感光体ドラム10a表面に画像情報を形成す
る。
【0044】そして、給紙部Aから画像形成部10に給
送された記録紙P´に画像情報を転写して定着した後、
排紙する如く構成されてなるものである。
【0045】前記感光体ドラム10aは、一次帯電器1
0bと現像ローラー10cとクリーニングブレード10
dと共に記録カートリッジ10e内に一体に組込まれて
いて、装置本体1に対して着脱自在に構成されている。
【0046】そして、感光体ドラム10aの表面は一次
帯電器10bにより均一に帯電され、表面に前記ポリゴ
ンミラー9bから走査光が照射されると潜像が形成さ
れ、潜像が現像ローラー10cから供給されるトナーに
よって顕像化されるようになっている。
【0047】前記画像形成部10の感光体ドラム10a
周辺部には、転写帯電器10fが配置され、また感光体
ドラム10aよりも下流側の記録紙搬送経路に定着装置
60,排紙ローラー10hが配置されていて、転写帯電
器10fで前記給紙部Aから給送された記録紙P´に感
光体ドラム10a表面に形成されたトナー像を転写した
後、定着装置60で記録紙P´にトナー像を定着して、
排紙ローラー10hにより装置本体1の一側面(図1ま
たは図2左側)に着脱自在に設けた排紙トレー12に排
出されるようになっている。
【0048】また、前記装置本体1の一端面には手差し
記録紙の積載トレー13が開閉可能に設けられていて、
積載トレー13をほぼ水平に近い状態にまで倒すことに
より手差し口13aを開口し、積載トレー13上に記録
紙P´を積載して手差し口13aに差込める。
【0049】すると、圧接部材13bにより記録紙P´
が前記搬送ローラー対11aのうち径の大きい方のロー
ラー11bに圧接されて、ローラー11bによって1枚
ずつ分離される。次いで、搬送ローラー対11aによっ
て前記転写帯電器10fと感光体ドラム10aとの間に
搬送されるようになっている。
【0050】なお、前記装置本体1の一端側には開閉蓋
14が開閉可能に設けられていて、開閉蓋14に前記積
載トレー13が設けられ、また前記排紙トレー12が着
脱自在に取付けられる。
【0051】また、開閉蓋14を開くことによって前記
記録カートリッジ10eを装置本体1の外に引き出して
交換できるようになっている。また、開閉蓋14は前記
記録カートリッジ10eに設けたドラム感光防止シャッ
ター10iと連動するようになっており、開閉蓋14を
開いたときにシャッター10iが閉じ、開閉蓋14を閉
じたときにシャッター10iが開くようになっている。
【0052】また、図示しないが、開閉蓋14のロック
を解除する解除レバーの操作ボタンは開閉蓋14の前面
に設けた凹部内に配置されて、凹部が排紙トレー12に
一体に設けた保護カバーにより閉じられており、排紙ト
レー12を開閉蓋14から外さない限り操作ボタンによ
って開閉蓋14のロックを解除出来ないようになってい
る。
【0053】このため、排紙トレー12が邪魔になって
開閉蓋14が完全に開かない半開き状態で記録カートリ
ッジ10eの交換を行って、記録カートリッジ10eを
破損するような事態を防止することが出来る。
【0054】また、開閉蓋14が半開きとなりこれに連
動してドラム感光防止シャッター10iも半開きとなっ
て、感光体ドラム10aが露光して画質低下する等の事
態を防止することが出来る。
【0055】前記給紙部Aは装置本体1底部に一端側か
ら引出し可能に装着された給紙カセット50から、記録
紙P´を欠円形の給紙ローラー36によって1枚ずつ分
離できる。
【0056】この分離された記録紙P´をレジストロー
ラー対としてのカセット搬送ローラー対38により、前
記感光体ドラム10aに形成されたトナー像の先端と記
録紙P´の先端が一致するように給紙タイミングを取
り、搬送ローラー対11aを通して前記転写帯電器10
fと感光体ドラム10aとの間に給紙するが如く構成さ
れてなるものである。
【0057】前記した定着装置の拡大図を図3に示す。
60aは装置に固定支持された低熱容量線状加熱体であ
って、厚み1.0mmのアルミナ基板60bに発熱層で
ある抵抗材料60cを各記録紙サイズ幅に合せて分岐し
て塗行されており、長手方向両端より通電される。
【0058】この加熱体60aの定着フィルム60eと
の摺動面には潤滑材としてフッ素系潤滑グリースが塗布
されている。通電は、例えばDC100Vの周期20m
secのパルス状波形でサーミスタ等の検温素子60d
によりコントロールされた所望の温度,エネルギー放出
量に応じたパルスをそのパルス幅を変化させて与える。
略パルス幅は0.5msec〜5msecとなる。
【0059】この様にエネルギー,温度制御された加熱
体60aに当接して図中矢印方向に定着フィルム60e
は移動する。この定着フィルム60eの一例として厚み
20μmの耐熱フィルム、例えば、ポリイミド,ポリエ
ーテルイミド,PES,PFAに少なくとも画像当接面
側にPTFE,PAF等のフッ素樹脂に導電材を添加し
た離型層を10μmコートしたエンドレスフィルムであ
る。一般的には総厚100μmより好ましくは40μm
未満。
【0060】定着フィルム駆動は駆動ローラー60fと
従動ローラー60gによる駆動とテンションにより矢印
方向にシワなく移動する。60hはシリコンゴム等の離
型性の良いゴム弾性層を有する加圧ローラーで、総圧4
〜10kgで定着フィルム60eを介して加熱体60a
を加圧し、定着フィルム60eと圧接回転する。
【0061】記録紙P´上の顕画像はガイド60iによ
り定着部60に導かれ上述の加熱により定着像を得るも
のである。
【0062】図4は本発明の実施例によるファクシミリ
装置の概略ブロック図である。同図において61は読取
部であり、送信時又はコピー時原稿を読取る部分であ
り、62の操作部は送受信の動作を設定するオペレーシ
ョンを行う操作部である。63はNCU(網制御装置)
であり、通信回線よりデーターの送受信を行う。
【0063】64のモデムはNCU63から送られてき
たアナログ信号をデジタル信号に復調したり、デジタル
信号をアナログ信号に変調してNCU63へ送る部分で
ある。65の記録部は画像信号を制御回路67より受け
とり記録を行う部分である。
【0064】図5は本発明の実施例によるファクシミリ
装置のフローチャートである。
【0065】呼出し信号が入ると被呼確認信号(自動受
信)を送出し(ステップ1)、更にデジタル識別信号
(CCITT勧告の標準機能を相手に伝える。)を送出
して自分のファクシミリ機能を送信側に知らせる(ステ
ップ2)。
【0066】例えば送信側原稿がA3サイズのとき受信
側のファクシミリに機能としてA3サイズがあるか、ま
たあったとして記録紙収納部に記録紙があるかを送信側
に知らせる。その結果により送信側は原稿を等倍で送る
か、又はB4サイズorA4サイズに縮小して受信側に
送るか決める。
【0067】そして送信側から受信モードを指示するた
めの受信命令が受信される(ステップ3)とともに、受
信原稿を記録する記録紙サイズが決定される(ステップ
4)。前記記録紙サイズが決定されると、その情報は定
着手段の熱源である加熱体への電力供給範囲が決定され
る(ステップ5)。
【0068】ほぼ同時に加熱体の温度検出を行ない、検
出手段に設定されている温度値と比較し、加熱体の温度
が設定値より低い場合は加熱体の予備加熱開始指令を出
し、また高い場合は加熱体の予備加熱中止指令を出す
(ステップ6)。
【0069】定着温度検出制御手段よりの命令により定
着手段の熱源である加熱体の予備加熱が開始される(ス
テップ7)。予備加熱開始の数秒後に定着装置内の温度
分布を均一にするため定着フィルムの駆動を行う(ステ
ップ8)。
【0070】更に回線を通して画像を送る前にその画像
伝送速度で送って伝送誤りが発生する確率が小さいかど
うかをチェックするための信号であるトレーニングチェ
ックの確認信号が受信(この信号は実際に送られる画像
信号と同じモデムで変調される)される(ステップ
9)。
【0071】そして伝送誤りがなければ受信準備ができ
たことを送信側に知らせるべく受信準備確認信号を送出
する(ステップ10)。そして画像信号が受信されるま
で待ち受信が開始される(ステップ11)とほぼ同時に
受信された画像信号に基づいて記録動作が開始される
(ステップ12)とともに定着手段の熱源である加熱体
への本加熱を開始する(ステップ13)。
【0072】本装置は一通信分の画像メモリーはもって
なく、画像信号の数ライン分を格納するバッファーメモ
リーを中継し、画像信号に基づいて記録部のレーザービ
ームをON,OFFし感光ドラム上に静電潜像が形成さ
れ、現像器によりこの潜像が顕画像化される。
【0073】また記録紙収納部から給送され、レジスト
ローラー位置まで搬送された記録紙は、感光ドラム上の
顕画像を転写位置で記録紙上に顕画像が転写されたあ
と、定着装置に搬送され加熱定着が行なわれる。
【0074】そして画像信号の受信が終了(ステップ1
4)すると、ほぼ同時に終了する記録動作の終了(ステ
ップ15)をまって定着手段の熱源である加熱体への通
電をOFFにする(ステップ16)。
【0075】そして手順終了信号(1ページの送信が終
り次の原稿がないことを示す)を受信したか否かを判別
し(ステップ17)、手順信号を受信したときは画像が
正常に受信できたことを示すメッセージ確認信号を送信
側に送出し(ステップ18)、そして回線の切断命令を
受信することにより終了する(ステップ19)。
【0076】またステップ17で手順終了信号を受信し
ない時は1ページの送信が終り次の原稿があることを示
すマルチページ信号を受信したか否かを判断する(ステ
ップ20)。
【0077】マルチページ信号を受信した場合は、メッ
セージ確認信号(画像信号が正常に受信され次の原稿が
すぐ受信可能であることを示す)を相手に送出する(ス
テップ21)。
【0078】そして次の原稿に関る画像信号を受信し
(ステップ22)、ステップ12に戻る。また、記録動
作中に記録紙なしまたはトナーなし等になると加熱体の
電力供給をOFFにし代行受信を行なうよう制御されて
いる。
【0079】図6に定着装置の熱源である加熱体の拡大
図を示す。図1,2の実施例では最大記録紙サイズ幅を
A3サイズとしている。その最大記録紙サイズ幅A3を
受信した場合は、定着制御手段から加熱体60aへ信号
が送られることにより、発熱層である抵抗材料60cの
両端部にある電極60Lに電圧を印加し、発熱層である
抵抗材料60cに通電することで発熱層である抵抗材料
60cは有効全長域の各部が単位長さ当りの所定の発熱
量をもって発熱し、最大記録紙サイズ幅についての顕画
像定着処理が支障なく実行される。
【0080】つぎに小サイズ幅記録紙、例えばA4サイ
ズ幅の場合は、定着制御手段から加熱体60aへ信号が
送られることにより、発熱層である抵抗材料60cの両
端部にある電極60L及びA4サイズ幅の部分から分岐
している分岐発熱層である抵抗材料60c−3の両端部
にある電極60Mに電圧を印加し、発熱層である抵抗材
料60cに通電すると通紙部に対応する発熱層である抵
抗材料60c部分、つまりA4サイズ幅の部分は単位長
さ当りの所定の発熱量をもって発熱して小サイズ幅記録
紙についての顕画像定着処理が実行される。
【0081】この場合、非通紙部に対応する発熱層であ
る抵抗材料部分60cは発熱層である抵抗材料部分60
cと分岐発熱層である抵抗材料60c−3とが並列の通
電回路を構成して電流が両者に分流する。
【0082】その結果、この非通紙部に対応する発熱層
である抵抗材料部分の発熱量は通紙部の発熱層である抵
抗材料部分のそれよりも低下する。したがって発熱体6
0aの非通紙部分の過昇温が抑えられる。
【0083】図7に定着装置の熱源である加熱体60a
の別の実施例の拡大図を示す。図6の説明と同じように
装置の最大記録紙サイズ幅A3を受信した時は、定着制
御手段から加熱体60aへ信号が送られることにより発
熱層である抵抗材料60cの両端部にある電極Aに電圧
を印加し、発熱層である抵抗材料60cに通電すること
で、発熱層である抵抗材料60cは有効全長域の各部が
単位長さ当りの所定の発熱量をもって発熱し、最大記録
紙サイズ幅についての顕画像定着処理が支障なく実行さ
れる。
【0084】つぎに小サイズ幅記録紙、例えばA4サイ
ズ幅の場合は、定着制御手段から加熱体60aへ信号が
送られることにより発熱層である抵抗材料60c上の電
極ポイントCに電圧を印加し、発熱層である抵抗材料6
0cに通電することでA4サイズ幅の部分は単位長さ当
りの所定の発熱量をもって発熱し、小サイズ記録紙幅に
ついての顕画像定着処理が支障なく実行される。
【0085】非通紙部(A4サイズ幅領域外)は電流が
流れないため、発熱することがなく過昇温は発生しな
い。加熱体の本加熱を行なうまでの数秒間加熱体の予備
加熱を行ない、画像記録動作と同時に加熱体を本加熱
し、記録紙が定着装置に突入したときには加熱体が定着
処理温度となるように設定する。
【0086】この結果、定着エネルギーの低減及びウェ
イトタイムの短縮化(クイックスタート)が可能となり
PPF(プレーンペーパーファクシミリ)でありながら
受信画像をメモリーに格納することなく同時に記録する
ことが出来る。
【0087】また、予備加熱開始の数秒後に定着装置の
フィルム駆動を行なっている。これは定着フィルムを停
止しておくと、加熱体の熱量が定着フィルムの加熱体接
触部のみ加熱されてしまうため、定着装置内雰囲気温度
の高低差がでてしまうため本加熱時温度分布が不均一に
なる。
【0088】そのため、予備加熱で発生する熱量を定着
フィルムを駆動することにより定着装置内全般にいきわ
たらせ、常に定着装置内の温度分布を均一にしておくた
めである。
【0089】定着フィルムの駆動速度は記録動作時と同
速度でも良いが、本加熱に比べて予備加熱は加熱体の熱
量が1/2程度であるため、駆動速度も記録動作駆動速
度の1/2であってもまったく問題はない。
【0090】また、予備加熱開始と同時に定着フィルム
の駆動を行なわないのは、定着フィルムの摺動抵抗が大
きいため、少し加熱してから駆動することにより定着フ
ィルムの耐久性向上または定着フィルムの走行性の安定
化をはかるためである。
【0091】なお、定着エネルギーを低減するため加熱
体の本加熱を行うまでの数秒間加熱体の予備加熱を行
う。記録紙が定着装置に突入したとき加熱体は定着処理
温度となるように設定してある。
【0092】しかしながら、雰囲気温度が高い場合、ま
たは画像形成を行なってから短時間後に再び画像形成を
行う場合には、予備加熱時すでに加熱体が高温であり、
本加熱時よりもはやく定着処理可能となってしまう。
【0093】これはエネルギーのムダであり、また、画
像形成装置の昇温を生じ画像形成に悪影響を及ぼす。ま
た定着フィルム等装置の耐久性を低下させてしまう。そ
こで加熱体の温度検出手段の設定温度に応じて予備加熱
をするかまたは予備加熱をしないで次のステップに進む
かを制御している。 (第二実施例)図8はファクシミリ装置の他の構成のブ
ロック図である。同図において161は読取部であり、
送信時又はコピー時原稿を読取る部分であり、162の
操作部は送受信の動作を設定するオペレーションを行う
操作部である。163はNCU(網制御装置)であり、
通信回線よりデーターの送受信を行う。
【0094】164のモデムはNCU163から送られ
てきたアナログ信号をデジタル信号に復調したり、デジ
タル信号をアナログ信号に変調してNCU163へ送る
部分である。
【0095】166のメモリーは、164のモデムによ
り復調されたデーターを167の制御回路によりデータ
ー加工を行ない、データーを記憶する部分である。16
5の記録部は166のメモリーに記憶されたデーターを
制御回路167より受けとり記録を行う部分である。
【0096】図19は第二実施例によるファクシミリ装
置のフローチャートである。呼出し信号が入ると被呼確
認信号(自動受信)を送出し(ステップ1)、更にデジ
タル識別信号(CCITT勧告の標準機能を相手に伝え
る)を送出して自分のファクシミリ機能を送信側に知ら
せる(ステップ2)。
【0097】例えば送信側原稿がA3サイズのとき受信
側のファクシミリに機能としてA3サイズがあるか、ま
たあったとして記録紙収納部に記録紙があるかを送信側
に知らせる。その結果により送信側は原稿を等倍で送る
か、又はB4サイズorA4サイズに縮小して受信側に
送るか決める。
【0098】そして送信側から受信モードを指示するた
めの受信命令が受信される(ステップ3)とともに、受
信原稿を記録する記録紙サイズが決定される(ステップ
4)。前記記録紙サイズが決定されると、その情報は定
着手段の熱源である加熱体への電力供給範囲を制御する
制御手段に知らされ、加熱体への電力供給範囲が決定さ
れる(ステップ5)。
【0099】更に回線を通して画像を送る前に、その画
像伝送速度で送って伝送誤りが発生する確率が小さいか
どうかをチェックするための信号であるトレーニングチ
ェックの確認信号が受信(この信号は実際に送られる画
像信号と同じモデムで変調される)される(ステップ
6)。
【0100】そして伝送誤りがなければ、受信準備がで
きたことを送信側に知らせるべく受信準備確認信号を送
出する(ステップ7)。そして画像信号が受信されるま
で待ち、受信が開始されると画像信号をメモリーに格納
する(ステップ8)。
【0101】そして画像信号の受信が終了(ステップ
9)すると、受信された画像信号に基づいて記録動作が
開始される(ステップ10)とともに、定着手段の熱源
である加熱体への通電を開始する(ステップ11)。
【0102】これによりメモリーから画像信号を読出
し、この画像信号に基づいて記録部のレーザービームを
ON,OFFし、感光ドラム上に静電潜像が形成され、
現像器によりこの潜像が顕画像化される。
【0103】また記録紙収納部から給送され、レジスト
ローラー位置まで搬送された記録紙は、感光ドラム上の
顕画像を転写位置で記録紙上に顕画像が転写されたあ
と、定着装置に搬送され加熱定着が行なわれる。
【0104】そして手順終了を示す手順終了信号(1ペ
ージの送信が終り次の原稿がないことを示す)を受信し
たか否かを判別し(ステップ12)、手順信号を受信し
たときは画像が正常に受信できたことを示すメッセージ
確認信号を送信側に送出(ステップ13)する。更に、
記録動作が終了するまでまって(ステップ14)、加熱
体への通電をOFFにする(ステップ15)。そして回
線の切断命令を受信することにより終了する(ステップ
16)。またステップ12で手順終了信号を受信しない
時は1ページの送信が終り、次の原稿があることを示す
マルチページ信号を受信したか否かを判断する(ステッ
プ17)。
【0105】マルチページ信号を受信した場合は、メッ
セージ確認信号(画像信号が正常に受信され、次の原稿
がすぐ受信可能であることを示す)を相手に送出する
(ステップ18)。そして次の原稿に関る画像信号を受
信しメモリーへの格納を行う(ステップ19)。そして
その終了を待って(ステップ20)ステップ10に戻
る。
【0106】また、記録動作中に記録紙なしトナーなし
等になると、加熱体の電力供給をOFFにし代行受信を
行なうよう制御されている。
【0107】
【発明の効果】
[第一手段]以上説明したように、本発明の画像形成装
置は、定着装置の熱源である発熱体への電力供給範囲を
切換えて熱量を制御する制御手段を備えているので、小
サイズ幅の記録紙を通紙した場合に生じる非通紙部過昇
温を防止し、その過昇温による加熱体等の耐久寿命の低
下,定着フィルム等の耐久性の低下,定着フィルムの走
行性の不安定化などを防止することが出来、また、消費
電力を低減することが出来る。
【0108】また、ファン等の冷却手段が不要となるた
め装置をコンパクト化出来る。また待機時、動作時をと
わず装置の騒音を減少することが出来る効果がある。
【0109】また、待機時,送信時は加熱体への通電を
OFFにし受信命令信号を受信すると予備加熱を行な
い、記録動作開始時に加熱体を本加熱することにより、
記録紙の給紙から排紙までの搬送系路が短かくても、そ
れにあった熱量制御を行なうことが出来るのでウェイト
タイムの短縮化(クイックスタートが可能)が計れるの
で受信画像をメモリーに格納することなく記録動作を開
始することが出来、省エネルギー装置の信頼性向上、ま
た、コストダウンをはかれる効果がある。 [第二手段]定着装置の熱源である発熱体への電力供給
範囲を切換えて熱量を制御する制御手段を備えているの
で、小サイズ幅の記録紙を通紙した場合に生じる非通紙
部過昇温を防止し、その過昇温による加熱体等の耐久寿
命の低下,定着フィルム等の耐久性の低下,定着フィル
ムの走行性の不安定化などを防止することが出来る。
【0110】また、消費電力を低減することが出来る。
また、ファン等の冷却手段が不要となるため装置をコン
パクト化出来る。また待機時、動作時をとわず装置の騒
音を減少することが出来る効果がある。 [第三手段]小サイズ幅の記録紙を通紙した場合に生じ
る非通紙部過昇温を防止し、その過昇温による加熱体等
の耐久寿命の低下,定着フィルム等の耐久性の低下,定
着フィルムの走行性の不安定化などを防止することが出
来、また、消費電力を低減することが出来る。
【0111】また、ファン等の冷却手段が不要となるた
め装置をコンパクト化出来る。また待機時,動作時をと
わず装置の騒音を減少することが出来る効果がある。
【0112】また、待機時,送信時は加熱体への通電を
OFFにし、受信命令信号を受信すると予備加熱を行な
い、記録動作開始時に加熱体を本加熱することにより、
記録紙の給紙から排紙までの搬送系路が短かくても、そ
れにあった熱量制御を行なうことが出来る。
【0113】従って、ウェイトタイムの短縮化(クイッ
クスタートが可能)が計れる、受信画像をメモリーに格
納することなく記録動作を開始することが出来、省エネ
ルギー,装置のコストダウンをはかれる効果がある。 [第四手段]以上説明したように本発明の画像形成装置
は、定着装置の熱源である発熱体への電力供給範囲を切
換えて熱量を制御する制御手段を備えているので、小サ
イズ幅の記録紙を通紙した場合に生じる非通紙部過昇温
を防止し、その過昇温による加熱体等の耐久寿命の低
下,定着フィルム等の耐久性の低下,定着フィルムの走
行性の不安定化などを防止することが出来、また、消費
電力を低減することが出来る。
【0114】また、ファン等の冷却手段が不要となるた
め装置をコンパクト化出来る。また待機時,動作時をと
わず装置の騒音を減少することが出来る効果がある。
【0115】また、待機時,送信時は加熱体への通電を
OFFにし、受信命令信号を受信すると予備加熱を行な
い、記録動作開始時に加熱体を本加熱することにより、
記録紙の給紙から排紙までの搬送系路が短かくても、そ
れにあった熱量制御を行なうことが出来る。
【0116】従って、ウェイトタイムの短縮化(クイッ
クスタートが可能)が計れるので、受信画像をメモリー
に格納することなく記録動作を開始することが出来、省
エネルギー装置の信頼性向上また、コストダウンをはか
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施例が適用されたファクシミリ装置の
縦断面図。
【図2】図1のファクシミリ装置の斜視図。
【図3】図1の定着装置の拡大図。
【図4】図1のファクシミリ装置の概略ブロック図。
【図5】図1のファクシミリ装置の動作のフローチャー
ト図。
【図6】図1の定着装置の熱源である加熱体の拡大平面
図。
【図7】図1の定着装置の熱源である加熱体の別の拡大
平面図。
【図8】ファクシミリ装置の他の実施例の概略ブロック
図。
【図9】図8のファクシミリ装置のフローチャート図。
【符号の説明】
10 画像形成部 60 定着装置 P´ 記録紙 60e 定着フィルム 60a 加熱体 60h 加圧ローラー(定着手段) 67 制御回路(画像通信制御手段) 60d 検温素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙上に顕画像を形成する画像形成手
    段と、記録紙と共に移動するフィルムの一面側に加熱体
    を密着させる一方、他面側に顕画像を支持した記録紙を
    密着させることにより、フィルムを介して記録紙に熱エ
    ネルギーを付与する定着手段と、通信モードに応じた画
    像通信制御手段とを有する画像形成装置において、 前記通信制御手段により受信した画像を記録する記録紙
    サイズ幅に合せて前記定着手段の熱源である加熱体への
    電力供給範囲を切換えるとともに予備加熱を行ない、さ
    らに画像記録時本加熱を行う複数の熱量制御手段と、前
    記制御手段により予備加熱の数秒後にフィルムを駆動す
    る制御手段と、前記加熱体の温度を検出する検出手段と
    を有し、前記検出手段の設定温度により予備加熱の通電
    制御条件を変えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録紙上に顕画像を形成する画像形成手
    段と、記録紙と共に移動するフィルムの一面側に加熱体
    を密着させる一方、他面側に顕画像を支持した記録紙を
    密着させることにより、フィルムを介して記録紙に熱エ
    ネルギーを付与する定着手段とを有し、画像形成開始指
    令と同時に加熱体へ電力供給を開始する制御手段と画像
    通信制御手段とを有する画像形成装置において、 前記通信制御手段により受信した受信画像を記録する記
    録紙サイズ幅に合せて、前記定着手段の熱源である加熱
    体への電力供給範囲を切換えて熱量を制御する制御手段
    を有したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記録紙上に顕画像を形成する画像形成手
    段と、記録紙と共に移動するフィルムの一面側に加熱体
    を密着させる一方、他面側に顕画像を支持した記録紙を
    密着させることにより、フィルムを介して記録紙に熱エ
    ネルギーを付与する定着手段と、通信モードに応じた画
    像通信制御手段とを有する画像形成装置において、 前記通信制御手段により受信命令を受信すると、受信画
    像を記録する記録紙サイズ幅に合せて前記定着手段の熱
    源である加熱体への電力供給範囲を切換えると同時に加
    熱体の予備加熱を行ない、画像記録が開始されると同時
    に加熱体を本加熱する複数の熱量制御をする制御手段を
    有したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記予備加熱の設定温度は本加熱時設定
    温度の1/2以下である請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 記録紙上に顕画像を形成する画像形成手
    段と、記録紙と共に移動するフィルムの一面側に加熱体
    を密着させる一方、他面側に顕画像を支持した記録紙を
    密着させることにより、フィルムを介して記録紙に熱エ
    ネルギーを付与する定着手段と、通信モードに応じた画
    像通信制御手段とを有する画像形成装置において、 前記通信制御手段により受信命令を受信すると、受信画
    像を記録する記録紙サイズ幅に合せて前記定着手段の熱
    源である加熱体への電力供給範囲を切換えるとともに、
    加熱体の予備加熱を行ない、さらに画像記録が開始され
    ると同時に加熱体を本加熱する複数の熱量制御をする制
    御手段と、前記制御手段により加熱体の予備加熱の数秒
    後に記録紙と共に移動するフィルムの駆動制御手段の駆
    動をすることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルムの駆動速度は、記録動作速
    度時の1/2以下である請求項5記載の画像形成装置。
JP5024998A 1993-01-21 1993-01-21 画像形成装置 Pending JPH06222694A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09101693A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Canon Inc 加熱装置および画像形成装置
US6297476B1 (en) * 1999-03-11 2001-10-02 Konica Corporation Thermally developing apparatus
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JP2016024217A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 キヤノン株式会社 画像加熱装置

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