JP4744814B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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本発明は、給紙部に種々の種類の用紙の給紙に使用される用紙トレイを備え、用紙トレイから給紙された用紙に対して画像を記録する画像記録装置に関する。
用紙に画像を記録する画像記録装置では、用紙サイズだけでなく材質、紙厚又は形状等の用紙タイプの異なる種々の用紙が記録媒体として使用できるようにされている。用紙タイプとしては、普通紙のほか、印刷済み用紙、再生紙、レターヘッド紙、パンチ紙、色紙及びタブ紙等がある。
印刷済み用紙は、普通紙の片面又は両面にすでに画像が記録されている用紙である。再生紙は、一度使用されて回収された古紙を配合した紙である。レターヘッド紙は、厚紙に企業・個人のロゴマーク、住所、電話番号などの画像を記録し、手紙の一枚目に使用される。パンチ紙は、ルーズリーフ等の予めパンチ孔が穿孔された用紙である。色紙は、着色した普通紙である。タブ紙は、定形サイズの一辺の一部からタブを突出させて合い紙として使用される。
このようにサイズやタイプの異なる種々の用紙を適宜給紙できるようにするため、従来より、画像記録装置には手差しトレイを含む複数の用紙トレイが給紙部に備えられている。手差しトレイは、用紙載置面を外部に露出した状態で画像記録装置の一方の側面に装着されており、給紙すべき用紙の交換を容易に行うことができる。( 例えば、特許文献1参照。)。他の単一又は複数の用紙トレイは、通常、給紙トレイとして画像記録装置の内部に挿脱自在にされている。画像記録装置の内部に複数の給紙トレイが設けられている場合、一般に、各給紙トレイには互いに異なるサイズの普通紙が固定的に収納される。
画像記録装置では、用紙を給紙部から画像記録部を経由して排紙部まで搬送し、この間に画像記録部において用紙に対する画像の記録を行う。用紙を安定して搬送するためには、搬送すべき用紙のサイズやタイプに応じた速度で用紙を搬送する必要がある。また、用紙に適正に画像を記録するためには、画像を記録する際の種々の条件を用紙のサイズやタイプに応じて設定する必要がある。特に、電子写真方式の画像記録処理を行う画像記録装置では、用紙のタイプに応じて転写電圧や定着温度等の調整が必要になる。
そこで、従来の画像記録装置では、給紙トレイ及び手差しトレイからなる用紙トレイのそれぞれについて収納すべき用紙のサイズやタイプを予め記憶しておき、用紙を給紙すべきとして選択された用紙トレイが収納している用紙のサイズやタイプを読み出して搬送速度や画像記録条件を決定する。このため、ユーザは、各用紙トレイに収納させる用紙のサイズやタイプを予め設定入力しておく必要がある。
特開2003−241452号公報
しかしながら、用紙トレイに収納されている用紙きと異なるサイズやタイプの用紙に画像を記録させる場合には、用紙トレイにおける収納用紙を交換しただけでは適正な画像の記録が行われず、収納用紙のサイズやタイプを変更した用紙トレイについて、新たな収納用紙のサイズやタイプの設定内容も変更しなければならない。このため、手差しトレイのように、収納すべき用紙のサイズやタイプの変更が容易な用紙トレイでは、収納されている用紙のサイズやタイプを変更する毎に用紙のサイズやタイプの設定内容も頻繁に変更しなければならず、ユーザの作業が煩雑化する問題がある。
特に、装置が備える原稿読取部で原稿から読み取った画像を用紙に複製する複写機能、及び、外部装置から入力された画像データに基づく画像を用紙に記録するプリンタ機能等の複数の機能を備えた画像記録装置では、機能毎に使用可能な用紙のサイズやタイプを設定できるようにしたものがある。このような画像記録装置において、例えば、複写機能に使用可能な用紙が用紙トレイに収納されていても、その用紙トレイの設定内容がプリンタ機能のみに使用可能な用紙にされていると、設定内容の変更操作を行わない限り、複写機能による画像記録処理を行うことができない。
この発明の目的は、各用紙トレイに収納すべき用紙のサイズやタイプの初期値を設定可能にし、初期値から一時的に変更された設定内容を初期値に自動復帰させることにより、使用頻度の高いサイズやタイプの用紙に対する画像記録処理を容易かつ素早く行うことができる画像記録装置を提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えたものである。
(1)給紙部に設けられて複数種類の用紙の何れかを択一的に収納する手差しトレイであって用紙載置面が外部に露出した手差しトレイを備え、該手差しトレイに収納すべき用紙の種類の設定入力を受け付け、前記手差しトレイから給紙した用紙に対して設定入力された用紙の種類に応じた用紙搬送速度及び画像記録条件によって画像記録部で画像を記録する画像記録装置において、
前記手差しトレイに収納すべき用紙について、前記複数種類の中から選択された特定の用紙の種類の設定入力内容を初期値として記憶する初期値記憶手段と、前記複数種類の中から次に実行される画像記録処理に使用する用紙の種類の設定入力内容を現在値として記憶する現在値記憶手段とを備え、
前記手差しトレイに収納された用紙に対する画像記録処理の開始が指示された時に現在値記憶手段の記憶内容に応じた用紙搬送速度及び画像記録条件によって画像記録処理を実行するとともに、現在値記憶手段の記憶内容を所定のタイミングで初期値記憶手段の記憶内容に書き換えることを特徴とする。
この構成においては、画像記録処理の基準となる現在値記憶手段の記憶内容が所定のタイミングで初期値に自動復帰する。したがって、現在値記憶手段の記憶内容が使用頻度の低い種類であっても、そのままの設定状態にされることがない。ここに、用紙の種類とは用紙のタイプ及びサイズを含む。
また、用紙載置面が外部に露出しているために種類の異なる用紙の交換が容易に行われる手差しトレイについて、収納すべき用紙の種類の初期値及び現在値が設定され、所定のタイミングで現在値が初期値に自動復帰される。したがって、初期値の設定内容と異なる用紙が手差しトレイから給紙された後、所定のタイミングで手差しトレイから給紙すべき用紙が初期値にされる。
)装置の初期状態において前記初期値記憶手段に記憶すべき初期値の設定入力を受け付けることを特徴とする。
この構成においては、手差しトレイに収納すべき用紙の初期値が、装置の初期状態において設定される。したがって、使用頻度等を考慮してユーザが決定した用紙の種類が初期値として設定される。
)前記所定のタイミングは、単一又は複数枚の用紙に対する1回の画像記録ジョブの終了時であることを特徴とする。
この構成においては、単一又は複数枚の用紙に対する1回の画像記録ジョブが終了する毎に、手差しトレイに収納すべき用紙の種類が初期値に自動復帰される。したがって、初期値と異なる種類の用紙に対する画像記録ジョブが行われた場合に、その画像記録ジョブが終了した時点で何らの設定操作も必要とすることなく初期値の種類の用紙を給紙可能な状態にされる。
)前記所定のタイミングは、前記手差しトレイに収納されていた用紙が無くなった時であることを特徴とする。
この構成においては、手差しトレイに収納されていた用紙が無くなると、手差しトレイに収納すべき用紙の種類が初期値に自動復帰される。したがって、初期値と異なる種類の用紙に対する画像記録ジョブが行われた場合に、その画像記録ジョブで使用された用紙が無くなった時点で何らの設定操作も必要とすることなく初期値の種類の用紙を給紙可能な状態になる。
)前記所定のタイミングは、画像記録ジョブ中に前記手差しトレイに収納されていた用紙が無くなった時を除くことを特徴とする。
この構成においては、画像記録ジョブが用紙切れによって中断した場合には、手差しトレイに給紙すべき用紙の設定内容が初期値に戻されることがない。したがって、中断していた画像記録ジョブが用紙の補充後に再開する際に、初期値と異なる現在値を再入力する必要がない。
)前記所定のタイミングは、画像記録ジョブの完了後から所定時間が経過した時であることを特徴とする。
この構成においては、画像記録ジョブが完了した後に所定時間が経過した時に、画像記録処理条件の設定の基準となる用紙の種類の現在値が初期値にされる。したがって、初期値と異なる種類の用紙を使用した複数の画像記録ジョブが連続して行われる場合には、各画像記録ジョブにおいて手差しトレイに収納すべき用紙の種類の設定を繰り返し行う必要がない。
上記の構成により、この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)画像記録処理の基準となる現在値記憶手段の記憶内容を所定のタイミングで初期値に自動復帰させることにより、現在値記憶手段の記憶内容が現在値のままにされることがなく、使用頻度の低い種類が現在値として設定されていた場合にも、何らの設定操作を必要とすることなくユーザが初期値として設定した種類の用紙についての画像記録処理が可能になる。これによって、使用頻度の高いサイズやタイプの用紙に対する画像記録処理を容易かつ素早く行うことができる。
(2)用紙載置面が外部に露出しているために種類の異なる用紙の交換が容易に行われる手差しトレイについて、収納すべき用紙の種類の初期値及び現在値の設定を受け付け、所定のタイミングで現在値を初期値に自動復帰させることにより、初期値の設定内容と異なる用紙が手差しトレイから給紙された後、何らの設定操作を必要とすることなく所定のタイミングでユーザが初期値として設定した種類の用紙を手差しトレイから給紙できる状態になる。これによって、使用頻度の高いサイズやタイプの用紙に対する画像記録処理を容易かつ素早く行うことができる。
(3)手差しトレイに収納すべき用紙の初期値の設定を装置の初期状態において受け付けることにより、使用頻度等を考慮してユーザが決定した用紙の種類を初期値として設定することができる。
(4)単一又は複数枚の用紙に対する1回の画像記録ジョブが終了する毎に、手差しトレイに収納すべき用紙の種類を初期値に自動復帰させることにより、初期値と異なる種類の用紙に対する画像記録ジョブが行われた場合に、その画像記録ジョブが終了した時点で何らの設定操作も必要とすることなく初期値の種類の用紙を給紙可能な状態にすることができる。
(5)手差しトレイに収納されていた用紙が無くなった時に、手差しトレイに収納すべき用紙の種類を初期値に自動復帰させることにより、初期値と異なる種類の用紙に対する画像記録ジョブが行われた場合に、その画像記録ジョブで使用された用紙が無くなった時点で何らの設定操作も必要とすることなく初期値の種類の用紙を給紙可能な状態にすることができる。
(6)画像記録ジョブが用紙切れによって中断した場合には、手差しトレイに給紙すべき用紙の設定内容を初期値に戻さないようにすることにより、中断していた画像記録ジョブを用紙の補充後に再開させる際に、初期値と異なる現在値を再入力する必要をなくすことができる。
(7)画像記録ジョブが完了した後に所定時間が経過した時に、画像記録処理条件の設定の基準となる用紙の種類の現在値を初期値にすることにより、初期値と異なる種類の用紙を使用した複数の画像記録ジョブが連続して行われる場合に、各画像記録ジョブにおいて手差しトレイに収納すべき用紙の種類の設定を繰り返し行う必要をなくすことができる。
図1は、この発明の実施形態に係る画像記録装置の構成を示す図である。画像記録装置100は、画像読取部110、排紙部120、画像記録部130及び給紙部140からなる。画像読取部110は、露光ユニット111a,111b、レンズ112及び固体撮像素子(CCD)113を介して原稿の画像を読み取る。原稿は、自動原稿送り装置114を介して原稿台115の上面に搬送されるか、又は、自動原稿送り装置114を回動させて原稿台116の上面に手動により載置される。CCD113は、原稿の画像面における反射光の受光信号を出力する。この受光信号は、ディジタルデータに変換されて画像データとして画像記録部130に供給される。
画像記録部130は、感光体ドラム131の周囲に帯電器132、現像ユニット133及び転写ユニット134を配置するとともに、露光ユニット135及び定着ユニット136を備え、電子写真方式の画像記録を行う。画像記録部130は、画像読取部110から供給された画像データに対して図示しない制御部において所定の画像処理を施し、この画像データに基づいて露光ユニット135から照射される画像光によって感光体ドラム131の表面を走査する。画像光の走査によって感光体ドラム131の表面に形成された静電潜像が、現像ユニット133から供給される現像剤によって現像剤像に可視像化される。現像剤像は、転写ユニット134によって給紙部140から給紙された用紙上に転写される。現像剤像が転写された用紙は定着ユニット136において加熱及び加圧され、現像剤が溶融して用紙上に定着する。
給紙部140は、給紙トレイ141〜144及び手差しトレイ145を備えている。給紙トレイ141〜144及び手差しトレイ145のそれぞれがこの発明の用紙トレイである。各用紙トレイ141〜145には、それぞれ単一種類及び単一サイズの用紙が収納される。給紙部140には、用紙トレイ141〜145のそれぞれから画像記録部130内に向けて給紙搬送路146が形成されており、用紙トレイ141〜145の何れかから1枚ずつ給紙された用紙が画像記録部130内に給紙される。
給紙トレイ141,142には、一般に、A4サイズやB5サイズ等の比較的小型で使用頻度の高い普通紙が収納される。給紙トレイ143,144には、一般に、A3サイズやB4サイズ等の比較的大型で使用頻度の低い普通紙が収納される。また、給紙トレイ143には、タブ紙を含む合い紙等の特殊紙が収納される場合がある。手差しトレイ145には、給紙トレイ141〜144に収納されている用紙以外のサイズの用紙や普通紙以外のタイプの用紙が収納される。
このように、手差しトレイ145において複数の種類の用紙の収納を受け付けるのは、手差しトレイ145は載置面が装置の外部に露出しており、収納された用紙の交換作業を容易に行うことができるからである。
画像記録部130内には、主搬送路137、反転搬送路138及び排紙搬送路139が形成されている。主搬送路137は、給紙搬送路146から感光体ドラム131と転写ユニット134との間及び定着ユニット136を経由して排紙搬送路139に至る。排紙搬送路139には、用紙を排紙部120の排紙トレイ122上に排出する排紙ローラ121が配置されている。反転搬送路138は、排紙搬送路139と給紙部140の給紙搬送路146との間に連通している。
画像記録装置100の一方の側面には、後処理装置500が装着されている。後処理装置500は、画像記録済用紙にパンチ孔の穿孔処理やステープル処理等の後処理を施す後処理ユニット501を備え、排紙トレイ502,503が装着されている。
画像記録装置100は、搬送中の用紙の表裏面を反転する用紙反転機能、及び、用紙反転機能を用いて用紙の両面に画像を記録する両面画像記録機能を備えている。排紙搬送路139に配置された排紙ローラ121は、正逆両方向に回転可能にされている。排紙ローラ121は、用紙が主搬送路137を経由して排紙搬送路139に搬送されてきた時点で用紙を排紙トレイ122に排出できるように正転しており、用紙を排紙トレイ122に排出する際には正転を継続する。用紙反転機能によって用紙の表裏面を反転する際には、排紙ローラ121は排紙搬送路139に搬送されてきた用紙の搬送方向における後端部を挟持した状態で一旦回転を停止した後に逆方向に回転を開始し、用紙の搬送方向における前後端を反転して反転搬送路138内に導く。
用紙の片面に画像を記録する片面画像記録処理時には、給紙部140から給紙された用紙は、給紙搬送路146及び主搬送路137を経由する間に画像記録部130で片面に画像が記録された後、排紙搬送路139を経由して排紙トレイ122に画像記録面を下向きにして排出される。
用紙の両面に画像を記録する両面画像記録処理時には、給紙部140から給紙された用紙は、給紙搬送路146及び主搬送路137を経由する間に画像記録部130で第1面に画像が記録された後、用紙の搬送方向の後端部を挟持した状態で逆回転する排紙ローラ121により、搬送方向の前後端を反転して反転搬送路138に導かれる。反転搬送路138に導かれた用紙は、給紙搬送路146及び主搬送路137を経由する間に表裏面を反転した状態で感光体ドラム131に対向し、第2面に画像が記録された後に排紙搬送路139を経由して排紙トレイ122に排出される。
なお、画像記録済用紙に後処理を施す場合、給紙部140から給紙された用紙、又は、反転搬送路138を経由した用紙は、給紙搬送路146及び主搬送路137を経由する間に画像記録部130で画像が記録された後、用紙の搬送方向の後端部を挟持した状態で逆回転する排紙ローラ121により、搬送方向の前後端を反転して後処理装置180に導かれる。
図2は、上記画像記録装置の制御部の構成を示すブロック図である。画像記録装置100の制御部150は、ROM152及びRAM153を備えたCPU151に、原稿搬送系駆動回路154、画像読取系駆動回路155、画像記録系駆動回路156、用紙搬送系駆動回路157、画像処理回路158、操作パネルコントローラ159及び用紙検出センサ170を接続して構成されている。
原稿搬送系駆動回路154は、自動原稿送り装置114に備えられた原稿搬送用のモータやクラッチ等を駆動する。画像読取系駆動回路155は、画像読取部110に備えられた走査ユニット111a,111bの移動用のモータやクラッチ等を駆動する。画像記録系駆動回路156は、画像記録部130に備えられた画像記録用のモータ、クラッチ及び高圧電源等を駆動する。用紙搬送系駆動回路157は、搬送路137〜139,146において用紙を給紙及び搬送するローラ等の部材の回転に用いられるモータやクラッチ等を駆動する。画像処理回路158は、画像読取部110において読み取られた画像データに所定の画像処理を施す。操作パネルコントローラ159は、操作パネル160に設けられたキー161の操作状態を検出するともに、ディスプレイ162に画像記録条件の設定状態や装置の動作状態を表示する。
CPU151は、操作パネルコントローラ159から入力された画像記録条件の設定内容に応じて、ROM152に予め書き込まれたプログラムにしたがって各駆動部154〜157、画像処理回路158及び操作パネルに設けられたディスプレイ162を動作させる。この間に入出力されるデータは、RAM153に一時格納される。
図3は、上記画像記録装置の制御部における処理手順を示すフローチャートである。CPU151は、装置に対する電源投入時、又は、設定内容を初期状態に戻すオールクリア時(操作パネル162上のオールクリアキーの操作による。)に、操作パネル160のディスプレイ162に初期画面を表示している状態で所定のキーが操作されると、図4(A)に示すユーザ設定画面G1をディスプレイ162に表示する。ユーザ設定画面G1は、表示している各項目について、ユーザによる初期値の設定入力を受け付ける画面である。
CPU151は、ユーザ設定画面G1におけるトレイ設定キー301が操作されると、ディスプレイ162の表示画面を図4(B)に示す第1トレイ設定画面G2に切り換える。第1トレイ設定画面G2に表示している次頁キー302が操作されると、ディスプレイ162に図4(C)に示す第2トレイ設定画面G3を表示する。トレイ設定画面G1,G2は、用紙トレイ141〜145のそれぞれについて、用紙の種類であるタイプ及びサイズ、並びに、プリンタ機能及び複写機能のそれぞれについての使用可否の初期値を表示する。
例えば、第2トレイ設定画面G3に表示している手差しトレイ145用の用紙種類キー303が操作されると、CPU151はディスプレイ162に図5(A)に示す用紙種類設定画面G4を表示する。用紙種類設定画面G4では、現在の初期値が反転表示される。用紙種類設定画面G4において、用紙タイプとしてタブ紙キー304を操作すると、図5(B)に示すように操作したキーが反転表示される。図5(B)に示す状態の用紙種類設定画面G4においてOKキー305を操作すると、図5(C)に示すように、ディスプレイ162には、手差しトレイ145用の用紙種類キー303に「タブ紙/A4」と表示した状態の第2トレイ設定画面G3に切り換わり、手差しトレイ145に収納すべき用紙種類の初期値としてA4サイズのタブ紙が設定されていることを表示する。
各用紙トレイ141〜145に収納すべき用紙の種類の初期値としては、ユーザの使用頻度を考慮して、使用頻度が高い種類が設定される。
このようにして、各用紙トレイが収納すべき用紙の種類の初期値が設定された状態で、CPU151は、画像記録処理の開始の指示入力を待機している。CPU151は、待機中において用紙トレイ141〜145の何れかに収納すべき用紙の種類の変更指示がなされると(S1)、各用紙トレイ141〜145の収納用紙の現在の設定状態を示す現在値をRAM153のメモリエリアMA1から読み出し、操作パネル上のディスプレイ162に現在値として表示する(S2)。さらに、CPU151は、RAM153の所定のメモリエリアに割り当てられているタイマTに所定時間をセットして所定時間の計時を開始する(S3)。
この後、CPU151は、タイマTがタイムアップするまでの間に、操作パネル160におけるディスプレイ上のタッチパネル等のキー161の操作によって用紙種類の設定操作、又は、OKキーの操作による用紙種類の変更作業のキャンセルの指示を待機する(S4〜S6)。CPU151は、タイマTがタイムアップするまでにOKキーが操作されると、用紙種類の変更作業がキャンセルされたと判断してタイマTをリセット(計時停止)して待機状態に戻る(S6→S7)。
また、CPU151は、用紙種類の設定操作がされることなくタイマTがタイムアップした時は、タイマTをリセット(計時停止)した後(S8)、選択されている用紙トレイの給紙用紙として設定されている初期値をメモリエリアMA1から読み出して現在値として設定した上で待機状態に戻る(S9)。
CPU151は、タイマTがタイムアップする前に用紙種類の設定操作がなされると、メモリエリアMA1に記憶している現在値を設定値に書き換え(S10)、タイマTを再度セット(計時開始)し(S11)、タイマTがタイムアップするまでスタートキーの操作を待機する(S12,13)。このスタートキーは、操作パネル160に備えられ、画像記録処理の開始の指示入力を受け付ける。
CPU151は、タイマTがタイムアッフするまでにスタートキーが操作されると、選択された用紙トレイの給紙用紙の現在値として設定されている用紙の種類に基づいて、用紙搬送速度や画像記録条件を決定し、選択された用紙トレイから現在値として設定され手いる種類の用紙を給紙して画像記録処理を開始する。
CPU151は、画像記録処理が完了するのを待機し(S14)、画像記録処理が完了した場合、又は、スタートキーが操作されることなくタイマTがタイムアップした場合には、タイマTをリセット(計時停止)した上で、用紙トレイの給紙用紙の現在値を初期値に書き換える(S15,S16)。
上記の処理により、待機状態の操作パネル162のディスプレイ162に表示中の図6(A)に示す基本画面G5においてトレイ選択キー311を操作すると、図6(B)に示すように、各用紙トレイにセットされている用紙の種類(サイズ及びタイプ)や残量などの情報を表すトレイ情報画面G6が表示される。この中から希望する用紙が収納されている用紙トレイのキーを操作することで、その用紙トレイを用紙が給紙すべき用紙トレイとして確定される。
図6(B)に示すトレイ情報画面G6は、手差しトレイ145の収納用紙としてA4サイズの普通紙が初期値として設定されている状態で、このA4サイズの普通紙を収納した手差しトレイ145が、用紙を給紙すべき用紙トレイとして選択されている状態を示している。ここで、用紙の種類を普通紙から他の種類に変更したい場合は、図6(B)に示す表示画面上の「普通紙」キー312を操作することで、ディスプレイ162の表示画面が図6(C)の現在値設定画面G7に切り換わる。現在値設定画面G7において、手差しトレイ145に収納したか又は収納しようとしている用紙の種類のキーを操作した後、OKキーを操作する。
その後、手差しトレイ145から給紙された用紙に対する画像記録ジョブが行われ、画像記録ジョブが完了した時(この発明の所定のタイミング)、手差しトレイ145の給紙用紙の現在値が初期値であるA4サイズの普通紙に戻される。なお、所定のタイミングとして、完了した画像記録ジョブを指示したユーザが画像記録装置100から離れた時、手差しトレイ145内の用紙が無くなった時、画像記録ジョブが完了した後に所定時間が経過した時等のタイミングを設定することが考えられる。また、所定のタイミングは、手差しトレイ145が収納している用紙が取り除かれた時や、手差しトレイ145の用紙ガイドが操作された時等、手差しトレイ145に収納される用紙の種類が変更される可能性が高い場合を設定することも考えられる。
但し、手差しトレイ145内の用紙が無くなったことによって実行中の画像記録ジョブが中断したタイミングを所定のタイミングとすべきでない。この場合には、用紙切れに気づいたユーザが手差しトレイ145に用紙を補充して画像記録ジョブが再開される可能性が高いからである。この場合には、手差しトレイ145に用紙が補充されたタイミングで画像記録ジョブを再開すべきである。
以上のようにして、前のユーザが用紙トレイにおける用紙の種類を一時的に変更した状態で放置されているときに、そのままの状態では新たなユーザが希望する状態での画像記録処理ができなかったり、また、用紙トレイに残っている用紙が希望する用紙と違うために利用者が用紙を取り除いて新たに用紙をセットした場合に、用紙の種類の設定内容の変更操作が必要となることによる作業性の劣化も解決することができる。
この発明の実施形態に係る画像記録装置の構成を示す図である。 上記画像記録装置の制御部の構成を示すブロック図である。 上記画像記録装置の制御部における処理手順を示すフローチャートである。 上記画像記録装置における用紙トレイに収納すべき用紙の種類の初期値を設定する際のディスプレイの画面の変遷を示す図である。 上記画像記録装置における用紙トレイに収納すべき用紙の種類の初期値を設定する際のディスプレイの画面の変遷を示す図である。 上記画像記録装置における用紙トレイに収納すべき用紙の種類の現在値を設定する際のディスプレイの画面の変遷を示す図である。
符号の説明
100 画像記録装置
130 画像記録部
140 給紙部
141〜144 給紙トレイ
145 手差しトレイ
160 操作パネル
162 ディスプレイ

Claims (6)

  1. 給紙部に設けられて複数種類の用紙の何れかを択一的に収納する手差しトレイであって用紙載置面が外部に露出した手差しトレイを備え、該手差しトレイに収納すべき用紙の種類の設定入力を受け付け、前記手差しトレイから給紙した用紙に対して設定入力された用紙の種類に応じた用紙搬送速度及び画像記録条件によって画像記録部で画像を記録する画像記録装置において、
    前記手差しトレイに収納すべき用紙について、前記複数種類の中から選択された特定の用紙の種類の設定入力内容を初期値として記憶する初期値記憶手段と、前記複数種類の中から次に実行される画像記録処理に使用する用紙の種類の設定入力内容を現在値として記憶する現在値記憶手段とを備え、
    前記手差しトレイに収納された用紙に対する画像記録処理の開始が指示された時に現在値記憶手段の記憶内容に応じた用紙搬送速度及び画像記録条件によって画像記録処理を実行するとともに、現在値記憶手段の記憶内容を所定のタイミングで初期値記憶手段の記憶内容に書き換えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 装置の初期状態において前記初期値記憶手段に記憶すべき初期値の設定入力を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記所定のタイミングは、単一又は複数枚の用紙に対する1回の画像記録ジョブの終了時であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記所定のタイミングは、前記手差しトレイに収納されていた用紙が無くなった時であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  5. 前記所定のタイミングは、画像記録ジョブ中に前記手差しトレイに収納されていた用紙が無くなった時を除くことを特徴とする請求項に記載の画像記録装置。
  6. 前記所定のタイミングは、画像記録ジョブの完了後から所定時間が経過した時であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
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