JP2015152846A - 画像形成装置、画像形成装置の電源制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 外部装置と接続して供給される電力を用いて第2の電力状態から第1の電力状態に復帰するための要因を検出して、省電力モード時は前記外部より接続されるバスパワーから電源供給する。
【解決手段】
画像形成装置を動作させる電源部と、前記画像形成装置の全体を制御するCPUと、揮発性メモリで構成される主記憶装置とを備え、前記画像形成装置は通常動作する通常モードと省電力モードとを有する画像形成装置において、省電力状態から復帰する要因を検出した場合、前記通常モード時は前記電源部から電源供給し、前記省電力モード時は前記外部より接続されるバスパワーから電源供給することを特徴とする。
【選択図】 図11
【解決手段】
画像形成装置を動作させる電源部と、前記画像形成装置の全体を制御するCPUと、揮発性メモリで構成される主記憶装置とを備え、前記画像形成装置は通常動作する通常モードと省電力モードとを有する画像形成装置において、省電力状態から復帰する要因を検出した場合、前記通常モード時は前記電源部から電源供給し、前記省電力モード時は前記外部より接続されるバスパワーから電源供給することを特徴とする。
【選択図】 図11
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の電源制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、環境への関心はますます深まり、環境を配慮した機能、省エネルギーモード(以下、省エネモード)や使用電力表示などを搭載した製品が数多く製品化されている。
画像形成装置も省電力モードを有し、画像形成装置のユーザの使用状況や待機時間などにより、使用していない時間はなるべく長い時間省電力モードを継続できるように制御している。
画像形成装置も省電力モードを有し、画像形成装置のユーザの使用状況や待機時間などにより、使用していない時間はなるべく長い時間省電力モードを継続できるように制御している。
しかしながら、画像形成装置の多機能化、ユーザの使用状況や機能設定に伴い、省電力モードもその待機モード数が増加しており、省電力モード中の消費電力にも違いがでている。同様に、省エネモードから復帰する復帰要因も増えてきている。
また、USBペリフェラルデバイスとして機能させるためのUSBコントローラは、USBホストデバイスであるユーザのパーソナルコンピュータによって任意のタイミングで接続/切断が可能である。
USBホストデバイスは、一定の電流量の使用を許容するVBUS信号を有しており、近年では許容電流量も増加してきている。
こうした背景の中、USBのVBUS信号を電子機器内の動作電圧として動作させる技術が提案されている。(特許文献1参照)
USBホストデバイスは、一定の電流量の使用を許容するVBUS信号を有しており、近年では許容電流量も増加してきている。
こうした背景の中、USBのVBUS信号を電子機器内の動作電圧として動作させる技術が提案されている。(特許文献1参照)
しかしながら、上述した従来の技術では、装置内の全ての動作をVBUS信号で実施させるようとすると、USBホストデバイスの電源品質や装置内の動作による電源変動などにより装置の動作を安定して保てない可能性があるという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、外部装置と接続して供給される電力を用いて第2の電力状態から第1の電力状態に復帰するための要因を検出することができる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
画像形成装置を動作させる電源部と、前記画像形成装置の全体を制御するCPUと、
揮発性メモリで構成される主記憶装置と、前記電源部の電源を制御する電源制御手段と、
前記省電力状態から復帰する要因を検出する復帰要因検出手段と、を有し、前記画像形成装置は通常動作する通常モードと省電力モードとを有し、前記復帰要因検出手段は、前記通常モード時は前記電源部から電源供給し、前記省電力モード時は前記外部より接続されるバスパワーから電源供給することを特徴とする。
画像形成装置を動作させる電源部と、前記画像形成装置の全体を制御するCPUと、
揮発性メモリで構成される主記憶装置と、前記電源部の電源を制御する電源制御手段と、
前記省電力状態から復帰する要因を検出する復帰要因検出手段と、を有し、前記画像形成装置は通常動作する通常モードと省電力モードとを有し、前記復帰要因検出手段は、前記通常モード時は前記電源部から電源供給し、前記省電力モード時は前記外部より接続されるバスパワーから電源供給することを特徴とする。
本発明によれば、外部装置と接続して供給される電力を用いて第2の電力状態から第1の電力状態に復帰するための要因を検出することができる。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
〔第1実施形態〕
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施形態を示す画像形成装置の構成を示す断面図である。本例に示す画像形成装置は、イメージリーダ200およびプリンタ部300からなる画像形成装置本体、折り装置500およびフィニッシャ600を含んでいる。イメージリーダ200の上部には、原稿搬送装置100が装着されている。
図1において、原稿搬送装置100は、原稿トレイ105上にセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ給紙し、湾曲したパスを介して原稿台ガラス205の上へと搬送する。片面原稿を読取る方法としては、原稿台ガラス205上の読取位置R1へ原稿の後端を搬送、停止させ、スキャナユニット206を左から右へ移動させることにより、原稿の読取りを行う原稿固定読取モードと、原稿をある読取り速度で読取位置R1へ搬送し、スキャナユニット206を読取位置R1で固定したまま原稿の読取りを行う原稿流し読取モードがある。その後、いずれのモードの場合も、読取った原稿を排紙トレイ106に排出する。
両面原稿を読取る方法としては、スキャナユニット206で表面を読取り、原稿搬送装置100内に配置した光学ユニット110を使用して裏面を読取る方法がある。詳細な説明は後述する。光学ユニット110内には図示しないイメージセンサおよび光源等が配置されている。
レンズ207を介してイメージセンサ208により読取られた原稿の画像は、露光制御部305に送られる。露光制御部305は、画像信号に応じたレーザ光を出力する。このレーザ光が感光ドラム306に照射されると、感光ドラム306上には静電潜像が形成される。感光ドラム306上の静電潜像は現像器307により現像され、感光ドラム306上の現像剤はカセット308、309、手差し給紙部310および両面搬送パス311のいずれかから給送されたシートに転写部312で転写される。
現像剤が転写されたシートは定着部313に導かれると、現像剤の定着処理が施される。定着部313を通過したシートを、図示しないフラッパにより、一旦、パス315からパス314に導き、シートの後端がパス315を抜けた後、シートをスイッチバックさせてパス316から排出ローラ317に導く。これにより、現像剤が転写された面を下向きの状態(フェイスダウン)にして排出ローラ317によりプリンタ部300から排出することが可能である。これを反転排紙という。このように、フェイスダウンで排出することにより、原稿搬送装置100を用いて複数枚の原稿を読取った画像をプリントする場合など、先頭頁から正しい頁順で画像形成を行うことが可能である。
尚、手差し給紙部310からOHPシートなどの硬いシートに画像形成を行う場合、パス315に導くことなく、現像剤が転写された面を上向きの状態(フェイスアップ)のままで排出ローラ317から排出する。
また、シートの両面に画像形成を行う場合、シートを定着部313からパス315、パス314に導き、シートの後端がパス315を抜けた直後にシートをスイッチバックさせ、図示しないフラッパにより両面搬送パス311に導く。両面搬送パス311に導かれたシートに対し、再度、転写部312で静電潜像が転写され、定着部313で定着処理が施される。
このように、転写部312から両面搬送パス311を経由して再び転写部312に戻る一巡のパスの中に、A4、B5等のハーフサイズ用紙が5枚入った状態でも搬送可能なように、パス長、ローラ配置、駆動系の分割がなされている。尚、これらの処理による排出頁順は、奇数頁が下向きになるように排出されるので、両面コピー時の頁順を合わせることができる。
排出ローラ317から排出されたシートは折り装置500に送り込まれる。折り装置500はシートをZ折りに折りたたむ処理を行う。A3サイズやB4サイズのシートで折り処理の指定がなされている場合、折り装置500で折り処理が行われた後にフィニッシャ600に送り込まれるが、それ以外のサイズのシートはそのままフィニッシャ600に送り込まれる。フィニッシャ600は製本処理、綴じ処理、穴あけなどの処理を行う。また、フィニッシャ600の上部には、インサータ700が設けられており、表紙、合紙等をフィニッシャ600に給送する。
コントローラ制御部400はイメージリーダ200、プリンタ部300折り装置500およびフィニッシャ600と通信を行い、画像形成装置全体の制御を司る。
コントローラ制御部400はイメージリーダ200、プリンタ部300折り装置500およびフィニッシャ600と通信を行い、画像形成装置全体の制御を司る。
図2は、図1に示した画像形成装置の制御部の全体構成を示すブロック図である。本例に示す画像形成装置全体を制御するコントローラ制御部400を中心に構成されている。
図2において、コントローラ制御部400は、操作要求を受付ける操作部800の設定や外部コンピュータ453からの指示に基づいて原稿搬送装置100を制御する原稿搬送装置制御部101、イメージリーダ200を制御するイメージリーダ制御部201と通信を行い入力される原稿の画像データを取得する。また、プリンタ部300を制御するプリンタ制御部301と通信を行い、画像データをシートに印刷する。折り装置500を制御する折り装置制御部501、フィニッシャ600を制御するフィニッシャ制御部601と通信を行い、印刷されたシートにステイプルやパンチ穴といった所望の出力を実現する。
図2において、コントローラ制御部400は、操作要求を受付ける操作部800の設定や外部コンピュータ453からの指示に基づいて原稿搬送装置100を制御する原稿搬送装置制御部101、イメージリーダ200を制御するイメージリーダ制御部201と通信を行い入力される原稿の画像データを取得する。また、プリンタ部300を制御するプリンタ制御部301と通信を行い、画像データをシートに印刷する。折り装置500を制御する折り装置制御部501、フィニッシャ600を制御するフィニッシャ制御部601と通信を行い、印刷されたシートにステイプルやパンチ穴といった所望の出力を実現する。
外部I/F451はUSBホストに対応する外部コンピュータ453とを接続するインタフェースであり、例えばネットワークやUSBなどの外部バス452で接続し外部コンピュータ453からのプリントデータを画像に展開して出力し、また図3に示すハードディスク407(以下、HDD)内の画像データを外部コンピュータ453に送信することを行う。
図3は、図2に示したコントローラ制御部400の詳細構成を示すブロック図である。
図3において、コントローラ制御部400はCPU401で制御され、オペレーティングシステム(以下、OS)で制御される。バスブリッジ404はCPU401の初期起動プログラムを格納しているROM402、CPU401の制御データを一時的に保持し、制御に伴う演算の作業領域として用いられるRAM403が接続されている。RAM403は揮発性メモリである。RAM403は主記憶部として使用される。
半導体ディスク408には、CPU401のOSを含むメインプログラムを格納している。HDD407には、ユーザが取得した画像データや後述する操作部800で画像を編集したときの保存用に使用される。
図3において、コントローラ制御部400はCPU401で制御され、オペレーティングシステム(以下、OS)で制御される。バスブリッジ404はCPU401の初期起動プログラムを格納しているROM402、CPU401の制御データを一時的に保持し、制御に伴う演算の作業領域として用いられるRAM403が接続されている。RAM403は揮発性メモリである。RAM403は主記憶部として使用される。
半導体ディスク408には、CPU401のOSを含むメインプログラムを格納している。HDD407には、ユーザが取得した画像データや後述する操作部800で画像を編集したときの保存用に使用される。
また、USBインタフェースを制御するUSBペリフェラルデバイスとして機能させるためのUSBデバイスインタフェース制御部405、ネットワークを制御するネットワーク制御部412、操作部800を制御する操作部制御部406が接続されている。なお、USBデバイスインタフェース制御部405はUSBコントローラとして機能する。
CPU401は、バスブリッジ404を介して、デバイス制御部409間の通信を行う。デバイス制御部409は原稿搬送装置制御部101、イメージリーダ制御部201、プリンタ制御部301折り装置制御部501、フィニッシャ制御部601と接続され制御を司る。
電源制御部410は、画像形成装置全体の電力制御を司る。たとえば、メインスイッチ302の状態を検出し、画像形成装置全体をOFFするかONするかの電源を制御する。また、原稿搬送装置制御部101、イメージリーダ制御部201、プリンタ制御部301折り装置制御部501、フィニッシャ制御部601への電源制御も行う。
本発明の実施の形態に係るコントローラ制御部400内の後述する省電力モードへの移行や復帰に係る電源制御も、電源制御部410によって実現される。
本発明の実施の形態に係るコントローラ制御部400内の後述する省電力モードへの移行や復帰に係る電源制御も、電源制御部410によって実現される。
コントローラ制御部400には、省電力モードからの各復帰要因を検出する復帰検出部を有する。復帰検出部は、USBデバイスインタフェース制御部405、ネットワーク制御部412、操作部制御部406内で各復帰要因を検出するだけの電力で構成している。
例えば、復帰要因検出を行う操作部復帰検出部414は、画像形成装置が省電力モードである場合、図4に示す操作部800の省エネキー804が押下された場合に操作部復帰検出部414が電源制御部410に伝えて省電力モードから復帰させる。この場合には、操作部復帰検出部414は、省エネキー804が押下されることを検出できる部分のみ通電している構成になっている。
同様に復帰要因検出を行うネットワーク復帰検出部413は、プリントのジョブが投入されたことを検出されたことを判断できる部分のみ通電している。プリントのジョブを受信した際に電源制御部410に伝えて省電力モードから復帰させる。省電力モードから復帰させた後、プリント動作を開始できる構成になっている。
同様に本発明の実施の形態に係る復帰要因検出を行うUSB復帰検出部411は、プリントのジョブが投入されたことを検出されたことを判断できる部分のみ通電している。省電力モード中は、USB復帰検出部411はVBUS信号より電源を供給している。
プリントのジョブを受信した際に電源制御部410に伝えて省電力モードから復帰させる。この際に、USB復帰検出部411の通電も図6に示す第1の電源304からの通電に切替えて、省電力モードから復帰させる。その後、プリント動作を開始できる構成になっている。また、VBUS信号はUSB復帰検出部411を経由して、電源制御部410に接続されており、VBUS信号の供給によって、省電力モードから復帰させることも可能な構成になっている。
図4は、図2に示した画像形成装置の操作部800の構成を示す図である。
図4において、LCD表示部900は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラ制御部400に伝える。テンキー801はコピー枚数など、数字の入力時に使用する。スタートキー802は、ユーザ所望の条件を設定した後、複写動作、原稿の読取り動作を開始する時などに用いる。ストップキー803は稼働中の動作を止めるときに使用する。省エネキー804はユーザが省電力モードへの移行、復帰を行うのに使用する。
図4において、LCD表示部900は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラ制御部400に伝える。テンキー801はコピー枚数など、数字の入力時に使用する。スタートキー802は、ユーザ所望の条件を設定した後、複写動作、原稿の読取り動作を開始する時などに用いる。ストップキー803は稼働中の動作を止めるときに使用する。省エネキー804はユーザが省電力モードへの移行、復帰を行うのに使用する。
また、805はガイドキーであり、キーの機能が解らないとき押すとそのキーの説明が表示される。806はコピーモードキーであり、複写を行うときに押す。807はファックスキーであり、ファックスに関する設定を行うときに押す。808はファイルキーであり、ファイルデータを出力したいときに押す。809はプリンタキーであり、コンピュータ等の外部装置からのプリント出力に関する設定などを行うときに使用する。
以下、本発明を適用したUSBインタフェースの省電力モード移行する手段、復帰する手段に関して詳細に説明する。
以下、本発明を適用したUSBインタフェースの省電力モード移行する手段、復帰する手段に関して詳細に説明する。
図5は、本実施形態を示す画像形成装置の省電力モードにかかる電源状態遷移図である。なお、本実施形態において、電力状態として通常動作する通常モードと省電力モードとを有する。
図6は、図3に示したコントローラ制御部400に供給される電源構成を説明するブロック図である。
図7、図8は、図3に示したコントローラ制御部400に対する各省電力モード時の電源状態図である。特に、図7は本発明に係る低消費電力モード電源状態であり、図8はUSB省電力モード電源状態である。以下、図5、図6、図7および図8を参照して各電源状態の詳細に説明する。また、通常モード時は、第1の電源304,第2の電源318から電力が供給される。
なお、本実施形態では、電源供給状態に対応づけて図5に示す各モードを以下のように定義する。
スタンバイモード(P100)
図6は、図3に示したコントローラ制御部400に供給される電源構成を説明するブロック図である。
図7、図8は、図3に示したコントローラ制御部400に対する各省電力モード時の電源状態図である。特に、図7は本発明に係る低消費電力モード電源状態であり、図8はUSB省電力モード電源状態である。以下、図5、図6、図7および図8を参照して各電源状態の詳細に説明する。また、通常モード時は、第1の電源304,第2の電源318から電力が供給される。
なお、本実施形態では、電源供給状態に対応づけて図5に示す各モードを以下のように定義する。
スタンバイモード(P100)
商用電源(ACコンセント)303がONの状態で画像形成装置がいつでも動作可能で、即座にすべての操作を受け付ける状態である。メインスイッチ302、第1の電源304、電源制御部410が第1のスイッチ319、第2のスイッチ320をON(通電)して、電源部として用いられる第1の電源304および第2の電源318から画像形成装置全体に給電されている状態である。
電源OFFモード(P101)
電源OFFモード(P101)
商用電源(ACコンセント)303がOFFの状態と同様であり、画像形成装置に電力が供給されていない状態であり、完全OFF状態である。このとき、画像形成装置には電力が全く来ていない状態なので、電気的な全ての操作を受け付けない。メインスイッチ302の遷移で本モードに遷移する。
スリープモード(P102)
スリープモード(P102)
電力状態はスタンバイモードと同様で、スタンバイモード中にユーザが操作部800内の省エネキー804を押下させ省電力状態に移行を指示した場合、あるいは一定時間画像形成装置が未使用である場合などにスリープモードに移行する。CPU401はRAM403に画像形成装置がスタンバイ状態から省電力モードに移行する直前の画像形成装置の状態のプログラムおよびデータをセルフリフレッシュを実行して保持する。スリープモードは、CPU401が各省電力モードに移行する直前、すなわち電源制御部410に対して省電力モードに移行する指示をする直前までの処理の状態のことである。
低消費電力モード(P103)
低消費電力モード(P103)
図7の電力状態は、USBインタフェースに外部コンピュータ453が認識されていない場合に、CPU401から省電力モードに移行する指示がきた場合に電源制御部410が制御する電源状態である。網掛け部分には通電していないことを示す。画像形成装置が最も電力を必要としない状態まで電源を切断した省電力モードである。本発明では、電源制御部410、RAM403、ネットワーク復帰検出部413、操作部復帰検出部414にのみ第1の電源304から電力を供給している。電源制御部410は、第1のスイッチ319、第2のスイッチ320をOFF(切断)することで低消費電力モードを実現している。
スタンバイモードへの復帰は、ネットワーク復帰検出部413が外部コンピュータ453からネットワークより画像形成装置に対して、プリント要求のパケットを受信した時に復帰する。同様に、操作部復帰検出部414は操作部800の省エネキー804が押下された時にも復帰する。また、外部コンピュータ453からVBUS信号を検出してUSB復帰検出部411を経由して、電源制御部410に通知され、省電力モードから復帰する。
USB省電力モード(P104)
USB省電力モード(P104)
図8の電力供給状態は、USBインタフェースに外部コンピュータ453との接続が認識されている場合にCPU401から省電力モードに移行する指示がきた場合に電源制御部410が制御する電源供給状態である。図7の電力状態から、USB復帰検出部411が動作可能になっている状態である。電源制御部410は、図7同様に第1のスイッチ319、第2のスイッチ320をOFF(切断)することで実現している。ただし、USB復帰検出部411の電力は外部コンピュータ453のUSBのVBUS信号(バス電源)から供給されている。外部コンピュータ453からUSB復帰検出部411へ給電している状態を斜線にて示す。
スタンバイモードへの復帰は、USB復帰検出部411が外部コンピュータ453からUSBより画像形成装置に対して、所定の復帰要因に対応するプリント要求のパケットを受信したかを監視して、受信したら電源制御部410に通知する。ネットワーク復帰検出部413、操作部復帰検出部414からの復帰は、低消費電力モードの場合と同様である。
USB省電力モードから低消費電力モードへの移行は、外部コンピュータ453のUSBのVBUS信号がOFFされた時点でUSB復帰検出部411も同時にOFFされて移行する。例えば、USBケーブルが抜かれた、外部コンピュータ453が省電力モードに入ってVBUS信号がOFFされた場合である。
JOB実行モード(P105)
画像形成装置がJOBを実行している状態であり、画像形成装置の全ての構成に対して電力供給が行われる。ジョブを終了すると、スタンバイモードに遷移する。
図9は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した画像形成装置のスタンバイ状態から各省電力モードに移行する状態遷移フローに対応する。なお、各ステップは、CPU401がROM202に記憶される制御プログラムを実行することで実現される。
JOB実行モード(P105)
画像形成装置がJOBを実行している状態であり、画像形成装置の全ての構成に対して電力供給が行われる。ジョブを終了すると、スタンバイモードに遷移する。
図9は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した画像形成装置のスタンバイ状態から各省電力モードに移行する状態遷移フローに対応する。なお、各ステップは、CPU401がROM202に記憶される制御プログラムを実行することで実現される。
画像形成装置がスタンバイモードにあるとき(S100)、CPU401は省エネ状態に移行するか否かを監視している(S101)。例えば、ユーザが操作部800内の省エネキー804を押下させ省電力状態に移行を指示した場合、あるいは一定時間画像形成装置が未使用である場合に、CPU401は省電力状態に移行する準備を開始する。
CPU401は、省電力モードから復帰要因が入力された場合に復帰できるようにネットワーク復帰検出部413に対して受信待機設定を実施し、同様にUSB復帰検出部411に対しても受信待機設定を実施する(S102)。
次にCPU401は、RAM403にCPU401自身のレジスタ情報、ステータスなど格納する。RAM403への格納が終了したら、CPU401は図示しないメモリコントローラに対して、RAM403がセルフリフレッシュ状態になるように設定する(S103)。
CPU401は、電源制御部410へ省電力モードへの移行を指示して、ソフトウェア処理を終了する(S104)。
省電力モードへの移行指示を受けた電源制御部410は、第1のスイッチ319および第2のスイッチ320を切断する(S105)。画像形成装置の処理としては、本動作で終了となる。
CPU401は、電源制御部410へ省電力モードへの移行を指示して、ソフトウェア処理を終了する(S104)。
省電力モードへの移行指示を受けた電源制御部410は、第1のスイッチ319および第2のスイッチ320を切断する(S105)。画像形成装置の処理としては、本動作で終了となる。
S105で電源制御部410が第1のスイッチ319および第2のスイッチ320が切断した時点で、外部コンピュータ453がUSB復帰検出部411と接続されている、すなわちVBUS信号が供給されUSB信号が接続されているかの状態で省電力モードの移行が自動で変化する(S106)。
外部コンピュータ453がUSB復帰検出部411と接続されている場合(S107)には、電源制御部410が第1のスイッチ319および第2のスイッチ320が切断した時点で、外部コンピュータ453から外部I/F451、逆流防止回路415を介して、USB復帰検出部411に給電されるように電源が切り換えられる。結果、USB省電力モードとなる。
ここで逆流防止回路415は、スタンバイ状態のときに第1の電源304の給電が外部コンピュータ453に給電されないように設けている。スタンバイモードのとき、USB復帰検出部411は第2のスイッチ320が接続され、USB復帰検出部411は第1の電源304より供給されている。このとき、外部コンピュータ453が接続されるとVBUS信号も供給される。すなわち、電源が衝突してしまうため、ダイオードやトランジスタなどを用いてスタンバイモードのときはUSB復帰検出部411にVBUS信号も供給されないように構成する。逆流防止回路415の回路構成はこれに限ったものではない。
外部コンピュータ453がUSB復帰検出部411と接続されていない場合(S108)には、電源制御部410が第1のスイッチ319および第2のスイッチ320が切断した時点で、USB復帰検出部411の電源が切断される。
結果、低消費電力モードとなる。
結果、低消費電力モードとなる。
図10は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した画像形成装置の低消費電力モードからスタンバイモードに移行する状態遷移フローに対応する。なお、各ステップは、図3に示したCPU401がROM202に記憶される制御プログラムに基づいて後述する検出部からの情報を処理することで実現される。
低消費電力モードにあるときには(S108)、各復帰要因が入力されスタンバイ状態へ復帰させるか否かを待つ(S200)。操作部復帰検出部414は、省エネキー804が押下されるか、ネットワーク復帰検出部413は、画像形成装置にプリントJOBや画像形成装置の情報取得のパケットが入力されるかを待つ。また、USB復帰検出部411は、この時点で給電されてはいないが外部コンピュータ453が接続されることにより、すなわちVBUS信号が接続されUSB復帰検出部411が給電されることで復帰する。これらのいずれかの復帰要因が入力されると、電源制御部410に通知する。
復帰の通知をうけた電源制御部410は、第1のスイッチ319および第2のスイッチ320を接続して(S201)、画像形成装置全体に電源が供給される。
CPU401は、RAM403で保持している情報から復帰動作を行い(S202)、スタンバイモードに復帰する(S100)。必要に応じて、プリント動作などの処理を行う。
図11は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した画像形成装置のUSB省電力モードから各モードに移行する状態遷移フローに対応する。なお、各ステップは、図3に示したCPU401がROM202に記憶される制御プログラムに基づいて後述する検出部からの情報を処理することで実現される。
USB省電力モード(S107)にあるときには、外部コンピュータ453がUSB復帰検出部411と接続され続けているかで状態が変化する(S300)。
USB省電力モード中に、外部コンピュータ453との接続が切断された場合には、USB復帰検出部411の電源が切断され(S302)、そのまま低消費電力モードに移行する(S108)。
外部コンピュータ453との接続が継続されている場合には、各復帰要因が入力されスタンバイ状態へ復帰させるか否かを待つ(S301)。
低消費電力モードにあるときには(S108)、各復帰要因が入力されスタンバイ状態へ復帰させるか否かを待つ(S200)。操作部復帰検出部414は、省エネキー804が押下されるか、ネットワーク復帰検出部413は、画像形成装置にプリントJOBや画像形成装置の情報取得のパケットが入力されるかを待つ。また、USB復帰検出部411は、この時点で給電されてはいないが外部コンピュータ453が接続されることにより、すなわちVBUS信号が接続されUSB復帰検出部411が給電されることで復帰する。これらのいずれかの復帰要因が入力されると、電源制御部410に通知する。
復帰の通知をうけた電源制御部410は、第1のスイッチ319および第2のスイッチ320を接続して(S201)、画像形成装置全体に電源が供給される。
CPU401は、RAM403で保持している情報から復帰動作を行い(S202)、スタンバイモードに復帰する(S100)。必要に応じて、プリント動作などの処理を行う。
図11は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した画像形成装置のUSB省電力モードから各モードに移行する状態遷移フローに対応する。なお、各ステップは、図3に示したCPU401がROM202に記憶される制御プログラムに基づいて後述する検出部からの情報を処理することで実現される。
USB省電力モード(S107)にあるときには、外部コンピュータ453がUSB復帰検出部411と接続され続けているかで状態が変化する(S300)。
USB省電力モード中に、外部コンピュータ453との接続が切断された場合には、USB復帰検出部411の電源が切断され(S302)、そのまま低消費電力モードに移行する(S108)。
外部コンピュータ453との接続が継続されている場合には、各復帰要因が入力されスタンバイ状態へ復帰させるか否かを待つ(S301)。
操作部復帰検出部414は、省エネキー804が押下されるか、ネットワーク復帰検出部413は、画像形成装置にプリントJOBや情報取得のパケットが入力されるかを待つ。また、USB復帰検出部411は、外部コンピュータ453の接続が継続されたままのため、画像形成装置にUSBインタフェースからプリントJOBが入力されることを待つ。これらのいずれかの復帰要因が入力されると、電源制御部410に通知する。
復帰の通知をうけた電源制御部410は、第1のスイッチ319および第2のスイッチ320を接続して(S303)、画像形成装置全体に電源が供給される。CPU401はRAM403で保持している情報から復帰動作を行い(S304)、スタンバイモードに復帰する(S100)。必要に応じて、プリント動作などの処理を行う。
この実施の形態に記載されているのはUSBインタフェースに限定したが、FireWireなどバスパワーを有するものにも適用でき、この発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
復帰の通知をうけた電源制御部410は、第1のスイッチ319および第2のスイッチ320を接続して(S303)、画像形成装置全体に電源が供給される。CPU401はRAM403で保持している情報から復帰動作を行い(S304)、スタンバイモードに復帰する(S100)。必要に応じて、プリント動作などの処理を行う。
この実施の形態に記載されているのはUSBインタフェースに限定したが、FireWireなどバスパワーを有するものにも適用でき、この発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
400 コントローラ制御部
401 CPU
402 ROM
403 RAM
401 CPU
402 ROM
403 RAM
Claims (3)
- 画像形成装置を動作させる電源部と、
前記画像形成装置の全体を制御するCPUと、
揮発性メモリで構成される主記憶装置と、
前記電源部の電源を制御する電源制御手段と、
前記省電力状態から復帰する要因を検出する復帰要因検出手段と、
を有し、
前記画像形成装置は通常動作する通常モードと省電力モードとを有し、
前記復帰要因検出手段は、
前記通常モード時は前記電源部から電源供給し、
前記省電力モード時は前記外部より接続されるバスパワーから電源供給することを特徴とする画像形成装置。 - 前記復帰要因検出手段は、USBペリフェラルデバイスとして機能させるためのUSBコントローラであり、
前記USBコントローラは、
省電力モード時は前記USBコントローラと外部より接続されるUSBホストからのVBUS信号から電源供給することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 画像形成装置を動作させる電源部と、前記画像形成装置の全体を制御するCPUと、揮発性メモリで構成される主記憶装置とを備え、前記画像形成装置は通常動作する通常モードと省電力モードとを有する画像形成装置の電源制御方法であって、
前記電源部の電源を制御する電源制御工程と、
前記省電力状態から復帰する要因を検出する復帰要因検出工程とを備え、
前記復帰要因検出工程は、
前記通常モード時は前記電源部から電源供給し、
前記省電力モード時は前記外部より接続されるバスパワーから電源供給することを特徴とする画像形成装置の電源制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014028406A JP2015152846A (ja) | 2014-02-18 | 2014-02-18 | 画像形成装置、画像形成装置の電源制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2015152846A true JP2015152846A (ja) | 2015-08-24 |
Family
ID=53895122
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017134567A (ja) * | 2016-01-27 | 2017-08-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子機器および電力制御プログラム |
CN107018270A (zh) * | 2016-01-27 | 2017-08-04 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 电子产品以及电力控制方法 |
-
2014
- 2014-02-18 JP JP2014028406A patent/JP2015152846A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107018270B (zh) * | 2016-01-27 | 2019-05-31 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 电子产品以及电力控制方法 |
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