JP4569522B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に対して後処理を施すことができる後処理装置と画像形成を行う画像形成装置等からなる画像形成システムに関する。
最近の画像形成装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、あるいは、これらの複合機として構成され、画像形成装置と後処理装置とを連携し作動させるようにして画像形成システムを構築したものが多くなっている。
そして、画像形成システムにおいては、画像情報に基づく画像を記録媒体に形成した後に、引き続いて、または、その後必要に応じて記録媒体に対して、穴開け(パンチ)、綴じ(ステープル)、折り畳み、揃え(ソート)等の後処理を施すことができるようになっている。
このような画像形成システムを作動可能な状態にするためには、一般に、画像形成装置側に設けられている電源スイッチを投入すると、画像形成装置は定着装置のウォームアップ等が実行され、また、後処理装置と情報伝達を行いながら必要な初期設定等がなされて作動可能な状態に立ち上げられる。同様に、後処理装置も必要な初期設定等の処理がなされ作動可能な状態に立ち上げられる。
そして、一連の予め設定された立ち上げ作動が完了した時点で、画像形成装置または後処理装置に設けられた操作入力手段により、所望の画像形成に関する条件やモード等の情報の設定を行ったり、後処理に関する条件やモード等の情報の設定を行うことで、所望の画像形成作動や後処理作動が行われるようになっている。
このような従来の画像形成システムの制御では、記録媒体に対して後処理を施したい場合には、後処理装置のみを使用することになる。しかしながら、従来の画像形成システムでは、画像形成装置と後処理装置の両方を立ち上げてからでないと後処理装置を使用することができないようになっていた。そのため、画像形成装置と後処理装置の両方を立ち上げた結果、不要な画像形成装置の定着装置のウォームアップ等が開始され、また、画像形成装置で画像を形成するための様々な初期設定等が実行されて、すぐに使用したい後処理装置が立ち上がるまでの無駄な時間の浪費や無駄な電力等のエネルギーの消費を余儀なくされていた。
そこで、従来では、無駄な時間や電力等の無駄を省くために、例えば、印刷装置の電源スイッチを切断して、すぐに印刷装置の電源スイッチを投入した場合に、印刷装置の濃度調整を行わないで、すぐに、印刷できるようにすることで時間を短縮した技術が公開されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、通常、画像形成装置の電源オン(投入)時には、通常モードとして、各制御部に対して電力の供給を行うが、画像形成作動等が所定時間実行されない場合等に省電力を行うスリープモードに移行する際には、スリープ解除に必要な一部の制御部及び電源系統のみを除いて電力供給をオフするようにすると共に、これとは別に、スリープモードを実行中に後処理のみを実行できるようにしたマニュアル後処理など、システム全体に対して電力供給を行う必要が無い場合は、マニュアル後処理を行うのに必要な制御部、及び電源系統のみに電力供給を行うようにした技術が公開されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−96849号公報 特開2005−246870号公報
しかしながら、特許文献1は、印刷装置の電源スイッチを切断して、すぐに印刷装置の電源スイッチを投入した場合には、電源スイッチを切断して投入するまでの時間が短いので、電源スイッチを切断する前に予め設定していた濃度調整は有効と判断して再利用するようにしたものであり、電源スイッチの投入時に実行する印刷装置の濃度調整を新たに行わないようにすることで、すぐに、印刷できるように時間短縮を図るものであるため、最初に電源を投入する場合には装置全体を作動可能な状態に立ち上げ、濃度調整等を実行する必要があり、最初に電源を投入したときの立ち上げ作動の時間短縮や無駄なエネルギーの浪費を改善するものではない。
また、特許文献2は、画像形成装置がスリープモードに移行した場合に、システム全体に対して電力供給を行う必要が無い場合は、マニュアル後処理を行うのに必要な制御部、及び電源系統のみに電力供給を行うようにしたものであり、特許文献1と同様に、最初に電源を投入したときの立ち上げ作動の時間短縮や無駄なエネルギーの浪費を改善するものではない。
つまり、特許文献1や特許文献2は、とりあえずは使用しない装置があっても、最初に電源を投入して装置を立ち上げる場合は、システム全体に対して電力供給を行って全ての装置を作動可能な状態に立ち上げる必要があり、立ち上げ作動に時間がかかり無駄な電力等のエネルギーの浪費が発生するという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、後処理手段のみを使用する場合は、後処理手段を立ち上げる時間の短縮を図ると共に、無駄な電力等の浪費を防止して省エネルギーが実現できる画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明は、下記構成を採ることで上記目的を達成できる。
1.
画像情報に基づき記録媒体に画像を形成して排出する画像形成部を有する画像形成手段と、記録媒体に対して後処理を施す後処理手段とを備えた画像形成システムにおいて、
前記画像形成システムに電源を投入する電源スイッチ手段と、
前記後処理手段は記録媒体を載置する給紙部を備え、前記給紙部に載置された記録媒体に対して後処理を実行させる後処理専用モードを設定する後処理作動設定手段と、
前記電源スイッチ手段により電源が投入され、前記後処理作動設定手段により前記後処理専用モードが設定されたことを検出した場合は、前記後処理手段のみを作動可能な状態にする立ち上げ作動を行い、前記画像形成手段の少なくとも画像形成部の立ち上げ作動は行わない制御手段とを備えたこと
を特徴とする画像形成システム。
2.
前記画像形成手段を作動可能な状態に立ち上げる起動モードを設定する起動手段を備え、
前記制御手段は、前記後処理専用モードが設定されている状態で、前記起動手段により前記起動モードが設定されたことを検出した場合は、前記後処理専用モードによる後処理作動が終了した後に、前記起動モードを実行すること
を特徴とする1に記載の画像形成システム。
3.
前記起動手段は前記後処理手段に設けられていること
を特徴とする1または2に記載の画像形成システム。
本発明は、画像形成手段と後処理手段を使用する画像形成システムに関し、後処理手段のみを使用して記録媒体に後処理を施す場合は、最初に電源を投入した時に後処理手段のみを作動可能な状態に立ち上げ、特に、後処理作動に直接関係しない画像形成手段の定着装置等の画像形成部は立ち上げないようにしたことにより、後処理手段を作動可能な状態に立ち上げる時間の短縮を図ると共に、無駄な電力等の浪費を防止して省エネルギーが実現できる画像形成システムを提供できる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、各図面において、同一符号のものは同一の物を示すものとし、適宜、関連する他の図面を参照して、詳細に説明するものとする。
図1は本発明の一実施形態としての画像形成システムの概略図、図2は本発明の一実施形態としての画像形成システムの回路構成を示すブロック図、図3は本発明の一実施形態としての画像形成システムの制御手順の例を示すフローチャートである。
図1により本実施の形態における画像形成システムの構成について説明する。
本発明の実施の形態における画像形成装置20は、説明を簡単にするために電子写真方式の複写機とする。
20は画像形成手段としての画像形成装置、30は画像形成装置20に装着された自動原稿送り装置(ADF)、40は画像が形成された記録媒体に対して、例えば、カバーシートを挿入(付加)したり、穴を開けたり、綴じたり、折ったり等の後処理を施す後処理機能を備えた後処理手段としての後処理装置である。
画像形成装置20は、筐体1の右側面部に比較的少量の記録媒体である転写紙Pを供給するための手差し皿2が設けられている。そして、左側面部には、画像が形成された転写紙Pを排出して後処理装置40に向けて搬送することができるようになっている。また、筐体1の底面部には画像形成装置20を移動できるようにするための複数のキャスター4が設けられている。
転写紙Pは、例えば、通常の転写紙Pと特殊な転写紙IPに大別され、通常の転写紙Pは、標準紙又は普通紙と呼ばれるもので、特殊な転写紙IPとしては、厚手の紙(厚紙)や薄手の紙(薄紙)、タブと称する突起が設けられたインデックス紙やOHPシート、又は資源の節約のために、通常の転写紙Pの片面に画像が形成された再利用紙と呼ばれるものがある。
筐体1の前面の上部には、ADF30や後処理装置等と連携して画像形成装置20を作動させるために、画像形成条件や後処理条件等の情報を設定するためのコントロールパネルCPが設けられている。
コントロールパネルCPには、液晶表示装置、あるいは、液晶表示装置にタッチパネル等が組み込まれたタッチパネル式の液晶表示装置により構成された表示手段DP、キーボードKB、スタート釦(コピー釦ともいう。)SK等の入力手段が設けられており、操作入力手段として機能する。
タッチパネル式の表示手段DPは、表示部に示されれる数字や文字や記号等が描かれたボタン等の図柄に使用者が触れると、表示部に示される画像形成条件や後処理条件等の情報の選択や設定等の入力ができるようになっており、操作入力手段としても機能する。
例えば、本実施の形態においては、タッチパネル式の表示手段DPにより、転写紙Pに画像を形成するための画像形成モードや画像形成モードに関連する画像形成条件等の選択設定を必要とする項目に対する入力を行うことができる。
また、画像が形成された転写紙Pに対して後処理を施す後処理モードや後処理モードに関連する後処理条件等の選択設定を必要とする項目に対する入力を行うことができるようになっている。
さらに、本実施の形態においては、タッチパネル式の表示手段DPにより、画像形成装置20や後処理装置40からなる画像形成システムに対して最初に電源を投入した時に、画像形成装置20や後処理装置40を作動可能な状態に立ち上げるときの立上げモードを選択したり、選択設定した立上げモードを確認できるようにする立上げ設定確認モードを設定することができるようになっている。
なお、詳細は後述するが、立上げモードには、画像形成装置20と後処理装置40を作動可能な状態に立ち上げる通常の立上げモードと、後処理装置のみを立ち上げる後処理専用の後処理立上げモードがある。
例えば、後処理装置40のみを作動させるように設定する場合は、タッチパネル式の表示手段DPは後処理専用モードを設定することができ、後処理専用モードが設定されたときは後処理専用の後処理立上げモードが実行されるようになっている。
また、画像形成モードに関しては、例えば、(1)片面印字原稿を片面印字出力する。(2)片面印字原稿を両面印字出力する。(3)両面印字原稿を片面印字出力する。(4)両面印字原稿を両面印字出力する。以上4つのモードがある。
画像形成モードにおける画像形成条件としては、例えば、出力される転写紙に対して、印字(プリント、またはコピーともいう。)をカラー又は白黒の何れにするか、両面印字か片面印字か、転写紙として、どのような種類やサイズの転写紙を使用するか、また、出力するプリント枚数や部数、拡大縮小、濃度の設定等の各種の項目、あるいは後処理を施す後処理モードを実行させるか否かといった項目がある。
また、後処理モードにおける後処理条件としては、例えば、カバーシート挿入やステープル、パンチ、折り畳み、ソート等の後処理の種別や、カバーシート挿入モードの際に、挿入する位置としてのページ数を設定したり、表用、裏用、折り曲げることにより表用と裏用になる表裏一体のカバーシートの種類や、中間挿入用等のカバーシートの種類等の各種条件をカバーシート挿入条件として設定したりする設定値の入力等に関する各種の項目がある。
操作入力手段としての入力装置であるキーボードKBは、主に数値等を入力する場合に使用し、スタート釦(コピー釦ともいう。)SKは、画像形成装置20のコピー等のJOBの作動等を開始させる際に使用し、連携してADF30や後処理装置40の作動を開始させたりすることができる。つまり、画像形成装置20やADF30あるいは後処理装置40等を含めた画像形成システムとして一連の画像形成動作の実行を開始させる際に使用するものである。
そして、本実施の形態においては、コントロールパネルCPで設定した画像形成モードや後処理モード等の各種のモードに対する画像形成条件や後処理条件に基づき、例えば、画像形成装置20は画像形成モードで所望の部数の画像形成作動を行った後に、後処理装置40は後処理モードで所望の後処理を施すことができ、後処理専用モードでは、後処理装置40のみを作動可能な状態に立ち上げて所望の後処理モードで後処理を施すことができるようになっている。
なお、特に図示はしないが、本実施の形態においては、画像形成システムとして画像形成装置20や後処理装置40に電源を供給するための電源スイッチ手段が設けられており、画像形成装置20の筐体1の外部から使用者が操作できるように設置されているものとする。
筐体1の内部には、制御手段EC、画像形成手段11、画像読取手段13、及び給排紙手段14等が設けられている。
制御手段ECは、制御回路とも呼ばれ、画像形成装置20の全ての作動を制御するための制御手段であり、CPU等からなる電気回路で構成されている。そして、CPUに予め記憶された制御プログラムや制御データ等に基づき、画像形成装置20を構成する全ての手段を駆動制御するようになっている。
また、画像形成装置20にADF30や後処理装置40等の付属装置が接続されている場合は、同様に、これらの付属装置と連携し協働して、画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体が円滑に作動するように駆動制御するための制御手段としても機能するようになっている。
更に、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等で、パーソナルコンピュータあるいは、他の情報機器等と接続されている場合も、制御手段ECは、これらの機器と協働して、作動に必要な情報の記憶や授受を含め支障なく円滑に駆動制御できるようになっている。
画像形成手段11は、原稿等の画像情報に基づく画像を形成するための手段である。例えば、モータ等の駆動源により予め設定された作像方向(例えば、矢印で示す時計方向)に回転する感光体ドラム(感光体あるいは像担持体とも呼ばれることがある。)5、感光体ドラム5を一様に帯電する帯電手段6、画像情報(画像データともいう)に基づき感光体ドラム5に静電潜像を形成するための露光光を照射する露光手段(図示せず。)、感光体ドラム5に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する現像手段7、感光体ドラム5に形成されたトナー像を転写紙P等に転写する転写分離手段8、トナー像が転写紙P等に転写された後、感光体ドラム5に残留するトナーや紙粉等を掻き落とすためのクリーニング手段9、及び、転写されたトナー像を転写紙Pに溶融固着するための定着手段10等により構成されている。
なお、本実施の形態においては、説明を簡単にするために、画像形成手段11は、感光体ドラム5が1個の場合について説明したが、例えば、前述の感光体ドラム5等を複数用いて、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)等のトナー像を中間転写体である転写ベルトに形成して転写紙に一括転写する、例えば、タンデム式の画像形成手段を用いても良いことは言うまでもない。
また、本実施の形態においては、転写紙によっては、巻き癖(カールともいう)が付き易く、転写紙が感光体ドラムから分離する際に、前述のカールの状態によっては分離しにくくなり、感光体ドラム5に巻き付いた状態となる事故を起こすことがあるので、これを防止するために、転写紙を感光体ドラム5から分離する転写分離手段8の作動を支援する手段として、感光体ドラム5に接触又は待避可能な爪部材を有する分離爪手段(分離手段)15を備えている。
画像読取手段13は、光源LT、ミラー群MR、結像レンズLZ等からなる読取光学系と、CCD(固体撮像素子)等を含む電気回路からなる読取装置ESとで、構成されている。
読取装置ESは、画像形成装置20が複写機の場合は、自動原稿送り装置30の底部側に位置し、筐体1の上部に設けられたプラテンガラス(図示せず)上に載置した原稿や、自動原稿送り装置30により、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取り、デジタルの画像データに変換して、制御手段ECに設けられた記憶手段に画像データを、例えば、圧縮して記憶するようになっている。
また、ADF30により搬送された原稿を画像読取手段13で読み取る場合は、読取位置に搬送された原稿を光源LTが照射し、ミラー群MRを介して、原稿からの反射光を結像レンズLZにより読取装置ESのCCD面に結像させ、CCDの出力する画像情報を画像データとして記憶手段に記憶するようになっている。
給排紙手段14は、給紙カセット12と、図示はしないが駆動源としてのモータや複数のローラ、および搬送方向を規定するガイド部材や搬送方向を切り替えるレバー等の部材からなる給排紙搬送手段で構成されている。
給紙カセット12は、例えば、特殊な転写紙IPを収納するカセット12aと、普通紙と呼ばれる転写紙Pを収納するカセット12bとで構成されている。
給排紙搬送手段は、例えば、直進搬送手段と循環搬送手段とで構成され、直進搬送手段は、給紙カセット12から搬送されてきた転写紙の片面に、画像形成手段11により画像を形成して排紙することができる直進搬送路を有している。
また、循環搬送手段は、転写紙の表裏両面に画像を形成するために、片面(表面ともいう。)に画像が形成された転写紙を排紙方向への搬送途中で搬送方向を反転させ、かつ、表裏を反転させて、もう一方の片面(裏面ともいう。)に画像を形成するように搬送するための循環搬送路を有している。
そして、直進搬送手段と循環搬送手段のどちらを作動させるかは、操作入力手段であるコントロールパネルCPで入力設定された画像形成条件としての片面印字または両面印字等の印字面情報(印字モードともいう。)を、制御手段ECが判断して制御するようになっている。
転写紙を搬送する場合は、制御手段ECの指示により、循環搬送制御手段が給排紙搬送手段等を作動させ、例えば、片面に画像を形成する片面モードの場合は、特殊な転写紙IP又は普通紙Pを予め選択し設定した後に、駆動源であるモータを回転させることにより、複数のローラ群等を回転駆動させて、給紙カセット12から適切なタイミングで感光体ドラム5に向けて予め選択された特殊な転写紙IP又は普通紙Pを給紙搬送し、原稿に基づく画像が形成された後に排紙搬送するようになっている。
また、両面に画像を形成する、所謂、両面印字(表裏両面印字ともいう。)を行う両面モードの場合は、制御手段ECの指示により、循環搬送制御手段が給排紙搬送手段等を作動させ、画像形成手段11により片面に画像が形成された転写紙が排紙方向(矢印X方向)へ搬送されている途中で、例えば、転写紙の先端部が反転ローラ17を通過した時点で、反転ローラ17の回転を停止させ、次に転写紙を画像形成手段11へ戻す方向に搬送するように、反転ローラ17の回転方向を切り替える。
同時に、反転部材16を時計方向に回転させて、画像形成手段11の方向に搬送されていた転写紙の進行方向を矢印X2に示す経路(循環搬送路ともいう。)に変更させる。
そして、予め設定された循環可能枚数に基づき循環搬送路内を搬送させることで、一次的に転写紙を待機させた状態にした後に、適切なタイミングで転写紙を矢印X2方向からX1方向へと搬送して、再度画像形成手段11による画像形成を行わせ、両面印字された転写紙を後処理装置40へ搬送するためにX方向へと排紙させるようになっている。
なお、一般には、転写紙の搬送経路には、転写紙を適切に搬送するためのガイド部材が設けられていることが多いが、本発明の実施の形態においては、説明を簡単にするために、ガイド部材に関する図示および説明を省略した。
自動原稿送り装置(ADF)について簡単に説明する。
ADF30は、搬送装置全体がADF筐体31で覆われ、ADF筐体31の外部に原稿載置台32と排紙部33が設けられている。
原稿載置台32には、例えば、第1頁の原稿面(表面)を最上部にした状態の複数の原稿WPが載置される。載置された原稿WPは、複数のローラ等により構成される原稿搬送装置により読取位置に搬送され、読取装置ESで読み取られ、排紙部33に排紙される。
原稿搬送装置は、図示せぬ駆動制御回路により、画像形成装置20の制御手段ECと連動して作動するようになっている。
後処理装置40の構成について簡単に説明する。
後処理装置40は、後処理装置の筐体41に全体が覆われており、筐体41の右側面部(画像形成装置20側)には、画像形成装置20から排紙される画像が形成された転写紙を受け入れるための挿入口43が設けられ、左側面部には、供給前のカバーシートKが載置される給紙部n4、例えば、綴じられた転写紙束が積載される排紙皿(積み置き部)n9、折り畳まれた転写紙束を受ける排紙皿n10が設けられている。
また、筐体41の底面部には後処理装置40を移動できるようにするための複数のローラ42が設けられている。
本実施の形態においては、後処理専用モードが選択設定された場合に、後処理装置40のみを作動させて所望の後処理モードで後処理を施すことができるように、筐体41の外部には、図示はしないが、後処理条件等を選択設定することができる後処理専用の操作入力手段を備えている。
筐体41の内部には、画像形成装置20の制御手段ECと連動して作動するように図示せぬ後処理装装置の制御手段や駆動制御回路、モータ等の駆動源が設けられている。
また、シフト処理部およびパンチ部(穴あけ装置ともいう。)n5、中間スタッカ(積み置き部)n6、ステープラ(綴じ装置)n7、折り畳み装置n8が設けられており、更に、搬送路R5,R6,R7,R8,R9,R10,R11,R12、R13、R14が構成されている。
なお、本実施の形態においては、後処理専用モードが実行しやすいように、後処理装置40に後処理装置専用の操作入力手段や制御手段を設けたが、後処理装置に設けず、画像形成装置20のコントロールパネルCPや制御回路ECを共有して利用できるようにしても良い。
搬送路R5〜R11は、主に、駆動ローラと従動ローラとからなる搬送ローラ対を複数配置した後処理用搬送装置により形成され、例えば、搬送路R6に沿って、カバーシートKを1枚ずつ取り出すピックアップローラ44や取り出したカバーシートKの搬送を一旦停止させ、待機状態にすることができる搬送ローラ対からなるプレフィード停止位置Q3が設けられている。
また、搬送路R5からR8またはR9へ、R7からR8またはR9へと搬送路を変更するための回転可能なガイドLBからなる搬送路変更手段が設けられている。
なお、表紙等に用いられるカバーシートKは、一般には、紙や樹脂フィルム等の材質で形成されたシートが用いられるが、場合によっては、特殊な材質や特殊な加工を施した、例えば、木材や皮革、金属箔によるシート等も用いられることがある。
ここで、後処理装置40の作動について簡単に説明する。
なお、説明を簡単にするために、カバーシートは表紙として挿入されるものとし、事前に、カバーシートKを表紙として挿入することが解っているものとする。なお、これらの前提条件は、画像形成装置20の操作入力手段200により予め設定されているものとする。
カバーシートKを挿入する場合は、画像形成装置20と連携して作動する後処理装置40の駆動制御回路を介して後処理用搬送装置を作動させ、まず、給紙部n4に載置されたカバーシートKが、ピックアップローラ44により1枚毎に取り上げられて搬送路R6に沿って搬送されて、先端をプレフィード停止位置Q3に当接させた位置で停止する。
画像形成装置20からの情報により、画像形成装置20から画像が形成された転写紙が排出されるタイミングに合わせて、後処理搬送装置が再起動され、プレフィード停止位置Q3で停止し待機状態にあるカバーシートKは送り出され(再搬送され)、搬送路R7に沿って進む。
ステープル(綴じ)やパンチ(穴あけ)又は折り畳みを行わない場合には、ガイドLBが図示位置に停止しているので、搬送路R7からR8へと搬送されR13へと搬送されて排紙皿n9へと排出される。引き続いて、画像が形成された転写紙が挿入口43から搬送路R5へと進入し、続いてR8からR13へと搬送されて排紙皿n9へと排出され、カバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープルやパンチ又は折り畳みを行う場合は、ガイドLBが図示位置より反時計方向に回転して停止しているので、カバーシートKはプレフィード停止位置Q3から送り出され、更に、搬送路R7から搬送路R9に沿って搬送されて中間スタッカn6へ排出される。
同様に、画像が形成された転写紙が挿入口43から搬送路R5へと進入すると、ガイドLBが図示位置より反時計方向に回転して停止しているので、転写紙は搬送路R8には搬送できずR9へと進路が変更される。そして、搬送路R9に沿って搬送されて中間スタッカn6へ排出される。このとき、中間スタッカn6では、先に排出されたカバーシートKと後続する転写紙が揃えられ、カバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープルを行う場合は、カバーシートKと転写紙が一緒にステープラn7により綴じられた後に、搬送路R10からR13へと搬送され、排紙皿n9へ排出され、綴じられたカバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープルやパンチと折り畳みを行う場合は、例えば、穴あけ装置n5により穴あけされ、カバーシートKと転写紙が一緒にステープラn7により綴じられた後に、更に、搬送路R11に沿って搬送され、折り畳み装置n8によりカバーシートKと転写紙が一緒に折り畳まれた後に搬送路R12からR14へと搬送され排紙皿n10へと排出され、綴じられたり、折り畳まれたカバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ソートを行う場合は、カバーシートKは搬送路R8の途中に設けられたシフト処理部n5で一旦停止され、この位置で、後続する転写紙が積載される。その後、カバーシートKと転写紙は一緒に搬送方向に垂直でシート面に平行な上下方向へ移動することができるようになっており、また、図示はしないが排紙皿n9が複数段に構成されているので、シフト処理部n5と排紙皿n9との連携動作で、排紙皿n9の格段にカバーシートKを搬送することが出来るようになっている。
単に、折り畳みを行う場合、中間スタッカn6へ排出され中間スタッカn6上に積み置かれたカバーシートKと転写紙は、中間スタッカn6で揃えられた後に、搬送路R11に沿って折り畳み装置n8へ搬送され、折り畳み装置n8により折り畳まれた後、搬送路R12からR3に沿って搬送されて排紙皿n10へ排出される。なお、折り畳み装置n8から排紙皿n9へ排出されるように構成しても良い。
なお、本実施の形態においては、穴あけ装置n5や綴じ装置n7の詳細な構成に関する説明は割愛するが、後処理装置40に設けられている穴あけ装置n5や綴じ装置n7は、穴あけ装置n5や綴じ装置n7を構成するアクチュエータを所定の操作で作動させることにより、転写紙に対してステープルやパンチを施す位置や間隔が変更できるようになっている。
また、本実施の形態においては、詳細は割愛するが、この調整プログラムを応用して、コントロールパネルCPを操作することにより、使用者が独自の冊子等を作成するために、ステープルやパンチ等を施す基準の位置や間隔等を任意に設定できるようにしている。
本実施の形態においては、特に、後処理専用モードとして後処理装置40のみを作動可能な状態に立ち上げて後処理を行うことができるようになっている。
特に、後処理専用モードで後処理を行う場合は、後処理装置40の給紙部n4にカバーシートKの代わりに後処理を施したい記録媒体を載置して、電源スイッチ手段を投入した後に、後処理専用の操作入力手段により後処理専用モードを選択設定し、また、後処理モードや所望の後処理条件等を入力して実行するように操作すると、後処理装置40を作動可能な状態に立ち上げ、所望の後処理モードや所望の後処理条件で記録媒体に対して所望の後処理を施すことができるようになっている。
なお、すでに電源が投入され後処理装置が作動可能な状態に立ち上がっている場合は、後処理専用モードか否かに拘わらず、後処理装置40の給紙部n4に後処理を施したい記録媒体を載置して、後処理専用の操作入力手段により所望の後処理モードや後処理条件等を設定した後に、操作入力手段の図示せぬ実行ボタンを操作することにより設定された所望の後処理が実行されるようになっている。
次に、図2により本実施の形態における画像形成システムの回路構成について説明する。本実施の形態における画像形成システムは、画像形成装置100と自動原稿送り装置30と後処理装置40とにより構成されているものとする。
なお、画像形成手段と後処理手段とからなる画像形成システムを考える場合は、図2に記載の、画像形成装置100を画像形成手段と置き換え、後処理装置40を後処理手段とと置き換え、さらに、画像形成手段11を画像形成部と置き換えればよい。
100は画像形成装置20の各種手段と回路との構成を示しており、110は画像形成装置全体の制御を行うCPUであり、画像形成装置20を制御するための各種モードのプログラムやプログラムを実行するために必要なデータ等が予め記憶されている。
CPU110には、情報制御回路120、画像処理回路140、駆動制御回路150および電源回路400等が接続されている。そして、これらの回路とCPU110とにより図1に示す制御手段ECが構成され、後述する自動原稿送り装置30や後処理装置40と連携して画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体の制御ができるようになっている。
情報制御回路120は、CPU110の指示により、インタフェース(I/F)130を介して外部情報機器500と接続して、文字や画像等の画像情報や画像形成等に必要な濃度や倍率等の設定情報をJOB情報として、1つの印刷単位である1JOB単位で入力し記憶手段160に記憶する。また、記憶手段160に記憶された設定情報等を画像処理回路140や駆動制御回路150、あるいは表示手段300等に出力するようにしている。
また、詳細は後述するが、外部情報機器500から入力したJOB情報の他に、JOB情報に付随したデータ(JOBデータともいう。)、例えば、画像処理回路140や駆動制御回路150等を含む各種回路や各種手段を作動させるための詳細な制御に関する指示情報等の入出力、及び操作入力手段200で入力された転写紙の種類や画像形成モード等に関連する各種情報等を、自動的に、画像形成装置の作動に支障がないように、適宜円滑に画像形成装置の各回路や各種手段に伝達する機能を有している。
また、情報制御回路120は、各種回路や各種手段に設けられたセンサ等から出力される各種情報を判断して、CPU110が適切な指示を与えられるように支援する機能も有している。
外部情報機器500としては、主としてコンピュータやインターネット・サーバーであるが、場合によっては、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)上の他の画像形成装置、あるいは、デジタル・カメラや計測した情報を出力可能な計測装置等の情報機器が想定される。
なお、情報制御回路120は、操作入力手段200により、画像形成装置20の画像形成作動に引き続き後処理装置40で後処理を施す通常モードが選択されたか否かを判断し、通常モードが選択されている場合は、通常モードであるという情報をCPU110に入力し、CPU110は駆動制御回路150を介して通常モードとして画像形成装置20の画像形成作動に引き続き後処理装置40により後処理を施すように、予め設定された通常モードのプログラムを実行するようになっている。
また、後処理専用モードが選択されている場合は、後処理装置のみを作動して所望の後処理作動が実行できるように、予め設定された後処理専用モードのプログラムを実行するようになっている。
特に、本実施の形態において、電源スイッチが投入されたのちに、通常モードが設定されているか否かを判断し、通常モードが設定されている場合は、通常モードの作動が実行できるように、画像形成装置20と後処理装置40を作動可能な通常の状態に立ち上げる初期設定モードを実行させるようになっている。また、後処理専用モードが設定されている場合は、後処理専用の後処理立上げモードを実行するようになっている。
つまり、初期設定モードは、画像形成装置20の画像形成部である画像形成手段11に設けられた、例えば定着装置のウォームアップ等を開始し、画像形成装置20が画像形成作動を実行できる作動可能な通常の状態に立ち上げると共に、後処理装置40も作動可能な通常の状態に立ち上げ、さらに、画像形成装置20と後処理装置40とが連携して作動できるように、画像形成装置20と後処理装置40とは相互に情報交換を行いながら、必要な項目の初期設定等を行うモードである。
また、後処理専用の後処理立上げモードは、本実施の形態においては、後処理専用モードで後処理装置のみを作動させ後処理作動が実行できるようにするために、CPU110は画像形成装置20の制御回路ECの一部のみを立ち上げ、不要な定着装置のウォームアップ等の立ち上げ作動を行わないスリープモードを実行させると共に、後処理装置40のCPU40aは後処理装置40がすぐに作動可能な状態になるように立ち上げる立ち上げ作動を行うモードである。
なお、後処理装置40を作動可能な状態に立ち上げるための立ち上げ作動は、初期設定モードと後処理専用の後処理立上げモードにおいて基本的には同じ立ち上げ作動を行うが、相異点は、初期設定モードでは後処理装置40を立ち上げると共に、画像形成装置20との連携作動が行えるようにするために、前述した情報交換等を実行するようにしているのに対して、後処理専用の後処理立上げモードでは、画像形成装置20との連携作動を行う必要がないので、このような情報交換を実行せずに立ち上げることで、立ち上げに要する時間の短縮を図っていることである。
インタフェース(I/F)130は、情報授受手段であり、前述のコンピュータや他の画像形成装置、インターネット・サーバー等の外部情報機器500と各種ネットワークを介して接続できるように構成されている。
特に、本実施の形態においては、画像形成装置20と後処理装置40により画像形成システムを形成するだけでなく、前述のLAN等のネットワークを介して、外部情報機器500でもあるパーソナルコンピュータから、画像形成装置20や後処理装置40に対して、例えば、立ち上げモードの制御等の様々な制御を実行することができる画像形成システムを構築することができるようになっている。
操作入力手段200は、画像形成装置20のコントロールパネルCPに設けられたキーボードKB、及び、スタート釦SK等の釦類からなる入力装置、及び、表示装置を兼ねるタッチパネル方式の液晶表示装置DP等により構成されている。
例えば、スタート釦SKを押すと、ADF30に載置された原稿の搬送を開始し、コピー作動を開始すると共に、後処理モードが設定されている場合は、後処理装置40とも連携して画像形成モードを実行するようになっている。
また、キーボードKBを操作することにより、転写紙の出力枚数や種類(例えば、インデックス紙、厚紙、普通紙、薄紙、再生紙、OHPシート、再利用紙等)、あるいは拡大縮小等の倍率や出力画像の濃度等の設定情報が入力でき、液晶表示装置DPを使用して、画像形成装置20の各種作動モードを設定することができるようになっている。
特に、本実施の形態においては、電源スイッチを投入した後に、後処理装置40のみを作動させて後処理を行う場合は、後処理専用の後処理立上げモードで後処理装置40を作動可能な状態に立ち上げ、所望の後処理モードで所望の後処理条件等により記録媒体に対して所望の後処理を施すようになっている。
画像処理回路140は、CPU110の指示により、画像読取手段13が読み取った原稿の画像情報を、例えば、デジタル変換して、画像データとして圧縮して記憶手段160に記憶させたり、或いは、画像形成手段11が画像を形成する際に、記憶手段160に記憶されている画像データを伸張して画像形成手段11の画像形成方式に適したデータや信号等に変換する回路である。
駆動制御回路150は、CPU110の指示により、画像形成手段11、画像読取手段13、給排紙手段14、及び、ADF30や後処理装置40等を、予め設定された作動モードに基づき、適切なタイミングで作動させ画像形成作動を行なわせるための回路である。
記憶手段160は、画像を形成するために必要な画像データ及び画像形成装置20を制御するための各種設定条件等からなるJOB情報やJOBデータ、及び、画像形成装置20が実行する各種画像形成モードのプログラム等の情報を記憶するようになっている。
同様に、後処理を施すために必要な各種後処理データ及び後処理装置を制御するための各種設定条件等からなるJOB情報やJOBデータ、予め設定された各種後処理モードのプログラム等の情報を記憶するようになっている。
また、本実施の形態においては、記憶手段160は、例えば、画像形成装置20と後処理装置40を連携して作動させ、画像が形成された記録媒体に後処理を施すことができるようにする通常モードと呼ばれる第1のモードと、後処理手段の後処理のみを作動させる後処理専用モードと呼ばれる第2のモードとを記憶している。
また、立上げモードとしては、第1のモードに対応して初期設定モードが設定され、第2のモードに対応して、後処理装置のみを作動可能な状態に立ち上げる後処理専用の後処理立上げモードが設定されている。
例えば、第1のモードが設定されていた場合に、画像形成装置20を作動可能な状態に立ち上げるために、電源スイッチ手段が投入されると、画像形成装置20の制御回路ECを立ち上げると共に定着装置をウォームアップしたり、後処理装置40と初期設定情報等の情報交換や情報伝達を行い連携して後処理装置40を立ち上げたりする通常立上げモードと、第2のモードが設定されていた場合の後処理装置のみを作動させるための後処理専用の後処理立上げモードが有り、通常立上げモードとしての初期設定モードと後処理専用の後処理立上げモードが記憶手段160に記憶されている。
また、本実施の形態においては、電源スイッチ手段を作動させ電源を投入した後に、予め設定した立上げモードを確認するか否かを設定する立上げ設定確認モード等を記憶できる。なお、詳細は割愛するが、立上げ設定確認モードは操作入力手段200により設定できるようになっている。
JOB情報及びJOBデータに関して、本発明の実施の形態においては、以下のように定義する。
JOB情報とは、画像形成装置20が複写機の場合は、例えば、原稿の画像情報に基づき、原稿をセットし、片面又は両面モードの選択、給紙カセットの選択、コピー部数の選択、印刷濃度の選択などの、個々の仕事(JOB)の情報を意味し、出力設定を行い、コピー開始を指示することにより決定される一連の画像データをいう。そして、このような1つの印刷指示(1印刷単位ともいう。)に対応した印刷データ群を1JOBという。
また、同様に、画像形成装置が、例えば、プリンターの場合は、外部情報機器500から送信された一連の印刷データ群をJOB情報といい、1つの印刷指示に対応した印刷データ群を1JOBという。そして、1JOB毎にJOB情報やJOBデータを取り扱うことを1JOB単位という。
なお、JOBデータとは、JOB情報に付随した、例えば、転写紙に応じた搬送速度の設定、あるいは、画像形成動作を実行するための詳細な制御項目に関連する制御値のデータをいう。
従って、記憶手段160には1つのJOB毎に、つまり1JOB単位(単に、JOB単位ともいう。)でJOB情報やJOBデータが記憶されている。
画像形成手段11は、図1に示すように、感光体ドラム5、帯電手段6、現像手段7、転写分離手段8、クリーニング手段9、定着手段10、及び分離爪手段15等により構成され、駆動制御回路150により作動される。
従って、画像形成手段11は、画像読取手段13で読み取られ、記憶手段160に記憶された画像データ及びJOB情報やJOBデータに基づいて制御されて、感光体ドラム5に画像を形成し、普通紙Pまたは再利用紙IPに画像を転写し記録するようになっている。
画像読取手段13は、図1に示すように、読取光学系と読取装置ESとで構成されている。駆動制御回路150により作動され、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取装置ESで読み取り、読み取られた画像情報は、画像処理回路140により、例えば、デジタルの画像データに変換され圧縮されて、記憶手段160に記憶されるようになっている。
給排紙手段14は、前述のように、給紙カセット12と、給排紙搬送手段、循環搬送制御手段や循環可能枚数設定手段で構成されている。
自動原稿送り装置(ADF)30は、図1に示すように、原稿載置台32に載置された原稿を原稿搬送装置により自動的に1枚づつ読取位置に搬送する装置で、画像形成装置20のCPU110の指示により、駆動制御回路150と連携して作動する。
後処理装置40は、後処理装置40の制御手段としてのCPU40aの指示により、駆動制御回路40bを介して、後処理専用の操作入力手段(図示せず)で設定された後処理条件等に基づき、記録媒体に対して穴あけ(パンチ)や綴じ(ステープル)、折り畳み、ソート、カバーシート挿入等の後処理を行う後処理手段40cを作動させることができるようになっている。
画像形成装置20と連携して後処理を行う画像形成モードを実行する場合は、画像形成装置20のCPU110と後処理装置40のCPU40aとは連携して作動し、駆動制御回路40bを介して後処理手段を作動させる。
電源回路400は、使用者の操作により、電源スイッチ(図示せず)が投入されると、電源から適切な通電が画像形成システム全体に行われ、電源スイッチが遮断されると、通電が遮断されるようになっている。
なお、電源スイッチが投入されていても、例えば、画像形成装置を待機状態にする省電モードの場合は、CPU110の指示により、一時的なメモリの記憶内容等の保存のために必要な通電のみを継続し、定着手段のヒータ等の他の通電を遮断するするようになっている。
次に、図3により本実施の形態における画像形成システムの制御手順について説明する。なお、必要に応じて図1及び図2を参照して説明する。また前提として、説明を簡単にするために、本実施の形態においては、画像形成装置は複写機とし、後処理装置を備えた複写機として画像形成システムが構成されているものとする。また、複写機の電源スイッチ手段を操作することにより画像形成システム全体に電源が投入(供給)されたり遮断されたりするものとする。さらに、本実施の形態における画像形成システムでは、必要に応じて、使用者は後処理装置のみを作動させ使用できるようになっている。
(ST1)
メイン電源をONするステップである。つまり、複写機に設けられているメイン電源としての電源スイッチ手段が投入されると、画像形成システム全体に電源が投入されることになるが、本実施の形態においては、まず、制御に必要な必要最低限の制御手段、例えば、複写機の制御手段であるCPU110を含む制御回路ECと後処理装置40の制御回路の一部であるCPU40aに電源が投入される。
CPU110は情報制御回路120を作動させ、電源が投入された時、複写機と後処理装置を作動可能な状態に立ち上げる立上げ設定確認モードがどのように設定されているかをチェックするためにST2に進む。
なお、作動可能な状態とは、複写機の場合は記録媒体に対して画像形成するための所定のJOBとして、例えば、画像情報が入力された場合に、すぐに、記録媒体に対して画像を形成し定着する一連の画像形成作動が実行できる状態である。同様に、後処理装置においても、所定のJOBとしてパンチやステープルあるいは折り畳みやソート等の後処理情報が入力された場合に、すぐに、記録媒体に対して後処理情報に基づく後処理を施すことができる状態を言う。
(ST2)
立上げ確認をするか否かを判断するステップである。情報制御回路120は、立上げ設定確認モードを確認し、「立上げ設定確認を実行する」ことが設定されていると判断した場合はST3に進み、「立上げ設定確認を実行する」ことが設定されていない場合、つまり、立上げ設定確認を行わない場合はST4に進む。
なお、立上げ設定確認モードの設定に関しては、詳細な設定方法の説明は割愛するが、本実施の形態においては、タッチパネル式の表示手段DPの画面上で、「立上げ設定確認を実行する」か否かを予め選択設定することができるようになっている。
(ST3)
立上げ設定確認を実行するステップである。例えば、タッチパネル式の表示手段DPの画面上に所望の立上げモードが表示され、設定されていることが確認された場合は、画面上に表示された確認ボタン(図示せず)に触れることによりST4に進む。
なお、立ち上げ設定としての立上げモードには、前述のように、画像形成装置と後処理装置を連携して作動させるための通常立上げモードとしての初期設定モードと、後処理装置のみを作動させるための後処理専用の後処理立上げモードが有り、所望の立上げモードが設定されていなかった場合は、例えば、タッチパネル式の表示手段DPの画面上に表示された修正ボタン(図示せず)に触れて立上げモードを表示させ、所望の立上げモードを示すボタンに触れて設定を変更することができる。
そして、所望の立上げモードを設定した後に、画面上に表示された確認ボタンに触れることによりST4に進むことができる。立上げモードの確認及び修正の方法等は、本実施の形態における操作方法に限るものではない。
(ST4)
通常立上げモードか否かを判断するステップである。立上げモードとして通常立上げモードが設定されていた場合はST5に進み、後処理専用の後処理立上げモードが設定されていた場合はST10に進む。
(ST5)
画像形成装置を作動可能な通常の状態に立ち上げるステップである。まず、電源スイッチ手段が投入されると、通常立上げモードとしての初期設定モードが実行され、画像形成装置20の制御回路ECを立ち上げると共に画像形成手段11の定着装置のウォームアップ等を開始してST6に進む。
なお、ST5で画像形装置立ち上げ要求モードとしての起動モードを実行する場合は、すでに後処理専用の後処理立上げモードで、不要な定着装置のウォームアップ等の立ち上げ作動を行わないスリープモードが実行されているので、立ち上げられていない部分のみを作動可能な状態に立ち上げる立ち上げ作動を実行しても良いが、必要な項目の設定等の立ち上げミス等が発生する可能性があるので、このようなミス等を防止するために、通常立上げモードとしての初期設定モードを実行することが好ましい。
(ST6)
後処理装置を作動可能な通常の状態に立ち上げるステップである。画像形成装置20の初期設定モードが実行されると、後処理装置40と連携して初期設定情報等の情報交換や情報伝達が行なわれると共に、後処理装置40が作動可能な状態に立ち上げられST7に進む。
なお、すでに後処理専用の後処理立上げモードが実行されている場合は、画像形成装置20と連携して作動できるように、初期設定情報等の情報交換や情報伝達のみを行うようにしても良い。
(ST7)
ジョブが有るか否かを判断するステップである。つまり画像形成装置20と後処理装置40が連携して作動可能な通常の状態に立ち上がると、CPU110は情報制御回路120を作動させ、情報制御回路120はジョブ(JOB)情報が記憶手段160に入力されているか否かを判断し、JOB情報が入力されている場合はST8に進み、JOB情報が入力されていない場合はST7を繰り返し実行してJOB情報の入力を待つ待機状態になる。
(ST8)
ジョブを実行するステップである。CPU110は記憶手段160に入力されているジョブ(JOB)情報を読み出し、読み出されたJOB情報に基づき画像形成装置20と後処理装置40が連携して画像形成作動と後処理作動を実行してST9に進む。
例えば、CPU110はJOB情報に基づき画像処理回路140や駆動制御回路150を作動させて記録媒体Pに画像形成を行い、後処理を施すように設定されている場合は、後処理装置40により記録媒体Pに所望の後処理を施して排紙する。
なお、本実施の形態においては、後処理が設定されていない場合でも、画像形成装置20で画像が形成された記録媒体Pは後処理装置40を介して搬送され、後処理装置40の排紙皿n9に排紙するように作動する。
(ST9)
ジョブを終了するか否かを判断するステップである。つまり、一連のJOB情報に基づく画像形成作動と後処理作動が終了した場合に、画像形成装置20と後処理装置40による画像形成作動と後処理作動を引き続いて実行するか終了するかを判断するステップである。
例えば、詳細は割愛するが、作動終了を示す操作や、電源を遮断するための電源スイッチ手段が操作されていない場合はST7に進み、JOB情報の入力を待つ待機状態になる。
また、画像形成作動を終了するために、電源を遮断するように電源スイッチ手段が操作されたことを、例えば、情報制御回路120が検出した場合は、CPU110は各種手段を初期化する等の終了動作を実行した後に、制御回路ECは電源回路400の電源を遮断して全ての作動を終了(エンド)する。
(ST10)
後処理専用の後処理立上げモードが設定されているか否かを判断するステップである。立上げモードとして後処理専用の後処理立上げモードが設定されていた場合はST11に進み、後処理専用の後処理立上げモードと異なるモードが設定されていた場合はST5に進む。
なお、後処理専用の後処理立上げモードと異なるモードとは、後処理装置40のみを作動させて後処理作動を実行した後に、画像形成装置20を立ち上げて画像形成を行うようにする場合の画像形装置立ち上げ要求モードを言う。
本実施の形態においては、後処理装置40に設けられた起動ボタン(図示せず)が使用者によって操作されると、画像形装置立ち上げ要求モードが実行され、具体的には、後処理作動が終了した後に、画像形成装置20を作動可能な状態に立ち上げる起動モードが実行されるようになっている。
なお、起動モードとしては、ST5ステップで実際には画像形成装置20の通常立上げモードとしての初期設定モードが実行されるようになっている。
また、起動ボタンの他に、後処理装置40の操作入力手段または画像形成装置20の操作入力手段200で画像形装置立ち上げ要求モードを設定し実行できるようにしても良い。
(ST11)
画像形成装置をスリープ状態にするステップである。画像形成装置20に対してスリープモードを実行しST12に進む。
スリープモードとは、例えば、後処理作動中であっても画像形装置立ち上げ要求モード等の情報の入力に対応することができるようにするために、制御回路ECの情報制御回路120やCPU110等を作動可能にする程度の機能を立ち上げておくモードを言う。
つまり、画像形成作動を行わないので画像形成装置20は特に立ち上げる必要はない。そこで、画像形成装置20に対してはスリープモードを実行し、画像形成装置20を通常の状態に立ち上げる初期設定モードを実行しないようにして、画像形成装置20の定着装置のウォームアップや後処理装置40と初期設定情報等の情報交換や情報伝達を行わないことで、後処理装置40が作動可能な状態になるまでの立ち上げに要する時間短縮を図り、無駄な電力の浪費を防止するものである。
(ST12)
後処理装置を通常の状態に立ち上げるステップである。後処理装置40の制御手段であるCPU40aは後処理専用の後処理モードを実行し、すぐに、後処理装置40の駆動制御回路40bにより後処理作動が実行できる状態にすると共に、画像形成装置20と特に連携を取る必要はないが、画像形成装置20のCPU110に情報を伝達できる状態にしてST13に進む。
(ST13)
ジョブが有るか否かを判断するステップである。後処理装置40が作動可能な状態に立ち上がると、後処理装置40のCPU40aは図示せぬ後処理装置40の操作入力手段により後処理モードや後処理条件等の後処理情報が設定されているか、また、給紙部n4に設けられた検知手段(図示せず)が給紙部n4に記録媒体が載置されていることを示す記録媒体の載置情報が出力されているかを判断して、後処理情報が設定され記録媒体の載置情報が出力されている場合はST14に進み、後処理情報または記録媒体載置情報のいずれか一方のJOB情報が入力されていない場合はST13に進み、JOB情報の入力を待つ待機状態になる。
(ST14)
ジョブ(JOB)を実行するステップである。後処理装置40のCPU40aは設定された後処理情報に基づき記録媒体に対して後処理を施して排紙する後処理作動が実行されるとST15に進む。
(ST15)
ジョブ(JOB)を終了するか否かを判断するステップである。つまり、一連のJOB情報に基づく後処理作動が終了した場合に、後処理作動を引き続いて実行するか終了するかを判断するステップである。
例えば、後処理装置40の操作入力手段に設けられた後処理終了ボタン(図示せず)が操作された場合はST16に進み、後処理終了ボタンが操作されなかった場合にはST13に進み、新たな後処理条件が入力されたり、新たな記録媒体が給紙部n4に載置されたりして、後処理情報と記録媒体載置情報とのJOB情報の入力を待つ待機状態になる。
(ST16)
画像形成装置の立上げ要求が無いか否か判断するステップである。本実施の形態においては、情報制御回路120は後処理作動中を含め常時、画像形成装置20の立上げ要求を行うことができる起動手段の操作等が行われたか否かを監視している。
そして、例えば、後処理装置40に設けられた起動手段としての起動ボタン(図示せず)が使用者によって操作され場合は、情報制御回路120は画像形成装置の立上げ要求が有ったと判断して画像形成装置を作動可能な状態に立ち上げる起動モードを実行するために、後処理作動が終了した後にST10に進む。
なお、本実施の形態においては、操作性を考慮して後処理装置に特に起動ボタン設けて、起動ボタンが操作されると起動モードを実行できるようにしたが、後処理装置の操作入力手段や画像形成装置の操作入力手段200に設けて起動モードを設定するようにしても良いことは言うまでもない。
また、起動ボタンが操作されなかったり、後処理装置40の操作入力手段または画像形成装置の操作入力手段200により、後処理作動終了ボタン(図示せず)が操作された場合、あるいは、電源スイッチ手段が操作され電源を遮断した場合は、例えば、情報制御回路120は画像形成装置20のCPU110に作動終了情報を伝達し、後処理装置40のCPU40aは駆動制御回路40bを作動させ、後処理装置40の後処理手段40cである各種手段を初期化する等の終了動作を実行した後に、CPU110は電源回路400の電源を遮断して全ての作動を終了するようになっている。
以上のように、本実施の形態においては、画像形成手段としての画像形成装置と後処理手段としての後処理装置とを連携して作動させることができる画像形成システムを構築した場合に、後処理装置のみを作動させ記録媒体に後処理を施す場合には、画像形成装置や画像形成システムを起動する際に、まず最初に電源を投入して、後処理装置が後処理作動を速やかに実行できる状態にするために必要な制御回路や後処理手段等を立ち上げ、特に立ち上げる必要のない、例えば、画像形成装置の定着装置のウォームアップ等は開始しないようにすることにより、後処理装置の立ち上げに要する時間短縮を行うと共に、無駄な電力等の浪費を防止するようにしたものである。
また、本実施の形態においては、後処理装置のみを作動させている状態で、記録媒体に対する画像形成を実行したくなった場合は、後処理装置の起動ボタンを操作することで、速やかに後処理作動後に画像形成装置を立ち上げるようにして、画像形成装置の立ち上げに関しても時間短縮が図れるようにしている。
なお、本実施の形態における画像形成手段としての画像形成装置は説明を簡単にするために複写機としたが、複写機に限らずプリンタやファクシミリ装置、あるいは、これらの複合機であっても良いことは言うまでもない。
本発明の一実施形態の画像形成システムの概略図。 本発明の一実施形態の画像形成システムの回路構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態の画像形成システムの制御手順の例を示すフローチャート。
符号の説明
1 筐体
2 手差し皿
4 キャスター
5 感光体ドラム
6 帯電手段
7 現像手段
8 転写分離手段
9 クリーニング手段
10 定着手段
11 画像形成手段
12 給紙カセット
13 画像読取手段
14 給排紙手段
15 分離爪手段
16 反転部材
17 反転ローラ
20 画像形成装置
30 自動原稿送り装置
40 後処理装置
41 後処理装置の筐体
42 ローラ
43 挿入口

Claims (3)

  1. 画像情報に基づき記録媒体に画像を形成して排出する画像形成部を有する画像形成手段と、記録媒体に対して後処理を施す後処理手段とを備えた画像形成システムにおいて、
    前記画像形成システムに電源を投入する電源スイッチ手段と、
    前記後処理手段は記録媒体を載置する給紙部を備え、前記給紙部に載置された記録媒体に対して後処理を実行させる後処理専用モードを設定する後処理作動設定手段と、
    前記電源スイッチ手段により電源が投入され、前記後処理作動設定手段により前記後処理専用モードが設定されたことを検出した場合は、前記後処理手段のみを作動可能な状態にする立ち上げ作動を行い、前記画像形成手段の少なくとも画像形成部の立ち上げ作動は行わない制御手段とを備えたこと
    を特徴とする画像形成システム。
  2. 前記画像形成手段を作動可能な状態に立ち上げる起動モードを設定する起動手段を備え、
    前記制御手段は、前記後処理専用モードが設定されている状態で、前記起動手段により前記起動モードが設定されたことを検出した場合は、前記後処理専用モードによる後処理作動が終了した後に、前記起動モードを実行すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記起動手段は前記後処理手段に設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成システム。
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