JP2011191545A - 画像消去装置、それを用いた画像形成装置、画像消去装置の制御方法、及び画像消去装置の制御プログラム - Google Patents

画像消去装置、それを用いた画像形成装置、画像消去装置の制御方法、及び画像消去装置の制御プログラム Download PDF

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善輝 片山
Satoshi Sasaki
智 佐々木
Natsuyo Azuma
奈津世 東
宏明 ▲高▼津
Hiroaki Takatsu
Hiromasa Seki
裕正 関
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Abstract

【課題】用紙に形成された画像を消去することができ、比較的簡素な構成を有し利便性が高い画像消去装置を提供する。
【解決手段】画像消去装置250は、トナー像形成部300よりも用紙搬送方向上流側に配置されており、先端検知センサ(用紙検出センサの一例)130と、第1のレジストローラ220と、第1のレジストローラ220にその用紙搬送方向上流側で隣接する第2のレジストローラ230とを有している。第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230は、互いに駆動が切替えられて動作する。第2のレジストローラ230は、発熱部235を有している。加熱することで不可視化可能なトナーを用いて画像が形成された用紙が給紙カセット3から給紙され搬送されたとき、第2のレジストローラ230でその用紙をニップして加熱することにより、画像を不可視化した後で、その用紙をトナー像形成部300に向けて搬送できる。
【選択図】図4

Description

この発明は、画像消去装置、それを用いた画像形成装置、画像消去装置の制御方法、及び画像消去装置の制御プログラムに関し、特に、加熱することにより不可視化可能なトナーで用紙に形成された画像を消去してその用紙に再度画像を形成可能な画像消去装置、それを用いた画像形成装置、画像消去装置の制御方法、及び画像消去装置の制御プログラムに関する。
電子写真式の画像形成装置(スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど)で用いられるトナーとして、加熱することにより不可視化可能(消去可能)なものが知られている。このようなトナーで画像形成を行うことにより、用紙に形成された画像を消去して用紙をリユースすることができ、省資源化、省コスト化を進めることができる。
下記特許文献1には、加熱されて所定波長の光が照射されることでトナー画像を消色させる画像形成装置であって、トナーを用紙に定着させる定着装置の熱ローラ対がトナーの消色手段を兼ねるものが開示されている。熱ローラ対は、用紙に消色性のトナーで形成された画像を消去するトナー消色モードでの動作時におけるそのニップ部の温度が用紙に画像を形成するための画像形成モードでの動作時の温度よりも高くなるように、制御される。
また、下記特許文献2には、消去可能な画像形成プロセスで印字されたことを示す識別マークを用紙に形成し、その識別マークの有無に応じて印字消去可能な用紙を判別したうえでその用紙の画像の消去を行う画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、消去可能な画像は、画像を消去することが可能な用紙に形成される。画像形成装置は、用紙をローラで搬送しながら加圧・加熱して、剥離部材上に用紙上のトナーを付着させてトナーを用紙から剥離することにより、画像を消去する。画像が消去された用紙は、用紙の収納容器に収納される。
特開平7−49634号公報 特開2005−128046号公報
ところで、上記の特許文献2に記載の画像形成装置は、画像形成を行うために用紙が搬送される経路とは別個に画像形成装置の下部に画像除去装置が設けらている。すなわち、この画像形成装置は、既存の画像形成プロセスに画像除去プロセスを追加した構成を有するものである。消去機能を実現するためには、別の駆動源を追加したり、既存の駆動源を用いる場合でもそれが大きな駆動負荷に耐えられなければならないという問題がある。
このような問題に対し、上記の特許文献1に記載の画像形成装置では、定着装置の熱源を用いて画像の消去を行うので、別個の駆動源を設けたり強力な駆動源を設けたりする必要はない。しかしながら、この画像形成装置では、用紙に形成された画像を消去した後、その用紙に別の画像を形成する場合、定着装置に用紙を2度通過させる必要がある。トナーの消去を行うときの熱ローラ対の温度は、トナーを定着させるときの熱ローラ対の温度よりも高いため、画像を消去した後にすぐに画像形成を行うことができない。すなわち、この画像形成装置では、用紙に形成された画像を消去した後でその用紙に別の画像を形成する場合、比較的時間がかかり、不便である。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、用紙に形成された画像を消去することができ、比較的簡素な構成を有し利便性が高い画像消去装置、それを用いた画像形成装置、画像消去装置の制御方法、及び画像消去装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、画像消去装置は、給紙手段から給紙された用紙の位置を検出する用紙検出センサと、用紙検出センサの検出結果に基づいて駆動され、用紙を画像形成装置の作像部の書き出しタイミングに合わせて作像部に向けて搬送するレジストローラと、レジストローラに設けられ、そのレジストローラによりニップされた用紙を加熱する発熱部とを備え、加熱することで不可視化可能なトナーを用いて画像が形成された用紙が給紙手段から給紙されたとき、発熱部が設けられているレジストローラで用紙をニップしてその用紙を加熱することにより、画像を不可視化した後でその用紙を作像部に向けて搬送する。
好ましくはレジストローラは、2つ以上設けられており、発熱部は、2つ以上のレジストローラのうち少なくとも1つに設けられており、2つ以上のレジストローラのうち、発熱部が設けられているレジストローラで用紙をニップしてその用紙を加熱することにより、画像を不可視化した後でその用紙を作像部に向けて搬送する。
好ましくは2つ以上のレジストローラの各々は、他のレジストローラに隣接する位置に配置されている。
好ましくは画像消去装置は、2つ以上のレジストローラのうち、駆動部により駆動されて用紙をニップし搬送するレジストローラを切替える切替部をさらに備える。
好ましくは切替部は、クラッチ、ソレノイド、及びブラシモータのうち少なくとも1つによって駆動部により駆動されるレジストローラを切替える。
好ましくは2つ以上のレジストローラの各々は、互いに略同等の用紙の搬送力を有する。
好ましくは2つ以上のレジストローラのうち少なくとも1つは、そのレジストローラに用紙の先端部が突き当てられた状態から、作像部の書き出しタイミングに応じて駆動される。
好ましくはレジストローラを通過した用紙が作像部に到達するまでに用紙を冷却する冷却部をさらに有する。
好ましくは画像消去装置で用紙に形成された画像が不可視化されたとき、用紙がレジストローラを通過してから作像部に到達するまでの時間が不可視化が行われなかったときよりも長くなるように、用紙の搬送速度を低くするか用紙を一旦停止させる。
この発明の他の局面に従うと、画像形成装置は、給紙手段と、給紙手段により給紙された用紙が搬送される上述のいずれかに記載の画像消去装置と、画像消去装置を経由し搬送された用紙上に作像する作像部と、作像部によりトナー像が形成された用紙を加熱し定着温度とすることでトナー像を定着させる定着装置とを備える。
好ましくは画像消去装置で用紙に形成された画像が不可視化されたとき、定着装置は、その用紙に対して、定着温度を不可視化が行われなかったときよりも低くする。
この発明のさらに他の局面に従うと、給紙手段から給紙された用紙の位置を検出する用紙検出センサと、用紙検出センサの検出結果に基づいて駆動され、用紙を画像形成装置の作像部の書き出しタイミングに合わせて作像部に向けて搬送するレジストローラと、レジストローラに設けられ、そのレジストローラによりニップされた用紙を加熱する発熱部とを備えた画像消去装置の制御方法は、加熱することで不可視化可能なトナーを用いて画像が形成された用紙を給紙手段から給紙するステップと、給紙するステップにより用紙が給紙されたとき、発熱部が設けられているレジストローラで用紙をニップしてその用紙を加熱することにより、画像を不可視化した後でその用紙を作像部に向けて搬送するステップとを有する。
この発明のさらに他の局面に従うと、給紙手段から給紙された用紙の位置を検出する用紙検出センサと、用紙検出センサの検出結果に基づいて駆動され、用紙を画像形成装置の作像部の書き出しタイミングに合わせて作像部に向けて搬送するレジストローラと、レジストローラに設けられ、そのレジストローラによりニップされた用紙を加熱する発熱部とを備えた画像消去装置の制御プログラムは、加熱することで不可視化可能なトナーを用いて画像が形成された用紙を給紙手段から給紙するステップと、給紙するステップにより用紙が給紙されたとき、発熱部が設けられているレジストローラで用紙をニップしてその用紙を加熱することにより、画像を不可視化した後でその用紙を作像部に向けて搬送するステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、不可視化可能なトナーを用いて画像が形成された用紙をレジストローラで加熱してその画像を不可視化した後で、その用紙を作像部に搬送できる。したがって、用紙に形成された画像を消去することができ、比較的簡素な構成を有し利便性が高い画像消去装置、それを用いた画像形成装置、画像消去装置の制御方法、及び画像消去装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置を示す斜視図である。 プリント部の構成を示す図である。 画像消去装置の制御回路の構成を示すブロック図である。 画像消去装置による消色機能を説明する第1の図である。 画像消去装置による消色機能を説明する第2の図である。 画像消去装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における画像形成装置のプリント部の構成を示す図である。 第3の実施の形態における画像形成装置のプリント部の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態における画像形成装置について説明する。
画像形成装置は、スキャナ機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)である。スキャナ機能では、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)などに蓄積する。複写機能では、さらにそれを用紙などに印刷(プリント)する。プリンタとしての機能では、PCなどの外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行う。ファクシミリ機能では、外部のファクシミリ装置などからファクシミリデータを受信してそれをHDDなどに蓄積する。データ通信機能では、接続された外部機器との間でデータを送受信する。サーバ機能では、複数のユーザでHDDに記憶したデータなどを共有可能にする。
画像形成装置は、画像消去装置を内蔵している。画像消去装置は、一定の温度(熱量)を負荷すると不可視化できるトナーを用いて用紙に形成された画像を消去できる。画像消去装置は、消去可能な画像が形成された用紙が給紙されたとき、その画像の消去を行い、用紙を再度画像を形成可能な状態にすることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成装置を示す斜視図である。
[画像形成装置1の構成]
図を参照して画像形成装置1は、給紙カセット3と、排紙トレイ5と、電源部9と、操作部11と、制御部20と、プリント部30と、スキャン部40とを備える。電源部9、制御部20、プリント部30、及びスキャン部40は、画像形成装置1の筐体の内部に配置されている。制御部20などの詳細については、後述する。
この画像形成装置1は、3つの給紙カセット3(給紙カセット3a,3b,3c)を有している。給紙カセット3は、画像形成装置1の下部に、画像形成装置1の筐体に抜き差し可能に配置されている。各給紙カセット3に装てんされた用紙は、印字時に、1枚ずつ給紙カセット3から給紙され、プリント部30に送られる。なお、給紙カセット3の数は3つに限られず、それより多くても少なくてもよい。
それぞれの給紙カセット3には、例えば、互いに異なるサイズの用紙(B5サイズ、A4サイズ、及びA3サイズなど)や、互いに状態が異なる用紙が装てんされている。ここで、用紙について「状態が異なる」とは、用紙に画像が形成されておらずそのままで画像形成可能な状態であるか、後述するような不可視化可能なトナーで用紙に画像が形成されているためその画像を不可視化しなければ画像形成不能な状態であるか、の違いがあることをいう。
排紙トレイ5は、画像形成装置1の筐体のうちプリント部30が収納されている部位の上方であってスキャン部40が配置されている部位の下方に配置されている。排紙トレイ5には、プリント部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
電源部9は、画像形成装置1の筐体の内部に設けられている。電源部9は、商用電源に接続され、商用電源をもとに、制御部20やプリント部30などに電力を供給する。
操作部11は、画像形成装置1の上部手前側に配置されている。操作部11には、ユーザにより押下操作可能な複数の操作ボタン11aが配置されている。また、操作部11には、表示パネル13が配置されている。表示パネル13は、例えば、タッチパネルを備えたLCD(Liquid Crystal Display)である。表示パネル13は、ユーザに案内画面を表示したり、操作ボタンを表示してユーザからのタッチ操作を受け付けたりする。表示パネル13は、制御部20により制御されて表示を行う。操作部11は、操作ボタン11aや表示パネル13がユーザにより操作されると、その操作に応じた操作信号又は所定のコマンドを制御部20に送信する。すなわち、ユーザは、操作部11に操作を行うことにより、画像形成装置1に種々の動作を実行させることができる。
スキャン部40は、画像形成装置1の筐体の上部に配置されている。スキャン部40は、ADF(Auto Document Feeder)41を有している。スキャン部40は、上述のスキャナ機能を実行する。スキャン部40は、透明な原稿台に配置された原稿をコンタクトイメージセンサにより走査して、それを画像データとして読み取る。また、スキャン部40は、原稿トレイにセットされた複数枚の原稿を、ADF41により順次取り込みながら、コンタクトイメージセンサによりその画像データを読み取る。
図2は、プリント部30の構成を示す図である。
プリント部30は、おおまかに、搬送ローラ(給紙手段の一例)211,213と、画像消去装置250と、トナー像形成部(作像部の一例)300と、定着装置400とを有している。プリント部30は、電子写真方式で用紙に画像を形成する。図の矢印Fは、画像形成時の用紙の搬送方向を示す。プリント部30は、いわゆるタンデム方式で4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成可能に構成されている。
まず、トナー像形成部300の構成及び定着装置400の構成について説明する。
図を参照して、トナー像形成部300は、2つのローラ301,303と、中間転写ベルト305と、転写ローラ307と、4組のプリントヘッド310Y,310M,310C,310K(以下、それぞれを区別せずプリントヘッド310と称することがある。)と、レーザスキャンユニット(図示せず)などで構成されている。
中間転写ベルト305は、環状であり、2つのローラ301,303間に架けわたされている。中間転写ベルト305は、搬送ローラ211,213などに連動して回転する。転写ローラ307は、中間転写ベルト305のうちローラ301に接触している部分に対向するように配置されている。用紙は、中間転写ベルト305と転写ローラ307との間で挟まれながら搬送される。
各プリントヘッド310は、感光体、チャージャ、現像部、ベルト転写ローラ、及びクリーニングブレードなどを含んでいる。プリントヘッド310としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のCMYK各色の画像を形成するためのものが4つ配置されている。4組のプリントヘッド310は、中間転写ベルト305に沿うように、互いに並んで配置されている。
トナー像形成部300において、レーザスキャンユニットにより、YMCKの各色別の画像データに基づいて、各プリントヘッド310の感光体上に潜像が形成される。現像部は、各感光体に各色別のトナー像を形成する。各感光体は、トナー像を中間転写ベルト305に転写し、その中間転写ベルト305上に、用紙に形成するトナー像の鏡像を形成する(1次転写)。その後、転写ローラ307により、中間転写ベルト305に形成されたトナー像が用紙に転写され、用紙上にトナー像が形成される(2次転写)。
定着装置400は、加熱ローラ401及び加圧ローラ403を有している。加熱ローラ401の内部には、熱源405が設けられている。定着装置400は、加熱ローラ401と加圧ローラ403とでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行う。用紙は、所定の定着温度に加熱される。これにより、定着装置400は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。画像が形成された用紙は、排紙トレイ5に排紙される。
次に、画像消去装置250の構成について説明する。
図に示すように、画像消去装置250は、トナー像形成部300よりも用紙搬送方向上流側に配置されている。画像消去装置250の用紙搬送方向上流側には、給紙カセット3から用紙を給紙しその用紙を画像消去装置250に搬送する一対の搬送ローラ211,213が配置されている。
画像消去装置250は、先端検知センサ130と、第1のレジストローラ220と、第2のレジストローラ230とを有している。第2のレジストローラ230は、第1のレジストローラ220よりも用紙搬送方向上流側であって、第1のレジストローラ220に隣接する位置に配置されている。先端検知センサ130は、第2のレジストローラ230よりも用紙搬送方向上流側に配置されている。第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230は、駆動部500(図3に図示)の駆動力により駆動される。
先端検知センサ130は、搬送ローラ211,213により搬送された用紙の位置を検出する。先端検知センサ130は、搬送される用紙の先端が所定の位置に到達したときにその情報を出力する。すなわち、先端検知センサ130は、用紙の先端位置を検知する。
第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230は、先端検知センサ130の検出結果に基づいて、後述のように制御部20の制御の下で駆動される。
第1のレジストローラ220は、用紙をニップして搬送する2つのローラ221,223を有している。ローラ221は、ローラ221,223間にその先端部が到達した用紙をローラ223との間でニップして回転することにより、その用紙をトナー像形成部300に搬送可能である。
第1のレジストローラ220により用紙が搬送されるとき、ローラ221が、制御部20の制御の下、トナー像形成部300の書き出しタイミングに対応する所定のタイミングで用紙の搬送を開始する。これにより、トナー像形成部300により、用紙上の所望の位置にトナー像が形成される。
第2のレジストローラ230は、用紙をニップして搬送する2つのローラ231,233を有している。ローラ231は、ローラ231,233間にその先端部が到達した用紙をローラ233との間でニップして回転することにより、その用紙をトナー像形成部300に搬送可能である。
第2のレジストローラ230により用紙が搬送されるとき、ローラ231が、制御部20の制御の下、トナー像形成部300の書き出しタイミングに対応する所定のタイミングで用紙の搬送を開始する。これにより、トナー像形成部300により、用紙上の所望の位置にトナー像が形成される。
第2のレジストローラ230は、発熱部235を有している。発熱部235は、ローラ231の内部に設けられている。第2のレジストローラ230により用紙が搬送されるとき、発熱部235が発熱することにより、ローラ231を介して用紙が加熱される。
本実施の形態において、第1のレジストローラ220と第2のレジストローラ230は、互いに同一の駆動部500により駆動される。第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230は、互いに略同等の用紙の搬送力を有している。すなわち、用紙は、第1のレジストローラ220で搬送されるときも、第2のレジストローラ230で搬送されるときも、略同様にトナー像形成部300に搬送され、適切にその用紙に画像が形成される。
図3は、画像消去装置250の制御回路の構成を示すブロック図である。
図を参照して、画像消去装置250は、制御部20により制御される。制御部20は、例えば、CPUやメモリなどで構成されている。制御部20は、例えばメモリ(図示せず)などに記憶された制御プログラム25を含む。制御部20は、制御プログラム25を実行することにより、画像消去装置250を含む画像形成装置1の動作を制御する。
制御部20は、駆動切替部(切替部の一例)103と、第2レジストローラ温度制御部105と、先端検知センサ130とに接続されている。制御部20には、判断入力部29からの判断情報が入力される。制御部20は、先端検知センサ130の検出結果や判断入力部29から入力された判断情報に基づいて、駆動切替部103及び第2レジストローラ温度制御部105を制御する。
ここで、判断情報は、後述のように画像消去を行う対象の画像(例えばユーザが消したい画像)に関する情報である。例えば、判断情報は、用紙の搬送方向先端位置からその画像までの位置情報である。例えば、判断情報は、ユーザの入力操作に基づいて指定された画像を示す情報である。例えば、判断情報は、予め設定されたキーワードに対応する画像を示す情報である。用紙上の画像がキーワードに対応する画像であるか否かは、いわゆる光学的画像認識などにより用紙が画像消去装置250に到達するまでにその用紙の画像を読み取って画像処理を行いその画像を判別することにより判断可能である。
駆動切替部103は、駆動部500に接続されている。駆動部500は、例えば、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230を駆動するモータである。
駆動切替部103は、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230のうち、駆動部500により駆動され、用紙をニップし搬送するものを切替える。駆動切替部103は、例えばソレノイド(図示せず)によりローラ223,233の位置を変位させることで、駆動部500の第1のレジストローラ220又は第2のレジストローラ230への駆動力の伝達/遮断を切替える。これにより、駆動切替部103は、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230のうち駆動されるものを切替える。
なお、駆動切替部103は、ソレノイドを用いて第1のレジストローラ220又は第2のレジストローラ230への駆動部500からの駆動力の伝達経路を切替えることで、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230のうち駆動されるものを切替えるようにしてもよい。駆動切替部103は、クラッチやブラシモータなどを用いて、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230のうち駆動されるものを切替えてもよい。例えば、クラッチやブラシモータにより、第1のレジストローラ220又は第2のレジストローラ230への駆動部500からの駆動力の伝達/遮断が切替えられたり、ローラ221,223,231,233が変位されたりすることにより、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230のうち駆動されるものの切替えが行われるようにしてもよい。駆動切替部103は、クラッチ、ソレノイド、及びブラシモータのうち少なくとも1つによって、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230のうち駆動されるものの切替えを行えばよい。
第2レジストローラ温度制御部105は、発熱部235に接続されている。第2レジストローラ温度制御部105は、第2のレジストローラ230により用紙が搬送されるときにローラ231の温度が所定の温度になるように、発熱部235を制御する。
[画像消去装置250の動作]
画像消去装置250は、第2のレジストローラ230により搬送する用紙に加熱することにより、その用紙に形成されている画像を不可視化(消去と称することがある。)することができる。以下、画像消去装置250のこの機能を消色機能と呼ぶことがある。
本実施の形態において、消色機能により消去される画像は、加熱されると不可視化される(消色する)トナー(以下、消色トナーと称することがある。)を用いて形成された画像である。消色トナーとしては、例えば、定着温度よりも高い温度で加熱されることにより消色するものを用いることができる。画像消去装置250は、消色トナーを用いて画像が形成された用紙が給紙カセット3から給紙され搬送されたとき、第2のレジストローラ230でその用紙をニップして加熱することにより、画像を不可視化した後で、その用紙をトナー像形成部300に向けて搬送する。
消色機能においては、1枚の画像のうち搬送方向に任意の部分について画像の消去を行い、他の部分の画像は消去しないようにすることができる。消色機能は、先端検知センサ130の検知結果に基づいて、消去対象となる部位の画像が消去されるように実行される。以下、このように部分的に画像の消去を行う場合について説明する。
図4は、画像消去装置250による消色機能を説明する第1の図である。
消色トナーを用いて画像が形成された用紙50が給紙カセット3から給紙され、画像消去装置250に搬送される場合を想定する。このとき、図を参照して、用紙50が第1のレジストローラ220に到達したとき、用紙50の搬送方向先端部が第1のレジストローラ220に突き当てられることにより、用紙50にたわみ部分(ループ部)が形成される。これにより、用紙50の斜行補正(曲がり補正)が行われる。第1のレジストローラ220は、トナー像形成部300の書き出しタイミングに応じて駆動される。これにより、用紙50が、適切なタイミングでトナー像形成部300に搬送される。
消色機能を実行しない場合には、用紙50は第1のレジストローラ220により搬送され、用紙50は第2のレジストローラ230にはニップされない。すなわち、用紙50は第2のレジストローラ230により加熱されない。そのため、用紙50上の画像の消去は行われない。
図5は、画像消去装置250による消色機能を説明する第2の図である。
消色機能が実行されるとき、駆動切替部103は、制御部20による制御の下、用紙50を搬送するレジストローラを、第1のレジストローラ220から第2のレジストローラ230に切替える。本実施の形態においては、ローラ223が変位することで第1のレジストローラ220による用紙50のニップが解除されるとともに、ローラ233が変位することで第2のレジストローラ230により用紙50がニップされる。
このように用紙50が第2のレジストローラ230によりニップされることにより、用紙50のうちニップされた部位がローラ231により加熱される。これにより、用紙50上の画像のうち、加熱された部位の画像が消去される。
消色機能を実行する必要がなくなると、駆動切替部103は、制御部20による制御の下、用紙50を搬送するレジストローラを第2のレジストローラ230から第1のレジストローラ220へと切替える。これにより、画像の消去が行われなくなる。
なお、第1のレジストローラ220により用紙50がニップされたまま、第2のレジストローラ230により画像の消去が行われるようにしてもよい。
図6は、画像消去装置250の動作を示すフローチャートである。
図を参照して、ステップS101において、先端検知センサ130により、給紙された用紙50の先端部が先端検知センサ130を通過したか否かが検知される。
ステップS101において用紙50が先端検知センサ130を通過すると、ステップS103において、制御部20は、用紙50が第1のレジストローラ220に到達(到着)したか否かを判断する。用紙50は、第1のレジストローラ220に到達することで、斜行補正される。
ステップS103において用紙50が第1のレジストローラ220に到達すると、ステップS105において、適切なタイミングでの用紙50のトナー像形成部300への搬送が開始される。このとき、制御部20は、搬送される用紙50のうち判断対象となる部位が、画像の消去を開始する部位であるか否かを判断する。
ステップS105において画像の消去が開始される部位でなければ、ステップS107において、制御部20は、画像の消去が開始される部位が到来するまで、第1のレジストローラ220を駆動させて第1のレジストローラ220により用紙50の搬送を行う。
ステップS105において画像の消去が開始される部位が到来すると、ステップS109において、制御部20は、駆動切替部103を制御し、用紙50の搬送を行うレジストローラを第1のレジストローラ220から第2のレジストローラ230へと切替える。これにより、第2のレジストローラ230により用紙50がニップされて搬送され、その部位の画像が消去される。
ステップS111において、制御部20は、画像の消去を終了する部位が到来したか否かを判断する。画像の消去を終了する部位が到来するまで、第2のレジストローラ230による用紙50の搬送が行われ、それまでの部位の画像が消去される。
ステップS111において画像の消去が終了される部位が到来すると、ステップS113において、制御部20は、駆動切替部103を制御し、用紙50の搬送を行うレジストローラを第2のレジストローラ230から第1のレジストローラ220へと切替える。これにより、画像の消去が行われなくなり、第1のレジストローラ220により用紙50が搬送される。
ステップS115において、制御部20は、搬送を行っている用紙(転写材)50の全体が画像消去装置250を通過したか否かを判断する。まだ通過していない状態であれば、ステップS105〜ステップS115の処理が引き続き行われる。例えば、用紙50の搬送方向後端側においてさらに別の画像の消去が開始される部位があるときには、その部分について、第2のレジストローラ230がニップして画像の消去を行うように制御が行われる。
ステップS115において用紙50の画像消去装置250の通過が完了すれば、制御部20は、その用紙50についての、消色機能に関する一連の処理を終了する。
このように消色機能が行われることで、その用紙に再度画像を形成することが可能になる。用紙は給紙カセット3から給紙されて、画像消去装置250、トナー像形成部300、定着装置400を順に経由するので、画像が形成されている用紙を給紙カセット3に装てんしている場合でも、そのままその用紙に画像を形成することができる。
消色機能は、搬送される用紙毎に実行されてもよい。この場合、消色機能の対象となる1枚の用紙の全域が、用紙の搬送に伴い第2のレジストローラによりニップされることで、その用紙上の画像が消去される。
[消色時の定着装置400の制御]
本実施の形態において、制御部20は、消色トナーで形成された画像に第2のレジストローラ230の発熱部235がその画像を不可視化できる熱量・温度を与えた場合、画像形成プロセス後の定着温度が通常の定着温度よりも低い温度になるように、定着装置400を制御する。すなわち、画像消去装置250で用紙に形成された画像が消去されたとき、定着装置400は、その用紙に対する定着温度を、消去機能が行われなかったときよりも低くする。
これにより、定着装置400において用紙の温度が上昇しすぎることを防止することができ、また、定着装置400における消費電力量を低減することができる。なお、上述の定着温度を下げる制御は、例えば、用紙の全体について画像の消去が行われたときに行うようにしてもよい。また、用紙のうち、画像が消去のため加熱された部位が占める割合などに応じて行われるようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、従来の画像形成プロセスに含めることができる画像消去装置250を用いることにより、用紙の画像を消去した上で、その用紙に画像形成を行うことができる。画像形成装置1は、一度形成された画像を全消去又は部分消去してからそのまま再度の画像形成を行うことができ、優れたシステムとなる。画像消去装置250は、通常の画像形成プロセスに追加する形のものではないので、画像形成装置1を簡素な構成に保つことができる。
用紙は、給紙カセット3から排紙されるまでの間で、画像消去装置250、トナー像形成部300、定着装置400を順に経由するので、画像の消去と別の画像の形成が連続して行われ、画像形成装置1の利便性が高くなる。例えば、用紙は、トナー像形成部300を1度通るだけで、画像の消去後すぐに画像形成が行われるので、印刷時間を短縮することができる。
画像形成装置1の構成は、通常の画像形成プロセスとは別に画像消去を行うための機構を備えるような画像形成装置の構成と比較して簡素であるので、画像形成装置1の製造コストを低減することができ、また、画像形成装置1を小型化することが可能である。
また、用紙のうち消去したい箇所のみが消色機能で消去されるので、一旦画像が形成された用紙に再度画像を形成する際のトナーの消費量を低減することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態における画像形成装置の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第2の実施の形態においては、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230の配置が第1の実施の形態におけるそれとは異なる。
図7は、第2の実施の形態における画像形成装置1のプリント部30の構成を示す図である。
本実施の形態において、プリント部30は、第1の実施の形態で説明した画像消去装置250に代えて、それとは第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230の配置が異なる画像消去装置260を備えている。
画像消去装置260において、第1のレジストローラ220は、第2のレジストローラ230よりも用紙搬送方向上流側であって、第2のレジストローラ230に隣接する位置に配置されている。先端検知センサ130は、第1のレジストローラ220よりも用紙搬送方向上流側に配置されている。すなわち、用紙搬送方向に、先端検知センサ130、第1のレジストローラ220、第2のレジストローラ230の順に並んでいる。
第2の実施の形態においても、消色機能は、第1の実施の形態と同様に、第1のレジストローラ220の駆動と第2のレジストローラ230の駆動とが切替えられながら行われる。
このように、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230の位置関係は適宜変更することができる。このような画像消去装置260を用いた場合であっても、第1の実施の形態における効果と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態における画像形成装置の基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第3の実施の形態においては、消色機能の対象となった用紙を冷却する機構が設けられている点が第1の実施の形態と異なる。
図8は、第3の実施の形態における画像形成装置1のプリント部30の構成を示す図である。
図を参照して、本実施の形態において、プリント部30は、第1の実施の形態で説明した画像消去装置250に代えて、冷却部600を有する点でそれとは異なる画像消去装置270を備えている。
冷却部600は、第1のレジストローラ220及び第2のレジストローラ230とトナー像形成部300との間に配置されている。冷却部600は、2つのローラ621,623を有しており、ローラ621とローラ623との間で搬送される用紙をニップすることができるように構成されている。ローラ621は、冷却機構を有している。冷却機構としては、例えば、ペルティエ効果を用いたものを用いることができる。このようにローラ621が冷却機構を有していることにより、冷却部600を通過した用紙が冷却される。
冷却部600は、制御部20により制御されて動作する。例えば、制御部20は、用紙について消色機能が行われたとき、その用紙が冷却されるように、冷却部600を制御する。冷却部600は、用紙の温度がトナー像の転写が行われるときにそのトナー像が適正に転写されるような所定の温度になる程度に、用紙を冷却する。制御部20は、第2のレジストローラ230が用紙に与えた熱量の程度や、画像形成装置1の内部の温度などに応じて、冷却部600による用紙の冷却の程度を変更してもよい。
このように、第3の実施の形態においては、冷却部600による用紙の冷却が行われることにより、消色機能を実行しても、用紙の温度が上がりすぎないようにすることができる。したがって、トナー像形成部300に到達した用紙の温度が適正な温度に保たれ、適正に、かつ速やかに画像の消去及びその後の画像形成を行うことができる。
なお、冷却部600の構成は、上述のものに限られない。例えば、ローラ621,623の両方に冷却機構を設けてもよい。ローラ621,623は、用紙の搬送に併せてモータなどにより駆動されてもよいし、自在に回転可能に配置されていてもよい。冷却機構600としては、例えば、ファンなどによりローラ621,623を冷却する空冷式のものや、ローラ621,623に移動した熱を水と熱交換する水冷式のものなどを用いてもよい。
また、冷却部としては、ローラで用紙をニップするものに限られず、用紙に送風することで用紙を冷却するものや、周囲より内部の温度が低い冷温室を設けその冷温室内を用紙が経由するようにしたものなどを用いてもよい。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態における画像形成装置の構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第4の実施の形態においては、消色機能の実行に合わせて、用紙の搬送速度が制御される点が第1の実施の形態と異なる。画像消去装置250による消色機能は、上述の第1の実施の形態に示す通りに行われる。
本実施の形態においては、消色機能が行われて用紙が画像消去装置250からトナー像形成部300に搬送されるとき、制御部20は、用紙の搬送速度を、消色機能が行われないときよりも低くする。すなわち、用紙が第1のレジストローラ220を通過してからトナー像形成部300に到達するまでの時間が、消色機能が行われないときよりも長くなる。
このように、用紙がトナー像形成部300に到達するまでの時間を長くすると、消色機能により加熱された用紙の温度がトナー像形成部300に到達するまでに幾分下がる。すなわち、上述の第3の実施の形態と同様に、用紙が冷却される。したがって、画像の消去を行った後、適正に画像形成を行うことができる。
なお、制御部20は、用紙の搬送を中断して用紙を一旦停止させることにより、用紙が第1のレジストローラ220を通過してからトナー像形成部300に到達するまでの時間が消色機能が行われないときよりも長くなるようにしてもよい。また、制御部20は、第2のレジストローラ230が用紙に与えた熱量の程度や、画像形成装置1の内部の温度などに応じて、用紙の搬送速度や用紙を一旦停止させる時間を変更してもよい。
[その他]
画像消去装置は、上述の各実施の形態を適宜組み合わせたものであってもよい。
上述の実施の形態において、第1のレジストローラに代えて、第2のレジストローラにより用紙の斜行補正が行われるようにしてもよい。また、第1のレジストローラと、第2のレジストローラとを切替えて、いずれでも用紙の斜行補正を行うことができるようにしてもよい。
また、画像消去装置は、発熱部を有する1組のレジストローラのみを有していてもよい。この場合、そのレジストローラにより用紙の斜行補正が行われる。また、発熱部が画像の消去を行う場合に発熱し、消去を行わない場合には発熱しないことにより、用紙のうち消去したい箇所の画像を消去することができる。
レジストローラは、3つ以上が設けられていてもよい。各レジストローラは、互いに隣接しているほうが好ましいが、これに限られるものではない。複数のレジストローラのうち、発熱部が設けられているローラを有するものは、2つ以上あってもよい。用紙上の画像の消去を行う場合には、発熱部が設けられており用紙搬送時に用紙を加熱するように制御されるローラを有するレジストローラでその用紙をニップして搬送し、消去を行わない場合には、用紙を加熱しないレジストローラで用紙をニップし搬送するようにすればよい。
画像消去装置は、画像形成装置に容易に着脱可能であってもよい。例えば、画像消去装置は、画像形成装置に設けられた単なる従来のレジストローラに代えて画像形成装置に取付けられ、上述の実施の形態のように動作可能なものであってもよい。
画像消去装置は、画像形成装置の制御部とは独立して画像形成装置の制御部と連携して動作する制御部を有し、その制御部の制御の下で上述のように動作してもよい。
画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機(MFP)などいずれであってもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
20 制御部
25 制御プログラム
50 用紙
103 駆動切替部(切替部の一例)
130 先端検知センサ(用紙検出センサの一例)
211,213 搬送ローラ(給紙手段の一例)
220 第1のレジストローラ
221,223,231,233 ローラ
230 第2のレジストローラ
235 発熱部
250,260,270 画像消去装置
300 トナー像形成部(作像部の一例)
400 定着装置
500 駆動部
600 冷却部

Claims (13)

  1. 給紙手段から給紙された用紙の位置を検出する用紙検出センサと、
    前記用紙検出センサの検出結果に基づいて駆動され、用紙を画像形成装置の作像部の書き出しタイミングに合わせて前記作像部に向けて搬送するレジストローラと、
    前記レジストローラに設けられ、そのレジストローラによりニップされた用紙を加熱する発熱部とを備え、
    加熱することで不可視化可能なトナーを用いて画像が形成された用紙が前記給紙手段から給紙されたとき、前記発熱部が設けられているレジストローラで用紙をニップしてその用紙を加熱することにより、前記画像を不可視化した後でその用紙を前記作像部に向けて搬送する、画像消去装置。
  2. 前記レジストローラは、2つ以上設けられており、
    前記発熱部は、前記2つ以上のレジストローラのうち少なくとも1つに設けられており、
    前記2つ以上のレジストローラのうち、前記発熱部が設けられているレジストローラで用紙をニップしてその用紙を加熱することにより、前記画像を不可視化した後でその用紙を前記作像部に向けて搬送する、請求項1に記載の画像消去装置。
  3. 前記2つ以上のレジストローラの各々は、他のレジストローラに隣接する位置に配置されている、請求項2に記載の画像消去装置。
  4. 前記2つ以上のレジストローラのうち、駆動部により駆動されて用紙をニップし搬送するレジストローラを切替える切替部をさらに備える、請求項2又は3に記載の画像消去装置。
  5. 前記切替部は、クラッチ、ソレノイド、及びブラシモータのうち少なくとも1つによって前記駆動部により駆動されるレジストローラを切替える、請求項4に記載の画像消去装置。
  6. 前記2つ以上のレジストローラの各々は、互いに略同等の用紙の搬送力を有する、請求項2から5のいずれかに記載の画像消去装置。
  7. 前記2つ以上のレジストローラのうち少なくとも1つは、そのレジストローラに用紙の先端部が突き当てられた状態から、前記作像部の書き出しタイミングに応じて駆動される、請求項2から6のいずれかに記載の画像消去装置。
  8. 前記レジストローラを通過した用紙が前記作像部に到達するまでに前記用紙を冷却する冷却部をさらに有する、請求項1から7のいずれかに記載の画像消去装置。
  9. 前記画像消去装置で用紙に形成された画像が不可視化されたとき、
    前記用紙が前記レジストローラを通過してから前記作像部に到達するまでの時間が前記不可視化が行われなかったときよりも長くなるように、前記用紙の搬送速度を低くするか前記用紙を一旦停止させる、請求項1から8のいずれかに記載の画像消去装置。
  10. 給紙手段と、
    前記給紙手段により給紙された用紙が搬送される請求項1から9のいずれかに記載の画像消去装置と、
    前記画像消去装置を経由し搬送された用紙上に作像する作像部と、
    前記作像部によりトナー像が形成された用紙を加熱し定着温度とすることで前記トナー像を定着させる定着装置とを備える、画像形成装置。
  11. 前記画像消去装置で用紙に形成された画像が不可視化されたとき、
    前記定着装置は、その用紙に対して、前記定着温度を前記不可視化が行われなかったときよりも低くする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 給紙手段から給紙された用紙の位置を検出する用紙検出センサと、
    前記用紙検出センサの検出結果に基づいて駆動され、用紙を画像形成装置の作像部の書き出しタイミングに合わせて前記作像部に向けて搬送するレジストローラと、
    前記レジストローラに設けられ、そのレジストローラによりニップされた用紙を加熱する発熱部とを備えた画像消去装置の制御方法であって、
    加熱することで不可視化可能なトナーを用いて画像が形成された用紙を前記給紙手段から給紙するステップと、
    前記給紙するステップにより用紙が給紙されたとき、前記発熱部が設けられているレジストローラで用紙をニップしてその用紙を加熱することにより、前記画像を不可視化した後でその用紙を前記作像部に向けて搬送するステップとを有する、画像消去装置の制御方法。
  13. 給紙手段から給紙された用紙の位置を検出する用紙検出センサと、
    前記用紙検出センサの検出結果に基づいて駆動され、用紙を画像形成装置の作像部の書き出しタイミングに合わせて前記作像部に向けて搬送するレジストローラと、
    前記レジストローラに設けられ、そのレジストローラによりニップされた用紙を加熱する発熱部とを備えた画像消去装置の制御プログラムであって、
    加熱することで不可視化可能なトナーを用いて画像が形成された用紙を前記給紙手段から給紙するステップと、
    前記給紙するステップにより用紙が給紙されたとき、前記発熱部が設けられているレジストローラで用紙をニップしてその用紙を加熱することにより、前記画像を不可視化した後でその用紙を前記作像部に向けて搬送するステップとをコンピュータに実行させる、画像消去装置の制御プログラム。
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