JP4311706B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタなど電子写真プロセスによって画像を形成する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、資源・環境保護の観点から、記録部材の第1面と第2面の両面を印刷する印刷装置が製品化されている。両面印刷では、第1面を印刷したあと、1面目が印刷された用紙を用紙反転させる用紙反転機構と、用紙を再度給紙させる再給紙機構を備えることで第2面の印刷を実現している。
【0003】
この種の印刷装置においては、用紙反転機構および再給紙機構の搬送路上に待機させる枚数を紙サイズに応じて決定し、印刷順序を入れ替えて効率良く両面印刷を行うような工夫がされている(例えば、特開2002−91102号公報参照)。両面印刷の枚数が多い場合には、用紙反転機構および再給紙機構の搬送路上に待機させる枚数を紙サイズに応じて最大になるように印刷順序を入れ替えている。印刷順序の入れ替えは、PCなどから受信する複数ページの印刷情報を印刷装置のメモリへ記憶し、ページ順を入れ替えることで行われている。
【0004】
しかしながら、印刷装置のメモリの搭載量が少ない場合には、複数ページの印刷情報を記憶しておくことができず、ページ順の入れ替えができない。従って、メモリが少ないときは、1面目を印刷して、用紙反転し再給紙して、その用紙の裏面に当たる2面目を印刷する方法となり、複数枚の両面印刷はこの方法を繰り返すこととなる。
【0005】
つまり、用紙反転機構および再給紙機構の搬送路上には複数の枚数ではなく、1枚だけの印刷方法となる。また、メモリの大小にかかわらず、両面印刷を1枚だけ行う場合には、1面目を印刷して用紙反転し、再給紙してその用紙の裏面に当たる2面目を印刷する方法となる。さらに、原稿読み取り装置から原稿を読み取って両面複写を行う両面印刷の場合、原稿を読み取り装置から読み取りしながらの両面印刷になるため、ページの入れ替えができず、複数枚原稿読み込みの両面複写においても、1面目を印刷して用紙反転し、再給紙して2面目を印刷する方法の繰返しとなることも多い。
【0006】
このような1面目を印刷して用紙反転し、再給紙してその2面目を印刷するという用紙反転機構および再給紙機構の搬送路上には、1枚だけとなる印刷方法においては、1面目を用紙反転して再給紙するための用紙搬送時間が長くなる。そこで、その期間に、電子写真プロセスの帯電出力を停止させたり、定着のためのヒータ駆動を停止させたりする工夫をして、電子写真感光体の削れ防止、無駄なヒータ駆動を防止している(例えば、特開平8−320642号公報参照)。
【0007】
また、1面目を印刷して用紙反転し、再給紙してその2面目を印刷するという用紙反転機構および再給紙機構の搬送路上には1枚だけとなる印刷方法において、1面目を印刷終了して、2面目の印刷指示が来ない場合には、所定時間の印刷準備動作を継続させる工夫をし、2面目の印刷画像をレーザドッド情報へ展開する展開時間を要して印刷指示が少し遅れる場合でも、両面印刷の効率を落とさないように防止している(例えば、特開平6−19255号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、印刷装置の高速化が進んで記録部材の搬送速度が上がってきており、1面目を印刷して用紙反転し、再給紙させるまでの時間がどんどん短くなってきている。そのため、1面目を印刷して用紙反転し、再給紙してその2面目を印刷するという用紙反転機構および再給紙機構の搬送路上には1枚だけとなる印刷方法においては、用紙反転して再給紙させるまでの時間内に、従来のように電子写真の帯電出力を停止させたり、電子写真感光体および定着加圧回転体の回転駆動を停止する時間を設けることができなかったり、設けられたとしても極端に短時間しかとれなかったりしてきている。
【0009】
そして、印刷装置に対するユーザのメンテナンス作業を少なくさせるため、交換部品である電子写真感光体および定着加圧回転体の寿命を伸ばしてきている。電子写真感光体は、回転によって磨耗し、帯電出力によって削れることで寿命に至る。定着加圧回転体は、回転による磨耗により寿命に至る。そのため、前述したように、電子写真の帯電出力を停止したり、電子写真感光体および定着加圧回転体の回転駆動を停止する時間が短くなったり無くなってしまうと、電子写真感光体と定着加圧回転体の寿命が短くなってしまうという問題が発生してきている。
【0010】
また、1面目を印刷して用紙反転し、再給紙してその2面目を印刷するという用紙反転機構および再給紙機構の搬送路上には1枚だけとなる印刷方法において、1面目を印刷終了して、2面目の印刷指示が来ない場合には、所定時間の印刷準備動作を継続させる工夫をしているがために、2面目の印刷を行わないときでも無駄に印刷準備を継続している。そのため、無駄な印刷準備を継続していることにより、電子写真感光体と定着加圧回転体の寿命を短くし、無駄な電力を消費しているという問題がある。
【0011】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、無駄な電力を消費せず、電子写真感光体および定着加圧回転体の寿命を伸ばすようにした画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面によれば、本発明にかかる画像形成装置は、印字を行うための印字予約を受信する印字予約受信手段と、前記印字予約受信手段で受信した印字予約に基づき、感光上に像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された画像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段により画像を前記記録媒体に転写するために、当該転写手段に当該記録媒体を給紙する給紙手段と、前記転写手段により前記記録媒体に転写された画像を定着するための定着加圧回転体を有する定着手段と、前記定着手段により定着された前記記録媒体の2面目に画像を形成するために、当該記録媒体を反転する反転手段と、前記反転手段により反転された前記記録媒体を前記転写手段に再給紙するための再給紙手段と、前記感光体及び前記定着加圧回転体の夫々を独立して駆動る駆動手段と、前記印字予約情報に基づいて、前記感光体及び前記定着加圧回転体の駆動を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記印字予約情報は、画像形成に関する管理情報を有し、前記制御手段は、前記給紙手段により1枚給紙される前記記録媒体に両面印刷を行う場合は、1面目の画像形成が終わった後から2面目の画像形成が開始されるまで、前記駆動手段による駆動を停止させ、前記給紙手段により複数枚連続して給紙される前記記録媒体に両面印刷を行う場合は、1枚目の記録媒体に画像形成を行っているときに、当該印字予約されている2枚目の記録媒体の状態を確認し、前記管理情報に、2枚目の画像形成が継続不可能なエラーが発生したと更新されていないときは、1枚目の画像形成が終わった後から2枚目の画像形成が開始されるまで、前記駆動手段による駆動を継続させ、前記管理情報に、2枚目の画像形成が継続不可能なエラーが発生したと更新されたときは、前記独立駆動する駆動手段による前記感光体及び前記定着加圧回転体の駆動を、前記1枚目の記録媒体の搬送状況に応じて停止することを特徴とする。
【0013】
ここで、前記画像形成が継続不可能なエラーとは、現在搬送されている記録媒体に画像形成を行っているときに、次に搬送される記録媒体がなく給紙できない状態である。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
[第1実施例]
図1は、本発明の印刷装置の第1実施例を説明するための構成図で、レーザプリンタの例を示している。プリンタ本体1は、記録媒体を収納する上段カセット2と下段カセット5を有している。上段カセット2から上段ピックアップ給紙ローラ3により記録媒体を繰り出し、上段給紙搬送ローラ4により記録媒体を搬送する。また、下段カセット5から下段ピックアップ給紙ローラ6により記録媒体を繰り出し、下段給紙搬送ローラ7により記録媒体を搬送する。上段カセット2もしくは下段カセット5より搬送された記録媒体は、下流の給紙センサ8により検知され、再給紙ローラ9によりさらに搬送される。
【0032】
また、記録媒体を収納するマルチトレー10からは、マルチピックアップ給紙ローラ11により記録媒体を繰り出し、マルチ給紙搬送ローラ12により記録媒体を搬送する。上段カセット2、下段カセット5、マルチトレー10から給紙搬送された記録媒体は、さらに下流のレジセンサ13により検知され、レジストローラ対14に所定のループ量を作成して搬送を停止する。画像形成タイミング(VSYNC信号)と同期をとって、レジストローラ対14により記録媒体の搬送が再開される。レジストローラ対14の下流にはレーザスキャナ部30からのレーザ光に基づいて感光ドラム15上にトナー像を形成する着脱可能なプロセスカートリッジ35が設けられている。
【0033】
感光ドラム15上のトナー像は、転写帯電器40によって記録媒体に転写される。さらに、下流には記録媒体上に形成されたトナー像を加熱加圧定着する定着器28が設けられており、定着器28の下流には、搬送状態を検知する定着排紙センサ18および記録媒体を排紙部へ搬送する定着排紙ローラ17が設けられており、記録媒体はさらに、排紙ローラ20により排紙積載トレイ21に排紙される。
【0034】
両面印字する場合は、両面フラッパ19により、記録媒体を反転機構部分へ導く。反転機構へ導かれた記録媒体は、反転センサ22により検知され、反転ローラ23により引き込みされる。引き込みが終了すると、反転ローラ23の回転方向を逆にすることで記録媒体を反転させて両面搬送部へ導く。両面搬送部へ導かれた記録媒体は、切り欠けローラ25で搬送され、切り欠けローラ25の切り欠け部分が記録媒体と接する位置で搬送を停止し、記録媒体が自由になったところで横レジスト調整板24にて斜行を補正する。その後、切り欠けローラ25により搬送を再開し、下流の両面ローラ26に引き継がれ、両面センサ27で記録媒体の搬送位置を確認する。そして、再給紙ローラ9にて搬送されて2面目の画像形成を行う。
【0035】
また、レーザスキャナ部30は、外部機器44から送出される画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット31と、このレーザユニット31からのレーザ光を感光ドラム15上に走査するためのスキャナモータユニット32と、結像レンズ群33と、折り返しミラー34とにより構成されている。スキャナモータユニット32は、スキャナモータ32aおよびポリゴンミラー32bから構成される。そして、プロセスカートリッジ35は、電子写真プロセスに必要な感光ドラム15と前露光ランプ36と一時帯電器37と現像器38と転写帯電器40とクリーナー39とから構成されている。
【0036】
プリンタ制御装置41は、プリンタ本体1を制御する装置で、ビデオコントローラ42およびエンジン制御部43から構成されている。ビデオコントローラ42は、マイクロコンピュータ42aとタイマ42bとメモリ42cなどで構成される。エンジン制御部43は、マイクロコンピュータ43aとタイマ43bとメモリ43cで構成されている。さらに,プリンタ制御装置41は、インターフェース45を介して外部装置44(ホストPCなど)と通信可能な状態で接続されている。
【0037】
また、プリンタ本体1には、ユーザに情報を通知したりユーザが選択設定を操作したりするための表示操作パネル50を持っている。また、定着器28は、熱ローラ方式の定着装置であり、加熱ローラおよび加圧ローラからなる加熱加圧回転体16と、加熱ローラ内部に設けられたハロゲンヒータであるヒータ29とから構成されている。加熱ローラの表面には図示しない温度検知素子を当接し、温度検知結果にもとづきヒータをON/OFFして、ローラ表面温度を一定に制御している。この熱ローラ方式の定着装置については、特開平9−146391号公報に提案されているものと同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0038】
図2及び図3は、本発明の第1実施例に係る印刷装置の機能構成図である。プリンタ本体1には、プリンタ制御装置41があり、ビデオコントローラ42とエンジン制御部43とから構成されている。ビデオコントローラ42は、ホストコンピュータなどの外部機器44からインターフェース45を介して送られてくる画像データを、プリントの印字に必要なビットデータに展開する。ビデオコントローラ42は、シリアルI/Fによってエンジン制御部43に対して、印字する画像毎にIDを割り当て、印字条件(給紙口、排紙口など)を印字条件指示部42dで指定して、印字予約指示部42eでIDによって印字予約を行う。またビットデータに展開が終了したら、印刷印字指示部42fで画像形成開始のために印字指示を行う。
【0039】
エンジン制御部43は、ビデオコントローラ42から指示された印字条件を印字条件受信部43dで受信し、指示された印字予約を印字予約受信部43eで受信して、印字条件および印字予約の内容を予約メモリ(テーブル)43gに記憶して、印刷制御部43hで印刷動作を制御したり、判断制御部43iで複数の予約の状態を判断して各種制御を切替えたりする。まず、通知された印字予約に従って、給紙ローラや搬送ローラやリフタなどの用紙搬送機構46を制御して印字条件の給紙口より給紙を行う。そして、ビデオコントローラ42からシリアルI/Fによって印刷指示受信部43fで受信した印字指示に従って、垂直同期要求信号(VSREQ信号)を出力し、ビデオコントローラ42より垂直同期信号(VSYNC信号)が来るのを待つ。
【0040】
VSYNC信号とともに、エンジン制御部43は、1ライン毎に水平同期信号(HSYNC信号)を出しながら、ビデオコントローラ42よりビデオ信号(VDO信号)に従って、レーザスキャナユニット30を制御しながら画像形成を行う。そして、画像形成された画像を、高圧ユニット49によって用紙に転写し、定着器28によって定着し、用紙搬送機構46を制御して印字条件の排紙口へ排紙を行う。
【0041】
また、ビデオコントローラ42は、プリンタ状態を表示操作パネル50に表示したり、表示操作パネル50によってオペレータが操作した設定内容を認識したりする機能をもっている。また、エンジン制御部43は、センサ入力部47により各種のセンサ読み込みを行い、搬送路上のセンサの紙有無検知をしたりする。なお、用紙搬送機構46において、感光ドラムの回転駆動と、定着加圧回転体の回転駆動は、同じ駆動源とし、常に同時に回転する。
【0042】
図4(a)〜図6(e)は、第1実施例を示す印刷装置の印字予約テーブルを示す図で、図7(a)〜図9(b)は、第1実施例を示す印刷装置の印字のタイムチャートである。図4(a)〜(g)と図7(a)〜(d)、図5(a)〜(h)と図8(a),(b)、図6(a)〜(e)と図9(a),(b)が各々対応している。これらの図を参照して、本発明における印字のための予約、および印字のシーケンスについて説明する。
【0043】
まず、図4(a)〜(g)と図7(a)〜(d)は、上段カセット2から排紙トレイ21へ1枚の両面印字を行うことを想定している。そして、上段カセット2には、A4サイズの用紙が1枚以上格納されている。ビデオコントローラ42より、1枚目1面目の画像ビット展開が終了したら、シリアル通信を介して、エンジン制御部43に、1枚目1面目のID番号を割り付け、印字条件(ID=4、給紙口=上段、排紙口=両面)の印字予約指示および印字指示を行う。
【0044】
エンジン制御部43は、ビデオコントローラ42からの印字予約に基づき、予約された順に、印字条件(ID番号、給紙口、排紙口)とその予約時点の紙サイズを、印字予約テーブルに登録記憶する。ここで、上段カセット2は、紙サイズを自動検知し、検知したA4定型紙サイズとして登録する。また、状態としては、まだ給紙を実行していないので給紙待機を登録し、エラーとしてはエラー無しと登録する。
【0045】
この結果、図4(a)に示すように、1枚目1面目の印字予約情報が印字予約テーブルに登録される。ビデオコントローラ42より、続いて、1枚目2面目の印字条件(ID=4、給紙口=両面、排紙口=排紙トレイ)の印字予約指示を行う。エンジン制御部43は、給紙していないので給紙待機、エラー無しで登録する。エンジン制御部43は、最初の1枚目の印字条件であるID=4について、条件が整っているので、印字動作を開始する。
【0046】
まず、スキャナモータ回転開始してスキャナ立ち上げ、ドラムおよび定着加圧回転体を回転開始して高圧立ち上げおよびヒータ駆動させる。ヒータ駆動は、待機状態の170℃温調から、定着のための190℃温調に切替える。そして、最初の印字条件であるID=4について、給紙を開始する。これによって、図4(b)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を給紙中に書き替える。エンジン制御部43にて給紙完了し、ビデオコントローラ42よりすでに印字指示を受けているので、垂直同期(VSREQ信号とVSYNC信号)のやりとりをして、画像形成を開始する。これによって、図4(c)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を印字中に書き替える。
【0047】
エンジン制御部43にて、画像形成を完了し定着を完了したら、1枚目1面目の印字が終了し、高圧立ち下げてヒータ駆動を待機状態と同じ170℃温調とし、ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させ、用紙反転して両面搬送され再給紙の位置まで搬送されるのを待つ。図4(d)に示すように1枚目1面目のID=4の状態情報を両面搬送中に書き替える。この間、ビデオコントローラ42より、1枚目2面目の画像ビット展開が終了したら、エンジン制御部43に、1枚目2面目の印字指示を行う。
【0048】
エンジン制御部43は、1枚目1面目が再給紙の位置まで搬送されたら、反転されているので、1枚目2面目として再給紙させる。そのため、ドラムおよび定着加圧回転体を回転再開させ、高圧立ち上げおよびヒータを定着のため190℃温調とさせる。図4(e)に示すように、1枚目2面目のID=4の状態情報を給紙中に書き換えるとともに、1枚目1面目は2面目の印字動作に移行しているので状態情報を2面管理に書き換える。
【0049】
エンジン制御部43にて再給紙完了し、ビデオコントローラ42よりすでに印字指示を受けているので、垂直同期(VSREQ信号とVSYNC信号)のやりとりをして、画像形成を開始する。これによって、図4(f)に示すように、1枚目2面目のID=4の状態情報を印字中に書き替える。エンジン制御部43にて、画像形成を完了し定着排出を完了したら、1枚目2面目の印字が終了し、高圧立ち下げてヒータ駆動を待機状態と同じ170℃温調とし、ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させ、スキャナモータ回転も停止させる。図4(g)に示すように、1枚目2面目が排出されたら、ID=4の1枚目1面目および1枚目2面目の予約情報を削除し、一切の予約無し状態となる。
【0050】
図7(a)に示す印字のタイムチャートで確認すると、最初に、スキャナ回転開始、ドラムおよび定着加圧回転体の回転開始、高圧立ち上げ、ヒータ駆動を待機状態の170℃温調から定着の190℃温調へ切替えする。各種立ち上げおよび給紙完了後、1枚目1面目の画像形成を行い定着させつつ高圧を立ち下げる。そして、定着して両面搬送(用紙反転して再給紙位置まで搬送)となったら、ヒータ駆動を190℃温調から170℃温調に切替え、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させる。
【0051】
そして、1枚目1面目の用紙が再給紙位置まで搬送されたら、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を再開し、ヒータを170℃温調から190℃温調へ切替え、高圧を立ち上げ、1枚目2面目として再給紙を開始する。高圧の立ち上げおよび再給紙完了後、1枚目2面目の画像形成をして定着排紙つつ高圧を立ち下げる。そして、排出されるとともに、ヒータ駆動を190℃温調から170℃温調へ切替え、ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させ、スキャナモータの回転を停止させる。
【0052】
一方、図7(b)は、従来例での印字のタイムチャートである。特開平6−19255号公報の提案にあるように、1面目を印刷して用紙反転し再給紙してその2面目を印刷するという印刷方法において、1面目を印刷終了して、2面目の印刷指示が来ない場合には、所定時間の印刷準備動作を継続させる工夫をし、2面目の印刷画像をレーザドッド情報へ展開する展開時間を要して印刷指示が少し遅れる場合でも、両面印刷の効率を落とさないように防止している。
【0053】
従来例では、両面搬送中の間も準備動作延長の期間を設けてあり、1枚目2面目の画像ドット展開に少し時間が要しても、準備動作延長の期間内であれば、そのまま2面目の印字動作を継続できるようにしてある。従来では、印字予約指示が存在しなかったため、画像ドット展開終了ごとにエンジン制御部43に通知される印字指示のみで印字シーケンスを組み立てていた。そのため、1面目の印字終了後でも、2面目の画像ドット展開に時間を要している可能性を考え、所定時間の準備動作延長期間内であれば、そのまま2面目の印字指示で印字を継続させるように工夫している。
【0054】
しかしながら、本発明では、画像ドット展開終了よりも前に、あらかじめ、2面目を印字する予定であることを印字予約指示によってエンジン制御部43に通知させるようにしてある。そこで、印字予約指示での印字シーケンスを組み立てることが可能で、2面目の印字指示が来なくても、2面目の印字予約指示により、前もって2面目の印字が続くことがわかる。
【0055】
つまり、印刷スループットを維持するために、準備動作を延長しておく必要が無くなる。そして、1面目と2面目の両面搬送の時間が空くことがわかっているので、1面目の印字が終了したら、高圧出力を停止しヒータの温度を下げ、ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させておくことが可能となる。そして、1面目の両面搬送が終了したら、回転の再開や高圧立ち上げやヒータ温度をあげて、2面目として再給紙して印字を行う。この結果、両面印刷のスループットを維持したまま、図7(b)に示す従来例と比べて図7(a)に示す本発明では、両面搬送中に、高圧出力停止、ヒータ温度低下、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転停止の時間を設けることができた。
【0056】
前述のケースよりも、2面目の画像ドット展開にさらに時間を要したケースを比較してみる。図7(c)が本発明での印字のタイムチャートであり、図7(d)が従来例での印字のタイムチャートである。前述のケースでは、1面目の両面搬送中に、2面目の画像ドット展開が終了して2面目の印字指示が出た。このケースでは、1面目の両面搬送が終了して再給紙の位置まで到達したまま時間経過したあとに、ようやく画像展開が終り2面目の印字指示が出る。
【0057】
図7(c)に示す本発明では、1面目の印字終了とともに、高圧出力停止、ヒータ温度低下、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転停止を行ったまま、2面目の予約指示があるためいずれ2面目の印字指示が来ることがわかっているので指示を待つ。そして、2面目の印字指示とともに、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を再開し、ヒータの温度を上げ、高圧を立ち上げて、2面目の印字動作を行う。
【0058】
図7(d)に示す従来例では、準備動作延長の期間内に2面目の印字指示が来ないので、高圧を立ち下げ、ヒータの温度を下げ、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止し、スキャナモータ回転を停止させる。そして、2面目の印字指示とともに、スキャナ回転再開し、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を再開し、ヒータの温度を上げ、高圧を立ち上げて、2面目の印字動作に入る。しかし、スキャナ立ち上げには、時間を要するため、従来例では2面目の印字が遅くなる。本発明では、2面目の予約指示があれば、いずれ2面目の印字指示が来ることがわかっているので、スキャナ回転は継続させることができ、2面目の印字が遅れることが無くなる。
【0059】
また、図7(d)に示す従来例に比べて図7(c)に示す本発明では、両面搬送中に、高圧出力停止、ヒータ温度低下、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転停止の時間を長く設けることができた。
【0060】
次に、図5(a)〜(h)と図8(a),(b)は、上段カセット2から排紙トレイ21へ2枚の両面印字を行うことを想定している。そして、上段カセット2には、A4サイズの用紙が2枚以上格納されている。2枚の両面印字は、交互給紙シーケンスとし、1枚目1面、2枚目1面、1枚目2面、2枚目2面のように、反転搬送路および再給紙までの両面搬送路に2枚分の用紙を存在させて、両面印刷のスループットを向上した印刷方法とする。
【0061】
ビデオコントローラ42より、1枚目1面目の画像ビット展開が終了したら、シリアル通信を介して、エンジン制御部43に、1枚目1面目のID番号を割り付け、印字条件(ID=4、給紙口=上段、排紙口=両面)の印字予約指示および印字指示を行う。エンジン制御部43は、給紙待機として登録し、図5(a)に示すように、1枚目1面目の印字予約情報が印字予約テーブルに登録される。
【0062】
ビデオコントローラ42より、続いて、2枚目1面目の印字条件(ID=7、給紙口=上段、排紙口=両面)、1枚目2面目の印字条件(ID=4、給紙口=両面、排紙口=排紙トレイ)、2枚目2面目の印字条件(ID=7、給紙口=両面、排紙口=排紙トレイ)の印字予約指示を行う。エンジン制御部43は、いずれも給紙待機で登録する。エンジン制御部43は、最初の1枚目1面の印字条件であるID=4について、条件が整っているので、印字動作を開始する。
【0063】
まず、スキャナモータ回転開始してスキャナ立ち上げ、感光ドラムおよび定着加圧回転体を回転開始して高圧立ち上げおよびヒータ駆動させる。ヒータ駆動は、待機状態の170℃温調から、定着のための190℃温調に切替える。そして、最初の印字条件であるID=4について、給紙を開始し、図5(b)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を給紙中に書き替える。エンジン制御部43にて給紙完了し、ビデオコントローラ42よりすでに印字指示を受けているので、画像形成を開始する。また、2枚目1面目の給紙が可能なので、給紙開始する。
【0064】
これによって、図5(c)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を印字中に書き替え、2枚目2面目のID=7の状態情報を給紙中に書き換える。
【0065】
エンジン制御部43にて、画像形成を完了し定着を完了したら、1枚目1面目の印字が終了したら用紙反転して両面搬送され再給紙の位置まで搬送されるのを待つ。同時に、2枚目1面目についても印字指示を受けているので画像形成を開始する。図5(d)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を両面搬送中に書き替え、2枚目1面目のID=7の状態情報を印字中に書き換える。2枚目1面目の印字が終了し、用紙反転の両面搬送へ移行する。エンジン制御部43は、1枚目1面目が再給紙の位置まで搬送されたら、反転されているので、1枚目2面目として再給紙させる。図5(e)に示すように、1枚目2面目のID=4の状態情報を給紙中に書き換えるとともに、1枚目1面目は2面目の印字動作に移行しているので状態情報を2面管理に書き換え、2枚目1面目の状態情報を両面搬送中に書き換える。
【0066】
エンジン制御部43にて再給紙完了し、ビデオコントローラ42よりすでに印字指示を受けているので、画像形成を開始する。2枚目1面目は両面搬送が終り、2枚目2面目として再給紙する。これによって、図5(f)に示すように、1枚目2面目のID=4の状態情報を印字中に書き替え、2枚目2面目のID=7の状態情報を給紙中に書き替えるとともに、2枚目1面目のID=7の状態情報は2面管理に書き換える。
【0067】
エンジン制御部43にて、画像形成を完了し定着排出を完了したら、1枚目2面目の印字が終了する。そして、2枚目2面目の印字指示を受けているので、画像形成を開始する。図5(g)のように、1枚目1面目および1枚目2面目のID=4の情報を削除し、2枚目2面目の状態情報を印字中に書き換える。2枚目2面目の印字が終了したら、高圧立ち下げてヒータ駆動を待機状態と同じ170℃温調とし、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させ、スキャナモータ回転も停止させる。図5(h)に示すように、1枚目2面目が排出されたら、2枚目1面目および2枚目2面目のID=7の予約情報を削除し、一切の予約無し状態となる。
【0068】
図8(a)に示す印字のタイムチャートで確認すると、最初に、スキャナ回転開始、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転開始、高圧立ち上げ、ヒータ駆動を待機状態の170℃温調から定着の190℃温調へ切替えする。各種立ち上げおよび給紙完了後、1枚目1面目の画像形成を行うとともに、2枚目1面目の給紙を行う。1枚目1面目を定着して両面搬送(用紙反転して再給紙位置まで搬送)とし、2枚目1面目の給紙完了とともに画像形成を行う。2枚目1面目を定着して両面搬送とし、1枚目1面目が再給紙の位置まで来たら1枚目2面目として再給紙を開始する。
【0069】
再給紙完了後、1枚目2面目の画像形成をし、2枚目1面目が再給紙の位置まで来たら2枚目2面目として再給紙を開始する。1枚目2面目を定着して排紙している間に、2枚目2面目の再給紙完了して画像形成を開始する。そして、2枚目2面目を定着して排出するともに、ヒータ駆動を190℃温調から170℃温調へ切替え、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させ、スキャナモータの回転を停止させる。
【0070】
図8(b)は、従来例での印字のタイムチャートである。画像展開がすぐ終了して順次印字指示が出ることを想定しているので、図8(b)に示す従来例と図8(a)に示す本発明では、両面の交互給紙シーケンスでは差異は無い。
【0071】
最後に、図6(a)〜(e)と図9(a),(b)は、上段カセット2から排紙トレイ21へ2枚の両面印字を行うことを想定している。2枚の両面印字は、交互給紙シーケンスとし、1枚目1面、2枚目1面、1枚目2面、2枚目2面のように、反転搬送路および再給紙までの両面搬送路に2枚分の用紙を存在させて、両面印刷のスループットを向上した印刷方法とする。ただし、上段カセット2には、A4サイズの用紙が1枚しか格納されてなく、途中で紙無しにより印字が中断されるケースである。
【0072】
ビデオコントローラ42より、1枚目1面目の画像ビット展開が終了したら、シリアル通信を介して、エンジン制御部43に、1枚目1面目のID番号を割り付け、印字条件(ID=4、給紙口=上段、排紙口=両面)の印字予約指示および印字指示を行う。エンジン制御部43は、給紙待機として登録し、図6(a)に示すように、1枚目1面目の印字予約情報が印字予約テーブルに登録される。
【0073】
ビデオコントローラ42より、続いて、2枚目1面目の印字条件(ID=7、給紙口=上段、排紙口=両面)、1枚目2面目の印字条件(ID=4、給紙口=両面、排紙口=排紙トレイ)、2枚目2面目の印字条件(ID=7、給紙口=両面、排紙口=排紙トレイ)の印字予約指示を行う。エンジン制御部は、いずれも給紙待機で登録する。エンジン制御部43は、最初の1枚目1面の印字条件であるID=4について、条件が整っているので、印字動作を開始する。
【0074】
まず、スキャナモータ回転開始してスキャナ立ち上げ、感光ドラムおよび定着加圧回転体を回転開始して高圧立ち上げおよびヒータ駆動させる。ヒータ駆動は、待機状態の170℃温調から、定着のための190℃温調に切替える。そして、最初の印字条件であるID=4について、給紙を開始し、図6(b)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を給紙中に書き替える。
【0075】
エンジン制御部43にて給紙完了し、ビデオコントローラ42よりすでに印字指示を受けているので、画像形成を開始する。また、2枚目1面目の給紙を行うタイミングであるが、上段カセットには紙が1枚しか無かったので、現在は紙無しであり印字動作が不可能である。これによって、図6(c)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を印字中に書き替え、2枚目1面目のID=7のエラー情報は紙無しエラーに書き換える。
【0076】
エンジン制御部43にて、1枚目1面目の画像形成を完了し定着を終了したら、次に印字動作可能な予約が無いので、高圧立ち下げてヒータ駆動を待機状態と同じ170℃温調とし、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させ、スキャナモータ回転も停止させる。そして、用紙反転して両面搬送され再給紙の位置まで搬送されるのを待つ。図6(d)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を両面搬送中に書き替える。エンジン制御部43は、1枚目1面目が再給紙の位置まで搬送されたら、1枚目2面目として再給紙したいところだが、それよりも印字順の速い2枚目1面目が紙無しエラーなので、そのまま待機する。図6(e)に示すように、1枚目1面目の状態情報を2面管理に書き換え、上段カセットに紙が挿入され紙無しエラーが解除されるのを待つ。
【0077】
図9(a)に示す印字のタイムチャートで確認すると、最初に、スキャナ回転開始、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転開始、高圧立ち上げ、ヒータ駆動を待機状態の170℃温調から定着の190℃温調へ切替えする。各種立ち上げおよび給紙完了後、1枚目1面目の画像形成を行う。2枚目1面目については、上段カセットに紙が無いため、紙無しエラーで印字動作不可能となる。1枚目1面目を定着して両面搬送(用紙反転して再給紙位置まで搬送)とし、次に印字動作可能な予約が無いので、ヒータ駆動を190℃温調から170℃温調へ切替え、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させ、スキャナモータの回転を停止させる。1枚目1面目が再給紙の位置まで来たら、2枚目1面目のための用紙が上段カセットに補給されるまで待機する。
【0078】
図9(b)は、従来例での印字のタイムチャートである。1枚目1面目の印字が終了したあとも、2枚目1面目は上段カセットに用紙が無いため紙無しであり印字指示が来ない。しかし、1面目のあとは、準備動作を延長しており、所定時間の延長のあとに、ヒータ駆動を190℃温調から170℃温調へ切替え、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させ、スキャナモータの回転を停止させる。そのため、準備動作延長分だけ待機状態への移行が遅れてしまう。
【0079】
本発明では、印字予約指示を設けて、1面目の印字を終了する時には、2枚目の印字予約の有無により、印字が継続されるのか印字が中断されるのかがあらかじめわかるので、待機状態への移行を早めることができた。図9(b)に示す従来例と図9(a)に示す本発明とを比較して明らかなように、本発明によれば、高圧出力時間、ヒータ温度が高い時間、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転時間を短くすることができた。
【0080】
図10は、第1実施例を示す印刷装置のエンジン制御部における印刷動作に関する処理を示すフローチャートである。印字動作可能の印字予約指示および印字指示により、印刷動作を開始する。まず、スキャナモータの回転駆動、ドラムおよび定着加圧回転体の回転駆動、ヒータ駆動を190℃温調へ切替え、高圧の立ち上げを行う(ステップS101)。そして、最初の印字が終了するのを待つ(ステップS102)。印字が終了したら、続いて印字可能な印字予約が存在しているかどうかをチェックする(ステップS103)。印字可能な印字予約が存在していなければ、高圧を立ち下げる(ステップS104)。
【0081】
さらに、ヒータを170℃温調へ切替え、ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止し、スキャナモータ回転を停止させ(ステップS105)、印刷動作を終了する。印字終了後に、続いて印字可能な印字予約が存在していたら、次の予約が、印字終了した用紙の2面目に当たる予約であるかどうかをチェックする(ステップS106)。印字終了した用紙の2面目に当たる予約でなければ、次の予約の印字を行いステップS102に戻る。印字終了した用紙の2面目に当たる予約であれば、高圧を立ち下げる(ステップS107)。そして、ヒータを170℃温調にし、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転駆動を停止させる(ステップS108)。
【0082】
その後、1面目の用紙が用紙反転されて再給紙の位置まで搬送される両面搬送が終了するのを待つ(ステップS109)。両面搬送が終了したら、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転駆動を再開し、ヒータを190℃温調にし、高圧を立ち上げる(ステップS110)。そして、2面目の印字を行いステップS102へ戻る。
【0083】
以上説明したように、印字予約指示を導入したことにより、1面目に続いて2面目の印字を行う予定があるかどうか、1面目に続いて印字があるのかあるいは中断されたかといった状況を、1面目の印字終了時に判断できることとなった。1面目の印字終了時に、後続の予約状況を確認し、印字シーケンスを最適化することができ、両面印刷のスループットを維持するために従来のように1面目の印字終了後に準備動作を継続させる制御を不要とすることができた。
【0084】
また、後続の予約状況を確認しながら、最適な印字シーケンスを組めるようになり、両面印刷において、両面印刷のスループットを維持したまま、1面目に続く印字がその用紙の2面目であるときには、1面目が用紙反転して両面搬送され再給紙位置まで搬送される時間を利用して、高圧出力停止やヒータの温度低下、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転停止の時間をとることができる、あるいは時間をよりとれるようになった。
【0085】
また、1面目に続く印字が中断されたあるいは無い場合においても、準備動作を継続させることなく、すぐに高圧出力停止やヒータの温度低下、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転停止させることが可能となった。この結果、準備動作を継続する手段無しで、両面印刷のスループットを維持したまま、定着加圧回転体の回転時間を短縮することができ定着器の寿命を伸ばすことができ、高圧印加時間と感光ドラムの回転時間を短縮することができ、電子写真感光体の寿命を伸ばすことができた。また、ヒータの温度が高い時間、高圧印加時間、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転時間を短縮できたので、電力の消費も抑えられた。
【0086】
[第2実施例]
図11は、本発明の印刷装置の第2実施例を説明するための構成図である。第1実施例と異なるところは定着器28のみであり、第1実施例と同じ部分については説明を省略する。定着器28は、フィルム加熱方式の定着装置であり、加熱フィルムおよび加圧ローラからなる加熱加圧回転体16、加熱フィルム内部に設けられたセラミックヒータであるヒータ29から構成されている。
【0087】
セラミックヒータの表面には、図示しない温度検知素子を当接し、温度検知結果にもとづきヒータをON/OFFして、加熱フィルム表面温度を一定に制御している。このフィルム加熱方式の定着装置については、特開平9−146391号公報に提案されているものと同様であるため、詳細な説明は省略する。熱ローラ方式では、印刷を行わない待機状態においてもある程度の温度(実施例1では170℃)を保っておく必要があるが、このフィルム加熱方式は別名オンデマンドとも呼ばれ、ウォームアップ時間が短いので、待機状態ではヒータをオフしておける利点がある。
【0088】
本発明の第2実施例に係る印刷装置における機能構成図は、上述した図2に示した構成と同様であるため説明を省略する。
【0089】
図4(a)〜図6(e)は、第2実施例を示す印刷装置の印字予約テーブルを示す図で、図7(a)〜図9(b)は、第2実施例を示す印刷装置の印字のタイムチャートである。図4(a)〜(g)と図7(a)〜(d)、図5(a)〜(h)と図8(a),(b)、図6(a)〜(e)と図9(a),(b)が対応している。これらの図は、第1実施例と同様であるため説明を省略する。
【0090】
なお、印字のタイムチャートにおいて、実施例1ではヒータHigh側は190℃温調、ヒータLOW側は170℃温調を意味していたが、本実施例2ではヒータHigh側は190℃温調、ヒータLOW側はヒータオフを意味する。つまり、定着を行うときには熱ローラ方式と同様に190℃温調とするが、定着を行わない待機状態では熱ローラ方式で170℃温調を続けるのに対してこのフィルム加熱方式ではヒータオフとするところが異なる。
【0091】
図12は、第2実施例を示す印刷装置のエンジン制御部における印刷動作に関する処理を示すフローチャートである。第1実施例のフローチャートである図10とほぼ同じであり、図12のステップS201〜ステップS210は、図10のステップS101〜S110に対応している。ステップS205およびステップS208のみ異なり、その他のステップは第1の実施例と同様なので説明を省略する。
【0092】
ステップS205では、印刷が終了後に、ヒータオフして、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止し、スキャナモータの回転を停止させる。実施例1のステップS105と異なるのは、実施例1では待機状態でヒータを170℃温調するのに対し、本実施例2ではフィルム加熱方式なので待機状態ではヒータをオフする点である。また、ステップS208では、1面目の印字終了後に1面目が両面搬送している間、ヒータをオフして、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転を停止させる。実施例1のステップS108と異なるのは、実施例1では両面搬送状態でヒータを170℃温調するのに対し、本実施例2ではフィルム加熱方式なので両面搬送状態ではヒータをオフする点である。
【0093】
待機状態および両面搬送状態で、ヒータをオフする以外は、第1実施例と変わらない。そこで、後続の予約状況を確認しながら、最適な印字シーケンスを組めるようになり、両面印刷において、両面印刷のスループットを維持したまま、1面目に続く印字がその用紙の2面目であるときには、1面目が用紙反転して両面搬送され再給紙位置まで搬送される時間を利用して、高圧出力停止やヒータオフ、ドラムおよび定着加圧回転体の回転停止の時間をとることができる、あるいは時間をよりとれるようになった。
【0094】
また、1面目に続く印字が中断されたあるいは無い場合においても、準備動作を継続させることなく、すぐに高圧出力停止やヒータオフ、ドラムおよび定着加圧回転体の回転停止させることが可能となった。この結果、準備動作を継続する手段無しで、両面印刷のスループットを維持したまま、定着加圧回転体の回転時間を短縮することができ定着器の寿命を伸ばすことができ、高圧印加時間とドラム回転時間を短縮することができ電子写真感光体の寿命を伸ばすことができた。また、ヒータオン時間、高圧印加時間、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転時間を短縮できたので、電力の消費も抑えられた。
【0095】
[第3実施例]
本発明の印刷装置の第3実施例を説明するための構成図は、上述した図1と同様であるため、その説明を省略する。また、本発明の第1実施例に係る画像記録装置における機能構成図も図2と同様であるため、説明を省略する。ただし、第1実施例とは異なり、用紙搬送機構46において、感光ドラムの回転駆動と、定着加圧回転体の回転駆動は、独立の駆動源(本実施例では図示しない2つのモータにより独立に回転駆動させられるようにしてある)とし、それぞれが干渉することなく片方ずつの回転が可能である。
【0096】
図13(a)〜図14(k)は、第3実施例を示す印刷装置の印字予約テーブルを示す図である。図15(a),(b)は、第3実施例を示す印刷装置の印字のタイムチャートである。まず、図13(a)〜図14(k)と図15(a),(b)は、上段カセット2から排紙トレイ21へ2枚の両面印字を行うことを想定している。両面印字の方法は、1枚目1面目、1枚目2面目、2枚目1面目、2枚目2面目という順序で、1枚目ずつ表裏を印刷していく方法としている。
【0097】
そして、上段カセット2には、A4サイズの用紙が2枚以上格納されている。ビデオコントローラ42より、1枚目1面目の画像ビット展開が終了したら、シリアル通信を介して、エンジン制御部43に、1枚目1面目のID番号を割り付け、印字条件(ID=4、給紙口=上段、排紙口=両面)の印字予約指示および印字指示を行う。
【0098】
エンジン制御部43は、ビデオコントローラ42からの印字予約に基づき、予約された順に、印字条件(ID番号、給紙口、排紙口)とその予約時点の紙サイズを、印字予約テーブルに登録記憶する。ここで、上段カセット2は、紙サイズを自動検知し、検知したA4定型紙サイズとして登録する。また、状態としては、まだ給紙を実行していないので給紙待機を登録し、エラーとしてはエラー無しと登録する。この結果、図13(a)に示すように、1枚目1面目の印字予約情報が印字予約テーブルに登録される。
【0099】
ビデオコントローラ42より、続いて、1枚目2面目の印字条件(ID=4、給紙口=両面、排紙口=排紙トレイ)、2枚目1面目の印字条件(ID=7、給紙口=上段、排紙口=両面)、2枚目2面の印字条件(ID=7、給紙口=両面、排紙口=排紙トレイ)の印字予約指示を行う。エンジン制御部は、給紙していないので給紙待機、エラー無しで登録する。エンジン制御部43は、最初の1枚目の印字条件であるID=4について、条件が整っているので、印字動作を開始する。
【0100】
まず、スキャナモータ回転開始してスキャナ立ち上げ、感光ドラムおよび定着加圧回転体を回転開始して高圧立ち上げおよびヒータ駆動させる。ヒータ駆動は、待機状態の170℃温調から、定着のための190℃温調に切替える。そして、最初の印字条件であるID=4について、給紙を開始する。これによって、図13(b)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を給紙中に書き替える。エンジン制御部43にて給紙完了し、ビデオコントローラ42よりすでに印字指示を受けているので、垂直同期(VSREQ信号とVSYNC信号)のやりとりをして、画像形成を開始する。これによって、図13(c)に示すように、1枚目1面目のID=4の状態情報を印字中に書き替える。
【0101】
エンジン制御部43にて、画像形成を完了したら、高圧を立ち下げて、感光ドラムの回転を停止させる。さらに、定着を完了したら、ヒータ駆動を待機状態と同じ170℃温調とし、定着加圧回転体の回転を停止させ、さらに用紙反転して両面搬送され再給紙の位置まで搬送されるのを待つ。図13(d)に示すように1枚目1面目のID=4の状態情報を両面搬送中に書き替える。この間、ビデオコントローラ42より、1枚目2面目の画像ビット展開が終了したら、エンジン制御部43に、1枚目2面目の印字指示を行う。
【0102】
エンジン制御部43は、1枚目1面目が再給紙の位置まで搬送されたら、感光ドラムを回転再開させ高圧を立ち上げ、1枚目2面目として再給紙させる。さらに、2枚目1面目も、予約済みなので、1枚目2面目に所定紙間で続いて印字できるように、上段から給紙を開始する。図13(e)に示すように、1枚目2面目のID=4の状態情報を給紙中に書き換えるとともに、1枚目1面目は2面目の印字動作に移行しているので状態情報を2面管理に書き換える。また、2枚目1面目のID=7の状態情報も給紙中に書き換える。エンジン制御部43にて再給紙完了し、ビデオコントローラ42よりすでに印字指示を受けているので、垂直同期(VSREQ信号とVSYNC信号)のやりとりをして、画像形成を開始するとともに、定着加圧回転体の回転を再開しヒータを定着のため190℃温調とさせる。これによって、図13(f)に示すように、1枚目2面目のID=4の状態情報を印字中に書き替える。
【0103】
エンジン制御部43にて、画像形成を完了し定着を完了させる。そして、ビデオコントローラ42より2枚目1面目の印字指示を受けて、2枚目1面目の画像形成を開始させる。図14(g)に示すように、1枚目2面目が排出されたので、1枚目1面目および1枚目2面目のID=4の情報を削除し、2枚目1面目の状態情報を印字中に書き換える。
【0104】
エンジン制御部43にて、画像形成を完了したら、高圧を立ち下げて、感光ドラムの回転を停止させる。さらに、定着を完了したら、ヒータ駆動を待機状態と同じ170℃温調とし、定着加圧回転体の回転を停止させ、さらに用紙反転して両面搬送され再給紙の位置まで搬送されるのを待つ。図14(h)に示すように、2枚目1面目のID=7の状態情報を両面搬送中に書き替える。この間、ビデオコントローラ42より、2枚目2面目の画像ビット展開が終了したら、エンジン制御部43に、2枚目2面目の印字指示を行う。
【0105】
エンジン制御部43は、2枚目2面目が再給紙の位置まで搬送されたら、感光ドラムを回転再開させ高圧を立ち上げ、2枚目2面目として再給紙させる。図14(i)に示すように、2枚目2面目のID=7の状態情報を給紙中に書き換えるとともに、2枚目1面目は2面目の印字動作に移行しているので状態情報を2面管理に書き換える。エンジン制御部43にて再給紙完了し、ビデオコントローラ42よりすでに印字指示を受けているので、垂直同期(VSREQ信号とVSYNC信号)のやりとりをして、画像形成を開始するとともに、定着加圧回転体の回転を再開しヒータを定着のため190℃温調とさせる。これによって、図14(j)に示すように、2枚目2面目のID=7の状態情報を印字中に書き替える。
【0106】
エンジン制御部43にて、画像形成を完了して定着を開始するとともに、高圧を立ち下げ、感光ドラムの回転を停止させる。そして、定着排紙完了したら、ヒータ駆動を170℃に切替え、定着加圧回転体の回転を停止させ、スキャナモータ回転も停止させる。図14(k)に示すように、2枚目2面目が排出されたので、2枚目1面目および2枚目2面目のID=7の情報を削除し、一切の予約無し状態となる。
【0107】
図15(a)の印字のタイムチャートで確認すると、最初に、スキャナ回転開始、感光ドラムの回転開始、定着加圧回転体の回転開始、高圧立ち上げ、ヒータを190℃温調へ切替えする。各種立ち上げおよび給紙完了後、1枚目1面目の画像形成を行い、定着させつつ、高圧を立ち下げ、感光ドラムの回転を停止させる。そして、定着して両面搬送(用紙反転して再給紙位置まで搬送)となったら、ヒータ駆動を190℃温調から170℃温調に切替え、定着加圧回転体の回転を停止させる。そして、1枚目1面目の用紙が再給紙位置まで搬送されたら、感光ドラムの回転を再開し、高圧を立ち上げ、1枚目2面目として再給紙を開始する。
【0108】
一方、2枚目1面目の給紙も開始させる。高圧の立ち上げおよび再給紙完了後、ヒータを170℃温調から190℃温調へ切替え、定着加圧回転体の回転を再開させ、1枚目2面目の画像形成を開始する。1枚目2面目の定着を行いつつ、2枚目1面目の画像形成を開始する。2枚目1面目の画像形成が終り定着させつつ、高圧を立ち下げ、感光ドラムの回転を停止させる。そして、定着して両面搬送(用紙反転して再給紙位置まで搬送)となったら、ヒータ駆動を190℃温調から170℃温調に切替え、定着加圧回転体の回転を停止させる。
【0109】
そして、2枚目1面目の用紙が再給紙位置まで搬送されたら、感光ドラムの回転を再開して高圧を立ち上げ、2枚目2面目として再給紙を開始する。高圧の立ち上げおよび再給紙完了後、ヒータを170℃温調から190℃温調へ切替え、定着加圧回転体の回転を再開させ、2枚目2面目の画像形成を開始する。2枚目2面目の画像形成をして定着排紙させつつ高圧を立ち下げ、感光ドラムの回転を停止させる。そして、排出されるとともに、ヒータ駆動を190℃温調から170℃温調へ切替え、定着加圧回転体の回転を停止させ、スキャナモータの回転を停止させる。
【0110】
一方、図15(b)は、従来例での印字のタイムチャートである。特開平8−320642号公報の提案にあるように、1面目を印刷して用紙反転し再給紙してその2面目を印刷するという印刷方法において、1面目を印刷終了して、2面目の印刷指示がある場合には、高圧出力を停止させ、ヒータを温度低下させ、感光ドラムの削れ防止および無駄なヒータ電力の使用を防止している。従来例では、感光ドラムおよび定着加圧回転体は独立で駆動できなかったため、画像形成(高圧)と定着(ヒータ)の工程が干渉し、どちらの工程も不要のときにしか、感光ドラムと定着加圧回転体の回転を停止させることができなかった。
【0111】
本発明では、感光ドラムの回転駆動と、定着加圧回転体の回転駆動を独立に駆動できるように工夫した。そして、画像形成が終了したら、先に高圧を立ち下げて感光ドラムの回転を停止させ、定着が終了したら、後からヒータの温度を低下させて定着加圧回転体の回転を停止させることとした。再給紙とともに、先に感光ドラムの回転を再開して高圧を立ち上げ、後からヒータの温度を上昇させて定着加圧回転体の回転を再開させることとした。この結果、図15(b)に示す従来例と比べて図15(a)に示す本発明では、両面搬送中に、高圧出力停止および感光ドラムの回転停止時間と、ヒータ温度低下および定着加圧回転体の回転停止時間を長く設けることができた。
【0112】
図16は、第3実施例を示す印刷装置のエンジン制御部における印刷動作に関する処理を示すフローチャートである。印字動作可能の印字予約指示および印字指示により印刷動作を開始する。
【0113】
まず、スキャナモータの回転駆動、感光ドラムの回転駆動、定着加圧回転体の回転駆動、ヒータ駆動を190℃温調へ切替え、高圧の立ち上げを行う(ステップS301)。そして、最初の画像形成が終了するのを待つ(ステップS302)。画像形成が終了したら、続いて印字可能な印字予約が存在しているかどうかをチェックする(ステップS303)。印字可能な印字予約が存在していなければ、高圧を立ち下げ(ステップS304)、ドラム回転を停止させる(ステップS305)。そして定着が完了するのを待ち(ステップS306)、ヒータを170℃温調へ切替え、定着加圧回転体の回転を停止し、スキャナモータ回転を停止させ(ステップS307)、印刷動作を終了する。
【0114】
画像形成終了後に、続いて印字可能な印字予約が存在していたら、次の予約が、印字終了した用紙の2面目に当たる予約であるかどうかをチェックする(ステップS308)。印字終了した用紙の2面目に当たる予約でなければ、次の予約の印字を行いステップS302に戻る。印字終了した用紙の2面目に当たる予約であれば、高圧を立ち下げ(ステップS309)、ドラム回転を停止させる(ステップS310)。そして、定着が完了するのを待ち(ステップS311)、ヒータを170℃温調にし、定着加圧回転体の回転駆動を停止させる(ステップS312)。
【0115】
その後、1面目の用紙が用紙反転されて再給紙の位置まで搬送される両面搬送が終了するのを待つ(ステップS313)。両面搬送が終了したら、感光ドラムの回転駆動を再開し、高圧を立ち上げる(ステップS314)。さらに、ヒータを190℃温調にし、定着加圧回転体の回転駆動を再開する(ステップS315)。そして、2面目の印字を行いステップS302へ戻る。
【0116】
以上説明したように、感光ドラムの回転駆動と、定着加圧回転体の回転駆動を独立に駆動できる構成としたことにより、1面目に続いて2面目の印字を行う場合に、画像形成が終了したら、先に高圧を立ち下げて感光ドラムの回転を停止させ、定着が終了したら、後からヒータの温度を低下させて定着加圧回転体の回転を停止させることが可能となった。2面目の再給紙とともに、先に感光ドラムの回転を再開して高圧を立ち上げ、後からヒータの温度を上昇させて定着加圧回転体の回転を再開させることが可能となった。
【0117】
この結果、両面搬送中に、高圧出力停止および感光ドラムの回転停止時間と、ヒータ温度低下および定着加圧回転体の回転停止時間を、従来に比べ長く設けることができた。そのため、定着加圧回転体の回転時間を短縮することができ定着器の寿命を伸ばすことができ、高圧印加時間と感光ドラムの回転時間を短縮することができ電子写真感光体の寿命を伸ばすことができた。また、ヒータの温度が高い時間、高圧印加時間、感光ドラムの回転時間、定着加圧回転体の回転時間を短縮できたので、電力の消費も抑えられた。
【0118】
[第4実施例]
本発明の印刷装置の第4実施例を説明するための構成図は、上述した図1と同様であるため説明を省略する。また、本発明の第4実施例に係る画像記録装置における機能構成図も図2と同様であるため、説明を省略する。ただし、第1実施例とは異なり、第3実施例と同様に、用紙搬送機構46において、感光ドラムの回転駆動と、定着加圧回転体の回転駆動は、独立の駆動源とし、それぞれが干渉することなく片方ずつの回転が可能である。
【0119】
また、第4実施例を示す印刷装置の印字予約テーブルを示す図は、図13(a)〜図14(k)に示す第3実施例と同様であるため説明を省略する。
【0120】
図17は、第4実施例を示す印刷装置の印字のタイムチャートである。第3実施例のタイムチャートである図15(a)と異なるのは、ヒータ駆動のみである。実施例3ではヒータHigh側は190℃温調、ヒータLOW側は170℃温調を意味していたが、本実施例4ではヒータHighとLOWの中間MIDDLEで180℃温調を追加した。つまり、定着を行うときには190℃温調とし、印刷を行わない待機状態では170℃温調とするところは同じで、両面印刷のシーケンスで両面搬送中状態では180℃温調をするところが異なる。
【0121】
熱ローラ定着方式では、定着加圧回転対である定着ローラおよび加圧ローラに蓄積された熱量によって定着させるため、2面目の印字を行うことがわかっているので完全な待機状態での170℃よりも高いが、定着のための190℃よりも低い、180℃を維持させるようにして、2面目の定着性をより良くしている。
【0122】
図18は、第4の実施例を示す印刷装置のエンジン制御部における印刷動作に関する処理を示すフローチャートである。第3実施例のフローチャートである図16とほぼ同じであり、図18のステップS401〜ステップS415は、図16のステップS301〜S315に対応している。ステップS412のみ異なり、その他のステップは第3実施例と同様なので説明を省略する。
【0123】
ステップS412では、定着が終了後に、ヒータを180℃温調にして、定着加圧回転体の回転を停止させる。実施例3のステップS312と異なるのは、実施例3では両面搬送状態でヒータを170℃温調するのに対し、本実施例4では180℃温調する点である。
【0124】
実施例3との違いは、両面搬送状態での温調が170℃か180℃であるかだけである。従って実施例3と同様に、両面搬送中に、高圧出力停止および感光ドラムの回転停止時間と、ヒータ温度低下および定着加圧回転体の回転停止時間を、従来に比べ長く設けることができた。定着加圧回転体の回転時間を短縮することができ、定着器の寿命を伸ばすことができ、高圧印加時間と感光ドラムの回転時間を短縮することができ電子写真感光体の寿命を伸ばすことができた。また、ヒータの温度が高い時間、高圧印加時間、感光ドラムの回転時間、定着加圧回転体の回転時間を短縮できたので、電力の消費も抑えられた。
【0125】
[第5実施例]
本発明の印刷装置の第5実施例を説明するための構成図は、図11に示す第2実施例と同様であるため説明を省略する。また、本発明の第5実施例に係る画像記録装置における機能構成図は、図2に示す第1実施例と同様であるため説明を省略する。ただし、第1実施例とは異なり、第3実施例と同様に、用紙搬送機構46において、感光ドラムの回転駆動と、定着加圧回転体の回転駆動は、独立の駆動源とし、それぞれが干渉することなく片方ずつの回転が可能である。
【0126】
第4実施例を示す印刷装置の印字予約テーブルを示す図は、図13(a)〜図14(k)と同様であり、また、第4実施例を示す印刷装置の印字のタイムチャートは、図15(a),(b)と同様であり、どちらも、第3実施例と同様であるため説明を省略する。なお、印字のタイムチャートにおいて、実施例3ではヒータHigh側は190℃温調、ヒータLOW側は170℃温調を意味していたが、本実施例5ではヒータHigh側は190℃温調、ヒータLOW側はヒータオフを意味する。つまり、定着を行うときには、熱ローラ方式と同様に190℃温調とするが、定着を行わない待機状態では、熱ローラ方式で170℃温調を続けるのに対してこのフィルム加熱方式ではヒータオフとするところが異なる。
【0127】
図19は、第5実施例を示す印刷装置のエンジン制御部における印刷動作に関する処理を示すフローチャートである。第3実施例のフローチャートである図16とほぼ同じであり、図19のステップS501〜ステップS515は、図16のステップS301〜S315に対応している。ステップS507およびS512のみ異なり、その他のステップは、第3実施例と同様なので説明を省略する。
【0128】
ステップS507では、定着が終了後に、ヒータをオフして、定着加圧回転体の回転を停止し、スキャナモータ回転も停止する。実施例3のステップS307と異なるのは、熱ローラ方式での待機状態の温調が170℃に対して、フィルム加熱方式での待機状態ではヒータオフとしている点である。ステップS512では、定着が終了後に、ヒータをオフして、定着加圧回転体の回転を停止させる。実施例3のステップS312と異なるのは、実施例3では両面搬送状態でヒータを170℃温調するのに対し、本実施例5ではヒータをオフする点である。
【0129】
実施例3との違いは、待機状態および両面搬送状態での温調が170℃か、オフであるかだけである。従って実施例3と同様に、両面搬送中に、高圧出力停止および感光ドラムの回転停止時間と、ヒータオフおよび定着加圧回転体の回転停止時間を、従来に比べ長く設けることができた。定着加圧回転体の回転時間を短縮することができ、定着器の寿命を伸ばすことができ、高圧印加時間と感光ドラムの回転時間を短縮することができ電子写真感光体の寿命を伸ばすことができた。また、ヒータのオン時間、高圧印加時間、感光ドラムの回転時間、定着加圧回転体の回転時間を短縮できたので、電力の消費も抑えられた。
【0130】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、印字予約指示を導入したことにより、1面目の印字終了時に、後続の予約状況を確認し、印字シーケンスを最適化することができ、高圧出力時間、ヒータの温度が高い時間、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転時間を短縮することができた。この結果、定着加圧回転体の回転時間の短縮により定着器の寿命を伸ばすことができ、高圧印加時間と感光ドラムの回転時間の短縮により電子写真感光体の寿命を伸ばすことができた。また、高圧出力時間、ヒータの温度が高い時間、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転時間を短縮できたので、電力の消費も抑えられるという効果も得られた。
【0131】
また、感光ドラムの回転駆動と、定着加圧回転体の回転駆動を、独立に駆動できるようにしたことにより、両面搬送中に、高圧出力停止および感光ドラムの回転停止時間と、ヒータオフおよび定着加圧回転体の回転停止時間を、長く設けることができた。この結果、定着加圧回転体の回転時間の短縮により定着器の寿命を伸ばすことができ、高圧印加時間と感光ドラムの回転時間の短縮により電子写真感光体の寿命を伸ばすことができた。また、高圧出力時間、ヒータの温度が高い時間、感光ドラムおよび定着加圧回転体の回転時間を短縮できたので、電力の消費も抑えられるという効果も得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印刷装置の第1,第3,第4実施例を説明するための構成図である。
【図2】 本発明の第1〜第5実施例に係る印刷装置の機能構成図(その1)である。
【図3】 本発明の第1〜第5実施例に係る印刷装置の機能構成図(その2)である。
【図4】 (a)〜(g)は、本発明の第1及び第2実施例に関する印字予約テーブルを示す図(両面1枚印字)である。
【図5】 (a)〜(h)は、本発明の第1及び第2実施例に関する印字予約テーブルを示す図(両面2枚印字)である。
【図6】 (a)〜(e)は、本発明の第1及び第2実施例に関する印字予約テーブル示す図(紙無し)である。
【図7】 (a)〜(d)は、本発明の第1及び第2実施例を示す印字のタイムチャート(両面1枚印字)である。
【図8】 (a),(b)は、本発明の第1及び第2実施例を示す印字のタイムチャート(両面2枚印字)である。
【図9】 (a),(b)は、本発明の第1及び第2実施例を示す印字のタイムチャート(紙無し)である。
【図10】 本発明の第1実施例を示す制御部の印字に関する処理を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の印刷装置の第2及び第5実施例を説明するための構成図である。
【図12】 本発明の第2実施例を示す制御部の印字に関する処理を示すフローチャートである。
【図13】 (a)〜(f)は、本発明の第3〜第5の実施例に関する印字予約テーブル(その1)を示す図である。
【図14】 (g)〜(k)は、本発明の第3〜第5の実施例に関する印字予約テーブル(その2)を示す図である。
【図15】 (a),(b)は、本発明の第3及び第5実施例を示す印字のタイムチャートである。
【図16】 本発明の第3実施例を示す制御部の印字に関する処理を示すフローチャートである。
【図17】 本発明の第4実施例を示す印字のタイムチャートである。
【図18】 本発明の第4実施例を示す制御部の印字に関する処理を示すフローチャートである。
【図19】 本発明の第5実施例を示す制御部の印字に関する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ本体
2 上段カセット
3 上段ピックアップ給紙ローラ
4 上段給紙搬送ローラ
5 下段カセット
6 下段ピックアップ給紙ローラ
7 下段給紙搬送ローラ
8 給紙センサ
9 再給紙ローラ
10 マルチトレー
11 マルチピックアップ給紙ローラ
12 マルチ給紙搬送ローラ
13 レジセンサ
14 レジストローラ対
15 感光ドラム
16 加熱加圧回転体
17 定着排紙ローラ
18 定着排紙センサ
19 両面フラッパ
20 排紙ローラ
21 排紙積載トレイ
22 反転センサ
23 反転ローラ
24 横レジスト調整板
25 切り欠けローラ
26 両面ローラ
27 両面センサ
28 定着器
29 ヒータ
30 レーザスキャナ部
31 レーザユニット
32 スキャナモータユニット
32a スキャナモータ
32b ポリゴンミラー
33 結像レンズ群
34 折り返しミラー
35 プロセスカートリッジ
36 前露光ランプ
37 一次帯電器
38 現像器
39 クリーナー
40 転写帯電器
41 プリンタ制御装置
42 ビデオコントローラ
42a マイクロコンピュータ
42b タイマ
42c メモリ
42d 印刷条件指示部
42e 印刷予約指示部
42f 印刷印字指示部
43 エンジン制御部
43a マイクロコンピュータ
43b タイマ
43c メモリ
43d 印刷条件受信部
43e 印刷予約受信部
43f 印刷指示受信部
43g 予約メモリ(テーブル)
43h 印刷制御部
43i 印刷判断部
44 外部機器
45 インターフェース
46 用紙搬送機構
47 センサ入力部
49 高圧ユニット
50 表示操作パネル

Claims (2)

  1. 印字を行うための印字予約を受信する印字予約受信手段と、
    前記印字予約受信手段で受信した印字予約に基づき、感光上に像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された画像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段により画像を前記記録媒体に転写するために、当該転写手段に当該記録媒体を給紙する給紙手段と、
    前記転写手段により前記記録媒体に転写された画像を定着するための定着加圧回転体を有する定着手段と、
    前記定着手段により定着された前記記録媒体の2面目に画像を形成するために、当該記録媒体を反転する反転手段と、
    前記反転手段により反転された前記記録媒体を前記転写手段に再給紙するための再給紙手段と、
    前記感光体及び前記定着加圧回転体の夫々を独立して駆動る駆動手段と、
    前記印字予約情報に基づいて、前記感光体及び前記定着加圧回転体の駆動を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であって、
    前記印字予約情報は、画像形成に関する管理情報を有し、
    前記制御手段は、前記給紙手段により1枚給紙される前記記録媒体に両面印刷を行う場合は、1面目の画像形成が終わった後から2面目の画像形成が開始されるまで、前記駆動手段による駆動を停止させ、
    前記給紙手段により複数枚連続して給紙される前記記録媒体に両面印刷を行う場合は、1枚目の記録媒体に画像形成を行っているときに、当該印字予約されている2枚目の記録媒体の状態を確認し、
    前記管理情報に、2枚目の画像形成が継続不可能なエラーが発生したと更新されていないときは、1枚目の画像形成が終わった後から2枚目の画像形成が開始されるまで、前記駆動手段による駆動を継続させ、
    前記管理情報に、2枚目の画像形成が継続不可能なエラーが発生したと更新されたときは、前記独立駆動する駆動手段による前記感光体及び前記定着加圧回転体の駆動を、前記1枚目の記録媒体の搬送状況に応じて停止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成が継続不可能なエラーとは、現在搬送されている記録媒体に画像形成を行っているときに、次に搬送される記録媒体がなく給紙できない状態であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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