JP2005189396A - 画像形成装置 - Google Patents

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稔 浅川
Katsutoshi Iwai
克敏 岩井
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健一 細井
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Abstract

【課題】 カバーシート付き転写紙束の高速で生産性の高い画像形成を行うことができる画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 カバーシート付き転写紙束を形成する制御を行う制御手段を備えた画像形成装置において、カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙までを循環可能枚数として設定する第2の循環可能枚数設定手段を備え、カバーシートの挿入が設定されている場合は、制御手段は循環搬送制御手段を作動させ、第1の循環可能枚数設定手段に代えて第2の循環可能枚数設定手段を作動させると共に循環搬送手段を作動させ、第2の循環可能枚数設定手段により設定された循環可能枚数に基づき、表面に画像が形成された転写紙を循環搬送させるようにしたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンタや複写機等の画像形成装置に関し、特に、表裏両面に画像が形成された転写紙の束に、例えば、表紙としてのカバーシートを挿入し、カバーシート付き転写紙束を作製することができる後処理装置を備えた画像形成装置に関する。
最近では、画像形成装置で転写紙の表裏両面(単に、両面ともいう。)に画像を形成する場合、画像形成手段により原稿の画像情報に基づき感光体上に形成したトナー像を転写紙に転写し、定着装置を通過させて、転写紙の表面に画像を形成し、次に、表面に画像が形成された転写紙を排紙する方向へ搬送する途中で、例えば、搬送ローラの回転を逆方向に回転させることにより搬送方向を反転させると共にレバー部材で搬送路を切り替え、転写紙の表裏を反転させるための循環搬送路に搬送する。その後、再度、循環搬送路から画像形成手段方向に転写紙を搬送し、画像形成手段により転写紙の裏面にトナー像を転写し、定着装置を通過させた後に排紙するようにした循環搬送路を用いた両面印字方式、所謂、ノンスタック方式による両面印字方式が多く採用されている。
ノンスタック方式の両面印字方式においては、前述のように、表面に画像が形成された転写紙を、次に裏面の画像を形成するまでの間、一次的に保管しておく保管手段が設けられていないので、循環搬送路内を搬送する転写紙を適切な間隔で循環させるための枚数、すなわち、循環可能枚数をどのように設定するかが高速な画像形成を行い、生産性を向上させるための大きな要因となっていた。
また、最近では、画像形成装置に置いては、画像情報を高速に印字するだけでなく、表裏両面に印字された画像記録済の転写紙の取扱い性を向上させることが望まれており、そのために、一般にフィニッシャと呼ばれる後処理装置を画像形成装置に装着して、画像形成装置から排紙された画像記録済の転写紙を、部数ごとに綴じたり、折り畳んだり、ソート等の処理を行う後処理機能を利用して、カバーシートを挿入し1部数毎に製本する製本作業まで行なわせるものが多くなっている。
例えば、後処理装置を利用して製本する場合、用いられるカバーシートの種類としては、表紙用として用いられる表用、裏用、表裏一体等のカバーシートや中間のページに挿入される中間挿入用のカバーシート等が考えられ、色や材質、厚み等が転写紙と異なるものを用いることが多い。
また、後処理装置で、例えば、前述のカバーシートを挿入する場合、一般には、複数のカバーシートを積み重ねて置いておくための積み置き部(スタック手段)が設けられ、スタック手段に載置されたカバーシートが、適宜のタイミングで積み重ね部に搬送され、搬送されたカバーシートの上に、画像形成装置から排出される1部数の転写紙の束(転写紙束ともいう。)を積み重ねるようにした後処理を、以降も順次繰り返し行うようになっている。
以上のように、画像形成装置と後処理装置とを連携して効率的に作動させるためには、画像形成装置では、後処理装置に向けて排紙する際に、適切な転写紙の間隔で、かつ、適切なタイミングで転写紙に両面印字を行い搬送することが必要となる。
そこで、ノンスタック方式による両面印字の際の循環搬送路における循環可能枚数の設定と搬送制御に関し、従来では、例えば、転写紙サイズに応じて画像形成時間等を考慮して転写紙間隔が決定され、この転写紙間隔により循環可能枚数が設定されていた。
そして、設定された循環可能枚数が、循環搬送路を一巡する時間内であれば新規の転写紙を給紙し、その時間を超える場合は、循環中の転写紙を画像形成手段に向けて再給紙する(例えば、特許文献1参照。)ことが提案されており、同様に、循環可能枚数の設定と搬送制御に関し、循環搬送路が一定の長さを有する場合、転写紙のサイズ,転写紙の種別を検出し、検出された転写紙サイズに応じて、循環可能な転写紙の枚数を設定すること(例えば、特許文献2参照。)が提案されていた。
また、後処理装置としては、カバーシートを挿入するタイミングを適切なタイミングでで搬送する必要がある。そこで、このような正確なタイミングを実現するために、後処理装置において、カバーシートが、予めスタック手段から搬送され停止するプレフィード停止位置を設け、プレフィード停止位置にカバーシートが既に配置されたか否かを判断し、カバーシートがプレフィード停止位置にある場合は、その時点から所定時間経過後に、カバーシートに後続する、つまりカバーシートの次のぺージの転写紙を画像形成装置の停止位置から送り出すようにしたこと(例えば、特許文献3参照。)が提案されていた。
そして、一般には、これらの技術を駆使して、画像形成装置においては、表裏両面に画像が形成された転写紙の束にカバーシートを挿入する場合は、転写紙とカバーシートとの搬送の同期を取るために、余裕を見て、カバーシートを挿入する前の転写紙を循環搬送路に搬送しないように制限を行った上で、後処理装置のプレフィード停止位置からカバーシートを搬送し、積み重ね部に搬送させる方式が採用されていた。
特開2001−63925号公報 特開2002−37540号公報 特開2003−95528号公報
しかしながら、近年の画像形成装置、例えば、複写機のように、自動原稿送り装置(ADF)を使用して、複数の原稿の画像情報を読み取り、転写紙に印字する場合に、ADFでの原稿の搬送速度や画像形成装置での原稿の画像情報の読取り、および転写紙への印字を行う画像形成手段の作動が高速化されてきているので、全原稿の読取りがまだ完了していないにもかかわらず、すでに読取りが完了している先頭の原稿の印字が開始され、排紙され始めているという高速な画像形成を行う画像形成装置が出現している。
このような画像形成装置においては、ADFで搬送される原稿の全枚数を読取りが完了する前に予め計数したりすることができないので、印字を開始する時点では原稿の全枚数の情報が取得されておらず、従来のように、原稿の全枚数の情報に基づきカバーシートを挿入する位置(ページ)を判断して、カバーシートを予めプレフィード停止位置に搬送しておくという搬送制御を行わせることができなくなっている。
従って、カバーシートの挿入される位置の次の転写紙がカバーシートより先に搬送されないように、ある時点で、例えば、循環搬送路に転写紙を搬送させる時点で、余裕を見てカバーシートの挿入される位置の前の転写紙の搬送まで一旦停止させる様な制限を行っていたので、結果として、転写紙の搬送間隔や時間を長くすることになり、効率の良い搬送ができず生産性を悪くするという問題が生じていた。
本発明は、上記問題に鑑み、特に、カバーシート挿入のために、適切な搬送タイミングと間隔を設定し、カバーシート付き転写紙束の高速で生産性の高い画像形成を行うことができる画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、下記構成を採ることにより上記目的を達成できる。
(1) 原稿の画像情報に基づき転写紙に画像形成を行う画像形成手段と、前記転写紙の表裏両面に画像形成を行うために、表面に画像が形成された前記転写紙を裏面に画像形成ができるように反転させ、前記画像形成手段に向けて搬送するための循環搬送路を有する循環搬送手段と、カバーシート挿入条件を設定する設定手段と、前記カバーシートの挿入条件に基づき、画像が形成された前記転写紙の束にカバーシートを付加するカバーシート付加手段と、前記転写紙のサイズに応じて予め設定された画像形成間隔条件に基づき、循環可能枚数を設定する第1の循環可能枚数設定手段と、前記第1の循環可能枚数設定手段により設定された前記循環可能枚数に基づき前記循環搬送手段を作動させ、前記転写紙を順次に循環搬送させる循環搬送制御手段と、前記設定手段により設定された前記カバーシートの挿入条件に基づき各手段を連携作動させて、前記転写紙の表裏両面に画像を形成すると共に、カバーシート付き転写紙束を形成する制御を行う制御手段とを備えた画像形成装置において、
前記カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙までを循環可能枚数として設定する第2の循環可能枚数設定手段を備え、前記カバーシートの挿入が設定されている場合は、前記制御手段は前記循環搬送制御手段を作動させ、前記第1の循環可能枚数設定手段に代えて前記第2の循環可能枚数設定手段を作動させると共に前記循環搬送手段を作動させ、前記第2の循環可能枚数設定手段により設定された前記循環可能枚数に基づき、表面に画像が形成された転写紙を循環搬送させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
(2) 前記制御手段は、前記カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙の裏面に画像形成を行う場合は、前記カバーシート付加手段による前記カバーシートの挿入開始動作に同期して、前記画像形成手段による画像形成動作を開始させることを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
(3) 原稿の画像情報に基づき転写紙に画像形成を行う画像形成手段と、前記転写紙の表裏両面に画像形成を行うために、表面に画像が形成された前記転写紙を裏面に画像形成ができるように反転させ、前記画像形成手段に向けて搬送するための循環搬送路を有する循環搬送手段と、カバーシートの挿入条件を設定する設定手段と、前記カバーシートの挿入条件に基づき、画像が形成された前記転写紙の束にカバーシートを付加するカバーシート付加手段と、前記転写紙のサイズに応じて予め設定された画像形成間隔条件により設定された循環可能枚数に基づき前記循環搬送手段を作動させ、前記転写紙を順次に循環搬送させる循環搬送制御手段と、前記カバーシートの挿入条件に基づき各手段を連携作動させて、前記転写紙の表裏両面に画像を形成すると共に、前記カバーシート付き転写紙束を形成する制御を行う制御手段とを備えた画像形成装置の制御方法において、
前記カバーシートの挿入が設定されている場合は、前記制御手段は、前記循環搬送制御手段を作動させることにより、前記循環可能枚数に代えて、前記カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙までを循環可能枚数として設定し、設定された前記循環可能枚数に基づき前記循環搬送手段を作動させ、表面に画像が形成された転写紙を循環搬送させると共に、前記カバーシート付加手段による前記カバーシートの挿入開始動作に同期して前記画像形成手段を作動させ、前記カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙の裏面の画像形成を開始させるようにしたことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
本発明は、カバーシートの挿入を行う際には、カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙までを循環可能枚数として設定し、循環経路内に搬送するようにしたので、カバーシートの挿入位置の前の転写紙は既に表裏両面の印字が完了しており、カバーシートの挿入位置の次の転写紙は表面の印字まで終了しているので、カバー挿入後は速やかに裏面の画像形成を実行すれば良いようになっており、カバーシート挿入のタイミングを合わせるために、従来のように余裕を見て転写紙の搬送間隔を長く設定する必要がないので、効率的な転写紙間隔による循環搬送制御により画像形成作動が実行でき、カバーシート付き転写紙束の高速で生産性の高い画像形成ができる画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供できる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、各図面において、同一符号のものは同一の物を示すものとし、適宜、関連する他の図面を参照して、詳細に説明するものとする。
図1は本発明に係る画像形成装置の概略図、図2は本発明に係る画像形成装置の回路構成を示すブロック図、図3は本発明に係る画像形成装置の搬送制御を説明するためのタイムチャート、図4は本発明に係る画像形成装置の搬送制御を説明するためのフローチャートである。
図1により本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。
本発明の実施の形態における画像形成装置20は、説明を簡単にするために電子写真方式の複写機とする。電子写真方式の複写機はよく知られているので、本発明と直接関わりのない部分に関しては簡単に説明する。
20は画像形成装置、30は画像形成装置20に装着された自動原稿送り装置(ADF)、40は画像が記録された転写紙に、カバーシートを挿入(付加)したり、綴じたり、折ったりする機能を備えた後処理装置である。
画像形成装置20は、筐体1の右側面部に比較的少量の転写紙(転写材または記録紙ともいう。)Pを供給するための手差し皿2が設けられている。また、左側面部には、画像が形成された転写紙Pを排出して後処理装置40に向けて搬送することができるようになっている。そして、筐体1の底面部には画像形成装置20を移動できるようにするための複数のローラ4が設けられている。
転写紙Pは、通常の転写紙Pと特殊な転写紙IPに大別され、通常の転写紙Pは、標準紙又は普通紙と呼ばれるもので、特殊な転写紙IPとしては、厚手の紙(厚紙)や薄手の紙(薄紙)、タブと称する突起が設けられたインデックス紙やOHPシート、又は資源の節約のために、一般には通常の転写紙Pの片面に画像が一度形成された再利用紙と呼ばれるものがある。
筐体1の前面の上部には、画像形成装置20を作動させるための表示手段300及び操作入力手段200としてのコントロールパネルCPが設けられている。コントロールパネルCPには、液晶表示装置、あるいは、表示装置にタッチパネル等が組み込まれたタッチパネル式の液晶表示装置により構成された表示手段DP、キーボードKB、スタート釦(コピー釦ともいう。)SK等が設けられている。
タッチパネル式の表示手段DPは、表示部に示されれる数字や文字や記号等が描かれたボタン等の図柄に使用者が触れると、表示部に示される情報の選択や設定等の入力ができるようになっており、作動モード等の選択設定を必要とする項目に対する入力手段を兼ねていることが多い。
例えば、出力される転写紙に関し、コピーをカラー又は白黒の何れにするか、転写紙として例えば再利用紙を使用するか、或いはコピー枚数や部数等の種々の画像形成条件を入力し設定することができる。
特に、本発明の実施の形態においては、カバーシートの挿入条件を設定する設定手段としても機能し、後処理装置40を使用する場合に、出力された転写紙にカバーシートを付加(挿入)するか否か、また、どの位置(ページ)に挿入するかを設定したり、カバーシートの種類を選択したりすることができ、更に、転写紙束やカバーシート付き転写紙束を綴じるか否か、折りたたむか否か等の仕上げ(後処理)条件の制御関連情報を入力し設定することができるようになっている。
操作入力手段200としての入力装置であるキーボードKBは、数値等を入力する場合に使用し、スタート釦(コピー釦ともいう。)SKは、画像形成装置20のコピー作動等を開始させる際に使用し、連携してADF20や後処理装置40の作動を開始させたりすることができる。つまり、画像形成装置20やADF30あるいは後処理装置40等を含めた一連の画像形成動作の実行を開始させる際に使用するものである。
筐体1の内部には、制御手段EC、画像形成手段11、画像読取手段13、及び給排紙手段14等が設けられている。
制御手段ECは、制御回路とも呼ばれ、画像形成装置20の全ての作動を制御するための制御手段であり、CPU等からなる電気回路で構成されている。そして、CPUに予め記憶された制御プログラムや制御データ等に基づき、画像形成装置20を構成する全ての手段を駆動制御するようになっている。
また、画像形成装置20にADF30や後処理装置40等の付属装置が接続されている場合は、同様に、これらの付属装置と連携し協働して、画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体が円滑に作動するように駆動制御するための制御手段にもなっている。
更に、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等で、パーソナルコンピュータあるいは、他の情報機器等と接続されている場合も、制御手段ECは、これらの機器と協働して、作動に必要な情報の記憶や授受を含め支障なく円滑に駆動制御できるものとする。
画像形成手段11は、原稿の画像情報に基づく画像を形成するための手段である。例えば、モータ等の駆動源により予め設定された作像方向(例えば、矢印で示す時計方向)に回転する感光体ドラム(感光体とも言う。)5、感光体ドラム5を一様に帯電する帯電手段6、原稿の画像情報(画像データともいう)に基づき信号化され、感光体ドラム5に静電潜像を形成する露光光E、感光体ドラム5に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する現像手段7、感光体ドラム5に形成されたトナー像を転写紙P等に転写する転写分離手段8、トナー像が転写紙P等に転写された後、感光体ドラム5に残留するトナーや紙粉等を掻き落とすためのクリーニング手段9、及び、転写されたトナー像を転写紙Pに溶融固着するための定着手段10等により構成されている。
また、本実施の形態においては、転写紙によっては、巻き癖(カールともいう)が付き易く、転写紙が感光体ドラムから分離する際に、前述のカールの状態によっては分離しにくくなり、感光体ドラム5に巻き付いた状態となる事故を起こすことがあるので、これを防止するために、転写紙を感光体ドラム5から分離する転写分離手段8の作動を支援する手段として、感光体ドラム5に接触又は待避可能な爪部材を有する分離爪手段(分離手段)15を備えている。
画像読取手段13は、光源LT、ミラー群MR、結像レンズLZ等からなる読取光学系と、CCD(固体撮像素子)等を含む電気回路からなる読取装置ESとで、構成されている。
読取装置ESは、画像形成装置20が複写機の場合は、自動原稿送り装置30の底部側に位置し、筐体1の上部に設けられたプラテンガラス(図示せず)上に載置した原稿や、自動原稿送り装置30により、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取り、デジタルの画像データに変換して、制御手段ECに設けられた記憶手段に画像データを記憶するようになっている。
また、ADF30により搬送された原稿を画像読取手段13で読み取る場合は、読取位置に搬送された原稿を光源LTが照射し、ミラー群MRを介して、原稿からの反射光を結像レンズLZにより読取装置ESのCCD面に結像させ、CCDの出力する画像情報を画像データとして記憶するようになっている。
給排紙手段14は、給紙カセット12と、駆動源としてのモータや複数のローラ、および搬送方向を規定するガイド部材や搬送方向を切り替えるレバー等の部材からなる給排紙搬送装置、および、後述する循環搬送制御手段や循環可能枚数設定手段で構成されている。
給紙カセット12は、例えば、特殊な転写紙IPを収納するカセット12aと、普通紙Pを収納するカセット12bとで構成されている。
給排紙搬送装置は、直進搬送手段と循環搬送手段とで構成され、直進搬送手段は、給紙カセット12から搬送されてきた転写紙の片面に、画像形成手段11により画像を形成して排紙することができる直進搬送路を有している。
また、循環搬送手段は、転写紙の表裏両面に画像を形成するために、片面(表面ともいう。)に画像が形成された転写紙を排紙方向への搬送途中で搬送方向を反転させ、かつ、表裏を反転させて、もう一方の片面(裏面ともいう。)に画像を形成するように搬送するための循環搬送路を有している。
そして、直進搬送手段と循環搬送手段のどちらを作動させるかは、操作入力手段200で入力設定された片面印字または両面印字の印字面情報を、循環搬送制御手段が判断して制御するようになっている。
また、転写紙の循環搬送路内の効率的な循環搬送を行うために、本実施の形態においては、第1の循環可能枚数設定手段と第2の循環可能枚数設定手段を備えており、例えば、第1の循環可能枚数設定手段は、転写紙のサイズと縦横の搬送方向等の情報および画像形成に必要な時間(画像形成間隔条件ともいう。)等を考慮して、循環搬送路内を効率的に搬送させるための転写紙間隔、すなわち、効率的な循環可能枚数を設定し、第2の循環可能枚数設定手段は、カバーシートKが挿入されるように設定されている位置(ページ)の次の転写紙までを循環可能枚数として設定するようになっている。そして、循環搬送制御手段は、第1または第2の循環可能枚数設定手段により設定された循環可能枚数の情報に基づき、転写紙を順次循環搬送路内に搬送する制御を行うようになっている。
転写紙を搬送する場合は、制御手段ECの指示により、循環搬送制御手段が給排紙搬送装置等を作動させ、例えば、片面に画像を形成する場合は、特殊な転写紙IP又は普通紙Pを予め選択し設定した後に、駆動源であるモータを回転させることにより、複数のローラ群等を回転駆動させて、給紙カセット12から適切なタイミングで感光体ドラム5に向けて予め選択された特殊な転写紙IP又は普通紙Pを給紙搬送し、原稿に基づく画像が形成された後に排紙搬送するようになっている。
また、両面に画像を形成する、所謂、両面コピー(表裏両面印字ともいう。)を行う場合は、制御手段ECの指示により、循環搬送制御手段が給排紙搬送装置等を作動させ、画像形成手段11により片面に画像が形成された転写紙が排紙方向(矢印X方向)へ搬送されている途中で、例えば、転写紙の先端部が反転ローラ17を通過した時点で、反転ローラ17の回転を停止させ、次に転写紙を画像形成手段11へ戻す方向に搬送するように、反転ローラ17の回転方向を切り替える。
同時に、反転部材16を時計方向に回転させて、画像形成手段11の方向に搬送されていた転写紙の進行方向を矢印X2に示す経路(循環搬送路ともいう。)に変更させる。
そして、予め設定された循環可能枚数に基づき循環搬送路内を搬送させることで、一次的に転写紙を待機させた状態にした後に、適切なタイミングで転写紙を矢印X2方向からX1方向へと搬送して、再度画像形成手段11による画像形成を行わせ、両面コピーされた転写紙を後処理装置40へ搬送するためにX方向へと排紙させるようになっている。
なお、一般には、転写紙の搬送経路には、転写紙を適切に搬送するためのガイド部材が設けられていることが多いが、本発明の実施の形態においては、説明を簡単にするために、ガイド部材に関する図示および説明を省略した。
自動原稿送り装置(ADF)について簡単に説明する。
ADF30は、搬送装置全体がADF筐体31で覆われ、ADF筐体31の外部に原稿載置台32と排紙部33が設けられている。
原稿載置台32には、第1頁の原稿面(表面)を最上部にした状態の複数の原稿WPが載置される。載置された原稿WPは、複数のローラ等により構成される原稿搬送装置により読取位置に搬送され、読取装置ESで読み取られ、排紙部33に排紙される。
原稿搬送装置は、図示せぬ駆動制御回路により、画像形成装置20の制御手段ECと連動して作動するようになっている。
後処理装置40の構成について簡単に説明する。
後処理装置40は、後処理装置の筐体41に全体が覆われており、後処理装置40の筐体41の右側面部(画像形成装置20側)には、画像形成装置20から排紙される画像が形成された転写紙を受け入れるための挿入口43が設けられ、左側面部には、供給前のカバーシートKが載置されるカバーシート給紙部n4、例えば、綴じられた転写紙束が積載される排紙皿(積み置き部)n9、折り畳まれた転写紙束を受ける排紙皿n10が設けられている。また、筐体41の底面部には後処理装置40を移動できるようにするための複数のローラ42が設けられている。
筐体41の内部には、画像形成装置20の制御手段ECと連動して作動するように図示せぬ駆動制御回路やモータ等の駆動源が設けられている。また、シフト処理部n5、中間スタッカ(積み置き部)n6、ステープラ(綴じ装置)n7、折り畳み装置n8が設けられており、更に、搬送路R5,R6,R7,R8,R9,R10,R11,R12、R13、R14が構成されている。
搬送路R1〜R11は、主に、駆動ローラと従動ローラとからなる搬送ローラ対を複数配置した後処理用搬送装置により形成され、例えば、搬送路R6に沿って、カバーシートKを1枚ずつ取り出すピックアップローラ44や取り出したカバーシートKの搬送を一旦停止させ、待機状態にすることができる搬送ローラ対からなるプレフィード停止位置Q3が設けられている。
また、搬送路R5からR8またはR9へ、R7からR8またはR9へと搬送路を変更するための回転可能なレバーLBからなる搬送路変更手段が設けられている。
なお、表紙等に用いられるカバーシートKは、一般には、紙や樹脂フィルム等の材質で形成されたシートが用いられるが、場合によっては、特殊な材質や特殊な加工を施した、例えば、木材や皮革、金属箔によるシート等も用いられることがある。
ここで、後処理装置40の作動について簡単に説明する。
なお、説明を簡単にするために、カバーシートは表紙として挿入されるものとし、事前に、カバーシートKを表紙として挿入することが解っているものとする。なお、これらの前提条件は、画像形成装置20の操作入力手段200により予め設定されているものとする。
カバーシートKを挿入する場合は、画像形成装置20と連携して作動する後処理装置40の駆動制御回路を介して後処理用搬送装置を作動させ、まず、カバーシート給紙部n4に載置されたカバーシートKが、ピックアップローラ44により1枚毎に取り上げられて搬送路R6に沿って搬送されて、先端をプレフィード停止位置Q3に当接させた位置で停止する。
画像形成装置20からの情報により、画像形成装置20から画像が形成された転写紙が排出されるタイミングに合わせて、後処理搬送装置が再起動され、プレフィード停止位置Q3で停止し待機状態にあるカバーシートKは送り出され(再搬送され)、搬送路R7に沿って進む。
ステープル(綴じ)又は折りを行わない場合には、変更レバーLBが図示位置に停止しているので、搬送路R7からR8へと搬送されR13へと搬送されて排紙皿n9へと排出される。引き続いて、画像が形成された転写紙が挿入口43から搬送路R5へと進入し、続いてR8からR13へと搬送されて排紙皿n9へと排出され、カバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープル又は折りを行う場合は、変更レバーLBが図示位置より反時計方向に回転して停止しているので、カバーシートKはプレフィード停止位置Q3から送り出され、更に、搬送路R7から搬送路R9に沿って搬送されて中間スタッカn6へ排出される。
同様に、画像が形成された転写紙が挿入口43から搬送路R5へと進入すると、変更レバーLBが図示位置より反時計方向に回転して停止しているので、転写紙は搬送路R8には搬送できずR9へと進路が変更される。そして、搬送路R9に沿って搬送されて中間スタッカn6へ排出される。このとき、中間スタッカn6では、先に排出されたカバーシートKと後続する転写紙が揃えられ、カバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープルを行う場合は、カバーシートKと転写紙が一緒にステープラn7により綴じられた後に、搬送路R10からR13へと搬送され、排紙皿n9へ排出され、綴じられたカバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ステープルと折りを行う場合は、カバーシートKと転写紙が一緒にステープラn7により綴じられた後に、搬送路R11に沿って搬送され、折り畳み装置n8によりカバーシートKと転写紙が一緒に折り畳まれた後に搬送路R12からR14へと搬送され排紙皿n10へと排出され、綴じられたり、折り畳まれたカバーシート付き転写紙束が形成されるようになっている。
ソートを行う場合は、カバーシートKは搬送路R8の途中に設けられたシフト処理部n5で一旦停止され、この位置で、後続する転写紙が積載される。その後、カバーシートKと転写紙は一緒に搬送方向に垂直でシート面に平行な上下方向へ移動することができるようになっており、また、図示はしないが排紙皿n9が複数段に構成されているので、シフト処理部n5と排紙皿n9との連携動作で、排紙皿n9の格段にカバーシートKを搬送することが出来るようになっている。
単に、折りを行う場合、中間スタッカn6へ排出され中間スタッカn6上に積み置かれたカバーシートKと転写紙は、中間スタッカn6で揃えられた後に、搬送路R11に沿って折り畳み装置n8へ搬送され、折り畳み装置n8により折り畳まれた後、搬送路R12からR3に沿って搬送されて排紙皿n10へ排出される。なお、折り畳み装置n8から排紙皿n9へ排出されるように構成しても良い。
以上、事前にカバーシートKを表紙として挿入することが解っている場合について説明したが、原稿の全枚数、すなわち、全ページ数が解らない状態で、途中のページにカバーシートKを挿入したりする場合は、カバーシートKをプレフィード停止位置Q3から搬送することができないので、例えば、画像形成装置20と後処理装置40が連携して、画像形成装置20におけるカバーシートが挿入される位置(ページ)の前の転写紙の搬送状態等を検出して、後処理装置40の後処理用搬送装置を作動させ、直接、カバーシート給紙部n4から搬送するようにしている。
しかしながら、2部目以降に同様のことを行う場合は、1部目を実行する際に、全原稿のページ数等を計数し記憶することができるので、カバーシートKをプレフィード停止位置Q3から搬送することができるようになる。
次に、図2により本発明に係る画像形成装置の回路構成について説明する。
100は画像形成装置20各種手段と回路との構成を示しており、110は画像形成装置全体の制御を行うCPUであり、画像形成装置20を制御するための各種モードのプログラムやプログラムを実行するために必要なデータ等が予め記憶されている。
CPU110には、情報制御回路120、画像処理回路140、駆動制御回路150および電源回路400等が接続されている。そして、これらの回路により図1に示す制御手段ECが構成され、後述する自動原稿送り装置30や後処理装置40と連携して画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体の制御ができるようになっている。
情報制御回路120は、CPU110の指示により、インタフェース(I/F)130を介して外部情報機器500と接続して、文字や画像等の画像情報や画像形成等に必要な濃度や倍率等の設定情報をJOB情報として、1つの印刷単位である1JOB単位で入力し記憶手段160に記憶する。また、記憶手段160に記憶された設定情報等を画像処理回路140や駆動制御回路150、あるいは表示手段300等に出力するようにしている。
また、外部情報機器500から入力したJOB情報の他に、JOB情報に付随したデータ(JOBデータともいう。)、例えば、画像処理回路140や駆動制御回路150等を含む各種回路や各種手段を作動させるための詳細な制御に関する指示情報等の入出力、及び操作入力手段200で入力された転写紙の種類や画像形成モード等に関連する各種情報等を、自動的に、画像形成装置の作動に支障がないように、適宜円滑に画像形成装置の各回路や各種手段に伝達する機能を有している。
また、情報制御回路120は、各種回路や各種手段に設けられたセンサ等から出力される各種情報を判断して、CPU110が適切な指示を与えられるように支援する機能も有している。
なお、外部情報機器500としては、主としてコンピュータやインターネット・サーバーであるが、場合によっては、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)上の他の画像形成装置、あるいは、デジタル・カメラや計測した情報を出力可能な計測装置等の情報機器が想定される。
インタフェース(I/F)130は、情報授受手段であり、前述のコンピュータや他の画像形成装置、インターネット・サーバー等の外部情報機器500と各種ネットワークを介して接続できるように構成されている。
操作入力手段200は、画像形成装置20のコントロールパネルCPに設けられたキーボードKB、及び、スタート釦SK等の釦類からなる入力装置、及び、表示装置を兼ねるタッチパネル方式の液晶表示装置DP等により構成されている。
スタート釦SKを押すと、ADF30に載置された原稿の搬送を開始し、コピー作動を開始すると共に、後処理モードが設定されている場合は、後処理装置40とも連携して作動するようになっている。
また、キーボードKBを操作することにより、転写紙の出力枚数や種類(例えば、インデックス紙、厚紙、普通紙、薄紙、再生紙、OHPシート、再利用紙等)、あるいは拡大縮小等の倍率や出力画像の濃度等の設定情報が入力でき、液晶表示装置DPを使用して、画像形成装置20の各種作動モードを設定することができるようになっている。
画像形成モードに関しては、例えば、(1)片面印字原稿を片面印字出力する。(2)片面印字原稿を両面印字出力する。(3)両面印字原稿を片面印字出力する。(4)両面印字原稿を両面印字出力する。以上4つのモードがあり、それぞれボタン表示されていて選択設定できるようになっている。
本発明の実施の形態においては、表示と入力を兼ねた動作が可能なタッチパネル方式の表示装置DPにより、特に、後処理装置40に対するカバーシート挿入条件を設定することができ、例えば、カバーシート挿入やステイプル、折り畳み、ソート等の後処理モードや、カバーシート挿入モードの際に、挿入する位置としてのページ数を設定したり、表用、裏用、表裏一体、あるいは、中間挿入用等のカバーシートの種類等の各種条件をカバーシート挿入条件として設定したりすることができるようになっている。
表示手段300には、操作入力手段200により前述の各種情報を入力する際の操作手順や各種情報の一覧表示、あるいは記憶手段160に記憶された情報の表示、画像形成装置20を中心とする画像形成システム全体の作動中の状態表示や警告表示等が表示されるようになっている。
画像処理回路140は、CPU110の指示により、画像読取手段13が読み取った原稿の画像情報をデジタル変換して、画像データとして記憶手段160に記憶させたり、或いは、画像形成手段11が画像を形成する際に、記憶手段160に記憶されている画像データを画像形成手段11の画像形成方式に適したデータや信号等に変換する回路である。
駆動制御回路150は、CPU110の指示により、画像形成手段11、画像読取手段13、給排紙手段14、及び、ADF30や後処理装置40等を、予め設定された作動モードに基づき、適切なタイミングで作動させ画像形成作動を行なわせるための回路である。
記憶手段160は、画像を形成するために必要な画像データ及び画像形成装置20を制御するための設定条件等からなるJOB情報やJOBデータ、及び、各種設定モードのプログラム等の情報を記憶するようになっている。
なお、JOB情報及びJOBデータに関して、本発明の実施の形態においては、以下のように定義する。
JOB情報とは、画像形成装置20が複写機の場合は、例えば、原稿の画像情報に基づき、原稿をセットし、片面又は両面モードの選択、給紙カセットの選択、コピー部数の選択、印刷濃度の選択などの、個々の仕事(JOB)の情報を意味し、出力設定を行い、コピー開始を指示することにより決定される一連の印刷データをいう。そして、このような1つの印刷指示(1印刷単位ともいう。)に対応した印刷データ群を1JOBという。
また、同様に、画像形成装置が、例えば、プリンターの場合は、外部情報機器500から送信された一連の印刷データ群をJOB情報といい、1つの印刷指示に対応した印刷データ群を1JOBという。そして、1JOB毎にJOB情報やJOBデータを取り扱うことを1JOB単位という。
なお、JOBデータとは、JOB情報に付随した、例えば、転写紙に応じた搬送速度の設定、あるいは、画像形成動作を実行するための詳細な制御項目に関連する制御値のデータをいう。
従って、記憶手段160には1つのJOB毎に、つまり1JOB単位(単に、JOB単位ともいう。)でJOB情報やJOBデータが記憶されている。
画像形成手段11は、図1に示すように、感光体ドラム5、帯電手段6、現像手段7、転写分離手段8、クリーニング手段9、定着手段10、及び分離爪手段15等により構成され、駆動制御回路150により作動される。
従って、画像形成手段11は、画像読取手段13で読み取られ、記憶手段160に記憶された画像データ及びJOB情報やJOBデータに基づいて制御されて、感光体ドラム5に画像を形成し、普通紙Pまたは再利用紙IPに画像を転写し記録するようになっている。
画像読取手段13は、図1に示すように、読取光学系と読取装置ESとで構成されている。駆動制御回路150により作動され、読取位置に搬送された原稿の画像情報を読取装置ESで読み取り、読み取られた画像情報は、例えば、画像処理回路140により、デジタルの画像データに変換して、記憶手段160に記憶するようになっている。
給排紙手段14は、前述のように、給紙カセット12と、給排紙搬送装置、および後述する循環搬送制御手段や循環可能枚数設定手段で構成されている。
給排紙搬送装置は、直進搬送手段と循環搬送手段とで構成され、片面に画像を形成する場合(片面印字モード)は直進搬送手段を作動させ、表裏両面に画像を形成する場合(両面印字モード)は、循環搬送手段を作動させるようになっている。
そして、直進搬送手段と循環搬送手段のどちらを作動させるかは、操作入力手段200で入力設定された片面印字モードまたは両面印字モードの印字面モード情報を、情報制御回路120を介して入力し循環搬送制御手段が判断して制御するようになっている。
また、両面印字モードの場合は、転写紙の循環搬送路内の効率的な循環搬送を行うために、循環可能枚数設定手段が設定した循環可能枚数に基づき、循環搬送制御手段は、転写紙を順次循環搬送路内に搬送する制御を行うようになっている。
転写紙を搬送する場合は、制御手段ECを構成するCPU110の指示により、駆動制御回路150を介して循環搬送制御手段が循環可能枚数設定手段や給排紙搬送装置等を作動させる。
特に、転写紙の表裏両面に画像を形成する、所謂、両面コピー(表裏両面印字ともいう。)を行う場合は、循環搬送制御手段が循環搬送手段等を作動させ、例えば、画像形成手段11により表裏両面に画像を形成した後に、カバーシート挿入時のカバーシート搬送開始のタイミングが合わせられるように、転写紙の搬送情報を後処理装置40に出力すると共に、後処理装置40へと転写紙を搬送するようになっている。
自動原稿送り装置(ADF)30は、図1に示すように、原稿載置台32に載置された原稿を原稿搬送装置により自動的に1枚づつ読取位置に搬送する装置で、画像形成装置20のCPU110の指示により、駆動制御回路150と連携して作動する。
後処理装置40は、CPU110の指示により、駆動制御回路150と連携して、後処理装置40の駆動制御回路を介して後処理用搬送装置を作動させ、カバーシート挿入やステイプル、折り畳み、ソート等の後処理モードを予め設定されたプログラムや操作入力手段200で設定されたカバーシート挿入条件等に基づき作動する。
電源回路400は、使用者の操作により、電源スイッチ(図示せず)が投入されると、電源から適切な通電が画像形成装置全体に行われ、電源スイッチが遮断されると、通電が遮断されるようになっている。
なお、電源スイッチが投入されていても、例えば、画像形成装置を待機状態にする省電モードの場合は、CPU110の指示により、一時的なメモリの記憶内容等の保存のために必要な通電のみを継続し、定着手段のヒータ等の他の通電を遮断するするようになっている。
図3により、本発明に係る画像形成装置の搬送制御について説明する。
図3の(イ)図は従来の搬送制御方式で、(ロ)図が本発明に係る搬送制御方式を示している。図3は、(イ)図および(ロ)図共に、縦軸に画像形成装置20による画像形成工程(画像形成ともいう。)、後処理装置40によるカバーシートKの搬送開始作動を行う起動工程(K起動ともいう。)、後処理装置40による転写紙等の排紙を行う排紙工程(排紙ともいう。)のそれぞれの工程を示し、横軸に時間の経過を示している。
そして、説明を簡単にするために、前提条件として、予めカバーシートKが挿入されるカバーシート挿入モードが設定されており、画像形成工程で転写紙の両面に画像を形成する場合に、循環搬送路に搬送される転写紙の循環可能枚数を3枚とし、カバーシートKが転写紙の2枚目と3枚目の間に挿入される場合について説明する。
なお、画像形成工程の1表、2表、3表は、画像形成手段11により、転写紙の1〜3枚目の表面の画像形成工程での作動を示し、1裏、2裏、3裏は、同様に、転写紙の1〜3枚目の裏面の画像形成工程での作動を示している。また、Kは、カバーシートKを示し、K起動工程は、画像形成装置20と連携して作動する後処理装置40のカバーシートKの挿入工程での作動を示している。そして、排紙工程での1両、2両、3両は転写紙の1〜3枚目の表裏両面の画像形成作動が行われた転写紙が排紙されることを示している。
従来の場合は、(イ)図において、転写紙の2枚目と3枚目の間にカバーシートを挿入する場合、転写紙の画像形成とカバーシートの挿入とのタイミングを合わせるために、画像形成では、まず2枚目までの転写紙を循環搬送路に搬送して、転写紙の表面の画像形成を行うようになっており、つまり、予め設定された循環可能枚数に基づく1循環の制御(1循環制御ともいう。)を行う。従って、循環可能枚数が3枚であるにも拘わらず、この1循環制御では2枚しか搬送しないので、2枚目の表面の画像形成が完了し、TA1の時間後に裏面(1裏)の画像形成が開始されることになる。
次に、カバーシートを挿入する制御(シート挿入制御ともいう。)を行うが、同様に2枚目の裏面(2裏)の画像形成が行われた後のTA2時間後に、後処理装置40によりK起動が開始され、カバーシートKの挿入搬送開始に同期して、画像形成装置20は3枚目の転写紙を循環搬送路内に搬送し、3枚目の1循環制御が開始されてからTA3時間後に裏面の画像形成が行われるようになっている。つまり、TA1およびTA3の時間は転写紙の搬送間隔が空いている時間を示している。
以上の工程を経て、後処理装置40の排紙では、1両、2両、の後にカバーシートKが挿入され、TA1やTA3で生じた不必要な時間が集積されたTA4時間後に3両が排紙されることになる。従って、従来では、表裏両面の画像形成を行い2枚目と3枚目の間にカバーシートKを挿入する際には、表裏両面に画像が形成された1枚目の転写紙(1両)が排紙されてから3枚目の転写紙(3両)の排紙が完了するまでにはTA5の時間が必要で、表面に画像を形成する1枚目の転写紙(1表)の画像形成作動の開始から3両の排紙完了までTA6時間が必要であった。
次に、(ロ)図において本発明に係る搬送制御の場合に関して説明するが、(イ)図と数字や記号および名称等が同じものは同じものを示すものとする。
(ロ)図において、本発明では、転写紙の画像形成とカバーシートKの挿入とのタイミングを合わせるために、従来とは異なり、画像形成では、まず3枚目までの転写紙を循環搬送路に搬送して、転写紙の表面の画像形成を行う1循環の制御を行う。従って、1枚目から3枚目までの表面の画像形成を完了し、TB1の時間後に1枚目の転写の裏面(1裏)の画像形成が開始されることになる。
次に、シート挿入制御を行うが、同様に2枚目の裏面(2裏)の画像形成が行われた後のTB2時間後に、後処理装置40によりK起動が開始され、カバーシートKの挿入搬送開始に同期して3枚目の転写紙の裏面(3裏)の画像形成が開始される。
従来では、ここで3枚目の転写紙が循環搬送路内に搬送され表面の画像を形成することになるが、本発明に係る搬送制御においては、既に3枚目の表面の画像形成は完了しており、ここから始まる1循環制御では3枚目の裏面(3裏)の画像形成が行われるようになっており、片面の画像を形成する時間が短縮されていることが解る。
以上の工程を経て、後処理装置40の排紙では、1両、2両、の後にカバーシートKが挿入され、続いて表裏両面に画像が形成された3枚目の転写紙(3両)が排紙されることになり、1両から3両の排紙が完了するまでにTB5の時間で済み、1表の画像形成作動の開始から3両の排紙完了までTB6時間で済むことになる。
従って、従来の搬送制御と本発明に係る搬送制御の場合を比較すると、TA3とTB1、およびTA2とTB2が、仮に、同じ時間であったとしても、本発明に係る搬送制御の場合は、従来の搬送制御のTA3やTA4に該当する時間を必要としないので、従来の搬送制御に対して、極めて短時間でカバーシート付き転写紙束が形成できることになる。
なお、本発明の実施の形態においては、3裏の搬送に続いて、次の1循環制御を開始させるようにすることもできるので、より効率的な搬送制御を行うことができる。
図4により、本発明に係る画像形成装置の搬送制御の手順について説明する。
なお、図4を説明するに当たり図3の(ロ)図等、適宜他の図面を参照して詳細に説明するが、前提条件として、予め操作入力手段200により、カバーシートKの挿入と転写紙の表裏両面に画像を形成する両面印字モードが設定されており、カバーシートKを挿入したカバーシート付き転写紙束を作成するものとする。
なお、ここでは、画像形成装置20と連携して後処理装置40は適切にカバーシートKを挿入する作動を行うものとし、後処理装置40におけるカバーシートKの挿入作動に関する搬送制御の詳細な手順についての説明は割愛する。
(ST1)
両面印字モードで、転写紙の表面に印字(画像形成)を行う工程か否かを判断するステップである。表面の印字を行う場合(1表、2表、3表)はST2に進み、表面の印字を行わない場合、つまり裏面の印字を行う場合(1裏、2裏、3裏)は、ST7に進む。
(ST2)
前にカバーシートKが挿入されるように設定されているか否かを判断するステップである。つまり、表面に画像が形成された転写紙の前の位置にカバーシートが挿入されるように設定されている場合に、この転写紙を循環搬送路内へと搬送するか否かを判断するステップである。従って、設定されている(3表)場合は、表面印字を行った後に循環搬送路に搬送するためにST3に進み、設定されていない場合(1表、2表)はST4に進む。
(ST3)
第2の循環制御(第2の循環搬送制御ともいう。)を行うステップである。本実施の形態においては、循環搬送制御は、両面印字するための転写紙をどのような経路の搬送路を通過させて搬送させるかを設定するもので、まず、カバーシートKが転写紙の前に挿入されるようになっているか否かを判断し、挿入されるようになっている転写紙に対しては、表面の印字が完了した後に、循環搬送路に向けて搬送すると共に、その次の新しい転写紙を給紙カセット12から画像形成手段11に向けて搬送しないように制御を行う第2の循環搬送制御と、カバーシートKが転写紙の前に挿入されるようになっていない転写紙に対しては、転写紙サイズ等に対して設定された転写紙間隔に基づき設定されている通常の循環可能枚数に基づき、表面の印字が完了した転写紙、及びその次の新しい転写紙も循環搬送路に向けて搬送する制御を行う第1の循環搬送制御が有る。
つまり、第2の循環搬送制御は、前にカバーシートKが挿入されるように設定されている転写紙までを循環可能枚数と判断して設定し、循環搬送路に向けて搬送する制御を行い、その次の転写紙は給紙カセット12から画像形成手段11に向けて搬送しないようにするものである。
従って、このステップでは、第2の循環可能枚数設定手段が、前にカバーシートKが挿入されるように設定されている次の転写紙(3表)までを循環可能枚数として設定するので、第2の循環搬送制御としては、循環搬送手段を作動させ、表面に印字が完了した転写紙は循環搬送路内へ搬送し、次の新しい転写紙は給紙カセット12から画像形成手段11に搬送しないように設定してSTP5に進む。
(ST4)
第1の循環制御(第1の循環搬送制御ともいう。)を行うステップである。本実施の形態においては、前にカバーシートKが挿入されるように設定されていないので、第1の循環可能枚数設定手段により転写紙サイズ等に対して設定された転写紙間隔に基づき、通常の循環可能枚数が設定されているので、第1の循環搬送制御では、循環搬送手段を作動させ、設定された通常の循環可能枚数に基づき、表面の印字が完了した転写紙は循環搬送路内へ搬送し、その次の新しい転写紙は給紙カセット12から画像形成手段11に搬送するように設定し、STP5に進む
(ST5)
表面の印字を行う場合で、次頁にカバーシートKが挿入される設定になっているか否かを判断するステップである。挿入される設定になっている場合(2表)はST6に進み、挿入されない場合(1表、3表)はST9に進む。
(ST6)
第2の搬送制御を行うステップである。本実施の形態においては、カバーシートの挿入が設定されている場合には、第2の搬送制御として、カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙までを循環可能枚数として設定される。
つまり、循環搬送制御手段の指示により循環搬送手段を作動させ、表面の印字を行う転写紙(2表)の次のページにカバーシートが挿入されるように設定されているので、カバーシートKが挿入される位置(ページ)の次の転写紙(3表)は、予め設定された通常の間隔で前の転写紙(2表)に続いて搬送制御され、循環搬送路内へと搬送されてST10に進む。
なお、予め設定された通常の間隔とは、画像形成を行うために画像形成装置20の循環搬送路内での転写紙を搬送する転写紙間隔をいい、例えば、転写紙のサイズ等に応じて、画像形成に要する時間等を考慮して予め設定されており、データテーブルとしてメモリ等の記憶手段に記憶されている。そして、転写紙のサイズが検出されると自動的にメモリから読み出されて、その転写紙サイズに対する転写紙間隔が求められ、前述の循環搬送制御手段は、その転写紙間隔に基づき搬送制御を行うようになっている。
(ST7)
両面印字モードで、裏面の印字を行う工程である場合に、次頁にカバーシートKが挿入される設定になっているか否かを判断するステップである。つまり、ST5とは異なり、裏面の印字を行う工程で、次の位置(ページ)にカバーシートKが挿入されるようになっている(2裏)場合はST8に進み、挿入されない(1裏、3裏)場合はST9に進む。
(ST8)
第3の搬送制御を行うステップである。本実施の形態においては、第3の搬送制御として、後処理装置40のカバーシートKの挿入搬送開始動作(例えば、挿入開始情報の出力)に同期して、裏面の画像を形成するために次の転写紙を搬送する制御を行うように設定されている。
つまり、このページ(2裏)の後にカバーシートKが挿入されるので、画像形成装置20の制御手段は循環搬送手段を作動させ、画像形成装置20と連携作動する後処理装置40のカバーシートKの挿入搬送開始に同期して、裏面の画像を形成するために次の転写紙(3裏)を搬送する制御を行い、ST10に進む。
なお、これに同期して、裏面の画像を形成する転写紙(3裏)の次の新しい転写紙を、表面の印字を行うために給紙カセット12から画像形成手段11に搬送する作動を開始するようにしても良い。
(ST9)
第1の搬送制御を行うステップである。本実施の形態においては、第1の搬送制御として、予め設定された通常の間隔で前の転写紙に続いて搬送制御されるように設定されいる。つまり、第3図の(ロ)図の1表、2表や1裏、2裏等の工程を実行する場合や、カバーシートKが挿入されない位置(ページ)の転写紙は、予め設定された通常の間隔で、表面に印字する際には、前の転写紙に続いて順次に給紙カセット12から画像形成手段11に搬送され、表面に印字された転写紙は裏面の印字を行うために通常の循環可能枚数に基づき循環搬送路内に搬送されるように設定されて、ST10に進む。
(ST10)
画像形成作動を行うステップである。このステップでは、前述の画像形成装置20内の直進搬送路または循環搬送路を通過してきた転写紙に、原稿の画像情報に基づき画像を形成する。つまり、表面印字の場合も、裏面印字の場合でも、一度は実行されるステップであり、画像形成作動が終了するとST11ステップに進む。
(ST11)
全部数の画像形成を終了し、所定の箇所にカバーシートを挿入したカバーシート付き転写紙束を作成したか否かを判断するステップである。表面の印字及び裏面の印字を終了し全部数の作成が終了した場合は、画像形成装置20とADF30および後処理装置40の連携作動を終了する。また、全部数の作成が終了していない場合はST1に戻る。
なお、詳細な説明は割愛するが、部数の検出は、例えば、搬送される転写紙の枚数等を搬送路に沿って設けたセンサにより計数して、予め設定されている1部数あたりの転写紙枚数と比較して1部数が作製されたか否かを検出し、これを繰り返して、全部数の検出を行うようにしても良い。勿論、他の方式で検出するようにしても差し支えない。
以上のように、本発明に係る画像形成装置の転写紙の搬送制御は、第1から第3の搬送制御と、第1または第2の循環搬送制御を行うことで、表裏両面に画像を形成する際に、カバーシートKが挿入される位置(ページ)の次の転写紙までを1循環制御として循環搬送路内へ搬送するようにしたので、効率的な循環搬送制御による画像形成作動が実行できるようになった。
そして、従来のように、カバーシート挿入のタイミングを合わせるために、余裕を見て転写紙の搬送間隔を長く設定する必要がなくなったので、無駄な時間を削減できるようになり、高速で生産性の高い画像形成を行うことができる画像形成装置を提供できるようになった。
また、本発明に係る画像形成装置の転写紙の搬送制御に関し、回路作動のための情報(信号ともいう。)の授受等に関する説明は省略したが、転写紙の搬送制御を円滑に実行するためには、具体的には、転写紙の搬送状態を検出するための各種センサ等を各搬送路等に沿って設け、得られた情報を、例えば、画像形成装置20の情報制御回路120に判断させ、この判断結果に応じてCPU110が予め設定されたプログラムに基づき、画像形成装置20やADF30あるいは後処理装置40に設けられた各回路や手段に起動や停止作動、あるいはデータの読み出しや演算、記憶作動等の指示を与え、連携して作動するように構成することが望ましい。
なお、画像形成装置が複写機でなくプリンタの場合であっても、近年では、入力される原稿の大容量の画像情報も大容量のメモリ等の記憶手段に容易に記憶でき、高速に印字することができるので、後処理装置を使用してカバーシートを挿入する処理を行わせる場合は、前述の複写機と同様の問題があり、本発明に係る画像形成装置は、複写機に限らずプリンタ等の他の画像形成装置にも適用できることは言うまでもない。
本発明に係る画像形成装置の概略図。 本発明に係る画像形成装置の回路構成を示すブロック図。 本発明に係る画像形成装置の搬送制御を説明するためのタイムチャート。 本発明に係る画像形成装置の搬送制御を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1 筐体
2 手差し皿
4 ローラ
5 感光体ドラム
6 帯電手段
7 現像手段
8 転写分離手段
9 クリーニング手段
10 定着手段
11 画像形成手段
12 給紙カセット
13 画像読取手段
14 給排紙手段
15 分離爪手段
16 反転部材
17 反転ローラ
20 画像形成装置
30 自動原稿送り装置
40 後処理装置
41 後処理装置の筐体
42 ローラ
43 挿入口

Claims (3)

  1. 原稿の画像情報に基づき転写紙に画像形成を行う画像形成手段と、前記転写紙の表裏両面に画像形成を行うために、表面に画像が形成された前記転写紙を裏面に画像形成ができるように反転させ、前記画像形成手段に向けて搬送するための循環搬送路を有する循環搬送手段と、カバーシート挿入条件を設定する設定手段と、前記カバーシートの挿入条件に基づき、画像が形成された前記転写紙の束にカバーシートを付加するカバーシート付加手段と、前記転写紙のサイズに応じて予め設定された画像形成間隔条件に基づき、循環可能枚数を設定する第1の循環可能枚数設定手段と、前記第1の循環可能枚数設定手段により設定された前記循環可能枚数に基づき前記循環搬送手段を作動させ、前記転写紙を順次に循環搬送させる循環搬送制御手段と、前記設定手段により設定された前記カバーシートの挿入条件に基づき各手段を連携作動させて、前記転写紙の表裏両面に画像を形成すると共に、カバーシート付き転写紙束を形成する制御を行う制御手段とを備えた画像形成装置において、
    前記カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙までを循環可能枚数として設定する第2の循環可能枚数設定手段を備え、前記カバーシートの挿入が設定されている場合は、前記制御手段は前記循環搬送制御手段を作動させ、前記第1の循環可能枚数設定手段に代えて前記第2の循環可能枚数設定手段を作動させると共に前記循環搬送手段を作動させ、前記第2の循環可能枚数設定手段により設定された前記循環可能枚数に基づき、表面に画像が形成された転写紙を循環搬送させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙の裏面に画像形成を行う場合は、前記カバーシート付加手段による前記カバーシートの挿入開始動作に同期して、前記画像形成手段による画像形成動作を開始させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 原稿の画像情報に基づき転写紙に画像形成を行う画像形成手段と、前記転写紙の表裏両面に画像形成を行うために、表面に画像が形成された前記転写紙を裏面に画像形成ができるように反転させ、前記画像形成手段に向けて搬送するための循環搬送路を有する循環搬送手段と、カバーシートの挿入条件を設定する設定手段と、前記カバーシートの挿入条件に基づき、画像が形成された前記転写紙の束にカバーシートを付加するカバーシート付加手段と、前記転写紙のサイズに応じて予め設定された画像形成間隔条件により設定された循環可能枚数に基づき前記循環搬送手段を作動させ、前記転写紙を順次に循環搬送させる循環搬送制御手段と、前記カバーシートの挿入条件に基づき各手段を連携作動させて、前記転写紙の表裏両面に画像を形成すると共に、カバーシート付き転写紙束を形成する制御を行う制御手段とを備えた画像形成装置の制御方法において、
    前記カバーシートの挿入が設定されている場合は、前記制御手段は、前記循環搬送制御手段を作動させることにより、前記循環可能枚数に代えて、前記カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙までを循環可能枚数として設定し、設定された前記循環可能枚数に基づき前記循環搬送手段を作動させ、表面に画像が形成された転写紙を循環搬送させると共に、前記カバーシート付加手段による前記カバーシートの挿入開始動作に同期して前記画像形成手段を作動させ、前記カバーシートの挿入が設定されている位置の次の転写紙の裏面の画像形成を開始させるようにしたことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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