JP3709575B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は両面原稿の読み取りを可能とする原稿自動搬送手段を備え、両面コピーを可能とした画像記録装置に係わり、特にノンスタック方式の自動反転ユニットを有した画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機は、年を追って処理性や操作性の優れた機種が提供されるようになった。原稿自動搬送手段は、従来手差しによって原稿を一枚宛原稿台上の露光位置に載置していたのを、自動的に露光位置まで搬送するもので、原稿の露光位置への自動搬送と同期して画像形成が行われていた。しかしデジタル化の普及とメモリが廉価となることによって、機内にメモリ(画像記憶部)を設け、原稿自動搬送手段によって原稿を1枚ずつ露光位置へ搬送し、CCD等の光電変換手段を有する読み取り手段によって露光位置にある原稿情報を読み取って、一旦原稿情報をすべてメモリに蓄積し、画像形成に当たっては該メモリから必要とするページの画像情報を呼び出して自動原稿搬送手段の動作とは関係なくコピーが行われるようになった。従来は複数枚からなる原稿について複数部数のコピーを行うときは、自動原稿搬送手段は複数回原稿を循環させて複数部数のコピーを得ていたが、上記のメモリに蓄積する所謂電子RDHを採用することによって、かかる動作は不要となった。
【0003】
また複写機には両面コピーの機能を備えた複写機が多く提供されるようになった。即ち、両面原稿の原稿読み取りを可能とする原稿自動搬送手段が提供される一方、複写機についても機内に自動反転ユニット(ADU)を設け、片面にコピーを終えた転写紙を機外に排出することなく、ADUによって機内で転写紙を反転搬送し、裏面のコピーを行い、両面コピーがなされたのち機外に排出することがなされる。ADUには機内にスタッカを設け、片面のコピーを終えた転写紙を一旦スタッカ内に蓄えたのち裏面のコピーを行うスタック方式のADUと、スタッカを設けないで単に反転搬送経路だけを設けたノンスタック方式のADUとがある。スタック方式のADUとノンスタック方式のADUとはそれぞれ得失を有しているが、電子RDHに対してはノンスタック方式の方が処理性に優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、画像情報が大きな記憶容量をもったメモリにストアし、必要に応じて読み出すことが可能となって、ノンスタック方式の画像記録装置は、両面コピーを行う上で従来に較べて処理性(時間当たりのコピー枚数)が向上したが、なお検討してみると、更に▲1▼,▲2▼の2点において処理性の向上の余地があることが明らかとなった。
【0005】
(1)ノンスタック方式の画像記録装置では、反転部の反転経路内に存在し得る転写紙の最大搬送枚数は装置によって定まっていて、最大搬送枚数を1サイクルとしてサイクル毎の画像処理がなされていた。そして複数部のコピーを行う際には、1部のコピーの出力中最大搬送枚数に達しない転写紙については残り分だけを搬送して1部を終了し、次サイクルから画像データの1ページ目からの転写紙搬送を行っていた。本発明は従来の転写紙の搬送方式を改善して、更に処理性の高い画像記録装置を提供することを目的とする。
【0006】
▲2▼従来、両面原稿搬送モードで原稿自動搬送装置によって原稿データの読み取りを行う際、メモリへの読み込みは画像記録時の出力する順に読み込んで記憶し、同様の順でメモリから読み出して出力していた。しかしメモリから読み出し順を読み込み順序と異ならせることは、コピーの処理性については影響しない。本発明はこの点に注目し、更に処理性の高い画像記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記(1),(2)の目的は、
画像情報をメモリに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から画像情報を読み出して画像形成を行う画像形成手段と、片面又は両面の転写紙上への画像記録を可能とし、両面の画像記録用としてノンスタック方式の転写紙反転部を有した転写紙搬送手段と、演算及び制御を行う制御部と、を有する画像記録装置において、両面記録モードが選択されたとき、前記制御部は、前記メモリに記憶された前記画像情報に基づき、排出される転写紙上の記録面順に全セット部数の前記画像情報の記録番号を並べ、次いで両面分の最大搬送枚数で並んだ記録番号の先頭から区切りをつけ、区切られたサイクル毎に奇数番と偶数番とに分離することで表面と裏面とに配列順序を変更し、前記記録番号の画像情報の呼び出し順と給紙タイムプログラムに従って、前記転写紙反転部の反転経路内に存在し得る転写紙の最大搬送枚数を1サイクルとして、転写紙搬送を全ての部数のコピ−を終了する最終サイクル以外の各サイクルは全て最大搬送枚数であるように、1部毎に終了することなく連続して画像記録を行うよう制御することを特徴とする画像記録装置(第1発明)と、
両面原稿を原稿読み取り部へ自動搬送を可能とする原稿自動搬送装置と、前記原稿読み取り部にある原稿の画像情報を読み取る読み取り手段と、読み取った画像情報をメモリに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から画像情報を読み出して画像形成を行う画像形成手段と、片面又は両面の転写紙上への画像記録を可能とし、両面の画像記録用としてノンスタック方式の転写紙反転部を有した転写紙搬送手段と、これらの作動の制御を行う制御部と、を有する画像記録装置において、前記原稿自動搬送装置の両面原稿読み取りモードが設定されたときは、転写紙に対しても両面記録モードが選択され、前記原稿自動搬送装置での原稿の搬送は、給紙−読み込み−反転−読み込み−反転排紙の順で行い、原稿の読み込み順序は出力すべき画像読み出し順序に拘束されないよう前記制御部によって制御されることを特徴とする画像記録装置(第2発明)
によって達成される。
【0008】
【作用】
第1発明及び第2発明において、画像記録装置は共通して、画像情報をメモリに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から画像情報を読み出して画像形成を行う画像形成手段と、片面又は両面の転写紙上への画像記録を可能とし、両面の画像記録用としてノンスタック方式の転写紙反転部を有した転写紙搬送手段と、演算及び制御を行う制御部と、を有する画像記録装置である。
【0009】
第1発明の画像記録装置にあっては、両面記録モードが選択されたとき、前記制御部は、前記メモリに記憶された前記画像情報に基づき、排出される転写紙上の記録面順に全セット部数の前記画像情報の記録番号を並べ、次いで両面分の最大搬送枚数で並んだ記録番号の先頭から区切りをつけ、区切られたサイクル毎に奇数番と偶数番とに分離することで表面と裏面とに配列順序を変更し、前記記録番号の画像情報の呼び出し順と給紙タイムプログラムに従って、前記転写紙反転部の反転経路内に存在し得る転写紙の最大搬送枚数を1サイクルとして、転写紙搬送を全ての部数のコピ−を終了する最終サイクル以外の各サイクルは全て最大搬送枚数であるように、1部毎に終了することなく連続して画像記録を行うよう制御することを特徴とする。
【0010】
例えば画像記録装置における1サイクルの最大搬送枚数が3枚で、画像データが8面(ページ)を出力する場合、従来の態様と本発明とを比較すると次表のようになる。
【0011】
【表1】
Figure 0003709575
【0012】
即ち本発明にあっては、転写紙反転部内で搬送枚数が最終サイクル以外全て最大搬送枚数で搬送されているため、コピーしようとする設定部数が多いほど処理性向上の効果が大きくなる。
【0013】
第2発明の画像記録装置は、両面原稿からの読み取りを可能とする原稿自動搬送装置を備えた画像記録装置であって、原稿自動搬送装置の両面原稿読み取りモードが設定されたときは、転写紙に対しても両面記録モードが選択され、原稿自動搬送装置での原稿の搬送は、給紙−読み込み−反転(ひっくり返し)−読み込み−反転排紙の順で行い、原稿の読み込み順序は出力すべき画像読み出し順序に拘束されないよう前記制御部によって制御されることを特徴とする。
【0014】
従来の原稿自動搬送装置内での原稿の動きは、
反転給紙−(読み込み)−反転(ひっくり返し)−(読み込み)−排紙
の順に行われていたが、本発明によるとき原稿の動きは、
給紙−(読み込み)−反転(ひっくり返し)−(読み込み)−反転排紙
となる。即ち本発明では従来例と比較して原稿の2回目の(読み込み)を完了するまでの原稿の反転回数が1回分少ないので、読み込み完了タイミングを早めることができ、これはそのまま両面原稿読み取り時のコピーの処理性能の向上につながる。
【0015】
例えば原稿が1枚の場合には、読み込みが完了するまでに原稿の反転は1回で済む。複数枚の原稿の場合は、排紙するための原稿反転中に次の原稿給紙が開始できるため、更に処理性能が向上する。当然出力時の画像データの読み出し順は読み込み順とは異なって行われる。次表はその1例を示している。
【0016】
【表2】
Figure 0003709575
【0017】
一旦メモリにストアされた画像データについて、読み出し順は読み込み順とは異なって行われる。しかし、読み出し順を読み込み順と異ならせることは、コピー処理性能には影響しない。本発明にあっては原稿自動搬送装置で原稿の両面を読み取る両面原稿読み取りモードが設定されると、転写紙に対しても両面記録モードが自動的に選択されるので、コピー生産性は更に向上する。但しこのような自動設定後もマニュアルによって片面記録モードに変更することは可能としている。
【0018】
【実施例】
図1は本発明の画像記録装置の1実施例を示す構成図で、また図2は回路構成を示すブロック図である。画像記録装置本体10の上面には原稿自動搬送装置11が位置している。原稿自動搬送装置11では、上部に積載した原稿から1枚を取り出し、原稿画像の読み取りを行うプラテンガラス12a上に給送する。又この原稿自動搬送装置11は原稿の両面を反転し、プラテンガラス12a上に自動搬送することを可能としている。この原稿自動搬送装置11については後に詳しく説明する。
【0019】
12は読み取り部で、移動するミラーと結像光学系とCCD等の受光素子とよりなり、プラテンガラス上の露光位置におかれた原稿を走査し、結像位置にあるCCD等の受光素子は原稿の画像情報を読み取り、画像情報は画像信号として出力する。13は画像処理部で、読み取り部12より出力する画像信号をレーザ記録に適した記録信号に変換・処理を行う。記録信号はページ毎に一旦画像記憶部22に蓄積がなされている。14は画像出力部で、画像記憶部22から呼び出された記憶信号によって発光するレーザ光学系で、回転する感光体ドラム15a上に光走査を行い、潜像を形成する。
【0020】
感光体ドラム15aとその周縁部に設けた、帯電器,現像器等よりなる画像形成プロセス部15は前記潜像を現像してトナー像とし、該トナー像は給紙部16(a),(b),(c),(d)の何れかから排出され同期して給紙される転写紙上に転写・分離部15bで転写がなされ、感光体ドラム15aと分離して定着器17へと導かれる。トナー像を保持した転写紙は定着器17で定着されたのち、片面複写モードのときは排紙部18より片面コピーとして排出される。
【0021】
また、両面複写(ADU)モードのときは、定着器17によって転写紙片面トナー像の定着を終えた片面複写済みの転写紙はノンスタック・自動反転部(ADU)19へ反転されたのち画像形成プロセス部15において転写紙裏面へのトナー像の転写が行われ、定着器17で裏面に付着したトナー像の定着が行われたのち排紙部18より排出される。なお排紙部18には、図示されていないが、ステープル等のフィニッシングを可能とするフィニッシャが設けられていて、排紙された複数枚の転写紙1セット毎にステープル処理を行うことが可能となっている。
【0022】
また、転写紙の搬送路に沿っては、複数の紙検知手段25が設けられていて、機内搬送中の転写紙の有無が検知できるようになっている。本画像記録装置本体10の上面には図示しない操作盤30があって、片面または両面の原稿読み取りを選択する読み取りモード選択釦32、片面コピーか両面コピーかを選択するコピーモード選択釦31、コピー開始時に押釦するコピー釦33、コピー部数の設定・入力を行うテンキー34、液晶等を用いた表示部35が設けられ、これらは何れも制御部21に接続している。
【0023】
画像記録装置では一定時間内に多数枚のコピーがなされる所謂高速処理がなされ、転写紙は転写紙間に若干間隔を保ちながら連続的に搬送され、転写紙上への画像記録がなされる。従って、両面複写モードにあっては、転写・分離部15bとADU搬送路19aとで形成される循環した反転搬送路上では例えばA4サイズの転写紙について最大搬送枚数N枚(例えば3枚)の片面定着を終えた転写紙が存在し、図上、反時計方向に機内搬送状態にあり、最大搬送枚数N枚毎に1サイクルとして画像記録がなされる。
【0024】
以上説明した画像記録装置について、実施例1によって第1発明の、参考例1によって第2発明の説明を行う。
【0025】
(実施例1)第1発明
図3に本発明(第1発明)のフローチャートを示す。操作盤30のコピーモード選択釦31によって両面記録モードが設定され(F1)、テンキー34によってコピー部数の設定がなされた後(F2)、コピー釦32を押釦(ON)すると(F3)、原稿自動搬送装置11の原稿は自動搬送され、読み取り部12で原稿情報が読み取られ(スキャン)、画像処理部で画像処理がなされたのち、画像記憶部22にストアされる。全原稿のスキャンが終了したか否かのチェックがなされ、全原稿のスキャンが終了したことことを確認して、コピー動作が開始する。即ち画像記憶部22にストアされた原稿の画像情報を呼び出し、画像出力部14によって感光体ドラム15a上に潜像を形成し、画像形成プロセス部15によって設定部数の両面コピーがなされる。
【0026】
本発明の画像記録装置では、制御部21はF3に引き続いて、次の演算処理を行う。なおフローチャート図の右側に具体例として、1サイクルの最大搬送枚数N=3、画像データ8面(ページ)、コピー部数2部の場合について図示している。
【0027】
先ず排出される転写紙上の記録面順に全セット部数の記録番号を並べる(F4)。次いで両面分の最大搬送枚数(2N)で並んだ記録番号の先頭から区切りをつける(F5)。次いで区切られたサイクル(2N)毎に、奇数番と偶数番とに分離することで、表面と裏面とに配列順序を変更する(F6)。次いで画像データの呼び出し順と給紙タイムプログラムの作成がなされる。即ち転写紙表面に当たる画像データの呼び出し時には、呼び出された記録番号の画像データによって感光体ドラム15a上に潜像形成がなされ、現像によって形成されたトナー像が転写・分離部15bで転写紙上に転写がなされるよう画像出力部14の制御と給紙タイムプログラムの作成がなされる(F7)。制御部21は作成されたプログラムに従って画像記録を行う(F8)。
【0028】
以上のようなフローチャートに従って画像記録がなされると、転写紙搬送は最終サイクル以外の各サイクルは、総て最大搬送枚数のあるようにして画像記録がなされるので、両面記録モード時の時間当たりのコピー枚数は増加し、特にコピーの設定部数の多いときには、その効果は顕著となる。
【0029】
参考例1)第2発明
図4(a)は、図1の原稿自動搬送装置を取り出して示している。図において111は原稿載置部、112は原稿載置部111の原稿を1枚宛取り出して給送する原稿給送部、113は正転及び逆転し、原稿を読み取り位置に給送しまた搬出する搬送ベルト、114は図上反転時計方向に回転し原稿の反転又は排出を行う反転排紙ローラ、115は原稿搬送路にあって、原稿の反転又は排出の切り換えを行う切り換え部材、116は排出した原稿を載置するトレイである。
【0030】
本発明による原稿の移動を示したのが図4(b)である。原稿(図示したのは両面原稿3枚)は図4(a)に示すようにひっくり返して原稿載置部111に置かれ、原稿給送部112で上側の原稿が1枚に分離されて、プラテンガラス12a上の読み込み位置に送られ、一旦停止して読み込みが行われる。この時読み込まれるのは第5面である。次いで原稿は右方向に移動し、反転排紙ローラ114で反転して再びプラテンガラス12a上の読み込み位置に戻って読み込みが行われる。この時読み込まれるのは第6面である。次いで原稿は右方向に移動し、反転してまた戻ったのち切り換え部材115が切り換わって原稿はトレイ116上に排出される。原稿の排出に先立って反転を行う理由はトレイ116上に排出されて重なった原稿が最初の原稿載置部111上に置いた原稿の順序と同じにするための作動である。即ち本発明による原稿の搬送は、給紙−読み込み−反転(ひっくり返し)−読み込み−反転排紙の順に行われ、原稿の読み込み順序(例に示した順は5,6)は画像読み出し順序(この例の場合は6,5)と異なっている。
【0031】
図5に示したのは、本発明(第2発明)のフローチャートである。読み取りモード選択釦32によって両面原稿読み取りモードが設定され(H1)、コピー釦33が押釦されると(H2)、原稿載置部111に載置された原稿が1枚宛分離され、給紙−(読み込み)−反転(ひっくり返し)−(読み込み)−反転排紙の順で原稿搬送が行われ、読み込みが行われる(H3)。その間、原稿読み込み終了したかのチェックがなされていて(H4)、原稿読み込みの終了が検知されると、自動的に両面記録モードでの画像記録が行われる(H5)。本実施例では、読み取りモード選択釦32によって両面原稿の読み取りモードが設定されると、自動的にコピーモード選択釦31による表示部も両面コピーモードに切り換わり、両面原稿の読み込み終了を待って両面コピーがなされる。一般には両面原稿からは両面コピーが求められるので、極めて便利であるが、もし両面原稿から片面コピーを取りたい場合は、両面原稿の読み取り中にコピーモード選択釦31を押釦することによって片面コピーモードに設定し直せばよい。
【0032】
本発明では、画像データの読み出し順とは異なった順で原稿の読み込みがなされるが、従来の原稿の読み込みと比較して原稿の2回目の読み込みを完了するまでの原稿の反転回数が1回分少なく、原稿読み込みの完了タイミングを早めることができ、処理性が向上する。
【0033】
具体的に比較を行うため、従来の原稿読み取りについて説明する。図4(c)は従来の原稿の移動を示したもので、先ず原稿載置部111からの給送された原稿の反転給紙が行われ、一旦プラテンガラス12a上を通過したのちプラテンガラス12a上の読み込み位置に戻って原稿の読み込みが行われる。この時読み込まれるのは第6面である。次いで原稿は右方向に移動し反転して再び読み込み位置に戻り第5面の読み込みがなされる。読み込みが終わるとトレイ116上に排出される。
【0034】
以上は1枚の原稿についてその動作を説明したが、原稿の排出時にはこれと並行して給紙がなされる。図4(b)で説明した本発明では反転排紙と同時に給紙が行われる。また図4(c)の従来例では排紙と同時に反転給紙が行われる。これらの動作に要する時間を線図で示したのが図6である。A4サイズの原稿で線速は1176m/sと599m/sの2段切り換えとし、反転排紙ローラ114への突当てや原稿給紙時の曲がり修正を必要とする箇所については線速599m/sとしている。原稿の読み込み時間は840msであるが、本発明も従来例も同じなので、これを省略し、搬送時間のみについて比較すると、本発明は(イ)反転(ひっくり返し)と(ロ)反転排紙・給紙とからなり、従来例においては(イ)反転(ひっくり返し)と(ハ)は排紙・反転給紙とからなる。
【0035】
本発明と従来例と処理時間とを比較すると、
本発明=(イ)+(ロ)=1100msec+1500ms=2600msec
従来例=(イ)+(ハ)=1100msec+1700msec=2800msec
となっていて、本発明においては、1枚の原稿当たり搬送処理時間が200msec短縮され、処理効率が向上していることが明らかとなった。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、両面コピーを可能とする画像記録装置について処理性能を向上させる効果が奏される。
【0037】
第1発明では、両面コピーモード時に反転経路内での転写紙の搬送枚数が、最終サイクル以外総て最大搬送枚数で搬送されるため、設定部数が多い程処理効果が向上する。
【0038】
第2発明では、原稿自動搬送装置内での両面原稿読み込みモード時の原稿の移動が画像データの読み出し順に拘束されないで行われるので、原稿の読み込み完了するまでの時間が短縮し、一方画像データの読み出し順が読み込み順とは異なっていても処理時間には影響しないので、処理効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の画像記録装置の制御本体系を示すブロック図。
【図3】本発明(第1発明)の両面記録モード選択時のフローチャート。
【図4】本発明(第2発明)の原稿自動搬送装置の説明図。
【図5】本発明(第2発明)の両面原稿読み取りモード選択時のフローチャート。
【図6】原稿自動搬送装置内での原稿の線速図。
【符号の説明】
10 画像記録装置本体
11 原稿自動搬送装置
12 読み取り部
14 画像出力部
15 画像形成プロセス部
19 ノンスタック自動反転部
21 制御部
22 画像記憶部
31 コピーモード選択釦
32 読み取りモード選択釦
33 コピー釦
34 テンキー

Claims (1)

  1. 画像情報をメモリに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から画像情報を読み出して画像形成を行う画像形成手段と、片面又は両面の転写紙上への画像記録を可能とし、両面の画像記録用としてノンスタック方式の転写紙反転部を有した転写紙搬送手段と、演算及び制御を行う制御部と、を有する画像記録装置において、
    両面記録モードが選択されたとき、前記制御部は、前記メモリに記憶された前記画像情報に基づき、排出される転写紙上の記録面順に全セット部数の前記画像情報の記録番号を並べ、次いで両面分の最大搬送枚数で並んだ記録番号の先頭から区切りをつけ、区切られたサイクル毎に奇数番と偶数番とに分離することで表面と裏面とに配列順序を変更し、前記記録番号の画像情報の呼び出し順と給紙タイムプログラムに従って、前記転写紙反転部の反転経路内に存在し得る転写紙の最大搬送枚数を1サイクルとして、転写紙搬送を全ての部数のコピ−を終了する最終サイクル以外の各サイクルは全て最大搬送枚数であるように、1部毎に終了することなく連続して画像記録を行うよう制御することを特徴とする画像記録装置。
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