JP3262633B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP3262633B2
JP3262633B2 JP10289693A JP10289693A JP3262633B2 JP 3262633 B2 JP3262633 B2 JP 3262633B2 JP 10289693 A JP10289693 A JP 10289693A JP 10289693 A JP10289693 A JP 10289693A JP 3262633 B2 JP3262633 B2 JP 3262633B2
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿を循環させて自動的
に原稿読取位置に給送し、原稿の表裏を反転または正転
排紙する機能を具えると共に、両面原稿/両面コピーモ
ードおよび表紙・合紙モードが選択可能な複写装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近の大型複写機は殆どの機種が原稿を
自動的に原稿読取位置に循環搬送する自動原稿送り装置
(RDH)および表面に画像形成された転写紙を反転給
紙させてその裏面にコピーする両面コピー機能を具えて
おり、さらに、排出されたコピーを頁順に揃え、揃えら
れたコピー束の一端を綴じるステープラーを具えたソー
ターやフィニッシャーを付設したものも少なくない。ま
た、通常のコピー作成のための転写紙の外に特定の用紙
を他の給紙トレイに収納して、コピー束の前段や後段に
表紙の用紙を排出させる表紙モード、あるいは、コピー
の区切りに用紙を挿入する合紙モードを選択可能にした
ものも知られている。さらに、かかる装置の多くは表紙
や合紙に表題や題目を複写できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来装置にあっ
ては、両面原稿/両面コピーモードと表紙・合紙モード
を選択した時に、通常はRDHの原稿載置台上に裏面画
像を有しない表紙または合紙用の原稿の表頁と複写した
い両面原稿の表頁を揃えて載置して複写されるが、RD
Hから排出された原稿の表裏が元の状態になっているこ
とが望ましいので、まず、全ての原稿を反転させてその
裏面側から先に複写し、その後、原稿の表面の複写を行
うようになっている。ところが、横給紙で両面原稿/両
面コピーモードを指定して複写作業を行った時は、表面
に画像形成され、反転給紙された転写紙の裏面に原稿の
裏面画像を複写した時、転写紙の裏面画像の終端部が初
回の定着処理の際の加熱で過乾燥して転写不良を起こ
し、画像掠れを生じてしまう。上述のように、横給紙で
原稿の裏面側から先に複写し、その後、原稿の表面の複
写を行うようにすると、排出されたコピーを綴じた時は
上述の画像掠れ位置はコピーの表面の右端部となり、綴
じられ、製本状態になった複写物を捲った時、見苦しい
ものになってしまう。本発明は従来技術におけるかかる
課題を解決しようとしたものであり、横給紙で両面原稿
/両面コピーモードを指定して複写作業を行った時、綴
じられ、製本状態になった複写物を捲った時の見栄えが
改善された複写装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、原稿を循環させて自動的に原稿読取位置に
給送する原稿自動循環給送手段と、原稿の搬送過程で原
稿の表裏を反転させる原稿反転手段と、画像形成されて
いないシート束を収納するシート収納手段と、該シート
収納手段から1枚ずつ繰り出され、表面に画像形成され
たシートP1を反転させて一時的に収納するシート反転
収納手段と、両面原稿/両面コピーモードが選択された
時、収納されたシートP1を前記シート収納手段から1
枚ずつ繰り出させ、そのシートP1の表面に画像形成さ
せた後、シートP1を反転させて前記シート反転収納手
段に一時的に収納させ、その後、前記シート反転収納手
段に収納されたシートP1を給紙させて、そのシートP
1の裏面に画像形成させた後、シートP1を排出させる
と共に、表紙・合紙モードが選択された時、画像形成さ
れる全てのシートP1が画像形成されて排出される前ま
たは画像形成されて排出された後、あるいは、画像形成
されるシートP1の搬送動作と次のシートP1の搬送動
作の間に、画像形成されたシートP1が収納されていた
前記シート収納手段と異なる前記シート収納手段から収
納されたシートP2を給送してそのシートP2の表面に
原稿の画像を形成させて排出させる制御を行う制御手段
を具えた複写装置において、両面原稿/両面コピーモー
ドおよび表紙・合紙モードが選択された時は、前記制御
手段は前記原稿自動循環給送手段による初回原稿循環搬
送過程で、シートP2に複写される両面原稿の一方の原
稿面は読み取ること無くそのまま搬送排紙させ、シート
P1に複写される両面原稿の一方の原稿面は読み取って
シートP1の表面に画像形成させた後、前記原稿反転手
段により反転させて搬送排紙させ、シートP1は反転さ
せて前記シート反転収納手段に一時的に収納させ、次回
の循環搬送過程で、シートP2に複写される両面原稿
一方の原稿面を読み取ってシートP2の表面に画像形成
、シートP1に複写される両面原稿の他方の原稿面
読み取ってシートP1の裏面に画像形成させた後、排出
させる制御を両面コピー回数分繰り返し、最終原稿循環
搬送過程で前記初回原稿循環搬送過程と同一の原稿反転
・正転搬送とシート搬送および複写制御を行うものであ
るものである。また、両面原稿/両面コピーモードおよ
び表紙・合紙モードが選択された時は、前記制御手段
は、画像形成動作に先立って、シートP1に複写される
原稿面のある両面原稿はそのまま搬送して排紙させ、シ
ートP2に複写される原稿面のある両面原稿は反転させ
た後、排紙させる制御を行うものである。
【0005】
【作用】両面原稿/両面コピーモードおよび表紙・合紙
モードが選択された時は、前記制御手段は前記原稿自動
循環給送手段による初回原稿循環搬送過程で、シートP
2に複写される両面原稿の一方の原稿面は読み取ること
無くそのまま搬送排紙させ、シートP1に複写される
原稿の一方の原稿面は読み取ってシートP1の表面に
画像形成させた後、前記原稿反転手段により反転させて
搬送排紙させ、シートP1は反転させて前記シート反転
収納手段に一時的に収納させ、次回の循環搬送過程で
ートP2に複写される両面原稿の一方の原稿面を読み
取ってシートP2の表面に画像形成し、シートP1に複
写される両面原稿の他方の原稿面を読み取ってシートP
1の裏面に画像形成させた後、排出させる制御を両面コ
ピー回数分繰り返し、最終原稿循環搬送過程で前記初回
原稿循環搬送過程と同一の原稿反転・正転搬送とシート
搬送および複写制御を行う
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。図1はRDHIIおよびフィニッシャーII
I を具えた実施例に係る複写機全体の概略を示す構成図
である。図1に従って複写機本体Iの構成の概略を説明
する。101はコンタクトガラスであり、この上に原稿
が載置される。複写動作が開始されると原稿はフラッシ
ュランプ102によって前面光照射される。フラッシュ
ランプ102は光照射毎に電荷が蓄えられ、所定のタイ
ミングで放電するランプ電源103によって駆動され
る。原稿からの反射光は第1ミラー104、スルーレン
ズ105、第2ミラー106を経てベルト感光体107
に導かれる。ベルト感光体107は予め帯電器108に
よって一様に帯電されており、原稿からの反射光の照射
によって原画像に応じた潜像が形成される。ベルト感光
体107上の潜像はベルト感光体107の図1で反時計
回り方向の周回移動に伴って移動し、イレーサー109
によって不要部分の電荷が除かれた後、現像器110位
置に到達し、現像されてトナー像となる。トナー像はそ
の後、転写チャージャー111からの放電により、給紙
部から搬送された転写紙に転写される。給紙部には給紙
トレイ112,113,114および両面トレイ124
が具えられていて、これらの何れかのトレイから転写紙
が繰り出され、搬送路115に沿って搬送された後、レ
ジストローラー116により一旦、停止させられ、ベル
ト感光体107上の潜像の移動と同期させて転写位置に
向けて送り出される。転写位置で画像転写された転写紙
は分離チャージャー120によってベルト感光体107
から分離され、搬送ベルト117によって定着器118
に送られ、そこで加熱加圧処理されてトナーが定着され
る。転写紙が分離された後、ベルト感光体107は除電
チャージャー125により除電され、さらに、クリーニ
ング装置126によってベルト感光体107上の残留ト
ナーが除去されて次の複写過程に備えられる。
【0007】転写紙の両面に複写する両面モード選択時
には、両面切替え爪121が両面トレイ124側に切り
替えられ、搬送される転写紙が両面進入路123を経て
両面トレイ124に送り込まれ、そこに一旦、蓄えられ
る。一方、転写紙の片面のみに複写する片面モード選択
時には、両面切替え爪121が排紙口側に切り替えられ
る。排紙口近傍の搬送路には排出切替え爪122が設け
られていて、この排出切替え爪122の切替え動作によ
って搬送される転写紙が本体トレイ119側またはフィ
ニッシャーIII 側に送られる。ところで、ベルト感光体
107は帯状体を繋ぐ継目を有しているので、ベルト感
光体107上に形成される画像形成領域は、この継目を
避けて原稿の大きさ毎にそれぞれ等間隔に形成されるよ
うに決められている。図7はベルト感光体107をその
継目で切断して展開した時のベルト感光体107上の画
像形成領域(セグメント)の配置を示したものである。
図に示すように、一点鎖線で示すA4セグメントは5
個、破線で示すB4セグメントは4個、二点鎖線で示す
A3セグメントは3個の領域が等間隔に形成される。な
お、127は画像の同期を取るための同期マークであ
る。
【0008】図2はRDHIIの内部構成を示す構成図で
ある。原稿束は原稿載置台201上に画像を下向きにし
て載置される。原稿給紙が開始されると、最下部の原稿
が真空吸引ベルト202に吸引されつつ原稿給紙口に送
られる。原稿給紙口に位置する原稿仕切爪215は原稿
給紙に先立ち、一旦、図2で原稿の左上側に引き込まれ
た後、再度、起立することにより先端が原稿束上に接触
する。この状態で給紙された原稿はその後の再起動によ
りターンローラー205および原稿搬送ベルト206で
搬送されてコンタクトガラス101上に送られる。原稿
の連続給紙を行う時は、上述の給紙動作を連続して行う
ことにより、次の原稿を中間搬送路204に送る。コン
タクトガラス101上の原稿読取位置に保持され、読取
動作が終了した原稿は原稿搬送ベルト206と原稿排紙
ローラー208で原稿排紙路209に送られるが、その
後の原稿搬送は原稿の読み取りが片面か両面かによって
異なる。まず、原稿の片面読み取りの場合はコンタクト
ガラス101上の原稿は原稿搬送ベルト206により原
稿排紙路209に導かれ、一旦、原稿排出口側に送られ
てその後端が反転センサー211によって検知される
と、スイッチバックローラー210が逆転し、原稿を逆
走させる。この時には排紙切替爪207が起立してい
て、逆走する原稿を正転排出路213に導く。原稿は正
転排出路213を経て原稿排紙ローラー214により原
稿載置台201の原稿束上に元の原稿と同じ向きで排出
される。次に、原稿の両面読み取りの場合は原稿排紙路
209に導かれた原稿はそのまま反転排出路212に送
られて原稿排出口から排出される。排出され、原稿載置
台201上に堆積された原稿はその表裏が逆になるが、
再給紙され、コンタクトガラス101上で露光された
後、再度、反転排出路212を経て原稿排出口から排出
されると、その表裏が元の状態に戻る。なお、原稿束の
最終原稿が給紙されると、原稿仕切爪215の先端が仕
切爪検知センサー216の検知領域内に落下するので、
原稿束の原稿給紙が全て終了したことを検知できる。
【0009】フィニッシャーIII は反転ユニットとステ
ープルユニットで構成されている。複写機本体Iから排
出された転写紙は用紙受入れ口301から搬入される。
反転切替爪302は反転/非反転信号により動作し、転
写紙を反転する場合は転写紙を反転ユニット303に導
き、反転しない場合は転写紙をそのままステープルユニ
ットへ搬送する。ステープル切替爪304は複写機本体
Iから搬入された転写紙または反転ユニット303で反
転された転写紙をステープルトレイ305側の搬送路
へ、あるいは、フィニッシュトレイ306側の搬送路へ
切り替える。ステープルトレイ305に搬送された転写
紙はコピー枚数分が揃うまで蓄積される。ステープルト
レイ305に最終原稿のコピーが堆積すると、蓄積され
た転写紙束はステープラー307によって綴じられ、リ
フトアップベルト308により搬送されてフィニッシュ
トレイ306上に排出される。片面コピーモードが選択
された時は複写機本体Iで原稿画像が表面に複写された
コピーがそのまま排出されてフィニッシャーIII に搬入
されるので、転写紙は反転ユニット303に導かれ、反
転される。両面コピーモードが選択された時は転写紙の
裏面に原稿画像が複写された後、排出されるので、転写
紙は反転されること無くステープルトレイ305または
フィニッシュトレイ306上に排出される。
【0010】図3は複写機本体Iの上部に設けられた操
作表示部の平面図である。操作表示部は操作部500と
表示部550から成る。操作部500にはモードクリア
/余熱キー501、割り込みキー502、ズーム変倍、
綴じ代の入力を行う時、押されるエンターキー503、
複写動作を開始する時、押されるプリントキー(スター
トキー)504、テンキー505、クリア/ストップキ
ー506、基本操作の説明を表示するガイダンスキー5
07、操作者が頻繁に使用するモードを登録するための
プログラム登録キー508、登録したモードを呼び出す
ためのプログラム呼出キー509が設けられている。モ
ードクリア/余熱キー501はモード選択解消と、押し
続けることにより移行する余熱モード選択の2つのキー
を兼ねており、モードクリアキーを操作すると、選択さ
れたモードは全て標準モードに戻され、複写枚数は1
枚、濃度選択は自動濃度、給紙選択は自動給紙選択、変
倍率は等倍に設定され、両面複写等の特殊モード機能は
全て解除される。余熱キーは交番スイッチになっていて
交互の押下によって複写機は余熱状態、余熱解除状態に
なる。余熱状態では定着器118が低温加熱状態にな
り、また、表示部550の表示灯は余熱ランプを除いて
全て消灯され、電力消費が抑制される。従って、複写動
作中は余熱キーは無効になる。プリントキー504は操
作待機時、緑のLEDが点灯し、操作不受理時は赤のL
EDが点灯するレデイ/ウエイト表示を兼ねている。テ
ンキー505は複写枚数の設定、ズーム変倍および綴じ
代の数値入力の際に使用される。クリア/ストップキー
506はそれぞれ待機中は設定した複写枚数を解除する
時、操作されるクリアキー、複写動作中は複写動作を中
断する時、操作され、その時の複写動作が終了した時に
複写機は稼働を停止するストップキーとして機能する。
【0011】表示部550は液晶表示器(LCD)と、
この表面に配設された接触キーで構成され、機能の表示
を行うと共に機能選択の入力キーとして機能する。図4
は表示部550に表示された表示画面を示したものであ
る。図4を参照して表示部550の表示内容およびその
操作を説明する。図4において、551は案内文表示、
552はセット表示、553は用紙サイズ−残紙量表示
およびトレイ選択キー、554は自動用紙選択キー、5
55は濃度調整キー、556は自動濃度キー、557は
等倍コピーを指定する等倍キー、558,559はそれ
ぞれ定型用紙サイズの拡大および縮小を指定する拡大キ
ーおよび縮小キー、560はズームキー、561は用紙
指定変倍キー、562は両面キー、563は両面モード
詳細表示、564は綴じ代キー、565は綴じ代状態を
表示する綴じ代状態表示、566はシフト機能選択キ
ー、567は1箇所綴じ選択キー、568は2箇所綴じ
選択キーである。案内文表示551は複写機に関する情
報を表示する領域であり、例えば、「コピーできま
す」、「用紙を補給して下さい」等の案内文を表示す
る。用紙サイズ−残紙量表示553は左方より上段トレ
イ、中段トレイ、下段トレイ、大容量トレイの順に各ト
レイに収納されている転写紙のサイズおよび残紙量を表
示する。自動用紙選択キー554が押された時は原稿と
同じ大きさの転写紙を収納したトレイが自動的に給紙ト
レイとして選択される。手動で複写濃度を調整する時は
濃度調整キー555、原稿の地肌濃度に応じて自動的に
複写濃度を調整する時は自動濃度キー556を操作す
る。ズームキー560は64〜142%の間で任意の変
倍率を指定する際に使用される。用紙指定変倍キー56
1は指定した用紙サイズに合わせて原稿の画像を自動的
に拡大縮小する時に使用される。両面キー562は片面
原稿を両面コピーする時、両面原稿を両面コピーする
時、両面原稿を片面コピーする時に押下され、選択され
たモードが両面モード詳細表示563にイラストで詳細
表示される。綴じ代が必要になった時に使用される綴じ
代キー564は21mm以下の幅であればこのキーを指定
することにより、転写紙の左右何れの側にも綴じ代を形
成できる。図6は操作制御部の概要を示すブロック図で
ある。CPU(A) 601はROM602、RAM60
3、割り込みコントローラー604、主制御部との通信
を行う通信ポート605、表示部550を制御するLC
Dコントローラー606、表示メモリ607、表示部5
50のLCDを点灯させるための出力ポート608、接
触キーおよび押下キーの入力を読み込むDMAコントロ
ーラー609と信号の遣り取りを行い、これらを制御す
る。図8は作像給紙制御部の概要を示すブロック図であ
る。CPU(B) 401は出力ポート402、入力ポート
403と信号の遣り取りを行い、入力ポート403に接
続される各種センサーが検知した検知信号および分周器
406から出力されたドラムモーター回転分周信号を受
信して、出力ポート402に接続されるランプ電源10
3、感光体駆動モーター408を駆動制御するモーター
制御回路404、および帯電器108、転写チャージャ
ー111、分離チャージャー120を付勢するパワーパ
ック405を制御する。感光体駆動モーター408には
エンコーダー409が付設されていて、出力ポート40
2から出力される駆動信号によって駆動される感光体駆
動モーター408の回転に応じたパルス信号をモーター
制御回路404および分周器406に出力する。受信し
たこのパルス信号によりモーター制御回路404は感光
体駆動モーター408を等速回転させる。CPU(B) 4
01は分周器406がパルス信号を所定の分周比で分周
して出力したドラムモーター回転分周信号によってベル
ト感光体107の移動量を判定すると共に、ベルト感光
体107の端部に継目から一定の距離に設けられた同期
マーク127を検知するマークセンサー410の検知信
号により、継目を避けた位置に画像形成領域を設定す
る。
【0012】次に、複写シーケンスについて説明する。
操作者が操作部500と表示部550のキーを操作して
所望の処理モードを設定した後、プリントキー504を
押下して複写開始の指示を入力すると、複写機は操作表
示部で設定された処理モードに従って複写プロセスを実
行する。画像形成領域の先端が所定位置に到達すると複
写シーケンス動作が開始され、シーケンス制御用のシー
ケンスカウンター(SQCT)が計数し始める。SQC
Tはドラムモーター回転分周信号を計数し、複写シーケ
ンス動作が終了するとクリアされる。SQCTが計数し
た計数値がCNT1に達した時、出力ポート402から
パワーパック405に駆動信号が出力されて帯電器10
8が付勢され、ベルト感光体107を一様帯電させる。
次に、計数値がCNT2に達すると、出力ポート402
からランプ電源103に充電開始信号が出力されてラン
プ電源103が内蔵するコンデンサーに電荷が蓄えられ
る。計数値がCNT3に達して、コンデンサーに電荷が
蓄えられると、フラッシュ信号が出力されてランプ電源
103からコンデンサーが蓄えた電荷がフラッシュラン
プ102に一気に出力されることにより、フラッシュラ
ンプ102が点灯し、これによって照明されたコンタク
トガラス101上の原稿からの反射光がベルト感光体1
07に導かれて、その表面を露光する。ベルト感光体1
07が回転して画像先端がイレーサー109に到達する
時、即ち、計数値がCNT4に達した時、イレーサー1
09の画像部分が消灯し、画像後端がイレーサー109
に到達して計数値がCNT5に達した時、イレーサー1
09は全点灯することにより、余白部分に対応するベル
ト感光体107上の余分な領域の電荷が消去され、原稿
画像に対応する領域のみに静電潜像が残される。ベルト
感光体107上に形成された静電潜像は現像器110で
現像され、給紙部から搬送された転写紙にトナー像が転
写される。画像転写された転写紙は搬送ベルト117に
よって定着器118に送られ定着される。
【0013】片面コピーまたは表面コピーの場合は給紙
トレイ112,113,114の何れかのトレイから繰
り出された転写紙が、また、裏面コピーの場合は両面ト
レイ124から繰り出された転写紙が転写位置に給送さ
れる。ベルト感光体107上のトナー像の移動と同期を
取って搬送される転写紙はそれが何のトレイから搬送さ
れたものかによって、転写位置への給送タイミングが異
なる。計数値がCNT6に達すると、両面切替え爪12
1が切り替え動作を行う。画像転写された転写紙が両面
トレイ124に送られる場合は両面トレイ124側に切
り替えられ、そうでない場合は排紙口側に切り替えられ
る。計数値がCNT7に達した時、排出切替え爪122
の切替え動作が行われ、搬送される転写紙が本体トレイ
119側またはフィニッシャーIII 側に切り替えられ
る。転写紙が複写機本体から排出されると、複写シーケ
ンス動作が終了する。上述の複写シーケンス動作を画像
形成領域の移動タイミングで次々に実行することにより
複写処理が行われる。通常の複写処理に要する処理速度
は画像形成領域の大きさと転写紙サイズにより決定され
る。即ち、A4サイズの処理速度が最も速く、B4サイ
ズ、A3サイズの順になり、B4サイズの処理速度はA
4サイズの処理速度の4/5、A3サイズの処理速度は
A4サイズの処理速度の3/5である。なお、複写処理
速度は画像形成領域の大きさと転写紙サイズの対応関係
を変えることにより変更することができる。例えば、A
4サイズの転写紙に対してB4サイズの画像形成領域を
使用することにより、複写処理速度をA4サイズの画像
形成領域を用いた場合の4/5に、A3サイズの画像形
成領域を使用することにより、複写処理速度をA4サイ
ズの画像形成領域を用いた場合の3/5に低下させるこ
とができる。
【0014】次に、RDHIIを用いた複写動作について
説明する。図9は3つの異なる複写モードが選択された
場合の原稿と転写紙の対応関係を示した図である。アラ
ビア数字は原稿、ローマ数字は転写紙の順番を表す。ま
ず、(a)に示す片面に画像が形成された原稿(以下、
片面原稿という。両面原稿についても同様)を転写紙の
片面に複写する(以下、片面コピーという。両面コピー
についても同様)場合は原稿束は画像面を下向きにして
RDHIIの原稿載置台201上に載置される。原稿は原
稿束の下側から1枚ずつ取り込まれ、中間搬送路204
を経てコンタクトガラス101上の原稿読取位置に送ら
れる。そこで、一旦、停止して読取動作が行われた後、
原稿は原稿搬送ベルト206に搬送されて原稿載置台2
01上に排出される。なお、次に読み取られる原稿は最
初の原稿の読取動作中に取り込まれ、搬送されるように
タイミング設定されており、これによって原稿交換に要
する時間遅れをできるだけ少なくするようになってい
る。原稿載置台201上の原稿束の搬送および読み取り
が一巡すると、それぞれの原稿に対応したコピーが複写
機本体Iから排出される。N部のコピーを得るにはこの
複写動作をN回繰り返す。次に、(b)に示す片面原稿
を両面コピーする場合は、初めの原稿循環搬送で表面コ
ピーとなる原稿を複写し、複写した転写紙を一旦、両面
トレイ124に次々に収納する。即ち、読取動作が行わ
れる原稿は図9に示すように、(1),(3),(5),…のように
奇数番目に搬送された原稿であり、偶数番目に搬送され
た原稿(2),(4),(6),…は単に循環搬送されるだけであ
る。複数部複写の場合は2回目の原稿循環搬送で、両面
トレイ124に収納されていた転写紙が1つ置きに搬送
され、その裏面に、初回の原稿循環搬送で読取動作が行
われることなく単に循環搬送された偶数番目の原稿(2),
(4),(6),…が複写され、1部の両面コピーが作成され
る。奇数番目に搬送された原稿(1),(3),(5),…はその間
に搬送され、新たに所定の給紙トレイ(112,11
3,114)から給紙された転写紙の表面に複写され、
転写紙は両面トレイ124に次々に収納される。こうし
て、(N+1)回の原稿循環搬送を行ってN部の両面コ
ピーが作成される。図9(b)はN=2の場合を、ま
た、数字の上付バーは両面トレイ124に収納される転
写紙を示している。次に、(c)に示す両面原稿を両面
コピーする場合は、初めの原稿循環搬送で表面コピーと
なる全ての原稿(1),(2),(3),…の表面を転写紙に複写
し、複写した転写紙を一旦、両面トレイ124に次々に
収納する。読み取られた原稿は反転されて原稿載置台2
01上に排出される。2回目の原稿循環搬送で、両面ト
レイ124に収納されていた転写紙の裏面に、全ての原
稿(1),(2),(3),…の裏面を複写し、1部の両面コピーを
作成する。こうして、2N回の原稿循環搬送を行ってN
部の両面コピーが作成される。図9(c)はN=1の場
合を、また、数字の下付バーは原稿の裏面読み取りを示
している。
【0015】本実施例においては表紙または合紙に対応
する用紙を通常の複写に用いる転写紙とは異なる用紙を
用いることができる表紙・合紙モードを選択可能になっ
ている。表紙・合紙モードを使用する場合は、例えば、
給紙トレイ112に表紙用の用紙を収納し、給紙トレイ
113に合紙用の用紙を、さらに、給紙トレイ114に
通常の複写に用いる転写紙を収納して複写動作を実行す
る。また、表紙モードでは原稿束の1枚目の原稿を表紙
用の用紙に複写する表表紙モードと、原稿束の最終原稿
を表紙用の用紙に複写する裏表紙モードが選択可能であ
り、何れも独立して設定できる。合紙モードでは指定さ
れた原稿を合紙用の用紙に複写する。なお、両面コピー
モードが選択されていても、表紙または合紙への複写は
片面コピーとなる。表紙または合紙用の用紙をどの給紙
トレイに収納するかは操作者が任意に選択でき、図5
(b)に示すように、選択された給紙トレイは表示部5
50に表示される。なお、表紙・合紙用の給紙トレイを
選択しないまま表紙・合紙モードを指定した時は、自動
的に最上段の給紙トレイ114が表紙・合紙用の給紙ト
レイに指定されるようになっていて、最上段の給紙トレ
イ114に収納されている転写紙を表紙・合紙用の用紙
と入れ替えて使用することにより、装填操作が容易にな
っている。また、表紙・合紙用の給紙トレイが設定され
ると、当該給紙トレイには通常の複写に用いる転写紙と
は異なる用紙が収納されているものと見做して、自動用
紙選択および無制限の選択対象から除かれ、表紙・合紙
用の用紙が誤って通常の複写に用いる転写紙として使用
されることの無いようになっている。図5(a)はモー
ド選択時の表示部550の表示画面を示したものであ
る。図示の「表紙両面」キーを押下することにより、図
10に示す表紙・合紙モード選択画面が現れる。表紙モ
ードは単にモードキーを選択するだけで良いが、合紙モ
ードでは合紙用の用紙に複写する原稿を指定しなければ
ならない。そこで、合紙モードを選択した時は表示部5
50の表示画面が切り替わり、図11(a)に示す原稿
指定入力画面が現れる。合紙用の用紙に複写する原稿を
指定するには、テンキーを操作して何番目の原稿を合紙
複写用とするかを入力した後、エンターキーを押下して
確認する。図では5枚目と10枚目の原稿を合紙複写用
として指定した場合の例を示している。図11(b)は
排出された表紙および合紙を含むコピーの堆積状態を示
す模式図である。なお、本実施例では合紙複写用として
指定できる原稿枚数は10に設定しているが、もちろ
ん、もっと大きな枚数を設定できるようにしても良い。
入力操作が終了すると、終了キーを押下することにより
モード設定画面に戻り複写動作が可能になる。
【0016】以下、両面コピーモードおよび表紙・合紙
モードが選択された時の動作について実例を下に説明す
る。図12はそれぞれの両面コピーモードにおける表紙
・合紙モードの給紙および複写動作を説明するための図
である。(a)は片面原稿/片面コピー、(b)は片面
原稿/両面コピー、(c)は両面原稿/両面コピーが選
択された場合の例を示している。この例では原稿は12
枚、2部複写で、表表紙を付加し、6枚目の原稿を合紙
用の用紙に複写するように設定する。(a)に示す片面
原稿/片面コピーの場合は、1枚目の原稿を表紙用の用
紙が収納されている給紙トレイから給紙された用紙に複
写し、2,3,…枚目の原稿をそれぞれ、1,2,…枚
目の通常の複写に用いる転写紙に複写し、6枚目の原稿
を合紙用の用紙用紙が収納されている給紙トレイから給
紙された用紙に複写し、7,8,…枚目の原稿をそれぞ
れ、5,6,…枚目の通常の複写に用いる転写紙に複写
する動作を原稿を2回循環させて繰り返す。(b)に示
す片面原稿/両面コピーの場合は1巡目の原稿読取でコ
ピーの表面画像となる(2),(4),(7),(9),(11)の原稿を通
常の転写紙が収納されている給紙トレイから給紙された
転写紙に複写し、一旦、両面トレイ124に次々に収納
する。(3),(5),(6),(8),(10),(12) の原稿は空送りす
る。2回目の原稿循環搬送では、まず、(1) の原稿を表
紙用の用紙が収納されている給紙トレイから給紙された
用紙に複写し、次に、(3),(5),(8),(10),(12) の原稿を
両面トレイ124に収納されていた通常の転写紙の裏面
に複写する。(6) の原稿を合紙用の用紙用紙が収納され
ている給紙トレイから給紙された用紙に複写し、裏面に
複写された(ii)の転写紙に続いて排出する。2回目の原
稿循環搬送により複写された用紙は定着器118を経た
後、搬送路が両面切替え爪121によって排紙口側と両
面トレイ124側に交互に切り替えられる。さらに、排
紙された用紙の表裏を揃えるため、表面のみに複写され
た用紙だけが反転ユニット303で反転された後、排出
される。
【0017】(c)に示す両面原稿/両面コピーの場合
は1巡目の原稿読取で表紙および合紙に複写される(1),
(6) 以外の原稿、即ち、(2) 〜(5) 、(7) 〜(12)の原稿
が搬送され、所定の給紙トレイから給紙された通常の転
写紙の表面に複写される。転写紙は定着器118を経た
後、両面切替え爪121によって両面トレイ124側に
搬送される。(1),(6) の原稿は空送りされ、反転される
こと無く排出される。転写紙に表面画像が複写された
(2) 〜(5) 、(7) 〜(12)の原稿は反転された後、原稿載
置台201上に排出される。従って、原稿載置台201
上に排出された原稿は反転、正転排紙が混在したものと
なる。なお、反転排出路212を経て排出される原稿の
搬送時間より、正転排出路213を経て排出される原稿
の搬送時間が長いので、上述の場合のように、原稿の連
続した反転、正転搬送を行う時は、その間に1サイクル
分の空白時間を設けることにより、原稿搬送の乱れを防
止している。2回目の原稿循環搬送では、まず、(1) の
原稿を表紙用の用紙が収納されている給紙トレイから給
紙された用紙に複写し、反転ユニット303で反転した
後、排出する。次に、反転された(2) 〜(5) の原稿の裏
面を両面トレイ124に収納されていた(i) 〜(iv)の通
常の転写紙の裏面に複写し、正転排紙する。その後、正
転排紙された(6) の原稿を合紙用の用紙用紙が収納され
ている給紙トレイから給紙された用紙に複写し、反転排
紙する。次に、反転された(7) 〜(12)の原稿の裏面を両
面トレイ124に収納されていた(v) 〜(x) の転写紙の
裏面に複写し、正転排紙する。このように、2回の原稿
循環搬送で両面原稿を読み取った両面コピー1部が得ら
れる。複数部の両面コピーを得るには上述の複写動作を
繰り返せば良いが、1部の両面コピーが終了した後の原
稿載置台201上の原稿は反転排紙、正転排紙が混在し
たものとなっているので、最初の原稿搬送での反転搬
送、正転搬送動作を繰り返す必要はない。なお、最終の
原稿循環搬送では(1),(6) の原稿は正転排紙し、これら
以外の原稿は反転排紙することにより、原稿載置台20
1上に排出された原稿の表裏を揃える。
【0018】上述のように、本実施例では両面コピーモ
ードが選択された時は、表面のみに複写された表紙およ
び合紙の用紙と、裏面に複写されることにより両面コピ
ーされた転写紙が連続して排紙されるので、排紙された
用紙の表裏を揃えるため、表紙および合紙の用紙は反転
排紙させ、両面コピーされた転写紙は正転排紙させる。
なお、付設されるフィニッシャーが反転排紙方式の場合
は逆に、表紙および合紙の用紙は正転排紙させ、両面コ
ピーされた転写紙は反転排紙させる。従って、この場合
は表紙および合紙の用紙の排紙が連続しないように制御
する。また、本実施例のように、両面原稿/両面コピー
の場合に、最初の回の原稿循環搬送で表紙および合紙に
複写される原稿と両面原稿は表裏および上下を逆にして
排出させることにより、表面画像が複写された転写紙の
裏面複写サイクルに合わせて表紙および合紙に複写し、
生産性の向上を図っているが、そのための制御動作が複
雑になる。そこで、制御動作を簡略化するためには、作
像動作と表紙・合紙用の原稿反転動作を分離して行うよ
うにすれば良い。図13は制御動作を簡便にした本実施
例の変形例に係る表紙・合紙モード処理の流れ図であ
る。
【0019】図13に従って変形例に係る表紙・合紙モ
ード処理の動作を簡単に説明する。まず、ステップS−
1でプリントキー504が押下されたか否かを判定し、
その結果がYesならば、RDHIIを使用したドキュメ
ントフィーダー(DF)モードか否かを判定する(S−
2)。その結果がYesならば、両面原稿/両面コピー
モードか否かを判定し(S−3)、さらに、表紙・合紙
モードか否かを判定する(S−4)。その結果がYes
ならば、原稿混在処理のルーチンを実行した後(S−
5)、コピー処理のルーチンを実行する(S−6)。次
に、コピー処理が完了したか否かを判定し(S−7)、
その結果がYesならば、排出された原稿の表裏が混在
しているか否かを判定する(S−8)。その結果がYe
sならば、原稿混在処理のルーチンを実行して(S−
9)、このメインルーチンの処理を終了する。図14お
よび図15は原稿混在処理のサブルーチンの処理内容を
示す流れ図である。まず、原稿カウンターの値をクリア
した後(S−10)、原稿カウンターの値を1つ歩進さ
せる(S−11)。次に、原稿が1枚目か否かを判定し
(S−12)、その結果がYesならば、表表紙モード
か否かを判定する(S−13)。判断結果がNoなら
ば、合紙モードか否かを判定する(S−14)。ステッ
プS−12の判断結果がNoならば、それが最終原稿か
否かを判定し(S−15)、その結果がYesならば、
裏表紙モードか否かを判定する(S−16)。判断結果
がNoならば、合紙モードか否かを判定する(S−1
7)。ステップS−13、ステップS−14、ステップ
S−16、またはステップS−17の判断結果がYes
ならば、図15に移って、原稿を反転させる(S−1
8)。次に、原稿反転処理が完了したか否かを判定する
(S−19)。ステップS−14またはステップS−1
7の判断結果がNoならば、図15に移って、原稿を正
転させ(S−20)、原稿正転処理が完了したか否かを
判定する(S−21)。ステップS−19またはステッ
プS−21の判断結果がYesならば、それが最終原稿
か否かを判定し(S−22)、その結果がYesなら
ば、このサブルーチンの処理を終了し、判断結果がNo
ならば、ステップS−11に戻る。このように、本変形
例においては両面原稿/両面コピー、表紙・合紙モード
が選択された時は、複写動作に先立って表紙または合紙
用の原稿のみ反転させる原稿混在処理を施し、その後、
各原稿の反転搬送と転写紙の両面コピーおよび表紙また
は合紙の片面コピーを繰り返し、必要部数の複写処理の
完了の後、再度、表紙または合紙用の原稿のみ反転させ
る原稿混在処理を施して全ての原稿の表裏を元の状態に
戻す。従って、複写動作中は全ての原稿は反転搬送を繰
り返すだけなので、表紙または合紙用の原稿の反転搬送
に伴う原稿の搬送タイミング調整が不要になる。また、
複写動作開始時および複写動作中は本実施例のように原
稿の反転/正転搬送と用紙の両面コピー/片面コピーを
繰り返し、複写動作終了時は本変形例のように、原稿の
表裏を元の状態に戻すための原稿混在処理を施すように
すると紙詰まり対策が容易になる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、両面原稿/両面コピーモードおよび表紙・合
紙モードが選択された時は、前記制御手段は前記原稿自
動循環給送手段による初回原稿循環搬送過程で、シート
P2に複写される両面原稿の一方の原稿面は読み取るこ
と無くそのまま搬送排紙させ、シートP1に複写される
両面原稿の一方の原稿面は読み取ってシートP1の表面
に画像形成させた後、前記原稿反転手段により反転させ
て搬送排紙させ、シートP1は反転させて前記シート反
転収納手段に一時的に収納させ、次回の循環搬送過程
、シートP2に複写される両面原稿の一方の原稿面を
読み取ってシートP2の表面に画像形成し、シートP1
に複写される両面原稿の他方の原稿面を読み取ってシー
トP1の裏面に画像形成させた後、排出させる制御を両
面コピー回数分繰り返し、最終原稿循環搬送過程で前記
初回原稿循環搬送過程と同一の原稿反転・正転搬送とシ
ート搬送および複写制御を行うようにしたので、横給紙
で両面原稿/両面コピーモードを指定して複写作業を行
った時、綴じられ、製本状態になった複写物を捲った時
の見栄えが改善される。請求項2記載の発明によれば、
両面原稿/両面コピーモードおよび表紙・合紙モードが
選択された時は、前記制御手段は両面コピー回数分繰り
返し原稿循環搬送およびシート反転搬送・複写制御を行
った後、初回原稿循環搬送過程と同一の原稿反転・正転
搬送制御を行うようにしたので、搬送中のシート詰まり
対策が容易になる。請求項3記載の発明によれば、シー
トP1に複写される原稿面のある両面原稿とシートP
に複写される原稿面のある両面原稿、または、シートP
1とシートP2の搬送タイミングを、シートP1を収納
したシート収納手段からの給紙か、シートP2を収納し
たシート収納手段からの給紙かによって異ならせるよう
に原稿搬送とシート搬送制御を行うようにしたので、シ
ートP1に複写される原稿面のある両面原稿とシートP
1に複写される原稿面のある両面原稿、または、シート
P1とシートP2が搬送中に紛れてシート詰まりを起こ
すのを防止できる。請求項4記載の発明によれば、両面
原稿/両面コピーモードおよび表紙・合紙モードが選択
された時は、前記制御手段は、画像形成動作に先立っ
、シートPに複写される原稿面のある両面原稿はそ
のまま搬送して排紙させ、シートPに複写される原稿
面のある両面原稿は反転させた後、排紙させる制御を行
うようにしたので、シートPに複写される原稿面のあ
る両面原稿の反転搬送に伴う原稿の搬送タイミング調整
を不要にできると共に、制御手段の構成を簡略化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る複写機全体の概略を示す
構成図
【図2】複写機の上部に設けられたRDHの内部構成を
示す構成図
【図3】複写機本体の上部に設けられた操作表示部の平
面図
【図4】表示部に表示された表示画面を示す説明図
【図5】モード選択時の表示部の表示画面および選択さ
れた給紙トレイを示す表示画面の説明図
【図6】操作制御部の概要を示すブロック図
【図7】展開したベルト感光体の画像形成領域の配置を
示した説明図
【図8】作像給紙制御部の概要を示すブロック図
【図9】3つの異なる複写モードが選択された場合の原
稿と転写紙の対応関係を示した説明図
【図10】表紙・合紙モード選択画面の説明図
【図11】原稿指定入力画面の説明図と表紙および合紙
を含むコピーの堆積状態を示す模式図
【図12】両面コピーモードにおける表紙・合紙モード
の給紙および複写動作の説明図
【図13】本実施例の変形例に係る表紙・合紙モード処
理の流れ図
【図14】原稿混在処理のサブルーチンの処理内容を示
す流れ図
【図15】図14に続く原稿混在処理の内容を示す流れ
【符号の説明】
101 コンタクトガラス 102 フラッシュランプ 107 ベルト感光体 110 現像器 111 転写チャージャー 112,113,114 給紙トレイ 118 定着器 121 両面切替え爪 124 両面トレイ 127 同期マーク 201 原稿載置台 206 原稿搬送ベルト 209 原稿排紙路 213 正転排出路 401 CPU(B) 500 操作部 550 表示部 553 用紙サイズ−残紙量表示およびトレイ選択キー 562 両面キー 563 両面モード詳細表示 601 CPU(A) I 複写機本体 II RDH III フィニッシャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 21/00 G03G 21/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を循環させて自動的に原稿読取位置
    に給送する原稿自動循環給送手段と、 原稿の搬送過程で原稿の表裏を反転させる原稿反転手段
    と、 画像形成されていないシート束を収納するシート収納手
    段と、 該シート収納手段から1枚ずつ繰り出され、表面に画像
    形成されたシートP1を反転させて一時的に収納するシ
    ート反転収納手段と、両面原稿/ 両面コピーモードが選択された時、収納され
    たシートP1を前記シート収納手段から1枚ずつ繰り出
    させ、そのシートP1の表面に画像形成させた後、シー
    トP1を反転させて前記シート反転収納手段に一時的に
    収納させ、その後、前記シート反転収納手段に収納され
    たシートP1を給紙させて、そのシートP1の裏面に画
    像形成させた後、シートP1を排出させると共に、表紙
    ・合紙モードが選択された時、画像形成される全てのシ
    ートP1が画像形成されて排出される前または画像形成
    されて排出された後、あるいは、画像形成されるシート
    P1の搬送動作と次のシートP1の搬送動作の間に、画
    像形成されたシートP1が収納されていた前記シート収
    納手段と異なる前記シート収納手段から収納されたシー
    トP2を給送してそのシートP2の表面に原稿の画像を
    形成させて排出させる制御を行う制御手段を具えた複写
    装置において、両面原稿/ 両面コピーモードおよび表紙・合紙モードが
    選択された時は、 前記制御手段は前記原稿自動循環給送手段による初回原
    稿循環搬送過程で、シートP2に複写される両面原稿
    一方の原稿面は読み取ること無くそのまま搬送排紙さ
    せ、シートP1に複写される両面原稿の一方の原稿面
    読み取ってシートP1の表面に画像形成させた後、前記
    原稿反転手段により反転させて搬送排紙させ、シートP
    1は反転させて前記シート反転収納手段に一時的に収納
    させ、 次回の循環搬送過程で、シートP2に複写される両面
    稿の一方の原稿面を読み取ってシートP2の表面に画像
    形成し、シートP1に複写される両面原稿の他方の原稿
    を読み取ってシートP1の裏面に画像形成させた後、
    排出させる制御を両面コピー回数分繰り返し、 最終原稿循環搬送過程で前記初回原稿循環搬送過程と同
    一の原稿反転・正転搬送とシート搬送および複写制御を
    行うものであることを特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】 両面原稿/両面コピーモードおよび表紙
    ・合紙モードが選択された時は、前記制御手段は両面コ
    ピー回数分繰り返し原稿循環搬送およびシート反転搬送
    ・複写制御を行った後、初回原稿循環搬送過程と同一の
    原稿反転・正転搬送制御を行うものであることを特徴と
    する請求項1記載の複写装置。
  3. 【請求項3】 シートP1に複写される原稿面のある両
    面原稿とシートPに複写される原稿面のある両面原
    稿、または、シートP1とシートP2の搬送タイミング
    、シートP1を収納したシート収納手段からの給紙
    か、シートP2を収納したシート収納手段からの給紙か
    によって異ならせるように原稿搬送とシート搬送制御を
    行うものであることを特徴とする請求項1記載の複写装
    置。
  4. 【請求項4】 原稿を循環させて自動的に原稿読取位置
    に給送する原稿自動循環給送手段と、 原稿の搬送過程で原稿の表裏を反転させる原稿反転手段
    と、 画像形成されていないシート束を収納するシート収納手
    段と、 該シート収納手段から1枚ずつ繰り出され、表面に画像
    形成されたシートP1を反転させて一時的に収納するシ
    ート反転収納手段と、両面原稿/ 両面コピーモードが選択された時、収納され
    たシートP1を前記シート収納手段から1枚ずつ繰り出
    させ、そのシートP1の表面に画像形成させた後、シー
    トP1を反転させて前記シート反転収納手段に一時的に
    収納させ、その後、前記シート反転収納手段に収納され
    たシートP1を給紙させて、そのシートP1の裏面に画
    像形成させた後、シートP1を排出させると共に、表紙
    ・合紙モードが選択された時、画像形成される全てのシ
    ートP1が画像形成されて排出される前または画像形成
    されて排出された後、あるいは、画像形成されるシート
    P1の搬送動作と次のシートP1の搬送動作の間に、画
    像形成されたシートP1が収納されていた前記シート収
    納手段と異なる前記シート収納手段から収納されたシー
    トP2を給送してそのシートP2の表面に原稿の画像を
    形成させて排出させる制御を行う制御手段を具えた複写
    装置において、両面原稿/ 両面コピーモードおよび表紙・合紙モードが
    選択された時は、前記制御手段は、画像形成動作に先立
    って、シートPに複写される原稿面のある両 原稿は
    そのまま搬送して排紙させ、シートPに複写される
    稿面のある両面原稿は反転させた後、排紙させる制御を
    行うものであることを特徴とする複写装置。
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