JP2004196531A - 画像形成装置の後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステープル処理スイッチのON操作による2度のステープルによって生起する用紙束の変形による見栄えの悪化や、針打ち出し部での針詰りなどの諸問題を解消することができる画像形成装置のビンユニットを提供する。
【解決手段】画像形成装置により画像形成された複数の記録用紙を集積して、ステープルによる後処理を施すステープル装置52を備えたビンユニットにおいて、ビンユニット本体の操作部に設けたステープル要求スイッチをON操作する際、記録用紙Pの束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での針を介した微弱電流の抵抗値の変動の有無によって行う判定手段6を設けている。
【選択図】 図2
【解決手段】画像形成装置により画像形成された複数の記録用紙を集積して、ステープルによる後処理を施すステープル装置52を備えたビンユニットにおいて、ビンユニット本体の操作部に設けたステープル要求スイッチをON操作する際、記録用紙Pの束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での針を介した微弱電流の抵抗値の変動の有無によって行う判定手段6を設けている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機などの画像形成装置により画像形成された複数の用紙に対しステープルによる後処理を施す後処理装置に関し、詳しくは、用紙束にステープルによる後処理が既に施されている場合の再ステープルによる2度処理を防止する対策に係わる。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像形成装置の後処理機構は、画像形成された用紙を排紙ローラにより排出する排紙部に設けられ、画像形成装置の画像形成要求時にステープルによる後処理の要求がなされていると、排紙ローラにより排出された用紙を必要枚数重ねて整合した集積状態で、ステープル処理が施されるようになっている。
【0003】
また、装置本体の操作部にステープル要求スイッチを備えた後処理装置もあり、このものでは、画像形成要求時に後処理の要求をしておかなくとも、ステープル処理スイッチをON操作することによって、排紙ローラにより排出された用紙を必要枚数重ねて整合した集積状態で、ステープル処理が施されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平02−38265号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ステープル要求スイッチを備えた後処理装置にあっては、用紙束にステープルによる後処理が既に施されているにも拘わらず、ステープル処理スイッチをON操作してしまった場合に再ステープルによる2度の後処理が行われるおそれがある。このような再ステープルによる2度の後処理が行われると、用紙束が変形して見栄えが悪くなったり、ステープル機構での針詰りなどが招来することになる。
【0006】
その場合、ステープル処理スイッチをON操作する際に、用紙束にステープルによる後処理が既に施されているか否かを判定することができればよいのであるが、このような判定を行える後処理装置は現存せず、ステープル処理スイッチのON操作が操作者による判断に委ねられているのが現状である。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ステープル処理スイッチをON操作する際に用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かを判定し、再ステープルによる2度の後処理によって生起する用紙束の変形による見栄えの悪化や、ステープル機構での針詰りなどの諸問題を解消することができる画像形成装置の後処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明が講じた解決手段は、画像形成装置により画像形成された複数の用紙を集積して、ステープルによる後処理を施す後処理装置を前提とし、装置本体の操作部にステープル要求スイッチを設けている。そして、集積された用紙束に対し後処理を施す後処理部の近傍に、上記ステープル要求スイッチをON操作する際に用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かを針の有無検出により判定する判定手段を設けている。
【0009】
この特定事項により、ステープル要求スイッチをON操作する際、用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が判定手段による針の有無検出により行われるので、用紙束にステープルによる後処理が既に施されているにも拘わらずステープル処理スイッチをON操作してしまうといった、再ステープルによる2度の後処理が確実に防止され、用紙束の変形による見栄えの悪化や、ステープル機構での針詰りなどの諸問題を解消することが可能となる。
【0010】
特に、判定手段を具体的に特定するものとして、以下の構成が掲げられる。
【0011】
つまり、判定手段として、針により導通する電流値により判定する電流判定手段、もしくは針により導通する磁力により判定する磁力判定手段を適用している。
【0012】
この特定事項により、ステープル要求スイッチをON操作する際、用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が針を介して導通する電流値または磁力により行われるので、ステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を精度よく簡単に行うことが可能となる。
【0013】
また、画像形成装置の画像形成要求時に後処理の要求がなされているときに、針の有無検出による判定手段の判定を回避するようにしている。
【0014】
この特定事項により、画像形成装置の画像形成要求時に後処理の要求がなされていれば、針の有無検出による判定手段の判定を行うことなく、画像形成要求時の要求通りにステープルによる後処理が実施されることになり、判定手段による針の有無検出を廃止してステープルによる後処理を迅速に行うことが可能となる。
【0015】
更に、ステープル要求スイッチがON操作されたときに、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段による針の有無検出の結果に基づいて上記ステープル要求スイッチによる後処理の実施を決定するようにしている。
【0016】
この特定事項により、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段による針の有無検出の結果に基づいてステープル要求スイッチによる後処理の実施が決定されるので、ステープル要求スイッチによる2度の後処理をより確実に防止することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
本実施形態では、複写モード、ファクシミリモード及びプリンタモードを備えた複合型デジタル画像形成装置に本発明を適用した場合について説明する。
【0019】
このように、本形態に係る画像形成装置1は、複数の処理モードを備えており、図示しないパーソナルコンピュータ及び電話回線が接続されていて、これらパーソナルコンピュータ及び電話回線に対する画像データ等の送受信が可能となっている。
【0020】
−画像形成装置1の全体構成の説明−
図1は本形態に係る画像形成装置1の内部構成の概略を示している。この図1のように、本画像形成装置1は、スキャナ部2、記録用紙Pへの画像形成を行う画像形成部3及びこの画像形成部3へ記録用紙Pを搬送する用紙搬送機構4を備えている。以下、各部について説明する。
【0021】
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿載置台21と、この原稿載置台21上に原稿を給紙する両面対応自動原稿送り装置(RADF;Recirculating Automatic Document Feeder)22とを備えており、この原稿載置台21上の原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。
【0022】
上記RADF22は、セットされた複数枚の原稿を1枚ずつ原稿載置台21上に自動給紙するための自動給紙トレイ22aを備えている。また、このRADF22は、ユーザの選択に応じて原稿の片面または両面を後述するスキャナユニット23に読み取らせることができるようになっている。具体的には、自動給紙トレイ22a上の原稿を原稿載置台21上に搬送するための搬送経路、原稿の両面をスキャナユニット23に読み取らせるべく原稿を反転させる反転経路を備えている。そして、原稿の片面のみを読み取らせる場合には搬送経路のみを使用する一方、原稿の両面を読み取らせる場合には搬送経路を経て原稿載置台21上に搬送された原稿を反転経路において反転させて原稿載置台21上に再度搬送するようになっている。このため、各経路には搬送経路切り換え手段及び原稿の搬送位置を認識するためのセンサ群(共に図示省略)が設けられている。RADF22の構成については従来より周知であるため詳細な説明は省略する。
【0023】
また、このスキャナ部2は、原稿載置台21上に搬送された原稿の画像を読み取るためのスキャナユニット23を備えている。このスキャナユニット23は、ランプリフレクタアセンブリ24、複数の反射ミラー25a,25b,25c、光学レンズ体26、光電変換素子(CCD)27を備えている。
【0024】
上記ランプリフレクタアセンブリ24は、原稿載置台21上に載置された原稿に対して光を照射するものである。各反射ミラー25a,25b,25cは、図1に二点鎖線で光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、光学レンズ体26に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
【0025】
原稿の画像読み取り動作として、上記原稿載置台21上に原稿が載置されると、ランプリフレクタアセンブリ24及び反射ミラー25aで成る第1走査ユニット23aが原稿載置台21に沿って水平方向に走査して、原稿全体に光を照射する。この際、反射ミラー25b,25cで成る第2走査ユニット23bは上記第1走査ユニット23aに対して所定比率の速度(第1走査ユニット23aに対して半分の速度)で同方向に移動する。そして、上記各反射ミラー25a,25b,25cで反射されて光学レンズ体26を通過した光は光電変換素子27上に結像され、この光電変換素子27において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。そして、このようにして得られた画像データは、図示しない画像処理部へ送信され、ここで各種処理が行われた後、画像メモリ(図示せず)に一旦記憶され、出力指示に応じて画像メモリ内の画像データが読み出されて画像形成部3による画像形成動作に利用される。
【0026】
<画像形成部3の説明>
画像形成部3は、レーザ書き込みユニット31及び電子写真プロセス部32を備えている。レーザ書き込みユニット31は、上記光電変換素子27において変換された原稿画像データやパーソナルコンピュータから送信された画像データ等に基づいたレーザ光を電子写真プロセス部32の感光体ドラム33の表面に照射するものである。具体的には、このレーザ書き込みユニット31は、上記画像データに応じたレーザ光を照射する半導体レーザ光源、このレーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、この等角速度偏向されたレーザ光が感光体ドラム33上で等角速度偏向されるように補正するf−θレンズ等を有している。
【0027】
感光体ドラム33は、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザ書き込みユニット31からのレーザ光が反射ミラー31aで反射されて照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
【0028】
また、電子写真プロセス部32は、上記感光体ドラム33の周囲に、帯電器34、現像器35、転写器36、除電器38、剥離器、クリーニング器37及び定着器39が配置されて成っている。帯電器34は、静電潜像が形成される前の感光体ドラム33の表面を所定の電位に帯電させるようになっている。現像器35は、感光体ドラム33の表面に形成された静電潜像をトナーにより可視像に現像するものである。転写器36は、感光体ドラム33の表面に形成されたトナー像を記録用紙Pに転写するものである。定着器39は、記録用紙Pに転写されたトナー像を加熱により記録用紙P上に定着させるものである。除電器38は、感光体ドラム33の表面の残留電荷を除去するものである。剥離器及びクリーニング器37は、トナー転写後において感光体ドラム33の表面に残留したトナーを除去するようになっている。
【0029】
これにより、記録用紙Pに画像を形成する際には、帯電器34によって感光体ドラム33の表面が所定の電位に帯電され、レーザ書き込みユニット31が画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム33の表面に照射して静電潜像を形成する。その後、現像器35が感光体ドラム33の表面にトナーによる可視像を現像し、用紙搬送機構4から給紙された記録用紙Pに対して、転写器36によってトナー像が転写される。その後、この記録用紙Pは定着器39によって加熱され、トナー像が定着される。一方、感光体ドラム33の表面の残留電荷は除電器38によって除去されると共に、感光体ドラム33の表面に残留したトナーは剥離器及びクリーニング器37によって除去される。これにより、記録用紙Pへの画像形成動作の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の記録用紙P,P,…に対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
【0030】
<用紙搬送機構4の説明>
用紙搬送機構4は、第1、第2及び第3の用紙カセット41,42,43、マルチ手差しトレイ44に収容された記録用紙P,P,…を1枚ずつ搬送して上記画像形成部3による画像形成を行わせると共に、画像形成された記録用紙Pを後処理装置としてのビンユニット5のビン,…へ排出するものである。また、この用紙搬送機構4は、片面に画像形成された記録用紙Pを一旦回収した後に他面に対して画像形成部3による画像形成を行わせるための両面複写ユニット45を備えている。
【0031】
各用紙カセット41,42,43それぞれには異なるサイズの記録用紙P,P,…が収容されており、ユーザが所望するサイズの記録用紙Pが収容されている用紙カセットから記録用紙Pが順次1枚ずつ取り出されて搬送経路40を経て画像形成部3に順次搬送されるようになっている。
【0032】
この用紙搬送機構4の搬送経路40としては、主搬送路46と反転搬送路47とがある。
【0033】
主搬送路46は、一端(記録用紙搬送方向の上流端側)が分岐されて各用紙カセット41,42,43及び手差しトレイ44の排出側にそれぞれ対向していると共に、他端(記録用紙搬送方向の下流端側)が転写器36及び定着器39を経てビン51,…を備えたビンユニット5に対向している。
【0034】
反転搬送路47は、一端(図中の上端)が定着器39の配設位置よりも下流側(図中左側)で主搬送路46に繋がっていると共に、途中部分(図中上下方向の中央部分)が第1及び第2の分岐路47A,47Bに分岐されている。第1分岐路47Aは鉛直下方に延びている。一方、第2分岐路47Bは一端が両面複写ユニット45の搬入側に対向している。
【0035】
主搬送路46と反転搬送路47との接続部分及び反転搬送路47の分岐部分には第1及び第2の分岐爪47a,47bがそれぞれ設けられている。
【0036】
第1分岐爪47aは、反転搬送路47を閉鎖する第1位置と、主搬送路46の排出側を閉塞して、この主搬送路46と反転搬送路47とを連通させる第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この第1分岐爪47aが第1位置にあるときには画像形成部3を経た記録用紙Pがそのままビン51,…へ排紙される。一方、第1分岐爪47aが第2位置にあるときには画像形成部3を経た記録用紙Pが反転搬送路47へ供給されるようになっている。
【0037】
第2分岐爪47bは、反転搬送路47の第1分岐路47Aを開放し且つ第2分岐路47Bを閉鎖する第1位置と、第2分岐路47Bを開放し且つ第1分岐路47Aを閉鎖する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この第2分岐爪47bが第1位置にあるときには反転搬送路47に搬送された記録用紙Pが第1分岐路47Aに導かれてその下端位置まで搬送される。その後、第2分岐爪47bが第2位置となって記録用紙Pの搬送方向が逆転されると、この記録用紙Pが分岐部を経て第2分岐路47Bに搬送されて両面複写ユニット45へ供給されるようになっている。つまり、記録用紙Pが、第1分岐路47A及び第2分岐路47Bを経て両面複写ユニット45へ供給されることにより、この記録用紙Pが画像形成部3に供給された際に上下が反転され、記録用紙Pの裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
【0038】
主搬送路46の上流端(用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44及び両面複写ユニット45の排出側に対向する部分)にはピックアップローラ48が配設されている。また、各ピックアップローラ48の下流側には、取り出された記録用紙Pを主搬送路46に給紙するための複数の給紙ローラ49が配設されている。このピックアップローラ48及び給紙ローラ49の回転により、用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44及び両面複写ユニット45に収容されている記録用紙Pが選択的に1枚ずつ主搬送路46に給紙できるようになっている。
【0039】
また、上述したように本画像形成装置1のビンユニット5としては、上下方向に20段のビン51を備えている。このビンユニット5は、後処理部としてのステープル装置52を内装している。つまり、ビンユニット5の内部には、主搬送路46の下流端と各ビン51とを繋ぐ搬送路が備えられており、記録用紙Pが排紙されるビン51に応じて搬送経路が切り換えられるようになっている。この場合、ビンユニット5は、ソートが行われる際に上下に移動するようになっている。
【0040】
そして、ステープル装置52は、各ビン51に排出された記録用紙Pの束に対しステープルを行うものであり、図2に示すように、記録用紙Pの束の端部に対しステープルするステープル位置(図2に破線で示す位置)と、各ビン51に排出される記録用紙Pと干渉しない画像形成装置1側に後退する退避位置(図2に実線で示す位置)との間で進退移動するように構成されている。ビンユニット本体5a(装置本体)の上面に操作部50が設けられ、この操作部50には、各ビン51に排出された記録用紙Pの束に対するステープルの要求を手動で行うステープル要求スイッチ501が設けられている。この場合、画像形成装置1では、複写モード、ファクシミリモード及びプリンタモードなどの複数の処理モードによる画像形成を行う際、またはパーソナルコンピュータ及び電話回線により受信した画像データに基づいた画像形成を行う際に、ステープル装置52によるステープルの要求を自動的に設定することも可能となっている。
【0041】
また、図3の(a)および(b)にも示すように、ステープル装置52は、針をビン51上の記録用紙Pの束に対し打ち出す針打ち出し部521と、ビン51上の記録用紙Pの束を針打ち出し部521の下方から支える支え台522とを備えている。この支え台522は、略中間部がステープル装置本体52aに回動自在に支持された支持アーム53の一端(図では下端)において略水平状態に保たれるように支持されている。この支持アーム53の他端(図では上端)にはローラ531が回動自在に支持され、このローラ531に対し摺接する略半月状のカム54をステープラモータ55により回動させることによって、ビン51上の記録用紙Pの束を下方から支える支え位置{図3の(b)に示す位置よりも若干回動した位置}まで支え台522が揺動するように構成されている。この場合、図3の(a)に示す位置が支持アーム53のホームポジション位置である。
【0042】
そして、本発明の特徴部分として、ステープル装置52には、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されているか否かを針の有無検出により判定する判定手段6が設けられている。この判定手段6は、ステープル装置52の針打ち出し部521と支え台522とにそれぞれ設けた微弱電流の導通部(図示せず)を備え、ステープル要求スイッチ501をON操作した際にステープラモータ55によりカム54を介して揺動する支持アーム53一端の支え台522と、針打ち出し部521との間での針を介した導通部間の微弱電流の抵抗値の変動によって、針の有無が検出されるようになっている。この場合、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されていれば、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値が変動する一方、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が未だ施されていなければ、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値に変動がなく、その検出結果(抵抗値の変動結果)を制御部(図示せず)に出力することによって判定される。なお、制御部では、ステープル装置52の進退動作及びステープラモータ55の駆動を制御している。
【0043】
次に、ステープル要求スイッチ501のON操作時の制御部による制御の流れを図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0044】
先ず、図4のフローチャートのステップST1において、ステープル要求スイッチ501をON操作した後、ステップST2で、ステープル装置52が退避位置に位置しているか否かを判定し、ステープル装置52が退避位置に位置していないNOの場合には、ステープル装置52が退避位置に後退するまで待機する。
【0045】
次いで、ステップST3において、支持アーム53がホームポジション位置にあるか否かを判定し、支持アーム53がホームポジション位置にないNOの場合には、支持アーム53がホームポジション位置に戻るまで待機する。
【0046】
そして、ステップST4において、ステープルモータ55を駆動させ、ビン51上の記録用紙Pの束を下方から支える支え位置まで支え台522を揺動させる。それから、ステップST5で、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値を検出する。
【0047】
その後、ステップST6において、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値が変動したか否かを判定し、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値が変動したYESの場合には、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されていると判断して制御を終了する。一方、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値の変動がないNOの場合には、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が未だ施されていないと判断し、ステップST7に進んで、ステープルを実施する。
【0048】
また、判定手段6は、画像形成装置1により画像形成を行う際にステープルの要求がなされていれば、針の有無検出による判定が回避されるようになっている。更に、ステープル要求スイッチ501がON操作されたときには、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段6による針の有無検出の結果に基づいて上記ステープル要求スイッチ501による後処理の実施が決定されるようになっている。
【0049】
したがって、上記実施形態では、ステープル要求スイッチ501をON操作する際、記録用紙Pの束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が判定手段6による針の有無検出により行われるので、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されているにも拘わらずステープル処理スイッチ501をON操作してしまうといった、再ステープルによる2度の後処理が確実に防止され、記録用紙Pの束の変形による見栄えの悪化や、針打ち出し部521での針詰りなどの諸問題を解消することができる。
【0050】
しかも、判定手段6は、ステープル要求スイッチをON操作する際、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値の変動の有無によって、記録用紙Pの束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を行うので、ステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を精度よく簡単に行うことができる。
【0051】
また、画像形成装置1により画像形成を行う際にステープルの要求がなされていれば、針の有無検出による判定手段6の判定が回避されるので、画像形成要求時の要求通りにステープルによる後処理が実施されることになり、判定手段6による針の有無検出を廃止してステープルによる後処理を迅速に行うことができる。
【0052】
更に、ステープル要求スイッチ501がON操作されたときには、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段6による針の有無検出の結果に基づいて上記ステープル要求スイッチ501による後処理の実施が決定されるようになっているので、ステープル要求スイッチによる2度の後処理を確実に防止する上で、非常に有利なものとなる。
【0053】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。
【0054】
例えば、上記実施形態では、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値の変動の有無によって記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を行ったが、針打ち出し部と支え台とに針を介して磁力を導通する導通部を設け、この導通部間での磁力の変動によって記録用紙の束にステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が行われるようにしてもよい。この場合、記録用紙の束にステープルによる後処理が既に施されていれば、針打ち出し部と支え台との導通部間での磁力の値に変動はなく、一方、記録用紙の束にステープルによる後処理が未だ施されていなければ、針打ち出し部と支え台との導通部間での磁力の値が減少して大きく変動することから容易に判定される。
【0055】
また、支え台に圧力センサ(感圧抵抗素子)を設け、針打ち出し部に対し記録用紙の束を介して押圧した際の圧力変動によって記録用紙の束にステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が行われるようにしてもよい。この場合、記録用紙の束にステープルによる後処理が既に施されていれば、針打ち出し部に対する支え台の押圧時の圧力変動が急激なものとなり、一方、記録用紙の束にステープルによる後処理が未だ施されていなければ、針打ち出し部に対する支え台の押圧時の圧力変動がなだらかなものとなることから容易に判定される。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、以下のような効果が発揮される。先ず、ステープル要求スイッチをON操作する際、用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を判定手段による針の有無検出により行うことで、再ステープルによる2度の後処理を確実に防止し、用紙束の変形による見栄えの悪化や、ステープル機構での針詰りなどの諸問題を解消することができる。
【0057】
また、ステープル要求スイッチをON操作する際、用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を針を介して導通する電流値または磁力により行うことで、ステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を精度よく簡単に行うことができる。
【0058】
そして、画像形成装置の画像形成要求時に後処理の要求がなされているときに、針の有無検出による判定手段の判定を回避することで、判定手段による針の有無検出を廃止してステープルによる後処理を迅速に行うことができる。
【0059】
更に、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段による針の有無検出の結果に基づいてステープル要求スイッチによる後処理の実施を決定することで、ステープル要求スイッチによる2度の後処理をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る後処理装置を備えた画像形成装置の正面透視図である。
【図2】ステープル装置の正面図である。
【図3】(a)は支持アームがホームポジション位置に位置している状態を示すステープル装置の正面図である。
(b)は支持アームがホームポジション位置から揺動してビン上の記録用紙の束に接する直前状態を示すステープル装置の正面図である。
【図4】ステープル要求スイッチのON操作時の制御部による制御の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置
5 ビンユニット(後処理装置)
5a ビンユニット本体(装置本体)
50 操作部
501 ステープル要求スイッチ
52 ステープル装置(後処理部)
6 判定手段
P 記録用紙(用紙)
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機などの画像形成装置により画像形成された複数の用紙に対しステープルによる後処理を施す後処理装置に関し、詳しくは、用紙束にステープルによる後処理が既に施されている場合の再ステープルによる2度処理を防止する対策に係わる。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像形成装置の後処理機構は、画像形成された用紙を排紙ローラにより排出する排紙部に設けられ、画像形成装置の画像形成要求時にステープルによる後処理の要求がなされていると、排紙ローラにより排出された用紙を必要枚数重ねて整合した集積状態で、ステープル処理が施されるようになっている。
【0003】
また、装置本体の操作部にステープル要求スイッチを備えた後処理装置もあり、このものでは、画像形成要求時に後処理の要求をしておかなくとも、ステープル処理スイッチをON操作することによって、排紙ローラにより排出された用紙を必要枚数重ねて整合した集積状態で、ステープル処理が施されるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平02−38265号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ステープル要求スイッチを備えた後処理装置にあっては、用紙束にステープルによる後処理が既に施されているにも拘わらず、ステープル処理スイッチをON操作してしまった場合に再ステープルによる2度の後処理が行われるおそれがある。このような再ステープルによる2度の後処理が行われると、用紙束が変形して見栄えが悪くなったり、ステープル機構での針詰りなどが招来することになる。
【0006】
その場合、ステープル処理スイッチをON操作する際に、用紙束にステープルによる後処理が既に施されているか否かを判定することができればよいのであるが、このような判定を行える後処理装置は現存せず、ステープル処理スイッチのON操作が操作者による判断に委ねられているのが現状である。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ステープル処理スイッチをON操作する際に用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かを判定し、再ステープルによる2度の後処理によって生起する用紙束の変形による見栄えの悪化や、ステープル機構での針詰りなどの諸問題を解消することができる画像形成装置の後処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明が講じた解決手段は、画像形成装置により画像形成された複数の用紙を集積して、ステープルによる後処理を施す後処理装置を前提とし、装置本体の操作部にステープル要求スイッチを設けている。そして、集積された用紙束に対し後処理を施す後処理部の近傍に、上記ステープル要求スイッチをON操作する際に用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かを針の有無検出により判定する判定手段を設けている。
【0009】
この特定事項により、ステープル要求スイッチをON操作する際、用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が判定手段による針の有無検出により行われるので、用紙束にステープルによる後処理が既に施されているにも拘わらずステープル処理スイッチをON操作してしまうといった、再ステープルによる2度の後処理が確実に防止され、用紙束の変形による見栄えの悪化や、ステープル機構での針詰りなどの諸問題を解消することが可能となる。
【0010】
特に、判定手段を具体的に特定するものとして、以下の構成が掲げられる。
【0011】
つまり、判定手段として、針により導通する電流値により判定する電流判定手段、もしくは針により導通する磁力により判定する磁力判定手段を適用している。
【0012】
この特定事項により、ステープル要求スイッチをON操作する際、用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が針を介して導通する電流値または磁力により行われるので、ステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を精度よく簡単に行うことが可能となる。
【0013】
また、画像形成装置の画像形成要求時に後処理の要求がなされているときに、針の有無検出による判定手段の判定を回避するようにしている。
【0014】
この特定事項により、画像形成装置の画像形成要求時に後処理の要求がなされていれば、針の有無検出による判定手段の判定を行うことなく、画像形成要求時の要求通りにステープルによる後処理が実施されることになり、判定手段による針の有無検出を廃止してステープルによる後処理を迅速に行うことが可能となる。
【0015】
更に、ステープル要求スイッチがON操作されたときに、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段による針の有無検出の結果に基づいて上記ステープル要求スイッチによる後処理の実施を決定するようにしている。
【0016】
この特定事項により、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段による針の有無検出の結果に基づいてステープル要求スイッチによる後処理の実施が決定されるので、ステープル要求スイッチによる2度の後処理をより確実に防止することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
本実施形態では、複写モード、ファクシミリモード及びプリンタモードを備えた複合型デジタル画像形成装置に本発明を適用した場合について説明する。
【0019】
このように、本形態に係る画像形成装置1は、複数の処理モードを備えており、図示しないパーソナルコンピュータ及び電話回線が接続されていて、これらパーソナルコンピュータ及び電話回線に対する画像データ等の送受信が可能となっている。
【0020】
−画像形成装置1の全体構成の説明−
図1は本形態に係る画像形成装置1の内部構成の概略を示している。この図1のように、本画像形成装置1は、スキャナ部2、記録用紙Pへの画像形成を行う画像形成部3及びこの画像形成部3へ記録用紙Pを搬送する用紙搬送機構4を備えている。以下、各部について説明する。
【0021】
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿載置台21と、この原稿載置台21上に原稿を給紙する両面対応自動原稿送り装置(RADF;Recirculating Automatic Document Feeder)22とを備えており、この原稿載置台21上の原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。
【0022】
上記RADF22は、セットされた複数枚の原稿を1枚ずつ原稿載置台21上に自動給紙するための自動給紙トレイ22aを備えている。また、このRADF22は、ユーザの選択に応じて原稿の片面または両面を後述するスキャナユニット23に読み取らせることができるようになっている。具体的には、自動給紙トレイ22a上の原稿を原稿載置台21上に搬送するための搬送経路、原稿の両面をスキャナユニット23に読み取らせるべく原稿を反転させる反転経路を備えている。そして、原稿の片面のみを読み取らせる場合には搬送経路のみを使用する一方、原稿の両面を読み取らせる場合には搬送経路を経て原稿載置台21上に搬送された原稿を反転経路において反転させて原稿載置台21上に再度搬送するようになっている。このため、各経路には搬送経路切り換え手段及び原稿の搬送位置を認識するためのセンサ群(共に図示省略)が設けられている。RADF22の構成については従来より周知であるため詳細な説明は省略する。
【0023】
また、このスキャナ部2は、原稿載置台21上に搬送された原稿の画像を読み取るためのスキャナユニット23を備えている。このスキャナユニット23は、ランプリフレクタアセンブリ24、複数の反射ミラー25a,25b,25c、光学レンズ体26、光電変換素子(CCD)27を備えている。
【0024】
上記ランプリフレクタアセンブリ24は、原稿載置台21上に載置された原稿に対して光を照射するものである。各反射ミラー25a,25b,25cは、図1に二点鎖線で光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、光学レンズ体26に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
【0025】
原稿の画像読み取り動作として、上記原稿載置台21上に原稿が載置されると、ランプリフレクタアセンブリ24及び反射ミラー25aで成る第1走査ユニット23aが原稿載置台21に沿って水平方向に走査して、原稿全体に光を照射する。この際、反射ミラー25b,25cで成る第2走査ユニット23bは上記第1走査ユニット23aに対して所定比率の速度(第1走査ユニット23aに対して半分の速度)で同方向に移動する。そして、上記各反射ミラー25a,25b,25cで反射されて光学レンズ体26を通過した光は光電変換素子27上に結像され、この光電変換素子27において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。そして、このようにして得られた画像データは、図示しない画像処理部へ送信され、ここで各種処理が行われた後、画像メモリ(図示せず)に一旦記憶され、出力指示に応じて画像メモリ内の画像データが読み出されて画像形成部3による画像形成動作に利用される。
【0026】
<画像形成部3の説明>
画像形成部3は、レーザ書き込みユニット31及び電子写真プロセス部32を備えている。レーザ書き込みユニット31は、上記光電変換素子27において変換された原稿画像データやパーソナルコンピュータから送信された画像データ等に基づいたレーザ光を電子写真プロセス部32の感光体ドラム33の表面に照射するものである。具体的には、このレーザ書き込みユニット31は、上記画像データに応じたレーザ光を照射する半導体レーザ光源、このレーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、この等角速度偏向されたレーザ光が感光体ドラム33上で等角速度偏向されるように補正するf−θレンズ等を有している。
【0027】
感光体ドラム33は、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザ書き込みユニット31からのレーザ光が反射ミラー31aで反射されて照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
【0028】
また、電子写真プロセス部32は、上記感光体ドラム33の周囲に、帯電器34、現像器35、転写器36、除電器38、剥離器、クリーニング器37及び定着器39が配置されて成っている。帯電器34は、静電潜像が形成される前の感光体ドラム33の表面を所定の電位に帯電させるようになっている。現像器35は、感光体ドラム33の表面に形成された静電潜像をトナーにより可視像に現像するものである。転写器36は、感光体ドラム33の表面に形成されたトナー像を記録用紙Pに転写するものである。定着器39は、記録用紙Pに転写されたトナー像を加熱により記録用紙P上に定着させるものである。除電器38は、感光体ドラム33の表面の残留電荷を除去するものである。剥離器及びクリーニング器37は、トナー転写後において感光体ドラム33の表面に残留したトナーを除去するようになっている。
【0029】
これにより、記録用紙Pに画像を形成する際には、帯電器34によって感光体ドラム33の表面が所定の電位に帯電され、レーザ書き込みユニット31が画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム33の表面に照射して静電潜像を形成する。その後、現像器35が感光体ドラム33の表面にトナーによる可視像を現像し、用紙搬送機構4から給紙された記録用紙Pに対して、転写器36によってトナー像が転写される。その後、この記録用紙Pは定着器39によって加熱され、トナー像が定着される。一方、感光体ドラム33の表面の残留電荷は除電器38によって除去されると共に、感光体ドラム33の表面に残留したトナーは剥離器及びクリーニング器37によって除去される。これにより、記録用紙Pへの画像形成動作の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の記録用紙P,P,…に対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
【0030】
<用紙搬送機構4の説明>
用紙搬送機構4は、第1、第2及び第3の用紙カセット41,42,43、マルチ手差しトレイ44に収容された記録用紙P,P,…を1枚ずつ搬送して上記画像形成部3による画像形成を行わせると共に、画像形成された記録用紙Pを後処理装置としてのビンユニット5のビン,…へ排出するものである。また、この用紙搬送機構4は、片面に画像形成された記録用紙Pを一旦回収した後に他面に対して画像形成部3による画像形成を行わせるための両面複写ユニット45を備えている。
【0031】
各用紙カセット41,42,43それぞれには異なるサイズの記録用紙P,P,…が収容されており、ユーザが所望するサイズの記録用紙Pが収容されている用紙カセットから記録用紙Pが順次1枚ずつ取り出されて搬送経路40を経て画像形成部3に順次搬送されるようになっている。
【0032】
この用紙搬送機構4の搬送経路40としては、主搬送路46と反転搬送路47とがある。
【0033】
主搬送路46は、一端(記録用紙搬送方向の上流端側)が分岐されて各用紙カセット41,42,43及び手差しトレイ44の排出側にそれぞれ対向していると共に、他端(記録用紙搬送方向の下流端側)が転写器36及び定着器39を経てビン51,…を備えたビンユニット5に対向している。
【0034】
反転搬送路47は、一端(図中の上端)が定着器39の配設位置よりも下流側(図中左側)で主搬送路46に繋がっていると共に、途中部分(図中上下方向の中央部分)が第1及び第2の分岐路47A,47Bに分岐されている。第1分岐路47Aは鉛直下方に延びている。一方、第2分岐路47Bは一端が両面複写ユニット45の搬入側に対向している。
【0035】
主搬送路46と反転搬送路47との接続部分及び反転搬送路47の分岐部分には第1及び第2の分岐爪47a,47bがそれぞれ設けられている。
【0036】
第1分岐爪47aは、反転搬送路47を閉鎖する第1位置と、主搬送路46の排出側を閉塞して、この主搬送路46と反転搬送路47とを連通させる第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この第1分岐爪47aが第1位置にあるときには画像形成部3を経た記録用紙Pがそのままビン51,…へ排紙される。一方、第1分岐爪47aが第2位置にあるときには画像形成部3を経た記録用紙Pが反転搬送路47へ供給されるようになっている。
【0037】
第2分岐爪47bは、反転搬送路47の第1分岐路47Aを開放し且つ第2分岐路47Bを閉鎖する第1位置と、第2分岐路47Bを開放し且つ第1分岐路47Aを閉鎖する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この第2分岐爪47bが第1位置にあるときには反転搬送路47に搬送された記録用紙Pが第1分岐路47Aに導かれてその下端位置まで搬送される。その後、第2分岐爪47bが第2位置となって記録用紙Pの搬送方向が逆転されると、この記録用紙Pが分岐部を経て第2分岐路47Bに搬送されて両面複写ユニット45へ供給されるようになっている。つまり、記録用紙Pが、第1分岐路47A及び第2分岐路47Bを経て両面複写ユニット45へ供給されることにより、この記録用紙Pが画像形成部3に供給された際に上下が反転され、記録用紙Pの裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
【0038】
主搬送路46の上流端(用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44及び両面複写ユニット45の排出側に対向する部分)にはピックアップローラ48が配設されている。また、各ピックアップローラ48の下流側には、取り出された記録用紙Pを主搬送路46に給紙するための複数の給紙ローラ49が配設されている。このピックアップローラ48及び給紙ローラ49の回転により、用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44及び両面複写ユニット45に収容されている記録用紙Pが選択的に1枚ずつ主搬送路46に給紙できるようになっている。
【0039】
また、上述したように本画像形成装置1のビンユニット5としては、上下方向に20段のビン51を備えている。このビンユニット5は、後処理部としてのステープル装置52を内装している。つまり、ビンユニット5の内部には、主搬送路46の下流端と各ビン51とを繋ぐ搬送路が備えられており、記録用紙Pが排紙されるビン51に応じて搬送経路が切り換えられるようになっている。この場合、ビンユニット5は、ソートが行われる際に上下に移動するようになっている。
【0040】
そして、ステープル装置52は、各ビン51に排出された記録用紙Pの束に対しステープルを行うものであり、図2に示すように、記録用紙Pの束の端部に対しステープルするステープル位置(図2に破線で示す位置)と、各ビン51に排出される記録用紙Pと干渉しない画像形成装置1側に後退する退避位置(図2に実線で示す位置)との間で進退移動するように構成されている。ビンユニット本体5a(装置本体)の上面に操作部50が設けられ、この操作部50には、各ビン51に排出された記録用紙Pの束に対するステープルの要求を手動で行うステープル要求スイッチ501が設けられている。この場合、画像形成装置1では、複写モード、ファクシミリモード及びプリンタモードなどの複数の処理モードによる画像形成を行う際、またはパーソナルコンピュータ及び電話回線により受信した画像データに基づいた画像形成を行う際に、ステープル装置52によるステープルの要求を自動的に設定することも可能となっている。
【0041】
また、図3の(a)および(b)にも示すように、ステープル装置52は、針をビン51上の記録用紙Pの束に対し打ち出す針打ち出し部521と、ビン51上の記録用紙Pの束を針打ち出し部521の下方から支える支え台522とを備えている。この支え台522は、略中間部がステープル装置本体52aに回動自在に支持された支持アーム53の一端(図では下端)において略水平状態に保たれるように支持されている。この支持アーム53の他端(図では上端)にはローラ531が回動自在に支持され、このローラ531に対し摺接する略半月状のカム54をステープラモータ55により回動させることによって、ビン51上の記録用紙Pの束を下方から支える支え位置{図3の(b)に示す位置よりも若干回動した位置}まで支え台522が揺動するように構成されている。この場合、図3の(a)に示す位置が支持アーム53のホームポジション位置である。
【0042】
そして、本発明の特徴部分として、ステープル装置52には、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されているか否かを針の有無検出により判定する判定手段6が設けられている。この判定手段6は、ステープル装置52の針打ち出し部521と支え台522とにそれぞれ設けた微弱電流の導通部(図示せず)を備え、ステープル要求スイッチ501をON操作した際にステープラモータ55によりカム54を介して揺動する支持アーム53一端の支え台522と、針打ち出し部521との間での針を介した導通部間の微弱電流の抵抗値の変動によって、針の有無が検出されるようになっている。この場合、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されていれば、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値が変動する一方、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が未だ施されていなければ、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値に変動がなく、その検出結果(抵抗値の変動結果)を制御部(図示せず)に出力することによって判定される。なお、制御部では、ステープル装置52の進退動作及びステープラモータ55の駆動を制御している。
【0043】
次に、ステープル要求スイッチ501のON操作時の制御部による制御の流れを図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0044】
先ず、図4のフローチャートのステップST1において、ステープル要求スイッチ501をON操作した後、ステップST2で、ステープル装置52が退避位置に位置しているか否かを判定し、ステープル装置52が退避位置に位置していないNOの場合には、ステープル装置52が退避位置に後退するまで待機する。
【0045】
次いで、ステップST3において、支持アーム53がホームポジション位置にあるか否かを判定し、支持アーム53がホームポジション位置にないNOの場合には、支持アーム53がホームポジション位置に戻るまで待機する。
【0046】
そして、ステップST4において、ステープルモータ55を駆動させ、ビン51上の記録用紙Pの束を下方から支える支え位置まで支え台522を揺動させる。それから、ステップST5で、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値を検出する。
【0047】
その後、ステップST6において、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値が変動したか否かを判定し、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値が変動したYESの場合には、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されていると判断して制御を終了する。一方、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値の変動がないNOの場合には、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が未だ施されていないと判断し、ステップST7に進んで、ステープルを実施する。
【0048】
また、判定手段6は、画像形成装置1により画像形成を行う際にステープルの要求がなされていれば、針の有無検出による判定が回避されるようになっている。更に、ステープル要求スイッチ501がON操作されたときには、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段6による針の有無検出の結果に基づいて上記ステープル要求スイッチ501による後処理の実施が決定されるようになっている。
【0049】
したがって、上記実施形態では、ステープル要求スイッチ501をON操作する際、記録用紙Pの束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が判定手段6による針の有無検出により行われるので、記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されているにも拘わらずステープル処理スイッチ501をON操作してしまうといった、再ステープルによる2度の後処理が確実に防止され、記録用紙Pの束の変形による見栄えの悪化や、針打ち出し部521での針詰りなどの諸問題を解消することができる。
【0050】
しかも、判定手段6は、ステープル要求スイッチをON操作する際、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値の変動の有無によって、記録用紙Pの束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を行うので、ステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を精度よく簡単に行うことができる。
【0051】
また、画像形成装置1により画像形成を行う際にステープルの要求がなされていれば、針の有無検出による判定手段6の判定が回避されるので、画像形成要求時の要求通りにステープルによる後処理が実施されることになり、判定手段6による針の有無検出を廃止してステープルによる後処理を迅速に行うことができる。
【0052】
更に、ステープル要求スイッチ501がON操作されたときには、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段6による針の有無検出の結果に基づいて上記ステープル要求スイッチ501による後処理の実施が決定されるようになっているので、ステープル要求スイッチによる2度の後処理を確実に防止する上で、非常に有利なものとなる。
【0053】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。
【0054】
例えば、上記実施形態では、針打ち出し部521と支え台522との導通部間での微弱電流の抵抗値の変動の有無によって記録用紙Pの束にステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を行ったが、針打ち出し部と支え台とに針を介して磁力を導通する導通部を設け、この導通部間での磁力の変動によって記録用紙の束にステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が行われるようにしてもよい。この場合、記録用紙の束にステープルによる後処理が既に施されていれば、針打ち出し部と支え台との導通部間での磁力の値に変動はなく、一方、記録用紙の束にステープルによる後処理が未だ施されていなければ、針打ち出し部と支え台との導通部間での磁力の値が減少して大きく変動することから容易に判定される。
【0055】
また、支え台に圧力センサ(感圧抵抗素子)を設け、針打ち出し部に対し記録用紙の束を介して押圧した際の圧力変動によって記録用紙の束にステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定が行われるようにしてもよい。この場合、記録用紙の束にステープルによる後処理が既に施されていれば、針打ち出し部に対する支え台の押圧時の圧力変動が急激なものとなり、一方、記録用紙の束にステープルによる後処理が未だ施されていなければ、針打ち出し部に対する支え台の押圧時の圧力変動がなだらかなものとなることから容易に判定される。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、以下のような効果が発揮される。先ず、ステープル要求スイッチをON操作する際、用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を判定手段による針の有無検出により行うことで、再ステープルによる2度の後処理を確実に防止し、用紙束の変形による見栄えの悪化や、ステープル機構での針詰りなどの諸問題を解消することができる。
【0057】
また、ステープル要求スイッチをON操作する際、用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を針を介して導通する電流値または磁力により行うことで、ステープルによる後処理が既に施されているか否かの判定を精度よく簡単に行うことができる。
【0058】
そして、画像形成装置の画像形成要求時に後処理の要求がなされているときに、針の有無検出による判定手段の判定を回避することで、判定手段による針の有無検出を廃止してステープルによる後処理を迅速に行うことができる。
【0059】
更に、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段による針の有無検出の結果に基づいてステープル要求スイッチによる後処理の実施を決定することで、ステープル要求スイッチによる2度の後処理をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る後処理装置を備えた画像形成装置の正面透視図である。
【図2】ステープル装置の正面図である。
【図3】(a)は支持アームがホームポジション位置に位置している状態を示すステープル装置の正面図である。
(b)は支持アームがホームポジション位置から揺動してビン上の記録用紙の束に接する直前状態を示すステープル装置の正面図である。
【図4】ステープル要求スイッチのON操作時の制御部による制御の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置
5 ビンユニット(後処理装置)
5a ビンユニット本体(装置本体)
50 操作部
501 ステープル要求スイッチ
52 ステープル装置(後処理部)
6 判定手段
P 記録用紙(用紙)
Claims (4)
- 画像形成装置により画像形成された複数の用紙を集積して、ステープルによる後処理を施す後処理装置において、
装置本体の操作部にはステープル要求スイッチが設けられ、
集積された用紙束に対し後処理を施す後処理部の近傍には、上記ステープル要求スイッチをON操作する際に用紙束に対しステープルによる後処理が既に施されているか否かを針の有無検出により判定する判定手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置の後処理装置。 - 上記請求項1に記載の画像形成装置の後処理装置において、判定手段としては、針により導通する電流値により判定する電流判定手段、もしくは針により導通する磁力により判定する磁力判定手段が適用されていることを特徴とする画像形成装置の後処理装置。
- 上記請求項1に記載の画像形成装置の後処理装置において、判定手段は、画像形成装置の画像形成要求時に後処理の要求がなされているときに、針の有無検出による判定が回避されるようになっていることを特徴とする画像形成装置の後処理装置。
- 上記請求項1に記載の画像形成装置の後処理装置において、ステープル要求スイッチがON操作されたときには、ステープルによる後処理を施す直前に判定された判定手段による針の有無検出の結果に基づいて上記ステープル要求スイッチによる後処理の実施が決定されるようになっていることを特徴とする画像形成装置の後処理装置。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002370400A Pending JP2004196531A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 画像形成装置の後処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004196531A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007320049A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成システム |
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-
2002
- 2002-12-20 JP JP2002370400A patent/JP2004196531A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007320049A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成システム |
JP4569522B2 (ja) * | 2006-05-30 | 2010-10-27 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成システム |
CN102849513A (zh) * | 2011-06-28 | 2013-01-02 | 佳能株式会社 | 检测订书钉的薄片处理设备以及图像形成设备 |
CN102849513B (zh) * | 2011-06-28 | 2016-01-20 | 佳能株式会社 | 检测订书钉的薄片处理设备以及图像形成设备 |
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