JP2005221573A - 画像形成装置 - Google Patents

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一幸 大西
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Abstract

【課題】簡単かつコンパクトな構成で記録用紙の第1面の第1面用画像と第2面の第2面用画像とを一致させることができる複写機を提供する。
【解決手段】感光体ドラム33の転写ポイントGよりも記録用紙搬送方向上流側にあるレジストローラ10,10の上流側に、記録用紙Pの端部位置を検出するラインセンサ11を設ける。そして、両面コピーする場合に、ラインセンサによる記録用紙の第1面Paに画像を形成するときの第1面の左側端位置および後端位置の位置情報、並びに第2面Pbに画像を形成するときの第2面の左側端位置の位置情報に基づいて、感光体ドラム上への第2面用画像の形成条件のみを補正し、第1面用画像に対し第2面用画像を合致させるように感光体ドラム上に第2面用画像を形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、プリンタ、複写装置などの電子写真方式の画像形成装置に関し、詳しくは、画像データに基づいて像担持体上に形成した画像をシートの第1面および第2面に転写する両面転写可能なものにおいてその両面の画像を一致させる対策に係わる。
一般に、プリンタや複写装置などの画像形成装置では、操作者によりセットされた原稿を読取装置で読み取って得られた画像データや、外部のPC(パーソナル・コンピュータ)等により作成された画像データを入力し、画像形成部の書き込み手段にて入力された画像データに基づいて画像形成を行っている。
このような画像形成装置に電子写真方式を採用したものとしては、像担持体上に入力された画像データに基づいて静電潜像を作成した後、その静電潜像を顕像化手段である現像装置にて現像し、現像剤像が象担持体上に形成され、この像担持体上に形成された現像剤像を給紙トレイから搬送されてくるシートの第1面に転写した後、定着装置にて熱と圧力で現像剤像を溶融し、シートの第1面上に現像剤像を定着させることが行われる。
そして、シートの両面に画像を形成する場合には、第1面上に現像剤像が転写されてから定着装置により定着されたシートを反転搬送手段に導きスイッチバックさせて両面画像形成のための再給紙トレイ(両面トレイ)に送られ、この再給紙トレイより表裏反転されて前後逆転した状態で搬送されてくるシートの第2面(第1面とは逆の面)に、像担持体上に入力された画像データに基づいて作成された現像剤像が転写され、再び定着装置にて定着されて画像形成装置の外部に排出されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、上記従来の電子写真方式の画像形成装置では、最初にシートが収容されていた給紙トレイからと、第1面に現像剤像が転写され定着された後に収容される再給紙トレイ(両面トレイ)からとは画像形成部にシートを搬送する搬送パスが大きく異なるためにシートの搬送位置が異なってしまうおそれがあり、これでは、シートの第1面と第2面とに転写される画像(現像剤像)の転写ポイントがズレてしまうことになる。このズレは、シートの第1面および第2面(両面)に画像を複数形成しそれらを切り離す、例えば双方の面に画像を有するカード類を製作する場合に、双方の面の画像同士にズレが発生していると、一方の面の画像が欠けてしまい見苦しい低品質のカードになってしまう。
そこで、シートに対する画像の転写ポイントをシートの第1面に対する画像の転写ポイントと第2面に対する画像の転写ポイントとが同じ位置になるようにシートを搬送することが行われている。
また、像担持体上に形成された画像をシート上に転写する転写ポイントよりもシート搬送方向上流側に、シートの前端を当接させてそのシートの位置を調整するレジスト手段を設けるとともに、このレジスト手段よりもシート搬送方向下流側に、上記転写ポイントに向けて搬送されるシートの端部位置を検出する検出手段を設け、シートの第1面に画像を転写するときにシートに対して正しい位置になるようにシートの端部位置を検出し第1面への画像の転写ポイントを補正して画像形成を行い、第2面についても同様に補正して画像形成を行うようにすることが行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開平4−45071号公報 特開平10−319674号公報
しかしながら、第1面および第2面への画像の転写ポイントを同じ位置になるようにシートを搬送する上記前者のものでは、シートの搬送位置にズレがないように搬送する機構自体が非常に難しく複雑な機構となり、実用性には不向きである。
これに対し、レジスト手段および検出手段を備えた上記後者のものでは、シートの端部位置の検出を完了してから像担持体に画像を書き込む動作を開始しなければならないにも拘わらず、レジスト手段よりもシート搬送方向下流側に検出手段が設けられているため、検出手段によるシートの端部位置の検出ポイントから転写ポイントまでの距離を十分に確保しなければならず、画像形成装置がかなり大型化してしまうことになる。しかも、検出手段によるシートの端部位置の検出ポイントから転写ポイントまでの距離が長くなると、レジスト手段でタイミングを計ってシートを搬送し始めたあとで検出されるシートの端部位置に基づいて像担持体に書き込まれる画像を転写ポイントで位置合わせするのが非常に難しいものとなり、シートの第1面の画像と第2面の画像とを一致させるのが非常に困難なものとなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単かつコンパクトな構成でシートの第1面の画像と第2面の画像とを一致させることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明が講じた解決手段は、入力される画像データに基づいて像担持体上に第1面用画像を形成し、この第1面用画像を搬送されてくるシートの第1面に転写して該シートの第1面上に第1面用画像を形成するとともに、入力される画像データに基づいて像担持体上に第2面用画像を形成し、上記第1面用画像が形成されたシートを反転させて前後逆転した状態で搬送されてくるシートの第2面上に上記像担持体上の第2面用画像を転写して該シートの第2面上に第2面用画像を形成する画像形成装置を前提としている。そして、上記像担持体上に形成された画像をシート上に転写する転写ポイントよりもシート搬送方向上流側に設けられ、シートの前端を当接させてそのシートの位置を調整するレジスト手段と、このレジスト手段よりもシート搬送方向上流側に設けられ、上記転写ポイントに向けて搬送されるシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および第1面の後端位置を検出する検出手段と、この検出手段によるシートの第1面に対する画像形成を行うときのシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および第1面の後端位置の位置情報、並びに第2面に対する画像形成を行うときのシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方の位置情報に基づいて、像担持体上への第2面用画像の形成条件を補正する補正手段とを備えている。
この特定事項により、シートの第1面に対する画像形成を行うときのシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および後端位置の位置情報と、シートの第2面に対する画像形成を行うときのシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方の位置情報とに基づいて像担持体上への第2面用画像の形成条件のみが補正されているので、シートの第1面に対する像担持体上への第1面用画像の形成条件がシートの位置情報に基づいて補正されることなく、第2面に対する像担持体上への第2面用画像の形成条件のみが第1面に対する画像形成を行うときと第2面に対する画像形成を行うときとのシートの位置情報に基づいて補正されることになり、第1面に第1面用画像を形成する際にシートの位置情報に基づく補正がなされていなくても、レジスト手段による再搬送開始タイミングに合わせて再搬送されるシートの第1面用画像に対し第2面用画像を確実に一致させることが可能となる上、第2面に対する画像形成を行うときにのみ画像の位置調整量の計算や画像制御値の設定変更などの処理が行われて制御系の負担を軽減させることが可能となる。また、シートの第1面に対する像担持体上への第1面用画像の形成条件がシートの位置情報に基づいて補正されることなく像担持体上に形成されることにより、第1面用画像の形成条件を補正する時間が削減されて第1面用画像が像担持体上に迅速に形成されることになり、シートの第1面および第2面に対し両面画像を形成する画像形成時間の大幅な短縮化を図ることが可能となる。
しかも、搬送位置にズレが生じないようにシートを搬送する機構を採用する必要がなく、非常に簡単な機構となって、実施する上で非常に有利なものとなる。その上、シートの位置情報を検出する検出手段がレジスト手段よりもシート搬送方向上流側に設けられているので、シートの端部位置の検出を完了してから像担持体に画像を書き込む動作を開始するまでの間、レジスト手段によってシートの搬送を滞留させておくことが可能となり、検出手段によるシートの端部位置の検出ポイントから転写ポイントまでの距離を十分に確保する必要がなくなって、画像形成装置のコンパクト化を図ることが可能となる。
特に、像担持体への画像の書き込みポイントから転写ポイントまでの距離およびレジスト手段から転写ポイントまでの距離を特定するものとして、以下の構成が掲げられる。
つまり、像担持体への画像の書き込みポイントから転写ポイントまでの像担持体周面距離がレジスト手段から上記転写ポイントまでのシート搬送距離よりも長く設定されているときに、シートの第1面に第1面用画像を転写するときにレジスト手段によりシートを滞留させる時間よりもシートの第2面に第2面用画像を転写するときにレジスト手段によりシートを滞留させる時間の方が長くなるように設定している場合には、レジスト手段によりシートを滞留させる時間を第1面に第1面用画像を転写するときとシートの第2面に第2面用画像を転写するときとに応じて変更することによって、第1面用画像に対し第2面用画像を効率よく確実に一致させることが可能となる。
更に、シートの第1面に第1面用画像を転写するときに、レジスト手段によるシートの位置の調整後にシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および後端位置を検出する一方、シートの第2面に第2面用画像を転写するときに、レジスト手段によるシートの位置の調整後でかつ像担持体への第2面用画像の書き込む前にシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方を検出するようにしている場合には、シートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および第1面の後端位置を高精度で検出することが可能となる。
以上、要するに、シートの第1面に対する画像形成を行うときのシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および後端位置の位置情報と、シートの第2面に対する画像形成を行うときのシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方の位置情報とに基づいて像担持体上への第2面用画像の形成条件のみを補正することで、シートの第1面に対する像担持体上への第1面用画像の形成条件をシートの位置情報に基づいて補正する必要がなくなり、シートの第1面用画像に対し第2面用画像を確実に一致させることができる上、シートの第2面に対する画像形成を行うときにのみ画像の位置調整量の計算や画像制御値の設定変更などの処理を行って制御系の負担を軽減させることができる。しかも、第1面用画像の形成条件を補正する時間を削減して迅速に第1面用画像を像担持体上に形成して画像形成時間の大幅な短縮化を図ることができるとともに、シートの搬送位置にズレがないように搬送する機構を採用することなく非常に簡単な機構となって実施する上で非常に有利なものとなる。更に、シートの位置情報を検出する検出手段をレジスト手段よりもシート搬送方向上流側に設けることで、レジスト手段によってシートの搬送を滞留させておくことができ、検出手段によるシートの端部位置の検出ポイントから転写ポイントまでの距離を十分に確保する必要がなくなって画像形成装置のコンパクト化を図ることができる。
そして、像担持体への画像の書き込みポイントから転写ポイントまでの距離をレジスト手段から上記転写ポイントまでの距離よりも長く設定しているときに、シートの第1面に第1面用画像を転写するときのレジスト手段によるシートの滞留時間よりも第2面に第2面用画像を転写するときのレジスト手段によるシートの滞留時間を長く設定することで、第1面用画像に対し第2面用画像を効率よく確実に一致させることができる。
更に、シートの第1面に第1面用画像を転写するときにレジスト手段によるシートの位置の調整後にシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および後端位置を検出し、シートの第2面に第2面用画像を転写するときにレジスト手段によるシートの位置の調整後でかつ像担持体への第2面用画像の書き込む前にシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方を検出することで、シートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および第1面の後端位置を高精度で検出することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態では、画像形成装置としてデジタル複写機に本発明を適用した場合について説明する。
−複写機1の全体構成の説明−
図1は本形態に係るデジタル複写機1の内部構成の概略を示している。この図1のように、本デジタル複写機1は、スキャナ部2、シートとしての記録用紙Pへの画像形成を行う画像形成部3、この画像形成部3へ記録用紙Pを搬送する用紙搬送機構4を備えている。以下、各部について説明する。
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿載置台21と、この原稿載置台21上に原稿を給紙する両面対応自動原稿送り装置(RADF;Reversing Automatic Document Feeder)22とを備えており、この原稿載置台21上の原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。
上記RADF22は、セットされた複数枚の原稿を1枚ずつ原稿載置台21上に自動給紙するための自動給紙トレイ22aを備えている。また、このRADF22は、ユーザの選択に応じて原稿の片面または両面を後述するスキャナユニット23に読み取らせることができるようになっている。具体的には、自動給紙トレイ22a上の原稿を原稿載置台21上に搬送するための搬送経路、原稿の両面をスキャナユニット23に読み取らせるべく原稿を反転させる反転経路を備えている。そして、原稿の片面のみを読み取らせる場合には搬送経路のみを使用する一方、原稿の両面を読み取らせる場合には搬送経路を経て原稿載置台21上に搬送された原稿を反転経路において反転させて原稿載置台21上に再度搬送するようになっている。このため、各経路には搬送経路切り換え手段及び原稿の搬送位置を認識するためのセンサ群(共に図示省略)が設けられている。RADF22の構成については従来より周知であるため詳細な説明は省略する。
また、このスキャナ部2は、原稿載置台21上に搬送された原稿の画像を読み取るためのスキャナユニット23を備えている。このスキャナユニット23は、ランプリフレクタアセンブリ24、複数の反射ミラー25a,25b,25c、光学レンズ体26、光電変換素子(CCD)27を備えている。
上記ランプリフレクタアセンブリ24は、原稿載置台21上に載置された原稿に対して光を照射するものである。各反射ミラー25a,25b,25cは、図1に二点鎖線で光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、光学レンズ体26に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
原稿の画像読み取り動作として、上記原稿載置台21上に原稿が載置されると、ランプリフレクタアセンブリ24及び反射ミラー25aで成る第1走査ユニット23aが原稿載置台21に沿って水平方向に走査して、原稿全体に光を照射する。この際、反射ミラー25b,25cで成る第2走査ユニット23bは上記第1走査ユニット23aに対して所定比率の速度(第1走査ユニット23aに対して半分の速度)で同方向に移動する。そして、上記各反射ミラー25a,25b,25cで反射されて光学レンズ体26を通過した光は光電変換素子27上に結像され、この光電変換素子27において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。そして、このようにして得られた画像データは、制御部(画像処理部)3Aへ送信され、ここで各種処理が行われた後、この制御部3Aのメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像データが読み出されて画像形成部3による画像形成動作に利用される。
<画像形成部3の説明>
画像形成部3は、光ビーム走査装置としてのレーザ書き込みユニット31及び電子写真プロセス部32を備えている。レーザ書き込みユニット31は、上記光電変換素子27において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を電子写真プロセス部32の感光体ドラム33の表面に照射するものである。具体的には、このレーザ書き込みユニット31は、上記画像データに応じたレーザ光を照射する半導体レーザ光源、このレーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、この等角速度偏向されたレーザ光が感光体ドラム33上を等速度で走査するように補正するf−θレンズ等を有している。これらの詳細については後述する。
感光体ドラム33は、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザ書き込みユニット31からのレーザ光が折返しミラー31aで反射されて照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、電子写真プロセス部32は、上記感光体ドラム33の周囲に、帯電器34、現像器35、転写器36、除電器37、剥離器、クリーニング器38、定着器39が配置されて成っている。帯電器34は、静電潜像が形成される前の感光体ドラム33の表面を所定の電位に帯電させるようになっている。現像器35は、感光体ドラム33の表面に形成された静電潜像を画像形成物質としてのトナーにより可視像に現像するものである。転写器36は、感光体ドラム33の表面に形成されたトナー像を記録用紙Pに転写するものである。除電器37は、トナー像が転写された後の記録用紙Pを除電してこの記録用紙Pが感光体ドラム33から剥離しやすいようにするものである。クリーニング器38は、トナー転写後において感光体ドラム33の表面に残留したトナーを除去するようになっている。定着器39は、記録用紙Pに転写されたトナー像を加熱により記録用紙P上に定着させるものである。
これにより、記録用紙Pに画像を形成する際には、帯電器34によって感光体ドラム33の表面が所定の電位に帯電され、レーザ書き込みユニット31が画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム33の表面に照射して静電潜像を形成する。その後、現像器35が感光体ドラム33の表面にトナーによる可視像を現像し、用紙搬送機構4から給紙された記録用紙Pに対して、転写器36によってトナー像が転写される。その後、この記録用紙Pは定着器39によって加熱され、トナー像が定着される。一方、感光体ドラム33の表面に残留したトナーはクリーニング器38によって除去される。これにより、記録用紙Pへの画像形成動作(印字動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の記録用紙P,P,…に対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
<用紙搬送機構4の説明>
用紙搬送機構4は、第1、第2び第3の用紙カセット41,42,43、マルチ手差しトレイ44に収容された記録用紙P,P,…を1枚ずつ搬送して上記画像形成部3による画像形成を行わせると共に、画像形成された記録用紙Pを排紙トレイ51へ排出するものである。また、この用紙搬送機構4は、第1面(表面)に画像形成された記録用紙Pを一旦回収した後に第2面(裏面)に対して画像形成部3による画像形成を行わせるための両面複写ユニット45を備えている。尚、この両面複写ユニット45は、通常の用紙カセットと交換可能な構成となっており、用紙カセットの搭載台数の増加を図ることができるようになっている。
各用紙カセット41,42,43それぞれには異なるサイズの記録用紙P,P,…が収容されており、ユーザが所望するサイズの記録用紙Pが収容されている用紙カセットから記録用紙Pが順次1枚ずつ取り出されて搬送経路40を経て画像形成部3に順次搬送されるようになっている。
この用紙搬送機構4の搬送経路40としては、主搬送路46とスイッチバック搬送路47とがある。
主搬送路46は、一端(記録用紙搬送方向の上流端側)が分岐されて各用紙カセット41,42,43及び手差しトレイ44の排出側にそれぞれ対向していると共に、他端(記録用紙搬送方向の下流端側)が転写器36及び定着器39を経て排紙トレイ51を備えた後処理装置50に対向している。この後処理装置50には、ステープル処理等の後処理が可能な機構が組み込まれていると共に、記録用紙Pを排出する排紙トレイ51を切り換えるべく、この排紙トレイ51を昇降させるための機構が組み込まれている。また、上記主搬送路46の画像形成部3(後述する転写ポイントG)よりも記録用紙搬送方向上流側には、記録用紙Pの前端を当接させてその記録用紙Pの位置を調整するレジスト手段としての一対のレジストローラ10,10が設けられている。このレジストローラ10,10は、主搬送路46を搬送されている記録用紙Pを一旦保持するものである。そして、上記感光体ドラム33上のトナー像を記録用紙Pに良好に転写できるように、感光体ドラム33の回転にあわせて記録用紙Pをタイミングよく搬送する機能を有している。すなわち、レジストローラ10,10は、レジストセンサ10aの出力した検知信号に基づいて、感光体ドラム33上のトナー像の先端を記録用紙Pにおける印刷範囲の先端に合わせて記録用紙Pを搬送するように設定されている。
スイッチバック搬送路47は、一端(図中の上端)が定着器39の配設位置よりも下流側(図中左側)で主搬送路46に繋がっていると共に、途中部分(図中上下方向の中央部分)が第1及び第2の分岐路47A,47Bに分岐されている。第1分岐路47Aは鉛直下方に延びている。一方、第2分岐路47Bは一端が両面複写ユニット45の搬入側に対向している。
主搬送路46とスイッチバック搬送路47との接続部分及びスイッチバック搬送路47の分岐部分には第1及び第2の分岐爪47a,47bがそれぞれ設けられている。
第1分岐爪47aは、スイッチバック搬送路47を閉鎖する第1位置と、主搬送路46の排出側を閉塞して、この主搬送路46とスイッチバック搬送路47とを連通させる第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この第1分岐爪47aが第1位置にあるときには画像形成部3を経た記録用紙Pがそのまま排紙トレイ51へ排紙される。一方、第1分岐爪47aが第2位置にあるときには画像形成部3を経た記録用紙Pがスイッチバック搬送路47へ供給されるようになっている。
第2分岐爪47bは、スイッチバック搬送路47の第1分岐路47Aを開放し且つ第2分岐路47Bを閉鎖する第1位置と、第2分岐路47Bを開放し且つ第1分岐路47Aを閉鎖する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この第2分岐爪47bが第1位置にあるときにはスイッチバック搬送路47に搬送された記録用紙Pが第1分岐路47Aに導かれてその下端位置まで搬送される。その後、第2分岐爪47bが第2位置となって記録用紙Pの搬送方向が逆転されると、この記録用紙Pが分岐部を経て第2分岐路47Bに搬送されて両面複写ユニット45へ供給されるようになっている。つまり、記録用紙Pが、第1分岐路47A及び第2分岐路47Bを経て両面複写ユニット45へ供給されることにより、この記録用紙Pが画像形成部3に供給された際に上下が反転され、記録用紙Pの第2面に対して画像形成が行えるようになっている。
これにより、本複写機1により片面コピーが行われる場合には、第1分岐爪47aが第1位置となり、各用紙カセット41,42,43または手差しトレイ44から取り出された記録用紙Pが、画像形成部3により画像形成された後、そのまま排紙トレイ51へ排紙される。
一方、両面コピーが行われる場合には、先ず、第1分岐爪47aが第2位置となり、第2爪47bが第1位置となる。これにより、各用紙カセット41,42,43または手差しトレイ44から取り出されて画像形成部3により第1面に画像形成された記録用紙Pは、スイッチバック搬送路47の第1分岐路47Aに導かれる。その後、第2分岐爪47bが第2位置となって記録用紙Pの搬送方向が逆転され、この記録用紙Pが分岐部を経て第2分岐路47Bから両面複写ユニット45へ供給される。記録用紙Pの第2面に画像形成を行う際には、第1分岐爪47aが第1位置となり、両面複写ユニット45から取り出された記録用紙Pが、画像形成部3により画像形成され、排紙トレイ51へ排紙されるようになっている。
主搬送路46の上流端(用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44及び両面複写ユニット45の排出側に対向する部分)にはピックアップローラ48が配設されている。また、各ピックアップローラ48の下流側には、取り出された記録用紙Pを主搬送路46に給紙するための複数の給紙ローラ49が配設されている。このピックアップローラ48及び給紙ローラ49の回転により、用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44及び両面複写ユニット45に収容されている記録用紙Pが選択的に1枚ずつ主搬送路46に給紙できるようになっている。
そして、本発明の特徴部分として、図2および図3にも示すように、上記レジストローラ10,10よりも記録用紙搬送方向上流側には、上記感光体ドラム33上に形成されたトナー像(画像)を転写器36上にて転写する転写ポイントGに向けて搬送される記録用紙Pの左側端位置(図3では下端位置)および後端位置(図3では右側端位置)を検出する検出手段としてのラインセンサ11が設けられている。このラインセンサ11は、主搬送路を挟んで上下に対峙するように配置され、下方に位置する発光素子11aと上方に位置する受光素子11bとを備えている。そして、ラインセンサ11は、発光素子11aから受光素子11bに向けて照射された照射光が主搬送路46を搬送される記録用紙Pによって遮光されるか受光されるかに応じて記録用紙Pの左側端位置および後端位置を検出するようになされている。このラインセンサ11としては、市販の小型スキャナ用のラインイメージセンサヘッドが使用され、これによれば、解像度200〜300dpi、画素数864〜1216、読み取り範囲104mm程度の性能を有し、図3に示すように、例えば記録用紙Pの最大サイズをA3(図3に実線で示す)とする一方、最小サイズをハガキ(図3に二点鎖線で示す)としても、最大サイズから最小サイズの記録用紙Pをカバーすることができるようになっている。この場合、図3では、レジストローラ10,10により搬送傾きが矯正された際の記録用紙Pの一側への矯正ズレの最大値(図3に一点鎖線で示す)と他側(図3では上側)への矯正ズレの最大値(図3に破線で示す)とをそれぞれ示している。
また、上記ラインセンサ11は、上記レジストローラ10,10に対し記録用紙Pの搬送方向先端を当接させてから所定時間(例えば50ms)経過後に記録用紙Pの左側端位置の検出が行われるようになっている。このレジストローラ10,10に対し記録用紙Pの搬送方向先端を当接させてからの所定時間とは、レジストローラ10,10に対し記録用紙Pの搬送方向先端を当接させてから該記録用紙Pの搬送傾きを矯正して位置を調整し終えるのに要する時間のことであり、ラインセンサ11は、レジストローラ10,10に対し記録用紙Pの搬送方向先端が当接してから所定時間が経過した後に、その記録用紙Pの搬送方向先端部に近い記録用紙Pの左側端位置を検出するようになされている。また、上記ラインセンサ11による記録用紙Pの左側端位置の検出は、記録用紙Pの搬送方向先端がレジストローラ10,10に当接して停止している状態で行われる。あるいは、レジストローラ10,10によって搬送されている状態で行われる。または、複数回検出してもよい。そして、上記ラインセンサ11によって記録用紙Pの左側端位置が検出されると、その記録用紙Pの左側端位置の検出結果(位置情報)に基づいて第2面用の画像形成時に上記感光体ドラム33上への静電潜像(画像)の形成条件が補正手段としての補正部15によって補正され、画像形成領域(書き込み領域)が設定されるようになっている。この場合、ラインセンサ11による記録用紙Pの左側端位置の検出は、両面コピーが行われる場合に記録用紙Pの第1面(表面)に対する画像形成を行うときと、第2面(裏面)に対する画像形成を行うときとの双方で個別に行われ、第1面および第2面の左側端位置の位置情報に基づいて、感光体ドラム33上への第2面用画像の形成条件が補正部15によって補正されるようになっている。また、ラインセンサ11による記録用紙Pの後端位置の検出は、レジストローラ10,10による記録用紙Pの再搬送後に行われ、両面コピーが行われる場合に記録用紙Pの第1面(表面)に対する画像形成を行うときにのみ行われ、第1面の後端位置情報に基づいて、感光体ドラム33上への第2面用画像の形成条件が補正部15によって補正されるようになっている。
そして、図2および図4にも示すように、上記感光体ドラム33へのレーザ書き込みユニット31による静電潜像(画像)の書き込みポイントQから転写ポイントGまでの感光体ドラム周面距離L0は、レジストローラ10,10による記録用紙Pの搬送停止ポイントRから上記転写ポイントGまでの記録用紙搬送距離L1よりも長くなるように設定されている。この場合、両面コピーが行われるときに記録用紙Pの第1面に第1面用画像を画像形成(転写)するときにレジストローラ10,10により記録用紙Pを滞留(停止)させる時間よりも記録用紙Pの第2面に第2面用画像を画像形成(転写)するときにレジストローラ10,10により記録用紙Pを停止(滞留)させる時間の方が長くなるように設定されている。これは、第1面用画像を形成する場合には、レジストローラ10,10による記録用紙の停止時間を、搬送方向先端の当接により搬送傾きを矯正して位置を調整し終えるのに要する時間のみとして極力短くしているからであり、第1面用画像の形成条件の補正(位置補正)を行わずに記録用紙Pの第1面の搬送位置情報(左側端位置および後端位置の位置情報)のみを検出することで、感光体ドラム33上への第1面用画像の書き込み開始を早めて、記録用紙の両面への画像形成を完了するまでの所要時間の短縮化を図るためである。そして、第2面用画像を形成するときにその画像形成条件を補正するために記録用紙をレジストローラ10,10により長く停止させることで、第1面用画像に対し第2面用画像を合致させるようにしている。
図5は、複写機1の画像形成システムの構成を示すブロック図である。
この図5において、画像形成システムは、画像データ入力部101、メモリ部102を有する画像処理部103、書き込み部104、操作部105、データ記憶部106、演算部107、ラインセンサ11、レジストセンサ10aを備えている。この画像形成システムは、制御部13によって、各部分が制御されている。また、制御部13は、上記補正部15を備えている。なお、画像形成システムは、上述した用紙搬送機構4、帯電器34、現像器35、転写器36および定着器39を備えている。
次に、両面コピーを行う場合のラインセンサ11による記録用紙Pの左側端位置および後端位置の検出結果(位置情報)に基づいて書き込まれる静電潜像の画像形成手順を図6のフローチャートに基づいて説明する。
まず、図6のフローチャートのステップST1において、操作部405のスタートボタンを押して画像形成動作を開始した後、ステップST2で、ピックアップローラ48及び給紙ローラ49の回転により、用紙カセット41,42,43又は手差しトレイ44に収容されている記録用紙Pを主搬送路46に給紙してレジストローラ10,10まで搬送する。次いで、ステップST3において、レジストローラ10,10に記録用紙Pの先端が当接するまで待機する。
その後、ステップST4およびステップST5で、感光体ドラム33への静電潜像の書き込みおよびトナーによる可視像への現像を行う。
具体的には、ステップST4において、感光体ドラム33上への第1面用画像(静電潜像)の書き込みを開始する。その後、ステップST5で、感光体ドラム33上に書き込んだ第1面用画像を現像器35によりトナー像(可視像)に現像する。
なお、ステップST1〜ステップST4では、記録用紙Pがレジストローラ10,10に到達したことを確認した後に感光体ドラム33への第1面用画像の書き込みを開始しているが、記録用紙がレジストローラに到達する前に感光体ドラムへの第1面用画像の書き込みの開始を行うようにしてもよい。この場合には、感光体ドラムへの第1面用画像の書き込み開始タイミングを基準にしてレジストローラの搬送開始のタイミングが制御されることになり、画像形成に要する時間をさらに短縮させることが可能となる。
そして、ステップST6〜ステップST9で、ラインセンサ11による記録用紙Pの第1面の左側端位置および後端位置の位置情報を得る。
具体的には、ステップST6において、レジストローラ10,10に対し記録用紙Pの搬送方向先端を当接させることにより搬送傾きを矯正して記録用紙Pの第1面の位置を調整し終えてから記録用紙Pの搬送停止を維持させたままで所定時間経過した後、ステップST7で、記録用紙Pの搬送方向先端部に近い記録用紙Pの第1面の左側端位置を検出し、演算部107で演算してデータ記憶部106に記録用紙Pの第1面の左側端位置の位置情報として記憶する。その後、ステップST8において、レジストセンサ10aの出力した検知信号に基づいて、感光体ドラム33上のトナー像の先端を記録用紙Pにおける印刷範囲の先端に合わせるようにレジストローラ10,10を回転させて記録用紙Pの搬送を開始した後、ステップST9で、ラインセンサ11により記録用紙Pの後端位置を検出し、演算部107で演算してデータ記憶部106に記録用紙Pの後端位置の位置情報として記憶する。
この場合、感光体ドラム33上への第1面用画像の書き込みの開始は、書き込みポイントQから転写ポイントGまでの感光体ドラム周面距離L0が記録用紙Pの搬送停止ポイントRから上記転写ポイントGまでの記録用紙搬送距離L1よりも長くなるように設定されているために、ラインセンサ11による記録用紙Pの第1面の左側端位置および後端位置の位置情報の検出よりも先に行われるが、感光体ドラム33上に書き込んだ第1面用画像のトナー像への現像と同時に、ラインセンサ11による記録用紙Pの第1面の左側端位置および後端位置の位置情報の検出が行われるようにしてもよい。
それから、ステップST10において、感光体ドラム33上の第1面用画像(トナー像)を記録用紙Pの第1面に転写した後、ステップST11で、上記転写後の記録用紙Pの第1面用画像を定着器39により定着する。その後、ステップST12において、第1面に画像形成された記録用紙Pをスイッチバック搬送路47の第1分岐路47Aに導いて記録用紙Pの搬送方向を前後逆転させ、この記録用紙Pを第2分岐路47Bから両面複写ユニット45へ供給する。
しかる後、ステップST13において、両面複写ユニット45から取り出した記録用紙Pを主搬送路46に給紙してレジストローラ10,10まで搬送した後、ステップST14で、レジストローラ10,10に記録用紙Pの先端が当接するまで待機する。このとき、記録用紙Pは、第2面が上向き(感光体ドラム33側)となるように上下反転されていて、搬送方向も第1面の搬送時とは前後逆転している。
その後、ステップST15において、レジストローラ10,10に対し記録用紙Pの搬送方向先端を当接させることにより搬送傾きを矯正して記録用紙Pの第2面の位置を調整し終えてから記録用紙Pの搬送停止を維持させたままで所定時間経過した後、ステップST16で、記録用紙Pの搬送方向先端部に近い記録用紙Pの第2面の左側端位置を検出し、データ記憶部106に記録用紙Pの第2面の左側端位置の位置情報を記憶した後、ステップST17に進む。
このステップST17では、上記ステップST7およびステップST9でデータ記憶部106に記憶した記録用紙Pの第1面の左側端位置および後端位置の位置情報と、上記ステップST16でデータ記憶部106に記憶された記録用紙Pの第2面の左側端位置の位置情報とに基づいて第2面用画像の形成条件を演算部107で演算して補正する。具体的には、図7に示すように、記録用紙Pの第1面Paに第1面用画像(図7では複数条の横線で示す)を形成する際にラインセンサ11により検出された記録用紙Pの左側端位置の主走査方向基準位置a(図7に二点鎖線で示す)に対する第1面Paの記録用紙搬送方向と直交する主走査方向(図7では左右方向)へのズレ量d(位置情報)と、記録用紙Pの第2面Pbに第2面用画像(図7では複数条の縦線で示す)を形成する際にラインセンサ11により検出された記録用紙Pの左側端位置の主走査方向基準位置aに対する第2面Pbの主走査方向へのズレ量e(位置情報)とに基づいて、記録用紙Pの第1面Paに対し画像形成された第1面用画像の左端を基点にして第1面Paの主走査方向へのズレ量dと第2面Pbの主走査方向へのズレ量eとのズレ量の総和f(d+e)分だけ主走査方向に移動させた位置に第2面用画像の左端が位置するように、感光体ドラム33上へ書き込まれる第2面用画像の主走査方向左端の位置が補正される。そして、記録用紙Pの第1面Paに第1面用画像を形成する際にラインセンサ11により検出された記録用紙Pの後端位置の位置情報から第1面Paの第1面用画像の記録用紙搬送方向後端位置までの距離cを算出し、この距離cに基づいて、レジストローラ10,10に先端が当接して停止している記録用紙Pの第2面Pbの前端(第1面に対する第1面用画像の形成時は後端)から上記距離cを記録用紙搬送方向に加算した位置に第2面用画像の前端が位置するように、感光体ドラム33上へ書き込まれる第2面用画像の記録用紙搬送方向前端の位置が補正される。
それから、ステップST18およびステップST19で、感光体ドラム33への第2面用画像(静電潜像)の書き込みおよびトナーによる可視像への現像を行う。
具体的には、ステップST18において、上記ステップST17で補正された第2面用画像の主走査方向左端の位置情報および記録用紙搬送方向前端の位置情報に基づいて感光体ドラム33上に第2面用画像を書き込むとともに、ステップST19で、第2面用画像を可視像に現像する。
その後、ステップST20で、レジストセンサ10aの出力した検知信号に基づいて、感光体ドラム33上の第2面用画像(トナー像)の先端(前端)を記録用紙Pの第2面Pbにおける印刷範囲の先端(前端)に合わせるようにレジストローラ10,10を回転させて記録用紙Pの搬送を開始する。
しかる後、ステップST21において、感光体ドラム33上の第2面用画像(トナー像)を記録用紙Pの第2面Pbに転写した後、ステップST22で、上記転写後の記録用紙Pの第2面用画像を定着器39により定着する。それから、ステップST23において、両面コピーした記録用紙Pを排紙トレイ51へ排紙する。
このように、上記実施形態では、記録用紙Pの第1面Paに対する画像形成を行うときの記録用紙Pの左側端位置および後端位置の位置情報と、記録用紙Pの第2面Pbに対する画像形成を行うときの記録用紙Pの左側端位置の位置情報とに基づいて、感光体ドラム33上への第2面用画像の形成条件のみが補正されているので、記録用紙Pの第1面Paに対する感光体ドラム33上への第1面用画像の形成条件が記録用紙Pの位置情報に基づいて補正されることなく、第2面Pbに対する感光体ドラム33上への第2面用画像の形成条件のみが第1面Paに対する画像形成を行うときと第2面Pbに対する画像形成を行うときとの記録用紙Pの位置情報に基づいて補正されることになり、第1面Paに第1面用画像を形成する際に記録用紙Pの位置情報に基づく補正がなされていなくても、レジストローラ10,10による再搬送開始タイミングに合わせて再搬送される記録用紙Pの第1面用画像に対し第2面用画像を確実に一致させることができる。しかも、搬送位置にズレがないように記録用紙Pを搬送する機構を採用する必要がなく、非常に簡単な機構となって、実施する上で非常に有利なものとなる。
その上、第2面Pbに対する画像形成を行うときにのみ第2面用画像の位置調整量の計算や画像制御値の設定変更などの処理が行われて制御系の負担を軽減させることができる。また、記録用紙Pの第1面Paに対する感光体ドラム33上への第1面用画像の形成条件が記録用紙Pの位置情報に基づいて補正されることなく感光体ドラム33上に形成されることにより、第1面用画像の形成条件を補正する時間が削減されて第1面用画像が感光体ドラム33上に迅速に形成されることになり、記録用紙Pの第1面Paおよび第2面Pbに対し両面画像を形成する画像形成時間の大幅な短縮化を図ることができる。
そして、記録用紙Pの位置情報を検出するラインセンサ11がレジストローラ10,10よりも記録用紙搬送方向上流側に設けられているので、記録用紙Pの端部位置の検出を完了してから感光体ドラム33に画像を書き込む動作を開始するまでの間、レジストローラ10,10によって記録用紙Pの搬送を滞留させておくことができ、ラインセンサ11による記録用紙Pの端部位置の検出ポイントから転写ポイントGまでの距離を十分に確保する必要がなくなって、複写機1のコンパクト化を図ることができる。
また、感光体ドラム33への画像の書き込みポイントQから転写ポイントGまでの感光体ドラム33周面距離L0がレジストローラ10,10から上記転写ポイントGまでの記録用紙搬送距離L1よりも長く設定され、記録用紙Pの第1面Paに第1面用画像を転写するときにレジストローラ10,10により記録用紙Pを滞留させる時間よりも記録用紙Pの第2面Pbに第2面用画像を転写するときにレジストローラ10,10により記録用紙Pを滞留させる時間の方が長くなるように設定されているので、レジストローラ10,10により記録用紙Pを滞留させる時間を第1面Paに第1面用画像を転写するときと記録用紙Pの第2面Pbに第2面用画像を転写するときとに応じて変更することによって、第1面用画像に対し第2面用画像を効率よく確実に一致させることができる。
更に、記録用紙Pの第1面Paに第1面用画像を転写するときに、レジストローラ10,10による記録用紙Pの位置の調整後に記録用紙Pの左側端位置を検出する一方、記録用紙Pの第2面Pbに第2面用画像を転写するときに、レジストローラ10,10による記録用紙Pの位置の調整後でかつ感光体ドラム33に対し第2面用画像を書き込む前に記録用紙Pの左側端位置を検出するようにしているので、記録用紙Pの左側端位置および第1面Paの後端位置を高精度で検出することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記実施形態では、記録用紙Pの左側端位置のみを検出するラインセンサ11を設けたが、記録用紙の右側端位置のみを検出するラインセンサが設けられていてもよい。しかも、図8に示すように、記録用紙Pの搬送方向と直交する主走査方向の一側(図8では下側)および他側(図8では上側)にラインセンサ11,11がそれぞれ設けられていたり、図9に示すように、記録用紙Pの搬送方向と直交する主走査方向の一側(図9では下側)から他側(図9では上側)に亘って左右方向に長いラインセンサ16が設けられていてもよい。この場合には、記録用紙Pの左右両側端位置がより正確に検出され、精度の高い位置情報を得ることができる。
更に、上記実施形態では、レジスト手段としてレジストローラ10,10を用いたが、これに限定されるものではなく、ゲートとスリップローラとを用いたものを適用してもよいのはもちろんである。
本発明の実施形態に係わる電子写真方式を用いた複写機の概略構成を示す模式図である。 感光体ドラム付近の構成を示す模式図である。 ラインセンサにより検出される記録用紙をサイズ別に示す説明図である。 ラインセンサ、レジストローラおよび感光体ドラムを上方から見た平面図である。 複写機の画像形成システムの構成を示すブロック図である。 ラインセンサによる記録用紙の位置情報に基づく画像形成手順を示すフローチャート図である。 演算部による演算結果に基づいて記録用紙上で補正される画像を説明する説明図である。 その他の実施形態に係わるラインセンサ付近を上方から見た平面図である。 その他の実施形態に係わるラインセンサ付近を上方から見た平面図である。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
10 レジストローラ(レジスト手段)
11,16 ラインセンサ(検出手段)
15 補正部(補正手段)
33 感光体ドラム(像担持体)
G 転写ポイント
P 記録用紙(シート)
Pa 第1面
Pb 第2面
Q 書き込みポイント
L1 レシストローラから転写ポイントまでの距離
L0 書き込みポイントから転写ポイントまでの距離

Claims (3)

  1. 入力される画像データに基づいて像担持体上に第1面用画像を形成し、この第1面用画像を搬送されてくるシートの第1面に転写して該シートの第1面上に第1面用画像を形成するとともに、入力される画像データに基づいて像担持体上に第2面用画像を形成し、上記第1面用画像が形成されたシートを反転させて前後逆転した状態で搬送されてくるシートの第2面上に上記像担持体上の第2面用画像を転写して該シートの第2面上に第2面用画像を形成する画像形成装置であって、
    上記像担持体上に形成された画像をシート上に転写する転写ポイントよりもシート搬送方向上流側に設けられ、シートの前端を当接させてそのシートの位置を調整するレジスト手段と、
    このレジスト手段よりもシート搬送方向上流側に設けられ、上記転写ポイントに向けて搬送されるシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および第1面の後端位置を検出する検出手段と、
    この検出手段によるシートの第1面に対する画像形成を行うときのシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方および第1面の後端位置の位置情報、並びに第2面に対する画像形成を行うときのシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方の位置情報に基づいて、像担持体上への第2面用画像の形成条件を補正する補正手段と
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記請求項1に記載の画像形成装置において、
    像担持体への画像の書き込みポイントから転写ポイントまでの像担持体周面距離がレジスト手段から上記転写ポイントまでのシート搬送距離よりも長く設定されている場合には、シートの第1面に第1面用画像を転写するときにレジスト手段によりシートを滞留させる時間よりもシートの第2面に第2面用画像を転写するときにレジスト手段によりシートを滞留させる時間の方が長くなるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 上記請求項2に記載の画像形成装置において、
    検出手段は、
    シートの第1面に第1面用画像を転写する場合、レジスト手段によるシートの位置の調整後にシートの左右両側部位置のうちの少なくとも一方および後端位置を検出する一方、
    シートの第2面に第2面用画像を転写する場合、レジスト手段によるシートの位置の調整後でかつ像担持体への第2面用画像の書き込む前にシートの左右両側端位置のうちの少なくとも一方を検出する
    ようになされていることを特徴とする画像形成装置。
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