JP4232644B2 - 画像形成装置、印刷結果検査装置、可撓性シート部材の位置決め方法 - Google Patents

画像形成装置、印刷結果検査装置、可撓性シート部材の位置決め方法 Download PDF

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本発明は、印刷部による印刷結果を検査する検査手段を備えた画像形成装置、画像形成装置による印刷結果を検査する印刷結果検査装置、および、搬送ガイド板に沿って搬送される用紙の平面性を向上させる可撓性シート部材の位置決め方法に関する。
従来から、検査手段を備えた画像形成装置が知られている。このような検査手段を備えた画像形成装置によれば、自動的に印刷結果の良否を判断でき、印刷不良の場合には再印刷する等の対応をとることができる。これにより、より信頼性の高い画像印刷が可能となる。
印刷結果の検査は、用紙に印刷された画像を読取装置で読み取り、得られた検査画像データに基づいて行われる。したがって、正確な印刷結果の検査には検査画像データが正確に取得されることが必要となる。正確な検査画像データ取得のためには、画像読み取り時に、読み取り対象の用紙ができるだけ平らであることが望ましい。用紙にカールやうねりが生じていると、その用紙表面に印刷された画像が歪んで見えてしまい、正確な検査画像データを取得できないからである。用紙にカールやうねりがある場合、印刷部で正常に画像印刷されても、印刷結果不良と判断される場合がある。
そこで、このような用紙のカールやうねりを低減する方法として、従来から可撓性を備えたシート状部材を用いることが提案されている。例えば、特許文献1には、搬送路を形成する搬送ガイド板上を移動する画像記録材料(用紙)を、搬送ガイト板面に押し付けるよう摺接して画像記録材料を平面状に保つ弾性部材(可撓性シート部材)を備えた画像形成装置が開示されている。これによれば、用紙のカール等を矯正することができ、用紙の平面性を向上させて搬送することができる。
特開平11−271951号公報
したがって、このような弾性部材(可撓性シート部材)を読取位置からみて上流側に配置すれば、用紙の平面性を向上させた状態で画像読取位置に搬送することができる。そして、ひいては、正確な検査画像データの取得、正確な印刷結果の検査が可能となる。しかしながら、この可撓性シート部材による用紙のカール等の矯正は、あくまで、一時的なものであり、可撓性シート部材を通過後、所定時間経過すると、再び、カール等が生じることがある。
したがって、可撓性シート部材の先端部が読取位置からみて、あまりに上流側にあると、可撓性シート部材により一時的に用紙の平面性を向上させても、読取位置に至るまでに再度、用紙にカール等が生じることがある。また、当然ながら、可撓性シート部材が読取位置にあると、画像読み取りの邪魔となる。したがって、可撓性シート部材の先端部は読取位置のできるだけ直前であることが望ましい。
しかしながら、可撓性シート部材の先端部は、読取装置や種々の部材によって遮られ、外部から見えにくい場合がある。また、そもそも読取位置は、外部からの目視では確認することが困難な場合が多い。そのため、可撓性シート部材を読取位置の直前に配置することは困難であった。
そこで、本発明では、可撓性シート部材の位置決めが簡易にでき、ひいては、より正確に印刷結果の検査ができる画像形成装置、印刷結果検査装置、可撓性シート部材の位置決め方法を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、用紙に画像を印刷する印刷部と、印刷部による印刷結果を検査する検査手段と、を備えた画像形成装置であって、検査手段は、搬送ガイド板に沿って搬送される用紙に印刷された画像を読み取って、検査画像データを取得する読取手段と、検査画像データに基づいて印刷結果の良否を判断する判断手段と、読取手段による画像の読取位置より上流の位置で搬送路ガイド板に垂らされる可撓性シート部材であって、搬送された用紙を搬送ガイド板に押し当てて当該用紙の平面性を向上させる可撓性シート部材と、可撓性シート部材の先端部から延びるとともに可撓性シート部材により押し当てられる用紙より外側に位置する舌部であって、可撓性シート部材の先端を読取位置の直前に配置する際の位置決め基準となる舌部と、読取装置により、舌部が読み取ることができ、かつ、可撓性シート部材が読み取ることができない位置まで可撓性シート部材を搬送方向に移動させる手段と、を有することを特徴とする。
好適な態様では、舌部は、下流側ほど幅狭となる形状であり、より望ましくは、舌部は、三角形状である。別の好適な態様では、舌部は、可撓性シート部材の先端部と読取位置との位置関係を示す模様を有する。別の好適な態様では、舌部は、可撓性シート部材とは異なる色を有する。別の好適な態様では、印刷部は、原稿画像データに基づいて用紙に画像を印刷し、判断手段は、原稿画像データと検査画像データとを比較照合することにより印刷結果の良否を判断する。
他の本発明である印刷結果検査装置は、原稿画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成装置に取り付けられ、画像形成装置による画像印刷の結果を検査する印刷結果検査装置であって、画像形成装置の搬送ガイド板に沿って搬送される用紙に印刷された画像を読み取って、検査画像データを取得する読取手段と、検査画像データに基づいて印刷結果の良否を判断する判断手段と、読取手段の読取位置より上流の位置で搬送路ガイド板に垂らされる可撓性シート部材であって、搬送された用紙を搬送ガイド板に押し当てて当該用紙の平面性を向上させる可撓性シート部材と、可撓性シート部材の先端部から延びるとともに可撓性シート部材により押し当てられる用紙より外側に位置する舌部であって、読取装置で読み取られることにより可撓性シートの位置決め基準となる舌部と、読取装置により、舌部が読み取ることができ、かつ、可撓性シート部材が読み取ることができない位置まで可撓性シート部材を搬送方向に移動させる手段と、を有することを特徴とする。
他の本発明である可撓性ガイド部材の位置決め方法は、画像形成装置の搬送ガイド板に沿って搬送された用紙に印刷された画像を読み取って検査画像データを取得する際に、読み取り位置の直前で当該用紙を搬送ガイド板に押しあてて、当該用紙の平面性を向上させる可撓性シート部材の位置決め方法であって、可撓性シート部材の先端部から延びるとともに、可撓性シート部材により押し当てられる用紙より外側に位置する舌部を設け、読取装置で読み取られる画像を確認しながら、舌部のみが読み取ることができる位置まで、可撓性シート部材を搬送方向に移動させることを特徴とする。
ここで、画像形成装置は、プリンタや複写機、ファクシミリ、および、これらを複合したデジタル複合機等、画像を印刷する機能を有する装置全般をさす。また、用紙は、通常の印刷用紙の他、葉書、厚紙、布、OHPシート等シート状の印刷媒体全般を指す。また、可撓性シート部材は、所定の可撓性を備えたシート状部材であれば、その材質や色等は特に問わない。また、舌部は、可撓性シート部材と一体で形成されてもよく、別体として形成されてもよい。
本発明によれば、舌部を位置決め基準として用いることにより可撓性シート部材の位置決めが簡易にでき、ひいては、より正確な印刷結果の検査ができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態であるプリンタ10について説明する。図1にプリンタ10の全体の構成図を示す。また、プリンタ10のうち、検査装置16周辺の概略側面図を図2に、概略上面図を図3示す。なお、図3において、読取装置17は省略している。以下で説明するプリンタ10は、比較的大型の高速プリンタを想定している。ただし、適宜、その構成の一部を変更することにより、複写機や小型プリンタ等他の画像形成装置に応用してもよい。
このプリンタ10は、図示しない画像印刷用制御部により制御されており、画像印刷用制御部に記憶された原稿画像データと同じ画像を用紙に形成するものである。収容部22に収容された用紙は、主搬送路14に沿って搬送され、印刷部12において画像印刷される。印刷結果は、印刷部12の下流に設けられた検査装置16で検査される。そして、その検査結果に応じて、用紙は排紙部24または両面用搬送路18に搬送される。以下、このプリンタ10について詳説する。
用紙が搬送される搬送路は、主搬送路14、両面用搬送路18、排紙用搬送路21に大別される。主搬送路14は、用紙を収容部22から印刷部12および検査装置16へと案内する搬送路である。また、両面用搬送路18は、主搬送路14の下流で分岐した搬送路で、用紙を裏返して再度、主搬送路14に案内する搬送路である。排紙用搬送路21は、主搬送路14から分岐して、印刷済みの用紙を排紙部に案内する搬送路である。各搬送路14,18,21は、用紙の移動をガイドする搬送ガイド板38で形成されている。この搬送ガイド板38の所定位置には、搬送用ローラ15が設けられており、この搬送用ローラ15を駆動することにより、用紙が搬送ガイド板38に沿って搬送される。
収容部22は、用紙を収容するための給紙トレイとして、比較的小容量の2つの第1給紙トレイ30と比較的大容量の2つの第2給紙トレイ32とを備えている。各トレイ30,32は、それぞれ、主搬送路14に接続されており、適宜、用紙を主搬送路14に供給できるようになっている。
印刷部12は、原稿画像データに基づいてトナー像を形成するとともにそのトナー像を用紙に転写する転写部26と、用紙に転写されたトナーを定着させる定着部28とに大別される。転写部26は、図示しない帯電部および露光部で感光体上に静電潜像を形成し、静電力により感光体表面にトナーを付着させ、トナー像を形成する。ここで形成されるトナー像は、原稿画像に基づいて形成される。そして、感光体または感光体からトナー像が転写された転写ローラは主搬送路14上に設けられ、ここに用紙が搬送されることにより用紙にトナーが転写される。
定着部28は、転写部26より下流の主搬送路14上に設けられる。これは、トナーが付着された用紙を加熱しながら定着ローラで圧接するもので、これにより用紙に転写されたトナーが用紙に定着される。
検査装置16は、用紙50に印刷された画像を読み取る画像読取装置17、搬送された用紙50を搬送ガイド板38に押し当てる可撓性シート46、検査用制御部(図示せず)とを備える(図2、図3参照)。画像読取装置17は、印刷部12で用紙に印刷された画像を読み取るもので、ランプ40、結像レンズ42、CCDセンサ44を内蔵している。この画像読取装置17は、搬送ガイド板38上の画像読取位置Rにあるものを読み取れるようになっている。また、この画像読取装置17は、定着部28より下流に設けられる。ただし、全体の処理時間短縮、および装置の小型化のためには、定着部28に近いことが望ましい。この画像読取装置17で読み取られた画像は、検査画像データとして検査用制御部に出力される。なお、本実施の形態では、読取装置としてCCDセンサを用いているが、用紙に印刷された画像を読み取るものであれば、CMOSセンサ等、他の装置を用いてもよい。
可撓性シート46は、可撓性を備えたシート状部材であり、例えば、ポリエステルやゴム材等の材料を用いることができる。なお、図においては、可撓性シート46は、透明部材として図示しているが、不透明の部材を用いてもよい。可撓性シート46は、画像読取装置17の上流側に設けられ、搬送された用紙50をその自重により搬送ガイド板38に押し当てて、一時的に用紙50の平面性を向上させる。
可撓性シート46は、搬送ガイド板38とほぼ等しい幅を有しており、用紙50のほぼ全幅を搬送ガイド板38に押し当てることができる。すなわち、搬送された用紙50は、この可撓性シート46と搬送ガイド板38との間を通って、画像読取位置Rに至る。この際、用紙はその全幅に渡って可撓性シート46によって搬送ガイド板38に押し当てられる。この押し当てにより、用紙に生じたうねりやカールは一時的に矯正され、用紙50はその平面性が向上された状態となって搬送される。
また、可撓性シート46は搬送方向に移動可能な移動機構48により支持されている。したがって、可撓性シート46の先端位置は、適宜、搬送方向(図2における左右方向)に調整可能となっている。なお、移動機構48としては、種々の機構を用いることができ、例えば、ガイド部材、ボールネジ、モータ等から構成される移動機構を用いることができる。
可撓性シート46の先端には、一対の舌部52が延びている(図3参照)。これは、可撓性シート46の先端を読取位置の直前に配置する際の位置決め基準となるものである。舌部52は、可撓性シート46の両側にそれぞれ設けられた矩形の板状部材であり、その材質は特に限定されない。また、その長さVは、少なくとも、可撓性シート46により一時的に平面性が向上された用紙50が再度カール等を生じるまでの搬送距離より短くなっている。2つの舌部52の距離Wは、少なくとも、このプリンタ10で使用されるどの用紙の幅より大きい。言い換えれば、この一対の舌部52は、可撓性シート46により押し当てられる用紙50より、常に、外側に位置することになる。
検査用制御部は、判断手段に相当する機能を有しており、検査画像データと予め記憶された原稿画像データとを比較照合することにより印刷結果の良否を判断する。比較照合の結果、2つの画像データの差異量が小さい場合は正常に印刷できたと判断し、差異量が大きい場合は印刷結果不良と判断する。そして、得られた検査結果は、画像印刷用制御部に出力される。
排紙部24は、正常に画像印刷が終了した用紙が排出される通常排紙トレイ34と印刷結果が不良と判断された用紙が排出される異常排紙トレイ36とを備えている。
主搬送路14に沿って搬送された用紙を、通常排紙トレイ34、異常排紙トレイ36、両面用搬送路18のいずれに導くかは、各搬送路の分岐点に設けられた切替器(図示せず)により切り替えることができる。この切替器は、画像印刷用制御部により制御される。
次に、このプリンタ10での画像印刷の流れについて説明する。用紙に対して画像印刷を行う場合は、印刷したい画像である原稿画像データを画像印刷用制御部へと入力する。原稿画像データは、例えば、通信装置を介して他のコンピュータ等から原稿画像データを画像印刷用制御部に送信することにより入力される。入力された原稿画像データは、画像印刷用制御部に記憶されるとともに、検査用制御部に出力される。検査用制御部は、この原稿画像データを記憶する。なお、当然ながら、所定の画像が印刷された用紙を読み取って原稿画像データを取得してもよい。
画像印刷用制御部は、記憶した原稿画像データに基づいて、帯電装置、露光装置等を制御して感光体にトナー像を現像する。また、搬送用ローラ15を駆動させ、所定の給紙トレイ30,32から用紙を主搬送路14に給紙する。給紙された用紙は、主搬送路14に沿って搬送され、転写部26でのトナー像の転写、定着部28でのトナーの定着がなされる。これにより、用紙に対して原稿画像データに基づいた画像印刷がなされる。
印刷部12により画像が印刷された用紙は、さらに、画像読取位置Rへと搬送され、画像読取装置17により用紙に印刷された画像が読み取られる。検査用制御部は、画像読取装置17により取得された検査画像データと、予め記憶された原稿データとを比較照合する。そして、2つの画像の差異量が所定の閾値より低い場合は、正常に印刷されたものと判断し、差異量が所定の閾値より大きい場合は、印刷結果不良と判断する。
ここで、画像読取位置Rへと搬送された用紙は、予め、または、搬送の過程でカールやうねりが生じている場合がある。特に、画像印刷の際には感光体や定着ローラに圧接され、円弧状に曲げられる。そのため、用紙にカールが生じやすい。また、定着部周辺で発生する熱によってうねり等が生じる場合もある。
用紙にカールやうねりが生じると、その表面に印刷された画像も歪んで見えてしまう。そのため、画像読取装置17により取得される検査画像も用紙のカールやうねりに応じて歪んだものとなってしまう。したがって、本来、正常に画像の印刷がなされた場合であっても、用紙にカール等があると、検査画像データと原稿画像データとの差異量が大きくなり、印刷結果不良と判断される場合がある。
そこで、画像読取装置17の上流側に可撓性シート46を設けている。搬送された用紙50は、画像読取装置17による画像読取位置Rに至る前に、可撓性シート46の下を通過することになる。この通過の際には、可撓性シート46の自重により用紙50は、搬送ガイド板38の表面に押し当てられることになる。この押し当てによって用紙は、一時的にそのカールやうねりが矯正され、平面性が向上される。
しかしながら、その用紙50のカール等の矯正は、あくまで、一時的なものであり、時間が経過すれば、再び、カール等が生じることがある。したがって、可撓性シート46の先端部と画像読取位置Rとの距離が離れすぎていることは望ましくない。また、可撓性シート46が画像読取位置Rまで来ると、用紙に印刷された画像の読み取りを阻害してしまう。したがって、用紙50を押し当てる可撓性シート46の先端部は、画像読取位置Rのできるだけ直前にあることが望ましい。
一方で、可撓性シート46の先端部は、画像読取装置17や周囲にある種々の部材(図示せず)の影響により見えにくい場合が多い。また、そもそも画像読取位置Rは、外部からの目視だけでは判断できない場合が多い。したがって、可撓性シート46の先端部を画像読取位置Rの直前に配置することは困難であった。
そこで、本実施の形態では、可撓性シート46の先端部に舌部52を設け、これを利用して可撓性シート46の位置決めを行っている。この位置決めについて説明する。可撓性シート46の位置決めを行う際には、画像読取装置17で読み取られる画像を確認しながら、可撓性シート46を搬送方向に移動させる。そして、画像読取装置17で舌部52が読み取り可能、かつ、可撓性シート46が読み取り不可能となるような位置まで可撓性シート46を移動させる。言い換えれば、図3に示すように舌部52のみが画像読取位置Rに位置するように可撓性シート46を移動させる。舌部52は、可撓性シート46の先端部から僅かに延びた部材であるため、舌部52のみが画像読取位置Rに位置にある場合、可撓性シート46の先端部は画像読取位置Rの直前に位置するのである。このとき、舌部52の間の距離Wは、使用される用紙のどの幅より広くなっている。したがって、舌部52が用紙に印刷された画像の読み取りを阻害することはない。
このように可撓性シート46の先端部に舌部52を設けることにより、簡易に可撓性シート部材の位置決めができ、容易に可撓性シート46の先端部を画像読取位置Rの直前に配置できる。これにより、より平らに近い状態で用紙に印刷された画像を読み取ることができ、ひいては、より正確な印刷結果の検査ができる。
なお、本実施の形態では、舌部52を矩形としているが、他の形状であってもよい。例えば、図4に示すように三角形状の舌部52を用いてもよい。この舌部52は、三角形状の板材からなり、やはり、可撓性シート46の先端部から延びるものである。このような舌部52を利用して、可撓性シート46の位置決めを行う場合も、やはり、画像読取装置17で読み取られる画像を確認しながら、舌部52のみが読み取ることができる位置まで可撓性シート46を移動させる。
ただし、このとき、画像読取装置17で読み取られる舌部52の幅L(以下、「舌部の読取幅L」という)を考慮する。すなわち、舌部52の読取幅Lが所定の値になる位置まで可撓性シート46を移動させる。この舌部52の読取幅Lは、見方を変えれば、可撓性シート46の先端部と画像読取位置Rとの位置関係を表すものである。したがって、舌部52の読取幅Lも考慮することにより、より精度のよい可撓性シート部材の位置決めが可能となる。なお、この場合、舌部52の形状は、三角形状に限定されず、下流側ほど幅狭となる形状、例えば、台形形状等でもよい。あるいは、逆に、下流側ほど幅広となる形状でもよい。
また、舌部52に可撓性シート46の先端部と画像読取位置Rとの位置関係を示す模様54を設けてもよい。例えば、図5に示すように、舌部52に所定間隔で直線54a,54b,・・・の模様を設け、画像読取装置17で所定の直線(例えば、直線54c)が読み取れる位置まで、可撓性シート46を移動させる。直線54cが読み取れるのは、可撓性シート46の先端部と画像読取位置Rとの位置関係が所定の位置関係(距離)になった場合である。したがって、所定の直線54cが読み取れる位置まで可撓性シート46を移動させれば、可撓性シート46の先端部と画像読取位置Rとが所定の位置関係になっていると言える。これにより、より詳細な位置決めが可能となる。以上、説明したように、舌部52に所定の位置関係を示す模様を設けることにより、より精度のよい可撓性シート部材の位置決めが可能となる。もちろん、模様は、図5に示すように横方向(搬送方向)の直線でなく、縦方向の直線であってもよい。また、直線に限らず、目盛りや図形、切込み等でもよい。
さらに、舌部52の色を図6に示すように、可撓性シート46よ異なる色にしてもよい。これにより、より、舌部52を鮮明に確認することができ、より正確な位置決めが可能となる。
また、本実施の形態では、舌部52は、可撓性シート46の両側に2つ設けているが、1つのみ、または、3以上設けてもよい。また、舌部52と可撓性シート46は、一体で形成されても、別体で形成されてもよい。
本発明の実施の形態であるプリンタの概略構成図である。 プリンタの検査装置周辺概略側面図である。 プリンタの検査装置周辺概略側面図である。 (A)は他の実施の形態における可撓性シートおよび舌部の形状を示す図であり、(B)は(A)におけるX部拡大図である。 (A)は他の実施の形態における可撓性シートおよび舌部の形状を示す図であり、(B)は(A)におけるY部拡大図である。 他の実施の形態における可撓性シートおよび舌部の形状を示す図である。
符号の説明
10 プリンタ、12 印刷部、14 主搬送路、16 検査装置、17 画像読取装置、18 両面用搬送路、21 排紙用搬送路、22 収容部、24 排紙部、38 搬送ガイド板、46 可撓性シート、48 移動機構、50 用紙、52 舌部、L 舌部の読取幅、R 画像読取位置、W 一対の舌部間距離。

Claims (8)

  1. 用紙に画像を印刷する印刷部と
    印刷部による印刷結果を検査する検査手段と
    を備えた画像形成装置であって、
    検査手段は、
    搬送ガイド板に沿って搬送される用紙に印刷された画像を読み取って、検査画像データを取得する読取手段と、
    検査画像データに基づいて印刷結果の良否を判断する判断手段と、
    読取手段による画像の読取位置より上流の位置で搬送路ガイド板に垂らされる可撓性シート部材であって、搬送された用紙を搬送ガイド板に押し当てて当該用紙の平面性を向上させる可撓性シート部材と、
    可撓性シート部材の先端部から延びるとともに可撓性シート部材により押し当てられる用紙より外側に位置する舌部であって、可撓性シート部材の先端を読取位置の直前に配置する際の位置決め基準となる舌部と
    読取装置により、舌部が読み取ることができ、かつ、可撓性シート部材が読み取ることができない位置まで可撓性シート部材を搬送方向に移動させる手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    舌部は、下流側ほど幅狭となる形状であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    舌部は、三角形状であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    舌部は、可撓性シート部材の先端部と読取位置との位置関係を示す模様を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    舌部は、可撓性シート部材とは異なる色を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    印刷部は、原稿画像データに基づいて用紙に画像を印刷し、
    判断手段は、原稿画像データと検査画像データとを比較照合することにより印刷結果の良否を判断することを特徴とする画像形成装置。
  7. 原稿画像データに基づいて用紙に画像を印刷する画像形成装置に取り付けられ、画像形成装置による画像印刷の結果を検査する印刷結果検査装置であって、
    画像形成装置の搬送ガイド板に沿って搬送される用紙に印刷された画像を読み取って、検査画像データを取得する読取手段と、
    検査画像データに基づいて印刷結果の良否を判断する判断手段と、
    読取手段の読取位置より上流の位置で搬送路ガイド板に垂らされる可撓性シート部材であって、搬送された用紙を搬送ガイド板に押し当てて当該用紙の平面性を向上させる可撓性シート部材と、
    可撓性シート部材の先端部から延びるとともに可撓性シート部材により押し当てられる用紙より外側に位置する舌部であって、読取装置で読み取られることにより可撓性シートの位置決め基準となる舌部と
    読取装置により、舌部が読み取ることができ、かつ、可撓性シート部材が読み取ることができない位置まで可撓性シート部材を搬送方向に移動させる手段と、
    を有することを特徴とする印刷結果検査装置。
  8. 画像形成装置の搬送ガイド板に沿って搬送された用紙に印刷された画像を読み取って検査画像データを取得する際に、読み取り位置の直前で当該用紙を搬送ガイド板に押しあてて、当該用紙の平面性を向上させる可撓性シート部材の位置決め方法であって、
    可撓性シート部材の先端部から延びるとともに、可撓性シート部材により押し当てられる用紙より外側に位置する舌部を設け、
    読取装置で読み取られる画像を確認しながら、舌部のみが読み取ることができる位置まで、可撓性シート部材を搬送方向に移動させることを特徴とする可撓性シート部材の位置決め方法。
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