JP2013022939A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーにとっての利便性を図りつつ、消費電力の低減を図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】制御部104は、通常モードでは、第1及び第2通信インターフェース101,102を動作させ、スリープモードに移行したときには、第1通信インターフェース101を停止させる一方第2通信インターフェース102を動作させ、スリープモードに移行してから予め設定された時間の間、第2通信インターフェース102を通じた通信が行われていないときには、第1通信インターフェース101を動作させる一方第2通信インターフェース102を停止させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
ネットワーク対応型の複合機、コピー機、プリンターなどの画像形成装置には、通信ネットワークを通じて、パーソナルコンピューターなどの通信デバイスと通信を行うネットワークインターフェースが設けられている。
また、この種の画像形成装置では、USB(Universal Serial Bus)規格に従って前記通信デバイスと通信を行うUSBインターフェースが設けられていることがある(特許文献1参照)。
ところで、画像形成装置は、当該画像形成装置の消費電力を抑制させるスリープモードを備えていることがある。画像形成装置は、ユーザーの利便性のためには、スリープモードにおいて、ネットワークインターフェースとUSBインターフェースとに動作電力を供給し、これらのうちいずれかが印刷ジョブを受け付けると、画像形成装置の消費電力を抑制させない通常モードに移行して、画像形成を行うことが好ましい。
しかしながら、スリープモードにおいて、ネットワークインターフェースとUSBインターフェースとに動作電力を供給することは、消費電力を抑制させる観点では好ましくない。そのため、画像形成装置は、スリープモードにおいてUSBインターフェースへの動作電力の供給を停止し、ネットワークインターフェースへの動作電力の供給を行っていることが多い。
特開2005−57500号公報
ところが、スリープモードのときにUSBインターフェースへ動作電力を供給しないと、USBインターフェースは、印刷ジョブをスリープモードから通常モードへ復帰するための復帰要因として受け付けることができない。この場合、画像形成装置は、通常モードに復帰して画像形成を行うことができないので、通信インターフェースに接続された通信デバイスを用いて画像形成装置に画像形成させたいユーザーにとっては、利便性が悪かった。
また、特許文献1では、スリープモードのときに、ネットワークインターフェースとUSBインターフェースとの双方に動作電力を供給しているが、消費電力の抑制という観点で問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ユーザーにとっての利便性を図りつつ、消費電力の低減を図ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、画像を表す画像データを用紙に形成する画像形成装置であって、前記画像形成装置の消費電力を抑制させない通常モードと、前記消費電力を抑制させるスリープモードとを有する制御部と、通信デバイスと通信を行い、前記制御部を前記スリープモードから前記通常モードに復帰させるための復帰要因を検出する第1通信インターフェースと、前記通信デバイスと通信ネットワークを通じて通信を行い、前記復帰要因を検出する第2通信インターフェースと、を備え、前記制御部は、前記通常モードでは、前記第1及び第2通信インターフェースを動作させ、前記スリープモードに移行したときには、前記第1通信インターフェースを停止させる一方前記第2通信インターフェースを動作させ、前記スリープモードに移行してから予め設定された時間の間、前記第2通信インターフェースを通じた通信が行われていないときには、前記第1通信インターフェースを動作させる一方前記第2通信インターフェースを停止させることを特徴とする。
この構成によれば、スリープモードに移行したときには、第1通信インターフェースを停止させる一方第2通信インターフェースを動作させ、スリープモードに移行してから予め設定された時間の間、第2通信インターフェースを通じた通信が行われていないときには、第1通信インターフェースを動作させる一方第2通信インターフェースを停止させる。
これにより、スリープモードに移行してから、予め設定された時間が経過するまでの間は、第2通信インターフェースにより通信ネットワークを通じた復帰要因を検出し、前記設定された時間が経過するまでの間第2通信インターフェースによる通信が行われなかったときには、第1通信インターフェースにより復帰要因を検出する。
そのため、第1通信インターフェースにおける復帰要因の検出と、第2通信インターフェースにおける復帰要因の検出とを、消費電力の抑制を図りながら実現することができる。その結果、ユーザーにとっての利便性を図りつつ、消費電力の低減を図ることができる。
上記構成において、前記スリープモードにおいて前記第2通信インターフェースを動作させるための動作指示を、前記通信ネットワークを通じて受け付ける動作指示受付部を備え、前記制御部は、前記スリープモードにおいて前記第1通信インターフェースを動作させる一方前記第2通信インターフェースを停止させているときに、前記動作指示受付部が前記動作指示を受け付けたときには、前記第1通信インターフェースを停止させ前記第2通信インターフェースを動作させることが好ましい。
この構成によれば、スリープモードにおいて第1通信インターフェースを動作させる一方第2通信インターフェースを停止させているときに、動作指示受付部が動作指示を受け付けたときには、第1通信インターフェースを停止させ第2通信インターフェースを動作させる。
これにより、動作指示受付部が動作指示を受け付けたときには、第2通信インターフェースが動作して、第2通信インターフェースにおいて復帰要因を検出することができるので、ユーザーにとっての利便性が向上する。
上記構成において、前記第1通信インターフェースの動作電力を供給する電力供給部を備え、前記制御部は、前記スリープモードにおいて前記第1通信インターフェースを動作せる一方前記第2通信インターフェースを停止させているとき、前記電力供給部により、前記第1通信インターフェースの前記動作電力を間欠的に供給させることが好ましい。
この構成によれば、第1通信インターフェースを動作させる一方第2通信インターフェースを停止させているとき第1通信インターフェースに動作電力を間欠的に供給するので、第1通信インターフェースの動作電力を恒常的に供給するよりも、消費電力の抑制を図ることができる。
上記構成において、前記第1通信インターフェースは、USB(Universal Serial Bus)規格に従って前記通信デバイスと通信を行い、前記第2通信インターフェースは、イーサネット(登録商標)の規格に従って前記通信デバイスと通信を行うことが好ましい。
USB規格に従って通信デバイスと通信を行う通信インターフェースは、通信デバイスとの間で、頻繁に(例えば125μsec毎に)相互通信を行っているので、消費電力が大きい。それに比べて、イーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インターフェースは、USB規格に従って通信デバイスと通信を行うよりも消費電力が小さいことが知られている。
この構成によれば、スリープモードに移行したときには、予め設定された時間の間は、通信ネットワークを通じて通信デバイスと通信を行う第2通信インターフェースを動作させ、USB規格に従って通信を行う第1通信インターフェースを停止させるので、消費電力の抑制を好適に図ることができる。
本発明によれば、第1通信インターフェースにおける復帰要因の検出と、第2通信インターフェースにおける復帰要因の検出とを、消費電力の抑制を図りながら実現することができる。その結果、ユーザーにとっての利便性を図りつつ、消費電力の低減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を用いて構成した画像形成システムの一例を示した図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を模式的に示した縦断面図である。 画像形成装置の要部構成の一例を示したブロック図である。 画像形成装置の動作の概要の一例について示したフローチャートである。 画像形成装置の動作の概要の一例について示したフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置Aを用いて構成した画像形成システムSの一例を示した図である。
画像形成システムSは、画像形成装置A(A(1)〜A(4))と、通信端末装置B(B(1)及びB(2))とを、通信デバイスとして備える。画像形成装置Aは、ネットワーク対応型の、プリンター、複写機、ファクシミリ装置等である。通信端末装置B(1)は、ネットワーク対応型のパーソナルコンピューター等である。画像形成装置A及び通信端末装置B(1)は、LAN(Local Area Network)などの通信ネットワークNに接続されている。
通信端末装置B(2)は、USB対応型のパーソナルコンピューター等である。通信端末装置B(2)は、各画像形成装置Aに、USB規格に準拠したUSBケーブルCを通じて接続されている。
画像形成装置Aは、自身でスキャンした画像データを画像形成したり、前記スキャンした画像データを、通信ネットワークN或いはUSBケーブルCに送信する。また、画像形成装置Aは、通信ネットワークN或いはUSBケーブルCに送信された画像データの画像形成の要求を受け付け、当該画像データを画像形成する。
通信端末装置B(1)は、画像データを、通信ネットワークNを通じて、画像形成装置A(1)〜A(4)のうちのいずれかに送信して、当該画像データの画像形成の要求を行う。通信端末装置B(2)は、画像データを、当該通信端末装置B(2)が接続されている画像形成装置Aに、USBケーブルCを通じて送信し、前記画像データの画像形成の要求を行う。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置Aの構成の一例を模式的に示した縦断面図である。
画像形成装置Aは、USBインターフェース101(第1通信インターフェース)を備える。USBインターフェース101は、USBケーブルCを通じて、通信端末装置B(2)との間で通信を行うデバイスである。
USBインターフェース101は、当該USBインターフェース101と通信端末装置B(2)とが接続されたとき、USBケーブルCのデータラインを通じて、通信端末装置B(2)との間で、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠した相互通信を行うデバイスである。
USBインターフェース101は、USBケーブルCを介して通信端末装置B(2)が接続されたことを検出する。例えば、USBインターフェース101が、USBインターフェース101と通信端末装置B(2)とが接続されたときに通信端末装置B(2)からUSBケーブルCの電源ラインを介して所定電圧(例えば5V)の電源の供給を受ける場合には、USBインターフェース101は、電源ライン上の前記所定電圧を検出することにより、USBケーブルCを通じて通信端末装置B(2)が接続されたことを検出する。
尚、USBインターフェース101と通信端末装置B(2)とが接続されたときには、USBインターフェース101と通信端末装置B(2)との間で、前記データラインを通じたネゴシエーションが行われるので、USBインターフェース101は、USBインターフェース101と通信端末装置B(2)とが接続されてから、通信端末装置B(2)から送信された信号を受信したときに、USBケーブルCを通じて通信端末装置B(2)が接続されたことを検出してもよい。
さらにまた、画像形成装置Aは、ネットワークインターフェース102(第2通信インターフェース)を備える。ネットワークインターフェース102は、通信ネットワークNを通じて通信を行うデバイスである。ネットワークインターフェース102としては、イーサネット(登録商標)の通信インターフェース回路が用いられる。
このネットワークインターフェース102は、通信端末装置B(2)との間で頻繁に(例えば125μsec毎に)相互通信を行うUSBインターフェース101よりも、消費電力が小さいことが知られている。
画像形成装置Aは、本体筐体2と、本体筐体2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体筐体2の上部に配設された原稿読取部200と、原稿読取部200の上方に配設された原稿給送部6と、を有している。また、画像形成装置Aのフロント部には、略長方形のユーザーインターフェース部100が設けられている。
原稿読取部200は、CCD(Charge Coupled Device)や露光ランプ等からなるスキャナ部201と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台202及び原稿読取スリット203とを備える。スキャナ部201は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台202に載置された原稿を読み取るときは、原稿台202に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査する。
また、スキャナ部201は、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット203と対向する位置に移動され、原稿読取スリット203を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得する。
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット203に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラー(図略)、搬送ローラー(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット203と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を、原稿読取スリット203を介してスキャナ部201から読取可能にしている。
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体筐体2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台202上面を開放することにより、原稿台202の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等をユーザーが載置できるようになっている。
本体筐体2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から用紙を1枚ずつ繰り出して画像形成部40へ搬送するピックアップローラー462と、給紙カセット461から搬出されてきた用紙に画像を形成する画像形成部40と、転写ローラー49及び感光体ドラム43による用紙への画像転写のための所定のタイミングで、給紙カセット461の用紙を送り出すレジストローラー対17と、を備える。
各給紙カセット461には、それぞれ、サイズの異なる用紙が収容される。例えば、上段の給紙カセット461にはA4サイズの用紙が収容され、中段の給紙カセット461にはB5サイズの用紙が収容され、下段の給紙カセット461にはA3サイズの用紙が収容される。
画像形成部40は、感光体ドラム43、感光体ドラム43表面を除電する除電装置421、感光体ドラム43表面を帯電させる帯電装置422、スキャナ部201で取得された画像データ、或いは、通信ネットワークNやUSBケーブルCを通じて受信した画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラム43を露光する露光装置423、感光体ドラム43表面にトナーを供給する現像装置44、及び、感光体ドラム43上のトナー像を用紙に転写するための転写ローラー49を備える。
また、画像形成部40は、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着装置45、及び、用紙をスタックトレイ3又は胴内排紙部48まで搬送するための搬送ローラー19を備える。
ユーザーインターフェース部100は、表示部5と操作部18とを備える。操作部18は、例えば、自機でスキャンされた画像データを画像形成させたい他の画像形成装置Aを選択し、選択された画像形成装置Aに画像形成させる指示操作を受け付ける。表示部5には、前記指示操作のための画像(例えばガイド画像)が表示される。ユーザーインターフェース部100は、操作部18が前記指示操作を受け付けると、前記選択された画像形成装置Aに画像形成させる指示を受け付ける。
図3は、画像形成装置Aの要部構成の一例を示したブロック図である。
画像形成装置Aは、コントローラー103と、ネットワークPHY制御部112(動作指示受付部)と、ネットワークコネクタ113と、USB−PHY制御部114と、USBコネクタ115と、USB―PHY制御部114の動作電力を供給するためのスイッチング素子111(電力供給部)と、を備える。
コントローラー103は、CPU(Central Processing Unit;制御部)104、メディアアクセス制御部(MAC)105、USBホスト106、第1クロック出力部107、第2クロック出力部108、及び、マルチプレクサ109,110を備える。
CPU104は、画像形成装置Aを統括的に制御するデバイスである。CPU104は、画像形成装置Aの消費電力を抑制させるスリープモードと、前記消費電力を抑制させない通常モードとを有する。
メディアアクセス制御部105は、ネットワークPHY制御部112と協働して、ネットワークインターフェース102を構成する。メディアアクセス制御部105は、OSI参照モデルにおけるMAC(Media Access Control layer)層を制御する回路である。メディアアクセス制御部105は、前記MAC層を制御することにより、ネットワークインターフェース102を通じたデータの送受を制御する。
USBホスト106は、USB−PHY制御部114と協働して、USBインターフェース101を構成する。USBホスト106は、通信端末装置B(2)をスレーブとしてUSB規格に従った通信を行うデバイスである。USBホスト106は、USBコネクタ115を通じたデータの送受を制御する。
第1クロック出力部107は、メディアアクセス制御部105の動作クロックを出力する回路である。第2クロック出力部108は、USBホスト106の動作クロックを出力する回路である。
マルチプレクサ109,110は、2以上の信号入力があったときに1つの信号を出力する回路である。
マルチプレクサ109には、第1クロック出力部107から出力される動作クロックと、CPU104から出力される信号とが入力される。マルチプレクサ109は、CPU104から入力される信号がオン期間であるときに、第1クロック出力部107から動作クロックが入力されたとき、前記動作クロックをメディアアクセス制御部105に出力する。
マルチプレクサ110には、第2クロック出力部から出力される動作クロックと、CPU104から出力される信号とが入力される。マルチプレクサ110は、CPU104から入力される信号がオン期間であるときに、第2クロック出力部108から動作クロックが入力されたとき、前記動作クロックをUSBホスト106に出力する。
ネットワークコネクタ113は、通信ネットワークNに自機を接続するためのインターフェースである。
ネットワークPHY制御部112は、通信ネットワークNにおいて、OSI参照モデルにおける物理層の一つであるPHY層(physical layer)を制御するインターフェースである。ネットワークPHY制御部112は、CPU104をスリープモードから通常モードに復帰させるための復帰要因を検出する。復帰要因としては、例えば、通信ネットワークNを通じて送信された印刷ジョブが挙げられる。
ネットワークPHY制御部112は、コントローラー103から送信されてきたデータを通信ネットワークNに送信したり、通信ネットワークNを通じて他の画像形成装置や通信端末装置B(1)から送信されてきたデータを、コントローラー103に送信する。
ネットワークPHY制御部112は、当該ネットワークPHY制御部112の消費電力を抑制するスリープモードと、前記消費電力を抑制しない通常モードとを有する。ネットワークPHY制御部112は、通信ネットワークNとの間での送受信が予め設定された設定時間の間無かった場合、通常モードからスリープモードへ移行する。そして、ネットワークPHY制御部112は、スリープモードにおいて、通信ネットワークNを介して、前記復帰要因を検出したときに、通常モードに移行する。
このネットワークPHY制御部112は、例えば、IEEE802.3azの規格に対応している。ネットワークPHY制御部112としては、例えば、Broadcom社製、Marvell社製、Realtec社製など、を用いることができる。
USBコネクタ115は、USBケーブルCを通じて通信端末装置B(2)を接続するためのインターフェースである。USB−PHY制御部114は、USBコネクタ115において、前記PHY層を制御するインターフェースである。USB―PHY制御部114は、前記復帰要因を検出する。復帰要因としては、例えば、USBケーブルCを通じて送信された印刷ジョブが挙げられる。
USB−PHY制御部114は、コントローラー103から送信されてきたデータをUSBケーブルCに送信したり、USBケーブルCを通じて通信端末装置B(2)から送信されてきたデータをコントローラー103に送信する。
スイッチング素子111は、CPU104から出力される信号に基づいてオンすることにより、USB−PHY制御部114へ動作電力を供給する。
以下に、このような構成の画像形成装置Aの動作の概要について説明する。図4および図5は、画像形成装置Aの動作の概要の一例について示したフローチャートである。
CPU104は、通常モードでは、メディアアクセス制御部105及びUSBホスト106に動作クロックを供給するとともに、ネットワークPHY制御部112及びUSB−PHY制御部114の動作電力を供給する。これにより、第1及び第2通信インターフェース101,102が動作している。
そして、CPU104は、スリープモードに移行するべきタイミングが到来したときには(ステップS1のYES)、通常モードからスリープモードに移行する(ステップS2)。尚、スリープモードに移行するべきタイミングとしては、例えば、通常モードにおいて、所定時間の間、ネットワークインターフェース102が印刷ジョブを受け付けず、且つUSBインターフェース101が当該USBインターフェース101への通信端末装置B(2)の接続や印刷ジョブの送信を受け付けず、且つ操作部18が操作されないことが挙げられる。
CPU104は、スリープモードに移行したときには、USBホスト106への動作クロックの供給、及びUSB−PHY制御部114への動作電力の供給を停止させる(ステップS3)。例えば、CPU104は、マルチプレクサ110及びスイッチング素子111への信号出力を停止することにより、前記供給を停止させる。これにより、ネットワークインターフェース102の動作は継続するが、USBインターフェース101の動作は停止する。
尚、このとき、CPU104は、図3の構成要素以外の構成要素、例えば、消費電力が大きな画像形成部40の動作電力の供給を停止させる。
そして、CPU104は、ネットワークインターフェース102を通じたデータの送受信が予め設定された設定時間の間にあったか否かを判定する(ステップS4)。尚、この処理は、例えば、CPU104が、メディアアクセス制御部105によりデータの送受信が行われているか否かを判定することにより、実現することが可能である。
或いは、前記設定時間の間に前記送受信が行われていなければ、ネットワークPHY制御部112が自動的にスリープモードに移行する。このため、メディアアクセス制御部105に、論理層の1つであるMAC層(Media Access Control layer)と、PHY層との間のインターフェースであるMII(Medium Independent Interface)を実装し、メディアアクセス制御部105に、このMIIを用いて、ネットワークPHY制御部112内のレジスタの値を読み出させて、ネットワークPHY制御部112がスリープモードであるか否かを検出させてもよい。こうすれば、メディアアクセス制御部105に、CPU104に向けて前記検出の結果を出力させることにより、CPU104が、前記設定時間の間に前記送受信が行われているか否かを判定することを、実現することが可能である。
CPU104は、前記設定時間の間に前記送受信が行われたと判定したときには(ステップS4のYES)、CPU104は、ネットワークPHY制御部112が復帰要因、例えば、印刷ジョブを検出したか否かを判定する(ステップS5)。CPU104は、前記印刷ジョブを検出していないと判定したときには(ステップS5のNO)、ステップS4に戻り、前記印刷ジョブを検出したと判定したときには(ステップS5のNO)、通常モードに移行し(ステップS6)、例えば、スリープモードで動作電力の供給を停止させていた画像形成部40などの構成要素への動作電力の供給を再開させる。そして、CPU104は、画像形成を行う(ステップS7)。このとき、CPU104は、USBホスト106の動作クロック、及び、USB−PHY制御部114の動作電力の供給を再開させる。
一方、ネットワークインターフェース102を通じたデータの送受信が予め設定された設定時間の間ないときには(ステップS4のNO)、CPU104は、以下の処理に移行する。このとき、ネットワークPHY制御部112を通じたデータ送受信が前記設定時間の間行われていないので、ネットワークPHY制御部112は自動的にスリープモードに移行する。
前記設定時間の間に前記データの送受信がないときには(ステップS4のNO)、CPU104は、ネットワークインターフェース102と、通信ネットワークN上の通信デバイス、例えば、他の画像形成装置Aや通信端末装置B(1)とのリンクを解除する(ステップS8)。尚、この解除処理は、例えば、IEEE802.3azの規格に従って、前記リンクの解除要求のためのコマンド送信と、これに対する返信の受け付けとを含んだ処理を行うことにより実現することが可能である。
そして、CPU104は、メディアアクセス制御部105の動作クロックの供給を停止させる(ステップS9)。この処理は、例えば、CPU104がマルチプレクサ109への信号出力を停止することにより実現することが可能である。また、CPU104は、USBホスト106への動作クロックの供給と、USB−PHY制御部114への動作電力の供給とを再開させる(ステップS10)。
これにより、ネットワークインターフェース102の動作が停止するが、USBインターフェース101の動作が再開する。
そして、CPU104は、USB−PHY制御部114が復帰要因、例えば、印刷ジョブを検出したか否かを判定する(ステップS11)。前記印刷ジョブを検出したと判定したときには(ステップS11のYES)、通常モードに移行し(ステップS12)、画像形成を行う(ステップS13)。このとき、CPU104は、メディアアクセス制御部105の動作クロックの供給を再開させる。そして、CPU104は、ステップS1に戻る。
一方、CPU104は、USB−PHY制御部114が印刷ジョブを検出せず(ステップS11のNO)、且つ、ネットワークPHY制御部112が、通信ネットワークNを通じて、メディアアクセス制御部105を動作させるための動作指示を受け付けたときには(ステップS14のYES)、他の画像形成装置Aや通信端末装置B(1)とのリンクを復帰させる(ステップS15)。尚、ステップS14及びS15の処理は、例えば、IEEE802.3azの規格に従って、前記リンクの復帰要求のためのコマンド送信を含んだ処理を行うことにより実現することが可能である。
そして、CPU104は、メディアアクセス制御部105への動作クロックの供給を再開させ(ステップS16)、ステップS3に戻る。これにより、USBインターフェース101の動作が停止し、ネットワークインターフェース102の動作が再開する。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置Aによれば、スリープモードに移行したときには、USBインターフェース101を停止させる一方ネットワークインターフェース102を動作させ、スリープモードに移行してから、前記設定時間の間、ネットワークインターフェース102を通じた通信がないときには、ネットワークインターフェース102の動作を停止させる一方USBインターフェース101を動作させる。
これにより、スリープモードに移行してから、予め設定された時間が経過するまでの間は、ネットワークインターフェース102により通信ネットワークNを通じた復帰要因を検出し、前記設定された時間が経過するまでの間ネットワークインターフェース102による通信が行われなかったときには、USBインターフェース101により復帰要因を検出する。
そのため、USBインターフェース101における復帰要因の検出と、ネットワークインターフェース102における復帰要因の検出とを、消費電力の抑制を図りながら実現することができる。その結果、ユーザーにとっての利便性を図りつつ、消費電力の低減を図ることができる。
尚、ステップS10において、CPU104は、USB−PHY制御部114の動作電力の供給を間欠的に行っても良い。例えば、CPU104は、スイッチング素子111へパルス信号を送信することにより、スイッチング素子111を間欠的にオンさせる。こうすれば、USBインターフェース101の動作電力を恒常的に供給するよりも、消費電力の抑制を図ることができる。
A 画像形成装置
N 通信ネットワーク
101 USBインターフェース
102 ネットワークインターフェース
104 CPU
105 メディアアクセス制御部
106 USBホスト
111 スイッチング素子
112 ネットワークPHY制御部
114 USB−PHY制御部

Claims (4)

  1. 画像を表す画像データを用紙に形成する画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の消費電力を抑制させない通常モードと、前記消費電力を抑制させるスリープモードとを有する制御部と、
    通信デバイスと通信を行い、前記制御部を前記スリープモードから前記通常モードに復帰させるための復帰要因を検出する第1通信インターフェースと、
    通信デバイスと通信ネットワークを通じて通信を行い、前記復帰要因を検出する第2通信インターフェースと、を備え、
    前記制御部は、
    前記通常モードでは、前記第1及び第2通信インターフェースを動作させ、前記スリープモードに移行したときには、前記第1通信インターフェースを停止させる一方前記第2通信インターフェースを動作させ、前記スリープモードに移行してから予め設定された時間の間、前記第2通信インターフェースを通じた通信が行われていないときには、前記第1通信インターフェースを動作させる一方前記第2通信インターフェースを停止させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記スリープモードにおいて前記第2通信インターフェースを動作させるための動作指示を、前記通信ネットワークを通じて受け付ける動作指示受付部を備え、
    前記制御部は、
    前記スリープモードにおいて前記第1通信インターフェースを動作させる一方前記第2通信インターフェースを停止させているときに、前記動作指示受付部が前記動作指示を受け付けたときには、前記第1通信インターフェースを停止させ前記第2通信インターフェースを動作させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1通信インターフェースの動作電力を供給する電力供給部を備え、
    前記制御部は、前記スリープモードにおいて前記第1通信インターフェースを動作せる一方前記第2通信インターフェースを停止させているとき、前記電力供給部により、前記第1通信インターフェースの前記動作電力を間欠的に供給させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1通信インターフェースは、USB(Universal Serial Bus)規格に従って前記通信デバイスと通信を行い、
    前記第2通信インターフェースは、イーサネット(登録商標)の規格に従って前記通信デバイスと通信を行う
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2011163050A 2011-07-26 2011-07-26 画像形成装置 Withdrawn JP2013022939A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017076292A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 キヤノン株式会社 通信装置、通信制御方法およびプログラム
JP2021033780A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 株式会社沖データ データ処理装置

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