JP2009020394A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ICタグ用紙と普通紙とが混在した状態であってもICタグへのデータの欠落を抑制する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】コピー機100は,用紙束検知部311によって給紙カセット310に普通紙が含まれているか否かを判断する。給紙カセット310に普通紙が含まれている場合,ICタグ用紙のICタグに複数ページ分のデータを書き込む。給紙カセット310に普通紙が含まれていない場合,ICタグ用紙のICタグに1ページ分のデータを書き込む。印刷部330では,データがICタグに記録されたページの画像を用紙に形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は,無線通信用の記憶素子(ICタグ)が組み込まれた被記録媒体に画像を形成する画像処理装置に関する。さらに詳細には,ICタグへのデータの欠落を抑制する画像形成装置に関するものである。
近年,画像情報等を記憶することが可能なICタグが組み込まれた記録紙が普及している。画像形成装置は,ICタグに記憶された電子情報の読取り,またはICタグに対して電子情報の書込みを行う読取り/書込み装置(以下,「R/W装置」とする)を備えており,ICタグに対して非接触で情報のやりとりを行うことができる。
具体的に,画像形成装置では,ICタグに,印刷の基となった画像に関する情報や,その印刷ジョブや記録紙に付随する情報(例えば,印刷が実行された日時情報,印刷ジョブの何ページ目に相当するかを示したページ情報,印刷を実行したユーザを示すユーザ情報等)が書き込まれる。これにより,ICタグに記録した画像あるいはその画像に関連した電子情報が必要な場合には,用紙に組み込まれているICタグから情報を読み取ることができる。
また,ICタグには,1ページの情報に限らず,複数ページの情報を記録することができる。そのため,表紙などの特定のページに情報を記録し,残りのページでは普通紙を利用するといった運用が可能である。
例えば特許文献1には,1ページ目にICタグが組み込まれた記録紙(以下,「ICタグ用紙」とする)を利用し,残りのページでは普通紙を利用することが可能な画像形成装置が開示されている。特許文献1では,全てのページにICタグ用紙を利用する必要はなく,用紙費のコストダウンを図ることができるとしている。
特開2006−103284号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置には,次のような問題があった。すなわち,従来の画像形成装置では,給紙カセットを複数備え,1つの給紙カセットにICタグ用紙を収容し,他の給紙カセットに普通紙を収容する。つまり,ICタグ用紙と普通紙とを異なる給紙カセットから給紙することを前提としている。そのため,1つの給紙カセット内にICタグ用紙と普通紙とが混在した状態になっていると,適切な処理を行うことが困難になる。
例えば,ICタグ用紙にページ単位で情報を記憶する場合,普通紙が混在すると,当該普通紙には情報を書き込むことができない。そのため,普通紙に印刷された情報が欠落してしまう。
特に,ICタグの小型化,薄型化に伴い,ICタグ用紙と普通紙との区別が外観からは判断し難い傾向にある。そのため,ICタグ用紙用と普通紙用とで給紙カセットを分けていたとしても,ユーザの誤操作によってICタグ用紙と普通紙とが混在した状態になることが十分に考えられる。
本発明は,前記した従来の画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわち,その課題とするところは,ICタグ用紙と普通紙とが混在した状態であってもICタグへのデータの欠落を抑制する画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,被記録媒体を収容する給紙部と,給紙部内の被記録媒体に,記憶素子が組み込まれていない被記録媒体である第1の被記録媒体が含まれているか否かを判断する判断部と,判断部にて第1の被記録媒体が含まれていると判断された場合に,記憶素子が組み込まれている被記録媒体である第2の被記録媒体の当該記憶素子に複数ページ分のデータを書き込む書込み部と,書込み部によってデータが書き込まれたページの画像を被記録媒体に形成する印刷部とを備えることを特徴としている。
本発明の画像形成装置は,判断部によって給紙部内に第1の被記録媒体(例えば,普通紙)が含まれているか否かを判断する。給紙部に第1の被記録媒体が含まれている場合,書込み部にて第2の被記録媒体(例えば,ICタグ用紙)の記憶素子に複数ページ分のデータを書き込む。これにより,画像が形成されていないページのうち,データが記録されたページについては,第1の被記録媒体に画像を形成してもデータの欠落は生じない。
そこで,本発明の画像形成装置の印刷部では,データが記憶素子に書き込まれたページの画像について被記録媒体に印刷する。データが記録されていれば,印刷先は第1の被記録媒体であっても第2の被記録媒体であってもよい。言い換えると,データが記録されていないページの画像は印刷しない。これにより,第1の被記録媒体と第2の被記録媒体とが混在しても,データを欠落させることなく,印刷とデータの書込みとを行うことができる。
また,本発明の画像形成装置の書込み部は,判断部にて第1の被記録媒体が含まれていないと判断された場合に,第2の被記録媒体の記憶素子に1ページ分のデータを書き込むこととするとよりよい。
すなわち,給紙部に第1の被記録媒体が含まれていないならば,すべての用紙にデータの書込みが可能であり,1ページずつの書込みであってもデータの欠落は生じない。そして,データの管理がページ単位であるため,ユーザにとって使い勝手が良い。
また,本発明の画像形成装置の印刷部は,該当ページのデータが先行する第2の被記録媒体の記憶素子に書き込まれていない場合に,白紙排紙を行うこととするとよりよい。
すなわち,データが書き込まれていないことを理由にエラーとして制御を止めてしまうと,第1の被記録媒体の割合が多い場合に頻繁に止まってしまい,使い勝手が悪くなる。そこで,白紙排紙とすることで,第2の被記録媒体が送られて来るのを待つ。そして,第2の被記録媒体が送られて来ることで,自動的に印刷とデータの書込みとを再開する。これにより,円滑に印刷を行うことができる。
さらに,印刷部は,1つの印刷ジョブに対し,白紙排紙した被記録媒体が所定の枚数以上となった場合に,当該印刷ジョブの画像形成を中止または停止することとするとよりよい。すなわち,始めから給紙部内に第1の被記録媒体しかない場合は延々と排紙されてしまう。また,第1の被記録媒体の割合が非常に多い場合にも同様である。そこで,所定の枚数で白紙排紙を止めることで,無駄な排紙処理を回避できる。
また,本発明の画像形成装置の判断部は,給紙部に載置された被記録媒体の総数を検出する検出部と,第2の被記録媒体の総数を検出する第2検出部とを備えることとするとよりよい。これにより,自動的に第1の被記録媒体の存在を検出することができる。
また,本発明の画像形成装置は,判断部にて第1の被記録媒体が含まれていると判断された場合にその旨を報知する報知部を備えることとするとよりよい。これにより,ユーザが第1の被記録媒体の混載を認知することができる。報知部が報知する手段は,例えば,操作パネルへの文字表示であってもよいし,警告音を発してもよい。
本発明によれば,ICタグ用紙と普通紙とが混在した状態であってもICタグへのデータの欠落を抑制する画像形成装置が実現している。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式のコピー機に本発明を適用したものである。
[コピー機の構成]
本形態のコピー機100(画像形成装置の一例)は,図1に示すように,原稿の読み取りを行う画像読取部200と,読み取られた原稿の画像データに基づいて被記録媒体に画像を形成する画像形成部300と,コピー機100の操作を行うための操作部400とを備えている。
画像読取部200は,原稿を搬送して原稿の読取りを行うADF(Automatic Document Feeder:自動供給装置)210と,読取り前の原稿を積載する供給トレイ220と,読取り後の原稿を載置する排出トレイ230とを備えている。また,排出トレイ230は,コピー機100の背面側に設けられたX方向を軸方向とする支軸(不図示)を支点として,コピー機100本体に対して開閉自在になっている。排出トレイ230を上下に開閉することで,ADF210および供給トレイ220も併せて上下移動する。排出トレイ230が開放されることで露出する排出トレイ230の下方には,原稿を読み取る際に原稿を載置するためのガラス板(不図示)が設けられている。さらに,ガラス板の直下にX方向にスライド可能なCCDセンサ(不図示)が設けられている。
原稿の読取りは,上記のガラス板上に原稿を載置して行う場合と,ADF210を利用する場合とがある。前者の場合,ガラス板の板面に沿ってX方向にCCDセンサが移動する。その際に,1ラインずつ原稿の読取りが行われる。また,後者の場合,CCDセンサが左端部の位置で固定される。そして,ADF210により搬送される原稿の読取りが1ラインずつ行われる。
画像形成部300は,被記録媒体としての用紙を積載保持し,コピー機100の前面側より着脱可能に装着される給紙カセット310(給紙部の一例)と,画像形成後の用紙を積載保持する排紙トレイ320とを備えている。給紙カセット310には,ICタグ用紙や普通紙が必要に応じて積載される。
また,画像形成部300は,図2に示すように,公知の電子写真方式によってトナー像を形成する印刷部330(印刷部の一例)と,給紙カセット310内の用紙を印刷部330に送り出す給紙ローラ341と,用紙を排紙トレイ320に排出する排紙ローラ361と,ICタグに対して非接触で電子情報のやりとりを行うR/W装置370(書込み部の一例)とが設けられている。
給紙カセット310は,給紙カセット310内の用紙束の混載状況を検知する用紙束検知部311(判断部の一例)を備えている。詳細に,用紙束検知部311は,ICタグに対して非接触で電子情報を読み取るICタグリーダ312(第2検出部の一例)と,給紙カセット310内の用紙束の総重量を検出する重量計313(検出部の一例)とを有している。
用紙束検知部311では,ICタグ用紙の枚数と,給紙カセット310内の用紙の総枚数とを取得し,両者を比較することで普通紙の有無を判断する。具体的には,ICタグリーダ312が給紙カセット310内のICタグ用紙からの信号を受信する。これにより,ICタグ用紙の総枚数が取得される。一方,重量計313が用紙束を含む給紙カセット310の総重量を検出する。給紙カセット310の重量はあらかじめ分かっていることから,用紙束の総重量が推測される。さらに,用紙1枚の重さが分かっていることから,用紙束の総重量から給紙トレイ310内の用紙の総枚数が推測される。そして,用紙束検知部311では,ICタグ用紙の総枚数と給紙トレイ310内の用紙の総枚数とが一致してなければ,給紙カセット310に普通紙が混載されていると判断できる。
印刷部330は,レーザ光発生装置7,ドラム状の感光体2,ローラ状の転写装置5,定着装置8等を備えている。さらに,感光体2の周りには,図3に示すように,帯電装置3,現像装置4,クリーニング装置6等が設けられている。レーザ光発生装置7からのレーザ光は,感光体2の回転方向において,帯電装置3の下流であって現像装置4の上流の位置に照射される。また,定着装置8は,用紙の搬送方向において,転写装置5よりも下流に位置する。
レーザ光発生装置7は,画像データに基づいてレーザ光源を点灯し,そのレーザ光で感光体2の表面を走査する。画像データは,画像読取部200によって読み取られた画像を基に作成される。なお,コピー機100をプリンタとして利用する場合,外部端末からコピー機100に送られてくる画像データであってもよい。
感光体2は,帯電装置3によってその表面を一様に帯電されつつ回転する。感光体2の表面は,レーザ光発生装置7に走査されたレーザ光の照射部分の電位が変化する。これにより,非照射部分との間に生じた電位差によって感光体2の表面に静電潜像が形成される。その後,感光体2上では,現像装置4から供給されるトナーによって現像が行われ,トナー像が形成される。その後,トナー像は,感光体2と対向する転写装置5によって電気的に吸引され,感光体2と転写装置5との間を通過する用紙に転写される。転写後に感光体2上に残ったトナーは,クリーニング装置6によって機械的あるいは電気的に回収される。また,定着装置8は,トナー像が転写された用紙を加熱・加圧し,トナー像の用紙への定着を行う。
R/W装置370は,図2に示したように,用紙の搬送方向上,印刷部330より上流に位置している。R/W装置370は,印刷に先立って,ICタグへの電子情報の書込みないし読出しを行うものである。すなわち,R/W装置370によって画像情報やページ情報がICタグに書き込まれる。また,R/W装置370がICタグから電子情報を読み出すことで,搬送されてきた用紙がICタグ用紙であるか否かの検出を行う。
また,操作部400は,パネル状の入出力装置であり,ユーザがコピー機100の操作を行うための複数のスイッチやボタン等が設けられている。例えば,コピーボタン410は,ユーザが原稿のコピーを開始する際に,コピー機100に開始指示を伝えるためのボタンである。また,表示部420(報知部の一例)は,エラーや指示等のメッセージを表示する液晶ディスプレイである。
続いて,コピー機100の機能構成について説明する。コピー機100は,図4に示すように,制御部500と,モータ制御部510と,A/D変換器520と,画面駆動部530と,入力検知部540と,印刷部330と,R/W装置370と,用紙束検知部311とが電気的に接続されている。
制御部500は,コピー機100全体を制御するものであり,各種プログラムを実行する。モータ制御部510は,画像読取部200や画像形成部300の各種ローラ等の駆動モータの制御を行うものである。A/D変換器520は,画像読取部200で読み取った原稿の画像を,画像データとしてデジタルデータ化するものである。
画面駆動部530は,表示部420に文字や画像等を表示するための制御を行うものである。入力検知部540は,操作部400に設けられたコピーボタン410の入力を検知するものである。なお,入力検知部540には,操作部400に設けられたその他のスイッチやボタン等も接続されている。
[コピー機の動作]
[印刷処理の基本ルーチン]
続いて,制御部500が行う印刷処理について,図5のフローチャートを基に説明する。本処理は,T秒(例えば1秒)ごとに実行される。
まず,印刷ジョブがプリンタキューに存在するか否かを判断する(S101)。印刷ジョブが無ければ(S101:NO),本処理を終了する。印刷ジョブが有れば(S101:YES),S102の処理に移行する。
次に,用紙束検知部311によって給紙カセット310内の用紙束の混載状況を検知する(S102)。具体的には,ICタグ用紙の総枚数と給紙トレイ310内の用紙の総枚数とを取得し,両枚数が一致していれば普通紙無し(つまり,すべてがICタグ用紙)と判断する。両枚数が不一致であれば,普通紙有りと判断する。
S102の処理によって普通紙無しと判断された場合(S103:NO)には,通常の印刷処理を行う(S104)。一方,普通紙有りと判断された場合(S103:YES)には,普通紙が混載されている旨のメッセージを表示部420に表示する(S105)。すなわち,普通紙の混載はユーザが意図していないことが考えられる。そこで,表示部420にメッセージを表示することでユーザの注意を喚起する。そして,混載時用の印刷処理を行う(S106)。S104の処理およびS106の処理の詳細は後述する。S104の処理あるいはS106の処理の後,本処理を終了する。
[通常時の印刷処理]
続いて,通常時の印刷処理(S104)について,図6のフローチャートを基に説明する。
まず,ICタグ用紙を給紙ローラ341によって給紙カセット310から搬出し,印刷部330に送る(S201)。次に,ICタグに搬出中のICタグ用紙に対応した1ページ分のデータを書き込む(S202)。書き込む情報は任意であるが,例えば,印刷が実行された日時情報,印刷の基となった画像データ(コピー処理の場合は読取データ),印刷ジョブの何頁目に相当するかを示したページ情報,印刷を実行したユーザを示すユーザ情報等が書き込まれる。
次に,印刷部330にて画像が形成され,当該画像が用紙に印刷される(S203)。すなわち,感光体2上にトナー像が形成され,用紙が感光体2と転写装置5との間を通過することで用紙に当該トナー像が転写される。トナー像の転写後は,定着装置8により,トナー像が転写された用紙を加熱・加圧し,トナー像を用紙へ定着させる。定着後は,当該用紙を排紙トレイ320に排紙する(S204)。
その後,次の印刷ページがあるならば(S205:NO),S201の処理に戻って給紙を開始する。すなわち,1つの印刷ジョブが終了するまで本処理を繰り返す。次の印刷ページがなければ(S205:YES),本処理を終了する。
[混載時の印刷処理]
続いて,混載時の印刷処理(S106)について,図7のフローチャートを基に説明する。
まず,用紙が給紙ローラ341によって給紙カセット310から搬出され,印刷部330に送られる(S301)。次に,ICタグ用紙であるか否かを判断する(S302)。ICタグ用紙であるか否かは,R/W装置370による読出し可否によって判断する。
ICタグ用紙でなければ(S302:NO),白紙排紙を行う(S320)。その後,白紙カウンタをインクリメントする(S321)。白紙カウンタが所定値以下であれば(S322:YES),S301の処理に戻って,給紙を開始する。一方,白紙カウンタが所定値以下でなければ(S322:NO),本処理を終了する。すなわち,白紙排紙を所定枚数より多く行った場合には,白紙排紙が大量に行われることを避けるために本処理を終了する。
ICタグ用紙であれば(S302:YES),ICタグに複数ページ分のデータを書き込む(S303)。このとき,制御部500では,書き込みを行ったページ番号を記憶する。1つのICタグに書き込むページ数は任意であるが,例えばICタグのメモリ容量が許容する最大ページ数分であったり,あらかじめ決められたページ数であってもよい。また,書き込むデータのサイズによって可変であってもよい。
次に,印刷部330にて画像が形成され,当該画像が用紙に印刷される(S304)。すなわち,1ページ分の画像が印刷される。印刷後は,当該用紙を排紙トレイ320に排紙する(S305)。
その後,次の印刷ページがなければ(S306:YES),本処理を終了する。次の印刷ページがあるならば(S306:NO),再び給紙を開始する(S307)。そして,ICタグ用紙であるか否かを判断する(S308)。
ICタグ用紙であれば(S308:YES),S303の処理に戻って再びICタグに複数ページ分のデータを書き込む(S303)。すなわち,まだICタグに記録していない他のページのデータを書き込む。これにより,画像の印刷に先行してICタグにデータが書き込まれる。なお,全ページのデータが書き込まれた後は,S303の処理をバイパスする。
ICタグ用紙でなければ(S308:NO),該当ページのデータが先行するICタグ用紙のICタグに書込み済みであるか否かを判断する(S309)。具体的には,書込み済みのページ番号は制御部500に記憶されていることから,印刷するページのページ番号が記憶されているか否かを判断する。書込み済みの場合(S309:YES)には,S304の処理に戻って該当ページの画像を印刷する。一方,書込み済みでない場合(S309:NO)には,白紙排紙を行う(S310)。そして,S307の処理に戻って再び給紙を開始する。なお,S310の処理を行うにあたって,白紙排紙が大量に行われることを避けるために,S320からS322の処理を行う構成であってもよい。
すなわち,本処理では,ICタグにデータが書込み済みのページについては印刷し,データが書き込まれていないページについては印刷を行わない。これにより,印刷されたページは必ず何れかのICタグにデータが書き込まれていることになり,データの欠落は生じない。
なお,白紙排紙の枚数が閾値を超えた場合や,ICタグへの書込みが失敗した場合に,その旨のエラーメッセージを表示部420に表示するように構成してもよい。
また,ICタグへのデータの書込み状況および画像の印刷状況を表示部420に表示してもよい。例えば,S303の処理にてデータの書込みが実行されたページ数と,S304あるいはS305の処理が実行されたページ数とを基に,図8に示すように,データが書き込まれたページ数と印刷が終了したページ数とを表示し,データの書込みごとおよび画像の印刷ごとに表示を更新するとしてもよい。これにより,長時間印刷を行う際のユーザの不安を緩和できる。
また,さらにICタグへの書込みの詳細情報として,例えば,S303の処理にてデータの書込みが実行されたページ数と,S304あるいはS305の処理が実行されたページ数とを基に,図9に示すように,どのICタグ用紙に何ページ目のデータが書き込まれているかを表示してもよい。これにより,ユーザは書込み先の詳細を認識することができる。さらに,印刷ボタン等を設け,当該内容を印刷できるとしてもよい。
[印刷例]
続いて,本形態の印刷処理での印刷例について説明する。なお,本印刷例では,20ページの印刷を行う印刷ジョブを実行する。まず,通常時印刷の例を,図10を基に説明する。通常時印刷では,普通紙が混載していないため,1枚目から20枚目までのすべての用紙がICタグ用紙Sicである。
この場合,ICタグ用紙Sicの1枚につき1ページ分のデータがICタグTに記録される。勿論,ICタグ用紙Sicの1枚につき1ページ分の画像が印刷される。つまり,1枚目には,1ページ目の画像が印刷され,1ページ目のデータがICタグTに記録され,20枚目には,20ページ目の画像が印刷され,20ページ目のデータがICタグTに記録される。通常時印刷の場合は,ICタグに記録されているページと印刷されているページとが一致しており,ユーザの使い勝手が良い。
次に,混載時印刷の例を,図11を基に説明する。本印刷例では,1枚目から5枚目までがICタグ用紙Sic,6枚目から19枚目までが普通紙S,20枚目から23枚目までがICタグ用紙Sic,24枚目以降が普通紙Sであったとする。さらに,各ICタグTには3ページ分の記録が可能であるとする。
この場合,ICタグ用紙Sicの1枚につき3ページ分のデータがICタグTに記録される。また,ICタグ用紙Sicの1枚につき1ページ分の画像が印刷される。従って,1枚目には,1ページ目の画像が印刷され,1ページ目から3ページ目のデータがICタグTに記録される。2枚目には,2ページ目の画像が印刷され,4ページ目から6ページ目のデータがICタグTに記録される。5ページ目までICタグ用紙Sicであることから,5枚目のICタグ用紙Sicまでに15ページ目までのデータがICタグTに記録されることになる。さらに,15ページ目まで記録されたことが制御部500に記憶される。
そして,6枚目からは普通紙であるため,データの記録はできない。そのため,画像の印刷のみ行われる。従って,6枚目には,6ページ目の画像が印刷される。同様の処理が繰り返され,15枚目には,15ページ目の画像が印刷される。
一方,16ページ目のデータは,この段階ではどのICタグにも記録されていない。そのため,16枚目の普通紙Sには,画像の印刷は行わず,白紙排紙する。この白紙排紙をICタグ用紙Sicが給紙されるまで繰り返す。本印刷例では,20枚目がICタグ用紙Sicであることから,16枚目から19枚目まで白紙排紙となる。
そして,20枚目は,ICタグ用紙Sicであることから,データの記録と画像の印刷とが再開される。すなわち,20枚目には,16ページ目の画像が印刷され,16ページ目から18ページ目のデータがICタグTに記録される。その後,21枚目には,19ページ目と20ページ目のデータがICタグTに記録され,これによりすべてのデータが欠落することなく記録される。そして,後続する用紙に残りのページ分の画像が順次印刷される。そして,24枚目における20ページ目の画像の印刷をもって本印刷ジョブの印刷処理が終了する。
以上詳細に説明したように本形態のコピー機100は,用紙束検知部311によって給紙カセット310内に普通紙が含まれているか否かを判断している。給紙カセット310に普通紙が含まれている場合,ICタグ用紙のICタグに複数ページ分のデータを書き込む。これにより,画像が形成されていないページのうち,データが記録されたページについては,普通紙に画像を形成してもデータの欠落は生じない。そこで,印刷部330では,データがICタグに記録されたページの画像を印刷している。データが記録されていれば,印刷先は普通紙であってもICタグ用紙であってもよい。言い換えると,データがICタグに記録されていないページの画像は印刷しない。これにより,普通紙とICタグ用紙とが混在しても,データを欠落させることなく,印刷とデータの書込みとを行うことができる。
さらに,コピー機100では,普通紙とICタグ用紙とを混載させた状態で,画像の形成とデータの書込みとを行うことができる。そのため,ICタグ用紙と比較して安価な普通紙を意図的に混載させることで,用紙費のコストダウンを図ることができる。
また,コピー機100は,複数の給紙カセットを必要としない。そのため,給紙カセットが1つしかない場合であっても本発明を適用でき,データの欠落の抑制,用紙費のコストダウンを図ることができる。
また,通常時の印刷処理では,ICタグに1ページ分のデータを書き込む。すなわち,1つのICタグに複数ページの書込みを行うと,データの欠落を抑制する反面,データの管理が1ジョブ単位(つまり,出力された用紙束単位)となってしまい,ユーザにとって使い勝手が悪い。そこで,給紙カセット310に普通紙が含まれていないならば,ICタグ用紙のICタグに1ページずつのデータを書き込む。給紙カセット310に普通紙が含まれていないならば,すべての用紙にデータの書込みが可能であり,1ページずつの書込みであってもデータの欠落は生じない。そして,データの管理がページ単位(つまり,出力された用紙単位)であるため,使い勝手が良い。
印刷部330は,該当ページのデータが先行するICタグ用紙のICタグに書き込まれていない場合に,白紙排紙を行う。すなわち,データが書き込まれていないことを理由にエラーとして制御を止めてしまうと,普通紙の割合が多い場合に頻繁に止まってしまい,使い勝手が悪くなる。そこで,白紙排紙とすることで,ICタグ用紙が送られて来るのを待つ。そして,ICタグ用紙が送られて来ることで,自動的に印刷とデータの書込みとを再開している。これにより,円滑に印刷を行うことができる。また,白紙排紙されることから,普通紙として再利用が容易である。
また,白紙カウンタによって白紙枚数をカウントしている。そして,所定の枚数よりも多く白紙排紙された場合に,印刷を終了している。すなわち,始めからすべてが普通紙であった場合や,ICタグ用紙が極端に少ない場合,白紙排紙処理が延々と続くことになる。そこで,白紙枚数によって強制的に印刷処理を終了することで,無駄な排紙処理が回避され,早期に用紙の異常を認識できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置としては,プリンタ,複写機,スキャナ,FAX等,画像を形成するものであれば適用可能である。また,印刷部の画像形成方式は,電子写真方式に限らず,インクジェット方式であってもよい。また,カラー画像の形成が可能であっても,モノクロ画像専用であってもよい。
また,実施の形態の報知方法としては,表示部へのメッセージの表示に限るものではない。例えば,用紙を排紙する際にビープ音を発してもよい。あるいは,複数の排紙トレイを備えた画像形成装置であれば,ICタグ用紙と普通紙とで排紙先が異なることとしてもよい。
また,実施の形態では,用紙束検知部によって自動的に普通紙の混載を検知しているが,ユーザからの申告があった場合には,用紙束検知部の判断結果に優先して混載の有無を決定してもよい。
また,実施の形態では,重量計によって用紙束の総枚数を推測しているが,これに限るものではない。例えば,光学的センサを利用して用紙束の厚さを取得し,その厚さから用紙束の総枚数を推測してもよい。
また,混載時印刷処理でのICタグに書き込むページ数は,メモリの容量等によって決定するほか,例えばICタグ用紙の比率(用紙総数/ICタグ用紙数)によって決定してもよい。
また,実施の形態では,白紙排紙した普通紙が所定の枚数以上となった場合に,印刷処理を終了(すなわち,中止)しているが,これに限るものではない。例えば,白紙排紙が所定の枚数以上となった場合に印刷処理を中断することとし,ICタグ用紙を補給した後は自動的に印刷処理を再開するようにしてもよい。
実施の形態にかかるコピー機の外観を示す斜視図である。 実施の形態にかかる画像形成部の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかる印刷部の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかるコピー機の電気的構成を示すブロック図である。 実施の形態にかかる印刷処理を示すフローチャートである。 図5に示した印刷処理にかかる通常時の印刷処理を示すフローチャートである。 図5に示した印刷処理にかかる混載時の印刷処理を示すフローチャートである。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の詳細表示例を示す図である。 通常時印刷での印刷例を示す図である。 混載時印刷での印刷例を示す図である。
符号の説明
100 コピー機
200 画像読取部
300 画像形成部
310 給紙カセット
311 用紙束検知部
312 ICタグリーダ
313 重量計
320 排紙トレイ
330 印刷部
370 (ICタグの)R/W装置
400 操作部
420 表示部

Claims (6)

  1. 被記録媒体を収容する給紙部と,
    前記給紙部内の被記録媒体に,記憶素子が組み込まれていない被記録媒体である第1の被記録媒体が含まれているか否かを判断する判断部と,
    前記判断部にて第1の被記録媒体が含まれていると判断された場合に,記憶素子が組み込まれている被記録媒体である第2の被記録媒体の当該記憶素子に複数ページ分のデータを書き込む書込み部と,
    前記書込み部によってデータが書き込まれたページの画像を被記録媒体に形成する印刷部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記書込み部は,前記判断部にて第1の被記録媒体が含まれていないと判断された場合に,第2の被記録媒体の記憶素子に1ページ分のデータを書き込むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記印刷部は,該当ページのデータが先行する第2の被記録媒体の記憶素子に書き込まれていない場合に,白紙排紙を行うことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載する画像形成装置において,
    前記印刷部は,1つの印刷ジョブに対し,白紙排紙した被記録媒体が所定の枚数以上となった場合に,当該印刷ジョブの画像形成を中止または停止することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記判断部は,
    前記給紙部に載置された被記録媒体の総数を検出する検出部と,
    第2の被記録媒体の総数を検出する第2検出部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記判断部にて第1の被記録媒体が含まれていると判断された場合にその旨を報知する報知部を備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011027855A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Brother Industries Ltd 印刷装置
JP2015170104A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 東芝テック株式会社 決済処理装置およびその制御プログラム

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