JP2009015145A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不良ICタグが組み込まれたICタグ用紙の検出を高精度に行う画像形成装置を提供すること。
【解決手段】コピー機100の画像形成部300は,電子写真方式によってトナー像を形成する印刷部330と,給紙カセット310と,排紙トレイ320と,ICタグに対して非接触で電子情報のやりとりを行うR/W装置370とが設けられている。ICタグの不良を検出するR/W装置370が印刷部330に対して用紙の搬送方向の下流側に位置している。ICタグの良否判断は,画像形成が終了した用紙に組み込まれたICタグであり,画像形成中に故障したICタグについても検出される。
【選択図】 図2

Description

本発明は,無線通信用の記憶素子(ICタグ)が組み込まれた被記録媒体に画像を形成する画像処理装置に関する。さらに詳細には,ICタグの不良が発見された場合にその旨を報知する画像形成装置に関するものである。
近年,画像情報等を記憶することが可能なICタグが組み込まれた記録紙(以下,「ICタグ用紙」とする)が普及している。画像形成装置は,ICタグに記憶された電子情報の読取り,またはICタグに対して電子情報の書込みを行う読取り/書込み装置(以下,「R/W装置」とする)を備えており,ICタグに対して非接触で電子情報のやりとりを行うことができる。
ICタグは,一般的に静電気などの電気的衝撃に弱い。そのため,電子写真方式の画像形成装置内部のように多くの電磁波が発生する環境では,ICタグ用紙に組み込まれたICタグが故障し易い。そこで,ICタグ用紙に電子情報を記録する際,ICタグの良否を確認する画像形成装置が提案されている。
例えば,特許文献1に開示された画像形成装置では,記録紙の搬送路中,転写位置よりも上流側にR/W装置が配置されている。そして,画像が記録紙に転写される前に,ICタグにアクセスし,ICタグの良否を確認する。ICタグが不良であった場合には,当該ICタグが組み込まれた記録紙にICタグが不良であることを示す特定の画像を印刷し,画像データを再編集する。
特開2006−327067号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置には,次のような問題があった。すなわち,ICタグは前述したように電気的衝撃に弱いため,画像の転写の際にICタグが故障することが考えられる。また,ICタグは,電気的衝撃のほかに,高温熱処理にも弱い。電子写真方式の画像形成装置では,画像の転写後に画像の記録紙への定着処理が行われる。この定着処理では,高温熱処理を伴うことから,ICタグが故障し易い。
一方で,特許文献1の画像形成装置では,ICタグの良否確認がトナー像の転写前に行われる。そのため,給紙部から搬出される段階で不良であったICタグについては対策を講じることができるが,画像形成を行う印刷部を通過する際に故障してしまうICタグについては,なんら対策を講じることができない。
本発明は,前記した従来の画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,不良ICタグが組み込まれたICタグ用紙の検出を高精度に行う画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,被記録媒体に画像を形成する印刷部と,印刷部に対して被記録媒体の搬送方向の下流側に位置し,当該被記録媒体に組み込まれた記憶素子の不良を検出する検出部と,検出部によって不良が検出された際に不良を報知する報知部とを備えることを特徴としている。
本発明の画像形成装置では,記憶素子の不良を検出する検出部が印刷部に対して被記録媒体の搬送方向の下流側に位置している。つまり,記憶素子の良否判断は,画像形成が終了した被記録媒体の記憶素子についてのものであり,画像形成中に故障した記憶素子についても検出される。よって,本発明の画像形成装置の良否判断は,画像形成前の判断である従来のものと比較して高精度である。
また,本発明の画像形成装置の印刷部は,被記録媒体に対して着色材を転写する転写部と,転写部によって転写された着色材を被記録媒体に定着させる定着部とを備えるとより好適である。すなわち,本印刷部のような電子写真方式の画像形成装置に適用すると,定着部での故障が多分に考えられる。そのため,定着処理後に記憶素子の不良を検出することで,より確実に不良を検出できる。
また,検出部は,記憶素子から無線通信によって読み取られた電子情報を基に当該記憶素子の不良を検出することとするとよりよい。無線通信によって記憶素子の電子情報を読み取ることで,記憶素子が機能するか否かを知ることができる。そのため,本発明のように,直接的な無線通信手段のほうが,光学的手段を利用した外観検査よりも,信頼性が高い不良検出が可能になる。
さらに,検出部は,記憶素子への電子情報の書込みを行う機能を有することとするとよりよい。すなわち,検出部が記憶素子への読み書き機能を併せ持つことで,記憶素子への書込み装置を別途に設ける必要がない。そのため,部品点数を削減することができ,コンパクト化に資する。
また,報知部は,不良が検出された記憶素子が組み込まれた被記録媒体を表裏反転させて印刷部に再送し,印刷部に,当該被記憶媒体の裏面側に記憶素子の不良を報知する旨の画像を形成させることとするとよりよい。
すなわち,両面印刷機構を利用して被記録媒体を表裏反転させ,裏面に所定のエラーメッセージを示した画像を形成することによって不良を報知する。被記録媒体に直接報知することで,記憶素子の不良を被記録媒体を通じて視認できる。また,被記録媒体に直接報知することで,操作パネルへの警告表示や警告音と比較して,ある程度時間がたった後でも,また印刷物を持ち帰った後でも記憶素子の不良を認識できる。また,不良となった被記録媒体に直接報知するため,被記録媒体の無駄がない。
あるいは,報知部は,印刷部に,後続する被記録媒体に先行する被記録媒体の記憶素子の不良を報知する旨の画像を形成させることとするとよりよい。
すなわち,後続する被記録媒体にエラーメッセージを示した画像を形成する。本発明では,後続する被記録媒体,すなわち不良が検出された記憶素子が組み込まれた被記録媒体とは異なる被記録媒体に所定の画像を形成する。そのため,両面印刷機構は必須とならない。よって,装置本体をコンパクトに構成することができる。
また,本発明の画像形成装置は,不良検出部によって記憶素子の不良が検出された際には,後続する被記憶媒体に対し,当該不良が検出された記憶素子が組み込まれた被記憶媒体に形成した画像と同様の画像を形成することとするとよりよい。すなわち,不良となったページの印刷を再実行する。これにより,印刷画像の欠落を回避できる。
また,本発明の画像形成装置は,不良検出部によって記憶素子の不良が検出された際には,後続する被記憶媒体の記憶素子に対し,当該不良が検出された記憶素子に書き込む電子情報と同様の電子情報を書き込むこととするとよりよい。すなわち,不良となったページのデータの書込みを再実行する。これにより,印刷情報の欠落を回避できる。
本発明によれば,不良ICタグが組み込まれたICタグ用紙の検出を高精度に行う画像形成装置が実現している。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式のコピー機に本発明を適用したものである。
[コピー機の構成]
本形態のコピー機100(画像形成装置の一例)は,図1に示すように,原稿の読み取りを行う画像読取部200と,読み取られた原稿の画像データに基づいて被記録媒体に画像を形成する画像形成部300と,コピー機100の操作を行うための操作部400とを備えている。
画像読取部200は,原稿を搬送して原稿の読取りを行うADF(Automatic Document Feeder:自動供給装置)210と,読取り前の原稿を積載する供給トレイ220と,読取り後の原稿を載置する排出トレイ230とを備えている。また,排出トレイ230は,コピー機100の背面側に設けられたX方向を軸方向とする支軸(不図示)を支点として,コピー機100本体に対して開閉自在になっている。排出トレイ230を上下に開閉することで,ADF210および供給トレイ220も併せて上下移動する。排出トレイ230が開放されることで露出する排出トレイ230の下方には,原稿を読み取る際に原稿を載置するためのガラス板(不図示)が設けられている。さらに,ガラス板の直下にX方向にスライド可能なCCDセンサ(不図示)が設けられている。
原稿の読取りは,上記のガラス板上に原稿を載置して行う場合と,ADF210を利用する場合とがある。前者の場合,ガラス板の板面に沿ってX方向にCCDセンサが移動する。その際に,1ラインずつ原稿の読取りが行われる。また,後者の場合,CCDセンサが左端部の位置で固定される。そして,ADF210により搬送される原稿の読取りが1ラインずつ行われる。
画像形成部300は,被記録媒体としての用紙を積載保持し,コピー機100の前面側より着脱可能に装着される給紙カセット310と,画像形成後の用紙を積載保持する排紙トレイ320とを備えている。給紙カセット310には,ICタグ用紙や普通紙が必要に応じて積載される。以下,本形態では,給紙カセット310内にICタグ用紙が積載されているものとして説明する。
また,画像形成部300は,図2に示すように,公知の電子写真方式によってトナー像を形成する印刷部330(印刷部の一例)と,給紙カセット310内の用紙を印刷部330に送り出す給紙ローラ341と,用紙を排紙トレイ320に排出する排紙ローラ361と,ICタグに対して非接触で電子情報のやりとりを行うR/W装置370(検出部の一例)とが設けられている。
印刷部330は,レーザ光発生装置7,ドラム状の感光体2,ローラ状の転写装置5(転写部の一例),定着装置8(定着部の一例)等を備えている。さらに,感光体2の周りには,図3に示すように,帯電装置3,現像装置4,クリーニング装置6等が設けられている。レーザ光発生装置7からのレーザ光は,感光体2の回転方向において,帯電装置3の下流であって現像装置4の上流の位置に照射される。また,定着装置8は,用紙の搬送方向において,転写装置5よりも下流に位置する。
レーザ光発生装置7は,画像データに基づいてレーザ光源を点灯し,そのレーザ光で感光体2の表面を走査する。画像データは,画像読取部200によって読み取られた画像を基に作成される。なお,コピー機100をプリンタとして利用する場合,外部端末からコピー機100に送られてくる画像データであってもよい。
感光体2は,帯電装置3によってその表面を一様に帯電されつつ回転する。感光体2の表面は,レーザ光発生装置7に走査されたレーザ光の照射部分の電位が変化する。これにより,非照射部分との間に生じた電位差によって感光体2の表面に静電潜像が形成される。その後,感光体2上では,現像装置4から供給されるトナーによって現像が行われ,トナー像が形成される。その後,トナー像は,感光体2と対向する転写装置5によって電気的に吸引され,感光体2と転写装置5との間を通過する用紙に転写される。転写後に感光体2上に残ったトナーは,クリーニング装置6によって機械的あるいは電気的に回収される。また,定着装置8は,トナー像が転写された用紙を加熱・加圧し,トナー像の用紙への定着を行う。
R/W装置370は,図2に示したように,用紙の搬送方向上,印刷部330より下流に位置している。R/W装置370は,ICタグへの電子情報の書込みないし読出しを行うものである。画像形成部300は,R/W装置370によってICタグから読み出された電子情報を基に,ICタグの不良検出を行う。
また,画像形成部300内には,給紙カセット310から送り出される用紙が印刷部330を通って排紙トレイ320へと導かれるようにS字形状の搬送路が設けられている。このS字形状の搬送路は,給紙ローラ341によって送られる用紙を背面側にUターンさせる半弧状の搬送路340と,搬送路340から搬送された用紙を印刷部330に導く搬送路345と,印刷部330で画像形成された用紙をさらにUターンさせて排紙トレイ320に導く半弧状の搬送路350とで構成されている。
さらに,画像形成部300は,用紙の両面に印刷を行うための両面印刷機構を備えている。図2中,搬送路360は,一方の面に印刷が行われた用紙のもう一方の面にも印刷が行われるように,用紙の表裏を反転させて印刷部330に再び導くための搬送路である。具体的には,搬送路360は,搬送路350の外方に設けられ,用紙を排紙ローラ361から下方に搬送する。そして,その用紙を印刷部330と給紙カセット310との間から搬送路345に導く。
このような両面印刷機構において,一方の面への印刷が行われた用紙は,一旦,排紙トレイ320に向かって排出される。このとき,排紙ローラ361にて用紙を押さえつつ,その用紙の搬送方向後端が搬送路350から離脱するまでその用紙を搬送する。次に,排紙ローラ361を逆回転させることで,用紙のそれまでの搬送方向の先端と後端とが逆向きとなって搬送される。このとき,用紙は,搬送路360に導かれる。そして,用紙が搬送ローラ362,363,364を介して搬送路345に到着する際には,用紙の表と裏とが反転する。
また,操作部400は,パネル状の入出力装置であり,ユーザがコピー機100の操作を行うための複数のスイッチやボタン等が設けられている。例えば,コピーボタン410は,ユーザが原稿のコピーを開始する際に,コピー機100に開始指示を伝えるためのボタンである。また,表示部420は,エラーや指示等のメッセージを表示する液晶ディスプレイである。
続いて,コピー機100の機能構成について説明する。コピー機100は,図4に示すように,制御部500と,モータ制御部510と,A/D変換器520と,画面駆動部530と,入力検知部540と,印刷部330と,R/W装置370とが電気的に接続されている。
制御部500は,コピー機100全体を制御するものであり,各種プログラムを実行する。モータ制御部510は,画像読取部200や画像形成部300の各種ローラ等の駆動モータの制御を行うものである。A/D変換器520は,画像読取部200で読み取った原稿の画像を,画像データとしてデジタルデータ化するものである。
画面駆動部530は,表示部420に文字や画像等を表示するための制御を行うものである。入力検知部540は,操作部400に設けられたコピーボタン410の入力を検知するものである。なお,入力検知部540には,操作部400に設けられたその他のスイッチやボタン等も接続されている。
[コピー機の動作]
[第1の形態]
続いて,制御部500が行う画像形成部300の動作について,図5のフローチャートを基に説明する。
第1の形態では,まず,ICタグ用紙が給紙ローラ341によって給紙カセット310から搬出され,印刷部330に送られる(S101)。次に,印刷部330にて画像が形成され,当該画像がICタグ用紙に印刷される(S102)。すなわち,感光体2上にトナー像が形成され,ICタグ用紙が感光体2と転写装置5との間を通過することでICタグ用紙に当該トナー像が転写される。トナー像の転写後は,定着装置8により,トナー像が転写されたICタグ用紙を加熱・加圧し,トナー像をICタグ用紙へ定着させる。
次に,R/W装置370によってICタグ用紙のICタグに電子情報を書き込む(S103)。書き込む情報は任意であるが,例えば印刷が実行された日時情報,印刷の基となった画像データ,印刷ジョブの何頁目に相当するかを示したページ情報,印刷を実行したユーザを示すユーザ情報等が書き込まれる。
ICタグへの電子情報の書込み処理後,その書込み処理が成功したか否かを判断する(S104)。例えば,R/W装置370にてICタグから電子情報を受け取り,その電子情報を照合して書き込んだ情報と一致していなければ不良と判断する。また,ICタグからの応答がない場合も不良と判断する。
ICタグへの書込みが成功した場合(S104:YES),当該ICタグが組み込まれたICタグ用紙を排紙トレイ320に排紙する(S105)。その後,次の印刷ページがあるならば(S106:YES),S101の処理に戻って給紙を開始する。次の印刷ページがなければ(S106:NO),本処理を終了する。
一方,ICタグへの書込みが成功しなかった場合(S104:NO),次のような手順により成功しなかった旨を報知する。まず,操作部400の表示部420に,ICタグが不良であったことを表示する(S111)。表示するメッセージとしては,単にエラー表示するだけではなく,より詳細にエラー内容を表示するとよりよい。例えば,どのユーザのジョブの何ページ目のICタグ用紙への書込みに成功しなかったのかを詳細に表示することで,ユーザが不良となったICタグが組み込まれたICタグ用紙(以下,「不良ICタグ用紙」とする)を早期に抽出することができる。
次に,両面印刷用の搬送路360を利用して,当該ICタグ用紙を反転させて再度印刷部330に給送する(S112)。すなわち,ICタグ用紙を排紙せず,搬送路360を経由して画像が形成されていない面(以下,「裏面」とする)が感光体2と対向するように搬送する。
そして,ICタグ用紙の裏面に,所定のエラーメッセージを印刷する(S113)。印刷例としては,例えば図6に示すように,用紙中央に「NG」のマークを印字し,さらにそのNGマークの下にエラー内容を表示する。エラーメッセージの転写後は,当該エラーメッセージのトナー像をICタグ用紙へ定着させ,そのICタグ用紙を排紙トレイ320に排紙する(S114)。不良ICタグ用紙は,裏面印刷されていることから,当初の印刷面である表面が上側となって排紙トレイ320に積載される。そのため,正常に印刷されたICタグ用紙(表面が下側)と区別し易く,不良となったICタグ用紙の抽出は容易である。
不良ICタグ用紙を排紙した後,その不良ICタグ用紙に印刷した内容と同じ内容の画像を次のICタグ用紙に印刷する。さらには,不良ICタグに書き込もうとした内容と同じ内容の電子情報をICタグに書き込む。すなわち,S101の処理に戻ってリカバリ処理を行う。これにより,画像および電子情報を欠落させることなく,ユーザが所望した画像がすべて印刷される。
なお,本形態は,両面印刷を実行する場合にも適用可能である。すなわち,表面印刷時にICタグの不良が検出されれば,裏面にエラーメッセージを印刷し,裏面の印刷時に不良が検出されれば,さらに用紙を反転させ,表面の画像の上から重畳してエラーメッセージを印刷する。
[第2の形態]
第2の形態では,両面印刷機構を備えていないコピー機で,ICタグの不良が発見されたときの報知手順について,図7のフローチャートを基に説明する。本応用例のコピー機は,両面印刷機構を利用しない。この点,両面印刷機構が必須の第1の形態と異なる。
まず,ICタグ用紙が給紙カセット310から印刷部330に送られる(S201)。次に,印刷部330にてICタグ用紙に所望の画像が印刷される(S202)。次に,R/W装置370によってICタグ用紙のICタグに電子情報を書き込む(S203)。
ICタグへの電子情報の書込み処理後,その書込み処理が成功したか否かを判断する(S204)。ICタグへの書込みが成功した場合(S204:YES),そのICタグが組み込まれたICタグ用紙を排紙トレイ320に排紙する(S205)。その後,次の印刷ページがあるならば(S206:YES),S201の処理に戻って給紙を開始する。次の印刷ページがなければ(S206:NO),本処理を終了する。
一方,ICタグへの書込みが成功しなかった場合(S204:NO),次のような手順により成功しなかった旨を報知する。まず,操作部400の表示部420に,ICタグが不良であったことを表示する(S211)。
次に,不良ICタグ用紙を排紙し(S212),給紙カセット310から新たにICタグ用紙を搬出する(S213)。そして,新たに送り込まれたICタグ用紙にエラーメッセージを印刷する(S214)。エラーメッセージの内容としては,例えば,先に説明した実施の形態で裏面に印刷した内容(図5のS113の処理,図6参照)と同様のものが考えられる。エラーメッセージの転写後は,定着装置8を経由して,そのICタグ用紙を排紙トレイ320に排紙する(S215)。
エラーメッセージを表示した用紙を排紙した後,不良ICタグ用紙に印刷した内容と同じ内容の画像を次のICタグ用紙に印刷する。さらには,不良ICタグに書き込もうとした内容と同じ内容の電子情報をICタグに書き込む。すなわち,S201の処理に戻り,リカバリ処理を行う。これにより,画像および電子情報を欠落させることなく,ユーザが所望した画像がすべて印刷される。
以上詳細に説明したように本発明のコピー機100は,ICタグの不良を検出するR/W装置370が印刷部330に対して用紙の搬送方向の下流側に位置している。そのため,ICタグの良否判断は,画像形成が終了(特に,定着処理が終了)したICタグ用紙に組み込まれたICタグについてのものであり,画像形成中に故障したICタグについても検出される。よって,本形態の良否判断は,画像形成前に判断する従来のものと比較して高精度である。特に,電子写真方式のコピー機100では,定着処理での故障が多分に考えられる。そのため,定着処理後にICタグの不良を検出することで,より確実に不良を検出できる。
また,第1の形態では,両面印刷機構を利用して用紙を表裏反転させ,裏面に所定のエラーメッセージを示した画像を形成することによって不良を報知することとしている。不良ICタグ用紙に直接報知することで,ICタグの不良を容易に視認できる。また,ICタグ用紙に直接報知することで,ある程度時間がたった後でも,また印刷物を持ち帰った後でもICタグの不良を認識できる。また,不良となったICタグ用紙に直接報知するため,ICタグ用紙の無駄がない。
また,第2の形態でも,不良ICタグ用紙の次のICタグ用紙にエラーメッセージが表示されていることから,正常に印刷されたICタグ用紙と区別し易く,不良となったICタグ用紙の判別は容易である。また,両面印刷機構を利用していないため,両面印刷機構を備えていない装置であっても適用可能である。両面印刷機構が必須でないため,装置本体をコンパクトに構成することができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置としては,プリンタ,複写機,スキャナ,FAX等,画像を形成するものであれば適用可能である。また,印刷部の画像形成方式は,電子写真方式に限らず,インクジェット方式であってもよい。また,カラー画像の形成が可能であっても,モノクロ画像専用であってもよい。
また,実施の形態の不良ICタグ用紙を抽出した際の報知方法としては,表示部へのエラーメッセージの表示やICタグ用紙へのエラーメッセージへの印刷に限るものではない。例えば,不良ICタグ用紙を排紙する際にビープ音を発してもよい。あるいは,複数の排紙トレイを備えた画像形成装置であれば,正常なICタグ用紙と不良ICタグ用紙とで排紙先が異なることとしてもよい。
また,実施の形態では,表示部への表示とICタグ用紙への印刷との両方で報知しているが,いずれか一方のみであってもよい。
また,実施の形態では,R/W装置によって書込みと読出しとを同じ装置で行っているが別々であってもよい。その場合,書込みを行う装置は,印刷部よりも用紙搬送方向の上流に位置していてもよい。
また,実施の形態では,R/W装置の読出し機能によってICタグの不良を検出しているが,不良検出手段としてはこれに限るものではない。例えば,ICタグへのアクセスを行わない専用の不良検査装置を設けてもよい。専用の不良検査装置としては,例えば,光学的手段によってICタグ用紙を撮影し,その撮影データからICタグの汚れやICタグの折れ曲がりを検知してICタグの不良を判断するものが適用可能である。
また,実施の形態では,R/W装置によって書込データと読込データの照合を行っているが,これに限るものではない。すなわち,読み取られるべき情報が読み取れない,あるいはICタグの撮像結果が好ましくないといった判断でも本発明を適用できる。例えば,ICタグの読取り専用の装置を備え,始めからICタグにデータが書き込まれており,そのICタグ用紙に画像のみを形成し,その後にICタグの良否を検査する,というタイプの画像形成装置であってもよい。
実施の形態にかかるコピー機の外観を示す斜視図である。 実施の形態にかかる画像形成部の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかる印刷部の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかるコピー機の電気的構成を示すブロック図である。 第1の形態にかかる画像形成部の動作を示すフローチャートである。 エラーメッセージの印刷例を示す図である。 第2の形態にかかる画像形成部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 コピー機
200 画像読取部
300 画像形成部
310 給紙カセット
320 排紙トレイ
330 印刷部
370 (ICタグの)R/W装置
400 操作部
420 表示部

Claims (8)

  1. 被記録媒体に画像を形成する印刷部と,
    前記印刷部に対して被記録媒体の搬送方向の下流側に位置し,当該被記録媒体に組み込まれた記憶素子の不良を検出する検出部と,
    前記検出部によって不良が検出された際に不良を報知する報知部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記印刷部は,
    被記録媒体に対して着色材を転写する転写部と,
    前記転写部によって転写された着色材を被記録媒体に定着させる定着部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記検出部は,記憶素子から無線通信によって読み取られた電子情報を基に当該記憶素子の不良を検出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載する画像形成装置において,
    前記検出部は,記憶素子への電子情報の書込みを行う機能を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記報知部は,不良が検出された記憶素子が組み込まれた被記録媒体を表裏反転させて前記印刷部に再送し,前記印刷部に,当該被記憶媒体の裏面側に記憶素子の不良を報知する旨の画像を形成させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記報知部は,前記印刷部に,後続する被記録媒体に先行する被記録媒体の記憶素子の不良を報知する旨の画像を形成させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記不良検出部によって記憶素子の不良が検出された際には,後続する被記憶媒体に対し,当該不良が検出された記憶素子が組み込まれた被記憶媒体に形成した画像と同様の画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記不良検出部によって記憶素子の不良が検出された際には,後続する被記憶媒体の記憶素子に対し,当該不良が検出された記憶素子に書き込む電子情報と同様の電子情報を書き込むことを特徴とする画像形成装置。
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