JP5013219B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関し、特にシートに対し画像の形成若しくは画像の読み取りを行う機能と、シートに添付されたRFID等の記憶部に対し、データの書き込み若しくは読み出しを行う機能とを備えた画像処理装置に関する。
従来より、RFID(Radio Frequency IDentification)と呼ばれるICチップ(記憶部)付きの用紙(シート)に対して画像の印刷を行うとともに、ICチップに対するデータの書き込み若しくはデータの読み出しを行う機能を備えたプリンタ(画像処理装置)が知られている。こうしたプリンタにおいて、ICチップに対するデータの書き込み等のアクセス動作を行う際には、そのアクセス動作が常に成功するとは限らない。そこで、搬送される用紙がICチップに対するアクセス位置を通過する間にアクセス動作が失敗した場合、用紙を再搬送路を介してアクセス位置に再搬送してアクセス動作をやり直す技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−110802号公報
しかしながら、ICチップに対するアクセス動作が失敗した場合のリカバリを行うための手段として、上述の技術が必ずしも有効であるとは限らないため、更なる別の手段が要望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、記憶部付きシートに対する書き込み等のアクセス動作が失敗した場合のリカバリを円滑に行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る画像処理装置は、供給部にセットされた記憶部付きのシートを搬送し排出する搬送手段と、前記シートに対し画像の形成若しくは読み取りの画像処理動作を行う画像処理手段と、前記シートに添付された記憶部に対しデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方のアクセス動作を行うアクセス手段と、前記供給部から搬送されるシートに対し、前記画像処理手段による画像処理動作と前記アクセス手段によるアクセス動作とを実行し、前記アクセス動作が失敗した場合には、その後、前記供給部にセットされたシートが前記アクセス動作に失敗したシートか否かを判別し、アクセス動作に失敗したシートに対して失敗したアクセス動作を補うための再アクセス動作を前記アクセス手段により実行する制御手段と、を備える。
第1の発明によれば、記憶部付きシートに対し画像処理動作及びアクセス動作を実行した後、アクセス動作に失敗した場合には、ユーザにより排出されたシートを供給部に再セットさせる。そして、供給部にセットされたシートがアクセス動作に失敗したシートか否かを判別し、アクセス動作に失敗したシートに対して失敗したアクセス動作を補うための再アクセス動作を実行する。これにより、アクセス動作に失敗した場合のリカバリを円滑に行うことができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御手段は、前記再アクセス動作を行う際に、前記アクセス手段により前記シートの記憶部に記憶されたデータを読み取り、読み取ったデータに基づいてアクセス動作に失敗したシートか否かを判別する。
第2の発明によれば、再アクセス動作を行う際に、記憶部に記憶されたデータ(ID情報など)に基づいてアクセス動作に失敗したシートか否かを判別する。これによりアクセス動作に失敗したシートか否かの判別を簡易に行うことができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記制御手段は、前記再アクセス動作を行う際に、前記供給部にセットされたシートがアクセス動作に失敗したシートでない場合には、そのシートに対する再アクセス動作を行わずに排出する。
第3の発明によれば、再アクセス動作を行う際に、供給部にセットされたシートがアクセス動作に失敗したシートでない場合には、そのシートに対する再アクセス動作を行わずに排出する。これにより、アクセス動作が完了したシートに対して再度アクセス動作を行うという不要な処理を省くことができる。
第4の発明に係る画像処理装置は、供給部にセットされた記憶部付きのシートを搬送し排出する搬送手段と、前記シートに対し画像の形成若しくは読み取りの画像処理動作を行う画像処理手段と、前記シートに添付された記憶部に対しデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方のアクセス動作を行うアクセス手段と、排出されたシートのうちから前記アクセス動作が失敗したシートを識別可能に示す明示手段と、前記供給部から搬送されるシートに対し、画像処理手段による画像処理動作と前記アクセス手段によるアクセス動作とを実行し、前記アクセス動作が失敗した場合には、前記明示手段により排出されたシートのうちから前記アクセス動作が失敗したシートを示し、その後、前記供給部にセットされたシートに対して、失敗したアクセス動作を補うための再アクセス動作を実行する制御手段と、を備える。
第4の発明によれば、シートに対し画像処理動作及びアクセス動作を実行し、アクセス動作に失敗した場合には、排出されたシートのうちからアクセス動作が失敗したシートを識別可能に示す。そして、ユーザによりアクセス動作に失敗したシートのみが供給部にセットされると、そのシートに対して失敗したアクセス動作を補うための再アクセス動作を実行する。これにより、アクセス動作に失敗した場合のリカバリを円滑に行うことができる。
第5の発明は、第4の発明において、さらに表示部を備え、前記明示手段は、排出されたシートのうちから前記アクセス動作に失敗したシートを識別するための情報を前記表示部に表示する。
第5の発明によれば、排出されたシートのうちからアクセス動作に失敗したシートを識別するための情報(ページ数やシートに形成された画像に関する情報など)を表示する。これにより、ユーザがアクセス動作に失敗したシートのみを容易に取り出して、供給部に再セットすることができる。
第6の発明は、第4または第5の発明において、前記明示手段は、前記搬送手段により前記アクセス動作が成功したシートと失敗したシートとを分別して排出する。
第6の発明によれば、アクセス動作が成功したシートと失敗したシートとを分別して排出する。これにより、ユーザがアクセス動作に失敗したシートのみを容易に取り出し、供給部に再セットすることができる。
第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明において、前記制御手段は、前記再アクセス動作の際には、前記シートに対する画像処理動作を実行しない。
第7の発明によれば、再アクセス動作の際には、シートに対する画像処理動作を実行しない。これにより、一度画像を形成したシート上に再度画像を形成したり、あるいは画像を読み取ったシートの画像を再度読み取ったりといった不要な処理を省くことができる。
第8の発明は、第1から第7のいずれか一つの発明において、前記制御手段は、前記再アクセス動作の際に、アクセス動作に失敗したデータを含む一部のデータのみについてのアクセス動作を実行する。
第8の発明によれば、再アクセス動作の際に、アクセス動作に失敗したデータを含む一部のデータのみについてのアクセス動作を実行する。これにより、全てのデータについてアクセス動作をやり直す場合に比べると、アクセスするデータの量を減らすことができるため、アクセス動作が成功する可能性を高めることができる。
第9の発明は、第1から第8のいずれか一つの発明において、前記アクセス動作に失敗した場合に、排出されたシートを前記供給部にセットするように通知する通知手段を備える。
第9の発明によれば、アクセス動作に失敗した場合に、排出されたシートを供給部にセットするように通知するため、ユーザが適切に対処することができる。
第10の発明は、第1から第9のいずれか一つの発明において、さらに、前記アクセス動作に失敗した後に、前記供給部への前記シートのセットが完了したことについての情報を取得する取得手段を備え、前記制御手段は、前記アクセス動作が失敗した場合に、前記取得手段により前記情報が取得されたことに基づいて、前記再アクセス動作を開始する。
第10の発明によれば、アクセス動作が失敗した場合に、供給部へのシートのセットが完了したことについての情報が取得されたこと(例えば、ユーザにより操作部からセットの完了を示す情報が入力されたことや、あるいは供給部へのシートのセットがセンサにより検知されたことなど)に基づいて、再アクセス動作を開始する。これにより、適切なタイミングで再アクセス動作が実行されるため、リカバリを円滑に行うことができる。
本発明によれば、記憶部付きシートに対し画像処理動作及びアクセス動作を実行した後、アクセス動作に失敗した場合には、ユーザにより排出されたシートを供給部に再セットさせる。そして、供給部にセットされたシートがアクセス動作に失敗したシートか否かを判別し、アクセス動作に失敗したシートに対して失敗したアクセス動作を補うための再アクセス動作を実行する。あるいは、シートに対し画像処理動作及びアクセス動作を実行し、アクセス動作に失敗した場合には、排出されたシートのうちからアクセス動作が失敗したシートを識別可能に示す。そして、ユーザによりアクセス動作に失敗したシートのみが供給部にセットされると、そのシートに対して失敗したアクセス動作を補うための再アクセス動作を実行する。これらにより、アクセス動作に失敗した場合のリカバリを円滑に行うことができる。
本発明の実施形態1におけるプリンタの電気的構成を簡略に示すブロック図 プリンタの全体構成を簡略に示す断面図 印刷書込処理を示すフローチャート 印刷書込処理を示すフローチャート 実施形態2における印刷書込処理を示すフローチャート 印刷書込処理を示すフローチャート 実施形態3における複合機の電気的構成を簡略に示すブロック図 複合機の全体構成を簡略に示す断面図 読み取り処理を示すフローチャート 読み取り処理を示すフローチャート
<実施形態1>
次に本発明の実施形態1について図1から図4を参照して説明する。
(プリンタの構成)
図1は、本発明の画像処理装置の一例であるプリンタ1の電気的構成を簡略に示すブロック図であり、図2は、プリンタ1の全体構成を簡略に示す断面図である。
プリンタ1は、図1に示すように、CPU11、ROM12、RAM13、NVRAM(不揮発性メモリ)14、ネットワークインターフェイス15を備え、これらに画像形成部17、ICリーダライタ18、表示部19、操作部20、搬送機構21等を接続した構成となっている。
ROM12には、後述する印刷書込処理など、このプリンタ1の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されており、CPU11(制御手段、明示手段の一例)は、ROM12から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM13またはNVRAM14に記憶させながら各部の制御を行う。ネットワークインターフェイス15(通知手段の一例)は、ネットワーク回線を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に接続され、これにより相互のデータ通信が可能となっている。
画像形成部17(画像処理手段の一例)は、1色または複数色の着色剤(インクやトナー)を用いて用紙25(シートの一例)上に画像を形成する。ICリーダライタ18(アクセス手段の一例)は、用紙25に添付されたRFIDタグ25A(記憶部の一例)と電波による通信を行うことで、RFIDタグ25Aに記録されたデータの読み出し、及びRFIDタグ25Aへのデータの書き込みのうちいずれか一方、若しくは読み出しと書き込み)の両方の動作(以下、これらの動作をアクセス動作ともいう。)を行う機能を有している。
表示部19(通知手段の一例)は、ディスプレイやランプ等を備え、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。操作部20(取得手段の一例)は、複数のボタンを備えており、ユーザにより各種動作の指示などの入力操作が可能である。搬送機構21(搬送手段の一例)は、用紙25を搬送するための複数のローラやベルト、搬送路を切り替えるフラッパ29(図2参照)等を備えている。
また、プリンタ1は、図2に示すように、複数枚の用紙25を積載可能な供給トレイ26(供給部の一例)を備えている。搬送機構21は、供給トレイ26に積載された用紙25のうち最上位の一枚を送り出し、その用紙25を画像形成部17による画像形成が可能な画像形成位置に搬送し、次いでICリーダライタ18によるアクセス動作が可能なアクセス位置に搬送する。
さらに、プリンタ1は、複数枚の用紙25を積載可能な第1トレイ27及び第2トレイ28を備えており、搬送機構21は、アクセス位置を通過した用紙25をフラッパ29により第1トレイ27または第2トレイ28の一方に導いて排出する。
(印刷書込処理)
図3及び図4は、CPU11の制御により実行される印刷書込処理を示すフローチャートである。この印刷書込処理は、RFIDタグ25A付きの用紙25に対し、画像の印刷と、RFIDタグ25Aへのデータの書き込みとを行うための処理である。印刷書込処理は、例えば、プリンタ1に接続された外部のコンピュータ等から送信された印刷書込指示をネットワークインターフェイス15を介して受信した場合に実行される。この印刷書込指示には、例えば、印刷対象となる画像データや、印刷ページ数、色数(カラー/モノクロ等)、解像度などの各種印刷条件の設定値、RFIDタグ25Aへの書き込み内容の指示などが含まれている。
CPU11は、図3に示す印刷書込処理を開始すると、1枚の用紙25に添付されるRFIDタグ25Aに書き込むデータ(RFIDデータという)を印刷書込指示に含まれる指示内容に従ってRAM13上に作成する(S101)。なお、ここで作成されるRFIDデータは、例えば、印刷書込指示を出力したコンピュータ等のユーザ名や、実行日時、印刷条件などの情報であっても良く、あるいは印刷を行う画像のデータであっても良い。
次に、CPU11は、搬送機構21により供給トレイ26に積載される1枚のRFIDタグ25A付き用紙25を送り出す(S102)。そして、画像形成部17により用紙25上に印刷書込指示に含まれる画像データに基づく画像を印刷する(S103)。
続いて、CPU11は、用紙25のRFIDタグ25Aがアクセス位置に至ったときに、ICリーダライタ18によりRFIDタグ25AにRFIDデータを書き込む(S104)。このとき、CPU11は、書き込み動作が成功したか、即ちRFIDタグ25Aに書き込むべき全てのRFIDデータが書き込まれたかを調べる。
より具体的には、例えば、用紙25のRFIDタグ25Aがアクセス位置を通過する間に、ICリーダライタ18によりRFIDタグ25Aに書き込まれたデータを読み出し、読み出したデータと書き込んだデータとの整合性を調べ、整合しないデータあるいは読み取れなかったデータが存在する場合にそのデータを書き込み未完了分のデータとし、書き込み動作が正常に完了しなかったと判断する。
あるいは、RFIDタグに書き込むRFIDデータを複数のパートに分割し、各パートごとにデータの書き込みと、書き込んだデータの読み出しとを順に行って、両データの整合性を調べ、整合しないデータが存在するパートや書き込みまたは読み出しが完了しなかったパートが存在する場合に、そのパートのデータを書き込み未完了のデータとし、書き込み動作が正常に完了しなかったと判断する。
CPU11は、RFIDタグ25Aへの書き込みが成功したと判断した場合(S105:Yes)には、元のRFIDデータをRAM13から消去する(S106)。
また、RFIDタグ25Aへの書き込みが失敗したと判断した場合(S105:No)には、元のRFIDデータのうち、少なくとも書き込み未完了のデータを含むRFIDデータを、RAM13に記憶する(S108)。
ここでは、書き込み未完了のデータとともに、書き込みに失敗した用紙25を特定するための特定情報をRAM13に記憶する。この特定情報とは、例えば、書き込みに失敗した用紙25の順番(ページ)である。また、RFIDタグ25Aに予め認証番号が記憶されている場合には、書き込み時にその認証番号を読み出し、その認証番号を特定情報として記憶しても良い。なお、書き込み未完了のデータを記憶した後、元のRFIDデータについてはRAM13から消去する。
その後、CPU11は、搬送機構21により用紙25を第1トレイ27に排出する(S107)。そして、CPU11は、印刷書込指示により指示されたページ数の印刷が行われたかを判断し、残りの(未印刷の)ページが存在する場合(S109:Yes)には、S101に戻り、次のページについて同様の処理(S101〜S108)を繰り返す。
こうして全てのページについての印刷及び書き込み動作が終了すると(S109:No)、CPU11は、書き込み動作を行った全ての用紙25について書き込みが成功したかを判断し(S110)、成功したと判断した場合(S110:Yes)には、この印刷書込処理を終了する。また、書き込みに失敗した用紙25が存在する場合(S110:No)には、次に示すリカバリ処理を実行する(S111)。
このリカバリ処理では、RFIDデータの書き込みに失敗した用紙25に対して、再度データの再書き込み(再アクセス動作の一例)を行う。CPU11は、図4に示すリカバリ処理を開始すると、RFIDデータの書き込みに失敗した用紙25が存在する旨、及び第1トレイ27に排出された用紙25を供給トレイ26に再セットするよう促す旨の通知をユーザに対して行う(S201)。
この通知は、表示部19にメッセージを表示することで行っても良く、あるいはプリンタ1に設けた発音手段(図示せず)により音声を発することで行っても良い。さらに、印刷書込指示を送信したコンピュータ等にネットワークインターフェイス15を介して、同様の主旨の情報を通知する信号を送信し、その信号を受けたコンピュータ等がディスプレイにメッセージを表示するようにしても良い。ユーザは、この通知を受けて、第1トレイ27に排出された用紙25を取り出し、その用紙25を供給トレイ26に再セットする。このとき、第1トレイ27に排出された用紙25が複数枚である場合には、その全ての用紙25を取り出し、それらの用紙25の順序を変えたり一部を抜き出したりせずにそのまま供給トレイ26に再セットすればよい。
続いて、CPU11は、ユーザによる用紙25の再セット作業の完了を待機する(S202)。ここでは、供給トレイ26への再セットが完了したことを示す何らかの情報が取得されるのを待機する。具体的には、例えば、ユーザにより再セット完了の指示(若しくは再書き込み動作実行の指示)が操作部20(若しくは外部のコンピュータ等)から入力されるのを待機する。あるいは、供給トレイ26の開閉動作を検知するセンサ(図示せず)により供給トレイ26が開放された後、閉じられたことが検知されるのを待機しても良い。
用紙25の再セットが完了した場合(S202:Yes)には、供給トレイ26から一枚の用紙25を送り出す(S203)。なお、このリカバリ処理では、画像形成部17による画像の印刷は実行されず、用紙25は、画像形成位置を通過してアクセス位置へと搬送される。
続いてCPU11は、搬送される用紙25がRFIDデータの書き込みに失敗したページであるかを既述の特定情報に基づいて判断する(S204)。例えば、特定情報として書き込みに失敗した用紙25の順番(ページ)が記憶されている場合には、送り出した用紙25がその順番に対応するかを判断する。また、特定情報として書き込みに失敗したRFIDタグ25Aの識別番号を記憶している場合には、ICリーダライタ18により搬送中の用紙25のRFIDタグ25Aから識別番号を読み取り、両者を照合することにより判断する。
CPU11は、搬送される用紙25が書き込みに失敗したページでない場合(S204:No)には、以下の再書き込み動作を実行せずに、S209に進んで第1トレイ27に用紙25を排出する。
CPU11は、搬送される用紙25が書き込みに失敗したページである場合(S204:Yes)には、RAM13等からそのページに対応する書き込み未完了のRFIDデータを読み出し、そのデータをRFIDタグ25Aに書き込む再書き込み動作を実行する(S205)。ここでRFIDタグ25Aに新たに書き込まれたデータは、先の書き込みにより書き込まれたデータに追加される。そして、再書き込みが成功した場合(S206:Yes)には、RAM13から元のRFIDデータを消去する(S207)。なお、再書き込み動作が失敗した場合(S206:No)には、書き込み未完了のデータを特定情報とともにRAM13に保存し(S208)、元のRFIDデータをRAM13から消去する。
このように、上述の再書き込み動作時においては、先の書き込み動作における書き込み完了分のデータについては、書き込み動作の少なくとも一部を省略することができる。このため、先の書き込み動作において書き込みが完了したデータがある程度存在する場合には、全てのデータについて再度書き込みを行う場合に比べると、書き込むべきデータの量が減少することになる。従って、再書き込み動作時には、先の書き込み時よりも書き込み動作を正常に完了できる可能性が高まることになる。
続いて、CPU11は、用紙25を第1トレイ27に排出し(S209)、未処理の用紙25があれば、S203に戻って同様の処理を繰り返す。全ての用紙25について処理を終えた場合(S210:Yes)には、全てのRFIDタグデータの書き込みが成功したかを判断する(S211)。そして、全てのRFIDデータの書き込みが成功した場合(S211:Yes)には、このリカバリ処理を抜ける。また、書き込みに失敗した用紙25が存在する場合(S211:No)には、リカバリ処理を再度実行する(S212)。
これにより印刷書込指示において指示された全てのページについて書き込みが正常に完了するまで、リカバリ処理が繰り返される。なお、リカバリ処理の実行回数は制限しても良く、例えば、リカバリ処理を2度行っても書き込みが正常にできないRFIDタグ25Aが存在する場合には、書き込みのエラーが生じた旨を表示部19等により通知し、リカバリ処理を終了するようにしても良い。
(本実施形態の効果)
以上のように本実施形態によれば、RFIDタグ25A付き用紙25に対し印刷動作(画像処理動作)及び書き込み動作(アクセス動作)を実行した後、書き込み動作に失敗した場合には、排出された用紙25をユーザにより供給トレイ26に再セットさせる。そして、供給トレイ26にセットされた用紙25が書き込み動作に失敗した用紙25か否かを判別し、書き込み動作に失敗した用紙25に対して失敗した書き込み動作を補うための再書き込み動作を実行する。これにより、書き込み動作に失敗した場合のリカバリを円滑に行うことができる。
また、本実施形態によれば、再書き込みを行う際に、書き込み動作に失敗した用紙25を再搬送路を介してアクセス位置に再搬送する機能が不要である。このため、再搬送路を備えていない簡易な構成でリカバリを実現することが可能になる。
また、再書き込み動作を行う際に、RFIDタグ25Aに記憶された識別情報等のデータに基づいて書き込み動作に失敗した用紙25か否かを判別する。これにより書き込み動作に失敗した用紙25か否かの判別を簡易に行うことができる。
また、再書き込み動作を行う際に、供給トレイ26にセットされた用紙25が書き込み動作に失敗した用紙25でない場合には、その用紙25に対する再書き込み動作を行わずに排出する。これにより、書き込み動作が完了した用紙25に対して再度書き込み動作を行うという不要な処理を省くことができる。
また、再書き込み動作の際には、用紙25に対する画像形成動作を実行しない。これにより、一度画像を形成した用紙25上に再度画像を形成する、といった不要な処理を省くことができる。
また、再書き込み動作の際に、書き込み動作に失敗したデータを含む一部のデータのみについての書き込み動作を実行する。これにより、全てのデータについて書き込み動作をやり直す場合に比べると、書き込むデータの量を減らすことができるため、書き込み動作が成功する可能性を高めることができる。また、これにより、RAM13等のメモリの使用量を抑えることができる。
また、書き込み動作に失敗した場合に、排出された用紙25を供給トレイ26にセットするように通知するため、ユーザが適切に対処することができる。
また、書き込み動作が失敗した場合に、供給トレイ26への用紙25のセットが完了したことについての情報が取得されたこと(例えば、ユーザにより操作部20からセットの完了を示す情報が入力されたことや、あるいは供給トレイ26への用紙25のセットがセンサにより検知されたことなど)に基づいて、再書き込み動作を開始する。これにより、適切なタイミングで再書き込み動作が実行されるため、リカバリを円滑に行うことができる。
<実施形態2>
次に本発明の実施形態2について図5及び図6を参照して説明する。
(印刷書込処理)
図5及び図6は、本実施形態の印刷書込処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、プリンタ1において、書き込み動作に成功した用紙25と失敗した用紙25とを分別して排出する例を示す。なお、印刷書込処理の多くの動作は実施形態1と同様であるため、実施形態1と同様の処理には同一のステップ番号を付し、重複する説明を適宜省略する。
CPU11は、図5に示す印刷書込処理において、RFIDデータの書き込みを行った後(S104)、書き込みに成功した場合(S105:Yes)には、そのRFIDデータをRAM13から消去し(S106)、用紙25を第1トレイ27に排出する(S108)。また、RFIDデータの書き込みに失敗した場合(S105:No)には、元のRFIDデータのうち、少なくとも書き込み未完了のデータを含むRFIDデータを、書き込みに失敗した用紙25を特定するための特定情報とともに、RAM13等に記憶する(S107)。そして、搬送機構21により書き込みに失敗した用紙25を第2トレイ28に排出する(S301)。
印刷書込指示において指示された全てのページについて上記処理が行われることにより、RFIDデータの書き込みに成功した用紙25は第1トレイ27に、書き込みに失敗した用紙25は第2トレイ28に分別して排出される。その後、書き込みに失敗した用紙25が存在した場合(S110:No)には、リカバリ処理を実行する(S111)。
このリカバリ処理では、図6に示すように、RFIDデータの書き込みに失敗した用紙25が存在する旨、及び第2トレイ28に排出された用紙25を供給トレイ26に再セットするよう促す旨の通知をユーザに対して行う(S401)。ユーザは、この通知を受けて第2トレイ28の用紙25を取り出し、その用紙25、即ち書き込みに失敗した全ての用紙25を供給トレイ26にセットする。
そして、CPU11は、用紙25の再セットが完了した後(S202:Yes)、供給トレイ26から用紙25を送り出して(S203)、RFIDタグ25Aに対し書き込み未完了のRFIDデータの再書き込みを行う(S205)。RFIDデータの書き込みに成功した場合(S206:Yes)には元のRFIDデータを消去し(S207)、その用紙25を第1トレイ27に排出する(S209)。また、書き込みに失敗した場合(S206:No)には、さらに書き込み未完了のデータをRAM13に保存し(S208)、用紙25を第2トレイ28に排出する(S402)。
供給トレイ26にセットされた全ての用紙25について上記処理を行うことで、書き込みに成功した用紙25は第1トレイ27に、書き込みに失敗した用紙25は第2トレイ28に分離して排出される。その後、書き込みに失敗した用紙25が存在した場合(S211:No)には、本リカバリ処理を再度実行する(S212)。
(本実施形態の効果)
以上のように本実施形態によれば、用紙25に対し印刷及び書き込み動作を実行し、書き込み動作に失敗した場合には、排出された用紙25のうちから書き込み動作が失敗した用紙25を識別可能に示す。そして、ユーザにより書き込み動作に失敗した用紙25のみが供給トレイ26にセットされると、その用紙25に対して失敗した書き込み動作を補うための再書き込み動作を実行する。これにより、書き込み動作に失敗した場合のリカバリを円滑に行うことができる。
また、書き込み動作が成功した用紙25と失敗した用紙25とを分別して排出する。これにより、ユーザが書き込み動作に失敗した用紙25のみを容易に取り分けて、供給トレイ26に再セットすることができる。
<実施形態3>
次に本発明の実施形態3について図7から図10を参照して説明する。
(複合機の全体構成)
図7は、本発明の画像処理装置の一例である複合機30の電気的構成を簡略に示すブロック図であり、図8は、複合機30の全体構成を簡略に示す断面図である。なお、本実施形態において、上記実施形態とほぼ同様の機能を有する構成には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
複合機30は、図7及び図8に示すように、供給トレイ26にセットされた用紙25に対して画像の印刷を行う画像形成部17、用紙25に添付されるRFIDタグ25Aに書き込み等を行うICリーダライタ18、用紙25が排出される排出トレイ31を備えている。さらに、複合機30は、原稿32(シートの一例)の読み取りを行うための原稿読取部33(画像処理部の一例)を備えている。
原稿読取部33は、複数枚の原稿32を積載可能な原稿供給トレイ34(供給部の一例)及び原稿排出トレイ35と、原稿供給トレイ34にセットされた原稿32を一枚ずつ原稿排出トレイ35まで搬送する原稿供給機構36(搬送手段の一例)とを備えている。また、原稿供給トレイ34には、原稿32の有無を光学的に検知する原稿センサ37(取得手段の一例)が設けられている。さらに、原稿読取部33は、原稿32の搬送路上に、原稿32に添付されたRFIDタグ32A(記憶部の一例)と電波により通信を行うことで、RFIDタグ32Aに記録されたデータを読み出すICリーダ38(アクセス手段の一例)と、原稿32を走査して読み取り、原稿画像に対応した画像データを出力するスキャナ部39(画像処理手段の一例)とを備えている。
(読み取り処理)
図9及び図10は、CPU11の制御により実行される読み取り処理を示すフローチャートである。この読み取り処理は、RFIDタグ32A付きの原稿32に対し、原稿画像の読み取り(画像処理動作の一例)と、RFIDタグ32Aに記憶されたRFIDデータの読み出し(アクセス動作の一例)とを行うための処理である。本実施形態では、読み取り処理によって取得された画像データ及びRFIDデータを、ネットワークインターフェイス15を介して外部のコンピュータ等に送信する。
CPU11は、図9に示す読み取り処理を開始すると、原稿供給機構36により原稿供給トレイ34に積載された一枚の原稿32を送り出す(S501)。そして、CPU11は、ICリーダ38により原稿32のRFIDタグ32Aに記憶されたRFIDデータを読み出す(S502)。続いて、スキャナ部39によりその原稿32の原稿画像を読み取る(S503)。
そして、CPU11は、RFIDデータの読み出しに成功した場合(S504:Yes)には、画像データ及びRFIDデータをネットワークインターフェイス15を介して出力する(S505)。また、RFIDデータの読み出しに失敗した場合(S504:No)には、画像データを、読み出しに失敗した原稿32を特定するための特定情報とともにRAM13に保存する(S506)。なお、特定情報とは、例えば、読み出しに失敗した原稿32の順番(ページ)である。また、RFIDタグ32Aに記憶された識別番号を読み出すことができる場合には、その識別番号を特定情報として保存しても良い。
続いて、CPU11は、原稿供給機構36によって原稿32を原稿排出トレイ35に排出する(S507)。そして、原稿供給トレイ34上の原稿32の有無を原稿センサ37により調べ(S508)、残りの原稿32が存在する場合(S508:Yes)には、S501に戻り、次の原稿32について同様の処理(S501〜S507)を繰り返す。
全ての原稿32について画像の読み取りを行った場合(S508:No)には、全ての原稿32についてRFIDデータの読み出しが成功したかを判断し(S509)、全ての原稿32についてRFIDデータの読み出しが成功した場合(S509:Yes)には、この読み取り処理を終了する。また、RFIDデータの読み出しに失敗した原稿32が存在する場合(S509:No)には、次のリカバリ処理を実行する(S510)。
このリカバリ処理では、RFIDデータの読み出しに失敗した原稿32に対して、再度データの読み出し(再アクセス動作の一例)を行う。CPU11は、図10に示すリカバリ処理を開始すると、読み出しに失敗した原稿32が存在する旨、及び排出された原稿32を原稿供給トレイ34に再セットするよう促す旨の通知をユーザに対して行う(S601)。ユーザは、この通知を受けて、原稿排出トレイ35に排出された全ての原稿32を取り出し、その原稿32を原稿供給トレイ34に再セットする。
続いて、CPU11は、ユーザによる用紙25の再セット作業の完了を待機する(S602)。ここでは、例えば、原稿センサ37により原稿32が検知されたことに基づいて、原稿32の再セットが完了したと判断する。そして、原稿32の再セットが完了した場合(S602:Yes)には、原稿供給トレイ34から一枚の原稿32を送り出す(S603)。
続いてCPU11は、搬送される原稿32がRFIDデータの読み出しに失敗した原稿32であるかを既述の特定情報に基づいて判断する(S604)。例えば、特定情報として読み出しに失敗した原稿32の順番(ページ)が記憶されている場合には、送り出した原稿32がその順番に対応するかを判断する。また、特定情報として読み出しに失敗したRFIDタグ32Aの識別番号を記憶している場合には、ICリーダ38により搬送中の原稿32のRFIDタグ32Aから識別番号を読み取り、両者を照合することにより判断する。
CPU11は、搬送される原稿32が読み出しに失敗したページでない場合(S604:No)には、以下の再読み出し動作を実行せずに、S609に進んで原稿排出トレイ35に原稿32を排出する。なお、このリカバリ処理では、スキャナ部39による原稿画像の読み取りは実行されない。
また、CPU11は、搬送される原稿32が読み出しに失敗したページである場合(S604:Yes)には、ICリーダ38によりRFIDタグ32AからRFIDデータの読み出しを行う(S605)。RFIDデータの読み出しに成功した場合(S606:Yes)には、その原稿32に対応する、先の読み取り時に取得された画像データをRAM13から読み出し、その画像データと得られたRFIDデータとを合わせて出力する(S607)。そして、RAM13に保存した画像データを消去し(S608)、原稿32を原稿排出トレイ35に排出する(S609)。また、RFIDデータの読み出しに失敗した場合(S606:No)には、画像データ等の出力を行わずに原稿32を原稿排出トレイ35に排出する(S609)。
その後、CPU11は、原稿供給トレイ34に原稿32があれば(S610:Yes)、S603に戻って同様の処理を繰り返す。全ての原稿32について処理を終えた場合(S610:No)には、全ての原稿32についてRFIDデータの読み出しが成功したかを判断する(S611)。そして、全てのRFIDデータの読み出しが成功した場合(S611:Yes)には、このリカバリ処理を抜ける。また、読み出しに失敗した原稿32が存在する場合(S611:No)には、リカバリ処理を再度実行する(S612)。
以上のように、始めの読み出しによりRFIDデータの読み出しに失敗した原稿32が存在する場合には、全ての原稿32の読み出しが完了するまでリカバリ処理が繰り返される。なお、リカバリ処理が所定の実行回数に至ったときは、RFIDデータの読み出しエラーが生じた旨を通知して、リカバリ処理を中止しても良い。
(本実施形態の効果)
以上のように本実施形態によれば、RFIDタグ32A付き原稿32に対し原稿画像の読み取り動作及びRFIDデータの読み出し動作を実行したとき、読み出し動作に失敗した場合には、ユーザにより排出された原稿32を原稿供給トレイ34に再セットさせる。そして、原稿供給トレイ34にセットされた原稿32が読み出し動作に失敗した用紙25か否かを判別し、読み出し動作に失敗した原稿32に対して失敗した読み出し動作を補うための再読み出し動作を実行する。これにより、読み出し動作に失敗した場合のリカバリを円滑に行うことができる。
また、再読み出し動作を行う際に、RFIDタグ32Aに記憶された識別情報等のデータに基づいて読み出し動作に失敗した原稿32か否かを判別する。これにより読み出し動作に失敗した原稿32か否かの判別を簡易に行うことができる。
また、再読み出し動作を行う際に、原稿供給トレイ34にセットされた原稿32が読み出し動作に失敗した原稿32でない場合には、その原稿32に対する再読み出し動作を行わずに排出する。これにより、読み出し動作が完了した原稿32に対して再度読み出し動作を行うという不要な処理を省くことができる。
また、再読み出し動作の際には、原稿32に対する読み取り動作を実行しない。これにより、一度画像を読み取った原稿32の画像を再度読み取る、といった不要な処理を省くことができる。
また、読み出し動作に失敗した場合に、排出された原稿32を原稿供給トレイ34にセットするように通知するため、ユーザが適切に対処することができる。
また、読み出し動作が失敗した場合に、原稿供給トレイ34への原稿32のセットが完了したことについての情報が取得されたこと(例えば、ユーザにより操作部20から再セットの完了を示す情報が入力されたことや、あるいは原稿供給トレイ34への原稿32の再セットがセンサにより検知されたことなど)に基づいて、再読み出し動作を開始する。これにより、適切なタイミングで再読み出し動作が実行されるため、リカバリを円滑に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態2では、アクセス動作(書き込み動作)に失敗したシート(用紙25)を成功したシートとを分離して排出することで、両者を識別可能とするものを示したが、本発明によれば、排出されたシートのうちからアクセス動作に失敗したシートを識別するための情報(シートの順番やシートに形成した画像若しくはシートから読み取った画像に関する情報など)を表示部19に表示させても良い。アクセス動作に成功したシートと失敗したシートとを同じトレイ上に排出する場合でも、例えば、トレイ上におけるシートの排出位置をずらすことにより両者を分別しても良い。これらによっても、ユーザがアクセス動作に失敗したシートのみを容易に取り分けて再セットすることができる。また、データの読み出しに失敗した場合に、読み出し動作に成功したシートと失敗したシートとを分別して排出しても良い。
(2)上記実施形態3では、読み取り処理によって得られた画像データ及びRFIDデータをネットワークを介して外部に出力するものを示したが、本発明によれば、画像データ及びRFIDデータを、例えば複合機30に接続した記録メディアに保存しても良い。あるいは、RFIDタグ32A付き原稿32の複製を作成する際に、読み取り処理を実行し、取得された画像データに基づいてRFIDタグ25A付き用紙25に画像を印刷し、さらに取得されたRFIDデータをその用紙25のRFIDタグ25Aに書き込むようにしても良い。
(3)本発明によれば、アクセス動作が失敗した際に、リカバリ処理を実行するか否かを操作部20からの入力等に基づいてユーザが選択できるようにしても良い。
(4)上記実施形態1,2の印刷書込処理において、用紙25に添付されたRFIDタグ25Aとの通信ができない場合や、あるいはリカバリ処理によっても正常に書き込みができない場合には、供給トレイ26に積載される別のRFIDタグ付き用紙25に対して、書き込みに失敗した用紙25と同一の画像の印刷とRFIDデータの書き込みとを行っても良い。
(5)本発明は、電子写真方式やインクジェット方式など、種々の方式の画像形成装置に適用することができる。また、本発明は、画像形成機能を備えていないスキャナ装置などにも適用することができる。
1…プリンタ(画像処理装置)
11…CPU(制御手段、明示手段)
15…ネットワークインターフェイス(通知手段)
17…画像形成部(画像処理手段)
18…ICリーダライタ(アクセス手段)
19…表示部(通知手段)
20…操作部(取得手段)
21…搬送機構
25…用紙(シート)
25A…RFIDタグ(記憶部)
26…供給トレイ(供給部)
30…複合機(画像処理装置)
32…原稿(シート)
32A…RFIDタグ(記憶部)
34…原稿供給トレイ(供給部)
36…原稿供給機構(搬送手段)
37…原稿センサ(取得手段)
38…ICリーダ(アクセス手段)
39…スキャナ部(画像処理手段)

Claims (10)

  1. 供給部にセットされた記憶部付きのシートを搬送し排出する搬送手段と、
    前記シートに対し画像の形成若しくは読み取りの画像処理動作を行う画像処理手段と、
    前記シートに添付された記憶部に対しデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方のアクセス動作を行うアクセス手段と、
    記憶手段と、
    前記供給部から搬送されるシートに対し、前記画像処理手段による画像処理動作と前記アクセス手段によるアクセス動作とを実行し、前記アクセス動作が失敗した場合には、前記アクセス動作に失敗したシートを特定するための特定情報を前記記憶手段に記憶させ、その後、前記供給部にセットされたシートが前記アクセス動作に失敗したシートか否かを前記記憶手段から読み出した前記特定情報に基づいて判別し、当該シートがアクセス動作に失敗したシートであると判別した場合に当該シートに対して失敗したアクセス動作を補うための再アクセス動作を前記アクセス手段により実行する制御手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記制御手段は、前記再アクセス動作を行う際に、前記アクセス手段により前記シートの記憶部に記憶されたデータを読み取り、読み取ったデータに基づいてアクセス動作に失敗したシートか否かを判別する、画像処理装置
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記制御手段は、前記再アクセス動作を行う際に、前記供給部にセットされたシートがアクセス動作に失敗したシートでない場合には、そのシートに対する再アクセス動作を行わずに排出する、画像処理装置
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    排出されたシートのうちから前記アクセス動作が失敗したシートを識別可能に示す明示手段を備える、画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    さらに表示部を備え、
    前記明示手段は、排出されたシートのうちから前記アクセス動作に失敗したシートを識別するための情報を前記表示部に表示する、画像処理装置
  6. 請求項4または請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記明示手段は、前記搬送手段により前記アクセス動作が成功したシートと失敗したシートとを分別して排出する、画像処理装置
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記制御手段は、前記再アクセス動作の際には、前記シートに対する画像処理動作を実行しない、画像処理装置
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記制御手段は、前記再アクセス動作の際に、アクセス動作に失敗したデータを含む一部のデータのみについてのアクセス動作を実行する、画像処理装置
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記アクセス動作に失敗した場合に、排出されたシートを前記供給部にセットするように通知する通知手段を備える、画像処理装置
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    さらに、前記アクセス動作に失敗した後に、前記供給部への前記シートのセットが完了したことについての情報を取得する取得手段を備え、
    前記制御手段は、前記アクセス動作が失敗した場合に、前記取得手段により前記情報が取得されたことに基づいて、前記再アクセス動作を開始する、画像処理装置
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