JP2019043025A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ジョブ中断時においてもジャム等の給紙不良を防止可能な画像形成装置、画像形成装置を制御するための制御方法、及びその制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。【解決手段】CPUは、固定モードにおいて手差しトレイ属性情報を一時的に変更して設定可能な第3のモードを実行可能である。CPUは、画像形成部に画像を形成させる画像形成ジョブが中断しているジョブ中断状態において手差しトレイにシートが保持されると、第3のモードでは、ボリュームセンサによって検知されたシートのサイズが画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと一致すると、シートに画像を形成させるように画像形成部を制御する。【選択図】図14

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置、画像形成装置を制御するための制御方法、及びその制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
一般に、プリンタ等の画像形成装置は、シートが積載されたカセットや手差しトレイからシートを1枚ずつ給紙し、給紙されたシートに画像形成を行う。手差しトレイからシートを給紙して適切な位置に画像を形成するためには、シートサイズやシート種類を含むシート属性情報が設定されている必要があり、手差しトレイのシート設定方法には「毎回指定モード」と「固定モード」の2種類が存在する。「毎回指定モード」の場合、手差しトレイにシートが載置されると、表示部にシート情報入力画面が表示され、ユーザはシート情報入力画面からシートサイズ及びシート種類を入力することができる。よって、用途に応じて様々なシート種類を使用することができる。「固定モード」の場合、手差しトレイにシートが載置されると、予め設定されたシート属性情報が自動で設定される。よって、使用するシートが1つに決まっている場合は、毎回入力を行う手間を省くことができる。
一方、印刷データを生成するプリンタドライバで、シートサイズやシート種類を設定することが可能であり、プリンタドライバで設定したシート属性情報を優先する「ドライバ設定優先モード」が知られている。通常、画像形成装置側のシート属性設定とプリンタドライバ側のシート属性設定が一致することでシートに画像形成を行うことが可能となる。しかし、「ドライバ設定優先モード」に設定されている場合、画像形成装置側の手差しトレイのシート属性設定に関わらず、プリンタドライバで設定されたシート属性情報を優先して画像形成を行う。「ドライバ設定優先モード」と「固定モード」とを組み合わせて使用することにより、プリント機能を使用するユーザは毎回手差しトレイのシート属性設定を行うことなく、画像形成することができる。
更に、「固定モード」であっても予め設定されたシート属性情報とは異なるシートをコピー機能などで使用可能にするために、一時的に手差しトレイのシート属性設定を変更可能な一時変更機能が提案されている(特許文献1参照)。これにより「固定モード」で運用されている場合でも、手差しトレイのシート属性設定をコピーで使用したいシート属性情報に一時的に変更することができる。
特開2005−292374号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、画像形成ジョブ中にシートが無くなった場合でも一時変更機能が維持される。そして、シートが無くなって画像形成ジョブが中断した際にユーザが手差しトレイにシートを補充した場合、この画像形成装置は、補充されたシートと一時変更機能において設定されたシート属性情報とが一致するかどうかを判断していない。すなわち、一時変更機能において設定されたシート属性情報と画像形成ジョブのシート属性情報との一致のみを判断しており、実際に手差しトレイに載置されたシートが設定されたシート属性情報と異なるシートの場合、ジャム等の給紙不良の原因となる。
そこで、本発明は、ジョブ中断時にサイズ検知部によって検知されたシートのサイズと画像形成ジョブに含まれるシートのサイズとが一致するか判断し、上述した課題を解決した画像形成装置、その制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、シートを保持するシート保持部と、前記シート保持部から給送されるシートに画像を形成する画像形成部と、前記シート保持部に対応付けられたシートのサイズに関する保持部サイズ情報を含む保持部属性情報を記憶可能な記憶部と、前記保持部属性情報を設定可能な属性設定画面を表示可能な表示部と、前記シート保持部に保持されたシートのサイズを検知するサイズ検知部と、前記シート保持部にシートが保持されたことに基づいて前記表示部に前記属性設定画面を表示させる第1のモードと、前記シート保持部にシートが保持されても前記表示部に前記属性設定画面を表示させず、かつ前記保持部属性情報を予め設定された所定値に設定する第2のモードと、前記第2のモードで設定される前記保持部属性情報を一時的に変更して設定すると共に、所定のタイミングで前記第2のモードに遷移する第3のモードと、を含むモードの内の1つを実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像形成部に画像を形成させる画像形成ジョブが中断しているジョブ中断状態において前記シート保持部にシートが保持されると、前記第3のモードでは、前記サイズ検知部によって検知されたシートのサイズが画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと一致すると、シートに画像を形成させるように前記画像形成部を制御する、ことを特徴とする。
また、本発明は、シート保持部から給送されるシートに画像形成部によって画像形成すると共に、シート保持部にシートが保持されたことに基づいて表示部に前記シート保持部に対応付けられたシートのサイズに関する保持部サイズ情報を含む保持部属性情報を設定可能な属性設定画面を表示させる第1のモードと、前記シート保持部にシートが保持されても前記表示部に前記属性設定画面を表示させず、かつ前記保持部属性情報を予め設定された所定値に設定する第2のモードと、前記第2のモードで設定される前記保持部属性情報を一時的に変更して設定すると共に、所定のタイミングで前記第2のモードに遷移する第3のモードと、を含むモードの内の1つを実行可能な画像形成装置の制御方法において、制御部が、前記第1のモード、前記第2のモード及び前記第3のモードの内のいずれが選択されているかの情報を取得する取得工程と、前記制御部が、前記画像形成部に画像を形成させる画像形成ジョブが中断しているジョブ中断状態において前記シート保持部にシートが保持されると、前記第3のモードでは、サイズ検知部によって検知されたシートのサイズが画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと一致すると、シートに画像を形成させるように前記画像形成部を制御する画像形成工程と、を含む、ことを特徴とする。
本発明によると、ユーザの操作が軽減してユーザビリティを向上すると共に、ジャム等の給紙不良を起こすことなく適切な印刷を実行することができる。
本実施の形態に係るネットワーク構成を示す模式図。 パーソナルコンピュータの内部構成を示す図。 複合機の概略構成を示すブロック図。 複合機のハード構成を示す模式図。 操作部の配置構成例を示す図。 (a)は手差しトレイを示す平面図、(b)はボリュームセンサの信号と用紙の幅の関係を示すグラフ。 (a)は操作部に表示された手差しトレイのデフォルト設定画面を示す画面図、(b)は用紙サイズ設定画面を示す画面図。 用紙種類設定画面を示す画面図。 (a)は操作部に表示された用紙選択画面を示す画面図、(b)は用紙サイズ設定画面を示す画面図。 用紙種類設定画面を示す画面図。 コントローラとプリンタ本体が印字処理を行う際の通信シーケンスを示す模式図。 印刷処理を示すフローチャート。 用紙なし画面を示す画面図。 手差し用紙情報登録処理を示すフローチャート。 ガイド幅エラー画面を示す画面図。 給紙判定処理を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<ネットワーク構成>
図1は、本実施の形態に係るネットワーク構成を示す図である。図1に示すように、例えばTCP/IPプロトコルをサポートするネットワーク101には、パーソナルコンピュータ102及び複合機103が接続されている。例えば、画像形成装置としての複合機103は、パーソナルコンピュータ102から印刷データを受信すると、シートに印刷を行ったり、一時的に印刷データを保持したりすることができる。もちろん、これらの構成は一般的な構成を概念図にしたものであり、パーソナルコンピュータ102や複合機103が複数あってもいいことは言うまでもない。
<パーソナルコンピュータの概略構成>
図2は、情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ102の内部構成を示す図である。メインバス201には、図2に示すように、CPU202、RAM203、ROM204、補助記憶装置205、入力装置206、画像表示装置207及びネットワークI/F(インターフェース)208が接続されている。CPU202は、本実施の形態における処理を制御する際の情報処理を行う。RAM203は、CPU202のワークエリアを提供する。ROM204は、ファームウェアなどを記憶し、CPU202の主記憶装置として使用される。補助記憶装置205は、制御プログラムを提供するハードディスクなどから構成される。画像表示装置207は、ユーザにメッセージを通知する目的で使用される例えば液晶ディスプレイから構成される。入力装置206は、ユーザが入力する例えばマウスやキーボードなどである。ネットワークI/F208は、ネットワークを介して他のネットワーク機器と相互にデータをやり取りすることができる。
<複合機の概略構成>
図3は本実施の形態に係る複合機103の概略構成を示すブロック図である。CPU301は、ROM303又はHDD304に記憶された制御プログラムに従って、システムバス307に接続される各種装置とのアクセスを統括的に制御すると共に、コントローラ325の内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。RAM302は、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データや各種の設定を記憶可能である。ROM303には、装置のブートプログラムなどが格納されている。HDD304は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納することが可能である。
操作部I/F(インターフェース)305は、システムバス307と操作部321とを接続するためのインターフェース部である。この操作部I/F305は、画像データをシステムバス307から受取って操作部321に出力すると共に、操作部321から入力された情報をシステムバス307へと出力する。ネットワークI/F(インターフェース)306は、LANやWAN324及びシステムバス307に接続し、他の機器と双方向にデータをやり取りする。
画像データをやり取りするための伝送路である画像バス320は、PCIバス又はIEEE1394で構成されている。スキャナ画像処理部312は、スキャナ部322からスキャナI/F(インターフェース)311を介して受け取った画像データに対して、補正、加工及び編集を行う。埋め込み情報抽出部310は、画像データから背景画像に埋め込まれているパターンの検出や付加情報の抽出の処理を行う。圧縮部313は、像データを受取り、データを圧縮する。伸長部315は、データを伸長した後にラスタ展開してプリンタ画像処理部317に送る。
プリンタ画像処理部317は、伸長部315から送られた画像データを受取り、この画像データに付随させられている属性データを参照しながら画像データに画像処理を施す。また、プリンタ画像処理部317は、指示がある場合は符号画像生成部316において生成された符号画像データを画像データに合成する。符号画像生成部316は、二次元コード画像やバーコード画像、情報埋め込み技術により生成された画像等の符号画像データを生成する。なお、符合画像の生成は、RAM302内に格納されたプログラムを実行することによって行われる。画像処理後の画像データは、プリンタI/F(インターフェース)318を介してプリンタ部323に出力される。画像変換部314は、画像データに対して回転や色空間変換、2値多値変換、画像合成、間引きといった所定の変換処理を施す。
RIP部308は、PDLコードデータを元に生成された中間データを受取り、ビットマップデータ(多値)を生成する。生成されたビットマップデータは、圧縮部309で圧縮されて画像バス320へ送られる。認証処理部319は、操作部321で入力されたユーザ情報を使用したユーザやワークグループの認証に加えて、印刷ジョブ認証を行う。また認証済みユーザやワークグループの情報の管理を行う。フィニッシャ326は、プリンタ部323から排出された複数枚のシートが束ねられたシート束に対してステイプル処理、パンチ処理、ソートなどの各種後処理を行う。
<プリンタ部及びスキャナ部の構成>
図4は、複合機103のハード構成を示す模式図である。複合機103は、図4に示すように、プリンタ400と、プリンタ400に着脱可能に接続されるフィニッシャ326と、を有している。プリンタ400は、プリンタ部323と、スキャナ部322と、を有しており、スキャナ部322には、原稿給紙装置(以下、ADFとする)401が搭載されている。
ADF401は、原稿トレイ401aに載置された原稿をプラテンガラス402へ向けて給紙し、排出トレイ401bに排出する。給紙された原稿は、プラテンガラス402上の所定の位置でスキャナユニット403により走査され、原稿上の画像が読取られる。スキャナユニット403が原稿を走査する際には、原稿の読み取り面がスキャナユニット403のランプの光で照射され、その原稿からの反射光がミラーを介してレンズ404aに導かれる。このレンズ404aを通過した光は、イメージセンサ404の撮像面に光学像として結像される。この光学像は、イメージセンサ404によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ404から出力された画像データは、スキャナ画像処理部312において所定の処理が施された後に、プリンタ部323の露光制御部405にビデオ信号として入力される。
なお、本実施の形態では、スキャナ部322によって読み取られる原稿や、プリンタ部323によって画像形成される記録材としての用紙を含めて、シートと呼称する。そして、シートは、普通紙の他にも、コート紙等の特殊紙、封筒やインデックス紙等の特殊形状からなる記録材、及びオーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルムや布などを含む。
プリンタ部323は、モノクロのレーザビームプリンタであり、シートを給紙するシート給紙部341と、シート給紙部341から給紙されたシートに画像を形成する画像形成部342と、定着器413と、を備えている。画像形成部342は、露光制御部405と、感光ドラム406と、を有しており、感光ドラム406の周りには、帯電器351と、現像器407と、転写部412と、クリーニング装置352と、が設けられている。
画像形成部342の画像形成プロセスが開始されると、帯電器351によって感光ドラム406の表面が一様に帯電処理される。そして、露光制御部405が、スキャナ部322又は外部のパーソナルコンピュータ102(図1参照)からの画像信号に基づいて、感光ドラム406にレーザ光を照射し、感光ドラム406の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器407から供給される現像剤によってトナー像として現像され、可視化される。
シート給紙部341は、複数段(本実施の形態では2段)のカセット408,409と、手差しトレイ410と、これらカセット408,409又は手差しトレイ410上のシートを給紙するピックアップローラ408a,409a,410aと、を有している。これらカセット408,409及び手差しトレイ410を、給紙段と呼ぶ。なお、ピックアップローラ408a,409aによって給紙されるシートが案内される搬送路とピックアップローラ410aによって給紙されるシートが案内される搬送路の合流部には、シート長さセンサ353が配置されている。
画像形成プロセスに並行してこれらカセット408,409及び手差しトレイ410のいずれかからピックアップローラ408a,409a,410aによってシートが給紙される。給紙されたシートは、その先端がレジストレーションローラ対411に突き当てられて一旦停止された後に、転写部412によるトナー像の転写タイミングに合わせてレジストレーションローラ対411によって搬送される。ここで、シートの先端がレジストレーションローラ対411に突き当てられることによって、シートの斜行が補正される。
そして、感光ドラム406に形成されたトナー像は、レジストレーションローラ対411によって搬送されたシートに対して転写部412によって転写される。トナー像が転写されたシートは、定着器413によって熱及び圧力が付与され、トナー像がシートに定着される。定着器413を通過したシートは、搬送ローラ対414によって排出ローラ対416へ向けて搬送され、排出ローラ対416によってフェイスアップ状態、すなわち画像形成面が上側の状態でフィニッシャ326に排出される。
シートをフェイスダウン状態、すなわち画像形成面が下側の状態でフィニッシャ326に排出する場合には、案内部材415によってシートは反転搬送パス417へ案内される。反転搬送パス417へ案内されたシートは、スイッチバックされて、搬送ローラ対418,419及び排出ローラ対416によってフィニッシャ326に排出される。
更に、両面印刷が行われる場合には、第1面に画像が形成されたシートは、反転搬送パス417へ案内された後、両面搬送パス354に搬送される。そして、両面搬送パス354に案内されたシートは、表裏及び前後が反転された状態で転写部412によって第2面に画像が転写され、フィニッシャ326に排出される。
フィニッシャ326は、第1ユニット420と、第2ユニット421と、を有しており、第1ユニット420は、多孔パンチ処理を行うためのユニットであり、第2ユニット421は、少数孔パンチ処理やステイプル処理を行うためのユニットである。第1ユニット420は、プリンタ部323の排出ローラ対416から排出されたシートを入口ローラ対422によって受け取り、入口ローラ対422は、シートを案内部材423に向けて搬送する。案内部材423は、回動することでシートの搬送路の切換えを行うことができ、シートに多孔パンチ処理を行う場合には、シートを搬送ローラ対425へ案内し、多孔パンチ処理を行わない場合には、シートを出口ローラ対424へ案内する。
搬送ローラ対425のシート搬送方向における下流には、搬送ローラ対426、先端検知センサ427、第1パンチ部428、突き当て板429が配置されている。搬送ローラ対425,426によって搬送されるシートの先端が先端検知センサ427によって検知されたことに基づいて、突き当て板429は搬送路に突出するように移動する。そして、突き当て板429にシートの先端が突き当たることで、シートを第1パンチ部428に対して所定の精度で位置決めすることができる。突き当て板429によって位置決めされたシートは、第1パンチ部428によって、シートの先端に沿って多数(例えば30個)の孔が明けられる多孔パンチ処理が施される。多孔パンチ処理が施されたシートは、搬送ローラ対431〜433によって出口ローラ対424に向けて搬送され、出口ローラ対424によって第2ユニット421の入口ローラ434に受け渡される。
入口ローラ434のシート搬送方向における下流には、第2パンチ部435が設けられており、第2パンチ部435は、後端検知センサ436及び突き当て板437を有している。第2パンチ部435が少数孔パンチ処理を行う際には、後端検知センサ436がシートの後端を検知した後、シートはスイッチバックされる。また、突き当て板437が搬送路に突出するように移動し、シートの後端が突き当て板437に突き当たることでシートが位置決めされる。突き当て板437によって位置決めされたシートは、第2パンチ部435のパンチ装置によって、シートの後端に沿って少数(例えば2〜4個)の孔が明けられる少数孔パンチ処理が施される。
第2パンチ部435のシート搬送方向における下流には、案内部材438が配置されており、案内部材438は、回動することでシートの搬送路の切換えを行うことができる。シートを1部ずつページ順に並べて排出するソート処理やステイプル処理を行わない場合、案内部材438はシートをノンソートパス439に案内し、ノンソートパス439に案内されたシートは、排出ローラ対441によってスタックトレイ442に排出される。
シートに対してソート処理やステイプル処理等の後処理が設定されている場合には、プリンタ部323は、シートをフェイスダウン状態でフィニッシャ326へ排出する。そして、フィニッシャ326内に搬入されたシートは第1ユニット420を経て第2ユニット421へ搬送された後に、案内部材438により、搬送ローラ対440へ導かれる。次いで、シートは搬送ローラ対440により、束排出ベルト443上へ排出される。ここで、束排出ベルト443に並行して数ミリ高い位置には、不図示の低摩擦の中間処理トレイが設けられており、実際にはシートは、中間処理トレイ上に排出される。排出されたシートは、中間処理トレイに沿って自重で右下方向に落下する。更に、扇形の戻しローラ444が反時計方向に回転し、その外縁部に設けられた摩擦部材がシートに当接する。この摩擦部材の当接により、シートにはストッパ板445へ向けて落下させる力が作用し、シートの端部がストッパ板445に突き当てられる。これにより、シートに対して縦方向(送り方向)の揃えが行われる。
また、中間処理トレイ上には、その手前側と奥側とのそれぞれに位置する1対の整合板446が設けられている。各整合板446は、中間処理トレイ上にシートが排出される毎に駆動される。これにより、中間処理トレイ上のシートに対して横方向(幅方向)の揃えが行われる。そして、所定枚数のシートが中間処理トレイ上に排出されて積載されると、束排出ベルト443が駆動され、シートがスタックトレイ442,447上へ排出される。また、ステイプルモードが設定されている場合、整合板446によりシートの横方向への揃えが行われた後、ステイプルユニット448によってシート束が綴じられ、シート束は、束排出ベルト443によりスタックトレイ442,447上へ排出される。
ここで、各スタックトレイ442,447は昇降動作可能に構成され、積載されたシートの上面の位置に合わせて昇降制御される。また、各スタックトレイ442,447には、シートの有無を検知するためのシート有無検知センサ449,450がそれぞれ設けられている。また、ステイプルユニット448は、シート後端の奥側位置を綴じる「コーナー綴じ」、シート後端を2箇所で綴じる「ダブル綴じ」を行うことが可能である。シートに対する綴じ位置は、ユーザにより設定される。
<操作部の構成>
図5は図3に示した操作部321の配置構成例を示す図である。操作部321には、図5に示すように、スタートキー501、クリア/ストップキー502、テンキー503、ユーザモードキー513及び表示部504が設けられている。スタートキー501は、スキャナ部322によるスキャン開始指示を受け付けるキーである。クリア/ストップキー502は、装置が待機中はクリアキー、ジョブ実行中はストップキーの機能を有する。テンキー503は、数字を入力することが可能である。ユーザモードキー513は、複合機103の各種設定を行うユーザモード画面を表示部504に表示させるためのキーである。表示部504は、例えばタッチパネルから構成され、コピーやファックス送信などを実行する際に各種設定を行うための画面を表示可能である。
図5では、表示部504にコピー機能画面が表示されており、コピー機能画面の各種設定キーを説明する。コピー機能画面には、用紙選択キー505、等倍キー506、ズームキー507、カラーモード選択キー508、ショートカットキー509〜512が表示されている。用紙選択キー505は、印刷出力する用紙を任意の給紙段あるいは自動用紙選択から選択する際に押される。等倍キー506は、等倍で印刷出力する場合に押される。ズームキー507は、任意の倍率を指定する際に押される。カラーモード選択キー508は、印刷出力するカラーモードを選択する際に押される。ショートカットキー509〜512は、様々な処理に対応するキーを設定可能であり、例えば仕上げ設定、両面モード、濃度設定、原稿の種類などを設定することができる。表示部504で選択された各種設定は、ジョブ毎にRAM302に記憶される。
<手差しトレイによる用紙サイズ検知>
図6(a)はシート保持部としての手差しトレイ410を示す平面図である。手差しトレイ410には、ユーザによってシートである用紙が手差しトレイ410上に載置されたことを検知する用紙有無センサ604が設けられている。用紙有無センサ604がオンとなると、プリンタ部323からコントローラ325(図3参照)に用紙有無センサ604のオン信号が入力され、コントローラ325は手差しトレイ410に用紙が有ると判断する。これにより、手差しトレイ410上の用紙をピックアップローラ410aによって1枚ずつ分離しながら給紙(給送)することが可能となる。なお、カセット408,409にも、同様に用紙有無センサが設けられている。
手差しトレイ410は、一対のスライドガイド602,603をシート搬送方向に直交する幅方向(矢印605,606で示す方向)にスライド可能に支持しており、これらスライドガイド602,603は、不図示のラック及びピニオンによって連動する。ユーザは、手差しトレイ410に用紙を載置した後、スライドガイド602,603を用紙に合わせてスライドさせ、用紙の幅方向における位置を規制する。これにより、ピックアップローラ410aによって用紙が搬送されている際に、用紙が斜行しながら搬送されることを防止している。
スライドガイド602は、手差しトレイ410に載置されたシートのサイズを検知するサイズ検知部としてのボリュームセンサ607に対して、不図示のリンク部材を介して連結されている。このため、ボリュームセンサ607は、スライドガイド602、603の動作に連動してスライドガイド602,603の位置に応じた信号(AD値)をコントローラ325に出力する。コントローラ325は、ボリュームセンサ607から入力された信号(AD値)に基づいて、用紙の幅の検知を実施している。
次に、図6(b)を用いて、手差しトレイ410にセットされた用紙の幅を検知する方法について説明する。図6(b)はボリュームセンサ607が出力する信号(AD値)と実際に検知する用紙の幅の関係を示したグラフである。詳細には、横軸にボリュームセンサ607が出力するAD値、縦軸に用紙の幅を示す。ボリュームセンサ607は具体的には10ビットのデジタル値を出力するセンサであり、16進数表示で0x000〜0x400の出力値をリニアに出力する構成となっている。図6(b)では、AD値0x320がA4R幅(A4縦置きの用紙幅)である210mmを示しており、同様にAD値0x384がB4R幅である257mm、AD値0x3D4がA4幅である297mmをそれぞれ示すことを表している。これにより、コントローラ325は、ボリュームセンサ607から出力されるAD値に基づいて用紙の幅を判断することができる。
<手差しトレイのデフォルト設定>
次に、手差しトレイのデフォルト設定について図7(a)乃至図8を用いて説明する。図7(a)は、操作部321に表示された手差しトレイのデフォルト設定画面700を示し、図7(b)は、用紙サイズ設定画面710を示す。図8は、用紙種類設定画面720を示す。操作部321は、ユーザモードキー513(図5参照)が押下されると、不図示のユーザモード画面を表示し、ユーザの入力を待機する。このユーザモード画面には複合機103の各種設定を行うための複数の項目が存在し、その中の1つが選択されると、選択された項目の設定画面に遷移する。このユーザモード画面は関連する項目毎にグループ化、階層化して表示されていてもよい。操作部321は、複数の項目の中の1つである「手差しトレイのデフォルト設定」が選択されたことを検知すると、図7(a)に示す手差しトレイのデフォルト設定画面700を表示する。
手差しトレイのデフォルト設定画面(以下、単にデフォルト設定画面という)700では、手差しトレイ410に用紙が載置された際の用紙情報の登録方法を「固定モード」と「毎回指定モード」から選択することができる。「固定モード」ボタン701が選択されると、コントローラ325は第1のモードとしての固定モードとして動作する。固定モードでは、手差しトレイ410に用紙が載置されると、デフォルト用紙情報設定703に表示されている用紙サイズ及び用紙の種類が、コントローラ325のRAM302(図3参照)に手差しトレイ410の用紙情報として自動的に登録される。すなわち、デフォルト用紙情報設定703に表示されている用紙サイズ及び用紙の種類は、所定値としてRAM302に記憶される。
デフォルト用紙情報設定703に表示されている用紙サイズ及び用紙の種類は、「登録」ボタン705から予め設定することができる。「登録」ボタン705が押下されると、図7(b)に示す用紙サイズ設定画面710が操作部321に表示される。用紙サイズ設定画面710の用紙サイズ設定ボタン群711のいずれかが選択され、「次へ」ボタン712が押下されることで、図8に示す用紙種類設定画面720に遷移する。用紙種類設定画面720の用紙種類設定ボタン群721のいずれかが選択され、「OK」ボタン722が押下されることで、デフォルト用紙情報設定703に表示される用紙サイズ及び用紙の種類が変更される。
デフォルト設定画面700で「毎回指定モード」ボタン702が選択されると、コントローラ325(図3参照)は第2のモードとしての毎回指定モードとして動作する。毎回指定モードでは、手差しトレイ410に用紙が載置されると、操作部321に不図示の属性設定画面としての手差し用紙設定画面が表示される。手差し用紙設定画面では、図7(b)及び図8に示した用紙サイズ設定画面710や用紙種類設定画面720と同様の手順で、載置された用紙のサイズや種類を選択することができる。そして、用紙設定画面において選択された用紙サイズ及び用紙の種類が、RAM302(図3参照)に手差しトレイ410の用紙情報として登録される。
すなわち、毎回指定モードでは、手差しトレイ410に用紙を載置しただけでは、RAM302に手差しトレイ410の用紙情報が記憶されず、用紙設定画面におけるユーザの操作が必要となる。手差しトレイ410のデフォルト設定により、手差しトレイ410から給紙する用紙が1つに決まっている場合は固定モード、毎回異なる用紙を給紙する場合は毎回指定モードを選択することで、使い方に応じた用紙情報の登録方法を選択することができる。そして、固定モードが選択された場合には、操作部321におけるユーザの操作が軽減され、ユーザビリティを向上することができる。
複合機103は、画像形成ジョブに含まれる用紙情報であるジョブ属性情報と、記憶部としてのRAM302に記憶された手差しトレイ410に対応付けられた用紙情報である手差しトレイ属性情報と、が一致することを必要条件としてシートに画像形成する。なお、保持部属性情報としての手差しトレイ属性情報は、手差しトレイ410に対応付けられた保持部サイズ情報としての用紙サイズと、用紙種類と、を少なくとも有する。しかしながら、用紙サイズ設定ボタン群711のうち、「フリーサイズ」ボタン711aが選択され、手差しトレイ属性情報の用紙サイズが「フリーサイズ」に設定された場合には、画像形成ジョブに含まれる用紙サイズ情報に関係なく画像形成する。即ち、フリーサイズが設定された場合には、画像形成ジョブに含まれる用紙サイズ情報にかかわらず、手差しトレイ属性情報と画像形成ジョブに含まれる用紙サイズ情報は一致していると判断される。これにより、手差しトレイ410に載置した複数のサイズの用紙に対して画像形成したいユーザにとって、上述した固定モードと相まって、ユーザビリティを向上することができる。一方で、「フリーサイズ」に設定された場合、ステイプルやパンチ等の一部の処理が実行できない。このため、固定モードのデフォルト設定で「フリーサイズ」を設定していても、「フリーサイズ」とは異なる設定に、一時的に変更したい場合がある。
なお、手差しトレイ410に対応付けられた用紙サイズが「フリーサイズ」に設定された場合には、1枚目の用紙に対して、定着器温度制御や各搬送ローラ対の搬送量制御等を複合機103に使用可能な最大サイズのシートの場合と同様に行う。そして、図4に示すシート長さセンサ353によって検知した1枚目の用紙の長さに基づいて、2枚目以降に用紙に対して、定着器温度制御や搬送量制御等を行う。
<手差しトレイの用紙情報の一時変更設定>
次に、手差しトレイ410のデフォルト設定で固定モードが選択されている場合における、手差しトレイ410の用紙情報の一時変更設定について図9(a)乃至図10を用いて説明する。図9(a)は、操作部321に表示された用紙選択画面800を示し、図9(b)は、用紙サイズ設定画面810を示す。図10は、用紙種類設定画面820を示す。
操作部321は、図9(a)に示すように、例えばコピー機能画面の用紙選択キー505(図5参照)から呼出し可能な用紙選択画面800から、手差しトレイ410に載置された用紙(以下、手差し用紙とする)の用紙情報の一時変更を行うことができる。用紙選択画面800は、手差しトレイ選択ボタン801、カセット選択ボタン802,803及び「手差し用紙一時変更」ボタン806を有している。ユーザは、手差しトレイ選択ボタン801又はカセット選択ボタン802,803を選択することで、コピージョブ実行時に所望の給紙先から用紙を給紙することができる。「手差し用紙一時変更」ボタン806は、手差しトレイ410に用紙が載置されている場合のみ押下することができる。
「手差し用紙一時変更」ボタン806が押下されると、操作部321は、図9(b)に示す用紙サイズ設定画面810を表示する。用紙サイズ設定画面810は、図7(b)に示す用紙サイズ設定画面710と同様に、用紙サイズ設定ボタン群811及び「次へ」ボタン812を有している。用紙サイズ設定ボタン群811のいずれかが選択され、「次へ」ボタン812が押下されることで、図10に示す用紙種類設定画面820に遷移する。用紙種類設定画面820の用紙種類設定ボタン群821のいずれかが選択され、「OK」ボタン822が押下されることで、一時的に変更する手差しトレイ410の用紙情報を指定することができる。以上のような手差しトレイ410の用紙情報の一時変更設定は、RAM302(図3参照)に記憶される。コントローラ325のCPU301は、固定モードと、毎回指定モードと、固定モードにおける一時変更設定と、を含むモードの内の1つを実行可能である。
なお、第3のモードとしての一時変更設定を通常の固定モードの設定に復帰させるタイミングは、手差しトレイ410に載置された手差し用紙が無くなったタイミング、次に入力された画像形成ジョブが終了したタイミングが考えられる。本実施形態では、手差しトレイ410に載置された手差し用紙が無くなったタイミングで一時変更設定を通常の固定モードの設定に復帰させる。また、本実施形態では、画像形成ジョブが用紙なしエラー等によって中断した場合、後述するように、所定の条件下において一時変更設定で設定された条件で画像形成が実施される。
<印字処理におけるコントローラとプリンタ本体の通信シーケンス>
図11はコントローラ325とプリンタ部323が印字処理(画像形成処理)を行う際の通信シーケンスを模式的に示した図である。まず、1ページを印字する場合、コントローラ325はプリンタ部323に対して、印字準備要求901を発行する。印字準備要求を受け取ったプリンタ部323は定着器温度制御や、前回転等のプリント前処理を開始する。プリント前処理が完了した後、プリンタ部323は、コントローラ325に対して、印字準備ステータス902を発行する。印字準備ステータス902を受け取ったコントローラ325は、用紙の給紙を要求するために、プリンタ部323に対して給紙実行要求903を発行する。この時、コントローラ325は、カセット408,409及び手差しトレイ410のいずれから給紙するのかをプリンタ部323に通知する。
給紙実行要求903を受け取ったプリンタ部323は用紙の給紙を開始し、カセット408,409及び手差しトレイ410のそれぞれに装着されているそれぞれのセンサによって給紙した用紙の後端を検知する。プリンタ部323は、センサによって用紙の後端が検知された後に、コントローラ325に対して給紙結果ステータス904を発行する。用紙なしなどのエラーが発生した場合には、給紙結果ステータス904においてプリンタ部323はコントローラ325に対してエラーを通知する。
次に、用紙の給紙を行ったプリンタ部323は、所定の位置まで用紙が達したら、印字開始許可905を発行する。プリンタ部323から印字開始許可905を受け取ったコントローラ325は、実際に画像形成が可能な状態になった時点で印字実行要求906をプリンタ部323に対して発行し、画像の形成、定着を要求する。その後、コントローラ325とプリンタ部323間で、プリンタ部323のハード構成の同期制御であるハード信号同期が行われ、用紙に画像形成、更には定着が行われる。用紙への片面印刷の場合には、用紙がスタックトレイ442,447に積載されたタイミングで、両面印刷の場合には、片面の印刷が完了したタイミングで、プリンタ部323はコントローラ325に対して印字結果ステータス907を発行する。そして用紙がスタックトレイ442,447に積載され、後続の出力画像が存在しない場合に、コントローラ325はプリンタ部323に対して印字終了通知908を発行する。
<印刷処理>
次に、図12乃至図16に沿って、用紙への印刷処理について説明する。図12は、本実施の形態に係る印刷処理手順の一例を示すフローチャートであり、図12に示す各ステップは、複合機103のCPU301(図3参照)がROM303又はHDD304に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
まず、コントローラ325は、印刷実行指示、すなわち画像形成ジョブの入力信号を受信したか判断し、印刷実行指示が入力されるまで待機する(ステップS1)。なお、画像形成ジョブがコピージョブの場合、操作部321から受信したコピー開始指示を受けて、スキャナ部322は、読み取った原稿の画像データと共にコントローラ325に印刷実行指示を送信する。
コントローラ325は、印刷実行指示を受信すると(ステップS1:Yes)、プリンタ部323に対して給紙実行要求903を発行する(ステップS2)。この時、コントローラ325は、カセット408,409及び手差しトレイ410の内の、どの給紙段から用紙を給紙するのかをプリンタ部323に通知する。そして、コントローラ325は、プリンタ部323より給紙結果ステータス904を受信し(ステップS3)、受信した給紙結果ステータス904が用紙なしエラーか否かを判断する(ステップS4)。用紙なしエラーとは、指定された給紙段に画像形成ジョブに含まれる用紙情報に対応する用紙がないために、用紙を給紙することができないというエラーである。
給紙結果ステータス904が用紙なしエラーではない場合(ステップS4:No)、コントローラ325は、用紙に印字処理を行う(ステップS5)。続いて、コントローラ325は、次ページが存在するか確認し(ステップS6)、次ページが存在する場合(ステップS6:Yes)、ステップS2の処理に戻る。ステップS6において次ページが存在しない場合(ステップS6:No)、コントローラ325は、印刷処理を終了する。
ステップS4において給紙結果ステータス904が用紙なしエラーである場合(ステップS4:Yes)、コントローラ325は、図13に示すように、操作部321に用紙なし画面1100を表示させる。用紙なし画面1100は、手差しトレイボタン1101と、カセットボタン1102,1103と、を有しており、それぞれのボタンは、手差しトレイ410、カセット408,409に対応している。これら手差しトレイボタン1101及びカセットボタン1102,1103のいずれかが選択され、「OK」ボタン1104が押下されると、対応する給紙段から強制的に給紙する強制給紙指示を出力することができる。また、「中止」ボタン1105が押下されると、用紙なしエラーによって中断したジョブ(以下、中断ジョブとする)を中止する中止指示を出力することができる。
用紙なし画面1100が操作部321に表示された後、コントローラ325は、イベント待機状態となり(ステップS8)、受信したイベントが操作部イベントか否かを判断する(ステップS9)。操作部イベントとは、用紙なし画面1100の「OK」ボタン1104又は「中止」ボタン1105がユーザによって押下されたというイベントである。そして、受信したイベントが操作部イベントである場合(ステップS9:Yes)、コントローラ325は、操作部イベントが強制給紙指示か中止指示かを判断する(ステップS10)。操作部イベントが強制給紙指示である場合(ステップS10:強制給紙)、コントローラ325は、プリンタ部323に対して中断ジョブの給紙実行要求903を発行し、ステップS3に戻る。操作部イベントが中止指示である場合(ステップS10:中止)、コントローラ325は、プリンタ部323に対して中断ジョブを中止させるように中断要求を行い(ステップS12)、処理を終了する。
ステップS9において受信したイベントが操作部イベントではないと判断された場合(ステップS9:No)、コントローラ325は、用紙有無センサ604(図6(a)参照)がオンとなったか否かを判断する(ステップS13)。用紙有無センサ604がオンとなった場合(ステップS13:Yes)、コントローラ325は、後述する手差し用紙情報登録処理及び給紙判定処理を行い(ステップS14,15)、給紙動作が再開されたか否かを判断する(ステップS16)。給紙動作が再開された場合(ステップS16:Yes)、コントローラ325は、ステップS5の処理に戻る。すなわち、コントローラ325は、画像形成工程としての印字処理を行う。給紙動作が再開されていない場合(ステップS16:No)、コントローラ325は、ステップS8の処理に戻る。また、ステップS13において用紙有無センサ604がオンとなっていない場合(ステップS13:No)も、コントローラ325は、ステップS8の処理に戻る。
<手差し用紙情報登録処理>
次に、図12に示す手差し用紙情報登録処理(ステップS14)について、図14のフローチャートを用いて詳述する。図14に示す各ステップは、複合機103の制御部としてのCPU301(図3参照)がROM303又はHDD304に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
まず、コントローラ325は、手差しトレイ410上に用紙が存在するか否かを判断する(ステップS21)。手差しトレイ410上に用紙が存在しない場合(ステップS21:No)、コントローラ325は、処理を終了する。手差しトレイ410上に用紙が存在する場合(ステップS21:Yes)、コントローラ325は、デフォルト設定が固定モード及び毎回指定モードのいずれに設定されているかを判断する(ステップS22)。このとき、コントローラ325は、デフォルト設定が固定モード及び毎回指定モードのいずれに設定されているかに関する情報をRAM302から取得する取得工程を実行する。なお、本実施の形態では、固定モードにおいて一時変更設定した場合も、固定モードに属する。
毎回指定モードに設定されている場合(ステップS22:毎回指定モード)、コントローラ325は、操作部321に手差し用紙設定画面を表示させ、手差し用紙設定画面におけるユーザの入力を待機する(ステップS23,S24)。そして、コントローラ325は、手差し用紙設定画面において用紙情報が入力されたか否かを判断し(ステップS25)、用紙情報が入力されていない場合(ステップS25:No)、ステップS24の処理に戻る。用紙情報が入力された場合(ステップS25:Yes)、コントローラ325はボリュームセンサ607(図6参照)によって検知される用紙の幅と、手差し用紙設定画面において入力された用紙情報の用紙サイズとが一致するか否か判断する(ステップS26)。これらが一致する場合(ステップS26:Yes)、コントローラ325は、手差し用紙設定画面において入力された用紙情報を、手差しトレイ410に対応付けられた用紙情報としてRAM302(図3参照)に記憶させ(ステップS26)、処理を終了する。
一致しない場合(ステップS26:No)、コントローラ325は、図15に示すガイド幅エラー画面1400を操作部321に表示させ(ステップS27)、ステップS24の処理に戻る。警告画面としてのガイド幅エラー画面1400は、ボリュームセンサ607(図6参照)によって検知される用紙の幅と、手差し用紙設定画面において入力された用紙情報の用紙サイズとが一致しないことをユーザに報知する。これにより、スライドガイド602,603の位置調整又は手差し用紙設定画面において入力された用紙情報の再設定をユーザに促し、適切な印刷処理を手差しトレイ410に載置された用紙に行うことができる。ガイド幅エラー画面1400の「OK」ボタン1401が押下されると、ガイド幅エラー画面1400が表示される前の画面に戻る。
ステップS22において固定モードに設定されている場合(ステップS22:固定モード)、コントローラ325は、手差しトレイ410の用紙なしエラーによって中断したジョブが存在するか否かを判定する(ステップS29)。なお、中断ジョブが存在している状態をジョブ中断状態とする。中断ジョブが存在しない場合(ステップS29:No)、コントローラ325は、固定モードの用紙情報、すなわち図7(a)に示すデフォルト用紙情報設定703を取得する(ステップS30)。そして、コントローラ325は、ボリュームセンサ607(図6参照)によって検知される用紙の幅と、取得した固定モードの用紙情報の用紙サイズとが一致するか否かを判断する(ステップS31)。これらが一致する場合(ステップS31:Yes)、コントローラ325は、取得した固定モードの用紙情報を、手差しトレイ410に対応付けられた用紙情報としてRAM302(図3参照)に記憶させ(ステップS32)、処理を終了する。一致しない場合(ステップS31:No)、コントローラ325は、図15に示すガイド幅エラー画面1400を操作部321に表示させ、処理を終了する。
ステップS29において中断ジョブが存在する場合(ステップS29:Yes)、コントローラ325は、中断ジョブに含まれる用紙情報、すなわち用紙サイズ及び用紙種類を取得する(ステップS34)。なお、中断ジョブに含まれる用紙情報は、RAM302に記憶されている。そして、コントローラ325は、ボリュームセンサ607(図6参照)によって検知される用紙の幅と、取得した中断ジョブに含まれる用紙情報の用紙サイズとが一致するか否かを判断する(ステップS35)。これらが一致する場合(ステップS35:Yes)、コントローラ325は、取得した中断ジョブに含まれる用紙情報を、手差しトレイ410に対応付けられた用紙情報としてRAM302(図3参照)に記憶させ(ステップS36)、処理を終了する。一致しない場合(ステップS35:No)、コントローラ325は、中断ジョブに含まれる用紙情報の用紙サイズを、90度回転可能か否かを判断する(ステップS37)。中断ジョブに含まれる用紙情報の用紙サイズが回転可能か否かは、プリンタ画像処理部317によって、受信した画像データ及び画像データに付随している属性データを参照して行う。用紙サイズが回転不可の場合を例示する。例えば、コピージョブの場合、ジョブ途中での用紙なしエラーによってジョブが中断した場合は、回転不可となる。
用紙サイズが回転可能である場合(ステップS37:Yes)、コントローラ325は、ボリュームセンサ607によって検知される用紙の幅と、90度回転した中断ジョブに含まれる用紙サイズの幅とが一致するか否かを判断する(ステップS38)。これらが一致する場合(ステップS38:Yes)、90度回転した用紙サイズと中断ジョブに含まれる用紙種類を手差しトレイ410に対応付けられた用紙情報としてRAM302(図3参照)に記憶させ(ステップS39)、処理を終了する。
なお、中断ジョブに含まれる用紙情報の用紙サイズが回転不可である場合(ステップS37:No)、ステップS30に進み、ステップS30以降の処理を行う。同様にして、ボリュームセンサ607によって検知される用紙の幅と、90度回転した中断ジョブに含まれる用紙サイズの幅とが一致しない場合(ステップS38)、ステップS30に進み、ステップS30以降の処理を行う。
このように、ボリュームセンサ607(図6参照)によって検知される用紙サイズ(検知サイズ)と中断ジョブに含まれる用紙サイズとの位相が90度異なる関係であれば、ユーザが手差しトレイ410に向きを誤って用紙を載置しても印刷することができる。このため、ユーザビリティを向上することができる。
また、本実施の形態では、検知サイズと中断ジョブに含まれる用紙サイズとが90度位相をずらしても一致しない関係であっても、ステップS31において固定モードの用紙情報と検知サイズとを再度比較している。このため、例えば上述した一時変更設定を行った状態で中断ジョブが発生すると、一時変更設定で設定した用紙情報と検知サイズとが一致しない(ステップS35:No)場合であっても、固定モードの用紙情報と検知サイズとを再度比較することができる。そして、固定モードの用紙情報と検知サイズとが一致すれば、手差しトレイ410に載置した用紙に印刷可能である。これは、例えば固定モードにおいて用紙サイズを「フリーサイズ」(図7(b)参照)に設定した状態で、一時変更設定において定形サイズ(A4サイズやB5サイズ等)を設定した場合に特に有効である。
例えば、固定モードでフリーサイズ設定され、かつ一時変更設定によってプリンタ部323側にA4サイズを指定した場合を想定する。そして、A4サイズが指定された画像形成ジョブに対して途中で用紙なしエラーが発生し、その後、ユーザが手差しトレイ410にB5サイズの用紙を載置したとしても、このB5サイズの用紙に印刷することができる。これにより、ユーザによるプリンタ部323側の操作を必要とすることなく、用紙に印刷を行うことができ、生産性及びユーザビリティを向上することができる。
<給紙判定処理>
次に、図12に示す給紙判定処理(ステップS15)について、図16のフローチャートを用いて詳述する。図16に示す各ステップは、複合機103のCPU301(図3参照)がROM303又はHDD304に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
まず、コントローラ325は、用紙なしエラーが発生した給紙段(以下、給紙段Aとする)に用紙が補給され、給紙段Aに用紙が存在するか否かを判断する(ステップS41)。給紙段Aに用紙が存在する場合(ステップS41:Yes)、コントローラ325は、RAM302に記憶されている中断ジョブの用紙サイズと給紙段Aに対応付けられた用紙サイズが一致するか否かを判断する(ステップS42)。これらが一致する場合(ステップS42:Yes)、コントローラ325は、RAM302に記憶されている中断ジョブの用紙種類と給紙段Aに対応付けられた用紙種類が一致するか否かを判断する(ステップS43)。
これらが一致する場合(ステップS43:Yes)、コントローラ325は、プリンタ部323に対して中断ジョブの給紙実行要求903を発行すると共に、給紙段Aから給紙するよう指示を出し、給紙段Aに給紙動作を再開させて処理を終了する。ステップS42又はステップS43において用紙サイズ又は用紙種類が一致しない場合、コントローラ325は、給紙動作を再開させることなく処理を終了する。
ステップS41において給紙段Aに用紙が存在しない場合(ステップS41:No)、コントローラ325は、給紙段Aが用紙カセット自動選択(以降ACC(Auto Casette Change)機能の対象か否かを判断する(ステップS45)。ACC機能の対象の給紙段は、予めユーザモードから設定可能であり、ジョブ種ごとに複合機103が自動的に選択できる給紙段を指定することができる。給紙段AがACC機能の対象でない場合(ステップS45:No)、コントローラ325は、処理を終了する。
給紙段AがACC機能の対象である場合(ステップS45:Yes)、コントローラ325は、優先順位の高い順にプリンタ部323の給紙段を検索対象として選択する(ステップS46)。通常、プリンタ部323の給紙段の優先順位は、転写部412までの搬送路が短いものから選ばれる。つまり、プリンタ部323における給紙段の順位は、カセット408,409、手差しトレイ410の順となる。そして、コントローラ325は、全ての給紙段の検索が終了したか否かを判断する(ステップS47)。全ての給紙段の検索が終了した場合(ステップS47:Yes)、処理を終了する。検索終了していない場合(ステップS47:No)、コントローラ325は、ステップS46で選択された検索対象の給紙段(以下、給紙段Bとする)がACC機能の対象か否かを判断する(ステップS48)。給紙段BがACC機能の対象ではない場合(ステップS48:No)、コントローラ325は、ステップS46の処理に戻る。
給紙段BがACC機能の対象の場合(ステップS48:Yes)、コントローラ325は、給紙段Bに用紙が存在するか否かを判断する(ステップS49)。給紙段Bに用紙が存在する場合(ステップS49:Yes)、コントローラ325は、RAM302に記憶されている中断ジョブの用紙サイズと給紙段Bに対応付けられた用紙サイズが一致するか否かを判断する(ステップS50)。これらが一致する場合(ステップS50:Yes)、コントローラ325は、RAM302に記憶されている中断ジョブの用紙種類と給紙段Bに対応付けられた用紙種類が一致するか否かを判断する(ステップS51)。
これらが一致する場合(ステップS51:Yes)、コントローラ325は、プリンタ部323に対して中断ジョブの給紙実行要求903を発行すると共に、給紙段Bから給紙するよう指示を出し、給紙段Bに給紙動作を再開させて処理を終了する。ステップS50又はステップS51において用紙サイズ又は用紙種類が一致しない場合、コントローラ325は、ステップS46の処理に戻る。
以上のように、本実施の形態では、図14のステップS34〜S36に示すように、固定モードに設定された手差しトレイ410に対し、中断ジョブが発生した場合、検知サイズと中断ジョブの用紙サイズとが一致するか判断される。ボリュームセンサ607によって検知される用紙の幅(検知サイズ)は、手差しトレイ410に載置された用紙の幅と、実際上ほぼ一致している。このため、中断ジョブ後に、ユーザが中断ジョブの用紙サイズと同じサイズの用紙を手差しトレイ410に載置したかを確実に判断することができ、ジャム等の給紙不良を起こすことなく印刷を実行することができる。また、固定モードに対して一時変更設定を行った場合でも、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、図14のステップS37〜S39に示すように、検知サイズと中断ジョブに含まれる用紙サイズとが90度位相がずれた関係であれば、ユーザが手差しトレイ410に向きを誤って用紙を載置しても印刷することができる。このため、ユーザビリティを向上することができる。
また、本実施の形態では、検知サイズと中断ジョブに含まれる用紙サイズとが90度位相をずらしても一致しない関係であっても、ステップS31において固定モードの用紙情報と検知サイズとを再度比較している。これにより、ユーザによるプリンタ部323側の操作を必要とすることなく、用紙に印刷を行うことができ、生産性及びユーザビリティを向上することができる。
<他の実施の形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、電子写真方式の複合機103を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置にも本発明を適用することが可能である。
103:画像形成装置(複合機)/301:制御部(CPU)/302:記憶部(RAM)/342:画像形成部/410:シート保持部(手差しトレイ)/607:サイズ検知部(ボリュームセンサ)/1400:警告画面(ガイド幅エラー画面)

Claims (10)

  1. シートを保持するシート保持部と、
    前記シート保持部から給送されるシートに画像を形成する画像形成部と、
    前記シート保持部に対応付けられたシートのサイズに関する保持部サイズ情報を含む保持部属性情報を記憶可能な記憶部と、
    前記保持部属性情報を設定可能な属性設定画面を表示可能な表示部と、
    前記シート保持部に保持されたシートのサイズを検知するサイズ検知部と、
    前記シート保持部にシートが保持されたことに基づいて前記表示部に前記属性設定画面を表示させる第1のモードと、前記シート保持部にシートが保持されても前記表示部に前記属性設定画面を表示させず、かつ前記保持部属性情報を予め設定された所定値に設定する第2のモードと、前記第2のモードで設定される前記保持部属性情報を一時的に変更して設定すると共に、所定のタイミングで前記第2のモードに遷移する第3のモードと、を含むモードの内の1つを実行可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像形成部に画像を形成させる画像形成ジョブが中断しているジョブ中断状態において前記シート保持部にシートが保持されると、前記第3のモードでは、前記サイズ検知部によって検知されたシートのサイズが画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと一致すると、シートに画像を形成させるように前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第3のモードを設定された後に、前記ジョブ中断状態において前記シート保持部にシートが保持された場合であって、前記サイズ検知部によって検知されたシートのサイズが画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと一致した場合は、前記画像形成ジョブに含まれるシートの属性情報に基づいて、前記制御部は、シートに画像を形成させるように前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記ジョブ中断状態かつ前記第3のモードにおいて、前記サイズ検知部によって検知されたシートのサイズが画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと一致しない場合、
    前記第2のモードの前記所定値に含まれるシートのサイズと画像形成ジョブに含まれるシートのサイズが一致すると、シートに画像を形成させるように前記画像形成部を制御し、前記第2のモードの前記所定値と画像形成ジョブに含まれるシートのサイズが一致しないと、前記表示部に警告画面を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第3のモードを設定された後に、前記ジョブ中断状態において前記シート保持部にシートが保持された場合であって、前記サイズ検知部によって検知されたシートのサイズが画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと一致せず、前記第2のモードの前記所定値に含まれるシートのサイズと画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと一致する場合は、前記第2のモードの前記所定値のシートの属性情報に基づいて、前記制御部は、シートに画像を形成させるように前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記ジョブ中断状態かつ前記第3のモードにおいて、前記サイズ検知部によって検知されたシートのサイズが画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと位相が90度異なる場合、
    画像形成ジョブに含まれるシートのサイズの位相を90度回転したサイズでシートに画像を形成させるように前記画像形成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2のモードの前記所定値は、画像形成ジョブに含まれるシートのサイズに関係なく、前記画像形成部によってシートに画像を形成させるフリーサイズ設定を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成ジョブに含まれるシートの属性情報は、シートのサイズと、シートの種類の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記シート保持部は、手差しトレイである、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. シート保持部から給送されるシートに画像形成部によって画像形成すると共に、シート保持部にシートが保持されたことに基づいて表示部に前記シート保持部に対応付けられたシートのサイズに関する保持部サイズ情報を含む保持部属性情報を設定可能な属性設定画面を表示させる第1のモードと、前記シート保持部にシートが保持されても前記表示部に前記属性設定画面を表示させず、かつ前記保持部属性情報を予め設定された所定値に設定する第2のモードと、前記第2のモードで設定される前記保持部属性情報を一時的に変更して設定すると共に、所定のタイミングで前記第2のモードに遷移する第3のモードと、を含むモードの内の1つを実行可能な画像形成装置の制御方法において、
    制御部が、前記第1のモード、前記第2のモード及び前記第3のモードの内のいずれが選択されているかの情報を取得する取得工程と、
    前記制御部が、前記画像形成部に画像を形成させる画像形成ジョブが中断しているジョブ中断状態において前記シート保持部にシートが保持されると、前記第3のモードでは、サイズ検知部によって検知されたシートのサイズが画像形成ジョブに含まれるシートのサイズと一致すると、シートに画像を形成させるように前記画像形成部を制御する画像形成工程と、を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載された画像形成装置の制御方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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