JP7091677B2 - 画像検査装置 - Google Patents

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Description

この発明は、記録媒体に形成された画像を読み取った読取画像に基づいて画像診断を行う画像検査装置に関する。
複写機、プリンター、複合機などの画像形成装置の分野では、用紙の画像を読み取った画像読取データを用いて、画質調整や画像の異常の判定を行う機能を有する装置が知られている。例えば、チャートを用紙に印刷し、これを読み取った結果によって、階調、最高濃度、エッジ品質、線幅、色ズレの判定を行ったり、スジや汚れの検出、白紙部の汚れ判定などを行ったりし、その結果によって、必要に応じて画質調整や機械調整などを行っている。
例えば特許文献1では、画像形成装置により画像形成された面の裏面を読み取る読取手段と、読取手段により読み取った画像に基づいて、記録紙の裏面の汚れを検査する検査手段とを有する検査装置が開示されている。
特開2009-151236号公報
しかし、用紙に記録されたパターンを読み取って必要に応じて画質調整等を行う場合、画像調整が必要でない場合や、特定の調整のみで足りる場合にも、必要なパターンを全て印刷して診断を行うため、用紙やトナーなどの資材と時間が無駄になるという問題がある。また、特許文献1に示すように、ジョブ実行中に白紙部の汚れ判定を行う場合、画像調整のためのパターン印字を行うことができず、パターンを印字する作業を別途行う必要がある。
本願発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、資材と時間の節約を行って適正に画像の診断を行うことができる画像検査装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像検査装置のうち、第1の形態は、記録媒体の両面に印字された画像を読み取った読取画像に基づいて画像診断を行う診断部を備え、
前記診断部は、少なくとも、
片面モードにて、記録媒体の第1面のみに基本画質を診断するための基本画質診断パターンが印字され、裏面が非印字面である第1のチャートと、
両面モードにて、前記第1のチャートにおける記録媒体と異なる記録媒体の1面に画像ノイズを診断するための画像ノイズ診断パターンが印字され、他方の面に作像プロセスを通過させるが、パターンを印字しない白画像が印字された第2のチャートと、がそれぞれ出力された記録媒体の画像を読み取った読取画像を取得し、前記読取画像に基づいて、画像診断が必要な項目を特定することを特徴とする。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記診断部は、像調整の要否を判定することにより前記画像診断が必要な項目を特定する
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記診断部は、前記第1のチャートの非印字面と、前記第2のチャートの白画像印字面の少なくとも2面の読取画像について画像診断を行うことにより、
片面モード時の非印字面の白紙部または両面モード時の白画像印字面の白紙部で生じた汚れが、画像を作成する部位に起因するものか、画像の作成とは関係ない用紙搬送部に起因するものか、の要因を切り分ける。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記基本画質は、面画質である階調、最高濃度、パッチ部のエッジ品質、現像メモリ、粒状性および線画質である線幅、色ズレの1または2以上を含む。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記画像ノイズが、スジ、バンディング、斑点、汚れの1または2以上を含む。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記第2のチャートは、第1面に第1の画像ノイズ診断パターンが印字され、第2面に白画像が印字され、
前記診断部は、さらに、第1のチャートおよび第2のチャートが出力された記録媒体とは異なる記録媒体であって、第1面に白画像が印字され、第2面に第2の画像ノイズ診断パターンが印字された第3のチャートが出力された記録媒体の画像を読み取った読取画像を取得し、
第1チャートの非印字面と第2チャートの白画像印字面、または、
第1チャートの非印字面と第3チャートの白画像印字面の少なくとも2面の診断を行う。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記第1の画像ノイズ診断パターンおよび前記第2の画像ノイズ診断パターンは、
一方のパターンが、プロセス色の縦スジを診断するための横帯チャートを含み、
他方のパターンが、プロセス色の横スジを診断するための縦帯チャートを含む。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記診断部は、前記基本画質に基づく診断で、画像調整が必要と判断された画質について画像調整の実施を可能にする。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記診断部は、前記画像ノイズに基づく診断で、詳細診断が必要と判断された場合、詳細診断が必要であると特定された画像ノイズの発生要因について、詳細に診断する詳細診断に移行する。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記診断部は、前記詳細診断では、作像プロセスのパラメータ調整を実施して画像ノイズを低減させる、または、作像プロセスに関わるイベントを実施して画像ノイズを低減させる、もしくは、イベント実施前後での画像比較を実施して発生要因を絞り込む、の制御を行うことを特徴とする。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記イベントとは、画像形成部における中間転写ベルトの空回転、帯電極の清掃、感光体表層のリフレッシュ動作、バイアス現像のいずれかの作像プロセスの調整機構を動作させる制御である。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記診断部は、前記基本画質の一部に関し、
前記第2のチャートの第1面の読取画像から画像調整要否を診断し、
前記画像ノイズの一部に関し、
前記第1のチャートの第1面の読取画像から診断する。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記診断部は、前記基本画質の一部について、
前記第2のチャートの第1の画像ノイズ診断パターンの読取画像から調整要否を診断し、
前記画像ノイズの一部を、
前記第1のチャートの基本画像の読取画像から診断する。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記診断部は、前記画像ノイズの一部である白斑点を、第3のチャートの第2面に印字したハーフトーン画像から診断する。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、前記診断部は、前記画像ノイズの一部である白斑点は、普通紙を用いて診断する。
他の形態の画像検査装置の発明は、前記形態の本発明において、記録媒体の画像を読み取る読取部を有し、
前記読取部は、画像形成装置の後段に設置したインラインスキャナである。
本発明によれば、画像診断において資材や時間を節約して画像の診断を行うことができ、さらには、精度の高い画像診断を行うことを可能にする。
本発明の一実施形態における画像形成装置の構成を示す図である。 同じく、画像形成装置の制御ブロックを示す図である。 同じく、画像診断に用いられるチャートを示す図である。 同じく、異常画像診断システムの構成の概要を示す図である。 同じく、インテリジェント一括色自動調整の実施手順を示すフローチャートである。 同じく、スジ/スポット解析の詳細な手順を示すフローチャートである。 同じく、FDスジの簡易診断手順を示すフローチャートである。 同じく、詳細検査モードの実施手順を示すフローチャートである。 同じく、詳細検査モードの実施手順を示すフローチャートである。 同じく、スポット簡易診断の手順を示すフローチャートである。 同じく、スポット詳細診断の実施手順を示すフローチャートである。 同じく、スポット種別毎の診断手順の詳細を示すフローチャートである。 同じく、スポット種別毎の診断手順の詳細を示すフローチャートである。 同じく、1次転写出力調整の手順を示すフローチャートである。 同じく、2次転写出力調整の実施手順を示すフローチャートである。 同じく、現像ACバイアス出力調整の実施手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態の画像検査装置を添付図面に基づいて説明する。
画像形成装置1は、図1に示すように、画像形成を行う装置本体10を備え、その前段側に給紙装置40、装置本体10の後段側に読取装置20を有している。各装置および装置本体は、電気的および機械的に接続されており、各装置および装置本体間で、通信および用紙の搬送が可能になっている。なお、この実施形態では、画像形成装置1が本発明の画像検査装置として画像の診断を行うことができる。
給紙装置40は、用紙を収納する複数の給紙段を備えており、給紙段に収納された用紙は、後段の装置本体10に供給可能となっている。用紙は、本発明の記録媒体に相当する。なお、本発明としては、記録媒体の材質は紙に限定されるものではなく、布やプラスチックなどからなるものであってもよい。
装置本体10は、筺体内の下部側に、複数の給紙トレイを備えた本体給紙部12が備えられている。本体給紙部12では、各給紙トレイに用紙が収納される。用紙は、本発明の記録媒体に相当する。記録媒体の材質は紙に限定されるものではなく、布やプラスチックからなるものであってもよい。
装置本体10の筺体内には、搬送路13が設けられており、給紙装置40または本体給紙部12から供給される用紙が搬送路13に沿って下流側に搬送される。
搬送路13の途中付近には、用紙に画像を形成する画像形成部11が設けられている。
画像形成部11は、各色用(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)用の感光体11aを有しており、感光体11aの周囲には、図示しない、帯電器、LD(レーザダイオード)、現像器、クリーニング部等が備えられている。また、画像形成部11は、各色用の感光体11aと接触する位置に、中間転写ベルト11bを有している。中間転写ベルト11bは、その途中に設けられた二次転写部11cにおいて搬送路13上の用紙と接触する。また、搬送路13では、二次転写部11cよりも下流側の位置に定着器11dが備えられている。
用紙に画像を形成する場合、帯電器によって感光体11aが一様に帯電された後に、感光体11aに対しLDからレーザー光が照射されて、感光体11a上に潜像が形成される。感光体11a上の潜像は、現像器によって現像されてトナー像となり、感光体11a上のトナー像は中間転写ベルト11bに転写され、中間転写ベルト11b上の画像は、二次転写部11cにおいて用紙に転写される。画像が形成されて、搬送路13に沿って搬送される用紙は、定着器11dによって画像の定着が行われる。
なお、この実施形態では、画像形成部11は多色で画像形成を行うものとして説明したが、本発明としては、画像形成部11は、モノクロなど、単色で画像形成を行うものであってもよい。
また、搬送路13は、定着器11dの下流側で、反転搬送路15が分岐している。反転搬送路15の途中には、下流搬送路16が分岐して、反転搬送路15の分岐地点よりも下流側で搬送路13に接続されている。反転搬送路15では、下流搬送路16が分岐した地点よりも下流側で退避搬送路17が分岐している。反転搬送路15の下流端は、画像形成部11よりも上流側の位置で搬送路13に合流している。搬送路13は、ストレート方向において後段に接続された読取装置20の搬送路23に接続されている。
用紙の片面に画像形成を行う場合、画像形成後の用紙は、そのまま搬送路13をストレートに搬送されて読取装置20の搬送路23へ搬送される。
画像形成後に用紙のフェイス面の切り替えを行う場合は、用紙を反転搬送路15に搬送し、下流搬送路16の分岐点を超えて搬送した後、反転搬送路15を逆方向に搬送し、下流搬送路16を通って搬送路13の下流側に搬送する。
用紙を反転して用紙の裏面に画像を形成する場合、用紙を搬送路13から反転搬送路15に送り、退避搬送路17に送った後、用紙の先後を変えて反転搬送路15の下流側に送り、搬送路13に環流する。その後、画像形成部11において用紙の裏面側への画像形成が行われる。
また、装置本体10は、筐体の上部に操作部140が備えられている。操作部140は、タッチパネルを供えたLCD141と、テンキー等の操作キー群とを有しており、情報の表示および操作入力の受付が可能となっている。操作部140は、表示部に相当し、操作部を兼ねている。
なお、この実施形態では、操作部140は、操作部と表示部とが一体となっているが、操作部と表示部とが一体となっていないものでもよく、例えば、操作部をマウスやタブレット、端末等によって構成してもよい。また、LCD141は移動可能となっているものであってもよい。
また、装置本体10の筐体の上部には、操作部140が位置しない場所に、自動原稿給送装置(ADF)18が設けられている。自動原稿給送装置(ADF)18は、原稿載置台にセットされた原稿を自動で給送するものであり、自動原稿給送装置(ADF)18で給送される原稿は、図2で示されるスキャナー部130によって読み取られる。
なお、原稿の読み取りは図示しないプラテンガラス上で行うことも可能である。
また、スキャナー部130では、画像形成装置1から出力された印刷物をセットして読み取りを行うことも可能である。例えば、画像形成装置1で出力された用紙をセットして読み取りを行い、用紙に形成された画像の読み取りを行うこともできる。この場合、スキャナー部130は、画像読取部として機能することができる。
また、装置本体10は、画像制御部100を有している。画像制御部100は、画像形成装置1全体を制御するものであり、CPUやCPUで動作するプログラム、メモリなどによって構成することができる。なお、画像制御部100は、装置本体外に設けられるものであってもよい。本発明では、画像制御部100の一部機能が、本発明の診断部として機能する。
読取装置20は、搬送路23を有しており、装置本体10から導入される用紙が搬送路23に沿って搬送される。搬送路23の下流側では、そのまま用紙を排紙してもよく、また、図示しない後段の排紙装置などに搬送するようにしてもよい。
搬送路23の途中付近には、搬送路23で搬送される用紙の下面の画像の読み取りを行う画像読取部24と、用紙の上面の画像の読み取りを行う画像読取部25が備えられており、画像読取部24が画像読取部25よりも用紙搬送方向の上流側に位置している。さらに、画像読取部25の下流側には、用紙上面の画像の測色を行う測色計26が備えられている。
画像読取部24、25は、CCDセンサやCMOSセンサ等によって構成することができ、搬送路23で搬送される用紙の画像を、搬送方向と交差する方向全体に亘って読み取りを行うことができる。画像読取部24、25、および測色計26で読み取られた読取結果は、読取装置20に備える読取制御部200に送信される。読取制御部200は、CPUやCPUで動作するプログラム、メモリなどによって構成することができる。なお、読取制御部200は、装置本体外に設けられるものであってもよい。
なお、上記説明では、二つの画像読取部で用紙の表裏の画像を読み取るものとしたが、画像読取部の前後に反転搬送路を設け、用紙の反転搬送を行うことで一つの画像読取部で用紙の表裏の画像を読み取るものとしてもよい。
また、この実施形態では、読取装置が装置本体にインラインで機械的に接続されているものとして説明しているが、読取装置が画像形成装置に機械的に接続されていないものであってもよい。読取結果は通信線やネットワークで接続して画像制御部に送るようにしてもよく、移動可能な記憶媒体を介してデータを移動できるようにしてもよい。
また、この実施形態では、画像読取部24、25が読取装置20内に設置されているものとして説明したが、例えば装置本体10内に画像読取部が設けられていてもよい。また、画像形成装置に、読取装置が機械的に接続されていないものであってもよい。機械的にオフラインであっても読取結果を取得することができれば本発明としての機能を果たすことができる。
なお、この実施形態では、画像制御部100において読取装置20で読み取られた読取画像に基づいて画像の診断が行うものであり、画像読取部24、25で読み取られた読取画像は、読取制御部200から画像制御部100に転送することができる。また、本発明の他の形態としては、読取制御部200で、読取画像に対し画像診断を行うものとしてもよい。この場合、読取制御部は、本発明の診断部に相当することになる。この場合、読取制御部200は、必要に応じて画像調整や機械調整などを行うように画像制御部100に対する指示を行うようにすることができる。読取制御部200で画像の診断を行う場合、画像検査装置は、画像形成装置で構成されるものでもよく、また、読取装置が画像検査装置に相当するものとしてもよい。
なお、画像の診断は既知の方法によっても行うことができ、本発明としては特定の方法に限定されるものではない。
この実施形態では、画像形成装置1は、給紙装置40、装置本体10および読取装置20により構成されているものとしているが、本発明の画像形成装置を構成する装置の数や種類は上記に限定されるものではなく、装置本体10のみによって画像形成装置1が構成されているものであってもよい。この場合、画像読取部は画像形成装置外に存在している。また、給紙装置40、装置本体10および読取装置20の他に他の装置を備えるものであってもよい。
次に、画像形成装置1の機能ブロックを図2に基づいて説明する。
画像形成装置1は、制御ブロック部110とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを備えるデジタルコピアと、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160と、読取装置20とを有している。画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160は、外部装置などから取得した画像データに対する処理を行う。
制御ブロック部110は、PCIバス112を有しており、PCIバス112に、DRAM制御IC111が接続され、DRAM制御IC111には、画像制御CPU113が接続されている。
画像制御CPU113には、不揮発メモリ115が接続されている。不揮発メモリ115には、画像制御CPU113で実行されるプログラムや、機械設定情報等の設定データ、プロセス制御パラメータ、読取画像と正解画像との比較に基づいて画像の良否を判定するための基準等が格納されている。
画像制御CPU113は、プログラムに実行によって画像形成装置1の全体の状態を把握し、画像形成装置1の制御を行うことが可能であり、用紙の搬送、画像形成等の動作や、画像形成用の画像データの処理、画像診断などの処理を行うことができる。この実施形態では、画像制御CPU113と画像制御CPU113で動作するプログラムによって、本発明の診断部が構成される。上記プログラムには、本発明のプログラムが含まれている。なお、プログラムは不揮発メモリ以外にHDDなどに格納されているものとしてもよく、持ち運び可能な記憶媒体に格納されていてもよい。
画像制御CPU113には、さらに、記憶部127が接続されている。記憶部127はRAM、HDD、SSDなどにより構成することができ、画像データ、ジョブデータ、プログラムやパラメータ、チャート画像、画像診断におけるパラメータ等の所望の情報を格納することができる。記憶部127に複数の装置を備えるものであってもよい。
画像制御CPU113には、さらに、スキャナー部130のスキャナー制御部132がシリアル通信可能に接続されている。
スキャナー部130は、用紙上の画像を光学的に読み取るCCD131と、スキャナー部130全体を制御するスキャナー制御部132を備えている。スキャナー制御部132は、画像制御CPU113による指示を受けてスキャナー部130の各部を制御する。スキャナー制御部132は、CPUや記憶部、CPUで動作するプログラム等によって構成される。CCD131には読み取り処理部116が接続されている。
画像制御CPU113には、さらに、操作部140の操作部制御部142がシリアル通信可能に接続されている。操作部140は、タッチパネル式のLCD141と、操作部制御部142とを備えている。
タッチパネル式のLCD141では操作入力および情報の表示が可能である。操作部制御部142は、画像制御CPU113の指示に基づき操作部140全体を制御するとともに、画像制御CPU113に情報を送信することができる。操作部制御部142は、CPUや記憶部、CPUを動作させるプログラムなどによって構成することができる。
操作部140では、画像形成装置1における画像形成条件の設定や動作指令などの動作制御条件の入力が可能となっており、さらに設定内容、機械状態、情報の表示等が可能である。
また、画像制御CPU113では、画像読取部で印刷物の読み取りを行って取得した読取画像に基づいて、画像の診断を行う。画像診断では、用紙に印字された基本画質診断パターンを用い基本画質の診断を行うことができる。基本画質の診断では、階調、最高濃度、パッチ部のエッジ品質、現像メモリ、粒状性などの面画質や、線幅、色ズレなどの線画質の診断を行うことができる。ただし、本発明においては診断の内容が特定のものに限定されるものではなく、その数も特に限定されない。また、画像診断では、用紙に印字された画像ノイズ診断パターンを用いて画像ノイズに対する診断を行うことができる。画像ノイズとしては、スジ、バンディング、斑点、汚れなどが挙げられる。
画像制御CPU113には、さらに、プリンター部150のプリンター制御部152がシリアル通信可能に接続されている。
プリンター部150は、LD151と、プリンター制御部152とを備えている。プリンター制御部152は画像制御CPU113の指示に基づいてプリンター部150の全体を制御し、用紙の搬送や画像形成動作の制御を行う。プリンター部150には、画像形成部11や搬送路13、23等が含まれる。
LD151は、各色用のLDを総称するものである。LD151は、書き込み処理部126で処理された画像データに基づいて感光体に潜像を形成し、画像形成が行われる。
また、DRAM制御IC111には、画像メモリ(DRAM)120が接続されている。
画像メモリ(DRAM)120は、スキャナー部130で取得した画像データやLAN3を通して取得した画像データを格納するものであり、圧縮された画像データを格納する圧縮メモリ121と、非圧縮の画像データを格納するページメモリ122とを備えている。
圧縮メモリ121には、外部から受信した画像データを圧縮したデータ等を格納することができ、ページメモリ122には、画像形成用に展開した画像データや、読取画像の良否の判定に用いる基準画像のデータなどを格納することができる。
画像メモリ(DRAM)120には、出力するジョブの画像データや設定データを格納することができる。なお、ジョブのデータは記憶部127に格納することも可能である。
なお、DRAM制御IC111によって複数のジョブに関する画像データを画像メモリ120に記憶させることができる。すなわち、画像メモリ120には予約されたジョブの画像データの格納も可能である。
DRAM制御IC111には圧縮IC118が接続されており、圧縮IC118には読み取り処理部116が接続されている。
読み取り処理部116は、スキャナー部130のCD131で取得した画像データに対し、シェーディング処理等の所定の処理を行うものである。
圧縮IC118は、画像データの圧縮を行うことが可能であり、圧縮後の画像データは、圧縮メモリ121に格納される。
DRAM制御IC111には伸長IC125が接続されており、伸長IC125には書き込み処理部126が接続されている。
伸長IC125は、圧縮された画像データの伸長を行うものであり、伸長後のデータは、ページメモリ122に一旦格納された後に、画像形成等に用いられる。
書き込み処理部126は、画像形成用の画像データに対して所定の処理を行うものであり、処理後の画像データはプリンター部150のLD151に送られて、画像形成が行われる。
また、プリンター部150のプリンター制御部152には、読取装置20の読取制御部200が接続されている。
読取装置20は、画像の読み取りを行うCCD240と、CCDスキャナーを制御する読取制御部200とを有している。読取制御部200は、CPUや記憶部、プログラム等によって構成される。読取制御部200は、画像制御CPU113の指示に従って読取装置20全体の制御を行い、画像の読み取りや、読み取った画像データの転送等を行うことができる。
また、PCIバス112には、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160のDRAM制御IC161が接続されている。
画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160は、画像形成装置をネットワークプリンターやネットワークスキャナーとして使用する場合に、LAN3に接続される外部装置4などから画像データ等を画像形成装置1で受信したり、スキャナー部130で取得した画像データを外部装置などに送信したりする。
画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、DRAM制御IC161に画像メモリ162が接続されている。画像メモリ162はDRAMなどで構成される。また、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、DRAM制御IC161に、コントローラー制御部163と、通信制御部164が接続されている。コントローラー制御部163は画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160全体の制御を行う。通信制御部164には、NIC165が接続されており、NIC165にLAN3が接続されている。
LAN3には、外部装置4が接続されており、画像形成装置1との間で通信を行うことができる。外部装置4は、外部装置制御部400、外部装置操作部410を有している。外部装置4では、印刷用画像データを、LAN3を通して画像形成装置1に転送することができ、画像形成装置1では、この印刷用画像データに基づいて用紙への画像形成を行うことができる。また、外部装置4では、画像形成装置1から得た読取画像に基づいて画像の診断を行えるようにしてもよい。その場合、外部装置制御部400は、本発明の診断部として機能する。また、外部装置制御部400では、画像診断の結果に基づいて、画像形成装置に対し、画質調整や機械調整などを行うように制御できるようにしてもよい。
次に、画像形成装置1の基本的動作について説明する。
まず、画像形成装置1において画像データを蓄積する手順について説明する。
スキャナー部130で画像データを取得する場合、スキャナー部130のCCD131によって原稿の画像を光学的に読み取る。この際には、画像制御CPU113によってスキャナー制御部132に指令が行われ、スキャナー制御部132によってCCD131の動作が制御される。
CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデータ処理がなされ、その後、圧縮IC118において所定の方法によって画像データが圧縮される。
読み取り処理部116では、CCD131で読み取られた画像データに、アナログ信号処理、A/D(Analog to Digital)変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施し、デジタル画像データを生成する。圧縮IC118では、所定の方法でデータの圧縮がなされる。データの圧縮方法は特に限定されるものではない。
圧縮IC118で圧縮された画像データは、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリ121に格納される。なお、画像データは記憶部127に格納することも可能である。圧縮メモリ121や記憶部127に格納された画像データは、画像制御CPU113によってジョブにおける画像データとして管理することができる。
画像データを外部から取得する場合、例えば、外部装置などからLAN3を通して画像データを取得する場合、画像データをNIC165で受信し、通信制御部164、DRAM制御IC161を介して、画像メモリ162に画像データを格納する。これらの動作は、コントローラー制御部163によって制御される。取得した画像データに対してRIP処理を行う場合は、コントローラー制御部163に画像データを転送してRIP処理を行い、得られたラスターイメージデータを画像メモリ162に格納する。なお、画像制御CPU113においてRIP処理を行うものとしてもよい。
画像メモリ162のデータは、DRAM制御IC161、PCIバス112、DRAM制御IC111を介してページメモリ122に送信され、ページメモリ122に格納される。ページメモリ122に格納されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮IC118に順次送られて圧縮処理され、圧縮された画像データは、圧縮メモリ121や記憶部127に格納される。
画像形成装置1でジョブとして画像出力を行う場合、すなわち複写機やプリンターとして使用する場合、圧縮メモリ121や記憶部127に格納された画像データを、DRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出して画像データを展開する。
展開された画像データを書き込み処理部126に転送し、書き込み処理部126おいて書き込みデータを作成し、LD151によって感光体への画像の書き込みが行われる。その後、現像、転写、定着等を経ることにより、用紙に画像が形成される。
なお、ジョブ出力に際し、操作部140において、画像診断の実施有無の設定などを行うことができる。
画像形成装置1をプリンターとして用いる場合、印刷条件は、外部装置4内のプリンタドライバによって設定することができる。ここで設定された印刷条件は、画像と同様に、外部装置4→ NIC165→ 画像メモリ162→ DRAM制御IC161(コントローラー)→ DRAM制御IC111(本体)→ ページメモリ122の順で転送され、ページメモリ122に格納される。
画像形成装置1には、LAN3を介して外部装置4が接続されている。なお、LAN3は、他のネットワークを用いることができ、特定のものに限定されるものではなく、有線、無線を問わず、WANなどを用いるものであってもよい。
次に、画像診断に用いられるチャートについて、図3に基づいて説明する。
図3では、3枚の用紙について、表裏面を上下に表し、異なる用紙を横に並べて表している。
左側に示されるチャートC1は、片面モードで用紙の第1面(この図ではサイド1で示されている)にパターンが形成された第1のチャートに相当するものである。その裏面は、非印字面(非作像面)である白紙部である。なお、この例では、記録媒体のサイド1には、基本画質診断パターンが印字されており、階調、最高濃度、パッチ部のエッジ品質、現像メモリ、粒状性を診断するためのパターンが印字されている。各パターンでは、プロセス色である、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)のチャートが濃度などを変更して印字されており、さらに、G(グリーン)、P(紫)などの色が使用されている。
装置本体10から用紙が出力される際には、フェイスアップで出力される。このため、サイド1は、画像読取部25(図ではスキャナ2と表示)で画像が読み取られ、サイド2は、画像読取部24(スキャナ1)で画像が読み取られる。なお、画像読取部24、25では、黒色の背景板が設けられており、読取画像では、用紙外が黒ブラックになっている。
チャートC1に形成された基本画質診断パターンでは、診断項目に応じて調整が必要とされた画質のみについて画質調整を行うことができる。これにより無駄な資材や調整時間を少なくすることができるが、本発明としては、画質調整を行う範囲が特に限定されるものではない。
図3右側に示されるチャートC2は、両面モードで用紙の第1面(サイド1)にパターンが形成され、他方の面に、パターン非印字で、画像データ0で作像されて定着がされて白画像(白紙部)が印字された第2のチャートに相当するものである。なお、白画像は、白トナーを用いて印字するものではなく、パターン非印字で画像データを用いることなく定着を通過して得られるものである。なお、この例では、チャートとして、画像ノイズ診断パターンが印字されている。画像ノイズとしては、スジ、バンディング、斑点、汚れなどが挙げられるが、この例では、該パターンとしてプロセス色(YMCK)の縦スジを診断するための印字がされている。チャートC2は、両面印刷を経ることで、サイド1は裏面側に位置して、画像読取部24(スキャナ1)で画像が読み取られ、サイド2は表面側に位置して、画像読取部25(スキャナ2)で画像が読み取られている。
図3の左右中央側に位置するチャートC3は、両面モードで用紙の第2面(サイド2)にパターンが形成され、他方の面に、パターン非印字で、画像データ0で作像されて定着がされて白画像(白紙部)が印字された第3のチャートに相当するものである。なお、白画像は、白トナーを用いて印字するものではなく、パターン非印字で画像データを用いることなく定着を通過して得られるものである。なお、この例では、チャートとして、画像ノイズ診断パターンが印字されている。画像ノイズとしては、スジ、バンディング、斑点、汚れなどが挙げられるが、この例では、該パターンとしてプロセス色(YMCK)の横スジまたは斜めスジを診断するための印字がされている。チャートC3は、両面印刷を経ることで、サイド1は裏面側に位置して、画像読取部24(スキャナ1)で画像が読み取られ、サイド2は表面側に位置して、画像読取部25(スキャナ2)で画像が読み取られている。
チャートC2、C3に印字された画像ノイズ診断パターンを用いた診断では、詳細診断が必要と判断された場合、詳細診断が必要であると特定された画像ノイズの発生要因について、詳細に診断する詳細診断に移行することができる。
なお、詳細診断では、作像プロセスのパラメータ調整を実施して画像ノイズを低減させる処理や作像プロセスに関わるイベントを実施して画像ノイズを低減させる処理、イベント実施前後での画像比較を実施して発生要因を絞り込むなどの処理を行うことができる。
前記イベントとしては、画像形成部における中間転写ベルトの空回転、帯電極の清掃、感光体表層のリフレッシュ動作、バイアス現像のいずれかの作像プロセスの調整機構を動作させる制御を行うことができる。
チャートC2またはチャートC3では、白画像が印字されており、その読取画像と、チャートC1の白紙部の読取画像とを比較することによって、画像ノイズが見られれば、画像形成部(作像部)に起因するか、作像とは関係ない用紙搬送部起因か、を診断部の診断によって要因切替えを行うことができる。例えば、チャートC1の白紙部には画像ノイズがなく、チャートC2またはチャートC3の白画像に画像ノイズがあれば、作像部起因と判断することができる。一方、チャートC1と、チャートC2またはチャートC3の両方に画像ノイズがあれば、用紙搬送部起因と判断することができる。
さらに、例えば、チャートC3は、第2面のパターンにハーフトーン画像を印字して、他面の白紙画像との比較を行うことで、白斑点(ハーフトーン画像中で白く抜ける現象)の診断を行うことができる。なお、白斑点は、用紙の含水率の影響を受けるため、用紙の含水率が定着の前後で変動しやすい紙種、例えば普通紙を用いて診断を行うのが望ましい。
また、通常は、チャートC1に基本画像診断パターンを印字すれば、基本画像診断項目に応じて画像の診断を行い、チャートC2、C3に画像ノイズ診断パターンを印字すれば、画像ノイズ診断項目に応じて画像の診断を行っている。しかし、基本画像診断パターンの一部を使用して、画像ノイズ診断項目の一部の診断を行うようにしてもよく、画像ノイズ診断パターンの一部を使用して、基本画像診断項目の一部の診断を行うようにしてもよい。例えば、基本画像項目の一部である濃度むらを、画像ノイズ診断パターンの読取画像を用いて調整要否を診断するようにし、画像ノイズ項目であるかぶりを、基本画像診断パターンの読取画像を用いて診断するようにしてもよい。
なお、図3の例では、第1のチャート、第2のチャート、第3のチャートを用いて、画像の読取を行うものとして説明したが、本発明としては、少なくとも、第1のチャートと、第2のチャートを用いるものであればよく、第3のチャートを用いないものであってもよい。また、第1、第2、第3のチャートに加えて、さらにこれら以外のチャートを用いるものとしてもよい。
次に、本発明のチャートを用いた画像診断システムの概念図を図4に示す。
診断では、図4の上方に示すように、基本画像診断チャートが印字された第1のチャートが用意される。第1のチャートは、画像制御部によって画像データが用意されて片面モードで用紙への画像形成が行われる。第1のチャートでは、現像メモリ、粒状性、最高濃度、面内色差、階調性(出力紙濃度)、線幅、色ズレ、パターンエッジ、先端かすれ、後端エッジ、リードオフ、カブリ、裏汚れなどを診断項目とする。
また、診断では、図4の下方に示すように、両面モードで、画像ノイズ診断チャートが印字された第2のチャートが用意される。第2のチャートでは、FD(搬送方向)スジ、斜めスジ、濃度バランス自動調整などを診断項目とする。
さらに、診断では、両面モードで、画像ノイズ診断チャートが印字された第3のチャートが用意される。第3のチャートでは、スポットでの色/白ホタル、裏汚れ、黒/白斑点などを診断項目とする。
診断システムでは、手動や、定期、リモート、ヤレ検連携などにより起動することができ、また、インテリジェントに一括で色自動調整を行うことができる。この自動調整が行われる条件は適宜設定することができ、手動や定期的に行うことを可能にしてもよい。
手動や定期などで起動する場合、裏面白紙を用いた裏汚れや、スジ簡易、スポット簡易の診断を行うことができる。裏汚れの診断では、基本画質、帯または全面ハーフの各裏面(白)で解析することができる。
また、スジ解析やスポット解析では、必要に応じて詳細の診断を行うことができる。簡易診断を行った結果、詳細な診断が必要であると判断される場合は、スジ詳細やスポット詳細を行うことができる。スジ簡易やスポット簡易では、簡易診断をパスして詳細診断を実行するモードを有するようにしてもよい。簡易診断の結果に応じて詳細な診断を行うかは、スジ診断やスポット診断に限らない。また、簡易のスジ診断や簡易のスポット診断をパスして詳細診断を行うモードを有するものとしてもよい。
これらの診断では、読取画像(スキャン画像)を送信して、異常画像の遠隔確認などを行えるようにしてもよい。また、詳細診断では、解析データを数値化して送信し、FDスジ、CDスジ、スポット、色/白ホタル、裏汚れ、黒/白斑点などの調整をさらに詳細に行う。
インテリジェント一括色自動調整では、裏汚れ、スジ、スポットなどに加えて第1のチャートに対する基本画像診断チャートの印字および診断が行われる。この診断では、故障予測向けデータの収集を行ったり、調整画質項目の自動選択などを行ったりすることができる。
診断では、スキャン画像データを外部などに画像送信することができる。例えば、異常画像の遠隔確認などに利用することができる。
また、診断結果は、項目毎、例えば、FDスジ、CDスジ、スポット、色/白ホタル、裏汚れ、黒/白斑点などについて解析し、数値化した解析データとして送信することができる。解析データは、画質調整の有無や画質調整を行う項目の選定、装置メンテナンスに利用することができる。
次に、インテリジェント一括色自動調整を行う手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は、診断部の制御によって実行される。
処理開始に伴って、片面モードでパターンが印字された基本画質チャートが第1のチャートの用紙に出力される(ステップs1)。この際に、用紙のサイド1にチャートが印字され、裏面は非印字面とされる。
次に、第2のチャートとして、両面モードで、用紙のサイド1に白印字をし、用紙のサイド2に簡易の横帯チャートを印字する。さらに、第3のチャートとして、両面モードで、用紙のサイド1に簡易の縦帯チャートを印字し、用紙のサイド2に白印字をする(ステップs2)。第1、第2、第3のチャートの印字によって、3枚、6面の用紙が出力される。
これら用紙の出力に伴って、用紙の読取が行われ、読取結果が診断部で取得される。
装置本体では、読取画像に基づいて基本画像の解析を行い(ステップs3)、その結果に応じて、実施する画質調整項目が設定され、調整が必要な画質調整実施の工程(ステップs5)に通知される(ステップs4)。
また、ステップs3では、解析生データと画像データが用意される(ステップs6)。
基本画質解析(ステップs3)後、簡易なスジ/スポットの解析が行われ(ステップs10)、その結果に応じて、実施する画質調整項目が設定される(ステップs4)。また、スジ/スポット解析(ステップs10)では、解析生データと画像データが用意される(ステップs6)。
スジ/スポット解析後、スジ/スポットが許容されるかを判定する(ステップs11)。判定基準は予め定めておき、この基準に従って、スジ/スポットが許容されるかの判定結果を得る。
判定の結果、スジ/スポットが許容される場合(ステップs11、Yes)、許容された結果が、調整が必要な画質調整実施の工程(ステップs5)に通知される。
判定の結果、スジ/スポットが基準を満たさず許容されない場合(ステップs11、No)、ユーザー判断が求められる(ステップs12)。ユーザー判断は、操作部に問い合わせを行うなどして行うことができる。ユーザー判断によって許容される場合(ステップs12、Yes)、許容された結果が、調整が必要な画質調整実施の工程(ステップs5)に通知される。
ユーザー判断によってスジ/スポットが許容されない場合(ステップs12、No)、スジ/スポットに関し、詳細診断を行い、原因解析、プロセス調整を行う(ステップs13)。なお、この例の図では、スジ/スポットを一体にして簡易診断、詳細診断の説明を行う表示がされているが、それぞれについて個別に簡易診断、詳細診断および許容の判定を行うようにしてもよい。
詳細診断の結果は、解析生データ、画像データを用意するステップs6の工程に送られる。
ステップs6で用意された解析生データや画像データによって、基本画質や簡易/詳細に関する解析データの編集がされ(ステップs7)、さらに送信画像データが作成されて(ステップs8)、ステップs17の送信工程に移行する。
詳細診断(ステップs13)後、診断結果に基づいてスジ/スポットが許容されるかの判定がなされる(ステップs14)。判定基準は予め定めておき、この基準に従って、スジ/スポットが許容されるかの判定結果を得る。
判定の結果、詳細診断におけるスジ/スポットが許容される場合(ステップs14、Yes)、許容された結果が、調整が必要な画質調整実施の工程(ステップs5)に通知される。
判定の結果、スジ/スポットが許容されない場合(ステップs14、No)、ユーザー判断が求められる(ステップs15)。ユーザー判断は、操作部に問い合わせを行うなどして行うことができる。ユーザー判断によって許容される場合(ステップs15、Yes)、許容された結果が、調整が必要な画質調整実施の工程(ステップs5)に通知される。
ステップs5では、スジ/スポットが許容される結果を受け、調整が必要な画質調整が実施される。例えば、キャリブレーション、濃度バランス、最高濃度、出力紙、カラーレジストが行われる。ステップs5の後、送信工程に移行する。
送信工程(ステップs17)では、プロセス状態や解析データ、スキャン画像などが送信され、その後、手順を終了する。
一方、ユーザー判断によってスジ/スポットが許容されない場合(ステップs15、No)、サービスマンコール(SC)の動作が行われる(ステップs16)。サービスマンコールは、操作部などに表示してユーザーに連絡を行うように求めるものでもよく、また、ネットワークなどを通して自動的に管理者に通知するものであってもよい。サービスマンコール後、送信手順が行われ(ステップs17)、その後、手順を終了する。
次に、ステップs10におけるスジ/スポット解析の詳細を図6のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は診断部の制御によって実行される。以下、同様である。
先ず、基本画質チャートについて、サイド2の裏汚れを解析し(ステップs100)、横帯チャートについて、サイド1の裏汚れ解析を行う(ステップs101)。
次いで、横帯チャートについて、サイド2の斜めスジ解析(ステップs102)、サイド2のFDスジ解析(ステップs103)、サイド2の濃度バランス調整要否判定(ステップs104)、サイド2のスポット解析(ステップs105)が行われる。さらに、縦帯チャートにおいて、サイド1のCDスジ解析(ステップs106)、サイド1のスポット解析(ステップ107)、サイド2の裏汚れ解析が行われて(ステップs108)、スジ/スポット解析が行われる。
次に、FDスジの簡易診断の手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。手順は、診断部の制御によって実行される。
既に説明したように、スジは専用チャートに印字されて調整モードで出力される。YMCK同一処理を実施し、パラメータ等は切り替えが行われる。
チャートの印字では、YMCK4色帯の印字が行われ(ステップs20)、FDスジ診断が行われる(ステップs21)。診断結果は送信される(ステップs22)。診断後、レベル判定が行われる(ステップs23)。ここでは、基準としてRANK設定がされており、RANK3以上は問題なしとして簡易診断を終了する。レベルがRANK3未満である場合は、詳細検査モード1へ移行する(ステップs24)。なお、RANKの基準は適宜設定しておくことができ、本発明としては特定のものに限定されるものではなく、ユーザーによる相違や品質基準などによって異なる基準が設定されているものであってもよい。
次に、詳細検査モード1の手順について、図8のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は診断部の制御によって実行される。
詳細検査モード1では、YMCKについて全面ハーフを、色毎に4枚のチャートに印字する(ステップs30)。上記チャートについてFDスジ診断を行う(ステップs31)。次いで、共通または共通と単色で判定を行う場合と、単色のみで判定を行う場合について判定する(ステップs32)。設定は予め定めておくことができる。
共通スジ診断を行う場合(ステップs32、共通スジ診断)、中間転写ベルト空回転を行い(ステップs33)、YMCK全面ハーフで4枚のチャートを出力する(ステップs34)。チャートを読み取ってFDスジ診断を行い(ステップs35)、単色か共通かの判定を行う(ステップs36)。単色の場合(ステップs36、単色)、レベル判定を行う(ステップs40)。レベルは予め定めておく。
また、共通判定の場合(ステップs36、共通)、色毎にカウントされるN数カウントアップし(ステップs37)、Nが3より大きいかを判定する(ステップs38)。Nが3より大きくなければ、ステップs33に戻り、上記手順を繰り返す。Nが3よりも大きい場合(ステップs38、N>3:Yes)、要因特定として中間転写ベルトに設定し(ステップs39)、レベル判定を行う(ステップs40)。
ステップs40のレベル判定でNGの場合、単色スジ判断1において、帯電ワイヤー清掃を行う(ステップs50)。
ステップs40のレベル判定でOKの場合、結果送信を行い(ステップs41)、その後、詳細診断を終了する。
ステップs32の単色/共通判定で、単色のみの場合、または簡易モードはパスして詳細検査を行う詳細検査モード2では、単色スジ診断として対象色について帯電ワイヤー清掃を行う(ステップs50)。
次いで、対象色について全面ハーフでチャートに印字し、そのチャートの読取結果に基づいてFDスジ診断を行い(ステップs52)、予め定めた基準に従って、レベル判定が行われる(ステップs53)。レベル判定でOKの場合(ステップs53、OK)、画像読取部(ICCU)の異常画像診断が行われる(ステップs62)。他に、用紙へのプリント(ステップs63)、時系列名情報としてCSRAに送るイベント(ステップs64)、診断結果の取得(ステップs65)が行われる。
ステップs53のレベル判定でNGの場合、N数カウントアップし(ステップs54)、Nが3より大きいかを判定する(ステップs55)。Nが3よりも大きくない場合(ステップs55、N>3:No)、ステップs50に戻って以降の手順を繰り返す。ステップs55で、N>3である場合、単色スジ診断2においてPC/ブラシリフレッシュを行う(ステップs56)、次いで、対象色について全面ハーフで用紙に印字し(ステップs57)、この画像を読み取ってFDスジ診断を行う(ステップs58)。診断結果について予め定めた基準に従ってレベル判定を行う(ステップs59)。レベルOKの場合は、スジ診断は完了したものとして、ステップs41において結果送信を行う。
ステップs59で、レベル判定がNGである場合、N数カウントアップし(ステップs60)、Nが3より大きいかを判定する(ステップs61)。Nが3より大きくなければ、ステップs56に戻り、上記手順を繰り返す。Nが3よりも大きい場合(ステップs60、N>3:Yes)、図9に示すAの手順に移行する。
図9に示すA以降の手順では、単色スジ診断3が行われ、バイアス現像モードとする(ステップs70)。次いで、対象色についてバイアス現像出力を行い(ステップs71)、出力された用紙の画像を読み取ってFDスジ診断が行われる(ステップs72)。
診断結果に対しては、予め定めた基準によってスジ有無に関するレベル判定が行われる(ステップs73)。スジがないと判定される場合(ステップs73、スジ無)、要因特定として、防塵ガラスの汚れなどによる露光ケリが特定される(ステップs74)。次いで結果送信がされ(ステップs76)、詳細診断を終了する。
ステップs73で、レベル判定がスジ有りと判定される場合(ステップs73、スジ有)、単色スジ診断4の項目として、対象色についてベタ出力を行い(ステップs80)、出力物の用紙を読み取ってFDスジ診断を行う(ステップs81)。診断結果に対し、予め定めた基準によりFDスジの有無を判定する(ステップs82)。ベタの用紙にもスジがある場合、要因特定として現像穂づまりと特定し(ステップs84)、その後、結果送信(ステップs76)して詳細診断を終了する。
ステップs82のレベル判定でスジなしの判定の場合、複数の要因が特定される(ステップs83)。要因としては複数が上げられ、帯電極グリッド汚れ、ドラムユニット、帯電極清掃部材などがあるが、切り分けは不可である。要因特定後、結果送信(ステップs76)して詳細診断を終了する。
次に、スポット解析の手順を説明する。簡易横/縦帯チャートを用いてスポット解析を実施する。
先ず、スポット簡易診断について図10のフローチャートを用いて説明する。
YMCK4色帯が印字され、他面に白紙印字されたチャートを用意し(ステップs90)、画像の読取を行って診断を行う(ステップs91)。診断結果に対し、予め定めた基準で、簡易なレベル解析を行う(ステップs92)。
レベル解析がOKであれば、診断を終了し、レベル解析がNGであれば、詳細診断移行をユーザー判断できるように、操作部などに表示する(ステップs93)。ユーザーの指示によって、「しない」が選択された場合(ステップs94、しない)、診断を終了する。
詳細診断を「する」選択が行われた場合(ステップs94、する)、スポット詳細診断を行い(ステップs95)、その後、診断を終了する。
次に、上記におけるスポット詳細診断について図11のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、YMCKについてそれぞれ全面ハーフを印字し、他面側に白紙印字を行う(ステップs120)。
次に、スポット種別毎の診断を行う(ステップs121)。詳細は後述する。
診断後、画像調整が必要かを判定する(ステップs122)。
画像調整が必要な場合(ステップs122、必要)、画像調整を実施する(ステップs123)。プロセス調整を実施すると、キャリブレーションや最高濃度調整が必要となる可能性がある。
ステップs122で画像調整が必要ない場合(ステップs122、必要なし)またはステップs123の画像調整後、予め定めた基準によって、詳細診断におけるレベル解析が行われる(ステップs124)。
ステップs124のレベル解析でOKの場合、スポット詳細診断を終了する。
ステップs124のレベル解析でNGと判定される場合、周期データがOKかを判定する。周期データがNGの場合(ステップs125、NG)、対象ローラの清掃や、交換部材の交換を行う。
ステップs125の周期データがOKと判定される場合(ステップs125、OK)またはステップs126の対象ローラの清掃等の後、周期データ以外の淡い斑点がOKかの判定がなされる(ステップs127)。
周期データ以外の淡い斑点がNGの場合(ステップs127、NG)、エレメント清掃を行う(ステップs128)。
周期データ以外の淡い斑点がOKの場合(ステップs127、OK)またはステップs128のエレメント清掃後、周期データ以外の白斑点がOKかの判定がなされる(ステップs129)。周期データ以外の白斑点がNGの場合(ステップs129、NG)、現像剤を変更する(ステップs130)。
ステップs129の周期データ以外の白斑点がOKの場合(ステップs129、OK)またはステップs130の現像剤変更の後、周期データ以外の黒斑点/裏汚れがOKかの判定がなされる(ステップs131)。周期データ以外の黒斑点/裏汚れがNGと判定される場合(ステップs131、NG)、エレメント清掃を行う(ステップs132)。
周期データ以外の黒斑点/裏汚れがOKの場合(ステップs131、OK)またはステップs132のエレメント清掃後、スポット詳細診断を終了する。
次に、スポット種別毎の診断手順の詳細を図12のフローチャートに基づいて説明する。 スポット種別毎の診断が行われ(ステップs140)、故障データの検出が行われ(ステップs141)、故障データがあるかの判定が行われる(ステップs142)。
故障データがない場合(ステップs142、なし)、レベル解析(詳細)OKを設定し(ステップs143)、診断を終了する。
故障データがある場合(ステップs142、あり)、レベル解析(詳細)NGを設定する(ステップs144)。次いで、周期データを検出し(ステップs145)、周期データがあるかを判定する(ステップs146)。周期データがない場合(ステップs146、なし)、周期データOKを設定し(ステップs147)、周期データがある場合(ステップs146、あり)、周期データNGを設定する(ステップs148)。
ステップs147またはステップs148の後、周期データ以外の汚れがあるかを判定する(ステップs149)。
周期データ以外の汚れがない場合(ステップs149、なし)、裏汚れOKの設定を行い(ステップs152)、周期データ以外の汚れがある場合(ステップs149)、各エレメントの清掃設定を行い(ステップs150)、裏汚れNGを設定する(ステップs151)。
ステップs152またはs151の後、周期データ以外のホタルがあるかの判定を行う(ステップs153)。
周期データ以外のホタルがない場合(ステップs153、なし)、淡い斑点OKの設定を行い(ステップs161)、次図に示すBの工程に移行する。
周期データ以外のホタルがある場合(ステップs153、あり)、1次転写調整限界値かの判定を行う(ステップs154)。
1次転写調整限界値である場合(ステップs154、限界値)、淡い斑点NGの設定を行い(ステップs158)、Bの手順に移行する。
1次転写調整限界値でない場合(ステップs154、限界値でない)、1次転写出力調整を行い(ステップs155)、エレメント清掃未設定とする(ステップs156)。
次に、淡い斑点レベル解析を行い(ステップs157)、OKの場合(ステップs157、OK)、画像調整必要ありの設定を行い(ステップs159)、次いで淡い斑点OK設定を行って、Bの手順に移行する。淡い斑点レベル解析がNGの場合(ステップs157、NG)、淡い斑点NG設定を行い(ステップs158)、Bの手順に移行する。
次に、上記で説明したBの手順を図13のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、周期データ以外の白斑点があるかを判定する(ステップs170)。周期データ以外の白斑点がない場合(ステップs170、なし)、白斑点OK設定を行い(ステップs182)、次いで周期データ以外の黒斑点があるかの判定を行う(ステップs183)。周期データ以外の黒斑点がなければ(ステップs183、なし)、黒斑点OKの設定を行い(ステップs186)、診断終了とする。周期データ以外の黒斑点があれば(ステップs183、あり)、エレメント清掃設定を行い(ステップs184)、黒斑点NG設定を行って(ステップs185)、診断終了とする。
ステップs170で、周期データ以外の白斑点がある場合(ステップs170、あり)、2次転写出力調整が行われたかを判定する(ステップs171)。
2次転写出力調整が未調整の場合(ステップs171、未調整)、2次転写出力調整を行い(ステップs172)、2次転写出力調整済設定を行う(ステップs173)。
次いで、白斑点レベルの解析を行い(ステップs174)、白斑点レベル解析がOKの場合(ステップs174、OK)、画像調整必要あり設定(ステップs180)、次いで白斑点OK設定(ステップs181)を行い、ステップs183に移行して周期データ以外の黒斑点があるかの判定を行う。
ステップs171で、2次転写出力調整が調整済みである場合(ステップs171、調整済)またはステップs174で白斑点レベルがNGの場合、現像ACバイアス出力調整を行い(ステップs175)、白斑点レベル解析を行う(ステップs176)。白斑点レベル解析がOKの場合、ステップs180に移行して、画像調整必要あり設定を行う。
白斑点レベル解析がNGの場合(ステップs176、NG)、現像剤変更設定を行い(ステップs177)、白斑点NG設定を行って(ステップs178)、画像調整を行う(ステップs179)。その後、ステップs183に移行して周期データ以外の黒斑点があるかの判定を行う。
次に、1次転写出力調整の手順の詳細を図14のフローチャートに基づいて説明する。
先ず1次転写出力調整を行い(ステップs190)、YMCK全面ハーフにより用紙に印字する。対象色のみの場合は、対象色のみ印字する。用紙の画像読み取りを行って、診断を行い(ステップs192)、淡い斑点のレベル解析を行う(ステップs193)。予め定めた基準に基づいてOKと判定される場合(ステップs193、OK)、1次転写出力調整を終了する。
淡い斑点レベル解析で、NGと判定される場合(ステップs193、NG)、カウントアップし(ステップs194)、カウント上限に達したかを判定する(ステップs195)。カウント上限は予め定めておく。カウント上限に達していなければ(ステップs195、OK)、ステップs190に移行して1次転写出力調整以降の手順を繰り返す。カウント上限が達してNGであれば(ステップs195、NG)、1次転写出力調整を終了する。
次に、2次転写出力調整の手順を図15のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、2次転写出力調整を行い(ステップs200)、次いで、M全面両面ハーフの出力を行う(ステップs201)。出力物の画像読み取りを行って診断を行い(ステップs202)、白斑点のレベル解析を行う。予め定めた基準に基づいて、レベル解析がOKであると判定される場合(ステップs203、OK)、2次転写出力調整を終了する。
白斑点レベル解析がNGと判定される場合(ステップs203、NG)、カウントアップし(ステップs204)、カウント上限に達したかを判定する(ステップs205)。カウント上限は予め定めてある。カウント上限に達していなければ(ステップs205、OK)、ステップs200に移行して2次転写出力調整以降の手順を繰り返す。カウント上限が達してNGであれば(ステップs205、NG)、2次転写出力調整を終了する。
次に、現像ACバイアス出力調整の手順を図16のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、現像ACバイアス出力調整を行い(ステップs210)、YMCK全面ハーフでの印字を行う(ステップs211)。対象色のみの場合は、対象色について印字する。
上記出力物の画像読み取りを行って診断を行い(ステップs212)、白斑点レベルの解析を行う(ステップs213)。予め定めた基準に基づいてOKと判定される場合(ステップs213、OK)、現像ACバイアス出力調整を終了する。
白斑点レベル解析で、NGと判定される場合(ステップs213、NG)、カウントアップし(ステップs214)、カウント上限に達したかを判定する(ステップs215)。カウント上限は予め定めてある。カウント上限に達していなければ(ステップs215、OK)、ステップs210に移行して現像ACバイアス出力調整以降の手順を繰り返す。カウント上限が達してNGであれば(ステップs215、NG)、現像ACバイアス出力調整を終了する。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲が上記実施形態の説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
4 外部装置
10 装置本体
11 画像形成部
12 本体給紙部
13 搬送路
15 反転搬送路
20 読取装置
23 搬送路
24 画像読取部
25 画像読取部
40 給紙装置
100 画像制御部
113 画像制御CPU
115 不揮発メモリ
120 画像メモリ
127 記憶部
130 スキャナー部
140 操作部
200 読取制御部
400 外部装置制御部
410 外部装置操作部
C1 チャート
C2 チャート
C3 チャート

Claims (16)

  1. 記録媒体の両面に印字された画像を読み取った読取画像に基づいて画像診断を行う診断部を備え、
    前記診断部は、少なくとも、
    片面モードにて、記録媒体の第1面のみに基本画質を診断するための基本画質診断パターンが印字され、裏面が非印字面である第1のチャートと、
    両面モードにて、前記第1のチャートにおける記録媒体と異なる記録媒体の1面に画像ノイズを診断するための画像ノイズ診断パターンが印字され、他方の面に作像プロセスを通過させるが、パターンを印字しない白画像が印字された第2のチャートと、がそれぞれ出力された記録媒体の画像を読み取った読取画像を取得し、前記読取画像に基づいて、画像診断が必要な項目を特定することを特徴とする画像検査装置。
  2. 前記診断部は、像調整の要否を判定することにより前記画像診断が必要な項目を特定する請求項に記載の画像検査装置。
  3. 前記診断部は、前記第1のチャートの非印字面と、前記第2のチャートの白画像印字面の少なくとも2面の読取画像について画像診断を行うことにより、
    片面モード時の非印字面の白紙部または両面モード時の白画像印字面の白紙部で生じた汚れが、画像を作成する部位に起因するものか、画像の作成とは関係ない用紙搬送部に起因するものか、の要因を切り分ける請求項1または2に記載の画像検査装置。
  4. 前記基本画質は、面画質である階調、最高濃度、パッチ部のエッジ品質、現像メモリ、粒状性および線画質である線幅、色ズレの1または2以上を含む請求項1~3のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  5. 前記画像ノイズが、スジ、バンディング、斑点、汚れの1または2以上を含む請求項1~4のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  6. 前記第2のチャートは、第1面に第1の画像ノイズ診断パターンが印字され、第2面に白画像が印字され、
    前記診断部は、さらに、第1のチャートおよび第2のチャートが出力された記録媒体とは異なる記録媒体であって、第1面に白画像が印字され、第2面に第2の画像ノイズ診断パターンが印字された第3のチャートが出力された記録媒体の画像を読み取った読取画像を取得し、
    第1チャートの非印字面と第2チャートの白画像印字面、または、
    第1チャートの非印字面と第3チャートの白画像印字面の少なくとも2面の診断を行う請求項1~5のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  7. 前記第1の画像ノイズ診断パターンおよび前記第2の画像ノイズ診断パターンは、
    一方のパターンが、プロセス色の縦スジを診断するための横帯チャートを含み、
    他方のパターンが、プロセス色の横スジを診断するための縦帯チャートを含む請求項記載の画像検査装置。
  8. 前記診断部は、前記基本画質に基づく診断で、画像調整が必要と判断された画質について画像調整の実施を可能にする請求項1~7のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  9. 前記診断部は、前記画像ノイズに基づく診断で、詳細診断が必要と判断された場合、詳細診断が必要であると特定された画像ノイズの発生要因について、詳細に診断する詳細診断に移行する請求項1~8のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  10. 前記診断部は、前記詳細診断では、作像プロセスのパラメータ調整を実施して画像ノイズを低減させる、または、作像プロセスに関わるイベントを実施して画像ノイズを低減させる、もしくは、イベント実施前後での画像比較を実施して発生要因を絞り込む、の制御を行うことを特徴とする請求項記載の画像検査装置。
  11. 前記イベントとは、画像形成部における中間転写ベルトの空回転、帯電極の清掃、感光体表層のリフレッシュ動作、バイアス現像のいずれかの作像プロセスの調整機構を動作させる制御を行う請求項10記載の画像検査装置。
  12. 前記診断部は、前記基本画質の一部に関し、
    前記第2のチャートの第1面の読取画像から画像調整要否を診断し、
    前記画像ノイズの一部に関し、
    前記第1のチャートの第1面の読取画像から診断する請求項1~11のいずれかに記載の画像検査装置。
  13. 前記診断部は、前記基本画質の一部について、
    前記第2のチャートの第1の画像ノイズ診断パターンの読取画像から調整要否を診断し、
    前記画像ノイズの一部を、
    前記第1のチャートの基本画像の読取画像から診断する請求項12記載の画像検査装置。
  14. 前記診断部は、前記画像ノイズの一部である白斑点を、第3のチャートの第2面に印字したハーフトーン画像2から診断する請求項1~13のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  15. 前記診断部は、前記画像ノイズの一部である白斑点は、普通紙を用いて診断する請求項14記載の画像検査装置。
  16. 記録媒体の画像を読み取る読取部を有し、
    前記読取部は、画像形成装置の後段に設置したインラインスキャナである請求項1~15のいずれか1項に記載の画像検査装置。
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