JP6469538B2 - 画像形成装置および診断方法 - Google Patents
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Description
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、装置状態に応じてテストパターンを出力し、装置状態の確認を容易にすることを目的とする。
図2において、画像形成装置100は、プリンタ部200と、スキャナ部(読取部)300とを有するものであり、例えば複合機(MFP:MultiFunction Peripherals)等である。
プリンタ部200は、トレイ28と、手差しトレイ36と、ホッピングローラ29と、手差しトレイ用給紙ローラ37と、レジストローラ30と、現像ユニット15と、転写ベルト32と、定着器7と、排出ローラ31とを有している。また、スキャナ部300は、自動原稿送り装置51と、読取センサ52と、操作部53とを有している。
ホッピングローラ29は、トレイ28に収容された記録媒体Pを搬送路へ送り出すものである。
手差しトレイ用給紙ローラ37は、手差しトレイ36に収容された記録媒体Pを搬送路へ送り出すものである。
レジストローラ30は、ホッピングローラ29や手差しトレイ用給紙ローラ37によって送り出された記録媒体Pの斜行を矯正し、現像ユニット15へ搬送するものである。
各現像ユニット15は、感光ドラム1と、帯電ローラ2と、LED(Light Emitting Diode)ヘッド3と、現像器4と、転写ローラ5と、クリーニング装置6とを備えている。
LEDヘッド3は、一様に帯電された感光ドラム1の表面を選択的に光を照射し潜像パターンを形成する露光装置であり、LED素子と、LED駆動素子と、レンズアレイとからなり、LED素子からの照射光が感光ドラム1の表面に結像する位置に配置されている。
規制ブレード10は、板厚0.08mmのSUS製であり、現像ローラ8との接触部は曲げ加工が施されている。その曲げ部の曲率半径Rを0.2mmとし、現像ローラ8に対する線圧を30gf/cmとした。なお、規制ブレード10の曲率半径Rと線圧は、これに限られるものではなく、現像ローラ8上のトナー量やトナー帯電量に応じて調整可能である。
クリーニング装置6は、感光ドラム1上の未転写などにより残留したトナーや、現像器4から感光ドラム1上へ移動させた廃棄トナーを掻き取った後に廃棄する装置である。クリーニング装置6は、例えばゴムを用いたクリーニングブレード11により構成され、そのクリーニングブレード11は、先端を感光ドラム1の表面に当て込むように配置されている。
排出ローラ31は、定着器7でトナー像が定着された記録媒体Pを装置外へ排出するものである。
操作部53は、画像形成装置100の操作やメンテナンス方法等を誘導する画面を表示するディスプレイ等の表示手段(表示部)と画面の切り替えやメニューを選択する利用者の入力操作を受付けるキーやタッチパネル等の入力手段(入力部)を備えたものである。
図1において、画像形成装置100は、読取りセンサ52と、操作部53と、情報通信部54と、制御部21と、定着制御部25と、露光制御部26と、電圧制御部27とを有している。なお、読取りセンサ52および操作部53は、図2において説明したのでその説明を省略する。
情報通信部54は、有線または無線の通信回線を介して通信可能に接続されている外部の装置との間で通信制御を行い、情報の送受信を行うものである。
画像処理部22は、読取りセンサ52から送られた原稿の画像情報を画像処理して保持する。
記憶部23は、メモリ等で構成された記憶手段であり、制御プログラムや制御情報を記憶するものである。また、記憶部23は、テストパターン情報23aと、装置情報23bと、操作履歴情報23cとを記憶する。
装置情報23bは、各種センサ等で検知した画像形成装置100の状態を表す情報であり、例えばトナー使用量、印刷枚数、温度、湿度等である。
操作履歴情報23cは、操作部53が受付けた利用者の入力操作の履歴情報である。この操作履歴情報23cは、制御部21および操作部53により取得され、記憶される。
読取部としての読取センサ52は、画像出力部24で印刷出力されたテストパターンを読取る。情報通信部54は、読取センサ52で読取ったテストパターンの画像、装置情報23b、および操作履歴情報23cを外部装置に送信する。
また、制御部21は、操作部53または情報通信部54を介して上位装置から印刷の指示を受けると、画像出力部24に印刷を指示する。画像出力部24は、定着制御部25、露光制御部26、および電圧制御部27へ印刷動作を行うことを指示し、印刷を行う。
露光制御部26は、画像出力部24から指示を受けると、LEDヘッド3の発光を制御する。
電圧制御部27は、画像出力部24から指示を受けると、帯電ローラ2、現像ローラ8、供給ローラ9、規制ブレード10、および転写ローラ5へ印加する電圧を制御する。
また、制御部21は、画像出力部24を制御し、操作部53で受付けた出力画像評価の対象となる画像形成装置100が有する機能の選択入力に基づいて、画像出力部24によるテストパターンの出力を制御する。
図3において、本実施例では、記録媒体Pは、A4判の大きさのものを用いるものとする。A4判より小さい記録媒体Pを印刷する画像形成装置の場合、記録媒体Pの長手方向が記録媒体Pの搬送方向となるように使用する。また、A3判の記録媒体Pを印刷することができる画像形成装置の場合、記録媒体Pの短手方向が記録媒体Pの搬送方向となるように使用する。また、Letter用紙を標準的に使用する場合、Letter用紙の記録媒体Pを使用するようにしても良い。
領域Aおよび領域Eには、図2に示すブラックの現像ユニット15Bkによりハーフトーン画像が形成される。
領域Bおよび領域Fには、図2に示すイエローの現像ユニット15Yによりハーフトーン画像が形成される。
領域Cおよび領域Gには、図2に示すマゼンタの現像ユニット15Mによりハーフトーン画像が形成される。
領域Dおよび領域Hには、図2に示すシアンの現像ユニット15Cによりハーフトーン画像が形成される。
また、ハーフトーン画像は、副走査方向において、ブラックの現像ユニット15Bkの構成部材のうち、最も画像上の回転周期が大きい回転体である図2に示す感光ドラム1の回転周期の2倍以上の長さJ(感光ドラム1の2回転分以上の長さ)をカバーするように配置される。
なお、本実施例のテストパターンは一例であり、用紙サイズや印刷パターンの形状、印刷デューティー等は、適宜変更可能である、例えば、イエローのように視認性の低い色の領域を、シアン等と混色させるようにすることが挙げられる。
まず、画像形成装置の動作の概要を図1および図2に基づいて説明する。
原稿の読取りにおいては、利用者により自動原稿送り装置51に原稿が載置され、制御部21が原稿の読取り指示を受けると、画像形成装置100の制御部21は、自動原稿送り装置51に駆動指示を送り、また読取センサ52に読取り指示を送る。駆動指示を受けた自動原稿送り装置51は原稿を給紙し、読取センサ52は給紙された原稿の画像情報を読み取る。読取センサ52で読み取られた画像情報は画像処理部22へ送られ、画像処理される。
画像出力部24は、感光ドラム1の表面に静電潜像パターンを形成すると、表面にトナー薄層が形成された現像ローラ8に、電圧制御部27により現像電圧を印加して感光ドラム1上の静電潜像パターンを現像してトナー像を形成する。
次に、制御部21の画像出力部24は、電圧制御部27により転写ローラ5に転写電圧を印加して感光ドラム1上のトナー像を記録媒体Pに転写させた後、記録媒体P上のトナー像を定着器7により記録媒体Pに定着させる。
本実施例では、記録媒体Pに形成されたトナー像にトラブルが発生した場合、利用者がトラブルの発生した状況を選択することにより、利用者に対処方法を示すとともに、対処した結果の確認を行うようにしている。
まず、診断処理のメイン処理を図4の実施例における診断処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図1および図2を参照しながら説明する。
利用者は、記録媒体Pに形成されたトナー像に画像品位の低下(以下、「トラブル」という。)が発生したことを確認すると、操作部53に表示されたメニュー画面で診断処理を選択するものとする。本実施例において、トラブルとは、記録媒体Pに出力されたトナー像の画像品位が、利用者が所望する画像品位よりも低下したものであり、画像形成装置100の装置異常に至ったものではなく、画像形成装置100の装置異常とは異なるものである。
S1:画像形成装置100の制御部21は、操作部53で受付ける操作の記録を開始する。制御部21は、以下のS2以降の処理において、操作部53で受付けた利用者の操作の履歴を記憶部23に操作履歴情報23cとして記憶する。
ここで、「プリント・ファクス印刷」は、文書や写真、受信したファクシミリデータをプリンタ部200で印刷する機能、「コピー」はスキャナ部300で読み取った原稿の画像をプリンタ200で印刷する機能、「スキャン」はスキャナ部300で原稿を読み取る機能である。
利用者は、トラブルの発生を確認したときに行っていた画像形成装置100の機能である「スキャン」、「プリント・ファクス印刷」、「コピー」のいずれかを選択する。
制御部21は、スキャナ清掃指示画面において利用者が詳細を確認するため、利用者による「清掃方法」の押下を検知すると、詳細な手順を表示する画面(以下、「ヘルプ画面」という。)を操作部53に表示する。なお、ヘルプ画面は、スキャナ清掃に限らず、LEDヘッド清掃や用紙セット方法等、利用者が操作する内容ごとに設けられており、診断プログラムに限らず、装置全体としての共通の操作内容を表示する。
S5:「コピー」選択ボタン選択ボタンが選択されたことを検知した制御部21は、コピーの診断処理を行い、本処理を終了する。なお、コピーの診断処理の詳細は後述する。
S101:図4に示すS2において、「プリント・ファクス印刷」選択ボタンが選択されたことを検知した制御部21は、プリント・ファクス印刷時のトラブルの症状を選択(不具合症状を選択する不具合症状入力)する画面を操作部53に表示する。
なお、この時点では、利用者は図3に示したテストパターンを印刷してトラブルの確認を行っていないため、テストパターンを用いてのトラブル例の画像やアイコンは使用していない。
利用者は、現在発生しているトラブルに近い症状の選択ボタンを押下するものとする。
ここで、「帯、スジや汚れが入る」症状の原因は、例えばLEDヘッド3の汚れ、感光ドラム1の帯電異常や傷、規制ブレード10の破損等が挙げられる。また、「点が現れる」症状の原因は、感光ドラム1の傷、トナー漏れ等が挙げられる。
S104:制御部21は、消耗品としての各現像ユニット15の使用量が閾値を超えていると判定すると、イメージドラム(現像ユニット)の交換を指示するイメージドラム交換指示画面を操作部53に表示する。
S105:制御部21は、テストパターンを印刷するか否かを選択するテストパターン印刷選択画面を操作部53に表示する。
本実施例では、テストパターン印刷選択画面には、A3判の記録媒体を印刷可能な画像形成装置100において、手差しトレイ36にA4判の記録媒体Pを横向きにセットする指示が表示される。
制御部21は、テストパターンを「印刷する」操作ボタンの押下を操作部53で検知すると処理をS106へ移行し、一方、テストパターンを「印刷しない」操作ボタンの押下を操作部53で検知すると本処理を終了する。
なお、本実施例では、手差しトレイ36にセットされた記録媒体Pにテストパターンを印刷するため、手差しトレイ36に記録媒体Pがセットされていない場合、制御部21は、トレイ28からの給紙は行わず、手差しトレイ36の用紙無しエラーを操作部53に表示する。
利用者は、テストパターンの印刷結果を確認した後、トラブルが解消している場合、「解消」操作ボタンを押下するものとする。
制御部21は、「解消」操作ボタンの押下を操作部53で検知すると本処理を終了し、一方、「解消していない」操作ボタンの押下を操作部53で検知すると処理をS108へ移行する。
利用者がテストパターンを印刷した記録媒体Pを自動原稿送り装置51にセットする方法を確認する場合は、テストパターン送信画面の「セット方法」選択ボタンを押下し、ヘルプ画面へ遷移させ、自動原稿送り装置51にテストパターンを印刷した記録媒体Pをセットする手順を表示させる。
制御部21は、「送信する」選択ボタンの押下を操作部53で検知すると、テストパターンの送信先情報を記憶部23から読み出して送信先として設定し、読取センサ52で読み取ったテストパターンの画像情報と、記憶部23が保持している装置情報23bとを、情報通信部54を介して送信先である外部装置へ送信する。制御部21は、送信完了後、当該外部装置から送られた接続コードを操作部53に表示する。
また、制御部21は、記憶部23に記録した操作履歴情報23cを外部装置へ送信し、本処理を終了する。
S110:S101において、「帯、スジや汚れが入る」症状を選択する選択ボタンが押下されたことを検知した制御部21は、純正の消耗品を使用しているか否かを判定し、純正の消耗品を使用していると判定すると処理をS111へ移行し、使用していないと判定すると診断プログラムでは当該トラブルに適切に対処できない可能性があるため処理をS109へ移行する。
S112:制御部21は、各現像ユニット15の使用量が閾値を超えていると判定すると、S104と同様に、イメージドラム(現像ユニット)の交換を指示するイメージドラム交換指示画面を操作部53に表示する。
制御部21は、イメージドラム交換指示画面で「交換完了」ボタンまたは「交換しない」ボタンの押下を操作部53で検知すると処理をS113へ移行する。
ここで、供給電圧の設定値とは、利用者が操作部53に表示される設定画面により任意に変更可能な、供給ローラ9に印加する供給電圧の設定項目の値であり、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれの色の供給ローラ9に個別に設定・変更可能になっている。
S114:供給電圧の設定値が異常であると判定した制御部21は、利用者が変更している供給電圧の設定値をリセットするように指示する供給電圧設定リセット画面を操作部53に表示する。
制御部21は、供給電圧設定リセット画面において、利用者により「リセットする」選択ボタンが選択されたことを操作部53で検知すると、対象の色の供給電圧の設定値をリセット(初期値に変更)して処理をS115へ移行し、「リセットしない」選択ボタンが選択されたことを操作部53で検知すると、供給電圧の設定値を変更することなく、処理をS115へ移行する。
本実施例では、通常の印刷時に対し、帯電ローラ2の帯電電圧を絶対値で200V小さくすることで、感光ドラム1の表面電位を現像電圧に近づけ、現像ローラ8上の異常帯電トナーを感光ドラム1に移すようにしている。このトナー廃棄処理は、感光ドラム1が5回転するまで継続して行う。制御部21は、トナー廃棄処理を行った後、通常印刷時の帯電電圧に戻し、処理をS106へ移行してテストパターンの印刷を行う。
S201:図4に示すS2において、「コピー」選択ボタンが選択されたことを検知した制御部21は、コピー時のトラブルの症状を選択(不具合症状を選択する不具合症状入力)する画面を操作部53に表示する。
コピー時のトラブルの症状を選択する画面は、例えば図9に示すトラブル症状選択画面70と同様である。
制御部21は、トラブルの症状を選択する画面において、「帯、スジや汚れが入る」症状を選択する選択ボタンが押下されたことを操作部53で検知すると処理をS211へ移行し、「点が現れる」症状を選択する選択ボタンが押下されたことを操作部53で検知すると処理をS202へ移行する。
ここで、「帯、スジや汚れが入る」症状の原因は、例えばLEDヘッド3の汚れ、感光ドラム1の帯電異常や傷、規制ブレード10の破損等が挙げられる。また、「点が現れる」症状の原因は、スキャナ部300の汚れ、感光ドラム1の傷、トナー漏れ等が挙げられる。
S203、S204:図5におけるS103、S104と同様の処理なのでその説明を省略する。
制御部21は、テストパターンを「印刷する」操作ボタンの押下を操作部53で検知すると処理をS206へ移行し、一方、テストパターンを「印刷しない」操作ボタンの押下を操作部53で検知すると本処理を終了する。
S207:制御部21は、テストパターンの印刷結果を利用者が確認した結果、トラブルが再現したか否かを選択するトラブル再現確認画面を操作部53に表示する。
再現している場合は、プリンタ部200が原因と判断できるが、「点が現れる」症状のトラブルには対処することができないため、処理をS208へ移行する。一方、再現していない場合は、スキャナ部300が原因と判断できるため、処理をS209へ移行する。
制御部21は、「送信する」選択ボタンの押下を操作部53で検知すると、テストパターンの送信先情報を記憶部23から読み出して送信先として設定し、読取センサ52で読み取ったテストパターンの画像情報と、記憶部23が保持している装置情報23bとを、情報通信部54を介して送信先である外部装置へ送信する。制御部21は、送信完了後、当該外部装置から送られた接続コードを操作部53に表示する。
また、制御部21は、記憶部23に記録した操作履歴情報23cを外部装置へ送信し、本処理を終了する。
利用者は、スキャナの清掃が完了すると、ヘルプ画面の「閉じる」ボタンを押下してスキャナ清掃指示画面に戻り、そのスキャナ清掃指示画面で「終了」ボタンを押下するものとする。制御部21は、スキャナ清掃指示画面で「終了」ボタンの押下を検知すると本処理を終了する。
S211:S201において、「帯、スジや汚れが入る」症状を選択する選択ボタンが押下されたことを検知した制御部21は、純正の消耗品を使用しているか否かを判定し、純正の消耗品を使用していると判定すると処理をS212へ移行し、使用していないと判定すると診断プログラムでは当該トラブルに適切に対処できない可能性があるため処理をS210へ移行する。
S216:制御部21は、トラブルの原因がプリンタ部200またはスキャナ部300にあるかを切り分けるため、テストパターンを印刷するか否かを選択するテストパターン印刷選択画面を操作部53に表示する。なお、詳細な処理はS105と同様なので説明を省略する。
S217:制御部21は、記憶部23に記憶されたテストパターン情報23aに基づいてテストパターンを印刷する。図5に示すS106と同様の処理なので説明を省略する。
利用者は、テストパターンの印刷結果を確認した後、トラブルが再現している場合、「再現」操作ボタンを押下するものとする。これは、コピーで発生した印刷トラブルに対し、スキャナ部300を使用せずプリンタ部200のみで出力したテストパターン上に当該トラブルが再現しているか否かで、当該トラブルの原因がプリンタ部200またはスキャナ部300にあるかを切り分けるためである。
再現している場合は、プリンタ部200が原因と判断でき、プリント・ファックス印刷時と同様に診断プログラムの処理を継続して行うため、処理を図5のS115へ移行する。一方、再現していない場合は、スキャナ部300が原因と判断できるため、処理をS209へ移行する。
なお、本実施例では、テストパターンを図3に示す1種類のテストパターンとして説明したが、トラブルの状況およびトラブルの症状の選択結果(図4におけるS2、図5におけるS101、図6におけるS201の選択結果)に応じて適宜テストパターンを変更するようにしても良い。
本実施例では、記録媒体Pに形成されたトナー像にトラブルが発生した場合、利用者がトラブルの発生した状況を選択することにより、利用者に対処方法を示すとともに、対処した結果の確認を行うようにしている。
また、トラブルの原因がプリンタ部200またはスキャナ部300のいずれかにあるかを切り分けるようにしたため、発生したトラブルに対して適切に対処することができるようになる。
以上説明したように、本実施例では、発生したトラブルの状況および症状に応じてテストパターンを印刷するようにしたことにより、印刷したテストパターンにより容易に装置状態を確認できるようになるという効果が得られる。
さらに、トラブルに対して利用者が実施可能な対処をすべて行った後に、確認のためのテストパターンを印刷するようにしたことにより、記録媒体やトナーの消費量を低減させることができるという効果が得られる。
また、本実施例では、トラブルの診断処理を画像形成装置のみで行う例で説明したが、それに限られることなく、画像形成装置とホストコンピュータとが接続された画像形成システムでトラブルの診断処理を行うようにしても良い。この場合、例えばホストコンピュータで利用者の操作を受付け、画像形成装置でテストパターンの印刷等を行うようにする。
2 帯電ローラ
3 LEDヘッド
4 現像器
5 転写ローラ
6 クリーニング装置
7 定着器
8 現像ローラ
9 供給ローラ
10 規制ブレード
21 制御部
22 画像処理部
23 記憶部
23a テストパターン情報
23b 装置情報
23c 操作履歴情報
24 画像出力部
25 定着制御部
26 露光制御部
27 電圧制御部
51 自動原稿送り装置
52 読取センサ
53 操作部
54 情報通信部
100 画像形成装置
200 プリンタ部
300 スキャナ部
Claims (16)
- 利用者の操作入力を受付ける操作部と、
出力画像評価のためのテストパターンを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されたテストパターンを出力する画像出力部と、
前記画像出力部を制御する制御部と、
前記画像出力部で印刷出力されたテストパターンを読取る読取部と、
前記読取部で読取った画像を外部装置に送信する通信部と、
を有し、
前記操作部は、
前記出力画像評価の対象となる画像形成装置が有する機能の選択入力を受付け、
前記制御部は、
前記選択入力に基づいて、前記画像出力部による前記テストパターンの出力を制御し、画像品位低下のトラブルの発生を確認した利用者による前記選択入力が診断処理の選択である場合、診断処理を行い、該診断処理でトラブルが解消しない前記選択入力がされると、前記診断処理において前記画像出力部で印刷出力されたテストパターンを前記読取部で読取り、
前記記憶部は、
前記診断処理において前記操作部で操作入力された履歴情報を記憶し、
前記通信部は、
前記外部装置に送信する前記テストパターンの画像とともに前記履歴情報を送信することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記記憶部は、
装置の状態を表す装置情報を記憶し、
前記通信部は、
前記外部装置に送信する前記画像および前記履歴情報とともに、前記装置情報を送信することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
前記操作部における前記テストパターンの評価結果入力に基づいて、前記通信部に送信させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記操作部は、
不具合症状を選択する不具合症状入力を受付け、
前記制御部は、
前記不具合症状入力に基づいて、前記画像出力部による前記テストパターンの出力を制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記操作部は、画面を表示する表示部を有し、
前記制御部は、
前記操作部における選択入力に基づいて、利用者の対処を指示する指示画面を変更することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載の画像形成装置において、
前記指示画面は、
像担持体へ光を照射する露光装置の清掃を指示する画面であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載の画像形成装置において、
前記指示画面は、
読取部の清掃を指示する画面であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記操作部は、画面を表示する表示部を有し、
前記制御部は、
純正でない消耗品が装着されていることを検知すると、外部へ問い合わせることを指示する指示画面を表示することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記操作部は、画面を表示する表示部を有し、
前記制御部は、
消耗品の使用量が閾値を超えていることを検知すると、前記消耗品の交換を指示する指示画面を表示することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
前記操作部における選択入力に基づいて、現像器内の現像剤を廃棄する現像剤廃棄処理を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
電圧制御部の設定値の異常を検知すると、前記設定値を変更することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
前記診断処理において、消耗品の使用量が閾値を超えているか否かを判断することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項12に記載の画像形成装置において、
前記操作部は、画面を表示する表示部を有し、
前記制御部は、
消耗品の使用量が閾値を超えていることを検知すると、前記消耗品の交換を指示する指示画面を表示することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項12に記載の画像形成装置において、
前記操作部は、画面を表示する表示部を有し、
前記制御部は、
前記操作部における選択入力に基づいて、利用者の対処を指示する指示画面を変更し、
前記指示画面は、
像担持体へ光を照射する露光装置の清掃を指示する画面であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項12に記載の画像形成装置において、
前記操作部は、画面を表示する表示部を有し、
前記制御部は、
前記操作部における選択入力に基づいて、利用者の対処を指示する指示画面を変更し、
前記指示画面は、
読取部の清掃を指示する画面であることを特徴とする画像形成装置。 - 利用者の操作入力を受付ける操作部と、出力画像評価のためのテストパターンを出力する画像形成装置とを有する画像形成システムにおける診断方法であって、
前記出力画像評価の対象となる画像形成装置が有する機能の選択入力を受付けるステップと、
画像品位低下のトラブルの発生を確認した利用者による前記選択入力が診断処理の選択である場合、診断処理を行うステップと、
前記診断処理でトラブルが解消しない選択入力がされると、前記診断処理において画像出力部で印刷出力されたテストパターンを読取部で読取るステップと、
前記診断処理において前記操作部で操作入力された履歴情報を記憶部に記憶するステップと、
前記テストパターンの画像とともに前記履歴情報を外部装置に送信するステップと、
を有することを特徴とする診断方法。
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