JP2005077690A - 画像形成装置及びその動作検証方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 単独動作での異常の有無だけでなく、複数の動作に係る連続動作での異常も容易に検出できるようにする。
【解決手段】 複数の機能を備えて任意の画像を形成する装置であって、任意の検査項目に対応する機能を動作させて異常の有無を自己判断する方式を自己診断モードとしたとき、この自己診断モードで複数の動作を順次実行する画像形成手段40と、この画像形成手段40に対して自己診断モードを設定すると共に、機能に対応する検査項目を選択する選択手段11と、選択手段11による設定に基づいて、この選択手段11により選択された検査項目に応じて画像形成手段40を制御する制御手段21と、この制御手段21により実施される自己診断によって得られた各々の診断結果を検査項目毎に出力する出力手段12,50とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自己診断機能を備えた画像形成装置及びその動作検証方法に関する。
電子写真方式を用いた複写機のように複数の機能を備えて画像を形成する複写機、印刷機(プリンタ)、ファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置は、図8に示すように、一般に、操作部202と表示部203とからなる表示操作手段201、制御手段204、画像形成手段205及び外部出力手段206を備え、通常、製造工程での不具合解析及び使用過程での故障解析を支援するために、所定の操作により使用可能な検査モードを備えている。
このような従来の画像形成装置200において、この検査モードを利用して画像形成手段205の動作を検証する場合、画像形成手段205に接続された外部出力手段206に、オシロスコープ等の外部測定器250が更に接続される。この外部測定器250によって、画像形成手段205の構成部品である電子回路から出力される信号波形251等を測定することができるので、技術者等は、測定された信号波形251等を判断材料として、画像形成手段205の異常を検出することができる。このとき技術者等は、この画像形成装置200の仕様書又はマニュアルのような資料300を参照することによって、信号波形251等が正常か又は異常かを判定する。
この従来の画像形成装置200における動作検証方法では、技術者等は、図9に示すフローチャートに沿って作業を進める。操作部202での特定操作、例えば、「0」乃至「9」からなるテンキー202aの「3」及び「6」を押しながら電源投入ボタン(図示せず)を押すこと等により検査モードを選択すると、図9に示すフローチャートのステップS101で、検査モードが選択されたと制御手段204により判断され、ステップS102で、検査モードへ移行される。
次のステップS103で、表示部203に表示される複数の検査機能の中から所望の単体機能を選択するように操作部202を操作すると、ステップS104で、選択した単体機能が画像形成手段205により動作されるので、ステップS105で、この単体機能を構成する電子回路等から出力される信号波形251等を外部測定器250により測定して記録する。そして、ここで記録された信号波形251等に対して、正常であるか又は異常であるかの判断を下すために、ステップS106で、この単体機能に関する仕様が明記された資料300を参照し、ステップS107で、この単体機能の動作に異常が有るか否かを判断する。
このステップS107で、異常有りと判断した場合、ステップS108で、検査モードであるから、ステップS109に進み、画像形成装置200を停止して動作検証を終了し、動作を正常に復帰させる作業に移行する。
次のステップS110で、資料300を参照して信号波形分析等の原因解析を実行し、ステップS111で、原因となった部品等の修理対象部品に関して、部品名称及び部品番号(Part Number)等を、再び資料300を参照して調査し、ステップS112で、修理対象部品と在庫予備品との交換、修理対象部品の即時修理又は修理対象部品に対する詳細解析実施等の対応策を決定及び実行し、ステップS113で、この画像形成装置200の動作を正常に復帰させて終了する。
ステップS107で、異常無しと判断した場合、ここで選択した単体機能の動作検証を終了する。複数の機能に対して動作検証を行う場合、上述のような単体機能の動作検証を繰り返す。
操作部202での特定操作によらずに電源投入ボタンを押した場合、通常の画像形成を実行する画像形成モードが選択されたと判断され(ステップS101でNo)、ステップS114に進み、画像形成手段205により画像形成が行われる。次のステップS107で、制御手段204により何らかの異常が検知された場合、ステップS108で、検査モードではないと判断され、ステップS102に進み、検査モードへ移行される。そして、上述したように、ステップS102乃至ステップS113に沿って、技術者等が動作検証及び復帰作業を実行することにより画像形成動作を正常に復帰させて終了する。
このように従来の画像形成装置200において動作検証を実行する場合、画像形成手段205を構成する電子回路等から出力される信号波形251等を測定するために外部測定器250を準備しなければならないうえに、測定された信号波形251等の解析には、仕様書等の膨大な資料300及び技術者等の高度な知識が必要であった。このため、画像形成動作に異常が発生したとき、この異常原因を解析して動作を正常に復帰させるまでに長時間を要していたので、装置稼働率が低下しがちであった。
そこで、画像形成装置200を構成する電子回路の一部又は全部にバンダリスキャンテスト回路を設け、このバンダリスキャンテスト回路に予め決められたテスト信号を発生して入力させ、バンダリスキャンテスト回路より出力されたテストデータが予め記録された正常値と異なるか否かを判定し、この判定結果を表示部203に表示させるように制御することによって、電子回路が正常であるか否かを容易に判定できるようにした画像形成装置が提案されている。
このバンダリスキャンテスト回路が設けられた従来の画像形成装置によれば、電子回路の信号波形を測定するために外部測定器250を準備する必要がなく、また、電子回路が正常であるか否かを判定するために資料300等を参照する必要もなくなるため、画像形成動作に異常が発生した場合に、異常個所を判定するまでの時間を短縮できるので、動作を正常に復帰させるまでの総時間を短縮することができる(特許文献1参照)。
特開平10−132901号公報(段落番号[0005]及び[0006])
しかしながら、上述のバンダリスキャンテスト回路が設けられた従来の画像形成装置によれば、検査モードにおいては、選択された単体機能を構成する電子回路に設けられたバンダリスキャンテスト回路より出力されるテストデータが、予め記録された正常値と異なるか否かを判定し、この判定結果を表示部203に表示するように制御されるため、この単体機能による単独動作での異常の有無を技術者等が確認してから次の単体機能による単独動作を開始しなければならなかった。このため、複数の動作に係る連続動作での異常を検出して、異常個所を特定することが困難であった。
また、異常が検出された後、この異常個所を特定するために異常原因を解析して画像形成動作を正常に復帰させためには、未だに資料300等を参照して必要な修理対象部品等を調査する必要がある。
本発明は、これらの問題を解決することを課題としたものであって、単独動作での異常の有無だけでなく、複数の動作に係る連続動作での異常も容易に検出できるようにした画像形成装置及びその動作検証方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、複数の機能を備えて任意の画像を形成する装置であって、任意の検査項目に対応する機能を動作させて異常の有無を自己判断する方式を自己診断モードとしたとき、この自己診断モードで複数の動作を順次実行する画像形成手段と、この画像形成手段に対して自己診断モードを設定すると共に、機能に対応する検査項目を選択する選択手段と、この選択手段による設定に基づいて、この選択手段により選択された検査項目に応じて画像形成手段を制御する制御手段と、この制御手段により実施される自己診断によって得られた各々の診断結果を検査項目毎に出力する出力手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る画像形成装置によれば、任意の検査項目に対応する機能を動作させて異常の有無を自己診断する場合に、選択手段により画像形成手段に対して自己診断モードが設定されると共に、任意の機能に対応する検査項目が選択される。この検査項目に応じて複数の動作が順次実行されるように制御手段により画像形成手段が制御されて、自己診断が実施される。このとき、検査項目に対応する機能の動作期待値となる基準データが、記憶手段から読み出され、検査項目に応じた複数の動作により得られる診断結果データと比較されることによって、制御手段により異常の有無が判断される。そして、この自己診断によって得られた各々の診断結果が、出力手段により検査項目毎に出力される。従って、単独動作での異常の有無だけでなく、複数の動作に係る連続動作での異常も容易に検出できる。
本発明に係る画像形成装置の動作検証方法は、複数の機能を備えた画像形成装置の動作を検証する方法であって、任意の検査項目に対応する機能を動作させて異常の有無を自己判断する方式を自己診断モードとしたとき、画像形成装置に対して自己診断モードを設定すると共に、検査項目を選択し、設定された自己診断モードに基づいて、選択された検査項目に応じて画像形成装置を複数動作させて自己診断を実施し、この自己診断によって得られた各々の診断結果を検査項目毎に出力することを特徴とするものである。
本発明に係る画像形成装置の動作検証方法によれば、単独動作での異常の有無だけでなく、複数の動作に係る連続動作での異常も検出できる。
本発明に係る画像形成装置及びその動作検証方法によれば、複数の機能を備えた画像形成装置の動作を検証する場合に、選択された検査項目に応じて画像形成手段に複数の動作を順次実行させるように制御する制御手段を備え、この制御手段により実施される自己診断により得られた各々の診断結果を検査項目毎に出力する。
この構成によって、単独動作での異常の有無を判断できるだけでなく、複数の動作に係る連続動作での異常も検出できるため、単独動作と連続動作とを同時に検証できるので、画像形成装置の動作検証をこの画像形成装置自身により迅速かつ正確に完了できる。また、画像形成動作に異常が発生した場合に、この異常が画像形成装置が備えた複数の機能による複数の動作に係る連続動作での異常であっても、この連続動作での異常を迅速かつ正確に検出できるので、この連続動作での異常に関わる複数の機能を素早く特定できるため、画像形成動作を正常に復帰させるのに要する時間を短縮できる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係る画像形成装置及びその動作検証方法を実施するために最良の形態について説明する。
本実施形態では、複数の機能を備えた画像形成装置の動作を検証する場合に、選択された検査項目に応じて画像形成手段に複数の動作を順次実行させるように制御する制御手段を備え、この制御手段により実施される自己診断により得られた各々の診断結果を検査項目毎に出力する。これによって、単独動作での異常の有無を判断できるだけでなく、複数の動作に係る連続動作での異常も検出できるようにしたものである。
図1は、本実施形態としての画像形成装置100の構成例を示すブロック図である。この画像形成装置100は、複数の機能を備え、公知の電子写真方式により画像を形成する画像形成モードと、選択された検査項目に対応する機能を動作させて異常の有無を自己判断する自己診断モードとを任意選択可能に提供できる装置であって、この自己診断モードにおいて、単独動作での異常の有無を自己判断できるだけでなく、複数の動作に係る連続動作での異常も自己検出できるため、単独動作と連続動作とを同時に検証できる装置である。
画像形成装置100は、図1に示すように、表示操作部10、制御基板20、メモリ部30、画像形成手段40及び外部出力部50を備えて構成される。
表示操作部10は、操作部11と液晶表示部12とを有して一体構成されたユーザインタフェースである。操作部11は、「0」乃至「9」からなるテンキー11a及び各種の機能選択ボタン並びにトラックボール11bのような入力装置を含み、画像形成手段40に対して自己診断モードを設定すると共に、画像形成手段40を構成する機能に対応する検査項目を選択するように操作されることによって、選択手段として機能する。液晶表示部12は、画像表示機能を有し、各種の情報が掲載された画面を表示する表示手段である。
制御基板20は、シーケンス制御部21、負荷制御部22、不具合判断部23、デジタル信号処理演算部24及び表示制御部25を有する。また、画像形成手段40は、各種のモータ41、定着ヒーター42及びこれらの動作を監視するための各種のセンサ43等の複数の機能を有する。
シーケンス制御部21は、操作部11、負荷制御部22、不具合判断部23、表示制御部25、メモリ部30及び外部出力部50と夫々接続され、表示制御部25は、液晶表示部12及びデジタル信号処理演算(DSP:Digital Signal Processing)部24と夫々接続される。このシーケンス制御部21は、操作部11から入力される指示に従って、負荷制御部22、不具合判断部23、表示制御部25、メモリ部30及び外部出力部50を制御することにより画像形成装置100の全体を制御する。
負荷制御部22は、シーケンス制御部21、モータ41、定着ヒーター42及びセンサ43と接続され、シーケンス制御部21による制御下で、センサ43から入力されるセンサ信号ASによりフィードバックを掛けながらモータ41及び定着ヒーター42に印加する負荷を制御する。これにより負荷制御部22は、画像形成手段40に画像形成モードで電子写真方式により画像を形成させ、自己診断モードで複数の動作を順次実行させることになる。
不具合判断部23は、シーケンス制御部21、メモリ部30及びセンサ43と接続される。この不具合判断部23は、センサ43から入力されるセンサ信号ASと、メモリ部30から読み出されて入力される基準信号SSとを比較し、これらセンサ信号ASと基準信号SSとの異同よりモータ41及び定着ヒーター42等における不具合(異常)の有無を判断し、不具合を検出した場合にはシーケンス制御部21に通知する。
不具合を通知されたシーケンス制御部21は、この不具合に関する情報を液晶表示部12に表示させるように表示制御部25を制御し、画像形成モードであれば、負荷制御部22を制御して画像形成手段40による画像形成動作を停止させることになる。
このようにシーケンス制御部21、負荷制御部22及び不具合判断部23は、画像形成装置100の制御手段を構成している。
DSP部24は、表示制御部25及びセンサ43と接続され、このセンサ43から入力されるセンサ信号ASをアナログ信号からデジタル信号DSに随時変換し、この変換により生成されたデジタル信号DSを表示制御部25に送出する。
表示制御部25は、液晶表示部12、シーケンス制御部21及びDSP部24と夫々接続され、シーケンス制御部21に制御されて、液晶表示部12の表示内容を切り換える。また、自己診断モードで、DSP部24から入力されるデジタル信号DSより画像データを随時生成すると共に、この画像データに基く画像を液晶表示部12に表示するように、液晶表示部12の表示を随時切り換える。
このように、DSP部24及び表示制御部25は、画像形成装置100の画像処理手段を構成し、センサ信号ASからデジタル化された画像データを随時生成することができるので、センサ43により検知された変化を略リアルタイムに液晶表示部12に画像表示することができる。
メモリ部(記憶手段)30は、シーケンス制御部21及び不具合判断部23に夫々接続される。このメモリ部30は、検査項目に対応する機能の動作期待値となる基準データと、検査項目に応じて画像形成手段40に複数の動作を設定するための設定情報とを記憶(格納)する。
従って、シーケンス制御部21は、操作部11から入力される指示に応じて、メモリ部30に記憶された設定情報を読み出し、この設定情報に従って負荷制御部22を制御することにより画像形成手段40に複数の動作を順次実行させることになる。このとき不具合判断部23は、メモリ部30に格納された基準データに含まれる基準信号を読み出して、センサ43から入力されるセンサ信号ASと比較することによって、画像形成動作を監視することになる。
また、このメモリ部30には、この画像形成装置100を構成する全ての機能(部品)に関する情報として、この画像形成装置100の構成部品の部品番号及び製造番号並びに構成部品のいずれかが故障した場合の修理方法等の仕様情報が予め格納される。
従って、シーケンス制御部21は、不具合判断部23から不具合検出を通知された場合、この不具合を修復するための情報をメモリ部30に格納された仕様情報から検索し、検索された仕様情報を液晶表示部12に表示させるように表示制御部25を制御することになる。
更にまた、メモリ部30には、自己診断に関する記録(ログ:Log)が保存される。従って、シーケンス制御部21は、操作部11から入力される指示に応じて、所望の記録を液晶表示部12に表示させるように表示制御部25を制御し又は外部出力部50から外部情報機器に出力することができる。
画像形成手段40は、上述したように、少なくとも、モータ41、定着ヒーター42及びこれらの動作を監視するためのセンサ43を有する。モータ41及び定着ヒーター42は、負荷制御部22に接続され、この負荷制御部22による制御下で、画像形成動作を構成する複数の動作を分担して実行する。
センサ43は、負荷制御部22、不具合判断部23及びDSP部24に接続され、モータ41及び定着ヒーター42等の動作に起因した変化、例えば、温度変化及び位置変化等を検知してセンサ信号ASを生成し、このセンサ信号ASを温度データ及び位置データとして、負荷制御部22、不具合判断部23及びDSP部24に送出する。これにより負荷制御部22、不具合判断部23及びDSP部24は、負荷制御、不具合判断又はデジタル信号の演算処理に必要なセンサ信号ASを夫々取得できる。
外部出力部50は、画像表示機能を備えた情報処理装置、例えば、パーソナルコンピュータ等に接続可能な出力手段であって、IEEE802.3規格準拠のイーサネット(R)ポート(Ethernet(R) Port)等から構成され、シーケンス制御部21に接続される。この外部出力部50は、液晶表示部12による表示内容をパーソナルコンピュータのような外部の情報処理装置により表示し又はメモリ部30に記憶された各種のデータ及び記録を外部記憶装置等に保存する場合に便利に利用できる。
以上の構成において、操作部11での特定操作、例えば、テンキー11aの「3」及び「6」を押しながら電源投入ボタン(図示せず)を押すこと等により自己診断モードを選択すると、この特定操作による入力が操作部11からシーケンス制御部21に送出される。シーケンス制御部21は、自己診断モード(検査モード)が設定されたと判断して、自己診断を開始する。これによりメモリ部30から設定情報が読み出されて自己診断による動作検証が開始され、図2に示すような検査機能選択画面P1が、液晶表示部12に表示される。
検査機能選択画面P1には、自己診断モード(検査モード)が設定されたことを明示するための表題「検査モード」I11と、選択可能な検査項目である「単体機能検査」I12及び「ユニット機能検査」I13とが表示される。ここでユニット機能検査とは、複数の機能からなるユニット機能に複数の動作を連続してシーケンシャル(Sequential)に実行させることによって、これら複数の動作を続けて一度に検証することをいう。
この検査機能選択画面P1において、操作部11を操作することにより「単体機能検査」I12を選択すると、図3(a)に示す検査機能選択画面P2に表示が切り換えられ、「ユニット機能検査」I13を選択すると、図3(b)に示す検査機能選択画面P3に表示が切り換えられる。
検査機能選択画面P2には、表題「検査モード」I11と、選択された検査項目を明示するための副標題「単体機能検査」I12と共に、ここで選択可能な検査項目として、例えば、「ランプ類」I21及び「クラッチ類」I22と、所望の検査項目を選択するための「選択」ボタンB1a及び「詳細選択」ボタンB2aとが表示される。
これら選択可能な検査項目I21,I22より所望の検査項目を操作部11を介して指定した後、「選択」ボタンB1a又は「詳細選択」ボタンB2aを選択すると、検査項目が選択される。ここで「詳細選択」ボタンB2aを選択すると、更に、個別部品を選択する画面(図示せず)に表示が切り換えられ、例えば、所望するランプ1個の点灯テストを実施するような検査項目を選択できる。
従って、選択された検査項目に応じて一機能、即ち、ランプ1個を動作させると共に、この動作を検証できる。また、単体機能の動作検証であっても、例えば、ランプの点灯及び消灯の反復動作のような単体機能による複数の動作に係る連続動作を実行するように制御することもできる。よって、この単機能検査は、検査項目を絞り込んで短時間で動作検証を完了したい場合に便利である。
検査機能選択画面P3には、表題「検査モード」I11と、選択された検査項目を明示するための副標題「ユニット機能検査」I13と共に、ここで選択可能な検査項目として、例えば、「光学系ユニット」I31、「定着ユニット」I32及び「給紙系ユニット」I33と、所望の検査項目を選択するための「選択」ボタンB1b及び「詳細選択」ボタンB2bとが表示される。
この検査機能選択画面P3において、例えば、検査項目「定着ユニット」I32を指定するように操作部11を操作すると、図示のように、この検査項目「定着ユニット」I32が強調表示される。次に、「選択」ボタンB1bを選択するように操作部11を操作すると、この検査項目「定着ユニット」I32が選択される。そして、この検査項目の選択をトリガとして、シーケンス制御部21は、この検査項目に対応する設定情報をメモリ部30から読み出して、画像形成手段40の構成ユニットである定着ユニットに対して複数の動作を設定する。
定着ユニットでは、この設定情報による設定に基づいて、複数の動作が順次実行される。不具合判断部23は、検査項目に応じて順次実行される複数の動作より得られる診断結果データと、メモリ部30から読み出した基準データとを比較して、この定着ユニットにおける異常の有無を判断することになる。
この定着ユニットは、少なくとも、定着ヒーター42と、定着ヒーター42を内包した定着ロール(図示せず)を駆動するモータ41とを有し、これら定着ヒーター42及びモータ41を含む複数の機能が、シーケンス制御部21の制御下で負荷制御部22によりシーケンシャルに制御されることによって、動作検証のための複数の動作に係る連続動作が定着ユニットにより順次実行される。
このときシーケンス制御部21は、表示制御部25を制御して、この自己診断によって得られた各々の診断結果を動作検証の進行と共に検査項目毎にリアルタイムで液晶表示部12に表示させる。
このような定着ユニット検査の一項目として、定着ヒーター42による動作を検証した場合に、定着ヒーター42による動作が正常であるときには、例えば、図4に示すような診断結果画面P4が液晶表示部12に表示される。
診断結果画面P4の表示は、定着ユニットに対する動作の設定をトリガとして開始される。この診断結果画面P4には、画像形成装置100が検査モードに在ることを明示する表題「検査モード」I11と、定着ユニットでの動作検証中であることを明示する副標題「定着ユニット検査」I41と、例えば、定着ヒーター42の動作期待値にとなる基準データとして「ヒーター温度異常検知仕様」I42及びグラフ化された基準データSDを含むグラフG1とが、初めに表示される。
グラフG1は、定着ヒーター42への通電時間(秒)を横軸にとり、定着ヒーターの温度(℃)を縦軸にとり、定着ヒーター42が正常に昇温した場合の昇温カーブを基準データSDとして明瞭に視認できるように画像表示したものである。
定着ヒーター42への通電動作が開始されると、センサ43により定着ヒーター42での温度変化が検出され、温度データAS1が不具合判断部23及びDSP部24に診断結果データとして供給される。
温度データAS1は、センサ43からDSP部24へアナログ信号として供給され、このDSP部24で即座にA/D変換される。そして、このデジタル化された温度データDS1が表示制御部25に送出される。表示制御部25では、定着ヒーター42による温度変化を液晶表示部12にグラフ表示するための画像データが、DSP部24から入力された温度データDS1より随時生成され、センサ43により実測された温度データDS1が診断結果データD1としてグラフG1でリアルタイムに更新されるように、液晶表示部12の表示が随時切り換えられる。
これによりシーケンス制御部21は、表示制御部25により生成された画像データに基づいて、診断結果データD1と基準データSDとを比較し得るように、グラフG1を随時更新して液晶表示部12に診断結果を表示する。
一方、不具合判断部23に供給された温度データAS1は、ここで基準データSDと比較される。不具合判断部23は、検知仕様「ヒーター通電後10秒経過しても温度変化が30℃以下の場合」を判定基準として、この定着ヒーター42に関して不具合(異常)の有無を判断(判定)して自己診断を実施する。そして、この診断結果をシーケンス制御部21に送出する。シーケンス制御部21は、この診断結果に基づいて表示制御部25を制御する。これにより表示制御部25は、診断結果「検査結果・OK:定着ヒーター動作は正常です。」I43を診断結果画面P4に表示するように液晶表示部12の表示を切り換える。
このように、定着ヒーター42の動作が検証されると、モータ41の動作検証が続いて開始される。従って、操作部11により選択された検査項目に応じて、定着ユニットが有する二以上の機能を連続動作させて動作検証できるので、これらの機能による単独動作での異常の有無を自己判断できるだけでなく、複数の動作に係る連続動作での異常も短時間で容易に自己検出できる。
定着ヒーター42による動作を検証した場合に、定着ヒーター42による動作に異常が有るときには、例えば、図5(a)に示すような診断結果画面P5が、液晶表示部12に表示される。
診断結果画面P5の表示は、診断結果画面P4と同様に、定着ユニットに対する動作の設定をトリガとして開始される。この診断結果画面P5には、表題「検査モード」I11と、副標題「定着ユニット検査」I41と、基準データ「ヒーター温度異常検知仕様」I42及びグラフ化された基準データSDを含むグラフG2とが初めに掲載される。
定着ヒーター42への通電開始後、温度データAS1が、センサ43から不具合判断部23及びDSP部24に診断結果データとして供給され、定着ヒーター42による温度変化が、診断結果データD2としてグラフG2に描画される。このように基準データSDと診断結果データD2とが、明瞭に目視で比較され得るようにグラフィカル(Graphical)に画像表示されるので、画像形成装置100による自己診断の内容を容易に把握できると共に、不具合の有無を即座に視認できる。
シーケンス制御部21は、不具合判断部23による診断結果に基づいて、表示制御部25を制御する。これにより液晶表示部12の表示が切り換えられ、診断結果及び異常に関する情報「検査結果・NG:定着メインヒーター切れ」I51と、異常を除去する方法を表示するための表示切換ボタン「修理方法」B3とが、診断結果画面P5に追加表示される。従って、不具合判断部23による診断結果と異常原因とを素早く把握できる。
この診断結果画面P5において、「修理方法」ボタンB3を操作部11を介して選択すると、図5(b)に示すように、修理方法が掲載された診断結果画面P6に表示が切り換えられる。この診断結果画面P6には、例えば、表題「定着メインヒーター切れ時の修理方法」I61と、修理に必要な部品に関する情報「1.交換部品:定着メインヒーター(部品番号OOXX)」I62と、修理方法「2.交換手順(1)定着ランプをはずす(2)ランプ取り付けカバーをはずす(3)ランプをはずす(4)交換ランプを装着する(5)ランプ取り付けカバーをつける」I63と、その他修理に関する情報「3.作業時間:約15分」I64等とが表示される。修理に必要な部品に関する情報I62には、必要な交換部品の部品番号等の詳細が含まれるので、この必要な交換部品を迅速に入手できるように手配できる。
シーケンス制御部21は、この自己診断に関する記録をメモリ部30に保存し、操作部11を介して要求が有った場合に、液晶表示部12による表示内容を画像形成手段40により検査レポートとして出力するように制御する。
これによって、動作検証を実行した技術者(サービスマン)等は、検査レポートをハードコピーとして確保することが可能となる。また、定着ヒーター42の動作異常のように、故障が発生して画像形成機能を使用できない場合であっても、この動作を正常に復帰させた後に、その動作検証及び装置復帰作業の記録を検査レポートとして記録紙上に転写できる。
このような用紙上に転写された記録は、画像形成装置100に簡単にアクセスできない場合であっても参照することができるので、顧客に納品済みの画像形成装置100を構成する各部品の故障解析等に便利に利用できると共に、故障確率の高い部品に対しては事前対策を施して装置稼働率の向上を図ることもできる。
このように、画像形成装置100による自己診断で異常が検出された場合に、この異常を除去するのに必要な修理方法等の情報を、マニュアル及び仕様書等の技術資料300を参照することなく即座に取得できるので、この画像形成装置100に関する技術的知識を持たない者であっても、異常が検出された機能を簡単に修理して動作を正常に復帰させることができるようになる。
なお、本実施形態では、定着ユニットの動作検証を詳細な説明に用いたが、例えば、検査機能選択画面P3で、検査項目として「給紙系ユニット」I33を選択した場合は、多数のローラ類による単独動作と連続動作とを同時に検証できるので、給紙系ユニットの動作検証を迅速かつ正確に完了できる。従って、多数のローラ類による複数の動作に係る連続動作に異常が有ったとき、この連続動作での異常に関わる全てのローラ類を一度に検出できると共に、修理対象となるローラ類を素早く特定できるので、この異常を除去して動作を正常に復帰させるのに要する時間を短縮できる。
以上、検査モードを選択した場合における動作検証について説明したが、シーケンス制御部21は、画像形成モードで通常の画像形成を実行しているときにおいても、センサ43により複数の機能を監視しているので、画像形成モードで画像形成動作中に異常有りと判断した場合、この画像形成動作を即座に停止できる。
このように画像形成モードで異常を検出して画像形成動作を停止した場合、シーケンス制御部21は、異常(エラー)が発生したことと、この異常を除去する方法に対応するコード番号とを液晶表示部12に表示するように表示制御部25を制御すると共に、検査モード(第2の検査モード)に移行する。
この第2の検査モードで、このコード番号を指定するように操作部11を操作すると、この異常を除去する方法が液晶表示部12に表示される。従って、画像形成モードで発生した異常に関する詳細な自己診断結果を第2の検査モードで即座に確認できるので、この異常を除去するのに必要な対策を短時間で準備できる。このため、画像形成動作を正常に復帰させるのに要する時間を短縮できる。もちろん、表示されたコード番号を指定せずに、上述した検査モード(第1の検査モード)に移行して自己診断を再実施させることもできる。
次に、この画像形成装置100による自己診断例を、本発明に係る動作検証方法の実施形態として、添付のフローチャートを参照しながら説明する。
[第1の動作検証方法]
図6は、画像形成装置100による第1の動作検証方法を示すフローチャートである。この第1の動作検証方法では、操作部11での特定操作、例えば、テンキー11aの「3」及び「6」を押しながら電源投入ボタンを押すことにより画像形成装置100による動作検証が開始され、シーケンス制御部21が、このフローチャートに沿って画像形成手段40を制御することにより自己診断を実施することを前提とする。
この前提の下で、シーケンス制御部21は、図6に示すフローチャートのステップS10で、検査モードが選択されたか否かを判断し、操作部11での所定操作で検査モードが選択されたので、ステップS11へ進み、画像形成装置100に対して自己診断モードを設定することにより検査モードへ移行し、検査機能選択画面P1を液晶表示部12に表示する。
ここで検査項目として、単体機能検査I12又はユニット機能検査I13のいずれかが選択されると、ステップS12で、複数機能が選択されたか否かを判断し、ユニット機能検査I13が選択された場合、ステップS13aに進み、検査機能選択画面P3を液晶表示部12に表示し、この検査機能選択画面P3で選択されたユニット機能を構成する複数の機能を順次動作させることによって、選択された検査項目に応じて画像形成装置100を複数動作させる。
一方、検査項目として単体機能検査I12が選択された場合(ステップS12でNo)、ステップS13bに進み、検査機能選択画面P2を液晶表示部12に表示し、この検査機能選択画面P2で選択された単体機能を検査項目に応じて動作させる。
次のステップS14で、検査項目に応じて実行される動作により得られる診断結果データをセンサ43により取得し、この診断結果データと基準データとを比較し得るように、診断結果画面P4,P5のように、同一画面にグラフ表示する。そして、ステップS15で、この診断結果データと基準データとを比較し、ステップS16で、異常の有無を判断する。
このステップS16で、異常無しと判断した場合、ステップS17に進み、診断結果画面P4のように、検査結果I43を表示して終了する。一方、異常有りと判断した場合、ステップS18に進み、診断結果画面P5のように、検査結果と共に異常内容I51を表示し、ステップS19で、診断結果画面P6のように、この異常を除去するための修理方法を表示して終了する。
なお、操作部11での所定操作がなかった場合、ステップS10で、シーケンス制御部21は検査モードが選択されなかったと判断し、ステップS20に進み、画像形成モードを設定し、操作部11からの指示に従って画像形成手段40により画像を形成して終了する。
このように、この第1の動作検証方法によれば、選択された検査項目に応じて単体機能又はユニット機能による動作に関して異常の有無を自己診断できるので、単独動作での異常の有無を判断できるだけでなく、複数の動作に係る連続動作での異常も検出できる。このため、単独動作と連続動作とを同時に検証できるので、画像形成装置の動作検証をこの画像形成装置自身により迅速かつ正確に完了できる。
[第2の動作検証方法]
図7は、画像形成装置100による第2の動作検証方法を示すフローチャートである。この第2の動作検証方法では、操作部11での特定操作を行わずに画像形成モードを選択して画像形成を実行させる場合に、シーケンス制御部21が、このフローチャートに沿って画像形成手段40を制御することにより画像形成すると共に、センサ43により画像形成手段40を監視して自己診断を実施することを前提とする。
この前提の下で、シーケンス制御部21は、図7に示すフローチャートのステップS50で、検査モードが選択されたか否かを判断し、操作部11での特定操作が無かったので、ステップS51に進み、画像形成手段40に画像形成モードを設定して画像形成を開始する。
次のステップS52で、異常無しと判断した場合、画像形成を実行して終了するが、異常有りと判断した場合、次のステップS53で、画像形成動作を停止し、ステップS54で、この異常に対応するコード番号を液晶表示部12に表示してステップS55に進む。
このステップS55で、操作部11を介して検査モードが選択されない場合、このまま動作停止して終了する。検査モードが選択された場合、ステップS56に進む。
このステップS56で、コード番号が選択されたか否かを判断し、操作部11を介してコード番号の指定があった場合、ステップS57に進み、このコード番号に対応する異常除去方法を液晶表示部12に表示して終了する。一方、コード番号が指定されなかった場合、ステップS58に進み、検査モードに移行し、ステップS59で、第1の動作検証方法と同様に動作検証を開始するように、検査機能選択画面P1を液晶表示部12に表示することによって、より詳細な自己診断を実行して終了する。
このように、この第2の動作検証方法によれば、画像形成動作に係る連続動作での異常を画像形成動作中に検出できると共に、この異常を除去するための方法を検査モードで即座に把握できる。このため、この連続動作での異常に関わる複数の機能を素早く特定できるので、画像形成動作を正常に復帰させるのに要する時間を短縮できる。
本発明は、複数の機能を備えて電子写真方式により画像を形成する複写機、印刷機、ファクシミリ及びこれらの複合機等に適用して極めて好適である。
本実施形態に係る画像形成装置100の構成例を示すブロック図である。 画像形成装置100による検査機能選択画面P1の表示例を示す図である。 (a)は、単体機能検査の検査機能選択画面P2の表示例を示す図であり、(b)は、ユニット機能検査の検査機能選択画面P3の表示例を示す図である。 正常な場合の診断結果画面P4の表示例を示す図である。 (a)は、異常な場合の診断結果画面P5の表示例を示す図であり、(b)は、異常を除去する方法を掲載した診断結果画面P6の表示例を示す図である。 画像形成装置100による第1の動作検証方法を示すフローチャートである。 画像形成装置100による第2の動作検証方法を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置200の構成例を示すブロック図である。 従来の画像形成装置200における動作検証方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 表示操作部
11 操作部
12 液晶表示部
20 制御基板
21 シーケンス制御部
22 負荷制御部
23 不具合判断部
24 デジタル信号処理演算部
25 表示制御部
30 メモリ部
40 画像形成手段
41 モータ
42 定着ヒーター
43 センサ
50 外部出力部
100 画像形成装置
200 従来の画像形成装置
250 外部測定器
300 資料
AS アナログ信号
DS デジタル信号
SD 基準データ
D1,D2 診断結果データ
P1,P2,P3 検査機能選択画面
P4,P5,P6 診断結果画面

Claims (12)

  1. 複数の機能を備えて任意の画像を形成する装置であって、
    任意の検査項目に対応する機能を動作させて異常の有無を自己判断する方式を自己診断モードとしたとき、
    前記自己診断モードで複数の動作を順次実行する画像形成手段と、
    前記画像形成手段に対して前記自己診断モードを設定すると共に、前記機能に対応する検査項目を選択する選択手段と、
    前記選択手段による設定に基づいて、当該選択手段により選択された前記検査項目に応じて前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    前記制御手段により実施される自己診断によって得られた各々の診断結果を当該検査項目毎に出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検査項目に対応する機能の動作期待値となる基準データを記憶した記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記自己診断を実施する際に、前記検査項目に応じて順次実行される前記複数の動作より得られる診断結果データと、前記記憶手段から読み出した前記基準データとを比較して、当該機能における異常の有無を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記診断結果データから画像データを随時生成する画像処理手段を備え、
    前記制御手段は、前記画像処理手段により生成された前記画像データに基づいて、当該診断結果データと前記基準データとを比較し得るように前記診断結果を前記出力手段により出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記出力手段は、前記診断結果データ及び基準データをグラフとして出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、異常有りと判断した場合、当該異常に関する情報と当該異常を除去する方法とを前記出力手段により出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記出力手段は、画像表示機能を有する表示手段である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、前記表示手段による表示内容を検査レポートとして出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記出力手段は、画像表示機能を備えた情報処理装置に接続可能な外部出力部である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記選択手段により選択された前記検査項目に応じて、一又は二以上の機能を動作させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成手段により画像を形成する方式を画像形成モードとしたとき、
    前記制御手段は、前記画像形成モードで画像形成動作中に異常有りと判断した場合、当該画像形成動作を停止すると共に、当該異常を除去する方法に対応する番号を前記表示手段により表示し、前記検査モードで前記選択手段からの当該番号の指定により前記異常を除去する方法を前記表示手段により表示する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  11. 複数の機能を備えた画像形成装置の動作を検証する方法であって、
    任意の検査項目に対応する機能を動作させて異常の有無を自己判断する方式を自己診断モードとしたとき、
    前記画像形成装置に対して前記自己診断モードを設定すると共に、前記検査項目を選択し、
    設定された前記自己診断モードに基づいて、選択された前記検査項目に応じて当該画像形成装置を複数動作させて自己診断を実施し、
    前記自己診断によって得られた各々の診断結果を当該検査項目毎に出力する
    ことを特徴とする画像形成装置の動作検証方法。
  12. 前記検査項目に対応する機能の動作期待値となる基準データを予め準備し、
    前記自己診断を実施する際に、前記検査項目に応じて順次実行される複数の動作より得られる診断結果データと前記基準データとを比較して当該機能の異常の有無を判断する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置の動作検証方法。
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