JPH08137540A - 機器の故障診断方法及び装置 - Google Patents

機器の故障診断方法及び装置

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JPH08137540A
JPH08137540A JP30308794A JP30308794A JPH08137540A JP H08137540 A JPH08137540 A JP H08137540A JP 30308794 A JP30308794 A JP 30308794A JP 30308794 A JP30308794 A JP 30308794A JP H08137540 A JPH08137540 A JP H08137540A
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failure
external device
information
control means
phenomenon
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JP30308794A
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English (en)
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Masahiro Kayano
雅弘 茅野
Hiroyuki Seki
裕之 関
Kenichiro Nakao
健一郎 中尾
Yoshihiro Ogami
芳浩 大神
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】給湯機等の機器をサービスマンの技量に頼ら
ず、容易、迅速かつ正確に故障診断を行う。 【構成】電子手帳のような外部装置3が、給湯機1に接
続される。外部装置3は、給湯機1内に記憶されている
不具合履歴を読出し、その中から診断すべき不具合を選
定する。外部装置3は、それが再発するか否かをチェッ
クするため、本体コントローラ7に対し所定の模擬動作
の実行中又は実行後の状態を送り返すよう要求する。給
湯機1から模擬動作の実行結果が返されると、外部装置
3は、再発有りの場合は、その不具合の原因の可能性の
ある部品の故障をチェックするための模擬動作の実行と
その結果の返送とを本体コントローラ7に要求する。外
部装置3は、段階的に模擬動作の実行とその結果の返送
とを給湯機1に要求して、内部情報を獲得して行くこと
により、最終的に給湯機1の故障箇所を特定し、これを
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロコンピュータ
により各部の機能が制御されるような機器の故障を診断
する故障診断装置及び診断方法の改良に関するものであ
る。
【0002】本明細書においては、故障診断の対象機器
として給湯機を例に挙げ、その各部の故障の有無を診断
する診断装置及び診断方法について説明することとす
る。
【0003】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータ制御による
多機能化、高性能化した給湯機が普及するにつれ、製品
の開発段階、製造段階、出荷段階での各種検査やメイン
テナンスに際して相当に高度な製品知識や複雑で時間の
かかる作業が要求されるようになってきた。そのため、
作業者は、サービスマニュアルを参照しながら各種検査
やメインテナンスに対処しなければならず、作業効率が
悪く、また、未熟練な作業者の場合には正確な診断を行
うのが困難であった。
【0004】そこで、このような事情に鑑みて、従来よ
り給湯機各部の状態を迅速且つ正確に診断するための装
置が提案された。
【0005】この提案の一つに、例えば、特開平4−3
24056号公報に掲載されているものがある。
【0006】この提案の概要は、検査器を用いて給湯機
の故障診断を行うこととしたもので、上記給湯機の不具
合状況を予め入力しておいた検査器を、検査器の表示部
に表示された給湯機の機能部品(例えば、点火不良の場
合、元電磁弁や給湯電磁弁、点火器等)にワイヤ接続す
ることによってそれらの故障診断を行うものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の提
案では、検査器を指定された機能部品にワイヤによって
接続する作業が必須不可欠であるため、特に、要診断箇
所が複数の機能部品に亘るときにはそれらへの接続作業
が面倒であり、接続箇所を誤る可能性もある。
【0008】また、給湯機の不具合履歴を把握したり、
給湯機に模擬的な動作を実行させたりすることはできな
かったので、精度の高い故障診断を行うことができず、
ある程度サービスマンの技量に頼らざるをえなかった。
【0009】従って本発明の目的は、機器の故障診断装
置において、診断装置の機器への接続が容易且つ間違い
なく行え、しかも、機器の過去の不具合履歴を確実に把
握すると共に機器に必要な模擬動作を行わせてその結果
を把握し、それにより正確な故障診断を自動的に行える
ようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
機器の動作を制御する制御手段を備えた機器に適用され
る故障診断装置において、制御手段と通信可能に接続さ
れ得る外部装置を備え、この外部装置は、機器の制御手
段の内部情報に基づいて不具合現象の有無を自動診断す
るように構成される。
【0011】即ち、この外部装置は、不具合現象の有無
を判断するのに必要な情報を制御手段のメモリから読み
出して外部装置に送信することを、制御手段に対して指
令する不具合情報読出し指令手段と、制御手段から送信
された情報を受信して、不具合現象の有無を判断する判
断手段とを有することを特徴とする。
【0012】この装置では、望ましくは、不具合情報読
出し指令手段が、不具合現象の有無を判断するための模
擬動作の実行と、その模擬動作の実行結果を示す情報の
返送とを、制御手段に指令するための模擬動作指令手段
を含む。
【0013】また、この装置は、望ましくは、機器又は
外部装置に設けられた、機器の不具合履歴を記憶する不
具合履歴記憶手段を更に備える。そして、外部装置が、
不具合履歴記憶手段から不具合履歴を読出し、この読み
出した不具合履歴に基づいて診断すべき不具合現象を特
定し、この特定した不具合現象の有無を判断するため
に、上記の模擬動作指令手段及び判断手段が働くように
構成されている。
【0014】本発明の第2の側面は、上記した外部装置
が、機器の内部情報に基づいて機器の部品の故障の有無
を判断するように構成される。
【0015】即ち、この外部装置は、機器が部品の機器
内の部品の制御に関する情報を制御手段内のメモリから
読出し外部機器に送信することを、制御手段に対して指
令する部品情報読出し指令手段と、制御手段から部品の
制御に関する情報を受信して、部品の故障の有無を判断
する故障判断手段とを有することを特徴とする。
【0016】この装置でも、望ましくは、上記部品情報
読出し指令手段が、部品の故障の有無を判断するための
模擬動作の実行と、この模擬動作における部品の制御に
関する情報の返送とを、制御手段に対して指令する手段
を含む。
【0017】本発明の第3の側面は、概略的には、上記
した第1の側面の特徴と第2の側面の特徴とを組合わせ
たようなものである。
【0018】即ち、上記した外部装置が、不具合現象の
有無を判断するために必要な第1の情報の提供を、制御
手段に対して要求する第1の情報要求手段と、制御手段
から第1の情報を受信して、不具合現象の有無を判断す
る不具合現象判断手段と、不具合現象判断手段により有
りと判断された不具合現象について、この不具合現象の
原因となった可能性のある部品の故障の有無を判断する
ために必要な第2の情報の提供を、制御手段に対して要
求する第2の情報要求手段と、制御手段から第2の情報
を受信して、部品の故障の有無を判断する手段と、を有
することを特徴とする。
【0019】本発明の第4の側面は、自動診断機能だけ
でなくマニュアル診断機能も備えたものである。即ち、
上記した外部装置が、制御手段と通信することにより、
故障診断に必要な情報を制御手段から獲得して、この獲
得した情報に基づいき自動的に故障診断を行う自動診断
手段と、故障診断をマニュアルで行うための手順をサー
ビスマンに提供するマニュアル診断手段とを備えること
を特徴とする。
【0020】この装置では、望ましくは、外部装置が、
制御手段が自動診断手段に対応できるか否かを判断し
て、自動診断手段及び前記マニュアル診断手段の一方を
選択する手段を更に備える。
【0021】
【作用】本発明の第1の側面に従う故障診断装置によれ
ば、外部装置を機器に接続すると、外部装置からの要求
により、機器の制御手段が自己のメモリから必要な内部
情報を読み出して外部装置に送信し、外部装置はこの情
報に基づいて不具合現象の有無を自動的に判断する。従
って、制御手段の内部情報に基づいて正確な判断ができ
ると共に、サービスマンは外部装置を機器に接続して診
断処理をスタートされる以外の格別の面倒な作業は必要
ないので、作業が容易且つ迅速である。しかも、一般
に、上記のような目的で制御手段と外部機器を接続する
場合、規格のケーブルを用いて接続するようにすること
ができるから、接続作業も極めて容易であり、誤接続の
虞も殆どない。
【0022】制御手段に対して、模擬動作を行わせてそ
の結果の情報を外部装置に返送するように構成した場合
は、実際に機器に模擬動作を行わせるため不具合現象の
発生の有無を実際に確かめることができ判断がより正確
になる。
【0023】また、不具合履歴の記憶装置を設けて、こ
の記憶装置から読み出した履歴の中から診断すべき不具
合現象を特定するようにした場合は、過去に実際に発生
した不具合現象の中から診断項目が選ばれるため、診断
する必要のない項目まで診断してしまう無駄がなくな
り、短い作業時間で効率的に機器の不具合を特定するこ
とが可能となる。
【0024】本発明の第2の側面に従う故障診断装置に
よれば、外部装置を機器に接続すると、外部装置からの
要求により、機器の制御手段が自己のメモリから必要な
内部情報を読み出して外部装置に送信し、外部装置はこ
の情報に基づいて機器内の部品の故障の有無を自動的に
判断する。機器の内部情報に基づいて判断できるため、
判断が正確、迅速且つ容易となる。
【0025】また、この装置においても、機器に模擬動
作を行わせるようにした場合は、実際の模擬動作から故
障の有無を確認できるため、判断が一層正確になる。
【0026】本発明の第3の側面に従う故障診断装置に
よれば、外部装置は、機器の内部情報に基づいて、まず
不具合現象の有無を判断し、次に、有りと判断した不具
合現象に関して、その原因となった可能性のある部品に
ついて、その故障の有無を判断する。このように、判断
項目を段階的に絞り込んでいくことにより、能率的に最
終的な故障部品の特定に至ることができる。しかも、サ
ービスマンの技量に左右されずに能率的な診断が可能で
ある。
【0027】また、本発明の第4の側面に従う故障診断
装置によれば、自動診断に対応できない従来型の機器に
関しても、マニュアル診断モードによって診断手順が示
されるため、サービスマンの技量によらずに能率的で精
度の高い診断を行うことができる。
【0028】また、以上のような外部装置を用いること
により、機器の内部情報を外部装置に記憶してサービス
センタ等に持ち帰ることができるため、その内部情報に
基づいてデータベースを構築し、顧客サービス等に活用
できるというメリットもある。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。
【0030】図1は、本発明の一実施例に係る給湯機の
故障診断装置を示す。
【0031】上記装置は、図示のように、給湯機1と、
この給湯機1の故障診断を行うための外部装置3とから
構成される。尚、外部装置3としては携帯容易な小型の
コンピュータが適しており、本実施例ではいわゆる電子
手帳を用いる。
【0032】給湯機1は、給湯機内の可動部品のアクチ
ュエータ(以下、単に「アクチュエータ」という)5、
これらアクチュエータ5を制御する本体コントローラ
7、本体コントローラ7によって認識された過去の不具
合履歴を記憶する不具合履歴記憶部9、及び本体コント
ローラ7と外部装置3との通信を行う送受信部11を備
える。
【0033】一方、外部装置3は、サービスマンが命令
やデータを入力するための操作部13、サービスマンに
必要な情報を提示する表示部15、操作部13からの入
力情報を解釈したり表示部15に表示すべき情報を作成
する指令/データ入出力部17、給湯器1との通信を行
う送受信部19、給湯器1から受信した情報に基づいて
故障診断を行う不具合現象判断部21、及び故障診断の
ための各種シーケンスがプログラムされた不具合現象シ
ーケンス記憶部23を備えて入る。この外部装置3と給
湯器1とは、所定規格のケーブルにより接続されて各々
の送受信部11、19を通じて通信を行う。
【0034】次に給湯機1につき詳述する。
【0035】給湯機各部のアクチュエータ5としては、
例えば、バーナと接続するガス配管系統の比例弁や電磁
弁を駆動するための装置、通水配管系統の比例弁や電磁
弁を駆動するための装置、燃焼室に空気を供給するファ
ンを駆動するためのファンモータ等が挙げられる。
【0036】不具合履歴記憶部9は、給湯機1で過去に
発生した不具合(例えば、燃料ガスの不着火、ファンエ
ラー、通信エラー等)に関する履歴を記憶している。
【0037】送受信部11は、外部装置3から送られた
故障診断に係る指令やデータを受信して本体コントロー
ラ7に渡し、また、本体コントローラ7から出力された
不具合履歴や模擬動作の結果等に係るデータ等を外部装
置3に送信するものである。
【0038】本体コントローラ7は、給湯器1のリモー
トコントローラや各種センサ(いずれも図示省略)から
の情報に基づいてアクチュエータ5を制御するためのも
のである。この本体コントローラ7の動作モードには、
給湯器1を通常に運転する通常運転モードの他に、外部
装置3からの指令によって不具合履歴を外部装置3に送
ったり指示された模擬動作を行ってその結果を外部装置
3に返したりする診断モードが用意されている。
【0039】次に、外部装置3につき詳述する。
【0040】操作部13は電子手帳のキーボードであっ
て、それを用いて自動診断モードやマニュアル診断モー
ドの設定、診断に必要なデータや指令の入力等が行われ
る。
【0041】尚、自動診断モードとは、後に詳細に説明
するように、外部装置3と給湯機1とが通信を行いなが
ら診断を全て自動的に行うモードであり、これは不具合
履歴の記憶機能や模擬動作の実行機能等の自動診断に必
要な機能を備えた給湯機を対象とした時に利用すること
ができる。一方、マニュアル診断モードとは、外部装置
3がサービスマンに対し診断の指針を表示し、給湯機に
対する操作やチェックはサービスマンが従来と同様にマ
ニュアルで行うもので、上記した機能を持たない従来型
の給湯機に対して利用するものである。
【0042】表示部15は電子手帳の液晶表示器であっ
て、後述するような各種メニュー画面や入力データや診
断結果等を表示するものである。
【0043】指令/データ入出力部17は、操作部13
から入力された指令やデータを認識して送受信部19に
送ったり表示部15に表示したり、送受信部19から送
られた情報を表示部15に表示したりするための処理を
行う。
【0044】送受信部19は、指令/データ入出力部1
7と不具合現象判断部21と給湯機1との間の通信を制
御するもので、例えば、指令/データ入出力部17から
の指令やデータを給湯機1に送ったり不具合現象判断部
21に渡したり、給湯機1からの情報を不具合現象判断
部21に渡したり指令/データ入出力部17に送った
り、不具合現象判断部21からの情報を給湯機1に送っ
たり指令/データ入出力部17に送ったりする。
【0045】不具合現象シーケンス記憶部23は、自動
診断及びマニュアル診断を行うための種々のシーケンス
を記憶している。例えば、自動診断のためのシーケンス
としては、給湯機から不具合履歴を読み出して故障の種
類や発生頻度を調べるシーケンス、不具合履歴から明ら
かになった故障の種類毎に対応する模擬動作を給湯機に
実行させ、その結果から故障の可能性のある部品をピッ
クアップするシーケンス、ピックアップされた部品に関
する情報を給湯機から吸い上げて故障の可能性の高い部
品を特定するシーケンス、特定した部品について対応す
る模擬動作を給湯機1に実行させ、その結果からその部
品の故障の有無を確定するシーケンス等がある。また、
マニュアル診断のためのシーケンスとしては、サービス
マンが実施したい作業(例えば、特定の故障に対する原
因調査、給湯機各部の動作チェック等)毎に、その作業
の手順を作業の進行に伴って対話式にサービスマンに提
示して行き、最後に作業結果を出力するシーケンス等が
ある。
【0046】不具合現象判断部21は、不具合現象シー
ケンス記憶部23内のシーケンスに従って自動診断やマ
ニュアル診断の処理を行うものである。例えば、自動診
断モードにおいては、給湯機1から不具合履歴を読出し
表示させ、表示された不具合履歴の各々について、原因
調査のための模擬動作を給湯機1に指令し、給湯機1か
らの模擬動作結果から故障の可能性のある部品をピック
アップし、それら部品の各々について情報を給湯機1か
ら読出し、故障可能性の高い部品を特定し、その部品の
故障有無を確認する模擬動作を給湯機1に指令し、その
結果からその部品の故障有無を判断する、といった処理
を行う。また、マニュアル診断モードにおいては、サー
ビスマンが要求した作業に関し、まず、サービスマンが
最初に行うべき手続きを表示し、その手続きの結果がサ
ービスマンから入力されると、その結果に応じて次に行
うべき手続を表示し、その結果に応じて更に次に行うべ
き手続きを表示し、…というように対話式に手続を順次
表示し、最後に以上の結果に基づいて故障原因を特定し
表示する、といった処理を行う。
【0047】図2は、外部装置3の不具合現象判断部2
1が自動診断を行うときの全体的処理流れを示す。
【0048】まず、給湯機1の本体コントローラ7に対
し、不具合履歴記憶部9内の不具合履歴を読み出すため
のリード(READ)指令を出力する(ステップS10
1)。ここで、リード指令とは、給湯機1のメモリ内に
記憶されている情報の中から、任意に指定した情報を読
出し外部装置3に送ることを本体コントローラ7に要求
する指令の総称である。
【0049】次に、本体コントローラ7から不具合履歴
が送られてくると、その不具合履歴中から、今後も再発
するか否か確認すべき故障を選定する(ステップS10
2)。これは、例えば、過去の発生頻度の高い故障ほ
ど、又は、所定の重大な故障ほど、確認の必要性が高い
と判断して第1順位に選定するといった方法で行う。
【0050】次に、その選定した故障の再発を確認する
ための模擬動作を行うための動作リード指令を本体コン
トローラ7に送信する(ステップS103)。ここで、
動作リード指令とは、任意の指定した模擬動作を実行
し、その実行中又は実行直後、本体コントローラ7のワ
ークエリア中に記憶されている情報の内、任意に指定し
た情報を読出し外部装置3に送ることを本体コントロー
ラ7に要求する指令の総称である。
【0051】次に、本体コントローラ7から動作リード
指令に応じた情報が送られてくると、この情報に基づい
て不具合が再発したか否かを確認する(ステップS10
4)。この確認の結果、不具合再発と判断すると、その
原因となる故障を起こした可能性がある給湯機1内の複
数の部位(部品)に関する情報をワークエリアから読出
すために、リード指令を本体コントローラ7に伝送する
(ステップS105)。
【0052】次に、本体コントローラ7から故障可能性
のある部品の情報が送られてくると、これに基づき故障
発生の可能性の高い部品を絞り込み(ステップS10
6)、その部品の中から診断を行うべき部品を選定し
(ステップS107)、選定した部品の故障診断に必要
な模擬動作を行うための動作リード指令を本体コントロ
ーラ7に送信する(ステップS108)。
【0053】次に、この動作リード指令に応じて本体コ
ントローラ7から送られた情報に基づいて、その選定し
た部品が故障か否かを判定する(ステップS109)。
【0054】図3及び図4は、上記の処理を、ファンエ
ラーが発生した場合を例にとり詳細に示したフローチャ
ートである。また、図5はこの時の外部装置3と給湯機
1間で通信される信号内容及び外部装置3の表示画面を
示す。
【0055】図3に示すように、自動診断を行う場合、
サービスマンはまず、外部装置3と給湯機1とを所定規
格のケーブルで接続する(ステップS121)。この場
合、ケーブルのコネクタと機器のコネクタとを結合する
だけでよいので、接続操作は容易であり、かつ、接続間
違えの可能性が殆どない。次に、サービスマンは、操作
部13より自動診断モードを設定し不具合診断処理をス
タートさせる(ステップS122)。
【0056】診断処理がスタートすると、まず、外部装
置3では図5の符号25で示す画面が表示され、給湯機
1の不具合履歴を読み出すためのリード指令が本体コン
トローラ7に伝送される(ステップS123)。次に、
このリード指令に対する本体コントローラ7からの送信
内容に基づき、不具合履歴が記憶されているか否かをチ
ェックする(ステップS124)。このチェックの結
果、不具合履歴が記憶されてなければ、図5の符号29
で示す画面を表示部15に表示し(ステップS12
5)、自動診断モードを終了する(ステップS12
6)。
【0057】一方、ステップS124において、不具合
履歴が記憶されている場合は、図5の符号27で示す不
具合現象一覧表を表示部15に表示する(ステップS1
27)。この後に、サービスマンが不具合現象一覧表2
7中の診断スイッチをオンすると、一覧表27中発生頻
度の高い順で各不具合現象の診断を開始する(ステップ
S128)。
【0058】ここでは、ファンエラーが最も発生頻度が
高いものとすると、まず、ファンエラーに対応する所定
の動作リード指令を本体コントローラ7に出力する(ス
テップS129)。この動作リード指令の指令内容は、
例えば、給湯運転ONと同じ模擬動作(これによりファ
ンの回転や着火が行われる)を行って、その時のファン
モータの実回転数をワークエリアから読み出して外部装
置3に送信することである。
【0059】この動作リード指令を受けると、本体コン
トローラ7が給湯運転の模擬動作を行い、その時のファ
ンモータの実回転数を確認し外部装置3へ送ってくる
(ステップS130)。この模擬動作の間、外部装置3
では図5の符号31で示す画面が表示される。
【0060】本体コントローラ7からファンモータの回
転数を示す信号が外部装置3に入力されると、この回転
数信号が異常か否かをチェックする(ステップS13
1)。このチェックの結果、異常なしと判断すると、図
5の符号35で示す画面を表示し(ステップS13
2)、次順位の不具合現象である不着火についての自動
診断に移行する(ステップS133)。
【0061】一方、ステップS131において、回転数
信号に異常ありと判断すると、図5の符号33で示すフ
ァンエラー原因となる故障可能性部品の一覧表を表示す
る(ステップS134)。その後、サービスマンが一覧
表33内の診断スイッチをオンすると、一覧表33中可
能性の高い順に故障部品を特定するための作業を開始す
る(ステップS135)。ここで、最も故障可能性の高
い部品がファンモータであると、まずファンモータの故
障チェックのためにその負荷電流値をワークエリアから
読み出すリード指令を本体コントローラ7に伝送する
(ステップS136)。
【0062】このリード指令を受けて、本体コントロー
ラ7は、ファンモータの負荷電流値をワークエリアから
読出し、ファンモータ負荷電流信号を外部装置3に伝送
する(ステップS137)。この負荷電流信号を入力す
ると、不具合現象判断部21は、その負荷電流値が異常
か否かをチェックする(ステップS138)。このチェ
ックの結果、異常なしと判断すると、図5の符号41で
示す画面を表示部15に表示し、次に第2順位の故障可
能性部品であるホールICについて同様のリード指令に
よるチェックを行う(ステップS139)。
【0063】一方、ステップS138において、負荷電
流信号に異常ありと判断すると、図5の符号37で示す
モータの故障診断を行うか否かのメッセージ画面を表示
部15に表示する(ステップS140)。その後、サー
ビスマンが画面37内の診断スイッチをオンすると、フ
ァンモータの故障診断のための作業を開始する(ステッ
プS141)。
【0064】まず、ファンモータの最低回転数時及び最
高回転数時における電流値データ、電圧値データ、ファ
ン回転数データを確認するために、ファンモータを最低
回転数及び最高回転数で駆動してその時の上記データを
ワークエリアから読み出すための動作リード指令を本体
コントローラ7に伝送する(ステップS142)。
【0065】このリード指令を受けて、本体コントロー
ラ7は、ファンモータを駆動し上記データを読出し外部
装置3に伝送する(ステップS143)。これらデータ
を入力すると、不具合現象判断部21は、これらデータ
に異常があるか否かをチェックする(ステップS14
4)。このチェックの結果、異常なしと判断すると、前
述したステップS139に移行する。
【0066】一方、ステップS144において、上記デ
ータに異常ありと判断すると、図5の符号39で示す診
断結果のメッセージ画面を表示部15に表示する(ステ
ップS145)。この後、次順位の不具合現象である不
着火と更に次順位の不具合現象である通信エラーについ
て、同様の自動診断に移行することとなる(ステップS
146)。
【0067】次に、マニュアル診断モードの動作を、フ
ァン機能チェックを行う場合を例に取り図6及び図7を
参照して説明する。
【0068】まず、サービスマンが外部装置3をマニュ
アル診断モードに設定すると、図6の符号43で示すよ
うな、特定の不具合現象の診断や各部の機能チェック等
の作業項目を示したメニュー画面が表示部15に表示さ
れる。次に、サービスマンがこのメニュー画面43内の
例えば機能チェックの項目を選択すると、次に、図6の
符号45で示すような、機能チェックの対象となる給湯
機内各部品をリストしたメニュー画面が表示部15に表
示される。
【0069】次に、このメニュー画面45に表示された
各部品中、例えば、ファンを選択すると、図6の符号4
7で示すような、ファンモータが回転しているか否かを
チェックすることを要求する指示画面が表示部15に表
示される。この指示に基づいてサービスマンが給湯機1
を運転状態にしてファンモータが回転しているか否かを
実際にチェックし、そのチェック結果を操作部13より
YESかNOで外部装置3に入力する。例えば、ファン
モータが回転しているならば、サービスマンは図6の符
号49で示す回答画面よりYESボタンを押す。
【0070】続いて、サービスマンが操作部13より次
手順への進行を指令すると、図6の符号51で示す最低
回転数の測定を指示する指示画面が表示部15に表示さ
れる。この指示に従ってサービスマンがファンモータの
最低回転数を測定し、その測定値を、操作部13のテン
キー等より外部装置3に入力する。例えば、回転数測定
値が1000rpmである場合には、この1000rp
mが入力され、これにより、図6の符号53で示す入力
値確認画面が表示部15に表示される。
【0071】続いて、次手順への進行を指令すると、図
6の符号55で示す最低回転数時の電圧測定を指示する
指示画面が表示部15に表示される。この指示に従って
サービスマンがファンモータの最低回転数時の電圧を測
定し、その測定値を、操作部13から外部装置3に入力
する。例えば、電圧測定値が12Vである場合には、こ
の12Vが入力され、これにより、図6の符号57で示
す入力値確認画面が表示部15に表示される。
【0072】続いて次手続への進行を指令すると、図7
の符号59で示す最高回転数の測定を指示する指示画面
が表示部15に表示される。この指示に従って、サービ
スマンが最高回転数を測定し、その測定値を、操作部1
3から外部装置3に入力する。
【0073】以下、同様にして最高回転数時の電圧測
定、電流測定、ホールICの電圧測定等の手順を順次実
行し、それらの手順が全て完了すると、図7の符号73
で示す判定を行うか否かを問うメッセージ画面が表示部
15に表示される。
【0074】この画面内の判定スイッチをオンすると、
不具合現象判断部21が今までの測定結果に基づいて故
障判定のシーケンスを実行し、その判定結果を図7の符
号75で示すような画面により表示する。以上でファン
機能のマニュアル診断が終了する。
【0075】以上説明した実施例によれば、給湯機1の
故障診断を行う場合、規格ケーブルを用いて外部装置3
と給湯機1とを接続するだけでよいため、接続作業に手
間と時間を要せず且つ誤接続の可能性もほとんどない。
また、自動診断モードでは、給湯機1の本体コントロー
ラ7に対して不具合履歴の読出しや必要な模擬動作の実
行や模擬動作結果の読出し等を要求して、それにより得
た本体コントローラ7の内部情報に基づいて所定の診断
シーケンスに従い自動的に故障診断するので、サービス
マンの技量に関係なく常に容易、迅速、正確に故障診断
を行うことができる。
【0076】また、マニュアル診断モードを設けている
ため、自動診断モード対応仕様でない従来型の給湯機に
対しても故障診断が行え、しかもマニュアル診断モード
では、診断手順が診断の進行に従って順次表示されるの
で、未熟練のサービスマンであっても容易且つ正確に故
障診断を行うことができる。
【0077】更に、診断を行った際に外部装置3に入力
された各種の情報を外部装置3に蓄積しておき、後にこ
の蓄積情報をサービスセンタ等のホストコンピュータに
蓄積させることによって、データベースを構築すること
ができ、このデータベースを、給湯機のメンテナンスの
ための顧客データ管理システムの構築に役立てることも
可能である。
【0078】図8は、本発明の他の実施例に係る給湯機
の故障診断装置を示す。
【0079】この装置は、顧客側に設置された給湯機8
1及び電話機87、サービスセンタ等に設置されたホス
トコンピュータ83、ホストコンピュータ83を電話回
線に結合するためのモデム85から構成される。ここで
は、診断の処理を行うものとして遠隔のホストコンピュ
ータ83が利用され、電話回線を通じてホストコンピュ
ータ83と給湯機81とが通信することを特徴とする。
【0080】給湯機81は、図1の給湯機1と同様に、
アクチュエータ89、本体コントローラ91及び不具合
履歴記憶部93を備える他、電話機87に対して音声に
よりデータを送受するための音声認識部95を備える。
この音声認識部95を除く各部は、図1の給湯機1各部
と同様の構成となっている。
【0081】上記構成において、ホストコンピュータ8
3から出力された指令やデータは、モデム85において
音声信号に変換され、電話回線及び電話機87を通じて
給湯機81の音声認識部95に受信される。この音声信
号は、音声認識部95において本体コントローラ91が
理解できる形式の信号に変換される。一方、本体コント
ローラ91から出力された不具合履歴や模擬動作実行結
果等のデータは、音声認識部95において音声信号に変
換された後、電話機87及び電話回線を通じてモデム8
5に受信される。この音声信号はモデム85において、
ホストコンピュータ83が理解できる形式の信号に変換
される。以上のようにしてホストコンピュータ83と給
湯機81とが通信を行いつつ、前の実施例と同様の手順
で故障診断が行われる。
【0082】この実施例では、サービスマンが顧客宅に
訪問しなくても故障診断ができると共に、ホストコンピ
ュータ83は電子手帳等より高度な診断シーケンスを実
行することが容易であるから、より一層正確な診断を行
うことが期待できる。
【0083】なお、上述した内容は、あくまで本発明の
実施例に関するものであって、本発明が上記内容にのみ
限定されることを意味するものではない。例えば、図1
の装置では、外部装置3として電子手帳を用いることと
したが、電子手帳に代えてパーソナルコンピュータや給
湯機1のリモートコントローラを用いることとしても差
し支えない。また、図1及び図8の装置では、不具合履
歴記憶部9(93)を給湯機1(81)側に設けること
として説明したが、外部装置3やホストコンピュータ8
3側に設けることとしても差し支えない。
【0084】また、自動診断モードとマニュアル診断モ
ードの選択は、図9に示すような判断処理により自動化
してもよい。即ち、外部機器を給湯機に接続した時、外
部機器では、給湯機の本体コントローラに通信して、そ
れが自動診断モードに対応した仕様であるか否か(即
ち、リード指令や動作リード指令に対して正しい応答動
作が行えるか)をチェックし、対応仕様であれば自動診
断モードを選択し、対応仕様でなければマニュアル診断
モードを選択する。
【0085】また、本発明は、給湯機以外の種々の機器
に対してもこれを適用することができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機器の故障診断をサービスマンの技量に委ねることな
く、容易、迅速且つ正確に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る機器の故障診断装置の
全体構成を示したブロック図。
【図2】図1の装置が自動診断を行う時の全体的動作を
示すフローチャート。
【図3】図1の装置の自動診断の動作を、ファンエラー
の場合を例にとり具体的に示したフローチャート。
【図4】図1の装置の自動診断の動作を、ファンエラー
の場合を例にとり具体的に示したフローチャート。
【図5】図3、図4の動作に伴って表示される画面及び
通信される信号内容を示した説明図。
【図6】図1の装置がマニュアル診断を行う時の表示画
面及び通信信号内容を、ファン機能チェックの場合を例
にとり具体的に示した説明図。
【図7】図1の装置がマニュアル診断を行う時の表示画
面及び通信信号内容を、ファン機能チェックの場合を例
にとり具体的に示した説明図。
【図8】本発明の他の実施例に係る機器の故障診断装置
の全体構成を示したブロック図。
【図9】本発明の変形例の処理動作を示したフローチャ
ート。
【符号の説明】
1、81 給湯機 3 外部装置 5、89 アクチュエータ 7、91 本体コントローラ 9、93 不具合履歴記憶部 11 送受信部 13 操作部 15 表示部 17 指令/データ入出力部 19 送受信部 21 不具合現象判断部 23 不具合現象シーケンス記憶部 83 ホストコンピュータ 85 モデム 87 電話機 95 音声認識部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 健一郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 大神 芳浩 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の動作を制御する制御手段を備えた
    機器に適用される故障診断装置において、 前記制御手段と通信可能に接続され得る外部装置を備
    え、この外部装置が、 不具合現象の有無を判断するために必要な情報を前記制
    御手段のメモリから読み出して前記外部装置へ送信する
    ことを、前記制御手段に対して指令する不具合現象情報
    読出し指令手段と、 前記制御手段から前記情報を受信して、不具合現象の有
    無を判断する判断手段と、 を有することを特徴とする機器の故障診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の故障診断装置において、 前記不具合現象情報読出し指令手段が、前記不具合現象
    の有無を判断するための模擬動作の実行と、この模擬動
    作の実行結果の返送とを、前記制御手段に対して指令す
    る模擬動作指令手段を含むことを特徴とする機器の故障
    診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の機器の故障診断装置にお
    いて、 前記機器又は前記外部装置に設けられた、前記機器の不
    具合履歴を記憶する不具合履歴記憶手段を更に備え、 前記外部装置が、前記不具合履歴記憶手段から前記不具
    合履歴を読出し、この読み出した不具合履歴に基づいて
    診断すべき不具合現象を特定する不具合現象特定手段を
    更に有し、 前記不具合情報読出し指令手段及び前記判断手段が、前
    記特定された不具合現象の有無を判断するために働くこ
    とを特徴とする機器の故障診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の故障診断装置にお
    いて、 前記外部装置が、 前記判断手段により有りと判断された不具合現象に関
    し、この不具合現象の原因となった可能性のある部品を
    特定する部品特定手段と、 前記特定した部品の制御に関する情報を前記制御手段内
    のメモリから読出して前記外部機器に送信することを、
    前記制御手段に対して指令する部品情報読出し指令手段
    と、 前記制御手段から前記部品の制御に関する情報を受信し
    て、前記選定した部品の故障の有無を判断する故障判断
    手段と、を有することを特徴とする機器の故障診断装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の故障診断装置において、 前記部品情報読出し指令手段が、前記特定した部品の故
    障の有無を判断するための模擬動作の実行と、この模擬
    動作における前記特定した部品の制御に関する情報の返
    送とを、前記制御手段に対して指令する手段を含むこと
    を特徴とする機器の故障診断装置。
  6. 【請求項6】 機器の動作を制御するための制御手段を
    備えた機器に適用される故障診断装置において、 前記制御手段と通信可能に接続され得る外部装置を備
    え、この外部装置が、 部品の制御に関する情報を前記制御手段内のメモリから
    読出し前記外部機器に送信することを、前記制御手段に
    対して指令する情報読出し指令手段と、 前記制御手段から前記部品の制御に関する情報を受信し
    て、前記部品の故障の有無を判断する故障判断手段と、
    を有することを特徴とする機器の故障診断装置。
  7. 【請求項7】 機器の動作を制御するための制御手段を
    備えた機器に適用される故障診断装置において、 前記制御手段と通信可能に接続され得る外部装置を備
    え、この外部装置が、 不具合現象の有無を判断するために必要な第1の情報の
    提供を、前記制御手段に対して要求する第1の情報要求
    手段と、 前記制御手段から前記第1の情報を受信して、前記不具
    合現象の有無を判断する不具合現象判断手段と、 前記不具合現象判断手段により有りと判断された不具合
    現象について、この不具合現象の原因となった可能性の
    ある部品の故障の有無を判断するために必要な第2の情
    報の提供を、前記制御手段に対して要求する第2の情報
    要求手段と、 前記制御手段から前記第2の情報を受信して、前記部品
    の故障の有無を判断する手段と、を有することを特徴と
    する機器の故障診断装置。
  8. 【請求項8】 機器の動作を制御するための制御手段
    を備えた機器に適用される故障診断装置において、 前記制御手段と通信可能に接続され得る外部装置を備
    え、この外部装置が、 前記制御手段と通信することにより、故障診断に必要な
    情報を前記制御手段から受信して、この受信した情報に
    基づき自動的に故障診断を行う自動診断手段と、 前記故障診断をマニュアルで行うための手順をサービス
    マンに提供するマニュアル診断手段と、を備えることを
    特徴とする機器の故障診断装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の機器の故障診断装置にお
    いて、 前記制御手段が前記自動診断手段に対応できるか否かを
    判断して、前記自動診断手段及び前記マニュアル診断手
    段の一方を選択する手段を更に備えることを特徴とする
    故障診断装置。
  10. 【請求項10】 機器の動作を制御するための制御手段
    を備えた機器に適用される故障診断方法において、 前記制御手段に対して通信可能に外部装置を接続する過
    程と、 不具合現象の有無を判断するために必要な第1の情報
    を、前記制御手段から前記外部装置に送る過程と、 前記外部装置において、前記制御手段からの前記第1の
    情報に基づいて、前記不具合現象の有無を判断する過程
    と、 前記判断過程により有りと判断された不具合現象につい
    て、この不具合現象の原因となった可能性のある部品の
    故障の有無を判断するために必要な第2の情報を、前記
    制御手段から前記外部装置に送る過程と、 前記外部装置において、前記制御手段からの前記第2の
    情報に基づいて、前記部品の故障の有無を判断する過程
    と、を有することを特徴とする機器の故障診断方法。
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