JP3238902B2 - 給湯機の故障診断システム - Google Patents
給湯機の故障診断システムInfo
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Description
断システムに関する。
品が増加し、特に、電子制御部やセンサ等が増加し、制
御基板の複雑化に加え、基板外の機能部品やセンサと接
続するために基板上のコネクタ類も増加している。この
ような給湯機に不都合が発生した場合、その原因を突き
止めるには、人的な要因の他、給湯機内の機能部品等の
故障部位を特定することが必要であり、その診断時間は
機能部品数に応じて増加し、また、多くの経験や勘を必
要とする。例えば、サービスマンは、故障部位の特定用
マニュアルを参照して故障箇所を捜し、大まかな故障箇
所を特定の後、部品交換をして動作確認を行い、動作不
良の場合には、更に他の部品を交換し、再び動作確認を
行うことを繰り返すことが行われている。
サービスマンの故障診断及び修理の作業能率は、サービ
スマンの経験や勘によって大きく異なっている。そのた
め、経験の少ないサービスマンでは完全な故障診断がし
難く、仮にできたとしても故障箇所に到達するのに多く
の時間を要するものである。
ビスマンの経験や勘に頼る手法に問題があり、故障状況
と故障箇所の関係や、故障箇所を特定するためにどの部
分に検査器を接続すべきかは、機器の動作や動作原理を
前提として成立するものであるが、その場合、給湯機と
検査機器との配線接続は給湯機の高性能化によってより
複雑化している。高機能化した給湯機では、その故障診
断に時間がかかり、相当な経験者でも短時間に故障箇所
に到達することが困難になり、しかも、診断途上での過
誤の発生も無視することができないし、正確な診断がで
きないおそれもある。
結線状況の一例を示す。この給湯機2では、一つの制御
基板20に対して11個の主たる機能部品201、20
2、203・・・211、6個のセンサ221、222
・・・226が各機能部品201、202、203・・
・211やセンサ221、222・・・226に対応し
た端子230を通して接続されている。この給湯機2の
故障を検査すべき検査器4は、各機能部品201、20
2、203・・・211及び各センサ221、222・
・・226の接続線にコネクタ6を介在させて多数の接
続線8を以て接続されている。この例では、17組の接
続線8を必要としており、その結線関係は非常に複雑化
しており、それゆえ個々の家庭に設置された給湯機につ
いての故障の診断は非常に厄介な作業であることが窺え
る。
障症状を以て故障部位を迅速に特定し、故障修理の容易
化及び迅速化を実現した給湯機の故障診断システムを提
供することを目的とする。
診断システムは、ホストコンピュータ(21)と給湯機
(2)とを連係させ、ホストコンピュータに予め入力さ
れている給湯機に関する各種のデータの参照により、表
示手段(表示器114)には給湯機の故障症状を示すガ
イド情報、故障症状の選択により候補となる故障部位を
表示させ、故障部位を迅速に特定し、故障修理の容易化
及び迅速化を実現している。
は、故障診断すべき給湯機(2)に対応し、その故障部
位の診断プログラム及び診断データを格納したホストコ
ンピュータ(21)と、このホストコンピュータと通信
回線(電話回線22)を介して接続されるとともに前記
給湯機に接続される検査器(10)と、この検査器に設
置されて前記給湯機の故障症状を表すガイド情報、前記
検査器を接続すべき1又は2以上の故障部位、又は診断
結果を表示する表示手段(表示器114)と、前記検査
器に設置されて前記表示手段に表示された前記ガイド情
報から前記故障症状を入力する入力手段(入力スイッチ
104)と、前記ホストコンピュータ側の前記診断プロ
グラムを故障診断すべき給湯機に対応して実行させると
ともに前記診断データを参照し、前記表示手段に前記ガ
イド情報を階層的に表示させるとともに、前記入力手段
により入力した前記故障症状に基づき前記検査器を接続
すべき1又は2以上の故障部位を前記表示手段に表示さ
せ、選択された前記故障部位に前記検査器を接続して得
られる検査情報と前記診断データとから故障診断を行
い、その診断結果を前記表示手段に表示させる制御手段
(故障診断制御部100)とを備えたことを特徴とす
る。
所の特定、即ち、交換すべき機能部分の特定には、検査
器をその機能部分に接続することが必要である。そこ
で、故障を診断すべき給湯機の故障症状を検査開始前に
検査器の入力手段で選択する。ホストコンピュータに予
め入力されているその給湯機に関する各種のデータを参
照し、表示手段には給湯機の故障症状を示すガイド情
報、故障症状の選択により候補となる故障部位を表示さ
せる。検査者はその表示を確認して給湯機の特定された
故障部位に検査器を接続し、その後、一連の故障部位の
特定のための動作検査を行うことにより、故障部位を突
き止めることができ、その故障部位の機能部品を交換す
る。
において、前記通信回線は、電話回線、電波、音波、光
等の通信媒体であることを特徴とする。即ち、複雑化し
た給湯機とホストコンピュータとを各種の通信媒体を以
て連係させることにより、故障診断を情報処理で迅速か
つ確実に行うことができる。
形態を参照して詳細に説明する。
テムの一実施形態を示す。給湯機2は、故障を診断すべ
き被診断対象であり、この給湯機2に対して故障診断及
び故障部位の検査を行う検査器10が設置されている。
この検査器10には、給湯機2の故障症状、即ち、故障
状況から故障診断を行うとともに、給湯機2との結線に
よって故障部位、即ち、故障箇所の検査を行う診断手段
として故障診断制御部100が設置されている。この故
障診断制御部100には種々のデータを入力すべき入力
部102が設置され、この入力部102には、故障を診
断すべき給湯機2の故障状況を入力する入力手段とし
て、入力スイッチ104が接続されている。
れた各種のデータを処理する演算手段としての中央処理
装置(CPU)106が設置されている。このCPU1
06は、読出し専用メモリ(ROM)108に書き込ま
れている診断制御プログラム、故障検査プログラム、そ
の他の固定データに基づいて必要な演算処理を行うもの
である。RAM110は、CPU106の演算途上のデ
ータや、入力部102に取り込まれた故障状況等を表す
データ等が一時的に書き込まれる随時書込み可能なメモ
リである。そして、入力部102、CPU106、RO
M108及びRAM110はバス112で連係されてい
る。
断結果等の各種のデータを表示する表示手段として表示
器114が接続されている。この表示器114は、LC
D表示器、その他のディスプレイで構成される。
ように、その前面部に入力スイッチ104及び表示器1
14が設置され、入力スイッチ104は図3に示すよう
に、「YES」、「NO」、「0」〜「9」の符号を付
した複数の押釦スイッチで構成されている。また、表示
器114には、図4や図5に示すように、故障診断結果
や入力データ等が表示される。
6は、故障診断制御プログラムの一例を示し、ステップ
S1では、電源スイッチの投入により初期設定が行わ
れ、データ入力の準備が行われる。次に、ステップS2
では、故障を診断すべき給湯機2の故障状況を入力スイ
ッチ104の選択によって入力する。次に、ステップS
3では、故障状況から故障箇所の判定が行われ、ステッ
プS4では、配線接続箇所の選定が行われる。ステップ
S3、S4で入力不足により故障箇所の特定が行えない
場合は、ステップS5に移行して表示器114に故障状
況の詳細を入力するための表示を行わせ、例えば、図5
に示すように表示器114に表示させて更に故障状況等
の入力を促し、故障箇所の特定に必要な入力を得る。こ
の結果、ステップS6では、給湯機2の故障状況に応じ
て検査器10の接続すべき箇所が表示器114に表示さ
れる。図4は、その場合の表示例を示し、これは点火不
良における検査器10の接続箇所を表している。
7に示すように、故障検査に必要な機能部分への接続が
行われる。即ち、図7は、給湯機2の不良状況に応じた
故障診断結果に基づいた選択結線を示す。この場合の接
続線8の結線数は6組であり、その簡略化が理解される
であろう。
ち、電磁弁部分におけるコネクタ6部分の接続構成を示
す。この場合、給湯機2には機能部品201としての電
磁弁が設置されており、制御基板20に接続されてい
る。そこで、この機能部品201に対して検査器10を
接続する場合、コネクタ6が必要となり、このコネクタ
6を介して検査器10が接続されている。検査器10に
は、スイッチSW1、SW2が設置され、スイッチSW
1、SW2の閉接点側電圧検出素子116が接続され、
また、スイッチSW2の閉接点と制御基板20との間に
は電流検出素子118が接続されている。そして、電圧
検出素子116、電流検出素子118から得られる検出
データは、故障診断制御部100における入力部102
に入力される。なお、コネクタ6のa、b、c、dは接
続接点を示す。これは、機能部品201としての電磁弁
に接続した場合であり、その電磁弁に流れる電流と電圧
が同時に測定でき且つ給湯機2の信号とは関係なく検査
器10の指示により電磁弁のオン/オフが行えるように
なっている。したがって、特定の電圧及び電流が得られ
ない場合、電磁弁201は不良と診断される。
電圧以外にもセンサに応じて抵抗値、周波数等が測定で
き、場合によってはセンサに電圧を加えたり、電流を流
したりすることも可能である。
診断システムの他の実施形態を示す。前記実施形態で
は、検査器10の内部に故障診断制御部100が設置さ
れ、この故障診断制御部100のみで給湯機2の故障箇
所の判定ないし特定を行うようにしたが、この実施形態
は、検査器10に内蔵された故障診断制御部100と故
障診断センタに設置された主処理装置としてのホストコ
ンピュータ21とを電話回線22を通して連係させるこ
とにより、ホストコンピュータ21に格納されている診
断プログラムや診断データを参照しながら総合的な故障
診断を実現したものである。このような故障診断システ
ムでは、新製品や旧製品等のデータを迅速に参照して故
障診断を行うことができ、幅広い故障診断を行うことが
できる。
を用いた場合について説明したが、データを伝達するた
めの通信媒体としては、光、電波等の各種のデータ伝達
媒体を利用することができる。
ば、次のような効果が得られる。 a.高機能化、複雑化した給湯機の故障診断の容易化と
ともに、信頼性の高い故障診断及び修理を実現できる。 b.検査のための給湯機と検査器との配線数を削減で
き、結線作業を単純化できるとともに、結線の単純化に
よって結線誤りを防止できる。 c.新製品の場合、検査器のプログラムの変更で対応で
きるので、サービスマンの負担が軽減され、サービスマ
ンの経験や勘に左右されることがなく、故障診断及び修
理が簡易化できる。 d.検査器の入出力が少なくてすむので、給湯機の制御
基板のコネクタ、機能部品、センサ等の共通化によって
検査器の簡略化を図ることができる。 e.ホストコンピュータと連係される検査器により、故
障状況の入力と必要配線箇所の表示以外に、検査器自身
では確認できない項目、例えば、ガスや水が供給されて
いるか、点火器が点火しているか等の確認を促すことが
でき、検査器自身ではできないことまでも十分に配慮で
き、信頼性の高い総合的な故障診断を行うことができ
る。
形態を示すブロック図である。
形態である検査器を示す図である。
の入力スイッチの構成を示す図である。
の表示器の表示を示す図である。
の表示器の表示を示す図である。
形態を示すフローチャートである。
接続関係を示すブロック図である。
接続関係を示す具体的な回路構成例を示す回路図であ
る。
施形態を示すブロック図である。
す回路図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 故障診断すべき給湯機に対応し、その故
障部位の診断プログラム及び診断データを格納したホス
トコンピュータと、 このホストコンピュータと通信回線を介して接続される
とともに前記給湯機に接続される検査器と、 この検査器に設置されて前記給湯機の故障症状を表すガ
イド情報、前記検査器を接続すべき1又は2以上の故障
部位、又は診断結果を表示する表示手段と、 前記検査器に設置されて前記表示手段に表示された前記
ガイド情報から前記故障症状を入力する入力手段と、 前記ホストコンピュータ側の前記診断プログラムを故障
診断すべき給湯機に対応して実行させるとともに前記診
断データを参照し、前記表示手段に前記ガイド情報を階
層的に表示させるとともに、前記入力手段により入力し
た前記故障症状に基づき前記検査器を接続すべき1又は
2以上の故障部位を前記表示手段に表示させ、選択され
た前記故障部位に前記検査器を接続して得られる検査情
報と前記診断データとから故障診断を行い、その診断結
果を前記表示手段に表示させる制御手段と、 を備えた ことを特徴とする給湯機の故障診断システム。 - 【請求項2】 前記通信回線は、電話回線、電波、音
波、光等の通信媒体であることを特徴とする請求項1記
載の給湯機の故障診断システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22116798A JP3238902B2 (ja) | 1991-04-22 | 1998-08-05 | 給湯機の故障診断システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22116798A JP3238902B2 (ja) | 1991-04-22 | 1998-08-05 | 給湯機の故障診断システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3118075A Division JP2846140B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 給湯機故障診断システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11134019A JPH11134019A (ja) | 1999-05-21 |
JP3238902B2 true JP3238902B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=16762532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22116798A Expired - Fee Related JP3238902B2 (ja) | 1991-04-22 | 1998-08-05 | 給湯機の故障診断システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3238902B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6728600B1 (en) * | 2000-06-08 | 2004-04-27 | Honeywell International Inc. | Distributed appliance control system having fault isolation |
JP6322566B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2018-05-09 | リンナイ株式会社 | 異常表示システム |
-
1998
- 1998-08-05 JP JP22116798A patent/JP3238902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11134019A (ja) | 1999-05-21 |
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