JP2000206166A - Ecu機能検査装置の評価システム - Google Patents
Ecu機能検査装置の評価システムInfo
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- JP2000206166A JP2000206166A JP11005412A JP541299A JP2000206166A JP 2000206166 A JP2000206166 A JP 2000206166A JP 11005412 A JP11005412 A JP 11005412A JP 541299 A JP541299 A JP 541299A JP 2000206166 A JP2000206166 A JP 2000206166A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ECUの機能検査装置の評価を効率的に行
う。 【解決手段】 コントローラ32がリレーボックス22
に不良モードを指示して、リレーをオンオフして、EC
Uボード16と各部品28の端子間における不良状態を
発生する。この状態で、機能検査装置10によりECU
ボード16および実装部品28の検査を行う。コントロ
ーラ32は、リレーボックス22により、各種の不良状
態を順次発生させて検査を行い、機能検査装置10の機
能を評価する。
う。 【解決手段】 コントローラ32がリレーボックス22
に不良モードを指示して、リレーをオンオフして、EC
Uボード16と各部品28の端子間における不良状態を
発生する。この状態で、機能検査装置10によりECU
ボード16および実装部品28の検査を行う。コントロ
ーラ32は、リレーボックス22により、各種の不良状
態を順次発生させて検査を行い、機能検査装置10の機
能を評価する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボード上に複数の
部品を実装したECUの機能検査を行う機能検査装置に
ついて、その機能検査装置がエラーを検出できるかを評
価するECU機能検査装置の評価システムに関する。
部品を実装したECUの機能検査を行う機能検査装置に
ついて、その機能検査装置がエラーを検出できるかを評
価するECU機能検査装置の評価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種装置には、ECU(エレ
クトロニック・コントロール・ユニット)が搭載され、
その装置における各種の動作を制御している。自動車に
おいても、エンジンの制御や、ドアロックの制御など、
各種の機器の制御にECUが利用されており、多数のE
CUが自動車に搭載されている。このようなECUによ
る制御対象は、ますます増えており、各ECUも高機能
化している。
クトロニック・コントロール・ユニット)が搭載され、
その装置における各種の動作を制御している。自動車に
おいても、エンジンの制御や、ドアロックの制御など、
各種の機器の制御にECUが利用されており、多数のE
CUが自動車に搭載されている。このようなECUによ
る制御対象は、ますます増えており、各ECUも高機能
化している。
【0003】ここで、このECUは、コンピュータと同
様の機能を有しており、CPUなどを内蔵するICチッ
プ等の各種部品を搭載して所定のデジタル処理を行う。
また、各種の信号を受け取り、動作制御用の信号を出力
する。そこで、ECUのボード上にはICチップを含む
各種の部品が実装され、これら部品の各ピンとボード上
のパッドが半田付けにより接続されている。
様の機能を有しており、CPUなどを内蔵するICチッ
プ等の各種部品を搭載して所定のデジタル処理を行う。
また、各種の信号を受け取り、動作制御用の信号を出力
する。そこで、ECUのボード上にはICチップを含む
各種の部品が実装され、これら部品の各ピンとボード上
のパッドが半田付けにより接続されている。
【0004】また、ECUの製作時には、製作されたE
CUが所望の機能を有しているかを検査する必要があ
る。この検査には、機能検査装置が利用される。この機
能検査装置は、ECUと接続してECUに所定のテスト
用信号を入力し、その応答をチェックすることでECU
の機能を試験する。特に、ECUボードと各種部品との
半田付けの不良チェックについては、機能検査装置にお
いて必ずチェックできなければならない。
CUが所望の機能を有しているかを検査する必要があ
る。この検査には、機能検査装置が利用される。この機
能検査装置は、ECUと接続してECUに所定のテスト
用信号を入力し、その応答をチェックすることでECU
の機能を試験する。特に、ECUボードと各種部品との
半田付けの不良チェックについては、機能検査装置にお
いて必ずチェックできなければならない。
【0005】そこで、機能検査装置の開発時には、半田
付け不良のチェックが十分に行えるか否かを検証するた
め、人手で半田付け不良のECUを作成し、機能検査装
置の判定結果を記録してチェックしていた。すなわち、
ICチップの不良モードに応じた数だけそれぞれ不良の
細工をしたECUを作成し、これを順次検査していた。
付け不良のチェックが十分に行えるか否かを検証するた
め、人手で半田付け不良のECUを作成し、機能検査装
置の判定結果を記録してチェックしていた。すなわち、
ICチップの不良モードに応じた数だけそれぞれ不良の
細工をしたECUを作成し、これを順次検査していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これによって、機能検
査装置の機能についての検証をすることができる。しか
し、近年のECUの高機能化に伴い、部品数や、ICチ
ップのピン数が増加し、不良についての細工の作業工数
が増大してきている。
査装置の機能についての検証をすることができる。しか
し、近年のECUの高機能化に伴い、部品数や、ICチ
ップのピン数が増加し、不良についての細工の作業工数
が増大してきている。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、機能検査装置がエラーを検出できるかを容易に評
価できるECU機能検査装置の評価システムを提供する
ことを目的とする。
あり、機能検査装置がエラーを検出できるかを容易に評
価できるECU機能検査装置の評価システムを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ECUの機能
検査を行う機能検査装置について、その機能検査装置が
エラーを検出できるかを評価するシステムであって、E
CUボードから実装部品を切り離し、部品が実装されて
いないECUボードと、配線が施されておらず部品のみ
実装されたマスターボードとを設け、ECUボードの配
線とマスターボードの部品とを複数のリレーを内蔵する
リレーボックスを介し接続し、リレーボックス内の各リ
レーのオンオフを制御すると共に、制御タイミングに同
期して、機能検査装置とECUとの間で信号の送受信を
行いECUの機能検査を行い、機能検査装置による機能
検査結果と、リレーボックスにおけるリレーのオンオフ
情報に基づいて、機能検査装置のエラー検出能力を評価
することを特徴とする。
検査を行う機能検査装置について、その機能検査装置が
エラーを検出できるかを評価するシステムであって、E
CUボードから実装部品を切り離し、部品が実装されて
いないECUボードと、配線が施されておらず部品のみ
実装されたマスターボードとを設け、ECUボードの配
線とマスターボードの部品とを複数のリレーを内蔵する
リレーボックスを介し接続し、リレーボックス内の各リ
レーのオンオフを制御すると共に、制御タイミングに同
期して、機能検査装置とECUとの間で信号の送受信を
行いECUの機能検査を行い、機能検査装置による機能
検査結果と、リレーボックスにおけるリレーのオンオフ
情報に基づいて、機能検査装置のエラー検出能力を評価
することを特徴とする。
【0009】このように、本発明によれば、リレーボッ
クス内のリレーをオンオフすることで、ECUボードと
実装部品の接続関係を任意に設定することが可能であ
る。そこで、不良モードを順次変更して、機能検査装置
による検査を行うことができる。従って、いちいち不良
のECUを作成する必要がなく、作業工数を大幅に削減
できる。特に、部品への接続数が多くても、自動的に各
不良モードを実行できるため、短時間で、動作評価の処
理を終了することができる。また、リレーボックス内に
おけるリレーの切換は自動的に行われるため、作業は各
装置の接続だけでよく、その作業は非常に簡単である。
クス内のリレーをオンオフすることで、ECUボードと
実装部品の接続関係を任意に設定することが可能であ
る。そこで、不良モードを順次変更して、機能検査装置
による検査を行うことができる。従って、いちいち不良
のECUを作成する必要がなく、作業工数を大幅に削減
できる。特に、部品への接続数が多くても、自動的に各
不良モードを実行できるため、短時間で、動作評価の処
理を終了することができる。また、リレーボックス内に
おけるリレーの切換は自動的に行われるため、作業は各
装置の接続だけでよく、その作業は非常に簡単である。
【0010】また、前記ECUボードの配線との接続及
びマスターボードとの接続は、プローブピンを利用して
行うことが好適である。この構成によって、各種のEC
Uボードや、マスターボードの形状などに左右されず
に、電気的接続が行える。また、検査対象となるECU
ボードや部品の変更も可能となる。
びマスターボードとの接続は、プローブピンを利用して
行うことが好適である。この構成によって、各種のEC
Uボードや、マスターボードの形状などに左右されず
に、電気的接続が行える。また、検査対象となるECU
ボードや部品の変更も可能となる。
【0011】さらに、前記リレーボックス内のリレーを
オンオフすることによって、ECUボードと実装部品間
の接続のオープンおよびショートの状態を生起すること
が好適である。これによって、半田付け不良に基づく、
接続のオープン、隣接配線間のショートなどを模擬して
評価することができる。
オンオフすることによって、ECUボードと実装部品間
の接続のオープンおよびショートの状態を生起すること
が好適である。これによって、半田付け不良に基づく、
接続のオープン、隣接配線間のショートなどを模擬して
評価することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0013】図1に示すように、機能検査装置10は、
テスト用の信号を発生し、その応答からECUの機能を
検査する。この機能検査装置10には、ケーブル12、
コネクタ14を介し、ECUボード16が接続されてい
る。ケーブル12は、例えばRC232Cケーブルであ
り、各種の電気信号を伝達する。コネクタ14は、EC
Uボード16に設けられた接続用ピンと接続される。E
CUボード16は、所定の回路が搭載されているが、動
作に必要なCPUを内蔵するICチップ(以下CPUチ
ップという)や、抵抗などの実装部品は取り去られてお
り、これらに接続するための配線部分(部品実装用のパ
ッドを含む)が設けられている。そして、この部品を実
装するためのパッドにプローブピン18がそれぞれ接続
され、このプローブピン18に対応するワイヤの束であ
る延長ハーネス20が接続されている。すなわち、通常
のECUであれば、部品がECUボード16上のパッド
に直接(あるいはソケットを介し)半田付けされて、両
者の接続が行われるが、ECUボード16上の各パッド
に延長ハーネス20の各ワイヤが接続される。なお、I
Cチップなどは、1つの部品であっても、これに接続さ
れる信号線は多数あり、多数のピンを有している。そこ
で、このピンに接続される独立した多数のパッドが1つ
の部品に対し設けられる。
テスト用の信号を発生し、その応答からECUの機能を
検査する。この機能検査装置10には、ケーブル12、
コネクタ14を介し、ECUボード16が接続されてい
る。ケーブル12は、例えばRC232Cケーブルであ
り、各種の電気信号を伝達する。コネクタ14は、EC
Uボード16に設けられた接続用ピンと接続される。E
CUボード16は、所定の回路が搭載されているが、動
作に必要なCPUを内蔵するICチップ(以下CPUチ
ップという)や、抵抗などの実装部品は取り去られてお
り、これらに接続するための配線部分(部品実装用のパ
ッドを含む)が設けられている。そして、この部品を実
装するためのパッドにプローブピン18がそれぞれ接続
され、このプローブピン18に対応するワイヤの束であ
る延長ハーネス20が接続されている。すなわち、通常
のECUであれば、部品がECUボード16上のパッド
に直接(あるいはソケットを介し)半田付けされて、両
者の接続が行われるが、ECUボード16上の各パッド
に延長ハーネス20の各ワイヤが接続される。なお、I
Cチップなどは、1つの部品であっても、これに接続さ
れる信号線は多数あり、多数のピンを有している。そこ
で、このピンに接続される独立した多数のパッドが1つ
の部品に対し設けられる。
【0014】延長ハーネス20は、リレーボックス22
を介し延長ハーネス24に接続されている。リレーボッ
クス22は、延長ハーネス20、24の各ワイヤに対応
したリレーを内蔵しており、延長ハーネス20、24間
の接続を制御する。すなわち、リレーボックス22内の
リレーを個別にオンオフすることで、延長ハーネス2
0、24の各ワイヤ間の電気的接続を個別にオンオフす
ることができる。更に、このリレーボックス22内に
は、各ワイヤ間をショートさせるリレーも内蔵されてお
り、ECUボード16のパッド(少なくとも隣接するパ
ッド)間をショートさせることができるようになってい
る。
を介し延長ハーネス24に接続されている。リレーボッ
クス22は、延長ハーネス20、24の各ワイヤに対応
したリレーを内蔵しており、延長ハーネス20、24間
の接続を制御する。すなわち、リレーボックス22内の
リレーを個別にオンオフすることで、延長ハーネス2
0、24の各ワイヤ間の電気的接続を個別にオンオフす
ることができる。更に、このリレーボックス22内に
は、各ワイヤ間をショートさせるリレーも内蔵されてお
り、ECUボード16のパッド(少なくとも隣接するパ
ッド)間をショートさせることができるようになってい
る。
【0015】延長ハーネス24は、マスターボード26
上の複数の部品28にプローブピン30を介し接続され
る。すなわち、マスターボード26上には、部品28が
対応するランド上に実装されているが、配線がない。そ
こで、プローブピン30により延長ハーネス24を対応
するランドに接続することで、ECUボード16にプロ
ーブピン18、延長ハーネス20、リレーボックス2
2、延長ハーネス24、プローブピン30を介し、部品
28が接続される。従って、部品28の接続されるラン
ドと、ECUボード16の対応するパッドの間にリレー
ボックス22の各リレーが位置し、両者の接続をオンオ
フしたり、隣接するパッド間をショートさせたりするこ
とができる。
上の複数の部品28にプローブピン30を介し接続され
る。すなわち、マスターボード26上には、部品28が
対応するランド上に実装されているが、配線がない。そ
こで、プローブピン30により延長ハーネス24を対応
するランドに接続することで、ECUボード16にプロ
ーブピン18、延長ハーネス20、リレーボックス2
2、延長ハーネス24、プローブピン30を介し、部品
28が接続される。従って、部品28の接続されるラン
ドと、ECUボード16の対応するパッドの間にリレー
ボックス22の各リレーが位置し、両者の接続をオンオ
フしたり、隣接するパッド間をショートさせたりするこ
とができる。
【0016】なお、マスターボード26は、基板製造工
程で作成するレジストマスクを利用し、部品が実装でき
るランドのみを作成することで容易に作成することがで
きる。そして、このマスターボード26のランドに各部
品を実装する。
程で作成するレジストマスクを利用し、部品が実装でき
るランドのみを作成することで容易に作成することがで
きる。そして、このマスターボード26のランドに各部
品を実装する。
【0017】また、このECUボード16、リレーボッ
クス22、マスターボード26の等価回路は、図2に示
すとおりであり、電気的にはリレーボックス22を介
し、部品28がECUボード16に搭載接続された形に
なっている。
クス22、マスターボード26の等価回路は、図2に示
すとおりであり、電気的にはリレーボックス22を介
し、部品28がECUボード16に搭載接続された形に
なっている。
【0018】そして、機能検査装置10には、コントロ
ーラ32が接続されており、このコントローラ32が機
能検査装置10の計測のスタートを制御すると共に、機
能検査装置10から検査結果を収集し、これを記録す
る。また、コントローラ32は、リレーボックス22に
おける各リレーのオンオフについての指示をリレーボッ
クス22に供給することで、各リレーのオンオフが制御
する。
ーラ32が接続されており、このコントローラ32が機
能検査装置10の計測のスタートを制御すると共に、機
能検査装置10から検査結果を収集し、これを記録す
る。また、コントローラ32は、リレーボックス22に
おける各リレーのオンオフについての指示をリレーボッ
クス22に供給することで、各リレーのオンオフが制御
する。
【0019】従って、コントローラ32がリレーボック
ス22内のリレーの状態を決定した後、機能検査装置1
0により、所定の検査を行わせ、その結果を受信するこ
とで、決定した状態における検査の結果をコントローラ
32において、収集することができる。そこで、各ピン
の接続不良によるオープンや、隣接ピンとのショートな
どの半田付け不良をこのリレーボックス22内のリレー
のオンオフを制御することで模擬することができる。
ス22内のリレーの状態を決定した後、機能検査装置1
0により、所定の検査を行わせ、その結果を受信するこ
とで、決定した状態における検査の結果をコントローラ
32において、収集することができる。そこで、各ピン
の接続不良によるオープンや、隣接ピンとのショートな
どの半田付け不良をこのリレーボックス22内のリレー
のオンオフを制御することで模擬することができる。
【0020】ここで、動作の手順について、図3に基づ
いて、説明する。まず、プローブピン18、30によ
り、ECUボード16とマスターボード26にプローブ
ピン18、30を接続し、リレーボックス22によっ
て、不良の模擬が行える状態にしておく。この状態にお
いて、コントローラ32は、リレーボックス22に不良
モードの指示を行う(S11)。すなわち、1パッドオ
ープン、2パッドオープン、・・・等という各パッドの
半田付け不良と、1、2パッドショート、2、3パッド
ショート、・・・等という隣接パッド間ショートの中の
1つを選択して不良モードとして指示する。これによっ
て、リレーボックス22において、対応するリレーがオ
ンオフされ、指示されたモードの不良状態が設定され
る。
いて、説明する。まず、プローブピン18、30によ
り、ECUボード16とマスターボード26にプローブ
ピン18、30を接続し、リレーボックス22によっ
て、不良の模擬が行える状態にしておく。この状態にお
いて、コントローラ32は、リレーボックス22に不良
モードの指示を行う(S11)。すなわち、1パッドオ
ープン、2パッドオープン、・・・等という各パッドの
半田付け不良と、1、2パッドショート、2、3パッド
ショート、・・・等という隣接パッド間ショートの中の
1つを選択して不良モードとして指示する。これによっ
て、リレーボックス22において、対応するリレーがオ
ンオフされ、指示されたモードの不良状態が設定され
る。
【0021】次に、コントローラ32は、機能検査装置
10に対し、計測スタートを指示する(S12)。この
指示に応じて、機能検査装置10は、所定の信号をEC
Uボード16に供給する。これによって、部品28がリ
レーボックス22を介し接続されたECUボード16が
対応する動作をし、応答が機能検査装置10に供給され
る。機能検査装置10は、この応答から各検査項目につ
いての検査結果をコントローラ32に送信する。コント
ローラ32は、検査結果を受信して、記録する(S1
3)。この検査結果は、不良モードに対応して、異常で
あったか否かの判定結果、異常であった項目(例えば、
電圧値が異常であったパッドについての情報)等を記録
する。
10に対し、計測スタートを指示する(S12)。この
指示に応じて、機能検査装置10は、所定の信号をEC
Uボード16に供給する。これによって、部品28がリ
レーボックス22を介し接続されたECUボード16が
対応する動作をし、応答が機能検査装置10に供給され
る。機能検査装置10は、この応答から各検査項目につ
いての検査結果をコントローラ32に送信する。コント
ローラ32は、検査結果を受信して、記録する(S1
3)。この検査結果は、不良モードに対応して、異常で
あったか否かの判定結果、異常であった項目(例えば、
電圧値が異常であったパッドについての情報)等を記録
する。
【0022】そして、1つのモードについての記録が終
わった場合には、すべての検査が終了したかを判定し
(S14)、終了していなければ、次の不良モードの指
示に戻り、その検査を行う。このようにして、すべての
不良モードの検査を終了した場合には、すべての不良モ
ードに対し、対応する不良が検出されたか否かを判定し
(S15)、YESであれば、機能検査装置10の検査
について問題無しの判定をし(S16)、NOであれば
問題ありとの判定をし(S17)、どの不良が検出でき
なかったかの情報を出力する。なお、S14をS15の
YESとS16の間に移動し、1つでも異常なしの判定
があった場合に、処理を終了してもよい。
わった場合には、すべての検査が終了したかを判定し
(S14)、終了していなければ、次の不良モードの指
示に戻り、その検査を行う。このようにして、すべての
不良モードの検査を終了した場合には、すべての不良モ
ードに対し、対応する不良が検出されたか否かを判定し
(S15)、YESであれば、機能検査装置10の検査
について問題無しの判定をし(S16)、NOであれば
問題ありとの判定をし(S17)、どの不良が検出でき
なかったかの情報を出力する。なお、S14をS15の
YESとS16の間に移動し、1つでも異常なしの判定
があった場合に、処理を終了してもよい。
【0023】このようにして、本実施形態のシステムに
よれば、不良モードを順次変更して、機能検査装置によ
る検査を行うことができる。従って、いちいち不良のE
CUを作成する必要がなく、作業工数を大幅に削減でき
る。特に、部品数が多くても、自動的に各不良モードを
実行できるため、短時間で動作評価の処理を終了するこ
とができる。また、リレーボックス内におけるリレーの
切換でよいため、作業自体も非常に容易である。
よれば、不良モードを順次変更して、機能検査装置によ
る検査を行うことができる。従って、いちいち不良のE
CUを作成する必要がなく、作業工数を大幅に削減でき
る。特に、部品数が多くても、自動的に各不良モードを
実行できるため、短時間で動作評価の処理を終了するこ
とができる。また、リレーボックス内におけるリレーの
切換でよいため、作業自体も非常に容易である。
【0024】なお、マスターボード26上に移設する部
品は必ずしもすべてでなくてもよく、一部はECUボー
ド16上に実装してもかまわない。
品は必ずしもすべてでなくてもよく、一部はECUボー
ド16上に実装してもかまわない。
【0025】また、マスターボード26上に定数違いの
部品を実装しておくことで誤品モードに対する機能検査
装置の評価も実施できる。例えば、正常抵抗10kΩで
なく、誤品抵抗5kΩも実装しておく。このマスターボ
ード26を利用して、誤品取り付け時の機能検査を実施
することができる。さらに、ECUボード16、マスタ
ーボード26を変更して他のECUボードの検査を行う
ことも可能である。
部品を実装しておくことで誤品モードに対する機能検査
装置の評価も実施できる。例えば、正常抵抗10kΩで
なく、誤品抵抗5kΩも実装しておく。このマスターボ
ード26を利用して、誤品取り付け時の機能検査を実施
することができる。さらに、ECUボード16、マスタ
ーボード26を変更して他のECUボードの検査を行う
ことも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リレーボックス内のリレーのオンオフにより、部品の接
続不良や、隣接ピンショートを模擬することができる。
そこで、半田付け不良の作成作業が不要であり、困難な
作業が不要となり、機能検査装置の評価のための時間を
大幅に削減することができる。
リレーボックス内のリレーのオンオフにより、部品の接
続不良や、隣接ピンショートを模擬することができる。
そこで、半田付け不良の作成作業が不要であり、困難な
作業が不要となり、機能検査装置の評価のための時間を
大幅に削減することができる。
【図1】 システムの全体構成を示す図である。
【図2】 リレー回路の接続状態を示す等価回路の図で
ある。
ある。
【図3】 動作を説明するためのフローチャートであ
る。
る。
10 機能検査装置、16 ECUボード、18,30
プローブピン、22リレーボックス、26 マスター
ボード、32 コントローラ。
プローブピン、22リレーボックス、26 マスター
ボード、32 コントローラ。
Claims (2)
- 【請求項1】 ECUの機能検査を行う機能検査装置に
ついて、その機能検査装置がエラーを検出できるかを評
価するシステムであって、 ECUボードから実装部品を切り離し、部品が実装され
ていないECUボードと、配線が施されておらず部品の
み実装されたマスターボードとを設け、ECUボードの
配線とマスターボードの部品とを複数のリレーを内蔵す
るリレーボックスを介し接続し、 リレーボックス内の各リレーのオンオフを制御すると共
に、制御タイミングに同期して、機能検査装置とECU
との間で信号の送受信を行いECUの機能検査を行い、 機能検査装置による機能検査結果と、リレーボックスに
おけるリレーのオンオフ情報に基づいて、機能検査装置
のエラー検出能力を評価することを特徴とするECU機
能検査装置の評価システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 前記ECUボードの配線との接続及びマスターボードと
の接続は、プローブピンを利用して行うことを特徴とす
るECU機能検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11005412A JP2000206166A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | Ecu機能検査装置の評価システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11005412A JP2000206166A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | Ecu機能検査装置の評価システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000206166A true JP2000206166A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11610444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11005412A Pending JP2000206166A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | Ecu機能検査装置の評価システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000206166A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008261793A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | Toyota Motor Corp | 電子制御ユニットの自動検査装置、および電子制御ユニットの自動検査方法 |
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1999
- 1999-01-12 JP JP11005412A patent/JP2000206166A/ja active Pending
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