JP3434667B2 - 燃焼機器修理支援システム - Google Patents

燃焼機器修理支援システム

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JP3434667B2
JP3434667B2 JP11155497A JP11155497A JP3434667B2 JP 3434667 B2 JP3434667 B2 JP 3434667B2 JP 11155497 A JP11155497 A JP 11155497A JP 11155497 A JP11155497 A JP 11155497A JP 3434667 B2 JP3434667 B2 JP 3434667B2
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combustion
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water heater
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雅 石本
森田  哲
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Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器や風呂追い
焚き機能付き給湯器等の燃焼機器の修理を支援する為の
端末装置及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】給湯器等の燃焼機器は、近年においてマ
イクロコンピュータを使用して燃焼制御から、自動給湯
機能、自動湯張り機能、自動追い焚き機能等の制御など
を実現している。それに伴い、機器内で使用する電磁
弁、ファン等のアクチュエータや温度センサ、水量セン
サ等のセンサ等の部品数が増加する傾向にある。この様
に給湯器の機能の高度化に伴い、新しいセンサや部品が
組み込まれ、制御シーケンスが複雑化し、部品配置の高
密度化が進んでいる。更に、頻繁にモデルチェンジが行
われると共に製品のラインアップも増加する傾向にあ
る。
【0003】その結果、給湯器の修理は、部品点数の増
大と機能高度化によるソフトウエアの複雑化に伴い故障
部品の特定が困難になっており、また修理対象の機種が
増加して個々の機種への対応が困難になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のことからわかる
様に、給湯器の修理作業は極めて困難で多くの工数、時
間を必要とする傾向にある。また、修理対象機種が増加
するに伴い必要とされる修理技能及び修理情報を取得す
ることが困難になっている。その為に、故障箇所を正確
に特定することができず、故障原因でない部品を交換す
ることがしばしばあり、修理コストを増大させている。
【0005】そこで、本発明は、給湯器等の燃焼機器の
メーカーや機種にかかわらず同一の修理支援システムを
提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、修理端末を給湯器と通信
線で接続し、給湯器内の制御部内部を解析する等して、
給湯器単体では不可能な高度な故障診断を行うことがで
きる修理支援システムを提供することを目的とする。
【0007】更に、本発明は、給湯器内部に診断用の回
路やハードウエアの追加をできるだけ行わないで、それ
に修理端末を接続するだけで全ての機種に対する修理を
可能とする修理システムを提供することを目的とする。
【0008】更に、本発明は、修理手順が標準化され、
多数の機種に対して高度な修理技能がなくても効率的に
故障診断を行い故障部位を特定することができる修理シ
ステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明に
よれば、燃焼制御シーケンスプログラムを実行する制御
部を有する燃焼機器の修理支援装置において、該燃焼機
器の制御部と通信可能であり、複数種類の燃焼機器に対
応する修理支援機能を有するプログラムを格納し、修理
開始を指令するコードを含むパスワードを該燃焼機器の
制御部に送信して該燃焼機器の制御部を修理モードに
し、該燃焼機器の制御部からその機器情報データを受信
して、該機器情報データに従って前記修理支援機能プロ
グラムの内当該通信される燃焼機器に対応するプログラ
ムを選択し、当該選択された修理支援プログラムを実行
することで燃焼機器の修理を支援することを特徴とする
燃焼機器の修理支援装置を提供することにより達成され
る。
【0010】上記の構成によれば、パスワード送信とい
うソフトウエアによる作用で燃焼機器を修理モードにし
て、それに伴い受信する機器データに従って選択される
修理支援プログラムを実行することができる。従って、
複数の燃焼機器に対して汎用性がある修理支援装置を提
供することができる。但し、赤外線などを利用して無線
で通信することでも本発明は適用される。
【0011】更に、上記目的は、本発明によれば、燃焼
制御シーケンスプログラムを実行する制御部を有する燃
焼機器の修理支援装置において、該燃焼機器の制御部と
通信可能であり、修理支援において複数種類の燃焼機器
に共通に対応する基本修理支援機能を有する第一のプロ
グラムを格納し、該基本修理支援機能を該通信される燃
焼機器に適用する様に実行され、複数の燃焼機器に個別
に対応する第二のプログラムを格納し、前記通信線を介
して該燃焼機器の制御部からその機器情報データを受信
して、該機器情報データに従って前記第二のプログラム
の内当該通信される燃焼機器に対応するプログラム部分
を選択し、前記第一のプログラムと当該選択された第二
のプログラムを実行することで燃焼機器の修理を支援す
ることを特徴とする燃焼機器の修理支援装置を提供する
ことにより達成される。
【0012】この構成により、燃焼機器固有のプログラ
ムを第二のプログラムとして格納することで、複数の燃
焼機器に対して汎用的に対応でき、柔軟性をもつ修理支
援装置を提供することができる。
【0013】更に、上記目的は、本発明によれば、燃焼
制御プログラムを実行する時に各種アクチュエータへの
駆動指令データと各種センサの検出データが書き込まれ
るメモリを有し、該燃焼制御プログラムを実行する制御
部を有する燃焼機器の修理支援装置において、該燃焼機
器の制御部と通信可能であり、少なくともセンサの検出
データが格納された前記燃焼機器内のメモリのデータを
読み出して表示するメンテモニタ機能と、該通信される
燃焼機器のリモコンと同等の運転指令を前記通信を介し
て該制御部に与える機能を有する模擬リモコン機能とを
有する修理支援プログラムを格納し、該修理支援プログ
ラムを実行することで燃焼機器の修理を支援することを
特徴とする燃焼機器の修理支援装置を提供することによ
り達成される。
【0014】上記の構成によれば、燃焼機器の通常のシ
ーケンスを実行させながら、燃焼機器内の状態をモニタ
することができ、より高度な診断を行うことができる。
【0015】更に、上記目的は、本発明によれば、燃焼
制御プログラムを実行する時に各種アクチュエータへの
駆動指令データと各種センサの検出データが書き込まれ
るメモリを有し、該燃焼制御プログラムを実行する制御
部を有する燃焼機器の修理支援装置において、該燃焼機
器の制御部と通信可能であり、少なくともセンサの検出
データが格納された前記燃焼機器内のメモリのデータを
読み出して表示するメンテモニタ機能と、該通信される
燃焼機器が有するアクチュエータの駆動指令を前記通信
を介して該制御部に与える機能を有する個別部品駆動機
能とを有する修理支援プログラムを格納し、該修理支援
プログラムを実行することで燃焼機器の修理を支援する
ことを特徴とする燃焼機器の修理支援装置を提供するこ
とにより達成される。
【0016】上記の構成によれば、燃焼機器のアクチュ
エータを任意の条件で駆動させながら、燃焼機器内の状
態をモニタすることができ、より高度な診断を行うこと
ができる。
【0017】更に、上記目的は、本発明によれば、燃焼
制御プログラムを実行する時に各種アクチュエータへの
駆動指令データと各種センサの検出データが書き込まれ
るメモリを有し、該燃焼制御プログラムを実行する制御
部を有する燃焼機器の修理支援装置において、該燃焼機
器の制御部と通信可能であり、故障原因のカテゴリに対
応する複数の故障診断プログラムを有し、該故障診断プ
ログラムが、複数の階層メニュー画面を表示可能であ
り、各階層が少なくとも故障部位を特定する為の選択メ
ニュー画面を持ち、該階層間及び階層内の選択メニュー
画面間を移動可能であり、該選択メニュー画面で選択さ
れたアクチュエータの駆動またはセンサ検出データの抽
出を該通信を介して燃焼機器に対して行い、該故障診断
プログラムを実行することで燃焼機器の修理を支援する
ことを特徴とする燃焼機器の修理支援装置を提供するこ
とにより達成される。
【0018】上記の構成によれば、エラーコードや不具
合等の故障原因カテゴリを手掛かりにして会話形式で故
障部位を特定することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲
はその実施の形態に限定されるものではない。尚、以下
説明の為に風呂追い焚き機能付きの給湯器を例にして説
明するが、それ以外の機能を有する給湯器或いは一般的
な燃焼機器にも適用することができる。
【0020】図1は、給湯器修理支援システムの全体の
構成を示す図である。1はその修理支援装置であり、通
信線または赤外線などの通信媒体手段を介して給湯器2
に接続される。また、修理支援装置1は、携帯端末や携
帯用のパーソナルコンピュータ10と入出力ボックス2
0から構成される。携帯端末10は汎用品を使用するこ
とができ、修理用のプログラムをインストールすること
で、各種の修理支援機能を実現することができる。
【0021】携帯端末装置10と入出ボックス20とは
通信線で接続され、携帯端末から与えられるデジタル信
号を電圧変換して給湯器2の電圧に整合したデジタル信
号をシリアルに送信したり、給湯器から検出した電力、
ガス圧、電流、電圧、抵抗値、周波数などのアナログ値
をデジタル値に変換して携帯端末10に送信したりする
インターフェース的な機能を有する。
【0022】給湯器2内には、後述するマイクロコンピ
ュータによる制御装置が設けられているが、入出力ボッ
クス20とは通信線CN5で接続されて、携帯端末10
が給湯器の制御装置内を解析することができる様になっ
ている。更に、給湯器2に対して、その商用電源に対し
て消費される電力を検出する為の端子CN4、2次ガス
圧を測定する為のチューブCN3、及び選択された部位
の電圧、電圧、抵抗、周波数を測定する為のプローブ付
き端子CN2が取り付けられる。これらの端子CN2,
3,4は給湯器2の適切な部分に接続可能である。
【0023】従って、給湯器2側に要求されるものは、
基本的には通信線CN5が接続されるコネクタ端子と、
その通信線を介して行われる通信機能である。
【0024】図2は、修理支援装置の携帯端末10内の
ソフトウエア機能の構成を示す図である。携帯端末は通
常の汎用コンピュータと同等のハードウエア構成をと
り、その記憶媒体内に図2に示した機能をもつソフトウ
エアが格納される。
【0025】テスター機能P1は、交流・直流電圧測定
機能P11、交流・直流電流測定機能P12、抵抗測定
機能P13、周波数測定機能P14を有する。これらの
テスター機能プログラムP1は、前述した入出力ボック
ス20からのプローブをもつ端子CN2により、選択さ
れた給湯器内の部位の電圧、電流、抵抗、周波数を測定
する。
【0026】ガス圧測定機能プログラムP2は、前述し
たチューブCN3を給湯器2内のガス比例弁の下流側の
ガス2次圧を測定する為のプログラムである。同様に、
消費電力測定機能プログラムP3は、給湯器2の電源と
商用電源との間に挿入される電力用端子CN4を介し
て、給湯器全体で消費する電力を測定するプログラムで
ある。
【0027】これらの測定機能プログラムは、入出力ボ
ックス20内にある測定用のハードウエアを制御するこ
とにより、それぞれの物理量を測定して、携帯端末10
に表示する。
【0028】機器情報取得機能プログラムP4は、通信
線CN5を介して接続される給湯器の機種コードやバー
ジョン情報を取得するプログラムである。
【0029】パスワード機能プログラムP5は、携帯端
末10から給湯器2に修理モードを指示する特別の開始
指示コードを送信し、その返信を受け取る機能を持つ。
後述する通り、修理モードでは給湯器内の制御装置のメ
モリにアクセスすることができ、燃焼制御に不可欠なデ
ータを書換え若しくはクリアしてしまう危険性があり、
パスワードを送受信し確認することで安全性を担保して
いる。
【0030】メンテモニタ機能プログラムP6、模擬リ
モコン機能プログラムP7、個別部品駆動機能プログラ
ムP8及び故障診断サポート機能プログラムP9は、本
発明の故障支援機能の中心的な部分である。それぞれの
プログラムの機能について簡単に説明すると、メンテモ
ニタ機能は、給湯器内のセンサの値や制御用の数値をモ
ニタするもので、制御装置のメモリ(RAM)のデータ
を読みだすことにより可能である。
【0031】模擬リモコン機能プログラムP7は、携帯
端末の表示画面にリモコンと同等の画面を表示し、通常
のリモコンから与えられる通常の燃焼シーケンスの指令
をしたり、通常のリモコンから得られる給湯温度等のデ
ータをモニタしたり、設定温度の設定を変更したりす
る。この機能により、修理作業員は給湯器の前に居なが
ら例えば台所や浴室内のリモコンを操作及びモニタする
ことができ修理作業性を上げることができる。具体的に
は、携帯端末から給湯器内の制御用のRAM領域の制御
シーケンスの実行を意味するフラグをオン状態に書き換
える等により可能である。
【0032】個別部品駆動機能プログラムP8は、給湯
器内の電磁弁やファンモータ等のアクチュエータを個別
に駆動できるようにする機能を有する。模擬リモコン機
能により、携帯端末から通常制御シーケンスの指令を与
えるのに対して、この個別部品駆動機能では、個々のア
クチュエータを別々に駆動させる機能である。具体的に
は、携帯端末から給湯器内の制御用のRAM領域の各ア
クチュエータの駆動を意味するフラグをオン状態に書き
換えたり、駆動用のサブルーチンを呼び出す命令を与え
たりする等により可能である。
【0033】上記のメンテモニタ機能P6は、模擬リモ
コン機能P7または個別部品駆動機能P8と同時に実行
させることでより効率的な故障診断を行うことができ
る。即ち、模擬リモコン機能により携帯端末10から通
常の燃焼シーケンスの指令を与え、メンテモニタ機能に
よりその時の給湯器の制御装置内の動きをモニタするこ
とができる。その時、同時にテスタ機能P1、ガス圧測
定機能P2、電力測定機能P3を併用してそれらの物理
量をモニタすることもできる。また、個別部品駆動機能
により、選択したアクチュエータを駆動させて、その時
の給湯器の制御装置内の動きや物理量をメンテモニタ機
能P6等により同様にモニタすることもできる。
【0034】メンテモニタ機能P6、模擬リモコン機能
P7及び個別部品駆動機能P8は、通信線を通じて給湯
器の制御部に所定のデジタル信号を送信するだけであ
る。その為に、図1に示した入出力ボックス20内の図
示しないシリアル信号変換部を経由して、デジタル信号
がシリアル通信で給湯器2に送られる。
【0035】また、これらの機能P6,P7,P8は、
異なるメーカの異なる機器に対して共通して使用される
ことが必要である。その為に、携帯端末10内のプログ
ラムは、メーカや機種毎の固有のデータやプログラムの
ファイルP103が設けられている。即ち、通信線を通
じてRAMの内容をモニタしたり、通常燃焼シーケンス
を実行したり、個別のアクチュエータを駆動したりする
為に必要なメーカまたは機種毎に異なるプログラムであ
る。このプログラムP103は、前述したパスワード機
能プログラムP5によっても使用される。
【0036】故障診断サポート機能プログラムP9は、
熟練した修理技能を持たない場合でも、故障部位を特定
する為の診断サポートを行うものである。例えば、給湯
器が故障した時に出力するエラーコード(ガス協会で標
準化された3桁のコード)を手掛かりにして診断を行う
機能P91、給湯器の部位を手掛かりにして診断を行う
機能P92、故障の現象または不具合の状態を手掛かり
にして診断を行う機能P93等を有する。
【0037】この故障診断サポート機能プログラムP9
は、そのかなりの部分がメーカ毎に或いは機種毎に異な
って作成される必要がある。従って、プログラムP10
3には、このプログラムP9において必要なメーカ毎に
あるいは機種毎の診断サポートプログラムが含まれるこ
とになる。
【0038】図示しないが、修理支援装置は、機種毎に
共通のプログラムとして、通信機能プログラム、モニタ
への表示機能プログラム、各メニュー画面等からの入力
機能プログラム等も有する。
【0039】図3は、給湯器の一例の構造図である。こ
のような風呂機能付きの給湯器の構造は良く知られてい
る。簡単に説明すると、給湯熱交換器28、風呂熱交換
器20とに分けられ、給湯側の給湯回路23内にはサー
ミスタ24、25、26、水量センサ27等が設けら
れ、風呂側の回路29には循環ポンプ30、サーミスタ
38、水流スイッチ39等が設けられている。また、ガ
ス流路には元ガス電磁弁35、給湯側ガス電磁弁36、
風呂電磁弁37、それにガス切替弁1、2ガス比例弁等
が設けられている。それぞれの燃焼室には着火用のイグ
ナイタと着火を検出するフレームロッドが設けられ、燃
焼制御用に燃焼ファン31、流量センサ32が設けられ
ている。33は圧力センサ、34は注湯弁である。
【0040】前述したガス圧測定用のチューブCN3
は,図中のガス比例弁の下流側に取り付けられる。ま
た、電力測定端子CN4は、図示しない給湯器の電源線
に接続され給湯器全体での電力消費量を測定する。
【0041】図4は、図3の給湯器の各アクチュエータ
やセンサを制御する制御部であり、マイクロコンピュー
タなどのCPU41、それに接続されるEEPROM4
8から構成される。47は台所や浴室に取り付けられる
リモコンである。CPU41内は、通常の構成では、演
算ユニット42、アクチュエータの駆動状態やセンサの
出力、制御シーケンスで使用されるフラグや定数などの
データが記憶されるRAM43、制御プログラムや定数
が記憶されるROM44、A/D、D/A変換器45、
インターフェース46がバスを介して接続されている。
EEPROM48には、エラーデータ、その履歴、各種
設定定数などが記憶されている。
【0042】そして、CPU41から、インターフェー
ス46を介して、図3で説明した各アクチュエータに駆
動信号が供給され、センサからの検出データを受領す
る。
【0043】本発明では、故障診断装置としての携帯端
末10が入出力ボックス20を介して、二芯の通信線4
9経由でCPU41に接続される。50はその通信線4
9を接続する為のコネクタである。本発明では、給湯器
側にこのコネクタ50をハードウエアとして追加するこ
とを要求している。
【0044】図5は、給湯器の燃焼シーケンス制御プロ
グラム構成を示す図である。図4のROM44内には、
燃焼制御シーケンスプログラムとして、給湯側の燃焼制
御を行う給湯制御シーケンスT1、浴槽への湯張りを自
動で行う燃焼制御を行う自動注湯制御シーケンスT2、
風呂の追い焚きの燃焼制御を行う追い焚き制御シーケン
スT3を有する。これらの燃焼制御シーケンスプログラ
ム以外に、外部との通信を行う制御プログラムT4を有
している。
【0045】上記の外部との通信制御プログラムT4
が、今回の故障診断装置との通信を行う為に必要なプロ
グラムであり、これがソフトウエア的に給湯器に要求さ
れる構成である。ハードウエア的には前述の通りコネク
タ50である。
【0046】さて、給湯器の制御部であるマイクロコン
ピュータ41では、上記の給湯シーケンスT1、自動注
湯シーケンスT2、追い焚きシーケンスT3等を実行す
る際に、内蔵するRAM43内に各センサが検出する検
出値を記録し、与えられる制御指令に応答してそのRA
M内のセンサ検出値を参照し、必要なアクチュエータの
駆動を指示する指令データをRAM43内の対応する領
域に書き込む。そして、マイクロコンピュータ41で
は、各シーケンスT1、T2、T3が書き込んだ指令デ
ータを、対応するアクチュータに出力する。
【0047】[故障診断]以上が、全体の構成の説明で
ある。本発明の故障診断装置では、全てのメーカの全て
の機種に対して汎用的に使用することができる様に、給
湯器側に追加されるべきハードウエア、ソフトウエアを
ごくわずかなものに制限している。そして、故障診断装
置をできるだけ汎用化する為に、故障診断を行う携帯端
末内のソフトウエアの構成を、汎用的な部分と、各機種
毎に異なる対応プログラムの部分とに分けている。図2
内でプログラムP103が、サポートされる機種毎に必
要なプログラムの部分である。
【0048】但し、近年の燃焼装置は汎用のマイクロコ
ンピュータによる燃焼制御が一般的であり、図4で示し
たRAM領域や制御プログラムは同様のものである。従
って、機種毎に異なるのは、給湯器内の部品の種類、R
AM43のアドレス、RAM領域への入出プログラム、
アクチュエータ駆動のプログラム、センサデータの入力
プログラム等の細部の部分である。そのため、本発明で
はそれらの共通化できない部分はプログラムP103に
よって対応されるのである。
【0049】図6は修理支援の全体のフローチャート図
である。図中、Sを付した番号の工程は修理支援装置に
よるステップで、Kを付した番号の工程は給湯器側のス
テップである。また、図7は、その詳細な部分フローチ
ャート図である。
【0050】修理のスタートでは、修理作業員が修理支
援装置である携帯端末10と入出力ボックス20とを給
湯器の設置場所に運搬し、通信線49を給湯器のコネク
タ50に差し込み、ガスチューブCN3を二次圧測定部
に取付け、電力測定端子CN4を電源に取り付ける(S
1)。
【0051】そこで、携帯端末10の表示画面にメイン
画面が表示され、修理作業員により開始ボタンがオンさ
れる(S2)。それに伴い、携帯端末10から修理フロ
ーの開始を指示するコードとしてパスワードが給湯器に
送信される(S3)。
【0052】給湯器側では、その送信されてきたパスワ
ードをチェックし、正しいコードであることを確認した
後に、給湯器の機種やメーカ等の情報を返信し、ソフト
ウエア的に修理モードにはいる(K1)。具体的には、
外部装置との通信制御プログラムを実行状態にし、マイ
クロコンピュータ内のRAM領域への書き込みや読み出
しを許可する等である。
【0053】携帯端末側では、給湯器情報を受信してそ
れに対応するプログラムをP103から選択する(S
4)。その結果、携帯端末10は、接続した給湯器専用
の修理支援装置となる。このように、給湯器側から機器
情報を取得することは、多数の種類の機器に対して汎用
的に修理支援を行う為には非常に有効な方法である。ま
た修理員が給湯器の機種番号を確認して入力する等の手
間を省き、誤って選択される事故を防ぐことができる。
また、同じ機種番号であっても制御装置のプログラムに
マイナーな修正がおこなわれるバージョンアップにも対
応することができる。無論、プログラムP103を常に
最新のものに維持して置くことが必要である。
【0054】次に、修理作業員はメイン画面内からメニ
ューを選択する(S5)。
【0055】全体のフローとしては、図6に示される通
り、メンテモニタプログラムを選択し(S6)、模擬リ
モコンプログラムを選択し(S7)または個別部品駆動
プログラムを選択し(S8)、或いは故障診断サポート
プログラムを選択した(S9)後に、全ての修理が終了
して、メインメニューの終了ボタンが押される(S1
0)。その結果、携帯端末10から修理の終了を指示す
るコードであるパスワードが送信される(S11)。給
湯器側ではそのパスワードが正しいことを確認してか
ら、マイクロコンピュータ41をリセットして、修理中
に強制的に書き換えられたRAM内のデータをクリアす
る(K2)。このリセットは、通常のマイクロコンピュ
ータのリセット機能を使用することができる。この結
果、給湯器は通常の制御モードに戻ることになる。
【0056】[メンテモニタ機能]図8は、メンテモニ
タ機能を選択した時に携帯端末に表示される画面例を示
す。図11(A)はメンテモニタ選択画面であり、同図
(B)はその表示画面である。図7の詳細フローチャー
トに示される通り、メンテモニタ機能が選択されると
(S6)、メンテモニタ選択画面(図8(A))が表示
される。図8(A)に示される例から理解される通り、
モニタされるのは、各センサ類からのデータや燃焼制御
上必要な測定時間等のRAM43内に格納されて常にア
ップデートされるデータである。従って、作業員がモニ
タしたい項目を選択して実行ボタンをクリックすること
で(ステップS61)、メンテモニタプログラムは給湯
器内のRAM43内の対応するアドレスのデータを常に
読みにいくよう制御する。そして、図11(B)の様に
選択された項目が理解し易い具体的な物理量に変換して
表示される(ステップS62、S63)。
【0057】給湯器の制御で説明した通り、燃焼制御シ
ーケンスの各制御シーケンスでは、常に制御情報がRA
M43内の領域に書き込まれ読みだされる。従って、燃
焼制御の状態をモニタするには、RAM43内をモニタ
することが非常に有効である。従って、プログラムP1
03により、対応する機種の給湯器内のRAM43を読
みだすプログラムを提供することにより、携帯端末10
は給湯器内の動きを常に監視することができるのであ
る。
【0058】このメンテモニタ機能を、後述する模擬リ
モコン機能または個別部品駆動機能と組み合わせること
で、給湯器の制御部内の動きを逐一モニタすることがで
き、修理における故障部位の特定または故障の原因を検
出する作業性が飛躍的に向上する。
【0059】[模擬リモコン機能]図9は、模擬リモコ
ン機能を選択した時の画面例を示す図である。この画面
が、対応機種に接続されるリモコンと同じ指令ボタン、
状態ランプ、温度、水位等が表示される。この模擬リモ
コン機能が選択された時は、携帯端末はリモコン47を
エミュレートすることになり、修理作業員は携帯端末画
面からリモコンによる通常の燃焼シーケンスを給湯器に
指示することができる。即ち、運転ボタンをオンにして
指令ボタンを有効にした後、例えば自動ボタンをクリッ
クすると給湯器は自動注湯シーケンスT2を実行する。
その結果、給湯燃焼ボタンが点滅する。また、風呂温度
の設定を変えることで浴槽に注湯される温度が変更され
る(ステップS71)。
【0060】リモコンからの指令の方法は、機種、メー
カによって異なる。例えば、給湯器内のRAM43の所
定の領域のフラグにオンデータを書き込むだけで、後は
給湯器側の制御プログラムがRAMのその領域を参照し
て指令が出されたことを検出して、そのシーケンスの実
行を始める。或いは、リモコンからの指令により制御プ
ログラムを呼び出すサブルーチンプログラムが実行され
る。それぞれの機種に応じた適切な処理が、選択された
プログラムP103により行われる(ステップS7
2)。
【0061】図10は、前述したメンテモニタ機能と模
擬リモコン機能を同時に選択した時のメイン画面例であ
る。画面領域63の右側に図9の模擬リモコン画面が、
左側に図8のメンテモニタ画面がそれぞれ表示される。
そして、模擬リモコン機能によって給湯器に実行させよ
うとするシーケンスに適合するモニタ事項を、メンテモ
ニタ選択画面から選択し、指定したシーケンスの実行を
給湯器に行わせながらメンテモニタ表示画面を携帯端末
から見ることができる。その時、同時にテスタ、消費電
力、ガス圧も領域62内で確認することができる。この
様にリモコン操作をして給湯器の内部状態を逐一観察す
ることができ、故障部位の特定の作業効率が飛躍的に向
上する(ステップS73)。
【0062】[個別部品駆動機能]図11は、個別部品
駆動機能を選択した時の画面例を示す図である。図11
(A)はその選択画面であり、接続された対象機種が有
していて修理支援装置側からの個別の駆動が許されるア
クチュエータのリストが示されている。図11(B)
は、それにより選択されたアクチュエータの具体的な駆
動内容を指示する個別駆動指示画面である。図7に示さ
れる様に、画面図11(A)により駆動させたい部品を
選択すると(S81)、図11(B)が表示されその画
面内で駆動の指示内容が設定される(S82)。
【0063】その結果、携帯端末10から選択された部
品(アクチュエータ)を駆動する為に必要な処理が通信
線を介して給湯器のマイクロコンピュータに与えられ
る。その具体的な処理としては、模擬リモコンと同様に
RAM43内の所定のアドレスの駆動状態のデータに書
き換えたり、必要なサブルーチンを呼び出したり等であ
る。この点も、各機種毎に異なるプログラムP103に
より実行される。
【0064】図11(B)の画面の例では、ファンモー
タに対してはどの程度の回転数で運転するのか或いは停
止するのかの指示を与えることができる。イグナイタに
対してもそれぞれの指示内容を設定することができる。
【0065】図12は、個別部品駆動機能とメンテモニ
タ機能を同時に選択した時のメイン画面例である。図1
0の場合と同様に、領域63内の右側に図11の個別部
品駆動指示画面が、左側にメンテモニタ画面が同時に表
示される。その結果、故障診断に必要な部品を選択して
駆動させ、その時のマイクロコンピュータ内部の状態を
監視することができる。
【0066】このメイン画面には、領域62に常に消費
電力とガス圧が表示される。従って、最も簡単な診断方
法として、個別部品駆動機能により全てのアクチュエー
タを順番に駆動してその消費電力の変化を監視すること
で、アクチュエータが動作可能かどうかのチェックを行
うことができる。
【0067】以上の模擬リモコン機能と個別部品機能と
を組み合わせて使用することにより、例えば、需要者か
ら説明された正常動作しない通常燃焼シーケンスを、模
擬リモコン機能を利用して最初に実行させ、内部動作を
モニタする。そして、それにもとづくある程度の故障部
位の予測のもとに、今度は個別部品駆動機能を利用して
選択した部品を駆動されて内部動作をモニタする。
【0068】このような修理作業は、ある程度の技能を
有する作業員の場合に有効である。本発明は、その様な
習熟した技能を持たない作業員であっても修理支援する
ことができる様に次の様な故障診断サポート機能を提供
する。
【0069】[故障診断サポート機能]図13は、故障
診断サポート機能を選択した時の最初の場面例である。
この故障診断サポート機能は、修理技能がそれ程高くな
い作業員が、携帯端末と会話をしながら最終的に故障部
位を特定することができるようになっている。図13
は、その最初の画面例であるが、図7に示した通り、会
話形式でより下層画面を呼出しながら故障部位の特定が
される。
【0070】図13の例に示される通り、例えば給湯器
が出力するエラーコードをもとにして故障部位を特定す
るメニューと、部位をもとにして故障部位を特定するメ
ニューと、故障の現象である不具合をもとにして故障部
位を特定すメニューとを有する。他にも、有効な診断の
糸口があればそれらのメニューを追加することができ
る。
【0071】図14は、故障診断サポートプログラムの
データベース例を示す図である。このデータベースの例
では、例えばリレーショナルな関係で関連付けられた下
層の画面を例にして示している。従って、図中のローマ
ン数字がその階層の深さを示している。この例では、メ
インメニューをI階層目とするとV階層まで有してい
る。階層IIは、エラーコードを基にするメニューを選択
した時に表示される画面71を有する。通常給湯器側
は、エラーコードをEEPROM48内に格納している
ため、このメニューが選択されると、そのデータが携帯
端末10により通信線を介して読みだされて表示され
る。
【0072】そこで、その画面からエラーコードを選択
すると、階層III画面72、73等が表示される。この
画面は、各エラーコード毎にチェックすべき或いは故障
の可能性がある部位のリストである。各給湯器の機種毎
にエラーコードに対する部位リストが異なるので、この
画面のデータはプログラムP103により与えられる。
図14の例では、エラーコード1の画面72には、ファ
ンモータ、給湯ガス弁、切替ガス弁1、イグナイタがリ
ストされている。
【0073】そこで、更にそのリストからファンモータ
を選択すると、階層IVの画面74が表示される。この画
面にはファンモータが正常が故障かを診断する為に必要
なチェック項目のリストが表示される。例えば、印加電
圧の項目を選択すると、階層Vの画面76が表示され
る。この画面では、ファンモータの印加電圧を診断する
為に作業員がすべき内容のメッセージと、その電圧の許
容範囲が例えば表示される。メッセージ例としては、
「コネクタxx番を外してプローブを当てて下さい。」
と言った内容であり、それに従って作業員がプローブを
当てると、プログラム側で自動的にファンを駆動させ、
その時の電圧を測定して画面の領域62に表示する。そ
の電圧が許容範囲か否かをプログラム側で自動的に確認
して、何らかの次の作業を指示するメッセージを表示す
る(図中には示さず)。
【0074】この様にして、作業員は会話形式で図14
中の階層間を或いは階層内の画面間を移動しながら、最
終的に故障部位を特定する。
【0075】図14のデーターベースは、リレーショナ
ルな関連を有し、例えば階層IIIの画面72の給湯ガス
弁と画面73での給湯ガス弁とは同じ画面75に関連付
けられる。
【0076】図15は、部位をもとにした故障診断サポ
ートプログラムのデータベース例を示す図である。例え
ば、使用者からより具体的に調子が悪い部位についての
情報が与えられたり、ある程度可能性がある部位まで特
定された場合等は、このメニューが選択されることでそ
の部位の故障診断がサポートされる。階層IIの画面81
は部位のリストで、階層IIIの画面82、83、84は
それぞれの部位で診断すべき項目リストで、階層IVの画
面85、86はそれぞれの診断のメッセージ画面であ
る。階層II以下は、各機種毎に異なるのでプログラムP
103でサポートされる。この場合も、階層間または階
層内の画面を移動しながら最終的に故障部位を特定す
る。
【0077】図16は、不具合をもとにして診断する場
合のデータベース例である。このメニューが選択される
と、階層IIの画面91にその機種特有の典型的な不具合
のリストが表示される。例えば、給湯温度が上がらずと
か震動音がする等である。そして、例えば使用者からの
情報による不具合とか、模擬リモコンから通常シーケン
スを実行された時の不具合をもとに、このリストから選
択する。すると、階層IIIの画面92には、給湯温度が
上がらない不具合の時に診断すべき部位のリストが示さ
れる。後は、前述の場合と同様にして、階層IVの画面9
3、94、階層Vのメッセージ画面95等を利用して故
障部位の特定を行う。
【0078】この例の場合は、階層II以下の階層が機種
毎に異なるのでプログラムP103によりサポートされ
る。この様にして、作業員は会話形式で図16中の階層
間を或いは階層内の画面間を移動しながら、最終的に故
障部位を特定する。
【0079】上記の図14、15、16のエラーコード
をもとにした画面、部位をもとにした画面、そして不具
合をもとにした画面間でも移動しながら修理部位の特定
作業が行われる。従ってそれぞれの階層画面間での移動
も可能になっている。
【0080】以上の説明では、通信線を介して修理支援
装置と給湯器等の燃焼装置とを接続する例で説明した
が、例えば赤外線等の通信媒体を介して無線で通信する
場合でも本発明は適用される。
【0081】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、給
湯器等の燃焼機器のメーカーや機種にかかわらず同一の
修理支援装置を利用して修理作業を効率的に行うことが
できる。また、その修理支援装置を利用する為に給湯器
側に要求される追加の要件は、通信用のコネクタを取付
け、外部との通信ができる様にする等の、ハードウエア
とソフトウエアの最低限のものである。従って、給湯器
自体が診断機能を持つ必要はなくそのコストを大幅に上
げることはない。
【0082】更に、携帯端末から給湯器内の制御状態を
常にモニタしながら、リモコン指令や個別にアクチュエ
ータを駆動したりすることができ、非常に高度な修理作
業を行うことができる。そして、修理手順が標準化され
る一方で機種毎に対応必要な機能をプログラムで可能に
し、頻繁なバージョンアップにも対応することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯器修理支援システムの全体の構成を示す図
である。
【図2】修理支援装置の携帯端末10内のソフトウエア
機能の構成を示す図である。
【図3】給湯器の一例の構造図である。
【図4】給湯器の各アクチュエータやセンサを制御する
制御部のブロック図である。
【図5】給湯器の燃焼シーケンス制御プログラムの構成
を示す図である。
【図6】修理支援の全体のフローチャート図である。
【図7】修理支援の詳細な部分フローチャート図であ
る。
【図8】メンテモニタ機能を選択した時に携帯端末に表
示される画面例を示す図である。
【図9】模擬リモコン機能を選択した時の画面例を示す
図である。
【図10】メンテモニタ機能と模擬リモコン機能を同時
に選択した時のメイン画面例である。
【図11】個別部品駆動機能を選択した時の画面例を示
す図である。
【図12】個別部品駆動機能とメンテモニタ機能を同時
に選択した時のメイン画面例である。
【図13】故障診断サポート機能を選択した時の最初の
場面例である。
【図14】故障診断サポートプログラムのデータベース
例(1)を示す図である。
【図15】故障診断サポートプログラムのデータベース
例(2)を示す図である。
【図16】故障診断サポートプログラムのデータベース
例(3)を示す図である。
【符号の説明】
1 修理支援装置 2 給湯器 10 携帯端末 41 制御部 43 RAM
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−320803(JP,A) 特開 平5−300577(JP,A) 特開 昭63−311899(JP,A) 特開 平9−72615(JP,A) 特開 平9−89248(JP,A) 実開 平4−138548(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/02 F23N 5/24 F23N 5/26 G06F 11/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼制御シーケンスプログラムを実行する
    制御部を有する燃焼機器の修理支援装置において、 該燃焼機器の制御部と通信可能であり、 修理支援において複数種類の燃焼機器に共通に対応する
    基本修理支援機能を有する第一のプログラムを格納し、 該基本修理支援機能を該通信される燃焼機器に適用する
    様に実行され、複数の燃焼機器に個別に対応する第二の
    プログラムを格納し、前記第一のプログラムにより 前記通信線を介して該燃焼
    機器の制御部からその機器情報データを受信して、該機
    器情報データに従って前記第二のプログラムの内当該通
    信される燃焼機器に対応するプログラム部分を選択し、 前記第一のプログラムと当該選択された第二のプログラ
    ムを実行することで燃焼機器の修理を支援することを特
    徴とする燃焼機器の修理支援装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、 前記燃焼機器は、前記燃焼制御プログラムを実行する時
    に各種アクチュエータへの駆動指令データと各種センサ
    の検出データが書き込まれるメモリを有し前記第一のプ
    ログラムは、前記燃焼機器の制御部と通信を行う通信機
    能プログラムと、モニタへの表示機能プログラムと、修
    理メニュー画面からの入力機能プログラムとを含み、 前記第二のプログラムは、前記センサの検出データが格
    納された前記燃焼機器内のメモリのデータを読み出して
    表示するメンテモニタ機能プログラムと、該通信される
    燃焼機器のリモコンと同等の運転指令を前記通信を介し
    て該制御部に与える模擬リモコン機能プログラムと、該
    通信される燃焼機器が有するアクチュエータの駆動指令
    を前記通信を介して該制御部に 与える個別部品駆動機
    能プログラムのうち少なくとも1つのプログラムを含む
    ことを特徴とする燃焼機器の修理支援装置。
  3. 【請求項3】燃焼制御プログラムを実行する時に各種ア
    クチュエータへの駆動指令データと各種センサの検出デ
    ータが書き込まれるメモリを有し、該燃焼制御プログラ
    ムを実行する制御部を有する燃焼機器の修理支援装置に
    おいて、 該燃焼機器の制御部と通信可能であり、 故障原因のカテゴリに対応する複数の故障診断プログラ
    ムを有し、 該故障診断プログラムが、複数の階層メニュー画面を表
    示可能であり、各階層が少なくとも故障部位を特定する
    為の選択メニュー画面を持ち、該階層間及び階層内の選
    択メニュー画面間を移動可能であり、該選択メニュー画
    面で選択されたアクチュエータの駆動またはセンサ検出
    データの抽出を該通信を介して燃焼機器に対して行い、 該故障診断プログラムを実行することで燃焼機器の修理
    を支援することを特徴とする燃焼機器の修理支援装置。
  4. 【請求項4】請求項記載の燃焼機器の修理支援装置に
    おいて、 前記故障診断プログラムが、該燃焼機器が記憶するエラ
    ーコードを読みだして表示し、表示されたエラーコード
    を選択することで下層メニュー画面に少なくとも該選択
    されたエラーコードの原因になる可能性のある燃焼機器
    内の部位のリストを表示し、該表示された部位リストか
    ら選択された部位についての前記駆動または検出データ
    の抽出を行うことを特徴とする。
  5. 【請求項5】請求項記載の燃焼機器の修理支援装置に
    おいて、 前記修理支援装置は、更に、該燃焼機器のガス圧又は消
    費電力を検出する検出端子を有し、該端子を燃焼機器の
    所定の場所に接続することで該ガス圧又は消費電力を表
    示し、該ガス圧又は消費電力の表示を行いながら該故障
    診断プログラムを実行することを特徴とする。
  6. 【請求項6】請求項記載の燃焼機器の修理支援装置に
    おいて、 前記修理支援装置は、更に、該燃焼機器の任意の電気端
    子に接続可能なプローブ端子を有し、該プローブ端子を
    任意の電気端子に接続して該電気端子に発生する電流、
    電圧または周波数を検出し表示し、該電流、電圧または
    周波数の表示を行いながら該故障診断プログラムを実行
    することを特徴とする。
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