JP5257027B2 - フレーム式原子吸光光度計 - Google Patents

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Description

本発明は、霧化させた試料液をフレーム(火炎)中に導入して試料を原子化するフレーム式原子吸光光度計に関する。
フレーム式原子吸光光度計は、スプレー等により霧化させた試料液と燃焼ガスとをチャンバ内で混合し、その混合されたガスをバーナヘッドのスリット開口から吹き出しながら燃焼させることでフレーム(火炎)を形成する。該フレーム中で試料中の成分(元素)は原子化される。この気体状の原子に光を照射すると、原子の種類に応じた特定波長の光のみが吸収を受ける。この吸収を受けた光を分光分析することにより、試料中の元素の同定及び定量を行う。
フレームを形成するための燃焼ガスは、通常、アセチレン(C2H2)等の燃料ガスと、空気(Air)や一酸化二窒素(N2O)等の助燃ガスとの混合ガスであり、助燃ガスとして空気と一酸化二窒素とのいずれを使用するのかは分析対象の元素に応じて決められる。
燃焼ガスが正常に燃焼している場合、その燃焼速度とバーナヘッドから吹き出すガス流速とが釣り合うことにより、バーナヘッド上面から若干上方に浮いた位置で安定的にフレームが形成される。しかしながら、何らかの理由でバーナヘッドから吹き出すガス流速が低下すると、燃焼速度とガス流速とのバランスが崩れ、フレームがバーナヘッド内部に入り込んでしまう。これが「逆火」と呼ばれる現象であり、フレームの燃焼反応領域が燃焼ガス雰囲気で満たされたバーナヘッド内部やチャンバ内部に入り込むことによって起こる小規模な爆発のことである。
なお、燃焼速度は燃料ガスと助燃ガスとの混合比及びフレーム周囲温度で決まり、理論混合比(完全燃焼する混合比)であるときに燃焼速度は最大(極大)になる。ひとたび逆火が発生すると、そのときのガス混合比が理論混合比に近いほど、逆火の爆発規模(エネルギー)は大きくなる。逆火が起こる主な原因としては、例えば、燃料ガス又は助燃ガスの供給圧の低下(ボンベ圧低下)やそれらガス供給管の突発的な破損などが考えられる。
上述したようにフレーム式原子吸光光度計では、燃焼性のガスを使用している関係上、従来より様々な安全対策が採られている。例えば特許文献1などに記載の装置では、ガスの供給圧を常に監視し、燃焼中にガス圧が低下したときには自動的にガスの供給を停止して安全に消火を行うようにしている。上述したように逆火の原因の一つはガス供給圧の低下であるため、逆火発生前にガス供給圧低下を検知して消火を行うことで、逆火の発生を未然に防止することができる。
また、特許文献2、3などに記載の装置では、フレームの立消えによる燃料ガスの漏出を防止するために、フレーム燃焼中にフレーム光の光量を常時監視し、その光量が正常な燃焼時の光量に満たなくなると自動的に消火を行い、燃料ガスの供給を停止するような制御が実行されている。非特許文献1などに記載のように、上記のような安全機構は実際の装置に搭載され、装置の安全性を確保するのに役立っている。
実際には、上記のような安全対策によっても逆火の発生を完全に防止することは困難であり、頻度はかなり低いものの逆火が起こることがある。従来のフレーム式原子吸光光度計において、逆火が発生した場合、フレームが立ち消えるため上記のような安全機構により燃料ガスや助燃ガスの供給は停止される。その結果、ガスの漏出は防止される。こうしてバーナへのガス供給が停止され、フレームが消火された状態になった後に、使用者が点火ボタンを押す等の再点火操作を実行すると、燃料ガス及び助燃ガスが再びバーナに供給され、所定の点火シーケンスに従って点火が実行される。即ち、従来のフレーム式原子吸光光度計では、逆火が発生して一旦、消火された後でも、そのまま装置を使用することは可能となっている。
しかしながら、逆火が起こった場合、その爆発規模にもよるが、爆発のエネルギーによってバーナヘッドがチャンバから外れたりバーナヘッドが損傷したり、場合によってはチャンバそのものやガス供給管などが破損したりするおそれもある。バーナヘッド、チャンバ、ガス供給管などが外見上分からない程度に破損した場合、使用者がそれに気付かずにそのまま装置を使用し続けると、より深刻な2次的な事故が発生する可能性もないわけではない。
装置使用者が、分析の知識が豊富な技術者や熟練者である場合には、逆火発生時の問題を認識していることが多いため、逆火発生直後に直ぐに使用を再開するのではなく、装置の保守担当者などに連絡をとるなど、適切な処置をとることが容易である。しかしながら、近年、未熟練者や知識の乏しい者がオペレータとしてフレーム式原子吸光光度計を取り扱う場合も増えており、逆火発生後でも安直に装置の使用を再開するおそれがある。こうしたことから、フレーム式原子吸光光度計では、従来よりもさらに一層高い安全対策が求められている。
特開平11−183376号公報 特開平7−294424号公報 特開2005−69763号公報 「常に最適条件測定を可能にしたダブルビーム原子吸光光度計 AA-6300」、[平成20年11月11日検索]、株式会社島津製作所、インターネット<URL: http://www.an.shimadzu.co.jp/products/aa/aa6300.htm>
本発明はこうした点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、万が一、逆火が起こった場合でも、それに伴う2次的な事故の発生を確実に回避するように安全性を一層高めることができるフレーム式原子吸光光度計を提供することにある。
上記課題を解決するために成された本発明は、燃焼ガスをバーナで燃焼させてフレームを形成し、霧化させた試料を前記フレーム中で原子化するフレーム式原子吸光光度計において、
a)前記フレームの逆火現象の発生を検知する、又は逆火現象が発生したとみなせる状態になったことを検知する逆火検知手段と、
b)該逆火検知手段により逆火が検知された場合に、それ以降の点火の実行を禁止する点火禁止手段と、
c)前記逆火検知手段により逆火が検知される毎にその回数を計数して記憶する逆火発生回数記憶手段と、
d)前記点火禁止手段により点火禁止状態であるときに、使用者に対し秘匿性を有する特定の操作に応じてのみ点火禁止状態を解除する禁止解除手段と、
を備え、前記禁止解除手段は、前記逆火発生回数記憶手段に記憶された計数値に応じて点火禁止状態を解除するための前記特定の操作の内容を変更するとともに、該計数値が所定の値に達した場合には、前記特定の操作による点火禁止状態の解除も許可しないようにすることを特徴としている。
本発明に係るフレーム式原子吸光光度計では、逆火が発生してフレームが消えると、点火禁止手段によりそれ以降の点火の実行が禁止される。従来であれば、使用者が点火ボタンを押す等の簡単な操作により再点火が可能であったが、本発明に係るフレーム式原子吸光光度計では、そうした簡単な操作では点火は行えず、使用者に対し秘匿性を有する特定の操作を実行したときのみ、禁止解除手段により点火禁止状態が解除され、再点火が可能となる。
ここで「使用者」とは、装置を使用するユーザ側において分析作業を実行するオペレータのみならずユーザ側の管理責任者も含む場合と、オペレータは含むが装置管理責任者は含まない場合とが考えられる。逆に、「使用者」でない特定の操作を知り得る者とは、代表的には、装置の製造メーカや装置の保守・管理や故障修理等に責任を持つサービス会社自体、或いはそれらに属する技術担当者などであり、逆火発生後に、その装置状態を確認し、装置継続使用の可否を適切に評価・判断できる者のことである。
また「秘匿性を有する特定の操作」とは、例えば、上記使用者が読むことができる取扱説明書などに記載されている、公開されている操作ではなく、上記技術担当者などのみが知る非公開の操作を指す。但し、実際にその特定の操作を行うのがオペレータである場合には、その操作方法を該オペレータに知らせる必要があるから、その時点では厳密には「秘匿性」がなくなるが、その操作方法が継続的に利用できない(つまり1回のみしか利用できない)ものであれば「秘匿性」が確保されるとみなすことができる。
具体的な一例として、前記特定の操作はパスワードの入力操作を伴うものとすることができる。つまり、このパスワードを知らされた者のみが点火禁止状態を解除することが可能となる。
なお、逆火発生回数記憶手段は、例えば不揮発性メモリなどを利用して、装置の電源が遮断された場合でも一旦記憶された計数値を保持可能なものとしておくとよい。
本発明に係るフレーム式原子吸光光度計によれば、過去に何回、逆火が発生したのかを正確に把握することが可能であるから、禁止解除手段は、逆火発生後に何らかの操作が実行されたときに、その操作内容が逆火発生回数に応じた適切なものであるか否かを確実に判断し、誤った又は不正な操作で点火禁止が解除されてしまうことを防止することができる。それにより、逆火発生後に再点火を可能とするべく上記特定の操作を使用者に知らせ、次に再び逆火が発生した後に使用者が同じ操作を行った場合でも、点火禁止状態が解除されないこと、つまり当該装置が使用不可能であることが保証される。これにより、高い安全性を確保することができる。
上述のようにパスワードを使用する場合には、逆火の発生回数に応じて異なるパスワードとすればよい。その場合、前記禁止解除手段は、
前記逆火発生回数記憶手段に記憶された計数値に応じた照合用パスワードを設定する照合情報設定手段と、
外部より入力されたパスワードを前記照合用パスワードと照合し、一致する場合に解除動作を実行するパスワード照合手段と、
を含む構成とすることが好ましい。
上記照合情報設定手段は、逆火発生回数に対応して予め決められたパスワードを保持しておくものとしてもよいし、再現性のある決まったアルゴリズムに従ってパスワードを逐次生成するものとしてもよい。
これにより、例えば1回目の逆火発生のときにパスワードを知らされた者が2回目の逆火発生のときにそのパスワードを用いて点火禁止解除を行おうとしても、点火禁止状態を解除することはできない。したがって、2回目以降の逆火発生時に、装置継続使用が可能か否かのチェックを受けることなく点火禁止状態が解除されてしまうことを防止することができる。
上記パスワードは予め決まったパスワードであってもよいが、ワンタイムパスワードであってもよい。ワンタイムパスワードは一回の操作のみに使用することが可能な使い捨てのパスワードであり、これを知らされた者が一回、このパスワードを使用して点火禁止状態を解除すると該パスワードは無効になる。したがって、次に再び逆火が発生した場合に、以前に知らされたパスワードを使用したとしても点火禁止状態は解除されない。
上述のようにパスワードを使用する場合、装置の安全性を確保するには、どのような条件の下で誰が誰に対してパスワードを発行するのか、つまり、そのパスワードの管理・運用方法が重要である。一例としては、逆火が発生して装置の継続使用ができなくなった場合に、ユーザ側の依頼により、製造メーカやサービス会社の担当者が逆火発生後の装置状態を確認し、装置を継続使用しても安全であることが保証できる状態であれば、その担当者が製造メーカから知らされたパスワードを使用して点火禁止状態を解除し、再使用可能な状態とする。原則的には、ユーザ側にパスワードを知らせないほうがよいが、場合によっては(例えばサービス会社の担当者がユーザ側に出向くことが不可能な場合であって遠隔的に装置の継続使用における安全性が確認可能な場合)、ユーザ側にパスワードを知らせ、ユーザが自ら点火禁止状態を解除し、再使用可能な状態とすることを許容してもよい。もちろん、パスワードの運用・管理方法はこれに限らず、その方法によって、ユーザに若干の手続きの煩雑さを強いる一方、安全性を極端に高めたり、逆に、安全性をユーザの責任に委ねる一方、手続きを簡素化するといった、安全性の確保と装置使用手続の煩雑さとの兼ね合いのコントロールが可能になる。
逆火による装置の損傷は一般にその発生回数に依存すると考えられるため、逆火の発生回数が規定回数に達すると2次的な事故の可能性が高まると言える。これに対し本発明に係るフレーム式原子吸光光度計では、逆火発生回数記憶手段に記憶された計数値が所定の値に達したならば、上記特定の操作による点火禁止状態の解除許可されない。そのため、通常、装置を製造メーカ側に送って点検・修理を依頼することになる。この場合、製造メーカ側では、必要な部品交換などの修理を実行し、特定の権限を持つ者(逆火による影響のなさという観点で装置購入時と同等であると判断した者)が、逆火発生回数記憶手段に記憶された計数値をリセットし、点火可能な状態とした上で、装置をユーザ側に返却するとよい。
なお、逆火検知手段がフレームの逆火現象の発生を検知する、又は逆火現象が発生したとみなせる状態になったことを検知する方法としては、様々な方法を採ることができる。例えば、逆火による爆発音を検知する音センサ、チャンバ内部などに装着され、爆発による急激な圧力変化を検知する圧力センサ、爆発による振動を検知する振動センサ、などによれば、直接的に逆火の発生を検知することができる。
また、実験的に逆火が起こったと高い確率で推測できる状態になったことを検知して、間接的に逆火の発生を検知してもよい。例えば、本願発明者らの検討によれば、燃料ガスとしてアセチレン、助燃ガスとして一酸化二窒素を使用してフレーム燃焼中であるときに、ガス供給圧の低下が検知されない状態でフレームの立消えが検知された、というきわめて稀な状況になったときに逆火が発生することが実験的に確認されている。そこで、こうした状況になったことを検知することで、間接的ではあるが、高い確率で逆火発生を検知することができる。
本発明に係るフレーム式原子吸光光度計によれば、逆火が発生した場合に、使用者はそのまま安易に再点火操作などを行って当該装置を使用し続けることはできなくなり、例えば製造メーカ側の技術者などの指示や許可がない限り、当該装置の継続的な使用ができなくなる。もともと逆火が起こるのはきわめて稀ではあるが、仮に逆火が起こった場合であっても、それにより発生する部品の破損や構造の不具合などに起因する2次的な事故の発生を未然に防止することができる。これにより、従来よりもさらに一段と高い安全性を確保することができる。
以下、本発明に係るフレーム式原子吸光光度計の一実施例を、図面を参照して説明する。図1は本実施例によるフレーム式原子吸光光度計の要部の構成図である。このフレーム式原子吸光光度計は、装置本体1と制御・処理用のパーソナルコンピュータ(PC)4とから成り、両者は通信線5により接続されている。
装置本体1にあって、バーナ10は、試料液を霧化するスプレー部13と、燃焼ガスと霧化された試料液とを混合するチャンバ12と、混合されたガスを上方に吹き出し燃焼させることでフレーム14を形成するバーナヘッド11と、を含む。チャンバ12にはガスコントロールユニット18から、燃料ガスとしてのアセチレン(C2H2)と助燃ガスとしての空気(Air)又は一酸化二窒素(N2O)との混合ガスが燃焼ガスとして供給される。また、バーナ10には点火(着火)を行う点火部15が付設され、さらにフレーム14の形成位置近傍には、フレーム14の有無を判断するためにフレーム光を検知する光センサ17が設置されている。
ガスコントロールユニット18において、図示しないボンベ等からアセチレンが供給される燃料ガス供給流路L1には、上流側から順に、C2H2入口バルブMV3、第2圧力センサPS2、電動ニードルバルブNV1、C2H2出口バルブMV5が設けられ、電動ニードルバルブNV1と並列に設けられたバイパス流路L2には、バイパスバルブMV4及び手動ニードルバルブNV2が設けられている。また、電動ニードルバルブNV1の入口側から分岐されたアセチレンは、パイロットバルブMV6及び手動ニードルバルブNV3を介して上記点火部15にパイロットガスとして供給される。手動ニードルバルブNV2、NV3はガス流量が適当な値になるように、その開度が予め調節される。
他方、図示しないボンベ等から供給される一酸化二窒素はN2OバルブMV2を介して、空気はAirバルブMV1を介して、合流して助燃ガス供給流路L3に送られる。助燃ガス供給流路L3には、上流側から順に、第1圧力センサPS1、調圧器PR1、抵抗管FRが設けられている。抵抗管FRの下流側と上記C2H2出口バルブMV5の出口側とで、燃料ガス供給流路L1と助燃ガス供給流路L3とは合流してチャンバ12に接続されている。また、抵抗管FRの上流側で助燃ガスは分岐され、試料液をスプレーするためのネブライズガスとしてスプレー部13に供給されている。
AirバルブMV1、N2OバルブMV2、C2H2入口バルブMV3、バイパスバルブMV4、C2H2出口バルブMV5、及びパイロットバルブMV6は電磁弁であり、電動ニードルバルブNV1とともに、装置制御部20から送出される制御信号に基づいて駆動部25から供給される駆動信号により、その開閉動作や開度が制御される。また、点火部15の点火動作も駆動部25から供給される駆動信号により制御される。また、第1及び第2圧力センサPS1、PS2によるガス圧検出信号と光センサ17による検出信号とは装置制御部20にフィードバックされている。
装置制御部20は、CPU、ROM、RAMなどを含むマイクロコンピュータを中心に構成され、この装置制御部20にはユーザにより操作される点火ボタン26及び消火ボタン27が接続されている。装置制御部20は、主要な機能ブロックとして、点火・消火制御部21、ガス制御部22、逆火発生検知部23などを含むほか、逆火発生フラグや逆火回数カウント値を保持するためのEEPROMなどの不揮発性メモリ24を備える。点火・消火制御部21、ガス制御部22、及び逆火発生検知部23はいずれも、ROMに格納された所定のプログラムがCPUで実行されることにより具現化される機能である。
装置制御部20と相互に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ4には、標準的なユーザインターフェイスとして、キーボードやマウスなどの操作部41と、表示部42とが付設されている。このパーソナルコンピュータ4には、装置本体1の統括的な制御を行うとともに、装置本体1で収集されたデータを処理するための専用のソフトウエアがインストールされており、このソフトウエアをパーソナルコンピュータ4上のCPUで実行することにより、後述するような特徴的な機能を含め、装置本体1による分析動作が可能となる。特に、本実施例のフレーム式原子吸光光度計では、上記専用ソフトウエアの実行により具現化される機能ブロックとしてパスワード照合部40がある。
なお、装置本体1は、フレーム14中で原子化された試料の吸光度を測定するための光源や分光器、検出器などを備えるが、これらの記載は省略している。
本実施例のフレーム式原子吸光光度計における特徴的な処理動作を説明する前に、燃焼中のフレームを消火する際の消火シーケンスを、図2のタイムチャートを用いて簡単に説明する。図2は使用者が消火ボタン27を押した場合の例であるが、安全機構が作動して消火シーケンスの実行要求が出された場合も同様である。また、図2は助燃ガスとして一酸化二窒素が使用されている場合の例であるが、助燃ガスとして空気が使用されている場合には、図2中の下向き矢印以降の処理が実行される。
消火ボタン27が押されると、装置制御部20は駆動部25を介してまずAirバルブMV1を開く。そして、その3秒後にN2OバルブMV2を閉じる。AirバルブMV1とN2OバルブMV2とが共に開いている期間には、空気と一酸化二窒素の両方が一時的に助燃ガスとして使用されるが、N2OバルブMV2が閉じると、燃焼ガスはアセチレンと空気との混合ガスとなり、この混合ガスの燃焼によりフレーム14が形成される。N2OバルブMV2が閉鎖されてから5秒経過後に、C2H2出口バルブMV5とバイパスバルブMV4とを共に閉じる。これにより、チャンバ12へのアセチレンの供給が停止する。C2H2出口バルブMV5及びバイパスバルブMV4の閉鎖から3秒後にAirバルブMV1を閉じ、7秒後にC2H2入口バルブMV3も閉じる。AirバルブMV1の閉鎖により、チャンバ12への空気の供給が停止する。これにより、フレーム14は完全に消火される。
なお、AirバルブMV1及びN2OバルブMV2の閉鎖動作は、駆動部25に含まれるハードウエア的な遅延回路によって、装置制御部20から閉鎖コマンドが与えられた時点から3秒後に実行されるようになっており、これよって図2中に記載の3秒の遅延が実現される。これは、瞬停発生時にバルブが一斉に閉じることを防止するためであり、それにより瞬停時の逆火発生を回避することができる。
次に、本実施例のフレーム式原子吸光光度計における特徴的な処理動作である、逆火発生時の点火禁止及び点火許可のための処理動作について、図3〜図5のフローチャートを参照しつつ説明する。図3は本実施例のフレーム式原子吸光光度計における逆火発生時の処理動作のフローチャート、図4は逆火発生後の点火禁止処理動作のフローチャート、図5は点火禁止状態の解除処理動作のフローチャートである。
装置制御部20において点火・消火制御部21は、圧力センサPS1、PS2で検知されるガス圧が既定の閾値以下に下がった場合に上記のような消火シーケンスに従った消火を指示する。また、光センサ17による検出信号に基づいてフレーム14が無くなったと判断したときにも同様に、上記のような消火シーケンスに従った消火を指示する。このような安全対策を採ることで、逆火の発生やフレーム立消え時のガス漏れなどが防止される。しかしながら、或る特定の条件の下で、チャンバ12に近い位置で燃料ガス供給流路L1が突発的に破損した場合などには、逆火が起こることが確認されている。
この特定の条件とは、
(1)助燃ガスとして一酸化二窒素を使用したフレーム燃焼中であり、
(2)圧力センサPS1又はPS2により、助燃ガス又は燃料ガスのガス圧低下が検知される前に、
(3)アセチレンと一酸化二窒素との混合比が理論混合比に近い状態を維持したままで、フレームが立ち消える場合、
であることが実験的に判明している。上記(1)を満たすか否かは、分析条件として設定された助燃ガスの種類により判別することができる。また、上記(2)及び(3)については、圧力センサPS1、PS2による圧力低下の検知状態と、光センサ17の検出信号に基づくフレーム立消え検知のタイミングとによって、判別することができる。そこで、装置制御部20において逆火発生検知部23は、上記条件が満たされたときに逆火が発生したと判断する。
いま、ユーザ(使用者)が操作部41において、助燃ガスとして一酸化二窒素を選択する等の分析条件設定を行ったものとする。すると、パーソナルコンピュータ4から装置制御部20に対し、フレーム種類として高温フレーム(C2H2+N2O)を設定するコマンドが送られる。その上で、使用者による点火ボタン26の操作を検知すると、点火・消火制御部21は予め決められた高温フレーム点火シーケンスに従って点火を実行するように指示を出す。これにより、ガス制御部22はガスコントロールユニット18を制御してチャンバ12にアセチレンと一酸化二窒素とを供給し、点火部15が点火動作を実行する。その結果、フレーム14が形成される。
図3に示すように、高温フレーム燃焼中であるときに(ステップS1)、逆火発生検知部23は逆火発生の有無を監視する(ステップS2)。具体的には、圧力センサPS1、PS2によりガス圧の低下を検知していない状態で、光センサ17によりフレーム立消えを検知した場合に、逆火が発生したとみなし「逆火エラー」と判断する(ステップS3)。逆火発生が検知されなければ、そのまま高温フレームの燃焼を継続する。
逆火エラーの場合、点火・消火制御部21は前述したような消火シーケンスを実行してガス供給を停止し(ステップS4)、逆火発生検知部23は「逆火エラー」であることをパーソナルコンピュータ4に通知する(ステップS5)。さらに逆火発生検知部23は、逆火発生フラグを1にセットし、逆火回数カウント値をインクリメントして、不揮発性メモリ24に記憶されているそれらパラメータを書き換える(ステップS6、S7)。なお、装置が使用可能な状態であるときには逆火発生フラグは0であり、また装置購入時や後述のように製造メーカによる修理後に装置が返却されてきたときには逆火回数カウント値は0である。パーソナルコンピュータ4は、任意の時点で不揮発性メモリ24に記憶されている上記値を読み出すことができる。消火シーケンスが実行されてフレーム14が消火されると、装置制御部20はアイドル状態(待機状態)に戻る。
図4に示すように、装置制御部20がアイドル状態であるとき(ステップS11)、点火・消火制御部21はユーザにより点火ボタン26が押されたか否かを繰り返し判定する(ステップS12)。点火ボタン26が押されると、点火・消火制御部21は不揮発性メモリ24に記憶されている逆火発生フラグを読み出し(ステップS13)、このフラグが1であるか否かを判定する(ステップS14)。フラグが1でなければ(つまりであれば)所定の点火シーケンスを実行する(ステップS16)。
前述したように逆火が検知されて消火が実行された場合には、逆火発生フラグは1にセットされている。その場合、ステップS14でYと判断され、点火・消火制御部21は点火を拒否する(ステップS15)。つまり点火禁止状態となる。逆火発生フラグは不揮発性メモリ24に記憶されているため、たとえ装置電源が一旦オフされ、再度電源投入された場合でも、点火禁止状態は解除されない。したがって、一旦、逆火が起こると、そのままでは装置の使用を継続することはできなくなる。
逆火発生フラグをリセットするには、パーソナルコンピュータ4側の操作部41から規定のパスワードを入力する必要がある。このパスワードは、基本的には当該装置の製造メーカ側のみが知っているものとする。即ち、ユーザは、上記のような逆火の発生により装置の使用ができなくなった場合、直接又はサービス会社等を経由して逆火発生の事実を製造メーカ側に通知する。製造メーカ側は、技術担当者が逆火の発生状況などを調査・検討し、装置を継続使用しても安全上問題ないと判断した場合に、逆火発生フラグをリセットするためのパスワードを発行する。このとき、逆火発生回数が1であればパスワードAを発行するものとする。このパスワードは例えばサービス会社の担当者に通知され、この担当者がユーザ側まで出向いて操作部41よりパスワードを入力する。
例えばパスワードは、製造メーカが取り決めたルールに従って発行するものとすることができる。一般に製造メーカは、逆火発生時の装置の損傷の程度をその逆火発生回数に応じて予め見積もることが可能である。そこで、ここでは2回目の逆火発生まではその状況に応じて(安全上問題がないと判断できれば)パスワードを発行可能であるとし、3回以上の逆火発生は、安全性を確保するために、必ず製造メーカが装置を一旦引き取って調査・修理・部品交換などを行うものとする。そのために、製造メーカ側では、逆火発生1回及び2回のパスワードをそれぞれA、Bと決めておき、逆火発生3回に対してはパスワードを決めないものとする。
製造メーカは上記のような取り決めに従って、パーソナルコンピュータ4にインストールされた専用ソフトウエアにより具現化されるパスワード照合部40に、予め逆火発生1回及び2回に対するパスワードA、Bを保持させておく。図5に示すように、装置制御部20を含む装置本体1が待機状態であるときに(ステップS21)操作部41からパスワードが入力されると(ステップS22でY)、パーソナルコンピュータ4においてパスワード照合部40は装置制御部20に対し逆火回数カウント値を問い合わせて取得する(ステップS23)。パスワード照合部40はそのカウント値に応じたパスワードを参照パスワードとして内部で選択する(ステップS24)。したがって、取得した逆火回数カウント値が1であればパスワードAが、逆火回数カウント値が2であればパスワードBが参照パスワードとなる。
これに対し、取得した逆火回数カウント値が3であった場合には、パスワード照合部40では参照パスワードを設定することができない。そこで、参照パスワードがあるか否かを判定し(ステップS25)、参照パスワードがない場合には表示部42に対し修理依頼指示の表示を行う(ステップS29)。一方、参照パスワードがある場合には、入力されたパスワードと参照パスワードとを照合し(ステップS26)、パスワードが一致するか否かを判定する(ステップS27)。パスワードが一致した場合、パーソナルコンピュータ4は装置制御部20に対して逆火発生フラグをリセットするよう指示を出す。この指示に応じて装置制御部20は逆火発生フラグを0にリセットする(ステップS28)。つまり、点火禁止状態を解除する。したがって、それ以降、ユーザが点火ボタン26を押す操作を行うと、点火・消火制御部21は逆火発生フラグが0であることを確認した上で点火シーケンスを実行し、装置の使用が可能となる。これは図4中のステップS12〜S14及びS16の処理に相当する。
仮にサービス会社の担当者やユーザが勝手に(製造メーカ側から知らされたものではない)パスワードを入力した場合には、参照パスワードと一致しないためにステップS27からS30へと進み、表示部42にパスワード不一致エラーであることを表示する。
2回目の逆火が発生した場合にも上記と同様に、製造メーカ側から発行された、1回目の逆火発生時とは相違するパスワードBを操作部41から入力することで点火禁止状態を解除し、引き続き装置を使用することが可能となる。
3回目の逆火が発生すると、その時点で逆火回数カウント値は3になる。そのため、上述したようにパスワード照合部40において対応するパスワードが用意されていないため、どのようなパスワードの入力が試みられても点火禁止状態は解除されない。つまり、このときに点火禁止状態を解除するには、当該装置を一旦製造メーカに預けるしかない。
装置を引き取った製造メーカ側では、技術担当者が適切な点検・修理を実施し、逆火発生により影響を受ける部品などの安全性が装置購入時と同程度に確保できる状態になったならば、装置制御部20の不揮発性メモリ24の記憶内容、つまり逆火発生フラグと逆火回数カウント値とを共にリセットし、装置をユーザ側に返却する。つまり、一旦、製造メーカに回収された装置は、少なくとも逆火対応安全処理については新規に出荷された状態と同等になる。各装置毎にパスワードA、Bを異なるものとしてもよいが、その場合には、製造メーカ側において各装置に対応してパスワードを管理する必要が生じ、管理が煩雑になる。したがって、パスワード管理を容易にするには、各装置で共通のパスワードA、Bを利用するとよい。パスワード管理が面倒になっても安全性を一段と高めたい場合には、装置毎に異なるパスワードを用い、さらにまた修理のために装置が製造メーカに返却される毎にパスワードを書き換えるようにすればよい。このようにパスワードを変えるのであれば、装置の安全性が確認された後の点火禁止状態の解除の操作自体はユーザの手に委ねても問題ない。
以上のようにして、本実施例によるフレーム式原子吸光光度計では、万が一、逆火が発生した場合でも、使用者の安直な判断でそのまま装置が使用されることを防止できる。また、規定の回数、逆火が発生した場合に、装置を製造メーカ側が確実に回収し、安全上不可欠な点検、修理を行うことができる。それにより、従来よりも一段と高い安全性を達成することができる。
なお、上記実施例は一例であって、本発明の趣旨の範囲において適宜変形及び修正することができることは明らかである。例えば、点火禁止状態を解除するためのパスワードの運用や管理の手法は上記実施例に記載のものに限らないことは当然である。また、逆火発生の検知手法も上記実施例に記載のものに限らない。
本発明の一実施例によるフレーム式原子吸光光度計の要部の構成図。 本実施例のフレーム式原子吸光光度計における消火シーケンスの一例を示すタイムチャート。 本実施例のフレーム式原子吸光光度計における逆火発生時の処理動作のフローチャート。 本実施例のフレーム式原子吸光光度計における逆火発生後の点火禁止処理動作のフローチャート。 本実施例のフレーム式原子吸光光度計における点火禁止状態の解除処理動作のフローチャート。
符号の説明
1…装置本体
10…バーナ
11…バーナヘッド
12…チャンバ
13…スプレー部
14…フレーム
15…点火部
17…光センサ
18…ガスコントロールユニット
MV1…Airバルブ
MV2…N2Oバルブ
MV3…C2H2入口バルブ
MV4…バイパスバルブ
MV5…C2H2出口バルブ
MV6…パイロットバルブ
FR…抵抗管
PS1、PS2…圧力センサ
PR1…調圧器
NV1…電動ニードルバルブ
NV2、NV3…手動ニードルバルブ
L1…燃料ガス供給流路
L2…バイパス流路
L3…助燃ガス供給流路
20…装置制御部
21…点火・消火制御部
22…ガス制御部
23…逆火発生検知部
24…不揮発性メモリ
25…駆動部
26…点火ボタン
27…消火ボタン
4…パーソナルコンピュータ
40…パスワード照合部
41…操作部
42…表示部
5…通信線

Claims (3)

  1. 燃焼ガスをバーナで燃焼させてフレームを形成し、霧化させた試料を前記フレーム中で原子化するフレーム式原子吸光光度計において、
    a)前記フレームの逆火現象の発生を検知する、又は逆火現象が発生したとみなせる状態になったことを検知する逆火検知手段と、
    b)該逆火検知手段により逆火が検知された場合に、それ以降の点火の実行を禁止する点火禁止手段と、
    c)前記逆火検知手段により逆火が検知される毎にその回数を計数して記憶する逆火発生回数記憶手段と、
    d)前記点火禁止手段により点火禁止状態であるときに、使用者に対し秘匿性を有する特定の操作に応じてのみ点火禁止状態を解除する禁止解除手段と、
    を備え、前記禁止解除手段は、前記逆火発生回数記憶手段に記憶された計数値に応じて点火禁止状態を解除するための前記特定の操作の内容を変更するとともに、該計数値が所定の値に達した場合には、前記特定の操作による点火禁止状態の解除も許可しないようにすることを特徴とするフレーム式原子吸光光度計。
  2. 請求項1に記載のフレーム式原子吸光光度計であって、
    前記特定の操作はパスワードの入力操作を伴うものであることを特徴とするフレーム式原子吸光光度計。
  3. 請求項に記載のフレーム式原子吸光光度計であって、前記禁止解除手段は、
    前記逆火発生回数記憶手段に記憶された計数値に応じた照合用パスワードを設定する照合情報設定手段と、
    外部より入力されたパスワードを前記照合用パスワードと照合し、一致する場合に解除動作を実行するパスワード照合手段と、
    を含むことを特徴とするフレーム式原子吸光光度計。
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