JPH11153354A - 給湯器の故障診断方法および故障診断装置 - Google Patents

給湯器の故障診断方法および故障診断装置

Info

Publication number
JPH11153354A
JPH11153354A JP9338119A JP33811997A JPH11153354A JP H11153354 A JPH11153354 A JP H11153354A JP 9338119 A JP9338119 A JP 9338119A JP 33811997 A JP33811997 A JP 33811997A JP H11153354 A JPH11153354 A JP H11153354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
water
hot water
failure diagnosis
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9338119A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3777763B2 (ja
Inventor
Tadahiko Oshio
忠彦 大塩
Yoji Hatake
洋二 畠
Toyohiko Egami
豊彦 江上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP33811997A priority Critical patent/JP3777763B2/ja
Publication of JPH11153354A publication Critical patent/JPH11153354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3777763B2 publication Critical patent/JP3777763B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯器の流量調整弁を個別に動作させて具体
的な故障診断を行なうとともに、そのような故障診断を
容易に行なえる故障診断装置を提供する。 【解決手段】 給湯器1との間でデータの送受信を行な
うデータ通信部340と、給湯器1の故障診断手順を記
憶した記憶部350と、この記憶部350に記憶された
故障診断手順に従って給湯器1の給湯経路上に設けられ
た流量調整弁に対して機器動作指令を発するとともに、
給湯器経路上の各部に設けられた流量センサからの検出
結果に基づいて前記故障診断を行なう故障診断部310
とを備えた故障診断装置3を用い、上記流量調整弁に個
別に機器動作指令を発して、その際の給湯経路上の流量
を検出して、この流量から流量調整弁が正常に動作して
いるか否かを診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は給湯器の故障診断
方法およびその装置に関し、より詳細には、給湯器の給
湯器経路上に設けられるバイパス流量調整弁および風呂
追い焚き循環路に湯水の供給を行なう注湯流量調整弁の
故障診断を行なう技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の給湯器においては、給湯経路上に
バイパス流量調整弁や注湯流量調整弁などの流量調整弁
が設けられ、これらの流量調整弁の動作を給湯器の制御
部において制御するように構成されている。すなわち、
バイパス流量調整弁は、市水道からの水を熱交換に供給
する入水管と熱交換器によって加熱された湯水を給湯カ
ランや風呂追い焚き循環路(浴槽から取り込んだ湯水を
熱交換機を経由して再び浴槽へ戻すための循環路)に供
給するための出湯管との間に設けられるバイパス用の配
管(バイパス管)に設けられた流量調整弁であって、こ
の流量調整弁を制御することにより出湯管内の湯水の温
度調節が行なわれてる。また、上記注湯流量調整弁は、
上記出湯管と風呂追い焚き循環路の接続部分に設けられ
るものであって、この注湯流量調整弁を制御することに
より出湯管から風呂追い焚き循環路に供給される湯水の
供給量を調節している。
【0003】このような流量調整弁を備えた給湯器の故
障診断は、通常、施工現場において作業者が予め定めら
れた整備マニュアル等に示された点検手順に従って適宜
ガスの元栓や給湯カランを操作しながら通常の給湯動作
を行なわせ、給湯器の動作に異常がないか否かを作業者
に確認させることにより行なわれている。そして、給湯
器の動作状況に関してより詳細な情報が必要な場合に
は、さらに給湯器各部に予め設けられた計測ポイント
(例えば、電圧測定用の端子など)を実測することによ
り、対象となる部品等が正常に動作しているかを確認し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の故障診断方法では以下のような問題があっ
た。
【0005】(1) すなわち、通常の給湯動作を行なわせ
て故障診断を行なう場合、給湯動作に異常があることは
容易に判明するが、具体的に給湯器のどの部位が故障し
ているのかを判定するのは困難である。 (2) また、上記バイパス流量調整弁や注湯流量調整弁な
どは、給湯温度や給湯量に応じて相対的に、かつバーナ
の燃焼など種々の要素と連携させて制御されるため、通
常の給湯運転を行なったのではこれら個々の流量調整弁
を作業者の自由に動作させることができず、正確な故障
診断を行なうことは容易ではない。なお、この場合、給
湯器の制御構成として、各部位毎の動作を可能とするモ
ード(故障診断モード)を備えることも考えられるが、
その場合、作業者は給湯器各部を定められた故障診断手
順に従って正確に動作させる必要があり、たとえ詳細な
内容の整備マニュアル等を用意してもかかる作業を順序
正しく行なうことは容易ではなく、危険防止等の観点か
らもあまり好ましくなかった。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、給湯器の
流量調整弁を個別に動作させて具体的な故障診断を行な
うとともに、そのような故障診断を容易に行なえる故障
診断装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載された給湯器の故障診断方
法は、少なくとも熱交換器に接続される入水管と出湯管
との間に設けられたバイパス管の通水流量を制御するバ
イパス流量調整弁を備えるとともに、熱交換器への入水
流量を検出する入水流量センサを備えた給湯器におい
て、上記出湯管の下流側の給湯経路上に一定流量の通水
を維持させ、その状態で上記バイパス流量調整弁の開度
を切り替えてこの切り替えの前後における上記熱交換器
への入水流量の変化を検出し、この入水流量の変化が上
記バイパス流量調整弁の切り替えによって生じる予定さ
れた入水流量の変化の範囲内か否かを判定し、当該範囲
内にない場合に上記バイパス流量調整弁の故障と診断す
ることを特徴とする。
【0008】すなわち、この方法は、給湯栓を開いて給
湯経路上に一定流量の通水を維持させつつバイパス流量
調整弁の開度を切り替えると、バイパス管の通水流量が
変化することに伴って熱交換器への入水流量も変化する
ことに着目し、バーナの燃焼運転の有無に関係なく、バ
イパス流量調整弁の開度をのみを切り替えて、その際に
生じる入水流量の変化からバイパス流量調整弁の動作に
異常がないか否かを判定するものである。つまり、バイ
パス流量調整弁の開度変化に伴って生じる入水流量の流
量変化を予め計算または実測によって求めておき、実際
にバイパス流量調整弁の開度を変化させた際の入水流量
の変化が予め求められた上記の入水流量変化と一致する
か否かを判定することにより、バイパス流量調整弁の故
障診断を行なうものである。
【0009】また、請求項2に記載された給湯器の故障
診断方法は、少なくとも熱交換器に接続される入水管と
出湯管との間に設けられたバイパス管の通水流量を制御
するバイパス流量調整弁を備えるとともに、熱交換器へ
の入水流量を検出する入水流量センサと上記出湯管から
の出湯流量を検出する出湯流量センサとを備えた給湯器
において、上記出湯管の下流側の給湯経路上に一定流量
の通水を維持させ、その状態で上記バイパス流量調整弁
を全閉状態として上記バイパス管の通水を遮断し、この
状態で上記出湯管からの出湯流量と上記熱交換器への入
水流量とを比較して上記バイパス管の通水遮断が予定通
り行なわれているか否かを判定し、予定通り行なわれて
いない場合に上記バイパス流量調整弁の故障と診断する
ことを特徴とする。
【0010】すなわち、この方法は、給湯栓を開いて給
湯経路上に一定流量の通水を維持させつつバイパス流量
調整弁を全閉状態とした場合には、バイパス流量調整弁
が正常に動作していれば入水管に供給された水はバイパ
ス管に流入することなく全て入水管、熱交換器、出湯管
を経て、最終的には給湯栓等から外部に放出される。そ
こで、この請求項2においては、バーナの燃焼運転の有
無に関係なく、バイパス流量調整弁を全閉状態として、
この状態で上記出湯管からの出湯流量と熱交換器への入
水流量を比較することにより、バイパス流量調整弁が正
常に動作しているか否かを判定するものである。
【0011】さらに、請求項3に記載された給湯器の故
障診断方法は、少なくとも熱交換器に接続される入水管
と出湯管との間に設けられたバイパス管の通水流量を制
御するバイパス流量調整弁を備えるとともに、熱交換器
への入水流量を検出する入水流量センサと上記出湯管か
らの出湯流量を検出する出湯流量センサとを備えた給湯
器において、予め正常なバイパス流量調整弁を全開とし
た場合における上記入水流量と出湯管からの出湯流量の
比(k)を求めておき、上記バイパス流量調整弁を全閉
状態とした時の動作が正常と判断された場合に、上記出
湯管の下流側の給湯経路上に一定流量の通水を維持させ
た状態で、上記バイパス流量調整弁を全開状態として上
記バイパス管への通水を行なわせ、この状態で上記入水
管への入水流量を検出して、この検出された入水流量と
上記予め求められた比(k)とから上記出湯管からの出
湯流量を演算し、この演算された出湯流量と上記出湯流
量センサにより検出された出湯流量とを比較して両流量
が一致するか否かを判定し、一致していなければ上記バ
イパス流量調整弁の故障と診断することを特徴とする。
【0012】すなわち、この方法は、バイパス流量調整
弁が全閉状態で正常に動作している場合、換言すれば、
バイパス管での通水遮断が確実に行なわれている場合で
もバイパス流量調整弁を駆動するサーボモータと弁機構
の連携に偏りがある場合、つまりサーボモータが脱調し
ている場合には、弁の全開動作が予定通り行なわれない
ので、かかる点を熱交換器への入水流量の変化から検出
してバイパス流量調整弁の故障診断を行なうものであ
る。
【0013】具体的には、バイパス管の出湯管側出口よ
りも下流側における出湯管からの出湯流量は、バイパス
流量調整弁の開度が一定であれば、熱交換器への入水流
量に給湯器の機種毎に求められる係数kを乗じることに
より演算によって求めることができる(ここで、係数k
は、予め正常なバイパス流量調整弁を全開状態とした際
の熱交換器への入水流量と出湯管からの出湯流量との比
を求めたものとする)。しかし、上述したようにバイパ
ス流量調整弁が脱調している場合には、バイパス流量調
整弁を全開状態としてもバイパス流量調整弁は完全に開
かないのでバイパス管に流入する水の流量は本来の場合
より少なくなり、それに伴って熱交換器への入水流量は
予定された流量より増加することとなる。したがって、
かかる増加した入水流量に基づいて出湯管からの出湯流
量を演算すると、この演算により求められた出湯流量は
出湯管からの実際の出湯流量より大きくなるので、この
演算により求められた出湯流量が上記実際の出湯流量よ
り大きい場合には、バイパス流量調整弁に脱調があると
判定できる。
【0014】なお、この請求項3の発明の場合、出湯管
からの実際の出湯流量の検出が必要なるが、一般的な給
湯器は給湯カランからの出湯流量を検出する流量センサ
は備えていないため、後述する風呂追い焚き循環路に連
通する注湯流量調整弁を開いて給湯経路上への通水を行
い、そこで注湯流量調整弁からの出湯流量を上記注湯流
量制御弁の下流側に設けられる注湯流量センサで検出す
る構成を採用することが好ましい。
【0015】また、請求項4に記載された給湯器の故障
診断方法は、少なくとも水道からの湯水を熱交換器を介
して風呂追い焚き循環路へ供給する注湯流量調整弁と、
この注湯流量調整弁を介して上記風呂追い焚き循環路に
供給される湯水の流量を検出する注湯流量センサとを備
えた給湯器において、上記注湯流量調整弁を開いた状態
で、上記水道から熱交換器への通水と上記注湯流量調整
弁の下流側での通水のいずれもが検出されない場合に、
上記熱交換器と注湯流量調整弁の間に設けられた給湯栓
を開かせ、この状態で上記熱交換器への通水が検出され
た場合に上記注湯流量調整弁の故障と判断することを特
徴とする。
【0016】すなわち、この方法は、風呂追い焚き機能
を備えた給湯器において、注湯流量制御弁を開いた状態
で熱交換器と注湯流量調整弁の両方に通水が検出されな
い場合に故障箇所を特定するための方法である。つま
り、このような場合、注湯流量制御弁の故障の他、入水
管への水の供給自体が停止していることが考えられるの
で、出湯管の途中に設けられた給湯栓(たとえば給湯カ
ラン)を開かせることにより、その際の通水の有無によ
って水の供給が停止しているかを確認し、その結果によ
って両者いずれかを判定するものである。
【0017】さらに、請求項5に記載された給湯器の故
障診断装置は、上記請求項1から請求項4のいずれか一
つの故障診断方法を実現するための給湯器の故障診断装
置であって、給湯器との間でデータの送受信を行なうデ
ータ通信部と、給湯器の故障診断手順を記憶した記憶部
と、この記憶部に記憶された故障診断手順に従って給湯
器の給湯経路上に設けられた流量調整弁に対して機器動
作指令を発するとともに、給湯器経路上の各部に設けら
れた流量センサからの検出結果に基づいて上記故障診断
を行なう故障診断部とを備えたことを特徴とする。
【0018】すなわち、この請求項5の発明は、データ
通信部を介して給湯器とデータ通信可能に構成され、記
憶部に記憶された故障診断手順に従って給湯器の各種流
量調整弁(具体的には、バイパス流量調整弁および注湯
流量調整弁)に対して動作指令を発する一方、給湯器各
部に設けられた流量センサ(具体的には、流水流量セン
サ,出湯流量センサ,注湯流量センサ)での検出結果に
基づいて、上記請求項1乃至請求項4に示す故障診断方
法を行なうものである。つまり、この請求項5の発明に
よれば、上記請求項1乃至請求項4に記載された故障診
断方法において必要となる流量調整弁の動作が全て記憶
された手順に従って自動的に給湯器に伝達される一方、
流量センサでの検出結果の取り込み、さらにはその結果
に基づく故障診断までが一貫して故障診断装置において
行なわれる。そのため、作業者は、給湯器の故障診断に
際して故障診断手順を意識することなく、効率良く故障
診断を行なうことができる。
【0019】また、請求項6に記載された給湯器の故障
診断装置は、上記故障診断装置が表示部を備え、上記請
求項1から請求項4のいずれか一つの故障診断方法を実
現する際において、当該表示部に故障診断手順を表示さ
せることを特徴とする。すなわち、この請求項6の故障
診断装置においては、故障診断手順中に作業者の手によ
り行なうべき作業(たとえば請求項4における「給湯栓
の開栓」など)が含まれる場合、それを表示部に表示す
ることによって作業者に認識させることができ、その結
果作業者はこの表示部の表示に従って所定の作業を行な
うだけで故障診断を容易に行なうことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0021】まず、本発明に係る給湯器の故障診断装置
および同故障診断装置を含む故障診断システムの概略構
成を図1に示す。この故障診断システムは、給湯器1と
計測装置2と故障診断装置3とを主要部として構成さ
れ、本実施形態においては、給湯器1に設けられた流量
調整弁の故障診断のみならず、各種の異常の検出を行な
うように構成されている。
【0022】このシステムで故障診断の対象となる給湯
器1は、図2に示すように、少なくとも、給湯器各部の
動作状況を検出するセンサ類と、給湯器各部に設けられ
る各種計測器による実測用の計測ポイントと、上記セン
サ類の検出結果に基づいて給湯器各部の動作状況を監視
して給湯器の動作制御を行う制御部4と、この制御部4
で処理される各種データを外部と通信可能とするデータ
通信部(図示せず)とを備えなり、このデータ通信部を
介して上記故障診断装置3からの機器動作指令を受信す
るとともに、制御部4から給湯器各部の動作状況(セン
サ類の検出結果やセンサ類の設定情報等)を上記故障診
断装置3に伝達可能に構成されている。なお、上記デー
タ通信部は、本実施形態では特に示していないが、たと
えば給湯器1を遠隔操作するためのリモートコントロー
ラ(図示せず)用のデータ通信部と共用することも可能
である。
【0023】図2は、この給湯器1の実施形態の一例を
示しており、この給湯器1は瞬間式給湯器5aと風呂追
い焚き用の給湯器5bとが併設されてなるものである。
これら両給湯器5a,5bは、それぞれ熱交換器6a,
6bを備えるとともに、この熱交換器6を加熱するバー
ナ7a,7bを備えている。熱交換器6aには、入水管
8と出湯管9とが接続されており、入水管8は市水道に
連結されるとともに、出湯管9は後述する給湯カラン1
7や注湯流量調整弁24等の給湯栓に接続される。そし
て、この入水管8と出湯管9との間にはバイパス管10
が配設されている。このバイパス管10は給湯温度の微
調整などに用いられるもので、該バイパス管10に設け
られるバイパス流量調整弁11(流量調整弁)の開き具
合によって入水管8から出湯管9への通水量の調節が行
なわれる。バイパス流量調整弁11は、上記制御部4か
らの指令に基づいて、弁駆動機構を構成するサーボモー
タ11aを駆動することにより弁の開度調節を行なうよ
う構成されている。
【0024】また、入水管8には、図に示すように市水
道から熱交換器6aに供給される通水流量を検出する入
水流量センサ12(流量センサ)が設けられるととも
に、入水温度を検出する入水温度センサ13が配されて
いる。なお、入水流量センサ12として図示例ではいわ
ゆるタービン式のセンサが用いられており、入水流量セ
ンサ12の内部には通水を検知するためのロータ12a
が配されている。また、入水温度センサ13としてはた
とえばサーミスタ式のセンサが好適に用いられる(他の
流水温度センサにおいても同様)。一方、出湯管9に
は、熱交換器6aで加熱された湯水の温度検出用に缶体
温度センサ14が設けられるとともに、その先端付近
に、出湯管9からの出湯流量を調節するための出湯流量
調整弁15が設けられている。また、この出湯流量調整
弁15の下流側には、上記バイパス管11によって温度
調節された後の出湯温度を検出する出湯温度センサ16
が設けられる。そして、この出湯管9は上記出湯流量調
整弁15の下流側で分岐され、一方は給湯カラン17
へ、またもう一方は風呂追い焚き用の追い焚き循環路1
8へとそれぞれ接続されている。
【0025】追い焚き循環路18は、図外の浴槽の湯水
を追い焚きするために、該浴槽と上記熱交換器6bとの
間に形成された循環路であって、浴槽から湯水を吸い込
んで熱交換器6bへ供給する戻り管19と、該熱交換器
6bで加熱された湯水を再び浴槽へと循環させる往き管
20とを主要部として構成される。上記戻り管19に
は、浴槽内の湯水を強制的に循環させる循環ポンプ21
が設けられ、その下流側には追い焚き循環路18内の通
水を検出する水流スイッチ22が設けられるとともに、
この水流スイッチ22の下流側には更に浴槽内の湯水の
温度を検出する風呂温度センサ23が設けられている。
【0026】また、この追い焚き循環路18には、上述
したように出湯管9が接続されている。具体的には、上
記出湯管9は、上記戻り管19上の風呂温度センサ23
の下流側に接続されている。この接続にあたっては、上
記出湯管9の先端に、該出湯管9から戻り管19に供給
される注湯流量を制御する注湯流量調整弁(流量調整
弁)24、およびその下流側に上記注湯流量調整弁24
を介して戻り管19に流れ込む湯水の流量を検出する注
湯流量センサ(流量センサ)25が設けられている。な
お、注湯流量センサ25は上記入水流量センサ12と同
様にタービン式の流量センサが用いられ、25aはその
ロータを示している。また、26は逆止弁を示してお
り、上記注湯流量調整弁24の開閉制御は上記給湯器1
の制御部4の指令により行なわれる。
【0027】また、上記熱交換器6a,6bを加熱する
バーナ7a,7bは、図示例ではガスを燃料とするガス
バーナであり、燃料となるガスはガス管27を介して供
給される。ガス管27には、ガス供給を遮断可能な元ガ
ス電磁弁28が設けられ、この元ガス電磁弁28の下流
側においてバーナ7a側27aとバーナ7b側27bに
分岐される。分岐されたガス管27a,27bには、そ
れぞれバーナ7a,7bに供給するガス圧を調整するた
めのガス比例弁29,30が設けられている。また、バ
ーナ7a,7bには、いずれも複数の燃焼管が配され、
この燃焼管の燃焼本数を目標燃焼量に応じて適宜段階的
(図示例のバーナ7aでは4段階、バーナ7bでは2段
階)に切り替えて運転可能なように電磁弁で構成された
能力切替弁31(図示例のバーナ7aでは3個、バーナ
7bでは1個)が設けられている。しかして、この能力
切替弁31と上記ガス比例弁29,30の動作制御によ
って、バーナ7での燃焼が上記制御部4で指令される目
標号数となるように制御される。なお、図に示す32
a,32bは、給湯器5a,5bの缶体33a,33b
に設けられた燃焼用空気の送風ファンを示しており、ま
た、34は点火プラグを、35は立消え安全装置を、3
6はバーナ温度センサを示している。さらに、39は一
次ガス圧を検出するためのガス圧計測部(計測ポイン
ト)を示している。
【0028】一方、計測装置2は、上記給湯器1の各部
に設けられた電圧やガス圧などの計測ポイントでの実測
を行なう各種計測器を内装してなる計測器部210と、
この計測器部210で得られた上記計測ポイントの実測
結果を上記故障診断装置3に供給するデータ通信部22
0とを備えてなる。計測器部210には、特に給湯器1
の具体的な故障診断に必要な計測器(たとえば回路計や
ガス圧計など)が内装され、これらの計測器によって実
測された実測結果はデジタルデータに変換され、上記デ
ータ通信部220を介して故障診断装置3に送信され
る。なお、図1における211は回路計のテスト棒およ
びそのコードを、また212はガス圧計のガス配管を示
している。
【0029】また、故障診断装置3は、上記制御部4に
対して給湯器各部の具体的な動作を指令する機器動作指
令を発するとともに、上記給湯器1および計測装置2か
ら供給される給湯器各部の動作状況および上記計測器部
210での実測結果を取り込んで給湯器各部の動作異常
を診断する故障診断部310と、該故障診断部310に
おける診断状況ならびに診断結果を表示する表示部32
0と、作業者からの指令を入力するための指令入力部3
30と、給湯器1や計測装置2と同様のデータ通信部3
40と、これらの動作制御ならびに故障診断装置3で行
なう故障診断の手順を記憶した記憶部350とを備えて
いる。具体的には、この故障診断装置3としては、汎用
のパーソナルコンピュータが好適に使用される。すなわ
ち、上記故障診断部310における各機能は、パーソナ
ルコンピュータの記憶装置350に記憶された故障診断
プログラムによって実現されるとともに、上記表示部3
20はパーソナルコンピュータの画面によって実現され
る。また、指令入力部330は、パーソナルコンピュー
タのキーボードやあるいは上記表示部320へのペン入
力により実現される。さらに、データ通信部340は、
パーソナルコンピュータに設けられるデータ入出力用の
端子(たとえばRS232C)により実現される。
【0030】しかして、これら給湯器1、計測装置2お
よび故障診断装置3とが図1に示すように伝送線Lによ
って相互に着脱可能に接続されてデータ通信可能に構成
される。なお、図示例では故障診断装置3として汎用の
パーソナルコンピュータを使用していることから、故障
診断装置3と計測装置2は別体として構成されるが、こ
れらは専用の装置として一体に構成することも可能であ
る。
【0031】次に、このようにして構成される給湯器の
故障診断システムの動作について説明する。
【0032】本システムが故障診断の対象とするのは、
上述したような制御部4によって給湯器各部の動作が監
視・制御される給湯器1である一方、具体的に故障診断
装置3から制御部4になされる各種の機器動作指令は、
全て故障診断装置3内で所定の故障診断プログラムに従
って生成されることから、上記の機能を備えた給湯器で
あれば、たとえば製造メーカが異なる給湯器において
も、上記故障診断プログラム上で十分に対応可能であ
る。したがって、まず、この点について簡単に説明す
る。
【0033】本システムでは、このような事情から、ま
ずシステム立ち上げ時に、上記表示部310上に診断対
象となる給湯器1の形式選択を行なわせる表示がなされ
る。そこでは、製造メーカの選択ならびに具体的な型番
の選択を行なわせ、この選択に基づいて以下の故障診断
動作を規律する故障診断プログラムが選択される。この
ようにして診断対象となる給湯器1の形式が決定される
と、故障診断装置3から給湯器1の制御部4に対して、
以後故障診断動作が開始される旨、つまり、給湯器1を
所定の故障診断モードに切り替える旨の機器動作指令が
発せられる。なお、この故障診断モードは給湯器の製造
メーカや形式毎に相違するが、このモードが選択される
ことにより、たとえば通常の使用状態中に設定されてい
る安全措置等が解除され、故障診断に必要な機器各部の
動作が可能な状態(たとえば、給湯器の制御部でソフト
的に設定されている安全措置の解除)に移行される。
【0034】また、これと並行して、上記診断対象とな
る給湯器1が自己診断機能を備える場合、システム立ち
上げ時の上記形式選択終了後に、この自己診断機能での
診断結果(多くの給湯器の場合、エラーコードで表示さ
れる)を故障診断装置3内に取り込んで、かかる自己診
断情報も上記表示部310上に表示するように構成され
る。なお、給湯器1が過去の故障状況(障害履歴)を記
憶している場合には、この障害履歴も取り込み表示が行
なわれる。
【0035】このようにして、本システムの立ち上げが
完了すると、表示部320上には故障診断の具体的なメ
ニューが表示される。本実施形態では、たとえば給湯器
1の診断対象部位を特定して診断を行なう(個別診断)
か、あるいはかかる特定を行なわずに給湯器各部の全て
について故障診断を行なう(自動診断)かを選択する画
面が表示される。そこで、次に上記個別診断と自動診断
とに場合を分けて説明する。
【0036】A.個別診断 個別診断が選択された場合、まず、個別診断を行なう給
湯器の部位の特定を要求する画面が表示される。作業者
は、この画面の指示に従って上記指令入力部330を操
作して故障診断部位を指定する。この指定により、上記
故障診断装置3において第1の故障診断動作(図3のス
テップS1)が開始される。具体的には、上記故障診断
部310から上記制御部4に対して、当該故障診断部位
に応じて予め設定された所定の動作ないしは不動作を指
令する機器動作指令が発せられ、上記故障診断部位に関
連する各部が動作を行い、その際における上記センサ類
での検出結果が上記制御部4を経由して故障診断部31
0に入力される。センサ類での検出結果を受信した故障
診断部310では、上記故障診断プログラムに従って故
障診断部位の不具合(動作異常)の判定が行なわれる
(図3ステップS2)。
【0037】なお、この第1の故障診断にあたっては、
故障診断のための資料として上記センサ類から得られる
検出結果が用いられるが、その際の資料として上記セン
サ類での検出結果に代えて、またはこれと併用して、作
業者が上記故障診断部位について五感の作用で取得した
感覚的な診断結果を上記指令入力部330から直接入力
させることも可能である。すなわち、上記故障診断部位
の診断においては、センサ類を用いることなく作業者自
身の五感で直接確認することが適しているもの(たとえ
ば、動作音の確認など)も含まれるため、そのような場
合には、作業者の診断結果を直接得ることが迅速かつ的
確な故障診断に奉仕するからである。
【0038】そして、個別診断の場合、このような第1
の故障診断動作で動作異常が検出されなかった場合には
図3ステップS9まで移行して故障診断を終了する。一
方、動作異常が検出された場合には、図3のステップS
3に移行して、表示部320上に上記第1の故障診断で
診断された故障内容の表示が行なわれる。
【0039】この第1の故障診断により動作異常が検出
されると、通常の場合であれば当該故障診断部位に対す
る第2の故障診断動作の開始を要求する表示を行ない第
2の故障診断動作に移行するが(図3ステップS6)、
本実施形態では、その前に画面上に上記第2の故障診断
動作への移行の要否についての指令を要求する画面を表
示させる(図3ステップS4)。これは、上記第1の故
障診断で発見された故障発生部位またはその発生状況な
どによっては、後述する第2の故障診断動作を行なうま
でもなく作業者の経験や知識によって故障原因を特定で
きる場合があるのを考慮したもので、そのような場合に
は、作業者は第2の故障診断動作への移行を選択するこ
となく、故障診断動作を終了し得るようにしたものであ
る(図3ステップS5)。
【0040】そして、図3のステップS4において第2
の故障診断動作を行なう旨の選択がなされると、図3ス
テップS6に移行して、上記第2の故障診断動作が開始
される。この第2の故障診断動作では、上記計測装置2
の計測器部210を用いた上記計測ポイントの実測が要
求される。そのため、作業者は具体的に故障診断部位に
対応する実測ポイントに回路計やガス圧計などを接続し
て各部品単位での動作状況の確認を行なう。その際、画
面上には、作業者が実測すべき計測ポイントの指示が表
示される。したがって、作業者はこの画面上の指示に従
って順次実測ポイントの実測を行なうだけでよく、ま
た、実測された結果は、適宜デジタルデータとして故障
診断部310に送信される。故障診断部310では、受
信したデータが各部品毎に適正値の範囲内であるかを判
定し、適正値を超える部品が発見された場合にその部品
を故障と判定し、画面上に故障部分の表示を行なわせ
る。
【0041】このように、本発明においては、作業者は
表示部320に表示される指示に従って第1の故障診断
動作から第2の故障診断動作へと進むことによって、特
別な技術知識を要することなく、簡単な操作と状況観察
のみで容易かつ迅速に故障原因の特定を行なうことがで
きる。
【0042】B.自動診断 一方、自動診断が選択された場合、上記故障診断部31
0では自動診断を行なう手順として予め設定された所定
の手順に従って、順次異なる故障診断部位に対して連続
して上記第1の故障診断動作が行なわれる(図3ステッ
プS1′,S2′参照)。すなわち、この自動診断が選
択された場合には、上記故障診断部310では上記所定
の手順に従って、各故障診断部位に対応して予め設定さ
れた機器動作指令を順次発し、その都度上記第1の故障
診断動作が行なわれ、動作異常が発見されない場合は図
3のステップS9に移行して故障診断を終了する。一
方、その過程で動作異常が発見された場合に、図3ステ
ップS3に移行して第2の故障診断動作が行なわれ、故
障原因の特定が行なわれることは、上記個別診断の場合
と同様である。
【0043】なお、自動診断の場合、上記第1の故障診
断動作に繰り返しによって動作異常が全く発見されない
場合においても、直ちに故障診断を終了せず、各故障診
断部位に対して改めて上記所定の手順に従って上記第2
の故障診断動作を行なわせる構成を採用することも可能
である。すなわち、上述した自動診断では、動作異常が
全く発見されない場合には故障診断が終了するが、たと
えば経年変化による部品の劣化のように、故障発生には
至らないまでも品質が低下している場合も考えられるこ
とから、全ての故障診断部位に対して改めて第2の故障
診断動作を行なわせることにより、そのような部品の早
期発見を行なうことも有用と考えられる。
【0044】しかして、本発明では以上のような自動診
断を選択することにより、個別診断の場合と同様の効果
が見込まれる他、さらに、定期点検などにおいても迅速
かつ精密な点検を行なうことが可能となる。
【0045】次に、本発明に係る給湯器の故障診断方法
の一例として、上記第1の故障診断動作の実施形態のい
くつかをフローチャートに示しながら説明する。
【0046】実施形態1 第1の実施形態を図4に示す。このフローチャートは、
給湯器1のバイパス流量調整弁11に対する第1の故障
診断動作を示している。
【0047】すなわち、この実施形態は、出湯管9の下
流側に設けられた給湯カラン17(給湯栓)を開いて給
湯経路上に一定流量の通水を維持させ、その状態で上記
バイパス流量調整弁11の開度を切り替えてこの切り替
えの前後における熱交換器6aへの入水流量の変化を検
出し、この入水流量の変化が上記バイパス流量調整弁1
1の切り替えによって生じる予定された入水流量の変化
の範囲内か否かを判定し、当該範囲と合致しない場合に
上記バイパス流量調整弁11の故障と診断するものであ
る。
【0048】具体的には、給湯カラン17の出湯量を一
定に保ちつつバイパス流量調整弁11を開閉させ、その
変化の前後における熱交換器6への入水量の変化からバ
イパス流量調整弁11の故障を診断するものである。つ
まり、バイパス流量調整弁11の動作が正常であれば、
この弁の開度を変化させることによりバイパス管10へ
流入する水の流量も変化するので、これに伴って入水流
量センサ12での検出結果も変化するため、本実施形態
は弁の切り替えの前後における入水流量センサ12の検
出結果を比較することによって上記バイパス流量調整弁
11が正常に動作しているか否かを判定するものであ
る。
【0049】(1) まず、給湯カラン17を開きその状態
を維持する旨の表示を上記表示部320上に表示させる
(図4ステップS1)。そして作業者はこの表示に従っ
て給湯カラン17を開き給湯経路上に一定流量の通水を
確保する。なお、この一定流量の通水確保にあたって
は、給湯カラン17以外にたとえば上記注湯流量調整弁
24を一定開度で開くように構成することも可能であ
り、その場合、注湯流量調整弁24の開閉は故障診断装
置3からの機器動作指令によって自動的に行なわせるこ
とができるので、上記画面上の表示は不要となる。
【0050】(2) 次に、この状態でバイパス流量調整弁
11を全閉とする機器動作指令を発し、その際の入水流
量センサ12の計測結果をQ0 として故障診断部310
に記憶させるとともに(図4ステップS2)、続いて、
バイパス流量調整弁11を全開とする機器動作指令を発
し、その際の入水流量センサ12の検出結果をQ1 とし
て記憶させる(図4ステップS3)。換言すれば、ここ
ではバイパス流量調整弁24を全閉状態から全開状態に
切り替えて、その際の変化の前後における熱交換器6a
の入水流量の検出を行う。
【0051】(3) そして、次にこのようにして得られた
入水流量センサ12の検出結果Q0 とQ1 とを比較し
て、その差が所定流量変化αの範囲内か否かを判断す
る。ここでは、バイパス流量調整弁11が全閉状態の時
の検出結果Q0 からバイパス流量調整弁11を全開状態
とした時の検出結果Q1 を減算することにより、バイパ
ス管10へ流入した流水量を求め、この値がバイパス流
量調整弁11を全開とした場合に当該バイパス管10に
流れ込むと予測される流量αより大きいか否かが判断さ
れる(図4ステップS4)。なお、ここでの流量αは、
バイパス流量調整弁11が正常に動作した場合の熱交換
器6aへの入水流量の変化分を予め計算または実測によ
って求めておいた値であり、本実施形態では誤差も考慮
してこのαは計算または実測値よりわずかに小さく設定
されることが好ましい。
【0052】(4) そしてこの判定の結果、上記減算の結
果が上記流量αより大きければ、バイパス流量調整弁1
1の動作を正常と判断して故障診断動作を終了し(図4
ステップS5)、上記流量αより小さければバイパス流
量調整弁11の故障と診断される(図4ステップS
6)。
【0053】このように、本実施形態では、給湯栓から
の出湯量を一定に保ちつつバイパス流量調整弁11の開
度を変化させて、その際における入水流量の変化からバ
イパス流量調整弁11の故障が診断されるため、バイパ
ス流量調整弁11の故障を容易に診断できる。なお、こ
の場合、バイパス流量調整弁11の変化状態を上記のよ
うに「全閉」「全開」とせずに任意の二段階で変化させ
ることも可能である。ただし、その場合、上記所定流量
αの値もそれに応じて設定変更する必要があることは勿
論である。
【0054】実施形態2 第2の実施形態を図5に示す。このフローチャートも上
記実施形態1と同様にう、給湯器1のバイパス流量調整
弁11の故障診断動作を示しているが、この実施形態で
は図5ステップS6以降においてバイパス流量調整弁1
1を駆動するサーボモータの脱調検出を行なうように構
成されている。
【0055】すなわち、この実施形態では、まず注湯流
量調整弁24のみを開くことにより(他の給湯栓を全て
閉じて)、市水道からの流水経路を入水管8から出湯管
9を経由して追い焚き循環路18へと向かうように設定
した状態で、バイパス流量調整弁11を全閉状態とし、
この状態での注湯流量センサ25と入水流量センサ12
の流量を比較することにより、バイパス流量調整弁11
が確実に閉じられているか否かを診断する。すなわち、
この状態でバイパス流量調整弁11が確実に閉じられて
いればバイパス管10への通水はないため、注湯流量セ
ンサ25と入水流量センサ12の検出結果は同じとなる
はずであるので、この点を診断することによりまずバイ
パス流量調整弁11が全閉状態で正常に動作しているか
否かの故障診断が行なわれる。
【0056】(1) 具体的には、まず故障診断部310か
ら、作業者に対して、上記注湯流量調整弁24以外の全
ての給湯栓を閉じる旨の指令を上記表示部320の画面
上に表示させる(図5ステップS1)。そして、この指
令に従って作業者が給湯カラン17等を閉じると、次に
注湯流量調整弁24の弁を開く旨の機器動作指令が発せ
られ(図5ステップS2)、これによって給湯経路内に
通水が行なわれ、上記流水経路に通水が確保される。
【0057】(2) そして、この状態でバイパス流量調整
弁11を全閉とする機器動作指令を発し(図5ステップ
S3)、その際の注湯流量センサ25と入水流量センサ
12の検出結果を比較する(図5ステップS4)。その
結果、両検出結果の差が許容誤差αの範囲内であれば、
全閉状態では正常に動作していると判断され続く図5ス
テップS6へ移行する。一方、上記両検出結果の差が許
容誤差αを越えていればこの時点でバイパス流量調整弁
11が故障であると診断される(図5ステップS5)。
なお、ここでの許容誤差αは機器のバラツキを特に考慮
して適宜設定される。また、図5のステップS5では、
バイパス流量調整弁11を駆動するサーボモータ11a
の故障と診断されるように構成されるが、これはバイパ
ス流量調整弁11の故障としてサーボモータ11aの最
も多く発生し易いと考えられるためである。
【0058】(3) 一方、本実施形態では、上述したよう
に図5のステップS6以降においてバイパス流量調整弁
11のサーボモータ11aが脱調していないか否かの診
断が行なわれる。すなわち、バイパス流量調整弁11が
全閉状態で正常と判断された場合でも、バイパス流量調
整弁11のサーボモータ11aが脱調していれば、弁を
全開にしても十分に弁の開度が得られない。そのため、
図5ステップS6以降ではこの点の診断が行われる。具
体的には、まず、バイパス流量調整弁11を全開とする
機器動作指令が発せられる(図5ステップS6)。
【0059】(4) そして、バイパス流量調整弁11が予
定通り脱調なく正常に動作していれば、注湯流量センサ
25で検出される注湯流量(出湯管からの実際の出湯流
量)は、バイパス流量調整弁11が正常に全開状態とな
っている場合における出湯管9からの出湯流量と等しく
なるはずであるから、図5ステップS7においては、熱
交換器への入水流量に基づいて出湯管9からの出湯流量
を演算して求め、この演算により求められた出湯流量と
上記注湯流量とを比較している。
【0060】すなわち、本実施形態では、上記出湯流量
の演算にあたり、熱交換器6aへの入水流量に給湯器の
機種毎に決定される係数kを乗じることにより出湯流量
を演算している。ここで、上記係数kは、予め正常なバ
イパス流量調整弁11を全開状態とした際の熱交換器6
aへの入水流量と出湯管9からの総出湯流量との比とし
て与えられる。具体的には、係数kを、バイパス流量調
整弁全開時の出湯流量/入水流量として求めておき、こ
の係数kに実際に検出された入水流量を乗じて出湯流量
の演算を行なっている。
【0061】したがって、バイパス流量調整弁11が脱
調している場合には、バイパス流量調整弁11を全開状
態としてもバイパス管10に流入する水の流量は本来の
場合より少なくなる一方、熱交換器6aへの入水流量は
増加するので、この増加した入水流量に上記係数kを乗
じて出湯流量を求めると、この演算された出湯流量は上
記注湯流量より大きくなる。そのため、この演算により
求められた出湯流量が上記注湯流量より大きい場合に
は、バイパス流量調整弁11は脱調していると判定でき
る(図5ステップS9)一方で、両者が一致している場
合には脱調していない、つまりバイパス流量調整弁11
は正常であると判断できる(図5ステップS8)。
【0062】なお、図5におけるβはこの判断に当たっ
ての許容誤差を考慮して決定される。また、上記実施形
態では図5ステップS6においてバイパス流量調整弁1
1を全開としているが、これについても特に限定される
ものではない。すなわち、この場合、入水流量とバイパ
ス流量調整弁11の開度情報とから出湯管9の出湯量を
演算により求めることができるので、注湯流量との比較
にあたり、この演算により求められた値を用いることも
可能である。また、上記図5ステップS6以降のステッ
プについては、上記バイパス流量調整弁11を全開状態
として上記バイパス管10への通水を行なわせ、この状
態で上記入水管9への入水流量の低下分を検出して、バ
イパス流量調整弁11の全開に伴う予定された入水流量
の低下が検出されない場合に上記バイパス流量調整弁1
1の脱調と診断することも可能である。
【0063】実施形態3 第3の実施形態を図6に示す。この実施形態は、給湯器
1の注湯流量調整弁25の故障診断動作であって、具体
的には、注湯流量調整弁24を開いた時に浴槽への通水
がない場合の故障診断動作である。なお、図6の例で
は、定期点検などの一般的な故障診断動作も含めてお
り、したがって、最初に注湯流量調整弁24を開いた時
に浴槽への通水があるか否かの判断も行うように構成さ
れている(図6ステップS1,S2参照)。
【0064】(1) まず、故障診断部310から注湯流量
調整弁24に対して弁を開く旨の機器動作指令が発せら
れる(図6ステップS1)。そして、この状態で入水流
量センサ12および注湯流量センサ25の双方において
通水を確認されたか否かを判断し(図6ステップS
2)、通水が確認されると、上記注湯流量調整弁24の
動作は正常であると判断して故障診断を終了する(図6
ステップS3)。
【0065】(2) 一方、入水流量センサ12および注湯
流量センサ25の双方で通水が確認されない場合には、
続く図6ステップS4において、作業者に対して給湯カ
ラン(給湯栓)17を開く旨の指示を上記表示部320
上に表示させる(図6ステップS4)。作業者は、この
表示に従って給湯カラン17を開栓して給湯経路上に通
水を行わせる。
【0066】(3) そして、この状態で再び入水流量セン
サ12において通水が検出されたか否かを判断し(図6
ステップS5)、通水が確認されると入水管には正常に
水が供給されていると判断できるので上記注湯流量調整
弁24の動作異常と判断し(図6ステップS7)、一
方、図6ステップS5で通水が確認されない場合には、
入水管8への通水がないと判断できるので、この場合は
入水管8への水の供給を司る元水栓(図示せず)が閉じ
ているとの判定がなされる(図6ステップS6)。
【0067】なお、本発明をこれまで詳述したが、本発
明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜
発明の範囲内で設計変更可能である。すなわち、上記実
施形態1乃至3に示した第1の故障診断動作は、いずれ
も本発明の給湯器の故障診断方法を適用した一例に過ぎ
ず、具体的な表示の方法や操作方法などは適宜変更可能
である。また、故障診断装置についても、一般的な故障
診断システムとは別個に独立させて構成することも可能
であり、その場合上記計測装置2は不要である。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
乃至請求項5の給湯器の故障診断方法によれば、バイパ
ス流量調整弁や注湯流量調整弁を個別に動作させながら
給湯経路の流水流量を検出することによってバイパス流
量調整弁や注湯流量調整弁の故障診断を行なうから、バ
イパス流量調整弁や注湯流量調整弁の故障の特定が容易
に行い得る。
【0069】また、本発明の故障診断装置は、記憶部に
記憶された故障診断手順に従って故障診断に必要な動作
指令を流量調整弁に与える一方、給湯器の流量センサか
ら得られる検出結果に基づいて故障診断を行なう故障診
断部を備えることから、上記請求項1乃至請求項5の故
障診断方法を実施するにあたり、作業者は故障診断手順
を覚えることなく故障診断を確実に行なうことができ、
しかも故障診断部内で故障診断に必要な処理の全てが行
なわれるので、作業者は簡単な操作のみで容易に故障診
断を行なうことができる。さらに、表示部を備えること
により作業手順をその都度目視確認できるので作業を円
滑に進めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給湯器の故障診断装置を含んで構
成された故障診断システムの構成を示す説明図である。
【図2】同故障診断システムに使用される給湯器の構成
の一例を示す概略構成図である。
【図3】同故障診断システムにおける故障診断手順を示
すフローチャートである。
【図4】同故障診断システムによるバイパス流量調整弁
の故障診断手順を示すフローチャートである。
【図5】同故障診断システムによるバイパス流量調整弁
の故障診断手順を示すフローチャートである。
【図6】同故障診断システムによる注湯流量調整弁の故
障診断手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給湯器 2 計測装置 3 故障診断装置 4 制御部 6 熱交換器 7 バーナ 8 入水管 9 出湯管 10 バイパス管 11 バイパス流量調整弁(流量調整弁) 12 入水流量センサ(流量センサ) 15 出湯流量調整弁 16 出湯温度センサ 17 給湯カラン(給湯栓) 18 風呂追い焚き循環路 24 注湯流量調整弁(流量調整弁) 25 注湯流量センサ(流量センサ) 310 故障診断部 320 表示部 330 指令入力部 340 データ通信部 350 記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも熱交換器に接続される入水管
    と出湯管との間に設けられたバイパス管の通水流量を制
    御するバイパス流量調整弁を備えるとともに、熱交換器
    への入水流量を検出する入水流量センサを備えた給湯器
    において、 前記出湯管の下流側の給湯経路上に一定流量の通水を維
    持させ、その状態で前記バイパス流量調整弁の開度を切
    り替えてこの切り替えの前後における前記熱交換器への
    入水流量の変化を検出し、この入水流量の変化が前記バ
    イパス流量調整弁の切り替えによって生じる予定された
    入水流量の変化の範囲内か否かを判定し、当該範囲内に
    ない場合に前記バイパス流量調整弁の故障と診断するこ
    とを特徴とする給湯器の故障診断方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも熱交換器に接続される入水管
    と出湯管との間に設けられたバイパス管の通水流量を制
    御するバイパス流量調整弁を備えるとともに、熱交換器
    への入水流量を検出する入水流量センサと前記出湯管か
    らの出湯流量を検出する出湯流量センサとを備えた給湯
    器において、 前記出湯管の下流側の給湯経路上に一定流量の通水を維
    持させ、その状態で前記バイパス流量調整弁を全閉状態
    として前記バイパス管の通水を遮断し、この状態で前記
    出湯管からの出湯流量と前記熱交換器への入水流量とを
    比較して前記バイパス管の通水遮断が予定通り行なわれ
    ているか否かを判定し、予定通り行なわれていない場合
    に前記バイパス流量調整弁の故障と診断することを特徴
    とする給湯器の故障診断方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも熱交換器に接続される入水管
    と出湯管との間に設けられたバイパス管の通水流量を制
    御するバイパス流量調整弁を備えるとともに、熱交換器
    への入水流量を検出する入水流量センサと前記出湯管か
    らの出湯流量を検出する出湯流量センサとを備えた給湯
    器において、 予め正常なバイパス流量調整弁を全開とした場合におけ
    る前記入水流量と出湯管からの出湯流量の比(k)を求
    めておき、 前記バイパス流量調整弁を全閉状態とした時の動作が正
    常と判断された場合に、前記出湯管の下流側の給湯経路
    上に一定流量の通水を維持させた状態で、前記バイパス
    流量調整弁を全開状態として前記バイパス管への通水を
    行なわせ、 この状態で前記入水管への入水流量を検出して、この検
    出された入水流量と前記予め求められた比(k)とから
    前記出湯管からの出湯流量を演算し、 この演算された出湯流量と前記出湯流量センサにより検
    出された出湯流量とを比較して両流量が一致するか否か
    を判定し、一致していなければ前記バイパス流量調整弁
    の故障と診断することを特徴とする給湯器の故障診断方
    法。
  4. 【請求項4】 少なくとも水道からの湯水を熱交換器を
    介して風呂追い焚き循環路へ供給する注湯流量調整弁
    と、この注湯流量調整弁を介して前記風呂追い焚き循環
    路に供給される湯水の流量を検出する注湯流量センサと
    を備えた給湯器において、 前記注湯流量調整弁を開いた状態で、前記水道から熱交
    換器への通水と前記注湯流量調整弁の下流側での通水の
    いずれもが検出されない場合に、前記熱交換器と注湯流
    量調整弁の間に設けられた給湯栓を開かせ、この状態で
    前記熱交換器への通水が検出された場合に前記注湯流量
    調整弁の故障と判断することを特徴とする給湯器の故障
    診断方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項1から請求項4のいずれか一
    つの故障診断方法を実現するための給湯器の故障診断装
    置であって、 給湯器との間でデータの送受信を行なうデータ通信部
    と、給湯器の故障診断手順を記憶した記憶部と、この記
    憶部に記憶された故障診断手順に従って給湯器の給湯経
    路上に設けられた流量調整弁に対して機器動作指令を発
    するとともに、給湯器経路上の各部に設けられた流量セ
    ンサからの検出結果に基づいて前記故障診断を行なう故
    障診断部とを備えたことを特徴とする給湯器の故障診断
    装置。
  6. 【請求項6】 前記故障診断装置が表示部を備え、前記
    請求項1から請求項4のいずれか一つの故障診断方法を
    実現する際において、当該表示部に故障診断手順を表示
    させることを特徴とする請求項5に記載の給湯器の故障
    診断装置。
JP33811997A 1997-11-21 1997-11-21 給湯器の故障診断装置 Expired - Fee Related JP3777763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33811997A JP3777763B2 (ja) 1997-11-21 1997-11-21 給湯器の故障診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33811997A JP3777763B2 (ja) 1997-11-21 1997-11-21 給湯器の故障診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11153354A true JPH11153354A (ja) 1999-06-08
JP3777763B2 JP3777763B2 (ja) 2006-05-24

Family

ID=18315098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33811997A Expired - Fee Related JP3777763B2 (ja) 1997-11-21 1997-11-21 給湯器の故障診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3777763B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292315A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Noritz Corp 熱源装置
JP2015094485A (ja) * 2013-11-09 2015-05-18 リンナイ株式会社 熱源機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7372515B2 (ja) * 2019-02-26 2023-11-01 株式会社ノーリツ 給湯装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650604A (ja) * 1991-05-31 1994-02-25 Noritz Corp バイパス混合制御方式
JPH08137540A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Toto Ltd 機器の故障診断方法及び装置
JPH08200805A (ja) * 1995-01-31 1996-08-06 Paloma Ind Ltd 高温差湯型給湯器
JPH09257304A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Paloma Ind Ltd 給湯装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650604A (ja) * 1991-05-31 1994-02-25 Noritz Corp バイパス混合制御方式
JPH08137540A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Toto Ltd 機器の故障診断方法及び装置
JPH08200805A (ja) * 1995-01-31 1996-08-06 Paloma Ind Ltd 高温差湯型給湯器
JPH09257304A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Paloma Ind Ltd 給湯装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292315A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Noritz Corp 熱源装置
JP2015094485A (ja) * 2013-11-09 2015-05-18 リンナイ株式会社 熱源機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3777763B2 (ja) 2006-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4780181B2 (ja) 給湯装置の故障診断支援装置
JP3777763B2 (ja) 給湯器の故障診断装置
JP4254010B2 (ja) 給湯装置の故障診断支援装置
JP3876245B2 (ja) 連結給湯システム
JP3767656B2 (ja) 給湯器の故障診断システム
JP3655154B2 (ja) 給湯装置の故障診断支援装置
JP3736088B2 (ja) 給湯器の故障診断方法および故障診断装置
JP3765173B2 (ja) 給湯器の故障診断方法および故障診断装置
JPH11148662A (ja) 給湯器の二次ガス圧調整装置
JP3357460B2 (ja) 比例弁付き燃焼器具およびその比例弁調整装置
JP3846015B2 (ja) 給湯器のガス比例弁調整装置
JPH11132562A (ja) 給湯器の故障診断システム
JP3455583B2 (ja) 燃焼器具の運転検査方法およびその装置
JPH11133086A (ja) 回路計の出力データ処理システムおよび給湯器の故障診断システム
JP4377831B2 (ja) 給湯システムの故障診断方法、給湯システム、その故障診断装置および故障診断プログラム
JP3834429B2 (ja) 給湯装置
JP3566807B2 (ja) 燃焼装置
JP3234400B2 (ja) 燃焼器具およびその異常診断装置
JP2001221448A (ja) 温水暖房装置及びその故障診断方法並びに給湯装置の故障診断支援装置。
JP3300161B2 (ja) 燃焼器具の異常診断装置
JP3253217B2 (ja) 燃焼器具の検査装置
JP3623494B2 (ja) 燃焼器具の運転検査方法およびその装置
JP3315251B2 (ja) 燃焼器具の検査装置
JP3692864B2 (ja) 給湯装置の故障診断支援装置
JP3569583B2 (ja) 異常検知機能付きガス湯沸器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140310

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees