JPH11148662A - 給湯器の二次ガス圧調整装置 - Google Patents

給湯器の二次ガス圧調整装置

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JPH11148662A
JPH11148662A JP33367697A JP33367697A JPH11148662A JP H11148662 A JPH11148662 A JP H11148662A JP 33367697 A JP33367697 A JP 33367697A JP 33367697 A JP33367697 A JP 33367697A JP H11148662 A JPH11148662 A JP H11148662A
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JP
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gas pressure
secondary gas
water heater
proportional valve
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JP33367697A
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English (en)
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Tadahiko Oshio
忠彦 大塩
Yoji Hatake
洋二 畠
Toyohiko Egami
豊彦 江上
Masanori Kuboya
賢謙 久保谷
Satoru Matsumura
悟 松村
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人為的な操作箇所をより少なくして従来より
も簡易かつ確実に給湯器の二次ガス圧の調整を行い得る
二次ガス圧調整装置を提供する。 【解決手段】 バーナ7の目標燃焼量に応じて燃焼用ガ
スの二次ガス圧を調節する比例弁29と、この比例弁2
9の開度と二次ガス圧との関係をガス圧設定情報として
記憶した不揮発性の記憶素子41と、上記ガス圧設定情
報に基づいて前記目標燃焼量となるように比例弁29の
開度調節を行なう制御部4とを備えた給湯器において、
上記比例弁29の下流側のガス圧を検出する二次ガス圧
検出手段2と、上記制御部4に対して所定の二次ガス圧
での運転を指令するとともに、その際に上記二次ガス圧
検出手段2で検出された実際の二次ガス圧と、当初設定
した所定の二次ガス圧とを比較して、実際の二次ガス圧
値が上記所定のガス圧と一致していない場合に、上記不
揮発性の記憶素子41に記憶されたガス圧設定情報の書
き換えを指令するガス圧設定情報書換手段350とを備
えることを特徴とする給湯器の二次ガス圧調整装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は給湯器の二次ガス
圧調整装置に関し、より詳細には、給湯器の制御部に対
してガス比例弁の開度と二次ガス圧との関係を正確に認
識させることにより適正な給湯動作を行なわせる技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス給湯器におけるバーナの燃焼
量は、当該バーナに供給される燃焼用ガスのガス圧(二
次ガス圧)を調節することによ制御されている。すなわ
ち、ガス供給源からのガスが送られてくるガス管と上記
バーナとの間にガス比例弁(比例弁)を設け、この比例
弁の開度調節を行なうことにより二次ガス圧の調節が行
なわれている。そして、具体的な二次ガス圧の調節は、
予め給湯器側に設けられた不揮発性メモリ内に目標燃焼
量およびそれに応じた二次ガス圧とガス比例弁の開度と
の関係(ガス圧設定情報)を記憶させておき、給湯器の
制御部が設定された目標燃焼量に応じて上記ガス圧設定
情報に基づいてガス比例弁の開度を制御することにより
行なわれている。
【0003】ところで、このような二次ガス圧の調節方
法を採用する給湯器では、ガス供給源からガス比例弁に
供給されるガス圧(一次ガス圧)が変動したり、あるい
はガス比例弁自体が経年変化によって動作異常を生じた
場合には、上記予め記憶されたガス圧設定情報に基づい
てガス比例弁の開度制御を行なっても適正な二次ガス圧
を得ることができなくなる。そのため、このような給湯
器を施工した場合、施工時ないしは定期点検時に作業員
が二次ガス圧の測定を行いながら、給湯器の操作部を手
動で操作して上記ガス圧設定情報の書き換えを行なって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなガス圧設定情報の書き換えを作業員の手作業に
よっておこなわせていたのでは、給湯器の施工時ないし
は定期点検時における二次ガス圧の調整に多くの時間が
かかる一方、正確な二次ガス圧の調整が手間であった。
また、その場合、より確実性に優れた二次ガス圧の調整
方法の開発が望まれていた。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、人為的な操作箇
所をより少なくして従来よりも簡易かつ確実に給湯器の
二次ガス圧の調整を行い得る二次ガス圧調整装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載された給湯器の二次ガス圧
調整装置は、少なくとも、バーナの目標燃焼量に応じて
燃焼用ガスの二次ガス圧を調節する比例弁と、上記比例
弁の開度と二次ガス圧との関係をガス圧設定情報として
記憶した不揮発性の記憶素子と、上記ガス圧設定情報に
基づいて上記目標燃焼量となるように比例弁の開度調節
を行なう制御部とを備えた給湯器において、上記比例弁
の下流側のガス圧を検出する二次ガス圧検出手段と、上
記制御部に対して所定の二次ガス圧での運転を指令する
とともに、その際に上記二次ガス圧検出手段で検出され
た実際の二次ガス圧と、当初設定した所定の二次ガス圧
とを比較して、上記実際の二次ガス圧値が上記所定のガ
ス圧と一致していない場合に、上記不揮発性の記憶素子
に記憶されたガス圧設定情報の書き換えを指令するガス
圧設定情報書換手段とを備えることを特徴とする。
【0007】すなわち、請求項1の発明では、二次ガス
圧調整装置が、給湯器の二次ガス圧を検出する二次ガス
圧検出手段と、この検出値に基づいて給湯器内の不揮発
性の記憶素子の内容の書き換えを指令するガス圧設定情
報書換手段とで構成されてなるから、二次ガス圧の調整
作業を行なう作業者は、ガス圧設定情報の書き換えを行
なうに際し特に手動による操作を必要とせず、二次ガス
圧調整装置に対する所定の接続を行って二次ガス圧調整
装置を動作させるだけで二次ガス圧の検出からガス圧設
定情報の書き換えまでが自動的に行なわれる。したがっ
て、作業者は容易かつ迅速に二次ガス圧の調整を行なう
ことができる。
【0008】また、請求項2に記載された二次ガス圧調
整装置は、請求項1の二次ガス圧調整装置において、上
記実際の二次ガス圧と所定の二次ガス圧とが不一致の場
合に、上記制御部に対して比例弁の開度を変更する指令
を発し、実際の二次ガス圧が上記所定の二次ガス圧と一
致した場合に、その際の比例弁の開度を当該所定の二次
ガス圧に対応する比例弁の開度として上記ガス圧設定情
報を更新することを特徴とする。
【0009】すなわち、請求項2に記載の二次ガス圧調
整装置では、実際の二次ガス圧と当初設定した所定の二
次ガス圧とが不一致の場合に、上記制御部に対して比例
弁の開度を変更する指令が発せられる。実際には、所定
の二次ガス圧を目標値として比例弁に対してフィードバ
ック制御を行なわれる。具体的には、たえば所定の二次
ガス圧より検出された二次ガス圧の方が高い場合には、
二次ガス圧を下げるように比例弁の開度を変化させ、ま
た逆に、所定の二次ガス圧より検出された二次ガス圧の
方が低い場合には、二次ガス圧を上げるよにう比例弁の
開度設定が行なわれる。そして、両ガス圧が一致した時
点でその際の比例弁の開度を、当該所定の二次ガス圧に
対応する比例弁の開度としてガス圧設定情報を更新す
る。つまり、一次ガス圧の変動や比例弁の経年変化等に
よって当初のガス圧設定情報によってでは所定の二次ガ
ス圧が得られなくなっている場合に、所定のガス圧が得
られるようにガス圧設定情報を書き換えることにより、
現状に合わせた比例弁の制御を可能とする。これによ
り、現状にあった給湯器制御が可能となり、給湯器利用
者は常に安定した温水の供給を受けることが可能とな
る。
【0010】そして、請求項3に記載の二次ガス圧調整
装置は、上記ガス圧設定情報の更新に際し、上記所定の
二次ガス圧の設定を変えて二度以上行なうことを特徴と
する。すなわち、この請求項3の発明では、比例弁が正
常に動作しているか否か、換言すれば、二次ガス圧が正
常に得られているか否かの確認を、上記所定の二次ガス
圧の設定を変えながら複数回行なうものである。つま
り、この場合、上記二次ガス圧の調整を請求項2の場合
よりも確実なものとすることができ、これにより給湯動
作をより正確に行なわせることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】まず、本発明に係る給湯器の二次ガス圧調
整装置を給湯器に接続した状態の概略構成を図1に示
す。この図1に示す例では、二次ガス圧調整装置Aは後
述する給湯器1の故障診断システムの一部として構成さ
れており、該故障診断システムを構成する計測装置2と
故障診断装置3とにそれぞれ二次ガス圧検出手段とガス
圧設定情報書換手段が組み込まれている。
【0013】このシステムで故障診断の対象となる給湯
器1は、後述する図2および図3に示すように、少なく
とも、機器各部の動作状況を検出するセンサ類と、機器
各部に設けられる各種計測器による実測用の計測ポイン
トと、上記センサ類の検出結果に基づいて機器各部の動
作状況を監視して機器各部の動作制御を行う制御部4
と、この制御部4で処理される各種データを外部と通信
可能とするデータ通信部(図示せず)とを備えてなる。
そして、このデータ通信部を介して上記故障診断装置3
からの機器動作指令を受信するとともに、制御部4から
給湯器各部の動作状況(センサ類の検出結果やセンサ類
の設定情報等)を上記故障診断装置3に伝達可能に構成
されている。
【0014】この制御部4は、具体的にはマイクロコン
ピュータで構成され、給湯器各部を制御する制御プログ
ラムを備えるとともに、後述するガス圧設定情報を記憶
した記憶素子41を備えている(図5参照)。この記憶
素子41はEEPROMなどの不揮発性メモリで構成さ
れ、ガス圧設定情報として、バーナ7の目標燃焼量に対
応する二次ガス圧、および上記二次ガス圧に対応するガ
ス比例弁29,30の開度情報を記憶しており、制御部
4ではこのガス圧設定情報に基づいて比例弁29,30
の開度制御を行なっている。なお、制御部4のデータ通
信部は、本実施形態では特に示していないが、たとえば
給湯器1を遠隔操作するためのリモートコントローラ
(図示せず)用のデータ通信部と共用することも可能で
ある。
【0015】図2は、この給湯器1の実施形態の一例を
示しており、この給湯器1は瞬間式給湯器5aと風呂追
い焚き用の給湯器5bとが併設されてなるものである。
これら両給湯器5a,5bは、それぞれ熱交換器6a,
6bを備えるとともに、この熱交換器6を加熱するバー
ナ7a,7bを備えている。熱交換器6aには、入水管
8と出湯管9とが接続されており、入水管8は市水道に
連結されるとともに、出湯管9は後述する給湯カラン等
に接続される。そして、この入水管8と出湯管9との間
にはバイパス管10が配設されている。このバイパス管
10は給湯温度の微調整などに用いられるもので、該バ
イパス管10に設けられるバイパス流量調整弁11の開
き具合によって入水管8から出湯管9への通水量の調節
が行なわれる。このバイパス流量調整弁11の開度調節
は、上記制御部4からの指令に基づいて弁駆動機構を構
成するサーボモータ11aを制御することにより行なわ
れる。
【0016】また、入水管8には、図に示すように市水
道から熱交換器6aに供給される通水の流量を検出する
入水流量センサ12が設けられるとともに、入水温度を
検出する入水温度センサ13が配されている。なお、入
水流量センサ12として図示例ではいわゆるタービン式
のセンサが用いられており、したがって入水流量センサ
12の内部には通水を検知するためのロータ12aが配
されている。また、入水温度センサ13としてはたとえ
ばサーミスタ式のセンサが好適に用いられる(他の温度
センサにおいても同様)。一方、出湯管9には、熱交換
器6aで加熱された湯水の温度検出用に缶体温度センサ
14が設けられるとともに、その先端付近に、出湯管9
からの出湯流量を調節するための出湯流量調整弁15が
設けられる。また、この出湯流量調整弁15の下流側に
は、上記バイパス管11によって温度調節された後の出
湯温度を検出する出湯温度センサ16が設けられる。そ
して、この出湯管9は上記出湯流量調整弁15の下流側
で分岐され、一方は給湯カラン17へ、またもう一方は
風呂追い焚き用の追い焚き循環路18へとそれぞれ接続
される。
【0017】追い焚き循環路18は、図外の浴槽Bの湯
水を追い焚きするために、該浴槽Bと上記熱交換器6b
との間に形成された循環路であって、浴槽Bから湯水を
吸い込んで熱交換器6bへ供給する戻り管19と、該熱
交換器6bで加熱された湯水を再び浴槽へと循環させる
往き管20とを主要部として構成される。この戻り管1
9には、浴槽B内の湯水を強制的に循環させる循環ポン
プ21が設けられ、その下流側には追い焚き循環路18
内の通水を検出する水流スイッチ22が設けられるとと
もに、この水流スイッチ22の下流側には更に浴槽B内
の湯水の温度を検出する風呂温度センサ23が設けられ
ている。
【0018】また、この追い焚き循環路18には、上述
したように出湯管9が接続されている。具体的には、上
記出湯管9は、上記戻り管19上の風呂温度センサ23
の下流側に接続されている。この接続にあたっては、上
記出湯管9の先端に、該出湯管9からの戻り管19への
注湯流量を制御する注湯流量調整弁24、およびその下
流側に上記注湯流量調整弁24を介して戻り管19に流
れ込む湯水の流量を検出する注湯流量センサ25が設け
られている。なお、注湯流量センサ25は上記入水流量
センサ12と同様にタービン式の流量センサが用いら
れ、25aはそのロータを示している。また、26は逆
止弁を示しており、上記注湯流量調整弁24の開閉制御
は上記給湯器1の制御部4の指令により行なわれる。
【0019】また、上記熱交換器6a,6bを加熱する
バーナ7a,7bは、図示例ではガスを燃料とするガス
バーナであり、燃料となるガスはガス管27を介してそ
れぞれ供給される。ガス管27には、ガス供給を遮断可
能な元ガス電磁弁28が設けられ、この元ガス電磁弁2
8の下流側でガス管27は、バーナ7a側27aとバー
ナ7b側27bとに分岐される。分岐されたガス管27
a,27bには、それぞれバーナ7a,7bに供給する
二次ガス圧を調整するためのガス比例弁29,30が設
けられている。このガス比例弁29,30は、バーナの
目標燃焼量に応じてガス比例弁29,30の開度を設定
することによりバーナ7a,7bに供給される二次ガス
を調節するものである。より具体的には、このガス比例
弁29,30は、上記記憶素子41に予め記憶された二
次ガス圧とガス比例弁の開度との関係(ガス圧設定情
報)に基づいてバーナ7での燃焼量が目標燃焼量となる
ようにガス比例弁29,30の開度調節を行なうように
構成されている。
【0020】また、バーナ7a,7bには、いずれも複
数の燃焼管が配され、この燃焼管の燃焼本数を目標燃焼
量に応じて適宜段階的(図示例のバーナ7aでは4段
階、バーナ7bでは2段階)に切り替えて運転可能なよ
うに電磁弁で構成された能力切替弁31(図示例のバー
ナ7aでは3個、バーナ7bでは1個)が設けられてい
る。しかして、この能力切替弁31と上記ガス比例弁2
9,30の動作制御によって、バーナ7での燃焼が上記
制御部4で指令される目標号数となるように制御され
る。なお、図に示す32a,32bは、給湯器5a,5
bの缶体33a,33bに設けられた燃焼用空気の送風
ファンを示しており、また、34は点火プラグを、35
は立消え安全装置を、36はバーナ温度センサを示して
いる。さらに、39は一次ガス圧を検出するためのガス
圧計測部(計測ポイント)を示しており、また40は二
次ガス圧を検出するためのガス圧計測部を示している。
【0021】また、図3は給湯器1の他の実施形態の一
例を示している。この給湯器1′では、特に、追い焚き
循環路18内に浴槽Bの水位を検出する水位センサ37
が設けられている。その他の点については、上記図2の
給湯器1と比較すると、瞬間式給湯器5aと風呂追い焚
き用の給湯器5bとが一つの缶体33内に装置されてい
る点と、バイパス管10にバイパス流量調整弁11は設
けられていない点で大きく相違するが、それ以外の部分
については上記図2の場合とほぼ同一構成とされるの
で、内容が共通する事項については同一の符号をとって
説明を省略する。なお、瞬間式給湯器5aと風呂追い焚
き用の給湯器5bとが一つの缶体33内に装置されたこ
とにより、送風ファン32は一つとされ、また、バイパ
ス管10での流量調整が行なわれないので缶体温度セン
サ14は装備されていない。また、38は追い焚き循環
路18に接続された循環金具である。
【0022】そしてこの給湯器1′に設けられる水位セ
ンサ37は、上記追い焚き循環路18を構成する戻り管
19内の、上記循環ポンプ21の上流側に配設される。
この水位センサ37としては戻り管19内の水圧を検出
する圧力センサが用いられ、検出された水圧に応じて浴
槽Bの水位が演算される。より具体的には、この水位セ
ンサ37で検出される水圧は、浴槽Bを同じ水位とした
場合でも当該浴槽Bが設置される高さ位置によって変化
するため、実際に水位の検出においては、給湯制御部4
においてこの浴槽Bの高さ位置による変化分を予め考慮
して水位センサ37からの検出値を補正して水位の演算
が行なわれている。
【0023】一方、計測装置2は、上記給湯器1の各部
に設けられた各計測ポイントでの実測を行なうための各
種計測器を内装してなる計測器部210と、この計測器
部210で得られた上記計測ポイントでの実測結果を上
記故障診断装置3に供給するデータ通信部220とを備
えてなる。そして、計測器部210には、特に給湯器1
の具体的な故障診断に必要な計測器(たとえば回路計や
ガス圧計など)が内装され、これらの計測器によって実
測された実測結果がデジタルデータに変換され、上記デ
ータ通信部220を介して故障診断装置3に送信され
る。
【0024】つまり、本実施形態では給湯器の二次ガス
圧調整装置Aが、給湯器の故障診断システムに組み込ま
れた構成とされているため、二次ガス圧検出手段として
この計測装置2に内蔵されたガス圧計が使用される。そ
のため、計測器部210にはガス圧計にガスを取り込む
ためのガス配管212が接続され(図1参照)、二次ガ
ス圧の検出にあたってはこのガス配管212を上記二次
ガス圧の計測部40に接続することにより行なわれる
(図5参照)。なお、図1において211は回路計と接
続されたテスト棒211を示している。
【0025】また、故障診断装置3も上記計測装置2と
同様に、本実施形態ではガス圧設定情報書換手段として
機能するように構成されている。具体的には、この故障
診断装置3は、上記制御部4に対して給湯器各部の具体
的な動作を指令する機器動作指令を発するとともに、上
記給湯器1および計測装置2から供給される給湯器各部
の動作状況および上記計測器部210での実測結果を取
り込んで給湯器各部の動作異常を診断する故障診断部3
10と、該故障診断部310における診断状況ならびに
診断結果を表示する表示部320と、作業者からの指令
を入力するための指令入力部330と、上記給湯器1お
よび計測装置2と同様のデータ通信部340と、上記二
次ガス圧検出手段で検出された二次ガス圧の検出結果に
基づいて上記記憶素子41に記憶されたガス圧設定情報
の書き換えを指令する上記ガス圧設定情報書換部350
を備えている。
【0026】この故障診断装置3としては汎用のパーソ
ナルコンピュータが好適に使用される。すなわち、上記
故障診断部310における各機能はパーソナルコンピュ
ータに記憶された故障診断プログラムによって実現され
るとともに、上記表示部320はパーソナルコンピュー
タの画面によって実現される。また、指令入力部330
は、パーソナルコンピュータのキーボードやあるいは上
記表示部320へのペン入力により実現される。さら
に、データ通信部340は、パーソナルコンピュータに
設けられるデータ入出力用の端子(たとえばRS232
C)により実現される。
【0027】また、上記ガス圧設定情報書換部350も
上記故障診断部310と同様にパーソナルコンピュータ
に記憶された所定のプログラム(実際には故障診断プロ
グラムの一部として構成される)によって実現される。
具体的には、このガス圧設定情報書換部350では、上
記制御部4に対して所定の二次ガス圧での運転を指令す
るとともに、その際に上記ガス圧計で検出された実際の
二次ガス圧と上記設定した所定の二次ガス圧とを比較し
て、実際の二次ガス圧値が上記所定のガス圧と一致して
いない場合に、上記不揮発性の記憶素子41に記憶され
たガス圧設定情報の書き換えの指令が行なわれる。
【0028】しかして、これら給湯器1、計測装置2お
よび故障診断装置3とが図1に示すようにデータ通信可
能に、かつデータ通信用の伝送線Lが着脱可能に接続さ
れて本発明にかかるシステムが構築される。なお、図示
例では故障診断装置3として汎用のパーソナルコンピュ
ータを使用していることから、故障診断装置3と計測装
置2は別体として構成されるが、これらは専用の装置と
して一体に構成することも可能である。
【0029】次に、このようにして構成される給湯器の
故障診断システムの動作について説明する。
【0030】本システムが故障診断の対象とするのは、
上述したような制御部4によって給湯器各部の動作が監
視・制御される給湯器1である一方、具体的に故障診断
装置3から制御部4になされる各種の機器動作指令は、
全て故障診断装置3内で所定の故障診断プログラムに従
って生成されることから、上記の機能を備えた給湯器で
あれば、たとえば製造メーカが異なる給湯器において
も、上記故障診断プログラム上で十分に対応可能であ
る。したがって、まず、この点について簡単に説明す
る。
【0031】本システムでは、このような事情から、ま
ずシステム立ち上げ時に、上記表示部310上に診断対
象となる給湯器1の形式選択を行なわせる表示がなされ
る。そこでは、製造メーカの選択ならびに具体的な型番
の選択を行なわせ、この選択に基づいて以下の故障診断
動作を規律する故障診断プログラムが選択される。この
ようにして診断対象となる給湯器1の形式が決定される
と、故障診断装置3から給湯器1の制御部4に対して、
以後故障診断動作が開始される旨、つまり、給湯器1に
故障診断モードに切り替える旨の機器動作指令が発せら
れる。
【0032】また、これと並行して、上記診断対象とな
る給湯器1が自己診断機能を備える場合、システム立ち
上げ時の上記形式選択終了後に、この自己診断機能での
診断結果(多くの給湯器の場合、エラーコードで表示さ
れる)を故障診断装置3内に取り込んで、かかる自己診
断情報も上記表示部320上に表示するように構成され
る。なお、給湯器1が過去の故障状況(障害履歴)を記
憶している場合には、当該障害履歴も取り込み表示を行
なわせる。
【0033】このようにして、本システムの立ち上げが
完了すると、表示部320上には故障診断の具体的なメ
ニューが表示される。本実施形態では、たとえば給湯器
1の診断対象部位を特定して診断を行なう(個別診断)
か、あるいは特定を行なわずに給湯器各部の全てについ
て故障診断を行なう(自動診断)かを選択する画面が表
示される。そこで、次に上記個別診断と自動診断とを場
合を分けて説明する。
【0034】A.個別診断 個別診断が選択された場合、まず、個別診断を行なう給
湯器の部位の特定を要求する画面が表示される。作業者
は、この画面の指示に従って上記指令入力部330を操
作して故障診断部位の指定を行なう。この指定により、
上記故障診断装置3において第1の故障診断動作(図4
のステップS1)が開始される。具体的には、上記故障
診断部310から上記制御部4に対して、当該故障診断
部位に応じて予め設定された所定の動作ないしは不動作
を指令する機器動作指令が発せられ、上記故障診断部位
に関連する各部が動作または停止を行い、その際におけ
る上記センサ類での検出結果が上記制御部4を経由して
故障診断部310に入力される。センサ類での検出結果
を受信した故障診断部310では、上記故障診断プログ
ラムに従って故障診断部位の不具合(動作異常)の判定
が行なわれる(図4ステップS2)。
【0035】なお、上述した例では第1の故障診断にあ
たり、故障診断のための資料として上記センサ類から得
られる検出結果が用いられるが、その際の資料としては
上記センサ類での検出結果に代えて、またはこれと併用
して、作業者が上記故障診断部位について五感の作用で
取得した感覚的な診断結果を上記指令入力部330から
直接入力させることも可能である。すなわち、上記故障
診断部位の診断においては、センサ類を用いることなく
作業者自身の五感で直接確認することが適しているもの
(たとえば、動作音の確認など)も含まれるため、その
ような場合には、作業者の診断結果を直接得ることが迅
速かつ的確な故障診断に奉仕するからである。
【0036】そして、個別診断の場合、このような第1
の故障診断動作で動作異常が検出されなかった場合には
図4ステップS9まで移行して故障診断を終了する。一
方、動作異常が検出された場合には、図4のステップS
3に移行して、表示部320上に上記第1の故障診断で
診断された故障内容の表示が行なわれる。
【0037】この第1の故障診断により動作異常が検出
されると、通常の場合であれば当該故障診断部位に対す
る第2の故障診断動作の開始を要求する表示を行ない第
2の故障診断動作に移行するが(図4ステップS6)、
本実施形態では、その前に画面上に上記第2の故障診断
動作への移行の要否についての指令を要求する画面を表
示させる(図4ステップS4)。これは、上記第1の故
障診断で発見された故障発生部位またはその発生状況な
どによっては、後述する第2の故障診断動作を行なうま
でもなく、作業者の経験や知識によって故障原因を容易
に特定できる場合があるのを考慮したもので、そのよう
な場合に、作業者は第2の故障診断動作へ移行すること
なく、故障診断動作を終了し得るようにしたものである
(図4ステップS5)。
【0038】そして、図4のステップS4において第2
の故障診断動作を行なう旨の選択がなされると、図4ス
テップS6に移行して、上記第2の故障診断動作が開始
される。この第2の故障診断動作では、上記計測装置2
の計測器部210を用いた上記計測ポイントの実測が要
求される。そのため、作業者は具体的に故障診断部位に
対応する実測ポイントに回路計やガス圧計などを接続し
て各部品単位での動作状況の確認を行なう。その際、画
面上には、作業者が実測すべき計測ポイントの指示が表
示される。したがって、作業者はこの画面上の指示に従
って順次計測ポイントの実測を行なうだけでよく、ま
た、実測された結果は、適宜デジタルデータとして故障
診断部310に送信される。故障診断部310では、受
信したデータが各部品毎に適正値の範囲内であるかを判
定し、適正値を超える部品が発見された場合にその部品
を故障と判定し、画面上に故障部分の表示を行なう。
【0039】このように、本発明においては、作業者は
表示部320に表示される指示に従って第1の故障診断
動作から第2の故障診断動作へと進むことによって、特
別な技術知識を要することなく、簡単な操作と状況観察
のみで容易かつ迅速に故障原因の特定を行なうことがで
きる。
【0040】B.自動診断 一方、自動診断が選択された場合、上記故障診断部31
0では自動診断を行なう手順として予め設定された所定
の手順に従って、順次異なる故障診断部位に対して連続
して上記第1の故障診断動作を行なう(図4ステップS
1′,S2′参照)。すなわち、この自動診断が選択さ
れた場合には、上記故障診断部310では上記所定の手
順に従って、各故障診断部位に対応して予め設定された
機器動作指令を順次発し、その都度上記第1の故障診断
動作を行い、動作異常が発見されない場合は図4のステ
ップS9に移行して故障診断を終了する。一方、その過
程で動作異常が発見された場合に、図4ステップS3に
移行して第2の故障診断動作を行ない、故障原因の特定
を行なうことは上記個別診断の場合と同様である。
【0041】なお、自動診断の場合、上記一連の第1の
故障診断動作によって動作異常が全く発見されない場合
においても、直ちに故障診断を終了せず、各故障診断部
位に対して改めて上記所定の手順に従って上記第2の故
障診断動作を行なわせる構成を採用することも可能であ
る。すなわち、上述した自動診断では、動作異常が全く
発見されない場合には故障診断が終了するが、たとえば
経年変化による部品の劣化のように、故障発生には至ら
ないまでも品質が低下している場合も考えられることか
ら、全ての故障診断部位に対して改めて第2の故障診断
動作を行なわせることにより、そのような部品の早期発
見を行なうことも有用と考えられるからである。
【0042】しかして、本発明では以上のような自動診
断を選択することにより、個別診断の場合と同様の効果
が見込まれる他、さらに、定期点検などにおいて迅速か
つ精密な点検を行なうことが可能となる。
【0043】次に、上記ガス圧設定情報書換手段による
ガス圧設定情報の書き換え動作について図6のフローチ
ャートに基づいて説明する。なお、図6のフローチャー
トでは、向かって左側にガス圧調整装置Aの動作を、ま
た向かって右側には当該ガス圧調整装置Aの動作に対応
する給湯器1側の動作をそれぞれ示し、また、以下にお
いてはガス比例弁29における二次ガス圧の調整動作を
示す。
【0044】まず、ガス圧設定情報書換部350から給
湯器1の制御部4に対して給湯器1をガス圧設定モード
に移行させる指令が送信され(図6ステップS1)、給
湯器1がガス圧設定モードに移行する(図6ステップS
1′)。ここでのガス圧設定モードとは、上記開度指令
手段からの指令を受付てガス比例弁29,30を制御可
能な状態とするもので、この状態の下ではバーナ7も燃
焼運転可能な状態とされる。
【0045】給湯器1がガス圧設定モードに移行する
と、作業者に対して給湯カラン(給湯栓)17を開く旨
の指示が上記表示部320に表示される(図6ステップ
S2)。ここで、給湯カラン17を開かせるのは、二次
ガス圧の調整に際してバーナ7を実際に燃焼運転させる
ので熱交換器6での空焚きを防止するためであり、図示
例では給湯カラン17を「全開」としているが、特に全
開に限定されるものでないことはもちろんである。
【0046】そして、給湯カラン17から給水が開始さ
れると、ガス圧設定情報書換部350から制御部4に対
して、まず、二次ガス圧を最大として燃焼運転を開始す
る旨の指令がなされる(図6ステップS3)。これによ
り、給湯器1の制御部4では、上記不揮発性の記憶素子
41に記憶されたガス圧設定情報に基づいて上記ガス比
例弁29の開度を調節して二次ガス圧が最大となるよう
に燃焼運転を開始する(図6ステップS3′)。
【0047】次に、この状態で上記二次ガス圧検出手段
により給湯器1の二次ガス圧の検出が行なわれる(図6
ステップS4)。すなわち、ここでは上記給湯器1の二
次ガス圧の検出部40に接続された上記ガス圧計によ
り、給湯器1の実際の二次ガス圧が検出され、その値が
上記データ通信部220,340を介して上記ガス圧設
定情報書変部350に取り込まれる。
【0048】ガス圧設定情報書換部350では、この検
出された実際の二次ガス圧と、この給湯器1が標準状態
で設置されている場合の二次ガス圧の最大値、つまり、
上記図6ステップS3において指令したガス圧値とが一
致するか否かの比較が行なわれる(図6ステップS
5)。すなわち、ここで検出された実際の二次ガス圧
が、本来この給湯器1の最大ガス圧として予定された値
になっているか否かを判定し、一致していなければ次の
ステップ(図6ステップS6)に移行する。
【0049】図6ステップS6では、上記予定されたガ
ス圧値と実際に検出された二次ガス圧とを比較して、検
出された二次ガス圧値が予定のガス圧値に比べて高いか
低いかが判定される。そして、予定のガス圧値より検出
された二次ガス圧が低い場合には、上記ガス比例弁29
に対して二次ガス圧を上昇させる指令が発せられる一方
(図6ステップS7)、検出された二次ガス圧が高い場
合には、上記ガス比例弁29に対して二次ガス圧を下降
させる指令が発せられる(図6ステップS8)。つま
り、ここでは検出された二次ガス圧値に応じて上記ガス
比例弁29の開度を調節する機器動作指令が発せられ
る。そして、その後上記図6ステップS4に戻って二次
ガス圧の検出を行い、再び同様の比較判定が行なわれ
る。
【0050】このように、予定されたガス圧値を目標値
としてフィードバック制御が行なわれ、実際の二次ガス
圧がこの目標値と一致すると(図6ステップS5参
照)、次に給湯器1に対して二次ガス圧を最低とする指
令が行なわれる(図6ステップS9)。そして再び、上
記ガス圧最大時に行なった比較判定(図6ステップS5
〜S8参照)と同様の比較判定をガス圧最小時でも行わ
れ、検出された二次ガス圧が本来この給湯器1の最小ガ
ス圧として予定された値と一致した時点で、上記不揮発
性の記憶素子41に対してガス圧設定情報の書き換えが
送信される(図6ステップS10)。すなわち、この段
階で、上記ガス比例弁29の動作として当初予定したと
おりの二次ガス圧が得られた時点における各ガス比例弁
29の開度情報を、それぞれ二次ガス圧最大と最小に対
応して記憶されたガス圧設定情報の開度情報として更新
する旨の指令が制御部4に対して行なわれる。
【0051】これにより、制御部4では、上記ガス圧設
定情報が書き込まれた記憶素子41に対して新たに指示
されたガス比例弁29の開度情報を新たなガス圧設定情
報として記憶させる動作を行い、ガス圧設定情報の更新
がなされると(図6ステップS10′)、給湯器1に対
してガス圧設定モードを解除する指令が発せられて(図
6ステップS11)、二次ガス圧の調整動作が終了する
(図6ステップS11′)。なお、風呂追い焚き用の給
湯器5bを備える場合には、この後ガス比例弁30での
二次ガス圧調整が行なわれる。
【0052】このように、本発明の二次ガス圧の調整装
置Aによれば、給湯器1に対してガス圧の設定の指令
(図6の例では「ガス圧最大」と「ガス圧最小」)がな
されるとともに、給湯器1の二次ガス圧が実際にその値
と合致するかを判定することにより、給湯器1に記憶さ
れたガス圧設定情報の書き換えが自動的に行なわれるの
で、二次ガス圧調整装置Aの簡単な操作のみで正確かつ
迅速に二次ガス圧の設定ができる。しかも、本実施形態
では、この二次ガス圧調整装置Aが故障診断システムと
一体的に構成されているので、作業者はこの装置を携行
することにより、給湯器1の故障診断から二次ガス圧の
調整まで行なうことができ、作業に伴う携行品の減少、
さらには作業効率の向上を図ることができる。
【0053】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れることなく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能であ
る。すなわち、たとえば、上記実施形態では、ガス圧設
定情報の確認として二次ガス圧最大と最小の二度の判定
を行なっているが、他の任意のガス圧値を抽出して調整
を行なうことができる他、ガス圧設定を変化させる回数
も2回に限らず適宜自由に設定可能である。
【0054】また、上記実施形態では二次ガス圧の調整
装置を故障診断システムに組み込んで構成したが、もち
ろん故障診断装置とは別に単独の装置として構成するこ
とも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
の発明によれば、給湯器の二次ガス圧調整装置Aが、二
次ガス圧検出手段とガス圧設定情報書換手段とで構成さ
れているから、二次ガス圧の調整作業を行なう作業者
は、二次ガス圧調整装置Aと給湯器との接続に係る所定
の操作と簡単な機器操作を行なうだけで、二次ガス圧の
検出からガス圧設定情報の書き換えまでを自動的に行な
うことができ、二次ガス圧の調節にかかる作業を容易か
つ迅速に行なうことができ、またそれに伴って人為的な
ミスを少なくすることができる。
【0056】また、請求項2の発明によれば、実際に検
出された二次ガス圧と所定の二次ガス圧とが不一致の場
合に、上記制御部に対して比例弁の開度を変更する指令
を発して両者が一致した時点で、その一致した時点にお
ける比例弁の開度を当該所定の二次ガス圧に対応する比
例弁の開度として上記ガス圧設定情報を更新するので、
二次ガス圧の調整を迅速かつ正確に行なうことができ
る。
【0057】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
上記ガス圧設定情報の更新に際してガス圧設定情報書換
手段から制御部に指令する所定の二次ガス圧を、二次ガ
ス圧の設定を変えて二度以上行なうことを特徴とするの
で、請求項2の場合よりもきめ細かく正確な二次ガス圧
の調整を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給湯器の二次ガス圧調整装置を給
湯器の故障診断システムに組み込んだ場合の概略構成を
示す説明図である。
【図2】同故障診断システムに使用される給湯器の構成
の一例を示す概略構成図である。
【図3】同故障診断システムに使用される給湯器の他の
構成の一例を示す概略構成図である。
【図4】同故障診断システムにおける故障診断手順を示
すフローチャートである。
【図5】本発明に係る二次ガス圧調整装置と給湯器の具
体的な接続状況を説明する説明図である。
【図6】同二次ガス圧調整装置における二次ガス圧の調
整動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1,1′ 給湯器 2 計測装置(二次ガス圧検出手段) 210 計測器部 212 ガス配管 220 データ通信部 29,30 ガス比例弁(比例弁) 3 故障診断装置(ガス圧設定情報書換
手段) 310 故障診断部 320 表示部 330 指令入力部 340 データ通信部 350 ガス圧設定情報書換部 4 制御部 41 不揮発性の記憶素子 6 熱交換器 7 バーナ A 二次ガス圧調整装置 B 浴槽
フロントページの続き (72)発明者 久保谷 賢謙 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 松村 悟 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、バーナの目標燃焼量に応じ
    て燃焼用ガスの二次ガス圧を調節する比例弁と、前記比
    例弁の開度と二次ガス圧との関係をガス圧設定情報とし
    て記憶した不揮発性の記憶素子と、前記ガス圧設定情報
    に基づいて前記目標燃焼量となるように比例弁の開度調
    節を行なう制御部とを備えた給湯器において、 前記比例弁の下流側のガス圧を検出する二次ガス圧検出
    手段と、 前記制御部に対して所定の二次ガス圧での運転を指令す
    るとともに、その際に前記二次ガス圧検出手段で検出さ
    れた実際の二次ガス圧と、当初設定した所定の二次ガス
    圧とを比較して、前記実際の二次ガス圧値が前記所定の
    ガス圧と一致していない場合に、前記不揮発性の記憶素
    子に記憶されたガス圧設定情報の書き換えを指令するガ
    ス圧設定情報書換手段とを備えることを特徴とする給湯
    器の二次ガス圧調整装置。
  2. 【請求項2】 前記実際の二次ガス圧と所定の二次ガス
    圧とが不一致の場合に、前記制御部に対して比例弁の開
    度を変更する指令を発し、実際の二次ガス圧が前記所定
    の二次ガス圧と一致した場合に、その際の比例弁の開度
    を当該所定の二次ガス圧に対応する比例弁の開度として
    前記ガス圧設定情報を更新することを特徴とする請求項
    1に記載の給湯器の二次ガス圧調整装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス圧設定情報の更新に際し、前記
    所定の二次ガス圧の設定を変えて二度以上行なうことを
    特徴とする請求項2に記載の給湯器の二次ガス圧調整装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2484957A (en) * 2010-10-28 2012-05-02 Autoflame Eng Ltd Burner control with stored values for valve settings and pressures
CN115127239A (zh) * 2022-07-22 2022-09-30 宁波方太厨具有限公司 比例阀的控制方法、系统、电子设备及存储介质
WO2023121083A1 (ko) * 2021-12-22 2023-06-29 이희환 휴대용 온수 보일러 및 그의 온수 순환 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20230095221A (ko) * 2021-12-22 2023-06-29 이미녀 휴대용 온수 보일러 및 그의 온수 순환 방법
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