JP3687637B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は燃焼装置に関し、より詳細には、燃焼運転によって消費される燃料の使用量(燃料使用量)やその燃焼運転に要した燃料コスト(燃料使用料金)を表示する機能を備えた燃焼装置において、燃料使用量や燃料使用料金の表示を適正化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
給湯器、風呂釜、温水暖房熱源機などの燃焼装置においては、燃焼運転によって消費される燃料使用量や燃料使用料金をリモートコントローラに表示する機能を備えたものが提案されている。
【0003】
この種の燃焼装置においては、燃料使用量や燃料使用料金の表示に関して様々な手法が採用されているが、通常は以下のようにしてこれらの表示が行われている。
【0004】
すなわち、前記燃料使用量の表示に関しては、燃料が灯油などの液体燃料であれば燃料の供給量〔m3〕を直接センサ(流量センサなど)で検出して表示することもできるが、ガスなどの気体燃料が用いられている場合には、燃焼部の発熱量〔KJ〕を演算によって求めるとともに、この発熱量を燃料の単位量あたりの発熱量〔KJ/m3〕(以下、「換算値」と称する)で除算して燃料使用量〔m3〕を求めている。ここで、燃焼部の発熱量の演算には種々の方法があるが、たとえば、入水温度と出湯温度の温度差を温度センサで検出し、この温度差に加熱された温水の水量(流量センサで検出)を乗算したり、あるいは入水温度と出湯設定温度から上記温度差を検出するなど様々である。なお、このように燃焼部の発熱量から燃料使用量を演算によって求める場合、使用する燃料の種別や供給元(燃料製造会社)などの種々の要因によって上記換算値も変わることから、当該燃焼装置にはこの換算値を記憶する記憶領域(メモリ)が用意され、燃焼装置の出荷時や施工時などにその換算値の設定が行われている。
【0005】
一方、燃料使用料金の表示については、上述した手法で求められた燃料使用量に燃料の単価(単位料金:上述した例では、1m3あたりの金額)を乗算することにより求めているが、燃料の単価は上記換算値と同様に燃料の種別や供給元などの種々の要因によって相違するので、この燃料単価についても上記換算値と同様に燃焼装置に燃料単価を記憶する記憶領域(メモリ)を用意しておき、施工時等にこの単価の設定を行っている。なお、燃料単価は経時的に価格が変動するという面もあるので、この単価の設定は、通常、ユーザ側でも随時その設定変更が可能とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の手法により燃料使用量や燃料使用料金を表示する構成では以下のような問題があった。
【0007】
すなわち、上述した従来の燃焼装置では、燃料使用量を、演算によって求めた燃焼部の発熱量と予めメモリに記憶させておいた換算値とによって求めており、理論上はこの演算で燃料使用量が算出されるはずであるが、発熱量や換算値に誤差があった場合には、正確な燃料使用量を算出することができない。また、これにより燃料使用料金も正確に表示できないという問題を生じる。
【0008】
また、従来の燃焼装置では、たとえば装置に供給される燃料の種別が変更された場合(具体的には供給される燃料の単位量あたりの発熱量が変更された場合)、燃料使用量を算出する基礎となる換算値にずれを生じるので正確な燃料使用量を表示することができなくなるという問題があり、この場合にも燃料使用料金を正確に表示できなかった。
【0009】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、燃料使用量や燃料使用料金を正確に表示できる燃焼装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の燃焼装置は、表示手段と、操作手段と、燃焼部の発熱量を検出する熱量検出手段と、前記発熱量を燃料の使用量に換算するための換算値を記憶する換算値記憶手段と、前記換算値を補正するための補正値を記憶する補正値記憶手段と、制御手段と、を備えた燃焼装置であって、前記表示手段に表示するデータの生成にあたり、前記制御手段が、前記換算値を前記補正値で補正して補正後の換算値と前記燃焼部の発熱量とから燃料使用量を演算する制御構成を有する燃焼装置において、前記制御手段は、前記換算値記憶手段に記憶される換算値が変更された場合に前記補正値記憶手段に記憶される補正値をクリアする制御構成を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項2に記載の燃焼装置は、請求項1に記載の燃焼装置において、前記燃焼装置は燃焼装置本体と、燃焼装置本体を遠隔操作するリモートコントローラとで構成され、前記燃焼装置本体には、前記熱量検出手段と、前記換算値を設定する換算値設定手段とが設けられ、前記リモートコントローラには、前記表示手段と、前記操作手段と、前記換算値記憶手段と、前記補正値記憶手段と、前記制御手段とが設けられ、前記制御手段は、所定のタイミングで前記燃焼装置本体から前記換算値設定手段での設定された換算値を取得して前記換算値記憶手段に記憶された換算値と比較して両値が相違する場合には前記換算値記憶手段に記憶されている換算値を燃焼装置本体から取得した換算値に書き換える制御構成を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の請求項3に記載の燃焼装置は、請求項1または2に記載の燃焼装置において、燃料の単価を記憶する単価記憶手段が設けられ、前記表示手段に表示するデータの生成にあたり、前記制御手段が、前記演算によって求めた燃料使用量と前記単価記憶手段に記憶された燃料の単価とに基づいて燃料使用料金を演算する制御構成を有するものにおいて、前記制御手段は、前記換算値記憶手段に記憶される換算値が変更された場合に前記単価記憶手段に記憶される燃料の単価をクリアする制御構成を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項4に記載の燃焼装置は、請求項3に記載の燃焼装置において、前記制御手段は、前記単価記憶手段において燃料単価のデータが未入力またはクリアされた状態にあるときは、新たに燃料の単価のデータが入力されるまで前記表示手段における燃料使用料金の表示を禁止する制御構成を有することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項5に記載の燃焼装置は、請求項1から4のいずれか一つに記載の燃焼装置において、前記操作手段が、前記単価記憶手段に対する燃料単価の値を設定するデータ入力手段ならびに入力したデータを確定して単価記憶手段に記憶させる入力確定手段として用いられる場合において、燃料単価の初期値を記憶する初期値記憶手段が設けられ、前記単価記憶手段において燃料単価が未入力またはクリアされた状態にあるときに前記操作手段により燃料単価の設定操作が行われると、前記制御手段は、前記初期値記憶手段に記憶された初期値を燃料単価の初期設定値として暫定的に選択して表示手段に表示し、所定のデータ確定操作が行われるまでの前記操作手段の操作をこの初期設定値の変更操作として受け付ける制御構成を有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項6に記載の燃焼装置は、請求項5に記載の燃焼装置において、前記初期値記憶手段には、予め複数の数値が記憶され、前記操作手段の所定操作によって前記初期値として使用する数値の選択が可能とされていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の請求項7に記載の燃焼装置は、請求項5に記載の燃焼装置において、前記初期値記憶手段に記憶される初期値は、前記操作手段の所定操作により変更可能とされていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の請求項8に記載の燃焼装置は、請求項5に記載の燃焼装置において、前記初期設定値の変更操作として行われる前記操作手段の操作において、当該操作手段の一回の操作により変化する設定値の変化量(最小設定単位)として複数種の最小設定単位が用意され、これらが変更可能とされていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明に係る燃焼装置の概略構成を示すブロック図であり、本実施形態では上記燃焼装置は、燃焼装置本体1と当該燃焼装置本体1を遠隔操作するためのリモートコントローラ2とを主要部として構成されている。
【0020】
燃焼装置本体1は、バーナなどの燃焼部を備えた装置であって、本実施形態ではこの燃焼装置本体1としてガス給湯器が用いられた場合を示す。したがって、本実施形態に示す燃焼装置本体1においては、特に図示しなくともガス給湯器が通常備える基本的な構成(たとえば、ガスバーナや熱交換器など)を備えているものとする。
【0021】
そこで、本発明における特徴的な構成について説明すると、燃焼装置本体1には、通信線3を介してリモートコントローラ2とデータ通信を行うための通信用のインターフェース11と、後述する処理を行うためのマイクロコンピュータ12と、上記マイクロコンピュータ12での処理に必要なデータ等を記憶する記憶部13と、上記マイクロコンピュータ12に対するコマンド等を入力するための操作部14と、上記マイクロコンピュータ12における処理の実行に必要なデータを収集するためのセンサ類15とが設けられている。
【0022】
一方、リモートコントローラ2側には、上記燃焼装置本体1と通信線3を介してデータ通信を行うための通信用のインターフェース21と、後述する処理を行うマイクロコンピュータ22と、上記マイクロコンピュータ22での処理に必要なデータ等を記憶する記憶部23と、上記マイクロコンピュータ22に対して各種処理の実行などのコマンドを入力する操作部24と、マイクロコンピュータ22での処理結果などを表示する表示部25とが設けられている。なお、ここで上記記憶部23としては、EEPROMなどのようなデータの書き換えが可能な不揮発性の記憶装置が好適に採用される。
【0023】
図2は本発明に係る燃焼装置の機能を説明するための説明図である。図2に示すように、燃焼装置本体1側の記憶部13には、少なくとも、図示しない燃焼部での発熱量A(本実施形態では単位として〔KJ〕を用いる)を記憶する記憶領域101と、燃料の単位量あたりの発熱量(換算値)B(本実施形態では単位として〔KJ/m3〕を用いる)を記憶する記憶領域102とが設けられる。また、この他にも必要に応じて燃料の種別C(本実施形態では燃料としてガスが用いられるのでガス種)を記憶する記憶領域103や、水の使用量D(本実施形態では単位として〔m3〕を用いる)を記憶する記憶領域104が設けられる。
【0024】
ここで、上記記憶領域101に記憶される燃焼部での発熱量Aは、上記センサ類15の検出値や出湯設定温度に基づいて燃焼装置本体1側のマイクロコンピュータ12によって演算により求められる。具体的には、上記センサ類15を構成する入水温度センサと出湯温度センサ(いずれも図示せず)で取得される熱交換器への入水温度Tiと熱交換器からの出湯温度To(またはリモートコントローラ2等で設定される出湯設定温度To′)の温度差と、同様に上記センサ類15を構成する水量センサ(図示せず)により取得される熱交換器への入水流量Q(水量センサの下流側に熱交換器への入水をバイパスするバイパス配管が設けられている場合には、当該水量センサの検出値とバイパス比率とから演算される入水流量Q)と、熱交換器の熱交換効率αとから演算によって求められる(なお、この発熱量Aの演算手法自体は既に周知技術に含まれるのでここではその詳細な説明は省略する)。
【0025】
換言すれば、本実施形態に示す燃焼装置では、上記センサ類15を構成する各種センサのうち上述した入水および出湯の各温度センサならびに上記水量センサと、記憶部13のうちで熱交換器の熱交換効率αを記憶する記憶領域105と、これらセンサ類15の検出値や熱交換効率αを用いて燃焼部の発熱量Aを演算するマイクロコンピュータ12とで熱量検出手段が構成されている。
【0026】
そして、この熱量検出手段で検出された燃焼部の発熱量Aは、上記燃焼部が燃焼運転を行っている間、上記マイクロコンピュータ12によって積算され、その積算値が上記記憶部13の記憶領域101に記憶される。なお、この積算値は、マイクロコンピュータ12の設定により、定期的または所定のトリガ(たとえば、後述する燃料使用量や燃料使用料金の表示要求操作がなされたことを示す信号など)が入力されたことを条件としてクリアされる(積算値を零にして積算を再開する)ように設定されている。
【0027】
また、記憶領域102に記憶される換算値Bは、燃焼装置本体1側の操作部14の操作によって設定される。具体的には、本実施形態のように燃焼装置本体1がガス給湯器である場合、その工場出荷時や施工時等に当該給湯器に供給される燃料の種別(ガス種)Cの設定も行われるので、その際に燃料種別Cの設定と併せて燃焼装置本体1側の操作部14の所定操作によって上記換算値Bが上記記憶部13に設定・記憶される。つまり、本実施形態では、操作部14と記憶部13とで換算値設定手段が構成されている。なお、この換算値Bの設定は、記憶部13に予め燃料種別Cと換算値Bを関連付けしたデータを記憶させておき、燃料種別Cの設定操作があった時にマイクロコンピュータ12がこのデータを参照して自動的に換算値Bを設定・記憶するように構成しておいてもよい。また、データ通信により他の装置から記憶部13にダウンロードさせることも可能である。
【0028】
さらに、記憶領域104に記憶される水の使用量Dについては上記センサ類15のうちで出湯流量を監視するセンサ(図示せず)の検出値をマイクロコンピュータ12で積算して、その積算値が上記記憶部13に記憶される。なお、この水の使用量Dについても上記燃焼部の発熱量Aと同様に、マイクロコンピュータ12の設定により、定期的または所定のトリガ(たとえば、後述する水使用量や水使用料金の表示要求操作がなされたことを示す信号など)が入力されたことを条件としてクリアされる(積算値を零にして積算を再開する)ように設定されている。
【0029】
これに対して、リモートコントローラ2側の記憶部23には、燃焼部の発熱量Aを記憶する記憶領域201と、上述した換算値Bを記憶する記憶領域202と、燃料種別Cを記憶する記憶領域203と、水の使用量Dを記憶する記憶領域204と、上記記憶領域202に記憶される換算値Bの補正値Eを記憶する記憶領域205と、燃料の単価F(本実施形態では燃料の計量単位として〔m3〕を用いているので燃料1m3あたりの金額)を記憶する記憶領域206と、水の単価G(本実施形態では水の計量単位〔m3〕を用いているので水1m3あたりの水道料金)を記憶する記憶領域207とが設けられている。
【0030】
そして、上記記憶領域201〜204に記憶されるデータ、つまり、燃焼部の発熱量A、換算値B、燃料種別Cおよび水使用量Dについてのデータは、マイクロコンピュータ12,22の間での通信により、燃焼装置本体1側の記憶部13からリモートコントローラ2側に取得され上記各記憶領域にそれぞれ記憶される(図2参照)。
【0031】
一方、上記記憶領域205に記憶される補正値Eは、上記燃焼部の発熱量Aから換算値Bを用いて燃料使用量H(本実施形態では単位として〔m3〕を用いる)を算出する際に、この換算値Bを補正するための補正量を示すデータである。すなわち、燃料使用量Hは、上記燃焼部の発熱量Aを上記換算値Bで除算することにより理論上は計算が可能であるが、実際には器具のバラツキなどによって計算上の値と実際の燃料使用量Hとに誤差を生じることから、このような誤差の発生を抑制するために上記補正値Eが用いられる。
【0032】
なお、この補正値Eは上述した器具のバラツキなどによる器具毎の誤差の解消が目的であることから、リモートコントローラ2側の操作部24の所定操作によって器具毎に個別に設定される。この補正値Eとしては、たとえば、上記換算値Bに上乗せまたは換算値Bから差し引く具体的な数値を用いたり(たとえば換算値Bが3000であり補正値Eが500である場合に、補正後の換算値として2500や3500を用いるような手法)、あるいは換算値Bに対する補正割合を補正値として用いる(たとえば、換算値Bに対して「+10%」や「−10%」などの割合を用いる)ことができ、その具体的な設定内容は器具の個体差に応じて適宜設定される。
【0033】
また、記憶領域206に記憶される燃料の単価Fは、上記燃料使用量Hに乗算することにより燃焼装置で使用された燃料使用料金Iを算出するための単価である。この単価Fは種々の要因によって変動するものであるから、リモートコントローラ2側の操作部24の操作により適宜設定変更可能とされる。また、記憶領域207に記憶される水の単価Gは、上記水使用量Dに乗算することにより水使用料金Jを算出するための単価であって、上記燃料の単価Fと同様に、リモートコントローラ2側の操作部24の操作により適宜設定変更可能とされる。
【0034】
そこで、このように構成されてなる燃焼装置における燃料使用量Hおよび燃料使用料金I等の表示動作について説明する。
【0035】
燃料使用量Hの表示について:
リモートコントローラ2の操作部24において、燃料使用量Hの表示を要求する所定の表示要求操作が行われると、この操作を受け付けたリモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22は燃焼装置本体1側のマイクロコンピュータ12との通信により燃焼装置本体1側の記憶部13の記憶領域101から燃焼部の発熱量Aについてのデータを取得するとともに、そのデータをリモートコントローラ2側の記憶部23の記憶領域201に記憶させる。
【0036】
そして、リモートコントローラ2側の記憶部23から換算値Bと補正値Eとを読み出して上記換算値Bを補正値Eで補正した後、上記発熱量Aを補正後の換算値Bで除算して燃料使用量Hを算出する。そして、この算出結果をリモートコントローラ2の表示部25に表示させる。
【0037】
燃料使用料金Iの表示について:
一方、リモートコントローラ2側の操作部24において、燃料使用料金Iの表示を要求する所定の表示要求操作が行われると、この操作を受け付けたリモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22は、上述した燃料使用量Hの表示手順で示したのと同じ手順で燃料使用量Hを算出する。
【0038】
そして、リモートコントローラ2側の記憶部23から燃料単価Fを読み出して先に算出した燃料使用量Hに読み出した燃料単価Fを乗算して燃料使用料金Iを算出し、表示部25に表示する。
【0039】
なお、本実施形態では、燃料使用量Hおよび燃料使用料金Iの表示要求操作が行われると、その都度、上述した手順で燃料使用量Hを算出するように構成された場合について説明したが、リモートコントローラ2側の記憶部23に燃料使用量Hや燃料使用料金Iの値を記憶する記憶領域を設けておき、当該記憶領域に記憶された値を用いて演算や表示を行うように構成することも可能である。
【0040】
水使用量D、水使用料金Jの表示について:
水の使用量Dの表示については、上記燃料使用量Hとは異なり燃焼装置本体1側のセンサ類15で直接検出可能であるので、リモートコントローラ2側の操作部24において水使用量Dの表示要求操作が行われると、マイクロコンピュータ22が燃焼装置本体1側との通信により燃焼装置本体1側の記憶領域104に記憶されている水使用量Dを読み出してその値を表示部25に表示する。
【0041】
また、水使用料金Jについては、同様に所定の表示要求操作がなされたことを条件に、マイクロコンピュータ22がリモートコントローラ2側の記憶領域207に記憶されている水単価Gを読み出して、上記水使用量Dに水単価Gを乗算して水使用料金Jを算出して表示部25に表示させる。
【0042】
このように本実施形態に示す燃焼装置においては、燃料使用量Hや燃料使用料金Iを表示部25に表示させるにあたり、燃料使用量Hを算出するための換算値Bに器具の個体差を考慮した補正値Eを加味することで表示部25に表示される燃料使用量Hや燃料使用量金Iを実際の使用量や料金に近づけることができる。
【0043】
ところで、本実施形態に示す燃焼装置では、燃焼装置本体1に供給される燃料の種別が変更された場合(換言すれば、燃料の発熱量が変わった場合)においても表示部25に表示される燃焼使用量Hや燃料使用料金Iの値が正確に表示できるように以下のような措置が講じられている。
【0044】
すなわち、燃焼装置本体1に供給される燃料の種別が変更された場合、上述したように燃焼装置本体1側の操作部14の操作によって燃焼装置本体1側の記憶部13には新しい燃料種別Cと換算値Bが設定されるが、この新しい設定をリモートコントローラ2側の記憶部23に共有させる手段として、本実施形態では、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22が定期的にまたは一定条件を満たした時(たとえば、操作部24で燃料使用量H等の表示要求操作がなされた時など)に図3に示す処理を実行する。
【0045】
つまり、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22は、まず燃焼装置本体1側のマイクロコンピュータ12との通信により記憶部13に記憶されている現在の換算値を読み出して取得する(以下、説明の便宜上この新たに取得した換算値をB′とする)(図3ステップS1参照)。
【0046】
そして、この換算値B′を取得すると、次に、マイクロコンピュータ22は、この取得した換算値B′とリモートコントローラ2側の記憶部23に記憶されている換算値Bとを比較する(図3ステップS2参照)。そして、この比較の結果、取得した換算値B′と記憶されている換算値Bとが相違する場合には、取得した換算値B′を新たな換算値Bとしてリモートコントローラ2側の記憶部23の所定領域(記憶領域202)に記憶させる。つまり、これまでにリモートコントローラ2側の記憶部13に記憶されていた換算値Bを、新たに取得した換算値B′に変更する(書き換える)処理を実行する(図3ステップS3参照)。なお、上記図3ステップS2の比較において、取得した換算値B′と記憶されている換算値Bとが一致している場合には図3の最初に復帰する。
【0047】
また、このように換算値Bの変更を行った場合、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22では、さらに図3ステップS4に示すように、記憶部23の所定の記憶領域(205,206)に記憶されている補正値Eと燃料単価Fに関するデータをクリアする処理を実行する(図3ステップS4参照)。つまり、記憶部23に記憶されている補正値Eや燃料単価Fは、いずれも変更前の燃料に応じて設定されるデータであるので、これらをそのまま残しておくと燃料使用量Hや燃料使用料金Iを正確に算出できなくなるからであり、そのために図3ステップS4ではこれらのデータを消去するものとされている。
【0048】
このように、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22の処理によって、定期的または一定条件を満たしたことを条件として燃焼装置本体1側の記憶部13から新しい換算値B′を取得し、リモートコントローラ2側の記憶部23に記憶されている換算値Bと相違する場合にはリモートコントローラ2側のデータを書き換え、さらにこれに伴って補正値Eや燃料単価Fのデータをクリアするようにしているので、燃焼装置本体1側で燃料の熱量変更がなされた場合においても表示部25に燃料使用量Hや燃料使用料金Iの誤った表示がなされるのを防止することができる。
【0049】
なお、図3に示すフローチャートでは、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22は、燃焼装置本体1側の記憶部13から換算値Bを取得する場合を示したが、燃料種別Cについても換算値Bと同様に燃焼装置本体1側の記憶部13から取得するように構成するのが好ましい。また、この場合、燃焼装置本体1側の記憶部13から取得した燃料種別Cとリモートコントローラ2側の記憶部23に記憶されている燃料種別Cとを比較して、両者が相違する場合にはリモートコントローラ2側の記憶部23に記憶されている換算値Bを燃焼装置本体1側の記憶部13に記憶されている換算値Bに変更し、かつリモートコントローラ2側の記憶部23の補正値Eと燃料単価Fをクリアするように構成してもよい。
【0050】
ところで、このように燃料種別Cの変更等に伴ってリモートコントローラ2側の記憶部23における燃料単価Fがクリアされたときや、燃料単価に関するデータが記憶部23に未だ入力されていない場合など、記憶部23に記憶されている燃料単価Fが「0円」である場合、このときにリモートコントローラ2側の操作部24で上述した燃料使用料金Iの表示を要求する表示要求操作が行われても、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22は燃料使用料金Iを正しく算出することができない。そのため、本実施形態の燃焼装置においては、記憶部23がこのような状態にある時に燃料使用料金Iの表示要求操作がなされた場合には表示部25に燃料使用料金Iを表示させないように、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22が図4のフローチャートに示すような処理を実行する。
【0051】
すなわち、リモートコントローラ2側の操作部24において燃料使用料金Iの表示要求操作がなされると、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22は記憶部23に記憶された燃料単価Fの値が「0」であるか否かを判断する(図4ステップS1参照)。
【0052】
そして、この判断において記憶部23に記憶されている燃料単価Fが「0」である場合(つまり燃料単価Fがクリアまたは未入力のとき)には、表示部25に燃料使用料金Iの表示を行わずにその他の表示(図示例では、燃料使用量)を表示する(図4ステップS2参照)。また、上記図4ステップS1の判断において燃料単価Fが「0」以外の数値を示す場合には、この数値を基にして上述した燃料使用料金Iの算出を行い、その結果を表示部25に表示する(図4ステップS3参照)。
【0053】
つまり、本実施形態に示す燃焼装置では、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22が、図4に示すような処理を実行することによって燃料単価Fについてのデータがクリアないしは未入力の状態にあるときには、記憶部23に燃料の単価のデータが入力されるまで表示部25に燃料使用料金Iが表示されない(つまり、燃料使用料金の表示を禁止する)ので、間違った数値が燃料使用料金Iとして表示部25に表示されることがない。
【0054】
なお、図4に示す例では、燃料単価Fが「0」である場合には表示部25に燃料使用量Hを表示する場合を示したが、この時に表示される表示内容としては燃料使用料金I以外を表示するのであれば他の事項を表示するように構成することもできる。たとえば、「燃料単価を入力してください」など、燃料単価Fの入力を要求する表示などを表示させることも可能である。
【0055】
そこで、次に、燃料単価Fの入力操作について説明する。本発明は上述したようにガス給湯器などの給湯器に好適に適用されるが、給湯器のリモートコントローラ2はその多くが小型でかつ操作部24を構成する操作スイッチ(図示せず)があまり多く設けられていない。特に、この種のリモートコントローラ2にはテンキーは設けられていないのが普通であるため、たとえば設定する燃料単価Fが百何十何円などのように三桁の数値になるような場合には、各桁ごとにその数値をアップ・ダウンスイッチなどで順次設定しなければならず、その操作が煩雑である。
【0056】
そのため、本実施形態に示す燃焼装置では、リモートコントローラ2側の記憶部23に予め燃料単価Fの初期値Kを記憶する記憶領域208が設けられており、燃料単価Fの設定操作時にこの初期値Kを用いるように構成されている。
【0057】
すなわち、本実施形態においては、図5に示すように、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22は、操作部24において燃料単価Fの設定変更を始める所定操作(変更操作)が行われたか否かを判断し(図5ステップS1参照)、この変更操作が行われた場合には、記憶部23に記憶されている燃料単価Fが「0」か否かを判断する(図5ステップS2参照)。
【0058】
つまり、この図5ステップS2の判断においては、記憶部23の記憶領域206に記憶される燃料単価Fが上述したクリアされた状態または未入力の状態にあるか否かを判断し、クリアないし未入力の状態である場合には、図5ステップS3に移行して上記初期値Kとして設定されている値を燃料単価Fの初期設定値としてマイクロコンピュータ22に取り込み、その値を設定操作中の燃料単価Fとして表示部25に表示する。つまり、マイクロコンピュータ22は、燃料単価Fの設定操作時に、上記初期値Kを暫定的な設定値として用い、その後の操作部24の操作によりこの設定値の増減変更を受け付けるものとされる。そして、上記操作部24において所定のデータ確定操作(つまり、設定入力中の燃料単価Fを確定して記憶部23に記憶させる操作)がなされた時のデータを上記燃料単価Fとして記憶部23の記憶領域206に記憶させる。なお、この場合、上記操作部24を構成する各スイッチ等がデータの入力手段および入力確定手段として用いられる。
【0059】
このように、本実施形態に示す燃焼装置では、リモートコントローラ2側の記憶部23において燃料単価Fが未入力またはクリアされた状態にあるときに操作部24により燃料単価Fの変更操作が行われると、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22が、記憶部23の記憶領域208に記憶された初期値Kを燃料単価Fの初期設定値として暫定的に選択して表示部25に表示し、所定のデータ確定操作が行われるまでの操作部24の操作をこの初期設定値の変更操作として受け付けるので、給湯器のようにリモートコントローラ2がテンキーを持たないような場合でも、燃料単価Fの設定を迅速かつ容易に行うことができる。
【0060】
なお、この初期値Kの設定は、燃焼装置の仕様などに応じて製造段階等で適当な数値を予め記憶させておくのが好ましく、また、上記操作部24の所定操作により初期値Kの設定変更を可能としておくのが好ましい。また、さらには上記製造段階で予め複数の数値を記憶させておき、操作部24の所定操作によって初期値Kとして使用する数値の選択を可能にしておくこともできる。
【0061】
さらに、本実施形態では、上述した初期設定値から具体的な燃料単価Fを設定するまでの操作部24の操作に関して、上記初期設定値の変更操作として行われる操作部24の操作において、当該操作部24の一回の操作により変化する設定値の変化量(最小設定単位)として複数種の最小設定単位が上記マイクロコンピュータ22に用意設定されている。たとえば、本実施形態に示す燃焼装置では、上記最小設定単位として「10円」および「1円」が用意され、これら最小設定単位が上記操作部24の所定操作またはマイクロコンピュータ22に処理によって適宜変更可能とされている。
【0062】
そこで、これら最小設定単位がマイクロコンピュータ22の処理によって自動的に切り替えられる場合を図6に基づいて説明する。
【0063】
すなわち、この場合、燃料単価Fの設定操作が開始されると、マイクロコンピュータ22は記憶部23の記憶領域203に記憶される燃料種別データCから燃焼装置本体1に供給されている燃料の種別がガスであるか否かを判断する(図6ステップS1参照)。
【0064】
そして、この判断において燃料の種別がガスであると判断された場合は上記最小設定単位として「10円」を選択し(図6ステップS2参照)、また燃料の種別がオイルであると判断された場合は上記最小設定単位として「1円」を選択する(図6ステップS3参照)。
【0065】
そして、上記最小設定単位として「10円」が選択された場合は、その後の操作部24で行われる操作で燃料単価の設定値を加算(燃料単価を「+」)する操作がなされるとその操作回数に応じて燃料単価の設定値に「10円」を加算し(図6ステップS4,S5参照)、操作部24で燃料単価を減算(燃料単価を「−」)する操作がなされるとその操作回数に応じて設定値から「10円」を減算する(図6ステップS6,S7参照)。
【0066】
一方、上記最小設定単位として「1円」が選択された場合は、その後の操作部24で行われる操作で燃料単価の設定値を加算(燃料単価を「+」)する操作がなされるとその操作回数に応じて燃料単価の設定値に「1円」を加算し(図6ステップS8,S9参照)、操作部24で燃料単価を減算(燃料単価を「−」)する操作がなされるとその操作回数に応じて設定値から「1円」を減算する(図6ステップS10,S11参照)。
【0067】
このように、本実施形態に示す燃焼装置では、燃料単価Fの初期設定値の変更操作として行われる操作部24の操作において、当該操作部24の一回の操作により変化する設定値の変化量(最小設定単位)として複数種の最小設定単位が用意され、これらが適宜変更可能とされていることにより、たとえば燃料の種別等に応じて速やかに燃料単価を設定することが可能となる。
【0068】
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
【0069】
たとえば、上述した実施形態では、本発明をガス給湯器に適用した場合を示したが、本発明はガス給湯器に限らずオイルを燃料とする給湯器、風呂釜、温水暖房熱源機など他の燃焼装置にも適用可能である。また、上述した実施形態では燃焼装置が燃焼装置本体とリモートコントローラとで構成された場合を示したが、これらは一体に設けられていてもよい。またリモートコントローラは複数台設けられていてもよい。
【0070】
また、上述した実施形態では、リモートコントローラ2側のマイクロコンピュータ22において燃料種別Cを判断する方法として、燃焼装置本体1側から燃料種別Cについてのデータを直接取得する場合を示したが、燃焼装置本体1側から燃焼装置本体1の機種を示すデータを取得し、このデータに基づいて燃料種別Cを特定するなど間接的な手法によって燃料種別Cを判断するように構成することも可能である。
【0071】
さらに、上述した実施形態では、燃料使用量や燃料使用料金を表示部25に表示する場合について示したが、リモートコントローラ2側にマイクロコンピュータ22によって制御される音声出力手段を設けておき、表示部25の表示に代えて、または表示部25の表示と併せて上記音声出力手段から燃料使用量や燃料使用料金を音声により報知するように構成することも可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の燃焼装置によれば、表示手段と、操作手段と、燃焼部の発熱量を検出する熱量検出手段と、前記発熱量を燃料の使用量に換算するための換算値を記憶する換算値記憶手段と、前記換算値を補正するための補正値を記憶する補正値記憶手段と、制御手段と、を備えた燃焼装置であって、前記表示手段に表示するデータの生成にあたり、前記制御手段が前記換算値を前記補正値で補正して補正後の換算値と前記燃焼部の発熱量とから燃料使用量を演算する制御構成を有するので、この補正値を適宜設定することによって、発熱量や換算値に誤差があった場合でも正確な燃料使用量を表示させることができる。
【0073】
また、本発明の燃焼装置では、前記制御手段は、前記換算値記憶手段に記憶される換算値が変更された場合に前記補正値記憶手段に記憶される補正値をクリアする制御構成を備えていることから、たとえば燃焼装置に供給される燃料が変更された場合においても、換算値の補正値がクリアされるので、誤った補正値に基づき燃料使用量が間違って表示されるおそれがない。
【0074】
さらに、本発明の燃焼装置では、燃料の単価を記憶する単価記憶手段が設けられ、前記表示手段に表示するデータの生成にあたり、前記制御手段が前記演算によって求めた燃料使用量と前記単価記憶手段に記憶された燃料の単価とに基づいて燃料使用料金を演算する制御構成を有し、前記制御手段は、前記換算値記憶手段に記憶される換算値が変更された場合に前記単価記憶手段に記憶される燃料の単価をクリアする制御構成を備えていることから、上述した燃料使用量と同様に燃料使用料金を正確に表示することができる。
【0075】
さらに、前記制御手段が、前記単価記憶手段において燃料単価のデータが未入力またはクリアされた状態にあるときは、新たに燃料の単価のデータが入力されるまで前記表示手段における燃料使用料金の表示を禁止する制御構成を有することから、誤った燃料単価に基づいて燃焼使用料金が表示されることがない。
【0076】
また、前記操作手段が、前記単価記憶手段に対する燃料単価の値を設定するデータ入力手段ならびに入力したデータを確定して単価記憶手段に記憶させる入力確定手段として用いられる場合において、燃料単価の初期値を記憶する初期値記憶手段が設けられ、前記単価記憶手段において燃料単価が未入力またはクリアされた状態にあるときに前記操作手段により燃料単価の設定操作が行われると、前記制御手段は、前記初期値記憶手段に記憶された初期値を燃料単価の初期設定値として暫定的に選択して表示手段に表示し、所定のデータ確定操作が行われるまでの前記操作手段の操作をこの初期設定値の変更操作として受け付ける制御構成を有することから、燃料単価の設定を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃焼装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】同燃焼装置の機能を説明するための説明図である。
【図3】同燃焼装置において、燃焼装置本体とリモートコントローラとの間でデータを共有させるための処理手順を示すフローチャートである。
【図4】同燃焼装置において、燃料使用料金の表示要求操作がなされたときの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】同燃焼装置において、燃料単価の入力操作時におけるデータ入力の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】同燃焼装置において、燃料単価の入力操作時におけるデータ入力の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 燃焼装置本体
2 リモートコントローラ
22 マイクロコンピュータ(制御手段)
23 記憶部
24 操作部(操作手段)
25 表示部(表示手段)
201 燃焼部の発熱量を記憶する記憶領域
202 換算値を記憶する記憶領域(換算値記憶手段)
205 換算値の補正値を記憶する記憶領域(補正値記憶手段)
206 燃料の単価を記憶する記憶領域(単価記憶手段)
208 初期値を記憶する記憶領域(初期値記憶手段)

Claims (8)

  1. 表示手段と、操作手段と、燃焼部の発熱量を検出する熱量検出手段と、前記発熱量を燃料の使用量に換算するための換算値を記憶する換算値記憶手段と、前記換算値を補正するための補正値を記憶する補正値記憶手段と、制御手段と、を備えた燃焼装置であって、前記表示手段に表示するデータの生成にあたり、前記制御手段が、前記換算値を前記補正値で補正して補正後の換算値と前記燃焼部の発熱量とから燃料使用量を演算する制御構成を有する燃焼装置において、
    前記制御手段は、前記換算値記憶手段に記憶される換算値が変更された場合に前記補正値記憶手段に記憶される補正値をクリアする制御構成を備えたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記燃焼装置は燃焼装置本体と、燃焼装置本体を遠隔操作するリモートコントローラとで構成され、
    前記燃焼装置本体には、前記熱量検出手段と、前記換算値を設定する換算値設定手段とが設けられ、
    前記リモートコントローラには、前記表示手段と、前記操作手段と、前記換算値記憶手段と、前記補正値記憶手段と、前記制御手段とが設けられ、
    前記制御手段は、所定のタイミングで前記燃焼装置本体から前記換算値設定手段での設定された換算値を取得して前記換算値記憶手段に記憶された換算値と比較して両値が相違する場合には前記換算値記憶手段に記憶されている換算値を燃焼装置本体から取得した換算値に書き換える制御構成を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記請求項1または2に記載の燃焼装置において、燃料の単価を記憶する単価記憶手段が設けられ、前記表示手段に表示するデータの生成にあたり、前記制御手段が、前記演算によって求めた燃料使用量と前記単価記憶手段に記憶された燃料の単価とに基づいて燃料使用料金を演算する制御構成を有するものにおいて、
    前記制御手段は、前記換算値記憶手段に記憶される換算値が変更された場合に前記単価記憶手段に記憶される燃料の単価をクリアする制御構成を備えたことを特徴とする燃焼装置。
  4. 前記制御手段は、前記単価記憶手段において燃料単価のデータが未入力またはクリアされた状態にあるときは、新たに燃料の単価のデータが入力されるまで前記表示手段における燃料使用料金の表示を禁止する制御構成を有することを特徴とする請求項3に記載の燃焼装置。
  5. 前記操作手段が、前記単価記憶手段に対する燃料単価の値を設定するデータ入力手段ならびに入力したデータを確定して単価記憶手段に記憶させる入力確定手段として用いられる場合において、燃料単価の初期値を記憶する初期値記憶手段が設けられ、
    前記単価記憶手段において燃料単価が未入力またはクリアされた状態にあるときに前記操作手段により燃料単価の設定操作が行われると、前記制御手段は、前記初期値記憶手段に記憶された初期値を燃料単価の初期設定値として暫定的に選択して表示手段に表示し、所定のデータ確定操作が行われるまでの前記操作手段の操作をこの初期設定値の変更操作として受け付ける制御構成を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の燃焼装置。
  6. 前記初期値記憶手段には、予め複数の数値が記憶され、前記操作手段の所定操作によって前記初期値として使用する数値の選択が可能とされていることを特徴とする請求項5に記載の燃焼装置。
  7. 前記初期値記憶手段に記憶される初期値は、前記操作手段の所定操作により変更可能とされていることを特徴とする請求項5に記載の燃焼装置。
  8. 前記初期設定値の変更操作として行われる前記操作手段の操作において、当該操作手段の一回の操作により変化する設定値の変化量(最小設定単位)として複数種の最小設定単位が用意され、これらが変更可能とされていることを特徴とする請求項5に記載の燃焼装置。
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