JPH09257304A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JPH09257304A
JPH09257304A JP8093359A JP9335996A JPH09257304A JP H09257304 A JPH09257304 A JP H09257304A JP 8093359 A JP8093359 A JP 8093359A JP 9335996 A JP9335996 A JP 9335996A JP H09257304 A JPH09257304 A JP H09257304A
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hot water
valve
water supply
drop
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Yoshikatsu Tsuji
佳克 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落とし込み用電磁弁、トータル流量センサ、
落とし込み流量センサの故障を検知することを目的とす
る。 【解決手段】 自動給湯動作開始による落とし込み用電
磁弁42への開弁信号出力後に、トータル流量センサ3
7と落とし込み流量センサ41との出力に基づいて故障
が発生しているかどうかを判断する。また、自動給湯動
作の完了による落とし込み用電磁弁42への開弁信号の
出力停止後にも、同様にトータル流量センサ37と落と
し込み流量センサ41との出力に基づいて故障が発生し
ているかどうかを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯装置に関し、詳
しくは浴槽への給湯機能を備えた給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から台所、シャワー、洗面所等の給
湯栓へ湯を供給するだけでなく、リモコンのスイッチを
入れるだけで浴槽に適温の湯を設定された量だけ供給す
るといった自動湯張機能を備えた給湯器が知られてい
る。ここで、自動湯張機能について説明すると、リモコ
ンの湯張りスイッチを押すと風呂給湯路に設けられた落
込み用電磁弁に開弁信号が出力されて弁が開き、給水路
に設けられたトータル流量センサが通水を検出すること
でバーナに点火して浴槽への設定湯温での出湯動作を開
始し、風呂給湯路に設けられた落込み流量センサがその
流量を検出し続け、コントローラがその流量を積算して
浴槽への落とし込み湯量を算出し、その算出した湯量が
設定湯量に達すると落込み用電磁弁を閉じて出湯を停止
するといったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな自動湯張機能において、風呂給湯路に設けられた落
込み流量センサが故障した場合、浴槽に設定湯量の供給
がされたにもかかわらずコントローラの算出湯量が設定
湯量に達しないため、浴槽内の湯が溢れてしまうという
問題があった。
【0004】このような問題を解決するために、特公平
6−46110においては、落込み流量センサの検知量
が異常低下した場合に落込み用電磁弁を閉じ、トータル
流量センサの検知流量が0になるか否かによって落込み
流量センサの異常が発生しているかどうかの判断をする
といった構成をとっている。
【0005】しかし、このような構成では、落込み用電
磁弁やトータル流量センサの故障を検出できないため、
落込み用電磁弁がON故障することにより浴槽への給湯
動作が止まらなくなったり、またトータル流量センサが
故障することにより燃焼動作が開始されず、浴槽に冷水
が供給されるといった問題は解決できなかった。
【0006】本発明の給湯装置は上記課題を解決し、落
込み用電磁弁、トータル流量センサ、落込み流量センサ
の故障を検知することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の給湯装置は、給水路から供給された
冷水を加熱し出湯路に供給する熱交換器と、上記熱交換
器に流れる流量を検出し、故障時にはその検出流量が実
際の流量より減少するように構成されたトータル流量セ
ンサと、上記出湯路を分岐して設けられ、浴槽に温水を
落とし込む風呂給湯路と、上記出湯路を分岐して設けら
れ、台所、洗面所等に温水を供給する一般給湯路と、上
記風呂給湯路に設けられ、流路を開閉する開閉弁と、上
記開閉弁を開くために開弁信号を出力する弁駆動手段
と、上記風呂給湯路に流れる流量を検出し、故障時には
その検出流量が実際の流量より減少するように構成され
た落込み流量センサとを備えた給湯装置において、上記
開閉弁への開弁信号出力中及び開弁信号出力停止中のそ
れぞれにおける、上記2つの流量センサの検出値の組合
わせから、上記開閉弁及び上記2つの流量センサの故障
の有無及び故障箇所を判断する故障検知手段を備えたこ
とを要旨とする。
【0008】上記課題を解決する本発明の請求項2記載
の給湯装置は、請求項1記載の給湯装置において、上記
故障検知手段は、上記開閉弁への開弁信号出力中に上記
落込み流量センサが通水を検出していない場合、上記開
閉弁への開弁信号を出力する直前に上記トータル流量セ
ンサが通水を検出していたかどうかをチェックし、通水
を検出していなかった場合に、上記落込み流量センサの
故障であると判断することを要旨とする。
【0009】上記課題を解決する本発明の請求項3記載
の給湯装置は、請求項1又は2記載の給湯装置におい
て、上記故障検知手段は、上記開閉弁への開弁信号出力
中に上記落込み流量センサが通水を検出していない場
合、上記開閉弁への開弁信号の出力を停止して上記トー
タル流量センサが通水を検出しなくなるまで待機し、該
トータル流量センサが通水を検出しなくなった後上記開
閉弁に開弁信号を出力し、それでも上記落込み流量セン
サが通水を検出しない場合に該落込み流量センサの故障
であると判断することを要旨とする。
【0010】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
給湯装置は、浴槽に温水を落とし込むため開閉弁に開弁
信号を出力すると、故障検知手段がトータル流量センサ
の検出値と落込み流量センサの検出値との組合わせか
ら、開閉弁及び2つの流量センサに故障が発生している
かどうかをチェックし、故障が発生していた場合、2つ
の検出値の組合わせから故障箇所を判断する。例えば、
開閉弁への開弁信号出力中にトータル流量センサが通水
を検出せず、落込み流量センサが通水を検出している場
合、何等かの故障が発生していると判断される。ここ
で、流量センサの故障時には検出流量が減少することか
ら考慮して、落込み流量センサが通水を検出しているた
め風呂給湯路には通水されていることが明らかになる。
そのため給水路にも通水されており、トータル流量セン
サが故障していると判断することができる。また落とし
込みを終了するため、開閉弁への開弁信号の出力を停止
した場合にも同様に、トータル流量センサの検出値と落
込み流量センサの検出値との組合わせから故障が発生し
ているかどうかを検知し、故障が発生していた場合には
検出値の組合わせから故障箇所を判断することができ
る。例えば、開閉弁への開弁信号出力停止中に2つの流
量センサが共に通水を検出している場合、給水路、風呂
給湯路共に通水されていることが明らかになる。そのた
め、開閉弁が故障していると判断することができる。こ
のように、2つの流量センサの検出値の組合わせから故
障箇所を判断することができる。
【0011】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
給湯装置は、開閉弁への開弁信号出力中、落込み流量セ
ンサが通水を検出しなかった場合に、落込み流量センサ
の故障か、一般給湯路からの同時使用が行なわれている
ためかの判断をするため、開弁信号出力前にトータル流
量センサが通水を検出していたかどうかをチェックす
る。通水を検出していなかった場合には同時使用が行な
われていないと判断することで、落込み流量センサの故
障であると判断することができる。
【0012】上記構成を有する本発明の請求項3記載の
給湯装置は、開閉弁への開弁信号出力中、落込み流量セ
ンサが流れを検出しなかった場合に、落込み流量センサ
の故障か、一般給湯路からの同時使用が行なわれている
ためかの判断をするため、開閉弁への開弁信号の出力を
停止してトータル流量センサが通水を検出しなくなるま
で待機し、トータル流量センサが通水を検出しなくなり
同時使用が無くなったことが分かった後、開閉弁に開弁
信号を出力し、落込み流量センサの出力をチェックす
る。この時落込み流量センサが通水を検出していない場
合には、落込み流量センサの故障であると判断すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の給湯装置の好
適な実施例について説明する。図1は一実施例としての
給湯器付強制循環式風呂釜1の概略構成図である。給湯
器付強制循環式風呂釜1(以下、単に給湯付風呂釜1と
呼ぶ)は大別して、浴槽水を強制的に循環し加熱する強
制循環加熱部10と、通水された水をガス燃焼により加
熱し供給する給湯部30と、これらの動作を制御するコ
ントローラ50とからなる。
【0014】強制循環加熱部10は、ガスを燃焼するバ
ーナ11と、浴槽水の循環流路となる循環路12と、循
環路12の途中に設けられバーナ11により加熱される
熱交換器13と、熱交換器13の上流側循環路に設けら
れ通水されることによりONする水流スイッチ14と、
水流スイッチ14の上流側に設けられ浴槽2内の浴槽水
を強制循環する循環ポンプ15と、循環ポンプ15の上
流側で循環水温を検出するサーミスタ16とを備える。
【0015】給湯部30は、ガスを燃焼するバーナ31
と、冷水が供給される給水路32と、給水路32の途中
に設けられバーナ31により加熱される熱交換器33
と、熱交換器33の下流側に接続される出湯路34とを
備える。給水路32は入水温を検出するサーミスタ35
と、入水流量を制御する水量制御モータ弁36(以下、
単に水量制御弁36と呼ぶ)と、入水流量を検出するト
ータル流量センサ37とを備える。また、出湯路34は
出湯温を検出するサーミスタ38を備える。出湯路34
は風呂給湯路39と、一般給湯路40とに分岐され、風
呂給湯路39は流量を検出する落込み流量センサ41
と、給湯部30から浴槽2への流路を開閉する落込み用
電磁弁42と、バキューム弁43と、逆流を防止する逆
止弁44とを備え、強制循環加熱部10の循環路12に
接続される。一方、一般給湯路40は洗面所、シャワー
等の給湯口3に通じる外部給湯管4に接続される。尚図
中5は給湯栓である。
【0016】また、給湯部30のバーナ31へのガス供
給路には、ガス流路の開閉を行なうメイン電磁弁46
と、ガス量の調節を行なう比例制御弁47とが設けられ
る。尚、図示しないが強制循環加熱部10のバーナ11
へのガス供給路にも同様にメイン電磁弁が設けられ、更
に上流側には、バーナ11とバーナ31との両方へのガ
スの供給、遮断を行なう元電磁弁が設けられる。
【0017】トータル流量センサ37、落込み流量セン
サ41は、通水される流量を検出し、通水流量が所定値
以上になった場合に通水ありと判断する。トータル流量
センサ37が通水ありと検出すると給湯部30が燃焼動
作を開始し、また通水なしと検出すると給湯部30の燃
焼動作を停止する。また、これらの流量センサは、通水
により回転する回転体と、その回転を検出するセンサと
から構成されているため、故障により実際の流量より大
きい流量を検出したり、通水されていないのにもかかわ
らず通水を検出するといったことがない。そのため流量
センサにより、ある流量を検出している場合には、その
流量センサが故障している場合を考慮しても、少なくと
もその検出流量以上は確実に流れていることが分かる。
尚、このような流量センサの故障特性は、器具の安全性
を考えたうえで一般に必要とされているものである。
【0018】給湯部30は、サーミスタ38により検出
した出湯湯温と設定湯温との差に応じて、比例制御弁4
7によりガス量を連続的に変化させて出湯温度を一定に
保つ。また、最大ガス量においても設定温での出湯が得
られないことを防止するため、給湯時における入水温と
設定温と器具の最大能力とから能力オーバーを生じない
最大流量を求め、この流量を越えないようトータル流量
センサ37で流量を監視し水量制御弁36を調節するた
め、常に安定した出湯温度を得ることができる。尚、自
動給湯時に一般給湯路40からの同時使用があった場
合、一般給湯路側の設定温度を優先する。
【0019】コントローラ50は、出湯温度制御、自動
給湯制御、自動保温制御等を司どるもので、図示しない
周知の算術論理演算回路を構成するCPU、RAM、R
OMと、各種センサからの信号を入力する入力インタフ
ェイスと、各種のアクチュエータに駆動信号を出力する
出力インタフェイス等から構成される。尚、図1におい
ては、本発明の特徴となる故障検知制御処理に係る構成
のみの入出力関係を表している。
【0020】尚、給湯付風呂釜1は、図示しないが点火
装置及び燃焼用空気を供給するファン等を備える。
【0021】次に、コントローラ50の行なう故障検知
制御処理について図2のフローチャートを用いて説明す
る。尚、本フローチャートでは、トータル流量センサ3
7の出力をHWFS、落込み流量センサ41の出力をB
WFS、コントローラ50から落込み用電磁弁42への
開弁信号をBHVとし、また流量センサの出力において
は通水ありをON、通水なしをOFFとし、また落込み
用電磁弁42の出力においては開弁信号出力をON、開
弁信号出力停止をOFFとして説明する。図示しないリ
モコンの自動給湯スイッチを押すと(S1)、コントロ
ーラ50が落込み用電磁弁42に開弁信号を出力する
(S2)。ここで、一般給湯路40から同時使用されて
いた場合には、トータル流量センサ37が通水ありと検
出しているため既にバーナ31が燃焼しているが、一般
給湯路40からの使用が無く、トータル流量センサ37
が通水なしと検出していた場合には、トータル流量セン
サが通水ありと検出することにより、メイン電磁弁4
6、図示しない元電磁弁が開弁してバーナ31にガスを
供給し、図示しない点火装置によりバーナ31に点火し
て給湯燃焼動作を開始する。燃焼動作により加熱された
湯は落込み流量センサ41、バキューム弁43を介して
浴槽2に出湯され、その間、落込み流量センサ41が流
量を検出し、その出力に基づいてコントローラ50が浴
槽2に出湯された湯量を積算していく。
【0022】ここで、故障検知を行なうため、まずトー
タル流量センサ37の出力をチェックする(S3)。ト
ータル流量センサ37が通水ありと検出している場合
(S3:YES)、異常なしと判断する。しかし、トー
タル流量センサ37が通水なしと検出している場合には
(S3:NO)、何等かの異常があると考えられるた
め、落込み流量センサ41の出力をチェックする(S
4)。ここで落込み流量センサ41が通水ありと検出し
ていた場合には(S4:YES)、風呂給湯路39に通
水されていることが確認され、トータル流量センサ37
の故障と判断される(S5)。そのため、図示しないリ
モコンの表示器及びブザーにより故障が発生したことを
報知し(S5)、落込み用電磁弁42への開弁信号の出
力を停止し(S6)、自動給湯動作を停止する。また、
ステップ4において、落込み流量センサ41も通水なし
と検出している場合には(S4:NO)、開弁信号を出
力しているにもかかわらず落込み用電磁弁42が開弁し
ていないか、もしくはトータル流量センサ37と落込み
流量センサ41とが共に故障していると判断し、図示し
ないリモコンの表示器及びブザーにより故障が発生した
ことを報知し(S7)、落込み用電磁弁42への開弁信
号の出力を停止し(S8)、自動給湯動作を停止する。
【0023】一方、ステップ3においてトータル流量セ
ンサ37が通水ありと検出している場合(S3:YE
S)、落込み流量センサ41のチェックを行なう(S
9)。ここで落込み流量センサ41も通水ありと検出し
ている場合には(S9:YES)、異常なしと判断す
る。しかし、落込み流量センサ41が通水なしと検出し
ている場合には(S9:NO)、その原因として、一般
給湯路40からの同時使用による風呂給湯路39への通
水流量の減少か、もしくは落込み流量センサ41の故障
であると考えられる。ここで、同時使用によるものであ
れば、使用が終わることで落込み流量センサ41の出力
が正常に戻ると考えられるため、所定時間(本実施例で
は30秒)そのままの状態で待機して様子をみる(S1
0)。この間に落込み流量センサ41が通水ありと検出
すれば(S9:YES)、異常なしと判断する。しか
し、所定時間(30秒)が経過しても落込み流量センサ
41が通水なしと検出している場合には(S10:YE
S)、落込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止し
(S11)、トータル流量センサ37が通水なしと検出
するまで待機する(S12)。トータル流量センサ37
が通水なしと検出すると(S12:YES)、一般給湯
路40からの使用が無いと判断できるため、落込み用電
磁弁42へ開弁信号を出力し(S13)、落込み流量セ
ンサ41の出力をチェックする(S14)。落込み流量
センサ41が通水ありと検出している場合には(S1
4:YES)、異常なしと判断して自動給湯動作を再開
する。しかし、落込み流量センサ41が通水なしと検出
している場合には(S14:NO)、落込み流量センサ
の故障であると判断し、図示しないリモコンの表示器及
びブザーにより故障が発生したことを報知し(S1
5)、落込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止し
(S16)、自動給湯動作を停止する。
【0024】また、ステップ9において落込み流量セン
サ41が通水ありと検出している場合には(S9:YE
S)、トータル流量センサ37の検出流量と、落込み流
量センサ41の検出流量とを比較することで、異常が無
いかをチェックする。トータル流量センサ37と落込み
流量センサ41との検出値が、誤差を考慮した範囲でほ
ぼ等しい場合(S17:YES)、両センサは正常であ
ると判断し、自動給湯動作を継続する。しかし、トータ
ル流量センサ37と落込み流量センサ41との検出値が
誤差を考慮した範囲でも異なる場合には(S17:N
O)、トータル流量センサ37と落込み流量センサ41
との大小関係をチェックする。トータル流量センサ37
の検出値が落込み流量センサ41の検出値より大きい場
合(S18:YES)、一般給湯路40からの同時使用
が行なわれているためか、落込み流量センサ41が故障
しているためかの二通りの原因が考えられる。そのため
ステップ2において落込み用電磁弁42に開弁信号を出
力する直前のトータル流量センサ37の出力から、同時
使用が行なわれているかどうかを判断する(S19)。
開弁信号を出力する直前にトータル流量センサ37が通
水ありと検出していた場合、つまり同時使用が行なわれ
ていた場合(S19:NO)、現在も同時使用が行なわ
れていると判断し、自動給湯動作を継続する。しかし、
開弁信号を出力する直前にトータル流量センサ37が通
水なしと検出していた場合、つまり同時使用が行なわれ
ていなかった場合(S19:YES)、現在も同時使用
が行なわれておらず、落込み流量センサ41の故障が原
因であると判断し、図示しないリモコンの表示器及びブ
ザーにより故障が発生したことを報知し(S20)、落
込み用電磁弁42への開弁信号の出力を停止し(S2
1)、自動給湯動作を停止する。またステップ18にお
いて、トータル流量センサ37の検出値が落込み流量セ
ンサ41の検出値より小さい場合には(S18:N
O)、トータル流量センサ37の故障であると判断し、
図示しないリモコンの表示器及びブザーにより故障が発
生したことを報知し(S22)、落込み用電磁弁42へ
の開弁信号の出力を停止し(S23)、自動給湯動作を
停止する。
【0025】故障検知により異常なしと検出されて自動
給湯動作を継続し、落込み流量センサ41の出力に基づ
いてコントローラ50の積算する値が所定値に達した時
点で(S24:YES)、設定湯量の落とし込みが完了
したと判断して落込み用電磁弁42への開弁信号の出力
を停止する(S25)。ここで、再び故障検知を行なう
ため、トータル流量センサ37の出力をチェックする
(S26)。トータル流量センサ37が通水ありと検出
している場合には(S26:NO)、一般給湯路40か
ら使用が行なわれているか、もしくは落込み用電磁弁4
2がON故障しているためであると判断し、落込み流量
センサ41の出力をチェックする(S27)。落込み流
量センサ41が通水なしと検出している場合(S27:
YES)、一般給湯路40から使用が行なわれているた
めであると判断する。しかし、落込み流量センサ41が
通水ありと検出している場合(S27:NO)、落込み
用電磁弁42がON故障していると判断し、図示しない
リモコンの表示器及びブザーにより故障が発生したこと
を報知し(S28)、メイン電磁弁46を閉じて燃焼を
停止すると共に(S29)、水量制御弁36を最小まで
絞り(S30)、被害を最小限に抑える。
【0026】一方、ステップ26において、トータル流
量センサ37が通水なしと検出している場合には(S2
6:YES)、落込み流量センサ41の出力をチェック
する(S31)。落込み流量センサ41が通水なしと検
出している場合(S31:YES)、正常であると判断
する。しかし、落込み流量センサ41が通水ありと検出
している場合には(S31:NO)、落込み用電磁弁4
1とトータル流量センサ37とが共に故障していると判
断し、図示しないリモコンの表示器及びブザーにより故
障が発生したことを報知し(S32)、水量制御弁36
を最小まで絞り(S33)、被害を最小限に抑える。
【0027】以上説明したように本実施例の給湯付風呂
釜1によれば、落込み用電磁弁42への開弁信号出力時
及び開弁信号出力停止時におけるトータル流量センサ3
7と落込み流量センサ41との出力から、落込み用電磁
弁42、トータル流量センサ37、落込み流量センサ4
1の故障をそれぞれ検出することができるため安全性が
高い。また、故障を検知した場合には、報知することで
使用者に故障が発生したことを知らせるため、故障発生
をいち早く知ることができる。また、落込み流量センサ
41故障時には自動給湯動作を停止するため浴槽水が溢
れるといったことを防ぐことができる。さらに、落込み
用電磁弁42のON故障が発生した場合には、ガスの供
給を停止して燃焼をストップするため安全であり、また
水量制御弁36を最小まで絞ることにより被害を最小限
に抑えるため、その間に使用者は水路の元栓を閉じると
いった対処をすることができる。また、故障検知のため
に新たにセンサ等を設ける必要がないためコストがかか
らない。
【0028】尚、本実施例において、故障制御処理は本
フローチャートに示した処理に限ったものではなく、例
えばステップ11〜16において、落込み用電磁弁42
を閉じ、トータル流量センサ37が通水なしと検出する
まで待機した後、落込み用電磁弁42を開いて落込み流
量センサ41の出力をチェックしたが、ステップ19と
同様に落込み用電磁弁42の開弁直前の出力により同時
使用があるかどうかをチェックすることで故障検知を行
なってもよい。
【0029】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、風呂給湯機能を備える全ての給湯器において可能で
あり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の給湯装置によれば、トータル流量センサの検出値
と落込み流量センサの検出値との組合わせから、開閉弁
及び2つの流量センサの故障を検知できるため安全性が
高く、また故障箇所を判断できるため、故障時には最適
な処理を行なうことができる。また、開弁信号の出力時
と出力停止時とでそれぞれ故障検知を行なうため、故障
の発生を素早く検知できる。さらに、故障検知のために
新たにセンサ等を設ける必要がないためコストがかから
ない。
【0031】更に、本発明の請求項2記載の給湯装置に
よれば、開閉弁への開弁信号出力前のトータル流量セン
サの出力をチェックすることで同時使用が行なわれてい
るかどうかを判断するため、自動給湯動作を中断するこ
となく故障検知することができる。
【0032】更に、本発明の請求項3記載の給湯装置に
よれば、開閉弁への開弁信号の出力を停止してトータル
流量センサがOFFするまで待機し、トータル流量セン
サがOFFして同時使用が無くなったことが分かった
後、開閉弁に開弁信号を出力して落込み流量センサの出
力をチェックするため、落込み流量センサの故障検知が
確実に行なうことができ、また同時使用が行なわれてい
ても故障を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての給湯器付強制循環式風呂釜の
概略構成図である。
【図2】故障検知制御処理を表すフローチャートであ
る。
【図3】故障検知制御処理を表すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2…浴槽、 10…強制循環加熱部、 30…給湯部、
36…水量制御モータ弁、 37…トータル流量セン
サ、41…落込み流量センサ、 42…落込み用電磁
弁、50…コントローラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水路から供給された冷水を加熱し出湯
    路に供給する熱交換器と、 上記熱交換器に流れる流量を検出し、故障時にはその検
    出流量が実際の流量より減少するように構成されたトー
    タル流量センサと、 上記出湯路を分岐して設けられ、浴槽に温水を落とし込
    む風呂給湯路と、 上記出湯路を分岐して設けられ、台所、洗面所等に温水
    を供給する一般給湯路と、 上記風呂給湯路に設けられ、流路を開閉する開閉弁と、 上記開閉弁を開くために開弁信号を出力する弁駆動手段
    と、 上記風呂給湯路に流れる流量を検出し、故障時にはその
    検出流量が実際の流量より減少するように構成された落
    込み流量センサとを備えた給湯装置において、 上記開閉弁への開弁信号出力中及び開弁信号出力停止中
    のそれぞれにおける、上記2つの流量センサの検出値の
    組合わせから、上記開閉弁及び上記2つの流量センサの
    故障の有無及び故障箇所を判断する故障検知手段を備え
    たことを特徴とする給湯装置。
  2. 【請求項2】 上記故障検知手段は、上記開閉弁への開
    弁信号出力中に上記落込み流量センサが通水を検出して
    いない場合、上記開閉弁への開弁信号を出力する直前に
    上記トータル流量センサが通水を検出していたかどうか
    をチェックし、通水を検出していなかった場合に、上記
    落込み流量センサの故障であると判断することを特徴と
    する請求項1記載の給湯装置。
  3. 【請求項3】 上記故障検知手段は、上記開閉弁への開
    弁信号出力中に上記落込み流量センサが通水を検出して
    いない場合、上記開閉弁への開弁信号の出力を停止して
    上記トータル流量センサが通水を検出しなくなるまで待
    機し、該トータル流量センサが通水を検出しなくなった
    後上記開閉弁に開弁信号を出力し、それでも上記落込み
    流量センサが通水を検出しない場合に該落込み流量セン
    サの故障であると判断することを特徴とする請求項1又
    は2記載の給湯装置。
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