JP2002349950A - 1缶2回路式熱源機の異常検出装置及び異常時制御方法 - Google Patents

1缶2回路式熱源機の異常検出装置及び異常時制御方法

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JP2002349950A
JP2002349950A JP2001152381A JP2001152381A JP2002349950A JP 2002349950 A JP2002349950 A JP 2002349950A JP 2001152381 A JP2001152381 A JP 2001152381A JP 2001152381 A JP2001152381 A JP 2001152381A JP 2002349950 A JP2002349950 A JP 2002349950A
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heat exchange
circuit
hot water
abnormality
temperature
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JP2001152381A
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Kazushiro Yamaguchi
和城 山口
Shigeya Yamamoto
篤弥 山本
Takehiro Shimizu
武浩 清水
Satoshi Nakai
諭 仲井
Hideki Nomura
秀樹 野村
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Original Assignee
Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1缶2回路式給湯器付き風呂釜において追い
焚き循環回路のみの単独運転時に生じるおそれのある給
湯回路での異常発生をその発生直後に把握し得る異常検
出装置、及び、異常時制御方法を提供する。 【解決手段】 給湯回路が運転停止中(入水流量がMO
Q未満)で、風呂(追い焚き)単独運転のとき、前回の
給湯運転の終了直後であればX秒経過を待ってから(誤
判定防止)、そうでなければ即座に異常判定に入る。追
い焚きにより同時に加熱される給湯側熱交換器の第1温
度Tbが下流側の出湯管路の第2温度Taよりも高ければ
正常と判定し、逆にTa>Tbであれば管路内の湯水が流
動している(漏れ出湯異常)と判定する(S6)。燃焼
停止及びユーザへ報知(S7)した後、バイパス制御弁
を全開にして燃焼を再開させる(S8,S9)。それで
もTa>Tbであれば、バイパス制御弁が閉じたまま作動
異常が生じていると判定し、燃焼を停止して再度ユーザ
に報知する(S10,S11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1缶2回路式熱源
機において一方の熱交換回路の単独加熱運転時に他方の
熱交換回路の異常発生を判定・検出するために用いられ
る異常検出装置、及び、異常検出時の異常時制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1缶2回路式熱源機の例として、
1缶2回路式に構成された給湯器付き風呂釜が知られて
いる。これは水道水等の入水を加熱して給湯栓等へ出湯
するための給湯回路と、浴槽内の湯水を追い焚きするた
めの追い焚き循環回路との2種類の熱交換回路を備え、
それらの熱交換部である両熱交換器が共通の熱交換缶体
内に配設されて共通の燃焼バーナの燃焼熱により加熱さ
れるようになっている。このものにおける給湯運転と追
い焚き運転とは加熱源である燃焼バーナを共通としつつ
も個別の制御により行われる。すなわち、通常の場合、
給湯運転制御は上記給湯栓が開かれて所定の最低作動流
量以上の入水を検出することにより開始され、リモコン
等に設定された設定給湯温度になるように上記燃焼バー
ナが燃焼作動される。また、追い焚き運転制御は追い焚
きスイッチのON操作等により開始され、浴槽内の湯水
を熱交換器との間で強制循環させて設定風呂温度まで追
い焚きするように上記燃焼バーナが燃焼作動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如き
1缶2回路式の給湯器付き風呂釜においては、給湯運転
が停止されて追い焚き運転が単独で行われている最中
に、ユーザの不注意や機器故障に起因して運転停止中の
給湯回路側において異常状態の発生するおそれが考えら
れる。
【0004】すなわち、1缶2回路式であるため、追い
焚き運転のみの単独運転であっても、共通の燃焼バーナ
の燃焼作動により給湯回路の熱交換器も同時に加熱され
てしまうことになる。この際、上記給湯栓が正常に閉じ
られていれば給湯回路内の湯水は滞留状態となるもの
の、上記給湯栓がユーザの不注意等により万一緩んでい
ると給湯回路内の湯水が僅かずつ給湯栓から漏れ出すこ
とになる。ここで、その漏れ流量が最低作動流量以上で
あれば上記の給湯運転制御が実行されてその給湯栓から
の出湯温度は制御されたものとなるが、上記漏れ流量が
ポタポタ又はチョロチョロというような最低作動流量未
満(例えば3リットル/分未満)であると出湯温度につ
いては何ら制御が行われない状態になる。このため、給
湯回路の熱交換器で加熱されて高温となった湯水が徐々
に給湯栓の側に流れていき、熱交換器と給湯栓との間の
回路内に充満し、この高温湯水が給湯栓から少しずつ漏
れ出すという漏れ出湯異常が発生してしまうおそれがあ
る。そして、このようになった状態でユーザが給湯栓を
開くと、必要以上に過度の高温の湯水が出湯されてしま
う結果になる。
【0005】この対策として、給湯回路側での流量が最
低作動流量未満であっても、給湯栓側の給湯温度センサ
の検出温度を監視して、検出温度が設定温度を超えると
上記の追い焚き運転制御での燃焼作動量を強制的に低減
させることも考えられる。しかしながら、この場合に
は、漏れ出湯異常が発生した後、熱交換回路内の熱交換
器で加熱された高温の湯水が回路内を徐々に給湯栓の側
に流動して上記給湯温度センサに到達してからでないと
漏れ出湯異常の発生を把握し得ず、このため、上記の高
温の漏れ出湯異常の発生に伴う不都合を十分に早期に回
避し得ないものとなる。
【0006】一方、上記の給湯回路には、入水を熱交換
器を通さずに出湯側に導いて温調する構成が付加される
場合が多い。すなわち、熱交換器をバイパスするバイパ
ス管路を設け、このバイパス管路を通して出湯側に供給
される入水流量をバイパス制御弁により制御することに
より給湯栓に対する出湯温度の温調を行うというもので
ある。そこで、このような構成を利用して追い焚きの単
独運転時には上記バイパス制御弁を全開状態にしておけ
ば、上記の漏れ出湯異常が発生したとしても上記バイパ
ス管路を通して混合される入水により給湯栓からの出湯
温度を極めて低いものとすることも可能と考えられる。
しかしながら、この場合でも、上記バイパス制御弁を開
制御したとしても故障等の作動異常の発生により閉状態
のままに固定されていると、上記と同様に給湯栓から高
温の漏れ出湯やその開栓時の高温出湯が生じてしまうこ
とになる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、1缶2回路式
熱源機において一方の熱交換回路のみの単独加熱運転時
に生じるおそれのある他方の熱交換回路での異常発生を
その発生直後に把握し得る異常検出装置を提供すること
にあり、併せて、異常発生に伴う不都合発生の未然回避
を図り得る異常時制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明では、互いに異なる2つの熱交
換回路の両熱交換部が共通の熱交換缶体において加熱さ
れるよう配設され、一方の熱交換回路で流体を流通させ
て単独加熱運転させた際に他方の熱交換回路での異常発
生を検出するための1缶2回路式熱源機の異常検出装置
を対象にして、以下の特定事項を備えるこことした。す
なわち、上記他方の熱交換回路において上記単独加熱運
転による加熱を受けて内部の流体が高温域となる第1位
置における温度を検出する第1温度センサと、上記第1
位置よりも低温域となる下流側の第2位置における上記
他方の熱交換回路の温度を検出する第2温度センサと、
上記一方の熱交換回路の単独加熱運転の開始に伴い上記
第1及び第2の両温度センサからの両検出温度の高低関
係の変化を監視し、その両検出温度の高低関係が逆転す
れば上記他方の熱交換回路において漏れ出湯異常が発生
していると判定する異常判定手段とを備えるようにし
た。
【0009】ここで、本発明が対象とする「1缶2回路
式熱源機」としては、例えば給湯回路と追い焚き循環回
路とを備える給湯器付き風呂釜(追い焚き機能付き給湯
器)、又は、給湯回路と温水暖房回路とを備える温水暖
房機能付き給湯器等が上げられる(以下の各請求項にお
いて同じ)。また、上記第1及び第2の各温度センサ
は、内部の流体の温度を検出するものであっても、熱交
換回路を構成する管路自体の温度を検出するものであっ
ても、いずれでもよい(以下の各請求項において同
じ)。管路自体が加熱されて流体が加熱されるものであ
る一方、高温域の流体が移動すればその流体から伝熱さ
れて管路自体も昇温するためである。
【0010】上記の請求項1によれば、上記異常判定手
段による判定により漏れ出湯異常が発生していれば、そ
の発生直後に漏れ出湯異常を検出することが可能にな
り、この早期の検出により上記漏れ出湯異常の発生に対
する対策も早期に行うことが可能になる。
【0011】すなわち、一方の熱交換回路(例えば追い
焚き循環回路)の単独加熱運転状態では、他方の熱交換
回路(例えば給湯回路)の運転は停止されているため、
その回路内の流体は滞留状態となっている。この状態
で、上記一方の熱交換回路の単独加熱運転に伴い他方の
熱交換回路の熱交換部も同時に加熱されるため、正常
(滞留状態)であれば上記他方の熱交換回路の第1位置
の流体は高温に加熱され、それよりも下流側の第2位置
では伝熱を受けたとしても低温になるという高低関係に
保たれる。ところが、上記他方の熱交換回路内で漏れ出
湯が生じていれば、上記の第1位置で高温に加熱された
流体が下流側の第2位置に移動し、第1位置には上流側
からの流体が新たに移動してきて加熱されることにな
る。このような移動(漏れ出湯)が生じると、上記の高
低関係が逆転して第1位置の検出温度よりも第2位置の
検出温度の方が高温となる。
【0012】このため、上記異常判定手段により、第1
位置と第2位置とにおける両検出温度の高低関係を監視
し、その高低関係が逆転すれば、漏れ出湯異常が生じて
いると判定し得る。そして、この異常判定手段による判
定に基づき漏れ出湯異常の発生を確実に検出し得ること
になる。しかも、加熱されている部分から高温流体が移
動すれば即座に検出されるため、漏れ出湯異常をその発
生直後に検出することが可能になる。
【0013】請求項2に係る発明では、互いに異なる2
つの熱交換回路の両熱交換部が共通の熱交換缶体におい
て加熱されるよう配設され、他方の熱交換回路は上記熱
交換部をバイパスして流体を下流側に流すバイパス管路
とこのバイパス管路を通過する流体のバイパス流量を変
更調整するバイパス制御弁とを備え、一方の熱交換回路
で流体を流通させて単独加熱運転させた際に他方の熱交
換回路での異常発生を検出するための1缶2回路式熱源
機の異常検出装置を対象として、以下の特定事項を備え
ることとした。すなわち、上記他方の熱交換回路におい
て上記単独加熱運転による加熱を受けて内部の流体が高
温域となる第1位置における温度を検出する第1温度セ
ンサと、上記第1位置よりも低温域となる下流側の第2
位置における上記他方の熱交換回路の温度を検出する第
2温度センサと、上記一方の熱交換回路の単独加熱運転
の開始に伴い上記第1及び第2の両温度センサからの両
検出温度の高低関係の変化を監視しつつ上記バイパス制
御弁を開制御して、その両検出温度の高低関係が逆転す
れば上記バイパス制御弁において作動異常が発生してい
ると判定する異常判定手段とを備えるようにした。
【0014】この請求項2によれば、上記異常判定手段
による判定により上記バイパス制御弁に作動異常が発生
していれば、その発生直後に作動異常を検出することが
可能になり、この早期の検出により上記作動異常発生に
対する対策も早期に行うことが可能になる。
【0015】すなわち、請求項1の場合と同様に、一方
の熱交換回路の単独加熱運転に伴い他方の熱交換回路に
おいて流体が滞留状態となっている熱交換部も同時に加
熱されるため、上記他方の熱交換回路の第1位置は高温
に加熱され、それよりも下流側の第2位置では伝熱を受
けたとしても低温になるという高低関係に保たれる。そ
して、上記単独加熱運転に伴いバイパス制御弁が開制御
されるため、他方の熱交換回路の下流端から漏れ出湯が
万一生じたとしても、流体は熱交換部よりも上記下流端
側に短絡しているバイパス管路側に流れ、上記熱交換部
での流体の移動は殆ど生じずに上記の第1位置が高温で
第2位置が低温という高低関係が維持される。それにも
拘わらず、第1位置と第2位置との両検出温度の高低関
係が逆転したとすれば、それは本来あるはずの上記バイ
パス管路からの流体の流入が実際にはなく、このため上
記の第1位置で高温に加熱された流体が下流側の第2位
置に移動したことによるものである。
【0016】従って、上記異常判定手段により、第1位
置と第2位置とにおける流体の両検出温度の高低関係を
監視し、その高低関係が逆転すれば、上記バイパス制御
弁を開制御したにも拘わらず実際には閉じている、つま
り作動異常が生じていると判定し得る。そして、この異
常判定手段による判定に基づきバイパス制御弁の作動異
常の発生を確実に検出し得ることになる。しかも、加熱
されている部分から高温流体が移動すれば即座に検出さ
れるため、作動異常の発生をその発生直後に検出するこ
とが可能になる。
【0017】上記の請求項1又は請求項2の異常検出装
置における温度検出位置である第1位置及び第2位置を
具体的に特定すると以下のようになる。以下の特定事項
の採用により流体温度の高低関係の逆転現象をより的確
に把握することが可能になり、異常発生の検出をより的
確に行い得ることになる。
【0018】すなわち、第1位置とは他方の熱交換回路
の熱交換部自体を含む熱交換部近傍であって一方の熱交
換回路の単独加熱運転による加熱を受ける位置であり、
第2位置とは上記第1位置よりも下流側であって上記単
独加熱運転による加熱を直接には受けない位置である
(請求項3)。
【0019】このような位置としては、第1位置として
他方の熱交換回路の熱交換部の入口から出口までの間の
位置を、第2位置として上記熱交換部の出口よりも下流
側の位置をそれぞれ選択するようにしてもよい(請求項
4)。
【0020】また、より具体的かつ実施上好適な位置設
定としては、他方の熱交換回路の熱交換部を熱交換缶体
に対し一方から他方に向けて通された後に逆向きに折り
返して下流側に連通するよう配管されたフィンチューブ
により構成し、第1位置を上記フィンチューブの折返し
部に設定する一方、第2位置を上記フィンチューブが折
り返された後に上記熱交換缶体を貫通した下流側部位の
回路に設定するようにすることもできる(請求項5)。
【0021】以上の請求項1〜請求項5のいずれかの異
常検出装置の異常判定手段としては、次の構成を採用す
ることにより、他方の熱交換回路の加熱運転終了直後に
一方の熱交換回路の単独加熱運転が開始された場合であ
っても、誤判定を生じるおそれを確実に回避し得るもの
となる。すなわち、上記異常判定手段として、一方の熱
交換回路の単独加熱運転の開始時点が他方の熱交換回路
の前回の加熱運転の終了直後であるときには、上記一方
の熱交換回路の単独加熱運転の開始から設定時間の経過
を待って、第1及び第2の両温度センサからの両検出温
度の高低関係の変化を監視する構成を採用してもよい
(請求項6)。つまり、他方の熱交換回路においてその
加熱運転終了直後は回路内の流体がかなり高温に加熱さ
れている上に下流側の第2位置の方が第1位置よりも高
温になっている可能性があるため、上記一方の単独加熱
運転による加熱を第1位置の流体が受けて第1位置の方
が高温になるまでに要する時間(設定時間)の経過を待
つものである。これにより、他方の加熱運転の終了直後
であっても、第1及び第2の両位置での流体温度の逆転
現象に基づく異常発生の判定がより的確になり、誤判定
発生の防止をより確実に図ることが可能になる。
【0022】一方、以上の異常検出装置を用いて異常発
生を検出した場合の1缶2回路式熱源機の異常時制御方
法としては、以下の制御方法を採用することとした。
【0023】請求項7に係る発明では、請求項1記載の
1缶2回路式熱源機の異常検出装置により漏れ出湯異常
の発生が検出されたとき、一方の熱交換回路の単独加熱
運転を停止する処理、及び、報知手段により報知する処
理のいずれか一方又は双方を実行することとした。
【0024】この請求項7によれば、上記一方の熱交換
回路の単独加熱運転を停止することにより他方の熱交換
回路への加熱も停止され、他方の熱交換回路の下流端か
ら漏れ出湯がたとえ継続していても、その出湯温度が過
度に高温にならないように積極的に抑止して高温出湯の
発生を未然に回避し得る。また、上記報知手段により報
知することにより、ユーザに漏れ出湯異常が発生してい
ることを警告して注意を喚起させることが可能になり、
ユーザをしてその対策を行わせることが可能になる。さ
らに、双方の処理を実行することにより、上記の双方の
作用が得られることになる。
【0025】また、請求項8に係る発明では、請求項2
記載の1缶2回路式熱源機の異常検出装置によりバイパ
ス制御弁の作動異常の発生が検出されたとき、一方の熱
交換回路の単独加熱運転を停止する処理、熱交換缶体で
の加熱作動量を低減する処理、他方の熱交換回路に設け
られている流量制御弁を全閉にする処理、報知手段によ
り報知する処理の内のいずれか1又は2以上の組み合わ
せからなる処理を実行することとした。
【0026】この請求項8によれば、上記単独加熱運転
の停止処理の実行により、バイパス制御弁は作動異常で
あっても他方の熱交換回路の下流端からの漏れ出湯温度
が過度に高温にならないように積極的に抑止して高温出
湯の発生を未然に回避し得る。上記加熱作動量の低減処
理の実行により、一方の熱交換回路の加熱運転を継続し
つつも、上記漏れ出湯温度が過度に高温にならないよう
に抑制し得る。上記流量制御弁の全閉処理の実行によ
り、他方の熱交換回路において熱交換部で加熱された流
体の下流側への移動を確実に停止して高温出湯の発生を
確実に回避し得る。上記報知処理の実行により、上記の
如くユーザへの警告・注意喚起及びユーザ自身による対
策実行の機会を与え得る。以上の各処理を2以上組み合
わせて実行すれば、その組み合わせに基づく相乗的な作
用が得られることになる。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の1缶
2回路式熱源機の異常検出装置によれば、第1位置と第
2位置とにおける流体温度の高低関係の変化に基づく異
常判定手段による判定により、本来運転停止状態の他方
の熱交換回路で漏れ出湯異常が発生していれば、その漏
れ出湯異常を発生直後にかつ確実に検出することがで
き、この早期の検出により上記漏れ出湯異常の発生に対
する対策も早期に行うことができるようになる。
【0028】請求項2の1缶2回路式熱源機の異常検出
装置によれば、第1位置と第2位置とにおける流体温度
の高低関係の変化に基づく異常判定手段による判定によ
り、運転停止状態の他方の熱交換回路に設けられたバイ
パス制御弁に作動異常が発生していれば、その作動異常
を発生直後にかつ確実に検出することができ、この早期
の検出により上記作動異常発生に対する対策も早期に行
うことができるようになる。
【0029】請求項3〜請求項5のいずれかによれば、
上記の流体温度の高低関係を監視する対象である第1位
置及び第2位置をより具体的に特定することができ、こ
れにより、上記流体温度の高低関係の変化に基づく異常
発生の検出をより的確に行うことができるようになる。
【0030】請求項6によれば、上記の請求項1〜請求
項5において、他方の熱交換回路の加熱運転終了直後に
一方の熱交換回路の単独加熱運転が開始された場合であ
っても、第1及び第2の両位置での流体温度の逆転現象
に基づく異常発生の判定をより的確に行うことができ、
誤判定の生じるおそれを確実に回避することができるよ
うになる。
【0031】また、請求項7の1缶2回路式熱源機の異
常時制御方法によれば、上記請求項1の異常検出装置が
他方の熱交換回路に漏れ出湯異常の発生を検出したと
き、その他方の熱交換回路の下流端から漏れ出湯してい
る出湯温度を過度に高温にならないように積極的に抑止
して高温出湯の発生を未然に回避したり、ユーザに漏れ
出湯異常の発生を警告して注意を喚起させたりすること
ができる。
【0032】さらに、請求項8の1缶2回路式熱源機の
異常時制御方法によれば、請求項2の異常検出装置が他
方の熱交換回路に設置されたバイパス制御弁の作動異常
発生を検出したとき、漏れ出湯温度が過度に高温になら
ないように積極的に抑止して高温出湯の発生を未然に回
避したり、一方の熱交換回路の加熱運転の継続を許容し
つつ上記漏れ出湯温度が過度に高温にならないように抑
制したり、他方の熱交換回路において熱交換部で加熱さ
れた流体の下流側への移動を確実に停止させたり、ユー
ザへ警告を発して注意喚起したりするという効果のいず
れかもしくは組み合わせを得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0034】図1は、本発明の実施形態に係る1缶2回
路式熱源機としての給湯器付き風呂釜200を示す。こ
の給湯器付き風呂釜200は、他方の熱交換回路として
の給湯回路2と、浴槽100内の湯水の追い焚きを行う
一方の熱交換回路としての追い焚き循環回路3と、上記
給湯回路2及び追い焚き循環回路3の双方を熱交換加熱
するための共通の熱交換缶体4と、これらの各運転作動
を制御するコントローラ5とを備えたものである。つま
り、この給湯器付き風呂釜200は、上記の共通の熱交
換缶体4において2つの熱交換回路(給湯回路2及び追
い焚き循環回路3)に対する熱交換加熱が共通の燃焼バ
ーナ13の燃焼熱により行われるという1缶2回路式に
構成されたものである。
【0035】上記給湯回路2は、水道管に接続された入
水管路11から熱交換部としての給湯側熱交換器12に
導入された水を上記の共通の燃焼バーナ13の燃焼熱に
より熱交換加熱し、加熱後の湯水を出湯管路14を通し
て下流端の給湯栓15まで給湯させるようになってい
る。上記熱交換器12はフィン付きチューブにより構成
され、このチューブはその入口が上記入水管路11の下
流端に連通された下側チューブ12aが上記熱交換缶体
4に対し例えば一方から他方に向けて通され、ベンド部
12bにより上側位置に折り返されて上側チューブ12
cが逆向きに通された後、その出口が出湯管路14の上
流端に連通されるというように配設されている。上記入
水管路11と出湯管路14との間には上記熱交換器12
をバイパスするバイパス管路16が設けられて、バイパ
ス制御弁17の開度調整による水の混合調節により上記
給湯栓15等に対する温度調整が行われるようになって
いる。
【0036】上記入水管路11には入水流量センサ18
と、入水温度センサ19とが配設されている一方、上記
出湯管路14には給湯流量制御弁20と、上記給湯栓1
5もしくは注湯管路41に供給される湯水の温度を検出
する給湯温度センサ21とが配設されている。また、上
記熱交換器12には沸騰防止センサ22が設けられる一
方、上記熱交換器12の出口の近傍位置であって出湯管
路14の最上流側位置には熱交換缶体4から出湯管路1
4に出湯される出湯温度を検出するための缶体温度セン
サ23が設けられている。
【0037】上記沸騰防止センサ22は、給湯側熱交換
器12内の湯水温度が沸騰防止処理用の所定の高温度に
なれば、燃焼バーナ13の燃焼作動を強制的に低減又は
停止させて上記熱交換器12内での沸騰発生を防止する
ようになっている。つまり、給湯器付き風呂釜200が
1缶2回路式に構成されて燃焼バーナ13の燃焼作動に
より給湯回路2及び追い焚き循環回路3の両熱交換器1
2、33が共に加熱されてしまうため、特に給湯回路2
による給湯運転の停止中に追い焚き循環回路3による追
い焚き運転が行われた際に上記給湯器側熱交換器12で
の沸騰防止を図るようにしている。この沸騰防止センサ
22は上記熱交換器12であって燃焼バーナ13からの
燃焼熱を受けて高温に加熱された状態の湯水の温度が検
出し得る位置(例えば熱交換器12を構成するチューブ
のベント部12b位置)に配設されるため、その位置を
本発明の第1位置として設定し上記沸騰防止センサ22
を本発明の第1温度センサとして利用する。加えて、上
記第1位置よりも下流側位置であって熱交換缶体4での
加熱を直接には受けない位置(第2位置)に配設されて
いる上記缶体温度センサ23を本発明の第2温度センサ
として利用する。
【0038】上記追い焚き循環回路3は循環管路31
と、循環ポンプ32と、熱交換部としての追い焚き側熱
交換器33とを備えている。上記循環管路31は浴槽1
00内の湯水を上記熱交換器33に戻す戻り管路31a
と、熱交換器33で加熱された湯水を上記浴槽100に
供給する往き管路31bとから構成されている。そし
て、上記追い焚き循環回路3は、循環ポンプ32の作動
により戻り管路31aを通して上記熱交換器33に戻さ
れる浴槽100内の湯水を上記の共通の燃焼バーナ13
の燃焼熱により熱交換加熱し、加熱後の湯水を往き管路
31bを通して再び上記浴槽100内に供給して追い焚
き循環加熱させるようになっている。上記戻り管路31
aには、循環湯水の循環方向上流側から順に、上記循環
ポンプ32と、循環流の通過によりフラップが開いて循
環判定のON指令が出力される水流スイッチ34と、浴
槽100内の湯水温度として循環湯水の温度を検出する
風呂湯温度センサ35とが配設されている。
【0039】また、上記給湯回路2の出湯管路14と上
記循環管路31との間には、出湯管路14からの湯水を
上記循環管路31を通して浴槽100に注湯して湯張り
するための注湯管路41が設けられている。上記注湯管
路41には、注湯流量を検出する注湯流量センサ42
と、開閉制御により湯張り実行又は停止の切換を行う開
閉制御弁としての注湯電磁弁43と、給湯回路2側への
逆流入を阻止するための二段配置の逆止弁44とが配設
されている。
【0040】さらに、上記熱交換缶体4の下部には燃焼
バーナ13に対し燃焼用空気を供給する送風ファン61
が配設され、上記燃焼バーナ13には燃料ガスを供給す
るガス供給管62が接続されている。このガス供給管6
2には元ガス電磁弁63及び電磁比例弁64が介装され
ている。
【0041】上記の給湯器付き風呂釜200は、MP
U、メモリ等を備え各種の制御用プログラムが格納され
たコントローラ5によって、給湯運転、注湯運転及び追
い焚き運転等の各種の通常運転制御に加え、特に追い焚
き運転が単独で実行された際に給湯回路2側で生じるお
それのある異常の検出及び異常検出時の安全処理のため
の異常時制御が、報知手段としても機能するリモコン5
1からの出力及び上記の各種センサからの出力等に基づ
いて行われるようになっている。
【0042】すなわち、上記コントローラ5は、図2に
特に給湯制御、追い焚き制御、異常検出及び異常時制御
に係る部分を抜き出して示すように、給湯回路2により
給湯栓15に対する給湯運転を行う給湯制御部52と、
追い焚き循環回路3により浴槽100内の湯水を所定温
度まで焚き上げる追い焚き運転を行う追い焚き制御部5
3と、追い焚き運転が単独で実行された際に給湯回路2
側での異常発生を検出する異常判定手段としての異常検
出部54と、異常検出部54により異常発生が検出され
たときの安全処理を行う異常時制御部55とを備えてい
る。
【0043】上記給湯制御部52による給湯運転制御は
次のようにして行われる。すなわち、給湯栓15の開操
作により入水管路11に水道管から入水され、入水流量
センサ18により最低作動流量(MOQ)以上の入水流
量が検出されると、送風ファン61、元ガス電磁弁6
3、電磁比例弁64及び燃焼バーナ13からなる加熱系
60の作動制御(例えばFF制御)により燃焼作動を開
始する。次に、入水温度センサ19からの入水温度及び
給湯温度センサ21からの給湯温度の各検出値に基づい
てリモコン51にユーザが設定した設定給湯温度になる
ように上記の燃焼作動量が制御(例えばFB制御)され
る。
【0044】上記の給湯運転制御の際、上記燃焼作動に
より熱交換器12から出湯される湯水の出湯温度を上記
設定給湯温度よりも所定量高くして、缶体温度センサ2
3により検出される出湯温度に基づいてバイパス制御弁
17の開度制御を行うことにより、バイパス管路16か
らの水と混合させて給湯栓15に対する給湯温度を上記
設定給湯温度にする制御も行われる。また、例えば入水
温度がかなり低くかつ入水流量がかなり大きい等に起因
して上記燃焼作動によっては設定給湯温度まで昇温させ
ることが困難である等の場合には、上記バイパス制御弁
17を閉制御しかつ給湯流量制御弁20を所定開度に絞
ることにより設定給湯温度での給湯を可能とする制御も
行われる。そして、上記給湯栓15がユーザにより閉操
作されると、入水管路11からの入水流量がMOQ未
満、ひいてはゼロになるため、上記の燃焼作動を停止し
て給湯運転制御を終了する。
【0045】上記追い焚き制御部53による追い焚き運
転制御は次のようにして行われる。すなわち、リモコン
51の追い焚きスイッチをユーザがON操作するか、あ
るいは、前段階に自動風呂スイッチをユーザがON操作
して注湯制御により浴槽100内に所定水位までの湯張
りが終了すると追い焚き指令が出力され、この追い焚き
指令を受けて循環ポンプ32が作動される。この作動開
始により水流スイッチ34がONすると、上記加熱系6
0により燃焼バーナ13が燃焼作動される。そして、こ
の燃焼作動が風呂湯温度センサ35により風呂設定温度
が検出されるまで継続され、上記風呂湯温度センサ35
の検出温度が風呂設定温度に到達すれば上記燃焼作動が
停止されて追い焚き制御が終了する。
【0046】上記異常検出部54は、給湯運転の停止中
に追い焚き運転が単独で開始されると処理が開始され、
給湯回路2に上記MOQ未満の漏れ出湯異常が発生して
いるか否か、及び、その漏れ出湯異常が発生している場
合にバイパス制御弁17に作動異常が発生しているか否
かをそれぞれ判定して上記の漏れ出湯及び/又は作動異
常の異常発生を検出する処理を行うようになっている。
上記の漏れ出湯異常はユーザによる給湯栓15の閉操作
が不完全で僅かに緩んでいること等に起因して発生す
る。また、異常時制御部55は上記異常検出部54から
異常発生の検出信号の出力を受けて所定の安全処理を行
うようになっている。
【0047】以下、主として上記異常検出部54及び異
常時制御部55の各処理について図3のフローチャート
を参照しつつ以下に説明する。
【0048】入水流量センサ18により検出される入水
流量がMOQ未満か否かを判定し、MOQ以上であれば
上記の給湯制御部52による給湯運転制御を実行する
(ステップS1でNO、ステップS2)。入水流量がM
OQ未満であれば上記給湯運転制御は停止中であるた
め、風呂側で追い焚き運転が単独で開始されたか否かを
判定する(ステップS1でYES、ステップS3)。追
い焚き指令が出力されているか否か等に基づき追い焚き
運転の単独運転開始と判定されれば、上記異常検出部5
4による制御が本格的に開始され(ステップS3でYE
S)、まず、追い焚きの単独運転開始時点が前回の給湯
運転の終了直後か否かの判定を行う(ステップS4)。
この判定は例えば給湯制御部52から給湯制御中である
か否かの信号出力に基づき前回の給湯制御の終了時点か
らの積算タイマ値が所定時間値内か否かを見ることによ
り行えばよい。
【0049】そして、前回の給湯運転の終了直後であれ
ば追い焚き単独運転の開始から所定の加熱時間(X秒)
の経過を待ってから(ステップS4でYES、ステップ
S5)、前回の給湯運転の終了直後でなければ上記X秒
の経過を待たずに即座に(ステップS4でNO)、缶体
温度センサ23の検出温度Taが沸騰防止センサ22の
検出温度Tbよりも高いか否かの判定を行う(ステップ
S6)。ステップS6での判定において、Ta>Tb又は
Ta=Tbであれば漏れ出湯異常が発生していると判定し
て安全処理#1を行う一方(ステップS6でYES、ス
テップS7)、Ta<Tbであれば漏れ出湯異常は発生し
ていない、つまり正常であると判定してリターンする
(ステップS6でNO)。
【0050】すなわち、給湯栓15が完全に閉じて給湯
回路2内の湯水が完全に滞留状態となっている正常な状
態では、追い焚き運転の開始による燃焼バーナ13から
の燃焼熱を追い焚き側熱交換器33のみならず給湯側熱
交換器12も受けるため、その熱交換器12の第1位置
の検出温度Tbが出湯管路14の第2位置の検出温度Ta
よりも高い状態を維持する筈である(Ta<Tb)。しか
し、上記給湯栓15からMOQ未満の漏れ出湯が発生し
ていると、熱交換器12内の湯水も徐々に下流側(給湯
栓15側)に流動し、上記第1位置で既に加熱されて高
温になった湯水がさらに熱交換器12の上側チューブ1
2cで加熱されながら第2位置まで流動することにな
る。この流動によって第1位置の検出温度Tbよりも第
2位置の検出温度Taの方が高いか同じになるという検
出温度の逆転現象が生じることになる(Ta<Tb→Ta
≧Tb)。従って、上記の両検出温度Ta,Tbの高低関
係の変化を監視してその高低関係に逆転現象が生じれば
漏れ出湯異常が生じていると判定することができ、この
判定により漏れ出湯異常の発生を検出することができる
ことになる。このように、特許請求の範囲における「逆
転」とは、Ta<Tb→Ta>Tbに変化する完全逆転に加
え、完全逆転前の過渡期におけるTa<Tb→Ta=Tbへ
の逆転変動(不完全逆転)をも含むものである。
【0051】このような判定の際に、もしも前回の給湯
運転が終了した直後であればX秒の経過を待つ理由は誤
判定が発生するおそれを回避するためである。すなわ
ち、給湯運転の終了直後であれば熱交換器12の第1位
置や出湯管路14の第2位置の湯水は既にかなりの高温
域まで昇温されている。その上に、給湯運転の終了直前
の上記第2位置においては第1位置よりもさらに熱交換
器12の上側チューブ12cで加熱された後の湯水が出
湯されており、この状態で給湯運転が終了(湯水の移動
が停止)されると、その直後の状態では第2位置での検
出温度Taの方が第1位置での検出温度Tbよりも高くな
っている(Ta>Tb)。さらに、燃焼停止後の熱交換缶
体4でのいわゆる後沸きの影響が第2位置の湯水に及ん
でいることも考えられる。このようになっている状態を
初期状態として上記の判定(ステップS6)を実行する
と、漏れ出湯異常が実際には生じていたとしても逆転現
象が検出されないため異常発生はないと誤判定してしま
ったり、あるいは、漏れ出湯異常が実際には生じていな
くても逆転現象が検出されて異常発生があると誤判定し
てしまったりするおそれがある。
【0052】このため、追い焚き運転開始から燃焼バー
ナ13による加熱を受けて上記熱交換器12の第1位置
(検出温度Tb)の方が第2位置(検出温度Ta)よりも
高くなるまでの時間(X秒)の経過を待って、その状態
を初期状態として上記の逆転現象が生じるか否かの判定
(ステップS6)を行うようにしたものである。従っ
て、上記X秒としては、上記の如く既に高温域になって
いる点を考慮して燃焼バーナ13による積算加熱量に基
づいて時間値を設定すればよい。例えば数十秒から60
秒程度の値をXとして設定すればよい。
【0053】上記ステップS6で漏れ出湯異常が生じて
いると判定された場合に、異常時制御部55により行う
安全処理#1としては、加熱系60による燃焼バーナ1
3の燃焼を停止させると共に、リモコン51からユーザ
に異常発生の旨を報知する処理を行う(ステップS
7)。上記の報知は、例えばリモコン51の表示部に対
し文字やエラーコードの表示又は音声出力による案内、
あるいは、これに加えて警報の吹鳴又は警告灯の点灯・
点滅を行うことによりユーザに対し注意を喚起させ対策
のための操作を促すようにする。この場合において音声
又は表示によりユーザに報知する内容としては、例えば
「カランからお湯が漏れています。このため、追い焚き
を一旦停止させました。カランをしっかり閉じて下さ
い。」というように出力させればよい。
【0054】次に、バイパス制御弁17を全開にする制
御を行った後に、加熱系60を制御して燃焼バーナ13
を再燃焼作動させて追い焚き運転を再開させる(ステッ
プS8、S9)。そして、再度ステップS6と同様に、
缶体温度センサ23の検出温度Taが沸騰防止センサ2
2の検出温度Tbよりも高いか否かの判定を行う(ステ
ップS10)。ステップS10での判定において、Ta
>Tbであれば上記バイパス制御弁17が閉じたままで
作動異常が発生していると判定して安全処理#2を行っ
てからリターンする一方(ステップS10でYES、ス
テップS11)、Ta>Tbではない、つまりTa<Tb
(又はTa=Tb)であれば作動異常は発生していない、
つまり正常であると判定してリターンする(ステップS
10でNO)。
【0055】すなわち、上記バイパス制御弁17を全開
にすれば、漏れ出湯異常が発生していても入水管路11
からの入水は熱交換器12側よりも抵抗の少ないバイパ
ス管路16の側にその殆どが流れて給湯栓15から漏れ
ることになる。一方、上記入水管11のバイパス管路1
6との分岐よりも熱交換器12側及び熱交換器12から
出湯管14のバイパス管路16との合流部までの管路内
の湯水は殆ど滞留状態になる。このため、バイパス制御
弁17が正常に全開状態に変換したとすれば、第1位置
(検出温度Tb)及び第2位置(検出温度Ta)での温度
関係は滞留状態のまま、すなわち、Ta<Tbとなる筈で
ある。逆に上記バイパス制御弁17が開制御したにも拘
わらず閉じていれば、漏れ出湯により熱交換器12内の
湯水は流動し上記のステップS6での判定において説明
したように温度の高低関係は逆転した状態(Ta>Tb)
のままになっている。従って、バイパス制御弁17を開
制御したにも拘わらず、上記のような逆転現象が続いて
いれば、実際にはバイパス制御弁17は全開とはならず
に閉じたままである、つまり作動異常が発生していると
判定することができる。
【0056】バイパス制御弁17に作動異常が生じてい
ることを検出した場合に異常時制御部55により行われ
る安全処理#2は次の通りである。すなわち、加熱系6
0による燃焼バーナ13の燃焼を停止させると共に、リ
モコン51からユーザに異常発生の旨を報知する処理を
行う(ステップS11)。上記の報知は、例えばリモコ
ン51の表示部に対し文字やエラーコードの表示又は音
声出力による案内、あるいは、これに加えて警報の吹鳴
又は警告灯の点灯・点滅を行うことによりユーザに対し
注意を喚起させ対策のための操作を促すようにする。こ
の場合において音声又は表示によりユーザに報知する内
容としては、例えば「バイパス制御弁に作動異常が発生
しています。このため、追い焚きを停止させました。販
売代理店に連絡して下さい。」というように出力させれ
ばよい。
【0057】以上により、追い焚き運転が単独で行われ
る場合に給湯回路2側で発生するおそれのある漏れ出湯
異常やバイパス制御弁17の作動異常を迅速にかつ的確
に判定・検出することができ、このような異常発生の検
出により種々の安全処理を早期に行うことができる。こ
れにより、給湯栓15から高温湯が漏れ出湯したり、ユ
ーザが知らずに給湯栓15を開いて高温湯がいきなり出
湯したりする異常出湯の発生を未然に回避することがで
きる。
【0058】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
熱交換器12のベンド部12b(下側チューブ12aと
上側チューブ12cとの中間位置)を第1位置として設
定し、熱交換缶体4からの出口近傍位置の出湯管路14
を第2位置として設定しているが、これに限らない。す
なわち、追い焚き単独運転による加熱に起因して給湯側
熱交換器12近傍で生じる温度の高低分布特性が本来の
正常な状態を維持しているか、その高低分布特性が崩れ
て高温湯水が下流側に向けて移動しているかを判定する
ことができればよく、つまり回路内の湯水の流動を湯水
の高低関係の変化に基づいて高温域にある湯水の流動発
生を確実に判定することができればよく、第1位置及び
第2位置を他の位置に設定して温度センサをそれぞれ配
設するようにしてもよい。例えば、第1位置及び第2位
置を共に熱交換缶体4内の熱交換器12に設定し、加熱
により最も高温域になる位置(例えば中央位置)を第1
位置と設定し、それよりも下流側で温度分布が第1位置
よりも低温になる位置を第2位置と設定してもよい。
【0059】また、上記実施形態では安全処理#1とし
て燃焼バーナ13の燃焼作動を停止させるようにしてい
るが、出湯温度の如何、追い焚き単独運転の継続時間の
如何によっては燃焼停止に代えて燃焼作動量を低減させ
る処理を行うようにしてもよい。
【0060】さらに、上記実施形態では安全処理#2と
して上記と同様に燃焼バーナ13の燃焼作動を停止させ
るようにしているが、これに限らず、燃焼停止に代えて
燃焼作動量の低減処理、あるいは、燃焼停止に代えて又
は併せて給湯流量制御弁20の全閉処理を採用するよう
にしてもよい。
【0061】
【試験例】図1に示す1缶2回路式の給湯器付き風呂釜
200を用い、追い焚き運転を単独で実行させた場合の
給湯回路2側での沸騰防止センサ22(第1位置)の検
出温度Tb、缶体温度センサ23(第2位置)の検出温
度Ta、給湯温度センサ21の検出温度To、及び、給湯
栓15(器具から5m先の位置)からの出湯温度Tkの
温度変化をそれぞれ計測した。なお、Tiは入水温度で
ある。
【0062】図4は給湯栓15からの漏れ出湯量を0.
5リットル/分に設定し、かつ、バイパス制御弁17を
全閉にした場合の試験結果を示す。これによれば、追い
焚きの単独運転を開始させると、その直後は第1位置の
検出温度Tbの方が加熱を受けて第2位置の検出温度Ta
よりも高いが、直ぐに高低関係が逆転しTaの方がTbよ
りも高くなってその状態が続く。この逆転時点では器具
から出湯される給湯温度Toはまだ41〜42℃程度で
あり、給湯栓15からの出湯温度Tkも低温状態を保っ
ている。
【0063】従って、上記の逆転現象を検出して異常判
定を行うことにより、高温湯が下流側に流動もしくは充
満する前に早期に異常発生を検出することができ、高温
の漏れ出湯を未然に回避することができる。これに対
し、給湯温度Toの温度変化だけで漏れ出湯に対する対
策を施す場合には設定温度まで昇温するのにかなりの時
間を要することになり、この場合よりも本発明の場合に
はかなり早期に異常発生を検出することができる。
【0064】また、図5は給湯栓15からの漏れ出湯量
を0.5リットル/分に設定し、かつ、バイパス制御弁
17を全開にした場合の試験結果を示す。つまり、漏れ
出湯異常は発生しているが、バイパス制御弁17が正常
に開作動するケースを想定したものである。これによれ
ば、追い焚きの単独運転を開始させると、その直後から
第1位置の検出温度Tbはかなりの昇温度合で高温とな
り、第2位置の検出温度Taよりもかなり高くなってこ
の傾向を維持する。逆に給湯温度Toは入水温度Tiに近
く図4のケースよりもかなり低温状態を維持し、給湯栓
15からの出湯温度Tkも同様傾向に維持される。
【0065】これにより、バイパス制御弁17が正常に
全開状態になれば、たとえ漏れ出湯が生じていても、バ
イパス管路16からの入水が給湯栓15側に流れて高温
の漏れ出湯が回避され、熱交換器12近傍は滞留状態に
なって第1位置の検出温度Tbが第2位置の検出温度Ta
よりも高い状態を維持することが確認し得る。
【0066】なお、第1位置の検出温度Tbが途中で急
低下しているのは沸騰防止センサ22による本来の沸騰
防止機能が作用して追い焚き運転の燃焼制御により一部
の燃焼管が一時消火されたためであり、その後のTbが
低く維持されているのは燃焼作動量が低減されたためで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が適用される1缶2回路式給
湯器付き風呂釜を示す模式図である。
【図2】コントローラの内容を示すブロック図である。
【図3】コントローラの制御内容を示すフローチャート
である。
【図4】試験例を示す関係図である。
【図5】図4とは異なる試験例を示す関係図である。
【符号の説明】
2 給湯回路(他方の熱交換回路) 3 追い焚き循環回路(一方の熱交換回
路) 4 熱交換缶体 5 コントローラ 12 給湯側熱交換器(熱交換部、フィン
チューブ) 12b フィンチューブのベンド部(折返し
部) 14 出湯管路(下流側部位の回路) 16 バイパス管路 17 バイパス制御弁 20 給湯流量制御弁(流量制御弁) 22 沸騰防止センサ(第1温度センサ) 23 缶体温度センサ(第2温度センサ) 51 リモコン(報知手段) 54 異常検出部(異常判定手段) 55 異常時制御部 200 給湯器付き風呂釜(1缶2回路式式
熱源機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 武浩 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 仲井 諭 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 野村 秀樹 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3L024 CC19 DD02 DD17 DD22 DD46 EE02 FF04 GG01 GG03 GG04 GG45

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる2つの熱交換回路の両熱交
    換部が共通の熱交換缶体において加熱されるよう配設さ
    れ、一方の熱交換回路で流体を流通させて単独加熱運転
    させた際に他方の熱交換回路での異常発生を検出するた
    めの1缶2回路式熱源機の異常検出装置であって、 上記他方の熱交換回路において上記単独加熱運転による
    加熱を受けて内部の流体が高温域となる第1位置におけ
    る温度を検出する第1温度センサと、 上記第1位置よりも低温域となる下流側の第2位置にお
    ける上記他方の熱交換回路の温度を検出する第2温度セ
    ンサと、 上記一方の熱交換回路の単独加熱運転の開始に伴い上記
    第1及び第2の両温度センサからの両検出温度の高低関
    係の変化を監視し、その両検出温度の高低関係が逆転す
    れば上記他方の熱交換回路において漏れ出湯異常が発生
    していると判定する異常判定手段とを備えていることを
    特徴とする1缶2回路式熱源機の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 互いに異なる2つの熱交換回路の両熱交
    換部が共通の熱交換缶体において加熱されるよう配設さ
    れ、他方の熱交換回路は上記熱交換部をバイパスして流
    体を下流側に流すバイパス管路とこのバイパス管路を通
    過する流体のバイパス流量を変更調整するバイパス制御
    弁とを備え、一方の熱交換回路で流体を流通させて単独
    加熱運転させた際に他方の熱交換回路での異常発生を検
    出するための1缶2回路式熱源機の異常検出装置であっ
    て、 上記他方の熱交換回路において上記単独加熱運転による
    加熱を受けて内部の流体が高温域となる第1位置におけ
    る温度を検出する第1温度センサと、 上記第1位置よりも低温域となる下流側の第2位置にお
    ける上記他方の熱交換回路の温度を検出する第2温度セ
    ンサと、 上記一方の熱交換回路の単独加熱運転の開始に伴い上記
    第1及び第2の両温度センサからの両検出温度の高低関
    係の変化を監視しつつ上記バイパス制御弁を開制御し
    て、上記両検出温度の高低関係が逆転すれば上記バイパ
    ス制御弁において作動異常が発生していると判定する異
    常判定手段とを備えていることを特徴とする1缶2回路
    式熱源機の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の1缶2回
    路式熱源機の異常検出装置であって、 第1位置は、他方の熱交換回路の熱交換部自体を含む熱
    交換部近傍であって一方の熱交換回路の単独加熱運転に
    よる加熱を受ける位置であり、 第2位置は、上記第1位置よりも下流側であって上記単
    独加熱運転による加熱を直接には受けない位置である、
    1缶2回路式熱源機の異常検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の1缶2回
    路式熱源機の異常検出装置であって、 第1位置は、他方の熱交換回路の熱交換部の入口から出
    口までの間の位置であり、 第2位置は、上記熱交換部の出口よりも下流側の位置で
    ある、1缶2回路式熱源機の異常検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    1缶2回路式熱源機の異常検出装置であって、 他方の熱交換回路の熱交換部は熱交換缶体に対し一方か
    ら他方に向けて通された後に逆向きに折り返して下流側
    に連通するよう配管されたフィンチューブにより構成さ
    れ、 第1位置が上記フィンチューブの折返し部に設定される
    一方、第2位置が上記フィンチューブが折り返された後
    に上記熱交換缶体を貫通した下流側部位の回路に設定さ
    れている、1缶2回路式熱源機の異常検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    1缶2回路式熱源機の異常検出装置であって、 異常判定手段は、一方の熱交換回路の単独加熱運転の開
    始時点が他方の熱交換回路の前回の加熱運転の終了直後
    であるときには、上記一方の熱交換回路の単独加熱運転
    の開始から設定時間の経過を待って、第1及び第2の両
    温度センサからの両検出温度の高低関係の変化を監視す
    るように構成されている、1缶2回路式熱源機の異常検
    出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の1缶2回路式熱源機の異
    常検出装置により漏れ出湯異常の発生が検出されたと
    き、一方の熱交換回路の単独加熱運転を停止する処理、
    及び、報知手段により報知する処理のいずれか一方又は
    双方を実行するようにする、1缶2回路式熱源機の異常
    時制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の1缶2回路式熱源機の異
    常検出装置によりバイパス制御弁の作動異常の発生が検
    出されたとき、一方の熱交換回路の単独加熱運転を停止
    する処理、熱交換缶体での加熱作動量を低減する処理、
    他方の熱交換回路に設けられている流量制御弁を全閉に
    する処理、報知手段により報知する処理の内のいずれか
    1又は2以上の組み合わせからなる処理を実行するよう
    にする、1缶2回路式熱源機の異常時制御方法。
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