JPH09287824A - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置

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JPH09287824A
JPH09287824A JP8122719A JP12271996A JPH09287824A JP H09287824 A JPH09287824 A JP H09287824A JP 8122719 A JP8122719 A JP 8122719A JP 12271996 A JP12271996 A JP 12271996A JP H09287824 A JPH09287824 A JP H09287824A
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bathtub
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良彦 田中
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康雄 中西
Nobuyuki Emoto
信之 江本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽に適温の湯を確実に注湯することができ
る風呂装置の提供を課題とする。 【解決手段】 浴槽の湯を取り出すフロ往路と取り出し
た湯を浴槽に戻すフロ戻路とからなるフロ循環回路及び
前記フロ往路とフロ戻路との間に連結されたフロバイパ
ス路とからなる風呂側回路と、前記フロバイパス路とフ
ロ往路(あるいはフロ戻路)との接続部に設けられた三
方弁と、前記往路と前記フロバイパス路との連結部より
も浴槽側であってフロ往路上に設けられた第1の温度セ
ンサと、前記戻路と前記フロバイパス路との連結部より
も浴槽側であってフロ戻路上に設けられた第2の温度セ
ンサと、落とし込まれてきた湯を前記風呂側回路を通し
て浴槽へ注湯制御する注湯制御手段と、前記注湯制御手
段による浴槽への注湯の際に前記第1の温度センサと第
2の温度センサの検出情報を比較することにより浴槽へ
の注湯動作に関する異常を判別する異常判別手段とから
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽に適温の湯を
落とし込むことができる風呂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術としては、風呂の注
湯の際に簡単に温度を調節するものとしては、注湯する
配管路上に温度センサを設け、その検出温度をフィード
バックして注湯温度を制御するものが知られている。
【0003】また、浴槽への注湯の際に注湯を速くする
ために両搬送方式のものが知られている。両搬送方式の
ものとは、その一例として掲げると浴槽の循環回路にフ
ロバイパス路を設け、そのバイパス路と循環回路との接
続部に三方弁を配置し、浴槽への注湯時には三方弁をバ
イパス側に利用して、循環回路の往路及び戻路の両方の
配管を利用して、多量の湯を浴槽に注湯し得るようにし
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来この
ようなものが存在するものの、従来のものでは単に注湯
を行う配管に温度センサを設けてフィードバック制御を
するようにしたものでは、温度センサが異常となった
り、また経年変化によりずれた値を検出するようになっ
た場合には、実際とは異なった値に基づいてフィードバ
ック制御してしまい適切な制御ができず問題となる場合
が考えられる。このような場合に対応するものとして入
水温度、湯の温度、加熱量等種々の情報に基づいて予測
制御を併せて行う方法も考えられるが、そのようなもの
では多数のセンサ、複雑な演算予測制御の追加が必要と
なり、更に簡便なものが望まれていた。
【0005】また、従来の両搬送により浴槽に注湯を行
うようにしたものでは、三方弁が異常にロックしてしま
ったようなときには、適切な注湯、浴槽の湯の循環に不
都合をきたす場合があり問題となっていた。
【0006】そこで、本発明はこのような問題点に鑑み
てなされたものであって、簡便な手段により温度センサ
の異常、三方弁の異常等の注湯についての異常を確実に
判別し得るようにした風呂装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、浴槽の湯を取り出すフロ往
路と取り出した湯を浴槽に戻すフロ戻路とからなるフロ
循環回路及び前記フロ往路とフロ戻路との間に連結され
たフロバイパス路とからなる風呂側回路と、前記フロバ
イパス路とフロ往路(あるいはフロ戻路)との接続部に
設けられた三方弁と、前記往路と前記フロバイパス路と
の連結部よりも浴槽側であってフロ往路上に設けられた
第1の温度センサと、前記戻路と前記フロバイパス路と
の連結部よりも浴槽側であってフロ戻路上に設けられた
第2の温度センサと、落とし込まれてきた湯を前記風呂
側回路を通して浴槽へ注湯制御する注湯制御手段と、前
記注湯制御手段による浴槽への注湯の際に前記第1の温
度センサと第2の温度センサの検出情報を比較すること
により浴槽への注湯動作に関する異常を判別する異常判
別手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明によれば、両搬送によ
り浴槽に注湯を行うものにおいて、フロ往路とフロ戻路
の各々に温度センサを設け、フロ注湯制御手段による注
湯制御の際に各々のセンサを相互に監視することによ
り、注湯に関する異常を検出する。
【0009】請求項2記載の発明は、浴槽の湯を取り出
すフロ往路と取り出した湯を浴槽に戻すフロ戻路とから
なるフロ循環回路及び前記フロ往路とフロ戻路との間に
連結されたフロバイパス路とからなる風呂側回路と、前
記フロバイパス路とフロ往路(あるいはフロ戻路)との
接続部に設けられた三方弁と、前記往路と前記フロバイ
パス路との連結部よりも浴槽側であってフロ往路上に設
けられた第1の温度センサと、前記戻路と前記フロバイ
パス路との連結部よりも浴槽側であってフロ戻路上に設
けられた第2の温度センサと、落とし込まれてきた湯を
前記風呂側回路を通して浴槽へ注湯制御する注湯制御手
段と、前記注湯制御手段による浴槽への注湯の際に前記
第1の温度センサと第2の温度センサの検出情報を比較
することにより前記三方弁の異常を判別し、浴槽の湯を
前記往路及び戻路を利用して循環させる際に前記第1の
温度センサと第2の温度センサとの検出情報を比較する
ことにより前記第1の温度センサもしくは第2の温度セ
ンサの異常を判別する異常判別手段とを具備したことを
特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明によれば、両搬送によ
り浴槽に注湯を行うものにおいて、フロ往路とフロ戻路
の各々に温度センサを設け、フロ往路、フロ戻路により
浴槽の湯を循環させるときに、各々の温度センサの相互
チェックを行い、このときに温度センサの異常チェック
を行う。そして、両搬送による注湯制御の際に各々のセ
ンサを相互に監視することにより、注湯と循環路との切
替えを行う三方弁の異常チェックを行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について説明する。図1が本発明の風呂装置が適用さ
れた給湯器の構成を示したものである。これは浴槽に湯
を提供したり、また浴槽の湯を追焚加熱したりするもの
である。その概略を説明すると、図1に示すように、ま
ず給湯器1は貯湯型のものであり、給湯器1は、貯湯缶
体10と、その下方に配設される燃焼室20と、その上
方に配設される排気機構30と、前記燃焼室20に臨む
バーナ21等からなる。
【0012】貯湯缶体10は内部が貯湯されるようにな
っており、また外部からの熱交換コイル11が内部に通
されて、いわゆるセミ貯湯缶体となっている。この熱交
換コイル11は風呂追い焚き回路等の一部とされてい
る。また、貯湯缶体10には入水路31と出湯路32が
接続され、入水と出湯が行えるようになされている。
【0013】また貯湯缶体10には内部の貯湯の温度を
検出する貯湯温度センサ12が設けられている。また貯
湯缶体10自体の温度を検出して、貯湯缶体10が例え
ば空焚きにより過熱状態になった場合には、運転を停止
させるための缶体温度センサ13が設けられている。
【0014】前記バーナ21は、石油等の噴霧ノズル2
2、点火器23、送風器24からなる。これらは、例え
ばリモコン60からの指令に基づき、給湯器の前記貯湯
温度センサ12等の各センサ類からの情報を受けて、所
定の制御ソフトウェアにより、所定の制御動作をバーナ
21やその他の装置各部に対して指令する。
【0015】また、給湯器1では、市水等が入水され貯
湯缶体10に供給するための入水路31が貯湯缶体10
に接続され、貯湯缶体10内の湯が使用され減ったとき
に入水路31により供給される。そして、貯湯缶体10
から湯を水栓33に供給したり風呂側に供給したりする
ための出湯路32が接続されている。入水路31と出湯
路32との間には給湯バイパス路34が接続され、この
給湯バイパス路34には比例弁35が設けられており、
比例弁35により入水路31及び給湯バイパス路34を
通して供給される水と出湯路32を通して供給される湯
との混合比を調節して適切な温度で風呂側に湯を供給し
ている。風呂側に湯を供給するのが落とし込み路37で
あり、落とし込み路37は給湯バイパス路34との接続
点よりも下流側で出湯路32と接続され、落とし込み電
磁弁38が配置されており、その開・閉により落とし込
みの実行・停止を切り換えている。
【0016】風呂側では、浴槽40から貯湯缶体10と
熱交換を行う熱交換コイル11への往路41と、熱交換
コイル11から浴槽40への戻路42が設けられ、往路
41及び戻路42とで追い焚きを行う循環回路43が構
成されている。また、往路41と戻路42との間にはフ
ロバイパス路44が配置され、このフロバイパス路44
に落とし込み路37が接続されている。フロバイパス路
44と往路41との接続部には三方弁45が配置されて
おり、この三方弁45を切り換えることにより、フロ落
とし込み時にはフロバイパス路44、三方弁45、往路
41を通して、またフロバイパス路44、戻路42を通
して浴槽に湯を供給し、追い焚き時にはフロバイパス路
44と往路41とを遮断し、熱交換コイル11側と連通
して循環回路43により追い焚きを可能としている。
【0017】また、フロ循環回路43を構成する往路4
1上には、浴槽40の水位を検出するための例えば圧力
センサでなる水位センサ46、循環回路43に浴槽の湯
を循環させるための循環ポンプ47、循環回路43にお
ける循環の流れを検出する水流スイッチ48、浴槽の湯
の温度を検出するためのフロ温度センサ49を備えてい
る。戻路42上には、戻路に流れる水あるいは湯の温度
を検出するための注湯温度センサ50を備えている。
【0018】次に、給湯器1を操作指示するためのリモ
ートコントローラについて説明する。図2は、その外観
を示している。このリモートコントローラ60は、例え
ば浴室に設けられ浴室から操作指示するものである。
【0019】図2に示すように、リモートコントローラ
60には、表示部61、操作部62が設けられ、表示部
61には浴槽の湯の温度情報、水位情報等が表示されて
おり、操作部62には運転スイッチ63、自動スイッチ
64、あったかスイッチ65等の操作スイッチが設けら
れている。あったかスイッチ65が追い焚き加熱を行い
浴槽の温度を上昇させるスイッチである。
【0020】次に、この給湯器1を制御しているコント
ローラ70について説明する。コントローラ70は、例
えばリモートコントローラ60の操作に基づいて給湯器
1を制御したり、給湯器の動作を制御するものである。
コントローラ70の構成を示したのが図3である。図3
に示すように、コントローラ70は制御部71と記憶部
80とで構成され、コントローラ70にはリモートコン
トローラ60が接続されていると共に、フロ温度センサ
49、注湯温度センサ50等の各種センサ、循環ポンプ
47等の各種駆動部が接続されている。
【0021】制御部71は、注湯制御手段72、追焚制
御手段73、異常判別手段74、異常処理手段75、及
びその他の制御手段76とからなっている。注湯制御手
段72は、浴槽40に湯の落とし込み等を制御するもの
であり、温度センサ49、50の検出情報に基づいて比
例弁35の開度を制御することにより入水路31の水と
出湯路32の湯とを混合して所定の温度で落とし込み動
作を行うものである。追焚制御手段73は、浴槽40の
湯を循環回路43及び熱交換コイル11により加熱して
温度上昇をさせる動作を制御するものである。
【0022】異常判別手段74は、注湯制御手段72、
追焚制御手段73等による動作が正常に動作しており異
常がないか否か、あるいは各種センサ、駆動部等に異常
がないかを判別する手段である。異常処理手段75は、
異常判別手段74により異常が検出されたときには安全
動作を行ったり、動作を停止させ、異常内容を報知した
りする手段である。その他の制御手段76は、上述以外
の制御を行う手段であり各種センサを監視したり、デー
タの伝送制御をしたりする手段である。
【0023】記憶部80は、各制御手段の動作を行うプ
ログラムを記憶したり、各種センサの検出値を一時記憶
したり、あるいはリモートコントローラ60による設定
温度等の指示内容を記憶したり、種々の情報を記憶して
いる。
【0024】次に、本発明の動作について図4のフロー
チャートを参照して説明する。リモートコントローラ6
0の自動スイッチ64が操作されたとき、あるいはリモ
ートコントローラ60により設定された予約運転による
動作時間になれば、浴槽へ落とし込み動作を行うため
に、注湯制御手段72が注湯動作を開始する。注湯制御
手段72が浴槽に注湯を行う際には、落とし込み電磁弁
38を開とし、注湯温度センサ50の温度を監視しつつ
フィードバック制御により比例弁35の開度を調節し
て、入水路31の水と出湯路32の湯との混合比率を調
節して浴槽に注湯する注湯温度を調節するようになって
いる。
【0025】そして、この注湯の際にはまず、三方弁4
5を両搬送の位置にセットする(ステップS1)。すな
わち、三方弁45をフロバイパス路44と往路41の浴
槽40の側とのみが連通状態となるように切り換える。
これにより落とし込み路37、フロバイパス路44を通
して落とし込まれて来た湯が戻路42及び往路41の双
方を通じて浴槽40に注湯される。そして、注湯制御手
段72が浴槽40に設定水位、設定温度となるように注
湯動作を行う。
【0026】この注湯動作と同時に、異常判別手段74
が注湯動作において異常がないかどうかを判別チェック
している。浴槽40に注湯を開始してから20リットル
注湯した後から異常判別の動作を開始する(ステップS
2)。
【0027】20リットル注湯が終了すれば、まず注湯
温度センサ50が検出した温度である注湯サーモ温とリ
モートコントローラ60により設定された設定温度との
関係とチェックする(ステップS3)。注湯温度センサ
50の検出温度が、設定温度+その許容範囲B℃(例え
ば1℃)よりも高ければ、その状態が10L継続してい
るか否かを判別し(ステップS8)、10L継続すれば
ステップS3に戻り、10L継続していなければ注湯制
御手段72により適切な注湯ができず、高温注湯状態と
して安全動作に移行し、注湯動作を停止してその旨のエ
ラー表示を行う(ステップS9)。
【0028】ここで、ステップS8において10L継続
を条件とするのは、入水路31に供給される市水の温度
の変動により一時的には注湯温度が変動する場合もあり
うるからである。
【0029】ステップS3において、注湯温度センサ5
0の検出温度が、設定温度+B℃以下であれば、次にフ
ロ温度センサ49についても同様のチェックを行う。す
なわち、フロ温度センサ49が検出した温度であるフロ
サーモ温とリモートコントローラ60により設定された
設定温度との関係をチェックする(ステップS4)。フ
ロ温度センサ49の検出温度が、設定温度+その許容範
囲B℃(例えば1℃)よりも高ければ、その状態が10
L継続しているか否かを判断し(ステップS8)、10
L継続していなければステップS3に戻り、10L継続
していれば注湯制御手段72により適切な注湯ができ
ず、高温注湯状態として安全動作に移行し、注湯動作を
停止してその旨エラー表示を行う(ステップS9)。
【0030】このように、注湯温度センサ50及びフロ
温度センサ49の双方のセンサにより、異常高温注湯し
ないように監視しているのできわめて安全、確実な注湯
制御が行い得る。
【0031】ステップS3、S4において、設定温度の
許容範囲内であれば、次に注湯温度センサ50とフロ温
度センサ49の検出温度差が、所定温度(例えば1℃)
以内か否かを判別する(ステップS5)。
【0032】フロ注湯の際には、注湯温度センサ50と
フロ温度センサ49とが検出する温度は、共に落とし込
み路37から注湯される湯を検出するためほぼ同じ温度
になるはずである。これらのセンサ50、49の検出温
度差が所定範囲内であれば正常注湯中と判断し(ステッ
プS6)、注湯が終了していなければステップS3に戻
り、設定水位になれば注湯を終了する(ステップS
7)。ステップS5、S8において、注湯温度センサ5
0とフロ温度センサ49の検出温度差が所定温度範囲異
常の状態が所定流量(例えば10L)継続すれば異常判
別手段74が注湯異常と判断し、安全動作を行って終了
する(ステップS9)。
【0033】ここで、ステップS5、S8において、注
湯異常と判断される場合としては、三方弁45が固着し
てしまってフロバイパス路44と往路41とが連通状態
になく、フロバイパス路44と往路41とが遮断されて
いる場合等、主として三方弁45の異常による場合であ
る。その他、温度センサ49、50の異常の場合もあ
る。しかし、次に説明するチェック動作にて温度センサ
49、50の正常状態がチェックされている場合には三
方弁45の異常と特定することができる。
【0034】次に、異常判別手段74が行うもう1つの
異常判別動作を図5のフローチャートを参照して説明す
る。注湯途中に浴槽の水位を検出するため等の理由によ
り、一旦注湯を中断し循環ポンプをオンし循環判定し、
水位検出センサ46により水位を検出し、及び、フロ温
度センサ49により浴槽の温度を判定して注湯状態を確
認し、再度注湯を継続する動作が行われている。この際
にフロ温度センサ49と注湯温度センサ50とで相互に
チェックをし、双方のセンサ49、50が正常か否かを
判断している。また、浴槽への注湯終了後であっても定
期的に循環ポンプ47をオンして循環判定を行い、浴槽
40内の温度、水位等を判別しており、この際にも双方
のセンサ49、50の相互のチェックを行っている。
【0035】具体的には図5に示すように、まず循環回
路においての循環時か否かを判断し(ステップS1
1)、循環時であれば循環ポンプ47を駆動する(ステ
ップS12)、このとき、注湯判定時であれば、落とし
込み電磁弁38が閉となり、三方弁45はフロバイパス
路44と往路41とが連通状態であるので往路41、フ
ロバイパス路44及び戻路42にて循環される。
【0036】そして、循環ポンプ47を駆動してから2
5秒経過するのを待って(ステップS13)、フロ温度
センサ49及び注湯温度センサ50による温度検出を行
う(ステップS14)。このときフロ温度センサ49に
よる検出温度をT1、注湯温度センサ50による検出温
度をT2とする。次に、フロ温度センサ49と注湯温度
センサ50との温度差|T1−T2|が所定値以内か判
断する(ステップS15)。所定値以内であれば両方の
センサ49、50は正常と判断し、次に循環判定が終了
したか否かを判断し、終了でなければステップS14に
戻る。例えば、循環判定に必要な所定時間経過したこと
等により循環判定は終了し循環ポンプ47をオフして終
了する(ステップS16)。
【0037】ステップS15において、フロ温度センサ
49と注湯温度センサ50との温度差|T1−T2|が
所定値を越えるときには、その状態が所定時間(あるい
は所定流量)継続したかを判断し(ステップS17)、
継続しなければステップS15に戻り、継続すればフロ
温度センサ49あるいは注湯温度センサ50のいずれか
が異常状態であると判断し、エラー報知等の安全動作を
行って終了する(ステップS18)。
【0038】このように注湯制御手段72による注湯動
作の際に三方弁45による異常、フロ温度センサ49、
注湯温度センサ50の異常等、各種異常を異常判別手段
74が判別することができ、動作中に同時に正常動作
か、異常動作かを確実に判別することができる。
【0039】なお、上記実施形態では貯湯型のタイプの
ものについて説明したが、オイル、ガス等により加熱燃
焼して浴槽に給湯落とし込みするものに適用するもので
あってもよく、その方式は種々のものに適用できること
はもちろんのことである。
【0040】また、上記実施形態の風呂側回路では、フ
ロバイパス路44とフロ往路41との接続部に三方弁4
5を配置する具体例で説明したが、三方弁45をフロバ
イパス路44とフロ戻路42との接続部に配置するよう
にしてもよい。その場合にはフロバイパス路44とフロ
往路41との連通状態が、フロバイパス路44とフロ戻
路42との連通状態に対応する。
【0041】また、上記実施形態においては、フロ落と
し込み路37をフロバイパス路44に接続したものの具
体例について説明したが、フロ落とし込み路37をフロ
往路41(あるいはフロ戻路42)上であって、フロバ
イパス路44よりも熱交換コイル11側に接続するよう
にしたものであてもよい。但し、その場合には両搬送時
に三方弁45の浴槽40側、フロバイパス路44側、及
びフロ落とし込み路37との接続部側を連通状態とする
必要がある。
【0042】また、上記実施形態の図4のステップS
3、S4では、各温度センサ49、50の高温側のチェ
ックのみを行っているが、低温側のチェックを行うよう
にしてもよい。例えば、風呂設定温度−A℃<=注湯サ
ーモ温(フロサーモ温)<=風呂設定温度+B℃、とい
うようにしてもよい。
【0043】また、上記実施形態の図4のステップS
2、S8においては所定流量の経過(あるいは継続)を
条件としているが、所定時間の経過(あるいは継続)を
条件としてもよい。また、図5のステップS13、S1
7において所定時間の経過(あるいは継続)を条件とし
ているが、所定流量の経過(あるいは継続)を条件とす
るようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、両搬送により浴槽に注湯を行うものにおい
て、フロ往路とフロ戻路の各々に温度センサを設け、フ
ロ注湯制御手段による注湯制御の際に各々のセンサを相
互に監視することにより、注湯に関する異常を検出する
ことができる効果がある。
【0045】請求項2記載の発明によれば、両搬送によ
り浴槽に注湯を行うものにおいて、フロ往路とフロ戻路
の各々に温度センサを設け、フロ往路、フロ戻路により
浴槽の湯を循環させるときに、各々の温度センサの相互
チェックを行い、このときに温度センサの異常チェック
を行う。そして、両搬送による注湯制御の際に各々のセ
ンサを相互に監視することにより、注湯と循環路との切
替えを行う三方弁の異常チェックを行うことができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された一例の説明図である。
【図2】リモートコントローラの説明図である。
【図3】本発明の制御ブロックの説明図である。
【図4】注湯時の異常判別の動作を示すフローチャート
である。
【図5】温度センサのチェック動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 給湯器 10 貯湯缶体 11 熱交換コイル(追焚加熱手段) 20 燃焼室 37 フロ落とし込み路 38 フロ落とし込み電磁弁 40 浴槽 41 フロ往路 42 フロ戻路 43 循環回路 44 フロバイパス路 45 三方弁 47 循環ポンプ 48 水流スイッチ 49 フロ温度センサ 50 注湯温度センサ 60 リモートコントローラ 70 コントローラ 71 制御部 72 注湯制御手段 73 追焚制御手段 74 異常判別手段 75 異常処理手段 80 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝野 公明 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノ−リツ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の湯を取り出すフロ往路と取り出し
    た湯を浴槽に戻すフロ戻路とからなるフロ循環回路及び
    前記フロ往路とフロ戻路との間に連結されたフロバイパ
    ス路とからなる風呂側回路と、前記フロバイパス路とフ
    ロ往路(あるいはフロ戻路)との接続部に設けられた三
    方弁と、前記往路と前記フロバイパス路との連結部より
    も浴槽側であってフロ往路上に設けられた第1の温度セ
    ンサと、前記戻路と前記フロバイパス路との連結部より
    も浴槽側であってフロ戻路上に設けられた第2の温度セ
    ンサと、落とし込まれてきた湯を前記風呂側回路を通し
    て浴槽へ注湯制御する注湯制御手段と、 前記注湯制御手段による浴槽への注湯の際に前記第1の
    温度センサと第2の温度センサの検出情報を比較するこ
    とにより浴槽への注湯動作に関する異常を判別する異常
    判別手段と、 を具備したことを特徴とする風呂装置。
  2. 【請求項2】 浴槽の湯を取り出すフロ往路と取り出し
    た湯を浴槽に戻すフロ戻路とからなるフロ循環回路及び
    前記フロ往路とフロ戻路との間に連結されたフロバイパ
    ス路とからなる風呂側回路と、前記フロバイパス路とフ
    ロ往路(あるいはフロ戻路)との接続部に設けられた三
    方弁と、前記往路と前記フロバイパス路との連結部より
    も浴槽側であってフロ往路上に設けられた第1の温度セ
    ンサと、前記戻路と前記フロバイパス路との連結部より
    も浴槽側であってフロ戻路上に設けられた第2の温度セ
    ンサと、落とし込まれてきた湯を前記風呂側回路を通し
    て浴槽へ注湯制御する注湯制御手段と、 前記注湯制御手段による浴槽への注湯の際に前記第1の
    温度センサと第2の温度センサの検出情報を比較するこ
    とにより前記三方弁の異常を判別し、浴槽の湯を前記往
    路及び戻路を利用して循環させる際に前記第1の温度セ
    ンサと第2の温度センサとの検出情報を比較することに
    より前記第1の温度センサもしくは第2の温度センサの
    異常を判別する異常判別手段と、 を具備したことを特徴とする風呂装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226653A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Panasonic Corp 給湯装置
JP2012037208A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Noritz Corp 風呂装置
JP2012251727A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Yazaki Energy System Corp 削減量算出装置及びそのセンサ異常検出方法
US10126715B2 (en) 2014-02-24 2018-11-13 Fanuc Corporation Controller having CPU abnormality detection function

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