JP3610323B2 - 診断装置、診断方法、画像形成装置、制御方法、記憶媒体並びにプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置の故障を診断、及び/または、メンテナンスを行なう診断装置及び診断方法並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタが故障した場合、サービスマンが出向くか、もしくはユーザがプリンタ自体を前記カスタマー窓口に送付して修理して依頼するような形態がとられていた背景のもと、画像形成装置の稼動情報などを通信回線を介してサービスセンタに送信し、サービスセンタにて管理するような仕組みが提案されている。
【0003】
また、特開平11−069123号公報には、消耗品の消耗を含む装置障害や通信障害の発生時に、障害の内容情報やサービスセンタの連絡先情報を印刷させて、ユーザ側において、サービスセンターのサービスマンに対する保守依頼の必要性を検討することができる仕組みが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術によれば、例えば、画像形成装置の稼動情報などをサービスセンタで収集するにしてもサービスセンタ側の一方的な管理に尽きる部分があり、ユーザの要望に対応したものであるとはいえなかった。
【0005】
また、メンテナンス依頼の検討をするにしても、専門家のほど知識を有しないユーザ自身の考察に委ねる部分が多い仕組みでは、例えば本来自分自身で対処できるようなトラブルに対してもサービスマンの派遣を依頼をする場合なども発生し、サービス提供側およびサービスを受ける側にとっても経済的、且つ、効率的な仕組みではなかった。
【0006】
また、同様の種類のトラブルに対しても、サービスマンの必要性の是非に関してはユーザ毎に異なる可能性があり、例えば、トラブルの対処に詳しいユーザなどでは、ユーザ自身が対処できるようなトラブルが数多く存在する。しかしながら、従来技術では、本来ユーザ毎に柔軟に対処するべくメンテナンスサービスを提供することはできなかった。
【0007】
そこで、本出願に係る発明の目的は、画像形成装置のメンテナンスにおいて、画像形成装置のトラブルに対して迅速に且つ合理的に対応できるような仕組みを提供することを目的とする。
【0008】
また、他の目的として、よりユーザの要望に応じることができるような仕組みを提供することを持つ。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を鑑みてなされてものであり、画像形成装置のトラブルに対する診断を行う診断装置であって、所定の通信回線を介して前記画像形成装置の診断情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した診断情報に基づいて複数通りの対処方法を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記複数通りの対処方法を前記診断装置と所定の通信回線を介して通信可能にされた外部装置に、表示可能な情報として通知する通知手段とを有し、前記通知手段は前記複数通りの対処方法の各々に係る料金を前記外部装置の表示部に表示可能な情報として通知することを特徴とする。
【0010】
或いは、画像形成装置のトラブルに対する診断を行う診断装置と所定の通信回線を介して通信可能とされた画像形成装置であって、画像形成装置の状態を表わす診断情報を、前記診断装置へ前記所定の通信回線を介して通知する通知手段と、前記診断情報に基づき前記診断装置において決定された複数通りの対処方法と、前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金と、の情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記複数通りの対処方法と、前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金と、の情報に基づく表示を行わせる表示制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】
或いは印刷部を有する画像形成装置のトラブルに対する診断を行う診断装置であって、所定の通信回線を介して前記画像形成装置の診断情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した診断情報に基づく修理内容を解決する複数通りの対処方法を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記修理内容を解決する複数通りの対処方法を選択可能な形態で外部装置に通知する通知手段とを有し、前記通知手段は、前記修理内容を解決する複数通りの対処方法の各々に係る料金を前記外部装置に通知することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の本実施形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本実施形態の全体的概要図を示すものである。101、103はユーザが利用する情報処理装置であるところのPC(Personal Computer)であり、画像形成装置であるところのMFPプリンタ(Multifunction peripherals プリンタ)104、105などに通信回線108を介して印刷データを送信し印刷を行わせる機能や、各アプリケーションプログラムに基づく処理を実行させる機能を有する装置である。ここで、通信回線108としては、同軸ケーブル上にEthernet通信方式によるデータ通信を構築したLAN(LAN Local Area Network)等が想定される。
【0015】
また、サーバ102は外部サーバ107などの外部の情報処理装置とのデータの通信を行う情報処理装置であり、外部の情報処理装置と接続される通信回線106としては、電話回線を利用したもの、光ファイバー通信回線を利用した回線或いは、無線通信を利用したものが考えられる。尚、画像形成装置としては、レーザビームプリンタに限定されるものではなく、インクジェット方式に準じたインクジェットプリンタ、熱転写方式に準じたサーマルプリンタ等も本発明に適用することができる。また、通信回線106に電話回線を利用するような形態では、サーバ102に変調および復調機能を備えたモデム(modem)を適用させるような形態も想定される。
【0016】
図2は、情報処理装置の代表的なブロック図を示すものであり、ユーザ先にて利用されるパーソナルコンピュータ、或は、サーバの構成(機能)に相当するものである。
【0017】
情報処理装置内には、CPU(Central Processing Unit)201と、入力装置202と、主記憶装置203と、出力装置204と、補助記憶装置205と、クロック装置206と、通信装置209とからなる。
【0018】
CPU201は別名処理装置として称される部材であり、システム内の各装置に命令を送りその動作を制御する制御装置207と、サーバの中心的な部分でディジタルデータの演算処理を行う演算装置208とからなる。
【0019】
ここで、このCPU201は、主記憶装置203や補助記憶装置205に記憶されているプログラムと協働して、本発明の構成要素たる、各手段として機能する。ここで、本実施形態における消耗品としては、トナーカートリッジのほか、複写機用のトナー、感光ドラム、インクジェットプリンタ用のインク、その他本体の消耗パーツ、紙やOHPシートなども例として挙げることができる。
【0020】
さらに、このCPU201は、主記憶装置203や補助記憶装置205に情報を格納する格納手段や、これらに格納されている情報を更新する更新手段として機能する。
【0021】
ここで、上記各手段の機能は、CPU201が、主記憶装置203や出力装置204に記憶されているプログラムと協働して実現されるとしても良い。
【0022】
制御装置207は、クロック装置206が発するクロックのタイミングに従い、入力装置202から入力されたデータや予め与えられた手順(例えばプログラムやソフトウェア)を主記憶装置203に読み込み、この読み込んだ内容に基づいて演算装置208に命令を送り演算処理を行わせる。この演算処理の結果は、制御装置207の制御に基づいて、主記憶装置203、出力装置204及び補助記憶装置205等の内部の機器や外部の機器等に送信される。
【0023】
入力装置202は、各種データを入力するための部材であり、例えばキーボード、マウス、ポインティングデバイス、タッチパネル、マウスパッド、CCDカメラ、カード読み取り機、紙テープ読み取り装置、磁気テープ装置等が考えられる。
【0024】
主記憶装置203は別名メモリとして観念される部材であり、処理装置及び内部記憶装置において、命令を実行するために使われるアドレス可能な記憶空間のすべてを指す部材である。この主記憶装置203は主として半導体記憶素子により構成され、入力したプログラムやデータを格納、保持すると共に、制御装置207の指示にしたがい、この格納保持されているデータを例えばレジスタに読み出す。
【0025】
また、主記憶装置203を構成する半導体記憶素子としてはRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等からなる。
【0026】
また、出力装置204は、演算装置208の演算結果等を出力するための部材であり、例えばCRT、プラズマディスプレイパネル及び液晶ディスプレイその他の表示装置、プリンタなどの印刷装置、音声出力装置等が該当する。
【0027】
また、補助記憶装置205は、主記憶装置203の記憶容量を補うための部材であり、例えば磁気ディスク装置、光ディスク装置、半導体ディスク装置等による、フロッピーディスク、ハードディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、MO等が該当する。この補助記憶装置205はデータベースとなり得る。
【0028】
また、通信装置209は、外部のネットワークと通信を行うための装置であり、接続されるネットワークに応じて適宜データの送受信やデジタル−アナログ変換等を行う。
【0029】
ここで、上記各装置は、アドレスバス又はデータバスにより相互に接続されている。
【0030】
また、上記主記憶装置203及び補助記憶装置205の個数は各1つに限定されるものではなく、任意の個数であって良い。これら、上記主記憶装置203及び補助記憶装置205の個数が増えればそれだけサーバの耐障害性が向上することとなる。
【0031】
図3は、ユーザの先で利用されるデジタル複合機の構成を示すブロック図である。デジタル複合機は画像形成部1、制御部2、印刷部3、スキャナ部4、操作部5、ファクシミリ(Fax)インターフェース(I/F)6および外部の機器との通信を行うためのコンピュータインターフェース7から構成されており、それぞれ専用インターフェースで制御部2に接続されている。該コンピュータインターフェースは、例えば、TCP/IP通信方式に準じたような外部との情報のやり取りを実行する機能を有する。また、制御部2は中央処理装置(CPU)8および記憶装置(メモリ)9からなり、これらは内部インターフェースで接続されている。なお、記憶装置9は、RAMなどの揮発性記憶手段、およびROM、HD(ハードディスク)などの不揮発性記憶手段を含んでおり、デジタル複合機の、印刷枚数、ジャム回数、トナーCRG、ドラムCRG等の消耗品の交換回数等の履歴が記憶されている。
【0032】
なお、図3には図示はされていないが、印刷部3には、印刷する用紙を給紙搬送しプリント後の排紙までの紙搬送を制御部の指示に基づき実行する用紙搬送制御部、レーザのON/OFF制御を制御部の指示に基づき実行する光学系制御部、画像形成に使用される消耗材の残量を検出し制御部に情報を伝える消耗材残量制御部、帯電、現像、転写等の電子写真プロセスに必要な高圧出力を制御部の指示に基づき実行する高圧系制御部、制御部の指示に基づき定着器の温度制御を行なうとともに、定着器の異常検出等を行う定着温度制御部、給紙部及び紙搬送路内の紙有無センサの情報を制御部に伝達する紙有無センサ入力部、用紙搬送中の搬送不良を検出するジャム検出部、プリンタ内の機能部の故障を検出する故障検出部、印刷が正常に行われたことを検出して、制御部に通知する印刷完了通知部、他各種情報の検出部を備えているものとする。
【0033】
これら、各検出部で検出された、情報は画像形成装置本体の記憶装置9に格納され、後述するメンテナンスサービスの際に利用される。
【0034】
図4は、図3の印刷部3及び画像形成部1(プリンタ部)及び制御部2含む構成の断面図を示すものである。
【0035】
402は静電潜像を形成するための感光体ドラム(ドラムCRGに相当)、406は感光体ドラム402を一様に帯電するための帯電ローラ、408はレーザビームを感光体ドラム402上で走査するための光学ユニット、409は光学ユニット408から発せられたレーザビーム、403は消耗材であるところのトナーを収納するトナーCRG、404は感光体ドラム上のトナー像を、所定の用紙に転写する転写ローラ帯電器(転写ユニット)、405は用紙上のトナーを溶融して用紙に定着させる定着器(定着器ユニット)、401は印字する用紙を積載しておくための給紙カセットをそれぞれ示す。
【0036】
なお、以下本実施例においては、デジタル複合機(MFPプリンタ)を例に説明を行なっていくが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子写真式の複写機、レーザービーププリンタ、或は、インクジェット式プリンタ、にも適用可能である。
【0037】
図5は図1にて説明したMFPプリンタ、或は、センタサーバの構成の一部及びデータベース内容を図示したものである。MFPプリンタ、センタサーバのブロック構成はそれぞれ、図3、2にそれぞれ相当させることができ、MFPプリンタAの通信部は図3のコンピュータI/F7及び制御部に相当し、また、センタサーバの通信部は図2の通信装置209に相当する。また、それぞれのデータベースを構成する各種データは記憶手段に記憶されており、MFPの記憶手段は図3のメモリ9、センタサーバの記憶手段は補助記憶手段205にそれぞれ相当する。
【0038】
図5の1のMFPプリンタA内において、3はステータス情報群、4は印字不良画像である。例えば、前記ステータス情報群3とは、プリンタ稼動情報、プリンタLocation情報、プリンタスペック情報、トナー残量情報、プリンタ用紙情報/残量情報などトラブルに関する情報や消耗品に関する情報や稼動情報などが含まれる。
【0039】
また、前記プリンタ稼動情報とは延べの稼動時間、通紙印字枚数、トナーCRG/ドラムCRGなどの消耗品の交換回数などが挙げられる。これら情報は画像形成装置に設けられた記憶部に記憶され、適宜読み出され、外部装置に送信される。
【0040】
また、前記プリンタLocation情報とは、例えば図3に示した画像形成装置の操作部5を介してユーザの入力指示に応じて入力された住所などに相当し、プリンタの設置されている所在地を示す情報である。また、前記プリンタスペック情報とはプリンタの給紙方式(トレイ給紙あるいはカセット給紙)、排紙方式(フェースダウン排紙あるいはフェースアップ排紙)、印字速度、最大消費電力などであり、予め画像形成装置内の記憶部に記憶されている。また、センタサーバにて、画像形成装置の機種などの識別情報に応じたスペックを特定できるようなテーブルを有する場合には、画像形成装置側からスペック情報を送信する代わりに識別情報を送信するような形態が想定される。そして、前記トナー残量情報とはトナーの残量、或はトナー残量に基づき算出される残りの推定印字可能枚数、トナーCRG/ドラムCRGの推定交換時期などである。また、前記プリンタ用紙情報/残量情報はA4、A3等の用紙のサイズ、種類などである。次に前記印字不良画像4とは、文字が印刷されていない画像(以下文字抜けと略す)、縦スジの線が入る画像(以下縦スジと略す)などである。2は前記ステータス情報群3及び前記印字不良画像4をユーザが修理を行うカスタマー窓口に依頼する際の前記MFPプリンタA1内の通信部であり、所定の通信回線を介してデータの送受信を行う機能を有している。
【0041】
6は5のネットワークケーブルを介して前記MFPプリンタプリンタ本体A1と接続されるモデムである。該モデムは図1にも説明したようにサーバ102(情報処理装置)にも相当させることができる。
【0042】
一方、7は前記ネットワークケーブル5及び前記モデム6による公衆電話回線を通じて接続される前記カスタマー窓口(センタサーバ)のデータベースである。ここで、データベース7とは、上に説明した図2の補助記憶装置に記憶されたデータと、同じく補助記憶装置に記憶されたデータ管理プログラムを図2のCPU201が実行することにより機能するものである。
【0043】
データベース7内には前記ステータス情報群3・前記印字不良画像4に基づくデータを受信する通信部8を有し、受信した前記ステータス情報・前記印字不良画像によりステータス別の修理情報或いは印字不良画像パターン別の修理情報或いはステータスと印字不良画像パターンとに応じた修理情報を判断/決定する情報判断・決定部9を有する。
【0044】
情報判断・決定部9により判断或は決定された修理内容に基づき、更に情報判断/決定部9は10の修理内容情報群を参照して詳細な修理内容情報を収集する。例えば、前記修理内容情報群10とは、修理部品情報、修理費用情報、修理日数情報、新規MFPプリンタ購入情報・・・などであり、前記修理部品情報とはプリンタ毎の部品一覧情報、部品の取り付け方法情報である。また、前記修理費用情報とはプリンタ毎の部品価格情報、サービスマンの出張代情報、プリンタの部品送付料情報などであり、前記修理日数情報とはプリンタの部品納期情報、サービスマンの出張可能時期情報である。そして、前記新規MFPプリンタ購入情報とはプリンタ毎の価格情報、プリンタ毎の納期情報である。
【0045】
収集した前記修理内容情報群10に基づいて前記情報判断/決定部9は、3つの修理方法の情報を決定する。
【0046】
ここで、情報判断/決定部9が、実際には、修理内容と、修理に必要な修理部品、修理費用情報などと、が対応付けられたテーブルは、データベース7に記憶されたものであり、修理内容を基に、該データベース7に記憶された各種情報(複数の修理方法)が参照され、所定の情報処理装置に設けられた表示部に表示するための情報として生成される。
【0047】
図6はMFPプリンタの故障が発生してから修理依頼を終了するまでの処理を示すものであり。図6中の各ステップの処理は、各装置に設けられた中央演算処理装置(CPU)が装置内に設けられた不揮発性記憶手段(ROM或はハードディスク)に記憶されたプログラムコードに基づく処理を実行することを基に実現されるものとする。
【0048】
まず、ステップS601においては、MFPプリンタ(デジタル複合機)内に設けられた各種エラー、故障などを検出する手段によって検出された消耗品切れも含む故障情報、トラブル情報の検知が行なわれる。
【0049】
ここで、故障が発生した際に、コールセンター(センタサーバ)に故障の旨を通知するためのボタンがMFPプリンタには設けられており、ステップS602においては、MFPプリンタでは、コールセンターに故障を通知するコールセンタボタンが押下されたか否かの判定が行なわれる。
【0050】
ステップS602において、コールセンタボタンが押下されていないと判定されれば、S602の判断処理を繰り返し実行する。
【0051】
一方、ステップS602において、コールセンタボタンが押下されたと判定されると処理は次のステップに移行する。このようにコールボタンを設けることによって、ユーザの意思を反映した依頼を実現することができる。また、別の好適な形態として、画像形成装置にコールセンタにトラブル(故障)を通知するか否かの判断機能を持たせることにより自動的に行うような形態も想定される。
【0052】
ステップS603においては、故障を発生した際のステータスがMFP内部のメモリから読み込まれる。ここで、故障した際に読み込まれるステータスとしては、MFPプリンタが今までに印刷処理した通紙印刷枚数、トナーカートリッジが印刷出力に利用された印刷枚数、ジャム回数情報、トナーカートリッジ交換回数(以下トナーCRG交換回数と呼ぶ)、ドラムカートリッジ(以下ドラムCRG交換回数)転写ドラム交換回数、定着電位等が考えられる。
【0053】
そして、ステップS604においては、「印字不良画像の発生ですか?」なる表示がMFPプリンタの表示部に表示される。図7にその表示様子を示す。ここで、該表示処理は、MFPプリンタの記憶部に記憶されたプログラムによる表示処理である場合、或は、ステータスを受信したセンタサーバがMFPプリンタの表示部に表示をさせるための表示情報をインターネット等の所定の通信回線を介して送信し、表示させるよう制御するような形態も想定される。
【0054】
そして、ステップS605では、S604の質問内容に対して、ユーザがYesのボタンを押下したか、Noのボタンを押下したかの判定がMFPプリンタにて行なわれる。ここで、図7に示されるように”Yes”、或は、”No”をカーソルにて選択し、”選択”のボタンが押下されることによって、”Yes”であること、或は、”No”であることが決定される。
【0055】
Noのボタンが押下されたと判定された場合には、他の処理が行なわれる。他の処理とは、例えばサーバ側からの応答情報を受信し、それに応じた処理を行なうことなどが想定される。
【0056】
一方ステップS605において、Yesのボタンが押下されたとMFPプリンタにて判定されると、テストプリントの出力処理がMFPプリンタにて実行される。
【0057】
ここで、該テストプリントの出力処理は、S605のYESの入力をインターネット等を介して受信したセンタサーバがテストプリント用のデータを、MFPプリンタに対して送信し、印刷をさせるよう制御するような形態が想定される。
【0058】
或は、センタサーバとMFPプリンタを通信可能に接続する公衆回線等のトラフィック量が、印刷データを送信するには混雑しているような場合に対応しては、例えば、S605において、Yesのボタンが押下されたことをMFPプリンタが認識したことに応じて、予めMFP内部の記憶部に記憶されたテストプリント用の印刷データを出力するような形態も本発明では想定される。
【0059】
そして、ステップS607においてはテストプリントの処理が実行される。正常な場合の印刷出力物の印刷様子は図8に示される、「■正常文字パターン」に示されるようになる。また、図8に示される例では「あ」の文字をテストプリントパターンとしているが、本願発明はこれに限定されるものではなく、適宜「あ」とは変更されたパターンが採用されることが想定される。
【0060】
ここで、出力された印刷物は、ユーザによって、原稿読取り台に置かれて、所定の読み込み指示ボタンが押下されることにより、原稿がMFPプリンタに読み取られる。更には、読み取られた画像情報は所定の通信回線を介して外部の装置(センタサーバ)に送信される。この際の外部の装置としては、センタサーバなどが想定されるが、その他にも、センタサーバとMFPプリンタの間に接続されるような情報処理装置(例えば図1中のサーバ102)も想定され、そのような場合には、情報処理装置によって、センタサーバに対して画像情報が送信される処理が実行される。また、ステップS603においても同様に、情報処理装置によってステータスがセンタサーバに送信されるような形態も想定される。
【0061】
そして、ステップS608の処理に対して、ステップS609では、センタサーバにおいて、ステータスと画像情報との受信の処理が行なわれる。
【0062】
ここで、ユーザ先でスキャナーで読み込まれ、送信されてきた画像情報を受信した際の、画像診断の一例について更に具体的に説明を行なうこととする。これは、図5の情報判断・決定部9の処理に該当させることができる。
【0063】
図9は画像情報がどのような不良画像パターンであるかを特定するためのセンタサーバ(カスタマー窓口)の処理であり、サーバ内のCPUが不揮発性記憶手段に記憶されたプログラムコードに基づく処理を実行することに応じて実現されるものである。
【0064】
まずステップS901においては、テストパターン中に設けられたマーキングの検出が行なわれる。該マーキングはステップS902におけるトリミング処理を実行するための基準を決定するためのものでありテストパターンの印刷データに含まれるものとする。
【0065】
そして、トリミングの基準となるマーキングより、所定の長さ移動だけ(図10の、a、及び、bに対応)した点を基準として、トリミング処理がステップS902において処理される。例えば、四角形にトリミング処理をするような場合には、マーキングから算出された座標から、縦、及び、横の長さがAの四角形の図形がトリミングされる。
【0066】
そして、ステップS903においては、トリミングされた図形が所定数のブロックに分割される。この分割の解像度は細かいほど画像パターンの不良パターンを正確に特定でき好適なものとすることができる。
【0067】
そして、ステップS904では、分割されたブロックの内、黒のドットの数がどれほどあるかのカウント処理が行なわれ、黒と判定されるドットの数がカウントされる。なお、各ブロックが黒であるか否かの判定は、各ブロックから検出される黒の濃度に所定のスレッシュホールドを設けることによって、スレッシュホールド以上か否かで黒か否かを判定することができる。例えば、黒の濃度がスレッシュホールド以下の場合は、白と判定される。
【0068】
そして、ステップS905においては、ステップS904にてカウントされたドットの数が所定値A以上か否かの判定が行なわれ、所定値以下であれば、ステップS908にて、画像情報に文字抜けの不良要因が含まれるものと予測判断される。これは、画像に文字抜けなどが含まれる場合には、白い部分が正常な場合よりも多くなることを根拠としたものである。
【0069】
そして、ステップS906においては、カウントされたドット数が所定値B(A<B)以上か否かの判定が行なわれ、所定値B以上と判断されれば、ステップS909にて、画像情報に飛散の不良要因が含まれるものと予測判断される。これは、飛散、すなわち、滲み等により、文字のアウトラインの外にも黒の部分が発生するために、黒のドットの数が全体として多くなることを根拠としたものである。
【0070】
次に、ステップS907で所定幅以下の直線が存在するか否かの判定が行われ、Yesと判断されれば不良画像パターンに縦すじを予測する。所定の幅の直線を検索するのは、正常文字パターンの「あ」からなる直線と区別するためである。直線の検知は、所定幅の枠、例えば、横×縦が7×21(画素×画素)の枠を図10のトリミングされたA×Aの画像パターンに対して、最左上端から横方向(右方向)に1画素づつ移動してパターンマッチングしていく、そして、枠内に黒画素が検知され、かつ左右の枠外に白画素が検出されたような場合には、所定長さの縦直線が認識されることになる。また、横方向に対する移動が左端から右端まで終了すると、枠を縦方向(下方向)に1画素移動させ、先に説明した横方向のパターンマッチング処理を繰り返す。繰り返し処理が行われ、全ての縦方向の画素分の処理が終了した場合に、認識された複数の所定長さの縦直線が縦方向に連続的につながっているか否かが判断され、つながっていると判断された場合には、所定長さの直線を縦方向に複数個合せた長さの縦直線が認識される。なお、枠の幅及び長さは7×21に限定される必要はなく、認識しようとする直線の幅に応じて、適宜変更可能である。
【0071】
また、ステップS908、909、910の何れにも該当しなかった場合は、正常な印刷結果(画像)と判断される。
【0072】
上に説明した、図9のフローチャートに示される処理により不良画像パターン、即ち不良画像の種類が特定されると、情報判断・決定部9は、不良画像のパターン(種類)と、ユーザ先から送信されてきたステータスの種類より、実際の修理内容を図11に示されるようなテーブルを利用することにより決定される(ステップS610)。
【0073】
なお、図9において説明した処理の更なる好適な実施形態として、更に詳細に不良画像パターンを特定できるような機能をサーバにもたせることにより、故障対してより適切に対処することができるようなメンテナンスサービスをユーザに提供できるようなる。
【0074】
ここで、情報判断・決定部9の図11を利用した処理を更に具体的に説明する。
【0075】
ここで、図6のステップS610の情報判断・決定部9の機能による、ステータスと印字不良画像パターン別の修理情報に基づいて修理内容を決定する処理について、テーブルを利用した更なる具体的な説明を行なう。センタサーバ内のCPUが不揮発性記憶手段に記憶されたプログラムコードに基づく処理を実行することに応じて実現されるものである。
【0076】
図10はステータスの種類と印字不良画像パターンとの組み合わせに応じてた修理内容を特定するためのテーブルであり、センタサーバのデータベースに格納されたプログラムである。以下、情報判断・決定部9による、図11に示されるようなテーブルを利用した場合の、ステータスと印字不良画像パターンとの組み合わせに応じた修理内容情報の決定処理についての具体的な説明を行う。
【0077】
ステータスA:トナーCRG交換回数:0、ドラムCRG交換回数:0、プリント印刷枚数:9,500、転写ユニット交換回数:0、パターンA:文字抜け(文字のかすれ)の場合にはステータス状態としてトナーCRG交換回数が0回/プリント印刷枚数が9,500枚であり、画像不良パターンが文字抜けである情報に基づいて、図5の情報判断・決定部9はトナーCRG寿命枚数が10,000枚であることからトナー残量が少ないと判断し、修理内容としてトナーCRG交換を決定する。
【0078】
ステータスA:トナーCRG交換回数:0、ドラムCRG交換回数:0、プリント印刷枚数:9,500、転写ユニット交換回数:0、パターンB:飛散(文字のにじみ)、の場合にはステータス状態としてトナーCRG/ドラムCRG/転写ユニット交換回数が0回/プリント印刷枚数が9,500枚であり、画像不良パターンが飛散である情報に基づいて、図5の情報判断・決定部はトナーが劣化し転写/定着されていると判断し、修理内容としてトナーCRG交換を決定する。
【0079】
ステータスA:トナーCRG交換回数:0、ドラムCRG交換回数:0、プリント印刷枚数:9,500、転写ユニット交換回数:0、パターンC:縦すじ(画像上にすじが現れる)の場合にはステータス状態としてトナーCRG/ドラムCRG/転写ユニット交換回数が0回/プリント印刷枚数が9,500枚であり、画像不良パターンが縦すじである情報に基づいて、図5の情報判断・決定部はドラムCRG寿命枚数が10,000枚であることからドラムCRGの寿命が少なく、ドラム表面が磨耗していると判断し、修理内容としてドラムCRG交換を決定する。
【0080】
ステータスB:トナーCRG交換回数:3、ドラムCRG交換回数:1、プリント印刷枚数:35,000、転写ユニット交、換回数:0、パターンA:文字抜け(文字のかすれ)の場合にはステータス状態としてトナーCRG交換回数が3回/ドラムCRG交換回数が3回/リント印刷枚数が34,500枚/転写ユニット交換回数が0回であり、画像不良パターンが文字抜けである情報に基づいて、図5の情報判断・決定部は転写ユニットの寿命枚数が35,000枚であることから転写ユニットのベルトの寿命が尽き、ベルト表面が磨耗していると判断し、修理内容として転写ユニットの交換を決定する。
【0081】
なお、図11に示されるようなテーブルは、実際にはデータベース7の一部として記憶部に記憶されているものであり、また、図11に示されるようなテーブルは一例であり、これに限定されるものではなく、例えば、より多くの印字不良画像パターンを含めるような形態が、より詳細なメンテナンスサービスをユーザに提供することが可能になるということで、好適な実施形態として想定される。また、図10に示されるようなステータスの種類と不良画像のパターンとの以外の組み合わせを所定の修理内容に割り当てたような記憶テーブルも好適な実施形態として想定される。
【0082】
図6の説明に再び戻ると、ステップS612において、ステップS610にて特定した前記修理内容に基づいて、前記判断・/決定部9は、1種類、或は、複数種類の修理方法を決定する。
【0083】
例えば、ステップS610において決定された修理内容がトナーCRG交換であった場合に情報判断・決定部9によってS611の処理を経て割り出される修理方法の1例を図12に示す。ここで、ユーザの利用するMFPプリンタの表示部、或は、情報処理装置に、電子メール等の通信方式が利用され通知される各々の修理方法について説明する。1206はトナーCRGの交換の修理方法をユーザ交換とした場合で、費用(送付料込み)¥20,000/送付時期1週間後/取付方法説明書の修理内容方法を示す。1207はトナーCRGの交換の修理方法をサービスマン交換とした場合で、費用(出張費/取付費込み)¥30,000//派遣時期2日後の修理内容方法を示す。1208新規MFPプリンタの購入とした場合、価格(設置費込み)¥5000,000/設置時期2週間後/新規MFPプリンタの電子カタログ(例えばpdfデータ)をユーザに提供することができることが示されている。
【0084】
前記カスタマー窓口のデータベースは、ユーザ修理の場合、サービスマン修理の場合及び新規MFPプリンタ購入の場合のそれぞれの詳細な情報を、電子メール等の所定のプロトコルに準じた通信手段を利用して、ユーザに送信し(ステップS613)、複数の修理方法からどの修理方法を採用するかをユーザに選択させる。ここで、MFPプリンタの表示部におけるユーザが閲覧することのできる表示様子は、図12に示したものに対応するものとなるが、該表示は、MFPプリンタの表示部の他に、例えば、センタサーバと所定の通信回線を介して通信可能なお、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に接続された表示部に表示されるような形態も本発明では想定される。
【0085】
また、図12には、修理内容がトナーCRG交換の場合に、新規MFP購入も含めて、3種類の修理方法を提示するような形態を説明したが、3種類に限定されるものではなく、場合によっては、異なる種類数の修理方法をユーザ先に提示する(情報判断・決定部9によって決定され、ユーザ先の表示部に表示される修理方法)ような形態も想定される。例えば、修理部品が既に製造中止であるような場合に新規MFPの購入のみであったり、ユーザ交換が困難であるような修理内容の場合には、サービスマン交換(サービスマンによる修理)と新規MFP購入との2種類であるような場合も想定される。このように、ステータスと印字不良画像パターンとに応じて、情報判断・決定部9の決定処理により、より選択肢が多いメンテナンスサービスをユーザに提供することができ、よりユーザの要望に沿ったサービスを効率よく提供することが可能になる。
【0086】
ステップS614にて、MFPプリンタより所定の通信回線を介して送信されてくる選択結果を受信した前記カスタマー窓口のデータベースは、ステップS615、或は、ステップS617、或は、ステップS619において、受信した選択結果がどのようなものであったかの判定をする。
【0087】
ステップS615にて、Yesの判定であった場合には、ステップS616にて修理部品の出庫通知が、MFPプリンタが設定される近傍の拠点に設定される端末装置に送信され、ユーザ先への修理部品の配送が行なわれる。
【0088】
また、S617にて、Yesであった場合には、ステップS618にてサービスマンの派遣を管理する拠点、即ち、MFPプリンタが設定される住所近傍のサービス拠点に設定された端末装置にサービスマン派遣依頼の通知が送信される。
【0089】
また、S619にて、Yesであった場合には、ステップS620において、新規商品の出庫処理、即ち、MFPプリンタの設置される住所の近傍の拠点に新規商品の出庫指示をする通知がなされる。
【0090】
以上のように第1の実施の形態においては、センタサーバは、ユーザが利用する画像形成装置から送信されてくる診断情報に応じて修理内容を特定し、更には該修理内容に対応する修理方法を複数通り特定することができ、更にはユーザが利用する装置に対して、特定した複数通りの対象方法を選択可能な形態で通信回線を介して送信するので、従来とは比較してユーザ毎に異なる要望にも沿ったメンテナンスサービスを提供することができる。例えば、部品の交換の修理の際には、ユーザ自身で交換するか、サービスマンによって交換するようにするかをユーザは適宜選択することができる。
【0091】
更には、発生した故障、エラー等の不具合の原因を、出力された印刷出力物の印刷された様子と、画像形成装置における稼動情報との組み合わせにより特定するために、従来では、ステータス、或は、画像情報のどちらか片方では特定することが困難であったような原因も特定することができる。
【0092】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、画像形成装置のステータスを画像情報と共に、カスタマーサービスセンタ(センタサーバ)に送信し、ステータスと画像情報とを受信したセンタサーバでは、双方に応じたメンテナンスサービスを提供するように説明したが、第2の実施の形態においては、主にステータス情報から顧客にメンテナンスサービスを提供するような形態について説明を行う。これは、例えば、画像読取り部を有しないレーザービームプリンタ、或は、インクジェットプリンタ等に有用なものとなってくると考えられる。
【0093】
第2の実施の形態においては、第1の実施の形態において、説明した図6のフローチャートにおいて、ステップS603の後、ステップS609の処理に移行するような形態を取ることになる。但し、ステップS609の処理は、”ステータスを受信”なる処理に変更されることになり、画像情報は受信しない処理となる。
【0094】
また、S610において、センタサーバにて使用される、修理内容を決定する際に利用されるテーブルは、図13に示されるようなものになる。また、図13も図11と同様、データベース7の一部として記憶部に記憶されているものである。
【0095】
第2の実施の形態によれば、センタサーバはユーザに、画像形成装置のステータスに応じた適切なメンテナンスを提供することができるようになった。また、修理方法が複数通りあるような場合には、ユーザに複数通りのメンテナンス方法を選択できるよう、提示することがセンタサーバの機能により達成され、従来と比べてより柔軟なメンテナンスサービスをユーザに提供することが可能になる。
【0096】
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態では、主にステータス情報から顧客にメンテナンスサービスを提供するような形態について説明を行ってきたが、第3の実施の形態では、印字不良画像パターンから修理内容および修理方法を決定する仕組みについての説明を行う。
【0097】
これは、図11にも示されるように、第1の実施の形態にて説明したような仕組みにより、印字不良画像パターンがセンタサーバに送信されてきた際に、例えば、特定された印字不良画像パターンが「飛散」のような場合には、ステータス情報を参照しなくとも、消耗材であるトナーの劣化が原因であることが情報判断決定部9により予測され、ユーザに修理内容および該修理内容に対応する修理方法を提供することができる。尚、修理内容の決定の処理、及び、修理方法の決定の処理は第1の実施の形態にて説明した、図6の処理に基づくものであり、ステップS603の処理を削除し、ステップS610の検索の仕組みを印字不良画像パターンのみから図11に示されるようなテーブルを利用することにより行うことによって実現される。
【0098】
このようにステータス情報、画像形成装置の稼動情報を省略し、印字不良画像パターンのみから修理内容および該修理内容に対応し決定され得る複数の修理方法(対処方法)を情報判断・決定部9にて決定できるので、ユーザ先の画像形成装置にわざわざステータス情報を検知するための構成を設ける必要がなく、コスト的に安価な画像形成装置に対しても柔軟なメンテナスサービスを提供するこができる。また、ステータス情報を送信しなくとも診断可能にするので、通信回線のトラフィック量の削減の効果を得ることもできる。
【0099】
(他の実施の形態)
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタ)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機、外部サーバ)に適用してもよい。
【0100】
また本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現する。図6、図9の手順のソフトウエアのプログラムコードを、実行主体に応じてデバイスモジュール、ユーザモジュールサービスモジュール毎にそれぞれ記録した記憶媒体(または記録媒体)を、実行主体であるデバイスやパーソナルコンピュータにそれぞれ供給し、それら(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出すことによっても達成される。
【0101】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体、および、プログラムコード自体が本発明を構成することになる。
【0102】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上の稼動しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0103】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入されたき能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、トラブルを発生した画像形成装置のステータス情報や画像情報が、診断を実行するセンタサーバ(サービス窓口)に送信され、前記カスタマー窓口のデータベースはその故障の修理方法(ユーザ自身が修理・サービスマンが修理・新規MFPプリンタの購入)毎に修理情報(内容・費用・日数)を自動的に見積り、ユーザに修理方法を選択させといった一連の工程により、ユーザビリティーの向上及び修理情報の明確化・迅速化を行うことができる。
【0105】
また、画像形成装置のトラブルに対する修理情報(内容・費用・日数)を見積り、ユーザに対し修理方法(ユーザ自身が修理・サービスマンが修理・新規MFPプリンタの購入)を選択的に提供することが可能になり、よりユーザ毎の修理要望に応じたサービスを実現できる仕組みを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明におけるシステム全体図を表わすものである。
【図2】情報処理装置の代表的なブロック図を示すものである。
【図3】デジタル複合機(MFP)の構成を示すブロック図である。
【図4】印刷部の断面図の一例を示す図である。
【図5】図1にて説明した各装置の機能を機能別に示したブロック図を示すものである。
【図6】MFPプリンタの故障が発生してから修理依頼を終了するまでの処理を示すフローチャートである。
【図7】MFPプリンタの表示部付き操作部を示す図である。
【図8】印字画像不良パターンの具体例を示す図である。
【図9】画像情報がどのような不良画像パターンであるかを特定する手順を示すフローチャートである。
【図10】トリミング処理の一例を示すである。
【図11】ステータス及び印字不良画像パターンに基づいて修理内容を決定するためのテーブルの一例を示す図である。
【図12】ユーザに通知される各々の修理方法の具体的な例について説明した図である。
【図13】ステータスに基づいて修理内容を決定するためのテーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
101、103 PC
102 サーバ
104、105 MFPプリンタ
106 通信回線
107 外部サーバ
108 通信回線
Claims (25)
- 画像形成装置のトラブルに対する診断を行う診断装置であって、
所定の通信回線を介して前記画像形成装置の診断情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した診断情報に基づいて複数通りの対処方法を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された前記複数通りの対処方法を前記診断装置と所定の通信回線を介して通信可能にされた外部装置に、表示可能な情報として通知する通知手段とを有し、前記通知手段は前記複数通りの対処方法の各々に係る料金を前記外部装置の表示部に表示可能な情報として通知することを特徴とする診断装置。 - 前記診断情報は前記画像形成装置のステータスであり、前記複数通りの対処方法は、前記決定手段により前記ステータスに基づき決定されたものであることを特徴とする請求項1に記載の診断装置。
- 前記診断情報は、前記画像形成装置にて設けられた画像読取部にて読み込まれ前記所定の通信回線を介して送信されてくる画像情報であり、前記複数通りの対処方法は前記決定手段により前記画像情報に基づき決定されたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の診断装置。
- 前記受信手段は前記画像形成装置の画像読取部から読み込まれた画像情報と、前記画像形成装置の状態を示すステータスとを受信し、前記決定手段は前記受信手段により受信した、画像情報と、ステータスとに基づいて異なる複数通りの対処方法を決定することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の診断装置。
- 前記受信手段は、前記外部装置において表示された前記複数通りの対処方法の中からユーザの選択した所定の対処方法の通知を受信することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の診断装置。
- 前記ステータスは、前記画像形成装置における、消耗品を収納したカートリッジの交換回数、或は、ドラムカートリッジ交換回数、或は、プリント印刷枚数、或は、転写ユニット交換回数であることを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の診断装置。
- 画像形成装置のトラブルに対する診断を行う診断装置と所定の通信回線を介して通信可能とされた画像形成装置であって、
画像形成装置の状態を表わす診断情報を、前記診断装置へ前記所定の通信回線を介して通知する通知手段と、
前記診断情報に基づき前記診断装置において決定された複数通りの対処方法と、前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金と、の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した前記複数通りの対処方法と、前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金と、の情報に基づく表示を行わせる表示制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成装置のトラブルに対する診断方法であって、
所定の通信回線を介して前記画像形成装置の診断情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信した診断情報に基づいて複数通りの対処方法を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定された前記複数通りの対処方法と前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金とを、前記診断装置と所定の通信回線を介して通信可能にされた外部装置に表示可能な情報で通知する通知ステップとを有することを特徴とする診断方法。 - 前記診断情報は前記画像形成装置のステータスであり、前記複数通りの対処方法は前記決定ステップにて前記ステータスに基づいて決定されたものであることを特徴とする請求項8に記載の診断方法。
- 前記診断情報は前記画像形成装置に設けられた画像読取部にて読み込まれ、前記所定の通信回線を介して通知されてくる画像情報であり、前記複数通りの対処方法は前記決定ステップにて前記画像情報に基づき決定されたものであることを特徴とする請求項8又は9に記載の診断方法。
- 前記受信ステップは前記画像形成装置の画像読取部から読み込まれた画像情報と、前記画像形成装置の状態を示すステータスとを受信し、前記決定ステップは前記受信ステップにおいて受信した、前記画像情報と、ステータスとに基づき異なる複数通りの対処方法を決定することを特徴とする請求項8から10の何れかに記載の診断方法。
- 前記外部装置において表示された前記複数通りの対処方法の中からユーザの選択した所定の対処方法の通知を受信する第2の受信ステップを有することを特徴とする請求項8から11の何れかに記載の診断方法。
- 画像形成装置のトラブルに対する診断を行う診断装置と所定の通信回線を介して通信可能とされた画像形成装置における制御方法であって、
画像形成装置の状態を表わす診断情報を前記所定の通信回線を介して通知する通知ステップと、
前記通知ステップにて通知された診断情報に基づいて前記診断装置にて決定された、複数通りの対処方法と、前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金と、の情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信した前記複数通りの対処方法と、前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金と、の情報に基づく表示を行わせる表示制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。 - 診断装置により実行される、画像形成装置のトラブルに対する診断のプログラムであって、
所定の通信回線を介して前記画像形成装置の診断情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信した診断情報に基づいて複数通りの対処方法を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定された前記複数通りの対処方法と前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金とを、前記診断装置と所定の通信回線を介して通信可能にされた外部装置に表示可能な情報で通知する通知ステップとを診断装置に実行させるプログラム。 - 画像形成装置のトラブルに対する診断を行う診断装置と所定の通信回線を介して通信可能とされた画像形成装置により実行されるプログラムであって、
画像形成装置の状態を表わす診断情報を前記所定の通信回線を介して通知する通知ステップと、
前記通知ステップにて通知された診断情報に基づいて前記診断装置にて決定された、複数通りの対処方法と、前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金と、を表示させるための情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信した前記複数通りの対処方法と、前記複数通りの対処方法の夫々に係る料金と、の情報に基づく表示を行わせる表示制御ステップとを画像形成装置に実行させるプログラム。 - 印刷部を有する画像形成装置のトラブルに対する診断を行う診断装置であって、
所定の通信回線を介して前記画像形成装置の診断情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した診断情報に基づく修理内容を解決する複数通りの対処方法を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記修理内容を解決する複数通りの対処方法を選択可能な形態で外部装置に通知する通知手段とを有し、前記通知手段は、前記修理内容を解決する複数通りの対処方法の各々に係る料金を前記外部装置に通知することを特徴とする診断装置。 - 前記受信手段は、前記修理内容を解決する複数通りの対処方法から選択された所定の対処方法の通知を受信することを有することを特徴とする請求項16に記載の診断装置。
- 前記受信手段は、前記複数通りの対処方法からの選択結果の通知を受信し、前記受信した選択結果に応じた業務の指示を行う指示手段を有することを特徴とする請求項16または17に記載の診断装置。
- 前記複数通りの対処方法には、修理対象の部品の交換、或いは、画像形成装置の新規購入が含まれることを特徴とする請求項16から18の何れかに記載の診断装置。
- 前記外部装置は前記画像形成装置であることを特徴とする請求項16から19の何れかに記載の診断装置。
- 印刷部を有する画像形成装置のトラブルに対する診断方法であって、
所定の通信回線を介して前記画像形成装置の診断情報を受信する第1受信ステップと、
前記受信ステップにて受信した診断情報に基づく修理内容を解決する複数通りの対処方法を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定された前記修理内容を解決する複数通りの対処方法を選択可能な形態で通知部を介して外部装置に通知するようにする制御ステップとを有し、前記通知部を介して前記複数通りの対処方法の各々に係る料金の前記外部装置への通知が行われることを特徴とする診断方法。 - 前記複数通りの対処方法から選択された所定の対処方法の通知を受信する第2の受信ステップを有することを特徴とする請求項21に記載の診断方法。
- 前記第2の受信ステップにおいて受信した選択結果に応じた業務の指示を行う指示ステップを有することを特徴とする請求項21または22に記載の診断方法。
- 前記複数通りの対処方法には、修理対象の部品の交換、或いは、画像形成装置の新規購入が含まれることを特徴とする請求項21から23の何れかに記載の診断方法。
- 前記外部装置は前記画像形成装置であることを特徴とする請求項21から24の何れかに記載の診断方法。
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