JP2019164336A - 画像形成装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の消耗品カートリッジのうちの1つの消耗品カートリッジによる他の消耗品カートリッジへの影響をユーザが認識可能とすることを目的とする。【解決手段】トナーカートリッジと感光体カートリッジとを各々着脱可能な画像形成装置であって、装着中のトナーカートリッジのステータス情報を取得する。画像形成装置ステータス情報に少なくとも基づいて、感光体カートリッジに関するメッセージを表示部に表示させる。【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
電子写真方式の印刷装置(画像形成装置)では、電子写真工程において現像器や感光ドラム等の様々な部品を利用している。特許文献1では、現像器や感光ドラム、トナー容器が一体となったプロセスカートリッジと呼ばれる消耗部品について開示している。このように、複数の消耗部品が一体のカートリッジになっていると、メンテナンスが容易である。一方で、このような一体型カートリッジの場合、1つの消耗部品が寿命に達すると、寿命に達していない他の消耗部品もまとめて交換することになる。例えば、印字率の低い画像ばかり印刷し続けた場合等、トナーはまだ残っているのに現像器または感光ドラムが先に寿命となるため、トナーカートリッジの交換が要求されることがある。そのため、こうした一体型カートリッジは経済的ではないという側面を持っている。
特開2005−157176号公報
上述した課題を解決する方法として、トナー容器と現像器が組み込まれたトナーカートリッジと、感光ドラムが組み込まれたドラムカートリッジと、にカートリッジを分離する方法が検討されている。分離型のカートリッジでは、感光ドラムが寿命となった場合、ドラムカートリッジだけを交換すればよいため、トナーカートリッジ内に残ったトナーは継続して利用することができる。ところで、互いに密接な関係にある2つのカートリッジは、一方のカートリッジの状況がもう一方のカートリッジの状況の大きく影響を及ぼすことがある。例えば、トナーカートリッジ中のトナーが古かったり、残量が少なかったりした場合、ドラムカートリッジに十分にトナーが供給されず、ドラムカートリッジに傷が付く原因となる虞がある。ドラムカートリッジに傷がつくと、画像不良の発生を招く。こうしたカートリッジ間の関係について、一般的なユーザは気が付くことはできない。そのため、こうしたカートリッジ間の関係をユーザが認識可能な画像形成装置が望まれる。
本発明は、トナーカートリッジと感光体カートリッジとを各々着脱可能な画像形成装置であって、情報を表示する表示部と、装着中のトナーカートリッジのステータス情報を取得する手段と、前記ステータス情報に少なくとも基づいて、前記感光体カートリッジに関するメッセージを前記表示部に表示させる手段と、を有することを特徴とする。
複数の消耗品カートリッジのうちの1つの消耗品カートリッジによる他の消耗品カートリッジへの影響をユーザが認識可能な画像形成装置を提供できる。
印刷装置の一例を示すプリンタの断面の一例を示す図である。 トナーカートリッジの構造の一例を示す図である。 ドラムカートリッジの構造の一例を示す図である。 プリンタのハードウェア構成の一例を示す図である。 プリンタの機能構成等の一例を示す図である。 実施形態1の情報処理の一例を示すフローチャートである。 トナーカートリッジの交換を要求するメッセージの一例を示す図である。 実施形態2の情報処理の一例を示すフローチャートである。 現像器寿命と感光ドラム寿命とを示した図である。 新品のドラムカートリッジに交換した状態を示す図である。 ドラムカートリッジの交換を要求するメッセージの一例を示す図である。 ドラムカートリッジの位置を交換後の状態を示す図である。 トナーカートリッジのトナー残量と検知の関係を示す図である。 トナーカートリッジの寿命延長に関する設定メニュー及び停止時の交換を要求するメッセージの一例を示す図である。 ユーザ及びサービスマンの利用シーケンスを示す図である。 カートリッジ交換の履歴を印字するレポートプリントの一例を示す図である。 トナーカートリッジの交換を要求するメッセージの一例を示す図である。 実施形態3の情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態4の情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態5の情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態6の情報処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本実施形態では、現像器の寿命によるドラムカートリッジへの影響を例に挙げ、その対策について説明する。ドラムカートリッジは、感光体カートリッジの一例である。
前述したように、分離型カートリッジの場合、トナーカートリッジ及びドラムカートリッジのうちの一方が寿命になった際に寿命になった方のカートリッジのみを交換することができる。そのため、カートリッジの寿命を通知する際は基本的に、トナーカートリッジの情報に基づいてトナーカートリッジの寿命を算出・通知し、ドラムカートリッジの情報に基づいてドラムカートリッジの寿命を算出・通知してやればよい。しかしながら、トナーカートリッジとドラムカートリッジのように密に関連する消耗品の組み合わせの場合、一方の状態が他方の状態に影響を及ぼすことがある。
より具体的には、トナーカートリッジの現像器が寿命に近くなることでトナーの経時劣化が進み、トナーの帯電特性が低下するケースが挙げられる。このケースでは、ドラムカートリッジの潤滑剤として使用されるトナーをドラムカートリッジ側に十分に供給できないことがある。
このように十分なトナーを供給できない状態でドラムカートリッジが新しいものに交換された場合、現像室に残留したドラム保護のための初期塗布剤を初回クリーニング時に落とし切れない虞がある。初期塗布剤を落としきれない場合、画像形成時にトナー像と共に初期塗布剤がシート等の記録材に移動し、画像上のスジやカブリとなって現われてしまうことがある。すなわち、落としきれなかった初期塗布剤が画像品質の低下を招く虞がある。
また、ドラムカートリッジが新品に交換された後の画像形成動作において、潤滑剤としてのトナーがドラムカートリッジに十分に供給できない状況が続くと、潤滑剤不足の状態でクリーニング動作が行われることになる。すると、ドラムとクリーニング部材等が摺擦してドラム表面が傷つき、画像上のスジとなって現れてしまうことがある。すなわち、ドラム上の傷が画像品質の低下を招く虞がある。そのため、結果として、交換したばかりのドラムカートリッジを再び交換しなければならない状況に陥る。
上述した課題は、トナーカートリッジの寿命を、余裕を持って設定し、適切に運用していれば基本的には生じない課題である。しかしながら、現像器又は感光ドラム等の消耗部品は、印刷実行等に伴い徐々に劣化が進む消耗部品であり、ベンダが印字品質を保証している寿命(交換時期)に到達しても急激に印字品位が低下するわけではない。そのため、印字品位よりも印刷コストの削減を優先したいユーザ環境に対応するため、寿命に到達した現像器又は感光ドラムの使用を延長するケースが想定される。このケースでは、品質保証できない状態になるまでトナーカートリッジ利用されることがあるため、上述した課題が発生し得る。
上述課題の前提となる本実施形態のプリンタの内部構造を、図1を参照して説明する。
図1は、印刷装置の一例を示すプリンタの断面の一例を示す図である。
プリンタ200は、カセット511、画像形成部509、メイン搬送路540、排出搬送路541を含む。また、プリンタ200は、各搬送路において記録材を搬送するために、複数のローラ、例えば、給送ローラ502、搬送ローラ510、レジストローラ504及び排出ローラ520を含む。更に、プリンタ200は、装置内の記録材を検知するための複数のセンサ、例えば、記録材有無センサ501、レジストセンサ505、記録材検知センサ506、排出センサ508を含む。
カセット511は、画像を形成する記録材を装置内に供給する。
ドラムカートリッジ507は、記録材に画像を形成するための感光ドラムを含み、露光部より像担持体としての感光ドラム状に静電潜像を形成する。この静電潜像は後述するコントローラ210が受信した画像データに応じて形成される。トナーカートリッジ224は、現像器及びトナーを含み、感光ドラム上に形成された静電潜像は現像部により現像され、所定の転写位置で記録材に転写される。記録材に形成されたトナー像は定着装置により加熱及び加圧されることにより、定着させられる。ドラムカートリッジ507とトナーカートリッジ224とは、カラープリンタの場合、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれ4組分のペアとして存在する。
ドラムカートリッジ507と、トナーカートリッジ224とは、プリンタ200に着脱可能に構成されている。即ち、本実施形態のプリンタ200において、ドラムカートリッジ507と、トナーカートリッジ224とは個別に交換することができる。例えば、感光ドラムが寿命となった場合は、ドラムカートリッジだけを交換すればよい。また、トナーがなくなったり、現像器が寿命となったりした場合は、トナーカートリッジだけを交換すればよい。このように本実施形態では、トナーカットリッジとドラムカートリッジとを独立に交換できる構成としている。
メイン搬送路540は、給送ローラ502から排出ローラ520までに配置され、記録材に画像を形成する搬送路である。ここで搬送ローラ510はカセット511の一部として存在している。よって、カセット511を引き出した状態では、下段のカセット511からの記録材搬送路が断たれてしまうため、記録材をプリンタへ供給することができず印刷が失敗してしまう。排出搬送路541は、排出ローラ520からプリンタ200の機外までに配置され、記録材を機外へ排出する搬送路である。
給送ローラ502は、カセット511に載置された記録材を1枚ずつ装置内へ搬送する。搬送ローラ510は、各カセット511から給送された記録材をプリンタまで引き上げるローラである。また、レジストローラ504は、搬送されてきた記録材について、ドラムカートリッジ507で画像を転写するタイミングを調整するローラである。排出ローラ520は、記録材を機外へ排出するためのローラである。
記録材有無センサ501は、カセット511に載置される記録材の有無を検知するセンサである。レジストセンサ505、記録材検知センサ506及び排出センサ508は、搬送されてきた記録材を検知する。これらのセンサは、メカ的な構成のスイッチでも光学的な構成のセンサでもよい。レジストセンサ505は、搬送されてきた記録材と、感光体ドラムに形成されたトナー像との転写タイミングを調整するために用いられる。また、レジストセンサ505は、記録材の副走査方向の長さを測定するためにも用いられる。記録材の副走査方向の長さは、レジストセンサ505が搬送されてきた記録材を検知している時間と、記録材の搬送速度とから求められる。記録材検知センサ506は、メイン搬送路540の両端部における記録材の有無を検知し、記録材の主走査方向の長さを求めるために用いられる。
図2、図3を用いてドラムカートリッジにおけるクリーニング動作について説明する。図2は、トナーカートリッジ224の構造の一例を示す図である。トナーカートリッジ224は、トナー700を担持するための現像剤担持体としての現像ローラ701と、現像ローラ701にトナーを供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ702とが配置された現像室を有している。更に、トナーカートリッジ224は、トナー供給ローラ702よりも重力方向下方に配置され、現像室と現像開口703とで連通された、トナー700を収納するトナー収容室704を備えている。また、トナー供給ローラ702は、現像ローラ701と接触して回転している。トナー収容室704内には、トナー収容室704内に収納されたトナーを攪拌すると共に、トナー供給ローラ702の上部、Vで示される領域に向けて、トナーを搬送するための攪拌搬送部材705が設けられている。現像処理によって搬送されたトナーは現像ローラ701によりドラムカートリッジ507側に供給される。
図3は、ドラムカートリッジ507の構造の一例を示す図である。ドラムカートリッジ507は、各種要素を支持する枠体としてのクリーニング枠体603を有する。クリーニング枠体603には、感光ドラム600が軸受を介して回転可能に取り付けられている。感光ドラム600は、駆動手段(駆動源)としての駆動モータの駆動力がドラムカートリッジ507に伝達されることで、画像形成動作に応じて回転駆動される。
ドラムカートリッジ507には、感光ドラム600の周面上に接触するように、クリーニング部材602、帯電ローラ601が配置されている。クリーニング部材602は、像担持体である感光ドラム600上に成されたトナー像が記録材に転写した後に残存するトナーを除去するために使用される。クリーニング部材602によって感光ドラム600の表面から除去された転写残トナーは、クリーニング枠体603内に落下、収容される。
本実施形態では、クリーニング部材と感光ドラム600との間の摩擦力が上昇することによりクリーニング部材602や感光ドラム600が損傷することを抑制するための潤滑剤としてトナーを使用する。これにより、クリーニング部材と感光体表面との摩擦力を低減させ、良好なクリーニング性能や印字性能を保つようにしている。
また、未使用のドラムカートリッジ507の感光ドラム600には保護材である塗布剤が塗布されている。これらの初期塗布剤は、ドラムカートリッジ507を交換した後の初回クリーニング動作により除去され、トナーカートリッジ224から供給されるトナーに置き換えられる。
ところで、このように本実施形態では、トナーカットリッジとドラムカートリッジとを独立に交換できる分離型カートリッジを使用した構成としている。前述したように、分離型カートリッジの場合、トナーカートリッジ又はドラムカートリッジの寿命が通知されたとき、寿命になったカートリッジのみ交換すればよい。
ところで、現像器又は感光ドラム等の消耗部品は、印刷実行等に伴い徐々に劣化が進む消耗部品である。したがって、ベンダが印字品質を保証している寿命(交換時期)に到達しても急激に印字品位が低下するわけではない。これを鑑み、印字品位よりも印刷コストの削減を優先したいユーザ環境に対応するため、寿命に到達した現像器又は感光ドラムの使用を延長できるようにすることが考えられる。
ここで、トナーカートリッジが交換時期に近い、又は交換時期に達しているが延長して使い続けている場合に、ドラムカートリッジのみを新しいものに交換すると、印字品質が低下する恐れがある。
より具体的には、トナーカートリッジの現像器が寿命に近くなるとトナーの経時劣化が進み、トナーの帯電特性が低下する。したがって、図2に示すドラムカートリッジ側内の潤滑剤として使用されるトナーを図3に示すドラムカートリッジ側に十分に供給できない懸念がある。これらの状況下では、前述したドラムカートリッジの初回クリーニング等を行ったとしても、感光ドラムに塗布された初期塗布剤を落とし切れないケースがある。この場合、画像形成時にトナー像と共に初期塗布剤がシート等の記録材に移動し、画像上のスジやカブリとなって現われてしまい印字結果に影響を与える場合がある。更に、ドラムカートリッジが新品に交換された後の画像形成動作において、潤滑剤としてのトナーがドラムカートリッジに十分に供給できない状況が続くと、潤滑剤不足の状態でクリーニング動作が行われることになりドラム表面が傷ついてしまう恐れもある。結果として、新品のドラムカートリッジを装着したのに、印字結果に筋が入ってしまう等の画像問題が発生する恐れがある。
本実施形態では、上記の問題点を鑑み、新品のドラムカートリッジ507に交換する際、消耗度に応じて適切な交換方法をユーザに通知する機能を提供する。以下、より具体的に説明する。
図4は、プリンタ200のハードウェア構成の一例を示す図である。ここでは、レーザビームプリンタ(図1)を例にして説明する。
CPU201は、ROM203のプログラム用ROMに記憶されたプログラム等に基づいてシステムバス209に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御する。CPU201は、印刷部インタフェース205を介して接続される印刷機構部220に出力情報としての画像信号を出力する。ここで、印刷機構部220は、トナーカートリッジ224及びドラムカートリッジ507にアクセス可能であり、トナーカートリッジのトナー残量、現像器寿命の算出、またドラムカートリッジの感光ドラム寿命の算出を行っている。CPU201が、ROM203のプログラムROMに記憶されているプログラムに基づき処理を実行することにより、プリンタの機能及び後述する図6、図8、図18−図21のフローチャートの処理が実現される。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。RAM202は、増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。RAM202は、ホストコンピュータより受信した画像データを格納しておくための描画メモリ、ビデオ信号ON/OFF情報格納領域、その他のワーク領域等に用いられる。EEPROM204は、不揮発性のメモリデバイスであり、操作パネル221で設定される各種機能の設定値等が格納される。このEEPROM204は、不揮発性のメモリであればこれに限ったものではなく、FlashROMやEMMCといった不揮発性のメモリで構成されてもよい。操作パネル221には、操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配されており、パネルI/F206を介してCPU201から制御可能となっている。そして、メモリコントローラ(MC)207は、ホストコンピュータから受信した印刷データ等を記憶するハードディスク222とのアクセスを制御する。ネットワークコントローラ(NETWC)208は、ネットワーク通信モジュール223を制御し、ネットワーク上の様々なホストコンピュータやデバイスと通信することを可能とする。
図5は、プリンタ200の機能構成等の一例を示す図である。
プリンタ200の管理サーバ100は、各ユーザのプリンタ200に装着されたトナーカートリッジの情報を、インターネット等のネットワークを介して受信し、管理する。
プリンタ200は、機能的に大きく分けてコントローラ210、操作パネル221、印刷機構部220、そしてトナーカートリッジ224を含む。
コントローラ210は、管理サーバ100とのインタフェースであるI/F部(インタフェース部)301、受信データ等を一時的に保持管理するための受信バッファ302、送信データ等を一時的に保持管理するための送信バッファ303を含む。また、コントローラ210は、印刷データの解析を司るコマンド解析部306、印刷制御部307、画像制御部304、出力制御部309、ステータス管理部308、カートリッジ管理部310等を含む。インタフェース部301は、管理サーバ100との印刷データの送受信を行う。このインタフェース部301を通して受信された印刷データは、そのデータを一時的に保持する受信バッファ302に遂次蓄積され、必要に応じてコマンド解析部306又は画像制御部304によって読み出され処理される。コマンド解析部306は、各印刷制御コマンド体系や印刷ジョブ制御言語に準じて構成される。このコマンド解析部306で解析されたコマンドは、ビットマップデータ等の画像データに関するものは、画像制御部304に指示を与えて処理され、給紙選択やリセット命令等の描画以外のコマンドは、印刷制御部307に指示を出して処理される。
画像制御部304では、転送されてきた画像データコマンドデータからコマンド部分を外す。圧縮されたイメージデータであれば、この画像制御部304にて伸長処理が行われ、画像バッファ305へ格納される。この画像データ受信処理と印刷機構部(プリンタエンジン)220へのビデオ信号の出力処理との追いかけっこ、つまりバンディング制御によって画像バッファ305は管理されていてもよい。所定の容量のメモリがある場合は、1ページ分が格納可能な領域を画像バッファ305として確保してもよい。
また、ステータス管理部308は、印刷制御部307からの情報を基にプリンタの各種状態を決定し、オペレーションパネル230にプリンタの状態を表示させたり、管理サーバ100から発行されたステータス情報取得コマンドに対して、プリンタの状態を返送したりする機能を持っている。カートリッジ管理部310は、印刷機構部220を介して、トナーカートリッジ224及びドラムカートリッジ507を制御したり、トナー残量、現像器寿命、ドラム寿命を検知したり、トナーカートリッジ224の交換要求通知も行う。そして出力制御部309は、画像バッファ305に格納されている画像ビットマップデータをビデオ信号に変換処理し、印刷機構部(プリンタエンジン)220へ転送する。印刷機構部220は、受け取ったビデオ信号を記録紙に可視画像形成するための機構である。
次に、ドラムカートリッジ507交換時、対となるトナーカートリッジ224の状態を確認し、新品のトナーカートリッジ224への交換要求を通知する方法を説明する。
図6は、実施形態1の情報処理の一例を示すフローチャートである。
S11において、CPU201は、ドラムカートリッジ507が新品に交換されるのを待つ。CPU201は、新品のドラムカートリッジ507への交換が検知された場合、S12に進み、新品のドラムカートリッジ507への交換が検知されない場合、S11の処理を繰り返す。
S12において、CPU201は、交換されたドラムカートリッジ507と対となるトナーカートリッジ224に含まれる現像器の寿命を取得する。現像器の寿命は、印刷機構部220が現像器の使用時間を加算することで算出するが、これに限定されたものではなく、いかなる方法で現像器の寿命を算出してもよい。現像器の寿命は、装着中のトナーカートリッジのステータス情報の一例である。
S13において、CPU201は、印刷機構部220から取得したトナーカートリッジ224の現像器寿命が、規定の寿命を超過し延長して使用されているかどうか判定する。CPU201は、現像器がまだ寿命に到達していなければ、図6に示すフローチャートの処理を終了し、そのまま使用を継続する。一方、CPU201は、現像器が寿命を延長して使用されていると判定した場合、S14に進む。
S14において、CPU201は、図7で示すような、トナーカートリッジ224の交換を要求するメッセージを操作パネル221の表示器に表示する。CPU201は、メッセージを、警告メッセージとして、印刷は停止させずに、継続可能としてもよいし、メッセージをエラーメッセージとして、トナーカートリッジが交換されるまで印刷を停止してもよい。ここで、表示器は表示部の一例である。また、S14で通知の一例としてメッセージの表示を例に説明を行っているが、音声出力等であってもよい。
以上、実施形態1によれば、CPU201は、ドラムカートリッジ507が新品に交換された場合、トナーカートリッジ224の現像器寿命を確認し、寿命延長して使用されているかどうか判定する。CPU201は、現像器が寿命延長して使用されている場合、新品のドラムカートリッジ507の感光ドラム表面を損傷させる可能性があるため、トナーカートリッジ224の交換要求を通知するメッセージを表示する。このことにより、感光ドラム表面の損傷を回避させることを可能とする効果がある。
<実施形態2>
実施形態1では、新品のドラムカートリッジ507のドラム表面の損傷を回避する方法として、そのドラムカートリッジ507とペアになっているトナーカートリッジ224の交換要求をメッセージ表示した。実施形態2では、トナーカートリッジ224の交換は行わず、ドラムカートリッジ507の位置を交換することによって、ドラム表面の損傷を回避する方法を図8のフローチャートで説明する。
図8は、実施形態2の情報処理の一例を示すフローチャートである。
S21において、CPU201は、ドラムカートリッジ507が新品に交換されるのを待つ。CPU201は、新品のドラムカートリッジ507への交換が検知された場合、S22に進み、新品のドラムカートリッジ507への交換が検知されない場合、S21の処理を繰り返す。
S22において、CPU201は、交換されたドラムカートリッジ507と対となるトナーカートリッジ224に含まれる現像器の寿命を印刷機構部220から取得する。
S23において、CPU201は、印刷機構部220から取得したトナーカートリッジ224の現像器寿命が、規定の寿命を超過し延長して使用されているかどうか判定する。CPU201は、現像器がまだ寿命に到達していなければ、図8に示すフローチャートの処理を終了し、そのまま使用を継続する。一方、CPU201は、現像器が寿命を延長して使用されていると判定した場合、S24に進む。
S24において、CPU201は、ドラムカートリッジ507の装着位置の交換要求を通知するメッセージを表示する。ここでドラムカートリッジ507の装着位置の交換方法をより具体的な例で説明する。図9は、YMCK各色のトナーカートリッジ224の現像器寿命とドラムカートリッジ507の感光ドラム寿命とを示した図である。シアンのドラムカートリッジ507が寿命(0%)に到達しているため、新品のドラムカートリッジ507に交換すると図10となる。しかし、図10のシアンを見ると、新品のドラムカートリッジ507とペアとなっているトナーカートリッジ224の現像器寿命は0%であり、寿命延長して使用されていることがわかる。新品のドラムカートリッジ507と現像器の寿命延長しているトナーカートリッジ224との組み合わせでは、感光ドラムを損傷する可能性がある。ドラムカートリッジ507は、色に無関係であるため、どの位置に装着しても問題はない。そこで、CPU201は、図11で示したようなマゼンタの位置にあるドラムカートリッジ507とシアンの位置にあるドラムカートリッジ507との交換を促すメッセージを操作パネルの表示器に表示する。メッセージの指示に従いドラムカートリッジ507の位置を交換することにより、図12の配置となり、感光ドラムの表面が損傷する可能性のあるトナーカートリッジ224とドラムカートリッジ507との組み合わせが無くなる。今回の例では、シアンとマゼンタとのドラムカートリッジ507の交換要求を通知したが、これに限定されることはなくシアンとイエロー、シアンとブラックのように、感光ドラムの表面を損傷させる組み合わせでなければよい。また、CPU201は、図10と図11とを操作パネルの表示器に表示するようにしてもよい。また、S24で通知の一例としてメッセージの表示を例に説明を行っているが、音声出力等であってもよい。
以上、実施形態2によれば、CPU201は、ドラムカートリッジ507が新品に交換された場合、トナーカートリッジ224の現像器寿命を確認し、寿命延長して使用されているかどうか判定する。現像器が寿命延長して使用されている場合、新品のドラムカートリッジ507の感光ドラム表面を損傷させる可能性がある。そのため、CPU201は、新品のドラムカートリッジ507と現像器が寿命に到達していないトナーカートリッジ224との組み合わせになるようドラムカートリッジ507の装着位置を交換することを通知するメッセージを表示する。このことにより、感光ドラム表面の損傷を回避させることを可能とする効果がある。
<実施形態3>
実施形態1〜2では現像器の寿命によってドラムカートリッジに影響が生じるケースについて説明した。実施形態3では、トナーカートリッジ残量の低下によってドラムカートリッジに影響が生じるケースを説明する。実施形態1で述べたように、ドラムカートリッジに対して十分にトナーを供給できない状態で、画像形成を続けると、画像品質の低下を招き、さらにはドラムカートリッジ寿命の低下をまねく。
[トナー要因によるトナーカートリッジの寿命延長]
図13は、トナーカートリッジのトナーの残量と検知の関係を示す図である。トナー残量の検知は、残量検知センサによる残量検知情報と、印刷機構部220の印刷の度に出力データを加算するビデオカウントの情報を合わせることで実現されている。より具体的には、W%、X%、Y%(ここでは0%、つまり印字保証閾値)の状態を残量検知センサにて検知可能であり、その間は、CPU201は、ビデオカウントで補うことで残量推移を判定している。またY%(ここでは0%)以降は、CPU201は、ビデオカウントのみでのトナー残量を検知する。本実施形態では、ドラムカートリッジに対して十分にトナーを供給できない状態(以降トナー限界状態と呼ぶ)をZ%として定義しており、具体的には0%以降のビデオカウント情報から算出している。
図14では、トナーカートリッジの寿命延長に関する設定メニュー及び停止時のメッセージの画面例を示す。図14(a)では、トナー要因によるトナーカートリッジの寿命到達時の動作について設定する。図14(a)において、継続が設定されている場合は、寿命到達時も動作を継続することが可能となる。図14(a)において、一時停止が設定されている場合は、寿命到達時に印刷を一時中断し、操作パネル221に図14(b)のような寿命である旨を表示し、ユーザが操作パネル221を操作することで印刷動作を再開させることが可能となる。図14(b)の*は、YMCKの各色の色情報が入る。図14(a)において、停止が設定されている場合は、寿命到達時に印刷を停止し、操作パネル221に図14(b)のような寿命である旨を表示する。このとき、ユーザは操作パネル221を操作しても印刷動作を再開させることはできない。
[利用シーケンス]
図15は、ユーザ及びサービスマンの利用シーケンスを示す図である。具体的には、印刷を中にトナー要因のトナーカートリッジ寿命を迎え、さらに印刷してトナー限界値状態に到達し、さらに印刷して画像不具合が出ることを想定している。また、図14(a)は一時停止に設定されている想定とする。
S29において、CPU201は、操作パネル221に印刷可能になった旨のメッセージ表示を行う。
S30において、CPU201は、ユーザより印刷指示を受け取る。
するとS31において、CPU201は、印刷処理を行う。
S32において、CPU201は、トナー寿命到達を検知する。
そして、S33において、CPU201は、印刷を一時停止させる。
S34において、CPU201は、操作パネル221にトナー寿命に到達した旨のメッセージ表示を行う。
S35において、CPU201は、操作パネル221を介して、ユーザによるトナー寿命延長の許可を受け取る。
S36において、CPU201は、トナー寿命延長処理を行う。
S37において、CPU201は、S33にて一時停止した印刷を再開する。
S38において、CPU201は、ユーザに印字保証されている良好な印刷物を提供する。
印刷後、S39において、CPU201は、操作パネル221にトナー寿命警告を表示しつつ印刷可能である旨のメッセージ表示を行う。
S40において、CPU201は、操作パネル221を介して、ユーザによる印刷指示を受け取る。
S41において、CPU201は、印刷処理を行う。
S42において、CPU201は、トナー限界到達を検知する。
S43において、CPU201は、印刷を一時停止させる。
S44において、CPU201は、操作パネル221にトナー限界に到達した旨のメッセージ表示を行う。
S45において、CPU201は、操作パネル221を介して、ユーザによるトナー限界延長許可を受け取る。
S46において、CPU201は、トナー限界延長処理を行う。
S47において、CPU201は、S43で一時停止した印刷を再開する。
S48において、CPU201は、ユーザに印字保証されていない不良な印刷物を提供する。
S49において、CPU201は、操作パネル221にトナー限界警告で対向するドラムカートリッジに影響する可能性がある旨も表示しつつ印刷可能である旨のメッセージ表示を行う。
S50にて、ユーザはS48の不良印刷物に関してサービスマンコールにてクレーム報告を行う。
S51にて、サービスマンはユーザに履歴情報を確認する。より具体的には、サービスマンはユーザにS49にて通知したトナー限界警告が表示されていることを確認してもらう。
S52にて、サービスマンはユーザからトナー限界警告が表示されている確認結果を聞く。
S53にて、サービスマンは、ユーザに警告表示されているとおり、トナー限界にてドラムカートリッジに対して十分にトナーを供給できない状態で、画像品質の低下及びドラムカートリッジ寿命の低下が発生している旨を伝える。さらに、サービスマンは、ユーザにこの状態を解消するために、トナーカートリッジを交換することをお勧めする。
S54にて、ユーザは、トナーカートリッジを交換する。このことでユーザのクレームを解消することができる。
S51、S52では、ユーザに操作パネル221の警告表示有無を確認してもらう例を記載した。しかし、別の確認方法として、S46のトナー限界延長処理の日時をCPU201が記憶しておき、その情報を操作パネル221、又はレポートプリントに出力し、確認可能としてもよい。
図16は、カートリッジ交換の履歴を印字するレポートプリントの一例を示す図である。表示項目として、シリアルNo、カートリッジ種別、カートリッジ容量、カートリッジの使用開始日時、使用開始時のカートリッジ残量、使用開始時のトータルページカウント、カートリッジの最終使用日時、最終使用時のカートリッジ残量、最終使用時のトータルページカウント、限界延長日時が挙げられる。ここで、限界延長日時は、S45においてユーザが操作パネル221を通じてトナー限界到達を許可した日時が印字される。この限界延長日時を確認することで、ユーザクレームである不良印刷物出力の原因がトナー限界延長であることをユーザが確認可能となる。また、S46のトナー限界延長処理の中で、CPU201は、外部サーバに対してトナー限界状態の通知を行い、後で確認可能な状況にしてもよい。
[画面遷移]
図17は、トナー寿命到達からトナー限界延長後までのメッセージ表示の遷移を示す図である。図15のS29にて通知するメッセージ画面例が図17(a)である。図15のS34にてトナー寿命時に印刷を中断して通知するメッセージ画面例が図17(b)である。図15のS35にてトナー寿命延長許可を行い印刷が完了した後に、S39にてトナー寿命警告状態での印刷可能通知するメッセージ画面例が図17(c)である。印刷可能である旨が表示される一方で、トナーカートリッジが寿命到達しているため交換を促すメッセージも表示している。図15のS44にてトナー限界時に印刷を中断して通知するメッセージ画面例が図17(d)である。S45にてトナー限界延長許可を行い印刷が完了した後に、S49にてトナー限界警告状態での印刷可能通知するメッセージ画面例が図17(e)である。印刷可能である旨が表示される一方で、トナーカートリッジが限界到達しているためドラムカートリッジにも影響がある旨を表示しつつ、トナーカートリッジの交換を促すメッセージも表示している。
[トナー寿命及びトナー限界検知及び通知フロー]
図18は、実施形態3のトナー寿命及びトナー限界検知の一例を示すフローチャートである。
S61において、CPU201は、印刷処理を行い、印刷が完了すると、S62に進む。
S62において、CPU201は、色ごとに印刷前のトナー残量値と印刷で使用したビデオカウントから印刷後のトナー残量値を更新して、S63に進む。
S63において、CPU201は、トナーカートリッジ224の残量が寿命に到達していないか判定する。より具体的には、CPU201は、図13で説明した残量検知センサがY%(=0%)の状態を検知したか否かを判定する。Y%の状態を検知しない場合、CPU201は、S64に進む。
S64において、CPU201は、トナーカートリッジ224の残量確認が全色分完了しているかを確認する。S64において、全色完了している場合、CPU201は、S65に進む。S64において、全色完了していない場合は、CPU201は、S63に戻って全色完了するまで繰り返す。
S65において、CPU201は、印刷処理が完了しているかを確認する。S65において、CPU201は、印刷が完了している場合、S66に進む。S65において、印刷完了していない場合、S61に戻り残りの印刷処理を行う。
S66において、CPU201は、操作パネル221に印刷可能である旨を表示する。このとき、各色でトナー寿命に到達している場合は図17(c)、トナー限界に到達している場合は図17(e)、どちらでもない場合は図17(a)のような画面表示となる。
S63において、トナーカートリッジの寿命に到達したと判定した場合、CPU201は、S67に進む。
S67において、CPU201は、トナーカートリッジ224の残量が限界値に到達しているかを判定する。より具体的には、CPU201は、S62において更新したトナー残量が図13のZ%に到達しているかを判定する。S67において、残量が限界値に到達していない場合、CPU201は、S68に進む。
S68において、CPU201は、トナーカートリッジ224のトナー寿命延長処理が行われているかを判定する。トナー寿命延長処理とは、具体的にはトナー寿命警告通知を行わずに印刷可能とすることを表す。S68において、トナー寿命延長処理が実行済みである場合、CPU201は、S64に進む。S68において、トナー寿命延長処理が未実行である場合、CPU201は、S69に進む。
S69において、CPU201は、操作パネル221に図17(c)のようなトナー寿命警告表示を行い、S70に進む。
S70において、CPU201は、トナーカートリッジ交換が行われたかを判定する。トナーカートリッジ交換が行われていない場合は、CPU201は、S71に進む。トナーカートリッジ交換が行われた場合は、CPU201は、S64に進む。
S71において、CPU201は、トナー寿命延長許可を受け付けたか判定する。具体例は、ユーザが操作パネル221において、特定のハードキーを押下することをユーザによる許可判定とすることが考えられる。S71において、トナー寿命延長許可がされていない場合、CPU201は、S72に進む。S71において、トナー寿命延長許可がされた場合、CPU201は、S64に進む。
S72において、CPU201は、印刷ジョブがキャンセル指示を受けたか判定する。具体例は、ユーザが操作パネル221において、特定のハードキーを押下することでユーザによるキャンセル指示を受けたと判定することが考えられる。S72において、印刷ジョブのキャンセル指示があった場合、CPU201は、印刷ジョブをキャンセルしてS65に進む。S72において、印刷ジョブのキャンセル指示がない場合、CPU201は、S70に戻る。
S67において、残量が限界値に到達している場合、CPU201は、S73に進む。
S73において、CPU201は、トナーカートリッジ224のトナー限界延長処理が行われているかを判定する。トナー限界延長処理とは、具体的にはトナー限界警告通知を行わずに印刷可能とすることを表す。S73において、トナー限界延長処理が実行済みである場合、CPU201は、S64に進む。S73において、トナー寿命延長処理が未実行である場合、CPU201は、S74に進む。
S74において、CPU201は、操作パネル221に図17(e)のようなトナー限界警告表示を行い、S70に進む。
<実施形態4>
実施形態3では、トナーカートリッジ残量の低下によってドラムカートリッジに影響が生じるケースについて、トナー寿命とトナー限界にタイミングの差がある例を記載した。実施形態4では、トナー寿命とトナー限界のタイミングが同時であるケースについて説明する。
[トナーアウトの段階でドラム警告の例]
図19は、実施形態4のトナー寿命及びトナー限界検知の一例を示すフローチャートである。実施形態3の図18との違いについて説明する。
トナー寿命とトナー限界が同じタイミングであるため、S67の判定及びS73、S74のフローはなくなり、S63において、CPU201は、トナー寿命と判定した場合、S68に進む。S68において、トナー寿命延長処理が未実行である場合に、S69の処理の代わりにS74が実行されることになる。S66では、トナー到達時に図17(c)、トナー到達時に図17(e)の画面表示を行うが、S81では、トナー到達時に図17(e)の画面表示を行う。
<実施形態5>
実施形態3では、トナーカートリッジ残量の低下によってドラムカートリッジに影響が生じるケースについて、トナー限界警告通知有無をトナーカートリッジ残量に基づいて判定したが、実施形態5では、ドラムカートリッジ寿命も加味するケースについて説明する。
[ドラムカートリッジの寿命も考慮して警告する例]
図20は、実施形態5のトナートナー寿命及びトナー限界検知の一例を示すフローチャートである。実施形態3の図18との違いについて説明する。
CPU201は、図18では、S67においてトナー限界である場合に、S73に進んだが、図20ではS82に進む。
S82において、CPU201は、ドラムカートリッジの寿命がトナー限界警告通知条件を満たしているかを判定する。トラムカートリッジ寿命の検知の具体例として、ドラムカートリッジの寿命は感光ドラム600の走行距離から算出することを考える。S82において、ドラムカートリッジの寿命が条件を満たしている場合、CPU201は、S73に進む。S82において、ドラムカートリッジの寿命が条件を満たしていない場合、CPU201は、S64に進む。S82の条件の例としては、新品であることを条件としてもよい。これは、十分なトナーを供給できない状態での初回クリーニングによる弊害を想定している。
<実施形態6>
実施形態3では、トナーカートリッジ残量の低下によってドラムカートリッジに影響が生じるケースについて、印刷時の残量検知に基づいて判定したが、実施形態6では、起動時に残量検知するケースについて説明する。
[警告タイミングのバリエーション(起動時)の例]
図21は、実施形態6の起動時のトナートナー寿命及びトナー限界検知の一例を示すフローチャートである。実施形態3の図18との違いについて説明する。
図18では、S61、S62において印刷処理と印刷に伴うトナー残量変化の更新を行ったが、図21ではユーザが画像形成装置200の電源ONを行うと、CPU201は、S63に進む。また、印刷時ではないため、S65の処理は削除されている。S64において、全色完了している場合に、CPU201は、S65ではなくS66に進む。さらに、S82の処理も削除されている。S71において、トナー寿命延長許可がされた場合、CPU201は、S72ではなくS66に進む。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の実施形態の一例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図5に示したプリンタ200の機能構成の一部はハードウェア構成としてプリンタ200に実装されてもよい。また、プリンタ200のハードウェア構成としてCPU、RAM、ROM、ネットワークコントローラ等は1つである必要はない。複数のCPUがプログラムに基づき、複数のRAM、ROMに記憶されたデータ等を用いながら処理を実行するようにしてもよい。また、CPUに替えてGPU(Graphics Processing Unit)を用いることとしてもよい。
実施形態1では、新品のドラムカートリッジに交換された後に、トナーカートリッジ内の現像器が延長して使用されているか否かを判定し、判定結果に応じてトナーカートリッジの交換を促す通知を表示する場合を例示した。しかしながら、通知のタイミングはこれに限定されるものではない。例えば、ドラムカートリッジが交換時期に達したと判定し、尚且つ、トナーカートリッジ内の現像器が延長して使用されていると判定されたことに従って、トナーカートリッジとドラムカートリッジの同時交換を促す画面を表示するようにしてもよい。より具体的には、CPU201は、S11の処理に代えて、ドラムカートリッジが交換時期に達したか否かを判定する。交換時期に達していると判定した場合は、S12〜S13と同様の処理を実行する。また、CPU201は、S13でトナーカートリッジ内の現像器が延長して使用されていると判定されたことに従って、トナーカートリッジとドラムカートリッジの同時交換を促す画面を表示するよう制御する。一方、CPU201は、S13でトナーカートリッジ内の現像器が延長して使用されていないと判定されたことに従って、ドラムカートリッジ単体の交換を促す画面を表示するよう制御すればよい。
ドラムカートリッジ故障に関する警告はRUIのように方法で他の装置に画面を出してもよい。
ドラムカートリッジに関する警告は別のメッセージであってもよい。
上述した各実施形態によれば、ドラムカートリッジを交換した場合の画像問題の発生を抑制することができる。
200 プリンタ
201 CPU
224 トナーカートリッジ
507 ドラムカートリッジ

Claims (5)

  1. トナーカートリッジと感光体カートリッジとを各々着脱可能な画像形成装置であって、
    情報を表示する表示部と、
    装着中のトナーカートリッジのステータス情報を取得する手段と、
    前記ステータス情報に少なくとも基づいて、前記感光体カートリッジに関するメッセージを前記表示部に表示させる手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示させる手段は、前記トナーカートリッジに関するメッセージも前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示部は、操作パネルの表示器であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 情報を表示する表示部を有し、トナーカートリッジと感光体カートリッジとを各々着脱可能な画像形成装置が実行する情報処理方法であって、
    装着中のトナーカートリッジのステータス情報を取得する工程と、
    前記ステータス情報に少なくとも基づいて、前記感光体カートリッジに関するメッセージを前記表示部に表示させる工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  5. 情報を表示する表示部を有し、トナーカートリッジと感光体カートリッジとを各々着脱可能なコンピュータに、
    装着中のトナーカートリッジのステータス情報を取得するステップと、
    前記ステータス情報に少なくとも基づいて、前記感光体カートリッジに関するメッセージを前記表示部に表示させるステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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