JP7472508B2 - 画像形成装置 - Google Patents

Description

本開示は、ドラムカートリッジとトナーカートリッジを装着可能な画像形成装置に関する。

従来、ドラムカートリッジとトナーカートリッジを装着可能な画像形成装置が知られている（特許文献１参照）。この画像形成装置においては、トナーカートリッジをドラムカートリッジに組み付けた状態のドラムカートリッジを画像形成装置に装着する。

特開２００９－２６５４０１号公報

ドラムカートリッジとトナーカートリッジを装着可能な画像形成装置においては、ドラムカートリッジが寿命となったときにドラムカートリッジを交換し、トナーカートリッジが寿命となったときにトナーカートリッジを交換している。ドラムカートリッジのみを交換する場合には、ドラムカートリッジに組み付けられていたトナーカートリッジを新たなドラムカートリッジに組み付けてから、画像形成装置に装着する。この場合において、ドラムカートリッジのみを交換した後で、すぐにトナーカートリッジが空になる場合があった。

そこで、本開示は、ドラムカートリッジとトナーカートリッジを個別に交換する回数を減らすことができる画像形成装置を提供することを目的とする。

上述の課題を解決するための本開示の画像形成装置は、ディスプレイを有する装置本体と、ドラムカートリッジと、トナーカートリッジと、制御部と、を備える。ドラムカートリッジは、装置本体に対して装着可能であり、感光体ドラムと、トナーを収容可能な現像室と、ドラムメモリと、を有する。トナーカートリッジは、ドラムカートリッジに対して装着可能であり、トナーを収容する筐体と、筐体から現像室へトナーを供給する供給部と、トナーメモリと、を有する。
制御部は、トナーカートリッジから供給され、現像室に受け入れたトナーの累積量である累積トナー受入量と、消費されたトナーの累積量である累積トナー消費量と、感光体ドラムによって画像形成した累積ドラム印刷枚数と、をドラムメモリに記憶させるとともに、供給部が筐体から現像室へ供給したトナーの累積量である累積トナー供給量をトナーメモリに記憶させる。
制御部は、累積ドラム印刷枚数がドラムカートリッジのエンプティを判定するための第１所定枚数以上であると判定した場合、ドラムカートリッジの交換を要求するメッセージをディスプレイに表示させる。
制御部は、トナーカートリッジの累積トナー供給量がトナーカートリッジのエンプティを判定するための第１供給量以上であると判定した場合、トナーカートリッジの交換を要求するメッセージをディスプレイに表示させる。
制御部は、累積トナー供給量が第１供給量以上であると判定し、かつ、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数より小さな第２所定枚数以上であると判定した場合、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数以上か否かに関わらず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、ドラムカートリッジおよびトナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージをディスプレイに表示させず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、ドラムカートリッジおよびトナーカートリッジの両方の交換を要求するメッセージをディスプレイに表示する。

この構成の画像形成装置によれば、累積トナー供給量が第１供給量以上であり、かつ、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数より小さな第２所定枚数以上である場合、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数以上か否かに関わらず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、ドラムカートリッジおよびトナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージをディスプレイに表示させないので、ドラムカートリッジとトナーカートリッジを個別に交換する回数を減らすことができる。

前記した構成において、制御部は、累積ドラム印刷枚数が第２所定枚数以上であると判定した場合、ドラムカートリッジがエンプティに近いことを示すメッセージをディスプレイに表示させる構成としてもよい。

これによれば、累積ドラム印刷枚数が第２所定枚数以上である場合、ドラムカートリッジがエンプティに近いことを示すメッセージをディスプレイに表示させるので、ユーザは、ドラムカートリッジがもうすぐ寿命であることがわかる。

上述の課題を解決するための本開示の画像形成装置は、ディスプレイを有する装置本体と、ドラムカートリッジと、トナーカートリッジと、制御部と、を備える。ドラムカートリッジは、装置本体に対して装着可能であり、感光体ドラムと、トナーを収容可能な現像室と、ドラムメモリと、を有する。トナーカートリッジは、ドラムカートリッジに対して装着可能であり、トナーを収容する筐体と、筐体から現像室へトナーを供給する供給部と、トナーメモリと、を有する。
制御部は、トナーカートリッジから供給され、現像室に受け入れたトナーの累積量である累積トナー受入量と、消費されたトナーの累積量である累積トナー消費量と、画像形成を実行した前記感光体ドラムの累積回転回数と、をドラムメモリに記憶させるとともに、供給部が筐体から現像室へ供給したトナーの累積量である累積トナー供給量をトナーメモリに記憶させる。
制御部は、累積回転回数がドラムカートリッジのエンプティを判定するための第１所定回数以上であると判定した場合、ドラムカートリッジの交換を要求するメッセージをディスプレイに表示させる。
制御部は、トナーカートリッジの累積トナー供給量がトナーカートリッジのエンプティを判定するための第１供給量以上であると判定した場合、トナーカートリッジの交換を要求するメッセージをディスプレイに表示させる。
制御部は、累積トナー供給量が第１供給量以上であると判定し、かつ、累積回転回数が第２所定回数以上であると判定した場合、累積回転回数が第１所定回数以上か否かに関わらず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、ドラムカートリッジおよびトナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージをディスプレイに表示させず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、ドラムカートリッジおよびトナーカートリッジの両方の交換を要求するメッセージをディスプレイに表示する。

この構成の画像形成装置によれば、累積トナー供給量が第１供給量以上であり、かつ、累積回転回数が第２所定回数以上である場合、累積回転回数が第１所定回数以上か否かに関わらず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、ドラムカートリッジおよびトナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージをディスプレイに表示させないので、ドラムカートリッジとトナーカートリッジを個別に交換する回数を減らすことができる。

前記した構成において、制御部は、累積回転回数が第２所定回数以上であると判定した場合、ドラムカートリッジがエンプティに近いことを示すメッセージをディスプレイに表示させる構成としてもよい。

これによれば、累積回転回数が第２所定回数以上である場合、ドラムカートリッジがエンプティに近いことを示すメッセージをディスプレイに表示させるので、ユーザは、ドラムカートリッジがもうすぐ寿命であることがわかる。

前記した構成において、制御部は、ドラムメモリに記憶された累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であると判定した場合、供給部を作動させて第１所定量のトナーを現像室に供給させる構成としてもよい。

前記した構成において、供給部は、回転軸を中心に回転することでトナーを供給するオーガであり、制御部は、オーガを駆動するモータの回転回数に基づいて累積トナー供給量を取得する構成としてもよい。

前記した構成において、制御部は、画像形成装置により形成された画像のドットカウント数に基づいて累積トナー消費量を記憶させる構成としてもよい。

前記した構成において、制御部は、装置本体に装着されたドラムカートリッジが新品であるかを判定する新品判定処理と、新品判定処理において、装置本体に装着されたドラムカートリッジが新品であると判定された場合、供給部に第２所定量のトナーを現像室に供給させる供給処理と、を実行する構成としてもよい。

前記した構成において、制御部は、ドラムカートリッジが装置本体に装着されているかを判定する第１装着判定処理と、トナーカートリッジの累積トナー供給量がトナーカートリッジのエンプティを判定するための第２閾値以上であるかを判定するエンプティ判定処理と、第１装着判定処理において、ドラムカートリッジが装置本体に装着されていると判定し、かつ、エンプティ判定処理において、トナーカートリッジの累積トナー供給量がトナーカートリッジのエンプティを判定するための第２閾値以上であると判定した場合、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第３閾値以下となるまで画像形成を許容する処理とを実行する構成としてもよい。

前記した構成において、制御部は、ドラムカートリッジが装置本体に装着されているかを判定する第１装着判定処理と、トナーカートリッジがドラムカートリッジに装着されているかを判定する第２装着判定処理と、第１装着判定処理において、ドラムカートリッジが装置本体に装着されていると判定し、かつ、第２装着判定処理において、トナーカートリッジがドラムカートリッジに装着されていると判定されなかった場合、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第３閾値以下となるまで画像形成を許容する処理とを実行する構成としてもよい。

前記した構成において、制御部は、累積トナー供給量が第４閾値以上となった場合には、トナーカートリッジの残りのトナーを出し切るトナー絞り出し制御を実行し、絞り出し制御によってトナーカートリッジから現像室に受け入れたトナー量を前記累積トナー受入量に加算してドラムメモリに記憶させ、絞り出し制御によってトナーカートリッジから供給したトナー量を累積トナー供給量に加算してトナーメモリに記憶させる構成としてもよい。

前記した構成において、制御部は、ドラムカートリッジに装着されたトナーカートリッジのトナー供給量をカウントして、累積トナー受入量を算出する構成としてもよい。

本開示の画像形成装置によれば、ドラムカートリッジとトナーカートリッジを個別に交換する回数を減らすことができる。

実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 トナーカートリッジとドラムカートリッジの断面図である。 図２のＩ－Ｉ断面図である。 制御部、本体メモリ、ドラムメモリおよびトナーメモリの電気的接続を説明する図である。 電源オンまたはカバーが閉じられた後に制御部が実行する動作を示すフローチャートである。 図５の続きのフローチャートである。 通常印刷処理を示すフローチャートである。 図７の続きのフローチャートである。 絞り出し処理を示すフローチャートである。 第１特殊印刷処理を示すフローチャートである。 第２特殊印刷処理を示すフローチャートである。

次に、本開示の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図１に示すように、画像形成装置１００は、レーザプリンタである。画像形成装置１００は、装置本体１２０と、フィーダ部１３０と、画像形成部１４０と、ディスプレイ１８０と、制御部２００と、モータ３００とを備えている。フィーダ部１３０は、用紙Ｓを給紙する。画像形成部１４０は、用紙Ｓに画像を形成する。モータ３００の駆動力は、フィーダ部１３０および画像形成部１４０に伝達される。

フィーダ部１３０は、給紙トレイ１３１と、搬送機構１３２とを備えている。給紙トレイ１３１は、装置本体１２０の下部に着脱可能に装着される。搬送機構１３２は、給紙トレイ１３１内の用紙Ｓを後述する転写ローラ１８３に向けて搬送する。搬送機構１３２は、給紙機構１３３と、レジストレーションローラ１３４とを備えている。給紙機構１３３は、給紙トレイ１３１内の用紙Ｓをレジストレーションローラ１３４に向けて搬送する。レジストレーションローラ１３４は、搬送される用紙Ｓの先端の各位置を揃える。

画像形成部１４０は、ドラムカートリッジ１と、スキャナユニット１５０と、定着装置１７０と、転写ローラ１８３と、を備えている。

スキャナユニット１５０は、装置本体１２０内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。このスキャナユニット１５０では、レーザビームを、後述する感光体ドラム１０の表面上に高速走査にて照射する。

装置本体１２０は、開口１２２と、フロントカバー１２３とを有している。フロントカバー１２３は、前壁に回動可能に設けられている。開口１２２は、フロントカバー１２３で開閉される。ドラムカートリッジ１は、開口１２２を通して、装置本体１２０に対して着脱可能となっている。なお、ドラムカートリッジ１の詳細な構成については後述する。

画像形成部１４０では、回転する感光体ドラム１０の表面が、後述する帯電器１０Ｂ（図２参照）により一様に帯電された後、スキャナユニット１５０からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、感光体ドラム１０の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。

次いで、ドラムカートリッジ１内のトナーが感光体ドラム１０の静電潜像に供給されて、感光体ドラム１０の表面上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム１０と転写ローラ１８３の間で用紙Ｓが搬送されることで、感光体ドラム１０の表面に担持されているトナー像が用紙Ｓ上に転写される。

定着装置１７０は、加熱ローラ１７１と、加熱ローラ１７１に押圧される加圧ローラ１７２とを備えている。そして、この定着装置１７０では、用紙Ｓ上に転写されたトナーを、用紙Ｓが加熱ローラ１７１と加圧ローラ１７２との間を通過する間に熱定着している。

定着装置１７０で熱定着された用紙Ｓは、定着装置１７０の下流側に配設される排紙ローラＲに搬送され、この排紙ローラＲから排紙トレイ１２１上に送り出される。

ディスプレイ１８０は、装置本体１２０の外表面に位置している。言い換えると、装置本体１２０は、ディスプレイ１８０を有している。ディスプレイ１８０は、制御部２００の指令に基づいて、各種メッセージを表示する。

図２に示すように、ドラムカートリッジ１は、感光体ドラム１０と、帯電器１０Ｂと、現像室１１と、現像ローラ１２と、供給ローラ１３と、層厚規制ブレード１４と、第１アジテータ１５と、ドラムメモリ１６と、を有している（図１も参照）。現像室１１は、内部にトナーを収容可能である。

現像ローラ１２は、感光体ドラム１０に形成される静電潜像に対してトナーを供給するローラである。現像ローラ１２は、回転軸Ｘ１を中心に回転可能となっている。なお、以下の説明では、現像ローラ１２の回転軸Ｘ１の延びる方向を単に「軸方向」という。

供給ローラ１３は、現像室１１内のトナーを現像ローラ１２に供給するローラである。層厚規制ブレード１４は、現像ローラ１２上のトナーの厚さを規制する部材である。

第１アジテータ１５は、軸方向に延びる第１軸Ｘ１５を中心に回転可能な軸部１５Ａと、軸部１５Ａに固定される撹拌翼１５Ｂとを備えている。現像室１１は、軸部１５Ａを回転可能に支持する。撹拌翼１５Ｂは、軸部１５Ａとともに回転して、現像室１１内のトナーを撹拌する。

ドラムメモリ１６は、例えば、ＩＣチップなどの情報を記憶するメモリであり、ＩＣチップに限られない。本実施形態では、ドラムメモリ１６には、累積トナー受入量と、累積トナー消費量が記憶される。累積トナー受入量は、トナーカートリッジ２から供給され、現像室１１に受け入れたトナーの累積量である。累積トナー消費量は、画像形成によって、消費されたトナーの累積量である。

図３に示すように、画像形成装置１００は、現像室１１内のトナーの量を検知するためのトナーセンサ１９０を備えている。トナーセンサ１９０は、現像室１１内へ光を出射する発光素子１９１と、発光素子１９１から現像室１１内を通った光を受光する光センサ１９２とを備えている。発光素子１９１および光センサ１９２は、装置本体１２０に設けられている。詳しくは、発光素子１９１は、現像室１１に対して軸方向の一方側に配置され、光センサ１９２は、現像室１１に対して軸方向の他方側に配置されている。

現像室１１は、発光素子１９１から出射される光が通過可能な窓１１Ｂを有している。窓１１Ｂは、現像室１１の軸方向両側の壁面に設けられている。窓１１Ｂは、発光素子１９１からの光を透過する部材によって構成されている。なお、現像室１１の軸方向両側の壁は、発光素子１９１からの光を透過しない部材によって構成されている。図２に示すように、窓１１Ｂは、第１軸Ｘ１５よりも上方に位置している。これにより、発光素子１９１から出射される光は、上下方向において、第１軸Ｘ１５と後述するオーガ２２との間を通る。

トナーカートリッジ２は、ドラムカートリッジ１に対して着脱可能となっている（図２参照）。トナーカートリッジ２は、ドラムカートリッジ１に装着された状態で装置本体１２０に装着される。なお、ドラムカートリッジ１は、トナーカートリッジ２が装着されていない状態であっても装置本体１２０に装着可能である。トナーカートリッジ２は、筐体２１と、オーガ２２と、第２アジテータ２３と、トナーメモリ２６と、を有する（図１も参照）。筐体２１は、トナーを収容する。オーガ２２は、筐体２１から現像室１１へトナーを供給する供給部の一例である。第２アジテータ２３は、筐体２１内のトナーを攪拌する。

オーガ２２は、軸方向に沿う回転軸２２Ａを中心として回転可能となっており、回転することにより軸方向に沿って、筐体２１の内部のトナーを搬送可能となっている。具体的には、オーガ２２は、回転軸２２Ａと、回転軸２２Ａ周りに螺旋状に設けられる板２２Ｂを有するスクリューオーガである。オーガ２２の板２２Ｂは、回転軸２２Ａと一体に形成されている。

図３に示すように、筐体２１は、排出口２１Ａと、トナー搬送部２１Ｂとを有している。排出口２１Ａは、筐体２１内のトナーをドラムカートリッジ１に送る。トナー搬送部２１Ｂは、オーガ２２の外側を囲う。トナー搬送部２１Ｂは、オーガ２２の外側に近接して径が細くなっている。ドラムカートリッジ１の現像室１１は、排出口２１Ａと対面する受入口１１Ａを有している。排出口２１Ａと受入口１１Ａは、オーガ２２の下であって、かつ、オーガ２２の軸方向の一端側に位置している。これにより、オーガ２２が回転すると、螺旋状の板２２Ｂによってトナーが軸方向の一端側に向けて送られて、排出口２１Ａおよび受入口１１Ａを介して現像室１１内に供給される。

また、オーガ２２は、オーガギヤ２２Ｇを有している。オーガギヤ２２Ｇは、オーガ２２に駆動力を伝達するギヤであり、オーガ２２の軸に固定されている。このため、オーガ２２は、オーガギヤ２２Ｇと共に回転可能である。

第２アジテータ２３は、軸方向に延びる軸部２３Ａと、軸部２３Ａに設けられる撹拌翼２３Ｂとを備えている。第２アジテータ２３の軸部２３Ａの端部には、第２アジテータギヤ２３Ｇが固定されている。第２アジテータギヤ２３Ｇは、オーガギヤ２２Ｇと噛み合っている。このため、第２アジテータ２３は、オーガギヤ２２Ｇの回転によって、第２アジテータギヤ２３Ｇと共に回転可能である。

オーガギヤ２２Ｇは、伝達機構２７を介してモータ３００の駆動力が伝達される。伝達機構２７は、トナー供給ソレノイド２８がオンされた場合に、モータ３００の駆動力をオーガギヤ２２Ｇに伝達し、トナー供給ソレノイド２８がオフされた場合に、モータ３００の駆動力をオーガギヤ２２Ｇに伝達しない。制御部２００は、トナー供給ソレノイド２８のオン・オフを制御する。このようにして、制御部２００がトナー供給ソレノイド２８をオンすると、オーガ２２が回転して筐体２１内のトナーが現像室１１に供給される。制御部２００がトナー供給ソレノイド２８をオフすると、オーガ２２が回転しないので筐体２１内のトナーが現像室１１に供給されない。

トナーメモリ２６は、例えば、ＩＣチップなどの情報を記憶するメモリであり、ＩＣチップに限られない。本実施形態では、トナーメモリ２６には累積トナー供給量が記憶される。累積トナー供給量は、オーガ２２が筐体２１から現像室１１へ供給したトナーの累積量である。

図４に示すように、制御部２００は、例えば、ＣＰＵ２０１、ＲＡＭ２０２、ＲＯＭ２０３、ＥＥＰＲＯＭ２０４および入出力回路を備えており、装着されたカートリッジの情報やＲＡＭ２０２、ＲＯＭ２０３などに記憶されたプログラムやデータなどに基づいて演算処理を行うことによって、印刷制御を実行している。なお、ＲＡＭ２０２、及び、ＥＥＰＲＯＭ２０４は、本体メモリ２１０の一例である。また、ＲＡＭ２０２は、揮発性メモリの一例である。ＥＥＰＲＯＭ２０４は不揮発性メモリの一例である。本実施形態では、ＣＰＵ２０１は、ＲＡＭ２０２と、ＲＯＭ２０３と、ＥＥＰＲＯＭ２０４と、ドラムメモリ１６およびトナーメモリ２６と電気的に接続されている。

次に、制御部２００が実行する処理について詳細に説明する。はじめに、制御部２００が実行する各処理について説明し、その後、制御部２００が実行する実施形態の処理の一例について、図５～図１１のフローチャートを参照して説明する。
制御部２００は、ドラムカートリッジ１の累積ドラム印刷枚数と、トナーカートリッジ２のトナー残量に応じて、通常印刷処理、絞り出し処理、第１特殊印刷処理、第２特殊印刷処理のいずれかを実行する。

制御部２００は、累積トナー受入量と、累積トナー消費量と、累積ドラム印刷枚数と、をドラムメモリ１６に記憶させるとともに、累積トナー供給量をトナーメモリ２６に記憶させる。

累積トナー受入量は、トナーカートリッジ１から供給され、現像室１１に受け入れたトナーの累積量である。累積トナー消費量は、画像形成によって消費されたトナーの累積量である。累積ドラム印刷枚数は、感光体ドラム１２によって画像形成した印刷枚数である。累積トナー供給量は、供給部すなわちオーガ２２が筐体２１から現像室１１へ供給したトナーの累積量である。

制御部２００は、電源オン、または、フロントカバー１２３が閉じられたと判定した場合、ドラムカートリッジ１およびトナーカートリッジ２の少なくともいずれかが交換されたかもしれないとして、ドラムメモリ１６から累積トナー受入量と累積トナー消費量と累積ドラム印刷枚数を読み出し、トナーメモリ２６から累積トナー供給量を読み出し、第１装着判定処理を実行する（図５のＳ１～Ｓ５参照）。

第１装着判定処理は、ドラムカートリッジ１が装置本体１２０に装着されているかを判定する処理である。詳しくは、制御部２００は、ドラムメモリ１６から情報を読み出すときに、通信を試み、通信が成功すれば、ドラムカートリッジ１が装置本体１２０に装着されていると判定する。制御部２００は、ドラムカートリッジ１が装置本体１２０に装着されていないと判定した場合、ドラムカートリッジ１の装着を要求する旨の表示をディスプレイ１８０に表示する。

制御部２００は、第１装着判定処理の後、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数以上であると判定した場合に、ドラムカートリッジの交換を要求する旨の表示をディスプレイ１８０に表示させる。第１所定枚数は、累積ドラム印刷枚数がドラムカートリッジ１のエンプティすなわちドラムカートリッジ１の寿命を判定する所定枚数である。その後、制御部２００は、第２装着判定処理を実行する。

第２装着判定処理は、トナーカートリッジ２がドラムカートリッジ１に装着されているかを判定する処理である。詳しくは、制御部２００は、トナーメモリ２６から情報を読み出すときに、通信を試み、通信が成功すれば、トナーカートリッジ２がドラムカートリッジ１に装着されていると判定する。制御部２００は、第１装着判定処理において、ドラムカートリッジ１が装置本体１２０に装着されていると判定し、かつ、第２装着判定処理において、トナーカートリッジ２がドラムカートリッジ１に装着されていると判定されなかった場合、トナーカートリッジ２の装着を要求する旨の表示をディスプレイ１８０に表示し、第１特殊印刷処理を実行する（図１０のＳ３００参照）。

制御部２００は、ドラムカートリッジ１とトナーカートリッジ２が装着されていると判定した後、装置本体１２０に装着されたドラムカートリッジ１が新品であるかを判定する新品判定処理（図６のＳ８参照）を実行する。制御部２００は、ドラムメモリ１６から読み出した累積トナー受入量がゼロであった場合、装置本体１２０に装着されたドラムカートリッジ１が新品であると判定できる。

新品判定処理において、装置本体１２０に装着されたドラムカートリッジ１が新品であると判定された場合、制御部２００は、トナー供給ソレノイド２８を所定時間オンして、オーガ２２に第２所定量のトナーを現像室１１に供給させる供給処理（図６のＳ９参照）を実行する。そして、制御部２００は、ドラムメモリ１６に累積トナー受入量として第２所定量を記憶させ、ステップＳ３でトナーメモリ２６から読み出した累積トナー供給量に第２所定量を加算した量を累積トナー供給量としてトナーメモリ２６に記憶させる（Ｓ１０）。

新品判定処理において、装置本体１２０に装着されたドラムカートリッジ１が新品であると判定されなかった場合、制御部２００は、トナーメモリ２６から読み出した累積トナー供給量が第２供給量以上であるかを判定する。

制御部２００は、トナー供給量が第２供給量以上でない場合、通常印刷処理（図７のＳ１００参照）を実行する。一方、トナー供給量が第２供給量以上である場合、制御部２００は、累積トナー供給量がトナーカートリッジのエンプティを判定するための第１供給量以上であるかを判定するエンプティ判定処理（図６のＳ１２参照）を実行する。なお、第１供給量は、第２供給量より大きな値である。

制御部２００は、累積トナー供給量が第１供給量より小さい場合、絞り出し処理（図９のＳ２００参照）を実行する。一方、制御部２００は、累積トナー供給量が第１供給量以上である場合、累積ドラム印刷枚数量が第２所定枚数以上であるかを判定する（図６のステップＳ１４参照）。そして、制御部２００は、累積ドラム印刷枚数量が第２所定枚数以上であると判定した場合、第２特殊印刷処理を実行する（図１１のＳ４００参照）。一方、制御部２００は、累積ドラム印刷枚数量が第２所定枚数以上であると判定しなかった場合、トナーカートリッジ２の装着を要求する旨を表示して、第１特殊印刷処理を実行する（図１０のＳ３００参照）。

次に、通常印刷処理（図７、図８参照）について説明する。通常印刷処理は、トナーカートリッジ２にトナーが残っている場合に制御部２００が行う通常の印刷処理である。
具体的には、通常印刷処理では、制御部２００は、印字データに基づいて画像形成処理を行い、画像形成した画像のドットカウント数に基づいて累積トナー消費量を算出する。そして、制御部２００は、ドラムメモリ１６に記憶された累積トナー受入量から、算出した累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であると判定した場合、オーガ２２を作動させて第１所定量のトナーを現像室１１に供給させる（図７、図８のＳ１０５～Ｓ１１２参照）。第２閾値は、画像形成するときに現像室１１に収容する理想のトナー量から決定される閾値である。累積トナー供給量は、オーガ２２を駆動するモータ３００の回転回数に基づいて算出される。累積トナー受入量は、ドラムカートリッジ１に装着されたトナーカートリッジ２のトナー供給量をカウントして、カウントした累積値を累積した値である。

制御部２００は、累積トナー供給量が第４閾値以上でない場合には、通常印刷処理を繰り返し行い、累積トナー供給量が第４閾値以上となった場合には、絞り出し制御を実行する。

次に、絞り出し処理（図９のＳ２００参照）について説明する。絞り出し制御は、トナーカートリッジ２のトナー残量が残りわずかとなった場合に残りのトナーを出し切って、現像室１１に供給する処理である。
具体的には、絞り出し処理では、制御部２００は、トナー供給ソレノイド２８を所定時間オンして、オーガ２２にトナーカートリッジ２の残っているトナーを現像室１１に供給させる（図９のＳ２０３～Ｓ２０９参照）。制御部２００は、絞り出し制御によってトナーカートリッジ２から現像室１１に受け入れたトナー量を累積トナー受入量に加算してドラムメモリ１６に記憶させる。制御部２００は、絞り出し制御によってトナーカートリッジ２から供給したトナー量を累積トナー供給量に加算してトナーメモリ２６に記憶させる。

制御部２００は、累積トナー供給量と累積トナー受入量を各メモリに記憶させた後、累積ドラム印刷枚数量が第２所定枚数以上であるかを判定する（図９のステップＳ２１２参照）。そして、制御部２００は、累積ドラム印刷枚数量が第２所定枚数以上であると判定した場合、第２特殊印刷処理を実行する（図１１のＳ４００参照）。一方、制御部２００は、累積ドラム印刷枚数量が第２所定枚数以上であると判定しなかった場合、トナーカートリッジ２の装着を要求する旨を表示して、第１特殊印刷処理を実行する（図１０のＳ３００参照）。

次に、第１特殊印刷処理（図１０のＳ３００参照）について説明する。第１特殊印刷処理は、トナーカートリッジ２がエンプティであると判定された場合と、トナーカートリッジが未装着であると判定された場合に、ドラムカートリッジ１に残っているトナーで一定量だけ画像形成する処理である。
具体的には、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで画像形成を許容する（図１０のＳ３０１～Ｓ３０５参照）。言い換えると、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値より大きいと判定した場合には画像形成を実行し、大きくないと判定した場合には画像形成をしない。第１閾値は、第２閾値より小さな値である。

次に、第２特殊印刷処理（図１１のＳ４００参照）について説明する。第２特殊印刷処理は、ドラムカートリッジ１とトナーカートリッジ２に残っているトナーが残り少ない場合には、ドラムカートリッジ１の寿命を超えても残っているトナー分だけ画像形成を実行する処理である。
具体的には、制御部２００は、累積トナー供給量が第１供給量以上であると判定し、かつ、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数より小さな第２所定枚数以上であると判定した場合、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数以上か否かに関わらず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、ドラムカートリッジ１およびトナーカートリッジ２のいずれについても交換を要求するメッセージをディスプレイ１８０に表示させず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、ドラムカートリッジ１およびトナーカートリッジ２の両方の交換を要求するメッセージをディスプレイ１８０に表示する。

次に、制御部２００が実行する実施形態の処理の一例について、図５～図１１のフローチャートを参照して説明する。初めに、図５，６を参照して、電源オンまたはカバーが閉じられてから通常印刷処理、絞り出し処理、第１特殊印刷処理、第２特殊印刷処理のいずれかを実行するまでの処理を説明する。

図５に示すように、制御部２００は、画像形成装置１００が電源オン、または、フロントカバー１２３が閉じられたかを判定する（Ｓ１）。制御部２００は、電源ＯＮ、または、フロントカバー１２３が閉じられたと判定しない場合（Ｓ１，Ｎｏ）には、画像形成装置１００が電源ＯＮ、またはフロントカバー１２３が閉じられるまで待つ。

制御部２００は、画像形成装置１００が電源ＯＮ、または、フロントカバー１２３が閉じられたと判定した場合（Ｓ１，Ｙｅｓ）、ドラムカートリッジ１およびトナーカートリッジ２が交換されたかもしれないとして、ドラムメモリ１６から累積トナー受入量と累積トナー消費量を読み出し（Ｓ２）、トナーメモリ２６から累積トナー供給量を読み出し（Ｓ３）、ドラムカートリッジ１が装置本体１２０装着されているかを判定する（Ｓ４）。制御部２００は、ステップＳ２においてドラムメモリ１６から情報を読み出すときに、通信を試み、通信が成功すれば、ドラムカートリッジ１が装置本体１２０に装着されていると判定することができる。

ステップＳ４において、制御部２００は、ドラムカートリッジ１が装着されていると判定しなかった場合（Ｓ４，Ｎｏ）、ディスプレイ１８０にドラムカートリッジ１の装着を要求する旨の表示をし（Ｓ５）、処理を終了する。

ステップＳ４において、制御部２００は、ドラムカートリッジ１が装着されていると判定した場合（Ｓ４，Ｙｅｓ）、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数以上であるかを判定する（Ｓ４１）。

ステップＳ４１において、制御部２００は、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数以上であると判定した場合（Ｓ４１，Ｙｅｓ）、ディスプレイ１８０にドラムカートリッジ１の交換を要求する旨の表示をし（ステップＳ４２）、ステップＳ６に移行する。

ステップＳ４１において、制御部２００は、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数以上であると判定しなかった場合（Ｓ４１，Ｎｏ）、ステップＳ６に移行する。

ステップＳ６において、制御部２００は、トナーカートリッジ２がドラムカートリッジ１に装着されているかを判定する（Ｓ６）。制御部２００は、ステップＳ３においてトナーメモリ２６から情報を読み出すときに、通信を試み、通信が成功すれば、トナーカートリッジ２がドラムカートリッジ１に装着されていると判定することができる。

ステップＳ６において、制御部２００は、トナーカートリッジ２が装着されていると判定しなかった場合（Ｓ６，Ｎｏ）、ディスプレイ１８０にトナーカートリッジ２の装着を要求する旨の表示をし（Ｓ７）、特殊印刷処理を実行する（Ｓ３００）。

ステップＳ６において、制御部２００は、トナーカートリッジ２が装着されていると判定した場合（Ｓ６，Ｙｅｓ）、図６に示すように、ドラムカートリッジ１が新品であるかを判定する（Ｓ８）。制御部２００は、ステップＳ２においてドラムメモリ１６から読み出した累積トナー受入量がゼロであった場合、装置本体１２０に装着されたドラムカートリッジ１が新品であると判定できる。

ステップＳ８において、制御部２００は、ドラムカートリッジ１が新品であると判定した場合（Ｓ８，Ｙｅｓ）、トナー供給ソレノイド２８を所定時間オンし（Ｓ９）、ドラムカートリッジ１の現像室１１に第２所定量のトナーを供給させる。

ステップＳ９の後、制御部２００は、ドラムメモリ１６に、ステップＳ９で現像室１１に供給させたトナー量である累積トナー受入量を記憶させ、トナーメモリ２６にステップＳ９で供給した累積トナー供給量を記憶させる（Ｓ１０）。

ステップＳ８において、制御部２００は、ドラムカートリッジ１が新品であると判定しなかった場合（Ｓ８，Ｎｏ）、および、ステップＳ１０の後、制御部２００は、累積トナー供給量が第２供給量以上であるかを判定する（Ｓ１１）。

ステップＳ１１において、制御部２００は、累積トナー供給量が第２供給量以上であると判定しなかった場合（Ｓ１１，Ｎｏ）、トナーカートリッジ２にトナーが十分残っているので、通常印刷処理を実行する。

ステップＳ１１において、制御部２００は、累積トナー供給量が第２供給量以上であると判定した場合（Ｓ１１，Ｙｅｓ）、累積トナー供給量が第１供給量以上であるかを判定する（Ｓ１２）。

ステップＳ１２において、制御部２００は、累積トナー供給量が第１供給量以上であると判定しなかった場合（Ｓ１２，Ｎｏ）、絞り出し処理を実行する（Ｓ２００）。

ステップＳ１２において、制御部２００は、累積トナー供給量が第１供給量以上であると判定した場合（Ｓ１２，Ｙｅｓ）、累積ドラム印刷枚数が第２所定枚数以上であるかを判定する（Ｓ１４）。

ステップＳ１４において、制御部２００は、累積ドラム印刷枚数が第２所定枚数以上であると判定しなかった場合（Ｓ１４，Ｎｏ）、ディスプレイ１８０にトナーカートリッジ２の装着を要求する旨の表示をし（Ｓ１３）、第１特殊印刷処理を実行する（Ｓ３００）。

ステップＳ１４において、制御部２００は、累積ドラム印刷枚数が第２所定枚数以上であると判定した場合（Ｓ１４，Ｙｅｓ）、第２特殊印刷処理を実行する（Ｓ４００）。

次に、図７、図８のフローチャートを参照して、通常印刷処理の一例について説明する。
図７に示すように、通常印刷処理Ｓ１００では、制御部２００は、印字データがあるかを判定し（Ｓ１０１）、印字データがあると判定した場合（Ｓ１０１，Ｙｅｓ）、画像形成処理を実行する（Ｓ１０２）。

ステップＳ１０２の後、画像形成した画像のドットカウント数に基づいて累積トナー消費量を算出し（Ｓ１０３）、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であるかを判定する（Ｓ１０４）。

ステップＳ１０４において、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であると判定しなかった場合（Ｓ１０４，Ｎｏ）、ステップＳ１０１に戻る。

ステップＳ１０４において、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であると判定した場合（Ｓ１０４，Ｙｅｓ）、トナー供給ソレノイド２８をオンし（Ｓ１０５）、伝達機構２７の切替時間が経過するまで待ち（Ｓ１０６）、モータ３００の回転回数の計測を開始する（Ｓ１０７）。

ステップＳ１０７の後、図８に示すように、制御部２００は、モータ３００の回転回数の計測を開始（Ｓ１０７）してからのトナー供給量を算出し（Ｓ１０８）、モータ３００の回転回数が所定値以上であるかを判定する（Ｓ１０９）。

ステップＳ１０９において、制御部２００は、モータ３００の回転回数が所定値以上であると判定しなかった場合（Ｓ１０９，Ｎｏ）、トナー供給に異常がなければ（Ｓ１１１，Ｙｅｓ）、ステップＳ１０８からの処理を繰り返し、トナー補給に異常があれば（Ｓ１１１，Ｎｏ）、トナー供給ソレノイド２８をオフする（Ｓ１１２）。

ステップＳ１０９において、制御部２００は、モータ３００の回転回数が所定値以上であると判定した場合（Ｓ１０９，Ｙｅｓ）、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であるかを判定する（Ｓ１１０）。

ステップＳ１１０において、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であると判定した場合（Ｓ１１０，Ｙｅｓ）、トナー供給に異常がなければ（Ｓ１１１，Ｙｅｓ）、ステップＳ１０８からの処理を繰り返し、トナー供給に異常があれば（Ｓ１１１，Ｎｏ）、トナー供給ソレノイド２８をオフする（Ｓ１１２）。

ステップＳ１１０において、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であると判定しなかった場合（Ｓ１１０，Ｎｏ）、トナー供給ソレノイド２８をオフする（Ｓ１１２）。

ステップＳ１１２の後、制御部２００は、ドラムメモリ１６に累積トナー受入量と累積トナー消費量を記憶させ、トナーメモリ２６に累積トナー供給量を記憶させ（Ｓ１１３）、累積トナー供給量が第２供給量以上であるかを判定する（Ｓ１１４）。

ステップＳ１１４において、制御部２００は、累積トナー供給量が第２供給量以上であると判定しなかった場合（Ｓ１１４，Ｎｏ）、引き続き、通常印刷制御を実行するので、ステップＳ１０１に戻る。
ステップＳ１１４において、制御部２００は、累積トナー供給量が第２供給量以上であると判定した場合（Ｓ１１４，Ｙｅｓ）、絞り出し制御を実行する（Ｓ２００）。

次に、図９のフローチャートを参照して、絞り出し処理の一例について説明する。
図９に示すように、絞り出し処理Ｓ２００では、モータ３００がオンされていなければ（Ｓ２０１，Ｎｏ）、モータ３００をオンし（Ｓ２０２）、トナー供給ソレノイド２８をオンする（Ｓ２０３）。

ステップＳ２０３の後、制御部２００は、伝達機構２７の切替時間が経過するまで待ち（Ｓ２０４）、モータ３００の回転回数の計測を開始し（Ｓ２０５）、モータ３００の回転回数の計測を開始（Ｓ２０５）してからのトナー供給量を算出する（Ｓ２０６）。

ステップＳ２０６の後、制御部２００は、トナーメモリ２６に累積トナー供給量を記憶させ、ドラムメモリ１６に累積トナー受入量を記憶させる（Ｓ２０７）。その後、ステップ２０５から経過時間すなわち絞り出し時間が所定時間を超えたかを判定する（Ｓ２０８）。

ステップＳ２０８において、制御部２００は、絞り出し時間が所定時間を超えたと判定しない場合（Ｓ２０８，Ｎｏ）、ステップＳ２０５に戻り、絞り出し時間が所定時間を超えたと判定した場合（Ｓ２０８，Ｙｅｓ）、トナー供給ソレノイド２８をオフ（Ｓ２０９）、モータ３００をオフ（Ｓ２１０）し、累積印刷枚数が第２所定枚数以上であるかを判定する（Ｓ２１２）。

ステップＳ２１２において、制御部２００は、累積印刷枚数が第２所定枚数以上であると判定した場合（Ｓ２１２，Ｙｅｓ）、第２特殊印刷処理を実行する（Ｓ４００）。

ステップＳ２１２において、制御部２００は、累積印刷枚数が第２所定枚数以上であると判定しなかった場合（Ｓ２１２，Ｎｏ）、トナーカートリッジ２の交換を要求する旨をディスプレイ１８０に表示し（Ｓ２１１）、第１特殊印刷処理を実行する（Ｓ３００）。

次に、図１０のフローチャートを参照して、第１特殊印刷処理の一例について説明する。
図１０に示すように、第１特殊印刷処理Ｓ３００では、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費を引いた値が第１閾値以下であるかを判定する（Ｓ３０１）。

ステップＳ３０１において、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下であると判定しなかった場合（Ｓ３０１，Ｎｏ）、印字データがあるまで待ち（Ｓ３０２）、印字データがあった場合（Ｓ３０２，Ｙｅｓ）、画像形成処理を実行する（Ｓ３０３）。

ステップＳ３０３の後、制御部２００は、画像形成したトナー消費量を算出し（Ｓ３０４）、算出したトナー消費量を加算した累積トナー消費量をドラムメモリ１６に記憶させ（Ｓ３０５）、ステップＳ３０１に戻る。

ステップＳ３０１において、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費を引いた値が第１閾値以下であると判定した場合（Ｓ３０１，Ｙｅｓ）、現像室１１に残っているトナー量では画像形成ができないので、印字動作を停止し（Ｓ３０６）、ディスプレイ１８０に新たなトナーカートリッジ２の装着を要求する旨の表示をし（Ｓ３０７）、処理を終了する。

次に、図１１のフローチャートを参照して、第２特殊印刷処理の一例について説明する。
図１１に示すように、第２特殊印刷処理Ｓ４００では、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費を引いた値が第１閾値以下であるかを判定する（Ｓ４０１）。

ステップＳ４０１において、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下であると判定しなかった場合（Ｓ４０１，Ｎｏ）、印字データがあるまで待ち（Ｓ４０２）、印字データがあった場合（Ｓ４０２，Ｙｅｓ）、画像形成処理を実行する（Ｓ４０３）。

ステップＳ４０３の後、制御部２００は、画像形成したトナー消費量を算出し（Ｓ４０４）、算出したトナー消費量を加算した累積トナー消費量をドラムメモリ１６に記憶させ（Ｓ４０５）、ステップＳ４０１に戻る。

ステップＳ４０１において、制御部２００は、累積トナー受入量から累積トナー消費を引いた値が第１閾値以下であると判定した場合（Ｓ４０１，Ｙｅｓ）、現像室１１に残っているトナー量では画像形成ができないので、印字動作を停止し（Ｓ４０６）、ディスプレイ１８０に新たなドラムカートリッジ１と、新たなトナーカートリッジ２の両方の交換を要求する旨の表示をし（Ｓ４０７）、処理を終了する。

画像形成装置１００の制御部２００は、累積トナー供給量が第１供給量以上であると判定し、かつ、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数より小さな第２所定枚数以上であると判定した場合、累積ドラム印刷枚数が第１所定枚数以上か否かに関わらず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、ドラムカートリッジ１およびトナーカートリッジ２のいずれについても交換を要求するメッセージをディスプレイ１８０に表示させず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、ドラムカートリッジ１およびトナーカートリッジ２の両方の交換を要求するメッセージをディスプレイ１８０に表示する。このため、画像形成装置１００によれば、ドラムカートリッジ１とトナーカートリッジ２を個別に交換する回数を減らすことができる。

また、制御部２００は、累積ドラム印刷枚数が第２所定枚数以上である場合、ドラムカートリッジ１がエンプティに近いことを示すメッセージをディスプレイ１８０に表示させるので、ユーザは、ドラムカートリッジ１がもうすぐ寿命であることがわかる。

なお、本開示は上述した実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。

上述した実施形態では、制御部２００は、感光体ドラム１０の寿命を累積ドラム印刷枚数によって判定していたが、感光体ドラム１０の寿命を感光体ドラム１０の累積回転回数によって判定してもよい。

この場合には、制御部２００は、画像形成を実行した感光体ドラム１０の累積回転回数をドラムメモリ１６に記憶させる。
制御部２００は、ドラムメモリ１６に記憶された累積回転回数がドラムカートリッジ１のエンプティを判定するための第１所定回数以上であると判定した場合、ドラムカートリッジ１の交換を要求するメッセージをディスプレイ１８０に表示させる。
制御部２００は、累積トナー供給量が第１供給量以上であると判定し、かつ、累積回転回数が第２所定回数以上であると判定した場合、累積回転回数が第１所定回数以上か否かに関わらず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、ドラムカートリッジ１およびトナーカートリッジ２のいずれについても交換を要求するメッセージをディスプレイ１８０に表示させず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、ドラムカートリッジ１およびトナーカートリッジ２の両方の交換を要求するメッセージをディスプレイ１８０に表示する。

さらに、制御部２００は、累積回転回数が第２所定回数以上であると判定した場合、ドラムカートリッジ１がエンプティに近いことを示すメッセージをディスプレイ１８０に表示させる構成としてもよい。

このような構成によっても、上述した実施形態と同様に、累積トナー供給量が第１供給量以上であり、かつ、累積回転回数が第２所定回数以上である場合、累積回転回数が第１所定回数以上か否かに関わらず、累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、ドラムカートリッジ１およびトナーカートリッジ２のいずれについても交換を要求するメッセージをディスプレイ１８０に表示させないので、ドラムカートリッジ１とトナーカートリッジ２を個別に交換する回数を減らすことができる。
また、累積回転回数が第２所定回数以上である場合、ドラムカートリッジ１がエンプティに近いことを示すメッセージをディスプレイ１８０に表示させるので、ユーザは、ドラムカートリッジ１がもうすぐ寿命であることがわかる。

上述した実施形態においては、第２閾値が画像形成するときに現像室１１に収容する理想のトナー量から決定されていたが、第２閾値は、第１閾値を基準として決定されてもよい。この場合、第１閾値を現像室１１に収容する理想のトナー量から決定し、その後、第１閾値を基準に、第１閾値より大きな値として第２閾値を決定すればよい。

上述した実施形態においては、制御部２００は、ドラムメモリ１６から読み出した累積トナー受入量がゼロであった場合、装置本体１２０に装着されたドラムカートリッジ１が新品であると判定していたが、制御部２００は、ドラムメモリ１６から読み出した累積ドラム印刷枚数がゼロであった場合、装置本体１２０に装着されたドラムカートリッジ１が新品であると判定してもよい。さらに、制御部２００は、他の方法により新品を判定しても構わない。

上述した実施形態においては、供給部として螺旋状の板２２Ｂを有するオーガ２２を例示したが、本発明はこれに限定されず、供給部は、例えば、回転軸と、回転軸に対して平行に設けられる平板とを備えた構成であってもよい。

上述した実施形態においては、感光体として感光体ドラム１０を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体であってもよい。

上述した実施形態においては、累積トナー消費量を、画像のドットカウント数に基づいて算出していたが、本開示はこれに限定されず、例えば、印字枚数、感光体ドラムの回転回数、シートセンサでの用紙の検出回数などに基づいてトナー消費量を取得してもよい。

上述した実施形態においては、シートとして、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Ｓを例示したが、本開示はこれに限定されず、例えばＯＨＰシートであってもよい。

上述した実施形態においては、モノクロのレーザプリンタであったが、カラーのレーザプリンタ、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。

また、上述した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。

１ ドラムカートリッジ
２ トナーカートリッジ
１０ 感光体ドラム
１１ 現像室
１６ ドラムメモリ
２１ 筐体
２２ オーガ
２６ トナーメモリ
１００ 画像形成装置
１２０ 装置本体
１８０ ディスプレイ

Claims (13)

1. 画像形成装置であって、
   ディスプレイを有する装置本体と、
   前記装置本体に対して装着可能なドラムカートリッジであって、
   感光体ドラムと、
   トナーを収容可能な現像室と、
   ドラムメモリと、
   を有するドラムカートリッジと、
   前記ドラムカートリッジに対して装着可能なトナーカートリッジであって、
   トナーを収容する筐体と、
   前記筐体から前記現像室へトナーを供給する供給部と、
   トナーメモリと、
   を有するトナーカートリッジと、
   前記トナーカートリッジから供給され、前記現像室に受け入れたトナーの累積量である累積トナー受入量と、消費されたトナーの累積量である累積トナー消費量と、前記感光体ドラムによって画像形成した累積ドラム印刷枚数と、を前記ドラムメモリに記憶させる制御部であって、前記供給部が前記筐体から前記現像室へ供給したトナーの累積量である累積トナー供給量を前記トナーメモリに記憶させる制御部と、を備え、
   前記制御部は、
   前記累積ドラム印刷枚数が前記ドラムカートリッジのエンプティを判定するための第１所定枚数以上であると判定した場合、前記ドラムカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記トナーカートリッジの前記累積トナー供給量が前記トナーカートリッジのエンプティを判定するための第１供給量以上であると判定した場合、前記トナーカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記累積トナー供給量が前記第１供給量以上であると判定し、かつ、前記累積ドラム印刷枚数が前記第１所定枚数より小さな第２所定枚数以上であると判定した場合、
   前記累積ドラム印刷枚数が前記第１所定枚数以上か否かに関わらず、前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させず、
   前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジの両方の交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示し、
   前記ドラムメモリに記憶された前記累積トナー受入量から前記累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であると判定した場合、前記供給部を作動させて第１所定量のトナーを前記現像室に供給させることを特徴とする画像形成装置。
2. 画像形成装置であって、
   ディスプレイを有する装置本体と、
   前記装置本体に対して装着可能なドラムカートリッジであって、
   感光体ドラムと、
   トナーを収容可能な現像室と、
   ドラムメモリと、
   を有するドラムカートリッジと、
   前記ドラムカートリッジに対して装着可能なトナーカートリッジであって、
   トナーを収容する筐体と、
   前記筐体から前記現像室へトナーを供給する供給部と、
   トナーメモリと、
   を有するトナーカートリッジと、
   前記トナーカートリッジから供給され、前記現像室に受け入れたトナーの累積量である累積トナー受入量と、消費されたトナーの累積量である累積トナー消費量と、前記感光体ドラムによって画像形成した累積ドラム印刷枚数と、を前記ドラムメモリに記憶させる制御部であって、前記供給部が前記筐体から前記現像室へ供給したトナーの累積量である累積トナー供給量を前記トナーメモリに記憶させる制御部と、を備え、
   前記制御部は、
   前記累積ドラム印刷枚数が前記ドラムカートリッジのエンプティを判定するための第１所定枚数以上であると判定した場合、前記ドラムカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記トナーカートリッジの前記累積トナー供給量が前記トナーカートリッジのエンプティを判定するための第１供給量以上であると判定した場合、前記トナーカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記累積トナー供給量が前記第１供給量以上であると判定し、かつ、前記累積ドラム印刷枚数が前記第１所定枚数より小さな第２所定枚数以上であると判定した場合、
   前記累積ドラム印刷枚数が前記第１所定枚数以上か否かに関わらず、前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させず、
   前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジの両方の交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示し、
   前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着されているかを判定する第１装着判定処理と、
   前記トナーカートリッジが前記ドラムカートリッジに装着されているかを判定する第２装着判定処理と、
   前記第１装着判定処理において、前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着されていると判定し、かつ、前記第２装着判定処理において、前記トナーカートリッジが前記ドラムカートリッジに装着されていると判定されなかった場合、前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第３閾値以下となるまで画像形成を許容する処理とを実行することを特徴とする画像形成装置。
3. 画像形成装置であって、
   ディスプレイを有する装置本体と、
   前記装置本体に対して装着可能なドラムカートリッジであって、
   感光体ドラムと、
   トナーを収容可能な現像室と、
   ドラムメモリと、
   を有するドラムカートリッジと、
   前記ドラムカートリッジに対して装着可能なトナーカートリッジであって、
   トナーを収容する筐体と、
   前記筐体から前記現像室へトナーを供給する供給部と、
   トナーメモリと、
   を有するトナーカートリッジと、
   前記トナーカートリッジから供給され、前記現像室に受け入れたトナーの累積量である累積トナー受入量と、消費されたトナーの累積量である累積トナー消費量と、前記感光体ドラムによって画像形成した累積ドラム印刷枚数と、を前記ドラムメモリに記憶させる制御部であって、前記供給部が前記筐体から前記現像室へ供給したトナーの累積量である累積トナー供給量を前記トナーメモリに記憶させる制御部と、を備え、
   前記制御部は、
   前記累積ドラム印刷枚数が前記ドラムカートリッジのエンプティを判定するための第１所定枚数以上であると判定した場合、前記ドラムカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記トナーカートリッジの前記累積トナー供給量が前記トナーカートリッジのエンプティを判定するための第１供給量以上であると判定した場合、前記トナーカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記累積トナー供給量が前記第１供給量以上であると判定し、かつ、前記累積ドラム印刷枚数が前記第１所定枚数より小さな第２所定枚数以上であると判定した場合、
   前記累積ドラム印刷枚数が前記第１所定枚数以上か否かに関わらず、前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させず、
   前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジの両方の交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示し、
   前記累積トナー供給量が第４閾値以上となった場合には、前記トナーカートリッジの残りのトナーを出し切るトナー絞り出し制御を実行し、
   前記絞り出し制御によってトナーカートリッジから前記現像室に受け入れたトナー量を前記累積トナー受入量に加算して前記ドラムメモリに記憶させ、
   前記絞り出し制御によってトナーカートリッジから供給したトナー量を前記累積トナー供給量に加算して前記トナーメモリに記憶させることを特徴とする画像形成装置。
4. 前記制御部は、前記累積ドラム印刷枚数が前記第２所定枚数以上であると判定した場合、前記ドラムカートリッジがエンプティに近いことを示すメッセージを前記ディスプレイに表示させることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の画像形成装置。
5. 画像形成装置であって、
   ディスプレイを有する装置本体と、
   前記装置本体に対して装着可能なドラムカートリッジであって、
   感光体ドラムと、
   トナーを収容可能な現像室と、
   ドラムメモリと、
   を有するドラムカートリッジと、
   前記ドラムカートリッジに対して装着可能なトナーカートリッジであって、
   トナーを収容する筐体と、
   前記筐体から前記現像室へトナーを供給する供給部と、
   トナーメモリと、
   を有するトナーカートリッジと、
   前記トナーカートリッジから供給され、前記現像室に受け入れたトナーの累積量である累積トナー受入量と、消費されたトナーの累積量である累積トナー消費量と、画像形成を実行した前記感光体ドラムの累積回転回数と、を前記ドラムメモリに記憶させる制御部であって、前記供給部が前記筐体から前記現像室へ供給したトナーの累積量である累積トナー供給量を前記トナーメモリに記憶させる制御部と、を備え、
   前記制御部は、
   前記累積回転回数が前記ドラムカートリッジのエンプティを判定するための第１所定回数以上であると判定した場合、前記ドラムカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記トナーカートリッジの前記累積トナー供給量が前記トナーカートリッジのエンプティを判定するための第１供給量以上であると判定した場合、前記トナーカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記累積トナー供給量が前記第１供給量以上であると判定し、かつ、前記累積回転回数が前記第１所定回数より小さな第２所定回数以上であると判定した場合、
   前記累積回転回数が前記第１所定回数以上か否かに関わらず、前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させず、
   前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジの両方の交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示し、
   前記ドラムメモリに記憶された前記累積トナー受入量から前記累積トナー消費量を引いた値が第２閾値以下であると判定した場合、前記供給部を作動させて第１所定量のトナーを前記現像室に供給させることを特徴とする画像形成装置。
6. 画像形成装置であって、
   ディスプレイを有する装置本体と、
   前記装置本体に対して装着可能なドラムカートリッジであって、
   感光体ドラムと、
   トナーを収容可能な現像室と、
   ドラムメモリと、
   を有するドラムカートリッジと、
   前記ドラムカートリッジに対して装着可能なトナーカートリッジであって、
   トナーを収容する筐体と、
   前記筐体から前記現像室へトナーを供給する供給部と、
   トナーメモリと、
   を有するトナーカートリッジと、
   前記トナーカートリッジから供給され、前記現像室に受け入れたトナーの累積量である累積トナー受入量と、消費されたトナーの累積量である累積トナー消費量と、画像形成を実行した前記感光体ドラムの累積回転回数と、を前記ドラムメモリに記憶させる制御部であって、前記供給部が前記筐体から前記現像室へ供給したトナーの累積量である累積トナー供給量を前記トナーメモリに記憶させる制御部と、を備え、
   前記制御部は、
   前記累積回転回数が前記ドラムカートリッジのエンプティを判定するための第１所定回数以上であると判定した場合、前記ドラムカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記トナーカートリッジの前記累積トナー供給量が前記トナーカートリッジのエンプティを判定するための第１供給量以上であると判定した場合、前記トナーカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記累積トナー供給量が前記第１供給量以上であると判定し、かつ、前記累積回転回数が前記第１所定回数より小さな第２所定回数以上であると判定した場合、
   前記累積回転回数が前記第１所定回数以上か否かに関わらず、前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させず、
   前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジの両方の交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示し、
   前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着されているかを判定する第１装着判定処理と、
   前記トナーカートリッジが前記ドラムカートリッジに装着されているかを判定する第２装着判定処理と、
   前記第１装着判定処理において、前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着されていると判定し、かつ、前記第２装着判定処理において、前記トナーカートリッジが前記ドラムカートリッジに装着されていると判定されなかった場合、前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第３閾値以下となるまで画像形成を許容する処理とを実行することを特徴とする画像形成装置。
7. 画像形成装置であって、
   ディスプレイを有する装置本体と、
   前記装置本体に対して装着可能なドラムカートリッジであって、
   感光体ドラムと、
   トナーを収容可能な現像室と、
   ドラムメモリと、
   を有するドラムカートリッジと、
   前記ドラムカートリッジに対して装着可能なトナーカートリッジであって、
   トナーを収容する筐体と、
   前記筐体から前記現像室へトナーを供給する供給部と、
   トナーメモリと、
   を有するトナーカートリッジと、
   前記トナーカートリッジから供給され、前記現像室に受け入れたトナーの累積量である累積トナー受入量と、消費されたトナーの累積量である累積トナー消費量と、画像形成を実行した前記感光体ドラムの累積回転回数と、を前記ドラムメモリに記憶させる制御部であって、前記供給部が前記筐体から前記現像室へ供給したトナーの累積量である累積トナー供給量を前記トナーメモリに記憶させる制御部と、を備え、
   前記制御部は、
   前記累積回転回数が前記ドラムカートリッジのエンプティを判定するための第１所定回数以上であると判定した場合、前記ドラムカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記トナーカートリッジの前記累積トナー供給量が前記トナーカートリッジのエンプティを判定するための第１供給量以上であると判定した場合、前記トナーカートリッジの交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させ、
   前記累積トナー供給量が前記第１供給量以上であると判定し、かつ、前記累積回転回数が前記第１所定回数より小さな第２所定回数以上であると判定した場合、
   前記累積回転回数が前記第１所定回数以上か否かに関わらず、前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となるまで、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジのいずれについても交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示させず、
   前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第１閾値以下となったことを条件として、前記ドラムカートリッジおよび前記トナーカートリッジの両方の交換を要求するメッセージを前記ディスプレイに表示し、
   前記累積トナー供給量が第４閾値以上となった場合には、前記トナーカートリッジの残りのトナーを出し切るトナー絞り出し制御を実行し、
   前記絞り出し制御によってトナーカートリッジから前記現像室に受け入れたトナー量を前記累積トナー受入量に加算して前記ドラムメモリに記憶させ、
   前記絞り出し制御によってトナーカートリッジから供給したトナー量を前記累積トナー供給量に加算して前記トナーメモリに記憶させることを特徴とする画像形成装置。
8. 前記制御部は、前記累積回転回数が前記第２所定回数以上であると判定した場合、前記ドラムカートリッジがエンプティに近いことを示すメッセージを前記ディスプレイに表示させることを特徴とする請求項５から請求項７のいずれか１項に記載の画像形成装置。
9. 前記供給部は、回転軸を中心に回転することでトナーを供給するオーガであり、
   前記制御部は、前記オーガを駆動するモータの回転回数に基づいて前記累積トナー供給量を取得することを特徴とする請求項１から請求項８のいずれか１項に記載の画像形成装置。
10. 前記制御部は、前記画像形成装置により形成された画像のドットカウント数に基づいて前記累積トナー消費量を記憶させることを特徴とする請求項１から請求項９のいずれか１項に記載の画像形成装置。
11. 前記制御部は、
    前記装置本体に装着された前記ドラムカートリッジが新品であるかを判定する新品判定処理と、
    前記新品判定処理において、前記装置本体に装着された前記ドラムカートリッジが新品であると判定された場合、前記供給部に第２所定量のトナーを前記現像室に供給させる供給処理と、
    を実行することを特徴とする請求項１から請求項１０のいずれか１項に記載の画像形成装置。
12. 前記制御部は、
    前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着されているかを判定する第１装着判定処理と、
    前記トナーカートリッジの前記累積トナー供給量がトナーカートリッジのエンプティを判定するための第２閾値以上であるかを判定するエンプティ判定処理と、
    前記第１装着判定処理において、前記ドラムカートリッジが前記装置本体に装着されていると判定し、かつ、前記エンプティ判定処理において、前記トナーカートリッジの前記累積トナー供給量が前記トナーカートリッジのエンプティを判定するための第２閾値以上であると判定した場合、前記累積トナー受入量から累積トナー消費量を引いた値が第３閾値以下となるまで画像形成を許容する処理とを実行することを特徴とする請求項１から請求項１１のいずれか１項に記載の画像形成装置。
13. 前記制御部は、前記ドラムカートリッジに装着された前記トナーカートリッジのトナー供給量をカウントして、前記累積トナー受入量を算出することを特徴とする請求項１から請求項１２のいずれか１項に記載の画像形成装置。

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