JP2008281802A - 画像形成装置、及び記録材カートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】正規のメーカー以外が製造したプロセスユニット2の使用を好適に制限できる複合機1及びプロセスユニット2を提供する。
【解決手段】複合機1は、トナーID及びドラムIDが記憶されるとともに前記トナーID及びドラムIDにヒューズ212、232を介してアクセス可能なトナーICタグ231、ドラムICタグ211を有するプロセスユニット2を、装着して使用する複合機1であって、ICタグ211、231から前記IDを読み取るICタグリーダライタ116、117と、ICタグリーダライタ116、117がトナーID、ドラムIDを読み取ったときに、印刷処理を行うプリンタと、プロセスユニット2の使用不能状態を検知するCPU101と、を備え、使用不能状態が検知されると、CPU101は前記ヒューズ212、232を溶断すべき信号を過電流印加部114、115に送信する。
【選択図】図1
【解決手段】複合機1は、トナーID及びドラムIDが記憶されるとともに前記トナーID及びドラムIDにヒューズ212、232を介してアクセス可能なトナーICタグ231、ドラムICタグ211を有するプロセスユニット2を、装着して使用する複合機1であって、ICタグ211、231から前記IDを読み取るICタグリーダライタ116、117と、ICタグリーダライタ116、117がトナーID、ドラムIDを読み取ったときに、印刷処理を行うプリンタと、プロセスユニット2の使用不能状態を検知するCPU101と、を備え、使用不能状態が検知されると、CPU101は前記ヒューズ212、232を溶断すべき信号を過電流印加部114、115に送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、記録材を記録用紙に定着させて記録する画像形成装置、及び画像形成装置に記録材を供給する記録材カートリッジに関し、詳しくは、記録材カートリッジに識別情報を付して、不適切な記録材カートリッジの使用を防ぐ画像形成装置、及び記録材カートリッジに関する。
複写機やプリンタといった画像形成装置には、メンテナンスを容易にするためにトナーやインクなどの記録材が収納された容器を記録材カートリッジとして使用するものが主流である。そして、このような記録材カートリッジは、収納された記録材が、印刷処理によってカートリッジ内から全て排出されると、新たな記録材カートリッジと交換されることで記録材の供給が行われる。
しかし、このカートリッジ交換過程において、しばしば純正品メーカー以外のメーカーが製造した記録材カートリッジに交換されることがある。このような記録材カートリッジとしては、当初から純正品メーカー以外のメーカーが製造するものの他に、純正品メーカーが製造した使用済みの記録材カートリッジに記録材を再装填するリサイクルカートリッジが挙げられる。そして、純正品メーカー以外のメーカーが製造又は再装填した記録材カートリッジにおいては、画像形成装置に適合した品質の記録材が用いられず、印刷品質を保てないとともに画像形成装置の故障の原因となる場合もあるなど問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、プロセスユニット(記録材カートリッジの一種)及び画像形成装置がそれぞれ有するメモリに識別情報及びカウント値を記憶させて、両メモリの識別情報及びカウント値が一致する場合に純正品であるとして印刷処理を行い、両メモリのカウント値が一致しない場合に印刷処理を制限する画像形成装置が提案されている(例えば特許文献1)。しかし、このような画像形成装置においては、メモリにアクセスすることで容易に識別情報及びカウント値を書き換えることができるので、比較的容易に不適切な記録材カートリッジを製造又はリサイクルされることとなる。
そこで、さらに、識別情報を書き換えることを防止するために暗号化して記憶させる発明が提案されている(例えば特許文献2)。
特開2003−58003号公報
特開2004−93693号公報
しかし、上述のように暗号化したとしても識別情報などを書き換えることは可能であり、当初使用した画像形成装置と異なる画像形成装置に不適切な記録材カートリッジを使用する場合には、比較的容易に不適切な記録材カートリッジが製造されることとなる。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、正規のメーカー以外が製造又はリサイクルした記録材カートリッジの使用を好適に制限できる画像形成装置及び記録材カートリッジを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、所定の識別情報が記憶される記憶領域、及び前記記憶領域へのアクセス経路上に設けられたヒューズを具備する情報記憶媒体を有する記録材カートリッジを、装着して使用する画像形成装置であって、前記情報記憶媒体から前記識別情報を読み取る読取手段と、前記読取手段が前記識別情報を読み取ったことを条件として、印刷処理を実行する印刷手段と、前記記録材カートリッジの使用不能状態を検知する使用不能状態検知手段と、前記使用不能状態検知手段により使用不能状態が検知されると、前記ヒューズを溶断する溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号を送信する制御手段と、を備えることを特徴としている。
ここで、「使用不能状態」とは、例えばトナーカートリッジにおけるトナー切れやインクカートリッジにおけるインク切れがこれに該当するが、そのほか、レーザプリンタ等における感光体ドラムの摩耗など消耗部品が印刷に適さない状態となることをいう。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記記録材カートリッジの記録材残量を検出する残量検出手段と、前記読取手段により読み取った前記記録材カートリッジの識別情報、及び前記残量検出手段により検出した前記記録材残量を、関連付けて記憶する記憶手段と、を更に備え、前記記録材カートリッジの識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された記録材残量よりも、新たに前記残量検出手段により検出した前記記録材残量が多いときには、前記制御手段は前記溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号を送信することを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、前記情報記憶媒体に、前記残量検出手段が検出した記録材残量を書き込む書込手段を更に備え、前記読取手段が、前記情報記憶媒体から読み取った記録材残量よりも、新たに前記検出手段が検出した記録材残量が多いときには、前記制御手段は前記溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号を送信することを特徴とする。
請求項4に記載の記録材カートリッジは、外部から所定の識別情報を読み取ったことを条件として印刷処理を実行する画像形成装置に着脱自在に構成された記録材カートリッジであって、所定の識別情報が記憶される記憶領域、及び前記記憶領域へのアクセス経路上に設けられたヒューズを具備する情報記憶媒体、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の記録材カートリッジは、請求項4に記載の記録材カートリッジであって、前記ヒューズを溶断可能な溶断手段を更に備え、前記画像形成装置からヒューズを溶断すべき信号を受信したときに、前記溶断手段はヒューズを溶断することを特徴とする。
本発明の請求項1によると、読取手段により情報記憶媒体から識別情報は読み取られる。読取手段が識別情報を読み取ったことを条件として、印刷手段により印刷処理が実行される。また、使用不能状態検知手段によりカートリッジの使用不能状態は検知される。カートリッジの使用不能状態が検知されると、制御手段によりヒューズ溶断手段に対して、ヒューズを溶断すべき信号が送信される。したがって、カートリッジが所定の識別情報が記憶された情報記憶媒体を有していないとき、及びヒューズが溶断されて所定の識別情報が記憶された記憶領域にアクセスできないときには、読取手段は識別情報を読み取ることができない。読取手段が識別情報を読み取ったときに、印刷手段による印刷処理が実行可能となるので、識別情報を記憶した情報記憶媒体を有さないカートリッジは使用できず、純正品メーカー以外が製造した記録材カートリッジや純正品メーカー以外がリサイクルした記録材カートリッジの使用を好適に制限することができる。
また、カートリッジの使用不能状態が検知されると、制御手段によりヒューズ溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号が送信されるので、ヒューズが溶断される。すなわち、カートリッジが使用不能状態になると、記憶領域に記憶されている識別情報にアクセスできなくなる。そして、読取手段が識別情報を読み取ったことを条件として、印刷手段により印刷処理は実行されるので、読取手段が識別情報にアクセスできなくなると、印刷処理は行われない。したがって、一旦、使用不能状態となった記録材カートリッジの記録材を再充填するなどした場合であっても、識別情報にアクセスできないので印刷処理は行われない。このように、純正品メーカーが製造した記録材カートリッジに不適切な記録材を再充填したリサイクルカートリッジであっても、印刷処理を行うことができなくなるので、リサイクルカートリッジの使用を好適に制限できる。特に、本発明は、ヒューズを溶断するという物理的な方法で識別情報へのアクセスをできなくするものであり、一旦、溶断したヒューズは再生できないので、確実にリサイクルカートリッジの使用を制限できる。
本発明の請求項2によると、残量検出手段により記録材カートリッジの記録材残量は検出される。記憶手段により、読取手段が読み取った記録材カートリッジの識別情報及び残量検出手段が検出した記録材残量は関連付けられて記憶される。記憶手段に記憶された記録材残量よりも新たに残量検出手段により検出した記録材残量が多いときには、制御手段は溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号を送信する。
新たに残量検出手段により検出された記録材カートリッジの記録材残量が、記憶手段に記憶された記録材残量よりも多い場合とは、記録材カートリッジの記録材残量が増えた場合である。すなわち、記録材カートリッジに記録材が補充された場合である。そして、このような場合には制御手段が溶断手段に対して、ヒューズを溶断すべき信号を送信するので、ヒューズは溶断される。したがって、記録材カートリッジ内に記録材が無くなった場合のように記録材カートリッジが使用不能状態となった場合のみならず、記録材カートリッジに記録材が残存している場合に、さらに不適切な記録材を補充してリサイクルカートリッジとした場合にも、この記録材カートリッジを装着して印刷処理を行うことはできない。このように、より確実にリサイクルカートリッジの使用を制限できる。
本願の請求項3の発明によると、書込手段により、残量検出手段が検出した記録材残量は情報記憶媒体に書き込まれる。そして、新たに残量検出手段が検出した記録材残量が情報記憶媒体から読み取った記録材残量よりも多いときには、制御手段は溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号を送信する。
このように、記録材カートリッジが有する情報記憶媒体に残量検出手段が検出した記録材残量が記憶され、新たに残量検出手段が検出した記録材残量が情報記憶媒体から読み取った記録材残量よりも多いときには、制御手段は溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号を送信するので、記録材カートリッジに記録材を補充して、記録材の残量が増加した場合には、溶断手段によりヒューズは溶断される。記録材残量は、記録材カートリッジが有する情報記憶媒体に記憶されているので、リサイクルカートリッジを当初使用していた画像形成装置とは異なる別の画像形成装置に配置した場合にも、記録材残量の増加を判別でき、ヒューズが溶断されるので、リサイクルカートリッジの使用をより効果的に制限できる。
本願の請求項4の記載によると、外部から所定の識別情報を読み取ったことを条件として、印刷処理を実行する画像形成装置に着脱自在に構成された記録材カートリッジであって、情報記憶媒体の記憶領域により識別情報は記憶され、当該記憶領域へのアクセス経路上にヒューズが設けられている。
このように、記憶領域に記憶された識別情報は、ヒューズを介してアクセスされる構成であるので、ヒューズが溶断されるとアクセスできない。そして、画像形成装置は、識別情報を読み取ったことを条件として、印刷処理は実行されるので、ヒューズが溶断されると印刷処理は行われない。したがって、記録材カートリッジが使用不能状態となった場合等に、画像形成装置がヒューズを溶断することで、記録材カートリッジを印刷処理に用いることができない状態とすることが容易にできる。ヒューズを物理的に溶断した場合には、新たにヒューズを再生することはできないので、記録材カートリッジが不適切にリサイクルされることを効果的に防ぐことができる。
本願の請求項5によると、記録材カートリッジは更にヒューズを溶断可能なヒューズ溶断手段を備え、画像形成装置からヒューズを溶断すべき信号を受信したときに、ヒューズ溶断手段によりヒューズを溶断するので、画像形成装置にヒューズを溶断する装置が備わっていなくても、画像形成装置の制御部がヒューズを溶断すべき信号を送信できる構成であれば、本発明を適用することができる。
以下、本発明の画像形成装置の一例としての複合機1、及び、本発明の記録材カートリッジの一例として、プロセスユニット2について説明する。複合機1は、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、ファクシミリ通信機能、電子メール通信機能等を備えるとともに、印刷や複写により消費されるプロセスユニット2のトナーの状態も管理している。プロセスユニット2は複合機1の印刷又は複写の各プロセスに用いられる交換可能な部品である。
まず、図1を参照しつつ複合機1の電気的な構成について説明する。図1は、複合機1及びプロセスユニット2の構成例を示したブロック図である。複合機1は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、操作部104、表示部105、原稿読取部106、画像処理部107、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)108、画像メモリ109、FAX通信部110、LAN−I/F(Local Area Network Interface)111、プリンタ112、トナー残量検知センサ113、過電流印加部114、115、ICタグリーダライタ116、117、及びコネクタ118、119、120を備えており、各部101乃至120は、バス121によって通信可能に接続されている。
CPU101は、ROM102に格納されている制御プログラムに従って、複合機1の各部の動作を制御する。また、CPU101は、複合機1に装着されたプロセスユニット2の各部を制御して印刷処理や複写処理を行うものであり、プロセスユニット2の状態を管理し、使用不能状態であるか否かを判断する機能も有している。ROM102は、制御部101によりこの複合機1の各部の動作を制御するための前記制御プログラム等を格納する。RAM103は、複合機1の動作に用いる設定情報等の各種データ等を、読み出し及び書き込みが可能な状態で記憶するものである。また、このRAM103には、プロセスユニット2の感光体ドラムの回転数などを記憶したドラム情報テーブル103a、及びトナー残量検知センサが検知したトナー残量や複合機1によって印刷された印刷枚数等が記憶されたトナー情報テーブル103bも記憶されている。
操作部104は、図示しないが、原稿の読み取り動作の開始を指示するためのスタートキー、ファクシミリ番号、コピー部数等を入力するためのテンキー、操作対象を指定するためのカーソルキー、操作の決定を行う決定キー等の入力キーを備えている。表示部105は、各種の設定状態や複合機1の動作状態等を表示するタッチパネル式の液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や、点灯又は消灯で表示するLED(Light Emitting Diode)ランプ、所定の警告音を鳴動するスピーカ等を備えている。
原稿読取部106は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するものであり、図示しないが、例えば、透明な原稿載置板に載置された原稿を読み取るフラット・ベッド・スキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)や、原稿トレイに載置された原稿を読み取るべく、その原稿を搬送する自動原稿給送装置(ADF:Automatic Document Feeder)を備えている。
画像処理部107は、原稿読取部106から出力された画像データに対して、色調整、色空間変換、2値化等の処理を行うものである。コーデック108は、画像処理部107等によって処理された画像データを符号化(エンコード)し、また、符号化された画像データを復号(デコード)するものである。コーデック108により符号化された画像データは、画像メモリ109に記憶される。
FAX通信部110は、原稿画像をファクシミリ通信するものであり、図示しないが、モデム(MODEM:MOdulator-DEModulator)及びNCU(Network Control Unit)を備えている。モデムは、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCUは、電話回線を制御して電話をかけたり、切ったりする回線網制御装置であり、PSTN3に接続される。PSTN3には、複合機1の他にG3ファクシミリ装置等が通信可能に接続され、複合機1は、G3ファクシミリ装置等との間で画像をファクシミリ送受信することが可能である。
LAN−I/F111は、複合機1をLAN4に接続可能にするものである。LAN4には、図示しないパーソナルコンピュータ等が接続され、複合機1はパーソナルコンピュータ等との間でデータの通信が可能である。また、LAN4は、図示しないルータを介してインターネットに接続されている。したがって、複合機1は、他の複合機との間でインターネットファクシミリ通信(電子メール通信)を行うことも可能である。
プリンタ112は、画像メモリに記憶された画像データを記録用紙に記録するものである。本実施形態においては、複合機1に装着されるプロセスユニット2を用いて、帯電、露光、現像、転写、定着、清掃の各プロセスを実行可能なレーザプリンタが用いられる。なお、このプリンタ112は、本発明における「印刷手段」に相当するが、本発明の「印刷手段」はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタや熱転写プリンタ等のプリンタであってもよい。
トナー残量検知センサ113は、プロセスユニット2に収納されたトナーの残量を検知するセンサであり、例えば、プロセスユニット2内のトナー収納部230の上部に設けられた光源から、トナー収納部230の下部に設けられたトナー検知用の窓まで透過する光の量を感知してトナー残量を検知するものである。なお、このトナー残量検知センサ113は、本発明の「残量検出手段」に相当するが、「残量検出手段」はトナー収納部に残存するトナーを直接検知するものに限られず、使用したトナーの量を検知して、もともとトナー収納部内に収納されていたトナー量から使用したトナー量を減算する構成でもよい。また、プリンタ112を用いて印刷した紙の枚数や原稿濃度などから使用したトナーの量を演算するものであってもよい。
過電流印加部114は、プロセスユニット2内のトナーICタグ231に接続されるコネクタ118に接続されており、トナーICタグ231内に備わるヒューズ232(図2B参照)を溶断できる電流を印加することができるものである。また、過電流印加部115は、プロセスユニット2内のドラムICタグ211に接続されるコネクタ120に接続されており、ドラムICタグ211内に備わるヒューズ212(図2A参照)を溶断できる電流を印加することができるものである。
ICタグリーダライタ116、117はICタグ211、231内のメモリ213、233(図2参照)にアクセスして、記憶されているデータを読出し及び書込み可能なデバイスである。ICタグリーダライタ116、117はそれぞれコネクタ118、120を介してドラムICタグ211、トナーICタグ231に接続されている。なお、このICタグリーダライタ116、117及び各ICタグ211、231を非接触のRFID(Radio Frequency IDentification)として構成し、直接コネクタにより接触させない構成であってもよい。
コネクタ119は、一端がバス121に接続されており、他端はプロセスユニット2のコネクタ260に接続させることができる接続端子であり、これによりプロセスユニット2の各部に電力を供給するとともに、複合機1のCPU101からプロセスユニット2の各部に対して制御信号を送信できる。
次に、図1及び図2を参照しつつ、プロセスユニット2の電気的構成について説明する。図2Aは、プロセスユニット2が有するドラムICタグ211の構成例を示す図であり、図2Bは、プロセスユニット2が有するトナーICタグ231の構成例を示す図である。プロセスユニット2は、図1に示すように、感光体ドラム210、帯電ローラ220、トナー収納部230、トナー供給部240、及びクリーナユニット250を備え、各部210から250は、バス290により通信可能に接続されている。なお、このバス290は、コネクタ260にも接続されており、各部210から250は、複合機1のコネクタ119を介して、複合機1の各部101から117とも電気的に接続されている。
感光体ドラム210は、複合機1により制御され、帯電ローラ220、トナー収納部230、トナー供給部240及び、クリーニングユニット250などの動作により、印刷すべき画像を表したトナー像を印刷用紙などに転写するものである。この感光体ドラム210は、ドラムICタグ211を備えており、複合機1のICタグリーダライタ117により感光体ドラム210の回転数等の情報が記憶される。なお、このドラムICタグ211は、本発明における「情報記憶媒体」に相当するが、本発明における「情報記憶媒体」は、ICタグに限られず、情報の書き換えが可能な記憶媒体であれば用いることができる。また、帯電ローラ220は感光体ドラム210の表面全体を均一に帯電させるものである。なお、帯電ローラ220により感光体ドラム210の表面全体が均一に帯電されると、そのあと、複合機1に備わるレーザー装置(図示しない)等の露光装置により帯電した感光体ドラム210表面に電気的潜在画像が形成される。
トナー収納部230は、内部にトナーを収納した樹脂製の容器である。トナー収納部230は、プロセスユニット2に対して着脱自在に構成されており、トナー残量が少なくなると、プロセスユニット2から取り外して交換することができる。また、トナー収納部2は、新たにトナーを補充可能なトナー受入口(図示省略)が設けられており、トナー残量が少なくなった時には、正規のメーカーにおいて、トナーを補充することができる。また、このトナー収納部230は、トナーICタグ231を備えており、トナー残量や印刷枚数などの情報が、複合機1のICタグリーダライタ116により書込み読出し可能に記憶されている。なお、このトナーICタグ231は、本発明における「情報記憶媒体」に相当するが、本発明における「情報記憶媒体」は、ICタグに限られず、情報の書き換えが可能な記憶媒体であれば用いることができる。
感光体ドラム210が備えるドラムICタグ211は、図2Aに示すように、バス290とは接続されておらず、独自にコネクタ280に接続され、複合機1のコネクタ120を介して過電流印加部115及びICタグリーダライタ117に接続されている。このドラムICタグにはヒューズ212、メモリ213、及びスイッチ214が備わり、メモリ213はヒューズ212及びスイッチ214は、メモリ213とコネクタ280との間に並列的に配置されている。
ヒューズ212は、所定の電流値以上の電流が流れると発熱して溶断する電力ヒューズであり、通常はドラムICタグ211の回路の一部を構成し、メモリ213とコネクタ280との間を通信可能に接続している。そして、ドラムICタグ211の回路に過電流が流されると、溶断してメモリ213とコネクタ280との間を通信不可能とするものである。また、メモリ213は、データの消去及び書き込みを自由に行なうことができる不揮発性のフラッシュメモリであり、感光体ドラム210に関連する情報がドラムメモリテーブル213a(図3A参照)として記憶されるものである。そして、スイッチ214は、ドラムICタグ211の回路に設けられた開閉器であり、外部からコネクタ280を介して入力された制御信号により開閉動作をすることが可能なものである。なお、このスイッチ214は、通常は回路を遮断する状態となっており、複合機1はこのスイッチ214を回路を接続する状態にする制御信号を送信することはないので、コネクタ280とメモリ213とは、ヒューズ212を介して接続されている。
トナー収納部230が備えるトナーICタグ231は、図2Bに示すように、ドラムICタグ211と同様の構成である。コネクタ270とトナーICタグ231のメモリ233との間にはヒューズ232及びスイッチ234が並列的に設けられており、通常ヒューズ232はトナーICタグ231の回路の一部を構成し、コネクタ270とメモリ233との間を通信可能に接続するとともに、過電流が加わると、ヒューズ232は溶断して、コネクタ270及びメモリ233の間の通信は不可能となる。また、スイッチ234は、通常はトナーICタグ231の回路を遮断しており、外部からコネクタ270を介して、開閉制御可能なものである。なおメモリ233には、トナー収納部230に収納されるトナーに関連する情報がトナーメモリテーブル233a(図3B参照)として記憶されている。
次に、図3を参照しつつ、ドラムICタグ211のメモリ213に記憶されるドラムメモリテーブル213a及びトナーICタグ231のメモリ233に記憶されるトナーメモリテーブル233aについて説明する。図3Aはドラムメモリテーブル213aを示す図であり、図3BはトナーICタグ231のメモリ233に記憶されるトナーメモリテーブル233aを示す図である。
図3Aに示すように、ドラムメモリテーブル213aには、感光体ドラム210の識別情報を示すドラムID、プロセスユニット2が装着されている複合機1の識別情報を示す複合機ID、感光体ドラム210の使用開始日を示すドラム使用開始日、感光体ドラム210の回転数を示すドラム回転数、感光体ドラムの使用終了日を示す使用終了日の各欄が設けられている。このうち、ドラムID欄は、感光体ドラム210の製造工程において、ドラムメモリテーブル213aに記憶されたものであり、複合機1によって書き換えられることはない。複合機ID及びドラム使用開始日の欄は、この感光体ドラム210が組み込まれたプロセスユニット2を複合機1に装着したときに、複合機2のICタグリーダライタ117によって、書き込まれるものである。また、ドラム回転数の欄は、感光体ドラム210の回転数を複合機1のCPU101が計数し、既に記憶されているドラム回転数に加算して書き込まれるものであり、複合機1の印刷処理又は複写処理がなされた後で書き込まれるものである。なお、本実施形態においては、通常の使用で感光体ドラム210は300000回転まで、正常に動作するものであり、この感光体ドラムの回転数を計数することで感光体ドラムの寿命を検知することができる。そして、感光体ドラム210の回転数が300000回転を超えると、感光体ドラム210は寿命に達したものとして、日付が使用終了日の欄に書き込まれた後、ヒューズ212が溶断され、使用不能となる。
また、図3Bに示すように、トナーメモリテーブル233aには、トナー収納部230の識別情報を示すトナーID、プロセスユニット2が装着されている複合機1の識別情報を示す複合機ID、トナー収納部230に収納されたトナーの使用開始日を示すトナー使用開始日、トナー収納部230に収納されたトナーの残量を示すトナー残量、トナー収納部230に収納されたトナーを用いて印刷された印刷用紙の枚数を示す印刷枚数、トナー収納部230の使用終了日を示す使用終了日の各欄が設けられている。このうち、トナーID欄は、正規のメーカーがトナー収納部230を製造する工程又は正規のメーカーがトナー収納部230に適切な品質のトナーを補充する工程において、記憶されるものであり、一旦書き込まれた記憶が書き換えられることはない。複合機ID及びトナー使用開始日は、トナー収納部が組み込まれたプロセスユニット2を最初に複合機1に装着したときに、複合機2のICタグリーダライタ116によって書き込まれるものである。また、トナー残量の欄は、プロセスユニット2を複合機1に装着したとき、及び複合機1が印刷処理又は複写処理を行ったときにトナー残量検知センサ113によって検知されたトナー残量が記憶されている。なお、本実施形態においては、このトナー残量検知センサ113によりトナーの残量がほぼ無くなったことを検知することで、トナー収納部230の寿命を検知することができる。そして、トナー残量検知センサ113がトナーの残量がほぼ無いことを検知したとき、及びトナー残量検知センサ113が検知したトナー残量の変化から不適切にトナーが補充されたと判断されたときには、日付が使用終了日の欄に書き込まれた後、ヒューズ212が溶断され、使用不能となる。
次に図4を参照しつつ、複合機1のRAM103に記憶されたドラム情報テーブル103a及びトナー情報テーブル103bについて説明する。図4Aはドラム情報テーブル103aを示す図であり、図4Bはトナー情報テーブル103bを示す図である。ドラム情報テーブル103aには、複合機1に装着されるプロセスユニット2の感光体ドラム210の識別情報が記憶されるドラムID、ドラムIDに関連付けられた感光体ドラム210の使用開始日が記憶されるドラム使用開始日、CPUが計数した感光体ドラム210の回転数が記憶されるドラム回転数、感光体ドラム210の使用終了日が記憶されるドラム使用終了日、及び現在複合機1に装着されているプロセスユニット2の感光体ドラム210を示す現在のドラムの各欄が設けられている。複合機1のCPU101は、このドラム情報テーブル103aから情報を読み出し、又は情報を書き込むことで、感光体ドラム210を管理して制御している。
また、トナー情報テーブル103bには、複合機1に装着されるプロセスユニット2のトナー収納部230の識別情報が記憶されるトナーID、トナーIDに関連付けられたトナー収納部230に収納されているトナーの使用開始日が記憶されるトナー使用開始日、トナー残量検知センサ113が検知したトナーの残量が記憶されるトナー残量、トナー収納部230に収納されているトナーによって、印刷処理又は複写処理がなされた印刷用紙の枚数を計数して記憶される印刷枚数、トナー収納部の使用終了日が記憶されるトナー使用終了日、複合機1に現在記憶されているプロセスユニット2に取付けられたトナー収納部230を示す現在のトナーの各欄が設けられている。複合機1のCPUは、このトナー情報テーブル103bから情報を読み出し、又は情報を書き込んでトナー収納部230を管理制御している。
次に、以上のように構成される複合機1に、プロセスユニット2を装着するときに主にCPU101が行う処理について図5から図7を参照しつつ説明する。図5はプロセスユニット装着時処理のルーチンを示すフローチャートである。図6は、プロセスユニット装着時処理において行われるトナー確認処理のルーチンを示すフローチャートである。図7は、プロセスユニット装着時処理において行われるドラム確認処理のルーチンを示すフローチャートである。
プロセスユニット装着時処理では、CPU101はまず、複合機1の起動時であるか否か判断する(S30)。複合機1が起動時ではないと判断すると(S30:NO)、次に、新たにプロセスユニット2の装着があったか否か判断する(S32)。なお、プロセスユニット2の挿入があったか否かを検知する方法としては、複合機1が有する図示しないセンサにより感知する方法や複合機のコネクタ118、119、120とプロセスユニット2のコネクタ260、270、280とを、介して複合機1とプロセスユニット2との間で信号のやり取りを行うことにより判断する方法などが挙げられる。プロセスユニット2の装着が無かったと判断すると(S32:NO)、プロセスユニット装着処理のルーチンを終了する。一方、複合機1が起動時であると判断したとき(S30:YES)及び新たにプロセスユニット2が装着されたと判断したとき(S32:YES)には、トナー確認処理に進む(S40)。トナー確認処理では、トナーの残量を検知して、不適切にトナーが補充されていないか判断する処理を行う。トナー確認処理が終了すると、次に、ドラム確認処理に進む(S50)。ドラム確認処理では、感光体ドラム210が寿命に達していないか判断する処理を行う。ドラム確認処理が終了すると、プロセスユニット装着処理のルーチンを終了する。
トナー確認処理では、図6に示すように、CPU101は、まずトナー収納部230に収納されているトナー残量を検知する処理を行う(S400)。すなわち、CPU101は、トナー残量検知センサ113を制御して、トナーの残量の検知を行う。トナー残量を検知すると次にトナー残量はあったか否か判断する(S402)。このときトナー残量がある場合とは、トナー収納部230に残存するトナーの量が印刷又は複写を適切に行える量である場合をいい、トナー残量がない場合とは、現実にトナーが全く無い場合の他、少量のトナーは残存しているものの印刷用紙にトナーを適切に定着させることができない量である場合も含む。
トナー残量が無いと判断されると(S402:NO)、次にトナーICタグメモリ233に接続できたか否か判断する(S404)。なお、トナーICタグメモリ233に接続できたか否かは、CPU101がICタグリーダライタ116を制御して、コネクタ118、270を介してトナーICタグ231のメモリ233が記憶するトナーIDを読み出すことができたか否かで判断する。トナーICタグ231に接続できたと判断すると(S404:YES)、CPU101は、ICタグリーダライタ116を制御して、トナーICタグ231のメモリ233にトナーの使用終了日を記憶させる(S406)。そして、CPU101は、過電流印加部114を制御して、コネクタ118を介してトナーICタグ231に過電流を印加することで、トナーICタグ231のヒューズ232を溶断する(S408)。そして、表示部に「トナー残量が無い」旨表示して(S410)、トナー確認処理のルーチンを終了する。一方、トナーICタグ231に接続できなかったと判断すると(S404:NO)、トナーICタグ231のヒューズ232は既に溶断されているので、「トナー残量が無い」旨の表示をして(S412)、トナー確認処理のルーチンを終了する。
ステップS402に戻って、トナー残量があったと判断すると(S402:YES)、次に、トナーICタグ231のメモリ233に接続できたか否か判断する(S414)。すなわち、CPU101がICタグリーダライタ116を制御して、トナーICタグ231のメモリ233に記憶されているトナーIDを読み取ることができたか否か判断する。トナーICタグ231のメモリ233に接続できなかったと判断すると(S414:NO)、表示部105に「このトナーは使用できない」旨表示をして(S416)、管理者に通知し(S418)、トナー確認処理のルーチンを終了する。すなわち、CPU101は、LAN−I/F111を制御してLAN4及び図示しないインターネットを経由して不適切なトナーの使用がなされた旨の内容のe−mailを管理者に送信する。なお、本実施形態において、管理者とは複合機1の正規のメーカーであり、正規のメーカーは、送られたe−mailに基いて、複合機1のメンテナンス業務等を行う。
ステップS414に戻って、トナーICタグ231のメモリ233に接続できたと判断すると(S414:YES)、複合機1に装着されたことが無いトナー収納部230であるか否か判断される(S420)。すなわち、CPU101はトナーICタグ231のメモリ233に記憶されているトナーIDと同一のトナーIDが複合機1のRAM103のトナー情報テーブル103bに記憶されているか否か判断し、同一のトナーIDが記憶されていると判断するときには複合機1に装着されたことがあるトナー収納部230であると判断し、同一のトナーIDが記憶されていないと判断するときには複合機1に装着されたことが無いトナー収納部230であると判断する。複合機1に装着されたことが無いトナー収納部230であると判断すると(S420:YES)、次に、CPU101は、ステップS400で検知されたトナー残量とトナーICタグ231のメモリ233に記憶されているトナー残量を比較して、検知されたトナー残量が記憶されているトナー残量以下であるか否か判断する(S422)。すなわちトナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量よりも実際にトナー残量検知センサを制御して検知したトナー残量が増えていないか判断する。検知されたトナー残量がトナーICタグ231のメモリ233に記憶されているトナー残量以下であると判断すると(S422:YES)、トナー残量は正常であると判断して、ステップS400においてトナー残量検知センサ113が検知したトナー残量をトナーICタグ231のメモリ233のテーブル223a及び複合機1のRAM103のトナー情報テーブル103bに記憶して(S424)トナー確認処理のルーチンを終了する。
ステップS422に戻って、検知されたトナー残量がトナーICタグ231のメモリ233に記憶されているトナー残量よりも多いと判断すると(S422:NO)、ステップS426に進む。検知されたトナー残量がトナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量よりも多い場合、トナー残量が増えたこととなるので、トナーが補充されたといえる。したがって、この場合には、CPU101は、ICタグリーダライタ116を制御してトナーICタグ231のメモリ233のトナー使用終了日の欄に日付を記憶させるとともに複合機1のRAM103のトナー情報テーブル103bにトナーの使用終了日を記憶する(S426)。そして、過電流印加部114を制御して電流をトナーICタグ231に印加して、トナーICタグ231のヒューズ232を溶断する(428)。そして、表示部105に「トナーは使用できない」旨の表示し(S430)、管理者すなわち複合機1の正規のメーカーに不適切なトナーの使用があった旨の内容のe−mailを送信し(S432)トナー確認処理のルーチンを終了する。
ステップS420に戻って、複合機1に装着されたことがあるトナー収納部230であると判断すると(S420:NO)、次に、トナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量が複合機1のRAM103に記憶されたトナー残量以下であるか否か判断する(S434)。トナー収納部230に収納されるトナーの量は複合機1で使用されることで減少するが、増加することは無い。したがって、トナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量が複合機1のRAM103に記憶されたトナー残量よりも多い場合には、トナーICタグ231のメモリ233が不正に書き換えられた場合である。トナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量が複合機1のRAM103に記憶されたトナー残量以下であると判断すると(S434:YES)、次に、ステップS400において、トナー残量検知センサ113を制御して検知したトナー残量が、トナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量以下か否か判断する(S436)。トナー残量検知センサ113が実際に検知したトナー残量がメモリ233に記憶されているトナー残量よりも多い場合は、不適切なトナーの補充があった場合である。トナー残量検知センサ113を制御して検知したトナー残量が、トナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量以下であると判断されると(S436:YES)、トナー残量検知センサ113を制御して検知したトナー残量を、トナーICタグ231のメモリ233のテーブル233a及び複合機1のRAM103のトナー情報テーブル103bに記憶してトナー確認処理のルーチンを終了する。
ステップS434に戻って、トナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量が複合機1のRAM103のトナー情報テーブルに記憶されたトナー残量よりも多いと判断された場合(S434:NO)、及び、トナー残量検知センサ113を制御して検知したトナー残量が、トナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量よりも多い場合(S436:NO)には、いずれも不適切なトナーの補充が行われたと判断されるので、CPU101は、ICタグリーダライタ116を制御してトナーICタグ231のメモリ233のトナーの日付を使用終了日の欄を記憶するとともに複合機1のRAM103のトナー情報テーブル103bにトナーの使用終了日を記憶する(S440)。そして、過電流印加部114を制御して電流をトナーICタグ231に印加して、トナーICタグ231のヒューズ212を溶断する(S442)。そして、表示部105に「トナーは使用できない」旨の表示し(S444)、管理者すなわち複合機1の正規のメーカーに不適切なトナーの使用があった旨の内容のe−mailを送信し(S446)トナー確認処理のルーチンを終了する。
ドラム確認処理では、図7に示すように、まず、ドラムICタグ211のメモリ213に接続できたか否か判断する(S500)。すなわち、CPU101がICタグリーダライタ117を制御して、コネクタ120、280を介してドラムICタグ211のメモリ213が記憶するトナーIDを読み出すことができたか否かで判断する。ドラムICタグ211のメモリ213に接続できなかったと判断すると(S500:NO)、表示部105に「この感光体ドラムは使用できない」旨の表示を行い(S502)、管理者すなわち正規のメーカーにe−mailで通知した後(S504)、ドラム確認処理のルーチンを終了する。
ステップS500に戻って、ドラムICタグ211のメモリ213に接続できたと判断すると(S500:YES)、複合機1にこれまで装着されたことが無い感光体ドラム210であるか否か判断される(S506)。すなわち、ドラムICタグ211のメモリ213に記憶されているドラムIDが複合機1のRAM103のドラム情報テーブル103bに記憶されていない場合には、これまで装着されたことが無い感光体ドラム210であると判断し(S506:YES)、ドラムICタグ211のメモリ213に記憶されているドラムIDが複合機1のRAM103のドラム情報テーブル103bに記憶されている場合には、これまでに装着されたことがある感光体ドラム210であると判断する(S506:NO)。
これまでに装着されたことが無い感光体ドラム210であると判断すると(S506:YES)、次に、ドラムICタグ211のメモリ213に記憶されているドラム回転数は300000回転よりも少ないか否か判断する(S508)。本実施形態においては、感光体ドラム211の耐用限度は300000回転である。したがって、ドラム回転数が300000回転未満のときには、感光体ドラム210は寿命に達していないといえ、300000回転以上のときには、感光体ドラム210は寿命に達したといえる。ドラム回転数が300000回転未満であると判断すると(S508:YES)、感光体ドラム210は、寿命に達していないので、ドラムIDタグ211のメモリ213を参照して、複合機1のRAM103のドラム情報テーブル103aに感光体ドラムのドラムID、ドラム使用開始日、ドラム回転数、及び現在のドラム欄にそれぞれ記憶するとともに、ICタグリーダライタ117を制御して、ドラムIDタグ213のメモリ213aの複合機IDの欄に装着されている複合機1の複合機IDを記憶させ(S510)、ドラム確認処理のルーチンを終了する。
ステップS508に戻って、ドラム回転数が300000回転以上であると判断すると(S508:NO)、ICタグリーダライタ117を制御して、ドラムICタグ211のメモリ213にドラム使用終了日を記憶させ(S512)、過電流印加部115を制御して、コネクタ120、280を介して、ドラムICタグ211に過電流を印加して、ヒューズ212を溶断させて(S514)、表示部105に「感光体ドラムが寿命である」旨表示して(S516)、ドラム確認処理のルーチンを終了する。
ステップS506に戻って、これまでに装着されたことがある感光体ドラム210であると判断すると(S506:NO)、すなわち、複合機1のRAM103のドラム情報テーブル103aに記憶されているドラムIDにドラムICタグ211のメモリ213に記憶されているドラムIDと同一のドラムIDがあった場合には、ドラムICタグ211のメモリ213に記憶されているドラム回転数が複合機1のRAM103のドラム情報テーブル103aに記憶されているドラム回転数以上であるか否か判断する(S518)。メモリ213に記憶されているドラム回転数がドラム情報テーブル103aに記憶されているドラム回転数以上であると判断すると(S518:YES)、ドラムICタグ211のメモリ213に記憶されているドラム回転数を参照して、RAM103のドラム情報テーブル103aのドラム回転数の記憶を書き換え、ドラム確認処理のルーチンを終了する。
一方、ドラムICタグ211のメモリ213に記憶されているドラム回転数が、複合機1のRAM103のドラム情報テーブル103aに記憶されているドラム回転数よりも少ないと判断すると(S518:NO)、ドラムICタグ211のメモリ213及び複合機1のRAM103のドラム情報テーブル103aにドラム使用終了日を記憶する。そして、過電流印加部115を制御して、コネクタ120、280を介して、ドラムICタグ211に過電流を印加し、ヒューズ213を溶断させる(S524)。そして、表示部105に「感光体ドラムは使用できない」旨表示して(S526)、LAN−I/F111を制御して、LAN4及び図示しないインターネットを介して、管理者にe−mailで感光体ドラム210の不適切な使用があった旨通知して(S528)、ドラム確認処理のルーチンを終了する。
次に、図8及び図9を参照しつつ、複合機1が印刷処理または複写処理を行うときに、主にCPU101が行う処理について説明する。図8は印刷処理のルーチンを示すフローチャートである。また、図9は図8のA及びBから続くフローチャートである。
印刷処理では、図8に示すように、まず、CPU101はトナー残量検知センサ113を制御して、トナー収納部230に残存するトナー残量を検知する(S600)。次に、S600において検知されたトナー残量があったか否か判断する(S602)。すなわち、印刷処理を行うことができるトナー残量であるか、適切な品質の印刷処理を行うことができないトナー残量であるかを判断する。トナー残量が検知され無かったと判断すると(S602:NO)、印刷はできないので、トナー使用終了日をトナーICタグ231のメモリ233及び複合機1のRAM103のトナー情報テーブル103bにトナー使用終了日を記憶して(S604)、過電流印加部114を制御して、ヒューズ231を溶断し(S606)、表示部105に「トナー残量が無い」旨表示して(S608)、印刷処理のルーチンを終了する。
ステップS602に戻って、トナー収納部230に印刷処理を行うことができるトナー残量があると判断すると(S602:YES)、次に、トナーICタグ231のメモリ233に接続できたか否か判断する(S610)。すなわち、ICタグリーダライタ116を制御して、トナーICタグ231のメモリ233に記憶されているトナーIDを読み出すことができたか否か判断する。トナーICタグ231のメモリ233に接続できなかったと判断すると(S610:NO)、表示部105に「トナー収納部230が使用できない」旨表示して(S614)、LAN−I/F111を制御してLAN4及び図示しないインターネットを経由して管理者すなわち正規品のメーカーにe−mailで不適切なトナーの使用があった旨通知し(S614)、印刷処理のルーチンを終了する。
ステップS610に戻って、トナーICタグ231のメモリ233に接続できたと判断すると(S610:YES)、次にドラムICタグ211のメモリ213に接続できたか否か判断する(S616)。すなわち、ICタグリーダライタ117を制御して、コネクタ120及び280を介してドラムICタグ211のメモリ213に記憶されているドラムIDを読み出すことができたか否か判断する。ドラムICタグ211のメモリ213に接続できなかったと判断すると(S616:NO)、表示部105に「感光体ドラムが使用できない」旨表示して(S618)、インターネットを経由して管理者にe−mailで不適切な感光体ドラムの使用があった旨通知し(S620)、印刷処理のルーチンを終了する。
ステップS616に戻って、ドラムICCタグ211のメモリ213に接続されたと判断すると(S616:YES)、次に、メモリ213に記憶されているドラム回転数は300000回転未満か否か判断される(S622)。ドラム回転数が300000回転以上であると判断すると(S622:NO)、感光体ドラム210は寿命に達したと判断して、ドラムICタグ211のメモリ213及びRAM103のドラム情報テーブル103aにドラム使用終了日を記憶させ(S624)、過電流印加部115を制御してドラムICタグ211に過電流を印加して、ヒューズ212を溶断して(S626)、表示部105に「感光体ドラムが寿命に達した」旨の表示を行い(S628)、管理者にe−mailで通知した後(S630)、印刷処理のルーチンを終了する。
ステップS622に戻って、ドラムICタグ211のメモリ213のドラム回転数が300000未満であると判断すると(S622:YES)、プロセスユニット2及びプリンタ112を制御して印刷処理を実行し(S632)、印刷処理が終了するまで待機する(S634)。印刷処理が終了すると(S634:YES)、次にトナー残量検知センサ113を制御して、トナー収納部230に収納されているトナー残量を検知する(S636)。そして、S636において検知したトナー残量が印刷処理を行うことができる量以上であるか否か判断する(S638)。適切な品質で印刷処理を行うことができないトナー残量であると判断すると(S638:NO)、トナーICタグ231のメモリ233及び複合機1のRAM103のトナー情報テーブル103bにトナー残量ゼロ及びトナー使用終了日を記憶させ、過電流印加部114を制御してトナーICタグ231に過電流を印加して、ヒューズ232を溶断し(S642)、表示部105に「トナー残量が無い」旨の表示を行い(S644)、印刷処理のルーチンを終了する。
ステップS638に戻って、適切な品質で印刷処理を行うことができるトナー残量が残存していると判断すると(S638:YES)、トナーICタグ231のメモリ233及びRAM103のトナー情報テーブル103bに、ステップS636において検知したトナー残量を記憶させる(S646)。そして、次に、CPU101により計数され、RAM103のドラム情報テーブル103aに記憶されているドラム回転数は300000回転未満か否か判断する(S648)。ドラム回転数が300000回転未満であると判断すると(S648:YES)、ドラムICタグ211のメモリ213にドラム回転数を記憶させ(S650)、印刷処理のルーチンを終了する。
ステップS648に戻って、RAM103のドラム情報テーブル103aに記憶されているドラム回転数が300000以上であると判断すると(S648:NO)、ドラムICタグ211のメモリ213及びRAM103のドラム情報テーブル103aにドラム使用終了日を記憶して(S652)、過電流印加部115を制御してドラムICタグ211に過電流を印加してヒューズ212を溶断し(S654)、表示部105に「感光体ドラムは寿命である」旨の表示を行い(S656)、印刷処理のルーチンを終了する。
以上のように、複合機1及びプロセスユニット2は制御されることで、プロセスユニット2の感光体ドラム210が寿命に達した場合、及びトナー収納部230に収納されるトナー残量がなくなった場合には、プロセスユニット2は使用不能となったといえるので、ヒューズ212、又は232を溶断し、メモリ213、又は233にアクセスできなくする。複合機1のCPU101は、プロセスユニット2の感光体ドラム210のドラムID及びトナー収納部230のトナーIDを読み取ることができた場合に、印刷処理又は複写処理を行うものであるので、ドラムIDが記憶されたメモリ213及びトナーIDが記憶されたメモリ233にアクセスできないときには、印刷処理及び複写処理はなされない。したがって、既に感光体ドラム210の寿命が経過したプロセスユニットを用いて印刷処理または複写処理することはできない。また、トナー収納部230に収納されるトナー残量が無くなった場合に、トナー収納部230にトナーを補充したとしても、印刷処理又は複写処理することはできない。このように、本実施形態の複合機1及びプロセスユニット2を用いると、寿命を経過した感光体ドラム210や不適切なトナーを補充したトナー収納部230を搭載したプロセスユニット2が使用されることを好適に防ぐことができる。
特に、一度溶断したヒューズは、回復することが無いので、正規のメーカーが製造した使用済みのプロセスユニット2に不適切なトナーを補充するなどしてリサイクルしようとしても、新たなICタグが無い限りリサイクルすることができないので、不適切なプロセスユニット2の使用をより確実に防ぐことができる。
また、以上のように、複合機1及びプロセスユニット2は制御されることで、トナーICタグ231のメモリ233に記憶されるトナー残量が、RAM103のトナー情報テーブル103bに記憶されるトナー残量よりも多い場合には、ヒューズ232が溶断され、複合機1は印刷処理及び複写処理することができなくなる。メモリ233に記憶されるトナー残量が通常の処理において増加することはないので、メモリ233に記憶されるトナー残量がトナー情報テーブル103bに記憶されるトナー残量よりも多いときには、不正な方法でトナーICタグ231にアクセスがなされメモリ233が不正に書き換えられたものであるので、このような場合に、ヒューズ232が溶断されると、不正にメモリ233を書き換えられたトナーICタグ231を搭載したプロセスユニット2が印刷処理又は複写処理に用いられることを防ぐことができる。
また、以上のように、複合機1及びプロセスユニット2は制御されることで、トナー残量検知センサ113に実際に検知されたトナー残量よりもトナーICタグ231のメモリ233に記憶されたトナー残量が少ないときには、ヒューズ232を溶断する。トナーICタグ231のメモリに記憶されたトナー残量よりも実際のトナー残量が多くなるのは、トナー収納部230にトナーが補充された場合であるので、このように構成することで、不適切なトナーの補充がなされたトナー収納部230が搭載されたプロセスユニット2を用いて、複合機1が印刷処理又は複写処理を行うことを防ぐことができる。
なお、正規のメーカーにて、トナー収納部230をリサイクルする場合には、まずトナーICタグ231のスイッチ234を切り替えて、メモリ233にアクセス可能にする(S700)。そして、メモリ233からトナーに関する情報を読み出す(S702)。この読み出した情報はトナーの管理や商品開発に用いられる。そして、トナーICタグ231をトナー収納部230から取り外す(S704)。その後、新たなトナーICタグ231をトナー収納部230に取り付ける(S706)。そして、取り付けたトナーICタグ231のメモリ233に、新たなトナーIDを記憶させ、さらにトナー残量「100%」を記憶させる(S708)。そして、トナー収納部230にトナーを補充して(S710)、リサイクルトナーを完成させる。
なお、上述の実施の形態は一例であり、実施の形態は、上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
上述の実施形態においては、本発明の「溶断手段」として、複合機1に過電流印加部114、115を設ける構成としたが、複合機1のCPU101に制御される過電流印加部がプロセスユニットに設けられる構成であってもよい。
本発明は、例えば、プロセスユニット2を用いて印刷処理及び複写処理を行う複合機1に適用可能である。
1 複合機(画像形成装置)
2 プロセスユニット(記録材カートリッジ)
101 CPU(使用不能状態検知手段、制御手段)
103 RAM(記憶手段)
113 トナー残量検知センサ(残量検知手段)
114、115 過電流印加部(溶断手段)
116、117 ICタグリーダライタ(読取手段、書込手段)
211 ドラムICタグ(情報記憶媒体)
212、232 ヒューズ
230 トナー収納部(記録材収納手段)
231 トナーICタグ(情報記憶媒体)
2 プロセスユニット(記録材カートリッジ)
101 CPU(使用不能状態検知手段、制御手段)
103 RAM(記憶手段)
113 トナー残量検知センサ(残量検知手段)
114、115 過電流印加部(溶断手段)
116、117 ICタグリーダライタ(読取手段、書込手段)
211 ドラムICタグ(情報記憶媒体)
212、232 ヒューズ
230 トナー収納部(記録材収納手段)
231 トナーICタグ(情報記憶媒体)
Claims (5)
- 所定の識別情報が記憶される記憶領域、及び前記記憶領域へのアクセス経路上に設けられたヒューズを具備する情報記憶媒体を有する記録材カートリッジを、装着して使用する画像形成装置であって、
前記情報記憶媒体から前記識別情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段が前記識別情報を読み取ったことを条件として、印刷処理を実行する印刷手段と、
前記記録材カートリッジの使用不能状態を検知する使用不能状態検知手段と、
前記使用不能状態検知手段により使用不能状態が検知されると、前記ヒューズを溶断する溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号を送信する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記記録材カートリッジの記録材残量を検出する残量検出手段と、
前記読取手段により読み取った前記記録材カートリッジの識別情報、及び前記残量検出手段により検出した前記記録材残量を、関連付けて記憶する記憶手段と、を更に備え、
前記記録材カートリッジの識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された記録材残量よりも、新たに前記残量検出手段により検出した前記記録材残量が多いときには、前記制御手段は前記溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記情報記憶媒体に、前記残量検出手段が検出した記録材残量を書き込む書込手段を更に備え、
前記読取手段が、前記情報記憶媒体から読み取った記録材残量よりも、新たに前記検出手段が検出した記録材残量が多いときには、前記制御手段は前記溶断手段に対してヒューズを溶断すべき信号を送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 外部から所定の識別情報を読み取ったことを条件として印刷処理を実行する画像形成装置に着脱自在に構成された記録材カートリッジであって、
所定の識別情報が記憶される記憶領域、及び前記記憶領域へのアクセス経路上に設けられたヒューズを具備する情報記憶媒体、を備えることを特徴とする記録材カートリッジ。 - 前記ヒューズを溶断可能な溶断手段を更に備え、
前記画像形成装置からヒューズを溶断すべき信号を受信したときに、前記溶断手段はヒューズを溶断することを特徴とする請求項4に記載の記録材カートリッジ。
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