JP2017219621A - 廃トナー収容容器およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
廃トナー収容容器は、画像形成装置の本体に着脱可能になっており、廃トナー収容容器が廃トナーで一杯になると、その廃トナー収容容器をユーザーが本体から取り外した後、新品(空)の廃トナー収容容器を本体に装着する作業が通常行われる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、廃トナー収容空間を効率よく使用して、より多くの廃トナーを収容可能な廃トナー収容容器およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的としている。
ここで、前記それぞれの第2部分の下端が前記搬送スクリューの回転軸の軸心よりも下に位置するとしても良い。
ここで、前記それぞれの第2部分の下端が当該廃トナー収容容器の底面よりも上に位置するとしても良い。
ここで、前記一方の第2部分の、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分と、前記他方の第2部分の、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分との間の間隔が、上下方向のどの位置でも同じであるとしても良い。
また、前記一方と他方の第2部分は、当該一方の第2部分の、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分と、当該他方の第2部分の、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分との間の間隔が、下方に向かうに伴って広くなっている部分を含むとしても良い。
さらに、前記隔壁は、前記透孔よりも下にさらに別の透孔が設けられているとしても良い。
また、前記搬送スクリューのうち、前記所定位置よりも前記搬送方向上流側の第1位置から前記所定位置よりも前記搬送方向下流側の第2位置までの第1スクリュー部分の外径D1が、前記第1位置よりも前記搬送方向上流側の第2スクリュー部分の外径D2よりも小さいとしても良い。
さらに、前記搬送スクリューと同軸上であり、前記搬送スクリューよりも前記搬送方向下流側に設けられ、前記搬送スクリューにより前記隔壁よりも前記搬送方向下流側に搬送された廃トナーを撹拌するためのパドルをさらに備えるとしても良い。
さらに、前記搬送スクリューの下流端よりも前記搬送方向下流側の位置に設けられ、前記受入口とは別に廃トナーを受け入れる第2の受入口と、前記第2の受入口から受け入れた廃トナーを前記搬送スクリューの搬送方向とは逆方向に搬送する第2の搬送スクリューと、前記第2の搬送スクリューによる廃トナーの搬送方向において前記第2の受入口よりも下流側且つ前記第2の搬送スクリューの下流端よりも上流側の位置に配置される第2の隔壁と、をさらに備え、前記本体への装着姿勢において前記第2の搬送スクリューの軸方向から前記第2の隔壁を見たとき、前記第2の隔壁は、前記第2の搬送スクリューよりも上に設けられた第3部分と、前記第2の搬送スクリューを挟んで左右方向の少なくとも一方の側に前記第3部分から下に延伸された第4部分とを有し、前記隔壁と前記第2の隔壁との間に、前記搬送スクリューにより搬送された廃トナーと前記第2の搬送スクリューにより搬送された廃トナーの両方が収容される収容空間が形成されているとしても良い。
(1)プリンターの構成
図1は、プリンター1の構成を示す概略正面図である。
同図に示すように、プリンター1は、画像形成部3、中間転写部4、給送部5、定着部6、制御部7、操作パネル8および廃トナー収容容器9などを備えている。
画像形成部3は、作像部3Kと露光部15を有する。
中間転写ベルト41は、駆動ローラー42と従動ローラー43と一次転写ローラー44に張架されて矢印Bで示す方向に周回駆動される。
露光部15は、作像部3Kよりも下に配置され、制御部7からの駆動信号によりK色の画像形成のための光ビームLを発光素子から発し、帯電器32により帯電された感光体ドラム31を照射して露光走査する。この露光走査により、感光体ドラム31上に静電潜像が形成される。
ここでは、現像方式として、現像剤を収容しているハウジングの補給口から補給用の現像剤を少量ずつ補給しつつ、その補給により過剰となった現像剤の一部をハウジングの排出口からハウジングの外に排出させる、いわゆるトリクル現像方式が採用されている。
この一次転写の際に、感光体ドラム31上のトナー像のうち、中間転写ベルト41に転写されずに感光体ドラム31上に残ってしまった残留トナーは、感光体ドラム31の回転によりクリーナー34まで搬送され、クリーナー34により感光体ドラム31上から除去され、廃トナーとして廃トナー収容容器9に送られる。
タイミングローラー54は、中間転写ベルト41上に転写されたK色トナー像が二次転写位置46に搬送されるタイミングに合わせて、シートSを二次転写位置46に搬送する。そして、シートSが二次転写位置46を通過する際に、二次転写ローラー45により中間転写ベルト41上のK色トナー像がシートS上に二次転写される。
二次転写位置46でK色トナー像が二次転写されたシートSは、定着部6に搬送される。定着部6は、二次転写位置46よりも上に配置され、二次転写ローラー45により搬送されて来るシートS上のK色トナー像(未定着画像)を加熱、加圧により熱定着する。定着部6を通過したシートSは、排出ローラー55により機外に排出され、排紙トレイ56に収容される。
図2は、制御部7の構成を示すブロック図である。
同図に示すように制御部7は、通信インターフェース(I/F)部71、CPU72、ROM73、RAM74などを備え、それぞれが相互に通信を行うことができる。
通信I/F部71は、ネットワーク、例えばLANと接続するためのLANカード、LANボードといったインターフェースであり、ネットワークを介して接続される外部の端末装置と通信を行う。
また、CPU72は、廃トナー収容容器9が廃トナーで一杯になったことを検出する廃トナー検出センサー10からの検出信号を受信すると、廃トナー収容容器9の交換を促す警告メッセージを操作パネル8に表示させる。
さらに、CPU72は、廃トナー収容容器9に設けられている回転搬送部材(後述)を回転させるための駆動モーター13を動作させる。
図3は、廃トナー収容容器9の構成を示す分解斜視図であり、廃トナー収容容器9がプリンター1の装置本体2に装着されたときの装着姿勢における分解斜視図を示している。
同図において、プリンター1を装置正面側から見たときの左右方向をX軸、装置前後方向をY軸、上下(高さ)方向をZ軸で示している。
廃トナー受入口131は、作像部3Kのクリーナー34から排出された廃トナーを受け入れ、廃トナー受入口132は、作像部3Kの現像器33から排出された、トリクル現像方式による廃トナーを受け入れる。廃トナー受入口133は、中間転写部4のクリーナー47から排出された廃トナーを受け入れる。
ギア126は、駆動モーター13(図2)の駆動力の伝達により一定方向に回転し、ギア126の回転により、回転軸121がギア126と同方向に回転する。回転軸121の回転により、搬送スクリュー122、125とこれらと同軸上に設けられたパドル123、124とが回転軸121を中心に軸周りに回転する。駆動モーター13は、例えばプリントジョブ実行中などに回転駆動される。
搬送スクリュー125は、回転軸121の回転により、収容された廃トナーを図4に示す搬送方向β(右方向)に搬送可能、つまりα方向とは逆方向のβ方向への搬送力が廃トナーに作用するように螺旋羽根の向きが搬送スクリュー122とは逆向きになっている。
内部空間90には、搬送部材120とは別に、X軸方向の所定位置G1、G2に隔壁101、102が設けられている。隔壁101、102は、内部空間90のうち、搬送部材120よりも上の空間をX軸方向に並ぶ3つの第1上部空間151、第2上部空間152、第3上部空間153に仕切り、X軸方向中央の第2上部空間152を廃トナー収容空間として確保する部材である。
図5は、図4に示すC−C線における矢視断面図であり、隔壁101を矢印Dで示す方向(回転軸121の軸方向)から見たときの図に相当する。なお、図5ではZ軸に平行な方向を上下方向、Y軸に平行な方向を左右方向という。
切り欠き部11eは、隔壁101の下端縁11dの一部が下方に開口11zを有するように切り開いて形成され、切り欠き部11eを形成する縁のうち、搬送スクリュー122の軸心129(回転軸121の軸心)よりも上の部分11wが搬送スクリュー122の外周(回転域)に沿った同心の半円形状であり、軸心129よりも下の部分11p、11qが鉛直方向下向きに延伸される直線形状になっている。
搬送スクリュー122は、搬送方向αの下流端221が隔壁101の切り欠き11eを貫通して、隔壁101よりも搬送方向αの下流側まで延長されるように軸方向長さが設定されている。また、搬送スクリュー125は、搬送方向βの下流端251が隔壁102の切り欠き11eを貫通して、隔壁102よりも搬送方向βの下流側まで延長されるように軸方向長さが設定されている。
このような構成において、本実施の形態では、廃トナー受入口131と132からX軸方向右端の第1下部空間161に収容された廃トナーを搬送スクリュー122で中央の第2下部空間162に搬送し、廃トナー受入口133から左端の第3下部空間163に収容された廃トナーを搬送スクリュー125で中央の第2下部空間162に搬送して、第2下部空間162とその上の第2上部空間152とからなる収容空間172に廃トナーをまとめて貯蔵する構成をとっている。
図6〜図10は、廃トナー収容容器9に廃トナーが収容され始めてから一杯になるまでの間の様子を段階的に示す模式図である。
図6に示すように廃トナー受入口131、132から廃トナー収容容器9内に入った廃トナーTは、重力により落下して、第1下部空間161における廃トナー受入口131、132の真下の位置で廃トナー収容容器9の底面板96上に堆積されていく。同様に、廃トナー受入口133から廃トナー収容容器9内に入った廃トナーTも重力により落下して、第3下部空間163における廃トナー受入口133の真下の位置で底面板96上に堆積されていく。
第1下部空間161において、堆積された廃トナーの山Taの頂部が搬送スクリュー122の高さ位置に達すると、搬送スクリュー122による矢印α方向の搬送力が廃トナーTに作用する。これにより、図7に示すように廃トナーの山Taが崩され、崩れ落ちる廃トナーTが第1下部空間161と第2下部空間162との連通空間90bを通って、第2下部空間162になだれ込む。このなだれ込みを廃トナーの拡散といい、第1下部空間161から第2下部空間162への廃トナーTの搬送を助ける。
廃トナー受入口131、132、133から新たな廃トナーTが第1下部空間161と第3下部空間163に少しずつ入ってくることが継続するのに伴って、第1下部空間161と第3下部空間163では、堆積された廃トナーの山Taの高さ位置が搬送スクリュー122、125の回転軸121と略同じ高さ位置に維持されつつ、第2下部空間162では、第1下部空間161と第3下部空間163から搬送スクリュー122、125により第2下部空間162に搬送されて来た廃トナーTの堆積により、廃トナーTの山の高さ位置が上昇していく。
このため搬送スクリュー122、125による1回転当たりの廃トナーの搬送量を同じにすると、第3下部空間163から第2下部空間162に搬入される単位時間当たりの廃トナーの量Tmよりも、第1下部空間161から第2下部空間162に搬入される単位時間当たりの廃トナーの量Tnの方が多くなり、廃トナーの搬入量に差がつくことになる。
そこで、本実施の形態では、上記廃トナーの量TmとTnが同程度になるようにすべく、搬送スクリュー125よりも搬送スクリュー122の方が螺旋羽根のピッチを短くして単位回転数当たりの廃トナーの搬送量が少なくなるように構成している。
図8に示すように第2下部空間162に堆積された廃トナーTの山の高さ位置が回転軸121と略同じ高さ位置まで達すると、第1下部空間161〜第3下部空間163に亘って廃トナーTの山の高さが略同じになる。
すなわち、隔壁101について見ると、収容空間172の廃トナーの山Taのうち、第1下部空間161に堆積されている廃トナーの山Tbよりも高い位置に存する廃トナーTcが重力により、第1下部空間161の廃トナーTbの上に崩れ落ちようとしても隔壁101の上部を構成する第1部分201により遮られる。
さらに、廃トナーTcが隔壁101の切り欠き部11eと搬送スクリュー122との間の僅かな隙間11fを搬送スクリュー122による搬送力の向き(矢印α方向)に抗して、その逆方向に通り抜けようとすることは容易ではない。
このような作業の間に、廃トナー収容容器9が図9に示す水平姿勢(装着姿勢)から、例えば第3下部空間163が第1下部空間161に対して上になるような傾斜姿勢でサービスマンにより持ち運びされることが生じても、本実施の形態の構成によれば、第2上部空間152内の廃トナーTが重力で第1下部空間161に戻る(逆流する)ことが生じ難くなる。
この比較例の構成を図9の状態に適用すれば、第2上部空間152の廃トナーTcが、隔壁101の下端と搬送スクリュー122との間の隙間を通って第1下部空間161に戻る逆流が生じ、第1下部空間161に堆積されている廃トナーTbの上にさらに堆積されることが生じ易い。
このため、第1下部空間161内の廃トナーTのうち搬送スクリュー122の周辺に存する廃トナーTが搬送スクリュー122により矢印α方向に第2下部空間162に向かって搬送されつつ、同時に、収容空間172に堆積された廃トナーTcが矢印α方向とは反対方向にその連通空間のうち正面板91または背面板92の近傍部分を通って第1下部空間161に戻されるといった逆流が生じ易い。
このような廃トナーTの逆流が生じると、収容空間172から第1下部空間161に戻る廃トナーTの量だけ、比較例では、収容空間172に収容可能な廃トナーTの最大収容量が少なくなる。
同図に示す状態からさらに廃トナーTの収容量が増え、Z軸方向上方が開口した検出口191の中に廃トナーTが入ると、その廃トナーTは、検出口191から下方に向かって延びる筒状の通路190の中を落下する。この通路190は、上端の検出口191が廃トナー収容容器9の内部空間側に入り、検出口191よりも下方の部分が廃トナー収容容器9の外側に出ているように形成されており、その下端が有底になっている。
以上説明したように、本実施の形態の廃トナー収容容器9を用いることにより、収容空間172に廃トナーTを効率よく収容させることができる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、図5に示すように隔壁101の下端縁11dの高さ位置が搬送スクリュー122の回転域における下端128の高さ位置H2と一致している構成例を説明したが、これに限られない。
搬送スクリュー122を挟んで左右方向両側のそれぞれに隔壁101の第2部分202が少しでも存する構成、換言すると搬送スクリュー122の回転域における上端127の高さ位置H4よりも隔壁101の下端縁11dの高さ位置が下に位置するような構成をとれば、少なくとも図5に示す高さ位置H3とする比較例よりも廃トナーTの逆流防止を図ることができる。
なお、廃トナーの逆流防止効果の観点からすれば、隔壁101の下端縁11dの高さ位置が搬送スクリュー122に対してより低い方が望ましく、例えば高さ位置がH1よりもH2の方が好ましい。
同図に示す隔壁101は、搬送スクリュー122が挿通する、切り欠き部としての透孔11gが設けられ、隔壁101の下端縁11dの高さ位置が底面板96よりも上に位置するように構成されている。この透孔11gを有する構成は、隔壁101の各第2部分202の下端部11m、11nが搬送スクリュー122よりも下の位置まで延伸され、その一方の下端部11mと他方の下端部11nとが搬送スクリュー122よりも下の位置で連結部分203により連結される構成ということができる。
隔壁101の下端縁11dと底面板96との間に連通空間90bが存するので、上記の廃トナーの拡散を生じさせることができる。
また、図11(c)に示す隔壁101の構成をとることもできる。
例えば、図12に示す隔壁101の構成をとることもできる。
切り欠き部11eのうち、直線縁11p、11qでは開口11zのY軸方向(左右方向)の幅Wが一定であるが、傾斜縁11pa、11qaでは下方に向かうに連れて幅Wが広くなっている。図12に示す隔壁101は、図5に示す隔壁101における、搬送スクリュー122を挟んで左右方向両側のそれぞれの下端部11m、11nの下に、さらに傾斜縁11pa、11qaを有する縁部を追加したものに相当する。
図12では、傾斜縁11pa、11qaを直線形状としたが、これに限られず、例えば曲線形状などにすることもできる。また、傾斜縁11pa、11qaがそのまま斜め下方に延伸されて背面板92、正面板91に接続される構成(水平方向の下端縁11dが存しない構成)とすることもできる。さらに、開口幅Wを拡幅する構成としては、例えば図5に示す直線縁11p、11qを鉛直方向下向きに延伸する構成に代えて、直線縁11p、11qの間の間隔Wが下方に向かうに伴って広くなるように鉛直方向に対して傾斜させた構成をとることもできる。
なお、開口11zの開口幅Wを拡幅する構成に限られず、例えば直線縁11p、11qをそのまま下方に真っ直ぐに延長した形状の切り欠き部(破線11pb、11qb)を設ける構成とすることもできる。さらに、直線縁11p、11qをそのまま底面96まで下に延長して底面96に接続する構成をとることもできる。
(4)上記実施の形態では、搬送スクリュー122の外径とピッチが軸方向一方端から他方端までの間に亘って一定であるとしたが、これに限られない。
また、搬送スクリュー122のスクリュー部分181の外径D1を縮径することに代えて、螺旋羽根183のピッチP1(図14)をスクリュー部分182の螺旋羽根184のピッチP2(図14)よりも小さくする構成をとることもできる。螺旋羽根のピッチが小さいほど、X軸方向における単位長さ当たりの螺旋羽根の巻き数が多くなり、これが収容空間172から空間185を通って第1下部空間161に戻ろうとする廃トナーTに対する搬送抵抗になって、廃トナーTの逆流を抑制することができる。
(5)上記実施の形態では、搬送スクリュー122、125の回転駆動力を装置本体2側の駆動モーター13からギア126(伝達部材)を介して伝達される構成例を説明したが、これに限られず、例えば廃トナー収容容器9に駆動モーターなどの駆動部を設ける構成をとることもできる。また、伝達部材としてはギアに限られず、例えばベルトなどでも良い。
(7)また、上記実施の形態では、図4に示すように第2上部空間152において検出口191のX軸方向の配置位置を略中央とする構成例を説明したが、これに限られない。
すなわち、搬送量QtaとQtbに大きな差がある場合、第2上部空間152のうち、廃トナーTの搬送量が多い方の下部空間に近い側(例えば図4に示す部分空間Sa)の方が遠い側(例えば図4に示す部分空間Sb)よりも先に廃トナーTで一杯になることが多い。このため、先に廃トナーTで一杯になることが多い方の部分空間Saに検出口191を配置すれば、廃トナーTの搬送量が少ない方の部分空間Sbでまだ廃トナーを収容可能であっても、一杯であると検出されてしまうことが起こり易くなる。
(9)上記実施の形態では、画像形成装置としてやトリクル現像方式のモノクロプリンターの構成例を説明したが、これに限られない。カラー画像形成可能なカラープリンターにも適用できる。また、トリクル現像方式ではない通常の現像方式(廃トナーを含む現像剤の排出を行わない構成)にも適用できる。この場合、現像器33から廃トナーが排出されないので、作像部3Kからはクリーナー34からの廃トナーが廃トナー収容容器に収容されることになる。また、プリンターに限られずに、例えば複写機、ファクシミリ装置、MFP(Multiple Function Peripheral)等の画像形成装置一般に適用できる。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ可能な限り組み合わせるとしても良い。
2 装置本体
3K 作像部
9 廃トナー収容容器
10 廃トナー検出センサー
11d、11r、12d 隔壁の下端縁
11e 切り欠き部
11m、11n 隔壁の下端部
11p、11q、11w 第2部分の縁部
11pa、11qa 傾斜縁
11z 開口
90b、90c 連通空間
101、102 隔壁
121 回転軸
122、125 搬送スクリュー
123、124 パドル
129 軸心
131、132、133 廃トナー受入口
151 第1上部空間
152 第2上部空間
153 第3上部空間
161 第1下部空間
162 第2下部空間
163 第3下部空間
172 収容空間
181 第1スクリュー部分
182 第2スクリュー部分
201 隔壁の第1部分
202 隔壁の第2部分
203 連結部分
D1、D2 外径
H1 軸心の高さ位置
H2 搬送スクリューの回転域における下端の高さ位置
H4 搬送スクリューの回転域における上端の高さ位置
P1、P2 ピッチ
T 廃トナー
W 開口幅
α、β 廃トナーの搬送方向
Claims (20)
- 画像形成装置の本体に着脱可能であり、画像形成に不要になった廃トナーを受入口から受け入れて収容する廃トナー収容容器であって、
前記受入口から受け入れた廃トナーを搬送する搬送スクリューと、
前記受入口よりも廃トナーの搬送方向下流側であり且つ前記搬送スクリューの下流端よりも当該搬送方向上流側の所定位置に配置される隔壁と、
を備え、
前記本体への装着姿勢において前記搬送スクリューの軸方向から前記隔壁を見たとき、
前記隔壁は、前記搬送スクリューよりも上に設けられた第1部分と、前記搬送スクリューを挟んで左右方向の少なくとも一方の側に前記第1部分から下に延伸された第2部分とを有することを特徴とする廃トナー収容容器。 - 前記第2部分は、前記搬送スクリューを挟んで左右方向両側のそれぞれに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の廃トナー収容容器。
- 前記それぞれの第2部分の下端が前記搬送スクリューの回転軸の軸心よりも下に位置することを特徴とする請求項2に記載の廃トナー収容容器。
- 前記それぞれの第2部分の下端が当該廃トナー収容容器の底面よりも上に位置することを特徴とする請求項3に記載の廃トナー収容容器。
- 前記一方と他方の第2部分のそれぞれの、前記搬送スクリューの軸心よりも上の部分のうち前記搬送スクリューと対向する縁部の形状が、前記搬送スクリューの回転域に沿った円弧状であることを特徴とする請求項3または4に記載の廃トナー収容容器。
- 前記一方の第2部分の、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分と、前記他方の第2部分の、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分との間の間隔が、上下方向のどの位置でも同じであることを特徴とする請求項5に記載の廃トナー収容容器。
- 前記一方と他方の第2部分のそれぞれの、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分のうち前記左右方向に前記搬送スクリューに近い側の縁部の形状が、当該廃トナー収容容器の底面に向かって延伸する直線形状であることを特徴とする請求項6に記載の廃トナー収容容器。
- 前記一方と他方の第2部分は、
当該一方の第2部分の、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分と、当該他方の第2部分の、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分との間の間隔が、下方に向かうに伴って広くなっている部分を含むことを特徴とする請求項5に記載の廃トナー収容容器。 - 前記一方と他方の第2部分のそれぞれの、前記搬送スクリューの軸心よりも下の部分のうち前記左右方向に前記搬送スクリューに近い側の縁部が、当該廃トナー収容容器の底面に向かって延伸される直線縁と、当該直線縁の下端から延伸される傾斜縁とを含み、
前記一方の第2部分の直線縁と前記他方の第2部分の直線縁との間の間隔が上下方向のどの位置でも同じであり、
前記一方の第2部分の傾斜縁と前記他方の第2部分の傾斜縁との間の間隔が下方に向かうに伴って広くなっていることを特徴とする請求項8に記載の廃トナー収容容器。 - 前記装着姿勢において前記隔壁を前記搬送スクリューの軸方向から見たとき、前記隔壁を挟んで左右方向の一方の側に当該廃トナー収容容器の底面から立設される第1側壁と他方の側に当該廃トナー収容容器の底面から立設される第2側壁とを備え、
前記受入口は、前記第1側壁に設けられており、
前記隔壁のそれぞれの第2部分のうち、前記搬送スクリューを挟んで前記第1側壁の位置する側に存する第2部分の下端の方が、前記第2側壁の位置する側に存する第2部分の下端よりも当該廃トナー収容容器の底面からの高さ位置が下であることを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載の廃トナー収容容器。 - 前記搬送スクリューを挟んで左右方向両側のそれぞれに設けられた一方と他方の第2部分の下端部が前記搬送スクリューよりも下の位置まで延伸されており、
前記隔壁は、
前記一方の第2部分の下端部と前記他方の第2部分の下端部とを前記搬送スクリューよりも下の位置で連結する連結部分を有し、
前記搬送スクリューを挿通させる透孔が形成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の廃トナー収容容器。 - 前記隔壁の下端が当該廃トナー収容容器の底面よりも上に位置することを特徴とする請求項11に記載の廃トナー収容容器。
- 前記隔壁は、
前記透孔よりも下にさらに別の透孔が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の廃トナー収容容器。 - 前記搬送スクリューのうち、前記所定位置よりも前記搬送方向上流側の第1位置から前記所定位置よりも前記搬送方向下流側の第2位置までの第1スクリュー部分の外径D1が、前記第1位置よりも前記搬送方向上流側の第2スクリュー部分の外径D2よりも小さいことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の廃トナー収容容器。
- 前記搬送スクリューは、前記搬送方向に螺旋状に延びた螺旋羽根を有し、
前記搬送スクリューのうち、前記所定位置よりも前記搬送方向上流側の第1位置から前記所定位置よりも前記搬送方向下流側の第2位置までの第1スクリュー部分の螺旋羽根のピッチP1が、前記第1位置よりも前記搬送方向上流側の第2スクリュー部分の螺旋羽根のピッチP2よりも小さいことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の廃トナー収容容器。 - 前記搬送スクリューにより前記隔壁よりも前記搬送方向下流側に搬送され、前記搬送スクリューよりも上の高さ位置まで堆積された廃トナーを検出可能な検出部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の廃トナー収容容器。
- 前記搬送スクリューと同軸上であり、前記搬送スクリューよりも前記搬送方向下流側に設けられ、前記搬送スクリューにより前記隔壁よりも前記搬送方向下流側に搬送された廃トナーを撹拌するためのパドルをさらに備えることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の廃トナー収容容器。
- 前記本体の駆動部からの回転駆動力を前記搬送スクリューに伝達する伝達部材をさらに備えることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の廃トナー収容容器。
- 前記搬送スクリューの下流端よりも前記搬送方向下流側の位置に設けられ、前記受入口とは別に廃トナーを受け入れる第2の受入口と、
前記第2の受入口から受け入れた廃トナーを前記搬送スクリューの搬送方向とは逆方向に搬送する第2の搬送スクリューと、
前記第2の搬送スクリューによる廃トナーの搬送方向において前記第2の受入口よりも下流側且つ前記第2の搬送スクリューの下流端よりも上流側の位置に配置される第2の隔壁と、
をさらに備え、
前記本体への装着姿勢において前記第2の搬送スクリューの軸方向から前記第2の隔壁を見たとき、
前記第2の隔壁は、前記第2の搬送スクリューよりも上に設けられた第3部分と、前記第2の搬送スクリューを挟んで左右方向の少なくとも一方の側に前記第3部分から下に延伸された第4部分とを有し、
前記隔壁と前記第2の隔壁との間に、前記搬送スクリューにより搬送された廃トナーと前記第2の搬送スクリューにより搬送された廃トナーの両方が収容される収容空間が形成されていることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の廃トナー収容容器。 - 像担持体上にトナー像を形成する画像形成装置であって、
画像形成に不要になった廃トナーを収容する、請求項1〜19のいずれか1項に記載の廃トナー収容容器を備えることを特徴とする画像形成装置。
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