JP3525019B2 - 粉体ポンプ付き画像形成装置 - Google Patents

粉体ポンプ付き画像形成装置

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JP3525019B2
JP3525019B2 JP32199996A JP32199996A JP3525019B2 JP 3525019 B2 JP3525019 B2 JP 3525019B2 JP 32199996 A JP32199996 A JP 32199996A JP 32199996 A JP32199996 A JP 32199996A JP 3525019 B2 JP3525019 B2 JP 3525019B2
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智 村松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタあるいはファクシミリの画像形成装置に関するも
ので、特に画像形成に用いられクリーニングされた現像
剤の回収・移送を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術及】画像形成システムの一つに、電子写真
複写方式に係るシステムがあり、この方式を用いた装置
として、多数の複写機、プリンタあるいはファクシミリ
が存在する。
【0003】電子写真複写方式は、一様帯電された像担
持体をなす感光体上に露光や光書き込み等によって静電
潜像を形成し、この静電潜像を、例えば磁性キャリアと
トナーとを混合した二成分系現像剤のトナーあるいは両
者を一体化した一成分系現像剤を用いて可視像化処理
し、その可視像を転写材に転写して複写物を得るもので
ある。
【0004】可視像化処理に用いられる現像剤は、可視
像処理を行うことに伴い消費され、その消費量が所定程
度を越えると補充を必要とする。例えば、二成分系現像
剤の場合には、トナーの量が経時的に減少し、現像装置
中の現像剤におけるトナーの濃度が低下し、その結果、
所望の画像濃度が得られなくなる。そこで、画像濃度の
低下を抑えるために、現像剤中でのトナー濃度が所定値
以下になると、現像装置へトナーを補給して現像剤中で
のトナー濃度を安定した状態に維持することが行われて
おり、そのためのトナー補給装置が備えられている。
【0005】また画像形成装置には、可視像転写後に感
光体上に残留するトナーを除去するためのクリーニング
装置が設けられている。転写された可視像を有する転写
材を定着装置へ送る搬送装置等、他の画像形成部位にお
いても最終的に画像形成に供されなかったトナーが残
り、このような残留トナーについてもクリーニング装置
が備えられている。これらクリーニングして集められた
残留トナーは、画像形成処理が繰り返し行われることに
よって増加し、やがてクリーニング装置内で満杯となっ
てクリーニング処理に支障をきたすため、適宜取り除か
れなければならず、そのための回収トナー収納装置が設
けられている。
【0006】トナー補給装置から現像装置へのトナー補
給やクリーニング装置から回収トナー収納装置へのトナ
ー移送については、これら互いの装置の間をパイプでつ
なぎ、パイプ内に配設されたコイルスクリューによって
トナー補給装置やクリーニング装置から現像装置乃至回
収トナー収納装置に向けてトナーを移送するようになっ
ている。このようなコイルスクリューを使用する他、ト
ナー移送には各種形状のパドルやバケット等を用いるこ
とも知られており、更に異なる移送方式として、重力を
利用してトナーを自然落下させてトナー収納装置に向け
て案内させる構成も公知である。
【0007】更に近年に至り資源の有効利用が求めら
れ、取り除かれたトナーについても再利用することが求
められている。そこで、クリーニング装置に回収された
トナーを上記トナー補給装置に移送する機構も提案され
ている。例えば、クリーニング装置内に回収トナーの排
出部を設け、このトナー排出部と、これとは別体で設置
されたトナー貯溜部あるいは現像装置との間をパイプを
介して連結し、そのパイプ内に配設された搬送スクリュ
ーで移送を行う構成が知られている。現像部へのトナー
補給と同じように重力を用いて回収トナーを回収トナー
貯溜部へ落下させる構成も公知である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の移送方式にあっては、例えばコイルスクリューが現像
装置や回収トナー収納装置のごく近傍まで配置されてい
る必要があり、またコイルスクリューの確実な回転を保
証するために望ましくは直線移送又は大きな曲率半径で
の曲線移送のようなかなり制約のある移送路を確保する
必要がある等の問題がある。即ち、重力を用いる場合は
もちろん、コイルスクリュー等を用いても、レイアウト
上の制約を招き、装置設計の際の自由度に制限を与える
ものであり、場合によっては装置の複雑化、大型化の原
因ともなる。
【0009】更に、移送対象たるトナーは、移送の際に
作用する移動力が過大になると、機械的なストレスが大
きく発生しやすくなる。特に、トナー同士を圧縮する力
が強い場合には、圧縮熱による熱融着が発生してトナー
を凝着させてしまう所謂ブロッキングと称される現象が
起り、トナーの搬送性が悪化する。更にこのような現象
に加えて、トナーの破砕や帯電特性の低下等も同時に発
生しやすくなり、現像装置で用いられるべきトナーとし
ての特性が不適格になるおそれがある。トナーを移送す
る際にパイプと当該パイプ内に配設された搬送スクリュ
ーを用いる場合でいうと、搬送スクリューによる移送距
離を極力短くすることが求められる。これは、移送距離
が長くなればなるほど、搬送スクリューに要求される回
転トルクが一層大きくなり、トナーにも大きな機械的ス
トレスが発生してしまうからである。
【0010】最近の画像形成装置におけるダウンサイジ
ングの要請下においては、トナー移送手段やトナー貯留
部の縮小化が求められるが、これまでの機械的トナー移
送手段においてスケールダウンを図ることは、トナー搬
送力の確保等の点で限界がある。またトナー貯留部のス
ケールダウンは、当該貯留部がトナー補給部であれば、
当該トナー補給部に収容されるトナーが少なく、トナー
補給部が空になることが度々生じ、その都度、トナー補
給部を外部に取り出し、トナー補給部の交換を行う必要
がある。トナー補給部の交換に際しては、稼働状態にあ
る画像形成装置を一旦停止させなければならないので、
交換作業及び装置の再起動に要する時間が無駄な時間と
なる。回収トナー貯留部の場合も、当該貯留部が満杯に
なると当該貯留部の交換が必要となるが、この交換が度
々生じては、クリーニング装置の他に回収トナー貯留部
を設けた意味がない。
【0011】そこでトナー貯留部にはある程度の容量が
求められるが、装置が大型になったり複雑になると、設
置スペースの問題の他にも、トナー貯溜部の交換等のメ
ンテナンスの点でも操作性が悪く、更にはメンテナンス
の実施に伴う、装置の不稼働時間の長時間化乃至は頻繁
化という問題がある。画像形成装置の不稼働時間は、メ
ンテナンスに要する時間に比例するので、メンテナンス
の対象であるトナー貯溜部が大型であるとその分、手間
がかかることになり、装置の稼働率が低下してしまう結
果となる。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記従来の問題
を解消する画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明にし
たがい、静電潜像が形成される像担持体を有し、像担持
体には静電潜像を可視像化処理する現像装置と残留する
トナーをクリーニングする像担持体用クリーニング装置
とが設けられている画像形成装置において、前記現像装
置に補給するトナーを貯留するトナー収納容器と、トナ
ー収納容器のトナーを、フレキシブル材料でなる搬送路
を介して前記現像装置へ移送するトナー供給用移送手段
が設けられ、当該トナー供給用移送手段が、ロータを回
転することにより回収トナーをロータの軸方向へ移動さ
せるスクリューポンプ手段と、当該スクリューポンプ手
段により移動するトナーを拡散状態で流動させるための
エア供給手段とを有してなり、トナー供給用移送手段は
作動を開始する際、エア供給手段がスクリューポンプ手
段よりも先に作動することによって、解決される。
【0014】さらに、上記課題は、本発明にしたがい、
静電潜像が形成される像担持体を有し、像担持体には静
電潜像を可視像化処理する現像装置と残留するトナーを
クリーニングする像担持体用クリーニング装置とが設け
られている画像形成装置において、前記現像装置に補給
するトナーを貯留するトナー収納容器と、トナー収納容
器のトナーを、フレキシブル材料でなる搬送路を介して
前記現像装置へ移送するトナー供給用移送手段が設けら
れ、当該トナー供給用移送手段が、ロータを回転するこ
とにより回収トナーをロータの軸方向へ移動させるスク
リューポンプ手段と、当該スクリューポンプ手段により
移動するトナーを拡散状態で流動させるためのエア供給
手段とを有してなり、トナー供給用移送手段は作動を停
止する際、スクリューポンプ手段がエア供給手段よりも
先に停止することによって、解決される。
【0015】さらにまた、上記課題は、本発明にしたが
い、静電潜像が形成される像担持体を有し、該像担持体
には静電潜像を可視像化処理する現像装置と残留するト
ナーをクリーニングする像担持体用クリーニング装置と
が設けられている画像形成装置において、前記像担持体
用クリーニング装置によって回収されたトナーを、それ
ぞれフレキシブル材料でなる搬送路を介して前記現像装
置へ移送するトナー移送手段が設けられ、当該トナー移
送手段が、ロータを回転することにより回収トナーをロ
ータの軸方向へ移動させるスクリューポンプ手段と、当
該スクリューポンプ手段により移動するトナーを拡散状
態で流動させるためのエア供給手段とを有してなり、ト
ナー移送手段は作動を開始する際、エア供給手段がスク
リューポンプ手段よりも先に作動することによって、解
決される。
【0016】さらにまた、上記課題は、本発明にしたが
い、静電潜像が形成される像担持体を有し、該像担持体
には静電潜像を可視像化処理する現像装置と残留するト
ナーをクリーニングする像担持体用クリーニング装置と
が設けられている画像形成装置において、前記像担持体
用クリーニング装置によって回収されたトナーを、それ
ぞれフレキシブル材料でなる搬送路を介して前記現像装
置へ移送するトナー移送手段が設けられ、当該トナー移
送手段が、ロータを回転することにより回収トナーをロ
ータの軸方向へ移動させるスクリューポンプ手段と、当
該スクリューポンプ手段により移動するトナーを拡散状
態で流動させるためのエア供給手段とを有してなり、ト
ナー移送手段は作動を停止する際、スクリューポンプ手
段がエア供給手段よりも先に停止することによって、解
決される。
【0017】さらにまた、上記課題は、本発明にしたが
い、静電潜像が形成される複数の像担持体を有し、各像
担持体には静電潜像を可視像化処理する現像装置と残留
するトナーをクリーニングする像担持体用クリーニング
装置とが設けられている画像形成装置において、前記像
担持体用クリーニング装置によって回収されたトナー
を、それぞれフレキシブル材料でなる搬送路を介して回
収トナー貯蔵手段へ移送する複数のトナー移送手段が設
けられ、当該トナー移送手段が、ロータを回転すること
により回収トナーをロータの軸方向へ移動させるスクリ
ューポンプ手段と、当該スクリューポンプ手段により移
動するトナーを拡散状態で流動させるためのエア供給手
段とを有してなり、トナー移送手段は作動を開始する
際、エア供給手段がスクリューポンプ手段よりも先に作
動することによって、解決される。
【0018】さらにまた、上記課題は、本発明にしたが
い、静電潜像が形成される複数の像担持体を有し、各像
担持体には静電潜像を可視像化処理する現像装置と残留
するトナーをクリーニングする像担持体用クリーニング
装置とが設けられている画像形成装置において、前記像
担持体用クリーニング装置によって回収されたトナー
を、それぞれフレキシブル材料でなる搬送路を介して回
収トナー貯蔵手段へ移送する複数のトナー移送手段が設
けられ、当該トナー移送手段が、ロータを回転すること
により回収トナーをロータの軸方向へ移動させるスクリ
ューポンプ手段と、当該スクリューポンプ手段により移
動するトナーを拡散状態で流動させるためのエア供給手
段とを有してなり、トナー移送手段は作動を停止する
際、スクリューポンプ手段がエア供給手段よりも先に停
止することによって、解決される。
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を、図面に基づき、
以下に詳細に説明する。図1に、本発明の第1実施例に
係る画像形成装置たる複写機を示す。複写機102は、
周知の電子写真複写方式を用いるものであり、内部に像
担持体としてのドラム状の感光体103を備える。この
感光体103の周囲には、矢印で示す回転方向に沿っ
て、電子写真複写工程を実施する帯電装置104、露光
装置105、現像装置106、転写・搬送装置107、
クリーニング装置108がそれぞれ配置されている。
【0022】露光装置105は、複写機102の上面に
設置されている原稿載置台105Aに載置された原稿
(図1中、符号Gで示す部材)を露光するための光源、
複数の反射鏡及び結像レンズを含む露光光学機構105
Bを備え、原稿に対応する静電潜像を感光体103上に
形成するようになっている。
【0023】感光体103表面に形成された静電潜像
は、現像装置106によって可視像化処理され、その可
視像が給紙装置109から給送される転写紙(便宜上、
図1において符号Pを用いて示す)に静電転写される。
可視像を転写された転写紙は、転写・搬送装置107の
近傍に配置された定着装置110に搬送され、定着され
て機外へ排出される。本実施例では、転写・搬送装置1
07の構造として、一対のローラに掛け回されたベルト
を用いる構造が採用されており、転写後のベルト表面に
残存するトナー等の付着物を除去するブレード等、ベル
トに当接可能な部材を用いたクリーニング装置107A
を備えている。このクリーニング装置107Aは、感光
体103上の残留トナーを除去する感光体用クリーニン
グ装置108とは別に、感光体103に対する画像形成
部材をなす転写・搬送装置107に対応させて設けられ
ている。この場合の転写・搬送装置107は、感光体1
03上からの画像を転写紙に転写してその転写紙上に画
像を形成するという意味から画像形成部材に相当してい
るといえる。
【0024】給紙装置109は、異なるサイズの転写紙
を収容することが可能な給紙カセットを複数備え、選択
されたサイズの転写紙が給紙されるようになっている。
図1に示す複写機102は、転写紙の両面に画像を形成
するための機構を備えている。図において、転写・搬送
装置107による転写紙の搬送方向(図示矢印方向)の
定着装置110下流側には、転写紙の反転搬送路と排紙
トレイへの搬送路との切り換えを行う切り換え爪111
が設けられており、その揺動方向が選択されることによ
り、反転搬送路への転写紙の導入を許容して再度、転写
紙の裏面への画像転写を行うことができるようになって
いる。
【0025】現像装置106については、その詳細な構
成が図2に示される。この現像装置106は、二成分系
現像剤を用いるようになっている。そして当該現像装置
106は、現像容器106Aとトナー補給部106Bと
で構成されており、そのうち、現像容器106Aは、図
中、矢印AOで示す方向に移動可能な潜像担持体たる感
光体ドラム103の近傍に配置され、一方、トナー補給
部106Bは現像容器106Aに搭載されている。
【0026】現像容器106Aの内部には、撹拌ローラ
106Cおよびパドルホイール106Dが設けられてお
り、撹拌ローラ106Cにより撹拌混合されて互いに逆
極性に摩擦帯電させられたトナーとキャリアとからなる
二成分系現像剤がパドルホイール106Dによって汲み
上げられるようになっている。また、トナー補給部10
6Bは、感光体103に供給されるトナーの濃度が低下
した場合に、トナー補給ローラ106B1の回転により
トナーを撹拌ローラ106Cに向けて繰り出すようにな
っている。
【0027】パドルホイール106Dによって現像剤が
汲み上げられる位置には、感光体ドラム103に近接さ
せて複数の現像ローラ106E,106Fが設けられて
いる。現像ローラ106E,106Fは、感光体ドラム
103の移動方向に沿って上流側及び下流側に配置され
ていて、上流側に位置するものが第1の現像ローラ10
6Eであり、そして下流側に位置するものが第2の現像
ローラ106Fである。
【0028】これら第1、第2の現像ローラ106E,
106Fは、図示しない駆動部により図中、反時計方向
に回転可能なスリーブとこのスリーブの内部に固定され
たマグローラとを主要部として備えている。このうち、
スリーブは、アルミニウムあるいはステンレス鋼等の非
磁性体で構成され、またマグローラは、フェライト磁石
あるいはゴム磁石、更にはナイロン粉末とフェライト粉
末とを混練して成形された磁極を周方向に沿って複数配
置された構成を有している。
【0029】現像容器106A内において、第1の現像
ローラ106Eの周面における任意の箇所が感光体ドラ
ム103と対向する前に到達する位置には、ドクターブ
レード106Gが設けられている。このドクターブレー
ドは、現像ローラ106Eに担持される磁気ブラシの層
厚を規制するためのものであり、金属製部材で形成され
ている。ドクターブレード106Gの近傍には、延在方
向一端をドクターブレード106Gの近傍に位置させ、
延在方向他端を撹拌ローラ106Cの上位に位置させた
セパレータ106Hが配置されている。セパレータ10
6Hにおける延在方向他端には、回転可能な搬送スクリ
ュー106Jが配置されている。
【0030】現像容器106Aにおいては、パドルホイ
ール106Dの回転時に発生する遠心力によって現像剤
が汲み上げられ、第1の現像ローラ106Eに向けて放
出される。放出された現像剤の一部は、図中、矢印A1
で示すように、直接、第1の現像ローラ106Eに供給
されて第1の現像ローラ106Eの表面に担持される。
また、放出される現像剤の残りの一部は、第2の現像ロ
ーラ106Fに突き当たることによって跳ね返ると第1
の現像ローラ106E側の磁力により当該ローラ106
Eの表面に担持される。
【0031】第1の現像ローラ106Eへの現像剤の供
給を第2の現像ローラ106F側からも行うようにする
ためには、第2の現像ローラ106Fからの跳ね返り量
を多くする目的でパドルホイール106Dの回転速度を
比較的高速化し、遠心力を増大させておく必要がある。
【0032】第1の現像ローラ106Eに担持された現
像剤は、その現像スリーブの回転に伴ってローラ表面を
移動し、ドクターブレード106Gによって層厚を規制
された上で、第1の現像ローラ106Eと感光体ドラム
103とが対向する第1の現像領域D1に達する。現像
領域D1に達した現像剤は、第1の現像ローラ106E
側での磁力作用が弱まる位置に移動すると、第2の現像
ローラ106F側での現像スリーブの回転及びマグロー
ラからの磁力によって、図中、二点鎖線で示すように、
第2の現像ローラ106Fと感光体ドラム103とが対
向する第2の現像領域D2に向け移送される。
【0033】第2の現像ローラ106Fの磁力が作用し
なくなる位置で現像剤は現像容器106Aの底部に落下
し、再度、パドルホイール106Dにより撹拌される。
ドクターブレード106Gによって掻き取られた現像剤
は、セパレータ106Hによってその延在方向他端に位
置する搬送スクリュー106Jに向けて案内され、搬送
スクリュー106Jにより撹拌ローラ106C上に振り
落とされるようになっている。このため、セパレータ1
06Hにおける延在方向他端には、現像剤を落下させる
ためのスリットが撹拌ローラ106Cと対向する位置に
形成されている。
【0034】第1、第2の現像ローラ106E,106
Fに設けられているマグローラは、第1、第2の現像ロ
ーラ106E,106F同士の最も接近している位置の
間に同極同士による反発磁界が形成できる磁極の配置を
設定され、現像剤の移送方向が第2の現像ローラ106
Fに向かう方向に強制的に設定されるようになってい
る。これにより、現像剤は、第2の現像ローラ106F
側の磁極の磁力によって第2の現像ローラ106Fに受
け渡されることになる。
【0035】現像容器106A内の撹拌ローラ106C
の近傍には、トナーとキャリアとの混合比を検出するた
めのトナー濃度検出手段をなすトナー濃度センサ106
Kが配置されている。トナー濃度センサ106Kは、一
例として、現像剤中に位置するコイルのインダクタンス
変化を利用して、現像剤中でのトナーの含有量からトナ
ー濃度を検出する方式を用いている。
【0036】現像装置106のトナー補給部106B
は、その一部が複写機102の外部に位置している。そ
の一部は、トナー補給部106Bに設けられている撹拌
部材106Mの軸方向一端側が相当しており、その一端
側には、図3に示すように、トナーの補給用開口106
Lが形成されている。この開口106Lには、後述する
トナー供給手段200が着脱可能に設置されるようにな
っている。図3において符号106Nは、トナー補給部
106B内の補給トナーから作用する圧力を検出するこ
とでトナー残量をトナーの堆積レベルより検出するため
の圧電素子からなるセンサである。このセンサ106N
は、トナーからの圧力が作用しなくなると、その時点か
ら所定の補給回数あるいは所定時間後にトナー補給部1
06B内のトナーが全て消費されてしまうことを前もっ
て判別するトナーニアエンド信号を制御部に対して出力
するようになっている。
【0037】トナー補給部106Bの一部が複写機10
2の外部に位置することにより、複写機102内で現像
装置106のトナー補給に関わる構成部品が専有する高
さ方向での寸法を小さくすることができる。
【0038】トナー供給手段200は、現像装置106
とは別体で構成されたユニット構造であり、トナー補給
部106Bに収容されている補給用トナーが減少した際
に補給するために用いられる。トナー供給手段200の
構成は、図4乃至図7に示されている。
【0039】図4において、トナー供給手段200は、
縦方向に長手方向が設定された漏斗形状のトナー分離部
200Aを備えている。トナー分離部200Aは、後で
詳しく述べるトナー供給・回収装置300から空気によ
り圧送されるトナーと空気とを分離し、トナーのみを重
力により落下させて現像装置106のトナー補給部10
6Bに導入することを可能とするホッパによって構成さ
れている。このため、トナー分離部200Aの上部位置
には、図5に示すように、横断面の中心位置から偏心し
た位置にトナー移送手段をなし、後述するトナー供給・
回収装置300から延長されて設けられているパイプ3
03A(図4)の一端及び当該パイプ303Aと相対位
置で感光体ドラム103のクリーニング装置108から
延長されているパイプ401の一端がそれぞれ連結さ
れ、下部位置には、図6に示すように、現像装置106
のトナー補給部106Bに連通可能な開口200Bが形
成されている。これにより、パイプ303A,401か
ら圧送されてくる空気とトナーとの混合気は、図6に示
すように、トナー分離部200Aの内周壁に衝突する
と、トナー分離部200Aの形状及びパイプ303A,
401からの吐出位置により、螺旋運動しながら下降
し、比重の軽い空気が上昇する一方、比重の大きいトナ
ーのみが落下し、空気とトナーとが分離される。
【0040】図6において、トナー分離部200Aの上
面には、空気のみを吐き出すためのフイルタ201が設
けられており、またその下面には、開口200Bを開閉
するための開閉部材202が設けられている。開閉部材
202は、係止部材202Aと、トナー供給手段支持部
材202Bと、シャッター部材202Cと、ストッパ部
材202Dを主要部として備えている。
【0041】係止部材202Aは、支軸203を支点と
する揺動部材であり、図7に示すように、この揺動端部
の先端に把手202A1が、そして先端までの途中に折
り返された係止片202A2がそれぞれ備えられてい
る。係止片202A2には、支軸203に捲装される弦
巻バネ204の一端が掛けられている。弦巻バネ204
の他端は、トナー分離部200Aの外周壁に当接してい
る。これにより、係止部材202Aは、通常、トナー分
離部200Aから遠ざかる方向への揺動が可能になって
いる。
【0042】トナー供給手段支持部材202Bは、図6
及び図7に示すように、取り付け支持台202B2に対
してネジ止めされている。取り付け支持台202B2
は、図4から明らかなように、不動部をなすブラケット
205に一片がネジ206によって取り付けられた板金
部材で構成されており、ブラケット205への取付箇所
に至る途中に折曲げ部が形成され、その折曲げ部にスト
ッパ部材202Dがネジ止めされて着脱可能になってい
る。
【0043】トナー供給手段支持部材202Bには、図
6及び図7に示すように、トナー分離部200Aの下部
と対向する位置に、トナー分離部200Aの下部を装着
可能な開口が形成されている。
【0044】ストッパ部材202Dは、図6において、
トナー供給手段支持部材202Bに対しネジ止めされた
ときに係止部材202Aの係止片202A2と対向して
係止部材202Aの揺動を規制する係合部202D1を
備えている。
【0045】シャッター部材202Cは、係止部材20
2Aの支軸203と一体にされることによって係止部材
202Aとともに回転することが可能な円板によって構
成されており、図7に示すように、その一部にトナー分
離部200Aの下端開口に連通可能な切り欠き状の開口
202C1が形成されている。この開口202C1は、
係止部材202Aの係止片202Aがストッパー部材2
02Dの係合部202D1によって衝止される際(図5
参照)にトナー分離部200Aの開口に対向するように
なっている。これにより、トナー分離部200A内から
現像装置106のトナー補給部106B向けてトナーの
導入が可能となる。
【0046】一方、ストッパー部材202Dが取り除か
れることにより、係止部材202Aが自らの習性により
揺動した場合には、図7において、二点鎖線で示すトナ
ー分離部200Aの開口に対してシャッター部材202
Cの開口202C1が外れる。これにより、開閉部材2
02が現像装置106と対向する位置から取り除かれる
と、シャッター部材202Cによってトナー分離部20
0Aの開口が閉じられ、これによって、トナーの飛散が
防止される。なお、図6及び図7において、符号202
Eはクッション部材を示し、このクッション部材202
Eは、取り付け支持台202B2に対してシャッター部
材202Cの回転を許容するとともにシール機能をもた
せるために配置されている。
【0047】一端がトナー供給手段200に連通するパ
イプ303Aの他端が接続するトナー供給・回収装置3
00は、フレッシュトナーを現像装置へ供給するととも
に、画像形成に用いられたトナーのうちで像担持体以外
で残留するトナーを回収する手段をなすものであり、こ
の第1実施例では、転写・搬送装置107に残存するト
ナーを回収対象とし、図1に示すように、複写機102
に付設されている。このトナー供給・回収装置300
は、空気と混合された状態のフレッシュトナーを圧送す
るようになっている。以下、当該トナー供給・回収装置
300の詳細を説明する。
【0048】図8において、トナー供給・回収装置30
0は、シール部材301を介して両側壁302が取り付
けられている筐体で構成されているトナー収納容器30
3を備えている。トナー収納容器303は、両側壁30
2と直角な方向の壁部が上下に分割されて構成され、そ
の分割された壁部材が側壁302を介して一体化される
ようになっている。分割された壁部材のうち、トナー収
納容器303の底側に位置する壁部分は、側壁302の
設置方向と直角な方向の壁面の一方の底部近傍が下方に
向かうに従って窄まる傾斜面となる断面形状となってい
る。
【0049】トナー収納容器303の上面に、天井部材
304が取り付けられ、この天井部材304と側壁30
2と壁部材とで内部にトナーを収容するための空間が形
成される。天井部材304には、開口304A、304
Bが形成されており、それら開口のうちの開口304A
には、後述するトナー収納部材をなすトナー補充容器を
装着するためのアダプタ304Cが着脱できるようにな
っており、また、開口304Bには、その開口を覆うこ
とができる大きさのフイルタ304Dが交換可能に設け
られている。更に天井部材304には、上記両開口の他
に、更なる開口304Eが形成されており、この開口3
04Eには、後述するトナー回収装置に装備されるトナ
ー収納部材を装填可能なトナー収納箱304Fが装着さ
れるようになっている。
【0050】トナー収納容器303の内部における最低
部には、現像装置106に向けトナーを移送するトナー
搬送手段306が、またその上位には撹拌・移送手段3
05が配設されている。撹拌・移送手段305は、トナ
ー収納容器303内に収容されているトナーを撹拌する
ことによりトナー凝集を防止してトナーのブロッキング
現象の発生を抑止するためのものである。
【0051】トナー搬送手段306の構成を説明すると
次の通りである。トナー搬送手段306は、搬送スクリ
ューと気流とを用いた周知構造からなるモーノポンプと
称される粉体ポンプユニットであり、トナー収納容器3
03内に延在する搬送スクリュー303Bと同軸に配置
されたスクリューポンプ306Aと、当該スクリューポ
ンプ306Aによるトナーの圧送を促進するための空気
供給手段306Bとを備えている。
【0052】スクリューポンプ306Aは、トナーを移
動させるための粉体ポンプの主要部を構成するものであ
り、図9に示すように、側板302に取り付けられたホ
ルダ306A1に挿填されるステータ306A2と、当
該ステータ306A2の内部に形成された螺旋溝に係合
し且つトナー搬送スクリュー303Bと同軸に配置され
トナー移送部材をなす螺旋形状のロータ306A3とで
構成されている。ロータ306A3は、ゴム等の弾性体
で構成され、その軸方向一端がトナー収納容器303内
に延在する搬送スクリュー303Bの軸端部に一体化さ
れて回転可能となっている。
【0053】図8において、搬送スクリュー303B
は、ローラ306A3と一体化する側とは反対側の軸端
部に取り付けられた歯車306B1を有し、その歯車3
06B1が駆動モータ307の出力軸に取り付けられた
駆動歯車307Aに噛み合うことにより回転するように
なっている。ロータ306A3は、駆動モータ307の
回転駆動により搬送スクリュー303Bを介して回転す
ると、図9で認識されるように、外周の螺旋部がステー
タ306A2内の螺旋溝内で動き、搬送スクリュー30
3Bの軸端部から吐き出されたトナーを軸方向に移動さ
せる。ホルダ306A1の内部には、ステータ306A
2の他、その螺旋溝に連通するトナー吐出通路306A
4が軸方向に沿って形成されており、その開口にはパイ
プ303Aが連結されている。このパイプ303Aの材
質としては、塩化ビニル、ナイロンあるいはテフロン
(商品名)等が選択され、比較的フレキシブルで且つト
ナーによる劣化等を起こしにくい耐久性のあるものが用
いられる。これにより、トナー供給・回収装置300と
複写機102内の現像装置106とは、その位置関係が
どのようであっても、互いに連結が可能である。
【0054】図9において、ホルダ306A1の内周面
とステータ306A2の外周面との間には、1mm程度
の極小隙間が設けられており、その隙間がトナー吐出通
路306A4に連通し、更にその隙間には、空気の通路
306A5が連通している。この通路306A5には、
コネクタ306A6を介して、図8にも示すチューブ3
10が接続されており、このチューブ310は、空気供
給手段306Bであるエアポンプ311に接続されてお
り、上記隙間に向けて空気を供給できるようになってい
る。
【0055】エアポンプ311は、0.5〜1リットル
/分程度の流量の送風量が設定されたものが用いられて
いる。これにより、トナー搬送手段306におけるスク
リューポンプ306Aのトナー吐出側が負圧化され、ト
ナー収納容器303内のトナーは、搬送スクリュー30
3Bによってスクリューポンプ306Aのロータ306
A3に向けて搬送されることが容易となり、スクリュー
ポンプ306A内に導入された時点でエアポンプ311
からの空気を介して流動化が促進され、トナー収納容器
303内からパイプ303Aに向けて圧送されることと
なる。
【0056】エアポンプ311は、他のトナー供給に関
わる部材とは別に駆動制御されるようになっている。こ
れは、粉体ポンプを構成するスクリューポンプ306A
に過負荷が作用することを防止するためである。つま
り、スクリューポンプ306Aによる移送及び空気の供
給が停止すると、それまで混合状態でパイプ303A内
に充満していたトナーと空気のうち、空気は排気される
ものの、トナーは重力によりパイプ303Aの内部下側
に堆積し、トナーの嵩密度が高まる。このため、トナー
移送を再び行う際に、堆積し時間が経過した結果として
凝集度合いが高まったトナーによってトナー移送が堰き
止められてしまい、結果的に、トナー移送手段であるス
クリューポンプ306A内では、ロータに過剰な負荷が
かかり、ローラに焼き付きが生じる等、動作不良が発生
することになる。そこで、スクリューポンプ306Aの
作動を停止あるいは開始した場合、作動開始に先立って
エアポンプ311を作動させ、また作動停止後にある程
度の時間だけエアポンプ311の作動を継続してトナー
の凝集を防止するようになっている。このようなエアポ
ンプ311の動作制御により、パイプ303A内で残存
しているトナーを空気によって排出することができ、そ
の結果、パイプ303A内でのトナー詰まりを解消して
トナーの移送を良好に行うようにすることができる。
【0057】搬送スクリュー303Bは、図10に示す
ように、トナー収納容器303内に延在する軸に沿って
スクリューの螺旋羽根のリード量が相違し、リード量を
得る単位長さ当たりの巻数がスクリューポンプ306A
側で密に、またそれ以外の範囲では疎となるように軸方
向で巻数が異なっている。当該搬送スクリュー303B
の構成は、トナー残量に応じた自重によるトナー落下が
円滑に行われない場合に生じるブリッジ現象を防止する
とともにスクリューポンプ306Aに向けたトナーの移
動量並びに移動力を付与することができるようになって
いる。
【0058】一般に、トナー収納容器303内でのトナ
ー残量が多い場合には、その総重量も大きいのでスムー
ズに下方へ移動するが、トナー残量が少なくなると重量
を利用した落下が生じにくくなる。しかも、自重による
落下が起りにくくなっているトナー群は、撹拌部材の回
転軌跡先端に位置する部分が掻き取られるだけで、それ
以外の周辺トナーは互いに凝集し、落下せずにその状態
を維持する「ブリッジ現象」を起こす。更に、搬送スク
リュー303Bにより軸方向一方端に掻き寄せにられる
トナーは、トナー収納容器303の側壁内面に押し付け
られ、その場合に生じる圧力と温度上昇とにより凝集度
合いが高められることになり、これによってもトナー自
体の移動が妨げられることになる。
【0059】本実施例では、搬送スクリュー303Bの
軸方向での巻数を異ならせ、巻数が疎の範囲では密の範
囲よりもトナーの移動を妨げる部分が少なくなるように
することで、トナーの移動を確保し、更に巻数が密の範
囲では疎の範囲よりもトナーの移動量及び移動力を増大
させるようになっている。これにより、スクリューポン
プ306Aに近い側では、トナーの移動量及び移動力を
増大させて現像装置106への供給トナー量を確保し、
更にスクリューポンプ306Aから離れた位置では、ト
ナーの凝集を抑制してスクリューポンプ306Aに近い
側に向けてのトナーの移動を許容し、その位置へのトナ
ーの導入量を確保可能とする。
【0060】図10において、上記した撹拌・移送手段
305は、トナー収納容器303内に位置する螺旋羽根
305Aを備えており、当該螺旋羽根305Aは、軸方
向に沿って、トナー収納容器303内に位置する軸部の
長さに対して巻数が2巻以下、好ましくは1/2巻程度
にすぎないリード量を設定されている。巻数を少なくし
て大きなリード量を設定する理由は、トナーの凝固状態
に応じて生じる「ブリッジ現象」の発生を回避し、トナ
ー収納容器303内のトナーの多少に拘らず、残ってい
るトナーを搬送スクリュー303Bに向けて案内するた
めである。
【0061】撹拌部材としては、図11及び図13に示
すように、比較的小さいリード量が設定された撹拌羽根
Aを備えたものや、トナーを突き崩すためのロッド部材
A’を備えたものがある。このような構成の撹拌羽根A
あるいはロッド部材A’では、トナー収納容器303内
に堆積するトナーの量によって撹拌羽根Aあるいはロッ
ド部材A’の移動領域周辺のトナーが凝固し、そのため
に「ブリッジ現象」を生じる場合がある。なお、図1
1、図13には、搬送スクリュー(図中、符号303
B''で示す部材)が、軸方向に沿って同一間隔に設定さ
れた巻数のスクリュー羽根を有するものを対象として示
されている。
【0062】トナーの堆積量が多い場合には、前述した
搬送スクリュー303Bの場合と同様に、トナー重量が
比較的大きいので、トナー自体の自然落下によって、撹
拌羽根Aあるいはロッド部材A’の回転軌跡中にトナー
が入り込みやすく、そのために撹拌羽根Aあるいはロッ
ド部材A’による撹拌作用が良好に行われて、トナーが
搬送スクリュー303Bに向けて移動することになる。
これに対し、トナーの堆積量が少なくなると、自然落下
しにくくなる。このため、撹拌羽根Aあるいはロッド部
材A’の回転軌跡外周域に位置したトナーは、堆積した
状態でトナー収納容器303の下部形状をなす傾斜面と
この傾斜面に対向する壁部内面との間で凝固しやすくな
り、これによって図12及び図14に示すように、撹拌
羽根Aあるいはロッド部材A’の回転軌跡近傍のトナー
がその回転軌跡中に導入されない状態となって「ブリッ
ジ現象」を発生しやすくなる。このような「ブリッジ現
象」が発生すると、撹拌作用や移送作用が得られなくな
り、そのために搬送スクリュー303Bに向けたトナー
の導入が行うことができなくなる。
【0063】一方、このような撹拌羽根Aあるいはロッ
ド部材A’の構成に対して、図10に示した撹拌・移送
手段305の撹拌羽根305Aでは、リード量が少ない
ことによって、停止している場合には、図15において
白抜き矢印で示すように、トナーが落下方向に移動する
範囲を軸方向で広くとることができ、しかも、回転した
場合には、落下するトナーに対して軸方向への移動力を
付与できるとともに、図16において白抜き矢印で示す
ように、落下したトナーを取り込んでそのトナーを撹拌
羽根305Aの接線方向に押し広げる向きの力を作用さ
せることができる。撹拌羽根305Aが回転すると、ト
ナーは、撹拌羽根305Aによって軸方向への移動とと
もに回転軌跡に対する接線方向に移動することができる
ので、仮に、残量が少なくなった場合でも接線方向に移
動したトナーにより撹拌羽根305Aの近傍で落下しな
い状態を維持しているトナーを突き崩すことができる。
従って、「ブリッジ現象」を引き起こそうとするトナー
を搬送スクリュー303Bに向けて移動させることがで
きる。
【0064】しかも、搬送スクリュー303Bに向け移
動する過程でトナーは撹拌羽根305Aによる撹拌作用
が施されて摩擦帯電を促進される。このように、トナー
の残量に関係なく、搬送スクリュー303Bに対してト
ナーを導入することができ、特にトナー群の上面が撹拌
・移送手段305の下位に位置する程度の残量となった
場合でも、トナー収納容器303内での搬送スクリュー
303Bの占有域内にトナーを導入することが可能にな
る。従って、搬送スクリュー303Bによるトナー搬送
手段へのトナーの移送を確実に行なわせることができ、
現像装置106への補充トナーの安定供給が可能にな
る。但し、貯溜されているトナーの流動性が比較的よ
く、自然落下が適当に行われて上記「ブリッジ現象」や
凝集が起こりにくい材料からなるトナーを用いる場合に
は、構成的に比較的簡単に得られる利点を有する上記撹
拌羽根Aあるいはロッド部材A’を用いることも可能で
ある。
【0065】図10に示すように、本実施例では、撹拌
・移送手段305とトナー搬送手段306との回転方向
が逆方向に設定されている。これにより、撹拌スクリュ
ー303B及び撹拌・移送手段305での軸方向でトナ
ーが1カ所に偏寄することがなく、トナーの滞溜を防止
することができるようになっている。
【0066】一方、図8において、エアポンプ311に
接続されているチューブ310の近傍にエアポンプ31
1のブロー圧を検出するためのエア圧検出装置308が
設けられている。当該エア圧検出装置308は、図17
に示すように、チューブ310の一部に連結されている
圧力観測部材308Aとこの観測用部材308Aに対向
して配置されている検出部材308Bとを備えている。
観測用部材308Aは、チューブ310に連通するエア
通路を内部に有する透明な円筒部材で構成され、当該エ
ア通路内に球状のフロート308A1を配置している。
フロート308A1は、エアポンプ311のブロー圧が
適正である場合にチューブ310のエア通路の上端を塞
がない位置(符号P1で示す位置)に浮き上がり、ブロ
ー圧が適正でない場合には上記位置P1よりも低い位置
(符号P2で示す位置)に変位するようになっている。
このため、フロート308A1には、適度な軽さを有す
る樹脂あるいはステンレス等の金属が用いられ、その形
状やサイズとしても、ブロー圧を受けることにより、上
記したエア通路上端を塞がない位置P1とその位置より
も低い位置P2とに変位することができる形状、サイズ
となっている。
【0067】検出部材308Bは、フロート308Aが
図17において符号P1にあることを検出できる反射型
の光学素子からなり、位置P1にある時のフロート30
8A1からの反射率の変化により、エアポンプ311の
ブロー圧が適正であることを検出するようになってい
る。なお、上記した検出部材308Bとしては、光学的
な検出部材に限られず、観測用部材308Aのエア通路
内壁面での負圧を検出することでブロー圧を検出する圧
力センサを用いることも可能である。このようなセンサ
によれば、観測用部材308A内にフロートを設ける構
造に比べて、構造簡単となる。更に、検出部材308B
としては、フロート308A1を磁性体で構成した場合
に対処するため、磁気検知方式を用いるものとすること
も可能である。
【0068】複写機102に装備されているクリーニン
グ装置108及び転写・搬送装置107には、感光体ド
ラム103及び転写・搬送装置107に用いられるベル
トから除去されたトナーを回収するための現像剤回収手
段400が設けられている。本実施例の場合、現像剤回
収手段400は、トナーの回収を前提としているので、
以下、これをトナー回収手段と称する。このトナー回収
手段400は、図18に示すように、感光体ドラム側に
対向させて配置されたクリーニング装置108及び感光
体ドラムとは異なる位置に配置されている転写・搬送装
置のクリーニング装置107Aにそれぞれ設けられてい
る(便宜上、クリーニング装置108に関わるトナー回
収手段の構成部材の符号は400番台で示し、クリーニ
ング装置107Aに関わるトナー回収手段の符号につい
ては、クリーニング装置108側のトナー回収手段の構
成部材に対応するものを、各番号に「’」を付して示
す)。図1で示すように、感光体ドラム用のクリーニン
グ装置108に回収されたトナーは現像装置に戻される
が、転写・搬送装置107用のクリーニング装置107
Aに回収されたトナーはトナー供給・回収装置300に
戻されるようになっている。
【0069】感光体ドラム側に位置するクリーニング装
置108のトナー回収手段400は、クリーニング装置
108の側壁における底部近傍に設けられたトナー排出
パイプ108Aに一端が連結されている搬送パイプ55
0を備えている。パイプ550は、トナー回収手段40
0の主要部をなす第1のトナー移送手段(便宜上、図9
に示した粉体ポンプを構成する部材と同じ符号とし、そ
の符号に「’」を付すことにより区別する)306’に
導入するためのトナーガイド部材403に他端が接続さ
れている。
【0070】転写・搬送装置側のクリーニング装置10
7Aのトナー回収手段400’は、当該装置107Aの
側壁における底部近傍に設けられているトナー排出パイ
プ107Bに連結されている搬送パイプ550’を備え
ている。パイプ550’は、トナー回収手段400’の
主要部をなすとともにクリーニング装置108側のもの
と同じ構成を有する第2のトナー移送手段(便宜上、第
1トナー移送手段と同じ符号を付し、「''」を用いて区
別する)306''に導入するためのトナーガイド部材4
03’に他端が接続されている。
【0071】図18に示される第1、第2のトナー移送
手段306’,306''は、いずれも同じ構成を備えて
いるものであり、トナー移送手段306’は、図19に
示すように(図示の簡略化のために第1トナー移送手段
についてのみ示す)、ホッパー405内に延在する搬送
スクリュー303B’と同軸に配置されたスクリューポ
ンプ306A’と、このスクリューポンプ306A’に
よるトナーの圧送を行うための空気供給手段306B’
に相当するエアポンプ311’とを備えている。
【0072】図19において、スクリューポンプ306
A’は、トナー移送のための粉体ポンプを構成するもの
であり、図9と同じく、図18に示す側板406に取り
付けられた支持部材407、407’に装備されている
ホルダ306A1’に挿填されるステータ306A2’
と、当該ステータ306A2’の内部に形成された螺旋
溝に係合し且つ搬送スクリュー303B’と同軸に配置
されトナー移送部材をなす螺旋形状のロータ306A
3’とで構成されている。このスクリューポンプ306
A’の詳細は図9のスクリューポンプの構成と基本的に
同じである。
【0073】上記の第1、第2のトナー移送手段30
6’,306''のうち、図18に示すように、クリーニ
ング装置108側のものが、水平方向に対して約10度
程度傾斜して設置されている。これは、移送されたトナ
ーに対する移送力(単位時間当たりのトナー移送量)
を、搬送スクリュー303’による移送力に加えてトナ
ー自体の重力を加担させることにより増加させるためで
ある。これにより、回収トナーの量が比較的多くなる高
速複写機や上記のスクリューポンプ306A’の能力を
低減して小型のものを用いたいというような要求を満足
させることが可能になる。
【0074】上記トナー移送手段400,400’に備
えられたエアポンプ311’,311''も、前述したト
ナー供給側でのエアポンプ311と同じ基本構造を有
し、これと同様に、他のトナー供給に関わる部材とは別
に駆動制御されるようになっている。エアポンプに接続
されるチューブ310’,310''に備えられたエア圧
検出装置308’,308''の構造も前記エア圧検出装
置308と基本的に同じである。
【0075】パイプ401,401’のうちで、特に、
複写機102と別に設置されたトナー供給・回収装置3
00に接続されるパイプ401’を上記の材料によって
構成することで、後述するトナー収納部材402(図2
1参照)と複写機102内の転写・搬送装置107のク
リーニング装置107Aとは、その位置関係がどのよう
であっても、互いに連結が可能可能となっている。
【0076】感光体ドラム側のクリーニング装置108
及び転写・搬送装置側のクリーニング装置107Aにそ
れぞれ備えられたトナーガイド部材403,403’に
向けた案内されたトナーは、図20に示すように、各ク
リーニング装置108,10側に一端が連結された搬送
パイプ550,550’内に配置された搬送スクリュー
108B,107Cにより移送されるようになってい
る。
【0077】本実施例において、トナー供給・回収装置
300に接続された転写・搬送装置107におけるクリ
ーニングに際しては、感光体ドラム103からのトナー
除去と違って、単純にトナーのみを対象とするのでな
く、紙粉等、トナー以外の異物を含んだ混入物を対象と
するものである。更に、転写行程やクリーニング行程に
用いられる反転バイアスによって除去されたトナーの極
性は反転してしまっているものもある。このような異物
や反転トナーは、次回の画像形成に用いられる場合には
画像再現性を損ねる原因となる。そこで、転写・搬送装
置107側のクリーニング装置107Aからの移送経路
中に、異物を捕集・除去するためのフィルターや分級式
復路回収型サイクロン分離器、更には、摩擦帯電印加手
段あるいはバイアス電圧印加手段を設置するようになっ
ているのがよい。
【0078】上記の現像剤収納部材402は、本実施例
の場合、トナー回収手段400と同様にトナーの回収を
前提としているのでトナー収納部材と称する。このトナ
ー収納部材402に、トナー回収手段400’における
転写・搬送装置107側の排出パイプ107Bの末端
が、第2のトナー移送手段306''、パイプ401’を
介してつながっている。トナー収納部材402は、図8
および図10に示すように、複写機100とは別に独立
して設置されたトナー供給・回収装置300に装備され
ているトナー収納容器303と隣接して配置されたトナ
ー回収収納箱304F内に配設されるようになってお
り、その詳細は図21に示されている。
【0079】図21において、トナー収納部材402
は、回収したトナーを収容する袋状の収容部402Aを
有し、この収容部402Aの開口部に口金部材402
B、支持部材402C及びシャッター部材402Dを装
着している。収容部402Aは、ポリエチレンやナイロ
ン等の樹脂製からなり、容積がトナー収納容器303の
容量の1/10〜1/5に設定されている。これは、複
写機102において現像装置106に対し補給されるト
ナーの量に対して10〜20%がクリーニング装置10
8によって除去されることを実験を通して確認したこと
に基づいている。
【0080】口金部材402Bは、上端側から外周に雄
ねじ部402B1、係止突起402B2を形成した円筒
部材で構成され、口金部材402Bの下端側に、高周波
の印加等により収容部402Aの開口縁と熱溶着される
接合部402B3が備えられている。この接合部402
B3は、中央に上記した円筒部を有し、その円筒部から
垂下する鍔部で構成されている。接合部402B3は、
収容部402Aの開口縁の中央部を拡開させ、その中央
部から開口縁両端にいくにしたがってその開口縁をすぼ
めた状態で密着させて収容部402Aと一体化するよう
になっている。係止突起402B2は、口金部材402
Bの外周方向に沿って等間隔にて放射状に突出した鋸歯
で構成されている。
【0081】支持部材402Cは、側面から視た断面形
状において、上端が下端よりも小径に形成された段付き
円筒部材となっていて、上向きの漏斗形状をなしてい
る。この支持部材402Cには、口金部材402Bの支
持部とトナーの導入部とが設けられており、口金部材4
02B用支持部は、下端の円筒部内周面に形成された雌
ねじ部と口金部材402Bに有する係止突起402B2
と同位相で形成されている径合突起(いずれも図示せ
ず)とを備え、トナーの導入部は、上端の円筒部に形成
された半月形状の開口部402C1を備えている。下端
の円筒部内周面に形成された雌ねじ部は、口金部材40
2Bの雄ねじ部402B1が捩じ込まれる部分であり、
また径合突起は、口金部材402Bの係止突起402B
2が突き当たることで捩じ込み方向と逆方向への回転を
阻止してねじ同士の結合が弛むことを防止するようにな
っている。
【0082】支持部材402Cにおける上端の円筒部外
周面の一部には、径方向に沿って突出する突起402C
2が設けられており、また下端の円筒部外周面には周方
向に沿って等間隔に形成されたリブ402C3が設けら
れている。このリブ402C3は、口金部材402Bの
雄ねじ部402B1に支持部材402Cを捩じ込む際
に、捩じ込み回転における滑り止めのために形成されて
いるものである。支持部材402Cの上端の円筒部内部
に形成された半月形状の開口部402C1は、後述する
シャッター部材402Dにより開閉されることでトナー
の導入態位及び非導入態位を設定する箇所であり、導入
時には、収容部402Aとの間にトナーの通路を形成し
て収容部402A内へのトナーの導入を可能にしてい
る。
【0083】シャッター部材402Dは、口金部材40
2Cにおける上端円筒部に対し嵌合され回転可能な下端
を有し、上端には半月形状の開口部402D1を有する
円筒部材であり、その軸方向の途中に円板状の鍔402
D2が一体成形されている。この鍔402D2を境にし
て上端側の円筒部外壁には、支持部材402Bの突起4
02C2を下側から挿入可能な縦溝付き周溝402D3
が形成されている。周溝402D3は、上記突起402
C2を下側から挿入できる縦溝の位置を始端として周方
向に沿って180°に相当する周長を以て形成され、ま
た、その主溝の終端近傍には、周溝402D3の始端位
置と略120°の位相関係を以て径方向に突出する径合
突起402D4が設けられている。
【0084】鍔402D2の周方向における上記周溝4
02D2終端近傍には、凹状の切り欠き部402D5が
形成されている。この切り欠き部402D5には、後述
する回収ホッパー410の駆動ピンが入り込むようにな
っている。
【0085】シャッター部材402Dは、支持部材40
2Cの上端円筒部に嵌合した状態で回転することができ
るが、その回転量として、支持部材402Cの突起40
2C2が周溝402D3の始端位置から終端位置までの
間の180°に設定されて半回転することができるよう
になっている。
【0086】支持部材402Cの突起402C2が周溝
402D3内で上記始端位置から終端位置まで180°
回転する場合には、支持部材402Cの半月状開口部4
02C1を開閉することができ、開口部402C1と4
02D1が一致した時には、図22に示すように、収容
部402Aへのトナーの導入を可能とし、そして開口部
402C1,402D1の位置が180°の位相を以て
ずれた場合には支持部材402C側の開口部402C1
を塞ぐことになる。支持部材402C側の開口部402
C1を塞いだ場合には、収容部402A側からのトナー
の飛散を防止することができる。
【0087】一方、回収ホッパー410は、クリーニン
グ装置108から回収されたトナーをトナー収容部材4
02に導入するための部材であり、図21に示すよう
に、シャッター部材402Dの上端に対して着脱可能に
設けられている。この回収ホッパー410は、回収部4
10A、開閉駆動部410Bを備えており、回収部41
0Aは、回収ホッパー410の上端に位置している。当
該回収部410Aは、図18に示した第1、第2のトナ
ー移送手段306’,306''に連結されているパイプ
401,401’のうちの転写・搬送装置側に備えられ
たクリーニング装置107A側のトナー移送手段30
6''から延長されたパイプ401’の端部を接続可能な
パイプ410A1に連通する半月形状の空間部を有し、
この空間部が支持部材402C及びシャッター部材40
2Dの開口部402C1,402D1に対応するように
なっている。回収部410Aの天井部には、開口410
A2が形成されており、この開口部410A2には、脱
気用のエアフィルター411が装填されている。
【0088】回収部410の下側には回転駆動部410
Bをなす円筒部が設けられており、この回転駆動部41
0Bの外周壁には、シャッター部材402Dの周溝40
2D3の始端位置と突起402D4の設置位置との関係
に対応させた120°の位相を以て径方向に突出する凸
部410B1,410B2が形成されている。これら凸
部410B1,410B2の内部は空洞となっており、
その一方に相当するシャッター部材402Dの突起40
2D4に対応する位置の凸部410B1には、円筒部の
外周壁に連続する第1の周溝410B3が形成されてい
る。この第1の周溝410B3の周長(L1)は、シャ
ッター部材402Dの鍔402D2に形成された切り欠
き402D5の周方向での長さ(L1)に一致してい
る。また円筒部の外周壁には、シャッター部材402D
に形成された周溝402D3と同じ始端と終端との位置
関係及び同じ周長に設定された第2の周溝410B4が
形成されている。回転駆動部410Bをなす円筒部の下
端には円筒部よりも大径の鍔410B5が一体化されて
おり、その鍔410B5の下面に、支持部材402Dの
鍔402D2に形成された切り欠き402D5内に入り
込む駆動ピン412が固定されている。
【0089】上記した構成を備えたトナー収容部材40
2は、次のような手順により組み立てられる。まず、収
容部402Aの開口縁が口金部材402Bの接合部40
2B3に熱溶着されて一体化される。収容部401Aを
一体化した口金部材402Bは、雄ねじ部402B1を
支持部材402Cの雌ねじ部に捩じ込むことにより支持
部材402Cと一体化され、この状態で口金部材402
Bの係止突起402B2が支持部材402C側の径合突
起により衝止されることによって捩じ込み方向と逆方向
への回転を阻止されて弛み止めされる。
【0090】口金部材402Bと一体にされた支持部材
402Cは、上端円筒部にシャッター部材402Dが嵌
合される。支持部材402Cに嵌合するシャッター部材
402Dは、周溝402D3の始端位置に相当している
縦溝内に支持部材402Cの突起402Cを挿入するこ
とで装着される。
【0091】回収ホッパー410は、回収部410Aに
形成された開口部410A2にエアフィルター411を
装着し、回転駆動部410Bをなす円筒部の凸部410
B1,410B2を支持部材402Cの突起402C2
及びシャッター部材402Dの径合突起402D4に対
向させた状態でシャッター部材402Dの上端に嵌合さ
れて装着される。
【0092】シャッター部材402Dに装着された回収
ホッパー410は、回収部410Aのパイプ410A1
にトナー移送手段306’から延長されたパイプ40
1’を接続することによって収容部402Aへのトナー
の導入を可能とする。
【0093】シャッター部材402Dの開閉は回収ホッ
パー410の回転操作によって行われる。図23は、上
記したトナー収容部材402が組み立てられた状態を示
しており、この状態では、回収ホッパー410の回転駆
動部410Bにある凸部410B1,410B2に、そ
れぞれ支持部材402C,シャッター部材402Dの突
起402D4及び402C2が入り込んでおり、支持部
材402Cの開口部402C1とシャッター部材402
Dの開口部402D1との位置は一致していないので、
これら開口部同士は連通していない。
【0094】図23に示す状態から、支持部材402C
の開口部402C1とシャッター部材402Dの開口部
402D1との位置を一致させて連通させる場合には、
支持部材402Cを把持して不動状態に維持して回収ホ
ッパー410を回転させる。この場合の回収ホッパー4
10の回転方向は、図21において、時計方向である。
回収ホッパー410が時計方向に回転されると、シャッ
ター部材402Dにある径合突起402D4が回収ホッ
パー410の第1の周溝410B3における凸部410
B1の位置から凸部410B1よりも小径の円筒部外周
に達する。これにより、シャッター部材402Dが下落
することが防止される。
【0095】一方、回収ホッパー410の回転により、
回収ホッパー410の鍔410B5にあるピン412が
シャッター部材402Dの切り欠き402D5の端縁に
衝合し、シャッター部材402Dを回収ホッパー410
とともに回転させる。
【0096】シャッター部材402及び回収ホッパー4
10は、支持部材402Cにある突起402C2がシャ
ッター部材402Dの周溝402D3及び回収ホッパー
410の第2の周溝410B2の端縁に衝合するまで回
転し、その回転量が各周溝の周長に相当する180°に
相当しているので、反回転した時点で停止する。これに
より、支持部材402Cの開口部402C1とシャッタ
ー部材402Dの開口部402D1の位置は、図24に
示すように一致するので、回収ホッパー410の回収部
410Aと収容部402Aとが連通する。回収ホッパー
410の回収部410Aから導入されるトナーは、トナ
ー移送手段306’によって空気と混合した状態で導入
される。しかし、空気は、回収部410Aにあるエアフ
ィルタ411から排出されるので、トナーが自身の重量
により収容部402Aに向け導入されることになる。
【0097】トナー収容部材402を交換する時のよう
に、回収ホッパー410をシャッター部材402Dから
外す場合には、上記した手順と逆の手順を採ることによ
り、回収ホッパー410からシャッター部材402D及
び支持部材402Cの突起402D4,402C2を抜
くことができる。この結果、支持部材402Cの開口部
402C1とシャッター部材402Dの開口部402D
1との位置がずれてシャッター部材402Dにより支持
部材402Cの開口部402C1が塞がれることにな
る。支持部材402Cの開口部402C1が塞がれる
と、収容部402Aに導入されているトナーが飛散する
ような事態が防止される。
【0098】上記したトナー収容部材402は、単に、
トナーの回収を行うのみでなく、回収したトナーを再補
給するためにも用いられる。このため、図8、図10に
示したアダプタ304Cには、図25に示すように、図
22で示した回収ホッパー410が外されたトナー収容
部材402を装着したシャッター部材402Dを回転さ
せるためのピン304C1が固定されている。ピン30
4C1は、回収ホッパー410に設けられている駆動ピ
ン412に相当するものであり、このピン304C1に
対して、図21に示したシャッター部材402Dの切り
欠き402D5を対応させて支持部材402Cの開口部
402C1を開放することができる方向にシャッター部
材402Dを回転させる。これにより、収容部402A
内に収容されていたトナーは自由落下することができ、
トナー収納容器303(図2参照)に向け導入されて再
補給されることになる。このように、トナー収容部材4
02を袋状部材とした場合には、折り畳みが可能である
ので、運搬や保管時での取扱性がよいという利点があ
る。上記したトナー収容部材402は、ポリエチレンや
ナイロン等樹脂からなる袋を用いた例としたが、これに
限らず、PETボトル等のハードボトル状のものとする
ことも可能である。
【0099】本実施例では、上記したトナー移送手段の
動作制御を行うための制御部が設けられている。図26
は、上記制御部のシステム構成を説明するためのブロッ
ク図であり、同図において、制御部のシステム構成は、
制御装置500、現像装置106、感光体ドラム103
用のクリーニング装置(図26では、便宜上、感光体用
と表示する)108、転写・搬送装置107側のクリー
ニング装置(図26では、便宜上、ベルト用と表示す
る)107A及びトナー供給・回収装置300を制御対
象としている。なお、図26において、クリーニング装
置107Aからトナー供給・回収装置300に回収され
るトナーは、トナー供給・回収装置300内へ単に回収
されるのみで、当該トナー供給・回収装置300からは
別に内蔵されたバージントナーのみが供給されるもので
ある。
【0100】制御装置500は、CPU501、ドライ
バ502を主要部として備え、CPU501には、不図
示のインターフェースを介して現像装置105にあるト
ナー濃度センサ106K(図26では、便宜上、トナー
ニアエンド検知器と表示する)からの検知信号が入力さ
れ、そして、ドライバ502に対してクリーニング装置
107A,108及びトナー供給・回収装置300’に
おけるトナー搬送手段306及び第1、第2のトナー移
送手段306’,306''の駆動モータ307(30
7’)、エアポンプ311(311’,311'')への
駆動信号が出力されるようになっている。また、図17
及び図18に示したエア圧検出装置308,308’,
308''からの信号もCPU501に入力されるように
なっており、エアポンプ311,311’,311''の
動作状態の監視も行うことができるようになっている。
【0101】制御装置500では、図27に示すよう
に、トナー移送手段306,306’(306'')にお
ける駆動モータ、エアポンプの動作時期を制御するよう
になっている。図27において、複写機102の始動時
には、複写機側のメインモータが回転駆動を開始される
と、これに合わせてトナー回収用の第1、第2のトナー
移送手段306’,306''におけるエアポンプ31
1’,311''が駆動されるようになっている。エアポ
ンプ311’,311''が駆動開始されて一定時間経過
後に第1、第2のトナー移送手段306’,306''の
駆動モータ307’が回転駆動を開始されるようになっ
ている。
【0102】複写機102の稼働停止時には、第1、第
2のトナー移送手段306’,306''の各駆動モータ
307’の回転駆動が停止されてから一定時間経過した
後にエアポンプ311’,311''が停止されるように
なっている。これにより、第1、第2のトナー移送手段
306’,306''及びこれらに接続されたパイプに残
留しているトナーを空気によって排除することができる
ので、残留トナーが回収部内で詰ることを防止してトナ
ー移送部での異常な負荷増大を防止することができる。
【0103】一方、現像装置106側でのトナーの量が
低減し、所定濃度が得られない状態あるいはその状態に
近付いたことがトナー濃度センサ106Kによって検知
された場合には、トナー供給側のトナー搬送手段306
におけるエアポンプ311が駆動開始され、その後一定
時間経過してから駆動モータ307が駆動を開始され
る。また、トナーの補給により現像装置106側でのト
ナー濃度が適正となったことをトナー濃度センサ106
Kからの信号により判別した場合には、駆動モータ30
7が駆動を停止された後、一定時間経過してからエアポ
ンプ311が駆動を停止される。これにより、上記した
場合と同様に、パイプ内に残留しているトナーを空気に
よって排除することができるので、残留トナーが回収部
内で詰ることを防止してトナー移送部での異常な負荷増
大を防止することができる。
【0104】なお、上記した制御部のシステム構成にお
いては、図28に示す構成とすることも可能である。図
28に示すシステム構成では、トナー供給・回収装置3
00側にてトナー搬送手段306を駆動するための電源
装置503、上記したエアポンプ311及び駆動モータ
307に関する作動時間を設定するためのタイミング装
置504及びエアポンプ311、駆動モータ307の駆
動用ドライバ505を独自で備えている。
【0105】図28に示した制御装置500では、CP
U501において、トナー供給・回収装置300での動
作時間のためのトリガ信号が出力されるのに応じて、図
27に示したタイミングによりトナー供給・回収装置3
00が独自にタイミング設定されて、動作するようにな
っている。このような構成においては、制御装置500
におけるCPUからトナー供給・回収装置300への電
気的配線が、単にトナー供給のためのトリガ信号用のみ
ですむので、配線加工が比較的簡単なものとすることが
できる。
【0106】なお、図26及び図28に示したシステム
構成においては、トナー移送手段におけるエアポンプと
駆動モータとのオン・オフ制御を一定のサイクルタイミ
ングに基づいて実行し、次のトリガが入力されるまでの
間待機するようになっているが、これに限らず、上記サ
イクルを実行中に次のトナーニアエンド検知に関する信
号が入力された場合に継続してトナー移送手段の駆動モ
ータをどうさせるように制御することもちろん可能であ
る。また、上記したシステム構成において用いられる信
号ラインとしては配線に限らず、光学的な通信構造を用
いることも可能であり、この構造では、装置間での配線
作業や配線が邪魔になるようなことをなくすことが可能
になる。
【0107】上記第1実施例では、感光体から回収され
たトナーのみを現像装置へリサイクルし、他の残留トナ
ーは回収部材402に回収しているが、別の実施例とし
て、回収トナーの全てをリサイクルする例を以下に説明
する。画像形成装置としての基本的構造は上記第1実施
例と同じであり、説明の簡略化のために、共通する部分
については上記第1実施例に関する記載をもってここで
の記載を省略することとし、本実施例の特徴的な部分に
ついて主に述べ、また当該特徴部分を示すもののみを図
示するとともに、上記第1実施例での構成要素と同じも
のについては同じ符号を付して、内容の理解に供する。
【0108】先ず第2の実施例は、回収したトナーをト
ナー供給・回収装置300’へ一旦戻し、しかも当該回
収トナーをバージントナーとともに現像装置へ供給する
ものである。図29に示すように、回収トナーの搬送ル
ートが変わる他は複写機102の構成に変わりはない。
また回収トナーは一旦全てトナー供給・回収装置30
0’へ戻されるために、現像装置106に装着されるト
ナー供給手段には、図30、図31に示すように、感光
体用クリーニング装置108からの循環パイプ401の
ための開口が備えられていない。
【0109】図32に示すように、トナー供給・回収装
置300’には、前記トナー回収部材304Fが存在せ
ず、天井部材304に形成された第3の開口304Eに
装填されたトナー収納部材402’は、パイプ401’
を介して移送される回収トナーをトナー収納容器303
内の収容トナー上に落とすようになっている(図3
3)。
【0110】図34において、トナー回収手段は、クリ
ーニング装置107A及び108の両者からのトナーを
回収するための単一部材として構成されており、感光体
ドラム側に位置するクリーニング装置108とは、当該
装置の側壁における底部近傍に設けられたトナー排出用
パイプ108Aに連結されたトナー移送部材たる搬送パ
イプ551によって、また転写・搬送装置側に位置する
クリーニング装置107Aとは、当該装置の側壁に設け
られた搬送パイプ551’によって、それぞれ接続され
ている。これら搬送パイプ551,551’は、トナー
回収手段400の主要部をなすトナー移送手段306’
に、回収したトナーを導入するためのトナーガイド部材
403に接続されている。図35に本実施例におけるト
ナー移送手段の要部断面を示す。図35において、ステ
ータ306A2’の内部には、螺旋溝に連通するトナー
吐出通路306A4’が軸方向に沿って形成されてお
り、その開口には、トナー供給・回収装置300’に接
続されるパイプ401’が対応して連結されている。ト
ナー移送手段306’にあるエアーポンプ311’は、
既述のように、他のトナー供給に関わる部材とは別に駆
動制御されるようになっており、これにより、粉体ポン
プを構成しているスクリューポンプ306A’に過負荷
が作用するのを防止している。パイプ401’が比較的
フレキシブルで且つトナーによる劣化等を起こしにくい
耐久性のあるものが用いられていることは既述の通りで
あり、それにより収納部材402と複写機102内の感
光体ドラム103側及び転写・搬送装置107側のクリ
ーニング装置108,107Aとが、その位置関係がど
のようであっても、互いに連結可能である。
【0111】感光体ドラム側のクリーニング装置108
及び転写・搬送装置側のクリーニング装置107Aがそ
れぞれ接続されているトナーガイド部材403に向けて
導入されるトナーは、図36に示すように、各クリーニ
ング装置107A,108側に設けられている搬送スク
リュー107C,108Bにより移送されるようになっ
ている。
【0112】この第2実施例では、上記したトナー移送
手段の動作制御を行うための制御部が設けられている。
図37は、その制御部のシステム構成を説明するための
ブロック図であり、制御装置500、現像装置106、
感光体ドラム103側に位置するクリーニング装置10
8及び転写・搬送装置107側のクリーニング装置10
7A、そしてトナー供給・回収装置300’を制御対象
としている。なお、第2実施例において、トナー供給・
回収装置を300’としているのは、第1実施例のトナ
ー供給・回収装置300と同じ筐体を用いながら、単に
内蔵されているバージントナーの供給を行うだけでな
く、画像処理部から回収したトナーをトナー収納容器3
03に再補給することができるものであり、トナー供給
が上記両方のトナー(バージントナーと回収トナー)を
対象としていることを明らかにするためである。第2実
施例における制御部のシステム構成は、図38に示す構
成とすることも可能で、これは第1実施例における図2
8のものに対応している。
【0113】次に第3の実施例について説明する。この
実施例では、感光体ドラム及び転写・搬送装置のそれぞ
れで回収したトナーを直接的に現像装置へ供給するもの
である。図39に示すように、回収トナーの搬送ルート
が変わる他は複写機102の構成に変わりはない。した
がって説明の簡略化のために、共通する部分については
上記第1実施例又は第2実施例に関する記載をもってこ
こでの記載を省略することとし、上記第1実施例又は第
2実施例での構成要素と同じものについては同じ符号を
付して、内容の理解に供する。本実施例においては、回
収トナーをトナー供給装置300''(トナーバンク)へ
戻すことなくリサイクルするために、図40に示すよう
に、トナー供給装置300''には、前記トナー回収部材
304Fが存在せず、またトナー収納容器303の上面
に取り付けられた天井部材に第3の開口304Eも形成
されていない。
【0114】感光体ドラム用クリーニング装置108及
び転写・搬送装置用クリーニング装置107からそれぞ
れ回収したトナーは、既述のトナー搬送手段306’
(粉体ポンプ機構)によって、現像装置106へ移送さ
れる。本実施例におけるトナー供給装置及びトナー回収
部の動作制御を行う制御部のシステム構成を図41及び
図42に示す。これら両図は二者択一的なものである。
【0115】以上のように、各実施例によれば、複写機
本体内にトナーの回収・供給部を設置しなくてもよく、
これによって複写機の大型化を防止することができる。
特に、大容量のトナー補給装置を複写機内に付設する必
要がないので、複写機自体の設置スペースを極端に大き
く設定する必要がなくなる。
【0116】しかも、トナー回収部及び補給に関わる供
給部と複写機本体とをフレキシブルなパイプにより接続
することができるので、複写機の設置スペースに関係な
く大容量のトナー回収部及び補給に関わる供給部を設け
ることができる。
【0117】さらに、トナー回収部の構成部材は、その
まま回収したトナーを補給部に関わる供給部材に転用す
ることができるので、トナー回収部と供給部とを独自に
設置する必要がなく、これによって、両方を供用できる
分、トナー回収部及び供給部の大型化を防止することが
できる。
【0118】次に、フレキシブルパイプを備えたトナー
回収手段をカラー画像形成装置に応用する例について説
明する。カラー画像形成装置は一般に複数の画像形成体
(複数の感光体、中間転写体等)のクリーニング装置や
転写材搬送体(転写ベルト等)のクリーニング装置を備
えており、従来の装置ではモノクロ機に比べてレイアウ
ト上の制約が一段と大きいものである。図43に第4実
施例としてのデジタルカラー複写機を示す。この図43
において、画像形成装置本体600は従来公知の電子写
真方式によるカラー画像形成を行うための、画像読取部
601、画像書込部602、画像形成部603、給紙部
604から構成されている。画像読取部601は、例え
ば、光源、等倍結像素子(ロッドレンズアレイ等)、カ
ラー撮像素子(カラーCCD等)等からなり、コンタク
トガラス上に載置されたカラー原稿に光を照射しながら
走査し、原稿からの反射光像を等倍結像素子を介してカ
ラー撮像素子に結像し、カラー撮像により原稿像を例え
ばR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の三原
色の画像信号に分解して順次読み込み、画像メモリに記
憶する。そして上記R,G,Bの画像信号を基に画像処
理部で画像処理して画像形成用の黒(BL),イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の各色信号に変
換し、画像書込部602に送信する。画像書込部602
は、例えば、レーザ光源と、回転多面鏡等の偏向器と、
走査結像光学系と、ミラー群とからなるレーザ走査光学
系であり、上記の各色信号に対応した4つの書き込み光
路を有し、画像形成部603の各色毎に設けられた画像
形成体(感光体)に各色信号に応じた画像書き込みを行
う。
【0119】画像形成部603は、黒(BL)用,イエ
ロー(Y)用,マゼンタ(M)用,シアン(C)用の各
画像形成体(感光体)621BL,621Y,621
M,621Cを備えている。、これら各色用画像形成体
には通常OPC感光体が用いられる。各感光体621B
L,621Y,621M,621Cの周囲には、帯電装
置、上記書込部602からのレーザ光の露光部、黒,イ
エロー,マゼンタ,シアンの各色用の現像装置620B
L,620Y,620M,620C、転写装置623B
L,623Y,623M,623C、クリーニング装置
630BL,630Y,630M,630C、除電装置
等が配置されている。なお、上記現像装置620BL,
620Y,620M,620Cには、通常、2成分磁気
ブラシ現像方式が用いられる。
【0120】符号622は転写紙搬送部材(転写ベル
ト)を示しており、この転写ベルト622は各感光体6
21BL,621Y,621M,621Cと転写装置6
23BL,Y623,623M,623Cの間に介在さ
れ、転写紙を搬送する。即ち、転写紙は給紙部604か
ら給紙された後、レジストローラを介して転写ベルト6
22に担持され、転写ベルト622により4箇所の作像
部を順次搬送され、この間に各感光体から各色のトナー
像が順次重ね合わせて転写され、カラー画像形成が行わ
れる。そして、画像転写後の転写紙は転写ベルト622
で定着装置605に搬送され、定着装置605で画像が
定着され、カラー画像が得られる。
【0121】符号700BL,700Y,700M,7
00C,700Tは黒用感光体、イエロー用感光体、マ
ゼンタ用感光体、シアン用感光体、転写ベルトの各クリ
ーニング装置であり、ブレードクリーニング方式を用い
た例として示す。本実施例のカラー画像形成装置では、
各クリーニング装置700BL,700Y,700M,
C,700Tにより回収された回収トナーを、トナー貯
蔵手段750に移送して回収するトナー回収装置(図4
4)を備えており、回収トナー貯蔵手段750は複写機
本体内に脱着可能な独立ユニットとして構成されてい
る。そして、790BL,790Y,790M,790
C,790Tは回収トナー移送用パイプであり、各クリ
ーニング装置700BL,700Y,700M,700
C,700Tと回収トナー貯蔵手段750とを図44に
示すトナー回収装置の各回収トナー移送装置800B
L,800Y,800M,800C,800Tを介して
連結し回収トナーを移送する。
【0122】図44において、各回収トナー移送装置8
00BL,800Y,800M,800C,800Tは
1つの駆動モーター850により駆動される。即ち、駆
動モーター850の駆動力は、駆動入力ギヤ851、第
1中間ギヤ852、第2中間ギヤ853に駆動伝達さ
れ、さらに第1駆動軸854、中間ギヤ群855により
第2駆動軸842、BL,Y,M,C,Tの各駆動ギヤ
844を経てBL,Y,M,C,Tの各従動ギヤ828
に伝達され、各回収トナー移送装置800BL,800
Y,800M,800Cが駆動される。また、転写ベル
トクリーニング装置700Tの回収トナー移送装置80
0Tは第3中間ギヤ856、駆動ギヤ844Tにより駆
動される。
【0123】図45には図44のうちのシアン用回収ト
ナー移送装置の側面図を示すが、黒用、イエロー用、マ
ゼンタ用の各回収トナー移送装置もこれと同一品を用い
ているため、以下で説明する回収トナー移送装置の構成
は共通である。また、図46には上述した図44のトナ
ー回収装置の駆動部の側面図を示したが、駆動モーター
の図示は省略した。
【0124】更に、図47に図45の回収トナー移送装
置を分解して示す構成説明図を、図48に図45,47
の回収トナー移送装置の粉体ポンプ部の断面図をそれぞ
れ示す。
【0125】図47において、画像形成装置(複写機)
本体600でクリーニング装置700により回収された
トナーはクリーニング装置の一部に設けられた回収トナ
ー排出部710よりこれと係合する回収トナー移送装置
800の一部であるホッパー810に移送される。65
1は画像形成装置(複写機)本体の本体構造体(本体駆
動側側板)で、クリーニング装置700や感光体62
1、現像装置620、転写紙搬送部材(転写ベルト)6
22、その他の画像形成部材、回収トナー移送装置80
0等が取り付けられている。
【0126】図48において、回収トナー移送装置80
0の粉体ポンプユニット820は、従来公知の通称モー
ノポンプと呼ばれるスクリューポンプを用いるものであ
る。これは、図9に関連して既に説明した構成とほぼ同
様の構成を有している。ロータ821は搬送軸824と
係合し、且つ搬送軸824の他端部はシール部材82
6、軸受827、従動ギヤ828と係合している。ホッ
パー810はステータ822を介してホルダー823と
板ナット840により係合している。
【0127】図47,48に示すように、粉体ポンプユ
ニット820はホッパー810の一部に設けられた取り
付け穴とネジにより支持部材841に取り付けられる。
駆動軸842は軸受843を介して支持部材841によ
り取り付けられ、その一部に駆動ギヤ844を持つ。こ
の駆動ギヤ844は前述の従動ギヤ828と係合してい
る。ステータ822の側面とホルダー823の内部側面
の間には1mm程度の隙間があり、回収トナー通路83
0に連通している。その隙間から回収トナー通路830
に吹き込むように、エアー供給口831が設けられてい
る。このエアー供給口831は回収トナー通路830に
連通しており、外側はエアーポンプ832に設けられた
空気吐出口833並びにエアー検知器860と管834
を介して連通している。
【0128】エアーポンプ832は作動するとエアー供
給口831を介して回収トナーに、0.5〜1リットル
/分程度の送風量でエアーを吹き込む。これにより、ポ
ンプから出る回収トナーは流動化が促進され、粉体ポン
プでの回収トナー移送がより確実なものとなる。粉体ポ
ンプユニット820を通過した回収トナーは、回収トナ
ー通路830に連結された回収トナー移送用パイプ79
0を介して回収トナー貯蔵手段750に送られる。回収
トナー移送用パイプ790には、フレキシブルでかつ耐
トナー性に優れた材料(例えば、軟質塩化ビニルやナイ
ロン等)を用いることが非常に有効である。回収トナー
の移送距離は用いる粉体ポンプのロータ、ステータの大
きさとロータの回転数を選択することにより自在であ
る。また、移送方向は、上下左右に任意に自由に選択で
きる。
【0129】図49に図44に示したトナー回収装置の
転写ベルトクリーニング装置用回収トナー移送装置80
0Tの粉体ポンプ部の断面図を示す。また、図50に図
49の回収トナー移送装置の側面図を示す。本実施例で
は、機械本体をコンパクトにするために転写ベルトクリ
ーニング装置用回収トナー移送装置800Tを横置きに
している。横置きにしたときに粉体ポンプ部820Tに
回収トナーを確実に移送させるために図48の搬送軸8
24の代わりに図49ではスクリュー状搬送軸824’
としている。その他の構成は図48の回収トナー移送装
置と同じである。したがって、回収トナー移送装置80
0Tは、図9あるいは図19のトナー移送手段と同じで
ある。なお、回収トナー移送装置800Tの設置スペー
スを画像形成装置本体内に確保できれば、縦置きにし前
述の感光体クリーニング装置用と同一のユニットを用い
ることが可能であることは言うまでもない。
【0130】さて、本発明によるトナー回収装置の各回
収トナー移送装置800(BL,Y,M,C,T)の作
動は、画像形成装置本体の各クリーニング装置700
(BL,Y,M,C,T)とほぼ同じタイミングで駆動
してもよいが、更にはクリーニング装置の運転開始時と
停止時における粉体ポンプ820(BL,Y,M,C,
T)の駆動モーター850とエアーポンプ832(B
L,Y,M,C,T)の制御は、クリーニング装置の運
転開始時では、エアーポンプ832のみをONさせ、数
秒経た後に駆動モーター850をONにする。また、ク
リーニング装置の停止時には、駆動モータ850をOF
F後、数秒間エアーポンプのみを運転させる。
【0131】図47に示すエアー検知器860は、図1
7のトナー圧検出装置308と同じである。また図44
のトナー回収装置ではエアーポンプ832及びエアー検
知器860は各回収トナー移送装置(粉体ポンプ)80
0に対応して各々独立して具備した例を示したが、1つ
又は数個のエアーポンプから各粉体ポンプ複数に分岐供
給する方法、1つ又は数個のエアー検知器によりエアー
検知する方法、及びこれらの組み合わせによる方法を用
いることが可能である。
【0132】ここで、回収トナー移送装置に対するエア
ーポンプとエアー検知器の別の設置例として、図51
(a)には、回収トナー移送装置に対してエアー分岐部
材を介して1つのエアーポンプと1つのエアー検知器を
具備した例、図51(b)には、1つのエアーポンプと
各々独立したエアー検知器を具備した例を示す。これら
の方法・手段を用いれば機械本体及びトナー回収装置の
簡易化、生産性の向上、メンテナンス性の向上、コスト
ダウン効果等に非常に効果的である。
【0133】次に、図52は回収トナー貯蔵手段750
の分解した状態を示す構成説明図であり、図53は図5
2の回収トナー貯蔵手段の組み立てた状態を示す断面図
である。図52,53において、ホルダー760は支持
部材761、回収トナー移送部材である移送パイプ76
2BL,Y,M,C,T、シール部材763よりなる。
このホルダー760は本体構造体651の切り欠き孔に
差し込まれ固定される。また、移送パイプ762BL,
Y,M,C,Tの端部は回収トナー移送用パイプ790
BL,Y,M,C,Tと係合し、他端を回収トナー収納
部材771に設けられた導入孔772に差し込まれる。
770は回収トナー貯蔵部材ユニットで回収トナー収納
部材771、エアーフィルター774、回収トナー収納
量検知(満杯検知)部材775よりなる。
【0134】シール部材763は、スポンジ材料にて作
られ回収トナー収納部材771から回収トナーが飛散す
ることを防止する。773は回収トナー収納部材771
の上面に開けられた切り欠き孔で、これを覆うようにエ
アーフィルター774が接着等により取り付けられてい
る。これは、回収トナーは前述のように微量のエアーと
の混合気状態で移送されてくるので、回収トナー貯蔵部
材ユニット770にてエアーのみを脱気する必要がある
が、上記の切り欠き孔773とエアーフィルター774
により確実なるエアーのみの脱気を可能としている。
【0135】762BL,Y,M,C,Tの各移送パイ
プの長さは各々異なったものにしている。これは、非常
に流動性の悪い回収トナーを回収トナー収納部材771
内で分散落下させることにより回収トナーを効率的に収
納し収納スペースを有効に活用可能としている。また、
図示しない加振部材等により回収トナー収納部材771
に振動を与えることも回収トナーを回収トナー収納部材
771内に効率的に有効に収納する点で効果的である。
【0136】回収トナー収納量検知(満杯検知)部材7
75は、従来公知のセンサーで、回収トナー収納部材7
71内に回収トナーが満杯になっているかどうかを検出
し、満杯時は、画像形成装置本体の操作パネルに設けら
れた未図示の表示装置にてオペレーターに警告表示し、
回収トナー収納部材771内の回収トナーの除去を促す
ようになっている。
【0137】本実施例におけるトナー回収装置では、図
44に示すように1つの駆動モーター850により各回
収トナー移送装置800BL,800Y,800M,8
00C,800Tの粉体ポンプ820を駆動している
が、これを複数に分割駆動させることも可能であること
は言うまでもない。更には、各々独立した専用モーター
による駆動も可能である。機械本体への各ユニットや駆
動装置の配置の仕方によっては、複数に分割駆動するこ
とにより、各回収トナー移送装置は独立した小型の別体
ユニットとすることが可能となり、機械本体への各回収
トナー移送装置の設置時の取り付け制約が少なくなり、
設置場所の有効活用が図れ、また機械本体及び回収トナ
ー移送装置の生産性、メンテナンスの作業性が向上する
ことが期待できる。
【0138】上記第4実施例は、各スクリューポンプ手
段と回収トナー貯蔵手段を連結するそれぞれの回収トナ
ー移送部材(フレキシブルパイプ等)を設けるものであ
るが、回収トナー貯蔵手段の配置位置の制約が更に少な
い例を以下に第5実施例として説明する。図54に示す
ように、カラー複写機としての基本構造は、図43の複
写機と同じである。ただ各クリーニング装置700B
L,700Y,700M,700C,700Tにより回
収された回収トナーを、共通の回収トナー移送・排出装
置900に移送し、更に当該回収トナー移送・排出装置
900からトナー貯蔵手段750に移送して回収するよ
うになっている。各クリーニング装置700BL,70
0Y,700M,700C,700Tと回収トナー移送
・排出装置900とを図55に示す各回収トナー移送装
置800BL,800Y,800M,800C,800
Tを介して連結し、回収トナーを移送する。回収トナー
移送・排出装置900に移送され、捕集された回収トナ
ーは、回収トナー移送・排出装置900から回収トナー
移送用パイプ901により回収トナー貯蔵手段750に
移送される。説明の簡略化のために、第4実施例あるい
は上記他の実施例と共通する部分についてはそれら実施
例に関する記載をもってここでの記載を省略することと
し、また上記第4実施例での構成要素と同じものについ
ては同じ符号を付して、内容の理解に供する。
【0139】図56は、本実施例のトナー回収装置にお
ける回収トナー移送・排出装置900の構成を分解した
状態で示す構成説明図であり、図57は図56の回収ト
ナー移送・排出装置の組み立てた状態を示す断面図、図
58は図56の回収トナー移送・排出装置の組み立てた
状態を示す側面図である。図56,57,58におい
て、符号910はスクリュー(粉体)ポンプユニットで
あり、前述の回収トナー移送装置800のスクリュー
(粉体)ポンプユニット820と基本構成・動作は同じ
であり(図49参照)、スクリュー状搬送軸824’を
介して歯車部材926と連結されたロータ821、ゴム
材料等の弾性体で作られていてロータ821を包囲して
いる固定されたステータ822、このステータ822を
保持するホルダー823等を具備している。また粉体ポ
ンプユニット820へのエアー供給手段(エアーポンプ
832等)やエアー検知器860の構成・動作も同じで
あるため、これらの説明は省略する。回収トナー移送・
排出装置900の粉体ポンプユニット910にはホッパ
ー911が係合されており、このホッパー911と係合
する回収トナー捕集ユニット920を具備している。回
収トナー捕集ユニット920の捕集容器921の一部は
前述の回収トナー移送パイプ790BL,790Y,7
90M,790C,790Tと係合し、本回収トナー捕
集ユニット920内に回収トナーが移送される。また捕
集容器921の下部側は漏斗形状のトナー分離部となっ
ており、回収トナー捕集ユニット920は従来公知のサ
イクロン方式を用いて回収トナーと空気とを分離してい
る。即ち、回収トナーは捕集容器921の壁面に沿って
回転しながら落下し、ホッパー911内に移動する。こ
の間に回収トナーと一緒に移送されてきた空気は脱気部
材922よりフィルター923を経て装置外へ排気され
る。従ってトナーが機内に飛散することなく移送され
る。
【0140】図56において符号925は駆動モータで
あり、歯車部材926によりスクリュー(粉体)ポンプ
910のスクリュー状搬送軸824’及びロータ821
を回転駆動する。これにより、回収トナーは吐出口に向
けて移送されるが、この際、粉体ポンプユニット910
にはエアー供給口831を介してエアーポンプ832か
らのエアーが供給されているため、回収トナーは空気と
の混合状態で吐出口から回収トナー移送用パイプ901
に吐出され、トナー貯蔵手段750に移送される。この
ように、回収トナー移送・排出装置900は、各回収ト
ナー移送装置800BL,800Y,800M,800
C,800Tからの回収トナーを捕集し、一括して回収
トナー貯蔵手段750に移送する役目を担っている。な
お図56において、927は固定部材であり、スクリュ
ーポンプユニット910は取付部材928に固定され、
更に取付部材928は画像形成装置本体の側板651に
固定される。この際、回収トナー移送・排出装置900
と各回収トナー移送装置800BL,800Y,800
M,800C,800Tとはフレキシブルな回収トナー
移送用パイプ790BL,790Y,790M,790
C,790Tで接続され、且つ回収トナー移送・排出装
置900と回収トナー貯蔵手段750もフレキシブルな
回収トナー移送用パイプ901で接続されているため、
回収トナー移送・排出装置900の取付位置の制約が少
なくなる(設置位置の自由度が大きい)。
【0141】図59,60において、ホルダー760は
支持部材761、回収トナー移送部材である移送パイプ
762、シール部材763よりなる。このホルダー76
0は本体構造体651の切り欠き孔に差し込まれ固定さ
れる。また、移送パイプ762の端部は回収トナー移送
・排出装置900からの回収トナーを移送する回収トナ
ー移送用パイプ901と係合し、他端を回収トナー収納
部材771に設けられた導入孔772に差し込まれる。
770は回収トナー貯蔵部材ユニットで回収トナー収納
部材771、エアーフィルター774、回収トナー収納
量検知(満杯検知)部材775よりなる。
【0142】シール部材763は、スポンジ材料にて作
られ回収トナー収納部材771から回収トナーが飛散す
ることを防止する。773は回収トナー収納部材771
の上面に開けられた切り欠き孔で、これを覆うようにエ
アーフィルター774が接着等により取り付けられてい
る。これは、回収トナーは前述のように微量のエアーと
の混合気状態で移送されてくるので、回収トナー貯蔵部
材ユニット770にてエアーのみを脱気する必要がある
が、上記の切り欠き孔773とエアーフィルター774
により確実なるエアーのみの脱気を可能としている。図
示しない加振部材等により回収トナー収納部材771に
振動を与えることも回収トナーを回収トナー収納部材7
71内に効率的に有効に収納する点で効果的である。
【0143】回収トナー収納量検知(満杯検知)部材7
75は、従来公知のセンサーで、回収トナー収納部材7
71内に回収トナーが満杯になっているかどうかを検出
し、満杯時は、画像形成装置本体の操作パネルに設けら
れた未図示の表示装置にてオペレーターに警告表示し、
回収トナー収納部材771内の回収トナーの除去を促す
ようになっている。
【0144】次に図61は本実施例において用いられる
別の構成のトナー回収装置の構成説明図である。図61
に示すトナー回収装置では、BL,Y,M,Cの各クリ
ーニング装置からの回収トナーと転写ベルトクリーニン
グ装置からの回収トナーを従来より用いられているオー
ガ手段(スクリューやコイル等による機械的搬送手段)
870により移送する回収トナー移送装置800’(B
L,Y,M,C,T)を具備したものであり、この回収
トナー移送装置のオーガ手段870により回収トナーを
回収トナー移送・排出装置900’のスクリューポンプ
手段910’により回収トナー移送用パイプ901を介
して回収トナー貯蔵手段750へ移送する。なお、図6
1中、920’は回収トナー捕集ユニットである。この
ような構成例では、回収トナー移送・排出装置には回収
トナーのみが移送されてくるので、前述のようなサイク
ロン方式による脱気手段を必要としない。また本構成例
では、回収トナー移送装置800’(BL,Y,M,
C,T)と回収トナー移送・排出装置900’を一体化
してトナー回収装置をユニット化することができ、この
場合はオーガ手段による移送距離を最短にできるため、
従来技術のような問題は回避できる。また本構成例は、
回収トナー移送の経路が直線的で且つ短い経路で成り立
つようなカラー画像形成装置の構成が可能な場合に、非
常に有効な手段といえる。またこの第5実施例では、ト
ナー回収装置と回収トナー貯蔵手段750との連通は1
つの回収トナー移送用パイプ901を連通するだけでよ
いので、連通時の制約(取付方法、取付スペース等)が
非常に少なくなり、回収トナー貯蔵手段750がカラー
画像形成装置本体とは別体に設けられたカラー画像形成
装置で非常に有効である。そこでそのような構成を第6
実施例として説明する。基本的な考え方としては、上記
第5実施例における回収トナー貯蔵手段750が画像形
成装置本体の外へ持ち出されたものということができ
る。図62に示すように、カラー複写機としての基本構
造は、図54の複写機と実質的に同じである。説明の簡
略化のために、第5実施例あるいは上記他の実施例と共
通する部分については基本的にそれら実施例に関する記
載をもってここでの記載を省略する。例えば、本実施例
における現像装置の構成は基本的に図2の現像装置と同
じであり、カラー複写機に通常用いられるものである。
トナー供給・回収装置300'''から補給されるトナー
についてのトナー分離部も図4〜7に関連して説明した
ものと同様である。また図62に付した符号から明らか
なように、回収トナー貯蔵手段750’は図1のトナー
供給・回収装置300と本質的に同じものであり、回収
トナー移送用パイプ901は当該トナー供給・回収装置
300に接続されるパイプ401’に相当するものであ
る。
【0145】図63には、トナー分離部へトナーと空気
を圧送し、回収トナーを貯蔵するトナー供給・回収装置
300'''の構成が示される。図64には当該トナー供
給・回収装置300'''の内部構造が示される。これと
図10の比較から明らかなように、トナー供給・回収装
置300'''はモノクロ複写機用のトナー供給・回収装
置300のカラー版であるにすぎない。当該トナー供給
・回収装置300'''は、一方では現像装置に対してト
ナーの補給を現像剤供給手段をなすものであり、現像装
置を含むカラー複写機600とは別に独立して設けられ
ている。トナー供給・回収装置300'''と各現像装置
におけるトナー補給部とは、フレキシブルな材料を用い
たトナー移送手段であるパイプ303A’を介して接続
されている。この図において、トナー供給・回収装置3
00'''は、シール部材301’を介して両側壁30
2’が取り付けられている筐体で構成されているトナー
収納容器303’を備えている。トナー収納容器30
3’は、両側壁302’と直角な方向の壁面の一方の底
部近傍が下方に向かうに従って窄まる傾斜面となる断面
形状となっている。
【0146】トナー収納容器303’の上面に取り付け
られる天井部材304’は、各側壁板302’によって
トナー収納容器303’と一体化されることにより内部
にトナーを収容するための空間の上部を塞いでいる。天
井部材304’には、開口304A’、304B’が形
成されており、それら開口のうちの開口304A’に
は、画像情報に基づく色分解成分と補色関係をなす色の
トナーの数に対応して後述するトナー補充容器304H
を装着するためのアダプタ304Cが着脱できるように
なっており、また、開口304B’には、現像装置用ク
リーニング装置及びベルトクリーニング装置からのトナ
ーを回収するためのトナー収容容器952が装填される
ようになっている。天井部材304’の下方には支持部
材304Gが配置され、この支持部材304Gと天井部
材304’の間にはシール部材をなす弾性部材304J
が介在させられてトナー補充容器からのトナー漏洩によ
る飛散を防止している。
【0147】トナー収納容器303’の内部における最
低部には、トナー搬送手段306が、またその上位には
撹拌・移送手段305’が配設されている。撹拌・移送
手段305’は、トナー収納容器303’内に収容され
ているトナーを撹拌することによりトナー凝集を防止し
てトナーのブロッキング現象の発生を抑止するためのも
のである。トナー移送手段306については既に述べた
通りである。
【0148】側壁板302’間を横断する方向には正面
板304K及び背面板304Lが設けられており、これ
ら正面板304K及び背面板304Lには、撹拌・移送
手段305’、トナー移送手段306にある搬送スクリ
ュー303Bの軸受け部(図示せず)、駆動モータ30
7によって駆動される歯車群からなる駆動部材群307
A’がそれぞれ取り付けられている。駆動部材群307
A’は、撹拌・移送手段305’及び搬送スクリュー3
03Bの回転駆動部を構成している。
【0149】スクリューポンプ306Aを駆動するエア
ポンプ311の駆動制御の概要を述べると、現像装置に
あるトナー濃度センサからの信号により、現像装置内へ
のトナーの補給が必要である場合、トナー補充容器30
4H内に残っているトナーの量に基づいて、補給が可能
な場合には駆動モータ307及びエアポンプ311が駆
動される。またトナー補給部内でのトナー残量が所定量
以下に低下した場合あるいはトナー補給が可能であるも
のの、補給動作をそのまま継続した場合には、少数回の
補給でトナーがなくなってしまう状態に近づく状態に相
当するトナーニアエンド状態に達した場合、トナー収納
容器303’内にトナーが残存している時に限ってトナ
ー収納容器303’からのトナーの供給にかかる部材へ
の駆動信号を出力する。これにより、トナー収納容器3
03からのトナーの供給が実行され、現像装置内での補
給トナーの量が所定量に達するまでの間、上記の駆動モ
ータ307、エアポンプ311に対しての駆動信号の出
力が継続される。更にトナーニアエンド状態の時には、
その状態での補給回数に達した時点で警告するようにな
っている。
【0150】図65に示すように、制御装置500は、
CPU、ドライバを主要部として備え、このCPUに
は、不図示のインターフェースを介して現像装置にある
トナー濃度センサ(図65では、便宜上、トナーニアエ
ンド検知器と表示する)からの検知信号が入力され、そ
して、ドライバに対してクリーニング装置及びトナー供
給・回収装置300'''におけるトナー移送手段の駆動
モータ307(BL,C,M,Y)、エアポンプ311
(BL,C,M,Y)への駆動信号が出力されるように
なっている。また、不図示のエア圧検出器からの信号も
CPUに入力されるようになっており、エアポンプ31
1(BL,C,M,Y)の動作状態の監視も行うことが
できるようになっている。
【0151】図65に示すシステム構成では、トナー供
給・回収装置側にて、トナー移送手段を駆動するための
電源装置、エアポンプ及び駆動モータに関する作動時期
を設定するためのタイミング装置及びエアポンプ、駆動
モータの駆動用ドライバを独自で備えている。
【0152】画像形成装置本体側の制御装置において、
トナー移送手段における駆動モータ、エアポンプの動作
時期を制御するタイミングは、基本的に図27のタイミ
ングと同じである。この制御装置のCPUにおいて、ト
ナー供給・回収装置での動作制御のためのトリガ信号が
出力されるのに応じて、トナー供給・回収装置が独自に
タイミング設定されて動作するようになっている。この
ような構成においては、制御装置におけるCPUからの
トナー供給・回収装置への電気的配線が、単にトナー供
給のためのトリガ信号用のみですむので、配線加工が比
較的簡単なものとすることができるようになっている。
【0153】なお、本発明は、上記した実施例に限られ
たものではなく、その要旨の範囲内で種々変更すること
が可能である。例えば、クリーニング装置108として
は、ブレードを用いた構造に代えて、磁気ブラシクリー
ニング方式やファーブラシクリーニング方式を対象とす
ることも可能である。更に、現像剤としてトナーとキャ
リアとを混合した二成分系現像剤を対象として説明した
が、一成分系現像剤を対象として実施すること勿論可能
である。また、画像形成装置による画像形成システムの
方式として、感光体上に形成されたトナー像をベルト等
を用いた中間転写体に転写し、その転写像を記録紙等の
記録体に転写する方式を用いた場合を対象として、その
中間転写体をクリーニングする装置に対して本発明を適
用することも可能である。
【0154】
【発明の効果】本発明によれば、トナー回収手段の構成
の簡易化、低コスト化、低駆動負荷化(低消費電力化)
の達成、実現が可能となる。またトナー回収部の信頼
性、耐久性の確保、トナー回収移送の確実化(移送距
離、移送方向への制約なし)、回収トナーへの機械的ス
トレスの低減(回収トナーの保護)の達成、実現が可能
となる。
【0155】更に、トナー移送手段は、回収トナー貯蔵
手段に対してフレキシブル材料からなる搬送路で接続さ
れるだけですむので、独立した小型の別体ユニットとす
ることが可能であり、機械本体への回収トナー移送手段
の設置時の取付制約が少なくなり、設置場所の有効活用
を図ることができ、また機械本体及びトナー回収手段の
生産性、メンテナンス時の作業性が大幅に向上する。
【0156】また回収トナー貯蔵手段の信頼性の確保、
回収トナーの収納効率、収納スペースの有効活用を図る
こともできる。したがって、本発明によれば、機械本体
設置面積の小スペース化(画像形成装置本体の小型化、
簡易化、本体コストの低減)の達成、実現が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像形成装置である
複写機の全体構成を示す模式図である。
【図2】図1に示した複写機に用いられる現像装置の一
例を示す断面図である。
【図3】図2に示した現像装置に用いられるトナー供給
手段の設置部の構成を示す斜視図である。
【図4】図2に示した現像装置の適用されるトナー供給
手段の構成を示す側面図である。
【図5】図4中、符号L6で示す方向の矢視図である。
【図6】図4に示したトナー供給手段の要部を示す断面
図である。
【図7】図6に示したトナー供給手段の要部の分解断面
図である。
【図8】図1に示した複写機に用いられるトナー供給・
回収手段の構成を示す斜視図である。
【図9】図8に示した現像剤供給装置における粉体ポン
プの構成を示す局部的な断面図である。
【図10】図8に示したトナー供給・回収装置における
攪拌・移送手段及び搬送スクリューの構成及び現像剤回
収部の構成を示す断面図である。
【図11】図10に示した撹拌・移送手段及び搬送スク
リューの別な構成の例を示す要部断面図である。
【図12】図11中、符号L7で示す方向の矢視断面図
である。
【図13】図10に示した撹拌・移送手段及び搬送スク
リューの他の構成の例を示す断面図である。
【図14】図13中、符号L9で示す方向の矢視断面図
である。
【図15】図10に示した撹拌・移送手段の一作用を説
明するための断面図である。
【図16】図10に示した撹拌・移送手段の他の作用を
説明するための断面図である。
【図17】図8に示したトナー供給・回収装置に用いら
れるエア圧検出装置の構造を説明するための断面図であ
る。
【図18】図10に示した現像剤回収部に用いられる現
像剤移送手段の構成を説明するための斜視図である。
【図19】図18に示したトナー移送手段の要部を示す
断面図である。
【図20】図18に示したトナー移送手段とこの手段に
対して回収トナーを導入するための構造を説明するため
の断面図である。
【図21】図10に示したトナー回収部の要部の装着状
態の一例を示す断面図である。
【図22】図10に示したトナー回収部の要部構成を示
す断面図である。
【図23】図22に示したトナー回収部の要部構成の作
用の一つを説明するための模式図である。
【図24】図22に示したトナー回収部の要部構成の他
の作用を説明するための模式図である。
【図25】図10に示したトナー回収部の要部の装着状
態の他の例を示す断面図である。
【図26】図8に示したトナー供給装置及びトナー回収
部の動作制御を行うための制御部のシステム構成を説明
するためのブロック図である。
【図27】図24に示した制御部の作用を説明するため
のタイミングチャートである。
【図28】図24に示した制御部とは別の例を説明する
ためのブロック図である。
【図29】本発明の第2実施例に係る画像形成装置であ
る複写機の全体構成を示す模式図である。
【図30】図29の複写機における現像装置の適用され
るトナー供給手段の構成を示す側面図である。
【図31】図30中、符号L6で示す方向の矢視図であ
る。
【図32】図29に示した複写機に用いられるトナー供
給・回収手段の構成を示す斜視図である。
【図33】図32に示したトナー供給・回収装置におけ
る攪拌・移送手段及び搬送スクリューの構成及び現像剤
回収部の構成を示す断面図である。
【図34】図33に示した現像剤回収部に用いられる現
像剤移送手段の構成を説明するための斜視図である。
【図35】図34に示したトナー移送手段の要部を示す
断面図である。
【図36】図34に示したトナー移送手段とこの手段に
対して回収トナーを導入するための構造を説明するため
の断面図である。
【図37】図32に示したトナー供給装置及びトナー回
収部の動作制御を行うための制御部のシステム構成を説
明するためのブロック図である。
【図38】図37に示した制御部とは別の例を説明する
ためのブロック図である。
【図39】本発明の第3実施例に係る画像形成装置であ
る複写機の全体構成を示す模式図である。
【図40】図39の複写機に接続されるトナー供給装置
の概略構成図である。
【図41】図39の複写機におけるトナー供給及びトナ
ー回収に関する電気的構成を示すブロック図である。
【図42】図39の複写機におけるトナー供給及びトナ
ー回収に関する別の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図43】本発明の第4実施例に係る画像形成装置であ
るカラー複写機の全体構成を示す模式図である。
【図44】図43に示したカラー画像形成装置に装備さ
れたトナー回収装置の構成例を示す正面図である。
【図45】図44に示したトナー回収装置を構成する回
収トナー移送装置のうちのシアン用回収トナー移送装置
を拡大して示す図であって、(a)は回収トナー移送装
置の正面図、(b)は回収トナー移送装置の側面図であ
る。
【図46】図44に示したトナー回収装置の駆動部の側
面図である。
【図47】図45の回収トナー移送装置の分解した状態
を示す構成説明図である。
【図48】図45,47に示したトナー回収装置の転写
ベルトクリーニング装置用回収トナー移送装置の粉体ポ
ンプ部の断面図である。
【図49】図44に示したトナー回収装置の転写ベルト
クリーニング装置用回収トナー移送装置の粉体ポンプの
断面図である。
【図50】図49の回収トナー移送装置の側面図であ
る。
【図51】各回収トナー移送装置に対するエアーポンプ
とエアー検知器の図47とは別の設置例を示すブロック
図である。
【図52】回収トナー貯蔵手段の分解した状態を示す構
成説明図である。
【図53】図52に示す回収トナー貯蔵手段の組み立て
た状態を示す断面図である。
【図54】本発明の第5実施例に係る画像形成装置であ
るカラー複写機の全体構成を示す模式図である。
【図55】図54に示したカラー画像形成装置に装備さ
れたトナー回収装置の構成例を示す正面図である。
【図56】図54の回収トナー回収装置における回収ト
ナー移送・排出装置の構成を分解した状態を示す構成説
明図である。
【図57】図56の回収トナー移送・排出装置の組み立
てた状態を示す断面図である。
【図58】図56の回収トナー移送・排出装置の組み立
てた状態を示す断面図である。
【図59】図55のトナー回収装置における回収トナー
貯蔵手段の分解した状態を示す構成説明図である。
【図60】図59に示す回収トナー貯蔵手段の組み立て
た状態を示す断面図である。
【図61】第5実施例における別の構成例を示すトナー
回収装置の構成説明図である。
【図62】第5実施例に係る画像形成装置であるカラー
複写機の全体構成を示す模式図である。
【図63】図62に示したカラー複写機に用いられるト
ナー供給・回収装置の構造を説明するための分解斜視図
である。
【図64】図63に示したトナー供給・回収装置の内部
構造を説明するための模式図である。
【図65】図64に示したトナー供給・回収装置の動作
制御を行うための制御部のシステム構成を説明するため
のブロック図である。
【符号の説明】
102 画像形成装置としての複写機 103 像担持体をなす感光体ドラム 106 現像装置 106B トナー補給部 106K トナー濃度センサ 107A 転写・搬送装置側のクリーニング装置 108 像担持体側のクリーニング装置 300 トナー供給装置 303 トナー収納容器 303A パイプ 304 天井部材 304D フィルタ 305 撹拌・移送手段 305A 撹拌羽根 306 トナー搬送手段 306’ 第1、第2のトナー移送手段 306A スクリューポンプ 400 トナー回収手段 402 トナー収納容器 402A トナー収納部に相当する収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平8−67146 (32)優先日 平成8年2月28日(1996.2.28) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−95439 (32)優先日 平成8年4月17日(1996.4.17) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−136925 (32)優先日 平成8年5月30日(1996.5.30) (33)優先権主張国 日本(JP) (56)参考文献 特開 平6−110329(JP,A) 特開 平7−219329(JP,A) 特開 平6−208306(JP,A) 特開 平7−199723(JP,A) 特開 平7−261519(JP,A) 特開 平5−61385(JP,A) 実開 昭59−141360(JP,U) 特表 平8−502369(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 G03G 21/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持体を有し、
    像担持体には静電潜像を可視像化処理する現像装置と残
    留するトナーをクリーニングする像担持体用クリーニン
    グ装置とが設けられている画像形成装置において、 前記現像装置に補給するトナーを貯留するトナー収納容
    器と、トナー収納容器のトナーを、フレキシブル材料で
    なる搬送路を介して前記現像装置へ移送するトナー供給
    用移送手段が設けられ、当該トナー供給用移送手段が、
    ロータを回転することによりトナーをロータの軸方向へ
    移動させるスクリューポンプ手段と、当該スクリューポ
    ンプ手段により移動するトナーを拡散状態で流動させる
    ためのエア供給手段とを有してなり、トナー供給用移送
    手段は作動を開始する際、エア供給手段がスクリューポ
    ンプ手段よりも先に作動することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像が形成される像担持体を有し、
    像担持体には静電潜像を可視像化処理する現像装置と残
    留するトナーをクリーニングする像担持体用クリーニン
    グ装置とが設けられている画像形成装置において、 前記現像装置に補給するトナーを貯留するトナー収納容
    器と、トナー収納容器のトナーを、フレキシブル材料で
    なる搬送路を介して前記現像装置へ移送するトナー供給
    用移送手段が設けられ、当該トナー供給用移送手段が、
    ロータを回転することによりトナーをロータの軸方向へ
    移動させるスクリューポンプ手段と、当該スクリューポ
    ンプ手段により移動するトナーを拡散状態で流動させる
    ためのエア供給手段とを有してなり、トナー供給用移送
    手段は作動を停止する際、スクリューポンプ手段がエア
    供給手段よりも先に停止することを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー収納容器には、前記像担持体
    用クリーニング装置によって回収されたトナーが移送さ
    れることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記トナー収納容器が画像形成装置外に
    配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 静電潜像が形成される像担持体を有し、
    該像担持体には静電潜像を可視像化処理する現像装置と
    残留するトナーをクリーニングする像担持体用クリーニ
    ング装置とが設けられている画像形成装置において、 前記像担持体用クリーニング装置によって回収されたト
    ナーを、それぞれフレキシブル材料でなる搬送路を介し
    て前記現像装置へ移送するトナー移送手段が設けられ、
    当該トナー移送手段が、ロータを回転することにより回
    収トナーをロータの軸方向へ移動させるスクリューポン
    プ手段と、当該スクリューポンプ手段により移動するト
    ナーを拡散状態で流動させるためのエア供給手段とを有
    してなり、トナー移送手段は作動を開始する際、エア供
    給手段がスクリューポンプ手段よりも先に作動すること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 静電潜像が形成される像担持体を有し、
    該像担持体には静電潜像を可視像化処理する現像装置と
    残留するトナーをクリーニングする像担持体用クリーニ
    ング装置とが設けられている画像形成装置において、 前記像担持体用クリーニング装置によって回収されたト
    ナーを、それぞれフレキシブル材料でなる搬送路を介し
    て前記現像装置へ移送するトナー移送手段が設けられ、
    当該トナー移送手段が、ロータを回転することにより回
    収トナーをロータの軸方向へ移動させるスクリューポン
    プ手段と、当該スクリューポンプ手段により移動するト
    ナーを拡散状態で流動させるためのエア供給手段とを有
    してなり、トナー移送手段は作動を停止する際、スクリ
    ューポンプ手段がエア供給手段よりも先に停止すること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 静電潜像が形成される複数の像担持体を
    有し、各像担持体には静電潜像を可視像化処理する現像
    装置と残留するトナーをクリーニングする像担持体用ク
    リーニング装置とが設けられている画像形成装置におい
    て、 前記像担持体用クリーニング装置によって回収されたト
    ナーを、それぞれフレキシブル材料でなる搬送路を介し
    て回収トナー貯蔵手段へ移送する複数のトナー移送手段
    が設けられ、当該トナー移送手段が、ロータを回転する
    ことにより回収トナーをロータの軸方向へ移動させるス
    クリューポンプ手段と、当該スクリューポンプ手段によ
    り移動するトナーを拡散状態で流動させるためのエア供
    給手段とを有してなり、トナー移送手段は作動を開始す
    る際、エア供給手段がスクリューポンプ手段よりも先に
    作動することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 静電潜像が形成される複数の像担持体を
    有し、各像担持体には静電潜像を可視像化処理する現像
    装置と残留するトナーをクリーニングする像担持体用ク
    リーニング装置とが設けられている画像形成装置におい
    て、 前記像担持体用クリーニング装置によって回収されたト
    ナーを、それぞれフレキシブル材料でなる搬送路を介し
    て回収トナー貯蔵手段へ移送する複数のトナー移送手段
    が設けられ、当該トナー移送手段が、ロータを回転する
    ことにより回収トナーをロータの軸方向へ移動させるス
    クリューポンプ手段と、当該スクリューポンプ手段によ
    り移動するトナーを拡散状態で流動させるためのエア供
    給手段とを有してなり、トナー移送手段は作動を停止す
    る際、スクリューポンプ手段がエア供給手段よりも先に
    停止することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記トナー移送手段にエア検知手段が備
    えられていることを特徴とする請求項5ないし8のいず
    れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記複数のスクリューポンプ手段に対
    して各々共通のエア供給手段及びエア検知手段が備えら
    れたことを特徴とする請求項7または8に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のスクリューポンプ手段に対
    して共通のエア供給手段と各々独立したエア検知手段が
    備えられたことを特徴とする請求項7または8に記載の
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のスクリューポンプ手段が1
    個の駆動源により駆動されるように構成されたことを特
    徴とする請求項7,8,10,11のいずれか一項に記
    載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記回収トナー貯蔵手段が前記現像装
    置であることを特徴とする請求項7または8に記載の画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】 回収トナー貯蔵手段が画像形成装置外
    に配置されていることを特徴とする請求項7または8に
    記載の画像形成装置。
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