JP3568088B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特に2成分現像剤または1成分現像剤を用いた現像装置と、これらの現像装置の現像部にトナーを供給するトナー供給装置とを備えた画像形成装置に関する。
また、本発明は、使用後のトナーを再使用したり廃棄するために搬送するトナー搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置におけるトナー搬送装置として、画像転写後感光体上に残留したトナーを感光体クリーニング装置で回収し、その回収したトナーを再使用すべく再び現像装置へと搬送するものがある。これは、例えば図48及び図49に示すように、トナー送りこみ手段Aおよび粉体ポンプBを備えている。感光体クリーニング装置501で回収したトナーを再使用する場合、その排出管501aから排出される回収トナーを、接続ケース503を介して移送ガイドケース502内に落し込む一方、駆動モータの回転を伝達して移送ガイドケース502内の横搬送スクリュ504を粉体ポンプBのステータ506内のロータ507と一体に回転させ、横搬送スクリュ504の回転で回収トナーをステータ506内へ送りこむ。
【0003】
さらに、ロータ507回転でトナーをステータ506内からトナー出口505aを通して押し出すように、その出口505aに接続したトナー移送パイプ508内へ送りこむとともに、エアポンプ509で空気をエア移送パイプ509aを通して粉体ポンプB内に入れてトナー移送パイプ508へ送りこむ。そして、トナー移送パイプ508内を通るトナーを空気の流れに沿って流動させながら現像装置へ搬送していた。
【0004】
また、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置において、感光体等の潜像担持体上に形成された静電潜像を可視像処理するために用いられる現像装置では、2成分系現像剤または1成分系現像剤が消費されると、画像濃度維持のために新たな現像剤が補給される。新たな現像剤としては、一般にトナーが対象となり、このトナーを供給するために用いられるトナー供給装置としては、例えば、特開平2−277083号公報に示されたものがある。
上記公報に示されているトナー供給装置は、図50に示すように、感光体541の近傍に設けられた現像部522に補給するトナーを貯蔵するトナータンク521と、トナータンク521内のトナーの残量を検知するトナー残量検知手段(トナーセンサ)523と、トナータンク521に隣接して設けられたトナータンク521にトナーを補給するトナーサーバ524とを備えている。トナーサーバ524は、トナーサーバ本体525と、トナーサーバ本体525に回転自在に支持され円周方向にほぼ等間隔に離隔して放射方向に延在する複数の延在部からなる回転部材526と、前記各延在部の先端部に回動自在に支持された複数のカートリッジ支持部材527と、各カートリッジ支持部材527に着脱自在に取り付けられトナーを収納した複数のトナーカートリッジ528と、回転部材を回転させる第1駆動モータ529と、カートリッジ支持部材527を回転させる第2駆動モータ530とを備え、これら第1、第2駆動モータは、トナー残量検知手段523の検知結果に基づいて制御手段531により駆動制御されるようになっている。このような構成を備えたトナー供給装置は、回転部材526及びカートリッジ支持部材527が回転あるいは回動して所定の位置に停止したとき、各トナーカートリッジ528が倒れ込むことによりトナータンク521の上面位置にトナー排出用の開口を対向させ、その開口から内部に収容されているトナーを流出させてトナータンク521に補給するようにしたことを特徴としている。
上記のトナー供給装置によれば、トナーサーバ524が複数のトナーカートリッジ528を有し、トナーサーバ524によりトナーカートリッジ528が複数回自動的に周回変位されることにより、操作者の手を煩わせることがなくトナーカートリッジ528の交換頻度を減少させることができる。
【0005】
またその他の従来技術として、この種の画像形成装置におけるトナー供給装置は通常、現像部に補給するトナーを貯蔵するトナータンクと、トナータンク内のトナーの残量を検知するトナー残量検知センサと、トナータンクに隣接して設けられた、トナータンクにトナーを補給するトナーボトルとを備えている。トナーボトルは空になると交換する必要があるが、操作者の手を煩わせることがなくトナーボトルの交換頻度を減少させることができるように、複数のトナーボトルを備えたトナー供給装置が知られている。このようなタイプのトナー供給装置は、周知の手段を用いてトナーボトル中のトナーを適量ずつトナータンクに排出させ、トナー残量検知センサがトナータンク内のトナー量の減少を検知すると、トナーボトルが空であると判断し、他の新しいトナーボトルの使用を開始する。
【0006】
特開平8−137227号公報には、それぞれ個別に画像形成装置に装着できる複数のトナーカートリッジをそれぞれに接続されると共に、途中で合流して現像装置に接続されて上記各トナーカートリッジの外周面に設けられた搬出口から撹拌されながら排出されるトナーを現像装置に搬送するトナー搬送管を備えたトナー補給装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のトナー搬送装置には、粉体ポンプBに比較的細径のトナー移送パイプ508を接続できるように、上述のごとくポンプケース505の先端側に細いトナー出口505aを設けている。ところが、粉体ポンプB内には、トナー搬送時にステータ506とロータ507との間で摩擦熱を発生しやすく、その摩擦熱の影響でトナーが凝集し、その凝集したトナーが狭いトナー出口505a内を通るときに滞留してトナー詰まりを発生するという問題があった。
本発明は、粉体ポンプのトナー出口でトナー詰まりを発生することを防止することを目的とする(請求項1,2)。
【0008】
また、従来の画像形成装置における現像装置では、トナーの貯蔵量(収納量)を大容量にすることは、トナー貯蔵部と現像装置が一体的に構成されるため構成部分が大型になり、装置構成が複雑になるとともに、装置メンテナンス時の操作性が低下するなどの問題があった。また、装置本体のレイアウトがそれにより規制を受け本体設置占有面積の増大という問題も生じた。例えば、前述のトナー供給装置の場合も、現像装置のトナータンクにトナーを補給するトナーサーバは現像装置に隣接して設けられその設置位置にも制約があるため、装置構成の複雑化、大型化の問題や、レイアウト上の問題が避けられない。
また、従来の大容量トナータンクを備えた画像形成装置の欠点としては、
1)トナータンクへのトナー補充が難しく、ユーザーライクではない、
2)トナータンク内のトナーブロッキング(下方のトナーが圧縮されるため)が発生するため、それを防止する機構が必要である、
等があった。
本発明は、上述した従来技術の不具合を解消し、設計上の自由度や操作性を向上した、信頼性の高い大容量トナータンクを有するトナー供給装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする(請求項3〜5)。
また、上記従来のトナー供給装置における問題は大量のコピー/プリントを行うユーザーにとって、機械のダウンタイムの増大、コピー/プリントコストの増大となるので、解決策が望まれる。当然ながら、大容量のトナー収容・供給装置でのトナー供給性能の信頼性が高いこと、装置の大きさが小さくコストが低いこと、使用電力が小さいこと、それから特にトナー補給操作が簡便なこと等々が要求される。
本発明は、上記課題の解消を図り現像装置及び装置本体の大きさの適正化を維持しつつ、機械のダウンタイムの低減を可能とした現像装置・トナー供給装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする(請求項6〜9)。
【0009】
また、前記従来のトナー供給装置では、トナーセンサ523は各トナーカートリッジ528から供給された後のトナー集合部であるトナータンク521内のトナー残量を検知するセンサであって、個々のトナーカートリッジ528におけるトナー残量を検知するものではない。従って、トナーセンサ523がトナーエンドを表示したときには、トナーサーバ524内の各トナートリッジ528の全てが空になっているはずであり、トナーセンサ523がトナーエンドを検知した時点では、当該画像形成装置において、トナーはない状態にあるので、画像形成装置を停止してトナー補給しなければ、画像形成を継続することができない。
トナーサーバ524は密閉構造であるので、この点からも、画像形成装置の駆動中にトナーカートリッジを交換することはできない構成になっている。
【0010】
このように、従来の画像形成装置ではトナー補給の際に、トナーカートリッジなどトナー収容部材を交換のため、画像形成装置を一時、中断しなければならないという問題がある。
請求項10記載の発明は、画像形成を中断することなく、簡単迅速にトナー補給を行なうことのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項11記載の発明は、トナー補給すべき空のトナーボトルの具体的な位置を容易に認識できる画像形成装置を提供すことを目的とする。
請求項12記載の発明は、補給すべきトナーボトルの個数、位置などを予め容易に認知することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、粉体ポンプを用いてトナーを搬送する電子写真方式の画像形成装置において、
前記粉体ポンプの出口が細径に形成され、その粉体ポンプのロータに取り付けてそのロータとともに回転する攪拌部材が設けられ、該攪拌部材はその基端部が前記ロータの前記出口側の端部に固定されているとともに前記基端部と反対側は一部が湾曲して前記出口内に位置する、ことを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、たとえば以下の図4に示す実施例のように、請求項1に記載の画像形成装置において、前記撹拌部材として、それを回転したときトナーを搬送する方向に螺旋状に巻いた線材を用いてなる、ことを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明は、電子写真方式の画像形成装置において、潜像担持体上の潜像をトナーで顕像化する現像装置と、該現像装置に供給するトナーを貯蔵するトナーバンクとを有し、該トナーバンクは前記現像装置より離れた位置に設置されており、該トナーバンクから前記現像装置へトナーを搬送するトナー搬送手段を有し、且つ前記トナーバンクが、トナーを収納した2本以上のトナーボトルを備えた構成よりなり、前記トナー搬送手段が請求項1又は2に記載の画像形成装置に用いられる粉体ポンプを有していることを特徴とするものである。
すなわち、請求項3記載の画像形成装置では、トナーを貯蔵するトナーバンクの位置を現像装置より離し本体側に設置し、該トナーバンクから現像装置へトナーを搬送するトナー搬送手段を有するので、レイアウト上の制約を受けず、設計上かなり自由度が増すこととなる。例えば、熱によるトナーブロッキングに対する余裕度を向上するためトナーバンクを定着部周辺から完全に独立した位置に配置したり、トナーボトルの交換時にユーザーの最も操作し易いと思われる位置にトナーバンクを配置したりすることが可能となる。また、複写機のコピーボリューム(大量層または中量層等)により差のあるトナー容量の差を、そのトナーバンクに設置できる共通のトナーボトルの本数によってつけることにより、従来、機械毎に容量の違うボトルが存在していたようなことは無くなる(資源の保護やリサイクルが容易となる)。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像形成装置において、前記トナーバンク内の複数のトナーボトルの開口部にはそれぞれキャップが取り付けられており、該キャップの向きは全て同一方向であり、尚且つ複数のトナーボトルは縦方向に配列して設置されており、各々のトナーボトルのキャップを個々に開閉する手段を有することを特徴とするものである。
すなわち、請求項4記載の画像形成装置では、縦方向に複数のトナーボトルを配列して設置し、トナーボトルの開口部に取り付けられた個々のキャップが独立して開閉するので、順次トナーボトルを使用することができる。これは、1本のトナーボトルが空になった後、他の1本のトナーボトルを使用し、その間、空のトナーボトルを満杯のトナーボトルと交換し、トナーエンドによるコピー作業中断を防止できることを意味する。また、トナーバンクの下部に搬送部がある場合にも、該搬送部に一定量以上のトナーが送られない(一定量以上の圧縮力が搬送部にかからない)ことも同時に意味し、トナーバンク内(搬送部近傍)のトナーのブロッキングを防止することができる。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の画像形成装置において、前記複数のトナーボトルを収納するトナーバンクから前記現像装置へのトナー搬送経路を、トナーバンクの下部に1経路のみしか持たないことを特徴とするものである。
すなわち、請求項5記載の画像形成装置では、各々のトナーボトルに独立した搬送経路を複数設けることなく、1つのみ搬送経路を設けることで、単純な(メンテナンス性の良い、故障の少ない)装置構成を提供することができる。
【0019】
請求項6記載の発明は、潜像担持体上の潜像をトナーで可視像化する現像装置と、この現像装置に対し上記トナーを供給するトナー供給装置を備えた画像形成装置であって、上記トナー供給装置は、上記現像装置に上記トナーを補給する開口部が形成されている複数のトナーボトルからなるトナーバンクと、該トナーバンクから上記現像装置へトナーを搬送するフレキシブルなトナー搬送手段を有し、該トナー搬送手段が請求項1又は2に記載の画像形成装置に用いられる粉体ポンプを有していることを特徴とする。
【0020】
請求項7記載の発明は、潜像担持体上の潜像をトナーで顕像化する現像手段を備えた現像容器と該現像容器に補給するトナーを貯蔵するトナー補給部と該トナー補給部内のトナーの残量を検知するトナー残量検知手段を有する現像装置と、トナーを収納した円筒状の容器であって円筒状の一端に開口部を有するトナー容器を複数セットできるトナーバンクと、該トナーバンクから前記現像装置のトナー補給部へトナーを搬送するフレキシブルなトナー搬送手段を有し、該トナー搬送手段が請求項1又は2に記載の画像形成装置に用いられる粉体ポンプを有し、前記トナー残量検知手段によって前記トナー搬送手段を制御することを特徴とする。すなわち請求項7記載の画像形成装置においては、トナー収納・供給装置として、トナーを収納したトナー容器を複数セットできるトナーバンクと、このトナーバンクから現像装置のトナー補給部へトナーを搬送するフレキシブルなトナー搬送手段を有しているので、トナーバンクの設置位置に制約を受けず、トナーバンクへのトナー補給の操作性も非常に簡便となり、しかも大容量を達成できる。したがって、装置本体に対するレイアウトに自由度を持った、大容量のトナー収納・供給装置を提供することが可能となる。
【0021】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の画像形成装置において、前記トナー容器の開口部から前記トナーバンクの補給落下位置に他のトナー容器の開口部が無いように配置したことを特徴とする。すなわち請求項8記載の画像形成装置においては、各々のトナー容器の開口部が他のトナー容器の開口部と干渉しないように設置しているので、トナー容器からトナーバンクへのトナー補給時のトナー汚染を受けることがない。
請求項9記載の画像形成装置は、請求項7記載の画像形成装置において、前記トナー容器の開口部が取り外し可能な栓によって封止されており、その栓を開閉する手段を設けたことを特徴とする。すなわち請求項9記載の画像形成装置においては、トナー容器の開口部が取り外し可能な栓によって封止されており、上記栓を開閉する手段が設けられているので、トナー容器の交換が簡単で、しかも交換時のトナー汚染が防止される。
【0022】
請求項10記載の画像形成装置は、潜像担持体上の潜像をトナーで顕像化する現像装置と、該現像装置に供給するトナーを貯蔵するトナーバンクとを有し、該トナーバンクは前記現像装置より離れた位置に設置されており、該トナーバンクから前記現像装置へトナーを搬送するトナー搬送手段を有し、且つ前記トナーバンクには、トナーを収納した複数のトナー収容部材が備えられている電子写真方式の画像形成装置において、
前記トナー搬送手段が請求項1又は2に記載の画像形成装置に用いられる粉体ポンプを有し、前記トナー収容部材は当該画像形成装置の駆動中において個別に当該画像形成装置に対して着脱自在のトナーボトルからなり、各トナーボトルについてトナーエンドを検知するトナーエンド検知手段を、各トナーボトルを収納するトナーボトル収納部に設けるとともに、現在トナー供給中のトナーボトルについてトナーエンドが検知されたならば、まだトナーエンド検知されていないトナーボトルからトナーの供給を行なうようにしたことを特徴とする。
【0023】
請求項11記載の画像形成装置は、請求項10記載の画像形成装置において、
前記各トナーボトル収納部の近傍にそれぞれ、対応するトナーボトル収納部に収納されたトナーボトルについてのトナーエンドを表示するトナーエンド表示手段を設けたことを特徴とする。
【0024】
請求項12記載の発明は、請求項10記載の画像形成装置において、
トナーエンドとなったトナーボトルの位置を当該画像形成装置の操作画面上に表示する空ボトルの表示手段を設けたことを特徴とする。
【0041】
【実施例】
以下、本発明の実施の形態を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0042】
図3は、本発明を適用した画像形成装置としてのレーザプリンタで、その記録部の概略構成図である。
【0043】
図示プリンタは、そのプリンタ本体内ほぼ中央に、ドラム状の感光体10を備える。そして、感光体10の周りに、矢印で示す回転方向に順に、帯電装置11、現像装置12、転写ベルト装置13、感光体クリーニング装置14を備える。また、感光体クリーニング装置14の図中奥側に、鎖線で示すトナー搬送装置15を備える。さらに、転写ベルト装置13の図中左下側に、転写ベルトクリーニング装置16を備える。
【0044】
そして、記録時、図3中右下側から用紙Pを送り込み、レジストローラ対17でタイミングをとって感光体10の下側に搬送する。一方、感光体10は、その回転にともない帯電装置11でその表面を帯電し、その表面に光書込み装置(図示省略)からレーザ光を照射して静電潜像を形成し、現像装置12位置を通るときトナーを付着して静電潜像を逐次可視像化する。そして、その可視像を、転写ベルト装置13で用紙Pに転写し、転写後、その用紙Pを転写ベルト装置13で定着装置(図示省略)へ搬送し、その定着装置で可視像を定着して後、外部へと排出する。
【0045】
他方、画像転写後、感光体10上に残留したトナーは、感光体クリーニング装置14で除去して回収し、転写ベルト18上に付着したトナーは、転写ベルトクリーニング装置16で除去して回収する。
感光体クリーニング装置14で回収したトナーは、再び現像に使用するため、トナー搬送装置15へ送りこみ、そのトナー搬送装置15で図3中点線で矢示する搬送経路50を通して現像装置12へと搬送する。
【0046】
現像装置12には、図3に示すように、現像ケース内の現像部12a内に現像ローラ21や撹拌搬送部材22をそれぞれゐ回転自在に設けるとともに、トナー補給部12bの上部にトナー補給口20を設けてなる。
また、感光体クリーニング装置14は、その底部の図3中手前から奥側にトナー排出路を形成し、そのトナー排出路にそれに沿ってトナー搬送スクリュ23を回転自在に設ける。さらに、トナー排出路の奥側にそれと連通する排出管24を設け、排出管24を、図2に示すようにクリーニングケース14aの奥側側面から突出させる。そして、排出管24を介して感光体クリーニング装置14をトナー搬送装置15と連結してなる。
【0047】
トナー搬送装置15は、図1および図2に示すように、符号C,Dでそれぞれ示すトナー送り込み手段と粉体ポンプとを備える。そして上記プリンタ本体の奥川に設ける側板(図示省略)を間に挟んで、感光体クリーニング装置14と反対の外側に配置して該側板で支持してなる。
【0048】
トナー送り込み手段Cは、横長な移送ガイドケース27を備え、その一端に短径筒部27aを設ける一方、他端外周にフランジ部27bを設ける。そして、短径筒部27aにシール部材29を嵌め込む一方、外周部にL形の接続ケース31を取付け、その接続ケース31の上端部に排出管24を入れてクリーニングケース14a内と連通させてなる。
【0049】
しかして、移送ガイドケース27内に横搬送スクリュ33を配置し、その一端を軸受部材34を介して短径筒部27aで回転自在に保持する。そして、横搬送スクリュ33の一端に設けるプーリ36に、駆動モータ(図示省略)からの回転を伝達するベルト37を掛ける一方、他端に粉体ポンプDのロータ30を連結してなる。
【0050】
粉体ポンプDは、円筒状のポンプケース35を備え、そのポンプケース35の一端外周にフランジ部35aを設ける一方、他端に出口35bを設ける。そして、ポンプケース35内に円筒形のステータ39を入れて固定し、そのステータ39内にステンレス製のロータ30を回転自在に配置してなる。ステータ39は、ゴム等の弾性材料でつくり、ポンプケース35に固定したときその内側との間に、図1に示すように1mmほどの隙間があく該径に形成する一方、内周に螺旋溝39aを形成してなる。
ロータ30は、ねじれ形状のステンレス製軸部材で、その一端部を継手41を介して横搬送スクリュ33の他端に連結する一方、他端部に撹拌部材40を取付けてなる。
【0051】
撹拌部材40としては、たとえば直径2mmステンレス製の細い棒を用いる。硬質プラスチック製のものなどを用いてもよい。そして、その棒のほぼ中間で一部を湾曲させてつくり、基端部をロータ30の他端面に設ける穴に圧入して出口35b位置に配置してなる。
さらに、粉体ポンプDには、ポンプケース35の外周部にエア供給管43を設け、そのエア供給管43に図2中符号Eで示すエアポンプのエア移送パイプ44を接続する。また、エア移送パイプ44の途中に、その中を空気が通過しているか否かを検知するエア検知手段46を設けてなる。
【0052】
そして、粉体ポンプDは、出口35bにトナー移送パイプ45の一端を接続する。トナー移送パイプ45としては、たとえば軟質塩化ビニール・ナイロン・エテュロン等のような可撓性を有するパイプ材を用いる。しかして、ポンプケース35を、そのフランジ部35aをフランジ部27bに合わせて移送ガイドケース27にねじ止めしてなる。
そうして、トナー移送パイプ45を、図3に点線で矢示する如く、上記現像装置12のトナー補給口20に向けて這い回し、トナー移送パイプ45の他端をトナー補給口20に連結する。そして、トナー移送パイプ45で感光体クリーニング装置14と現像装置12との間を結んで上記搬送経路50を形成する。
【0053】
さて、上述した図示プリンタにおいて、感光体クリーニング装置14で感光体10から除去した回収トナーは、トナー排出スクリュ23の回転でトナー排出路を通して搬送し、排出管24から排出してトナー搬送装置15の接続ケース31を通し移送ガイドケース27内へと落し込む。
【0054】
一方、トナー搬送装置15では、上記駆動モータを駆動し、その回転をベルト37およびプーリ36を介して横搬送スクリュ33に伝達する。そして、その横搬送スクリュ33とともにロータ30および撹拌部材40を一体に回転し、まず横搬送スクリュ33の回転で、回収トナーを粉体ポンプDのステータ39内に送り込む。さらにロータ30の回転で、ステータ39内から出口35bを通して押し出すようにトナー移送パイプ45内へ送り込むとともに、エアポンプEで空気をエア移送パイプ44を通してエア供給管43からポンプケース35内に入れてトナー移送パイプ45へと送り込む。
このとき、狭い出口35b位置を通る回収トナーを、撹拌部材40の回転で撹拌して流動させながら、トナー移送パイプ45内へと送り出す。そして、トナー移送パイプ45内を空気の流れに沿って搬送して現像装置12のトナー補給部12bへと戻す。
【0055】
ところで、請求項2に記載の発明では、上述のような撹拌部材として、それを回転したときトナーを搬送する方向に螺旋状に巻いた線材を用いる。
たとえば図4に示すように、撹拌部材55を、それを回転したとき図中矢示する方向に回収トナーを搬送する向きに螺旋状に巻いて形成する。しかも、出口35bの入り口形状に合わせて輪の径が漸次小さくなるとぐろ状に形成してなる。
【0056】
そして、トナー搬送時に、撹拌部材55を回転したとき、その撹拌部材55の回転により出口35b位置でトナーを撹拌しながら、トナー移送パイプ45へと搬送する。
なお、上述した実施例におけるトナー搬送装置15は、感光体クリーニング装置14で回収したトナーを現像装置12へと搬送した。しかし、たとえば上述した転写ベルトクリーニング装置16と現像装置12との間を搬送経路で結び、転写ベルトクリーニング装置16で回収したトナーを、その搬送経路を通して現像装置12へと搬送する構成にすることもできる。
【0057】
また、そのような使用後のトナーを再使用するために現像装置へ搬送する場合に限らず、そのまま廃棄するために廃棄用トナータンクへ搬送する場合にも適用できる。一方、使用前のトナーならば、それを収納したトナータンクから現像装置へ搬送する場合にも適用することができる。
【0058】
図5は本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構成図である。図5において、この画像形成装置は複写機の例であり、複写機本体100は、自動原稿送り装置(ADF)110と、従来公知の電子写真方式による画像形成を行うための露光部120、画像形成部130、給紙部140から構成されている。露光部120は、ADF110あるいは手差しにてコンタクトガラス111上に載置された原稿(図示せず)に光を照射するための光源121と、原稿からの反射光像を画像形成部130の潜像担持体である感光体ドラム131上に露光するためのミラー122,123,124,126,127,128及びレンズ125からなる露光光学系によって構成されている。
画像形成部130は、感光体ドラム131とその周囲に配設された帯電装置132、現像装置106、レジストローラ134、転写ベルト装置133、感光体クリーニング装置136と、定着装置137、排紙ローラ138、両面コピー用の転写紙反転搬送部139などによって構成されている。また、給紙部140には各種サイズの転写紙が収納された複数の給紙カセットが設置されている。尚、上記露光部120はアナログ式の露光光学系の例であるが、露光部としてレーザ光源と偏向器を用いたレーザ走査光学系を用いて画像信号に応じて感光体ドラム上に光書き込みを行う方式にすればレーザプリンタとして機能させることができ、さらにADF110と露光部120の間に原稿読取装置を設置すればデジタル複写機やファクシミリの構成となる。
【0059】
図5において、画像形成動作が開始されると、感光体ドラム131が帯電装置132により帯電され、露光部120からの原稿像が露光され静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置106の現像剤(2成分現像剤または1成分現像剤)によって現像され、感光体ドラム131上にトナー像が形成される。感光体ドラム131上に形成されたトナー像は、給紙部140から給紙されレジストローラ134を介して転写部(感光体ドラム131と転写ベルト135とのニップ部)に給紙された転写紙に転写され、トナー像が転写された転写紙は転写ベルト装置133の転写ベルト135で定着装置137に搬送され、定着装置137でトナー像が転写紙に定着される。定着後の転写紙は排紙ローラ138を介して図示しない排紙トレイ上に排紙される。一方、トナー像転写後の感光体ドラム131は感光体クリーニング装置136により清掃され、残留トナーや紙粉等の異物が除去、回収される。また、転写紙搬送後の転写ベルト135も転写ベルト装置133内のクリーニング手段133aにより清掃され、残留トナーや紙粉等の異物が除去、回収される。
【0060】
図5において、現像装置106としては、以下の説明ではトナーとキャリアを用いた2成分磁気ブラシ現像方式を用いた例を示す。複写機本体100の現像装置106とトナーバンク300とは、フレキシブルな部材からなるトナー供給パイプ350で連結されており、トナーバンク300に貯留されているトナーがトナー供給パイプ350を介して現像装置106に供給される。
尚、図6〜8は現像装置106の構成を説明するための図である。また、図9はトナーバンク300から現像装置106へトナーを移送するための粉体ポンプユニット330の構成を示す要部断面図であり、この粉体ポンプユニット330と上記トナー供給パイプ350とでトナー搬送手段を構成している。
【0061】
ここでトナー搬送手段について説明する。図5に示すように粉体ポンプユニット330はトナーバンク300の下部に設けられた1つの搬送経路に設置されており、図5に示すように、この粉体ポンプユニット330には、従来公知の通称モーノポンプと呼ばれるスクリューポンプが用いられ、これはロータ331、ステータ332、ホルダー333より構成される。ロータ331は図示しない駆動源(駆動モータ等)と駆動軸323(あるいは駆動軸の外周にスクリューを設けた横搬送スクリューを用いる場合もある)を介して係合しており、駆動源の回転によりロータ331が回転駆動される。すなわち、この粉体ポンプユニット330は、前述の駆動源と駆動軸323を介して連結されたロータ331と、ゴム材料等の弾性体で作られていてロータ331を包囲している固定されたステータ332、このステータ332を保持するホルダー333等を具備しており、トナーバンク300下部のトナーを駆動軸323側から導入しロータ331の回転によりトナー通路(吐出部)334に向けて搬送する。
また、ステータ332の側面とホルダー333の内部側面の間には1mm程度の隙間Gがあり、トナー通路(吐出部)334に連通している。その隙間からトナー通路334に吹き込むように、エアー供給口335が設けられている。すなわちエアー供給口335はトナー通路334に連通しており、図示していないエアーポンプに設けられた空気吐出口とエアー供給管342を介して連通している。エアーポンプが作動すると、エアー供給管342及びエアー供給口335を介してトナー通路334内のトナーに、0.5〜1リットル/分程度の送風量でエアーを吹き込むようになっており、これにより、粉体ポンプユニット330のトナー通路334から出るトナーは流動化が促進され、空気との混合状態でトナー供給パイプ350に吐出される。したがって、粉体ポンプでのトナー搬送がより確実なものとなる。
また、図1で示した撹拌部材40を同様にロータ331に設ければ、モーノポンプの出口の目詰まりを防止することができる。
【0062】
粉体ポンプユニット330を通過したトナーは、トナー供給パイプ350を介して現像装置106のトナー補給部106Bに送られる。このトナー供給パイプ350は、フレキシブルでかつ耐トナー性に優れた材料(例えば、ナイロン、テフロン等)を用いることが非常に有効である。本実施例の画像形成装置では、現像装置106とトナーバンク300との接続がフレキシブルであるので各々の設置の制約がなくなり、レイアウトの有効活用が図れる。また、トナーバンク300の大容量化も可能となる。
【0063】
本実施例のトナーバンク300から現像装置106へのトナー供給は、現像装置106に設けられたトナー残量検知手段106N(図7参照)により行う。すなわち、検知されたトナー量がある定められた値以下であると、前述の駆動源とエアーポンプを駆動し現像装置106のトナー補給部106Bへトナーを供給する。そして、トナー補給部106B内のトナー量がある定められた値以上になるとトナー残量検知手段106Nにて検知しトナー供給を停止する。これらの制御により、トナー補給部106Bには常に一定量のトナーが収納され、現像容器106Aへのトナー補給が確実に行われ、安定した現像工程が保証される。また、トナー残量検知手段106Nにてトナー量がある定められた値以下であると検知し、これがあらかじめ定められた回数、時間等を越えると、トナーバンク300内にトナーが無いと判断し、複写機本体100に設けられた図示しない操作部または表示部にオペレータに判るような警告を発する。これらにより、トナーバンク300へのトナー補充(トナーボトル220の交換)を適正な時期に行うことができる。
【0064】
次に現像装置106について説明する。図6は現像装置106の構成例を示す断面図である。図6において、現像装置106は、現像容器106Aとトナー補給部106Bとで構成されており、そのうち現像容器106Aは、図中の矢印AOで示す方向に移動可能な潜像担持体である感光体ドラム131の近傍に配置され、そして、トナー補給部106Bは現像容器106Aに搭載されている。現像用に現像容器106Aの内部には、撹拌ローラ106C及びパドルホイール106Dが設けられており、撹拌ローラ106Cにより撹拌混合されて互いに逆極性に摩擦帯電させられた磁性あるいは非磁性のトナーと磁性キャリアとからなる2成分系現像剤がパドルホイール106Dにより汲み上げられるようになっている。また、トナー補給部106Bは、感光体ドラム131に供給されるトナーの濃度が低下した場合に、トナー補給ローラ106B1の回転によりトナーTを撹拌ローラ106Cに向け繰り出すようになっている。
【0065】
パドルホイール106Dによって現像剤が汲み上げられる位置には、感光体ドラム131に近接させて複数(図示の例では2つ)の現像ローラ106E,106Fが設けられている。この2つの現像ローラ106E,106Fは、感光体ドラム131の移動方向に沿って上流側及び下流側に配置されており、上流側に位置するものが第1の現像ローラ106Eとされ、下流側に位置するものが第2の現像ローラ106Fとされている。これら第1、第2の現像ローラ106E,106Fは、図示しない駆動部により図中、反時計方向に回転可能な現像スリーブと、この現像スリーブの内部に固定されているマグローラとを主要部として備えている。この現像スリーブは、アルミニウムあるいはステンレス等の非磁性体で構成され、またマグローラは、フェライト磁石あるいはゴム磁石さらにはナイロン粉末とフェライト粉末とを混練して成形したプラスチック磁石等からなり、磁極が周方向に沿って複数配置された構成を有している。
【0066】
現像容器106Aにおいては、パドルホイール106Dの回転時に発生する遠心力によって現像剤が汲み上げられ、第1の現像ローラ106Eに向け放出される。放出された現像剤の一部は、直接、第1の現像ローラ106Eに供給されて第1の現像ローラ106Eの表面に担持される。また、放出される現像剤の残りの一部は、第2の現像ローラ106Fに突き当たることにより跳ね返ると第1の現像ローラ106E側の磁力により第1の現像ローラ106Eの表面に担持される。第1の現像ローラ106Eへの現像剤の供給を第2の現像ローラ106F側からも行うようにするためには、第2の現像ローラ106Fからの跳ね返り量を多くする目的でパドルホイール106Dの回転速度を比較的高速化し、遠心力を増大させておく必要がある。
【0067】
第1の現像ローラ106Eに担持された現像剤は、現像スリーブの回転に伴ってローラ表面を移動し、ドクターブレード106Gによって層厚を規制された上で、第1の現像ローラ106Eと感光体ドラム131とが対向する第1の現像領域D1に達し、感光体ドラム131上の潜像をトナーで顕像化する。そして、第1の現像領域D1を通過した現像剤は、第1の現像ローラ106E側の磁力の作用が弱まる位置に移動すると、第2の現像ローラ106F側の回転及びマグローラからの磁力によって、図中、破線で示すように第2の現像ローラ106Fと感光体ドラム131との第2の現像領域D2に向け移送される。そして、第2の現像ローラ106Fの磁力が作用しなくなる位置で現像容器106Aの底部に落下し、再度、パドルホイール106Dにより撹拌される。
【0068】
一方、上記ドクターブレード106Gによる層厚規制により第1の現像ローラ106Eから掻き取られた現像剤は、セパレータ106Hによってその延長方向他端に位置する搬送スクリュー106Jに向け案内され、搬送スクリュー106Jにより撹拌ローラ106C上に降り落とされるようになっている。このため、セパレータ106Hにおける延長方向他端には、現像剤を落下させるためのスリットが撹拌ローラ106Cと対向する位置に形成されている。
【0069】
第1、第2の現像ローラ106E,106Fに設けられているマグローラは、第1の現像ローラ106E、第2の現像ローラ106F同士の最も接近している位置の間に同極同士による反発磁界が形成できる磁極の配置を設定され、現像剤の移送方向が第2の現像ローラ106Fに向かう方向に強制的に設定されるようになっている。これにより、現像剤は、第2の現像ローラ106F側の磁極の磁力によって第2の現像ローラ106Fに受け渡される。
【0070】
現像容器106A内の撹拌ローラ106Cの近傍には、トナーとキャリアとの混合比を検出するためのトナー濃度検出手段をなすトナー濃度センサ106Kが配置されている。このトナー濃度センサ106Kは現像剤中に位置するコイルのインダクタンス変化を利用して、現像剤中のトナーの含有量からトナー濃度を検出する方式が一例として用いられている。
【0071】
現像装置106のトナー補給部106Bには、図7に示すように、トナー補給部106Bに設けられている撹拌部材106Mの軸方向一端側にトナー補給用開口106Lが形成されており、このトナー補給用開口106Lには、後述するトナー回収手段200が脱着可能に設置されるようになっている。また図7において符号106Nは、トナー補給部106B内の補給トナーの残量を検出するセンサである。
【0072】
トナー回収手段200は、現像装置106とは別体で構成されたユニット構造であり、トナー供給源であるトナーバンク300からトナー供給パイプ350を介して空気との混合状態で移送されてきたトナーを空気と分離して回収し、現像装置106のトナー補給部106Bに収容されている補給トナーが減少した際に補給するために用いられる。このトナー回収手段200の構成を図8に示す。
【0073】
図8において、トナー回収手段200は、縦方向に長手方向が設定された漏斗形状のトナー分離部200Aを有する。トナー分離部200Aは、前述したトナー供給源であるトナーバンク300から空気により圧送されるトナーと空気とを分離し、トナーのみを重力により落下させて現像装置106のトナー補給部106Bに導入することができるホッパによって構成されている。このため、トナー分離部200Aの上部位置には、トナー搬送手段の一つをなすトナー供給パイプ350の一端が連結され、下部位置には、現像装置106のトナー補給部106Bに連結可能な開口200Bが形成されている。これにより、トナー供給パイプ350から送られてくる空気とトナーの混合気は、トナー分離部200Aの内周壁に衝突すると、トナー分離部200Aの形状及びトナー供給パイプ350からの吐出位置とにより、螺旋運動しながら下降し、比重の軽い空気が上昇する一方、比重の大きいトナーのみが落下することになるので、空気とトナーとが分離される。トナー分離部200Aの上面には、空気のみを吐き出させるためのフィルタ201が設けられており、また、下面には、開口200Bを開閉するための開閉部材202及びその開閉機構203が設けられている。
トナー分離部200Aとトナー供給パイプ350とは分離できるようになっており、現像装置106はトナー回収手段200と一緒に画像形成装置手前に引出可能になっている。
【0074】
次に図5に示すようにトナーバンク300には、トナーを収納した円筒状の容器であって円筒状の一端に開口部223を有する複数のトナーボトル220が、該開口部223を奥側にして縦方向に配列してセットされている。すなわちトナーボトル220の一端部に、円筒状の本体部の径よりも小さな径になるように開口部223が形成されている。また、トナーボトル220の開口部223が形成されている端面の肩部内面の一部を、肩部内面部分から開口部223の縁まで迫り出させて、トナー持ち上げ用の迫り出し部285が形成されている(図10)。以下、図10を用いてトナーの案内の仕方を説明する。
【0075】
図10は、トナーボトル220の迫り出し部285及び開口迫り出し部286によるトナー案内の仕方を示したものであり、それぞれの図において、分図(a)、(b)、(c)、(d)と分図(a’)、(b’)、(c’)、(d’)の関係はトナーボトル220の正面図と右側面図である。また分図(a)から90°ずつ回転した状態が順に(b)、(c)、(d)である。図中の矢印Kは、トナーボトル220の回転の方向を示している。分図(a)、(a’)の状態では、肩部の最大径部分が鉛直下方に位置し、案内溝227によりトナーボトル頭部の最大径部分の周壁下部にトナーが案内されてきている。この状態から矢印Kの方向に90°回転された分図(b)、(b’)の状態では、肩部の最大径部分と上記迫り出し部285との境界部分が鉛直下方に位置し、上記案内溝227により案内されてきたトナーが一部迫り出し部分に載っている。この状態から更に矢印Kの方向に90°回転された分図(c)、(c’)の状態になるまでの90°の回転中に、迫り出し部285がスプーンのようにして、開口部223の縁までトナーを持ち上げる。そして、更に矢印Kの方向に90°回転された分図(d)、(d’)の状態になる前後では、上記迫り出し部285上のトナーが部分的に開口迫り出し部286に移り、この開口迫り出し部286の傾斜によって、開口部223から吐出させられる。
【0076】
ここで、図示の例では分図(c)に良く現われているように、迫り出し部285自体もスプーンの掬い部のような凹形状をしている。このような開口部223近傍の容器形状にすれば、トナーボトル220内のトナーを開口部223から排出する際に、トナー粉が一塊りとなって排出落下してトナーバンク300下部のホッパ内で粉塵を起こすというようなことはなく、トナー粉が徐々に排出される。またトナーボトル220内の収納トナーを最後までほとんど残すことなく使いきるようにすることができる。さらにトナーボトル回転時に、余分なトナーが除かれ、いわばスプーン一杯分のトナーのみを掬い上げて開口部223へ持ち上げるので、開口部223からのトナー排出が一定する。
【0077】
次に図11,12,13は、上記トナーボトル220の一端部の開口部223に取り付けているキャップ(栓)207aを開閉する手段の説明図である。図11はトナーボトル220がトナーバンク300のホルダ部213にセットされ、キャップ207aが開口部223を閉じている状態を示しており、図12はキャップ207aが外され開口部223が開いている状態を示している。ホルダ部213を構成するホルダ214の中には回転自在に支持された内ホルダ218が備えられており、外部からのギヤ駆動(図12に示す駆動ギヤ221)により回転できる。図中の218bはそのために設けられたギヤである。トナーボトル220は、この内ホルダ218と同期して回転できるように各々に凹凸が設けてある(図示していない)。内ホルダ218には図12に示すように、トナー205の排出時に、トナーボトル220と内ホルダ218の受け部との間からトナーが飛散しないように、シール218aが設けてある。ホルダ214内には、スライダー216及びチャック215が各々摺動自在に支持されている。
スライダー216は、常にキャップ207aをトナーボトル220へ押しつける方向にスプリング217により押されている。この状態から、チャック215を矢印A方向へ移動させると、図12のように、キャップ207aのつまみ部207bをチャック215の爪215bがつまみ、キャップ207aがトナーボトル220より引き抜かれ開口部223が開かれる。この状態で図12に示す駆動ギヤ221を図示していないモータにより回転させると内ホルダ218が回転し、トナーボトル220がこれと同期して回転し、図10に示した機構でトナーボトル220内のトナー205が開口部223より排出される。トナーボトル220内のトナー205が無くなると、前述のトナー残量検知手段106Nによってトナー無しを警告し、図12の矢印Aと逆方向にチャック215を移動させることにより、図11のようにトナーボトル220の開口部223をキャップ207aで閉めることができる。この移動装置を図13に示す。
【0078】
図13において、移動装置219は、駆動モータ219a、ウォームギヤ219b、ウォームホイール(またはハスバギヤ)219c、ピニオン219d、ラック215aよりなり、駆動モータ219aが時計方向及び反時計方向に回転することで、チャック215を図の左右方向へ移動することができ、トナーボトル220の開口部223に対してキャップ207aの取り外し、取り付けを行うことができる。
【0079】
ところで、トナーボトル220の開口部223へキャップ207aを閉める時、トナーボトル220が逃げない様にストッパが必要になる。このストッパの例を図14に示す。
図14において、ストッパ222aは、ホルダー214に固定された段ネジ222b及びスプリング222cによって支持され、その爪部がトナーボトル220の外周面に設けられた突部220aと掛合しており、キャップ207aを閉める力では、図中の2点鎖線に示す位置まで持ち上がらないように、スプリング222cで押しつけられている。したがって、トナーボトル220の開口部223へキャップ207aを取り付ける際に、トナーボトル220はストッパ222aで固定されているため、キャップ207aの取り付けを確実に行うことができる。また、トナーボトル220の交換時は、より強くトナーボトル220を引き抜くか、またはストッパ222aを手動あるいはレバー等を追加して図中の2点鎖線の位置まで退避させることにより、トナーボトル220をストッパ222aから容易に取り外すことができ、トナーボトル220を簡単に交換できる。
【0080】
また、図5における複数のトナーボトル220には、個々に図11〜14に示したキャップ207aの開閉機構を設置しているため、個々のトナーボトル220の開閉を独立して行うことができる。これにより、複数のトナーボトル220から同時にトナーを補給するのではなく、1本1本づつ順次にトナーエンドまで使用していくことが可能となる。また、図5に示すようにトナーの搬送経路及びトナー搬送手段である粉体ポンプユニット330はトナーバンク300の下部に設けられており、各トナーボトル220からの補給トナーはトナーバンク300の下部に溜るため、トナーバンク300の下部にはトナーの高さを検知するトナー高さ検知センサ340が設けてあり、このトナー高さ検知センサ340により、ある一定高さ以上にトナーが補給されないようにトナーボトル220のキャップ207aの開閉が制御されている。これにより、トナーボトル220から必要以上にトナーが供給され、そのトナーの圧力によりトナーブロッキングが発生するということを未然に防止することができ、トナーバンク300から現像装置106へのトナー搬送をより確実に行うことができる。なお、トナー高さ検知センサ340は、超音波センサであり、トナーボトル220から現像装置106までのトナーが滞留する経路で検知するセンサである。
【0081】
図15〜図24に他の実施例の特徴部分示す。
なお、画像形成部等の基本的構成、トナーボトルの開閉構造、トナーの案内の仕方については上記実施例と同様であるのでその図及び説明を省略する。また、上記実施例と同一部分は同一符号にて示す。
図15は、トナーバンク300を複写機本体100の図面上左側に、すなわち、上記実施例に比べて現像装置106から更に離れた位置に設けた例を示す。
この場合のトナーバンク300と現像装置106との位置関係を平面図で概略的に示すと、図16のようになっている。この場合、トナー供給パイプ350は複写機本体100の奥側下部で右側に延び、そこから立ち上がって前方に延び、後述するトナー回収手段204に連なる形態となる。
本実施例において、粉体ポンプユニット330は、図17に示すように、エアー供給管342がエアーポンプ345の空気吐出口に連通されているとともに、トナー回収手段204とエアーポンプ345とがフレキシブルなエアーパイプ346によって連通され、トナー回収手段204で分離されたエアーがエアーポンプ345に取り込まれるようになっている。
図18に示すように、エアーパイプ346とトナー供給パイプ350の端部は複写機本体100側に固定されており、これに対応してトナー回収手段204の接続部290には嵌合穴290a,290bが形成されている。接続部290はトナー回収手段204のホッパ部上面を閉塞する蓋292と一体に形成されている。接続部290は嵌合穴290a,290bを介してエアーパイプ346とトナー供給パイプ350の端部に対して着脱自在であり、これによって現像装置106がトナー回収手段204と一緒に複写機本体100の手前側に引き出し可能となっている。トナー回収手段204のその他の構成はトナー回収手段200と同様である。
【0082】
図19は、上記トナー供給の構成のみを示すものである。トナーバンク300の各トナーボトル220にはそれぞれ該トナーボトルの有無を検知するボトル検知手段SBA,SBB,SBCが設置されている。これらのボトル検知手段としては、図21に示すようなマイクロスイッチ351や図22に示す反射形フォトセンサ352を採用することができる。また、これらの他にも図23に示すように、透過型センサ353と、トナーボトル220と連動して動くフィラー354とから成る構成とすることもできる。透過型センサ353を用いた場合には、マイクロスイッチ351の欠点である検知部での接触がなく、また、反射形フォトセンサ352の欠点である反射光の減衰を心配する必要がないので、最も有利である。
各トナーボトル220に対して、それぞれトナーボトルの有無、キャップの開閉、トナーの有無が検知され、各々の状態は図示しない制御手段の不揮発メモリに記憶されるようになっている。また、トナー検知センサとしてのT(トナーバンク側)と、T(現像装置側)においてはトナー有りの場合がH、トナー無しの場合がLで表示され、これらの状態も不揮発メモリに記憶されるようになっている。なお、トナーボトル有無等のセンサ出力の値により判断できるものは特に不揮発メモリに記憶しなくても良い。
図20は、上記構成に基づくトナーバンク300から現像装置106へのトナー補給の一制御例のフローチャートを示す。同フローチャートにおいて、「キャップ開のトナーボトルは有るか」の判断は、過去の開駆動がメモリにあり、そのメモリ情報に基づいてなされる。また、「1つ以上トナー有りのトナーボトル有るか」の判断は、ボトルセットセンサSBA〜Cの情報に基づいて行われる。
【0083】
上記粉体ポンプユニット330ではモーノポンプを利用しているが、モーノポンプを用いた場合には、長時間使用すると部材の摩耗が発生してエアーが逆流するおそれがあり、駆動系の耐久性に不安が残る。これに対処し得る粉体ポンプユニット330の構成を図24に示す。ここでの粉体ポンプユニット330はモーノポンプを用いないことを特徴としている。すなわち、トナーバンク300内のトナーは駆動源347に接続された横搬送スクリュー348で搬送され、トナーバンク300に直結されたトナー供給パイプ350を介して第1のエアーポンプ345に引き込まれ、ここからトナー供給パイプ350を介してトナー回収手段200に送り込まれる。
トナー回収手段200はエアーパイプ346によって第2のエアーポンプ349に接続されており、第2のエアーポンプ349の吸引作用によってトナー回収手段200でトナーと分離されたエアーが第2のエアーポンプ349側へ排出されるようになっている。さらに、第2のエアーポンプ349とトナータンク300がエアーパイプ346によって接続されており、トナーバンク300内のトナーは、第2のエアーポンプ349の吐出力と第1のエアーポンプ345の吸引力との総合作用によって第1のエアーポンプ345へ引き込まれることになる。なお、コストダウンの観点から、第2のエアーポンプ349を使用しない構成とすることもできる。
上記のようにエアーポンプのみを用いる構成とすることによって、部材の耐久性を向上させることができるとともに、トナータンク300の排出口付近の小型化を図ることができる。また、エアーポンプの場合にはトナー循環系であればどこに設置しても搬送可能なので、レイアウトの自由度の向上を図ることができる(図28〜図30参照)。
【0084】
図25〜図27に他の実施例の特徴部分示す。
図26は図25に示す複写機の概略側面図である。なお、画像形成部等の基本的構成、トナーボトルの開閉構造、トナーの案内の仕方については上記実施例と同様であるのでその図及び説明を省略する。また、上記実施例と同一部分は同一符号にて示す。
本実施例におけるトナーバンク300は、複写機本体100の下部に設置されており、各トナーボトル220(トナー容器)は水平方向に並列配置されている。現像装置106とトナーバンク300とは、フレキシブルな部材からなるトナー供給パイプ350で連結されており、トナーバンク300に貯溜されているトナーがトナー供給パイプ350を介して現像装置106に供給される。
図27はトナーバンク300から現像装置106へトナーを搬送するための粉体ポンプユニット330の構成を示す要部断面図であり、この粉体ポンプユニット330と上記トナー供給パイプ350とでフレキシブルなトナー搬送手段を構成している。このトナー搬送手段は、上記実施例と同様にトナー残量検知手段106Nの検知信号に基づいて制御される。ここで、フレキシブルなトナー搬送手段とは、搬送経路がトナーの重力落下に反する経路であっても自由に搬送できる手段を意味している。
本実施例においては、各トナーボトル220が水平方向に並列配置されているので、トナーボトル220の開口部223からトナーバンク300の補給落下位置に他のトナーボトル220の開口部223が存在しないので、トナーボトル220の交換時の手の汚れあるいは周囲へのトナー飛散を未然に防止することができる。このトナーボトル220の並列配置構成を受けて、トナーバンク300内の下部にはトナーボトル220から落下したトナーを粉体ポンプユニット330側へ撹拌・搬送する横搬送スクリュー324が設けられており、粉体ポンプユニット330のロータ331は横搬送スクリュー324と同軸で係合している。また、横搬送スクリュー324の他端部は図示しない駆動源と係合している。
【0085】
図28〜図30は、上記フレキシブルなトナー搬送手段(モーノポンプに代えてエアーポンプを用いる場合を含む)を用いることによる装置設計上におけるレイアウトの自由度の向上を示す図である。図28はモーノポンプを用いた例、図29はモーノポンプに代えて2つのエアーポンプを用いた例、図30はモーノポンプを1つのエアーポンプで代替した例である。
【0086】
図31〜図34に他の実施例の特徴部分示す。
なお、画像形成部等の基本的構成、トナーボトルの開閉構造、トナーの案内の仕方については上記実施例と同様であるのでその図及び説明を省略する。また、上記実施例と同一部分は同一符号にて示す。
本実施例においては、縦型のトナーバンク300にセットされた各トナーボトル220を上からそれぞれトナーボトル220A、220B、220Cとして区別している。
複数のトナーボトル220A〜220Cは、上記実施例と同様に、個々にキャップ207aの開閉機構を有しているので、個々のトナーボトル220A〜220Cの開閉を独立して行なうことができる。
また、各トナーボトル220A〜220Cは現像部から離れた部位に配置されているので、当該画像形成装置の駆動中においても、その影響を受けることなく、それぞれ独立して着脱可能である。
このように、複数のトナーボトル220A〜220Cから下方に落下したトナーを、一旦、トナーバンク300の下部に溜めてからポンプにより現像部に送る構成であるから、各トナーボトル220A〜220Cについて、これら複数のトナーボトル220A〜220Cの全部から同時にトナーを供給するようにすることもできるが、そのようにしないで、一本のトナーボトルが空になったら、予め定めた順位に従い、或いは、空を検知されていない他の任意のトナーボトルからトナーを吐出するというように、順次、トナーボトルを切り換えて、トナー補給するということもできる。本発明では、後者のトナーボトル切り換え法を採用する。
【0087】
このようなトナーボトル切り換え法によるトナーの補給方式を採用した場合には、複数のトナーボトル220A〜220Cの全部から同時にトナーを補給するのではなく、複数のトナーボトルのうち、空になったトナーボトルについて交換するのであるから、その交換の間においても、他のトナーボトルからのトナーの補給は当該画像形成装置を止めることなく継続して行なうことができるので、トナー切れという事態は基本的には生じない。かつ、画像形成動作中においてもトナーの補給ができるのであるから、トナー交換のための画像形成動作の中断という事態も生じない。
【0088】
空になったトナーボトルは遅滞なくトナーの補充をしなければならない。どのトナーボトルが現在空になっているかは、トナーボトル毎に設けられたトナーエンド検知手段からの情報により知ることができる。図31に示すように、トナーバンク300内には、トナーボトル220Aについてはトナーボトル収納部342Aに収納される。このトナーボトル収納部342には、トナーボトル220Aについてのトナーエンドを検知するトナーエンド検知手段(トナーの量を検知する検知手段)としてのトナーエンドセンサ341Aが設けられている。このトナーエンドセンサ341Aとしては、例えば、光センサを使用する。トナーボトル内でのトナーの有無は、光の反射率の変化として現れるので、光センサの受光部における光量の減少をとらえて、トナーエンドと判断するのである。なお、その他のセンサによりトナーエンドを検知することはもちろん可能である。
【0089】
同様に、トナーボトル220Bについてはトナーボトル収納部342Bに収納されるもので、このトナーボトル収納部342Bには、トナーエンド検知手段としてのトナーエンドセンサ341Bが設けられている。同様に、トナーボトル220Cについてはトナーボトル収納部342Cに収納されるもので、このトナーボトル収納部342Cには、トナーエンド検知手段としてのトナーエンドセンサ341Cが設けられている。
【0090】
このように個々のトナーボトルについてトナーエンドセンサを設けたので、複数のトナーボトルのうち、予め定めた順のトナーボトルからトナーが供給されていき、かつ、空になると、どのトナーボトルが空になったかをオペレータに直ちに知らせることができる。例えば、最初トナーボトル220Aからトナーを供給するとして、このトナーボトル内のトナーが無くなると、このトナーボトル220Aに対応して設けられたトナーエンドセンサ341Aの出力に基づく警告により、トナーボトル220Aが空になったことがわかり、当該トナーボトルの交換作業を行なうこととなる。この交換作業は、当該画像形成装置の駆動中においても行なうことができる。この交換作業中には、残りのトナーボトルのうち、予め定めた順位により、或いはランダムにトナーが充填されているトナーボトルが選択されてそのトナーボトルからトナーが補給されることとなる。
【0091】
図31における、個々のトナーエンドセンサ341A〜341Dのトナーエンド検知信号に基づき、トナーバンク300上に設置された各トナーボトル220A〜220Cについて個別具体的に、LED等のトナーエンド表示手段340A、340B,340Cを点灯させることにより、オペレータは交換すべきトナーボトルを知ることができる。
【0092】
つまり、トナーバンク300にて複数存在するトナーボトルのうち、どのトナーボトルが空であるかかが、トナーエンド表示手段の点灯により直ちにわかるわけである。これにより、オペレータは迷うことなく、該当する空のトナーボトルについて交換作業を行なうことができる。
【0093】
図33に、複写機本体100の図示しない操作部の画面350の一例を示す。画面350の一部に、複数のトナーボトル220A〜220Cの配列を模視的に表示する表示部351を設ける。この表示部351には、トナーボトル220Aに対応して▲1▼の表示、トナーボトル220Bに対応して▲2▼の表示、トナーボトル220Cに対応して▲3▼の各表示がなされている。トナーボトル220A〜220Cの全部にトナーがあるときは、これら▲1▼〜▲3▼の部位は非点灯状態で目立たない。例えば、トナーボトル220Aが空になると、表示▲1▼の部位が反転文字表示状態となって点灯し、どのトナーボトルが空であるかわかる。
【0094】
同様に、トナーボトル220Bが空になると表示▲2▼の部位が、トナーボトル220Cが空になると表示▲3▼の部位がそれぞれ、反転文字表示状態となって点灯する。
【0095】
このように、画像形成装置を開いて内部を点検することなく、外部に設けた操作部の画面により、オペレータは空になったトナーボトルの位置及び本数を知ることができるのであるから、トナーボトルの交換作業を速やかに行なうことができる。
【0096】
このような、トナーボトルの空情報をより明確にオペレータに告げるには、図33の画面350の上部に示すように、メッセージ表示部352の部位にて「1番のトナーボトル空です。」のように文字を点灯表示するようにするとよい。これら、表示部351、メッセージ表示部352は、本発明の空ボトルの表示手段の一例を構成する。
【0097】
図35〜図41に他の実施例の特徴部分を示す。なお、画像形成部等の基本的構成、トナーの案内の仕方については上記実施例と同様であるのでその図及び説明を省略する。また、上記実施例と同一部分は同一符号にて示す。
本実施例における画像形成装置は、図35に示すような現像装置401と、トナー供給装置408を備えている。
現像装置401は、現像容器402とトナー補給部403とで構成されており、そのうち、現像容器402は、図において時計方向に回転可能な潜像担持体である感光体ドラム404の近傍に配置され、トナー補給部403は現像容器402に搭載されている。
現像容器402の内部には、撹拌ローラ402A、パドルホィール402Bおよび現像スリーブ402Cが配置されており、そのうち、撹拌ローラ402Aはトナー補給部403の下方に位置し、現像スリーブ402Cは感光体ドラム404と対向し、さらにパドルホィール402Bは撹拌ローラ402Aと現像スリーブ402Cとの間に位置している。
撹拌ローラ402A、パドルホィール402Bおよび現像スリーブ402Cは図示矢印方向にそれぞれ回転することができ、撹拌ローラ402Aにより撹拌混合されて互いに逆極性に摩擦帯電された非磁性のトナーと磁性キャリアとからなる2成分系現像剤がパドルホィール402Bにより汲み上げられて現像スリーブ402Cに搬送される。
【0098】
現像スリーブ402Cは、アルミニウムあるいはステンレス等の非磁性体で構成され、フェライト磁石あるいはゴム磁石さらにはナイロン粉末とフェライト粉末とを混練して成形したプラスチック磁石等からなるマグローラが内部に配置されており、マグローラは、磁極が周方向に沿って複数配置された構成を有している。
現像容器402の内部には、現像スリーブ402Cに搬送されるトナーの層厚を規制するためのドクターブレード402Dおよび現像スリーブ402Cからのトナーの飛散を防止するためのシール部材402Eがそれぞれ該当する位置に配置されている。
【0099】
トナー補給部403は、トナー搬送部材403Aおよびトナー補給ローラ403Bとを備えている。トナー搬送部材403Aは、図36に示すように、リード量が軸方向で異なる螺旋羽根を備えた部材であり、また、トナー補給ローラ403Bは、図示されない制御部からの信号により、必要な回転量を設定されてトナーを補給する際にのみ回転して現像容器402内にトナーを供給するための部材である。
【0100】
現像装置401を通過した感光体ドラム404の周面近傍には、感光体ドラム404上のトナー付着量を検知するトナーセンサ405が配置されており、現像容器402内の攪拌ローラ402Aの近傍には、トナーキャリアとの混合比を検出するためのトナー濃度検出手段をなすトナー濃度センサ406が配置されている。トナーセンサ405は反射型のフォトセンサであり、トナー濃度センサ406は透磁率センサである。また、トナー補給部403内のトナー搬送部材403Aの近傍には、トナー残量検知センサ(トナーエンドセンサ)407が配置されており、このトナー残量検知センサ407は超音波センサである。
トナー濃度センサ406は現像剤中に位置するコイルのインダクタンス変化を利用して、現像剤中のトナーの含有量からトナー濃度を検出する方式が採用されている。
【0101】
トナーセンサ405、トナー濃度センサ406、トナー残量検知センサ407は、図示されない制御部に接続されている。
制御部は、その詳細を説明しないが、各センサのうちのトナーセンサ405およびトナー濃度センサ406によりトナー濃度が所定濃度以下に達したことが検出されると、その濃度を所定濃度に復帰させるまでの間、トナー補給部403でのトナー補給動作を行わせるとともに、トナー残量検知センサ407によって補給すべきトナーがなくなった場合を検出された場合にその状態を図示されない表示部にて表示するために設けられている。
【0102】
トナー補給部403には、トナー供給装置408が装着されている。
トナー供給装置408は、トナー補給部403の内部に貯められているトナーが不足した際にトナーを補充供給するために設けられている装置であり、トナー補給部403の上方で、図における上下方向に並列された複数のトナーボトル409を備えている。
トナーボトル409は、軸方向一端に開口部409Aを有する円筒状の容器で構成されており、図36に示すように、トナー補給部403に連通するトナー落下経路部材410側に開口部409Aを位置させてガイド部材450を介して水平状態にセットされている。トナー落下経路部材410は、トナーボトル409の開口部409Aとトナー補給部403とを連通させる空間を有し、その空間内には、図35に示すように、整流部材408Aが配置されている。この整流部材408Aは、上段に位置するトナーボトル409から排出されるトナーが下段に位置するトナーボトル409の開口部409Aに降り注がれることがないようにするために設けられている。
【0103】
トナーボトル409は、図37に示すように、外周面に内側に向け突出する螺旋状の案内溝409Bが形成され、トナー落下経路部材410(図36参照)に開口部409Aが装着されて定置された状態で軸線を中心にして回転させられると、内部に収容しているトナーが案内溝409Bに押されて開口部409Aに向け移動させることができる。トナーボトル409におけるトナーの排出工程(案内の仕方)は上記実施例と同様である。
【0104】
図37に示したトナーボトル409の開口部409Aに有するキャップ9Cは、図38以降の図に示すスライダ415およびチャック416を備えた開口手段により着脱される。
図38は、トナーボトル409の開口手段の構成を示している。
図38において、トナーボトル409の開口部409Aは、図36に示したトナー落下経路部材410側に装着され、そのトナー落下経路部材410には、トナーボトル409の開口部409Aを挿嵌支持することができるホルダ部411が設けられている。
ホルダ部411は、ホルダ部材412を備え、このホルダ部材412は、段付き円筒状断面を有する部材からなり、下周面の一部に、トナー排出用開口412Aが形成されている。トナー排出用開口412Aは、トナー落下経路部材410(図36参照)に連通させてある。
ホルダ部材412の内部には、外周面にギヤ413Aを備えた内ホルダ413が回転自在に設けられている。内ホルダ413の内面には、トナーボトル409の軸線方向端部のうちで開口部409Aを有する端部に形成されている係合部(図示されず)と係合可能であって、トナーボトル409を回転させるための係合部材(図示されず)が設けられている。
内ホルダ413のギヤ413Aには、図39に示すように、図示されないボトル回転手段をなす駆動モータによって回転駆動される駆動ギヤ414が噛み合わされている。
内ホルダ413には、トナーボトル409の開口部409Aの外周面に当接してトナーTの漏れを防止するシール部材413Bが設けられている。
【0105】
図38においてホルダ部材412の内部には、トナーボトル409の開口部409Aに有するキャップ409Cを着脱するための開口手段をなすスライダ415およびチャック416が設けられている。
スライダ415は、ホルダ部材412の内部でその軸方向に沿って摺動自在に支持され、通常、ホルダ部材412の内部に配置されているスプリング417によってトナーボトル409の開口部409A側に向けた移動習性が付与されている。
スライダ415は、キャップ409Cを引出す際にチャック416を縮径させるための小径部415Aが内面に形成されている。
【0106】
チャック416は、トナーボトル409のキャップ409Cに有する摘み部409C1に対向可能な爪部416Aを先端に有し、その爪部416Aの基部がドラム状に形成されてスライダ415の内周面に当接する摺動部416Bとして構成されている。爪部416Aは、周方向で複数分割された可撓性部材で構成され、通常、拡径する習性が付与されている。
摺動部416Bの外側端面には、ラック416Cが形成されており、このラック416Cには、図40に示すように、駆動モータ418の出力軸に取り付けられているウォーム418Aに対しウォームホィール418Bを介して連動するピニオンギヤ419が噛み合っている。
駆動モータ418は、開口手段をなすスライダ415およびチャック416のうちのチャック416の駆動手段であり、トナーボトル409の開口部409Aに装着されているキャップ409Cを着脱することができる回転量が設定されている。
トナーボトル409の回転を司どる駆動モータ(図示されず)および図40に示した駆動モータ418は、トナーボトル409を含めて、トナーボトル409からトナーTを排出してトナーTをトナー補給部403に向け供給するトナー排出手段を構成している。
【0107】
ホルダ部材412の外周面には、図41に示すように、装着されているトナーボトル9の開口部9Aにキャップ9Cを装着する際の抜け止めを行うためのストッパ20が設けられている。
図41において、ストッパ420は、ホルダ部材412に固定されている段付きネジ421が長手方向の途中に挿通されて揺動可能な部材であり、段付きネジ421の位置を境にして長手方向一方端がホルダ部材412の外周面に当接し、長手方向他方端がトナーボトル409の外周面に形成されている係止突起409Fに対向している。
段付きネジ421には、ストッパ420を上方から押圧するスプリング422が配置されており、図41において実線で示すように、ストッパ420の長手方向他方端がトナーボトル409の係止突起409Fに対向して係合させられている。
【0108】
本実施例は以上のような構成であるから、図38に示すように、開口手段をなすスライダ415およびチャック416は、スプリング417の付勢により、キャップ409Cの摘み部409C1に対向する位置まで移動した状態に維持されている。
図38において、トナーボトル409がホルダ部411に装着されると、チャック416はスプリング417の習性によりキャップ409Cの摘み部409C1を掴める位置で対向し、さらに、トナーボトル409は、図41に示すように、係止突起409Fがストッパ420によって係止されて抜け止めされる。
【0109】
図38に示した状態からトナーボトル409の開口を開放する際には、キャップ409Cが引出される。この場合には、チャック416のラック416C(図40参照)が駆動モータ418(図40参照)に連動することにより、図39に示すように、チャック416がキャップ409Cを引出す方向(図中、矢印Pで示す方向)に移動させられる。
チャック416が移動すると、スライダ415に形成されている小径部415Aを移動する過程で爪部416Aが縮径され、爪部416Aがキャップ409Cの摘み部409C1を掴み、摘み部409C1の厚さによりそれ以上の縮径ができない状態で小径部415Aにより拡径できなくされる。これにより、チャック416により摘み部409C1が掴まれた状態でスライダ415もチャック416とともに移動することができ、摘み部409C1への把持力を維持した状態でキャップ409Cが引き出される。
【0110】
キャップ409Cが引出されて開口部409Aが開放されると、トナーボトル409が内ホルダ413のギヤ413Aおよび駆動ギヤ414(図39参照)を介して回転されることにより、内部に収容されているトナーTが既に上記実施例で説明した作用により排出され、ホルダ部材412のトナー排出用開口412Aからトナー落下経路部材410に導入されてトナー補給部403に向け供給される。
【0111】
トナー供給装置408は、トナー残量検知センサ407(図35参照)によってトナー補給部403でのトナーTの残量が低下して少なくなったことが検知された時点あるいはなくなったことが検知された時点を供給開始タイミングとして制御部からの信号によって駆動される。このため、トナー供給装置408では、トナーボトル409から供給されるべきトナーTがない場合を除いて、ホルダ部411にトナーボトル409が装着されてキャップ409Cが引出されている場合には、いずれかのトナーボトル409を独立して回転させてトナーTの供給態位を設定する。
トナーボトル409が回転させられると、トナーボトル409の内部に収容されているトナーTが徐々に排出される。
【0112】
一方、トナーボトル409からのトナーTの供給により供給すべきトナーTがなくなった場合には、トナー残量検知センサ407でその状態が検出される。つまり、トナー供給装置408において選択されたトナーボトル409が回転されているにも拘らず、トナーTの排出がないことをトナー残量検知センサ407によって検出されると、その検出情報が制御部に出力され、制御部では選択されたトナーボトル409にトナーTがないことを表示部にて表示する。これにより、オペレータはトナーボトル409でのトナーTの有無を識別することができ、必要に応じて交換する処置を採ることができる。
【0113】
トナーボトル409を交換する場合には、今まで開放されていたトナーボトル409の開口部409Aがキャップ409Cで塞がれる。キャップ409Cは、ラック416Cに噛み合っているピニオンギヤ419が駆動モータ418によって駆動されるのに応じて開口部409A側に向け移動させられ、チャック416の爪部416Aにより掴まれた状態で開口部4009A内に差込まれて装着される。この場合のトナーボトル409は、ストッパ420によって係止されているので、キャップ409Cが差込まれる際の圧力が作用しても不動状態に維持されている。
【0114】
開口部409Aをキャップ409Cにより塞がれたトナーボトル409は、図41において二点鎖線で示すように、ストッパ420が持上げられることによりトナーボトル409の係止突起409Fとの係合が解除され、ホルダ部411から離脱させられる。
【0115】
本実施例によれば、トナー供給装置408からトナーTを排出する場合、任意のトナーボトル409が制御部によりあるいはオペレータによって選択された場合のいずれであっても、トナータンク409に供給すべきトナーがない場合を識別することができるので、トナーの補給ミスを防止することができる。
また、本実施例によれば、複数のトナーボトル409のうち、回転しないものがあるので、トナーボトル409の回転により発生するトナー同士の摩擦帯電によるトナーの劣化を極力防止でき、摩擦による温度上昇によってトナーが凝集することを防止することができる。
【0116】
図42〜図47に他の実施例の特徴部分を示す。なお、基本的構成、トナーボトルにおけるトナーの排出動作等については上記実施例(図35〜図41)と同様であるのでその図及び説明を省略する。また、上記実施例と同一部分は同一符号にて示す。
図35に示したトナー補給ローラ403Bは、制御手段としての制御部C(図42参照)からの信号により、必要な回転量を設定されてトナーを補給する際にのみ回転して現像容器402内にトナーを供給するための部材である。
【0117】
ホルダ部材412の外周面には、図43(a)に示すように、装着されているトナーボトル409の開口部409Aにキャップ409Cを装着する際、トナーボトル409の回転駆動時、及び、トナーボトル409のキャップが抜けている時に、トナーボトル409の抜け止めを行うための、トナーボトル係止部材としてのストッパ420が設けられている。
ストッパ420の係止突起409F側の端部には、トナーボトル409の側面に鋭角をなして対向する傾斜部が形成されている。
図43(a)において、符号423はストッパ420と係合突起409aとの係合を解除するための操作部材としてのレバーを示している。レバー423には、長孔425が設けてあり、有頭鋲426を長孔425に通して固定壁427に固定することにより、レバー423は固定壁427に対して摺動可能となっている。
【0118】
図44に示すように、一端をレバー423に固定され、他端を図示しない固定部材に固定されている引張りばね424により、レバー423はストッパ420から遠ざかる方向に付勢されいるので、外力を加えない状態では、レバー423はストッパ420とは一定の間隔を持って保持される。
図45において実線で示すように、レバー423の側部に設けられた突部423aには、支軸428に支持されたロック部材としてのレバーストッパ429の一端部429aが係合している(第1の状態)。第1の状態は、トナーボトル409の開口部409Aが開いている時(図39参照)に設定される。
【0119】
レバーストッパ429の他端はソレノイド430に接続されている。引張りばね431は、レバーストッパ429の端部429a近傍に一端を有し、他端を図示しない固定部材に固定されていて、レバーストッパ429の端部429aをストッパ423の突部423aから遠ざける方向に付勢しているが、第1の状態ではソレノイド430は作動しているので、引張りばね431の引張り力に抗して、レバーストッパ429の端部429aはストッパ423の突部423aに係合している。
トナーボトル409の開口部409Aがキャップ409Cにより閉じられている状態では、ソレノイド430の作動が解除され、レバーストッパ429は2点鎖線で示す位置に搖動して、図44にも示すように、レバーストッパ429の端部429aとストッパ423の突部423aとの係合は解除される(第2の状態)。
【0120】
第1の状態では、レバーストッパ429により、レバー423は操作不能であるから、例えば、トナーボトル409のキャップ409Cを抜いてトナー供給を行っている時などにそのトナーボトルの交換は不可能である。つまり、トナーボトル409の開口部409Aがキャップ409Cにより閉じられている時以外、トナーボトルの交換は不可能である。第2の状態では、レバーストッパ429の端部429aとストッパ423の突部423aとの係合は解除されるので、図43(b)に示すように、レバー423をストッパ420の方向に押すことにより、レバー423の先端がストッパ420の傾斜部に係合してストッパ420を押し下げ、ストッパ420と係止突起409Fとの係合を解除するので、トナーボトル409が交換可能となる。本実施例ではトナーボトル409の開口部409Aがキャップ409Cにより閉じられている時以外は、レバーストッパ429によりレバー423を操作不能として、トナーボトルの取外しを禁止したが、これに替えて、ストッパ420そのものの移動を禁止するような機構を用いても良い。
【0121】
トナー供給装置408は、トナー残量検知センサ407(図35参照)によってトナー補給部403でのトナーTの残量が低下して少なくなったことが検知された時点あるいはなくなったことが検知された時点を供給開始タイミングとして制御部Cからの信号によって駆動される。トナー供給装置408では、ホルダ部411にトナーボトル409が装着されてキャップ409Cが引出されている場合には、トナーボトル409を回転させてトナーTの供給態位を設定する。
トナーボトル409が回転させられると、トナーボトル409の内部に収容されているトナーTが徐々に排出される。
【0122】
図46に示すように、トナーボトル409内のトナー残量が少なくなってくると、トナーボトルの時間当りのトナー排出量が減少し、トナー補給部403のトナー残量は所定の量を下回ったままとなり、トナー供給装置408において選択されたトナーボトル409が回転されているにも拘らずトナー補給部403のトナー残量が所定の量より減少したことが、トナー残量検知センサ7によって検出される。この検出情報は制御部Cに出力される。一定時間この検出状態が継続すると、トナーボトル409内にトナーTが無いか、無いに等しい状態であると判断し、そのトナーボトルの回転を続けると共に、未使用の他のトナーボトル409によるトナー供給を開始する。
【0123】
2つのトナーボトルによるトナー供給の状態は一定時間継続される。その後、初めにトナー供給を行っていたトナーボトル409は回転を停止され、キャップ409Cにより開口部409Aを閉じられ、制御部Cがそのトナーボトル409にトナーTがないことを表示部にて表示する。これにより、オペレータはトナーボトル409でのトナーTの有無を識別することができ、必要に応じて交換する処置を採ることができる。
【0124】
制御部Cでトナーボトル409内にトナーTが無いか、無いに等しい状態であると判断の際の、トナーボトル内のトナー量は、トナーボトル保存状態、使用環境などにより大きく左右される。但し、上記のように、一定時間その検出状態が継続していることを確認すれば、トナーボトル409内のトナー量が十分であるのにも係らず、減少していると判断することを防止できる。また、2つのトナーボトルによりトナー供給を行う時間は、トナー排出速度のバラツキ、トナー濃度センサの感度のバラツキなどを考慮して大きめに設定されているので、はじめからトナー供給を行っていたトナーボトル中のトナーは、殆ど完全に排出される。
【0125】
本実施例ではトナーボトルの数は2本であるが、3本以上でも良く、その場合には、複数のトナーボトルによるトナー供給が複数回発生する。この場合においては、トナーボトル中にトナーがなくなったことを、その都度表示しても良いし、トナーの入ったトナーボトルが最後の一本になったときなどに表示しても良い。
【0126】
開口部409Aをキャップ409Cにより塞がれたトナーボトル409は、図43(b)に示すように、レバーストッパ429との係合が解除されたレバー423によりストッパ420が押し下げられることによりトナーボトル409の係止突起409Fとの係合が解除され、ホルダ部411から離脱させられる。
【0127】
本実施例によれば、トナー供給装置408からトナーTを排出する場合、任意のトナーボトル409が制御部Cによりあるいはオペレータによって選択された場合のいずれであっても、トナータンク409に供給すべきトナーがない場合を識別することができるので、トナーの補給ミスを防止することができる。
【0128】
また、本実施例におけるトナーボトル409は、図47に示すように、開口部付近の径d1より、後端部の径d2の径の方が大きく設定されており、トナーボトル409をトナーバンクの手前側にあるインナーカバーの開口二挿入するのに入れ易い形状となっている。また、トナーバンクから引き出す時にも大きな径の後端部がトナーボトル409を支えるカバーと接触しながら引き出されるので、係止突起409Fがカバーや他の部材と引っ掛かって取り出せなくなることが防止される。
【0129】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、トナー搬送時、粉体ポンプのトナーの出口位置で撹拌部材を回転し、その撹拌部材の回転で出口位置を通るトナーを撹拌して流動させる構成としているので、従来のように粉体ポンプのステータとロータとの摩擦熱で凝集したトナーが狭いトナーの出口位置を通るときその流れが滞ることを防ぐことができ、これにより、粉体ポンプのトナー出口位置でのトナー詰まりの発生を防止することができる。
【0130】
請求項2記載の発明によれば、その撹拌部材として、それを回転したときトナーを搬送する方向に螺旋状に巻いた線材を用いるため、この撹拌部材により、粉体ポンプの出口位置でのトナー詰まりの発生を防止することができるとともに、トナーの搬送性を上げることもできる。
【0131】
請求項3記載の発明によれば、トナーを貯蔵するトナーバンクの位置を現像装置より離し本体側に設置しており、該トナーバンクから現像装置へトナーを搬送するトナー搬送手段を有するので、レイアウト上の制約を受けず、設計上かなり自由度が増すこととなるので、操作性、機能性等を考慮した設計が可能であると同時に、トナーバンク内に2本以上のトナーボトルを設置しているので、小型の機械で使用しているトナーボトルを用いて、使用する機械の大きさに応じてボトル数を多くしてトナー容量を増やすことができ、トナーバンクの大容量化を可能としながら、機種の大きさによらずトナーボトルを共通化できる。したがって、設計上の自由度や操作性を向上した、信頼性の高い大容量トナーバンクを有するトナー供給装置を備えた画像形成装置を提供することができ、且つ、トナーボトルのリサイクル使用を推進することができ、地球環境保護(資源保全)も達成することができる。
【0132】
請求項4記載の発明によれば、請求項3の構成及び効果に加え、トナーボトルの設置方向を一定とし、尚且つ複数のトナーボトルを縦方向に配列して設置しており、個々のトナーボトルのキャップの開閉が独立しているので、トナーバンク内のトナー搬送部の構造を簡単にでき、しかも、トナー搬送部のトナーブロッキングを防止することができる。
【0133】
請求項5記載の発明によれば、請求項3または4の構成及び効果に加え、トナーバンクの下部に現像装置側へのトナー搬送経路を唯一持っているため、単純で安価な装置を提供することができる。
【0136】
請求項6又は7記載の発明によれば、トナーを収納した円筒状の容器であって円筒状の一端に開口部を有するトナー容器を複数セットできるトナーバンクと、このトナーバンクから現像装置のトナー補給部へトナーを搬送するフレキシブルなトナー搬送手段を有しているので、トナーバンクの設置位置に制約を受けず、かつトナーバンクへのトナー補給性が非常に簡便であり、しかも大容量を達成できる。したがって、装置本体に対するレイアウトに自由度を持った、大容量のトナー収納・供給装置を提供することができる。
また、本発明によれば、現像装置及び装置本体の大きさの適正化を維持しつつ、機械のダウンタイムの低減を可能とし、さらには、トナー供給性能の信頼性、トナー補給操作等に優れた大容量のトナー収納・供給装置(トナーバンク及びトナー搬送手段)を備えた画像形成装置を提供することができる。
【0137】
請求項8記載の発明によれば、請求項7の構成及び効果に加え、各々のトナー容器の開口部が他のトナー容器の開口部と干渉しないように設置しているので、トナー容器からトナーバンクへのトナー補給時のトナー汚染を受けることがないので、トナー容器の交換時の手の汚れあるいは周囲へのトナー飛散を未然に防止することができる。
【0138】
請求項9記載の発明によれば、請求項7の構成及び効果に加え、トナー容器の開口部が取り外し可能な栓によって封止されており、上記栓の開閉手段が設けられているので、トナー容器の交換が簡単でしかもトナー容器交換時のトナー汚染を防止することができる。
【0139】
請求項10記載の発明によれば、画像形成装置を中断することなく、簡単迅速にトナー補給を行なうことができる。
【0140】
請求項11記載の発明によれば、トナー補給すべき空のトナーボトルの具体的な位置を容易に認識することができる。
【0141】
請求項12記載の発明によれば、補給すべきトナーボトルの個数、位置などを予め容易に認知することができ、迅速な交換を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置におけるトナー搬送装置の縦断面図である。
【図2】同トナー搬送装置の分解斜視図である。
【図3】同画像形成装置の概略構成図である。
【図4】トナー搬送装置の変形例を示す要部縦断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構成図である。
【図6】図5に示す画像形成装置の現像装置の構成例を示す断面図である。
【図7】図6に示す現像装置のトナー補給部の構成例を示す要部斜視図である。
【図8】図6に示す現像装置のトナー補給部及びトナー回収手段の構成例を示す要部断面図である。
【図9】トナーバンクから現像装置へトナーを移送するためのトナー搬送手段を構成する粉体ポンプ(モーノポンプ)部の構成例を示す要部断面図である。
【図10】トナーボトルの迫り出し部及び開口迫り出し部によるトナー案内の仕方を示した説明図である。
【図11】トナーボトルの一端部の開口部に取り付けているキャップの取り外し及び取り付け機構の説明図であり、キャップで開口部を閉じている時の状態を示す要部断面図である。
【図12】トナーボトルの一端部の開口部に取り付けているキャップの取り外し及び取り付け機構の説明図であり、キャップを開口部から取り外した時の状態を示す要部断面図である。
【図13】トナーボトルの一端部の開口部に取り付けているキャップの開閉手段の説明図であり、キャップの移動装置の構成例を示す図である。
【図14】トナーボトルの一端部の開口部にキャップを取り付ける際にトナーボトルが逃げないように固定するストッパの説明図である。
【図15】図5の変形例を示す概略側面図である。
【図16】同概略平面図である。
【図17】図5の例におけるトナー搬送手段を構成する粉体ポンプ(モーノポンプ)部の構成例を示す要部断面図である。
【図18】図5の例におけるトナー回収手段の要部斜視図である。
【図19】図5の例におけるトナー搬送経路を示す概要側面図である。
【図20】図5の例におけるトナーバンクから現像装置へのトナー補給に係る制御フローチャートである。
【図21】トナーボトルの検知センサとして、マイクロスイッチを示す概要側面図である。
【図22】トナーボトルの検知センサとして、反射形フォトセンサを示す概要側面図である。
【図23】トナーボトルの検知センサとして、透過型センサを示す概要側面図である。
【図24】モーノポンプをエアーポンプで代替した構成を示す概要図である。
【図25】トナーバンクを下部に水平に設けた例の画像形成装置の概略構成図である。
【図26】図25の例の概略側面図である。
【図27】図25の例におけるトナー搬送手段を構成する粉体ポンプ(モーノポンプ)部の構成例を示す要部断面図である。
【図28】トナーの搬送経路を示す概要側面図である。
【図29】トナーの搬送経路を示す概要側面図である。
【図30】トナーの搬送経路を示す概要側面図である。
【図31】複数のトナーボトルの各々に対応してトナーエンド検知手段を設けた様子を説明した図である。
【図32】複数のトナーボトルの各々に対応するトナーボトル収納部にトナーエンド表示手段を設けた様子を説明した図である。
【図33】操作画面上に設けた空ボトルの表示手段を例示した図である。
【図34】図31の例における画像形成装置の概略構成図である。
【図35】本発明の実施例を示す画像形成装置におけるトナー供給装置の要部の断面図である。
【図36】図1に示したトナー供給装置の側面図である。
【図37】トナーボトルの要部側面図である。
【図38】図35に示したトナー供給装置でのトナーボトルの開口手段の構成を示す断面図である。
【図39】図38に示したトナー供給装置における開口手段及びトナーボトルの回転手段の構成を示す断面図である。
【図40】図37に示したトナーボトルの開口手段の構成を示す図である。
【図41】図37に示したトナーボトルの係止機構の構成を示す断面図である。
【図42】他の実施例におけるトナーボトルの開口手段の構成を示す図である。
【図43】図42の例でのトナー供給装置におけるトナーボトルの取外しの態様を示す断面図である。
【図44】トナーボトルの取外しを規制可能とする機構を示す斜視図である。
【図45】図44の要部平面図である。
【図46】トナーボトル内のトナーの残量と単位時間当たりのトナー排出量との相関関係を示す相関図である。
【図47】トナーボトルの形状を示す側面図である。
【図48】従来のトナー搬送装置の分解斜視図である。
【図49】同トナー搬送装置の縦断面図である。
【図50】従来のトナー供給装置の概要断面図である。
【符号の説明】
15 トナー搬送装置
30 ロータ
35b 出口
40、55 撹拌部材
D 粉体ポンプ
106 現像装置
106N トナー残量検知手段
131 感光体ドラム
220 トナーボトル
300 トナーバンク
330 トナー搬送手段としての粉体ポンプユニット
341A、341B、341C トナーエンド検知手段としてのトナーエンドセンサ
350 トナー搬送手段としてのトナー供給パイプ
351 空ボトルの表示手段としての表示部
352 空ボトルの表示手段としてのメーセージ表示部
T トナー
408 トナー供給装置
409 トナーボトル
409A 開口部
409B 突条
415 開口手段をなすスライダ
416 開口手段をなすチャック
418 トナー排出手段の一つをなす駆動モータ
420 トナーボトル係止部材
423 操作部材
429 ロック部材
C 制御部

Claims (12)

  1. 粉体ポンプを用いてトナーを搬送する電子写真方式の画像形成装置において、
    前記粉体ポンプの出口が細径に形成され、その粉体ポンプのロータに取り付けてそのロータとともに回転する攪拌部材が設けられ、該攪拌部材はその基端部が前記ロータの前記出口側の端部に固定されているとともに前記基端部と反対側は一部が湾曲して前記出口内に位置することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記攪拌部材として、それを回転したときトナーを搬送する方向に螺旋状に巻いた線材を用いてなる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 電子写真方式の画像形成装置において、潜像担持体上の潜像をトナーで顕像化する現像装置と、該現像装置に供給するトナーを貯蔵するトナーバンクとを有し、該トナーバンクは前記現像装置より離れた位置に設置されており、該トナーバンクから前記現像装置へトナーを搬送するトナー搬送手段を有し、且つ前記トナーバンクが、トナーを収納した2本以上のトナーボトルを備えた構成よりなり、前記トナー搬送手段が請求項1又は2に記載の画像形成装置に用いられる粉体ポンプを有していることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、前記トナーバンク内の複数のトナーボトルの開口部にはそれぞれキャップが取り付けられており、該キャップの向きは全て同一方向であり、尚且つ複数のトナーボトルは縦方向に配列して設置されており、各々のトナーボトルのキャップを個々に開閉する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または4記載の画像形成装置において、前記複数のトナーボトルを収納するトナーバンクから前記現像装置へのトナー搬送経路を、トナーバンクの下部に1経路のみしか持たないことを特徴とする画像形成装置。
  6. 潜像担持体上の潜像をトナーで可視像化する現像装置と、この現像装置に対し上記トナーを供給するトナー供給装置を備えた画像形成装置であって、上記トナー供給装置は、上記現像装置に上記トナーを補給する開口部が形成されている複数のトナーボトルからなるトナーバンクと、該トナーバンクから上記現像装置へトナーを搬送するフレキシブルなトナー搬送手段を有し、該トナー搬送手段が請求項1又は2に記載の画像形成装置に用いられる粉体ポンプを有していることを特徴とする画像形成装置。
  7. 潜像担持体上の潜像をトナーで顕像化する現像手段を備えた現像容器と該現像容器に補給するトナーを貯蔵するトナー補給部と該トナー補給部内のトナーの残量を検知するトナー残量検知手段を有する現像装置と、トナーを収納した円筒状の容器であって円筒状の一端に開口部を有するトナー容器を複数セットできるトナーバンクと、該トナーバンクから前記現像装置のトナー補給部へトナーを搬送するフレキシブルなトナー搬送手段を有し、該トナー搬送手段が請求項1又は2に記載の画像形成装置に用いられる粉体ポンプを有し、前記トナー残量検知手段によって前記トナー搬送手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7記載の画像形成装置において、前記トナー容器の開口部から前記トナーバンクの補給落下位置に他のトナー容器の開口部が無いように配置したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7記載の画像形成装置において、前記トナー容器の開口部が取り外し可能な栓によって封止されており、その栓を開閉する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 潜像担持体上の潜像をトナーで顕像化する現像装置と、該現像装置に供給するトナーを貯蔵するトナーバンクとを有し、該トナーバンクは前記現像装置より離れた位置に設置されており、該トナーバンクから前記現像装置へトナーを搬送するトナー搬送手段を有し、且つ前記トナーバンクには、トナーを収納した複数のトナー収容部材が備えられている電子写真方式の画像形成装置において、
    前記トナー搬送手段が請求項1又は2に記載の画像形成装置に用いられる粉体ポンプを有し、前記トナー収容部材は当該画像形成装置の駆動中において個別に当該画像形成装置に対して着脱自在のトナーボトルからなり、各トナーボトルについてトナーエンドを検知するトナーエンド検知手段を、各トナーボトルを収納するトナーボトル収納部に設けるとともに、現在トナー供給中のトナーボトルについてトナーエンドが検知されたならば、まだトナーエンド検知されていないトナーボトルからトナーの供給を行なうようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10記載の画像形成装置において、
    前記各トナーボトル収納部の近傍にそれぞれ、対応するトナーボトル収納部に収納されたトナーボトルについてのトナーエンドを表示するトナーエンド表示手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10記載の画像形成装置において、
    トナーエンドとなったトナーボトルの位置を当該画像形成装置の操作画面上に表示する空ボトルの表示手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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