JPH10333412A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10333412A
JPH10333412A JP9182851A JP18285197A JPH10333412A JP H10333412 A JPH10333412 A JP H10333412A JP 9182851 A JP9182851 A JP 9182851A JP 18285197 A JP18285197 A JP 18285197A JP H10333412 A JPH10333412 A JP H10333412A
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bottle
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正純 矢羽田
Shunji Kato
俊次 加藤
Yuji Kitajima
有二 北島
Satoshi Takano
聡 高野
Norio Kikuchi
宣男 菊地
Shinichi Kawahara
真一 川原
Akira Tagami
亮 田上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を回避しながらトナーバンクの
大容量化を達成し、且つ、大容量化の欠点であるトナー
同士の摩擦帯電によるトナー劣化を防止する。 【解決手段】 トナーバンク300には、縦方向に複数
のトナーボトル220がセットされており、各トナーボ
トル22はその開口部を個別に開閉できるとともに個別
にその軸心回りに回転駆動されるようになっている。ト
ナーバンク300に落下したトナーは粉体ポンプユニッ
ト330とフレキシブルなトナー供給パイプ350から
構成されるフレキシブルなトナー搬送手段によって現像
装置106に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関
し、特に2成分現像剤または1成分現像剤を用いた現像
装置と、これらの現像装置の現像部にトナーを供給する
トナー供給装置とを備えた画像形成装置に関する。ま
た、本発明は、使用後のトナーを再使用したり廃棄する
ために搬送するトナー搬送装置を備えた画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置におけるト
ナー搬送装置として、画像転写後感光体上に残留したト
ナーを感光体クリーニング装置で回収し、その回収した
トナーを再使用すべく再び現像装置へと搬送するものが
ある。これは、例えば図48及び図49に示すように、
トナー送りこみ手段Aおよび粉体ポンプBを備えてい
る。感光体クリーニング装置501で回収したトナーを
再使用する場合、その排出管501aから排出される回
収トナーを、接続ケース503を介して移送ガイドケー
ス502内に落し込む一方、駆動モータの回転を伝達し
て移送ガイドケース502内の横搬送スクリュ504を
粉体ポンプBのステータ506内のロータ507と一体
に回転させ、横搬送スクリュ504の回転で回収トナー
をステータ506内へ送りこむ。
【0003】さらに、ロータ507回転でトナーをステ
ータ506内からトナー出口505aを通して押し出す
ように、その出口505aに接続したトナー移送パイプ
508内へ送りこむとともに、エアポンプ509で空気
をエア移送パイプ509aを通して粉体ポンプB内に入
れてトナー移送パイプ508へ送りこむ。そして、トナ
ー移送パイプ508内を通るトナーを空気の流れに沿っ
て流動させながら現像装置へ搬送していた。
【0004】また、複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の電子写真方式の画像形成装置において、感光体等の潜
像担持体上に形成された静電潜像を可視像処理するため
に用いられる現像装置では、2成分系現像剤または1成
分系現像剤が消費されると、画像濃度維持のために新た
な現像剤が補給される。新たな現像剤としては、一般に
トナーが対象となり、このトナーを供給するために用い
られるトナー供給装置としては、例えば、特開平2−2
77083号公報に示されたものがある。上記公報に示
されているトナー供給装置は、図50に示すように、感
光体541の近傍に設けられた現像部522に補給する
トナーを貯蔵するトナータンク521と、トナータンク
521内のトナーの残量を検知するトナー残量検知手段
(トナーセンサ)523と、トナータンク521に隣接
して設けられたトナータンク521にトナーを補給する
トナーサーバ524とを備えている。トナーサーバ52
4は、トナーサーバ本体525と、トナーサーバ本体5
25に回転自在に支持され円周方向にほぼ等間隔に離隔
して放射方向に延在する複数の延在部からなる回転部材
526と、前記各延在部の先端部に回動自在に支持され
た複数のカートリッジ支持部材527と、各カートリッ
ジ支持部材527に着脱自在に取り付けられトナーを収
納した複数のトナーカートリッジ528と、回転部材を
回転させる第1駆動モータ529と、カートリッジ支持
部材527を回転させる第2駆動モータ530とを備
え、これら第1、第2駆動モータは、トナー残量検知手
段523の検知結果に基づいて制御手段531により駆
動制御されるようになっている。このような構成を備え
たトナー供給装置は、回転部材526及びカートリッジ
支持部材527が回転あるいは回動して所定の位置に停
止したとき、各トナーカートリッジ528が倒れ込むこ
とによりトナータンク521の上面位置にトナー排出用
の開口を対向させ、その開口から内部に収容されている
トナーを流出させてトナータンク521に補給するよう
にしたことを特徴としている。上記のトナー供給装置に
よれば、トナーサーバ524が複数のトナーカートリッ
ジ528を有し、トナーサーバ524によりトナーカー
トリッジ528が複数回自動的に周回変位されることに
より、操作者の手を煩わせることがなくトナーカートリ
ッジ528の交換頻度を減少させることができる。
【0005】またその他の従来技術として、この種の画
像形成装置におけるトナー供給装置は通常、現像部に補
給するトナーを貯蔵するトナータンクと、トナータンク
内のトナーの残量を検知するトナー残量検知センサと、
トナータンクに隣接して設けられた、トナータンクにト
ナーを補給するトナーボトルとを備えている。トナーボ
トルは空になると交換する必要があるが、操作者の手を
煩わせることがなくトナーボトルの交換頻度を減少させ
ることができるように、複数のトナーボトルを備えたト
ナー供給装置が知られている。このようなタイプのトナ
ー供給装置は、周知の手段を用いてトナーボトル中のト
ナーを適量ずつトナータンクに排出させ、トナー残量検
知センサがトナータンク内のトナー量の減少を検知する
と、トナーボトルが空であると判断し、他の新しいトナ
ーボトルの使用を開始する。
【0006】特開平8−137227号公報には、それ
ぞれ個別に画像形成装置に装着できる複数のトナーカー
トリッジをそれぞれに接続されると共に、途中で合流し
て現像装置に接続されて上記各トナーカートリッジの外
周面に設けられた搬出口から撹拌されながら排出される
トナーを現像装置に搬送するトナー搬送管を備えたトナ
ー補給装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
トナー搬送装置には、粉体ポンプBに比較的細径のトナ
ー移送パイプ508を接続できるように、上述のごとく
ポンプケース505の先端側に細いトナー出口505a
を設けている。ところが、粉体ポンプB内には、トナー
搬送時にステータ506とロータ507との間で摩擦熱
を発生しやすく、その摩擦熱の影響でトナーが凝集し、
その凝集したトナーが狭いトナー出口505a内を通る
ときに滞留してトナー詰まりを発生するという問題があ
った。本発明は、粉体ポンプのトナー出口でトナー詰ま
りを発生することを防止することを目的とする(請求項
1,2)。
【0008】また、従来の画像形成装置における現像装
置では、トナーの貯蔵量(収納量)を大容量にすること
は、トナー貯蔵部と現像装置が一体的に構成されるため
構成部分が大型になり、装置構成が複雑になるととも
に、装置メンテナンス時の操作性が低下するなどの問題
があった。また、装置本体のレイアウトがそれにより規
制を受け本体設置占有面積の増大という問題も生じた。
例えば、前述のトナー供給装置の場合も、現像装置のト
ナータンクにトナーを補給するトナーサーバは現像装置
に隣接して設けられその設置位置にも制約があるため、
装置構成の複雑化、大型化の問題や、レイアウト上の問
題が避けられない。また、従来の大容量トナータンクを
備えた画像形成装置の欠点としては、 1)トナータンクへのトナー補充が難しく、ユーザーラ
イクではない、 2)トナータンク内のトナーブロッキング(下方のトナ
ーが圧縮されるため)が発生するため、それを防止する
機構が必要である、等があった。本発明は、上述した従
来技術の不具合を解消し、設計上の自由度や操作性を向
上した、信頼性の高い大容量トナータンクを有するトナ
ー供給装置を備えた画像形成装置を提供することを目的
とする(請求項3〜7)。また、上記従来のトナー供給
装置における問題は大量のコピー/プリントを行うユー
ザーにとって、機械のダウンタイムの増大、コピー/プ
リントコストの増大となるので、解決策が望まれる。当
然ながら、大容量のトナー収容・供給装置でのトナー供
給性能の信頼性が高いこと、装置の大きさが小さくコス
トが低いこと、使用電力が小さいこと、それから特にト
ナー補給操作が簡便なこと等々が要求される。本発明
は、上記課題の解消を図り現像装置及び装置本体の大き
さの適正化を維持しつつ、機械のダウンタイムの低減を
可能とした現像装置・トナー供給装置を備えた画像形成
装置を提供することを目的とする(請求項8〜11)。
【0009】また、前記従来のトナー供給装置では、ト
ナーセンサ523は各トナーカートリッジ528から供
給された後のトナー集合部であるトナータンク521内
のトナー残量を検知するセンサであって、個々のトナー
カートリッジ528におけるトナー残量を検知するもの
ではない。従って、トナーセンサ523がトナーエンド
を表示したときには、トナーサーバ524内の各トナー
トリッジ528の全てが空になっているはずであり、ト
ナーセンサ523がトナーエンドを検知した時点では、
当該画像形成装置において、トナーはない状態にあるの
で、画像形成装置を停止してトナー補給しなければ、画
像形成を継続することができない。トナーサーバ524
は密閉構造であるので、この点からも、画像形成装置の
駆動中にトナーカートリッジを交換することはできない
構成になっている。
【0010】このように、従来の画像形成装置ではトナ
ー補給の際に、トナーカートリッジなどトナー収容部材
を交換のため、画像形成装置を一時、中断しなければな
らないという問題がある。請求項12及び13記載の発
明は、画像形成を中断することなく、簡単迅速にトナー
補給を行なうことのできる画像形成装置を提供すること
を目的とする。請求項14記載の発明は、トナー補給す
べき空のトナーボトルの具体的な位置を容易に認識でき
る画像形成装置を提供すことを目的とする。請求項15
記載の発明は、補給すべきトナーボトルの個数、位置な
どを予め容易に認知することのできる画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0011】また、上記公報に示されたトナー供給装置
のように複数のトナーカートリッジを順次所定の位置に
向け周回させて移動させる構成では、移動させるための
構造が不可欠となり、これによって、装置の大型化を招
く。しかも、トナーサーバ本体は、複数のトナーカート
リッジを格納することで供給されるトナーの量を充分確
保しておく必要があるものであることから、トナーカー
トリッジよりも容積が大きなものであるので、装置内で
占めるスペースが大きくなることによっても装置の大型
化は避けられない。トナーカートリッジからトナーを供
給する場合には、トナーカートリッジを移動させること
が必要である。しかも、移動させるトナーカートリッジ
は、内部にトナーが充填されているものでなければなら
ない。このため、トナーカートリッジからトナーを供給
する際には、トナーがなくなっているものが選択される
可能性のある状態で任意のトナーカートリッジを選択す
ることが難しく、さらには、現段階でトナータンクに対
してトナーの補給を行う態勢にあるトナーカートリッジ
以外のものに交換するための移動開始タイミングを任意
に設定することが難しい。上記公報に示されているトナ
ー供給装置では、トナーを供給する位置に移動してきた
トナーカートリッジがトナータンク上面で倒れ込むこと
でトナーの排出が行えるようになっている。しかし、こ
のような構成では、トナーカートリッジを取り出して交
換しようとした場合、トナーカートリッジの姿勢が一定
ではなく、仮にトナーの落下を防止してトナーの飛散に
よる周辺部の汚染を防止しようとすると、トナーの落下
が起こらない姿勢となる位置にトナーカートリッジを移
動し直さなければならない。このため、トナーカートリ
ッジの交換作業が面倒となる。また、トナーボトルとし
てのトナーカートリッジを単に大型化しても、トナー供
給装置が大型化するとともに、トナー供給装置のスペー
スの自由度の制約が発生し、トナー供給装置へのトナー
の補充又は交換時に画像形成装置が使用できないダウン
タイムが発生してしまう。本発明は、上記従来の画像形
成装置、特に現像装置に置けるトナー供給装置に置ける
問題に鑑み、装置の大型化の防止、トナー供給に用いら
れるトナーカートリッジの選択および交換に際しての作
業操作性を向上させることが可能な画像形成装置を提供
することを目的とする(請求項16〜20)。
【0012】また、上記のトナー供給装置のようにトナ
ータンク中のトナーの残量を検知するセンサを用いてト
ナーボトルが空であると判断したのでは、センサの感
度、トナーボトルからのトナー排出速度のバラツキ等に
より、その精度に問題があり、誤って早期に空であると
の判断をした場合には、トナーボトルにトナーが残った
まま、次のトナーボトルを使用することになり不経済で
ある。また、使用後のトナーボトルを交換する際に、ト
ナーボトルのトナー排出口が開いていると、トナーボト
ルに付着したトナーが飛散して、周囲を汚染するという
不具合がある。さらに、キャップ付きのトナーボトルを
用い、トナーボトルの使用を開始する際に自動的にキャ
ップを外し保持しておくタイプのトナー供給装置におい
ては、使用後のトナーボトルを交換する際に、外された
キャップの回収を忘れると、交換後のトナーボトルのキ
ャップを外すことができなくなるという不具合が起こ
る。
【0013】本発明は、上記従来のトナー供給装置にお
ける問題に鑑み、トナーが残っているにも拘らずトナー
ボトルを交換してしまうことの防止、トナーボトルの開
口部が露出していることに起因するトナー飛散の防止、
トナーボトルのキャップの確実な回収を行うことのでき
るトナー供給装置を提供することを目的とする(請求項
21〜28)。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、たとえば以下の図1〜図3
に示す実施例のように、粉体ポンプDを用いてトナーを
搬送する電子写真方式の画像形成装置において、前記粉
体ポンプDの出口35b位置に、その粉体ポンプDのロ
ータ30に取り付けてそのロータ30とともに回転する
撹拌部材40を設けてなる、ことを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明は、たとえば以下の図
4に示す実施例のように、請求項1に記載の画像形成装
置において、前記撹拌部材として、それを回転したとき
トナーを搬送する方向に螺旋状に巻いた線材を用いてな
る、ことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、電子写真方式の画
像形成装置において、潜像担持体上の潜像をトナーで顕
像化する現像装置と、該現像装置に供給するトナーを貯
蔵するトナーバンクとを有し、該トナーバンクは前記現
像装置より離れた位置に設置されており、該トナーバン
クから前記現像装置へトナーを搬送するトナー搬送手段
を有し、且つ前記トナーバンクが、トナーを収納した2
本以上のトナーボトルを備えた構成よりなることを特徴
とするものである。すなわち、請求項3記載の画像形成
装置では、トナーを貯蔵するトナーバンクの位置を現像
装置より離し本体側に設置し、該トナーバンクから現像
装置へトナーを搬送するトナー搬送手段を有するので、
レイアウト上の制約を受けず、設計上かなり自由度が増
すこととなる。例えば、熱によるトナーブロッキングに
対する余裕度を向上するためトナーバンクを定着部周辺
から完全に独立した位置に配置したり、トナーボトルの
交換時にユーザーの最も操作し易いと思われる位置にト
ナーバンクを配置したりすることが可能となる。また、
複写機のコピーボリューム(大量層または中量層等)に
より差のあるトナー容量の差を、そのトナーバンクに設
置できる共通のトナーボトルの本数によってつけること
により、従来、機械毎に容量の違うボトルが存在してい
たようなことは無くなる(資源の保護やリサイクルが容
易となる)。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記トナーバンク内の複数のトナ
ーボトルの開口部にはそれぞれキャップが取り付けられ
ており、該キャップの向きは全て同一方向であり、尚且
つ複数のトナーボトルは縦方向に配列して設置されてお
り、各々のトナーボトルのキャップを個々に開閉する手
段を有することを特徴とするものである。すなわち、請
求項4記載の画像形成装置では、縦方向に複数のトナー
ボトルを配列して設置し、トナーボトルの開口部に取り
付けられた個々のキャップが独立して開閉するので、順
次トナーボトルを使用することができる。これは、1本
のトナーボトルが空になった後、他の1本のトナーボト
ルを使用し、その間、空のトナーボトルを満杯のトナー
ボトルと交換し、トナーエンドによるコピー作業中断を
防止できることを意味する。また、トナーバンクの下部
に搬送部がある場合にも、該搬送部に一定量以上のトナ
ーが送られない(一定量以上の圧縮力が搬送部にかから
ない)ことも同時に意味し、トナーバンク内(搬送部近
傍)のトナーのブロッキングを防止することができる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載の画像形成装置において、前記複数のトナーボトル
を収納するトナーバンクから前記現像装置へのトナー搬
送経路を、トナーバンクの下部に1経路のみしか持たな
いことを特徴とするものである。すなわち、請求項5記
載の画像形成装置では、各々のトナーボトルに独立した
搬送経路を複数設けることなく、1つのみ搬送経路を設
けることで、単純な(メンテナンス性の良い、故障の少
ない)装置構成を提供することができる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項3,4また
は5記載の画像形成装置において、前記トナーバンクか
ら前記現像部へのトナー搬送手段がモーノポンプである
ことを特徴とするものである。すなわち、請求項6記載
の画像形成装置では、トナー搬送手段にモーノポンプ
(粉体ポンプ)方式をとることで、トナーバンクから現
像部に至る搬送経路にフレキシブルなパイプ等を用いる
ことができ、さらに単純で安価な装置を提供できる。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項6記載の構
成において、前記モーノポンプの出口位置に、そのモー
ノポンプのロータに取り付けてそのロータとともに回転
する攪拌部材を設けたことを特徴とする。
【0021】請求項8記載の発明は、潜像担持体上の潜
像をトナーで可視像化する現像装置と、この現像装置に
対し上記トナーを供給するトナー供給装置を備えた画像
形成装置であって、上記トナー供給装置は、上記現像装
置に上記トナーを補給する開口部が形成されている複数
のトナーボトルからなるトナーバンクと、該トナーバン
クから上記現像装置へトナーを搬送するフレキシブルな
トナー搬送手段を有することを特徴とする。請求項9記
載の画像形成装置は、潜像担持体上の潜像をトナーで顕
像化する現像手段を備えた現像容器と該現像容器に補給
するトナーを貯蔵するトナー補給部と該トナー補給部内
のトナーの残量を検知するトナー残量検知手段を有する
現像装置と、トナーを収納した円筒状の容器であって円
筒状の一端に開口部を有するトナー容器を複数セットで
きるトナーバンクと、該トナーバンクから前記現像装置
のトナー補給部へトナーを搬送するフレキシブルなトナ
ー搬送手段を有し、前記トナー残量検知手段によって前
記トナー搬送手段を制御することを特徴とするものであ
る。すなわち請求項9記載の画像形成装置においては、
トナー収納・供給装置として、トナーを収納したトナー
容器を複数セットできるトナーバンクと、このトナーバ
ンクから現像装置のトナー補給部へトナーを搬送するフ
レキシブルなトナー搬送手段を有しているので、トナー
バンクの設置位置に制約を受けず、トナーバンクへのト
ナー補給の操作性も非常に簡便となり、しかも大容量を
達成できる。したがって、装置本体に対するレイアウト
に自由度を持った、大容量のトナー収納・供給装置を提
供することが可能となる。
【0022】請求項10記載の画像形成装置は、請求項
9記載の画像形成装置において、前記トナー容器の開口
部から前記トナーバンクの補給落下位置に他のトナー容
器の開口部が無いように配置したことを特徴とするもの
である。すなわち請求項10記載の画像形成装置におい
ては、各々のトナー容器の開口部が他のトナー容器の開
口部と干渉しないように設置しているので、トナー容器
からトナーバンクへのトナー補給時のトナー汚染を受け
ることがない。
【0023】請求項11記載の画像形成装置は、請求項
9記載の画像形成装置において、前記トナー容器の開口
部が取り外し可能な栓によって封止されており、その栓
の取り外し手段、取り付け手段を設けたことを特徴とす
るものである。すなわち請求項11記載の画像形成装置
においては、トナー容器の開口部が取り外し可能な栓に
よって封止されており、上記栓を開閉する手段が設けら
れているので、トナー容器の交換が簡単で、しかも交換
時のトナー汚染が防止される。
【0024】請求項12記載の発明は、潜像担持体上の
潜像をトナーで可視像化する現像装置と、この現像装置
に対し上記トナーを供給するトナー供給装置を備えた画
像形成装置であって、上記トナー供給装置は、上記現像
装置に上記トナーを補給する開口部が形成されている複
数のトナーボトルと、トナーの量を検知する検知手段と
を備え、上記トナーボトルのうち第1のトナーボトルを
上記検知手段によりトナーエンドと検知したならば、ト
ナーエンドが検知されていない第2のトナーボトルによ
りトナー供給を行うことを特徴とする。
【0025】請求項13記載の発明は、潜像担持体上の
潜像をトナーで顕像化する現像装置と、該現像装置に供
給するトナーを貯蔵するトナーバンクとを有し、該トナ
ーバンクは前記現像装置より離れた位置に設置されてお
り、該トナーバンクから前記現像装置へトナーを搬送す
るトナー搬送手段を有し、且つ前記トナーバンクには、
トナーを収納した複数のトナー収容部材が備えられてい
る電子写真方式の画像形成装置において、前記トナー収
容部材は当該画像形成装置の駆動中において個別に当該
画像形成装置に対して着脱自在のトナーボトルからな
り、各トナーボトルについてトナーエンドを検知するト
ナーエンド検知手段を、各トナーボトルを収納するトナ
ーボトル収納部に設けるとともに、現在トナー供給中の
トナーボトルについてトナーエンドが検知されたなら
ば、まだトナーエンド検知されていないトナーボトルか
らトナーの供給を行なうようにしたことを特徴とする。
【0026】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の画像形成装置において、前記各トナーボトル収納部の
近傍にそれぞれ、対応するトナーボトル収納部に収納さ
れたトナーボトルについてのトナーエンドを表示するト
ナーエンド表示手段を設けたことを特徴とする。
【0027】請求項15記載の発明は、請求項13記載
の画像形成装置において、トナーエンドとなったトナー
ボトルの位置を当該画像形成装置の操作画面上に表示す
る空ボトルの表示手段を設けたことを特徴とする。
【0028】請求項16記載の発明は、潜像担持体上の
潜像をトナーで可視像化する現像装置と、該現像装置に
対し上記トナーを供給するトナー供給装置を備えた画像
形成装置であって、上記現像装置に上記トナーを供給す
るための開口部が形成されている複数のトナーボトルを
備え、該トナーボトルのトナー収容部をその軸線を中心
に回転させて該トナーボトルから上記現像装置へトナー
を供給することを特徴とする。
【0029】請求項17記載の発明は、潜像担持体上の
潜像をトナーで可視像化処理する現像装置と、該現像装
置に対し上記トナーを供給するトナー供給装置を備えた
画像形成装置であって、上記現像装置の上部で上下方向
に複数配置され、上記トナーを排出する開口部が形成さ
れているトナーボトルと、上記トナーボトルの開口部に
対向して配置され、上記開口部を開閉する開口手段とを
備え、上記トナーボトルをその軸線を中心として回転さ
せる手段と、上記開口手段を駆動する手段とで上記トナ
ーボトルからトナーを排出させるトナー排出手段が構成
され、上記トナー排出手段は、上記トナーボトルの開口
を開放させた状態で上記トナーボトルを回転させて上記
トナーボトル内のトナーを排出させることを特徴とす
る。
【0030】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の画像形成装置において、上記トナー排出手段は、上記
トナーの移動経路に設けられているトナー残量検知セン
サからの信号に対応して上記トナーボトルを回転させて
上記トナーボトル内のトナーを上記開口部から排出させ
るタイミングが設定されていることを特徴とする。
【0031】請求項19記載の発明は、請求項17記載
の画像形成装置において、上記トナー排出手段は、上記
複数設けられているトナーボトルのいずれかを任意に選
択して、トナーボトルの回転手段および開口手段を駆動
することにより複数のトナーボトルのうちで単一のトナ
ーボトルを独立してトナーの供給態位に設定することを
特徴とする。
【0032】請求項20記載の発明は、請求項18また
は19記載の画像形成装置において、上記トナー排出手
段は、上記トナーの移動経路に設けられているトナーエ
ンド検知手段からの信号により、収容されているトナー
がなくなったトナーボトルを外部に表示できることを特
徴とする。
【0033】請求項21記載の発明は、潜像担持体上の
潜像をトナーで可視像化する現像装置と、該現像装置に
対し上記トナーを供給するトナー供給装置を備えた画像
形成装置であって、上記現像装置に上記トナーを補給す
る開口部が形成されている複数のトナーボトルと、トナ
ーの量を検知する検知手段とを備え、上記トナーボトル
のうちトナー供給中の第1のトナーボトルのトナー量を
上記検知手段により検知し、該検知信号により第2のト
ナーボトルによるトナー供給を開始することを特徴とす
る。
【0034】請求項22記載の発明は、トナーにより現
像を行う現像装置へトナーを供給するための開口部を有
する複数のトナーボトルと、上記現像装置に設けられた
トナーセンサと、上記開口部を開閉する開口手段と、上
記トナーボトル中のトナーを排出させ上記現像装置への
トナー供給を行うトナー排出手段と、上記トナーセンサ
からの信号に基づいて上記開口手段と上記トナー排出手
段とを駆動し制御する制御手段とを有し、上記制御手段
が、上記開口手段を駆動して上記トナーボトルの上記開
口部を開き、上記排出手段を駆動することにより上記現
像装置へトナー供給を行う画像形成装置において、上記
制御手段は、上記トナーセンサの、上記トナーボトルの
うちトナー供給中の第1のトナーボトルが空か又は空に
近づいたことを示す信号により、第1のトナーボトルに
よるトナー供給に加えて第2のトナーボトルによるトナ
ー供給を開始することを特徴とする。
【0035】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の画像形成装置において、上記トナーボトルは、その内
壁に、同トナーボトルの回転によりトナーを上記開口部
に送る螺旋状の突条を有し、上記トナー排出手段は、上
記トナーボトルを回転駆動することにより上記トナーボ
トル中のトナーを排出させ上記現像装置へのトナー供給
を行うことを特徴とする。
【0036】請求項24記載の発明は、請求項22又は
23記載の画像形成装置において、上記制御手段は、上
記第2のトナーボトルによるトナー供給を開始してから
一定時間を経過した後に、上記排出手段を停止して上記
第1のトナーボトルによるトナー供給を停止することを
特徴とする。
【0037】請求項25記載の発明は、請求項24記載
の画像形成装置において、上記制御手段は、上記一定時
間を経過した後に、上記開口手段により上記第1のトナ
ーボトルの上記開口部を閉じることを特徴とする。
【0038】請求項26記載の発明は、請求項22、2
3、24又は25記載の画像形成装置において、上記開
口手段が上記トナーボトルの上記開口部を閉じていると
き以外は、上記トナーボトルの取外しを規制する機構を
有していることを特徴とする。
【0039】請求項27記載の発明は、請求項26記載
の画像形成装置において、上記機構は、上記トナーボト
ルの一部と係合する第1の位置又は上記トナーボトルの
上記一部から外れた第2の位置を占めるトナーボトル係
止部材と、上記トナーボトル係止部材の上記第1の位置
から第2の位置への移動を行う操作部材と、上記操作部
材による上記トナーボトル係止部材の第2の位置への移
動を禁止するロック部材を有することを特徴とする。
【0040】請求項28記載の発明は、請求項22、2
3、24、25、26又は27記載の画像形成装置にお
いて、使用後のトナーボトルが空であることを表示する
表示手段を有することを特徴とする。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施の形態を図示の実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0042】図3は、本発明を適用した画像形成装置と
してのレーザプリンタで、その記録部の概略構成図であ
る。
【0043】図示プリンタは、そのプリンタ本体内ほぼ
中央に、ドラム状の感光体10を備える。そして、感光
体10の周りに、矢印で示す回転方向に順に、帯電装置
11、現像装置12、転写ベルト装置13、感光体クリ
ーニング装置14を備える。また、感光体クリーニング
装置14の図中奥側に、鎖線で示すトナー搬送装置15
を備える。さらに、転写ベルト装置13の図中左下側
に、転写ベルトクリーニング装置16を備える。
【0044】そして、記録時、図3中右下側から用紙P
を送り込み、レジストローラ対17でタイミングをとっ
て感光体10の下側に搬送する。一方、感光体10は、
その回転にともない帯電装置11でその表面を帯電し、
その表面に光書込み装置(図示省略)からレーザ光を照
射して静電潜像を形成し、現像装置12位置を通るとき
トナーを付着して静電潜像を逐次可視像化する。そし
て、その可視像を、転写ベルト装置13で用紙Pに転写
し、転写後、その用紙Pを転写ベルト装置13で定着装
置(図示省略)へ搬送し、その定着装置で可視像を定着
して後、外部へと排出する。
【0045】他方、画像転写後、感光体10上に残留し
たトナーは、感光体クリーニング装置14で除去して回
収し、転写ベルト18上に付着したトナーは、転写ベル
トクリーニング装置16で除去して回収する。感光体ク
リーニング装置14で回収したトナーは、再び現像に使
用するため、トナー搬送装置15へ送りこみ、そのトナ
ー搬送装置15で図3中点線で矢示する搬送経路50を
通して現像装置12へと搬送する。
【0046】現像装置12には、図3に示すように、現
像ケース内の現像部12a内に現像ローラ21や撹拌搬
送部材22をそれぞれゐ回転自在に設けるとともに、ト
ナー補給部12bの上部にトナー補給口20を設けてな
る。また、感光体クリーニング装置14は、その底部の
図3中手前から奥側にトナー排出路を形成し、そのトナ
ー排出路にそれに沿ってトナー搬送スクリュ23を回転
自在に設ける。さらに、トナー排出路の奥側にそれと連
通する排出管24を設け、排出管24を、図2に示すよ
うにクリーニングケース14aの奥側側面から突出させ
る。そして、排出管24を介して感光体クリーニング装
置14をトナー搬送装置15と連結してなる。
【0047】トナー搬送装置15は、図1および図2に
示すように、符号C,Dでそれぞれ示すトナー送り込み
手段と粉体ポンプとを備える。そして上記プリンタ本体
の奥川に設ける側板(図示省略)を間に挟んで、感光体
クリーニング装置14と反対の外側に配置して該側板で
支持してなる。
【0048】トナー送り込み手段Cは、横長な移送ガイ
ドケース27を備え、その一端に短径筒部27aを設け
る一方、他端外周にフランジ部27bを設ける。そし
て、短径筒部27aにシール部材29を嵌め込む一方、
外周部にL形の接続ケース31を取付け、その接続ケー
ス31の上端部に排出管24を入れてクリーニングケー
ス14a内と連通させてなる。
【0049】しかして、移送ガイドケース27内に横搬
送スクリュ33を配置し、その一端を軸受部材34を介
して短径筒部27aで回転自在に保持する。そして、横
搬送スクリュ33の一端に設けるプーリ36に、駆動モ
ータ(図示省略)からの回転を伝達するベルト37を掛
ける一方、他端に粉体ポンプDのロータ30を連結して
なる。
【0050】粉体ポンプDは、円筒状のポンプケース3
5を備え、そのポンプケース35の一端外周にフランジ
部35aを設ける一方、他端に出口35bを設ける。そ
して、ポンプケース35内に円筒形のステータ39を入
れて固定し、そのステータ39内にステンレス製のロー
タ30を回転自在に配置してなる。ステータ39は、ゴ
ム等の弾性材料でつくり、ポンプケース35に固定した
ときその内側との間に、図1に示すように1mmほどの
隙間があく該径に形成する一方、内周に螺旋溝39aを
形成してなる。ロータ30は、ねじれ形状のステンレス
製軸部材で、その一端部を継手41を介して横搬送スク
リュ33の他端に連結する一方、他端部に撹拌部材40
を取付けてなる。
【0051】撹拌部材40としては、たとえば直径2m
mステンレス製の細い棒を用いる。硬質プラスチック製
のものなどを用いてもよい。そして、その棒のほぼ中間
で一部を湾曲させてつくり、基端部をロータ30の他端
面に設ける穴に圧入して出口35b位置に配置してな
る。さらに、粉体ポンプDには、ポンプケース35の外
周部にエア供給管43を設け、そのエア供給管43に図
2中符号Eで示すエアポンプのエア移送パイプ44を接
続する。また、エア移送パイプ44の途中に、その中を
空気が通過しているか否かを検知するエア検知手段46
を設けてなる。
【0052】そして、粉体ポンプDは、出口35bにト
ナー移送パイプ45の一端を接続する。トナー移送パイ
プ45としては、たとえば軟質塩化ビニール・ナイロン
・エテュロン等のような可撓性を有するパイプ材を用い
る。しかして、ポンプケース35を、そのフランジ部3
5aをフランジ部27bに合わせて移送ガイドケース2
7にねじ止めしてなる。そうして、トナー移送パイプ4
5を、図3に点線で矢示する如く、上記現像装置12の
トナー補給口20に向けて這い回し、トナー移送パイプ
45の他端をトナー補給口20に連結する。そして、ト
ナー移送パイプ45で感光体クリーニング装置14と現
像装置12との間を結んで上記搬送経路50を形成す
る。
【0053】さて、上述した図示プリンタにおいて、感
光体クリーニング装置14で感光体10から除去した回
収トナーは、トナー排出スクリュ23の回転でトナー排
出路を通して搬送し、排出管24から排出してトナー搬
送装置15の接続ケース31を通し移送ガイドケース2
7内へと落し込む。
【0054】一方、トナー搬送装置15では、上記駆動
モータを駆動し、その回転をベルト37およびプーリ3
6を介して横搬送スクリュ33に伝達する。そして、そ
の横搬送スクリュ33とともにロータ30および撹拌部
材40を一体に回転し、まず横搬送スクリュ33の回転
で、回収トナーを粉体ポンプDのステータ39内に送り
込む。さらにロータ30の回転で、ステータ39内から
出口35bを通して押し出すようにトナー移送パイプ4
5内へ送り込むとともに、エアポンプEで空気をエア移
送パイプ44を通してエア供給管43からポンプケース
35内に入れてトナー移送パイプ45へと送り込む。こ
のとき、狭い出口35b位置を通る回収トナーを、撹拌
部材40の回転で撹拌して流動させながら、トナー移送
パイプ45内へと送り出す。そして、トナー移送パイプ
45内を空気の流れに沿って搬送して現像装置12のト
ナー補給部12bへと戻す。
【0055】ところで、請求項2に記載の発明では、上
述のような撹拌部材として、それを回転したときトナー
を搬送する方向に螺旋状に巻いた線材を用いる。たとえ
ば図4に示すように、撹拌部材55を、それを回転した
とき図中矢示する方向に回収トナーを搬送する向きに螺
旋状に巻いて形成する。しかも、出口35bの入り口形
状に合わせて輪の径が漸次小さくなるとぐろ状に形成し
てなる。
【0056】そして、トナー搬送時に、撹拌部材55を
回転したとき、その撹拌部材55の回転により出口35
b位置でトナーを撹拌しながら、トナー移送パイプ45
へと搬送する。なお、上述した実施例におけるトナー搬
送装置15は、感光体クリーニング装置14で回収した
トナーを現像装置12へと搬送した。しかし、たとえば
上述した転写ベルトクリーニング装置16と現像装置1
2との間を搬送経路で結び、転写ベルトクリーニング装
置16で回収したトナーを、その搬送経路を通して現像
装置12へと搬送する構成にすることもできる。
【0057】また、そのような使用後のトナーを再使用
するために現像装置へ搬送する場合に限らず、そのまま
廃棄するために廃棄用トナータンクへ搬送する場合にも
適用できる。一方、使用前のトナーならば、それを収納
したトナータンクから現像装置へ搬送する場合にも適用
することができる。
【0058】図5は本発明の一実施例を示す画像形成装
置の概略構成図である。図5において、この画像形成装
置は複写機の例であり、複写機本体100は、自動原稿
送り装置(ADF)110と、従来公知の電子写真方式
による画像形成を行うための露光部120、画像形成部
130、給紙部140から構成されている。露光部12
0は、ADF110あるいは手差しにてコンタクトガラ
ス111上に載置された原稿(図示せず)に光を照射す
るための光源121と、原稿からの反射光像を画像形成
部130の潜像担持体である感光体ドラム131上に露
光するためのミラー122,123,124,126,
127,128及びレンズ125からなる露光光学系に
よって構成されている。画像形成部130は、感光体ド
ラム131とその周囲に配設された帯電装置132、現
像装置106、レジストローラ134、転写ベルト装置
133、感光体クリーニング装置136と、定着装置1
37、排紙ローラ138、両面コピー用の転写紙反転搬
送部139などによって構成されている。また、給紙部
140には各種サイズの転写紙が収納された複数の給紙
カセットが設置されている。尚、上記露光部120はア
ナログ式の露光光学系の例であるが、露光部としてレー
ザ光源と偏向器を用いたレーザ走査光学系を用いて画像
信号に応じて感光体ドラム上に光書き込みを行う方式に
すればレーザプリンタとして機能させることができ、さ
らにADF110と露光部120の間に原稿読取装置を
設置すればデジタル複写機やファクシミリの構成とな
る。
【0059】図5において、画像形成動作が開始される
と、感光体ドラム131が帯電装置132により帯電さ
れ、露光部120からの原稿像が露光され静電潜像が形
成される。この静電潜像は現像装置106の現像剤(2
成分現像剤または1成分現像剤)によって現像され、感
光体ドラム131上にトナー像が形成される。感光体ド
ラム131上に形成されたトナー像は、給紙部140か
ら給紙されレジストローラ134を介して転写部(感光
体ドラム131と転写ベルト135とのニップ部)に給
紙された転写紙に転写され、トナー像が転写された転写
紙は転写ベルト装置133の転写ベルト135で定着装
置137に搬送され、定着装置137でトナー像が転写
紙に定着される。定着後の転写紙は排紙ローラ138を
介して図示しない排紙トレイ上に排紙される。一方、ト
ナー像転写後の感光体ドラム131は感光体クリーニン
グ装置136により清掃され、残留トナーや紙粉等の異
物が除去、回収される。また、転写紙搬送後の転写ベル
ト135も転写ベルト装置133内のクリーニング手段
133aにより清掃され、残留トナーや紙粉等の異物が
除去、回収される。
【0060】図5において、現像装置106としては、
以下の説明ではトナーとキャリアを用いた2成分磁気ブ
ラシ現像方式を用いた例を示す。複写機本体100の現
像装置106とトナーバンク300とは、フレキシブル
な部材からなるトナー供給パイプ350で連結されてお
り、トナーバンク300に貯留されているトナーがトナ
ー供給パイプ350を介して現像装置106に供給され
る。尚、図6〜8は現像装置106の構成を説明するた
めの図である。また、図9はトナーバンク300から現
像装置106へトナーを移送するための粉体ポンプユニ
ット330の構成を示す要部断面図であり、この粉体ポ
ンプユニット330と上記トナー供給パイプ350とで
トナー搬送手段を構成している。
【0061】ここでトナー搬送手段について説明する。
図5に示すように粉体ポンプユニット330はトナーバ
ンク300の下部に設けられた1つの搬送経路に設置さ
れており、図5に示すように、この粉体ポンプユニット
330には、従来公知の通称モーノポンプと呼ばれるス
クリューポンプが用いられ、これはロータ331、ステ
ータ332、ホルダー333より構成される。ロータ3
31は図示しない駆動源(駆動モータ等)と駆動軸32
3(あるいは駆動軸の外周にスクリューを設けた横搬送
スクリューを用いる場合もある)を介して係合してお
り、駆動源の回転によりロータ331が回転駆動され
る。すなわち、この粉体ポンプユニット330は、前述
の駆動源と駆動軸323を介して連結されたロータ33
1と、ゴム材料等の弾性体で作られていてロータ331
を包囲している固定されたステータ332、このステー
タ332を保持するホルダー333等を具備しており、
トナーバンク300下部のトナーを駆動軸323側から
導入しロータ331の回転によりトナー通路(吐出部)
334に向けて搬送する。また、ステータ332の側面
とホルダー333の内部側面の間には1mm程度の隙間
Gがあり、トナー通路(吐出部)334に連通してい
る。その隙間からトナー通路334に吹き込むように、
エアー供給口335が設けられている。すなわちエアー
供給口335はトナー通路334に連通しており、図示
していないエアーポンプに設けられた空気吐出口とエア
ー供給管342を介して連通している。エアーポンプが
作動すると、エアー供給管342及びエアー供給口33
5を介してトナー通路334内のトナーに、0.5〜1
リットル/分程度の送風量でエアーを吹き込むようにな
っており、これにより、粉体ポンプユニット330のト
ナー通路334から出るトナーは流動化が促進され、空
気との混合状態でトナー供給パイプ350に吐出され
る。したがって、粉体ポンプでのトナー搬送がより確実
なものとなる。また、図1で示した撹拌部材40を同様
にロータ331に設ければ、モーノポンプの出口の目詰
まりを防止することができる。
【0062】粉体ポンプユニット330を通過したトナ
ーは、トナー供給パイプ350を介して現像装置106
のトナー補給部106Bに送られる。このトナー供給パ
イプ350は、フレキシブルでかつ耐トナー性に優れた
材料(例えば、ナイロン、テフロン等)を用いることが
非常に有効である。本実施例の画像形成装置では、現像
装置106とトナーバンク300との接続がフレキシブ
ルであるので各々の設置の制約がなくなり、レイアウト
の有効活用が図れる。また、トナーバンク300の大容
量化も可能となる。
【0063】本実施例のトナーバンク300から現像装
置106へのトナー供給は、現像装置106に設けられ
たトナー残量検知手段106N(図7参照)により行
う。すなわち、検知されたトナー量がある定められた値
以下であると、前述の駆動源とエアーポンプを駆動し現
像装置106のトナー補給部106Bへトナーを供給す
る。そして、トナー補給部106B内のトナー量がある
定められた値以上になるとトナー残量検知手段106N
にて検知しトナー供給を停止する。これらの制御によ
り、トナー補給部106Bには常に一定量のトナーが収
納され、現像容器106Aへのトナー補給が確実に行わ
れ、安定した現像工程が保証される。また、トナー残量
検知手段106Nにてトナー量がある定められた値以下
であると検知し、これがあらかじめ定められた回数、時
間等を越えると、トナーバンク300内にトナーが無い
と判断し、複写機本体100に設けられた図示しない操
作部または表示部にオペレータに判るような警告を発す
る。これらにより、トナーバンク300へのトナー補充
(トナーボトル220の交換)を適正な時期に行うこと
ができる。
【0064】次に現像装置106について説明する。図
6は現像装置106の構成例を示す断面図である。図6
において、現像装置106は、現像容器106Aとトナ
ー補給部106Bとで構成されており、そのうち現像容
器106Aは、図中の矢印AOで示す方向に移動可能な
潜像担持体である感光体ドラム131の近傍に配置さ
れ、そして、トナー補給部106Bは現像容器106A
に搭載されている。現像用に現像容器106Aの内部に
は、撹拌ローラ106C及びパドルホイール106Dが
設けられており、撹拌ローラ106Cにより撹拌混合さ
れて互いに逆極性に摩擦帯電させられた磁性あるいは非
磁性のトナーと磁性キャリアとからなる2成分系現像剤
がパドルホイール106Dにより汲み上げられるように
なっている。また、トナー補給部106Bは、感光体ド
ラム131に供給されるトナーの濃度が低下した場合
に、トナー補給ローラ106B1の回転によりトナーT
を撹拌ローラ106Cに向け繰り出すようになってい
る。
【0065】パドルホイール106Dによって現像剤が
汲み上げられる位置には、感光体ドラム131に近接さ
せて複数(図示の例では2つ)の現像ローラ106E,
106Fが設けられている。この2つの現像ローラ10
6E,106Fは、感光体ドラム131の移動方向に沿
って上流側及び下流側に配置されており、上流側に位置
するものが第1の現像ローラ106Eとされ、下流側に
位置するものが第2の現像ローラ106Fとされてい
る。これら第1、第2の現像ローラ106E,106F
は、図示しない駆動部により図中、反時計方向に回転可
能な現像スリーブと、この現像スリーブの内部に固定さ
れているマグローラとを主要部として備えている。この
現像スリーブは、アルミニウムあるいはステンレス等の
非磁性体で構成され、またマグローラは、フェライト磁
石あるいはゴム磁石さらにはナイロン粉末とフェライト
粉末とを混練して成形したプラスチック磁石等からな
り、磁極が周方向に沿って複数配置された構成を有して
いる。
【0066】現像容器106Aにおいては、パドルホイ
ール106Dの回転時に発生する遠心力によって現像剤
が汲み上げられ、第1の現像ローラ106Eに向け放出
される。放出された現像剤の一部は、直接、第1の現像
ローラ106Eに供給されて第1の現像ローラ106E
の表面に担持される。また、放出される現像剤の残りの
一部は、第2の現像ローラ106Fに突き当たることに
より跳ね返ると第1の現像ローラ106E側の磁力によ
り第1の現像ローラ106Eの表面に担持される。第1
の現像ローラ106Eへの現像剤の供給を第2の現像ロ
ーラ106F側からも行うようにするためには、第2の
現像ローラ106Fからの跳ね返り量を多くする目的で
パドルホイール106Dの回転速度を比較的高速化し、
遠心力を増大させておく必要がある。
【0067】第1の現像ローラ106Eに担持された現
像剤は、現像スリーブの回転に伴ってローラ表面を移動
し、ドクターブレード106Gによって層厚を規制され
た上で、第1の現像ローラ106Eと感光体ドラム13
1とが対向する第1の現像領域D1に達し、感光体ドラ
ム131上の潜像をトナーで顕像化する。そして、第1
の現像領域D1を通過した現像剤は、第1の現像ローラ
106E側の磁力の作用が弱まる位置に移動すると、第
2の現像ローラ106F側の回転及びマグローラからの
磁力によって、図中、破線で示すように第2の現像ロー
ラ106Fと感光体ドラム131との第2の現像領域D
2に向け移送される。そして、第2の現像ローラ106
Fの磁力が作用しなくなる位置で現像容器106Aの底
部に落下し、再度、パドルホイール106Dにより撹拌
される。
【0068】一方、上記ドクターブレード106Gによ
る層厚規制により第1の現像ローラ106Eから掻き取
られた現像剤は、セパレータ106Hによってその延長
方向他端に位置する搬送スクリュー106Jに向け案内
され、搬送スクリュー106Jにより撹拌ローラ106
C上に降り落とされるようになっている。このため、セ
パレータ106Hにおける延長方向他端には、現像剤を
落下させるためのスリットが撹拌ローラ106Cと対向
する位置に形成されている。
【0069】第1、第2の現像ローラ106E,106
Fに設けられているマグローラは、第1の現像ローラ1
06E、第2の現像ローラ106F同士の最も接近して
いる位置の間に同極同士による反発磁界が形成できる磁
極の配置を設定され、現像剤の移送方向が第2の現像ロ
ーラ106Fに向かう方向に強制的に設定されるように
なっている。これにより、現像剤は、第2の現像ローラ
106F側の磁極の磁力によって第2の現像ローラ10
6Fに受け渡される。
【0070】現像容器106A内の撹拌ローラ106C
の近傍には、トナーとキャリアとの混合比を検出するた
めのトナー濃度検出手段をなすトナー濃度センサ106
Kが配置されている。このトナー濃度センサ106Kは
現像剤中に位置するコイルのインダクタンス変化を利用
して、現像剤中のトナーの含有量からトナー濃度を検出
する方式が一例として用いられている。
【0071】現像装置106のトナー補給部106Bに
は、図7に示すように、トナー補給部106Bに設けら
れている撹拌部材106Mの軸方向一端側にトナー補給
用開口106Lが形成されており、このトナー補給用開
口106Lには、後述するトナー回収手段200が脱着
可能に設置されるようになっている。また図7において
符号106Nは、トナー補給部106B内の補給トナー
の残量を検出するセンサである。
【0072】トナー回収手段200は、現像装置106
とは別体で構成されたユニット構造であり、トナー供給
源であるトナーバンク300からトナー供給パイプ35
0を介して空気との混合状態で移送されてきたトナーを
空気と分離して回収し、現像装置106のトナー補給部
106Bに収容されている補給トナーが減少した際に補
給するために用いられる。このトナー回収手段200の
構成を図8に示す。
【0073】図8において、トナー回収手段200は、
縦方向に長手方向が設定された漏斗形状のトナー分離部
200Aを有する。トナー分離部200Aは、前述した
トナー供給源であるトナーバンク300から空気により
圧送されるトナーと空気とを分離し、トナーのみを重力
により落下させて現像装置106のトナー補給部106
Bに導入することができるホッパによって構成されてい
る。このため、トナー分離部200Aの上部位置には、
トナー搬送手段の一つをなすトナー供給パイプ350の
一端が連結され、下部位置には、現像装置106のトナ
ー補給部106Bに連結可能な開口200Bが形成され
ている。これにより、トナー供給パイプ350から送ら
れてくる空気とトナーの混合気は、トナー分離部200
Aの内周壁に衝突すると、トナー分離部200Aの形状
及びトナー供給パイプ350からの吐出位置とにより、
螺旋運動しながら下降し、比重の軽い空気が上昇する一
方、比重の大きいトナーのみが落下することになるの
で、空気とトナーとが分離される。トナー分離部200
Aの上面には、空気のみを吐き出させるためのフィルタ
201が設けられており、また、下面には、開口200
Bを開閉するための開閉部材202及びその開閉機構2
03が設けられている。トナー分離部200Aとトナー
供給パイプ350とは分離できるようになっており、現
像装置106はトナー回収手段200と一緒に画像形成
装置手前に引出可能になっている。
【0074】次に図5に示すようにトナーバンク300
には、トナーを収納した円筒状の容器であって円筒状の
一端に開口部223を有する複数のトナーボトル220
が、該開口部223を奥側にして縦方向に配列してセッ
トされている。すなわちトナーボトル220の一端部
に、円筒状の本体部の径よりも小さな径になるように開
口部223が形成されている。また、トナーボトル22
0の開口部223が形成されている端面の肩部内面の一
部を、肩部内面部分から開口部223の縁まで迫り出さ
せて、トナー持ち上げ用の迫り出し部285が形成され
ている(図10)。以下、図10を用いてトナーの案内
の仕方を説明する。
【0075】図10は、トナーボトル220の迫り出し
部285及び開口迫り出し部286によるトナー案内の
仕方を示したものであり、それぞれの図において、分図
(a)、(b)、(c)、(d)と分図(a’)、
(b’)、(c’)、(d’)の関係はトナーボトル2
20の正面図と右側面図である。また分図(a)から9
0°ずつ回転した状態が順に(b)、(c)、(d)で
ある。図中の矢印Kは、トナーボトル220の回転の方
向を示している。分図(a)、(a’)の状態では、肩
部の最大径部分が鉛直下方に位置し、案内溝227によ
りトナーボトル頭部の最大径部分の周壁下部にトナーが
案内されてきている。この状態から矢印Kの方向に90
°回転された分図(b)、(b’)の状態では、肩部の
最大径部分と上記迫り出し部285との境界部分が鉛直
下方に位置し、上記案内溝227により案内されてきた
トナーが一部迫り出し部分に載っている。この状態から
更に矢印Kの方向に90°回転された分図(c)、
(c’)の状態になるまでの90°の回転中に、迫り出
し部285がスプーンのようにして、開口部223の縁
までトナーを持ち上げる。そして、更に矢印Kの方向に
90°回転された分図(d)、(d’)の状態になる前
後では、上記迫り出し部285上のトナーが部分的に開
口迫り出し部286に移り、この開口迫り出し部286
の傾斜によって、開口部223から吐出させられる。
【0076】ここで、図示の例では分図(c)に良く現
われているように、迫り出し部285自体もスプーンの
掬い部のような凹形状をしている。このような開口部2
23近傍の容器形状にすれば、トナーボトル220内の
トナーを開口部223から排出する際に、トナー粉が一
塊りとなって排出落下してトナーバンク300下部のホ
ッパ内で粉塵を起こすというようなことはなく、トナー
粉が徐々に排出される。またトナーボトル220内の収
納トナーを最後までほとんど残すことなく使いきるよう
にすることができる。さらにトナーボトル回転時に、余
分なトナーが除かれ、いわばスプーン一杯分のトナーの
みを掬い上げて開口部223へ持ち上げるので、開口部
223からのトナー排出が一定する。
【0077】次に図11,12,13は、上記トナーボ
トル220の一端部の開口部223に取り付けているキ
ャップ(栓)207aを開閉する手段の説明図である。
図11はトナーボトル220がトナーバンク300のホ
ルダ部213にセットされ、キャップ207aが開口部
223を閉じている状態を示しており、図12はキャッ
プ207aが外され開口部223が開いている状態を示
している。ホルダ部213を構成するホルダ214の中
には回転自在に支持された内ホルダ218が備えられて
おり、外部からのギヤ駆動(図12に示す駆動ギヤ22
1)により回転できる。図中の218bはそのために設
けられたギヤである。トナーボトル220は、この内ホ
ルダ218と同期して回転できるように各々に凹凸が設
けてある(図示していない)。内ホルダ218には図1
2に示すように、トナー205の排出時に、トナーボト
ル220と内ホルダ218の受け部との間からトナーが
飛散しないように、シール218aが設けてある。ホル
ダ214内には、スライダー216及びチャック215
が各々摺動自在に支持されている。スライダー216
は、常にキャップ207aをトナーボトル220へ押し
つける方向にスプリング217により押されている。こ
の状態から、チャック215を矢印A方向へ移動させる
と、図12のように、キャップ207aのつまみ部20
7bをチャック215の爪215bがつまみ、キャップ
207aがトナーボトル220より引き抜かれ開口部2
23が開かれる。この状態で図12に示す駆動ギヤ22
1を図示していないモータにより回転させると内ホルダ
218が回転し、トナーボトル220がこれと同期して
回転し、図10に示した機構でトナーボトル220内の
トナー205が開口部223より排出される。トナーボ
トル220内のトナー205が無くなると、前述のトナ
ー残量検知手段106Nによってトナー無しを警告し、
図12の矢印Aと逆方向にチャック215を移動させる
ことにより、図11のようにトナーボトル220の開口
部223をキャップ207aで閉めることができる。こ
の移動装置を図13に示す。
【0078】図13において、移動装置219は、駆動
モータ219a、ウォームギヤ219b、ウォームホイ
ール(またはハスバギヤ)219c、ピニオン219
d、ラック215aよりなり、駆動モータ219aが時
計方向及び反時計方向に回転することで、チャック21
5を図の左右方向へ移動することができ、トナーボトル
220の開口部223に対してキャップ207aの取り
外し、取り付けを行うことができる。
【0079】ところで、トナーボトル220の開口部2
23へキャップ207aを閉める時、トナーボトル22
0が逃げない様にストッパが必要になる。このストッパ
の例を図14に示す。図14において、ストッパ222
aは、ホルダー214に固定された段ネジ222b及び
スプリング222cによって支持され、その爪部がトナ
ーボトル220の外周面に設けられた突部220aと掛
合しており、キャップ207aを閉める力では、図中の
2点鎖線に示す位置まで持ち上がらないように、スプリ
ング222cで押しつけられている。したがって、トナ
ーボトル220の開口部223へキャップ207aを取
り付ける際に、トナーボトル220はストッパ222a
で固定されているため、キャップ207aの取り付けを
確実に行うことができる。また、トナーボトル220の
交換時は、より強くトナーボトル220を引き抜くか、
またはストッパ222aを手動あるいはレバー等を追加
して図中の2点鎖線の位置まで退避させることにより、
トナーボトル220をストッパ222aから容易に取り
外すことができ、トナーボトル220を簡単に交換でき
る。
【0080】また、図5における複数のトナーボトル2
20には、個々に図11〜14に示したキャップ207
aの開閉機構を設置しているため、個々のトナーボトル
220の開閉を独立して行うことができる。これによ
り、複数のトナーボトル220から同時にトナーを補給
するのではなく、1本1本づつ順次にトナーエンドまで
使用していくことが可能となる。また、図5に示すよう
にトナーの搬送経路及びトナー搬送手段である粉体ポン
プユニット330はトナーバンク300の下部に設けら
れており、各トナーボトル220からの補給トナーはト
ナーバンク300の下部に溜るため、トナーバンク30
0の下部にはトナーの高さを検知するトナー高さ検知セ
ンサ340が設けてあり、このトナー高さ検知センサ3
40により、ある一定高さ以上にトナーが補給されない
ようにトナーボトル220のキャップ207aの開閉が
制御されている。これにより、トナーボトル220から
必要以上にトナーが供給され、そのトナーの圧力により
トナーブロッキングが発生するということを未然に防止
することができ、トナーバンク300から現像装置10
6へのトナー搬送をより確実に行うことができる。な
お、トナー高さ検知センサ340は、超音波センサであ
り、トナーボトル220から現像装置106までのトナ
ーが滞留する経路で検知するセンサである。
【0081】図15〜図24に他の実施例の特徴部分示
す。なお、画像形成部等の基本的構成、トナーボトルの
開閉構造、トナーの案内の仕方については上記実施例と
同様であるのでその図及び説明を省略する。また、上記
実施例と同一部分は同一符号にて示す。図15は、トナ
ーバンク300を複写機本体100の図面上左側に、す
なわち、上記実施例に比べて現像装置106から更に離
れた位置に設けた例を示す。この場合のトナーバンク3
00と現像装置106との位置関係を平面図で概略的に
示すと、図16のようになっている。この場合、トナー
供給パイプ350は複写機本体100の奥側下部で右側
に延び、そこから立ち上がって前方に延び、後述するト
ナー回収手段204に連なる形態となる。本実施例にお
いて、粉体ポンプユニット330は、図17に示すよう
に、エアー供給管342がエアーポンプ345の空気吐
出口に連通されているとともに、トナー回収手段204
とエアーポンプ345とがフレキシブルなエアーパイプ
346によって連通され、トナー回収手段204で分離
されたエアーがエアーポンプ345に取り込まれるよう
になっている。図18に示すように、エアーパイプ34
6とトナー供給パイプ350の端部は複写機本体100
側に固定されており、これに対応してトナー回収手段2
04の接続部290には嵌合穴290a,290bが形
成されている。接続部290はトナー回収手段204の
ホッパ部上面を閉塞する蓋292と一体に形成されてい
る。接続部290は嵌合穴290a,290bを介して
エアーパイプ346とトナー供給パイプ350の端部に
対して着脱自在であり、これによって現像装置106が
トナー回収手段204と一緒に複写機本体100の手前
側に引き出し可能となっている。トナー回収手段204
のその他の構成はトナー回収手段200と同様である。
【0082】図19は、上記トナー供給の構成のみを示
すものである。トナーバンク300の各トナーボトル2
20にはそれぞれ該トナーボトルの有無を検知するボト
ル検知手段SBA,SBB,SBCが設置されている。
これらのボトル検知手段としては、図21に示すような
マイクロスイッチ351や図22に示す反射形フォトセ
ンサ352を採用することができる。また、これらの他
にも図23に示すように、透過型センサ353と、トナ
ーボトル220と連動して動くフィラー354とから成
る構成とすることもできる。透過型センサ353を用い
た場合には、マイクロスイッチ351の欠点である検知
部での接触がなく、また、反射形フォトセンサ352の
欠点である反射光の減衰を心配する必要がないので、最
も有利である。各トナーボトル220に対して、それぞ
れトナーボトルの有無、キャップの開閉、トナーの有無
が検知され、各々の状態は図示しない制御手段の不揮発
メモリに記憶されるようになっている。また、トナー検
知センサとしてのT1(トナーバンク側)と、T2(現像
装置側)においてはトナー有りの場合がH、トナー無し
の場合がLで表示され、これらの状態も不揮発メモリに
記憶されるようになっている。なお、トナーボトル有無
等のセンサ出力の値により判断できるものは特に不揮発
メモリに記憶しなくても良い。図20は、上記構成に基
づくトナーバンク300から現像装置106へのトナー
補給の一制御例のフローチャートを示す。同フローチャ
ートにおいて、「キャップ開のトナーボトルは有るか」
の判断は、過去の開駆動がメモリにあり、そのメモリ情
報に基づいてなされる。また、「1つ以上トナー有りの
トナーボトル有るか」の判断は、ボトルセットセンサS
BA〜Cの情報に基づいて行われる。
【0083】上記粉体ポンプユニット330ではモーノ
ポンプを利用しているが、モーノポンプを用いた場合に
は、長時間使用すると部材の摩耗が発生してエアーが逆
流するおそれがあり、駆動系の耐久性に不安が残る。こ
れに対処し得る粉体ポンプユニット330の構成を図2
4に示す。ここでの粉体ポンプユニット330はモーノ
ポンプを用いないことを特徴としている。すなわち、ト
ナーバンク300内のトナーは駆動源347に接続され
た横搬送スクリュー348で搬送され、トナーバンク3
00に直結されたトナー供給パイプ350を介して第1
のエアーポンプ345に引き込まれ、ここからトナー供
給パイプ350を介してトナー回収手段200に送り込
まれる。トナー回収手段200はエアーパイプ346に
よって第2のエアーポンプ349に接続されており、第
2のエアーポンプ349の吸引作用によってトナー回収
手段200でトナーと分離されたエアーが第2のエアー
ポンプ349側へ排出されるようになっている。さら
に、第2のエアーポンプ349とトナータンク300が
エアーパイプ346によって接続されており、トナーバ
ンク300内のトナーは、第2のエアーポンプ349の
吐出力と第1のエアーポンプ345の吸引力との総合作
用によって第1のエアーポンプ345へ引き込まれるこ
とになる。なお、コストダウンの観点から、第2のエア
ーポンプ349を使用しない構成とすることもできる。
上記のようにエアーポンプのみを用いる構成とすること
によって、部材の耐久性を向上させることができるとと
もに、トナータンク300の排出口付近の小型化を図る
ことができる。また、エアーポンプの場合にはトナー循
環系であればどこに設置しても搬送可能なので、レイア
ウトの自由度の向上を図ることができる(図28〜図3
0参照)。
【0084】図25〜図27に他の実施例の特徴部分示
す。図26は図25に示す複写機の概略側面図である。
なお、画像形成部等の基本的構成、トナーボトルの開閉
構造、トナーの案内の仕方については上記実施例と同様
であるのでその図及び説明を省略する。また、上記実施
例と同一部分は同一符号にて示す。本実施例におけるト
ナーバンク300は、複写機本体100の下部に設置さ
れており、各トナーボトル220(トナー容器)は水平
方向に並列配置されている。現像装置106とトナーバ
ンク300とは、フレキシブルな部材からなるトナー供
給パイプ350で連結されており、トナーバンク300
に貯溜されているトナーがトナー供給パイプ350を介
して現像装置106に供給される。図27はトナーバン
ク300から現像装置106へトナーを搬送するための
粉体ポンプユニット330の構成を示す要部断面図であ
り、この粉体ポンプユニット330と上記トナー供給パ
イプ350とでフレキシブルなトナー搬送手段を構成し
ている。このトナー搬送手段は、上記実施例と同様にト
ナー残量検知手段106Nの検知信号に基づいて制御さ
れる。ここで、フレキシブルなトナー搬送手段とは、搬
送経路がトナーの重力落下に反する経路であっても自由
に搬送できる手段を意味している。本実施例において
は、各トナーボトル220が水平方向に並列配置されて
いるので、トナーボトル220の開口部223からトナ
ーバンク300の補給落下位置に他のトナーボトル22
0の開口部223が存在しないので、トナーボトル22
0の交換時の手の汚れあるいは周囲へのトナー飛散を未
然に防止することができる。このトナーボトル220の
並列配置構成を受けて、トナーバンク300内の下部に
はトナーボトル220から落下したトナーを粉体ポンプ
ユニット330側へ撹拌・搬送する横搬送スクリュー3
24が設けられており、粉体ポンプユニット330のロ
ータ331は横搬送スクリュー324と同軸で係合して
いる。また、横搬送スクリュー324の他端部は図示し
ない駆動源と係合している。
【0085】図28〜図30は、上記フレキシブルなト
ナー搬送手段(モーノポンプに代えてエアーポンプを用
いる場合を含む)を用いることによる装置設計上におけ
るレイアウトの自由度の向上を示す図である。図28は
モーノポンプを用いた例、図29はモーノポンプに代え
て2つのエアーポンプを用いた例、図30はモーノポン
プを1つのエアーポンプで代替した例である。
【0086】図31〜図34に他の実施例の特徴部分示
す。なお、画像形成部等の基本的構成、トナーボトルの
開閉構造、トナーの案内の仕方については上記実施例と
同様であるのでその図及び説明を省略する。また、上記
実施例と同一部分は同一符号にて示す。本実施例におい
ては、縦型のトナーバンク300にセットされた各トナ
ーボトル220を上からそれぞれトナーボトル220
A、220B、220Cとして区別している。複数のト
ナーボトル220A〜220Cは、上記実施例と同様
に、個々にキャップ207aの開閉機構を有しているの
で、個々のトナーボトル220A〜220Cの開閉を独
立して行なうことができる。また、各トナーボトル22
0A〜220Cは現像部から離れた部位に配置されてい
るので、当該画像形成装置の駆動中においても、その影
響を受けることなく、それぞれ独立して着脱可能であ
る。このように、複数のトナーボトル220A〜220
Cから下方に落下したトナーを、一旦、トナーバンク3
00の下部に溜めてからポンプにより現像部に送る構成
であるから、各トナーボトル220A〜220Cについ
て、これら複数のトナーボトル220A〜220Cの全
部から同時にトナーを供給するようにすることもできる
が、そのようにしないで、一本のトナーボトルが空にな
ったら、予め定めた順位に従い、或いは、空を検知され
ていない他の任意のトナーボトルからトナーを吐出する
というように、順次、トナーボトルを切り換えて、トナ
ー補給するということもできる。本発明では、後者のト
ナーボトル切り換え法を採用する。
【0087】このようなトナーボトル切り換え法による
トナーの補給方式を採用した場合には、複数のトナーボ
トル220A〜220Cの全部から同時にトナーを補給
するのではなく、複数のトナーボトルのうち、空になっ
たトナーボトルについて交換するのであるから、その交
換の間においても、他のトナーボトルからのトナーの補
給は当該画像形成装置を止めることなく継続して行なう
ことができるので、トナー切れという事態は基本的には
生じない。かつ、画像形成動作中においてもトナーの補
給ができるのであるから、トナー交換のための画像形成
動作の中断という事態も生じない。
【0088】空になったトナーボトルは遅滞なくトナー
の補充をしなければならない。どのトナーボトルが現在
空になっているかは、トナーボトル毎に設けられたトナ
ーエンド検知手段からの情報により知ることができる。
図31に示すように、トナーバンク300内には、トナ
ーボトル220Aについてはトナーボトル収納部342
Aに収納される。このトナーボトル収納部342には、
トナーボトル220Aについてのトナーエンドを検知す
るトナーエンド検知手段(トナーの量を検知する検知手
段)としてのトナーエンドセンサ341Aが設けられて
いる。このトナーエンドセンサ341Aとしては、例え
ば、光センサを使用する。トナーボトル内でのトナーの
有無は、光の反射率の変化として現れるので、光センサ
の受光部における光量の減少をとらえて、トナーエンド
と判断するのである。なお、その他のセンサによりトナ
ーエンドを検知することはもちろん可能である。
【0089】同様に、トナーボトル220Bについては
トナーボトル収納部342Bに収納されるもので、この
トナーボトル収納部342Bには、トナーエンド検知手
段としてのトナーエンドセンサ341Bが設けられてい
る。同様に、トナーボトル220Cについてはトナーボ
トル収納部342Cに収納されるもので、このトナーボ
トル収納部342Cには、トナーエンド検知手段として
のトナーエンドセンサ341Cが設けられている。
【0090】このように個々のトナーボトルについてト
ナーエンドセンサを設けたので、複数のトナーボトルの
うち、予め定めた順のトナーボトルからトナーが供給さ
れていき、かつ、空になると、どのトナーボトルが空に
なったかをオペレータに直ちに知らせることができる。
例えば、最初トナーボトル220Aからトナーを供給す
るとして、このトナーボトル内のトナーが無くなると、
このトナーボトル220Aに対応して設けられたトナー
エンドセンサ341Aの出力に基づく警告により、トナ
ーボトル220Aが空になったことがわかり、当該トナ
ーボトルの交換作業を行なうこととなる。この交換作業
は、当該画像形成装置の駆動中においても行なうことが
できる。この交換作業中には、残りのトナーボトルのう
ち、予め定めた順位により、或いはランダムにトナーが
充填されているトナーボトルが選択されてそのトナーボ
トルからトナーが補給されることとなる。
【0091】図31における、個々のトナーエンドセン
サ341A〜341Dのトナーエンド検知信号に基づ
き、トナーバンク300上に設置された各トナーボトル
220A〜220Cについて個別具体的に、LED等の
トナーエンド表示手段340A、340B,340Cを
点灯させることにより、オペレータは交換すべきトナー
ボトルを知ることができる。
【0092】つまり、トナーバンク300にて複数存在
するトナーボトルのうち、どのトナーボトルが空である
かかが、トナーエンド表示手段の点灯により直ちにわか
るわけである。これにより、オペレータは迷うことな
く、該当する空のトナーボトルについて交換作業を行な
うことができる。
【0093】図33に、複写機本体100の図示しない
操作部の画面350の一例を示す。画面350の一部
に、複数のトナーボトル220A〜220Cの配列を模
視的に表示する表示部351を設ける。この表示部35
1には、トナーボトル220Aに対応しての表示、ト
ナーボトル220Bに対応しての表示、トナーボトル
220Cに対応しての各表示がなされている。トナー
ボトル220A〜220Cの全部にトナーがあるとき
は、これら〜の部位は非点灯状態で目立たない。例
えば、トナーボトル220Aが空になると、表示の部
位が反転文字表示状態となって点灯し、どのトナーボト
ルが空であるかわかる。
【0094】同様に、トナーボトル220Bが空になる
と表示の部位が、トナーボトル220Cが空になると
表示の部位がそれぞれ、反転文字表示状態となって点
灯する。
【0095】このように、画像形成装置を開いて内部を
点検することなく、外部に設けた操作部の画面により、
オペレータは空になったトナーボトルの位置及び本数を
知ることができるのであるから、トナーボトルの交換作
業を速やかに行なうことができる。
【0096】このような、トナーボトルの空情報をより
明確にオペレータに告げるには、図33の画面350の
上部に示すように、メッセージ表示部352の部位にて
「1番のトナーボトル空です。」のように文字を点灯表
示するようにするとよい。これら、表示部351、メッ
セージ表示部352は、本発明の空ボトルの表示手段の
一例を構成する。
【0097】図35〜図41に他の実施例の特徴部分を
示す。なお、画像形成部等の基本的構成、トナーの案内
の仕方については上記実施例と同様であるのでその図及
び説明を省略する。また、上記実施例と同一部分は同一
符号にて示す。本実施例における画像形成装置は、図3
5に示すような現像装置401と、トナー供給装置40
8を備えている。現像装置401は、現像容器402と
トナー補給部403とで構成されており、そのうち、現
像容器402は、図において時計方向に回転可能な潜像
担持体である感光体ドラム404の近傍に配置され、ト
ナー補給部403は現像容器402に搭載されている。
現像容器402の内部には、撹拌ローラ402A、パド
ルホィール402Bおよび現像スリーブ402Cが配置
されており、そのうち、撹拌ローラ402Aはトナー補
給部403の下方に位置し、現像スリーブ402Cは感
光体ドラム404と対向し、さらにパドルホィール40
2Bは撹拌ローラ402Aと現像スリーブ402Cとの
間に位置している。撹拌ローラ402A、パドルホィー
ル402Bおよび現像スリーブ402Cは図示矢印方向
にそれぞれ回転することができ、撹拌ローラ402Aに
より撹拌混合されて互いに逆極性に摩擦帯電された非磁
性のトナーと磁性キャリアとからなる2成分系現像剤が
パドルホィール402Bにより汲み上げられて現像スリ
ーブ402Cに搬送される。
【0098】現像スリーブ402Cは、アルミニウムあ
るいはステンレス等の非磁性体で構成され、フェライト
磁石あるいはゴム磁石さらにはナイロン粉末とフェライ
ト粉末とを混練して成形したプラスチック磁石等からな
るマグローラが内部に配置されており、マグローラは、
磁極が周方向に沿って複数配置された構成を有してい
る。現像容器402の内部には、現像スリーブ402C
に搬送されるトナーの層厚を規制するためのドクターブ
レード402Dおよび現像スリーブ402Cからのトナ
ーの飛散を防止するためのシール部材402Eがそれぞ
れ該当する位置に配置されている。
【0099】トナー補給部403は、トナー搬送部材4
03Aおよびトナー補給ローラ403Bとを備えてい
る。トナー搬送部材403Aは、図36に示すように、
リード量が軸方向で異なる螺旋羽根を備えた部材であ
り、また、トナー補給ローラ403Bは、図示されない
制御部からの信号により、必要な回転量を設定されてト
ナーを補給する際にのみ回転して現像容器402内にト
ナーを供給するための部材である。
【0100】現像装置401を通過した感光体ドラム4
04の周面近傍には、感光体ドラム404上のトナー付
着量を検知するトナーセンサ405が配置されており、
現像容器402内の攪拌ローラ402Aの近傍には、ト
ナーキャリアとの混合比を検出するためのトナー濃度検
出手段をなすトナー濃度センサ406が配置されてい
る。トナーセンサ405は反射型のフォトセンサであ
り、トナー濃度センサ406は透磁率センサである。ま
た、トナー補給部403内のトナー搬送部材403Aの
近傍には、トナー残量検知センサ(トナーエンドセン
サ)407が配置されており、このトナー残量検知セン
サ407は超音波センサである。トナー濃度センサ40
6は現像剤中に位置するコイルのインダクタンス変化を
利用して、現像剤中のトナーの含有量からトナー濃度を
検出する方式が採用されている。
【0101】トナーセンサ405、トナー濃度センサ4
06、トナー残量検知センサ407は、図示されない制
御部に接続されている。制御部は、その詳細を説明しな
いが、各センサのうちのトナーセンサ405およびトナ
ー濃度センサ406によりトナー濃度が所定濃度以下に
達したことが検出されると、その濃度を所定濃度に復帰
させるまでの間、トナー補給部403でのトナー補給動
作を行わせるとともに、トナー残量検知センサ407に
よって補給すべきトナーがなくなった場合を検出された
場合にその状態を図示されない表示部にて表示するため
に設けられている。
【0102】トナー補給部403には、トナー供給装置
408が装着されている。トナー供給装置408は、ト
ナー補給部403の内部に貯められているトナーが不足
した際にトナーを補充供給するために設けられている装
置であり、トナー補給部403の上方で、図における上
下方向に並列された複数のトナーボトル409を備えて
いる。トナーボトル409は、軸方向一端に開口部40
9Aを有する円筒状の容器で構成されており、図36に
示すように、トナー補給部403に連通するトナー落下
経路部材410側に開口部409Aを位置させてガイド
部材450を介して水平状態にセットされている。トナ
ー落下経路部材410は、トナーボトル409の開口部
409Aとトナー補給部403とを連通させる空間を有
し、その空間内には、図35に示すように、整流部材4
08Aが配置されている。この整流部材408Aは、上
段に位置するトナーボトル409から排出されるトナー
が下段に位置するトナーボトル409の開口部409A
に降り注がれることがないようにするために設けられて
いる。
【0103】トナーボトル409は、図37に示すよう
に、外周面に内側に向け突出する螺旋状の案内溝409
Bが形成され、トナー落下経路部材410(図36参
照)に開口部409Aが装着されて定置された状態で軸
線を中心にして回転させられると、内部に収容している
トナーが案内溝409Bに押されて開口部409Aに向
け移動させることができる。トナーボトル409におけ
るトナーの排出工程(案内の仕方)は上記実施例と同様
である。
【0104】図37に示したトナーボトル409の開口
部409Aに有するキャップ9Cは、図38以降の図に
示すスライダ415およびチャック416を備えた開口
手段により着脱される。図38は、トナーボトル409
の開口手段の構成を示している。図38において、トナ
ーボトル409の開口部409Aは、図36に示したト
ナー落下経路部材410側に装着され、そのトナー落下
経路部材410には、トナーボトル409の開口部40
9Aを挿嵌支持することができるホルダ部411が設け
られている。ホルダ部411は、ホルダ部材412を備
え、このホルダ部材412は、段付き円筒状断面を有す
る部材からなり、下周面の一部に、トナー排出用開口4
12Aが形成されている。トナー排出用開口412A
は、トナー落下経路部材410(図36参照)に連通さ
せてある。ホルダ部材412の内部には、外周面にギヤ
413Aを備えた内ホルダ413が回転自在に設けられ
ている。内ホルダ413の内面には、トナーボトル40
9の軸線方向端部のうちで開口部409Aを有する端部
に形成されている係合部(図示されず)と係合可能であ
って、トナーボトル409を回転させるための係合部材
(図示されず)が設けられている。内ホルダ413のギ
ヤ413Aには、図39に示すように、図示されないボ
トル回転手段をなす駆動モータによって回転駆動される
駆動ギヤ414が噛み合わされている。内ホルダ413
には、トナーボトル409の開口部409Aの外周面に
当接してトナーTの漏れを防止するシール部材413B
が設けられている。
【0105】図38においてホルダ部材412の内部に
は、トナーボトル409の開口部409Aに有するキャ
ップ409Cを着脱するための開口手段をなすスライダ
415およびチャック416が設けられている。スライ
ダ415は、ホルダ部材412の内部でその軸方向に沿
って摺動自在に支持され、通常、ホルダ部材412の内
部に配置されているスプリング417によってトナーボ
トル409の開口部409A側に向けた移動習性が付与
されている。スライダ415は、キャップ409Cを引
出す際にチャック416を縮径させるための小径部41
5Aが内面に形成されている。
【0106】チャック416は、トナーボトル409の
キャップ409Cに有する摘み部409C1に対向可能
な爪部416Aを先端に有し、その爪部416Aの基部
がドラム状に形成されてスライダ415の内周面に当接
する摺動部416Bとして構成されている。爪部416
Aは、周方向で複数分割された可撓性部材で構成され、
通常、拡径する習性が付与されている。摺動部416B
の外側端面には、ラック416Cが形成されており、こ
のラック416Cには、図40に示すように、駆動モー
タ418の出力軸に取り付けられているウォーム418
Aに対しウォームホィール418Bを介して連動するピ
ニオンギヤ419が噛み合っている。駆動モータ418
は、開口手段をなすスライダ415およびチャック41
6のうちのチャック416の駆動手段であり、トナーボ
トル409の開口部409Aに装着されているキャップ
409Cを着脱することができる回転量が設定されてい
る。トナーボトル409の回転を司どる駆動モータ(図
示されず)および図40に示した駆動モータ418は、
トナーボトル409を含めて、トナーボトル409から
トナーTを排出してトナーTをトナー補給部403に向
け供給するトナー排出手段を構成している。
【0107】ホルダ部材412の外周面には、図41に
示すように、装着されているトナーボトル9の開口部9
Aにキャップ9Cを装着する際の抜け止めを行うための
ストッパ20が設けられている。図41において、スト
ッパ420は、ホルダ部材412に固定されている段付
きネジ421が長手方向の途中に挿通されて揺動可能な
部材であり、段付きネジ421の位置を境にして長手方
向一方端がホルダ部材412の外周面に当接し、長手方
向他方端がトナーボトル409の外周面に形成されてい
る係止突起409Fに対向している。段付きネジ421
には、ストッパ420を上方から押圧するスプリング4
22が配置されており、図41において実線で示すよう
に、ストッパ420の長手方向他方端がトナーボトル4
09の係止突起409Fに対向して係合させられてい
る。
【0108】本実施例は以上のような構成であるから、
図38に示すように、開口手段をなすスライダ415お
よびチャック416は、スプリング417の付勢によ
り、キャップ409Cの摘み部409C1に対向する位
置まで移動した状態に維持されている。図38におい
て、トナーボトル409がホルダ部411に装着される
と、チャック416はスプリング417の習性によりキ
ャップ409Cの摘み部409C1を掴める位置で対向
し、さらに、トナーボトル409は、図41に示すよう
に、係止突起409Fがストッパ420によって係止さ
れて抜け止めされる。
【0109】図38に示した状態からトナーボトル40
9の開口を開放する際には、キャップ409Cが引出さ
れる。この場合には、チャック416のラック416C
(図40参照)が駆動モータ418(図40参照)に連
動することにより、図39に示すように、チャック41
6がキャップ409Cを引出す方向(図中、矢印Pで示
す方向)に移動させられる。チャック416が移動する
と、スライダ415に形成されている小径部415Aを
移動する過程で爪部416Aが縮径され、爪部416A
がキャップ409Cの摘み部409C1を掴み、摘み部
409C1の厚さによりそれ以上の縮径ができない状態
で小径部415Aにより拡径できなくされる。これによ
り、チャック416により摘み部409C1が掴まれた
状態でスライダ415もチャック416とともに移動す
ることができ、摘み部409C1への把持力を維持した
状態でキャップ409Cが引き出される。
【0110】キャップ409Cが引出されて開口部40
9Aが開放されると、トナーボトル409が内ホルダ4
13のギヤ413Aおよび駆動ギヤ414(図39参
照)を介して回転されることにより、内部に収容されて
いるトナーTが既に上記実施例で説明した作用により排
出され、ホルダ部材412のトナー排出用開口412A
からトナー落下経路部材410に導入されてトナー補給
部403に向け供給される。
【0111】トナー供給装置408は、トナー残量検知
センサ407(図35参照)によってトナー補給部40
3でのトナーTの残量が低下して少なくなったことが検
知された時点あるいはなくなったことが検知された時点
を供給開始タイミングとして制御部からの信号によって
駆動される。このため、トナー供給装置408では、ト
ナーボトル409から供給されるべきトナーTがない場
合を除いて、ホルダ部411にトナーボトル409が装
着されてキャップ409Cが引出されている場合には、
いずれかのトナーボトル409を独立して回転させてト
ナーTの供給態位を設定する。トナーボトル409が回
転させられると、トナーボトル409の内部に収容され
ているトナーTが徐々に排出される。
【0112】一方、トナーボトル409からのトナーT
の供給により供給すべきトナーTがなくなった場合に
は、トナー残量検知センサ407でその状態が検出され
る。つまり、トナー供給装置408において選択された
トナーボトル409が回転されているにも拘らず、トナ
ーTの排出がないことをトナー残量検知センサ407に
よって検出されると、その検出情報が制御部に出力さ
れ、制御部では選択されたトナーボトル409にトナー
Tがないことを表示部にて表示する。これにより、オペ
レータはトナーボトル409でのトナーTの有無を識別
することができ、必要に応じて交換する処置を採ること
ができる。
【0113】トナーボトル409を交換する場合には、
今まで開放されていたトナーボトル409の開口部40
9Aがキャップ409Cで塞がれる。キャップ409C
は、ラック416Cに噛み合っているピニオンギヤ41
9が駆動モータ418によって駆動されるのに応じて開
口部409A側に向け移動させられ、チャック416の
爪部416Aにより掴まれた状態で開口部4009A内
に差込まれて装着される。この場合のトナーボトル40
9は、ストッパ420によって係止されているので、キ
ャップ409Cが差込まれる際の圧力が作用しても不動
状態に維持されている。
【0114】開口部409Aをキャップ409Cにより
塞がれたトナーボトル409は、図41において二点鎖
線で示すように、ストッパ420が持上げられることに
よりトナーボトル409の係止突起409Fとの係合が
解除され、ホルダ部411から離脱させられる。
【0115】本実施例によれば、トナー供給装置408
からトナーTを排出する場合、任意のトナーボトル40
9が制御部によりあるいはオペレータによって選択され
た場合のいずれであっても、トナータンク409に供給
すべきトナーがない場合を識別することができるので、
トナーの補給ミスを防止することができる。また、本実
施例によれば、複数のトナーボトル409のうち、回転
しないものがあるので、トナーボトル409の回転によ
り発生するトナー同士の摩擦帯電によるトナーの劣化を
極力防止でき、摩擦による温度上昇によってトナーが凝
集することを防止することができる。
【0116】図42〜図47に他の実施例の特徴部分を
示す。なお、基本的構成、トナーボトルにおけるトナー
の排出動作等については上記実施例(図35〜図41)
と同様であるのでその図及び説明を省略する。また、上
記実施例と同一部分は同一符号にて示す。図35に示し
たトナー補給ローラ403Bは、制御手段としての制御
部C(図42参照)からの信号により、必要な回転量を
設定されてトナーを補給する際にのみ回転して現像容器
402内にトナーを供給するための部材である。
【0117】ホルダ部材412の外周面には、図43
(a)に示すように、装着されているトナーボトル40
9の開口部409Aにキャップ409Cを装着する際、
トナーボトル409の回転駆動時、及び、トナーボトル
409のキャップが抜けている時に、トナーボトル40
9の抜け止めを行うための、トナーボトル係止部材とし
てのストッパ420が設けられている。ストッパ420
の係止突起409F側の端部には、トナーボトル409
の側面に鋭角をなして対向する傾斜部が形成されてい
る。図43(a)において、符号423はストッパ42
0と係合突起409aとの係合を解除するための操作部
材としてのレバーを示している。レバー423には、長
孔425が設けてあり、有頭鋲426を長孔425に通
して固定壁427に固定することにより、レバー423
は固定壁427に対して摺動可能となっている。
【0118】図44に示すように、一端をレバー423
に固定され、他端を図示しない固定部材に固定されてい
る引張りばね424により、レバー423はストッパ4
20から遠ざかる方向に付勢されいるので、外力を加え
ない状態では、レバー423はストッパ420とは一定
の間隔を持って保持される。図45において実線で示す
ように、レバー423の側部に設けられた突部423a
には、支軸428に支持されたロック部材としてのレバ
ーストッパ429の一端部429aが係合している(第
1の状態)。第1の状態は、トナーボトル409の開口
部409Aが開いている時(図39参照)に設定され
る。
【0119】レバーストッパ429の他端はソレノイド
430に接続されている。引張りばね431は、レバー
ストッパ429の端部429a近傍に一端を有し、他端
を図示しない固定部材に固定されていて、レバーストッ
パ429の端部429aをストッパ423の突部423
aから遠ざける方向に付勢しているが、第1の状態では
ソレノイド430は作動しているので、引張りばね43
1の引張り力に抗して、レバーストッパ429の端部4
29aはストッパ423の突部423aに係合してい
る。トナーボトル409の開口部409Aがキャップ4
09Cにより閉じられている状態では、ソレノイド43
0の作動が解除され、レバーストッパ429は2点鎖線
で示す位置に搖動して、図44にも示すように、レバー
ストッパ429の端部429aとストッパ423の突部
423aとの係合は解除される(第2の状態)。
【0120】第1の状態では、レバーストッパ429に
より、レバー423は操作不能であるから、例えば、ト
ナーボトル409のキャップ409Cを抜いてトナー供
給を行っている時などにそのトナーボトルの交換は不可
能である。つまり、トナーボトル409の開口部409
Aがキャップ409Cにより閉じられている時以外、ト
ナーボトルの交換は不可能である。第2の状態では、レ
バーストッパ429の端部429aとストッパ423の
突部423aとの係合は解除されるので、図43(b)
に示すように、レバー423をストッパ420の方向に
押すことにより、レバー423の先端がストッパ420
の傾斜部に係合してストッパ420を押し下げ、ストッ
パ420と係止突起409Fとの係合を解除するので、
トナーボトル409が交換可能となる。本実施例ではト
ナーボトル409の開口部409Aがキャップ409C
により閉じられている時以外は、レバーストッパ429
によりレバー423を操作不能として、トナーボトルの
取外しを禁止したが、これに替えて、ストッパ420そ
のものの移動を禁止するような機構を用いても良い。
【0121】トナー供給装置408は、トナー残量検知
センサ407(図35参照)によってトナー補給部40
3でのトナーTの残量が低下して少なくなったことが検
知された時点あるいはなくなったことが検知された時点
を供給開始タイミングとして制御部Cからの信号によっ
て駆動される。トナー供給装置408では、ホルダ部4
11にトナーボトル409が装着されてキャップ409
Cが引出されている場合には、トナーボトル409を回
転させてトナーTの供給態位を設定する。トナーボトル
409が回転させられると、トナーボトル409の内部
に収容されているトナーTが徐々に排出される。
【0122】図46に示すように、トナーボトル409
内のトナー残量が少なくなってくると、トナーボトルの
時間当りのトナー排出量が減少し、トナー補給部403
のトナー残量は所定の量を下回ったままとなり、トナー
供給装置408において選択されたトナーボトル409
が回転されているにも拘らずトナー補給部403のトナ
ー残量が所定の量より減少したことが、トナー残量検知
センサ7によって検出される。この検出情報は制御部C
に出力される。一定時間この検出状態が継続すると、ト
ナーボトル409内にトナーTが無いか、無いに等しい
状態であると判断し、そのトナーボトルの回転を続ける
と共に、未使用の他のトナーボトル409によるトナー
供給を開始する。
【0123】2つのトナーボトルによるトナー供給の状
態は一定時間継続される。その後、初めにトナー供給を
行っていたトナーボトル409は回転を停止され、キャ
ップ409Cにより開口部409Aを閉じられ、制御部
Cがそのトナーボトル409にトナーTがないことを表
示部にて表示する。これにより、オペレータはトナーボ
トル409でのトナーTの有無を識別することができ、
必要に応じて交換する処置を採ることができる。
【0124】制御部Cでトナーボトル409内にトナー
Tが無いか、無いに等しい状態であると判断の際の、ト
ナーボトル内のトナー量は、トナーボトル保存状態、使
用環境などにより大きく左右される。但し、上記のよう
に、一定時間その検出状態が継続していることを確認す
れば、トナーボトル409内のトナー量が十分であるの
にも係らず、減少していると判断することを防止でき
る。また、2つのトナーボトルによりトナー供給を行う
時間は、トナー排出速度のバラツキ、トナー濃度センサ
の感度のバラツキなどを考慮して大きめに設定されてい
るので、はじめからトナー供給を行っていたトナーボト
ル中のトナーは、殆ど完全に排出される。
【0125】本実施例ではトナーボトルの数は2本であ
るが、3本以上でも良く、その場合には、複数のトナー
ボトルによるトナー供給が複数回発生する。この場合に
おいては、トナーボトル中にトナーがなくなったこと
を、その都度表示しても良いし、トナーの入ったトナー
ボトルが最後の一本になったときなどに表示しても良
い。
【0126】開口部409Aをキャップ409Cにより
塞がれたトナーボトル409は、図43(b)に示すよ
うに、レバーストッパ429との係合が解除されたレバ
ー423によりストッパ420が押し下げられることに
よりトナーボトル409の係止突起409Fとの係合が
解除され、ホルダ部411から離脱させられる。
【0127】本実施例によれば、トナー供給装置408
からトナーTを排出する場合、任意のトナーボトル40
9が制御部Cによりあるいはオペレータによって選択さ
れた場合のいずれであっても、トナータンク409に供
給すべきトナーがない場合を識別することができるの
で、トナーの補給ミスを防止することができる。
【0128】また、本実施例におけるトナーボトル40
9は、図47に示すように、開口部付近の径d1より、
後端部の径d2の径の方が大きく設定されており、トナ
ーボトル409をトナーバンクの手前側にあるインナー
カバーの開口二挿入するのに入れ易い形状となってい
る。また、トナーバンクから引き出す時にも大きな径の
後端部がトナーボトル409を支えるカバーと接触しな
がら引き出されるので、係止突起409Fがカバーや他
の部材と引っ掛かって取り出せなくなることが防止され
る。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、トナー搬送時、粉体ポンプのトナーの出口
位置で撹拌部材を回転し、その撹拌部材の回転で出口位
置を通るトナーを撹拌して流動させる構成としているの
で、従来のように粉体ポンプのステータとロータとの摩
擦熱で凝集したトナーが狭いトナーの出口位置を通ると
きその流れが滞ることを防ぐことができ、これにより、
粉体ポンプのトナー出口位置でのトナー詰まりの発生を
防止することができる。
【0130】請求項2記載の発明によれば、その撹拌部
材として、それを回転したときトナーを搬送する方向に
螺旋状に巻いた線材を用いるため、この撹拌部材によ
り、粉体ポンプの出口位置でのトナー詰まりの発生を防
止することができるとともに、トナーの搬送性を上げる
こともできる。
【0131】請求項3記載の発明によれば、トナーを貯
蔵するトナーバンクの位置を現像装置より離し本体側に
設置しており、該トナーバンクから現像装置へトナーを
搬送するトナー搬送手段を有するので、レイアウト上の
制約を受けず、設計上かなり自由度が増すこととなるの
で、操作性、機能性等を考慮した設計が可能であると同
時に、トナーバンク内に2本以上のトナーボトルを設置
しているので、小型の機械で使用しているトナーボトル
を用いて、使用する機械の大きさに応じてボトル数を多
くしてトナー容量を増やすことができ、トナーバンクの
大容量化を可能としながら、機種の大きさによらずトナ
ーボトルを共通化できる。したがって、設計上の自由度
や操作性を向上した、信頼性の高い大容量トナーバンク
を有するトナー供給装置を備えた画像形成装置を提供す
ることができ、且つ、トナーボトルのリサイクル使用を
推進することができ、地球環境保護(資源保全)も達成
することができる。
【0132】請求項4記載の発明によれば、請求項3の
構成及び効果に加え、トナーボトルの設置方向を一定と
し、尚且つ複数のトナーボトルを縦方向に配列して設置
しており、個々のトナーボトルのキャップの開閉が独立
しているので、トナーバンク内のトナー搬送部の構造を
簡単にでき、しかも、トナー搬送部のトナーブロッキン
グを防止することができる。
【0133】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは4の構成及び効果に加え、トナーバンクの下部に現
像装置側へのトナー搬送経路を唯一持っているため、単
純で安価な装置を提供することができる。
【0134】請求項6記載の発明によれば、トナーバン
クから現像装置へのトナー搬送手段にモーノポンプ(粉
体ポンプ)を使用しているので、搬送路のレイアウト上
の自由度が増すと同時に単純で安価な装置を提供するこ
とができる。
【0135】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の構成において、上記モーノポンプの出口位置にロー
タとともに回転する撹拌部材を設ける構成としたので、
モーノポンプの出口位置のトナー詰まりを防止でき、ト
ナーの搬送性を向上させることができる。
【0136】請求項8又は9記載の発明によれば、トナ
ーを収納した円筒状の容器であって円筒状の一端に開口
部を有するトナー容器を複数セットできるトナーバンク
と、このトナーバンクから現像装置のトナー補給部へト
ナーを搬送するフレキシブルなトナー搬送手段を有して
いるので、トナーバンクの設置位置に制約を受けず、か
つトナーバンクへのトナー補給性が非常に簡便であり、
しかも大容量を達成できる。したがって、装置本体に対
するレイアウトに自由度を持った、大容量のトナー収納
・供給装置を提供することができる。また、本発明によ
れば、現像装置及び装置本体の大きさの適正化を維持し
つつ、機械のダウンタイムの低減を可能とし、さらに
は、トナー供給性能の信頼性、トナー補給操作等に優れ
た大容量のトナー収納・供給装置(トナーバンク及びト
ナー搬送手段)を備えた画像形成装置を提供することが
できる。
【0137】請求項10記載の発明によれば、請求項9
の構成及び効果に加え、各々のトナー容器の開口部が他
のトナー容器の開口部と干渉しないように設置している
ので、トナー容器からトナーバンクへのトナー補給時の
トナー汚染を受けることがないので、トナー容器の交換
時の手の汚れあるいは周囲へのトナー飛散を未然に防止
することができる。
【0138】請求項11記載の発明によれば、請求項9
の構成及び効果に加え、トナー容器の開口部が取り外し
可能な栓によって封止されており、上記栓の開閉手段が
設けられているので、トナー容器の交換が簡単でしかも
トナー容器交換時のトナー汚染を防止することができ
る。
【0139】請求項12又は13記載の発明によれば、
画像形成装置を中断することなく、簡単迅速にトナー補
給を行なうことができる。
【0140】請求項14記載の発明によれば、トナー補
給すべき空のトナーボトルの具体的な位置を容易に認識
することができる。
【0141】請求項15記載の発明によれば、補給すべ
きトナーボトルの個数、位置などを予め容易に認知する
ことのでき、迅速な交換を可能とする。
【0142】請求項16又は17記載の発明によれば、
トナーボトルが軸線を中心にして回転させられるように
なっているので、従来の構成と違って、トナーボトル自
体を変位させる必要がない。これにより、トナーボトル
を単純に上下方向に積み重ねた構造で設置することがで
きるので、複数のトナーボトルをトナーボトルの軸線と
は別の中心点を基準にして周回させる従来のものと違っ
てトナーを排出するための空間構造を大型にしないです
み、また、その構成においても、複数のトナーボトルを
同時に周回させるような構成が不要になることで簡単な
構成とすることが可能になる。
【0143】請求項18記載の発明によれば、トナー残
量検知センサからの信号を基準としたタイミングにより
トナーボトル内のトナーを徐々に排出するようにしたの
で、従来の装置と違って、トナーボトルから大量のトナ
ーを排出することがない。これにより、トナーボトルか
ら排出されるトナーが供給される部分の容積を小さくす
ることができ、装置の大型化を防止することが可能にな
る。
【0144】請求項19記載の発明によれば、トナーボ
トルのいずれかを単独でトナーの供給態位に設定するこ
とができるので、従来の装置と違って、選択されたトナ
ーボトルを供給位置に移動させる必要がない。これによ
り、トナーの供給開始までの間にトナーボトルの移動時
間を要しないので、トナーの供給開始が迅速に行えるよ
うにして操作性を向上させるとともに、トナーボトルを
選択するための構成を簡単なものとすることが可能にな
る。
【0145】請求項20記載の発明によれば、選択され
たトナーボトルのトナーの有無が表示されるようになっ
ているので、オペレータによる識別が可能になる。これ
によって、トナーボトルの交換時期を逸することが未然
に防止され、さらには、現像装置の動作が停止してしま
う虞も回避することができ、トナーボトルの選択および
交換の時期を容易に判別することが可能になる。しか
も、交換時期が正確に表示できるので、トナーが残って
いる状態でトナーボトルを着脱する際に生じやすいトナ
ーによる汚染を防止することも可能になる。これによ
り、トナーボトルの選択および交換に際しての作業操作
性を向上させることができる。
【0146】請求項21又は22記載の発明によれば、
第1のトナーボトル内のトナー量減少によって第1のト
ナーボトルによるトナー供給の量が減少しても、トナー
センサからの信号を基準としたタイミングにより第2の
トナーボトルによるトナー供給を開始するので、常に安
定したトナー供給を行うことができる。
【0147】請求項23記載の発明によれば、請求項2
2の効果に加え、トナー排出手段により内壁に螺旋状の
突条を雄するトナーボトルが軸線を中心にして回転させ
られるようになっているので、従来の構成と違って、ト
ナーボトル自体を変位させる必要がない。これにより、
複数のトナーボトルをトナーボトルの軸線とは別の中心
点を基準にして周回させるものと違ってトナーを排出す
るための空間構造を大型にしないですみ、簡単な構成と
することが可能になる。
【0148】請求項24記載の発明によれば、第2のト
ナーボトルによるトナー供給を開始してから一定時間を
経過した後に、上記排出手段を停止して上記第1のトナ
ーボトルによるトナー供給を停止するので、トナーボト
ル内のトナーを完全に使いきることによりトナーの無駄
がなくなると共に、無駄な電力消費を抑えることがで
き、経済性が向上する。
【0149】請求項25記載の発明によれば、一定時間
を経過した後に、開口手段により第1のトナーボトルの
開口部を閉じるので、トナーボトル内のトナーを完全に
使いきった後において、トナーボトルの内側や開口部な
どに付着しているトナーの飛散を防止することができ
る。
【0150】請求項26記載の発明によれば、開口手段
がトナーボトルの開口部を閉じているとき以外は、トナ
ーボトルの取外しを規制する機構を有しているので、ト
ナーボトルを交換する際や、保守点検時において、トナ
ーボトルの内側のトナーや開口部などに付着しているト
ナーの飛散を確実に防止することができ、また、トナー
ボトル交換時に外されたキャップの回収を忘れることに
よって生じる、交換後のトナーボトルの開口不能を防止
することができる。
【0151】請求項27記載の発明によれば、トナーボ
トルの一部と係合する第1の位置又はトナーボトルの上
記一部から外れた第2の位置を占めるトナーボトル係止
部材と、上記トナーボトル係止部材の第1の位置から第
2の位置への移動を行う操作部材と、操作部材によるト
ナーボトル係止部材の第2の位置への移動を禁止するロ
ック部材とを有する機構によりトナーボトルの取外しを
操作するので、トナーボトル係止部材を利用した簡単な
構成で、確実に、トナーボトルの取外し、あるいはその
禁止を行うことができる。
【0152】請求項28記載の発明によれば、選択され
たトナーボトルのトナーの有無が表示されるようになっ
ているので、オペレータによる識別が可能になる。これ
によって、トナーボトルの選択および交換の時期を容易
に判別することが可能になり、トナーボトルの交換時期
を逸することが未然に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置における
トナー搬送装置の縦断面図である。
【図2】同トナー搬送装置の分解斜視図である。
【図3】同画像形成装置の概略構成図である。
【図4】トナー搬送装置の変形例を示す要部縦断面図で
ある。
【図5】本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構
成図である。
【図6】図5に示す画像形成装置の現像装置の構成例を
示す断面図である。
【図7】図6に示す現像装置のトナー補給部の構成例を
示す要部斜視図である。
【図8】図6に示す現像装置のトナー補給部及びトナー
回収手段の構成例を示す要部断面図である。
【図9】トナーバンクから現像装置へトナーを移送する
ためのトナー搬送手段を構成する粉体ポンプ(モーノポ
ンプ)部の構成例を示す要部断面図である。
【図10】トナーボトルの迫り出し部及び開口迫り出し
部によるトナー案内の仕方を示した説明図である。
【図11】トナーボトルの一端部の開口部に取り付けて
いるキャップの取り外し及び取り付け機構の説明図であ
り、キャップで開口部を閉じている時の状態を示す要部
断面図である。
【図12】トナーボトルの一端部の開口部に取り付けて
いるキャップの取り外し及び取り付け機構の説明図であ
り、キャップを開口部から取り外した時の状態を示す要
部断面図である。
【図13】トナーボトルの一端部の開口部に取り付けて
いるキャップの開閉手段の説明図であり、キャップの移
動装置の構成例を示す図である。
【図14】トナーボトルの一端部の開口部にキャップを
取り付ける際にトナーボトルが逃げないように固定する
ストッパの説明図である。
【図15】図5の変形例を示す概略側面図である。
【図16】同概略平面図である。
【図17】図5の例におけるトナー搬送手段を構成する
粉体ポンプ(モーノポンプ)部の構成例を示す要部断面
図である。
【図18】図5の例におけるトナー回収手段の要部斜視
図である。
【図19】図5の例におけるトナー搬送経路を示す概要
側面図である。
【図20】図5の例におけるトナーバンクから現像装置
へのトナー補給に係る制御フローチャートである。
【図21】トナーボトルの検知センサとして、マイクロ
スイッチを示す概要側面図である。
【図22】トナーボトルの検知センサとして、反射形フ
ォトセンサを示す概要側面図である。
【図23】トナーボトルの検知センサとして、透過型セ
ンサを示す概要側面図である。
【図24】モーノポンプをエアーポンプで代替した構成
を示す概要図である。
【図25】トナーバンクを下部に水平に設けた例の画像
形成装置の概略構成図である。
【図26】図25の例の概略側面図である。
【図27】図25の例におけるトナー搬送手段を構成す
る粉体ポンプ(モーノポンプ)部の構成例を示す要部断
面図である。
【図28】トナーの搬送経路を示す概要側面図である。
【図29】トナーの搬送経路を示す概要側面図である。
【図30】トナーの搬送経路を示す概要側面図である。
【図31】複数のトナーボトルの各々に対応してトナー
エンド検知手段を設けた様子を説明した図である。
【図32】複数のトナーボトルの各々に対応するトナー
ボトル収納部にトナーエンド表示手段を設けた様子を説
明した図である。
【図33】操作画面上に設けた空ボトルの表示手段を例
示した図である。
【図34】図31の例における画像形成装置の概略構成
図である。
【図35】本発明の実施例を示す画像形成装置における
トナー供給装置の要部の断面図である。
【図36】図1に示したトナー供給装置の側面図であ
る。
【図37】トナーボトルの要部側面図である。
【図38】図35に示したトナー供給装置でのトナーボ
トルの開口手段の構成を示す断面図である。
【図39】図38に示したトナー供給装置における開口
手段及びトナーボトルの回転手段の構成を示す断面図で
ある。
【図40】図37に示したトナーボトルの開口手段の構
成を示す図である。
【図41】図37に示したトナーボトルの係止機構の構
成を示す断面図である。
【図42】他の実施例におけるトナーボトルの開口手段
の構成を示す図である。
【図43】図42の例でのトナー供給装置におけるトナ
ーボトルの取外しの態様を示す断面図である。
【図44】トナーボトルの取外しを規制可能とする機構
を示す斜視図である。
【図45】図44の要部平面図である。
【図46】トナーボトル内のトナーの残量と単位時間当
たりのトナー排出量との相関関係を示す相関図である。
【図47】トナーボトルの形状を示す側面図である。
【図48】従来のトナー搬送装置の分解斜視図である。
【図49】同トナー搬送装置の縦断面図である。
【図50】従来のトナー供給装置の概要断面図である。
【符号の説明】
15 トナー搬送装置 30 ロータ 35b 出口 40、55 撹拌部材 D 粉体ポンプ 106 現像装置 106N トナー残量検知手段 131 感光体ドラム 220 トナーボトル 300 トナーバンク 330 トナー搬送手段としての粉体ポンプユニット 341A、341B、341C トナーエンド検知手段
としてのトナーエンドセンサ 350 トナー搬送手段としてのトナー供給パイプ 351 空ボトルの表示手段としての表示部 352 空ボトルの表示手段としてのメーセージ表示部 T トナー 408 トナー供給装置 409 トナーボトル 409A 開口部 409B 突条 415 開口手段をなすスライダ 416 開口手段をなすチャック 418 トナー排出手段の一つをなす駆動モータ 420 トナーボトル係止部材 423 操作部材 429 ロック部材 C 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平8−265808 (32)優先日 平8(1996)10月7日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−82529 (32)優先日 平9(1997)4月1日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 高野 聡 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 菊地 宣男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 川原 真一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 田上 亮 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体ポンプを用いてトナーを搬送する電子
    写真方式の画像形成装置において、 前記粉体ポンプの出口位置に、その粉体ポンプのロータ
    に取り付けてそのロータとともに回転する攪拌部材を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記攪拌部材として、それを回転したとき
    トナーを搬送する方向に螺旋状に巻いた線材を用いてな
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】電子写真方式の画像形成装置において、潜
    像担持体上の潜像をトナーで顕像化する現像装置と、該
    現像装置に供給するトナーを貯蔵するトナーバンクとを
    有し、該トナーバンクは前記現像装置より離れた位置に
    設置されており、該トナーバンクから前記現像装置へト
    ナーを搬送するトナー搬送手段を有し、且つ前記トナー
    バンクが、トナーを収納した2本以上のトナーボトルを
    備えた構成よりなることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、前
    記トナーバンク内の複数のトナーボトルの開口部にはそ
    れぞれキャップが取り付けられており、該キャップの向
    きは全て同一方向であり、尚且つ複数のトナーボトルは
    縦方向に配列して設置されており、各々のトナーボトル
    のキャップを個々に開閉する手段を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の画像形成装置にお
    いて、前記複数のトナーボトルを収納するトナーバンク
    から前記現像装置へのトナー搬送経路を、トナーバンク
    の下部に1経路のみしか持たないことを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】請求項3,4または5記載の画像形成装置
    において、前記トナーバンクから前記現像装置へのトナ
    ー搬送手段がモーノポンプであることを特徴とする画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】前記モーノポンプの出口位置に、そのモー
    ノポンプのロータに取り付けてそのロータとともに回転
    する攪拌部材を設けたことを特徴とする請求項6記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】潜像担持体上の潜像をトナーで可視像化す
    る現像装置と、この現像装置に対し上記トナーを供給す
    るトナー供給装置を備えた画像形成装置であって、上記
    トナー供給装置は、上記現像装置に上記トナーを補給す
    る開口部が形成されている複数のトナーボトルからなる
    トナーバンクと、該トナーバンクから上記現像装置へト
    ナーを搬送するフレキシブルなトナー搬送手段を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】潜像担持体上の潜像をトナーで顕像化する
    現像手段を備えた現像容器と該現像容器に補給するトナ
    ーを貯蔵するトナー補給部と該トナー補給部内のトナー
    の残量を検知するトナー残量検知手段を有する現像装置
    と、トナーを収納した円筒状の容器であって円筒状の一
    端に開口部を有するトナー容器を複数セットできるトナ
    ーバンクと、該トナーバンクから前記現像装置のトナー
    補給部へトナーを搬送するフレキシブルなトナー搬送手
    段を有し、前記トナー残量検知手段によって前記トナー
    搬送手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の画像形成装置において、
    前記トナー容器の開口部から前記トナーバンクの補給落
    下位置に他のトナー容器の開口部が無いように配置した
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項9記載の画像形成装置において、
    前記トナー容器の開口部が取り外し可能な栓によって封
    止されており、その栓を開閉する手段を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】潜像担持体上の潜像をトナーで可視像化
    する現像装置と、この現像装置に対し上記トナーを供給
    するトナー供給装置を備えた画像形成装置であって、上
    記トナー供給装置は、上記現像装置に上記トナーを補給
    する開口部が形成されている複数のトナーボトルと、ト
    ナーの量を検知する検知手段とを備え、上記トナーボト
    ルのうち第1のトナーボトルを上記検知手段によりトナ
    ーエンドと検知したならば、トナーエンドが検知されて
    いない第2のトナーボトルによりトナー供給を行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】潜像担持体上の潜像をトナーで顕像化す
    る現像装置と、該現像装置に供給するトナーを貯蔵する
    トナーバンクとを有し、該トナーバンクは前記現像装置
    より離れた位置に設置されており、該トナーバンクから
    前記現像装置へトナーを搬送するトナー搬送手段を有
    し、且つ前記トナーバンクには、トナーを収納した複数
    のトナー収容部材が備えられている電子写真方式の画像
    形成装置において、 前記トナー収容部材は当該画像形成装置の駆動中におい
    て個別に当該画像形成装置に対して着脱自在のトナーボ
    トルからなり、各トナーボトルについてトナーエンドを
    検知するトナーエンド検知手段を、各トナーボトルを収
    納するトナーボトル収納部に設けるとともに、現在トナ
    ー供給中のトナーボトルについてトナーエンドが検知さ
    れたならば、まだトナーエンド検知されていないトナー
    ボトルからトナーの供給を行なうようにしたことを特徴
    とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の画像形成装置におい
    て、 前記各トナーボトル収納部の近傍にそれぞれ、対応する
    トナーボトル収納部に収納されたトナーボトルについて
    のトナーエンドを表示するトナーエンド表示手段を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項13記載の画像形成装置におい
    て、 トナーエンドとなったトナーボトルの位置を当該画像形
    成装置の操作画面上に表示する空ボトルの表示手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】潜像担持体上の潜像をトナーで可視像化
    する現像装置と、該現像装置に対し上記トナーを供給す
    るトナー供給装置を備えた画像形成装置であって、上記
    現像装置に上記トナーを供給するための開口部が形成さ
    れている複数のトナーボトルを備え、該トナーボトルの
    トナー収容部をその軸線を中心に回転させて該トナーボ
    トルから上記現像装置へトナーを供給することを特徴と
    する画像形成装置。
  17. 【請求項17】潜像担持体上の潜像をトナーで可視像化
    処理する現像装置と、該現像装置に対し上記トナーを供
    給するトナー供給装置を備えた画像形成装置であって、
    上記現像装置の上部で上下方向に複数配置され、上記ト
    ナーを排出する開口部が形成されているトナーボトル
    と、上記トナーボトルの開口部に対向して配置され、上
    記開口部を開閉する開口手段とを備え、上記トナーボト
    ルをその軸線を中心として回転させる手段と、上記開口
    手段を駆動する手段とで上記トナーボトルからトナーを
    排出させるトナー排出手段が構成され、上記トナー排出
    手段は、上記トナーボトルの開口を開放させた状態で上
    記トナーボトルを回転させて上記トナーボトル内のトナ
    ーを排出させることを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の画像形成装置におい
    て、 上記トナー排出手段は、上記トナーの移動経路に設けら
    れているトナー残量検知センサからの信号に対応して上
    記トナーボトルを回転させて上記トナーボトル内のトナ
    ーを上記開口部から排出させるタイミングが設定されて
    いることを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】請求項17記載の画像形成装置におい
    て、 上記トナー排出手段は、上記複数設けられているトナー
    ボトルのいずれかを任意に選択して、トナーボトルの回
    転手段および開口手段を駆動することにより複数のトナ
    ーボトルのうちで単一のトナーボトルを独立してトナー
    の供給態位に設定することを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】請求項18または19記載の画像形成装
    置において、 上記トナー排出手段は、上記トナーの移動経路に設けら
    れているトナーエンド検知手段からの信号により、収容
    されているトナーがなくなったトナーボトルを外部に表
    示できることを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】潜像担持体上の潜像をトナーで可視像化
    する現像装置と、該現像装置に対し上記トナーを供給す
    るトナー供給装置を備えた画像形成装置であって、上記
    現像装置に上記トナーを補給する開口部が形成されてい
    る複数のトナーボトルと、トナーの量を検知する検知手
    段とを備え、上記トナーボトルのうちトナー供給中の第
    1のトナーボトルのトナー量を上記検知手段により検知
    し、該検知信号により第2のトナーボトルによるトナー
    供給を開始することを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】トナーにより現像を行う現像装置へトナ
    ーを供給するための開口部を有する複数のトナーボトル
    と、上記現像装置に設けられたトナーセンサと、上記開
    口部を開閉する開口手段と、上記トナーボトル中のトナ
    ーを排出させ上記現像装置へのトナー供給を行うトナー
    排出手段と、上記トナーセンサからの信号に基づいて上
    記開口手段と上記トナー排出手段とを駆動し制御する制
    御手段とを有し、 上記制御手段が、上記開口手段を駆動して上記トナーボ
    トルの上記開口部を開き、上記排出手段を駆動すること
    により上記現像装置へトナー供給を行う画像形成装置に
    おいて、 上記制御手段は、上記トナーセンサの、上記トナーボト
    ルのうちトナー供給中の第1のトナーボトルが空か又は
    空に近づいたことを示す信号により、第1のトナーボト
    ルによるトナー供給に加えて第2のトナーボトルによる
    トナー供給を開始することを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】請求項22記載の画像形成装置におい
    て、 上記トナーボトルは、その内壁に、同トナーボトルの回
    転によりトナーを上記開口部に送る螺旋状の突条を有
    し、 上記トナー排出手段は、上記トナーボトルを回転駆動す
    ることにより上記トナーボトル中のトナーを排出させ上
    記現像装置へのトナー供給を行うことを特徴とする画像
    形成装置。
  24. 【請求項24】請求項22又は23記載の画像形成装置
    において、 上記制御手段は、上記第2のトナーボトルによるトナー
    供給を開始してから一定時間を経過した後に、上記排出
    手段を停止して上記第1のトナーボトルによるトナー供
    給を停止することを特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】請求項24記載の画像形成装置におい
    て、 上記制御手段は、上記一定時間を経過した後に、上記開
    口手段により上記第1のトナーボトルの上記開口部を閉
    じることを特徴とする画像形成装置。
  26. 【請求項26】請求項22、23、24又は25記載の
    画像形成装置において、 上記開口手段が上記トナーボトルの上記開口部を閉じて
    いるとき以外は、上記トナーボトルの取外しを規制する
    機構を有していることを特徴とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】請求項26記載の画像形成装置におい
    て、 上記機構は、上記トナーボトルの一部と係合する第1の
    位置又は上記トナーボトルの上記一部から外れた第2の
    位置を占めるトナーボトル係止部材と、上記トナーボト
    ル係止部材の上記第1の位置から第2の位置への移動を
    行う操作部材と、上記操作部材による上記トナーボトル
    係止部材の第2の位置への移動を禁止するロック部材を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  28. 【請求項28】請求項22、23、24、25、26又
    は27記載の画像形成装置において、 使用後のトナーボトルが空であることを表示する表示手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
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