JP7255148B2 - トナー搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

トナー搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、トナーを搬送するトナー搬送装置と、それを備えた現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、搬送スクリュによってトナーを搬送するトナー搬送装置が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1におけるトナー搬送装置は、軸部にスクリュ部(螺旋部)が螺旋状に巻装された搬送スクリュ(トナー搬送スクリュ)が、円筒搬送路内に設置されている。そして、搬送スクリュが回転することで、円筒搬送路でトナーが回転軸方向に搬送される。
一方、特許文献1には、円筒搬送路の内壁面にトナー搬送スクリュが摺接することによって音が発生する不具合を抑止することを目的として、トナー搬送スクリュの螺旋部に、径方向に突起する突起部を形成する技術が開示されている。
従来のトナー搬送装置は、搬送スクリュを囲む壁面の一部に、トナーを流入させたり流出させたりするための開口部を形成したときに、その開口部の縁部に搬送スクリュのスクリュ部が接触して、大きな音が発生してしまっていた。
このような不具合は、特許文献1に開示された技術のように、搬送スクリュのスクリュ部に突起部を設けても、まったく解決しなかった。それどころか、その突起部が開口部の縁部に引っ掛かってしまって、搬送スクリュの回転トルクが増加したり、搬送スクリュが破損したりする不具合が生じてしまう可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、搬送スクリュを囲む壁面に形成された開口部の縁部に、搬送スクリュのスクリュ部が接触して大きな音が発生してしまう不具合が軽減される、トナー搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置、を提供することにある。
この発明におけるトナー搬送装置は、回転軸方向に螺旋状にスクリュ部が巻装された搬送スクリュと、前記搬送スクリュに対して径方向に隙間をあけて前記搬送スクリュを囲む壁面と、前記壁面における周方向の一部に形成された開口部と、を備え、前記壁面は、前記開口部の縁部から前記回転軸方向に前記スクリュ部のスクリュピッチよりも短い距離をあけて離れた位置に、前記搬送スクリュに近づく方向に突出する段差部が形成され、前記段差部は、前記壁面における周方向の一部であって、前記開口部が形成された周方向の範囲を含み、前記範囲よりも大きな周方向の範囲に形成されたものである。
本発明によれば、搬送スクリュを囲む壁面に形成された開口部の縁部に、搬送スクリュのスクリュ部が接触して大きな音が発生してしまう不具合が軽減される、トナー搬送装置、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置、を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 プロセスカートリッジとトナー容器とを示す概略図である。 (A)画像形成装置を示す斜視図と、(B)開閉カバーが開放された状態の画像形成装置を示す斜視図と、である。 トナー容器がプロセスカートリッジに装着された状態を示す斜視図である。 プロセスカートリッジからトナー容器を分離した状態を示す斜視図である。 プロセスカートリッジを示す斜視図である。 トナー容器を下方から示す斜視図であって、第1シャッタ(排出口)が開放された状態を示す図である。 トナー容器を回収口側から示す斜視図であって、第2シャッタ(回収口)が閉鎖された状態を示す図である。 トナー容器の内部を示す概略図である。 トナー容器におけるトナー回収部を示す概略図である。 プロセスカートリッジ及びトナー容器における廃トナーの搬送経路を示す概略図である。 トナー搬送装置の要部を側方から示す断面図である。 トナー搬送装置の要部を上方から示す断面図である。 (A)搬送スクリュが壁面の段差部に接触した状態を示す図と、(B)搬送スクリュが開口部の縁部に接触した状態を示す図と、である。 変形例としての、トナー搬送装置の要部を側方から示す断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1において、100は画像形成装置としてのプリンタ、1は表面にトナー像が形成される感光体ドラム、7はパソコンなどの入力装置から入力された画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム1上に照射する露光部(書込み部)、を示す。
また、9は感光体ドラム1の表面に担持されたトナー像を転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPに転写する転写ローラ、10は感光体ドラム1と帯電ローラ4と現像装置5とクリーニング装置2とトナー搬送装置6とが一体化されたプロセスカートリッジ、12は用紙等のシートPが収納された給紙装置(給紙カセット)、を示す。
また、16は感光体ドラム1と転写ローラ9とが当接する転写ニップ部に向けてシートPを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、30は粉体収納容器としてのトナー容器、を示す。
ここで、感光体ドラム1の周囲には、帯電ローラ4、現像装置5、クリーニング装置2、トナー搬送装置6、などが配設されている。そして、これらの部材(感光体ドラム1、帯電ローラ4、現像装置5、クリーニング装置2、トナー搬送装置6、である。)は、プロセスカートリッジ10(着脱ユニット)として一体化されていて、画像形成装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に設置されている。プロセスカートリッジ10は、一定の交換サイクルで新品のものに交換されることになる。
また、着脱ユニットとしてのプロセスカートリッジ10(現像装置5)の上方には、粉体収納容器としてのトナー容器30が、画像形成装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に設置されている。トナー容器30の内部(トナー収納部31)には、粉体としてのトナー(新品のトナーである。)が収納されている。そして、トナー容器30から現像装置5の内部に向けてトナーが適宜に補給されることになる。トナー容器30は、その内部に収容されたトナーが空になると(又は、現像装置5の内部に収容されたトナーが空になると)、新品のものに交換されることになる。なお、本実施の形態におけるトナー容器30には、新品のトナーが収納されたトナー収納部31(粉体収納部)の他に、粉体としての廃トナーが回収される廃トナー回収部32(粉体回収部)が設けられているが、これについては後で詳しく説明する。
図1及び図2を用いて、画像形成装置100における、通常の画像形成時の動作について説明する。
図1を参照して、まず、パソコン等の入力装置から画像形成装置100の露光部7に画像情報が送信されると、露光部7からその画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム1の表面に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム1は、矢印方向(時計方向)に回転している。そして、まず、感光体ドラム1の表面は、帯電ローラ4との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム1上には、帯電電位(-900V程度である。)が形成される。その後、帯電された感光体ドラム1の表面は、露光光Lの照射位置に達する。そして、露光光Lが照射された部分の電位が潜像電位(0~-100V程度である。)となって、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、静電潜像が形成された感光体ドラム1の表面は、現像装置5との対向位置に達する。そして、現像装置5から感光体ドラム1上にトナーが供給されて、感光体ドラム1上の潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程である。)。
なお、図2に示すように、現像装置5は、現像ローラ5a、2つの現像搬送スクリュ5b、5c、ドクターブレード5d、などで構成されている。現像装置5の内部にはトナー(1成分現像剤)が収容されている。また、現像装置5のトナーの消費に応じて、トナー容器30(トナー収納部31)の排出口36から現像装置5の流入口64を介して現像装置5内にトナーが補給される。そして、補給されたトナーは、現像搬送スクリュ5b、5cによって、もともと収容されていたトナーとともに撹拌されながら、長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環搬送される。そして、一方の現像搬送スクリュ5bによって搬送されるトナーの一部が現像ローラ5aに汲み上げられて、現像ローラ5aに汲み上げられたトナーがドクターブレード5dによって適量化された後に、感光体ドラム1との対向位置(現像領域)に達する。このとき、現像ローラ5a上のトナーは、ドクターブレード5dとの摺接によって摩擦帯電することになる。そして、現像領域で、適量化されたトナーが感光体ドラム1上の静電潜像に付着して、感光体ドラム1上にトナー像が形成されることになる。なお、現像ローラ5aと2つの現像搬送スクリュ5b、5cとは、画像形成装置本体100に設置された駆動モータから駆動を受けて、それぞれ図2の矢印方向に回転駆動される。
その後、現像工程後の感光体ドラム1の表面は、転写ローラ9との転写ニップ部(転写位置)に達する。そして、転写ローラ9との転写ニップ部で、電源部から転写ローラ9に転写バイアス(トナーの極性とは異なる極性のバイアスである。)が印可されることによって、レジストローラ16により搬送されたシートP上に、感光体ドラム1上に形成されたトナー像が転写される(転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム1の表面は、クリーニング装置2との対向位置に達する。そして、この位置で、クリーニングブレード2aによって感光体ドラム1上に残存する未転写トナーが機械的に除去されて、クリーニング装置2内に回収される(クリーニング工程である。)。
こうして、感光体ドラム1上における一連の作像プロセスが終了する。
ここで、クリーニング装置2の内部に回収されたトナー(未転写トナー)は、クリーニング装置2内に設置された回収スクリュ2bによって幅方向(回転軸方向)の一端側に搬送されて、トナー搬送装置6(搬送スクリュ68が内設されている。)によって図2の斜め右上方に搬送された後に、トナー搬送装置6の流出口74からトナー容器30の回収口37を介してトナー容器30(廃トナー回収部32)の内部に廃トナーとして回収される。
新品のトナー容器30は、トナー収納部31に新品のトナーが充填されていて、廃トナー回収部32が空の状態になっていることになる。
なお、このように廃トナー搬送部として機能するトナー搬送装置6の構成・動作については、後で図11~図14等を用いて、さらに詳しく説明する。
一方、感光体ドラム1と転写ローラ9との転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPは、次のように動作する。
まず、給紙装置12に収納されたシートPの最上方の1枚が、給紙ローラ15によって、搬送経路に向けて給送される。
その後、シートPは、レジストローラ16の位置に達する。そして、レジストローラ16の位置に達したシートPは、感光体ドラム1上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写ニップ部(転写ローラ9と感光体ドラム1との当接位置である。)に向けて搬送される。
そして、転写工程後のシートPは、転写ニップ部(転写ローラ9)の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達したシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによって画像が定着される。画像が定着されたシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(定着ニップ部である。)から送出された後に、画像形成装置本体100から排出されて、排紙トレイ上に載置される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
ここで、本実施の形態における画像形成装置100は、図3(A)に示すように、複数の外装カバーで覆われている。そして、図3(B)に示すように、前方の外装カバーの一部が、回動可能に形成された開閉カバー90として構成されている。
詳しくは、開閉カバー90は、支軸90a(回転中心軸)を中心にして回動可能に、画像形成装置本体100に保持されている。そして、開閉カバー90は、支軸90aを中心に図1の反時計方向に回動することで閉鎖状態(図1、図3(A)の状態である。)になったり、支軸90aを中心に図1の時計方向に回動することで開放状態(図3(B)の状態である。)になったり、することになる。
そして、本実施の形態では、図3(B)に示すように、開閉カバー90が開放状態であるときに、トナー容器30(粉体収納容器)が画像形成装置本体100に対して着脱可能に露呈するように構成されている。そして、開閉カバー90を開放した状態で、トナー容器30のみ(図7の状態のものである。)を新品のものに交換したり、トナー容器30とプロセスカートリッジ10とを同時に新品のもの(図4の状態のものである。)に交換したり、することになる。
また、図1に示すように、開閉カバー90を閉鎖した状態で、先に図1を用いて説明した画像形成プロセス(プリント動作)がおこなわれることになる。
以下、トナー容器30(粉体収納容器)の構成・動作について詳述する。
図2に示すように、本実施の形態において、トナー容器30は、プロセスカートリッジ10に対して着脱可能に設置されるように構成されている。特に、本実施の形態において、トナー容器30は、プロセスカートリッジ10が画像形成装置100に対して装着された状態であっても取り外された状態であっても、プロセスカートリッジ10に対して着脱できるように構成されている。
ここで、先に図3等を用いて説明したように、本実施の形態において、トナー容器30は、プロセスカートリッジ10が装着された状態の画像形成装置本体100に対して、着脱可能に設置されている。したがって、粉体収納容器としてのトナー容器30は、画像形成装置本体100に対して間接的に着脱可能に設置されるものであるとも言える。
なお、本実施の形態では、画像形成装置本体100に対してトナー容器30が間接的に着脱可能に設置されるように構成したが、画像形成装置本体100に対してトナー容器30が直接的に着脱可能に設置されるように構成することもできる。
また、プロセスカートリッジ10は、画像形成装置本体100に着脱可能な着脱ユニットであるが、プロセスカートリッジ以外にも、現像装置が着脱ユニットとして機能しても良いし、別の装置が着脱ユニットとして機能しても良い。そして、トナー容器30をプロセスカートリッジ以外の着脱ユニットに対して着脱可能に構成することもできる。
さらに補足すると、トナー容器30はプロセスカートリッジ10に装着された状態のまま、図4に示すような1つの着脱ユニット(トナー容器30及びプロセスカートリッジ10)として、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されることになる。また、図5に示すように、トナー容器30を所定方向(図5の白矢印方向である。)に移動させてプロセスカートリッジ10に装着することもできるし、トナー容器30をその逆方向に移動させてプロセスカートリッジ10から取り外すこともできる。トナー容器30は、図7、図8に示すように単独の状態でも、流通することになる。同様に、プロセスカートリッジ10も、図6に示すように単独の状態でも流通することになる。
プロセスカートリッジ10(又は、画像形成装置本体100)に対してトナー容器30を着脱するときには、ユーザーなどの操作者は、トナー容器30の操作方向手前側(+X方向である。)に設置された取っ手38(図2~図5を参照できる。)を掴んだ状態で、トナー容器30を引き出したり押し込んだりすることになる。なお、この取っ手38は、可倒式のものであって、起立した状態(図4、図5の状態である。)のままトナー容器30が画像形成装置本体100に装着されてしまっても、開閉カバー90が開放状態から閉鎖される動作に連動して、開閉カバー90に押動されてトナー容器30の外装部に沿うように収納されることになる。
なお、図5等に示すように、トナー容器30には複数の位置決め部49、50とガイド部51(図7、図8参照)とが形成されていて、プロセスカートリッジ10にも複数のガイド溝77、79やガイド受部78が形成されていて、それらが嵌合しながらプロセスカートリッジ10に対するトナー容器30の着脱や位置決めがおこなわれることになる。
詳しくは、トナー容器30の幅方向一端側(+Y方向)に突起状に形成された2つの位置決め部49、50(位置決め突起)が、それぞれ、プロセスカートリッジ10の幅方向一端側に形成されたガイド受部78とガイド溝79とに案内されるとともに、トナー容器30の幅方向他端側(-Y方向)に形成されたガイド部51(+X方向に向けて上方に傾斜するように形成された略矩形状の突出部である。)が、プロセスカートリッジ10の幅方向他端側に形成されたガイド溝77に案内されながら、プロセスカートリッジ10におけるトナー容器30の装着がおこなわれる。そして、位置決め部49、50がガイド受部78やガイド溝79の終端に嵌合して、ガイド部51がガイド溝77の終端に嵌合する位置で、プロセスカートリッジ10におけるトナー容器30の位置が定められることになる。
なお、一方の位置決め部49(第1位置決め部)は、トナーを撹拌する第1撹拌部材33A(図2、図9等参照)へ画像形成装置からの駆動を入力させるカップリングを囲むように周囲に立設されている突起である。そして、第1撹拌部材33Aに入力された駆動は、ギア列を介して第2撹拌部材33Bに入力され、第1、第2撹拌部材33A、33Bはそれぞれ図9の時計方向に回転することになる。
また、他方の位置決め部50(第2位置決め部)は、廃トナー搬送スクリュ35(図2、図9等参照)を回転駆動するためのカップリングギアを囲むように周囲に立設されている突起である。このように、画像形成装置からの駆動を受け入れる入力部を位置決め部49、50の近傍(内部)に設けることで、駆動入力をより確実にすることができる。
ここで、トナー容器30には、排出口36、回収口37、第1シャッタ40、第2シャッタ41、などが設けられている。
トナー容器30の排出口36は、図2、図7、図9等を参照して、トナー容器30(トナー収納部31)の内部に収納されたトナーを現像装置5に向けて排出するための開口である。排出口36は、トナー容器30がプロセスカートリッジ10にセットされた状態であるとき、現像装置5の流入口64(第2現像搬送スクリュ5cの上方に形成された開口である。)に連通するものである。
トナー容器30の回収口37は、図2、図8、図10等を参照して、トナー容器30の外部からトナー(未転写トナー)を廃トナーとして受け入れて回収するための開口である。回収口37は、トナー容器30がプロセスカートリッジ10にセットされた状態であるとき、トナー搬送装置6の流出口74(トナー搬送装置6の下流側端部の底面に形成された開口であって、図5、図6をも参照できる。)に連通するものである。
なお、本実施の形態におけるトナー容器30は、図2、図9、図10等を参照して、排出口36から排出されるトナーが収容されたトナー収納部31と、回収口37から受け入れた廃トナーが回収される廃トナー回収部32と、が壁部を隔てて仕切られている。
また、トナー収納部31には、図2、図9の時計方向に回転駆動される搬送部材としての補給スクリュ34や、図2、図9の時計方向にそれぞれ回転駆動される2つの撹拌部材33A、33B(アジテータ)や、第1撹拌部材33Aとの接触によって図2、図9の反時計方向に回転駆動されるコイル状撹拌部材44、などが設置されている。
補給スクリュ34は、その駆動タイミングと回転時間とが制御されて、トナー収納部31に収納されたトナーを排出口36から狙いの量だけ排出するためのものである。
第1、第2撹拌部材33A、33B(第1、第2アジテータ)は、それぞれ、回転軸33cを中心に所定方向に回転して、トナー収納部31の内部に収納されたトナーが凝集しないように撹拌するものである。図9に示すように、第1、第2撹拌部材33A、33Bは、回転軸33c(回転中心)を中心に回転する可撓性部材33a(薄板状のマイラーなどで形成されている。)、回転軸33cを跨ぐように配置されて可撓性部材33aを挟み込んで保持する板状の剛体部33b、などで構成されている。第1、第2撹拌部材33A、33Bは、それぞれ、その軸方向両端部がそれぞれ軸受を介してトナー容器30の筐体に回転可能に支持されている。
コイル状撹拌部材44は、第1撹拌部材33Aによって充分に撹拌できないトナー収納部31の領域を撹拌するためのものである。コイル状撹拌部材44は、複数の分割コイル部からなるコイル状部材45や、コイル状部材45を保持する中空部材46(軸部材)などからなる。また、中空部材46には貫通軸部材47(第1シャッタ40と第2シャッタ41とを連動して開閉する機構の1部品である。)が挿通されている。
廃トナー回収部32には、図2の反時計方向に回転駆動される廃トナー搬送スクリュ35などが設置されている。廃トナー搬送スクリュ35は、回収口37から流入された廃トナーがその近傍に堆積することなく廃トナー回収部32の内部に均等に回収されるように、廃トナーを搬送するものである。
本実施の形態では、トナー容器30がプロセスカートリッジ10(又は、画像形成装置本体100)に装着された状態で、操作者がレバー39(図8参照)を回動することにより、第1シャッタ40(排出口36)の開閉動作と第2シャッタ41(回収口37)の開閉動作とが同じタイミングでおこなわれるとともに、プロセスカートリッジ10の流入口64と流出口74との開閉動作も同じタイミングでおこなわれる。そのため、第1、第2シャッタ40、41、及び、第1、第2開閉シャッタ63、73の開閉不良を抑止することができる。
レバー39は、画像形成装置本体100にトナー容器30が装着された状態で、開閉カバー90が開放されると、図3(B)に示すように外部に露呈するように(操作者が操作できるように)、配置されている。
ここで、図11を参照して、本実施の形態におけるトナー容器30の廃トナー回収部32には、回収口37、カップリングギア60、入力部ギア61、廃トナー搬送スクリュ35、第1ギア62、第2ギア65、第2回転軸67、駆動ギア66、などが設置されている。
回収口37は、先に説明したように、外部から廃トナーを受け入れて回収するために、廃トナー回収部32に形成された開口である。
カップリングギア60は、トナー容器30の幅方向一端側(図11の右方である。)に設置されて、外部から駆動が伝達されるものである。
詳しくは、カップリングギア60は、カップリング部とギア部とが一体的に形成されたものであって、トナー容器30の幅方向(廃トナー搬送スクリュ35の回転軸方向に対応する方向であって、図11の左右方向である。)の一端側の側面に起立するスタッドに回転可能に設置されている。そして、トナー容器30が設置された状態のプロセスカートリッジ10が画像形成装置本体100に装着されると、その装着動作に連動して、カップリングギア60のカップリング部が、画像形成装置本体100に設置された駆動カップリングに嵌合することになる。そして、画像形成装置本体100に設置された駆動モータが稼動されて駆動カップリングが所定方向に回転することで、カップリングギア60に駆動が伝達されて、カップリングギア60が所定方向に回転駆動されることになる。
廃トナー搬送スクリュ35は、カップリングギア60に伝達された駆動によって所定方向に回転するものである。
詳しくは、廃トナー搬送スクリュ35は、軸上にスクリュ部が螺旋状に巻装されたスクリュ部材であって、廃トナー回収部32の幅方向のほぼ全域にわたって延在するように配置されている。廃トナー搬送スクリュ35は、トナー容器30のケースに軸受を介して回転可能に保持されている。廃トナー搬送スクリュ35は、回収口37から流入された廃トナーがその近傍に堆積することなく廃トナー回収部32の内部に均等に回収されるように、廃トナーを搬送するものである。本実施の形態において、廃トナー搬送スクリュ35は、スクリュ部が、回収口37から離れた搬送方向下流側には形成されておらず、廃トナー回収部32に回収される廃トナーのバランスがとられている。
また、廃トナー搬送スクリュ35の幅方向一端側には、カップリングギア60のギア部に噛合する入力部ギア61が設置されている。カップリングギア60に入力された駆動力が、入力部ギア61を介して廃トナー搬送スクリュ35に伝達されて、廃トナー搬送スクリュ35が入力部ギア61とともに所定方向に回転して、廃トナーを搬送することになる。
第1ギア62は、トナー容器30の幅方向他端側(図11の左方である。)に設置されていて、廃トナー搬送スクリュ35及び入力部ギア61とともに回転するものである。すなわち、廃トナー搬送スクリュ35には、幅方向一端側に入力部ギア61が設置されて、幅方向他端側に第1ギア62が設置されている。なお、カップリングギア60と入力部ギア61との間にアイドラギアを設置することもできる。
第2回転軸67は、トナー容器30の幅方向他端側に設置されている。また、第2回転軸67は、第1ギア62から駆動が伝達される第2ギア65が設置されていて、第2ギア65とともに回転する。すなわち、第2回転軸67は、第1ギア62に噛合する第2ギア65が幅方向他端側に設置されていて、第2ギア65とともに回転するものである。
また、第2回転軸67において第2ギア65に対して幅方向中央部側に離れた位置には駆動ギア66が設置されている。駆動ギア66は、第2回転軸67において第2ギア65とトナー容器30の幅方向中央部との間に設置されていて、第2回転軸67とともに回転して外部に駆動を伝達する。駆動ギア66は、幅方向の位置が回収口37とカップリングギア60との間に位置するように配置されている。そして、カップリングギア60に入力された駆動力が、入力部ギア61、廃トナー搬送スクリュ35、第1ギア62、第2ギア65、第2回転軸67を介して駆動ギア66に伝達されて、駆動ギア66が所定方向に回転することになる。駆動ギア66は、回収口37と排出口36との間に設けられている。
なお、第1ギア62と、第2ギア65と、の間にアイドラギアを設けても良い。
駆動ギア66は、第2回転軸67及び第2ギア65とともに回転して外部に駆動を伝達するためのものである。
詳しくは、駆動ギア66は、カップリングギア60や廃トナー搬送スクリュ35や第2回転軸67や複数のギア61、62、65とともに廃トナー回収部32に設置されていて、プロセスカートリッジ10に設置されたクリーニング装置2に収容された未転写トナーを回収口37に向けて搬送する搬送スクリュ68を駆動するためのものである。このように、駆動ギア66は、カップリングギア60に外部から入力された駆動力を利用して、外部に設置された搬送スクリュ68に駆動力を伝達する駆動出力部として機能することになる。
さらに具体的に、図11を参照して、プロセスカートリッジ10の感光体ドラム1の幅方向一端側には、ギア部が形成された従動カップリング80が設置されている。プロセスカートリッジ10が画像形成装置本体100に装着されると、その装着動作に連動して、従動カップリング80が、画像形成装置本体100に設置された駆動カップリングに嵌合することになる。そして、画像形成装置本体100に設置された駆動モータが稼動されて駆動カップリングが所定方向に回転することで、従動カップリング80に駆動が伝達されて、従動カップリング80が所定方向(図1の時計方向である。)に回転駆動されることになる。
一方、クリーニング装置2に内設された回収スクリュ2bの幅方向一端側には、感光体ドラム1の従動カップリング80のギア部に噛合するギア81が設置されている。そして、上述した感光体ドラム1の回転駆動にともない回収スクリュ2bも所定方向に回転して、クリーニング装置2に回収された未転写トナーが幅方向一端側から幅方向他端側に向けて破線矢印方向に搬送されることになる。そして、回収スクリュ2bによって幅方向他端側に搬送された未転写トナーは、開口部69aからトナー搬送装置6に流入された後に、トナー搬送装置6に設置された搬送スクリュ68によって流出口74の位置まで搬送されて、回収口37から廃トナー回収部32(トナー容器30)の内部に廃トナーとして回収されることになる。
このように、プロセスカートリッジ10内においてクリーニング装置2に回収された未転写トナー(廃トナー)は、図11(又は、図6(B))の破線矢印で示すように移動して、最終的に回収口37から廃トナー回収部32(トナー容器30)内に回収されることになる。
ここで、トナー搬送装置6(プロセスカートリッジ10)に設置された搬送スクリュ68は、その一端側(流出口74の側の端部であって、廃トナーの搬送方向の下流側である。)に、廃トナー回収部32の駆動ギア66に噛合する従動ギア75が設置されている。この従動ギア75は、プロセスカートリッジ10に対するトナー容器30の装着動作に連動して、駆動ギア66に噛合するものである。そして、先に説明したように、廃トナー回収部32の駆動ギア66から従動ギア75に駆動が伝達されて、搬送スクリュ68が所定方向に回転することで、トナー搬送装置6において廃トナー(未転写トナー)が流出口74の位置に向けて搬送されることになる。なお、本実施の形態におけるトナー搬送装置6は、図6(B)(トナー搬送装置6の内部の一部を断面として図示している。)の破線矢印に示すように、クリーニング装置2との合流部(開口部69a)から廃トナーを略水平方向(+X方向)に搬送してから斜め上方に搬送した後に幅方向他端側から幅方向中部に向けて略水平方向(+Y方向)に搬送するものであって、屈曲部A(屈曲した搬送経路)を有している。搬送スクリュ68は、樹脂材料で形成されていてフレキシブルに屈曲することができるため、このような屈曲部Aを有するトナー搬送装置6に内設しても、廃トナーを良好に搬送することができる。
また、従動ギア75は、廃トナーの流出方向で、流出口74を超えた位置で廃トナー搬送コイル6aの最終端に設けられている。従動ギア75は,廃トナーの搬送流路の最終端部に配置されているともいえる。こうすることで、従動ギア75は、廃トナーの搬送の邪魔にならない位置で、駆動ギア66からの駆動を受けることが可能になる。さらに、スペースの有効活用も可能となっている。
また、駆動ギア66の回転軸(第2回転軸67)は、従動ギア75の回転軸よりも下方に存在するようになっており、駆動ギア66の回転方向は、従動ギア75をすくい上げる方向(最下点が従動ギア75側に向かって上昇してゆく方向であって、最下点が容器の挿入方向下流側に向かって移動する方向である。)に回転する。これにより、トナー容器30が下方に向かって押さえつけられるようになって、プロセスカートリッジ10に対するトナー容器30の姿勢が安定する。
以下、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10(画像形成装置100)において特徴的な、トナー搬送装置6について詳しく説明する。
先に図6(B)、図11等を用いて説明したように、本実施の形態におけるトナー搬送装置6は、クリーニング装置2から回収スクリュ2bによって搬送されて流入されたトナー(未転写トナー)を、トナー容器30(廃トナー回収部32)に向けて搬送する装置であって、プロセスカートリッジ10に一体的に設けられている。
図12、図13に示すように、トナー搬送装置6には、回転軸方向に螺旋状にスクリュ部68bが巻装された搬送スクリュ68や、搬送スクリュ68に対して径方向に隙間をあけて搬送スクリュ68を囲む壁面69(搬送経路)、が設けられている。
詳しくは、搬送スクリュ68は、軸径が1.5mm程度の軸部68a上に、外径が8.3mm程度のスクリュ部68bが螺旋状に巻かれたものであって、回転軸Rを中心に所定方向に回転する。搬送スクリュ68は、樹脂材料「MYポリマー」(槌屋製)で一体成型により形成されていて、屈曲可能に形成されている。
また、搬送スクリュ68は、回転軸方向の一端側が片持ち支持されている。具体的に、軸部68aの一端側(先に図11を用いて説明した従動ギア75が設置された側である。)が、軸受を介して、プロセスカートリッジ10のケースに回転可能に支持されている。そして、駆動ギア66から従動ギア75に駆動が伝達されて、搬送スクリュ68が図12、図13の矢印方向に回転することになる。
搬送スクリュ68の他端側(従動ギア75が設置されていない側である。)は、図12、図13に示すように、自由端となる。このように、搬送スクリュ68を片持ち支持した状態で回転させることで、搬送経路中に屈曲部A(湾曲搬送経路)を形成することにより、搬送スクリュ68の一部が屈曲していても、搬送スクリュ68が捻れにより破断するような不具合が生じにくくなる。
壁面69は、搬送スクリュ68を周方向に覆うように形成されて、トナー搬送装置6における略円筒状の搬送経路を形成するものである。壁面69の内径は9mm程度であって、搬送スクリュ68のスクリュ部68bとの隙間が0.35mm程度になるように設定されている。また、壁面69には、クリーニング装置2から回収スクリュ2bによって搬送されたトナーが流入される開口部69aが形成されている。開口部69aは、回収スクリュ2bのスクリュ径よりも僅かに大きな外径からなる円形の開口であって、略円筒状の壁面69の側方(搬送方向上流側の部分の側方である。)に連通するように形成されている。すなわち、開口部69aは、搬送スクリュ68の回転軸方向の他端側である自由端の側に形成されている。また、壁面69は、搬送スクリュ68とともに、開口部69aの縁部から回転軸方向下流側に離れた屈曲部Aで屈曲している。
なお、本実施の形態において、壁面69は、PC/ABS(ポリカーボネートとABS樹脂とのポリーマーアロイである。)で形成されている。
そして、この開口部69aからトナー搬送装置6に流入されたトナーは、壁面69内で、搬送スクリュ68に搬送されて、最終的にトナー容器30(廃トナー回収部32)に排出されることになる。なお、そのような搬送経路を確保するため、開口部69aは、搬送スクリュ68の自由端よりも搬送方向下流側の位置に配置されている。
ここで、図12、図13に示すように、本実施の形態におけるトナー搬送装置6の壁面69には、開口部69aの縁部から回転軸方向(回転軸Rに沿った方向である。)に離れた位置に、搬送スクリュ68に近づく方向(図13の下方である。)に突出する段差部69bが形成されている。
詳しくは、段差部69bは、開口部69aの縁部(トナーの搬送方向下流側の縁部である。)から、搬送方向下流側(駆動側であって、屈曲部Aが形成された側である。)に僅かに離れた位置(本実施の形態では0~1mm程度の距離Mである。)をエッジ部69b1として、搬送方向下流側に延在するように形成されている。換言すると、壁面69において、開口部69aに対して搬送方向下流側に隣接する位置に、他の壁面69よりも突出した段差部69bが形成されている。本実施の形態において、段差部69bの高さ(搬送スクリュ68に近づく方向の距離である。)は、0.1mm程度に設定されている。
なお、本願明細書等において、円形の開口部69aの縁部の最下流部のみが段差部69bのエッジ部69b1に接するような状態(図12の距離Mが0になる状態である。)も、「開口部の縁部から回転軸方向に離れた位置に段差部が形成された」状態に含まれるものと定義する。すなわち、段差部69bは、そのエッジ部69b1(開口部69a側のエッジ部である。)の全部が開口部69aの縁部に接しないように、壁面69に形成されることになる。
このように壁面69における開口部69aの近傍(回転軸方向に隣接する位置である。)に段差部69bを形成することにより、開口部69aの縁部に搬送スクリュ68のスクリュ部68bが接触して大きな音が発生してしまう不具合が軽減されることになる。
詳しくは、図14(B)に示すように、段差部69bが形成されていない場合には、搬送スクリュ68のスクリュ部68bが、開口部69aの縁部に広い範囲で接触(ほぼ線接触である。)してしまって、大きな摺動抵抗となって、大きな音(異常音)が発生してしまう。特に、本実施の形態では、開口部69aが搬送スクリュ68の自由端側に配置されていて、さらに搬送スクリュ68が屈曲して用いられているため、回転時に搬送スクリュ68が振れて開口部69aの縁部に接触してしまいやすい。
これに対して、本実施の形態では、開口部69aの近傍に段差部69bが形成されているため、図14(A)に示すように、搬送スクリュ68のスクリュ部68bが、開口部69aの縁部に直接的に線接触するようなことはなく、段差部69bのエッジ部69b1(開口部69a側の端部である。)に狭い範囲で接触(ほぼ点接触である。)することになる。そのため、段差部69bに搬送スクリュ68が接触しても、上述したような大きな音(異常音)はほとんど生じない。
ここで、本実施の形態において、段差部69bは、開口部69aの縁部から回転軸方向に所定距離Mをあけた位置に形成されている。そして、その「所定距離M」(開口部69aと段差部69bとの回転軸方向の離間距離である。)は、スクリュ部68bのスクリュピッチWよりも短い距離に設定されている(M<W)。
このように構成することで、搬送スクリュ68が振れても、搬送スクリュ68のスクリュ部68bを、開口部69aの縁部に接触させずに、図14(A)に示すように段差部69bのエッジ部69b1に接触させやすくなる。そのため、上述した異常音の発生を軽減する効果が発揮されやすくなる。
また、図12等を参照して、本実施の形態では、段差部69bにおける開口部69aの側のエッジ部69b1と、搬送スクリュ68の回転軸Rと、がなす角度が略90度となるように構成されている。また、段差部69bは、少なくとも、周状に形成された壁面69において、開口部69aが形成された周方向の範囲を含み、その範囲よりも大きな周方向の範囲に形成されている。
このように構成することで、搬送スクリュ68が振れても、搬送スクリュ68のスクリュ部68bを、開口部69aの縁部に接触させずに、図14(A)に示すように段差部69bのエッジ部69b1に接触させやすくなる。そのため、上述した異常音の発生を軽減する効果が発揮されやすくなる。
また、図12等を参照して、本実施の形態では、シート状部材70における開口部69aの側のエッジ部と、スクリュ部68bの外周部と、がなす角度θが30~120度となるように構成されている。
このように構成することにより、トナー搬送性に関係するスクリュ部68bの螺旋形状を維持しつつ、図14(A)に示すように段差部69bのエッジ部69b1に点接触させやすくなる。そのため、上述した異常音の発生を軽減する効果が発揮されやすくなる。
なお、本実施の形態では、上述した角度θが30度程度に設定されている。
また、図12等を参照して、本実施の形態において、段差部69bは、開口部69aと屈曲部Aとの間の壁面69に形成されている。すなわち、段差部69bは、搬送スクリュ68の端部(自由端)と屈曲部Aとの間の壁面69に形成されていることにもなる。
このように構成することにより、段差部69bを屈曲させることなく形成することができるため、段差部69bを屈曲させる場合に比べて、樹脂成型される壁面69の金型の形状が複雑化する不具合を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、段差部69bの回転軸方向の長さN(図13参照)が14mm程度に設定されている。
また、本実施の形態において、搬送スクリュ68は、回転停止状態で壁面69(段差部69bを含む。)に接触するときに、40gf以下の力で接触するように構成されている。
上述したように、搬送スクリュ68は、片持ち支持されて屈曲した状態で用いられているため、壁面69などに接触しやすい。そのとき、搬送スクリュ68が柔らかい材料で形成されるほど、壁面69に接触する力が弱くなる。そして、本願発明者は、研究を重ねた結果、その接触力が40gf以下であれば、壁面69に接触しても、気になるような音が生じないことを知得した。
なお、本実施の形態では、上述した接触力が18gf程度になるように、搬送スクリュ68の材料を選定している。
<変形例>
図15は、変形例としてのトナー搬送装置6の要部を側方から示す断面図であって、本実施の形態における図12に対応する図である。
図15に示すように、変形例では、本実施の形態のものとは異なり、段差部69bのエッジ部69b1が、搬送スクリュ68の回転軸Rに直交する仮想線Kに対して、直交するのではなくて、傾斜するように形成されている。
詳しくは、段差部69bにおける開口部69aの側のエッジ部69b1と、スクリュ部68の外周部と、がなす角度βが広がる方向に、搬送スクリュ68の回転軸Rに直交する仮想線Kに対してエッジ部69b1が傾斜している。すなわち、段差部69bのエッジ部69b1と、そのエッジ部69b1に対向するスクリュ部68bの外周部と、がなす角度βが、スクリュ部68bの巻き角度αよりも、大きくなるように形成されている。
さらに換言すると、回転軸Rに直交する仮想線Kと、螺旋状のスクリュ部68bが壁面69に線接触するものと仮定したときの接線と、がなす角度αに比べて、エッジ部69b1と、螺旋状のスクリュ部68bが壁面69に線接触するものと仮定したときの接線と、がなす角度βが大きくなるように(α<β)、仮想線Kに対してエッジ部69b1を傾斜させている。
具体的に、変形例では、α(≒30度)<β<90度なる関係が成立するように、仮想線Kに対してエッジ部69b1を傾斜させている。
このように構成することで、搬送スクリュ68が振れても、搬送スクリュ68のスクリュ部68bを、開口部69aの縁部に接触させずに、図14(A)に示すように段差部69bのエッジ部69b1に点接触させやすくなる。そのため、異常音の発生を軽減する効果が発揮されやすくなる。
以上説明したように、本実施の形態におけるトナー搬送装置6は、回転軸方向に螺旋状にスクリュ部68bが巻装された搬送スクリュ68と、搬送スクリュ68に対して径方向に隙間をあけて搬送スクリュ68を囲む壁面69と、壁面69に形成された開口部69aと、が設けられている。そして、壁面69には、開口部69aの縁部から回転軸方向に離れた位置に、搬送スクリュ68に近づく方向に突出する段差部69bが形成されている。
これにより、搬送スクリュ68を囲む壁面69に形成された開口部69aの縁部に、搬送スクリュ68のスクリュ部68bが接触して大きな音が発生してしまう不具合を軽減することができる。
なお、本実施の形態においては、感光体ドラム1(像担持体)と帯電ローラ4(帯電装置)と現像装置5とクリーニング装置2とトナー搬送装置6とが一体化されたプロセスカートリッジ10として構成されている場合に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、これらの装置1、2、4~6が、それぞれ単体で画像形成装置本体100に対して着脱されるユニットして構成されている場合であっても、当然に本発明を適用することができる。
そして、そのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置と、のうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される着脱ユニットと定義する。
また、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置100に設置されるトナー搬送装置6に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に設置されるトナー搬送装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、トナー搬送装置6をプロセスカートリッジ10に設置したが、トナー搬送装置はそのようなものに限定されることなく、例えば、トナー搬送装置を現像装置に設置することもできるし、トナー搬送装置をクリーニング装置や廃トナー回収容器に設置することもできる。
また、本実施の形態では、廃トナーを搬送するトナー搬送装置に対して本発明を適用したが、トナー搬送装置はそのようなものに限定されることなく、例えば、新品のトナーを搬送するトナー搬送装置や、リサイクルトナーを搬送するトナー搬送装置や、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を搬送するトナー搬送装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、トナー搬送装置6にトナーを流入するための開口部69aの近傍に段差部69bを形成したが、トナー搬送装置6からトナーを流出するための開口部の近傍に段差部を形成することもできる。
また、本実施の形態では、周状に形成された壁面69における周方向の一部(ほぼ半周の範囲である。)に段差部69bを形成したが、壁面における周方向の全部(全周の範囲である。)に段差部を形成することもできる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 感光体ドラム(像担持体)、
2 クリーニング装置、
2b 回収スクリュ、
5 現像装置、
6 トナー搬送装置(粉体搬送装置)、
10 プロセスカートリッジ、
30 トナー容器(粉体収納容器)、
31 トナー収納部(粉体収納部)、
32 廃トナー回収部(粉体回収部)、
68 搬送スクリュ(搬送部材)、
68a 軸部、
68b スクリュ部(羽根部)、
69 壁面、
69a 開口部、
69b 段差部(突出部)、
69b1 エッジ部、
100 画像形成装置、
A 屈曲部、 R 回転軸、 W スクリュピッチ。
特開2012-53316号公報

Claims (9)

  1. 回転軸方向に螺旋状にスクリュ部が巻装された搬送スクリュと、
    前記搬送スクリュに対して径方向に隙間をあけて前記搬送スクリュを囲む壁面と、
    前記壁面における周方向の一部に形成された開口部と、
    を備え、
    前記壁面は、前記開口部の縁部から前記回転軸方向に前記スクリュ部のスクリュピッチよりも短い距離をあけて離れた位置に、前記搬送スクリュに近づく方向に突出する段差部が形成され、
    前記段差部は、前記壁面における周方向の一部であって、前記開口部が形成された周方向の範囲を含み、前記範囲よりも大きな周方向の範囲に形成されたことを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 前記段差部における前記開口部の側のエッジ部と、前記搬送スクリュの回転軸と、がなす角度が略90度であることを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記段差部における前記開口部の側のエッジ部と、前記スクリュ部の外周部と、がなす角度が広がる方向に、前記搬送スクリュの回転軸に直交する仮想線に対して前記エッジ部が傾斜することを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  4. 前記段差部における前記開口部の側のエッジ部と、前記スクリュ部の外周部と、がなす角度が30~120度であることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  5. 前記搬送スクリュと前記壁面とは、前記開口部の縁部から前記回転軸方向に離れた屈曲部で屈曲し、
    前記段差部は、前記開口部と前記屈曲部との間の前記壁面に形成されたことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  6. 前記搬送スクリュは、前記回転軸方向の一端側が片持ち支持されて、
    前記開口部は、前記搬送スクリュの前記回転軸方向の他端側である自由端の側に形成されたことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  7. トナーが収容されて、像担持体に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置であって、
    請求項1~請求項6のいずれかに記載のトナー搬送装置を備えたことを特徴とする現像装置。
  8. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
    請求項1~請求項6のいずれかに記載のトナー搬送装置を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1~請求項6のいずれかに記載のトナー搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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