JP2018028707A - 廃棄粉体回収容器 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、前記第1面は、前記搬送部材が廃棄粉体を搬送する方向に沿う面であることを特徴とする請求項1に記載の廃棄粉体回収容器である。
請求項4に記載の発明は、前記固定部は前記搬送部材よりも鉛直方向の上方で固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の廃棄粉体回収容器である。
請求項2の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、廃棄粉体の移動経路上における廃棄粉体の滞留をより広い範囲で抑制することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、固定部が剥がれることが抑制される。
<画像形成装置10の構成>
図1は、本実施形態の画像形成装置10の全体構成を示した図である。
同図に示すように、画像形成装置10には、装置本体10Aの内部に、受信した画像データに対して予め定められた画像処理を行う画像処理部12が設けられている。また、画像処理部12から画像データを受け取りレーザ光による露光を行う露光装置14が設けられている。
次に、図1乃至図3を参照しながら、廃トナー回収容器100の構成について説明をする。
図2は、本実施の形態の画像形成装置10のカバー10Cを開けた状態を示した斜視図である。図3は、本実施の形態の廃トナー回収容器100を示した斜視図である。より詳細には、図3(a)は廃トナー回収容器100の外側面100B側を示した斜視図であり、図3(b)は廃トナー回収容器100の内側面100C側を示した斜視図である。
被固定部103は、図示の例においては、上面100Aに設けられ外側面100Bに沿う面を有する板状部材である。
掛かり部105A,105Bは、外側面100Bにおける長手方向の両端に設けられ、それぞれ装置本体10Aに設けられた被掛かり部(図示せず)と掛かり合う(噛み合う)ことにより、廃トナー回収容器100を装置本体10Aに対して固定する。
被検知部110については、詳細は後述するが、図示の例においては、内側面100Cの長手方向における端部であってより高さが高い端部側に配置されている。
図4は、画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kと廃トナー回収容器100との関係を示す斜視図である。
まず、廃トナー回収容器100の内部は、開口107T,107Y,107M,107C,107Kにより、外部と連続している。そして、廃トナー回収容器100の内部には、廃トナーを収容する廃トナー収容室120と、廃トナー収容室120が廃トナーで満たされた際に廃トナー収容室120から廃トナーが流入する検知室130とを有する。
この検知室130は、検知室130の下方側で検知室130の内側面の一部を形成する被検知部110を有する。この被検知部110は、装置本体10A側に設けられ検知室130内に収容された廃トナーを検知すると、予め定めた信号を出力する検知センサSrと対向するように設けられている。
搬送部の一例であるオーガー150は、開口107T,107Y,107M,107C,107Kに沿うよう、水平方向に対して傾斜して設けられる。このオーガー150は、図示しないモータ等により駆動を受けて回転する回転軸151と、螺旋羽根の一例であり回転軸151の周囲に設けられる第1羽根部(スクリュー)153と、この第1羽根部153と間隙を有して設けられ第1羽根部153よりも径が小さくかつ回転軸151方向におけるピッチ(隣り合った羽根の間隔)が小さい第2羽根部(スクリュー)155と、突出部の一例であり回転軸151に設けられ回転軸151の直径方向に沿う板状部材(パドル)157とを有する。オーガー150は、図示しないモータ等により駆動を受けて回転軸151が回転することにともない、第1羽根部153および第2羽根部155が廃トナーを矢印T4方向に搬送する。
傾斜部190は、開口107Tの下方に設けられ、上面が廃トナー搬送方向(矢印T4参照)の下流側に傾いて設けられる。この傾斜部190は、開口107Tの下方に位置する検知室130(および管部180)側へ廃トナーが流れることを抑制する。
まず、画像形成ユニット16Y,16M,16C,16Kから回収された廃トナーは、それぞれ開口107Y,107M,107C,107Kから落下し(矢印T1参照)、廃トナー収容室120へと流入する。また、ベルトクリーナ41から回収された廃トナーは、開口107Tから傾斜部190に沿って落下する(矢印T3参照)ことにより、廃トナー収容室120へと流入する。
ここで、オーガー150は、廃トナーを廃トナー搬送方向(矢印T4参照)の下流側に押し広げることで、廃トナー収容室120内により多くの廃トナーを収容させる。このとき、廃トナー収容室120の下流側に位置する凹部109B内に廃トナーが流入することにより、廃トナー収容室120内で収容される廃トナーの量が増加する。また、オーガー150は、廃トナーを廃トナー搬送方向(矢印T4参照)の下流側に移動させることで、廃トナーが堆積することにともない、高さが低い上流側の開口(例えば開口107K)から廃トナーがあふれることを抑制する。
そして、廃トナー収容室120が廃トナーで満たされると、廃トナー収容室120内に堆積した廃トナーと第2羽根部155とが接触するようにより、第2羽根部155により廃トナーが搬送される(矢印T4参照)。このことにともない、検知室130内に廃トナーが流入する(矢印T5参照)。
さて、図7を参照しながら、オーガー150および第1傾斜面171Bの周囲の構成について説明をする。
ここで、図7は、図4の矢印VII方向から見た断面図である。図7においては、画像形成ユニット16Cの排出管160Cが、開口107Cが挿入された状態である。なお、ここでは、画像形成装置ユニット16Cの排出管160Cと開口107Cとの関係を説明するが、排出管160M,160Yと開口107M,170Y(図4参照)との関係も同様である。また、排出管160Kおよび開口107K(図4参照)、あるいはベルトクリーナ41(図1参照)の排出管(図示せず)および開口107T(図4参照)を同様に構成してもよい。
図7に示すように、画像形成ユニット16Cは、排出管160Cの内部に設けられ画像形成ユニット16C内から排出される廃トナーを搬送する(矢印I方向)排出オーガー161Cと、排出管160Cの挿入方向における先端に形成された位置決め孔163Cと、排出管160Cの下方側の面に設けられ排出オーガー161Cにより搬送された廃トナーを排出する排出口165Cと、画像形成ユニット16Cを操作する際にユーザが把持する把持部167Cとを有する。
図7に示すように、廃トナー回収容器100の内部には、図中左右方向の中央部にオーガー150が設けられている。
また、廃トナー回収容器100の内側面100Cには、オーガー150の占める空間の鉛直方向下方よりも側方に位置する内側面100Cから、オーガー150の占める空間の鉛直方向下方まで突出する凸部170Bが設けられている。ここで、オーガー150の占める空間とは、オーガー150が存在する空間およびオーガー150が回転することにより通過する空間を含む。図7において、オーガー150の空間の鉛直方向下方とは、幅Vで示される領域である。
なお、図示の例においては、第1傾斜面171Bと紙面奥側で隣接して設けられる第2傾斜面173Bも、オーガー150の鉛直方向下方まで延びる。
また、内側面100Cを挟んで第1傾斜面171Bと対向する部分(廃トナー回収容器100の外側の部分)には、凹部171Aが形成されている。このことにより、内側面100Cにおいて、第1傾斜面171Bが形成されている部分と他の部分との肉厚が揃えられている。
また、廃トナー回収容器100には、開口107Cに排出管160Cが挿入された際に、この排出管160Cの周囲を覆う位置に管状部材176が設けられている。この管状部材176の下方側の面でかつオーガー150の上方の位置には、導入口177が形成されている。
詳細は後述するが、第1傾斜面171B上には、画像形成ユニット16C内から排出される廃トナーが積載される。この積載された廃トナーとオーガー150の第1羽根部153とが接触するよう、オーガー150、第1傾斜面171B、および導入口177等の構成が定められる。
図示の例においては、オーガー150の第1羽根部153と内側面100Cとの間には間隙L1が形成されている。ここで、第1羽根部153と内側面100Cとの間隙L1は、例えば第1羽根部153の直径よりも短く、5mmである。
まず、鉛直方向において、第1羽根部153と第1傾斜面171Bとの距離が小さいほど、第1傾斜面171Bに積載された廃トナーと第1羽根部153とが接触し得る。したがって、例えば第1傾斜面171Bにおける内側面100Cから離間する側の端部171Cと、第1羽根部153との距離L6は、小さいことが好ましい。それに対して、距離L6は、第1傾斜面171B上から廃トナー塊Tn(後述)を落下させる際に、その落下が妨げられない大きさであることが好ましい。
そこで、図示の例においては、距離L6を第1羽根部153の半径よりも小さく設定している。
図7に示すように、排出管160Cに形成された排出口165Cは、導入口177の上方に位置する。そして、上方からみたときに排出口165Cが開口する領域は、導入口177が開口する領域に含まれる。したがって、排出口165Cから排出された排トナーが、導入口177以外の領域に落下することが抑制される。
さらに、内側面100Cに形成される凹部171A内に、画像形成ユニット16Cの把持部167Cが配置される。このことにより、画像形成ユニット16Cと内側面100Cとの距離を小さくすることができ、装置の小型化が図れる。
この積載された廃トナーは、廃トナーの自重により押し潰され密度(嵩密度)が増加する。また、この積載された廃トナーは第1羽根部153の回転に伴い(図中反時計回り、矢印R1参照)、第1傾斜面171Bまたは内側面100C側に押しつけられ、廃トナーが固まるような力を受ける。このことにより、第1傾斜面171B上で、廃トナーの密度が増加した廃トナー塊Tnが形成される。
そして、図8(d)に示すように、成長した廃トナー塊Tnは、例えば先端が重くなるなど自重に耐えきれなくなることや、第1羽根部153からの振動等をきっかけとして崩れる。
次に、図9および図10を参照しながら傾斜部190について詳細に説明をする。なお、図9は、傾斜部190およびその周辺を示す斜視図である。図10は、崩し部材193とオーガー150とを示す説明図である。より詳細には、図10(a)は崩し部材193の展開図であり、図10(b)はオーガー150の一部を示す斜視図である。
なお、図9に示すように、第2面157Bは、第1羽根部153および第2羽根部155のいずれとも連続することなく設けられている。
崩し部材193は、折り線193E(図10(a)参照)において折り曲げられた状態で、本体部193Aが傾斜壁191の少なくとも一部を覆うとともに、固定部の一例である貼付部193Bが内側面100Cに貼り付けられることにより設けられる。図示の例においては、傾斜壁191の幅方向のおよそ半分が崩し部材193により覆われている。
まず、図11(a)に示すように、導入口177から排出される排トナーは、傾斜壁191に沿って廃トナー搬送方向(矢印T4参照)の上流側へと落下する移動経路を通る。そして、傾斜壁191から落下する廃トナーは、オーガー150の間隙159を通過して、廃トナー収容室120(図5参照)に収容される。
この崩し部材193が振動する方向は、図9の矢印M1に示すように、被接触部193Dが貼付部193Bと接離する方向であり、さらに説明をすると、崩し部材193の本体部193Aが捩じれる方向である。この崩し部材193の振動により、傾斜壁191の上に廃トナーが滞留することが抑制され、あるいは傾斜壁191上に堆積した廃トナーが崩される。なお、この崩し部材193の本体部193Aが捩じれる向きに振動することにより、廃トナーの排出が促進される。
まず、図11(b)に示すように廃トナー搬送方向(矢印T4参照)の上流側からオーガー150の軸方向に沿って見ると、被接触部193Dは、回転軸151が回転する(矢印R1参照)ことにともない、端部193Fを中心とした円周方向に変位する(矢印M3参照)。また、図11(c)に示すように側面から見ると、端部193Fを中心とした円周方向に変位する(矢印M5参照)。
次に、図12を参照しながら、検知室130について説明をする。なお、図12は、検知室130を示す説明図である。より詳細には、図12(a)は検知室130を示す斜視図であり、図12(b)は図12(a)の矢印XIIbから見た断面図である。
図12(a)に示すように、検知室130は、廃トナー回収容器100の廃トナー搬送方向(矢印T4参照)下流側に形成されている。また、検知室130は、検知室130の下方において、検知室130内に収容された廃トナーと対向する位置に被検知部110が設けられる。
また、管部180は、下方に開口181を有する。管部180内部に配置された第2羽根部155により搬送される廃トナーは、この開口181を通して検知室130内へと落下する。
なお、被検知部110の内側面111と、傾斜板141の端部141A(および対向板143)とは、間隙を有して配置される。
そして、検知室130に廃トナーが収容され、透過部113内に廃トナーが積載されると、照射部Sr1から照射された光が廃トナーにより遮蔽され、受光部Sr2が照射光を受光しなくなる。このことにより、検知センサSrは、検知室130に廃トナーが収容されたことを検知する。
そこで本実施の形態においては、上述のようにトナー受け部131を設けることにより、浮遊トナーがトナー受け部131によって受け止められ、被検知部110側へと流れることが抑制される。このことにより、検知センサSrによる誤検知の発生が抑制される。
ここで、トナー受け部131は、浮遊するトナーをより確実に受けるよう、開口181に近いことが好ましい。トナー受け部131は、例えば、上下方向において開口181と被検知部110の中間点よりも上方に配置される。
図14に示すように、廃トナー収容室120(図5参照)の内部空間に漂う浮遊トナーが、オーガー150の回転とともに検知室130内に流入する。検知室130内に流入した浮遊トナーは、廃トナー搬送方向(矢印T4参照)に速度成分を有するため、検知室側側面100Eに接近しながら落下する(矢印T11参照)。このことにより、トナー受け部131に浮遊トナーが溜まり、浮遊トナーが被検知部110へと流れ誤検知が発生することが抑制される。
Claims (4)
- 記録材に画像を形成する画像形成部から排出された廃棄粉体を受け入れる受け入れ口と、
前記受け入れ口から受け入れられた廃棄粉体を収容する収容部と、
前記収容部に設けられ、駆動を受け回転する軸部と、回転しながら廃棄粉体を搬送するらせん状の搬送部と、前記軸部から前記軸部の直径方向に延びる突出部と、を有する搬送部材と、
第1面と前記第1面の裏面である第2面とを有し、前記第2面が向かい合うように屈曲する屈曲部と、前記第1面にあって前記収容部の内壁に固定される固定部と、前記第1面にあって前記搬送部材と接触することにより振動する本体部と、を有する可撓性のフィルムと、を有し、
前記本体部は、前記搬送部材が接触するときに、前記屈曲部により前記搬送部材を押圧することを特徴とする
廃棄粉体回収容器。 - 前記第1面は、前記搬送部材が廃棄粉体を搬送する方向に沿う面であることを特徴とする請求項1に記載の廃棄粉体回収容器。
- 前記固定部は前記内壁に貼り付けられることで固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の廃棄粉体回収容器。
- 前記固定部は前記搬送部材よりも鉛直方向の上方で固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の廃棄粉体回収容器。
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