JP6406174B2 - 廃トナー収容容器、画像形成装置 - Google Patents

廃トナー収容容器、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、像担持体から排出された廃トナーを収容する廃トナー収容容器及びこれを備える画像形成装置に関する。
コピー機、プリンター及びFAX装置等の電子写真方式の画像形成装置においては、一般に、感光体ドラム(像担持体)上に形成された静電潜像が現像装置内の現像剤によって可視化され、その顕像が印刷用紙などの記録媒体に転写される。このとき、感光体ドラムの表面には、記録媒体に転写されなかったトナーが残留する。そのため、クリーニング装置によってこの残留トナーが感光体ドラムの表面から除去され、廃トナーとして廃トナー収容容器に回収される(特許文献1参照)。
クリーニング装置は、前記廃トナーを一時的に収容する収容部を有しており、その収容部にスクリューが設けられている。前記収容部に収容された廃トナーは、スクリューによって一方向へ搬送されて、収容部に設けられた排出部から前記排出部に連結された廃トナー収容部に排出される。前記排出部から排出された廃トナーは廃トナー収容容器に流入して、廃トナー収容容器内に収容される。
ところで、複数の感光体ドラムを有するカラー画像形成装置は、感光体ドラムごとに設けられた複数のクリーニング装置を備える。また、カラー画像形成装置は、各感光体ドラムから転写されたカラートナー像を担持する中間転写ベルト(像担持体)を有する。中間転写ベルトのカラートナー像は転写装置によって記録媒体に転写される。このとき、中間転写ベルトに表面に、記録媒体に転写されなかったトナーが残留する。したがって、カラー画像形成装置には、中間転写ベルトに残留したトナーを除去するためのクリーニング装置が設けられている。カラー画像形成装置においては、複数のクリーニング装置から排出される廃トナーを収容するために、廃トナー収容容器は、複数のクリーニング装置の配列方向に長い形状に形成されている。また、従来の廃トナー収容容器には、収容された廃トナーの嵩をならすために、収容された廃トナーを廃トナー収容容器の長手方向へ搬送する搬送スクリューが設けられている。
特開平09−152820号公報
しかしながら、従来の廃トナー収容容器の構成では、搬送スクリューが廃トナーを一方向へ搬送するため、搬送方向の上流側の収容部に廃トナーが溜まりにくいという問題がある。例えば、カラー画像形成装置において画像形成動作が行われるときの駆動力によって前記搬送スクリューが回転される構成では、画像形成動作時に行われる所謂空駆動時にも搬送スクリューが回転される。この場合、廃トナーが収容されないにも拘わらず搬送スクリューが回転されるため、廃トナーが前記搬送方向の下流側に偏った状態で収容されることになり、廃トナー収容容器内の収容スペースを有効に利用することができないという問題がある。
本発明の目的は、容器内に無駄なスペースを作ることなく効率よく容器内に廃トナーを貯留することが可能な廃トナー収容容器、及びこれを備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る廃トナー収容容器は、容器本体と、第1搬送部と、第2搬送部とを備える。前記容器本体は、画像形成装置が備える複数の像担持体それぞれから排出される廃トナーを受け入れる複数の受入口を有し、前記受入口から搬入された前記廃トナーを収容する。前記第1搬送部は、前記容器本体の内部に回転可能に設けられ、前記画像形成装置における画像形成動作時に回転されることにより前記廃トナーを回転軸線方向の一方側へ搬送する。前記第2搬送部は、前記容器本体の内部において前記第1搬送部よりも下側で前記第1搬送部と平行に設けられ、前記画像形成動作時に回転されることにより前記廃トナーを前記一方側とは反対の他方側へ搬送する。前記複数の受入口は、前記回転軸線方向に並んで設けられている。前記第2搬送部は、前記容器本体において最も前記回転軸線方向の前記一方側に位置する側端受入口に対応する側端収容部に収容された前記廃トナーに対する搬送力を有しない。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記廃トナー収容容器と、複数の像担持体と、複数の廃トナー回収部と、を備える。前記複数の像担持体は、トナー像を担持する。前記複数の廃トナー回収部は、前記複数の像担持体それぞれから廃トナーを回収して前記廃トナー収容容器に排出する。
本発明によれば、容器内に収容される廃トナーの嵩を均一にすることにより、容器内に無駄なスペースを作ることなく効率よく容器内に廃トナーを貯留することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、図1の画像形成装置の内部構成を示す図である。 図3は、図1の画像形成装置が備える画像形成部の構成を示す図である。 図4は、クリーニング装置によって感光体ドラム及び中間転写ベルトから除去された廃トナーが廃トナー収容容器に流入するまでトナー流路を説明する図である。 図5は、本発明の実施形態に係る廃トナー収容容器の構成を示す図である。 図6は、図5の廃トナー収容容器の内部構造を示す図である。 図7は、図5及び図6における切断面VII−VIIの断面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る廃トナー収容容器内で廃トナーが貯留される状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す。以下、画像形成装置1の通常の使用状態を基準として図1で定義された上下方向D1、前後方向D2、及び左右方向D3を用いて本実施形態を説明する。
図1に示される画像形成装置1は、プリンターである。画像形成装置1は、入力された画像をトナーを用いて印刷シートに画像を印刷する。なお、画像形成装置1はプリンターに限られず、ファクシミリ、複写機、或いはこれらの機能を有する複合機などであってもよい。
画像形成装置1は、いわゆるタンデム方式のカラープリンターである。図1に示されるように、画像形成装置1は、外枠のカバー及び内部フレームを含む筐体2を有する。また、図2に示されるように、画像形成装置1は、複数の画像形成部3と、中間転写ユニット4と、二次転写装置5と、定着装置6と、露光装置7と、給紙部8と、排紙部9と、制御部10と、ベルトクリーニング装置16(本発明の廃トナー除去部の一例)と、廃トナー収容容器50と、を有する。
複数の画像形成部3(3A〜3D)は、前後方向D2に並設されている。複数の画像形成部3は、互いに色の異なるトナー像を形成する。図2において、最も後ろ側に位置する画像形成部3Aはブラック色のトナーでトナー像を形成する。後ろから2番目の画像形成部3Bはイエロー色のトナーでトナー像を形成する。後ろから3番目の画像形成部3Cはシアン色のトナーでトナー像を形成する。そして、最も前側に位置する画像形成部3Dはマゼンタ色のトナーでトナー像を形成する。画像形成部3のそれぞれは、感光体ドラム11(本発明の像担持体の一例)、帯電装置12、現像装置13、一次転写装置14、ドラムクリーニング装置15(本発明の廃トナー除去部の一例)を備えている。したがって、画像形成装置1は、複数の感光体ドラム11、現像装置13、ドラムクリーニング装置15などを備えている。
中間転写ユニット4は、中間転写ベルト4A(本発明の像担持体、転写ベルトの一例)と、駆動ローラー4Bと、従動ローラー4Cとを有する。中間転写ベルト4Aは、複数色のトナー(本実施形態では4色)からなるトナー像を担持する。中間転写ベルト4Aは、駆動ローラー4B及び従動ローラー4Cによって回転駆動可能に支持されることにより、その表面が各感光体ドラム11の表面に接しながら移動(走行)可能となる。中間転写ベルト4Aが回転駆動されると、その表面が感光体ドラム11と一次転写装置14との間を通過する。その際に、複数の感光体ドラム11に担持された各色のトナー像が重ね合わさるように順に中間転写ベルト4Aに転写される。
二次転写装置5は、中間転写ベルト4Aに転写されたトナー像を給紙部8から搬送されてきた印刷シートに転写する。トナー像が転写された印刷シートは、定着装置6に搬送される。定着装置6は、加熱ローラー6Aと加圧ローラー6Bとを有する。定着装置6は、トナー像が転写された印刷シートに対して熱と圧力を加えながら搬送する。これにより、トナー像が溶融して印刷シートに定着される。トナー像が定着された印刷シートは、更に下流側へ搬送されて、中間転写ユニット4の上方に配置されたトレイ状の排紙部9に排出される。
ベルトクリーニング装置16は、中間転写ユニット4の前方側に配置されている。ベルトクリーニング装置16は、クリーニング部材であるクリーニングローラー24、スクリュー部材25、及びトナーボックス26を備えている。クリーニングローラー24は、従動ローラー4Cと対向するように配置されており、その表面が中間転写ベルト4Aに接触している。クリーニングローラー24は、トナーボックス26内で回転可能に支持されている。クリーニングローラー24の支軸に回転駆動力が入力されることによってクリーニングローラー24が回転する。クリーニングローラー24は、中間転写ベルト4Aの幅とほぼ同じ長さを有している。クリーニングローラー24は、中間転写ベルト4Aに接触した状態で回転されることにより、二次転写装置5による転写後に中間転写ベルト4Aの表面に残留したトナーを中間転写ベルト4Aから取り除く。この取り除かれたトナー(以下「廃トナー」という。)は、重力の作用又はクリーニングローラー24の回転力によってトナーボックス26内に取り入れられる。トナーボックス26内に取り入れられた廃トナーは、スクリュー部材25により搬送される。トナーボックス26の底面の右端部側に排出口27(図4参照)が形成されている。スクリュー部材25は、円柱状の軸部材の周囲に螺旋状の羽根を有している。スクリュー部材25が回転されることにより、前記羽根の作用を受けて、前記廃トナーがトナーボックス26内を前記排出口27へ向けて搬送される。その後、排出口27から外部へ廃トナーが排出される。つまり、中間転写ベルト4Aの表面に残留したトナーは、ベルトクリーニング装置16によって取り除かれて廃トナーとして中間転写ベルト4Aから排出される。
図3は、画像形成部3における感光体ドラム11、現像装置13、及びドラムクリーニング装置15を示す断面図である。複数の画像形成部3それぞれは、使用されるトナーの色が異なる点を除き、同じ構成である。
感光体ドラム11は、表面に感光層が形成された筒状の回転体である。感光体ドラム11は、筐体2の内部に回転可能に支持されており、回転駆動力が入力されることにより所定方向に回転する。感光体ドラム11の表面には、対応する色のトナー像が担持される。具体的には、帯電装置12によって感光体ドラム11の表面が所定の電位に帯電された状態で、露光装置7が感光体ドラム11の表面を露光すると、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像が後述の現像装置13によって現像されることにより、トナー像が感光体ドラム11の表面に担持される。感光体ドラム11上のトナー像は、一次転写装置14によって中間転写ベルト4Aに転写される。
現像装置13は、現像剤により感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像を顕像化する。現像装置13は、現像ケース37、マグネットローラー38を有する。現像ケース37内にトナーを含む現像剤が収容されている。マグネットローラー38は、現像に用いられるものであり、現像ケース37内に回転可能に支持されている。現像ケース37には撹拌スクリュー部材33が設けられており、撹拌スクリュー部材33が回転されることにより、現像剤が撹拌されて、トナーが所定の電荷に帯電される。また、マグネットローラー38によって、前記帯電されたトナーが感光体ドラム11との対向位置に搬送されて、その対向位置から感光体ドラム11の表面の静電潜像にトナーが飛翔される。これにより、感光体ドラム11上の前記静電潜像が現像される。現像ケース37にはトナー供給口40が設けられており、このトナー供給口40を介してトナーコンテナ(不図示)からトナーが現像ケース37に補給される。
図4に示されるように、現像装置13の現像ケース37は、仕切り壁35を有する。仕切り壁35は、現像ケース37の長手方向(左右方向D3に一致する方向)に沿って現像ケース37の底面に立設されている。仕切り壁35によって現像ケース37の内部空間が2つの空間に分割されている。2つの空間それぞれは、前記長手方向の両端部にある連通部31,32で連通する。また、2つの空間それぞれに現像剤を撹拌しつつ搬送する攪拌スクリュー部材33(図3参照)が設けられている。撹拌スクリュー部材33の回転により、現像ケース37内の現像剤が各空間同士を循環経路30(図4の二点鎖線参照)に沿って循環して搬送される。
ドラムクリーニング装置15は、感光体ドラム11の後方側に配置されている。ドラムクリーニング装置15は、感光体ドラム11ごとに設けられている。ドラムクリーニング装置15は、クリーニング部材であるクリーニングブレード41、クリーニングローラー42、スクリュー部材43、及びトナーボックス44を備えている。クリーニングブレード41及びクリーニングローラー42は、感光体ドラム11とほぼ同じ長さを有する。クリーニングブレード41の先端は感光体ドラム11の表面に接触して又は近接して配置されている。クリーニングローラー42は、トナーボックス44内で回転可能に支持されている。クリーニングローラー42の支軸に回転駆動力が入力されることによってクリーニングローラー42が回転する。クリーニングブレード41は、感光体ドラム11が回転されると、一次転写装置14による転写後に感光体ドラム11の表面に残留したトナーを取り除く。この取り除かれたトナー(以下「廃トナー」という。)は、重力の作用又はクリーニングローラー42の回転力によってトナーボックス44内に取り入れられる。トナーボックス44内に取り入れられた廃トナーは、スクリュー部材43によって図4中の矢印47に示す排出方向へ搬送される。トナーボックス44の右端部の側壁に排出口45(図4参照)が形成されている。スクリュー部材43は、円柱状の軸部材の周囲に螺旋状の羽根を有している。スクリュー部材43が回転されることにより、前記羽根の作用を受けて、前記廃トナーはトナーボックス44内を排出口45へ向けて搬送される。その後、排出口45から外部へ廃トナーが排出される。つまり、感光体ドラム11の表面に残留したトナーは、ドラムクリーニング装置15によって取り除かれて廃トナーとして感光体ドラム11から排出される。
感光体ドラム11及びドラムクリーニング装置15は、ドラムユニット17(図4参照)としてユニット化されている。ドラムクリーニング装置15が備える排出口45は、ドラムユニット17の筐体(不図示)から外部へ突出しており、後述の廃トナー収容容器50の受入口65(65A〜65D)に連結されている。
図4は、ドラムクリーニング装置15によって感光体ドラム11から除去された廃トナー、及びベルトクリーニング装置16によって中間転写ベルト4Aから除去された廃トナーが廃トナー収容容器50に排出されるまでの排出流路の説明図である。
図4に示されるように、ドラムクリーニング装置15によって感光体ドラム11から除去された廃トナーは、スクリュー部材43によって画像形成装置1の左右方向D3の右側へ向かう排出方向(矢印47参照)へトナーボックス44(図3参照)内を搬送される。トナーボックス44の右端部に搬送されてきた前記廃トナーは、排出口45から廃トナー収容容器50の受入口65(65A〜65D)を経て後述の容器本体52の内部に排出される。
また、ベルトクリーニング装置16によって中間転写ベルト4Aから除去された廃トナーは、スクリュー部材25によって画像形成装置1の左右方向D3の右側へ向かう排出方向(矢印48参照)へトナーボックス26内を搬送される。トナーボックス26の右端部側に搬送されてきた前記廃トナーは、トナーボックス26の底面にある排出口27から廃トナー収容容器50の受入口65(65E)を経て後述の容器本体52の内部に排出される。
廃トナー収容容器50は、筐体2内に設けられている。図2に示されるように、廃トナー収容容器50は、中間転写ベルト4Aの下方に配置されている。また、図4に示されるように、廃トナー収容容器50は、ドラムクリーニング装置15及びベルトクリーニング装置16の右端部よりも更に右側に配置されている。
図5乃至図7に示されるように、廃トナー収容容器50は、容器本体52と、上段搬送スクリュー61(本発明の第1搬送部、第3搬送部の一例)と、下段搬送スクリュー62(本発明の第2搬送部の一例)と、を備えている。ここで、図5は、廃トナー収容容器50を右側から見た斜視図である。図6は、廃トナー収容容器50を右側から見た側面図である。図7は、廃トナー収容容器50の断面図である。なお、説明の便宜上、図5では、容器本体52を構成するカバー部52Bの図示が省略されている。
容器本体52は、本体ケース52Aと、カバー部52B(図7参照)と、により構成されている。容器本体52は、前後方向D2に長い形状に形成されている。本体ケース52Aは、容器本体52において左側(画像形成部3側)の部分を構成しており、カバー部52Bは、容器本体52において右側の部分を構成している。
容器本体52の内部に、ドラムクリーニング装置15及びベルトクリーニング装置16から排出された廃トナーが収容される。具体的には、図5に示されるように、本体ケース52Aの左側面に5つの受入口65(65A〜65E)が設けられており、各受入口65から廃トナーが流入される。各受入口65は、容器本体52の長手方向に並んで設けられている。なお、容器本体52の長手方向は、下段搬送スクリュー62の回転軸線方向に一致する方向である。
図5に示されるように、本体ケース52Aの左側面に同じ形状の4つの受入口65(65A〜65D)が設けられている。各受入口65A〜65Dは、各ドラムクリーニング装置15から排出される廃トナーを流入させるためのものである。各受入口65A〜65Dは、前後方向D2へ均等間隔を隔てられており、概ね同じ高さ位置に配置されている。受入口65Aは、最も後方側に位置している。この受入口65Aは、ブラック色のトナー像を形成する画像形成部3Aに対応する位置に設けられており、画像形成部3Aのドラムクリーニング装置15の排出口45に連結されている。つまり、画像形成部3Aのドラムクリーニング装置15によって感光体ドラム11から除去されて排出されたブラック色の廃トナーは、受入口65Aから容器本体52に流入する。同様に、受入口65Bは、イエロー色のトナー像を形成する画像形成部3Bに対応する位置に設けられている。受入口65Cは、シアン色のトナー像を形成する画像形成部3Cに対応する位置に設けられている。受入口65Dは、マゼンタ色のトナー像を形成する画像形成部3Dに対応する位置に設けられている。受入口65A〜65Dは、本体ケース52Aの左側面から左方向へ突出する筒部66の先端に形成されている。筒部66は、受入口65A〜65Dに入った廃トナーを容器本体52の内部に案内する搬送路の役割を担っている。
また、本体ケース52Aの左側面の最も前方側に受入口65E(本発明の側端受入口の一例)が設けられている。受入口65Eは、ベルトクリーニング装置16から排出される廃トナーを容器本体52の内部に流入させるためのものである。本体ケース52Aの左側面の最も前方側には、左側面から左側へ突出したガイド部67が設けられている。ガイド部67は、その上面67Aが水平な平坦面に形成されており、その上面67Aの突出側の端部に受入口65Eが形成されている。受入口65Eは上向きに開放された開口である。ガイド部67の内部は空洞となっており、受入口65Eから容器本体52の内部まで連通している。ガイド部67の底側には、受入口65Eから容器本体52の内部へ向けて斜め下方に傾斜する傾斜面67Bとなっている。受入口65Eは、ベルトクリーニング装置16に対応する位置に形成されており、具体的には、トナーボックス26の排出口27に連結可能な位置に形成されている。排出口27と受入口65Eとは、直接或いは図示しない搬送ガイド部材などによって間接的に連結されている。このため、排出口27から排出される廃トナーは、受入口65Eに流入可能となる。したがって、ベルトクリーニング装置16よって中間転写ベルト4Aから除去されて排出された廃トナーは、受入口65Aからガイド部67の内部を通って、傾斜面67Bに沿って滑るようにして下降移動して容器本体52に流入する。
ところで、画像形成装置1において、一次転写装置14及び二次転写装置5によるトナー像の転写率は、概ね同じである。このため、転写後に感光体ドラム11に残留するトナーの残留量と、転写後に中間転写ベルト4Aに残留するトナーの残留量とを比べると、複数色のトナー像が重ね合わされる中間転写ベルト4Aにおける残留量の方が多い。例えば、各色のトナーの使用量が同じであると仮定した場合、前記転写率が90%とすると、各感光体ドラム11それぞれから排出される廃トナーの量に対して中間転写ベルト4Aから排出される廃トナーの量は3.6倍となる。つまり、5つの受入口65(65A〜65E)のうち、廃トナーの流入量が最も多いのは最も前方側に配置された受入口65Eである。換言すると、複数の感光体ドラム11及び中間転写ベルト4Aのうち、廃トナーの排出量が最も多い像担持体は、中間転写ベルト4Aである。このため、5つの受入口65から廃トナーが流入した場合、流入量に偏りがあるため、容器本体52の内部において、廃トナーの嵩が容器本体52の長手方向において均一にならない。つまり、受入口65Eから廃トナーが流入した部分だけが他の部分にくらべて嵩が高くなる。この場合、容器本体52の他の部分に空きスペースがあったとしても、受入口65Eが廃トナーで塞がってしまい、受入口65Eから容器本体52へ廃トナーが流入できなくなる。そこで、本実施形態では、流入量の偏りによる不具合を解消するために、容器本体52に上段搬送スクリュー61が設けられ、更にその下方に下段搬送スクリュー62が設けられている。
また、画像形成装置1において画像形成動作が行われるときの駆動力によって下段搬送スクリュー62が回転される場合、画像形成動作時に行われる所謂空駆動時にも下段搬送スクリュー62が回転される。この場合、廃トナーが容器本体52に流入しないにも拘わらず下段搬送スクリュー62が回転されるため、容器本体52において、下段搬送スクリュー62による搬送によって、その搬送方向の下流側に偏った状態で廃トナーが収容されることになり、容器本体52内の収容スペースを有効に利用することができなくなる場合がある。そこで、本実施形態では、下段搬送スクリュー62に従来には無い工夫を施している。なお、前記空駆動とは、画像形成動作に含まれる動作であり、画像形成処理(露光走査や現像処理など)が行われる前に中間転写ベルト4Aを駆動させて粉塵を除去したり、感光体ドラム11を回転させて周面を一様に帯電させたりする動作のことである。
上段搬送スクリュー61及び下段搬送スクリュー62は、容器本体52の内部に回転可能に設けられている。
上段搬送スクリュー61は、容器本体52において上下方向D1の中間付近に回転可能に設けられている。上段搬送スクリュー61は、長手方向の両端部に位置する側壁54,55を貫通して、側壁54,55に架け渡された状態で軸受101,102により回転可能に支持されている。上段搬送スクリュー61は、画像形成装置1における画像形成動作に用いられる駆動モーター(不図示)によって後述する駆動伝達機構110を介して回転駆動される。前記駆動モーターは、例えば、中間転写ベルト4Aや感光体ドラム11などを回転駆動する際に用いられるものであり、上段搬送スクリュー61及び下段搬送スクリュー62の回転駆動にも兼用される。上段搬送スクリュー61は、回転されることにより容器本体52内の廃トナーを回転軸線方向へ搬送する。
本実施形態では、上段搬送スクリュー61は、後側搬送部61Aと、前側搬送部61Bとを有する。上段搬送スクリュー61において、後側搬送部61A及び前側搬送部61Bは同軸上に配置されている。つまり、後側搬送部61Aは、上段搬送スクリュー61の後方側に位置している。後側搬送部61Aは、本発明の第1搬送部の一例であり、回転されることによって前記廃トナーを回転軸線方向の前方側(本発明の一方向側に相当)へ搬送する。また、前側搬送部61Bは上段搬送スクリュー61の前方側、つまり、後側搬送部61Aの回転軸線方向において前方側に隣接して設けられている。前側搬送部61Bは、本発明の第3搬送部の一例であり、回転されることによって前記廃トナーを回転軸線方向の後方側(本発明の他方側に相当)へ搬送する。廃トナーの搬送は、上段搬送スクリュー61に形成された螺旋形状の羽根によって実現される。本実施形態では、後側搬送部61Aの羽根と、前側搬送部61Bの羽根とが互いに異なる角度に形成されている。これにより、上段搬送スクリュー61が回転されると、後側搬送部61A及び前側搬送部61Bそれぞれは、廃トナーを互いに異なる方向(反対方向)へ搬送する。
なお、本実施形態では、上段搬送スクリュー61が後側搬送部61Aと前側搬送部61Bとを有する構成について説明するが、上段搬送スクリュー61は、前側搬送部61Bを有しない構成のもの、つまり、後側搬送部61Aのみからなるものであってもよい。
下段搬送スクリュー62は、容器本体52において上下方向D1の下方側に回転可能に設けられている。具体的には、下段搬送スクリュー62は、上段搬送スクリュー61よりも下側で、上段搬送スクリュー61と平行に設けられている。下段搬送スクリュー62は、長手方向の両端部に位置する側壁54,55を貫通して、側壁54,55に架け渡された状態で軸受103,104により回転可能に支持されている。下段搬送スクリュー62は、画像形成装置1における画像形成動作に用いられる前記駆動モーター(不図示)によって後述する駆動伝達機構110を介して回転駆動される。下段搬送スクリュー62は、回転されることにより容器本体52内の底側の廃トナーを回転軸線方向の後方側へ搬送する。この下段搬送スクリュー62は、受入口65Eから流入した廃トナーを受入口65Eから遠ざけるように後方へ搬送するように回転される。
本実施形態では、図5に示されるように、下段搬送スクリュー62の前方側の部分、つまり、下段搬送スクリュー62による搬送方向の上流側の部分には羽根が設けられていない。具体的には、下段搬送スクリュー62の回転軸64において、受入口62Eから隣接する受入口65Dに至る部分に相当する軸部分64Aに羽根が設けられていない。このため、下段搬送スクリュー62は、容器本体52において、最も搬送方向の上流側に位置する受入口62Eに対応する側端収容部53の底部に収容された前記廃トナーに対する搬送力を有していない。そのため、画像形成装置1において画像形成動作時に前記空駆動が行われて下段搬送スクリュー62が回転されたとしても、側端収容部53の底部に収容された廃トナーは後方へ搬送されなくなる。一方、回転軸64において、側端収容部53よりも後方側の部分に廃トナーの搬送力を生じさせる羽根62A,62Bが設けられている。
ところで、容器本体52に収容された廃トナーは、その重みの影響を受けて、下層の廃トナーよりも上層の廃トナーの方がトナー密度が低い。そのため、上段搬送スクリュー61の搬送力と下段搬送スクリュー62の搬送力とを同じ搬送力とした場合、実際に搬送される廃トナーの搬送量に偏りが生じる。詳細には、下段搬送スクリュー62による廃トナーの搬送量の方が多い。したがって、本実施形態では、上段搬送スクリュー61による廃トナーの搬送力は、下段搬送スクリュー62による廃トナーの搬送力よりも大きく設定されている。具体的には、上段搬送スクリュー61及び下段搬送スクリュー62が備える羽根の大きさを異ならせたり、羽根の傾斜角を異ならせることにより、搬送力を異ならせることができる。また、上段搬送スクリュー61及び下段搬送スクリュー62それぞれの回転速度を異ならせるようにしてもよい。これにより、上段搬送スクリュー61と下段搬送スクリュー62とによる廃トナーの搬送量の偏りが軽減できる。なお、搬送力は、単位時間当たりに廃トナーが移動する量(搬送量)で表すこともできる。
側壁54には、駆動伝達機構110が設けられている。駆動伝達機構110は、ギヤ111と、ギヤ112とを有する。ギヤ111は、側壁54を外側に貫通した上段搬送スクリュー61の回転軸63の端部に連結されており、上段搬送スクリュー61と同軸上に設けられている。ギヤ112は、側壁54を外側に貫通した下段搬送スクリュー62の回転軸64の端部に連結されており、下段搬送スクリュー62と同軸上に設けられている。そして、これらのギヤ111とギヤ112とは、互いに噛合されている。ギヤ111は、前記駆動モーターにアイドルギヤを介して駆動伝達可能に連結されている。前記駆動モーターの回転駆動力が駆動伝達機構110に伝達されると、ギヤ111が矢印71の方向に回転されて、上段搬送スクリュー61も同方向に回転される。これにより、後側搬送部61Aは廃トナーを前方側へ搬送し、前側搬送部61Bは廃トナーを後方側へ搬送することができる。一方、ギヤ112は、ギヤ111とは反対の方向(矢印72で示す方向)に回転されて、下段搬送スクリュー62も同方向に回転される。これにより、下段搬送スクリュー62は廃トナーを後方側へ搬送することができる。
このように、廃トナー収容容器50に上段搬送スクリュー61と下段搬送スクリュー62とが上下に隔てた位置に設けられているため、容器本体52の底側では、受入口65A〜65Dから流入した廃トナーは下段搬送スクリュー62によって後方へ搬送される。また、側端収容部53に対応する下段搬送スクリュー62の軸部分64Aに羽根が設けられていないため、受入口64Eから廃トナーが流入した場合に、側端収容部53の底部に収容された廃トナーは後方へ搬送されず、図8(A)に破線で示されるように、廃トナーが上段搬送スクリュー61の高さ位置に達するまで側端収容部53に溜められる。そして、上段搬送スクリュー61の位置まで廃トナーが溜められると、容器本体52の上層では上段搬送スクリュー61の後側搬送部61Aによって後方側の廃トナーが前方へ搬送され、前側搬送部61Bによって前方側の廃トナーが後方へ搬送される(図8(B)参照)。更に、徐々に廃トナーの流入が増加して、廃トナーの収容量が増加した場合でも、図8(C)に破線で示されるように、上段搬送スクリュー61と下段搬送スクリュー62の双方向の搬送によって、廃トナーの嵩が平らにされる。つまり、廃トナーの嵩が均一高さにされる。その結果、容器本体52内に無駄なスペースが無くなり、容器本体52内の空間に効率よく廃トナーを貯留することができる。
特に、容器本体52の底部において、下段搬送スクリュー62が常に廃トナーを後方へ搬送するため、受入口65Eから側端収容部53の底部に多くの廃トナーが流入した場合でも、廃トナーを容器本体52全体において均一となるように搬送できる。また、前記空駆動が行われた場合に側端収容部53の底部の廃トナーが過剰に搬送されたことによって側端収容部53に形成される無駄な空きスペースが排除されるため、より効率よく廃トナーを貯留することができる。
ところで、廃トナー収容容器50において、廃トナーの収容量が満杯になった場合に、廃トナー収容容器50は交換される必要がある。このため、本実施形態では、容器本体52の内部が廃トナーで満杯になったことを検知する検知機構80が設けられている。検知機構80は、図6に示されるように、隔壁部81と、検知部87とを有する。
隔壁部81は、容器本体52の内部における廃トナー収容空間とは隔てられた内部空間82を形成するものであり、容器本体52の内部に設けられている。詳細には、隔壁部81は、容器本体52の底面から上方へ延出された矩形状に形成されている。図7に示されるように、隔壁部81の上端は開放された開口部83である。開口部83における右側の端部には、切り欠き84が形成されている。この切り欠き84は、容器本体52の内部に廃トナーが収容される過程で、一定の収容量を超えた場合に、廃トナーが隔壁部81の内部の内部空間82に流入する入口である。本実施形態では、隔壁部81の上端の位置は、容器本体52において廃トナーが収容可能な限界高さに対応する位置に設定されている。より詳細には、切り欠き84は、隔壁部81において前記限界高さと一致する位置に形成されている。前記限界高さは、容器本体52が満杯と評価されるときの廃トナーの嵩の高さ位置である。この限界高さは、容器本体52の収容容積や受入口65の高さ位置などの要因によって定められる。
隔壁部81は、図7に示されるように、容器本体52の左側であって、上段搬送スクリュー61及び下段搬送スクリュー62よりも左側に配置されている。具体的には、隔壁部81は、前記長手方向に延設された容器本体52の左側面に隣接して設けられている。隔壁部81は、容器本体52の左側面を構成する側壁との間で内部空間82を形成している。
検知部87は、隔壁部81に設けられている。検知部87は、容器本体52における廃トナーの収容空間に満杯と評価される量の廃トナーが収容された場合に、その満杯であることを検知するものである。検知部87は、例えば、発光素子88と受光素子89とによって構成されている。隔壁部81において、内部空間82を挟むようにて一方の側壁に発光素子88が設けられており、他方の側壁に受光素子89が設けられている。このため、容器本体52内に満杯の廃トナーが収容されて、その廃トナーが切り欠き84から内部空間82に進入すると、その進入した廃トナーが発光素子88から受光素子89に至る光路を遮る。受光素子89は制御部10に接続されており、制御部10は、受光素子89からの信号レベルの変化に基づいて、内部空間82に廃トナーが進入したかどうかを判定する。
このように、廃トナー収容容器50に検知機構80が設けられているため、図8(C)に示されるように、容器本体52内に無駄なスペースを作ることなく、廃トナーの収容量が満杯になったことを正確に検知することが可能になる。
本実施形態では、隔壁部81は、容器本体52において、容器本体52の長手方向(上段搬送スクリュー61における回転軸線方向に一致する方向)の端部よりも中央側に設けられている。具体的には、図6に示されるように、受入口65Dと受入口65Cとの間であって、受入口65D寄りの位置に配置されている。この位置は、容器本体52の長手方向の長さを基準にしたときに、概ね前方端から3分の1を隔てた位置である。上述したように、受入口65Eから流入する廃トナーの量は、他の受入口65A〜65Dから流入する廃トナーの量よりも多い。つまり、受入口65それぞれからの流入量に偏りがある。そのため、容器本体52を前後方向D2で分けたときに、各受入口65からの流入量が均等な量となる位置に隔壁部81が設けられている。つまり、隔壁部81を境にして後方に位置する受入口65A〜65Cからの廃トナーの流入量の合計と、前方に位置する受入口65D,65Eからの廃トナーの流入量の合計とが概ね同じである。
このような位置に隔壁部81が設けられている場合、上段搬送スクリュー61の後側搬送部61Aは、受入口65A〜65Cからの廃トナーを隔壁部81へ向けて前方へ搬送する。また、上段搬送スクリュー61の前側搬送部61Bは、受入口65D,65Eからの廃トナーを隔壁部81へ向けて後方へ搬送する。これにより、容器本体52内に廃トナーが平らな状態で収容されることになり、また、廃トナーの収容量が満杯になった場合に早期に満杯を検知することが可能になる。また、側端収容部53において廃トナーが上段搬送スクリュー61の高さ位置まで溜められると、前側搬送部61Bによってその廃トナーが廃トナーの貯留量の少ない後方側へ搬送される。
更にまた、隔壁部81が設けられた構成において、下段搬送スクリュー62は、回転軸線方向の位置に応じて廃トナーの搬送力が異なるようにされていることが好ましい。本実施形態では、下段搬送スクリュー62は、側端収容部53に対応する軸部分64Aに羽根が設けられておらず、側端収容部53では廃トナーの搬送力を有していない。一方、側端収容部53の後方側であって隔壁部81の付近の部分に羽根62Aが設けられており、隔壁部81よりも後方側の部分に羽根62Bが設けられている。また、下段搬送スクリュー62の羽根62Aによる搬送力は、羽根62Bによる搬送力よりも大きい。具体的には、羽根62Aは、羽根62Bよりも大きく形成されており、また、回転軸64に対する羽根62Aの角度は羽根62Bの角度よりも大きくなるように形成されている。これにより、隔壁部81の付近に廃トナーが過剰に搬送されたとしても、隔壁部81から遠ざける方向(後方)へ廃トナーが円滑に搬送される。なお、羽根62Aによる搬送力を羽根62Bによる搬送力よりも高めるため、羽根62Aの配置間隔を羽根62Bの配置間隔よりも短くしてもよい。また、羽根62Aのサイズ、又は羽根62Aの角度のいずれか一方だけを羽根62Bに対して大きくしてもよい。なお、本実施形態では、回転軸64において最も後方側の軸部分64B、つまり、受入口65Aに対応する部分の軸部分64Bに羽根が設けられていない。このため、容器本体52の底部において羽根62Aや羽根62Bによって後方へ多くの廃トナーが搬送された場合でも、容器本体52の内部の後端側の収容部に廃トナーが過剰に偏ることが防止される。
なお、上述の実施形態では、複数の感光体ドラム11及び中間転写ベルト4Aを備えた画像形成装置1を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、中間転写ベルト4Aを備えず、複数の感光体ドラム11を備えており、複数の感光体ドラム11から直接に印刷シートにトナー像が転写される構成の画像形成装置にも適用可能である。この場合、一般に、複数色のトナーのうち、最も使用量の多いのはブラック色のトナーであるため、4つの受入口65(65A〜65D)のうち、廃トナーの流入量が最も多いのは、最も後方側に配置された受入口65Aである。換言すると、複数の感光体ドラム11のうち、廃トナーの排出量が最も多い像担持体は、画像形成部3Aの感光体ドラム11である。この構成において、上段搬送スクリュー61は、容器本体52内の廃トナーを後方側へ向けて搬送し、下段搬送スクリュー62は、容器本体52内の廃トナーを前方側へ向けて搬送する。つまり、下段搬送スクリュー62は、廃トナーを受入口65Aから遠ざけるように廃トナーを前方側へ向けて搬送する。
また、上述の実施形態では、複数の感光体ドラム11及び中間転写ベルト4Aなどの複数の像担持体を備えた画像形成装置1を例示したが、複数の像担持体の構成の組み合わせは限定されない。つまり、1つの感光体ドラム11と1つの中間転写ベルト4Aとを有する画像形成装置や、少なくとも2つの感光体ドラム11を有する画像形成装置などにも本発明は適用可能である。
1:画像形成装置
4:中間転写ユニット
4A:中間転写ベルト
11:感光体ドラム
13:現像装置
15:ドラムクリーニング装置
16:ベルトクリーニング装置
50:廃トナー収容容器
52:容器本体
61:上段搬送スクリュー
61A:後側搬送部
61B:前側搬送部
62:下段搬送スクリュー

Claims (9)

  1. 画像形成装置が備える複数の像担持体それぞれから排出される廃トナーを受け入れる複数の受入口を有し、前記複数の受入口から搬入された前記廃トナーを収容する収容空間を有する容器本体と、
    前記容器本体の内部において前記収容空間に回転可能に設けられ、前記画像形成装置における画像形成動作時に回転されることにより前記廃トナーを回転軸線方向の一方側へ搬送する第1搬送部と、
    前記収容空間において前記第1搬送部よりも下側で前記第1搬送部と平行に設けられ、前記画像形成動作時に回転されることにより前記廃トナーを前記一方側とは反対の他方側へ搬送する第2搬送部と、
    前記第1搬送部の前記回転軸線方向の前記一方側に隣接して設けられ、前記他方側へ前記廃トナーを搬送する第3搬送部と、を備え、
    前記複数の受入口は、前記回転軸線方向に並んで設けられており、
    前記第2搬送部は、回転軸の周囲に螺旋状の羽根を有するものであり、前記容器本体において最も前記回転軸線方向の前記一方側に位置する側端受入口に対応する側端収容部に収容された前記廃トナーに対する搬送力を有しないよう構成されており、前記回転軸における前記側端収容部付近の部分に前記羽根が設けられておらず、前記側端収容部よりも前記他方側の部分に前記羽根が設けられている廃トナー収容容器。
  2. 画像形成装置が備える複数の像担持体それぞれから排出される廃トナーを受け入れる複数の受入口を有し、前記受入口から搬入された前記廃トナーを収容する容器本体と、
    前記容器本体の内部に回転可能に設けられ、前記画像形成装置における画像形成動作時に回転されることにより前記廃トナーを回転軸線方向の一方側へ搬送する第1搬送部と、
    前記容器本体の内部において前記第1搬送部よりも下側で前記第1搬送部と平行に設けられ、前記画像形成動作時に回転されることにより前記廃トナーを前記一方側とは反対の他方側へ搬送する第2搬送部と、
    前記容器本体の内部において前記回転軸線方向の端部よりも中央側に設けられ、前記容器本体の底面から上方へ延出され、前記廃トナーが収容される収容空間から隔てられた内部空間を形成する隔壁部と、
    前記収容空間に収容された前記廃トナーが前記隔壁部の上部開口から前記隔壁部により形成された前記内部空間に進入したことを検知可能な検知部と、
    前記第1搬送部の前記回転軸線方向の前記一方側に隣接して設けられ、前記他方側へ前記廃トナーを搬送する第3搬送部と、を備え、
    前記複数の受入口は、前記回転軸線方向に並んで設けられており、
    前記第1搬送部は、前記隔壁部へ向けて前記廃トナーを前記一方側へ搬送し、
    前記第2搬送部は、前記容器本体において最も前記回転軸線方向の前記一方側に位置する側端受入口に対応する側端収容部に収容された前記廃トナーに対する搬送力を有しておらず、
    前記第3搬送部は、前記隔壁部へ向けて前記廃トナーを前記他方側へ搬送する廃トナー収容容器。
  3. 前記第2搬送部は、前記第2搬送部における前記側端収容部付近の部分の搬送力が無く、前記隔壁部付近の部分の搬送力が前記隔壁部よりも前記他方側の部分の搬送力よりも大きい請求項2に記載の廃トナー収容容器。
  4. 前記第2搬送部は、回転軸の周囲に螺旋状の羽根を有するものであり、前記回転軸における前記側端収容部付近の部分に前記羽根は設けられておらず、前記隔壁部付近の前記羽根は前記隔壁部よりも前記他方側の部分の前記羽根に比べて、サイズ、前記回転軸に対する角度、又は前記回転軸に対する配置間隔が大きい請求項3に記載の廃トナー収容容器。
  5. 前記隔壁部の上端位置は、前記容器本体において前記廃トナーが収容可能な限界高さに対応する位置に設定されている請求項2から4のいずれかに記載の廃トナー収容容器。
  6. 前記隔壁部は、前記回転軸線方向に延設された前記容器本体の側壁に隣接して設けられ、前記側壁との間で前記内部空間を形成する請求項2から5のいずれかに記載の廃トナー収容容器。
  7. 前記側端受入口は、前記画像形成装置における画像形成動作時に転写されるカラートナー像を担持する転写ベルトから排出される廃トナーを受け入れるものであり、他の前記受入口は、前記画像形成装置における画像形成動作時に現像されるトナー像を担持する感光体ドラムから排出される廃トナーを受け入れるものである請求項1から6のいずれかに記載の廃トナー収容容器。
  8. 前記第1搬送部によるトナーの搬送力は、前記第2搬送部によるトナーの搬送力よりも大きい請求項1から7のいずれかに記載の廃トナー収容容器。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の廃トナー収容容器と、
    トナー像を担持する複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体それぞれの表面から廃トナーを取り除いて前記廃トナー収容容器に排出する複数の廃トナー除去部と、を備える画像形成装置。
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