JP4835676B2 - 粉体回収容器並びにこれを用いた粉体回収装置及び画像形成装置 - Google Patents

粉体回収容器並びにこれを用いた粉体回収装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、粉体回収容器並びにこれを用いた粉体回収装置及び画像形成装置に関するものである。
回収対象の現像剤等の粉体を収容する回収容器又はその回収容器を用いた粉体回収装置としては、例えば以下のものが知られている。
細長い略矩形状態に形成されるとともに回収された廃トナーを内部空間に貯蔵するボックス本体と、廃トナー回収口が上記ボックス本体の長手方向に沿って複数形成されるとともに上記ボックス本体を上部から閉塞する蓋部材と、上記ボックス本体における廃トナーの収容上限に沿って設けられるとともに各回収口から落とし込まれた廃トナーをボックス本体の長手方向に沿って拡散させる搬送部材とから構成される廃トナー回収ボックス及びそれを用いた回収装置等が知られている(特許文献1)。
また、画像形成装置の像担持体の表面から回収したトナーを収容するとともに画像形成装置から着脱可能なトナー回収容器と、その容器内のトナー量が満杯前の第1の所定量に達したことを検知する第1のトナー量検知手段と、第1の所定量より大きな第2の所定量に達したことを検知する第2のトナー量検知手段とを有し、前記トナー回収容器内の回収トナー落下位置に、回転中心に軸が設けられた螺旋状搬送体とその螺旋状搬送体の外周に設けられたトナー搬送方向規制部材とを有するトナー搬送手段を配置し、前記螺旋状搬送体の回転駆動手段とその螺旋状搬送体との間に、所定以上のトルクが掛かったときに、その連結を切るトルクリミッタ機構を設けたトナー回収装置及びそれを用いた画像形成装置が知られている(特許文献2)。前記トナー搬送方向規制部材は、前記螺旋状搬送体の回転中心と円弧の中心が一致するようにU字状溝が形成されている。
特開2002−148884号公報 特開2007−163764号公報
この発明は、回収する粉体を回収容器の内部空間内に落下させて収容する際に、その粉体を落下する場所に集中して堆積させることなくその堆積する位置を調整して収容することができる粉体回収容器並びにそれを用いた粉体回収装置及び画像形成装置を提供するものである。
この発明の粉体回収容器(A1)は、回収する粉体を落下させて収容する容器本体と、
前記容器本体内において少なくとも前記粉体が落下する途中の位置に存在する部分を含む状態で設置され、回転中心線の回りに粉体を搬送する搬送部を備えるとともに回転することで粉体を搬送する搬送部材と、
前記容器本体内において前記搬送部材の少なくとも前記粉体の落下途中の位置に存在する部分の下方に設置され、当該搬送部材の一部分と対向して落下する途中の粉体の一部を受け止めて当該搬送部材の搬送力により移送する移送路面を有し、
前記移送路面は、前記搬送部材の回転中心線を挟んで対向する側面の上端部が相対的に異なる高さで形成されているとともに、その相対的に低い方の側面上端部が当該回転中心線の高さ以下の高さで形成されていることを特徴とするものである。
この発明の粉体回収容器(A2)は、上記発明A1の回収容器において、前記移送路面は、前記搬送部材の回転中心線を挟んで対向する前記容器本体の内壁面のうち当該回転中心線からの離間距離が相対的に短い内壁面の側に位置する側面上端部が、他方の側面上端部よりも高く形成されているものである。
この発明の粉体回収容器(A3)は、上記発明A1の回収容器において、前記移送路面は、前記搬送部材の回転中心線に沿う搬送方向の上流側から見たときに当該搬送部材の搬送部が回転時に上方から下方にむけて移動する側に位置する側面上端部が、他方の側面上端部よりも高く形成されているものである。
この発明の粉体回収容器(A4)は、上記発明A2又はA3の回収容器において、前記移送路面の高い方の側面上端部が、前記搬送部材の回転中心線の高さ以上の高さで形成されているものである。
この発明の粉体回収容器(A5)は、上記A1〜A4のいずれかの回収容器において、前記搬送部材が、少なくとも前記移送路面と対向する区間に、当該搬送部材の回転中心線と直交する方向に粉体を送り出す送出し部を備えているものである。
この発明の粉体回収容器(A6)は、上記A1〜A5のいずれかの回収容器において、前記容器本体に、粉体が落下して受け入れられる複数の受入部が設けられており、
前記移送路面を、前記複数の受入部のうち単位時間当たりの搬入量が最大となる受入部の下方に少なくとも存在する前記搬送部材の一部分の下方に設置しているものである。
この発明の粉体回収容器(A7)は、上記A1〜A6のいずれかの回収容器において、前記粉体が現像剤であるものである。
また、この発明の粉体回収装置(B)は、上記発明A1〜A7のいずれかの粉体回収容器と、前記粉体回収容器に回収する粉体の発生源と当該回収容器とを接続して当該粉体を搬送する接続搬送装置と、前記粉体回収容器における搬送部材を回転させる駆動装置と、前記粉体回収容器に収容されて堆積する粉体の量が設定量に達したことを検出する検出装置とを有することを特徴とするものである。
さらに、この発明の粉体回収装置(C)は、現像剤で構成される画像を形成して記録媒体に転写する作像装置と、前記作像装置で使用する現像剤の一部を着脱交換する回収容器に搬送して回収する現像剤回収装置とを有し、前記現像剤回収装置が、上記発明Bの粉体回収装置で構成されていることを特徴とするものである。
上記発明A1の粉体回収容器によれば、回収する粉体を回収容器の収容空間内に落下させて収容する際に、その粉体を落下する場所に集中して堆積させることなくその堆積する位置を調整して収容することができる。
上記発明A2の粉体回収容器では、その発明の構成を有しない場合に比べて、粉体を相対的に近い内壁面に付着させることもなく、その堆積する位置を調整して収容することができる。
上記発明A3の粉体回収容器では、その発明の構成を有しない場合に比べて、粉体が移送路面の側面に残留しにくくなり、その粉体の堆積する位置を調整しながら収容することができる。
上記発明A4の粉体回収容器では、その発明の構成を有しない場合に比べて、発明A2及びA3による各効果が得られやすくなる。
上記発明A5の粉体回収容器では、その発明の構成を有しない場合に比べて、粉体を落下する場所に集中して堆積させることなくその堆積する位置をより確実に分散させて収容することができる。
上記発明A6の粉体回収容器では、その発明の構成を有しない場合に比べて、搬入量が最大の受入部から落下して受け入れられる粉体の堆積する位置を優先的に調整して良好に収容することができる。
上記発明A7の粉体回収容器では、その発明の構成を有しない場合に比べて、粉体である現像剤を落下する場所に集中して堆積させることなくその堆積する位置を調整して収容することができる。
上記発明Bの粉体回収装置によれば、粉体回収容器に対して粉体を落下する場所に集中して堆積させることなくその堆積する位置を調整して収容することができ、回収容器への粉体の回収を目詰まり等の支障がなく容器の収容空間を有効に利用した状態で行うことができる。
上記発明Cの画像形成装置によれば、作像装置で使用する現像剤の一部を現像剤回収装置における回収容器に対して落下する場所に集中して堆積させることなくその堆積する位置を調整して収容することができ、回収容器への現像剤の回収を目詰まり等の支障がなく容器の収容空間を有効に利用した状態で行うことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態(単に「実施形態」という)について添付の図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1〜図3は、この発明の粉体回収容器を適用した第1の実施形態に係る画像形成装置等を示すものである。図1はその画像形成装置1(及び現像剤回収装置4)の全体をその正面側及び側面側からそれぞれ示し、図2及び図3はその粉体回収容器5(及び現像剤回収装置4)の全体を示している。
画像形成装置1は、図1(a)に示すように、支持部材、外装カバー等で構成される筐体101の内部空間に、現像剤としてのトナーで構成されるトナー像を形成して用紙Pに転写する作像装置2と、この作像装置2で使用する用紙Pを収容するとともに搬送する給紙装置30と、作像装置2で転写されたトナー像を用紙Pに定着する定着装置35とが主に設置されている。
作像装置2は、例えば公知の電子写真方式を利用して各色成分のトナー像を形成する複数の作像ユニット10と、作像ユニット10で形成される各色成分のトナー像を一時的に保持して搬送した後に用紙Pに転写する中間転写ユニット20とで構成されている。この実施形態では、複数の作像ユニット10として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色成分のトナー像が個々に形成される4つの作像ユニットを使用している。
作像ユニット10Y,10M,10C,10Kは、基本的に共通した構成のものであって、所要の方向(例えば図中において反時計回りの方向)に回転駆動する感光体ドラム11をそれぞれ備えている。これらの各ユニット10(Y,M,C,K)全体は、その各感光体ドラム11の回転軸の方向が互いにほぼ平行な状態で間隔をあけて並列的に並べられた状態となるように配置されている。
各作像ユニット10(Y,M,C,K)は、感光体ドラム11の周囲に、感光体ドラム11の像形成領域となる周面を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、帯電後の感光体ドラム11の表面に画像情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある(各色成分用の)静電潜像を形成する露光装置13と、その静電潜像に各色(Y,M,C,K)のトナーを転移付着させて顕像化する現像を行う現像装置14(Y,M,C,K)と、そのトナー像を中間転写ユニット20(の中間転写ベルト21)に転写する一次転写装置15と、転写後の感光体ドラム11の表面に残留するトナー等を除去する第1の清掃装置16を主に配置した構成になっている。
このうち露光装置13は、画像形成装置1に接続又は装備される原稿読取装置、外部接続機器、記憶媒体読取装置等の画像生成源から入力される画像情報を図示しない画像処理装置で所要の処理をすることで得られる画像情報に基づいて露光が行われる。また、現像装置14は、例えば非磁性トナーと磁性キャリアを含む現像剤を用い、その現像剤を収容部で回転する攪拌搬送部材により攪拌してトナーを摩擦帯電させながら現像ロールに搬送して感光体ドラム11と対向する現像領域に供給するものである。さらに、帯電装置12、現像装置14(の現像ロール)及び一次転写装置15には、作像時になると、図示しない電源装置から帯電用電圧、現像用電圧、一次転写用電圧がそれぞれ供給される。
また、上記現像装置14は、図示しない現像剤補給装置から新たな現像剤Gを所要の時期に補給する現像剤補給方式と、予め設定する量を超える余剰の現像剤Gaをあふれ出させて排出させる、いわゆるトリクル方式を採用している。上記第1の清掃装置16は、感光体ドラム11の周面に接触して転写残りの現像剤(主にトナー)等を除去するブレード、回転ブラシ等の清掃部材を設置し、その清掃部材で除去した現像剤Gb等を搬送部材16bにより排出させるものである。
中間転写ユニット20は、各作像ユニット10の感光体ドラム11と一次転写装置15の間(一次転写位置)を通過しながら矢印で示す方向(図中において時計回りの方向)に回転する無端状の中間転写ベルト21と、この中間転写ベルト21を所望の状態に架け回して回転自在に支持する複数の支持ロール22〜24と、支持ロール23に支持されている中間転写ベルト21の部分に接触して回転する二次転写ロール25と、転写後の中間転写ベルト21の表面に残留するトナー等を除去する第2の清掃装置26で主に構成されている。
支持ロール23又は二次転写ロール25には、作像時になると、図示しない電源装置から二次転写用電圧が印加される。上記第2の清掃装置26は、中間転写ベルト21の外周面に接触して転写残りの現像剤(主にトナー)、紙粉等を除去するブレード、回転ブラシ等の清掃部材を設置し、その清掃部材で除去した紙粉等を含む現像剤Gcを搬送部材26bにより排出させるものである。
給紙装置30は、画像の形成に使用する所要のサイズ、種類等からなる複数枚の用紙Pをトレイ形式、カセット形式等の用紙収容体31に積み重ねた状態で収容しており、用紙収容体31に収容される用紙Pを送出装置32により1枚ずつ送り出すようになっている。用紙収容体31については、使用態様に応じて複数装備される。図1において符号34は、給紙装置30の用紙収容体31と二次転写位置(中間転写ベルト21と二次転写ロール25)との間に形成される給紙搬送路であり、複数の用紙搬送ロール対、ガイド部材等で構成されている。
定着装置35は、矢印方向に回転駆動するとともに表面温度が加熱手段により所要の温度に加熱されて保持されるロール形態、ベルト形態等の加熱回転体36と、この加熱回転体36の軸方向にほぼ沿うように所要の圧力で接触して従動回転するロール形態、ベルト形態等の加圧回転体37とを設置したものである。
この画像形成装置1による画像形成は、次のようにして行われる。ここでは、用紙Pの片面に、前記4色の現像剤を使用して構成されるカラー画像、いわゆるフルカラー画像を形成するときの基本的な画像形成動作を例に挙げて説明する。
画像形成装置1が画像形成動作の開始指令を受けると、まず、作像装置2の各作像ユニット10(Y,M,C,K)において、回転する感光体ドラム11の表面が帯電装置12により所定の極性及び電位に帯電された後、その帯電した感光体ドラム11に露光装置13により画像情報に基づく露光を行って所要の電位差で構成される静電潜像が形成される。続いて、各作像ユニット1における各感光体ドラム11に形成された静電潜像が、現像装置14を通過する際に、その現像ロールから供給される所要の極性に帯電された状態のトナーにより現像されてトナー像として顕像化される。これにより、各作像ユニット10(Y,M,C,K)における感光ドラム11上には各色成分(Y,M,C,K)のトナー像が専用に形成される。
次いで、各作像ユニット10(Y,M,C,K)の感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、感光体ドラム11の回転により一次転写位置まで搬送されると、作像装置2の中間転写ユニット20における中間転写ベルト21に対して一次転写装置15により順次重ね合わせられるように一次転写される。この中間転写ベルト21上に転写された多重のトナー像は、二次転写位置まで搬送されると、このタイミングに合わせて給紙装置30から給紙搬送路34を通して二次転写位置に搬送される用紙Pに対して二次転写ロール25により一括して二次転写される。この一次転写と二次転写が終了すると、作像ユニット10では一次転写後の各感光体ドラム11の周面が第1の清掃装置16で清掃され、中間転写ユニット20では二次転写後の中間転写ベルト21の外周面が第2の清掃装置26で清掃される。
続いて、トナー像が二次転写された用紙Pが中間転写ベルト21から剥離されて転写後搬送路により搬送されて定着装置35に導入させる。定着装置35では、その加熱回転体36と加圧回転体37が接触する接触部に、トナー像が転写された用紙Pを導入して通過させて加熱及び加圧することにより、トナー像のトナーを溶融させて用紙Pに定着させる。定着が終了した後の用紙Pは、図示しない排紙収容部等に搬送されて収容される。
以上により、1枚の用紙Pの片面に対して4色のトナーで構成されるフルカラー画像が形成され、基本的な画像形成動作が終了する。複数枚の画像形成動作の指示がある場合には、上記した一連の動作がその枚数分だけ同様に繰り返されることになる。この他、画像形成装置1では、例えば、複数の作像ユニット10のうちブラック色Bの作像ユニット10Bだけを作動させることにより、用紙Pの片面にブラック色のトナーで構成される単色画像(この例では白黒画像)を形成することもできる。
そして、この画像形成装置1においては、上記したような画像形成時等の動作時期に、各作像ユニット10(Y,M,C,K)における現像装置14及び第1の清掃装置16から前記した現像剤Ga(Y,M,C,K)及び現像剤Gb(Y,M,C,K)がそれぞれ排出される。また、中間転写ユニット20における第2の清掃装置26から前記した現像剤Gcが排出される。
しかも、この画像形成装置1では、その形成すべき画像の内容(例えば各作像ユニット10における各色成分の画像濃度がいずれも1%程度の低濃度で構成される画像を形成する場合)によって、他の画像内容の場合に比べて中間転写ベルト21に付着する不要な現像剤(実際にはトナー)が多くなり、第2の清掃装置26で除去されて排出される現像剤Gcの量も多くなることがある。
画像形成装置1には、上記したような現像装置14、第1の清掃装置16及び第2の清掃装置26からそれぞれ排出される現像剤Ga,Gb,Gcをすべて同じ1つの回収容器5に良好に回収することが可能な現像剤回収装置4が装備されている。
次に、その現像剤回収装置4について説明する。
現像剤回収装置4は、図1〜図5等に示すように、各作像ユニット110(Y,M,C,K)及び中間転写ユニット20から排出される前記現像剤Ga,Gb,Gcをすべてまとめて収容する回収容器5と、その各現像剤Ga,Gb,Gcが発生する現像装置14、第1の清掃装置16及び第2の清掃装置26と回収容器2との間をそれぞれ接続して現像剤Ga、Gb,Gcを搬送する接続搬送装置40と、回収容器5に設置される後述のオーガー(6)を回転させる駆動装置41と、回収容器5に収容されて堆積する現像剤Gd(Ga、Gb,Gcの混合物)を検出する検出装置42を有している。
図2は回収容器5と駆動装置41を示し、図3は図2の回収容器5を矢印Sの方向から見た状態の回収容器5と検出装置42を示す。また、図4は図2のQ1−Q1線に沿う一部断面の回収容器5を示し、図5は図2のQ2−Q2の一点鎖線にほぼ沿う一部断面の回収容器5を示す。
回収容器5は、図1に示すように、画像形成装置1の筐体101の正面側(フロント側:矢印Z1で示す方向で見える面の側)における一部に形成された装着スペース部に対して着脱自在に装着して使用される。装着スペース部は、例えば4つの作像ユニット10における露光装置13及び現像装置14の正面側端部と対向する位置に形成される。図1(b)における符号105は、筐体101に開閉自在に取り付けられた開閉扉であり、回収容器5の着脱作業をするときなどに開閉される。
この回収容器5は、その外観形状がほぼ長方体状の容器本体50で構成されている。容器本体50は、回収する現像剤を主に収容する収容空間51が形成された本体部52と、その本体部52を上部から閉じて塞ぐ蓋部53とを結合して合体させたものである。容器本体50の長さ(正面側からみたときの横幅)は、ブラックBの作像ユニット10Bの清掃装置16から中間転写ユニット20の清掃装置26に至るまでの距離にほぼ相当する長さである。
容器本体50の上部(蓋部53)は、本体部52に対して画像形成装置1の正面側に片寄った位置において、本体部52の収容空間51の長手方向(矢印Xの方向)にそって上方に突出した状態で突出する矩形状の突出部53aを形成したものである。蓋部53の突出部53aの上面部には、回収する現像剤を受け入れる5つの受入口54が形成されており(図2参照)、また、その突出部53aにおける裏面側(リア側:矢印Z2で示す方向で見える面の側)の側壁部には4つの受入口55が形成されている(図3参照)。
上面部の5つの受入口54は、図2の紙面右側から、第2の清掃装置26、イエローYの清掃装置16、マゼンタMの清掃装置16、シアンCの清掃装置16及びブラックBの清掃装置16からそれぞれ排出される各現像剤Gbをそれぞれ専用に受け入れる口(54BT,54Y,54M,54C,54K)である。側壁部の4つの受入口55は、図3の紙面右側から、ブラックBの現像装置14、シアンCの現像装置14、マゼンタMの現像装置14及びイエローYの現像装置14からそれぞれ排出される現像剤Gaをそれぞれ専用に受け入れる口(55K,55C,55M,55Y)である。
容器本体50の下部(本体部52)には、その底面部の裏面側に、図3に示すように、収容される現像剤の一部が落下して収容される透明な箱状の検出空間部56が突出した状態で形成されている。また、本体部52の収容空間51内には、図4〜図7等に示すように、その検出空間部56と接続される現像剤導入管57が立設されている。現像剤導入管57は、収容空間51の底面部からその開口にむけて所要の高さを有した状態で形成されており、収容空間51内に収容されて堆積した現像剤Gdが導入管57の高さを超えない限り、その現像剤Gdが導入管57を通して上記検出空間部56の内部に入り込まないようになっている。
また、回収容器5は、図4〜図7に示すように、その容器本体50の本体部52の開口上に、本体部52の収容空間51の長手方向に沿ってかつ蓋部53の上記突出部53aの真下に位置するという片寄った状態でオーガー6が設置されている。
このオーガー6は、容器本体50の開口(収容空間51の上端)の高さ(収容上限)を超えるような状態で回収時に堆積する現像剤を崩して搬送するように構成されたものであり、具体的には、棒状の回転軸61の回りに対し螺旋状に突出して存在する螺旋羽根62,63が形成されている。また、オーガー6は、その回転軸61の両端部が、本体部52に設置さされた軸受部材64に回転自在に取り付けられている。さらに、その回転軸61の一端部には、駆動装置41の駆動軸と結合して接続するための軸連結材(カップリング)65が取り付けられている。
螺旋羽根62,63は、傾斜方向が異なる2枚の半円状の板を交互に連ねて擬似的に連続した形状のものとして形成されている。また、螺旋羽根62,63は、その巻き方向が互いに異なっており、回転軸61を所定の方向に回転させた際に、収容されて堆積した現像剤を回転軸61の両端部からその中央部側に向けて搬送するようになっている。図4等に示すように点線矢印M1,M2は、螺旋羽根62,63の搬送方向を示す。この実施形態では、螺旋羽根62,63は、シアンCの清掃装置16に対応した受入口54Cの直下から僅かにブラックKの受入口54K側に寄った位置で途切れている。これにより、オーガー6を回転させると、本体部52の収容空間51内で山状に堆積した現像剤の一部が上記螺旋羽根62,63により各方向に搬送され、両螺旋羽根62,63の途切れる位置に向けて崩されていくことになる。
この実施形態では、オーガー6が、蓋部53の上記突出部53aに形成された前記5つの受入口54の直下に存在するとともに、その突出部53aに形成された前記4つの受入口55のほぼ真下にも存在する状態で配置されている(図4、図5参照)。また、オーガー6は、その螺旋羽根62(63)の最下部が、容器本体部52の収容空間51の底面部52bからその本体部の上端52aを超える高さEに位置する状態で設置されている(図9参照)。
また、オーガー6は、上記螺旋羽根62,63の途切れた位置に軸方向と平行な板状羽根66が設けられているとともに、螺旋羽根62,63の途中にも同様の板状羽根67が点在する状態で設けられている。この板状羽根66、67は、回転軸61が回転すると、現像剤を回転軸61の方向と直交する方向(例えば85〜95°の角度の範囲内で交差する方向)に送り出すようになっている。
現像剤回収装置4における接続搬送装置40は、図1、図4、図5に示すように、各作像ユニット10(Y,M,C,K)における清掃装置16と回収容器5の受入口54(Y,M,C,K)との間に設置される第1接続搬送部43と、中間転写ユニット20における清掃装置26と回収容器5の受入口54BTとの間に設置される第2接続搬送部44と、各作像ユニット10(Y,M,C,K)における現像装置14と回収容器5の受入口55(Y,M,C,K)との間に設置される第3接続搬送部45とを備えている。
各接続搬送部43〜45はいずれも、搬送管とその搬送管の内部で回転して現像剤を搬送するオーガー等の搬送部材とで構成されている。各接続搬送部における搬送部材は、専用の回転駆動装置の動力をうけて回転するように構成することができるが、画像形成装置1の作像装置2における回転駆動装置の回転動力を利用して構成することもできる。
この実施形態では、第1接続搬送部43については、各清掃装置16(Y,M,C,K)の搬送部材16bを回収容器5の受入口54(Y,M,C,K)に届くまで延長し、その延長した搬送部材16bの延長部分を搬送管に入れて各清掃装置16で除去した現像剤Gbを各受入口54に達するまで搬送するように形成している。また、第2接続搬送部44については、第2の清掃装置26の搬送部材26bを回収容器5の受入口54BTに届くまで延長し、その延長した搬送部材16bの延長部分を搬送管に入れて清掃装置26で除去した現像剤Gcを受入口54BTに達するまで搬送するように形成している。さらに、第3接続搬送部45については、各現像装置16(Y,M,C,K)の搬送部材14bを回収容器5の受入口55(Y,M,C,K)に届くまで延長し、その延長した搬送部材14bの延長部分を搬送管に入れて各現像装置16で排出される現像剤Gaを各受入口55に達するまで搬送するように形成している。各接続搬送部43〜45における搬送管の各受入口と接続する部分には、現像剤の排出口が形成されている。
この各接続搬送部43〜45は、回収容器5を装着した際に、第1接続搬送部43及び第2接続搬送部44の搬送管が受入口54(Y,M,C,K)及び受入口54BTの上部から接触した状態で接続され、第3接続搬送部45の搬送管が受入口55(Y,M,C,K)に少し差し込まれた状態で接続されるようになっている。
駆動装置41は、駆動源であるモータとそのモータの回転動力を伝達する機構で構成されており、その駆動伝達機構に出力用の駆動軸を備えている。モータは、駆動装置41の専門のモータを採用する場合に必要となるが、画像形成装置1における駆動装置の回転動力を利用する場合には不要となり、この場合には駆動装置41が回転伝達機構のみで構成されることになる。
この駆動装置41は、画像形成装置1における回収容器5の装着スペースに隣接させた状態で設置されており(図1b参照)、その出力用の駆動軸が装着スペースの側面部に装着される回収容器5におけるオーガー6の上記軸連結材65と連結して接続する構造になっている。また、駆動装置41は、その回転動力をオーガー6に伝達することにより、図5等に示すようにオーガー6を所要の搬送力が発生する方向である矢印で示す方向(この例では反時計回りの方向)に回転させる。
検出装置42は、例えば、回収容器5に収容されて堆積する現像剤Gdの量が設定量に達したことを検出するものである。
この検出装置42は、容器本体50の本体部52の底面部に形成した上記検出部56の内部に所定のレベル(堆積高さ)まで現像剤が堆積したか否かを検出光の透過の有無によって検出する、発光部42aと受光部42bを備えた光学式の光透過型センサで構成されている。また、検出装置42を構成する光透過型センサは、画像形成装置1における回収容器5の装着スペースの底面部に隣接させた状態で設置されており(図1b参照)、回収容器5を装着した際に、そのセンサにおける発光部42aと受光部42bが検出部56を挟んだ状態になるようになっている。
そして、回収容器5においては、図4〜図7等に示すように、容器本体50の本体部52における収容空間51内にオーガー6の一部分6aの下方に存在する状態で、その一部分と対向して落下途中の現像剤Gc等の一部を受け止めてオーガー6の搬送力により移送する移送路面71を備えた移送補助体7を設置している。
移送補助体7は、図8等に示すように、全体がほぼ箱状の形状からなり、その上部に移送路面71が形成された構造物である。この実施形態における移送補助体7は、その移送路面71の下に箱状の胴体部72を有する構造であり、その胴体部72の下部の一部が容器本体50の本体部52にある段部52d(図4等参照)に対応させて内側に引っ込むように窪ませた窪み部72aとして形成されている。また、移送補助体7は、その胴体部72の一方の側面部72bが収容空間51の正面側の内壁面52fに接近または接触する状態で配置されている(図5等参照)。
移送路面71は、その断面がJ字状の形状であってオーガー6の回転中心線OLに沿って伸びる状態で形成された溝状の面からなるものである(図4、図5参照)。また、この移送路面71は、図4等に示すように、オーガー6のうち受入口54BTから受入口54(Y)に至る区間に存在する一部分6aにおける螺旋羽根62と対向する状態で形成されている。つまり、移送路面71は、受入口54BTのほぼ真下の位置から受入口54(Y)のほぼ真下の位置に至るまでの距離に相当する長さLで形成されている。
また、移送路面71は、図5等に示すように、オーガー6の回転中心線OLを挟んだ状態で対向する2つの側面上端部73、74が相対的に異なる高さで形成されている。回転中心線OLは、回転するときの中心点を結んだ直線であり、この実施形態においては回転軸61の中心線に相当するものである。このときの側面上端部73、74の高さは、例えば、収容空間51の底面となる容器本体部52の底面部52b(の共通する面)から離間している寸法である。
この実施形態では、側面上端部73、74については、図9等に示すように、オーガー6の回転中心線OLを挟んだ対向する容器本体部52の収容空間51の主となる内壁面52f(正面側の内壁面)、52r(裏面側の内壁面)のうち、その回転中心線OLからの離間距離N(N1,N2)が短い関係にある内壁面52fの側に位置する側面上端部74を、他方の内壁面52rの側に位置する側面上端部73よりも高くなるように形成している。この実施形態の場合、容器本体50が、オーガー6の回転中心線OLを挟んだ対向する蓋部53の突出部53aにおける内壁面53a(f),53a(r)が存在するものであるが、かかる2つの内壁面53a(f),53a(r)は、現像剤を収容する部分の内壁面でないため、移送路面71の側面上端部73,74の高さを設定するうえでの基準対象に該当しない。ちなみに、蓋部53の突出部53aにおける内壁面53a(r)の回転中心線OLからの離間距離N3は、上記内壁面52fの回転中心線OLからの離間距離N1よりも短い関係(N3<N1)になっている。
また、別の観点から表現すると、側面上端部73、74については、図5、図9等に示すように、上記オーガー6の螺旋羽根62による回転中心線OLに沿う搬送方向(図4等に示す点線矢印M1で示す方向)の上流側から見たときに、螺旋羽根62が矢印で示す方向への回転時に上方から下方にむけて移動する側に位置する側面上端部74を、他方の側面上端部73よりも高くなるように形成している。
相対的に低い高さの側面上端部73については、図9等に示すように、オーガー6の回転中心線OLの高さ(H0)よりも低い高さで形成されている。また、相対的に高い高さの側面上端部74については、オーガー6の回転中心線OLの高さ(H0)以上の高さで形成している。ちなみに、相対的に高い方の側面上端部74を上記高さ(H0)を超える高さで形成する場合には、相対的に低い方の側面上端部73の高さについては、移送路面71の移送過程でその側面上端部73を乗り越えて現像剤を落下させる作用を発揮させる等の観点から、その回転中心線OLの高さ(H0)以下の高さに設定すれば足りる。
この実施形態では、オーガー6として例えば7mmφの回転軸61に対して回転時における外径が18mmとなる螺旋羽根62を形成したものを使用した場合、その移送路面71の低い方の側面上端部73を、オーガー6の回転中心線OLの高さ(H0)よりも低く、しかもその螺旋羽根62の回転時における最下部の高さ(H1)よりも2mm高い位置となる高さで形成している。また、このオーガー6を使用している場合、その移送路面71の側面上端部74を、オーガー6の螺旋羽根62の回転時における最上部の高さ(H2:図13参照)とほぼ同じになる高さで形成している。
さらに、移送路面71については、図5、図9に示すように、オーガー6の回転軸線OLの高さ(H0)よりも下方に存在する螺旋羽根62の部分に対向する面部分71aを、その下方の螺旋羽根62部分に対してほぼ同じ間隔をあけて対向する円筒状の曲面で形成している。その円筒状の曲面は、例えば、オーガー6の回転時における半径に当該面部分71aを対向して設置するときの間隔の寸法を加えた値を半径とする円筒面の外周面である。また、移送路面71については、オーガー6の回転軸線OLの高さ(H0)よりも上方に存在する螺旋羽根62の部分に対向し、側面上端部74に至るまでの領域の面部分71bを、ほぼ垂直の方向(矢印Y1にほぼ沿う方向)に立ち上がる平面(垂直面)で形成している。
この現像剤回収装置4による現像剤の回収は、次のようにして行われる。
現像剤回収装置4では、画像形成動作等の時期になると、接続搬送装置40及び駆動装置41が作動し、これにより接続搬送装置40における各接続搬送部43〜45の搬送部材が動力を受けて各搬送管の内部でそれぞれ回転駆動するとともに、回収容器5におけるオーガー6が駆動装置41の動力を受けて所要の方向(矢印の方向)に回転駆動する。
この結果、図1b、図5等に示すように、画像形成装置1の各作像ユニット10(Y,M,C,K)における現像装置14からトリクル方式に伴って発生する現像剤Ga(Y,M,C,K)が第1接続搬送部43を通して回収容器5の受入口55(Y,M,C,K)に達するまで搬送される。また、各作像ユニット10(Y,M,C,K)における第1の清掃装置16から清掃作業に伴って発生する現像剤Gb(Y,M,C,K)が第2接続搬送部44を通して回収容器5の受入口54(Y,M,C,K)に達するまで搬送される。さらに、中間転写ユニット20における第2の清掃装置26から清掃作業に伴って発生する現像剤Gcが第3接続搬送部45を通して回収容器5の受入口54BTに達するまで搬送される。
回収容器5の受入口54、55まで搬送された現像剤Ga,Gb,Gcはいずれも、図10、図11に示すように、その該当する各受入口から容器本体50の本体部52における収容空間51内に落下して収容される。
この際、回収容器5において移動補助体7が設置されていない範囲に存在する受入口54(Y,M,C,K)及び受入口55(M,C,K)を通してそれぞれ落下する現像剤Gb(Y,M,C,K)及び現像剤Ga(M,C,K)は、その落下する途中でオーガー6に接触(衝突)しつつ、最終的に各受入口54,55のほぼ真下に対応する収容空間51の各位置でそれぞれ山形状に堆積する(図11、図16の上部参照)。図16は、移動補助体7を設置していない場合の回収容器5を用いたときの現像剤の回収状態を示したものである。
また、上記した受入口54(Y,M,C,K)及び受入口55(M,C,K)を通してそれぞれ落下して収容される現像剤Gb(Y,M,C,K)及び現像剤Ga(M,C,K)は、その山状に堆積する現像剤(堆積物)の上部がオーガー6の螺旋羽根62,63に触れる高さに達するまで収容されると、前述したように螺旋羽根62,63によって崩されながら、その各螺旋羽根の搬送方向M1,M2に沿って搬送される(図16の下部参照)。
さらに、回収容器5の収容空間51に現像剤が次々と収容されて堆積し、その収容されて堆積した現像剤Gdの一部が現像剤導入管57の高さを超えると、その超えた現像剤Gdが導入管57を通して前記検出部56に落下して収容される。その後、検出部56に収容された現像剤Gdの収容量が所要の量を超える状態になると、検出装置42の光透過型センサの発光部42a及び受光部42bとの間がその現像剤Gdによって遮られ、センサの受光部42bにおける受光量が変化(低下)する。この結果、回収容器5に収容されて堆積する現像剤Gdの量が設定量(回収容器5を交換すべき目安の量)に達したことが検出される。
そして、この回収装置4では、図10、図11に示すように、回収容器5に移送補助体7を設置している範囲に存在する受入口54BT及び受入口55(Y)を通してそれぞれ落下する現像剤Gc及び現像剤Ga(Y)が、その各受入口54BT及び受入口55(Y)の下方に存在するオーガー6の一部分6aに接触しつつ螺旋羽根62の間をすり抜けると、そのすり抜けた分の現像剤Gc及び現像剤Ga(Y)が移送補助体7の移送路面71に一時的に受け止められる状態になる。
続いて、移送路面71に受け止められた現像剤Gd(Gc+Ga(Y))は、移送路面71に保持されつつ、主として、オーガー6の螺旋羽根62の搬送力を受けてその螺旋羽根62の搬送方向M1にほぼ沿って搬送される。この搬送方向M1は、オーガー6の回転中心線OLとほぼ平行した方向である(図4参照)。また、このときの現像剤Gd(Gc+Ga(Y))の一部は、上記螺旋羽根62の搬送力に加えて、図10に示すようにオーガー6の移送路面71と対向する領域内に存在する板状羽根67の搬送力も受け、その板状羽根67の搬送方向M3にも搬送されて移送路面71の長手方向における途中の部分から送り出される。搬送方向M3は、回転中心線OLとほぼ直交する方向に相当する。
これにより、移送路面71に受け止められた現像剤Gd(Gc+Ga(Y))は、移送補助体7の移送路面71に保持及び誘導されつつ移送路面71の長さLに相当する距離だけ搬送された後、その移送路面71の長手方向における一端部71cから落下して、容器本体部52の収容空間51において移送補助体7よりも搬送方向M1の下流側となる空間部分51bに収容される(図11参照)。また、その現像剤Gd(Gc+Ga(Y))の一部については、オーガー6の板状羽根67が存在する部分で、移送路面71の側面上端部73を乗り越えて落下して、移送補助体7(の胴体部72)が存在しない収容空間51における裏面側の空間部分51cに収容される(図10参照)。特に、この回収容器5においては、移送路面71の長さLを所要の長さに変更することにより、現像剤Gcの移送距離及びその堆積位置を調整することができる。
この結果、移送路面71に受け止められた現像剤Gd(Gc+Ga(Y))は、図11に示すように、各受入口54BT,55(Y)のほぼ真下に対応する収容空間51の各位置で堆積することなく、移送路面71を通して移送されることで、その各受入口のほぼ真下に対応する位置からずれた位置に堆積することになる。この実施形態では、受入口54Y,55Mのほぼ真下に対応する各位置に堆積させられる。また、その現像剤Gd(Gc+Ga(Y))の一部については、図10に示すように、移送補助体7の胴体部72が存在しない収容空間51の裏面側の空間部分51cに落下して移送補助体7の胴体部72の他の側面部72cに触れるような状態で堆積する。これにより、その現像剤Gdは分散されて無駄なく収容される。
ここで、この現像剤回収装置4を装備する画像形成装置1においては、前述したように、画像の内容によって中間転写ベルト21に付着する不要な現像剤が多くなり、第2の清掃装置26で除去されて排出される現像剤Gcの量が他の排出される前記現像剤Ga,Gbの量よりも多くなることがある。この影響により、回収容器5においては、受入口54BTを通して搬入される現像剤Gcの単位時間当たりの搬入量が、他の受入口54,55を通して搬入される現像剤Ga,Gbのそれに比べて多くなることがある。
このような複数ある受入口54,55における各現像剤の搬入量に顕著な差が生じるという事情があるなかで、例えば、回収容器5として、その受入口54BTの下方に上記移送補助体7を設置しないものを使用した場合(図16参照)は、その受入口54BTから落下して収容される現像剤Gcの収容状態に関して以下の支障がある。
すなわち、移送補助体7を設置しない回収容器5では、かかる搬入量が多くなる現像剤Gcが受入口54BTのほぼ真下に相当する収容空間51の位置に比較的速く堆積する。つまり、その現像剤Gcの当該位置に堆積する速度が、他の受入口54,55から落下して収容される現像剤Ga,Gbの各受入口のほぼ真下に相当する収容空間51の各位置に堆積する速度よりも速くなる。また、その現像剤Gcは、受入口54BTから落下する途中で、受入口54BTと接近している側の収容空間51の内壁面52f(図9参照)に付着することが多くなり、その内壁面52fに付着した現像剤Gcが塊となって徐々に内壁面52fの上方側にむけて成長するようになる。
その後、内壁面52fに沿って上方に成長する現像剤Gcがやがてオーガー6の高さを超える位置まで成長してしまい、このため、その成長した現像剤Gcに更に回収の現像剤が落下して堆積して次第にオーガー6を覆って埋めるような状態にまでになり、その現像剤の存在によりオーガー6の搬送力が十分に得られなくなったり、あるいは失われてしまう。特に他の現像剤Ga,Gbがオーガー6の高さに達する前の段階で、受入口54BTから落下する現像剤Gcが内壁面52fとオーガー6との間に詰まった状態になる。このような状況が重なって、受入口54BTから受け入れられる現像剤Gcは、オーガー6の高さを超えて堆積した状態になり(図16の上部に点線Gcで示すような状態になる)、最悪の場合にはその現像剤Gcの一部が受入口54BT等から溢れ出すような状態にもなる。
これに対し、この実施形態に係る移送補助体7を設置した回収容器5では、受入口54BTから落下して収容される現像剤Gcが、前述したように移送補助体7の移送路面71を通して移送される。
このため、かかる現像剤Gcが受入口54BTのほぼ真下に対応する収容空間51の位置に集中して堆積することがなく、図11に示すように、その受入口54BTのほぼ真下に対応する位置からずれた位置で堆積するようになる。これにより、かかる現像剤Gcが、受入口54BTを通して相対的に多く搬入されて受け入れられることがあっても、図16の上部に点線Gdで示すように、その受入口54BTのほぼ真下に対応する収容空間51の位置に集中して堆積してしまうことがない。
また、移送補助体7を設置した回収容器5では、受入口54BTから落下して収容される現像剤Gcの一部が、移送補助体7において相対的に低く形成されている移送路面71の側面上端部73の存在により、オーガー6の搬送力により移送路面71の長手方向に搬送される過程で、そのオーガー6の螺旋羽根62による掬い上げるような搬送力も受けることで低い方の側面上端部73を乗り越えて落下することがある。
さらに、受入口54BTから落下して収容される現像剤Gcが、移送補助体7において相対的に高く形成されている移送路面71の側面上端部74の存在により、その側面上端部74に近い収容空間51の側壁面52fに接近する状態で落下しても移送路面71に受け止めらやすくなり、オーガー6の下方に落下することが少ない。このため、現像剤Gcが落下する途中で収容空間51の内壁面52fに付着することが少なくなる。さらに、移送補助体7の胴体部72の一方の側面部72aが収容空間51の内壁面52fをほぼ塞いだ状態で位置している。このことによっても、現像剤Gcが落下する途中で収容空間51の内壁面52fに付着することが少なくなる。
したがって、この移送補助体7を設置した回収容器5では、搬入量が相対的に多くなった現像剤Gcが受入口54BTから搬入されることがあっても、受入口54BTのほぼ真下の位置に集中して堆積することがない。このため、この回収容器5においては、例えば、前述した移送補助体7を設置しない回収容器5を使用した場合(図16参照)のように、オーガー6を上回る高さまで堆積してオーガー6の搬送能力を低下させて現像剤Gcが詰まった状態になったり、あるいは、現像剤Gcが更に堆積して受入口54BTから溢れ出てしまうような現象が発生しない。このような回収容器5を適用した場合には、回収容器5への現像剤Ga,Gb,Gcの回収が全体として特に支障がなく、その収容空間51を有効に利用しながら円滑に行われる。
また、移送補助体7を設置した回収容器5では、受入口54BTから落下して収容される現像剤Gcの一部が、上述したように移送路面71上の搬送過程で低い方の側面上端部73を乗り越えて落下することがあり、この結果、移送路面71上に残留することや、特に底面部分よりも側面部分に付着してしまうこともない。また、その移送過程で落下する現像剤Gcは、移送補助体7の存在しない収容空間51の裏面側の空間部分51cにも分散されて収容される(図10参照)。この空間部分51cへの収容は、オーガー6の板状羽根67によっても更に促進される。これにより、現像剤Gcが移送路面71を通して収容空間51の搬送方向M1の下流側となる空間部分51bに集中して堆積する割合も低減される(図11参照)。また、回収容器5は、その収容空間51がさらに無駄なく有効に利用されるようになる。
[他の実施形態]
第1の実施形態においては、移送補助体7として、移送路面71の下方に胴体部72が形成されたもの(図8等参照)を示したが、少なくとも移送路面71を有する構造物であればよく、例えば、図12に実線で例示するように、胴体部72がない移送路面71を有する板状の構造物からなる移送補助体70を適用することもできる。
この板状の移送補助体70を適用する場合、例えば、その長手方向の一方の端部を容器本体50の本体部52の端部壁面に固定して片持ち状態で取り付けて使用することができる。また、この板状の移送補助体70は、図12に二点鎖線で例示するように、その下方面に支持脚78を設け、その支持脚78で容器本体50の本体部52の収容空間51内に設置することも可能である。板状の移送補助体70又はそれに支持脚78を設けた移送補助体70は、その移送路面71の下方に容器本体の収容空間51と連続する空間部分が確保されるため、その確保される空間部分に現像剤Gcを収容することができ、収容量を増やすことができる。
また、移送補助体7(70)における相対的に高い方の側面上端部74は、図13に例示するように、オーガー6の螺旋羽根62における回転時の最上部62bの高さ(H2)を超える高さで形成することもできる。図13において、容器本体50の収容空間51における対向する内壁面52f,52rのオーガー6の回転中心線OLに対する離間距離N1,N2は「N1<N2」の関係にある。
このような高さで側面上端部74を形成した場合は、受入口54BTから落下する現像剤Gcを移送路面71側に多く受け止め、側面上端部74が接近する内壁面52fの側に落下する割合を減らすことができる。これにより、現像剤Gcが落下する途中で内壁面52fに付着する量が減少する。
さらに、内壁面52f,52rとの離間距離N1,N2がほぼ等しい関係(N12≒N2)になる状態でオーガー6を設置した場合には、移送補助体7(70)における移送路面71については、オーガー6の螺旋羽根62による搬送方向M1の上流側から見たときに螺旋羽根62が回転時に上方から下方にむけて移動する側に位置する側面上端部74を、他方の側面上端部73よりも高く形成するように構成する。
このように構成した場合には、その移送路面71による現像剤Gcの移送ができるうえに、その移送路面71に受け止められる現像剤Gcの一部をオーガー6の螺旋羽根62の掬い上げられるような搬送力によって低い側面上端部73側から送り出すことができる。これにより、現像剤Gcが移送路面71に滞留して付着することがない。
また、上記構成の場合は、その相対的に高く形成する側面上端部74について、図13に例示するように、オーガー6の回転中心線OLの高さ(H0)よりも低い高さで形成することもできる。これにより、移送路面71に受け止める現像剤Gcの量を減少する方向に調整し、その移送路面71を通して移送する量を減少する方向で調整することができる。上記構成の場合は、側面上端部74をオーガー6の回転中心線OLの高さ(H0)以上の高さで形成することも可能である。
なお、内壁面52f,52rとの離間距離N1,N2がほぼ等しい関係になる状態でオーガー6を設置した場合には、図15に例示するように、移送補助体7(70)における移送路面71については、その対向する側面上端部73,74をほぼ同じ高さ(H5)で形成することもできる。このように構成する場合は、例えば図15に示すように、その側面上端部73,74の高さ(H5)を、少なくともオーガー6の回転中心線OLの高さ(H0)よりも低い高さにする。
この高さに設定した場合は、例えば、搬送路面71の側面上端部73,74と内壁面52f、52rと間に存在する各隙間に、搬送路面71上に落下して受け止められた現像剤の一部を移送する過程で側面上端部73,74を乗り越えさせる状態でそれぞれ落下させ、分散させながら移送路面71の長手方向にむけて搬送することができる等の利点がある。このときの側面上端部73,74の高さ(H5)がオーガー6の回転中心線OLの高さ(H0)以上の高さになると、その高さが高くなるほど、その移送路面71上において現像剤を移送する過程でその現像剤の一部を移送路面71の側面上端部73,74から乗り越えて落下させることが少なくなるか又はできなくなり、上記したような移送路面71上での現像剤の分散させた搬送ができなくなる。
この他、第1の実施形態では、回収容器5として、受入口が複数形成されているものを例示したが、1つの受入口が形成されている回収容器であっても構わない。また、回収容器5は、接続搬送装置40の接続搬送部材及び搬送管を容器内部である収容空間51の一部に侵入させた状態に設置し、その収容空間51内に侵入した状態にある搬送管の排出口から回収対象の現像剤を落下させて収容させる構成のものであっても差し支えない。
回収容器5は、前記した回転軸61の回りに螺旋状に連続する搬送用の羽根62等備えたオーガー6に代えて、他の搬送部材を設置することも可能である。その他の搬送部材としては、例えば、線材を螺旋状に巻いたコイル状の搬送部材や、回転軸に対して(その回転中心線に)傾斜した状態に存在する平板を供えた搬送部材が挙げられる。
また、現像剤回収装置4においては、検知装置42として、光透過型(光学式)のセンサに代えて、他の方式の検知装置を適用することも可能である。例えば、現像剤のキャリア等の磁性を利用して現像剤の収容量に関する検出を行う透磁率センサなどを適用してもよい。さらに、回収容器5に回収する現像剤を変更することが可能である。例えば、第1の清掃装置16から排出される現像剤Gbと第2の清掃装置26から排出される現像剤Gaとすることができる。
画像形成装置100については、作像装置102として作像ユニット110が4つ以外の複数の作像ユニットを装備するものであってもよい。また、画像形成装置100は、作像装置102が第1の実施形態で例示したような中間転写ユニット120を採用しない方式のものであっても差し支えない。
さらに、第1の実施形態では、粉体である現像剤を回収容器5に回収する場合を例示したが、現像剤以外の他の粉体を回収するように構成することも可能である。
第1の実施形態に係る画像形成装置(及び現像剤回収装置)をその正面側から見たときの説明図及びQ−Q線に沿う一部断面説明図である。 図1の画像形成装置等に使用される現像剤の回収容器を示す(正面側の)斜視図である。 図2の回収容器を矢印Sの方向から見たときの(裏面側の)斜視図である。 図2の回収容器のQ1−Q1線に沿う断面図である。 図2の回収容器のQ2−Q2線に沿う断面図である。 図2の回収装置における蓋部を取り除いた後の状態を示す斜視図である。 図2の回収容器のQ3−Q3線にほぼ沿う部分で切り開いた後の状態を示す一部断面斜視図である。 移送補助体を示す斜視図である。 移送補助体の構成を示す説明図である。 回収容器のうち移送搬送体を設置した位置及びその周辺部における現像剤の収容状態を示す一部断面説明図である。 回収容器への現像剤の収容状態(全体)を示す説明図である。 移送補助体の他の構成例を示す斜視図である。 移送補助体の移送路面の他の構成例1を示す要部説明図である。 移送補助体の移送路面の他の構成例2を示す要部説明図である。 移送補助体の移送路面の他の構成例3を示す要部説明図である。 移送補助体を設置しない回収容器への現像剤の収容状態(全体及び経過状況)を示す説明図である。
符号の説明
1 …画像形成装置
2 …作像装置
4 …現像剤回収装置(粉体回収装置)
5 …回収容器(粉体回収容器)
6 …オーガー(搬送部材)
6a…オーガーの一部分
40…接続搬送装置
41…駆動装置
42…検出装置
43,44,45…接続搬送部(接続搬送装置の一部)
50…容器本体
52f,52r…収容空間の対向する内壁面
54,55…受入口(複数の受入部)
62,63…螺旋羽根(搬送部)
67…板状羽根(送出し部)
71…移送路面
73,74…側面上端部
Ga,Gb,Gc…現像剤(回収する粉体)
OL…回転中心線
M1…搬送方向(回転中心線に沿う搬送方向)
M3…搬送方向(回転中心線と直交する搬送方向)
N1,N2…離間距離
P …用紙(記録媒体)

Claims (10)

  1. 回収する粉体を収容する容器本体と、
    前記容器本体内に排出される粉体が落下する落下口に対して鉛直方向の下方で且つその鉛直方向において重なる位置に配置され、回転中心線の回りに粉体を搬送する搬送部を備えるとともに回転することで粉体を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材の前記搬送部が回転時に上方から下方にむけて移動する側において、少なくとも前記搬送部の鉛直方向における最上部から前記搬送部の鉛直方向における最下部の間で前記搬送部に沿った状態で、且つ、前記回転中心線よりも鉛直方向上方では前記搬送部材と鉛直方向で重ならず、前記回転中心線よりも鉛直方向下方では前記搬送部材と鉛直方向で重なる状態に配置された移送路面
    を有し、
    前記移送路面の鉛直方向で下方に配置された側面端部は、前記搬送部材の回転中心線よりも前記鉛直方向の下方に配置され
    前記落下口から落下し前記移送路面に受け止められた粉体は、その一部が前記搬送部材の搬送部に沿った状態で形成された前記搬送路面において前記搬送部材の回転中心線に沿って搬送され、その一部が前記移送路面の側面端部から落ちることを特徴とする粉体回収容器。
  2. 前記移送路面は、前記搬送部材の回転中心線を挟んで対向する前記容器本体の内壁面のうち当該回転中心線からの離間距離が相対的に短い内壁面の側に位置する側面上端部が、他方の側面上端部よりも高く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の粉体回収容器。
  3. 前記移送路面は、その高い方の側面上端部が、前記搬送部材の回転中心線の高さ以上の高さで形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉体回収容器。
  4. 前記搬送部材は、少なくとも前記移送路面と対向する区間に、当該搬送部材の回転中心線と直交する方向に粉体を送り出す送出し部を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉体回収容器。
  5. 前記搬送部材は、前記容器本体内に排出される粉体が落下する複数の落下口に対して鉛直方向の下方で且つその鉛直方向において重なる位置に配置され
    容器本体に、粉体が落下して受け入れられる複数の受入部が設けられており、
    前記移送路面を、前記複数の落下口のうち単位時間当たりの搬入量が最大となる落下口の下方に少なくとも存在する前記搬送部材の一部分の下方に設置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉体回収容器。
  6. 前記粉体が現像剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の粉体回収容器。
  7. 回収する粉体を収容する容器本体と、 前記容器本体内に排出される粉体が落下する落下口に対して鉛直方向の下方で且つその鉛直方向において重なる位置に配置され、回転中心線の回りに粉体を搬送する搬送部を備えるとともに回転することで粉体を搬送する搬送部材と、 前記搬送部材の前記搬送部が回転時に上方から下方にむけて移動する側において、少なくとも前記搬送部の鉛直方向における最上部から前記搬送部の鉛直方向における最下部の間で前記搬送部に沿った状態で、且つ、前記回転中心線よりも鉛直方向上方では前記搬送部材と鉛直方向で重ならず、前記回転中心線よりも鉛直方向下方では前記搬送部材と鉛直方向で重なる状態に配置された移送路面を有し、 前記移送路面の鉛直方向で下方に配置された側面端部は前記搬送部材の回転中心線よりも前記鉛直方向の下方に配置され、前記落下口から落下し前記移送路面に受け止められた粉体は、その一部が前記搬送部材の搬送部に沿った状態で形成された前記搬送路面において前記搬送部材の回転中心線に沿って搬送され、その一部が前記移送路面の側面端部から落ちる粉体回収容器と、
    前記粉体回収容器に回収する粉体の発生源と当該回収容器とを接続して当該粉体を搬送する接続搬送装置と、
    前記粉体回収容器における搬送部材を回転させる駆動装置と、
    前記粉体回収容器に収容されて堆積する粉体を検出する検出装置と
    を有することを特徴とする粉体回収装置。
  8. 前記粉体回収容器が請求項1〜6のいずれか1項に記載の粉体回収容器であることを特徴とする請求項7に記載の粉体回収装置。
  9. 現像剤で構成される画像を形成して記録媒体に転写する作像装置と、
    前記作像装置で使用する現像剤の一部を着脱交換する回収容器に搬送して回収する現像剤回収装置とを有し、
    前記現像剤回収装置は、
    回収する粉体を収容する容器本体と、 前記容器本体内に排出される粉体が落下する落下口に対して鉛直方向の下方で且つその鉛直方向において重なる位置に配置され、回転中心線の回りに粉体を搬送する搬送部を備えるとともに回転することで粉体を搬送する搬送部材と、 前記搬送部材の前記搬送部が回転時に上方から下方にむけて移動する側において、少なくとも前記搬送部の鉛直方向における最上部から前記搬送部の鉛直方向における最下部の間で前記搬送部に沿った状態で、且つ、前記回転中心線よりも鉛直方向上方では前記搬送部材と鉛直方向で重ならず、前記回転中心線よりも鉛直方向下方では前記搬送部材と鉛直方向で重なる状態に配置された移送路面を有し、 前記移送路面の鉛直方向で下方に配置された側面端部は前記搬送部材の回転中心線よりも前記鉛直方向の下方に配置され、前記落下口から落下し前記移送路面に受け止められた粉体は、その一部が前記搬送部材の搬送部に沿った状態で形成された前記搬送路面において前記搬送部材の回転中心線に沿って搬送され、その一部が前記移送路面の側面端部から落ちる粉体回収容器と、
    前記粉体回収容器に回収する粉体の発生源と当該回収容器とを接続して当該粉体を搬送する接続搬送装置と、
    前記粉体回収容器における搬送回転部材を回転させる駆動装置と、
    前記粉体回収容器に収容されて堆積する粉体を検出する検出装置と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記粉体回収容器が請求項1〜6のいずれか1項に記載の粉体回収容器であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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