JP4777765B2 - トナー回収装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、廃トナーを回収するトナー回収装置と、それを備えた複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に関し、特に電子写真方式の画像形成装置において、感光体や中間転写体等の像担持体上に形成されたトナー像を、用紙等の記録媒体に転写した後に残る転写残りトナーを回収するトナー回収容器の交換時期の検知方法に特徴を有すると共に、トナー回収容器のスペースを効率よく利用することができる構成のトナー回収装置と、それを備えた画像形成装置に関する。
感光体上に形成された潜像をトナーで現像し、このトナー像を直接または中間転写体を介して用紙等の記録媒体へ転写して定着する画像形成装置では、前記転写後の感光体上(あるいは中間転写体上)に残留したトナーを回収するトナー回収装置を備えたものが種々提案されている。また、トナー回収装置の回収容器からのトナー漏れやトナー詰まりによる装置の故障を防止するため、トナー回収容器の回収口付近に満杯検知手段を設けて、満杯時に装置を停止させることが行われている(特許文献1〜3参照)。
画像形成装置の本体内に設置されるトナー回収容器は、他ユニットの空きスペースを利用して設置される場合が多く、レイアウトやスペースに制約がある。したがってトナー回収容器全体にトナーを充填することで、ユーザー及びサービスマンのメンテナンス間隔(トナー回収容器の交換間隔)を増やすことが望ましい。
例えば図6のような縦長形状(面積が大きい面が垂直)のトナー回収容器100Aの場合は、螺旋状搬送体101の回収口102を容器の上部に設けることでトナーの自重を利用して容易に容器全体に回収トナーを堆積させることができる。
しかし、トナー回収容器は通常、画像形成装置本体に対して着脱自在に取り付けられ、図7のような横長形状(面積が大きい面が水平)のトナー回収容器100Bの場合が多い。
そこで従来のトナー回収装置のトナー回収方法では、螺旋状搬送体101をトナー回収容器100Bに水平に挿入して回収トナーを搬送することで、回収トナーを回収容器下流側に押し出す方法が採用されていた。
また、トナー回収容器の満杯により画像形成装置が突然使用不可になることを回避するため、オペレータにトナー回収容器が満杯に近いことを予告する回収容器交換時期予告手段を追加することへの要望がある。従来のトナー回収装置の回収容器交換時期予告方法としては、例えばトナー回収容器に設けられた凹型の弾性体が回収トナーの増加によって容器外側に押し出されて凸型に変形することを検知して、前記検知信号が有った場合に回収容器交換時期を予告するメッセージを画像形成装置の操作パネルに表示するという方法が採用されていた。
特許第3183733号公報 特許第3550990号公報 特許第3702930号公報
しかしながら、上記従来装置のトナー回収方法には、下記のような問題があった。水平方向へ押し出しながらトナー回収をする方式は、トナーの回収量が比較的少ない場合には有効に機能するものの、図3に示すように、トナー回収容器100内のトナーの回収量が更に増えた場合にはトナー回収手段である螺旋状搬送体の回転負荷が大きくなってしまうため、螺旋状搬送体の回転駆動部を大型化したり、螺旋状搬送体自身の強度を高めたりしなければトナーを容器全体に回収できないという問題があった。
また、上記従来装置の回収容器交換時期予告方法には、下記のような問題があった。回収容器に設けられた凹型の弾性体を利用して回収容器交換時期を予告する方法は、トナー搬送力を利用して変形させるため、回収トナー搬送方向下流側に弾性体及び検知手段を配置する必要があるといったレイアウト上の制約や、トナーが機械的ストレスを受けることによって低下するトナーの流動性(流動性付与の目的で表面に添加させているシリカ等の添加剤が埋没または欠落することによる)が装置の動作条件や動作環境によって異なり、回収したトナーがトナー回収容器内壁なとに固着しやすいため、弾性体の変形を検知する時期が安定しないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、前記した従来装置の問題点を除去し、回収容器全体にスペース効率良く廃トナーを回収することができ、螺旋状搬送体及び回転駆動手段の故障も回避することができるトナー回収装置を提供することであり、さらにはトナー回収容器が満杯直前の状態であることを正確に検知して、検知信号があった場合に操作パネルに回収容器の交換時期を予告するメッセージを表示することができるトナー回収装置を提供することである。また、本発明の目的は、前記トナー回収装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明では以下のような手段を採っている。
本発明は、画像形成装置に用いられ、該画像形成装置の像担持体の表面から回収したトナーを収容すると共に前記画像形成装置に対して着脱可能なトナー回収容器を備えたトナー回収装置において、前記トナー回収容器内の回収トナー落下位置に、回転中心に軸が設けられた螺旋状搬送体と該螺旋状搬送体の外周に設けられたトナー搬送方向規制部材とを有するトナー搬送手段を配置し、前記螺旋状搬送体の回転駆動手段と前記螺旋状搬送体との間に、所定以上のトルクが掛かったときにその連結を切るトルクリミッタ機構を設け、前記螺旋状搬送体は、水平かつ回収容器長手方向と平行に設置されると共にその一端部が前記トナー回収容器の装置駆動側に設けられた軸受け保持部材に片持ちで支持され、その長さが前記トナー回収容器の1/2〜4/5であると共にトナー搬送方向上流側に設置され、前記トナー搬送方向規制部材は前記螺旋状搬送体の回転中心と円弧の中心が一致するようにU字状溝が形成され、前記トナー回収容器の中央部とトナー搬送方向下流側に配置された前記螺旋状搬送体の先端との間に前記U字状溝の円弧を180°回転させた円弧を形成すると共に、該円弧の下側を開放した形状とすることを特徴とする(請求項1)。
本発明のトナー回収装置では、トナー回収容器内の回収トナー落下位置に、回転中心に軸が設けられた螺旋状搬送体と該螺旋状搬送体の外周に設けられたトナー搬送方向規制部材とを有するトナー搬送手段を配置し、前記螺旋状搬送体の回転駆動手段と前記螺旋状搬送体との間に、所定以上のトルクが掛かったときにその連結を切るトルクリミッタ機構を設けることにより、螺旋状搬送体の負荷トルクが大の状態で長期間使用されることがなくなり、螺旋状搬送体及び回転駆動手段の故障を回避することができる。また、前記トナー回収容器内の螺旋状搬送体は、水平かつ回収容器長手方向と平行に設置されると共にその一端部が前記トナー回収容器の装置駆動側に設けられた軸受け保持部材に片持ちで支持され、その長さが前記トナー回収容器の1/2〜4/5であると共にトナー搬送方向上流側に設置されることにより、螺旋状搬送体が回収トナーの埋没により停止するまでに搬送するトナー量を増やすことができ、回収容器満杯までに回収できるトナー回収量を増やすことが可能となる。さらに、前記トナー搬送方向規制部材は前記螺旋状搬送体の回転中心と円弧の中心が一致するようにU字状溝が形成され、前記トナー回収容器の中央部とトナー搬送方向下流側に配置された前記螺旋状搬送体の先端との間に前記U字状溝の円弧を180°回転させた円弧を形成することにより、回収トナーの反力により発生する螺旋状搬送体の偏心量を低減することが可能であり、螺旋状搬送体の偏心により発生する螺旋状搬送体の変形や故障を防止できる。また、トナー搬送方向規制部材には、U字状溝の円弧と螺旋状搬送体の上側への移動を規制する円弧が螺旋状搬送体の回転中心と一致するように形成され、さらに円弧の真下に切り欠き部を設けることでトナー搬送方向規制部材内壁へのトナー固着を防止することができる。
以下、本発明の構成、動作及び作用を、図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示すトナー回収装置の概略構成図である。図1において、図中の符号1は像担持体、2はクリーニングブレード、3はクリーニングブラシ、4はトナー排出コイル、5はトナー搬送コイル、6はトナー回収手段、7はトナー回収容器、8は回収容器位置決め軸、9はトナー回収経路、11はトナー搬送手段、12はトナー搬送経路を構成するトナー搬送方向規制部材をそれぞれ示している。
トナー回収手段6は、回転軸6aに装着された第1の螺旋状搬送体6bをトナー回収経路9内に設けたものからなり、トナー搬送方向上流側となるトナー回収容器7の回収口付近にトナーを搬送する。また、トナー回収手段6の第1の螺旋状搬送体6bは回転軸6aの端部をトナー回収経路9の外側に突出させ、その端部と第1の回転駆動手段21の駆動を中継する第1のトルクリミッタ機構10が連結されている。また、第1のトルクリミッタ機構10はギヤを介して第1の回転駆動手段21と連結されている。なお、第1の回転駆動手段21は例えば画像形成装置本体側に設けたモータであり、画像形成装置の制御部22によって駆動を制御される。
トナー回収容器7内にあるトナー搬送手段11は、回転軸11aに装着された第2の螺旋状搬送体11bをトナー搬送方向規制部材12内に設けたものからなり、トナー搬送手段11の第2の螺旋状搬送体11bは回転軸11aの一端をトナー回収容器7の外側に突出させ、その端部には第1のカップリング13が設けられ、回転駆動手段15の駆動を中継する第2のトルクリミッタ機構16に連結された第2のカップリング14に連結されている。また、第2のトルクリミッタ機構16はギヤを介して第2の回転駆動手段15と連結されている。なお、第2の回転駆動手段15は例えば画像形成装置本体側に設けたモータであり、画像形成装置の制御部22によって駆動を制御される。
ここで、上記制御部22は、公知のマイクロコンピュータからなる演算処理部(CPU)、メモリ(ROM,RAM)、各種制御回路、A/D変換部、クロック、タイマー、カウンタ、入・出力(I/O)装置等からなり、メモリに予め記憶されている制御プログラム及び制御データと、操作パネルからの入力情報、後述する第1の光学式センサ18、第2の光学式センサ20、電源スイッチ24、回収容器有無センサ25、その他の各種センサ等からの検知信号に基いて、トナー回収装置や、その他の装置各部の制御を行うとともに、操作パネル23の表示部に各種情報やメッセージ等の表示を行なう。
次に図2は本実施例のトナー回収容器7のトナー搬送手段11を上方から見た断面図を示している。
トナー回収手段6の第1の螺旋状搬送体6bにより搬送されたトナーの落下位置には、トナー搬送手段11とトナー搬送方向規制部材12が配置されている。本実施例では、画像形成装置本体の位置決め軸8及び8’に嵌合するトナー回収容器7の位置決め部材12c及び12c’と、トナー搬送手段11の回転軸11aを支持する軸受け保持部材12dと、トナー搬送方向規制部材12を1部品で構成して、トナー搬送方向規制部材12の一端部12bがトナー回収容器7の内壁に設置された軸状の支持部材7aと嵌合する構成になっている。
また、トナー搬送方向規制部材12には、U字状溝の円弧と、螺旋状搬送体11bの上側への移動を規制する前記U字状溝の円弧を180°回転させた円弧12aがトナー搬送手段11の回転軸11aの中心と一致するように形成され、さらに円弧12aの真下に切り欠き部が形成されている。
以上のような構成のトナー回収装置では、トナー回収手段6の停止は、回転軸6aに固定された第1の遮蔽板17の動きを発光素子と受光素子からなる第1の光学式センサ18で検知することで行われ、第1の光学式センサ18の検知信号が制御部22に送られ、第1の光学式センサ18の検知信号が変化しない場合に制御部22で検知される。
また、トナー搬送手段11の停止は、回転軸11aに固定された第2の遮蔽板19の動きを発光素子と受光素子からなる第2の光学式センサ20で検知することで行われ、第2の光学式センサ20の検知信号が制御部22に送られ、第2の光学式センサ20の検知信号が変化しない場合に制御部22で検知される。
なお、上記第2の光学式センサ20は、トナー回収容器7内のトナー量が満杯前の第1の所定量(例えば満杯時の80%前後)に達したことを検知する第1のトナー量検知手段として機能し、第1の光学式センサ18は、第1の所定量より大きな第2の所定量(満杯直前の状態)に達したことを検知する第2のトナー量検知手段として機能する。
トナー搬送手段11の第2の螺旋状搬送体11bの回転トルクは、トナー回収容器7内のトナー量に比例して増加することがわかっている。第2の回転駆動手段15とトナー搬送手段11の第2の螺旋状搬送体11bの間に所定値以上のトルクが掛かったときには、第2のトルクリミッタ機構16により駆動の連結が切れトナー搬送手段11の回転が停止する。本実施例のトナー回収装置では、トナー回収容器7内のトナー量が満杯時の80%前後になった場合(図4に示す状態)に、第2のトルクリミッタ機構16により駆動の連結が切れるようなトルクリミッタを実験により選定した。さらにトナー回収容器7内のトナー量が満杯になり(図5に示す状態)、トナー搬送手段11の第2の螺旋状搬送体11bが停止して第2の光学式センサ20の検知信号が変化しない場合、画像形成装置の制御部22は操作パネル23に回収容器交換時期を予告するメッセージを表示する。
また、第1のトルクリミッタ機構10は、トナー回収容器7からトナー漏れが発生する直前で、かつ画像形成装置内がトナー詰まりで故障する直前に、トナー回収手段6の第1の螺旋状搬送体6bの連結が切れるようなトルクリミッタを実験により選定した。トナー回収手段6の第1の螺旋状搬送体6bが停止した状態では、回転軸6aに固定された第1の遮蔽板17も停止するため、第1の光学式センサ18の信号が変化しなくなる。本実施例のトナー回収装置では、第1の光学式センサ18の検知信号の変化が無い場合、制御部22は画像形成装置の動作を停止して操作パネル23に回収容器の交換時期のメッセージを表示するようにした。
図8に画像形成装置の制御部22がトナー搬送手段の停止を検知して回収容器交換時期を警告するまでの制御動作の一例をフローチャートで示す。
まず図1に示す電源24がONされるが(S1)、この電源24のONの直後では、操作パネル23に回収容器交換時期を予告するメッセージは表示されない(S2)。次に印刷が開始されると(S3)、トナー搬送手段11の回転駆動手段15及び第2の光学式センサ20の動作が開始される(S4)。そして第2の光学式センサ20の信号変化が制御部22で検知され(S5)、トナー搬送手段11の第2の螺旋状搬送体11bが停止して、第2の光学式センサ20の信号が変化しない場合には、制御部22は操作パネル23に回収容器交換時期を予告するメッセージを表示し(S6)、第2の回転駆動手段15と第2の光学式センサ20が動作しないように制御する(S7)。ただし、トナー回収容器7の交換が行われずに電源24のOFF/ONが発生した場合は、ステップS2の動作に戻り、第2の回転駆動手段15と第2の光学式センサ20の動作を再開し、ステップS3〜S7の動作を再度実行する。また、満杯になったトナー回収容器7が外され、回収容器有無センサ25の信号変化が発生した場合は、印刷動作停止の状態を維持し、空のトナー回収容器7が装着され、回収容器有無センサ25が有りを検知すると、ステップS2の動作に戻り、第2の回転駆動手段15と第2の光学式センサ20の動作を再開する。
以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によれば、トナー回収容器内7のトナー搬送手段11として、一端部がトナー搬送方向上流側に設けられた軸受けで支持される螺旋状搬送体11bを使用することで、回収トナーの反力でトナー搬送手段11(螺旋状搬送体11b)の先端が偏心した場合に発生する回転トルクの上昇を低減することが可能である。
また、螺旋状搬送体11bの長さをトナー回収容器7の1/2〜4/5として容器全長より短くしたことで、トナー搬送手段11が回収トナーの埋没により停止するまでに搬送するトナー量を増やすことができ、回収容器満杯までに回収できるトナー回収量を増やすことが可能である。
さらに、搬送方向下流側に搬送されるトナーの動きを螺旋状搬送体11bの外周に設けられたトナー搬送方向規制部材12で規制することで、トナーの搬送力を増加することが可能であり、流動性が低下した回収トナーを確実にトナー搬送方向下流側に搬送することができる。
本発明では、トナー搬送方向規制部材12の一部に螺旋状搬送体11bの上側への移動を規制する円弧12aを設けることで、回収トナーの反力により発生する螺旋状搬送体11bの偏心量を低減することが可能であり、螺旋状搬送体11bの偏心により発生する螺旋状搬送体11bの変形や故障を防止することができる。また、トナー搬送方向規制部材12には、U字状溝の円弧と螺旋状搬送体の上側への移動を規制する前記U字状溝の円弧を180°回転させた円弧12aがトナー搬送手段11の回転軸11a中心と一致するように形成され、さらに円弧12aの真下に切り欠き部を設けることで、トナー搬送方向規制部材12内壁へのトナー固着を防止することができる。
トナー搬送方向規制部材端部12bと回収容器内壁の軸状の支持部材7aを嵌合してトナー搬送方向規制部材端部12bを支持する構成は、トナー回収容器7に振動や衝撃が加わった場合や回収トナーの反力によって発生するトナー搬送方向規制部材12の変形や故障を防止することができる。
また、トナー回収容器7は、トナー搬送手段11の軸受け保持部材12dと位置決め部材12c、12c’が一体で構成され、位置決め部材12c、12c’と画像形成装置本体に設けられた位置決め軸8、8’が嵌合して正確に位置決めされるため、第1のカップリング13と第2のカップリング14の偏心量を低減することが可能であり、効率良くトナー搬送手段11の第2の螺旋状搬送体11bを回転駆動させることが可能である。
本発明のトナー回収装置では、第2の回転駆動手段15と第2の螺旋状搬送体11bの間に所定値以上のトルクが掛かったときにその連結を切る第2のトルクリミッタ機構16を設けたことで、トナー搬送手段11の負荷トルクが大の状態で長期間使用されることがなくなり、第2の回転駆動手段15及びトナー搬送手段11の故障を回避できる。さらに第2の回転駆動手段15と第2の螺旋状搬送体11bの間に所定値以上のトルクが掛かってトナー搬送手段11が停止したことを検知する検知手段として光学式センサ20を設けて、光学式センサ20による検知信号が発生した場合に、制御部22により操作パネル23に回収容器交換時期を予告するメッセージを表示することでトナー回収容器7が満杯に近いことをオペレーターに警告することができる。本実施例の方式では、トナー回収手段6で回収されたトナーが確実に検知手段であるトナー搬送手段11に落下するため、従来方式よりも回収容器交換時期の予告が発生した時の回収トナー量が安定している。
さらに、図8に示したフローチャートのように装置を制御動作させることにより、トナー搬送手段11停止時の消費電力を低減することが可能であり、電源24のOFF/ON状態に関係なく、トナー回収容器7が交換された場合は、トナー搬送手段11と第2の光学式センサ20の動作を再開することが可能である。
以上、本発明のトナー回収装置の一実施例について説明したが、図9にトナー回収装置を備えた画像形成装置の一例を示す。
図9に示す画像形成装置はプリンタの一例であるが、プリンタ部の上部に原稿読取部(スキャナ)を設置することによりデジタル複写機の構成となり、また、画像信号処理部とモデムを付加して通信機能を持たせることによりファクシミリとして機能させることができる。
図9において、像担持体1はドラム状の光導電性感光体からなり、この像担持体1の周囲には、帯電手段31、光書込手段32、現像手段33、転写手段34、クリーニング手段35、除電手段36が配設されている。
帯電手段31は、帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電チャージャなどの種々の形態のものから適宜選択され、像担持体1の表面を均一に帯電する。
光書込手段32は、例えばレーザ走査光学系を用いた走査型であり、光源(半導体レーザ等)と、コリメート光学系(コリメータレンズ、アパーチャ、シリンドリカルレンズ等)と、光偏向器(ポリゴンミラー等)と、走査結像光学系(fθレンズ等の走査用レンズ、面倒れ等の補正レンズ、ミラー等)を有する構成であり、光源からの光ビームを光偏向器で偏向し、光偏向器で偏向された光ビームLを走査結像光学系で像担持体1に導き照射し、静電潜像を書き込む。なお、光書込手段32としては、走査型の他、発光ダイオードアレイ(LEDアレイ)と結像素子アレイ(例えばマイクロレンズアレイ、ロッドレンズアレイ等)を組み合わせたライン状の書込手段を用いることもできる。
現像手段33は、ローラ状やスリーブ状の現像剤担持体と、現像剤攪拌搬送部材(スクリュー、パドル、ローラ等)と、現像剤規制部材(ドクタブレード)と、トナーカートリッジ等を有し、現像剤としてトナーのみの一成分現像剤、あるいはトナーとキャリアからなる二成分現像剤を用い、現像剤担持体で担持搬送する現像剤中のトナーで像担持体上の潜像を現像して可視像化する。
転写手段34は、転写ローラ、転写ブラシ、転写チャージャ、転写ベルトなどの種々の形態のものから適宜選択され、像担持体1上の可視像(トナー像)を用紙等の記録媒体Pに転写する。
クリーニング手段35は、トナー回収装置の一部を構成するものであり、前述のクリーニングブレード2、クリーニングブラシ3、トナー排出コイル4を有し、このクリーニング手段35のクリーニングブレード2やクリーニングブラシ3で像担持体1から除去した転写残トナーは、トナー排出コイル4でトナー回収経路9に排出され、トナー回収経路9内を前述のトナー搬送コイル5でトナー回収手段6に搬送され、トナー回収容器7に回収される。
画像形成装置内の下方には、紙などの記録媒体Pを収納した複数の給紙カセット38A,38Bが設置されており、各給紙カセット38A,38Bには、給紙ローラ39と分離ローラ40などからなる給紙手段が設けられている。また、給紙カセット38A,38Bから給紙された記録媒体Pを搬送する搬送ローラ41,42,43と、搬送されて来た記録媒体Pを画像形成にタイミングを合わせて転写部(像担持体1と転写手段34の対向部)に送り出すレジストローラ44が設けられている。さらに、転写部より記録媒体搬送方向下流側には、定着手段(例えば加熱ローラと加圧ローラ)37と排紙搬送ローラ45,46,47及び排紙ローラ48が設けられている。
次に画像形成装置の動作を簡単に説明する。まず、像担持体1が図中の矢印の向きに回転され、帯電手段31によりその表面が帯電される。次に光書込手段32が画像データに基づく露光を開始し、像担持体1に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像手段33によりトナー像として可視像化される。一方、上記の画像形成にタイミングを合わせて給紙カセット38A,38Bのいずれか一方から選択されたサイズの用紙等の記録媒体Pが給紙ローラ39及び分離ローラ40により給紙され、搬送ローラ42,43を経てレジストローラ44に搬送される。そしてレジストローラ44は、像担持体1上のトナー像が転写部に来るタイミングに合わせて記録媒体Pを転写部に送り出す。転写部では、転写手段34により像担持体1から記録媒体Pにトナー像が転写され、トナー像が転写された記録媒体Pは定着手段37に搬送され、トナー像が記録媒体Pに定着される。定着後の記録媒体Pは排紙搬送ローラ45,46,47及び排紙ローラ48により排紙トレイ49に排紙される。また、転写後の像担持体1はクリーニング手段35のクリーニングブレード2やクリーニングブラシ3で転写残トナーを除去され、除電ランプ等の除電手段36で残留電荷を除去される。また、クリーニング手段35で像担持体1から除去した転写残トナーは、トナー排出コイル4でトナー回収経路9に排出され、トナー回収経路9内を前述のトナー搬送コイル5でトナー回収手段6に搬送され、トナー回収容器7に回収される。
以上、本発明に係る画像形成装置の一例について説明したが、本発明に係る画像形成装置は図9の構成に限るものではない。例えば図9では、感光体からなる像担持体1に形成したトナー像を記録媒体Pに直接転写する例を示したが、第2の像担持体として中間転写体(中間転写ベルト、中間転写ドラム等)を設けて、第1の像担持体(感光体)に形成したトナー像を第2の像担持体(中間転写体)に一次転写した後、第2の像担持体(中間転写体)から記録媒体に二次転写するという構成にしてもよい。そして、このような構成の画像形成装置では、第2の像担持体である中間転写体にも、前述と同様のトナー回収装置が設けられ、中間転写体のクリーニング手段で除去した転写残トナーをトナー回収容器に搬送して回収する構成となる。
また、第2の像担持体としてベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)を用いる構成の場合、第1の像担持体(感光体)1とその周囲の構成部材(帯電手段31、光書込手段32、現像手段33、転写手段34、クリーニング手段35、除電手段36)からなる画像形成部を、中間転写ベルトに沿って4つ並設し、4つの画像形成部で例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成し、中間転写ベルトに順次重ね合わせて転写する構成とすれば、所謂タンデム型のカラー画像形成装置となり、フルカラー画像を形成することができる。
本発明の一実施例を示すトナー回収装置の概略構成図である。 図1に示すトナー回収容器のトナー搬送手段を上方から見た断面図である。 従来のトナー回収装置の問題点の説明図である。 本発明に係るトナー回収容器内のトナー量が満杯時の80%前後になった場合の状態を示す図である。 本発明に係るトナー回収容器内のトナー量が満杯になった場合の状態を示す図である。 従来の縦長形状のトナー回収容器の説明図である。 従来の横長形状のトナー回収容器の説明図である。 本発明の制御動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施例を示すトナー回収装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。
符号の説明
1:像担持体
2:クリーニングブレード
3:クリーニングブラシ
4:トナー排出コイル
5:トナー搬送コイル
6:トナー回収手段
6a:回転軸
6b:第1の螺旋状搬送体
7:トナー回収容器
7a:支持部材
8:回収容器位置決め軸
9:トナー回収経路
10:第1のトルクリミッタ機構
11:トナー搬送手段
11a:回転軸
11b:第2の螺旋状搬送体
12:トナー搬送方向規制部材(トナー搬送経路)
12a:円弧
13:第1のカップリング
14:第2のカップリング
15:第2の回転手段
16:第2のトルクリミッタ機構
17:第1の遮蔽板
18:第1の光学式センサ(第2のトナー量検知手段)
19:第2の遮蔽板
20:第2の光学式センサ(第1のトナー量検知手段)
21:第1の回転駆動手段
22:制御部
23:操作パネル
24:電源
25:回収容器有無センサ
31:帯電手段
32:光書込手段
33:現像手段
34:転写手段
35:クリーニング手段
36:除電手段
37:定着手段
38A,38B:給紙カセット
39:給紙ローラ
40:分離ローラ
41,42,43:搬送ローラ
44:レジストローラ
45,46,47:排紙搬送ローラ
48:排紙ローラ
49:排紙トレイ

Claims (1)

  1. 画像形成装置に用いられ、該画像形成装置の像担持体の表面から回収したトナーを収容すると共に前記画像形成装置に対して着脱可能なトナー回収容器を備えたトナー回収装置において、
    前記トナー回収容器内の回収トナー落下位置に、回転中心に軸が設けられた螺旋状搬送体と該螺旋状搬送体の外周に設けられたトナー搬送方向規制部材とを有するトナー搬送手段を配置し、前記螺旋状搬送体の回転駆動手段と前記螺旋状搬送体との間に、所定以上のトルクが掛かったときにその連結を切るトルクリミッタ機構を設け、前記螺旋状搬送体は、水平かつ回収容器長手方向と平行に設置されると共にその一端部が前記トナー回収容器の装置駆動側に設けられた軸受け保持部材に片持ちで支持され、その長さが前記トナー回収容器の1/2〜4/5であると共にトナー搬送方向上流側に設置され、前記トナー搬送方向規制部材は前記螺旋状搬送体の回転中心と円弧の中心が一致するようにU字状溝が形成され、前記トナー回収容器の中央部とトナー搬送方向下流側に配置された前記螺旋状搬送体の先端との間に前記U字状溝の円弧を180°回転させた円弧を形成すると共に、該円弧の下側を開放した形状とすることを特徴とするトナー回収装置。
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