JP2009080473A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器本体に回収された廃トナーの量が予め設定されている満杯時での充填量よりも少ない充填量に達したことを検知する廃トナー量検知手段202と、廃トナー量検知手段202からの検知結果の積算値を記録する記録手段、画素算出手段を備え、廃トナー量検知手段202、印刷枚数係数手段302がそれぞれ入力側に接続され、出力側に満杯警報手段が接続されている制御部300を備え、制御部300は、廃トナー量検知手段202による所定の充填量に達したことを検知すると、検知後における使用トナー量を前記画素算出手段、印刷枚数計数手段301から割り出して前記記録手段に積算し、積算した使用トナー量が満杯までの充填残量に達すると判断した場合に満杯警報を出力することを特徴とする。
【選択図】図6
Description
廃トナータンクを透明体で構成し、その廃トナータンク内に充填される廃トナーの量に応じて変化する光の透過状態に基づき満杯であることを判断して画像形成装置を自動的に停止するようにした構成(例えば、特許文献1,2)。
廃トナータンク内の充填量を2段階に区別し、その段階の一つを満杯予告段階とし、段階の今一つを満杯警報段階としてそれぞれ検知できる2種類の検知センサを備え、1段階での検知が行われた場合に満杯予告の警報を行い、2段階での検知が行われると満杯警報を行うことで画像形成装置の自動停止を行うようにした構成(例えば、特許文献3)である。
つまり、カスタマーエンジニアによる訪問時点での判断により交換されないままとなっている場合には、廃トナータンクに対する充填許容量がユーザの作業量によって大きく異なることから、その余裕分まで見込んで交換してしまうと、充填許容量に残りが多くある場合でも交換してしまうこともあり、交換費用などの経済的なロスが発生する虞がある。
(1)像担持体と、該像担持体上にトナー画像を形成する画像形成手段とを有し、トナー画像の転写後に行われるクリーニング機構により回収された廃トナーが該クリーニング機構から投入される収容容器本体を備えた画像形成装置において、
前記容器本体に回収された廃トナーの量が予め設定されている満杯時での充填量よりも少ない充填量に達したことを検知する廃トナー量検知手段と、
前記廃トナー量検知手段、該廃トナー量検知手段からの検知結果の積算値を記録する記録手段、画素算出手段および印刷枚数係数手段がそれぞれ入力側に接続され、出力側に満杯警報手段が接続されている制御部とを備え、
前記制御部は、前記廃トナー量検知手段による所定の充填量に達したことを検知すると、検知後における使用トナー量を前記画素算出手段、印刷枚数計数手段から割り出して前記記録手段に積算し、積算した使用トナー量が満杯までの充填残量に達すると判断した場合に満杯警報を出力することを特徴とする画像形成装置。
図1に示されている画像形成装置は、複数色の画像形成が可能なカラープリンタを示している。なお、本発明は、画像形成装置としてプリンタに限らず、複写機やファクシミリ装置あるいは印刷機さらにはこれら各機能を複合させた装置を含むものである。
図1に示す構成の画像形成装置100は、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに形成された可視像が、各感光体ドラム20Y、20C、20M、20BKに対峙しながら矢印A1方向に移動可能な無端ベルトが用いられる中間転写体(以下、転写ベルトという)11に対して1次転写工程を介して順次転写され、その後、記録シートなどが用いられる記録紙Sに対して2次転写工程において一括転写されるようになっている。
本実施例における転写ベルトは、樹脂フィルムまたはゴムを基体としてループ状に形成された無端ベルトが用いられている。なお、転写ベルト11は、展張面の一部にテンションローラ74が設けられて弛みを防止されている。
本実施例においては、感光体ドラムおよびこれに対する画像形成処理を行う装置のうちで、光書き込みを行う光走査装置8以外の装置に相当する帯電装置30,現像装置40,クリーニング装置50が纏めて一つのケースで構成されるプロセスカートリッジに収容されている。
転写ベルト11には、転写残トナーなどを除去するための中間転写ベルトクリーニング装置13が設けられ、さらに、転写ベルト11の下方には、4つの画像ステーションの下方に対向して配設された光書き込み装置としての光走査装置8が設けられている。
本実施例における光走査装置8は、光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、ミラーおよび回転多面鏡などを装備しており、各感光体ドラム20Y,20C,20M,20BKに対して色毎に対応した書き込み光Lb(図1では、便宜上、ブラック画像の画像ステーションのみを対象として符号が付けてあるが、その他の画像ステーションも同様である)を出射して感光体ドラム20Y,20C,20M,20BKに静電潜像を形成する構成とされている。
給送機構は、記録紙Sを積載した給紙カセット61Aとを装備した給送装置61と、給紙装置61から搬送されてきた記録紙Sを画像ステーションによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、2次転写部に向けて繰り出すレジストローラ対4と、記録紙Sの先端がレジストローラ対4に到達したことを検知する図示しないセンサとが設けられている。
給送ローラ3は、反時計回り方向に回転駆動されることにより、これと対峙する摩擦分離機と協働して最上位の記録紙Sをレジストローラ対4に向けて給送するようになっている。
クリーニング装置13は、また転写ベルト11から除去した転写残トナーを搬出し廃棄するための図示しない排出手段を有している。なお、図1に示す構成の画像形成装置100では、転写ベルト11に対して各感光体ドラムで形成された画像を順次転写することで色画像が重畳されたものを2次転写ローラ5により記録紙Sに一括転写する方式であるが、これに代えて、転写ベルト11に記録紙Sを担持し、この記録紙Sを各感光体ドラムに対峙させて各色の画像を直接記録紙S上で重畳する方式とすることも可能である。
廃トナー量検知手段202は、図4の右下において軸線方向に沿った断面図として示すように、容器本体200Aに形成された検知開口200A2内に自由端を進入させたシリコンゴムなどの可撓性を有したフィラー202Aと、フィラー202Aを回動可能に支持する支軸202Bが支持されているブラケット202Cと、不動部に形成された開口部202A2内で揺動可能なフィラー202Aの自由端に設けてある検出突起202A1の回動軌跡中に透過光学路を有するフォトセンサ202Dとで構成されている。
図5において制御部300は、画像形成処理のシーケンス制御に用いられる制御部であり、図示しないI/Oインターフェースを介して本実施例に関係するものとして、入力側には廃トナーの充填量を検知する廃トナー量検知手段(図5では、便宜上、廃トナー充填量検知センサと表現している)202、表示部を備えた操作パネル301および印刷枚数計数手段302が接続され、出力側には、前記操作パネル301の表示部およびサービスセンターなどに設けられている警報部303が通信回線などを介して接続されている。
いずれの場合にも、充填残量が割り出されることが前提となっており、充填残量がなくなるまでの間の期間を演算処理により割り出すことにより、満杯に至るまでの間に、廃トナータンクの交換準備期間などを設定することができる。これにより、不意の稼働停止を避けると共に、交換時期の適正化により画像形成装置のダウンタイムを低減できることになる。
本実施例では、制御部300において、廃トナータンク200の交換時期に関する警報を、廃トナー量検知手段202からの検知信号の入力とこれに基づく満杯時までの充填残量の割り出しによって行うことにより、残量検知部材の使用数を少なくしている。
この場合の判別は、廃トナー量検知手段202が満杯状態よりも少ないニア満杯状態(満杯時の80%)の時に廃トナー量検知手段が作動した場合に相当しており、交換時期が近いとしてサービスセンタの警報部303に判別結果を送信する。サービスセンターでは、交換時期の警報を確認することで廃トナータンク200を交換するための準備を行う手順が採られる。
モアニア満杯状態(ニア状態からさらに満杯に近づく状態)の判別は、検知信号入力後に行われる画像形成毎に登録される画素情報の積算値が予め設定されているモアニア満杯状態時での設定値に達しているかどうかにより判別される。
なお、印刷枚数を基準としてのみでなく、その印刷に際しての形成条件となる画素情報も合わせて積算して両者の積算値から得られる使用トナー量を充填残量と対比するようにすれば、満杯に至るまでの時期および満杯時を正確に把握することができ、稼働停止までに無駄な時間、つまり、実際にはまだ使用できるのにもかかわらず、不用意に停止してしまうという事態を避けることができる。
図8に示す評価は、廃トナー重量の検知および通知が確実に動作するかどうかで判定した。
最後の時点で廃トナータンクを確認したところ、内部はほぼ満杯に達するまで廃トナーが充填されており、有効な廃トナー満杯予測検知が行われたことを確認できた。また評価結果から、満杯状態に対しニア満杯状態およびモアニア満杯状態検知のタイミングは、ほぼねらい通りの値を示していることが確認でき、検知のための機械的な動作部分を少なくしても有効な満杯予測検知が行えることがわかる。
200 廃トナータンク
200A 収容容器本体
201 スクリューオーガ
201A、201B 螺旋羽根
202 廃トナー量検知手段
300 画素積算手段を備えた制御部
301 表示部を備えた操作パネル
302 印刷枚数計数手段
303 サービスセンタに設けた警報部
Claims (8)
- 像担持体と、該像担持体上にトナー画像を形成する画像形成手段とを有し、トナー画像の転写後に行われるクリーニング機構により回収された廃トナーが該クリーニング機構から投入される収容容器本体を備えた画像形成装置において、
前記容器本体に回収された廃トナーの量が予め設定されている満杯時での充填量よりも少ない充填量に達したことを検知する廃トナー量検知手段と、
前記廃トナー量検知手段、該廃トナー量検知手段からの検知結果の積算値を記録する記録手段、画素算出手段および印刷枚数計数手段がそれぞれ入力側に接続され、出力側に満杯警報手段が接続されている制御部とを備え、
前記制御部は、前記廃トナー量検知手段による所定の充填量に達したことを検知すると、検知後における使用トナー量を前記画素算出手段、印刷枚数係数手段から割り出して前記記録手段に積算し、積算した使用トナー量が満杯までの充填残量に達すると判断した場合に満杯警報を出力することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、前記記録手段に登録されている満杯までの使用トナー量と前記画素算出手段、印刷枚数係数手段から割り出された使用トナー量との合算値が満杯時の充填量に達すると判断した場合に満杯警報を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記廃トナー量検知手段による廃トナーの充填了量検知後において積算した使用トナー量が満杯までの充填残量若しくは満杯時の充填量に達すると判断した場合に、装置外に警報することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記廃トナー量検知手段は、廃トナーの充填量増加を光学的に検知する構成が用いられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、満杯までの充填残量に達することあるいは満杯時での充填量に達すると判断した場合には、前記画像形成に用いられる手段を強制停止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記収容容器本体には、該本体の長手方向に軸線方向を有し、互いに軸線方向中央に向け回収される廃トナーを移動させることが可能なスクリューオーガが配置され、該軸線方向中央で廃トナーが盛り上がる位置には、廃トナーの盛り上がりに応じて充填量を検知可能な前記廃トナー量検知手段が配置されていることを特徴とする請求項1または4に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記廃トナー量検知手段による充填量の検知後、上記使用トナー量が前記満杯までの充填残量に相当していると判断した場合に、該充填残量に見合うトナー使用量の消費が可能な印刷枚数若しくは画素数の範囲で画像形成を継続させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記像担持体およびこれに係る画像形成処理部材が纏めてケース内に収容されたプロセスカートリッジを用いることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
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