JP2000112304A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000112304A
JP2000112304A JP10283032A JP28303298A JP2000112304A JP 2000112304 A JP2000112304 A JP 2000112304A JP 10283032 A JP10283032 A JP 10283032A JP 28303298 A JP28303298 A JP 28303298A JP 2000112304 A JP2000112304 A JP 2000112304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste toner
image
image forming
toner
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10283032A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Okada
知幸 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10283032A priority Critical patent/JP2000112304A/ja
Publication of JP2000112304A publication Critical patent/JP2000112304A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】廃トナーの満タンが検知された後、画像形成装
置本体が停止するまでにできるだけ多くの枚数の印字を
行い、また、廃トナーがクリーニング容器から溢れない
ようにする。 【解決手段】廃トナー満タン検知手段が廃トナー満タン
を検知した後、画像印字濃度又は印字モードに応じて廃
トナーの蓄積量を算出する。これにより、精度良くクリ
ーニング容器の残存空間の状態を認識し、残存空間を十
分に使用することができる。例えば、満タン検知後に、
低濃度の画像を印字する場合には多くの枚数の転写材に
対して印字を行うことができ、ユーザにとっては極めて
好便である一方、高濃度の画像を印字する場合でも廃ト
ナーがクリーニング容器から溢れることを防止すること
ができ、極めて信頼性の高い画像形成装置を構成するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタ、LEDプリンタ、ファクシミリ等の画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置にお
いて、電子写真感光体及びこの電子写真感光体に作用す
るプロセス手段を一体的にカートリッジ化してプロセス
カートリッジを構成し、このプロセスカートリッジを画
像形成装置本体に対して着脱可能とするいわゆるプロセ
スカートリッジ方式が広く採用されている。このプロセ
スカートリッジ方式によると、画像形成装置のメンテナ
ンスをサービスマンによらずユーザ自身で行うことがで
きるので保守性が格段に向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のプロセスカート
リッジ方式の画像形成装置において、クリーニング手段
によって電子写真感光体表面から除去された廃トナー
(廃現像剤)は、電子写真感光体の寿命に見合って廃ト
ナーを十分に収納し得る容積を有する廃トナー容器内に
蓄えられ、プロセスカートリッジ交換時に取り除かれ
る。
【0004】このような従来の画像形成装置では、廃ト
ナー容器が電子写真感光体の寿命に見合って廃トナーを
十分に収納し得る容積を備えていたとしても、非常に濃
度の高い画像を極端に多く印字したり、不適切な転写材
(記録材)を使用することでジャムが発生したり、正常
な転写が行われなかったりすることで、廃トナーが廃ト
ナー容器から溢れ出て、画像形成装置本体内に飛散する
ことを防止するために、廃トナー容器内の廃トナーの量
は廃トナー満タン検知手段によって、常時監視されてお
り、廃トナー容器内の廃トナー量が所定の容量になった
ことを廃トナー満タン検知手段が検知した後、所定の印
字枚数を印字したのち印字を停止するシステムが採用さ
れている。
【0005】しかしながら、上述システムの画像形成装
置は、廃トナー満タン検知手段の検知後、所定の印字枚
数が印字されると印字が停止されるので、例えば、検知
後に濃度の高い印字が続いた場合には、廃トナー容器か
ら廃トナーが溢れるおそれがあり、また、逆に、検知後
に濃度の低い印字が続いた場合には、廃トナー容器にま
だ余裕があるにもかかわらず印字が停止されてしまうこ
とになる。
【0006】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、容量検知手段が廃トナー容器内の廃トナーの容
量を検知した後、廃トナー容器が満タンとなって画像形
成装置本体が停止するまでの印字可能枚数を、印字する
画像濃度に応じて変化させることにより、廃トナー容器
から廃トナーが溢れたり、まだ廃トナーを収納できる余
裕があるのに印字が停止されてしまったりすることのな
い画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述目的を達成するため
の請求項1の発明は、第1の像担持体上に形成したトナ
ー像を、第2に像担持体上に転写して画像を形成すると
ともに、前記第1の像担持体上に残留したトナーをクリ
ーニング手段によって除去し廃トナーとして回収する画
像形成装置において、前記クリーニング手段は、前記像
担持体上から回収された廃トナーを順次に収容するクリ
ーニング容器と、該クリーニング容器に収容された廃ト
ナー量を検知する容量検知手段と、前記クリーニング容
器にさらに収容可能なトナー量を求めて印字可能枚数を
算出する廃トナー量算出手段と、を備え、該廃トナー量
算出手段は、前記容量検知手段が廃トナー量を検知した
後、前記クリーニング容器が実際に満タンになるまでの
印字可能枚数を、印字する画像の濃度に応じて変化させ
る、ことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記廃トナー量算出手段は、前記印字する
画像の濃度を少なくとも1頁以上の画像データから算出
し、前記印字可能枚数を増減させる、ことを特徴とす
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記廃トナー量算出手段は、前記印字する
画像の濃度を印字データから算出し、前記印字可能枚数
を増減させる、ことを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記廃トナー量算出手段は、前記クリーニ
ング容器にさらに収納可能なトナー量を、前記クリーニ
ング容器のうちの廃トナーの収納可能な残存空間によっ
て求める、ことを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記廃トナー量算出手段は、前記クリーニ
ング容器のうちの廃トナーの収納可能な残存空間の変化
に応じて、前記残存空間の比率を求めてこれを報知す
る、ことを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記廃トナー量算出手段は、前記クリーニ
ング容器のうちの廃トナーの収納可能な残存空間の変化
に応じて、前記印字可能枚数の比率を求めてこれを報知
する、ことを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記廃トナー量算出手段は、印字対象とな
る転写材のサイズ、又は転写材におけるトナー転写率の
違いによって、前記印字可能枚数を増減させる、ことを
特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記廃トナー量算出手段は、前記印字する
画像の濃度を電子写真方式における露光手段の点灯時間
を積算することによって算出し、前記印字可能枚数を増
減させる、ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0016】〈実施の形態1〉 [画像形成装置の全体の説明]図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。なお、同図は、プロセスカー
トリッジ方式の4色フルカラーのレーザビームプリンタ
である。
【0017】同図に示す画像形成装置は、第1の像担持
体としてドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラ
ム」という)15を備えており、感光ドラム15は、駆
動手段(不図示)により矢印R15方向に所定のプロセ
ススピードで回転駆動される。さらに、画像形成装置
は、固定的に配置されたブラックの現像器21Bと、回
転可能な3個のカラーの現像器、すなわちイエローの現
像器20Y、シアンの現像器20C、マゼンタの現像器
20Mとを有する現像手段と、現像手段によって現像さ
れ多重転写されたカラー画像を保持し、給送部から給送
された紙等の転写材2にさらに転写する第2の像担持体
としての中間転写体9とを備えている。カラー画像が転
写された転写材2を定着手段25へ搬送してカラー画像
を転写材2に定着し、排出ローラ34、35、36によ
って画像形成装置本体13上面の排出部37上に排出す
るものである。なお、回転可能なカラーの現像器20
Y、20C、20M、及び固定のブラックの現像器21
Bは画像形成装置本体13に対して個別に着脱可能に構
成されている。
【0018】以下、上述の画像形成装置の各部の構成に
ついて順次に詳述する。
【0019】[像担持体ユニット]本実施の形態におい
て、像担持体ユニットとしてのドラムユニットは、プロ
セスカートリッジBとして構成されており、感光ドラム
15と、感光ドラム15のホルダーを兼ねるクリーニン
グ容器14とが一体的に構成されている。そして、この
プロセスカートリッジBは、画像形成装置本体13に対
して着脱自在に装着されており、感光ドラム15の寿命
に合わせて容易にユニット交換が可能なように構成され
ている。
【0020】感光ドラム15は、例えば、アルミシリン
ダの外周面に有機光導電体層(OPC層)を塗布して構
成され、前述のクリーニング容器14によって回転自在
に支持されている。
【0021】感光ドラム15の周囲には、クリーニング
ブレード16、一次帯電手段17が配置され、また感光
ドラム15の軸方向の一方の端部には、駆動モータ(不
図示)の駆動力が伝達され、これにより、感光ドラム1
5は、画像形成動作に応じて矢印15方向に回転する。
【0022】[一次帯電手段]一次帯電手段17は接触
帯電方法を用いたものであり、導電性ローラを感光ドラ
ム15に当接させ、この導電性ローラに電圧を印加する
ことによって感光ドラム15の表面を所定の極性、所定
の電位に一様に帯電させる。
【0023】[露光手段]感光ドラム15への露光は、
露光手段としてのスキャナ部30によって行なわれる。
すなわち、画像信号がレーザダイオードに与えられる
と、このレーザダイオードは画像信号に対応する画像光
(レーザビーム)をポリゴンミラー31へ照射する。ポ
リゴンミラー31はスキャナモータ31aによって高速
回転され、このポリゴンミラー31で反射された画像光
は、結像レンズ32及び反射ミラー33を介して、所定
のプロセススピードで回転している感光ドラム15の表
面を走査して選択的に露光し、この結果、露光部分の電
荷が除去されて感光ドラム15表面に静電潜像が形成さ
れる。
【0024】[現像手段]現像手段は、上述の静電潜像
を可視像化するため、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色の現像を可能とする、3個のカラーの現像
器20Y、20M、20Cと1個のブラックの現像器2
1Bとを備えている。
【0025】ブラックの現像器21Bは固定現像器であ
り、感光ドラム15に対向した位置に、現像スリーブ2
1BSが感光ドラム15に対し微小間隙をもって配置さ
れ、感光ドラム15上の静電潜像を現像する。ブラック
の現像器21Bは、容器内のトナーを送り機構(不図
示)によって送り込み、現像スリーブ21BSの外周面
に圧接された塗布ブレード21BBによって、図1中の
時計回りに回転する現像スリーブ21BSの外周面にト
ナーを薄層塗布し、かつトナーに電荷を付与(摩擦帯
電)する。また現像スリーブ21BSに現像バイアスを
印加することにより、感光ドラム15上の静電潜像にブ
ラックのトナーを付着させてブラックのトナー像として
現像するものである。
【0026】3個のカラーの現像器20Y、20M、2
0Cは、軸22を中心として割り出し回転するロータリ
ユニットである現像ロータリ23にそれぞれ着脱可能に
搭載されている。現像に際しては、各現像器20Y、2
0M、20Cが現像ロータリ23に搭載された状態で軸
22を中心に回転移動し、感光ドラム15上の静電潜像
の現像に供される現像器が、感光ドラム15表面に対向
した現像位置に停止して、現像スリーブが感光ドラム1
5に対し微小間隙(300μm程度)をもって対向する
ように位置決めされた後、感光ドラム15上の静電潜像
にトナーを付着させてトナー像として現像する。
【0027】カラー画像の形成時には、後述の中間転写
体9の1回転ごとに現像ロータリ23が回転し、イエロ
ーの現像器20Y、マゼンタの現像器20M、シアンの
現像器20C、次いでブラックの現像器20Bの順で現
像工程がなされている。
【0028】図1では、イエローの現像器20Yが、感
光ドラム15表面に対向した現像位置に位置決め静止さ
れている状態を示している。イエローの現像器20Yは
容器内のトナーを送り機構によって塗布ローラ20YR
へ送り込む。同図中の時計回りに回転する塗布ローラ2
0YR及び現像スリーブ20YSの外周面に圧接された
塗布ブレード20YBが、同図中の時計回りに回転する
現像スリーブ20YSの外周面にトナーを薄層塗布し、
かつトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。静電潜像が
形成された感光ドラム15と対向した現像スリーブ20
YSに、現像バイアスを印加することにより、感光ドラ
ム15上の静電潜像にイエローのトナーを付着させてイ
エローのトナー像として現像する。
【0029】マゼンタの現像器20M、シアンの現像器
20Cについても上述のイエローの現像器20Yの場合
と同様なメカニズムで現像が行われる。
【0030】なお、各現像器20Y、20M、20Cの
各現像スリーブ20YS、20MS、20CSは、各現
像器20Y、20M、20Cが現像位置に回転移動され
たとき、画像形成装置本体13に設けられた各色現像用
高圧電源及び駆動機構と接続されるように構成されてお
り、各色現像ごとに順次選択的に電圧が印加され駆動が
伝達されるようになっている。
【0031】[中間転写体]本実施の形態における被転
写部材としての中間転写体9は、アルミシリンダ12の
外周面を中抵抗スポンジや中抵抗ゴム等の弾性層11で
覆った構成とされている。中間転写体9は、感光ドラム
15に接触配置されて、感光ドラム15との間に一次転
写ニップ部T1 を構成する。また、中間転写体9は回転
自在に支持され、一体的に固定されたギヤ(不図示)に
駆動を受けることで回転するようになっている。中間転
写体9は、カラー画像形成時には各現像器により現像さ
れた感光ドラム15上のトナー像を4回(Y、M、C、
Bの4色の各画像)にわたり多重転写を受けるため、感
光ドラム15のプロセススピード(周速度)と同期し
て、矢印R9方向に回転している。
【0032】中間転写体9の下方には、接離自在な転写
ローラ10が配置されており、中間転写体9に接触され
たときに、中間転写体9との間に二次転写ニップ部T2
を構成する。上述のようにしてトナー像の多重転写を受
けた中間転写体9は、電圧を印加された転写ローラ10
によって転写材2を挟み込み搬送することにより、転写
材2に各色トナー像を一括して同時多重転写する。
【0033】[クリーニング手段]クリーニング手段6
1は、現像手段によって感光ドラム15に現像されたト
ナー像が、中間転写体9に転写された後、中間転写体9
に転写されないで感光ドラム15表面に残ったトナー
(転写残トナー)を除去して感光ドラム表面をクリーニ
ングするものである。感光ドラム15表面から除去され
た転写残トナーは、廃トナーとしてクリーニング容器1
4内に蓄えられる。本実施の形態では、図2に示すよう
に、感光ドラム15表面の移動方向(矢印R15方向)
についてのクリーニングブレード16の上流側にクリー
ニングローラ60が設けられている。このクリーニング
ローラ60は、その表面が感光ドラム15表面の移動方
向とは逆方向(矢印R60方向)に移動し、感光ドラム
15表面に摺擦するように構成されている。クリーニン
グ容器14に蓄えられる廃トナーは、感光ドラム15が
寿命に達するよりも早くクリーニング容器14を満たす
ことはなく、したがって、クリーニング容器14は感光
ドラム15の寿命交換時に同時に一体で交換処理され
る。
【0034】なお、クリーニング容器14の構成につい
ては、後に詳述する。
【0035】[給紙部]給紙部は、図1に示すように、
中間転写体9と転写ローラ10との間に転写材2を給送
するものであり、複数枚の転写材2を収納した給紙カセ
ット1、給紙ローラ3、給送ローラ4、重送防止のリタ
ードローラ5、給紙ガイド6、搬送ローラ7及びレジス
トローラ8を主要構成部材として備えている。
【0036】画像形成時には、給紙カセット1内の転写
材2は、画像形成動作に対応して回転する給紙ローラ3
によって給紙され、給送ローラ4及びリタードローラ5
によって1枚ずつ分離給送され、さらに、給紙ガイド6
によってガイドされ、搬送ローラ7を経由してレジスト
ローラ8に至る。
【0037】レジストローラ8は、画像形成動作中に、
転写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材2を
中間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシ
ーケンスで行い、次工程である転写工程時の中間転写体
9上のトナー像と転写材2との位置合わせを行うように
している。
【0038】[転写部]転写部は、揺動可能な転写ロー
ラ10を備えている。転写ローラ10は、金属軸の外周
面を円筒状の中抵抗発泡弾性体で囲繞して構成したもの
であり、図1中のほぼ上下方向に移動して、中間転写体
9に対して接離するようになっており、また、駆動手段
(不図示)によって回転駆動される。
【0039】上述構成の転写ローラ10は、中間転写体
9上に4色のトナー像が形成されている間、すなわち中
間転写体9が複数回回転する間は、そのトナー像を乱さ
ないように、同図中の実線で示す下方の退避位置に配置
され、中間転写体9から離間されている。そして、転写
ローラ10は、中間転写体9上に対する4色のトナー像
の転写が終了した後、転写材2にこれらトナー像を転写
するタイミングに合わせて、カム部材(不図示)によ
り、同図中の点線で示す上方の動作位置に配置され、転
写材2を中間転写体9に所定の圧で押し付ける。このと
き同時に転写ローラ10には転写バイアスが印加され、
これにより、中間転写体9上の4色のトナー像が転写材
2に一括して転写される。
【0040】上述の中間転写体9と転写ローラ10と
は、それぞれが駆動されているため、両者に挟まれた状
態の転写材2は、転写工程が行われると同時に、同図中
の左方向に所定の速度で搬送され、次工程を行う定着手
段25に向けて送られる。
【0041】[定着手段]定着手段25は、現像手段に
よって感光ドラム15上に形成されて中間転写体9を介
して転写材2上に転写されたトナー像を定着させるもの
であり、図1に示すように、転写材2に熱を加えるため
の中空円筒状の定着ローラ26と、転写材2を定着ロー
ラ26に圧接するための中空円筒状の加圧ローラ27
と、定着ローラ26の内側に配置されたヒータ28と、
加圧ローラ27の内側に配置されたヒータ29とを備え
ている。定着ローラ26と加圧ローラ27とは、回転駆
動されて両者の間に転写材を挟持搬送しつつ、ヒータ2
8、29からの熱によって加熱を行なうことで、転写材
2表面のトナー像を溶融固着させて定着させる。
【0042】[画像形成動作]次に、上述構成の画像形
成装置の画像形成動作について説明する。
【0043】まず、給紙ローラ3を回転して給紙カセッ
ト1内の転写材2を1枚分離し、レジストローラ8へと
搬送する。一方、感光ドラム15及び中間転写体9は、
それぞれ所定のプロセススピードで矢印R15方向及び
矢印R9方向に回転する。一次帯電手段17によって表
面を所定の極性、所定の電位に均一に帯電された感光ド
ラム15は、スキャナ部30からのレーザ露光を受けて
静電潜像を形成する。
【0044】イエローのトナー像の形成 スキャナ部30によりイエロー画像のレーザ照射を行
い、感光ドラム15上にイエロー用の静電潜像を形成す
る。この静電潜像の形成と同時にイエローの現像器20
Yを駆動し、感光ドラム15の帯電極性と同極性でほぼ
同電位の電圧を印加してイエローのトナー像の現像を行
う。同時に現像位置の少し下流の一次転写ニップ部T1
で感光ドラム15上のイエロートナーと逆極性の電圧を
印加して、感光ドラム15から中間転写体9への一次転
写を行う。
【0045】イエロートナーの中間転写体9への一次転
写が終了すると、現像ロータリ23が図1中の時計回り
に回転し、次のマゼンタの現像器20Mが回転移動し、
感光ドラム15に対向した現像位置に位置決めさせる。
【0046】マゼンタのトナー像の形成 次いで、同様にスキャナ部30によりマゼンタ画像のレ
ーザ照射がスタートされイエローと同様にして感光ドラ
ム15上に静電潜像が形成され、これが現像されてマゼ
ンタのトナー像が形成される。感光ドラム15上のマゼ
ンタのトナー像は、一次転写ニップ部T1 で同様に中間
転写体9上に先のイエローのトナー像に重ねるようにし
て一次転写される。マゼンタのトナー像の中間転写体9
への一次転写が終了すると、現像ロータリ23が時計回
りに回転し、次のシアンの現像器20Cが回転移動し、
感光ドラム15に対向した現像位置に位置決めさせる。
【0047】シアンのトナー像の形成 次いで、同様にスキャナ部30によりシアン画像のレー
ザ照射がスタートされマゼンタと同様にして感光ドラム
15上に静電潜像が形成され、これが現像されてシアン
のトナー像が形成される。感光ドラム15上のシアンの
トナー像は、一次転写ニップ部T1 で同様に中間転写体
9上に先のイエロー、マゼンタの各トナー像に重ねるよ
うにして一次転写される。シアンのトナーの中間転写体
9への一次転写が終了すると、現像ロータリ23が図1
中の時計方向に60度回転し、感光ドラム15に対向し
た位置にはカラーの現像器20Y、20M、20Cは存
在しなくなる。
【0048】ブラックのトナー像の形成 次いで、同様にスキャナ部30によりブラック画像のレ
ーザ照射がスタートされて静電潜像が形成され、つづい
てこの静電潜像はブラックの現像器21Bによりブラッ
クトナーが付着されてブラックのトナー像として現像さ
れる。感光ドラム15上のブラックのトナー像を一次転
写ニップ部T1 で同様に中間転写体9上にさらに重ねて
一次転写する。
【0049】以上、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順で潜像形成、現像、及び中間転写体9へのトナ
ー像の一次転写を繰り返し行なって、中間転写体9の表
面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のト
ナーからなるカラー画像を形成する。
【0050】ブラックトナーの中間転写体9への転写が
終了する前に、すなわち、4色目のブラックのトナー像
の一次転写を終えてカラー画像を形成した中間転写体9
のカラー画像先端が二次転写ニップ部T2 へ到達する前
に、前述のレジストローラ8で待機させておいた転写材
2をタイミングを合わせて搬送スタートする。上述の4
回の中間転写体9上への各トナー像の一次転写時には下
方に待機し中間転写体9とは非接触状態であった転写ロ
ーラ10を同時に上方へカム(不図示)で移動させ、転
写材2を中間転写体9の二次転写ニップ部T2 で圧接す
ると同時に転写ローラ10にトナーと逆特性のバイアス
を印加することで、中間転写体9上のカラー画像を転写
材2に一括して4色同時に二次転写する。
【0051】トナー像の二次転写後の転写材2は、中間
転写体9表面から剥離されて定着手段25へ搬送され、
トナー像の定着が行なわれた後、排出ローラ34、3
5、36を介して画像形成装置本体13上面の排出トレ
イ37上へ画面を下向きにした状態で排出され、これに
より、画像形成動作が終了される。
【0052】[クリーニング手段]次に、図2及び図3
を参照して、クリーニング手段61のクリーニング容器
14についてさらに詳述する。
【0053】クリーニング容器14内には、これをクリ
ーニング室43と廃トナー蓄積室44とに2分する仕切
部材41を設けられている。仕切部材41近傍にはスク
リュー45が回転自在に配置されており、このスクリュ
ー45によって廃トナーは感光ドラム15の長手方向と
平行な方向に移動される。スクリュー45の搬送終端付
近の仕切部材41には、開口部46(図3参照)が設け
てあり、この開口部46付近にスクリュー45の外周を
囲むようにある一定の長さの圧力壁42が形成されてい
る。
【0054】クリーニング室43は、クリーニングブレ
ード16とクリーニングローラ60とによって感光ドラ
ム15のクリーニングを行っている。本実施の形態で
は、クリーニングローラ60は、クリーニング容器14
内に、感光ドラム15表面に当接して感光ドラム15表
面と摺擦するようにカウンタ方向に回転している。開口
部46の下方にはフィルム状の掻き取りシート18が所
定の角度で感光ドラム15に当接されている。
【0055】感光ドラム15上の転写残トナーは、この
当接された掻き取りシート18を擦り抜けてクリーニン
グ室43内に入り込んでくる。転写残トナーはクリーニ
ングローラ60によって掻き落とされ、最終的にクリー
ニングブレード16によりクリーニング容器14内部に
掻き落とされる。クリーニング後に堆積したトナーはク
リーニングローラ60によってクリーニング容器14後
方に送り出される。
【0056】なお、本実施の形態ではクリーニングロー
ラ60を用いているが、クリーニングブレード16のみ
でクリーニングを行っている場合は、クリーニングロー
ラ60の代わりに送り羽根や撹拌部材によって後方に送
り込む構成としてもよい。
【0057】感光ドラム15表面から掻き落とされた転
写残トナー、つまり廃トナーは、スクリュー45で構成
される現像剤搬送手段付近まで達すると、このスクリュ
ー45の回転によって感光ドラム15の長手方向と平行
に運ばれる。スクリュー45の回転範囲に接するような
形状で、かつクリーニング容器14を2分する仕切部材
41の開口部46は、スクリュー45の搬送方向の終端
で、かつクリーニングプロセス範囲16a(図3参照)
よりも外側に位置しており、スクリュー45の外側を囲
むように圧力壁42があるので、送られたトナーは圧力
壁42内で粉圧が高くなり、仕切部材41の開口部46
より廃トナー蓄積室44へ確実に入っていく。なお、螺
旋状のスクリュー45は、本実施の形態では、モールド
で一体に作製されているが、これに限定されるものでは
なく、螺旋状であれば、どのような形態でもよい。例え
ば、スプリングコイルなどの金属でできていてもよい。
【0058】クリーニング室43には、いつも少量のト
ナーは存在するが、クリーニング部に過度の粉圧をかけ
る程度ではないので、いつも安定したクリーニングを提
供できる。
【0059】さらに、スクリュー45の搬送手段を圧力
壁42がある一定の長さだけ囲っているので、逆流防止
手段となり、プロセスカートリッジBを使用中、例えば
他のユニット交換装置や装置本体13の清掃時に装置本
体13から着脱しても、トナー蓄積室44内に堆積した
トナーがクリーニング室43に逆流しクリーニング部に
多量にかかることはなく、確実なクリーニングを保証で
きる。
【0060】さらに、高寿命な感光ドラム15、すなわ
ち電子写真感光体ドラムに対応して増加する廃トナーも
確実に貯留することができ、さらに、プリント枚数が極
端に多い高寿命の感光ドラム15の使用期間が終わり、
取り外すときも、廃トナーは廃トナー容器14に蓄えら
れているので、手を汚すことなく、ユーザが簡単に交換
できる。
【0061】本実施の形態では、廃トナー蓄積室44内
の廃トナー搬送手段にスクリュー48を用い、搬送方向
がクリーニング室43のスクリュー45の搬送方向とは
長手方向の逆方向になっている。クリーニング室43か
ら送られた廃トナーは前述の搬送手段により、順次に廃
トナー蓄積室44に送り込まれ堆積する。廃トナー蓄積
室44内にスクリュー48を配置し、堆積した廃トナー
がスクリュー48に達すると、搬送力が生じ、スクリュ
ー48の回転軸方向へトナーを廃トナー蓄積室44全体
に送り込む。この結果、高寿命の感光ドラム15に対し
て生じる廃トナーを十分廃トナー蓄積室44内に収納で
きる。
【0062】さらに、本実施の形態では、図4、図5に
示すように、廃トナー室仕切リブ53によって区切られ
た小室のうち、最下流側の小室44E(図4、図5参
照)に廃トナー満タン検知手段(容量検知手段)62が
配置されている。この廃トナー満タン検知手段62は光
学的に満タン検知を行うものであり、図2に示すよう
に、廃トナー蓄積室44の上面と後方側面とに、相互に
対向する光透過窓、すなわち満タン検知光透過窓54、
55を配置している。プロセスカートリッジB外部の発
光部58Aと受光部58Bとによりこの小室44Eに光
を透過させ廃トナーの有無を検知する。本実施の形態に
て、前述の廃トナー搬送手段を用いることで、この小室
44Eには最終的にトナーが搬入されてくる。
【0063】小室44Eに蓄積された廃トナーが満タン
検知光透過窓54、55に到達すると発光部58Aから
発生された光は、廃トナーによって遮断され、受光部5
8Bでは光が検知されずに満タン状態と判断される。こ
の情報は、画像形成装置本体13に伝えられ、オペレー
ションパネル又はコンピュータ上に直接表示され、ユー
ザに廃トナー蓄積室44の満タンを伝える。この時点で
はまだクリーニング室43内は廃トナーで完全には満た
されてはいないのでクリーニング不良を起こすことはな
い。
【0064】このように廃トナーの移動経路についての
最下流部に廃トナー満タン検知手段62を設置すること
で、感光ドラム15の寿命にかかわらず、廃トナーでク
リーニング容器14内が一杯になってクリーニング不良
が発生し、画像形成装置本体13にトナーが漏れて画像
形成装置本体13を故障に導くのを有効に防止すること
ができる。
【0065】本実施の形態では、廃トナー満タン検知手
段62において、満タン検知光透過窓54、55は、矢
印R56方向に回転する清掃羽根56によって清掃され
る。この清掃羽根56の回転方向は先に小室44Eの上
面側の満タン検知光透過窓54から清掃し、その後、側
面側の満タン検知光透過窓55を拭うように、矢印R5
6方向に設定されている。さらに、清掃羽根56によっ
て掻き払われたトナーが流れ込まないように満タン検知
光透過窓54、55の両側に逆流防止用の満タン検知リ
ブ57(図4参照)が配置され、廃トナーが堆積して、
満タン検知光透過窓54、55の位置に達しても、はじ
めは清掃羽根56によって払拭されるため、光を透過す
ることができる。なお、満タン検知は、発光部58Aか
らの光を遮断しない位置に配置した状態で行なうものと
する。
【0066】以上説明したように、本実施の形態のクリ
ーニング容器14の構成とクリーニング室43、廃トナ
ー蓄積室44内の廃トナーの搬送方法により、高寿命の
プロセスカートリッジBの性質を満たす大容量の廃トナ
ーを蓄積することができ、実際に(実質的に)満タンに
なったときには、これを検知できるので、安全性の高い
プロセスカートリッジBを提供することができる。
【0067】[廃トナー満タン検知手段]次に、廃トナ
ー満タン検知手段62についてさらに説明する。
【0068】図6に、廃トナー満タン検知手段62の具
体的回路構成の一例を示す。本実施の形態では、発光部
58Aには発光素子としてLEDを、また、受光部58
Bには受光素子としてフォトトランジスタ(PTr )を
用いる場合を示すが、これに限定されるものではない。
【0069】図6の回路において、CPU(制御手段)
70の出力ポートからのLEDオン(LED ON)信
号がハイになるとトランジスタQ1 がターンオンし、抵
抗R1 により定められた電流IF がLEDに流れ、発光
状態となる。この光がフォトトランジスタPTr に入射
すると、フォトトランジスタPTr とダーリントン接続
されたトランジスタQ2 によって増幅された電流IL
流れる。この出力電流IL によりフォトトランジスタQ
2 の出力信号端子に電圧が現れる。この出力信号はPT
SNS端子を介してCPU70のA/D入力ポートに入
力される。なお、CPU70は、本発明における廃トナ
ー量算出手段として作用するものである。
【0070】本実施の形態では、クリーニング容器14
内の廃トナー量を廃トナー満タン検知手段62によって
検知する場合は、上述のように、満タン検知光透過窓5
4、55が、回転する清掃羽根56によって清掃される
ので、廃トナー満タン検知手段62からの検出電圧の変
化が、図7のように現れる。また、この検出電圧の波形
は、クリーニング容器14内の廃トナー量により変化す
る。実験によって得られた適当なしきい値電圧(VTH
を設定し、検出電圧がこのしきい値電圧以上となったと
き、クリーニング容器14内の廃トナー量が満タンにな
ったと判断する。このとき、測定された検出電圧をA/
Dコンバータでデジタル値に変換し、CPU70での演
算によりしきい値レベル以上かどうかを判定する。ま
た、このとき上述の検出電圧を、アナログ比較回路によ
りしきい値判定を行い、結果をCPU70のデジタル入
出力ポートに入力することも可能である。
【0071】上述のようにして、クリーニング容器14
内の廃トナー量が満タンになったと判断された時点にお
いて、クリーニング容器14内には、幾分かの量の廃ト
ナーをさらに受け入れる空間が存在している。したがっ
て、本発明によれば、クリーニング容器14内の廃トナ
ー量が満タンになったと判断されたとき、直ちに画像形
成装置本体13の動作を停止することはしないで、さら
に印字可能な転写材2の枚数(残印字可能枚数)を表示
するためのカウント数を設定し、それをカウンタに表示
してユーザに報知する。そして、ユーザが印字を行う度
にカウンタの数値を減算し、カウンタ表示がゼロとなっ
た時点で画像形成装置本体13の作動を停止する。又
は、廃トナー量の満タンを検知したとき、残印字可能枚
数を表示する停止カウント数を設定してユーザに知らせ
るとともに、印字を行う度にカウンタの数値を加算し、
このカウンタ表示が停止カウント数設置値を超えたと
き、画像形成装置本体13の動作を停止することもでき
る。
【0072】本発明を実施の形態について詳しく説明す
る。
【0073】図8に、本発明における廃トナー満タン検
知システムのフローチャートを示す。廃トナーの満タン
を検知すると(S1)、画像形成装置本体13の制御コ
ントローラ又はホストコントローラに警告を報知すると
(S5)とともに、印字データ又はレーザの点灯信号か
ら印字データを生成し(S2、後に詳述)、このデータ
から印字濃度を計算し(S3)、廃トナー量つまり残容
量を算出し(S4)、画像の濃度に応じてメモリに廃ト
ナー量を記録する(S7)。この廃トナー量の記録は、
1枚のプリント毎に更新し、更新後の廃トナー量と画像
形成装置本体13を停止すべき量(停止量)とを比較
し、廃トナー量が停止量未満の場合は、S2に戻ってプ
リントを続行するのに対し、廃トナー量が停止量以上の
場合は、S8に移行して画像形成装置本体13を停止す
る。
【0074】本実施の形態では、廃トナーの満タンを検
知する容量を0%として、廃トナーを収容し得るだけの
残存空間の容量を100%とする換算を行って、廃トナ
ー量の積算によって%比率が上昇することによって、残
存空間内の充填具合を示す%比率を記録するものであ
る。メモリの内容は廃トナー量を直接記録してもよい
し、丸めて記録容量を減らしてもよい。
【0075】次に、廃トナー量の算出方法について詳述
する。
【0076】A4サイズの転写材に標準画像(ドット比
率4%、ドット濃度最大)をプリント(印字)した場合
には、廃トナー量は約0.02g発生する。したがっ
て、例えば、クリーニング容器14内に、廃トナー満タ
ン検知後さらに10gの廃トナーを収容し得るだけの残
存空間があるとすれば、10gを100%として、プリ
ント1枚毎に0.2%(=0.02g/10g)ずつ廃
トナー量を加算していけばよい。標準画像のみを印字し
た場合には、上述の計算から500枚の印字によって、
100%になるとともに、廃トナー量は10gに到達す
ることになる。
【0077】ここで、本発明においては、さらに、ユー
ザが必ずしも標準画像(ドット比率4%、ドット濃度最
大)を印字するものではないことに着目して、ユーザが
実際に印字した画像の画像濃度を計算することで、あら
ゆる印字画像に対してクリーニング容器14内の廃トナ
ー量を計算することによって、画像形成装置本体13停
止までの印字量を増減させることで、廃トナー量が少な
いすなわち画像印字濃度の薄い印字の場合は印字可能枚
数が増え、廃トナー量の多いすなわち画像印字濃度の高
い印字の場合はクリーニング容器14の容量を超えて印
字を行わないように画像形成装置本体13を制御するも
のである。
【0078】本実施の形態では、ホストコンピュータか
ら送られてくる画像データをプリンタコントローラが印
字データに展開する際に、各画素の印字データから画像
濃度を計算し、廃トナー量を求め、これを積算すること
で印字原稿ごとに画像の廃トナー量を算出するものであ
る。
【0079】具体的には、すべてのデータを逐次加算し
ていく方式が簡便である。例えば、印字データが8ビッ
トで0から255までのとき、1画素目、2画素目、3
画素目、……n画素目のデータがそれぞれ、10、2
0、255、……80である場合、10+20+255
+……+80の積算結果を画像濃度の積算と考える。計
算方法は様々に考えられ、データの肥大化を避けるため
に実用に足る程度にデータを丸めて加算する方法でもよ
い。この方法によって、図9に示す例のように、濃度の
薄い画像の場合には積算値が小さくなるのに対し、濃度
の濃い画像の場合は積算値が大きくなる。
【0080】前述の説明より、印字データから求められ
た画像濃度データを標準画像のそれと比較してその比率
により、廃トナー量の増加量を決定する。例えば画像濃
度の積算計算結果が、ドット比率8%(ドット濃度最
大)相当であったとすると廃トナー量の増加量は標準画
像の2倍であるため0.04g相当になり、0.4%ず
つ増加すればよい。
【0081】残印字可能枚数のカウント量を増減するこ
とにより、クリーニング容器14内の空き領域の残存具
合が適切に判断できる。すなわち、先の例で、標準画像
では500枚でクリーニング容器14の残存空間が一杯
になるとき、標準画像の濃度の半分の画像濃度での印字
である場合、0.1%ずつ進めることにより1000枚
の印字が可能となる。
【0082】同様に、ベタ画像の場合は、標準画像に対
して25倍のデータ積算結果になるため、5%ずつ進め
て20枚で画像形成装置本体13を停止することにな
る。
【0083】なお、説明のためA4サイズ原稿に限って
説明したが、A3などの場合、印字画素数が約2倍ある
ため、1枚あたりでは、A4用紙印字時の約2倍の廃ト
ナー量増加する他に、オーバーヘッドプロジェクター用
等の廃トナー量の異なる転写材を印字する場合には、同
じ濃度でも廃トナーの蓄積する量が異なるため、本実施
の形態では、オーバーヘッドプロジェクター用紙を印字
する場合には、同じ濃度の普通紙印字よりも1.5倍重
みづけを行って廃トナー量を増加させる処理を行うもの
である。
【0084】なお、カラーレーザプリンタにおいては、
イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のプレー
ンを持つため、1枚当たりの画像濃度は4プレーンの合
計である。
【0085】以上の実施の形態においては、本発明を4
色フルカラーの画像形成装置に適用した例を示したが、
本発明は、これに限らず、単色の画像形成装置に対して
も適用することができる。この場合には、例えば、感光
ドラムが第1の像担持体に相当し、また、第1の像担持
体からトナー像が転写される紙等の転写材が第2の像担
持体に相当する。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
廃トナー満タン検知手段が廃トナー満タンを検知した
後、画像印字濃度又は印字モードに応じて廃トナーの蓄
積量を算出することで、精度良くクリーニング容器の残
存空間の状態を認識し、残存空間を十分に使用すること
ができるので、例えば、満タン検知後に、低濃度の画像
を印字する場合には多くの枚数の転写材に対して印字を
行うことができ、ユーザにとっては極めて好便である一
方、高濃度の画像を印字する場合でも廃トナーがクリー
ニング容器から溢れることを防止することができ、極め
て信頼性の高い画像形成装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す縦
断面図。
【図2】プロセスカートリッジの構成を示す縦断面図。
【図3】図2のプロセスカートリッジを上方より見た横
断面図。
【図4】他のプロセスカートリッジを上方より見た横断
面図。
【図5】さらに別のプロセスカートリッジを上方より見
た横断面図。
【図6】廃トナー満タン検知手段に使用する回路構成を
示す図。
【図7】廃トナー満タン検知手段にて検出される検出電
圧波形の変動を示す図。
【図8】廃トナー満タン検知後、画像形成装置本体停止
に至る作動シーケンスを示すフローチャート。
【図9】印字データ、濃度計算の説明図。
【符号の説明】
2 第2の像担持体(転写材) 9 第2の像担持体(中間転写体) 13 画像形成装置本体 14 クリーニング容器 15 第1の像担持体(感光ドラム) 30 露光手段(スキャナ部) 54、55 満タン検知光透過窓 56 清掃羽根 58A 発光部 58B 受光部 61 クリーニング手段 62 容量検知手段(廃トナー満タン検知手段) 70 制御手段(CPU)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の像担持体上に形成したトナー像
    を、第2に像担持体上に転写して画像を形成するととも
    に、前記第1の像担持体上に残留したトナーをクリーニ
    ング手段によって除去し廃トナーとして回収する画像形
    成装置において、 前記クリーニング手段は、 前記像担持体上から回収された廃トナーを順次に収容す
    るクリーニング容器と、 該クリーニング容器に収容された廃トナー量を検知する
    容量検知手段と、 前記クリーニング容器にさらに収容可能なトナー量を求
    めて印字可能枚数を算出する廃トナー量算出手段と、を
    備え、 該廃トナー量算出手段は、前記容量検知手段が廃トナー
    量を検知した後、前記クリーニング容器が実際に満タン
    になるまでの印字可能枚数を、印字する画像の濃度に応
    じて変化させる、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記廃トナー量算出手段は、前記印字す
    る画像の濃度を少なくとも1頁以上の画像データから算
    出し、前記印字可能枚数を増減させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記廃トナー量算出手段は、前記印字す
    る画像の濃度を印字データから算出し、前記印字可能枚
    数を増減させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記廃トナー量算出手段は、前記クリー
    ニング容器にさらに収納可能なトナー量を、前記クリー
    ニング容器のうちの廃トナーの収納可能な残存空間によ
    って求める、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記廃トナー量算出手段は、前記クリー
    ニング容器のうちの廃トナーの収納可能な残存空間の変
    化に応じて、前記残存空間の比率を求めてこれを報知す
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記廃トナー量算出手段は、前記クリー
    ニング容器のうちの廃トナーの収納可能な残存空間の変
    化に応じて、前記印字可能枚数の比率を求めてこれを報
    知する、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記廃トナー量算出手段は、印字対象と
    なる転写材のサイズ、又は転写材におけるトナー転写率
    の違いによって、前記印字可能枚数を増減させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記廃トナー量算出手段は、前記印字す
    る画像の濃度を電子写真方式における露光手段の点灯時
    間を積算することによって算出し、前記印字可能枚数を
    増減させる、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP10283032A 1998-10-05 1998-10-05 画像形成装置 Pending JP2000112304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283032A JP2000112304A (ja) 1998-10-05 1998-10-05 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283032A JP2000112304A (ja) 1998-10-05 1998-10-05 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000112304A true JP2000112304A (ja) 2000-04-21

Family

ID=17660346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10283032A Pending JP2000112304A (ja) 1998-10-05 1998-10-05 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000112304A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286299A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Fuji Xerox Co Ltd 粉体回収装置および画像形成装置
JP2008134508A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009080473A (ja) * 2007-09-05 2009-04-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009265161A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Ricoh Co Ltd 廃トナー回収装置、画像形成装置、廃トナー回収容器
JP2010127989A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011197117A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2016130766A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286299A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Fuji Xerox Co Ltd 粉体回収装置および画像形成装置
JP2008134508A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009080473A (ja) * 2007-09-05 2009-04-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009265161A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Ricoh Co Ltd 廃トナー回収装置、画像形成装置、廃トナー回収容器
US8452199B2 (en) 2008-04-22 2013-05-28 Ricoh Company Limited Waste toner collector, image forming apparatus, and waste toner collection container
JP2010127989A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011197117A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2016130766A (ja) * 2015-01-13 2016-07-21 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6157792A (en) Electrophotographic apparatus having plural image forming modes, and a process cartridge applied to such electrophotographic apparatus
JP3604840B2 (ja) クリーニング装置及びプロセスカートリッジ
US8150277B2 (en) Image forming apparatus with system for replenishing a plurality of toner cartridges
JP2007047553A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP3313978B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JPH10260618A (ja) 画像形成装置
JP2006227325A (ja) 画像形成装置
JP2000112304A (ja) 画像形成装置
JPH1115216A (ja) 画像処理装置およびその制御方法、並びに、記録媒体
JP2002287581A (ja) 画像形成装置、カートリッジ及び画像形成方法
JPH1039693A (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2003241500A (ja) 現像剤残量検出装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JPH10247012A (ja) 画像形成装置
JP2006259539A (ja) トナー残量表示方法
KR100272436B1 (ko) 전자 사진형 칼라 화상 형성 장치 및 그 방법
JPH11344908A (ja) 画像形成装置に着脱可能なカ―トリッジ、画像形成装置、画像形成装置の制御方法
US20080292357A1 (en) Image Forming Apparatus, Computer-Readable Medium, Image Forming System, and Image Forming Method
JPH11288203A (ja) 画像形成装置
JP2009025493A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2000132033A (ja) クリーニング手段、及び画像形成装置
US7512365B2 (en) Toner supply device providing toner agitation and developing unit using the same
CN100456146C (zh) 图像形成装置
JPH10240084A (ja) 画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP5433551B2 (ja) 画像形成装置
JP4168651B2 (ja) 画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステム