JP4168651B2 - 画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステム - Google Patents

画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステムに関する。
【0002】
【背景技術】
この種の画像形成装置としては、例えば、現像剤の一例としてのトナーによって像担持体の一例としての感光体上に形成された潜像を現像する複数の現像装置を有し、これらの現像装置を回転軸を中心として放射状に配置したロータリー方式の現像ユニットを備えた画像形成装置等が知られている。これらの画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号が送信されると、回転軸まわりに現像ユニットを回転させることによって複数の現像装置のうちの一を感光体と対向する現像位置に位置決めする。そして、感光体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成し、転写媒体の一例としての中間転写体上に転写する。このとき、複数の現像装置を順次切り替えながら、同様に現像、転写を繰り返し複数のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する。そして、当該カラー画像は、最終的に、紙等の転写材に転写される。
【0003】
ところで、このような画像形成装置により上記画像形成を行う際に、当該転写材にジャムが発生する場合がある。このような場合には、画像形成は一旦停止され、ユーザによる転写材の除去等の復帰処理が行われた後に、画像形成が再開されるが、当該ジャムの際に感光体上や中間転写体上に残存したトナーを、何らかの方法で回収する必要がある。当該残存するトナーは、感光体クリーニングユニット又は中間転写体クリーニングユニットにより回収される。
【0004】
しかしながら、上記状況においては以下の問題が生じる。
【0005】
すなわち、上記の感光体クリーニングユニット、中間転写体クリーニングユニットが回収可能なトナーの最大量は、一般的に、これらのクリーニングユニットに設けられた廃トナーボックスの容積に依存し、当該廃トナーボックスの容積は、予想される印字条件(印字比率やカラー・モノクロ画像形成比率等)等に基づいて、通常の画像形成や強制消費等によりどちらのクリーニングユニットにどれくらいのトナーが回収されるかを予測して設計される。しかしながら、上記印字条件等は画像形成装置のユーザによる使用法(文字が多いか絵が多いか、カラー画像形成が多いかモノクロ画像形成が多いか等)により異なってくるため、その使用法によっては、どちらかの廃トナーボックスが先に満杯になってしまう可能性がある。かかる場合に、一般的には、トナーTが満杯となった感光体廃トナーボックス又は中間転写体廃トナーボックスを交換するために新規の感光体廃トナーボックス又は中間転写体廃トナーボックスを購入する必要があるが、交換の対象ではない方の廃トナーボックスにはまだトナーを収容することができることを考えると、かかる状況は非効率的である。
【0006】
さらに、感光体廃トナーボックスと中間転写体廃トナーボックスが一揃いとして(セットで)販売されていることが多いが、このような場合には、トナーTが満杯となった廃トナーボックスを交換したいがために、ユーザは、交換の対象ではない方の不必要な廃トナーボックスも買わされるという不都合が生じる。また、かかる状況において、交換の対象ではない方の廃トナーボックスにかなりの空きがあった場合等には、ユーザは、当該廃トナーボックスを新規の廃トナーボックスに交換しないで、新規の廃トナーボックスを捨ててしまう可能性があるため、かかる状況は廃トナーボックスのリサイクルや環境への配慮という観点から望ましくない。
したがって、効率的にトナーを回収するための手法が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、効率的に現像剤を回収する画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステムを実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
主たる本発明は、感光体に形成された潜像をトナーにて現像するための現像ローラと、前記感光体上のトナーを転写材に転写する際の媒体となる中間転写体と、前記感光体上のトナーを前記中間転写体に転写可能な一次転写ユニットと、前記感光体に残存したトナーを回収し収容する感光体クリーニングユニットと、前記中間転写体上のトナーを前記転写材に転写可能な二次転写ユニットと、前記中間転写体に残存したトナーを回収し収容する中間転写体クリーニングユニットと、給紙トレイから記録媒体搬送路に供給され、搬送経路で前記転写材がジャムした際、転写材のジャムを検知するためのジャム検知手段と、を備えた画像形成装置において、前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記ジャム検知信号が発せられるタイミングと、に基づいて前記一次転写ユニットへの制御を決定し、前記転写材が前記給紙トレイから前記記録媒体搬送路に供給されてすぐにジャムが発生した場合には、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量から前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量を引いた空き量が、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量から前記中間転写体クリーニングユニット内のトナーの量を引いた空き量よりも少なければ、前記感光体から前記中間転写体にトナーを転写するように一次転写ユニットを制御するとともに、前記感光体から前記中間転写体に転写されたトナーを前記中間転写体クリーニングユニットにより回収させることを特徴とする画像形成装置である。
また、主たる本発明は、感光体に形成された潜像をトナーにて現像するための現像ローラと、前記感光体上のトナーを転写材に転写する際の媒体となる中間転写体と、前記感光体上のトナーを前記中間転写体に転写可能な一次転写ユニットと、前記感光体上に残存したトナーを回収し収容する感光体クリーニングユニットと、前記中間転写体上のトナーを前記転写材に転写可能な二次転写ユニットと、前記中間転写体上に残存したトナーを回収し収容する中間転写体クリーニングユニットと、給紙トレイから記録媒体搬送路に供給され、搬送経路で前記転写材がジャムした際、転写材のジャムを検知するためのジャム検知手段と、を備えた画像形成装置において、前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記ジャム検知信号が発せられるタイミングと、に基づいて前記一次転写ユニットへの制御を決定し、前記転写材が前記給紙トレイから前記記録媒体搬送路に供給されてすぐにジャムが発生した場合には、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量から前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量を引いた空き量が、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量から前記中間転写体クリーニングユニット内のトナーの量を引いた空き量よりも多ければ、前記中間転写体から前記感光体にトナーを転写するように一次転写ユニットを制御するとともに、前記中間転写体から前記感光体に転写されたトナーを前記感光体クリーニングユニットにより回収させることを特徴とする画像形成装置である。
また、主たる本発明は、感光体に形成された潜像をトナーにて現像するための現像ローラと、前記感光体上のトナーを転写材に転写する際の媒体となる中間転写体と、前記感光体上のトナーを前記中間転写体に転写可能な一次転写ユニットと、前記感光体上に残存したトナーを回収し収容する感光体クリーニングユニットと、前記中間転写体上のトナーを前記転写材に転写可能な二次転写ユニットと、前記転写材上に転写されたトナーを定着する定着ユニットと、前記中間転写体上に残存したトナーを回収し収容する中間転写体クリーニングユニットと、前記転写材が前記定着ユニットを通過後、排出される直前にジャムした際、転写材のジャムを検知するためのジャム検知手段と、を備えた画像形成装置において、前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と 、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記ジャム検知信号が発せられるタイミングと、に基づいて前記一次転写ユニットへの制御を決定し、前記転写材が前記定着ユニットを通過後、排出される直前にジャムが発生した場合には、前記感光体及び前記中間転写体間でのトナーの転写は行わず、前記感光体上のトナーを前記感光体クリーニングユニットにより回収させ、前記中間転写体上のトナーを前記中間転写体クリーニングユニットにより回収させることを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【0010】
【発明の実施の形態】
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
【0011】
潜像の形成可能な像担持体と、該像担持体に形成された潜像を現像剤にて現像するための現像剤担持体と、前記像担持体上の現像剤を転写材に転写する際の媒体となる転写媒体と、前記像担持体上の現像剤を前記転写媒体に転写可能な第一転写手段と、前記像担持体上の現像剤を回収するための第一回収手段と、前記転写媒体上の現像剤を前記転写材に転写可能な第二転写手段と、前記転写媒体上の現像剤を回収するための第二回収手段と、前記転写材のジャムを検知するためのジャム検知手段と、を備え、該ジャム検知手段により前記転写材のジャムが検知された際に、前記像担持体上の現像剤又は前記転写媒体上の現像剤を前記第一回収手段又は前記第二回収手段により回収する画像形成装置において、前記ジャム検知手段により前記転写材のジャムが検知された際に、前記ジャム検知手段からジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて前記第一転写手段に対する制御を決定し、決定された該制御によって前記像担持体上の現像剤又は前記転写媒体上の現像剤を前記第一回収手段又は前記第二回収手段により回収させることを特徴とする画像形成装置。
【0012】
前記ジャム検知手段により前記転写材のジャムが検知された際に、前記ジャム検知手段からジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて前記第一転写手段に対する制御を決定し、決定された該制御によって前記像担持体上の現像剤又は前記転写媒体上の現像剤を前記第一回収手段又は前記第二回収手段により回収させることにより、効率的に現像剤を回収することが可能となる。
【0013】
また、前記第一回収手段内の現像剤の量と、前記第二回収手段内の現像剤の量と、前記タイミングと、に応じて前記第一転写手段に対する制御を決定することとしてもよい。
このようにすれば、第一転写手段に対する制御を決定するためのより正確な判断ができる。
【0014】
また、前記第一回収手段内の現像剤の量と、前記第二回収手段内の現像剤の量と、の差が少なくなるように、前記第一転写手段に対する制御を決定することとしてもよい。
このようにすれば、前記第一回収手段の交換時期と、前記第二回収手段の交換時期を一致させることができる。
【0015】
また、前記第一回収手段は、回収された現像剤を収容するための第一収容部材を有し、前記第二回収手段は、回収された現像剤を収容するための第二収容部材を有し、前記第一回収手段内の現像剤の量と、前記第二回収手段内の現像剤の量と、前記第一収容部材が収容可能な現像剤の量と、前記第二収容部材が収容可能な現像剤の量と、前記タイミングと、に応じて前記第一転写手段に対する制御を決定することとしてもよい。
このようにすれば、第一転写手段に対する制御を決定するためのより正確な判断が可能となる。
【0016】
また、前記第一収容部材が収容可能な現像剤の量から前記第一回収手段内の現像剤の量を引いた量と、前記第二収容部材が収容可能な現像剤の量から前記第二回収手段内の現像剤の量を引いた量と、の差が少なくなるように、前記第一転写手段に対する制御を決定することとしてもよい。
このようにすれば、第一回収手段の交換時期と第二回収手段の交換時期が一致する可能性がより高くなるという点で望ましい。
【0017】
また、現像剤の消費量を検知するための消費量検知手段を有し、この消費量検知手段が検知した現像剤消費量に基づいて、前記第一回収手段内の現像剤の量と前記第二回収手段内の現像剤の量を求めることとしてもよい。
このようにすれば、画像形成装置の機器構成を簡略化することができる。
【0018】
また、前記第一転写手段を制御して、前記転写媒体上の現像剤を前記像担持体上に転写することとしてもよい。
このようにすれば、効率的に現像剤を回収することを可能とするためのきめ細かな制御が可能となる。
【0019】
また、前記第一転写手段に対する制御は、前記第一転写手段に印加される転写バイアスに対する制御であることとしてもよい。
このようにすれば、効率的に現像剤を回収することを可能とするためのきめ細かな制御が可能となる。
【0020】
また、前記第一転写手段に印加される転写バイアスの大きさを変えることによって、該転写バイアスを制御することとしてもよい。
このようにすれば、現像剤を効率的に回収することを可能とするためのきめ細かな制御を簡易に実現することが可能となる。
【0021】
また、前記第一転写手段に印加される転写バイアスを時間的に変化させることによって、該転写バイアスを制御することとしてもよい。
このようにすれば、さらにきめ細かな前記制御を実現することができる。
【0022】
また、前記第一回収手段は、回収された現像剤を収容するための第一収容部材を有し、前記第二回収手段は、回収された現像剤を収容するための第二収容部材を有し、前記第一収容部材及び前記第二収容部材は交換可能であり、前記交換のための前記第一収容部材及び前記第二収容部材は一揃いとして販売されていることとしてもよい。
このような場合には、現像剤が満杯となった収容部材を交換したいがために、交換の対象ではない方の不必要な収容部材も買わされるという不都合を解消することができるという効果等が発揮される。
【0023】
また、前記画像形成装置はレーザビームプリンタであることとしてもよい。 このような場合には、当該レーザビームプリンタの小型化への要請が強いため、前記第一収容部材と前記第一収容部材を共通化することは困難となる。したがって、上述した効果、すなわち、効率的に現像剤を回収することが可能となるという効果がより有効に発揮されることとなる。
【0024】
次に、潜像の形成可能な像担持体と、該像担持体に形成された潜像を現像剤にて現像するための現像剤担持体と、前記像担持体上の現像剤を転写材に転写する際の媒体となる転写媒体と、前記像担持体上の現像剤を前記転写媒体に転写可能な第一転写手段と、前記像担持体上の現像剤を回収するための第一回収手段と、前記転写媒体上の現像剤を前記転写材に転写可能な第二転写手段と、前記転写媒体上の現像剤を回収するための第二回収手段と、前記転写材のジャムを検知するためのジャム検知手段と、を備え、該ジャム検知手段により前記転写材のジャムが検知された際に、前記像担持体上の現像剤又は前記転写媒体上の現像剤を前記第一回収手段又は前記第二回収手段により回収するレーザビームプリンタにおいて、前記第一回収手段は、回収された現像剤を収容するための第一収容部材を有し、前記第二回収手段は、回収された現像剤を収容するための第二収容部材を有し、前記ジャム検知手段により前記転写材のジャムが検知された際に、前記第一回収手段内の現像剤の量と、前記第二回収手段内の現像剤の量と、前記第一収容部材が収容可能な現像剤の量と、前記第二収容部材が収容可能な現像剤の量と、前記ジャム検知手段からジャム検知信号が発せられるタイミングと、に応じて、前記第一収容部材が収容可能な現像剤の量から前記第一回収手段内の現像剤の量を引いた量と、前記第二収容部材が収容可能な現像剤の量から前記第二回収手段内の現像剤の量を引いた量と、の差が少なくなるように、前記第一転写手段に対する制御を決定し、決定された該制御によって前記像担持体上の現像剤又は前記転写媒体上の現像剤を前記第一回収手段又は前記第二回収手段により回収させ、現像剤の消費量を検知するための消費量検知手段を有し、この消費量検知手段が検知した現像剤消費量に基づいて、前記第一回収手段内の現像剤の量と前記第二回収手段内の現像剤の量を求め、前記第一転写手段を制御して、前記転写媒体上の現像剤を前記像担持体上に転写し、前記第一転写手段に対する制御は、前記第一転写手段に印加される転写バイアスに対する制御であり、前記第一転写手段に印加される転写バイアスの大きさを変え、該転写バイアスを時間的に変化させることによって、該転写バイアスを制御し、前記第一収容部材及び前記第二収容部材は交換可能であり、前記交換のための前記第一収容部材及び前記第二収容部材は一揃いとして販売されていることを特徴とするレーザビームプリンタ。
【0025】
このようにすれば、既述の殆どの効果を奏するため、本発明の目的がより有効に達成される。
また、効率的に現像剤を回収することが可能となるという前記効果を奏する上記方法を画像形成装置に実行させるためのコンピュータプログラムを実現することも可能である。
【0026】
次に、コンピュータ本体、コンピュータ本体に接続可能な表示装置、及び、コンピュータ本体に接続可能な画像形成装置であって、潜像の形成可能な像担持体と、該像担持体に形成された潜像を現像剤にて現像するための現像剤担持体と、前記像担持体上の現像剤を転写材に転写する際の媒体となる転写媒体と、前記像担持体上の現像剤を前記転写媒体に転写可能な第一転写手段と、前記像担持体上の現像剤を回収するための第一回収手段と、前記転写媒体上の現像剤を前記転写材に転写可能な第二転写手段と、前記転写媒体上の現像剤を回収するための第二回収手段と、前記転写材のジャムを検知するためのジャム検知手段と、を備え、該ジャム検知手段により前記転写材のジャムが検知された際に、前記像担持体上の現像剤又は前記転写媒体上の現像剤を前記第一回収手段又は前記第二回収手段により回収する画像形成装置であって、前記ジャム検知手段により前記転写材のジャムが検知された際に、前記ジャム検知手段からジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて前記第一転写手段に対する制御を決定し、決定された該制御によって前記像担持体上の現像剤又は前記転写媒体上の現像剤を前記第一回収手段又は前記第二回収手段により回収させる画像形成装置、を具備することを特徴とするコンピュータシステム。
【0027】
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0028】
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
【0029】
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、潜像の形成可能な像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、前記像担持体上の現像剤を転写媒体に転写可能な第一転写手段の一例としての一次転写ユニット60、像担持体上の現像剤を転写材に転写する際の媒体となる転写媒体の一例としての中間転写体70、前記像担持体上の現像剤を回収するための第一回収手段の一例としての感光体クリーニングユニット75を有し、さらに、前記転写媒体上の現像剤を転写材に転写可能な第二転写手段の一例としての二次転写ユニット80、前記転写媒体上の現像剤を回収するための第二回収手段の一例としての中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、給紙トレイ92、転写材の一例としての紙、フィルム、布等の記録媒体を搬送するための記録媒体搬送路、当該記録媒体搬送路を通る記録媒体にジャムが発生した際にジャムを検知するためのジャム検知手段の一例としての第一ジャムセンサ200、第二ジャムセンサ202、第三ジャムセンサ204、及び、第四ジャムセンサ206、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット(図2)を有している。
【0030】
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
【0031】
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像情報又は前記制御ユニットが有する画像情報に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
【0032】
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、各々の現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナーT、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
【0033】
このYMCK現像ユニット50は、本実施の形態においては、回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーTにて、感光体20上に形成された潜像を現像する。
【0034】
一次転写ユニット60は、感光体20上のトナーを中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。また、後述するように、中間転写体70のトナーを感光体20に転写する機能も有する。
【0035】
この中間転写体70は、PETフィルムの表面にアルミ蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトであり、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。なお、中間転写体70の近傍には、同期用読取センサRSが配置されている。この同期用読取センサRSは中間転写体70の基準位置を検出するためのセンサであり、主走査方向とほぼ直交する副走査方向における同期信号、つまり垂直同期信号Vsyncを得るための垂直同期用読取センサとして機能する。より具体的には、前記同期用読取センサRSは、光を発するための発光部と光を受光するための受光部を有し、中間転写体70の所定の位置に形成された穴が、前記発光部から発光された光を通過する際に、前記受光部により当該光が受光され、当該同期用読み取りセンサRSはパルス信号を出力する。
【0036】
上記より、中間転写体70が1回転するごとに1パルスの信号が出力されることとなるから、当該同期用読取センサRSは、中間転写体70の移動量(回転数)を検知するための移動量(回転数)検知手段としての役割も果たすこととなる。
【0037】
感光体クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20上に残存するトナーTを掻き落として回収するための装置である。図6を用いて、さらに説明を加える。図6は、感光体クリーニングユニット75を模式的に表した説明図である。
【0038】
感光体クリーニングユニット75は、感光体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後等に、感光体20上に残存するトナーTをクリーニングブレード76により掻き落として回収する。掻き落として回収されたトナーTは、回収された現像剤を収容するための第一収容部材の一例としての感光体廃トナーボックス752に収容される。当該感光体廃トナーボックス752は、ニアエンドセンサ754を備えており、当該センサは、感光体廃トナーボックス752内のトナーTが満杯に近づいたことを検知する役割を果たす。また、当該感光体廃トナーボックス752は、エンドセンサ756を備えており、当該センサは、感光体廃トナーボックス752内のトナーTが満杯になったことを検知する役割を果たす。
【0039】
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を記録媒体に転写するための装置である。
【0040】
中間転写体クリーニングユニット85は、YMCK現像ユニット50の上部に設けられ、中間転写体70上に残存するトナーTを掻き落として回収するための装置である。図7を用いて、さらに説明を加える。図7は、中間転写体クリーニングユニット85を模式的に表した説明図である。
【0041】
中間転写体クリーニングユニット85は、中間転写体70の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレード87を有し、二次転写ユニット80によって転写材上にトナー像が転写された後等に、中間転写体70上に残存するトナーTをクリーニングブレード87により掻き落として回収する。掻き落として回収されたトナーTは、回収された現像剤を収容するための第二収容部材の一例としての中間転写体廃トナーボックス852に収容される。当該中間転写体廃トナーボックス852は、ニアエンドセンサ854を備えており、当該センサは、中間転写体廃トナーボックス852内のトナーTが満杯に近づいたことを検知する役割を果たす。また、当該中間転写体廃トナーボックス852は、エンドセンサ856を備えており、当該センサは、中間転写体廃トナーボックス852内のトナーTが満杯になったことを検知する役割を果たす。
【0042】
定着ユニット90は、記録媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録媒体に融着させて永久像とするための装置である。
【0043】
給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に設けられ、前記記録媒体を収納し、当該記録媒体を記録媒体搬送路に供給する。
【0044】
また、プリンタ10の上部には、画像が転写された記録媒体が排出される記録媒体排出口98が設けられ、給紙トレイ92から記録媒体排出口98へと、記録媒体搬送路が形成されている。また、当該記録媒体搬送路には、記録媒体を搬送するための給紙ローラ94、レジローラ96が設けられ、記録媒体搬送路の、レジローラ96の下流側に前述した二次転写ユニット80が設けられている。さらに、当該二次転写ユニット80の下流側には、前述した定着ユニット90が設けられている。
【0045】
また、当該記録媒体搬送路には、記録媒体のジャムを検知するためのジャムセンサが幾つか配置されている。図に示すように、給紙ローラ94の下流側に第一ジャムセンサ200が、レジローラ96の上流側に第二ジャムセンサ200が、二次転写ユニット80の下流側に第三ジャムセンサ204が、定着ユニット90の下流側に第四ジャムセンサ204が設けられ、これらのジャムセンサは、当該記録媒体搬送路を通る記録媒体に発生したジャムを検知する。
【0046】
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
【0047】
なお、感光体20は、帯電ユニット30及び感光体クリーニングユニット75と共に、感光体キットとしてユニット化されており、プリンタ10本体に対して着脱可能である。また、中間転写体クリーニングユニット85も、プリンタ10本体に対して着脱可能である。さらに、感光体キットと中間転写体クリーニングユニット85はセットで販売されており、購入した感光体キットや中間転写体クリーニングユニット85を古いものと交換することができる。感光体クリーニングユニット75も感光体キットの中に含まれていることから、感光体クリーニングユニット75が備える感光体廃トナーボックス752と中間転写体クリーニングユニット85が備える中間転写体廃トナーボックス852は交換可能であり、当該感光体廃トナーボックス752及び当該中間転写体廃トナーボックス852は一揃いとして販売されていると言うこともできる。
【0048】
===現像装置の構成例===
次に、図3を用いて、現像装置の構成例について説明する。図3は、現像装置の主要構成要素を示した断面図である。なお、図1同様、図3にも、矢印にて上下方向を示しており、例えば、像担持体に形成された潜像を現像剤にて現像するための現像剤担持体の一例としての現像ローラ510の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図3では、イエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位置に位置している状態にて示されている。
【0049】
YMCK現像ユニット50には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シアン(C)トナーを収容したシアン現像装置53、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、以下、イエロー現像装置54について説明する。
【0050】
イエロー現像装置54は、現像剤担持体としての現像ローラ510、シール部材520、トナー収容部530、フレーム540、現像剤剥ぎ取り部材としてのトナー供給ローラ550、規制ブレード560、規制ブレードを付勢するためのブレード裏部材570を有している。
【0051】
現像ローラ510は、現像剤の一例としてのトナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、5056アルミ合金や6063アルミ合金等のアルミ合金、STKM等の鉄合金等により製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロムメッキ等が施されている。また、現像ローラ510は、中心軸を中心として回転可能であり、図3に示すように、感光体20の回転方向(図3において時計方向)と逆の方向(図3において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。また、図3に示すように、イエロー現像装置54が感光体20と対向している状態では、現像ローラ510と感光体20との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像バイアス発生装置130(図2)により現像ローラ510に現像バイアスが印加され、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。
【0052】
シール部材520は、イエロー現像装置54内のトナーTが器外に漏れることを防止するとともに、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTを、掻き落とすことなく現像器内に回収する。このシール部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシールである。シール部材520は、シール支持板金522によって支持されており、シール支持板金522を介してフレーム540に取り付けられている。また、シール部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるシール付勢部材524が設けられており、シール部材520は、シール付勢部材524の弾性力によって、現像ローラ510に押しつけられている。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方である。
【0053】
トナー収容部530は、トナーTを収容する部分であり、フレーム540の一部により構成されている。なお、トナー収容部530に収容されたトナーTを攪拌するための攪拌部材を設けてもよいが、本実施の形態では、トナー収容部530には攪拌部材を設けていない。
【0054】
トナー供給ローラ550は、後述するトナー収容部530に収容されたトナーTを現像ローラ510に供給する機能を有するとともに、現像後に現像ローラ510に残存しているトナーTを、現像ローラ510から剥ぎ取る機能を有している。このトナー供給ローラ550は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ローラ550は、トナー収容部530の下部に配置されており、トナー収容部530に収容されたトナーTは、該トナー収容部530の下部にてトナー供給部材530によって現像ローラ510に供給される。トナー供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であり、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図3において反時計方向)と逆の方向(図3において時計方向)に回転する。
【0055】
規制ブレード560は、現像ローラ510に担持されたトナーTに電荷を付与し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規制する。この規制ブレード560は、ゴム部560aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部560bに支持されており、ゴム支持部560bは、その一端部が一対のブレード支持板金562に挟まれて支持された状態で、ブレード支持板金562を介してフレーム540に取り付けられている。また、規制ブレード560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレード裏部材570が設けられている。
【0056】
ここで、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力によって、ゴム部560aが現像ローラ510に押しつけられている。また、ブレード裏部材570は、ゴム支持部560bとフレーム540との間にトナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部560bの撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部560aの真裏からゴム部560aを現像ローラ510の方向へ付勢することによって、ゴム部560aを現像ローラ510に押しつけている。したがって、ブレード裏部材570は、ゴム部560aの現像ローラ510への均一当接性を向上させている。
【0057】
規制ブレード560の、ブレード支持板金562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持って接触している。すなわち、規制ブレード560は、現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当たりにて当接している。また、規制ブレード560は、その先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くように配置されており、いわゆるカウンタ当接している。なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方であり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下方である。
【0058】
フレーム540は、一体成型された複数のフレーム(上フレーム、下フレーム等)を接合して製造されたものであり、下部に開口部を有している。この開口部には、現像ローラ510がその一部が露出した状態で配置されている。
【0059】
このように構成されたイエロー現像装置54において、トナー供給ローラ550がトナー収容部530に収容されているトナーTを現像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給されたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過する際に、電荷が付与されるとともに、層厚が規制される。層厚が規制された現像ローラ510上のトナーTは、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供される。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーTは、シール部材520を通過して、該シール部材520によって掻き落とされることなく現像装置内に回収される。さらに、未だ現像ローラ510に残存しているトナーTは、前記トナー供給ローラ550によって剥ぎ取られうる。
【0060】
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、転写ユニット58、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
【0061】
なお、帯電ユニット30には、前述したニアエンドセンサ754及びエンドセンサ756が設けられており、これらのセンサは、それぞれ、感光体廃トナーボックス752内のトナーTが満杯に近づいたことを、また、感光体廃トナーボックス752内のトナーTが満杯になったことを検知する。これらのセンサが当該検知をしたときには、前記情報がユニットコントローラ102に送られ、表示ユニット95によるユーザへの報知等が行われる。
また、露光ユニット40に接続された露光ユニット駆動制御回路122には 現像剤の消費量を検知するための消費量検知手段の一例としての画素カウンタ124が設けられており、露光ユニット40に入力される画像データの画素数をカウントする。画素カウンタ124は、露光ユニット40に設けてもよいし、メインコントローラ101に設けてもよい。なお、画素数とは、プリンタ10の基本解像度単位の画素数、換言すれば、実際に印字する画像の画素数である。トナーTの消費量は、画素数に比例するため、画素数をカウントすることにより、トナーTの消費量を検知することができる。
【0062】
また、YMCK現像ユニット50に接続されたYMCK現像ユニット駆動制御回路122には、現像バイアス発生装置130及び現像バイアス制御回路132が設けられている。感光体20上に形成された潜像を現像する際には、現像バイアス発生装置130により現像ローラ510に現像バイアスが印加され、現像ローラ510と感光体20との間に交番電界が形成される。また、現像バイアス制御回路132は、現像バイアスのオンオフの制御や適切な現像バイアス値の設定を行う役割を果たす。
【0063】
また、転写ユニット58は、一次転写ユニット60、二次転写ユニット80等とともに前述した同期用読取センサRS、ニアエンドセンサ854及びエンドセンサ856を有している。
【0064】
同期用読取センサRSにより得られた垂直同期信号Vsyncは、ユニットコントローラ102に送られる。また、ニアエンドセンサ854及びエンドセンサ856は、それぞれ、中間転写体廃トナーボックス852内のトナーTが満杯に近づいたことを、また、中間転写体廃トナーボックス852内のトナーTが満杯になったことを検知する。これらのセンサが当該検知をしたときには、前記情報がユニットコントローラ102に送られ、表示ユニット95によるユーザへの報知等が行われる。
【0065】
また、転写ユニット58に接続された転写ユニット駆動制御回路134には、一次転写バイアス発生回路136、一次転写バイアス制御回路138、二次転写バイアス発生回路140及び二次転写バイアス制御回路142が設けられている。感光体20上に形成されたトナーが、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される際に、一次転写バイアス発生回路136により一次転写バイアスが一次転写ユニット60に印加される。また、後述するように、中間転写体70のトナーが、一次転写ユニット60によって、感光体20に転写される際にも、一次転写バイアス発生回路136により一次転写バイアスが一次転写ユニット60に印加される。一次転写バイアス制御回路138は、一次転写バイアスのオンオフの制御や適切な一次転写バイアス値の設定を行う役割を果たす。
【0066】
また、中間転写体70上に形成されたトナー像が、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって、記録媒体に転写される際に、二次転写バイアス発生回路140により二次転写バイアスが二次転写ユニット80に印加される。また、二次転写バイアス制御回路142は、二次転写バイアスのオンオフの制御や適切な二次転写バイアス値の設定を行う役割を果たす。
【0067】
また、ユニットコントローラ102には、RAM126が設けられており、当該RAM126には、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量及び中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量と、後述する手段により得られる感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量及び中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量に係る情報が格納される。
【0068】
また、ユニットコントローラ102には、前述した第一ジャムセンサ200、第二ジャムセンサ202、第三ジャムセンサ204、第四ジャムセンサ206を制御するためのジャムセンサ制御回路が備えられており、上記ジャムセンサからのジャム検知信号は、当該ジャムセンサ制御回路を介してCPU120に送られる。
【0069】
===プリンタ10の画像形成時の動作===
次に、このように構成されたプリンタ10の画像形成時の動作について、説明する。
【0070】
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体70が回転する。そして、その後、前記同期用読取センサRSにより中間転写体70の基準位置が検出され、パルス信号が出力される。かかるパルス信号はユニットコントローラ102に送られ、当該パルス信号を基準として、換言すれば、当該パルス信号が送られてから所定時間経過後に、現像装置に設けられた現像剤担持体の一例としての現像ローラが回転し始める。また、以下に述べる種々の動作も当該パルス信号に基づいて行われる。
【0071】
感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54を、感光体20に対向した現像位置に位置させる。
【0072】
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーTの帯電極性とは逆の極性の第一転写手段に印加される転写バイアスとしての一次転写バイアス(電圧)が印加される。なお、この間、二次転写ユニット80及び中間転写体クリーニングユニット85は、中間転写体70から離間している。
【0073】
なお、感光体20は一次転写位置を経過した後に、感光体クリーニングユニット75に支持されたクリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーTが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーTは、感光体クリーニングユニット75が備える感光体廃トナーボックス752に回収される。
【0074】
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
【0075】
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともにトナーTの帯電極性とは逆の極性の二次転写バイアス(電圧)が当該二次転写ユニット80に印加される。また、中間転写体70上の残留トナーTは、中間転写体クリーニングユニット85に支持されたクリーニングブレード87によって掻き落とされる。掻き落とされたトナーTは、中間転写体クリーニングユニット85が備える中間転写体廃トナーボックス852に回収される。
【0076】
記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着され、その後、当該記録媒体は記録媒体排出口98へ送られ、排出される。
【0077】
===第一の実施の形態===
次に、本発明の第一の実施の形態として、記録媒体のジャム発生の際に、感光体20や中間転写体70上に残存したトナーTを回収する手順について図4を用いて説明する。図4は、第一の実施の形態を説明するためのフローチャートである。なお、本実施の形態においては、説明を解りやすくするために、記録媒体一枚に画像形成を行う例について、上記手順を説明するが、複数の記録媒体に連続的に画像形成を行う場合にも、適用可能である。
【0078】
先ず、前述した画像形成時のプリンタ10の動作中に記録媒体にジャムが発生したとする(ステップS2)。この際に、既述のジャムセンサは、記録媒体のジャムを検知し、ジャム検知信号を、ユニットコントローラ102に、すなわち、ジャムセンサ制御回路を介してCPU120に、送る。
ジャム検知信号を受け取ったユニットコントローラ102は、各種駆動制御回路を制御して、感光体20、中間転写体70、現像ローラ510等の駆動を停止させ、ユーザに対しジャムが発生した旨を表示ユニット95において報知する。
ユーザは当該報知に対応して、復帰処理を実行する(ステップS4)。すなわち、ユーザは、ジャムが発生した記録媒体を取り除き、不図示のプリントボタンを押すことにより、画像形成を再開させる。
ユニットコントローラ102は、プリントボタンが押されたことを検知し、記録媒体のジャム発生の際に感光体20や中間転写体70上に残存したトナーTの回収を実行する。当該トナーTは、感光体クリーニングユニット75又は中間転写体クリーニングユニット85により回収される。
【0079】
後に詳しく説明するように、本実施の形態においては、当該トナーTの回収に際し、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量と、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量と、前記ジャム検知信号が発せられるタイミングと、に応じて一次転写ユニット60に対する制御を決定する。したがって、ユニットコントローラ102は、RAM126に格納されている感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量と、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量を読み込む(ステップS6)。
【0080】
なお、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量は、一般的に、これらの廃トナーボックスの容積に依存し、これらの量は既知である。また、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量を把握する手段については、後述する。
【0081】
次に、ユニットコントローラ102は、一次転写ユニット60への制御を決定する(ステップS8)。
例を挙げて説明する。先ず、記録媒体が、給紙トレイ92から記録媒体搬送路に供給されてすぐにジャムが発生したとする。この場合には、第一ジャムセンサ200が記録媒体のジャムを検知することとなる。このタイミングでジャムが検知された際の感光体20及び中間転写体70上の残存トナーTを考察すると、当該タイミングは二次転写ユニット80により記録媒体へのトナーTの転写が開始される直前であるため、感光体20上及び中間転写体70上には多くのトナーTが残存していることが予測される。
【0082】
このような場合には、多くのトナーTを回収する必要があるから、前述したRAM126から読み込んだ情報に基づいて、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量から感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量を引いた量(以下、感光体空き量とも呼ぶ)と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量から中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量を引いた量(以下、中間転写体空き量とも呼ぶ)を、それぞれ求め、感光体空き量の方が中間転写体空き量よりも少なければ、感光体20から中間転写体70にトナーTを転写し(ステップS8の制御1)、感光体空き量の方が中間転写体空き量よりも多ければ、逆に、中間転写体70から感光体20にトナーTを転写する(ステップS8の制御2)。すなわち、感光体空き量の方が中間転写体空き量よりも少なければ、感光体20上の残存トナーTを中間転写体70に転写し、中間転写体クリーニングユニット85によって、より多くのトナーTを回収するようにする。逆に、感光体空き量の方が中間転写体空き量よりも多ければ、中間転写体70上の残存トナーTを感光体20に転写し、感光体クリーニングユニット75によって、より多くのトナーTを回収するようにする。
【0083】
次の例として、二次転写ユニット80によって記録媒体にトナー像が転写され、定着ユニット90を通過後、排出される直前にジャムが発生した場合について検討する。この場合には、第四ジャムセンサ200が記録媒体のジャムを検知することとなる。このタイミングでジャムが検知された際の感光体20及び中間転写体70上の残存トナーTを考察すると、当該タイミングは二次転写ユニット80による記録媒体一枚へのトナーTの転写が終了した後であるため、中間転写体70上にのみ未だ回収されていない僅かなトナーTが残存していることが予測される(本実施の形態では、感光体20上のトナーTは、本タイミングにおいて既に回収済みであるとする)。
【0084】
このような場合には、基本的には、感光体20及び中間転写体70間でのトナーTの転写は行わない(ステップS8の制御3)。すなわち、残存しているトナーTの量は少ないから、先の例で示したような特別な制御は行わず、中間転写体クリーニングユニット85によって、トナーTを回収するようにする。そして、中間転写体空き量が僅かであるときに限って、中間転写体70から感光体20にトナーTを転写する(ステップS8の制御2)ようにして、感光体クリーニングユニット75によって、より多くのトナーTを回収する。
【0085】
次に、決定された制御によって感光体20上のトナーT又は前記中間転写体70上のトナーTを感光体クリーニングユニット75又は中間転写体クリーニングユニット85により回収する手順について説明する。
【0086】
制御1が選択された場合には、感光体20上のトナーTは、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、所定の一次転写バイアスが印加される。
そして、転写されずに感光体20に残されたトナーTは、感光体20の回転により感光体クリーニングユニット75に導かれ、前述したクリーニングブレード76によって掻き落とされた結果、感光体廃トナーボックス752に回収される(ステップS10)。一方、感光体20上から中間転写体70に転写されたトナーTと中間転写体70上に残存しているトナーTは、中間転写体70の回転により中間転写体クリーニングユニット85に導かれ、クリーニングブレード87によって掻き落とされた結果、中間転写体廃トナーボックス852に回収される(ステップS10)。
【0087】
制御2が選択された場合には、中間転写体70上のトナーTは、中間転写体70の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、感光体20に転写される。この際、一次転写ユニット60には、通常の一次転写バイアスとは逆極性のバイアスが印可される。なお、中間転写体70上のトナーTが、一次転写位置に至る前に、中間転写体クリーニングユニット85に回収されてしまわないように、中間転写体クリーニングユニット85は、中間転写体70から離間される。
そして、転写されずに中間転写体70に残されたトナーTは、中間転写体70の回転により中間転写体クリーニングユニット85に導かれ、前述したクリーニングブレード87によって掻き落とされた結果、中間転写体廃トナーボックス852に回収される(ステップS10)。一方、中間転写体70上から感光体20に転写されたトナーTと感光体20上に残存しているトナーTは、感光体20の回転により感光体クリーニングユニット75に導かれ、クリーニングブレード76によって掻き落とされた結果、感光体廃トナーボックス752に回収される(ステップS10)。
【0088】
制御3が選択された場合には、感光体20及び中間転写体70間でのトナーTの転写は行わず、感光体20上に残存しているトナーTは、感光体廃トナーボックス752に回収され、中間転写体70上に残存しているトナーTは、中間転写体廃トナーボックス852に回収される(ステップS10)。
【0089】
なお、以上の処理を行うためのプログラムは、ユニットコントローラ102に備えられたROMに格納されており、かかるプログラムはCPU120により実行される。
【0090】
このように、ジャムセンサにより記録媒体のジャムが検知された際に、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて一次転写ユニット60に対する制御を決定し、決定された該制御によって感光体20上のトナーT又は中間転写体70上のトナーTを感光体クリーニングユニット75又は中間転写体クリーニングユニット85により回収させることにより、効率的に現像剤を回収することが可能となる。
【0091】
すなわち、背景技術の項で説明したとおり、感光体クリーニングユニット75、中間転写体クリーニングユニット85が回収可能なトナーTの最大量は、一般的に、これらのクリーニングユニットに設けられた廃トナーボックスの容積に依存し、当該廃トナーボックスの容積は、予想される印字条件(印字比率やカラー・モノクロ画像形成比率等)等に基づいて、通常の画像形成や強制消費等によりどちらのクリーニングユニットにどれくらいのトナーTが回収されるかを予測して設計される。しかしながら、上記印字条件等は画像形成装置のユーザによる使用法(文字が多いか絵が多いか、カラー画像形成が多いかモノクロ画像形成が多いか等)により異なってくるため、その使用法によっては、どちらかの廃トナーボックスが先に満杯になってしまう可能性がある。かかる場合に、一般的には、トナーTが満杯となった感光体廃トナーボックス752又は中間転写体廃トナーボックス852を交換するために新規の感光体廃トナーボックス752又は中間転写体廃トナーボックス852を購入する必要があるが、交換の対象ではない方の廃トナーボックスにはまだトナーTを収容することができることを考えると、かかる状況は非効率的である。
【0092】
そこで、上記のように、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて一次転写ユニット60に対する制御を決定し、決定された該制御によって感光体20上のトナーT又は中間転写体70上のトナーTを感光体クリーニングユニット75又は中間転写体クリーニングユニット85により回収させることにより、効率的に感光体クリーニングユニット75と中間転写体クリーニングユニット85に振り分けて回収することが可能となる。
【0093】
===クリーニングユニット内のトナーTの量を把握する手段===
次に、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量を把握する手段について説明する。
【0094】
本実施の形態においては、前述した画素カウンタ124が検知したトナーTの消費量に基づいて、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量を求める。
【0095】
例を挙げて説明する。先ず、通常の画像形成において、前述したVsync信号の1パルス分毎に(換言すれば、中間転写体70の一回転毎に)、感光体クリーニングユニット75及び中間転写体クリーニングユニット85により回収されるトナーTの量について考察する。
【0096】
既述の通り、中間転写体70が1回転する間に露光ユニット40に入力された画像データの画素数は、画素カウンタ124によりカウントすることにより得られる。また、現像に用いられるトナーTの1画素当たりの量は既知なので、中間転写体70が1回転する間に現像に用いられるトナーTの量を求めることができる。本実施の形態においては、このようにして求められたトナーTの量が30mgであったとする。
【0097】
現像が行われて感光体20に付着した当該トナーTは、一次転写ユニット60により中間転写体70に転写されるが、当該転写において一次転写ユニット60に印加される一次転写バイアスは既知であるから、当該一次転写バイアスに対応した転写効率が得られる。本実施の形態において、かかる転写効率が90%であるとすると、中間転写体70に転写されるトナーTの量は30mg×0.9=27mgとなり、一方で、感光体20に残されるトナーTの量は30mg×(1−0.9)=3mgとなる。
【0098】
中間転写体70に転写されたトナーTは、二次転写ユニット80により転写材に転写されるが、当該転写において二次転写ユニット80に印加される二次転写バイアスは既知であるから、当該二次転写バイアスに対応した転写効率が得られる。本実施の形態において、かかる転写効率が90%であるとすると、転写材に転写されるトナーTの量は27mg×0.9=24.3mgとなり、一方で、中間転写体70に残されるトナーTの量は27mg×(1−0.9)=2.7mgとなる。
【0099】
次に、通常の画像形成において、前述したVsync信号の1パルス分毎に(換言すれば、中間転写体70の一回転毎に)発生するカブリ量について考察する。
当該カブリ量は、中間転写体70が1回転する間に現像に用いられるトナーTの量に関わらず、ほぼ一定の量となることが知られている。本実施の形態においては、中間転写体70が1回転する間に発生するカブリ量を5mgとする。また、当該カブリの殆どは、その極性から、中間転写体70には転写されずに感光体20上に残存する。
【0100】
上記を基に、感光体20上に残存するトナーTと中間転写体70上に残存するトナーTの量を求めると、前者は3mg+5mg=8mg、後者は2.7mgとなる。そして、これらのトナーTは、それぞれ、感光体クリーニングユニット75、中間転写体クリーニングユニット85により回収される。
【0101】
このようにして、中間転写体70の一回転毎の感光体クリーニングユニット75及び中間転写体クリーニングユニット85により回収されるトナーTの量を求めることができる。そして、中間転写体70が回転する毎にこれらの量を累積することにより、感光体クリーニングユニット75内のトナーTと中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量を求めることが可能となる。
【0102】
なお、上記においては、通常の画像形成において、感光体クリーニングユニット75、中間転写体クリーニングユニット85により回収されるトナーTの量について考察したが、これらのクリーニングユニットにより回収されるトナーTの量の厳密な算出を求めるならば、通常の画像形成以外の動作において回収されるトナーTの量を考慮に入れてもよい。
【0103】
また、上記においては、画素カウンタ124が検知したトナーTの消費量に基づいて、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量を求めることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、上記クリーニングユニット内のトナーTの量を測定するための測定器を用意し、上記クリーニングユニット内のトナーTの量を当該測定器により測定してもよい。
【0104】
ただし、画素カウンタ124が検知したトナーTの消費量に基づいて、クリーニングユニット内のトナーTの量を求める方法の場合には、プリンタ10の機器構成を簡略化することができる点で、より望ましい。
【0105】
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
【0106】
上記実施の形態においては、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量と、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量と、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて、一次転写ユニット60に対する制御を決定することとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量と、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量を考慮しないこととしてもよい。
【0107】
ただし、このようにすれば、一次転写ユニット60に対する制御を決定するためのより正確な判断が可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0108】
また、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量は考慮するが、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量は考慮しないこととしてもよいが、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量が大きく異なる場合等に特に、より正確な判断が可能となる点で上記実施の形態の方が望ましい。
【0109】
また、上記実施の形態においては、一次転写ユニット60に対する制御を決定するにあたって、記録媒体にジャムが発生した際に感光体20上に残存するトナーTと中間転写体70に残存するトナーTの量(又は双方のトナー量の比率)を考慮することは行わなかったが、これらの要素を考慮してもよい。
【0110】
前述した通り、通常の画像形成において、画素カウンタ124によりカウントされる画像データの画素数から感光体20上に付着させるトナーTの量は把握可能である。また、当該トナーTの量と既知の一次転写バイアスから感光体20に残されるトナーTの量は把握可能である。また、既知の二次転写バイアスを考慮することによって中間転写体70に残されるトナーTの量は把握可能である。さらに、プリンタ10の画像形成時の動作は、前記同期用読取センサRSにより出力される垂直同期信号Vsyncを基準にして管理されているため、ジャムセンサにより記録媒体のジャムが検知された際のプリンタ10の動作は把握可能である。例えば、ジャムが検知された際の垂直同期信号Vsync出力後の時間から、感光体20や中間転写体70の回転位置を求めることができる。したがって、記録媒体にジャムが発生した際に感光体20上に残存するトナーTと中間転写体70に残存するトナーTの量を把握することができる。
【0111】
また、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量と、の差が少なくなるように、一次転写ユニット60に対する制御を決定することとしてもよい。例えば、クリーニングユニット75内のトナーTの量と中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量と、記録媒体にジャムが発生した際に感光体20上に残存するトナーTと中間転写体70に残存するトナーTの量を求め、前記差が少なくなるように、一次転写ユニット60に対する制御を決定することとしてもよい。
【0112】
このようにすれば、感光体クリーニングユニット75の交換時期と中間転写体クリーニングユニット85の交換時期を一致させることができる。
【0113】
また、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量から感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量を引いた量と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量から中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量を引いた量と、の差が少なくなるように、一次転写ユニット60に対する制御を決定することとしてもよい。例えば、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量から感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量を引いた量と中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量から中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量を引いた量と、記録媒体にジャムが発生した際に感光体20上に残存するトナーTと中間転写体70に残存するトナーTの量を求め、前記差が少なくなるように、一次転写ユニット60に対する制御を決定することとしてもよい。
【0114】
このようにすれば、感光体クリーニングユニット75の交換時期と中間転写体クリーニングユニット85の交換時期が一致する可能性がより高くなる。また、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量と、中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量が大きく異なる場合には、さらに効果的である。
【0115】
また、上記実施の形態においては、一次転写ユニット60を制御して、中間転写体70上のトナーTを感光体20上に転写することとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、当該転写を行わないこととしてもよい。
ただし、このようにすれば、効率的にトナーTを回収することを可能とするためのきめ細かな制御が可能となる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。 また、一次転写ユニット60に対する制御として、一次転写ユニット60に印加される転写バイアスを制御することとしてもよい。
【0116】
例えば、感光体廃トナーボックス752が収容可能なトナーTの量から感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量を引いた量と中間転写体廃トナーボックス852が収容可能なトナーTの量から中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量を引いた量と、記録媒体にジャムが発生した際に感光体20上に残存するトナーTと中間転写体70に残存するトナーTの量を求め、前記差が少なくなるように、感光体20から中間転写体70にトナーTを転写する際(前述した制御1の場合)の転写バイアスを制御して転写されるトナーTの量を調整することが可能である。また、中間転写体70から感光体20にトナーTを転写する際(前述した制御2の場合)に転写バイアスを制御する場合についても同様である。
このようにすれば、効率的にトナーTを回収することを可能とするためのきめ細かな制御が可能となる。
【0117】
また、転写バイアスの大きさを変えることによって、一次転写ユニット60に印加される転写バイアスを制御することとしてもよい。
このようにすれば、効率的にトナーTを回収することを可能とするためのきめ細かな制御を簡易に実現することが可能となる。
【0118】
また、転写バイアスを時間的に変化させることによって、一次転写ユニット60に印加される転写バイアスを制御することとしてもよい。
本件については、図5を用いて説明する。図5は、一次転写ユニット60に印加する転写バイアスの一例を示した図である。図5に示すように、本実施の形態においては、一次転写ユニット60に印加される転写バイアスを時間的に変化させる。そして、当該転写バイアスをオンオフさせ、転写バイアスのオン時間とオフ時間の比率を変化させることによって、転写されるトナーTの量を調整することが可能である。
【0119】
このように、一次転写ユニット60に印加される転写バイアスを時間的に変化させる場合には、さらにきめ細かな制御を実現することができる点でメリットがある。
なお、転写バイアスをオンオフさせるのではなく、2種類の異なる大きさの転写バイアス(例えば、50Vと100V)間で変化させるようにしてもよい。また、変化させる転写バイアスは2種類に限定されるものではなく、3種類以上でもよい。また、転写バイアスを離散的に変化させるのではなく、連続的に変化させてもよい。
【0120】
また、上記において、一次転写ユニット60に印加される転写バイアスを制御する2つの例を示したが、当然のことながら、これらの方策を組み合わせても構わない。
【0121】
また、上記実施の形態においては、感光体廃トナーボックス752及び中間転写体廃トナーボックス852は交換可能であり、交換のための感光体廃トナーボックス752及び中間転写体廃トナーボックス852は一揃いとして販売されていることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、交換のための感光体廃トナーボックス752と中間転写体廃トナーボックス852は別個に販売されていることとしてもよい。
【0122】
ただし、感光体廃トナーボックス752及び中間転写体廃トナーボックス852は交換可能であり、交換のための感光体廃トナーボックス752及び中間転写体廃トナーボックス852は一揃いとして販売されている場合には、トナーTが満杯となった廃トナーボックスを交換したいがために、交換の対象ではない方の不必要な廃トナーボックスも買わされるという不都合を解消することができるという効果が発揮される点で、上記実施の形態の方がより効果的である。
【0123】
また、ユーザが新規の廃トナーボックスを捨ててしまうという背景技術の項で説明した状況を抑止することができるため、廃トナーボックスのリサイクルが促進されるという効果や環境への配慮が適切に成されるという効果も発揮される点で、上記実施の形態の方がより効果的である。
【0124】
また、上記実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
【0125】
ただし、本発明をレーザビームプリンタに適用する場合には、当該レーザビームプリンタの小型化への要請が強いため、感光体用の廃トナーボックスと中間転写体用の廃トナーボックスを共通化することは困難となる。したがって、上述した効果、すなわち、効率的にトナーTを回収することが可能となるという効果がより有効に発揮されることとなる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
【0126】
また、感光体については、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
【0127】
また、上記実施の形態においては、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量と、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて、一次転写ユニット60に対する制御を決定することとしたが、当然のことながら、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量が所定量に達したか否かと、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量が所定量に達したか否かと、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて、一次転写ユニット60に対する制御を決定する場合も、感光体クリーニングユニット75内のトナーTの量と、中間転写体クリーニングユニット85内のトナーTの量と、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて、一次転写ユニット60に対する制御を決定する場合に含まれる。
【0128】
また、上記実施の形態においては、4つのジャムセンサの例に基づいて説明したが、当該ジャムセンサの数は4つに限られるものではなく、また、ジャムセンサの位置についても、既述の位置に限定されるものではない。
【0129】
また、上記実施の形態においては、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて一次転写ユニット60に対する制御を決定することとしたが、複数のジャムセンサのうちどのジャムセンサが記録媒体のジャムを検知したかによってジャム検知信号が発せられるタイミングが異なってくることから、どのジャムセンサが記録媒体のジャムを検知したかに応じて一次転写ユニット60に対する制御を決定する場合も、広義には、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて一次転写ユニット60に対する制御を決定する場合に含まれる。
【0130】
また、上記実施の形態においては、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて一次転写ユニット60に対する制御を決定することとしたが、ジャムセンサ制御回路からジャム検知信号が発せられるタイミング、ジャムセンサ制御回路がジャムセンサから当該信号を受け取るタイミング、又は、CPU120がジャムセンサ制御回路若しくはジャムセンサから当該信号を受け取るタイミング、に応じて、前記制御を決定する場合も、広義には、ジャムセンサからジャム検知信号が発せられるタイミングに応じて一次転写ユニット60に対する制御を決定する場合に含まれる。
【0131】
また、上記実施の形態においては、感光体20は、帯電ユニット30及び感光体クリーニングユニット75と共に、感光体キットとしてユニット化されていることとしたが、これに限定されるものではない。
【0132】
また、感光体キットと中間転写体クリーニングユニット85は、それぞれ、プリンタ10本体に対して着脱可能であり、交換用の感光体キットと中間転写体クリーニングユニット85がセットで販売されていることとしたが、これに、限定されるものではなく、例えば、感光体廃トナーボックス752と中間転写体廃トナーボックス852が、それぞれ、プリンタ10本体に対して着脱可能であり、交換用の感光体廃トナーボックス752と中間転写体廃トナーボックス852がセットで販売されていることとしてもよい。
【0133】
===コンピュータシステム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例であるコンピュータシステムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0134】
図8は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0135】
図9は、図8に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
【0136】
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。
【0137】
また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
【0138】
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0139】
【発明の効果】
本発明によれば、効率的に現像剤を回収する画像形成装置、コンピュータプログラム、及び、コンピュータシステムを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御ユニットを示すブロック図である。
【図3】現像装置の主要構成要素を示した断面図である。
【図4】第一の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
【図5】一次転写ユニット60に印加する転写バイアスの一例を示した図である。
【図6】感光体クリーニングユニット75を模式的に表した説明図である。
【図7】中間転写体クリーニングユニット85を模式的に表した説明図である。
【図8】コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。
【図9】図8に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 レーザビームプリンタ(本体)
20 感光体
30 帯電ユニット
40 露光ユニット
50 YMCK現像ユニット
50a 回転軸
51 ブラック現像装置
52 マゼンタ現像装置
53 シアン現像装置
54 イエロー現像装置
55 支持フレーム
55a、55b、55c、55d 保持部
58 転写ユニット
60 一次転写ユニット
70 中間転写体
75 感光体クリーニングユニット
76 クリーニングブレード
80 二次転写ユニット
85 中間転写体クリーニングユニット
87 クリーニングブレード
90 定着ユニット
92 給紙トレイ
94 給紙ローラ
95 表示ユニット
96 レジローラ
98 記録媒体排出口
100 制御ユニット
101 メインコントローラ
102 ユニットコントローラ
112 インターフェイス
113 画像メモリ
120 CPU
122 露光ユニット駆動制御回路
124 画素カウンタ
126 RAM
128 YMCK現像ユニット駆動制御回路
130 現像バイアス発生装置
132 現像バイアス制御回路
134 転写ユニット駆動制御回路
136 一次転写バイアス発生装置
138 一次転写バイアス制御回路
140 二次転写バイアス発生装置
142 二次転写バイアス制御回路
200 第一ジャムセンサ
202 第二ジャムセンサ
204 第三ジャムセンサ
206 第四ジャムセンサ
510 現像ローラ
520 シール部材
522 シール支持板金
524 シール付勢部材
530 トナー収容部
540 フレーム
550 トナー供給ローラ
560 規制ブレード
560a ゴム部
560b ゴム支持部
562 ブレード支持板金
570 ブレード裏部材
752 感光体廃トナーボックス
754 ニアエンドセンサ
756 エンドセンサ
852 中間転写体廃トナーボックス
854 ニアエンドセンサ
856 エンドセンサ
1000 コンピュータシステム
1102 コンピュータ本体
1104 表示装置
1106 プリンタ
1108 入力装置
1108A キーボード
1108B マウス
1110 読取装置
1110A フレキシブルディスクドライブ装置
1110B CD−ROMドライブ装置
1202 内部メモリ
1204 ハードディスクドライブユニット
T トナー
RS 同期用読取センサ

Claims (3)

  1. 感光体に形成された潜像をトナーにて現像するための現像ローラと、前記感光体上のトナーを転写材に転写する際の媒体となる中間転写体と、前記感光体上のトナーを前記中間転写体に転写可能な一次転写ユニットと、前記感光体に残存したトナーを回収し収容する感光体クリーニングユニットと、前記中間転写体上のトナーを前記転写材に転写可能な二次転写ユニットと、前記中間転写体に残存したトナーを回収し収容する中間転写体クリーニングユニットと、給紙トレイから記録媒体搬送路に供給され、搬送経路で前記転写材がジャムした際、転写材のジャムを検知するためのジャム検知手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記ジャム検知信号が発せられるタイミングと、に基づいて前記一次転写ユニットへの制御を決定し、
    前記転写材が前記給紙トレイから前記記録媒体搬送路に供給されてすぐにジャムが発生した場合には、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量から前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量を引いた空き量が、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量から前記中間転写体クリーニングユニット内のトナーの量を引いた空き量よりも少なければ、前記感光体から前記中間転写体にトナーを転写するように一次転写ユニットを制御するとともに、前記感光体から前記中間転写体に転写されたトナーを前記中間転写体クリーニングユニットにより回収させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 感光体に形成された潜像をトナーにて現像するための現像ローラと、前記感光体上のトナーを転写材に転写する際の媒体となる中間転写体と、前記感光体上のトナーを前記中間転写体に転写可能な一次転写ユニットと、前記感光体上に残存したトナーを回収し収容する感光体クリーニングユニットと、前記中間転写体上のトナーを前記転写材に転写可能な二次転写ユニットと、前記中間転写体上に残存したトナーを回収し収容する中間転写体クリーニングユニットと、給紙トレイから記録媒体搬送路に供給され、搬送経路で前記転写材がジャムした際、転写材のジャムを検知するためのジャム検知手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記ジャム検知信号が発せられるタイミングと、に基づいて前記一次転写ユニットへの制御を決定し、
    前記転写材が前記給紙トレイから前記記録媒体搬送路に供給されてすぐにジャムが発生した場合には、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量から前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量を引いた空き量が、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量から前記中間転写体クリーニングユニット内のトナーの量を引いた空き量よりも多ければ、前記中間転写体から前記感光体にトナーを転写するように一次転写ユニットを制御するとともに、前記中間転写体から前記感光体に転写されたトナーを前記感光体クリーニングユニットにより回収させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 感光体に形成された潜像をトナーにて現像するための現像ローラと、前記感光体上のトナーを転写材に転写する際の媒体となる中間転写体と、前記感光体上のトナーを前記中間転写体に転写可能な一次転写ユニットと、前記感光体上に残存したトナーを回収し収容する感光体クリーニングユニットと、前記中間転写体上のトナーを前記転写材に転写可能な二次転写ユニットと、前記転写材上に転写されたトナーを定着する定着ユニットと、前記中間転写体上に残存したトナーを回収し収容する中間転写体クリーニングユニットと、前記転写材が前記定着ユニットを通過後、排出される直前にジャムした際、転写材のジャムを検知するためのジャム検知手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記感光体クリーニングユニット内のトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニ ット内のトナーの量と、前記感光体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記中間転写体クリーニングユニットが収容可能なトナーの量と、前記ジャム検知信号が発せられるタイミングと、に基づいて前記一次転写ユニットへの制御を決定し、
    前記転写材が前記定着ユニットを通過後、排出される直前にジャムが発生した場合には、前記感光体及び前記中間転写体間でのトナーの転写は行わず、前記感光体上のトナーを前記感光体クリーニングユニットにより回収させ、前記中間転写体上のトナーを前記中間転写体クリーニングユニットにより回収させることを特徴とする画像形成装置。
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