JP2007286299A - 粉体回収装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉体回収容器が満杯になったことを正確に検出すること。
【解決手段】回収された粉体が蓄積される粉体回収容器(1)に蓄積された粉体の蓄積量を検出する蓄積量検出センサ(21)と、前記蓄積量検出センサ(21)による検知結果に基づいて、前記蓄積量検出センサ(21)が配置された高さまで粉体が蓄積されたか否かを検出する蓄積検出手段(C9)と、前記蓄積量検出センサ(21)の高さまで粉体が蓄積された後での前記粉体の回収量をカウントする回収量カウント手段(C11)であって、粉体回収時の画像形成装置(U)の動作モードに対応して設定された前記回収量をカウントする前記回収量カウント手段(C11)と、前記回収量カウント手段(C11)でカウントされた累積回収量に基づいて、前記粉体回収容器(1)が満杯か否かを判別する満杯判別手段(C14)と、を備えた画像形成装置。
【選択図】図6

Description

本発明は、トナーや紙粉等の粉体を回収される粉体回収容器を備えたプリンタ、FAX、複写機またはこれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関し、特に、粉体回収容器内の粉体量を検出するセンサを有し、前記センサで粉体有りを検出した後でもしばらく粉体回収容器に粉体を回収可能な画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置では、記録用紙にトナー像が転写された後に像担持体(感光体や中間転写体)表面にトナーが残留したり、記録用紙からの紙粉が付着することがある。したがって、従来の画像形成装置には、残留トナーや紙粉等の粉体をクリーナで除去して、粉体回収容器に搬送し蓄積することで粉体の回収を行っている。
このような、粉体回収装置では、前記粉体回収容器に蓄積された粉体の量を検出して、粉体があふれ出さないように、適切な時期に交換する必要がある。
粉体回収容器に収容された粉体の量を検出するための技術として、下記の従来技術(J01)が公知である。
(J01)特許文献1(特開2002−341710号公報)記載の技術
特許文献1には、回収ボックス(20)の一側面部(20b)に、回収ボックス内部に向けて窪むように突出する2つの凹部(33,34)を形成し、各凹部(33,34)にフォトセンサ(50)の発光部(51)と受光部(52)とを配置することにより、凹部(33,34)により挟まれた内部空間(31)の高さまで現像剤が蓄積されたか否かを検出する技術が記載されている。また、特許文献1には、前記内部空間(31)と回収ボックス(20)との間には仕切部材(40)が配置され、内部空間(31)に舞い上がった現像剤が進入しないように構成されている。
特開2002−341710号公報(「0027」〜「0062」、図3、図4)
(従来技術の問題点)
前記従来技術では、回収ボックスの所定の高さまで現像剤が蓄積されると内部空間に現像剤が進入してフォトセンサにより検出されるが、フォトセンサの配置位置との関係で、フォトセンサで現像剤(粉体)が検出された状態では、回収ボックスにはまだ余裕があり、回収ボックスが本当に満杯になっていないことがある。したがって、満杯前に回収ボックスを交換すると交換回数が多くなり、手間やコストがかかるという問題がある。また、前記従来技術において仕切部材を設けた場合、現像剤の流動性や温度、湿度等により現像剤が内部空間に進入するタイミングがばらつくこともあり、正確に交換タイミングが検知し難いという問題もある。
これに対応するために、フォトセンサで現像剤を検出後に、プリント枚数や現像剤の補給回数(トナーディスペンス回数)に依存する回収量をカウントして、回収量を推定し、累積回収量が実験等により予め算出された所定量以上になったか否かを判別することで、回収ボックス(粉体回収容器)が満杯になったか否かを判別することが考えられる。
しかし、一般的な画像形成装置では、使用する用紙の種類(普通紙や厚紙、OHPシート等)や環境(温度や湿度)に応じた動作モードを有しており、各動作モード毎に最適な画像形成条件(転写電圧や用紙搬送速度等)で画像形成が行われている。また、画像形成動作中は感光体や中間転写体等の像担持体表面に残留したトナー等を一時的に吸着保持し、所定のタイミングで実行されるリフレッシュモード時に吸着保持したトナーを像担持体上に吐出したり、現像器内の混色したトナーを像担持体表面に吐出して、転写ロール等に順次転写して移動し、転写ロールクリーナで回収する技術(特開2003−029588号公報等参照)もある。このように、複数の動作モードを有する画像形成装置では、各動作モード毎に回収される現像剤(粉体)の量が異なることがあるため、単純にプリント枚数や現像剤補給回数をカウントするだけでは、正確な回収量を検出することは困難である。累積回収量が実際の回収量と異なると、カウントした累積回収量ではまだ満杯になっていなくても、実際には回収ボックスが満杯になっていることがあり、回収ボックスからトナーが漏れだして画像形成装置内の汚れ、装置の故障や画質が低下する問題がある。
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)粉体回収容器が満杯になったことを正確に検出すること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために第1発明の画像形成装置は、
粉体を担持する粉体担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3,Rt)から回収された粉体が蓄積される粉体回収容器(1)と、
前記粉体回収容器(1)に蓄積された粉体の蓄積量を検出する蓄積量検出センサ(21)と、
前記蓄積量検出センサ(21)による検知結果に基づいて、前記蓄積量検出センサ(21)が配置された高さまで粉体が蓄積されたか否かを検出する蓄積検出手段(C9)と、
前記蓄積量検出センサ(21)の高さまで粉体が蓄積された後での前記粉体の回収量をカウントする回収量カウント手段(C11,C11′)であって、粉体回収時の画像形成装置(U)の動作モードに対応して設定された前記回収量をカウントする前記回収量カウント手段(C11,C11′)と、
前記回収量カウント手段(C11,C11′)でカウントされた累積回収量(N1,N2)に基づいて、前記粉体回収容器(1)が満杯か否かを判別する満杯判別手段(C14)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の画像形成装置(U)では、粉体回収容器(1)は、粉体を担持する粉体担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3,Rt)から回収された粉体が蓄積される。蓄積量検出センサ(21)は、前記粉体回収容器(1)に蓄積された粉体の蓄積量を検出する。蓄積検出手段(C9)は、前記蓄積量検出センサ(21)による検知結果に基づいて、前記蓄積量検出センサ(21)が配置された高さまで粉体が蓄積されたか否かを検出する。前記蓄積量検出センサ(21)の高さまで粉体が蓄積された後での前記粉体の回収量をカウントする回収量カウント手段(C11,C11′)は、粉体回収時の画像形成装置(U)の動作モードに対応して設定された前記回収量をカウントする。満杯判別手段(C14)は、前記回収量カウント手段(C11,C11′)でカウントされた累積回収量(N1,N2)に基づいて、前記粉体回収容器(1)が満杯か否かを判別する。
したがって、第1発明の画像形成装置(U)では、動作モードに対応して設定された前記回収量に基づいてカウントを行うので、粉体回収容器(1)の蓄積量を正確に検出でき、粉体回収容器(1)が満杯になったことを正確に検出できる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の画像形成装置(U)は、前記第1発明において、
前記粉体回収容器(1)が満杯であると判別された場合に、前記粉体回収容器(1)が満杯であることをユーザに告知する満杯告知手段(C15)と、
前記粉体回収容器(1)が満杯であると判別された場合に、前記画像形成動作を禁止する画像形成動作禁止手段(C16)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態1の画像形成装置(U)では、満杯告知手段(C15)は、前記粉体回収容器(1)が満杯であると判別された場合に、前記粉体回収容器(1)が満杯であることをユーザに告知する。画像形成動作禁止手段(C16)は、前記前記粉体回収容器(1)が満杯であると判別された場合に、前記画像形成動作を禁止する。したがって、第1発明の形態1の画像形成装置(U)により、満杯状態になったことをユーザーは認識することができる。また、第1発明の形態1の画像形成装置(U)では満杯状態になった後に画像形成動作が実行されないので、粉体が粉体回収容器(1)からあふれ出して、画像形成装置(U)を汚染することを防止できる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の画像形成装置(U)は、前記第1発明または第1発明の形態1において、
前記回収量カウント手段(C11,C11′)でカウントされた前記回収量に基づいて、前記粉体回収容器(1)が満杯より少ない準満杯状態になったか否かを判別する準満杯判別手段(C12)と、
前記準満杯状態になったと判別された場合に、準満杯状態であることをユーザに告知する準満杯告知手段(C13)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態2の画像形成装置(U)では、準満杯判別手段(C12)は、前記回収量カウント手段(C11,C11′)でカウントされた前記回収量に基づいて、前記粉体回収容器(1)が満杯より少ない準満杯状態になったか否かを判別する。準満杯告知手段(C13)は、前記準満杯状態になったと判別された場合に、準満杯状態であることをユーザに告知する。したがって、ユーザは、粉体回収容器(1)が満杯に近い状態であることを認識することができる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態3の画像形成装置(U)は、前記第1発明および第1発明の形態1,2のいずれかにおいて、
前記粉体としてのトナーを収容する現像容器を有し、粉体担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3,Rt)としての像担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器(Gy,Gm,Gc,Gk)と、
前記像担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3)表面に残留したトナーを一時的に吸着保持する一時吸着保持部材(CLy,CLm,CLc,CLk,CL1,CL2,CL3)と、
前記像担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3)に当接して配置され、前記像担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3)表面のトナーを用紙に転写する転写器(Rt)と、
前記転写器(Rt)表面に当接して、前記転写器(Rt)表面に付着したトナーを除去する転写器クリーナ(CLt)と、
前記像担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3)表面のトナーを前記一時吸着保持部材(CLy,CLm,CLc,CLk,CL1,CL2,CL3)で吸着保持して画像形成を行う前記動作モードとしての通常モードと、前記一時吸着保持部材(CLy,CLm,CLc,CLk,CL1,CL2,CL3)で吸着保持されたトナーを前記像担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3)表面に戻して前記転写器(Rt)に移動させ、前記転写器クリーナ(CLt)により粉体回収容器(1)に回収する動作モードとしてのリフレッシュモードと、を有し、前記リフレッシュモード時にカウントされる前記回収量が、前記通常モード時にカウントされる前記回収量とは異なる前記回収量カウント手段(C11,C11′)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態3の画像形成装置(U)では、前記粉体としてのトナーを収容する現像容器を有する現像器(Gy,Gm,Gc,Gk)は、粉体担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3,Rt)としての像担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3)表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する。一時吸着保持部材(CLy,CLm,CLc,CLk,CL1,CL2,CL3)は、前記像担持体(Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3)表面に残留したトナーを一時的に吸着保持する。前記像担持体に当接して配置された転写器(Rt)は、前記像担持体表面のトナーを用紙に転写する。前記転写器(Rt)表面に当接する転写器クリーナ(CLt)は、前記転写器(Rt)表面に付着したトナーを除去する。
第1発明の形態3の画像形成装置(U)は、前記像担持体表面のトナーを前記一時吸着保持部材(CLy,CLm,CLc,CLk,CL1,CL2,CL3)で吸着保持して画像形成を行う前記動作モードとしての通常モードと、前記一時吸着保持部材(CLy,CLm,CLc,CLk,CL1,CL2,CL3)で吸着保持されたトナーを前記像担持体表面に戻して前記転写器(Rt)に移動させ、前記転写器クリーナ(CLt)により粉体回収容器(1)に回収する動作モードとしてのリフレッシュモードと、を有する。前記回収量カウント手段(C11,C11′)は、前記リフレッシュモード時にカウントする前記回収量が、前記通常モード時にカウントする前記回収量とは異なる。
したがって、第1発明の形態3の画像形成装置(U)は、回収量が異なる通常モードとリフレッシュモードに対応して設定された回収量に基づいてカウントが行われ、粉体回収容器(1)の蓄積量を正確にカウントし、検出できる。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4の画像形成装置(U)は、第1発明の形態3において、
前記回収量として、前記回収量が依存する前記現像器(Gy,Gm,Gc,Gk)へのトナーの供給量であるトナーディスペンス量を累積してカウントする前記回収量カウント手段(C11,C11′)であって、前記リフレッシュモード時には、前記通常モード時のトナーディスペンス量よりも大きな値に設定された前記リフレッシュモード時のトナーディスペンス量でカウントを行う前記回収量カウント手段(C11,C11′)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態4の画像形成装置(U)では、前記回収量として、前記回収量が依存する前記現像器(Gy,Gm,Gc,Gk)へのトナーの供給量であるトナーディスペンス量を累積してカウントする前記回収量カウント手段(C11,C11′)は、前記リフレッシュモード時には、前記通常モード時のトナーディスペンス量よりも大きな値に設定された前記リフレッシュモード時のトナーディスペンス量でカウントを行う。したがって、第1発明の形態4の画像形成装置(U)では、トナーディスペンス量をカウントすることで間接的に回収量をカウントできる。
(第1発明の形態5)
第1発明の形態5の画像形成装置(U)は、前記第1発明の形態3または4において、
前記回収量として、前記回収量が依存する前記印刷枚数を累積してカウントする前記回収量カウント手段(C11,C11′)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態5の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態5の画像形成装置(U)では、前記回収量カウント手段(C11,C11′)は、回収量として、前記回収量が依存する前記印刷枚数を累積してカウントする。したがって、印刷枚数をカウントすることにより間接的に回収量をカウントできる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)粉体回収容器が満杯になったことを正確に検出することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視説明図である。
図2は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置としてのプリンタUは、画像が記録される用紙が収容される給紙カセットTR1が下部に収容されており、上面には排出トレイTRhが設けられている。前記プリンタUの前側上部には、UI(ユーザインタフェース)が設けられている。前記UIは、図示しない電源スイッチ、ディスプレイ等が設けられている。
図2において、プリンタUはマイクロコンピュータにより構成されたコントローラC、コントローラCにより作動を制御されるIPS(イメージプロセッシングシステム)、レーザ駆動回路DLおよび電源装置E等を有している。電源装置Eは、後述の帯電ローラCRy〜CRk、現像器Gy〜Gkおよび転写ローラ(粉体担持体)Rt等にバイアス電圧を印加する。
前記IPS(イメージプロセッシングシステム)は、外部のホストコンピュータ等から入力された印字データを、K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の画像に対応した潜像形成用の画像データに変換して、所定のタイミングでレーザ駆動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された各色の画像データに応じてレーザ駆動信号を潜像形成装置ROS(光走査装置)に出力する。前記ROSは、レーザ駆動信号に応じて、各色の画像書き込み用のレーザビーム(画像書込光)Ly、Lm,Lc,Lkを出射する。
前記ROSの前方にはK(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色のトナー像を形成するトナー像形成装置UK,UY,UM,UCが配置されている。K(黒)のトナー像形成装置UKのドラム状の感光体(像担持体)Pkの周囲には、帯電器としての帯電ロールCRk、現像器Gk、感光体用トナー吸着保持部材CLk等が配置されている。
そして、他の色のトナー像形成装置UY,UM,UCの感光体(粉体担持体)Py,Pm,Pcの周囲にもそれぞれ前記感光体Pkの周囲と同様の帯電器CRy,CRm,CRc、現像器Gy,Gm,Gc、感光体用トナー吸着保持部材CLy,CLm,CLc等が配置されている。
前記ROSの上方には、各現像器Gy,Gm,Gc,Gkに各色のトナー(粉体)を補給するための現像剤補給装置(トナーディスペンス装置)Uaが配置されている。
前記トナー像形成装置UY,UM,UC,UKの前方には中間転写装置Utが配置されている。中間転写装置Utは、3つの中間転写ドラム(中間トナー像担持体、粉体担持体)DR1,DR2,DR3を有する。第1中間転写ドラムDR1は、Y色の感光体Pyと1次転写領域Qyで接触し且つM色の感光体Pmに1次転写領域Qmで接触する。第2中間転写ドラムDR2は、C色の感光体Pcと1次転写領域Qcで接触し且つK色の感光体Pkと1次転写領域Qkで接触する。第3中間転写ドラムDR3は、各中間転写ドラムDR1、DR2と中間転写領域Q31、Q32で接触する。
前記第3中間転写ドラムDR3の前方には、2次転写領域Q2で接触する2次転写ロール(2次転写器)Rtが対向して配置されている。前記2次転写ロールRtには、2次転写ロールRt表面のトナーをクリーニングする2次転写ロールクリーナ(転写器クリーナ)CLtが接触している。
前記中間転写ドラムDR1およびDR2の回転方向で中間転写領域Q31およびQ32の下流側には、中間転写ドラム用トナー吸着保持部材CL1およびCL2が配置されている。また、前記第3中間転写ドラムDR3の回転方向で2次転写領域Q2の下流側には、中間転写ドラム用トナー吸着保持部材CL3が配置されている。前記各中間転写ドラムDR1〜DR3および2次転写ロールRtには、トナー像転写用のバイアスが印加される。
図2において、感光体(1次トナー像担持体)Py,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSの出力するレーザビームLy,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成される。フルカラー画像を形成する場合は、Y,M,C,Kの4色の画像に対応した静電潜像が各感光体Py,Pm,Pc,Pkに形成され、モノクロ画像の場合はK(黒)の画像に対応した静電潜像のみが感光体Pkに形成される。
前記感光体Py,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,GkによりY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の色のトナー像に現像される。各現像器Gy,Gm,Gc,Gkには、トナーの消費量に応じて前記トナーディスペンサ装置Uaに装着された各色のトナーカートリッジKTy,KTm,KTc,KTk,から各色のトナーが補給される。
Y色、M色の感光体Py,Pm上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)のトナー像は1次転写領域Qy,Qmにおいて第1中間転写ドラムDR1に重ねて1次転写されてから、中間転写領域Q31において第3中間転写ドラムDR3に転写される。C色、K色の感光体Pc,Pk上に形成されたC(シアン)、K(黒)のトナー像は1次転写領域Qc,Qkで前記第2中間転写ドラムDR2に重ねて1次転写されてから中間転写領域Q32において第3中間転写ドラムDR3のY(イエロー)、M(マゼンタ)のトナー上に重ねて転写される。
給紙トレイTR1に収容されたシートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、シート搬送路SH1の搬送ローラRaによりレジロールRrに搬送される。また、手差しトレイTR0のシートSは、手差し給紙ロールRp0により給紙されてレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q2に移動するのにタイミングを合わせて、2次転写領域Q2に搬送され、2次転写ロールRtによりトナー像が2次転写される。
1次転写後の各感光体Py,Pm,Pc,Pk表面に残留したトナーは、前記感光体用トナー吸着保持部材(一時吸着保持部材)CLk,CLy,CLm,CLcによって一時的に吸着保持され、感光体Py,Pm,Pc,Pk表面がクリーニングされる。同様に、中間転写または2次転写後の中間転写ドラムDR1〜DR3表面に付着した残留トナーは、中間転写ドラム用トナー吸着保持部材(一時吸着保持部材)CL1〜CL3により一時的に吸着保持され、クリーニングされる。
前記各トナー吸着保持部材CLk,CLy,CLm,CLc,CL1〜CL3により一時的に吸着保持されたトナーは、所定のタイミングで開始されるリフレッシュモード時に、像担持体Py,Pm,Pc,Pk,DR1〜DR3表面に吐出されて、2次転写ロールRtまで転写、搬送され、2次転写ロールクリーナCLtにより回収される。また、前記リフレッシュモードでは、現像器Gy,Gm,Gc,Gk内のトナーの混色を解消するために、トナーを補給しながら現像器Gy,Gm,Gc,Gk内のトナーを感光体Py,Pm,Pc,Pkに吐出して(例えば、ベタ画像の現像を行って)、現像器Gy,Gm,Gc,Gkのトナーが交換される程度までトナーの消費が行われる。
なお、前記リフレッシュモードに関する技術は従来公知(例えば、特開2003−029588号公報等参照)であり、種々の構成を採用可能であるので、詳細な説明は省略する。
前記2次転写領域Q2でトナー像が2次転写された記録シートSは、定着装置Fに搬送される。前記記録シートSは、定着装置Fの加熱ロールFhおよびFpが圧接する定着領域Q5を通過する際にトナー像が加熱定着される。トナー像が加熱定着された記録シートSは、シート排出ローラRhに搬送され、排出トレイTRhに排出される。
両面印刷を行う場合、シート排出ローラRhによりスイッチバックされてシート反転路SH2に搬送され、表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
前記搬送ローラRaやシート排出ローラRh、ピックアップロールRp、レジロールRr等により用紙搬送装置Ra,Rh,Rp,Rrが構成されている。
(二次転写ロールクリーナの説明)
図3は図2の二次転写ロールおよび2次転写ロールクリーナ(粉体回収装置)の要部拡大図である。
図3において、前記二次転写ロールクリーナCLtは、プリンタUの本体に対して着脱可能な直方体状の粉体回収容器1を有する。前記粉体回収容器1の後上端部には、ブレードホルダ2が支持されており、ブレードホルダ2には、二次転写ロールRtに当接して二次転写ロールRt(粉体担持体)表面のトナーを粉体回収容器1内に掻き落とすクリーニングブレード3が支持されている。前記粉体回収容器1の前側上端部には、回収容器1内に落下したトナーが外部に漏れ出すことを防止するためのシールフィルム6が支持されている。
図4は二次転写ロールクリーナの要部斜視説明図である。
図5は光センサの説明図である。
図3,図4において、回収容器1の前側側壁1aには、前方に突出する検査窓部7が支持されている。図5において、前記検査窓部7の内部には、回収容器1内のトナーが検査窓部7の高さまで蓄積された場合にトナーが進入するトナー検知室7aが形成されており、検知室7aを形成するように略三角柱状の窓部材(外壁)7bを有する。前記窓部材7bは、検査光を透過可能な透明な部材(例えば、アクリル等)により構成されている。
図3,図4において、前記回収容器1には、回収容器1内のトナーを撹拌して均すクランク形状の撹拌部材11が回転可能に支持されている。前記撹拌部材11の左端の回収容器1外部には、撹拌部材11を回転するためのギア12が支持されている。前記撹拌部材11の左端部の回収容器1内部には、回収容器1内で撹拌部材11と共に回転可能な検査窓部清掃部材13が支持されている。前記検査窓部清掃部材13は、三角柱状の検査窓部7の形状に対応させて先端部13aが三角形状に形成されており、先端部13aが検知室7a内部に進入した状態で検知室7aの側面に付着したトナーを除去する(清掃する)。
図3〜図5において、前記検査窓部7の外側には蓄積量検出センサとしての光センサ21が配置されている。前記光センサ21は、検査窓部7のトナー検知室7a内を通過する検査光22を発光する発光部23と、検知室7aを通過した検査光22を受光する受光部24とを有する。
(実施例1の制御部の説明)
図6は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部のブロック線図である。
図6において、前記コントローラCは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、前記ROMに記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されており、前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(前記コントローラCに接続された信号出力要素)
前記コントローラCは、UI(ユーザインタフェース)や光センサ21、容器交換検出センサSN2等の信号出力要素からの出力信号が入力されている。
前記UIは、電源スイッチUI1、表示部UI2、矢印キーUI3、リフレッシュモード開始キーUI4等を備えている。
光センサ21は、トナー検知室7a内のトナーを検知する。
容器交換検出センサSN2は、二次転写ロールクリーナCLtの回収容器1が着脱されたことを検出することにより、回収容器1が交換されたことを検出する。
(前記コントローラCに接続された被制御要素)
また、コントローラCは、メインモータ駆動回路D1、電源回路E、現像器モータ駆動回路D2、レーザ駆動回路DL、用紙搬送モータ駆動回路D3、ディスペンスモータ駆動回路D4、その他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
メインモータ駆動回路D1はメインモータM1を介して感光体Py〜Pk、中間転写ドラムDR1〜DR3、2次転写ロールRt等を回転駆動する。なお、実施例1のメインモータM1は通常速度と高速の2つの速度を切り替えて駆動可能に構成されている。
前記電源回路Eは現像用電源回路Ea、帯電用電源回路Eb、転写用電源回路Ec、定着用電源回路Ed、クリーニング用電源回路Ee等を有している。
現像用電源回路Eaは、現像器Gy〜Gkの現像ロールG1y〜G1kに現像バイアスを印加する。なお、実施例1の現像用電源回路Eaは、画像形成動作時に現像電圧として、現像バイアスDC成分=−200Vの直流電圧と現像バイアスAC成分=1.3〜1.4kVの交流電圧とが重畳された重畳電圧を印加する。
帯電用電源Ebは、帯電器CRy〜CRkそれぞれに感光体Py〜Pk表面を帯電させるための帯電電圧を印加する。なお、実施例1では、電荷注入により感光体Py〜Pk表面を帯電させるが、帯電方法は電荷注入方式に限定されず、放電型の帯電ロールやコロトロン等を使用することも可能である。
転写用電源回路Ecは、中間転写ドラムDR1〜DR3や2次転写ロールRtに転写バイアスを印加する。なお、実施例1の転写用電源回路Ecは、2次転写ロールRtに印加する2次転写電圧が一番大きく、次に最終中間転写ドラムDR3に印加される2次中間転写電圧が大きく、前記1次中間転写ドラムDR1,DR2に印加される1次中間転写電圧が最小に設定されている。
定着用電源回路Edは、定着装置Fの加熱ロールFhにヒータ加熱用の電源を供給する。
クリーニング用電源回路Eeは、各トナー吸着保持部材CLk,CLy,CLm,CLc,CL1〜CL3に、帯電トナーを静電的に吸着するためのトナー吸着用電圧または吸着したトナーを像担持体Py〜Pk、DR1〜DR3表面に吐出するトナー吐出用電圧を印加する。
現像器モータ駆動回路D2は、現像器モータM2y〜M2kを介して各現像器Gy〜Gkの現像ロールG1y〜G1kやトナー撹拌部材等を回転駆動する。
レーザ駆動回路DLは、潜像形成装置ROSのレーザ照射装置を駆動して、画像書き込み用のレーザLy〜Lkを照射する。
用紙搬送モータ駆動回路D3は、用紙搬送モータM3を介して、用紙搬送装置(搬送ローラRa、シート排出ローラRh等)を駆動する。
ディスペンスモータ駆動回路D4は、ディスペンスモータM4を介して、トナーディスペンス装置Uaを駆動する。
(前記コントローラCの機能)
前記コントローラCは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、コントローラCは次の機能を有している。
C1:ジョブ制御手段
ジョブ制御手段C1は、プリントデータを受信した場合に、プリンタUの各部材の駆動やバイアスの印加タイミング等を制御して、ジョブ(画像形成動作)を実行する。
C2:メインモータ制御手段
メインモータ制御手段C2は、メインモータ駆動回路D1を介してメインモータM1の駆動を制御し、感光体Py〜Pk等の駆動を制御する。
C3:現像器モータ制御手段
現像器モータ制御手段C3は、現像器モータ駆動回路D2を介して現像器モータM2y〜M2kの駆動を制御し、現像器Gy〜Gkを駆動する。
C4:電源回路制御手段
電源回路制御手段C4は、現像用電源回路制御手段C4Aと、帯電用電源回路制御手段C4Bと、転写用電源回路制御手段C4Cと、定着用電源回路制御手段C4D、クリーニング用電源回路制御手段C4Eとを有し、電源回路Eの作動を制御して、各部材へのバイアスや電源供給を制御する。
C4A:現像用電源回路制御手段
現像用電源回路制御手段C4Aは、前記現像バイアスのDC成分を制御する現像バイアスDC成分制御手段C4A1と、前記現像バイアスのAC成分を制御する現像バイアスAC成分制御回路C4A2とを有し、現像用電源回路Eaを制御して現像器Gy〜Gkの現像ロールG1y〜G1kに印加する現像バイアスを制御する。
C4B:帯電用電源回路制御手段
帯電用電源回路制御手段C4Bは、帯電用電源回路Ebを制御して、帯電ロールCRy〜CRkに印加する帯電バイアスを制御する。
C4C:転写用電源回路制御手段
転写用電源回路制御手段C4Cは、転写用電源回路Ecを制御して、2次転写ロールRtに印加する2次転写バイアスや中間転写ドラムDR1〜DR3に印加する中間転写バイアスを制御する。
C4D:定着用電源回路制御手段
定着用電源回路制御手段C4Dは、定着用電源回路Edを制御して、定着装置Fの加熱ロールFhのヒータの温度制御を行う。
C4E:クリーニング用電源回路制御手段
クリーニング用電源回路制御手段C4Eは、前記クリーニング用電源回路Eeを制御して、各トナー吸着保持部材CLk,CLy,CLm,CLc,CL1〜CL3へのトナー吸着用電圧やトナー吐出用電圧の印加を制御する。
C5:潜像形成装置制御手段
潜像形成装置制御手段C5は、前記レーザ駆動回路DLを介して潜像形成装置ROSを制御し、感光体Py〜Pk表面に形成する静電潜像を形成する。
C6:ディスペンス制御手段
ディスペンス制御手段C6は、ディスペンスモータ駆動回路D4を介してディスペンスモータM4の駆動を制御し、トナーディスペンス装置Uaを駆動して、トナーの使用量に応じて現像器Gy〜Gkにトナーを補給する。実施例1のディスペンス制御手段C6による1回の補給動作(ディスペンス動作)でのディスペンスモータM4の駆動時間は、予め設定されており、1回のディスペンス動作でのトナーの補給量は固定である。
C7:用紙搬送制御手段
用紙搬送制御手段C7は、用紙搬送モータ駆動回路D3を介して用紙搬送モータM3の駆動を制御し、用紙搬送装置(搬送ローラRa、シート排出ローラRh等)により用紙を搬送する。
C8:リフレッシュモード制御手段
リフレッシュモード制御手段C8は、感光体Py〜Pkや中間転写ドラムDR1〜DR3等の回転や転写バイアス、各トナー吸着保持部材CLk,CLy,CLm,CLc,CL1〜CL3に印加されるトナー吸着/吐出用電圧等を制御して、各トナー吸着保持部材CLk,CLy,CLm,CLc,CL1〜CL3により一時的に吸着保持されたトナーを2次転写ロールクリーナCLtで回収するリフレッシュモード時の動作を制御する。実施例1のリフレッシュモード制御手段C8は、リフレッシュモード開始キーUI4の入力がされた場合または所定枚数(例えば50枚)画像形成動作が実行された場合に実行される。
C9:蓄積検出手段
蓄積検出手段C9は、検知部満杯判別値記憶手段C9Aと、検知部満杯判別フラグFL1とを有し、光センサ21(蓄積量検出センサ)による検知結果に基づいて、光センサ21が配置された高さまで粉体(トナーや紙粉等)が蓄積されたか否かを検出する。したがって、実施例1の二次転写ロールクリーナCLtでは、検査窓部7の検知室7aがトナーで満杯になったか否かが判別される。なお、実施例1の二次転写ロールクリーナCLtでは、撹拌部材11が周期的に検知室7a内に進入するため、検知室7a内に粉体がなくても検査光22が定期的に遮光されるので、検査光22が遮光される期間と、受光部24で受光される期間との割合(トナー有り検出割合D1)に基づいて粉体が蓄積されたか否かを判別する(検出する)。
C9A:検知部満杯判別値記憶手段
検知部満杯判別値記憶手段C9Aは、蓄積検出手段C9が前記トナー有り検出割合D1に基づいて検知室7aがトナーで満杯であるか否かの判別を行う際の閾値としての検知部満杯判別値Daを記憶する。したがって、実施例1の蓄積検出手段C9では、トナー有り検出割合D1が検知部満杯判別値Daより大きくなった場合に、検知室7aがトナーで満杯になったと判別する。
FL1:検知部満杯判別フラグ
検知部満杯判別フラグFL1は、初期値は「0」であり、光センサ21の高さまで(すなわち、検知室7aの高さまで)粉体が蓄積されたと判別されると「1」となり、回収容器1が交換等されて検知室7aに粉体が蓄積されていないと判別されると「0」となる。
C10:動作モード判別手段
動作モード判別手段C10は、実行中の動作のモードを判別する。実施例1のでは、画像形成動作であるジョブモード(通常モード)であるか、リフレッシュモードであるかを判別する。
C11:回収量カウント手段
回収量カウント手段C11は、累積ディスペンス回数カウント手段C11Aと、累積プリント枚数カウント手段C11Bとを有し、光センサ21の高さまで粉体が蓄積された後での粉体の回収量を累積してカウントする。実施例1の回収量カウント手段C11は、粉体回収時のプリンタ(画像形成装置)Uの動作モードに対応して設定された前記回収量(後述)をカウントする。
C11A:累積ディスペンス回数カウント手段
累積ディスペンス回数カウント手段C11Aは、ジョブ時加算値記憶手段C11A1と、リフレッシュモード時加算値記憶手段C11A2とを有し、動作モードに応じて、前記ディスペンス制御手段C6によりディスペンス動作が実行された回数の累積値である累積ディスペンス回数N2をカウントする。すなわち、累積ディスペンス回数カウント手段C11Aは、1回のディスペンス動作での現像器Gy〜Gkへのトナー供給量が固定されているディスペンス動作の回数(ディスペンス回数N2)をカウントすることにより、回収容器1に回収される回収量が依存する現像器Gy〜Gkへのトナーディスペンス量を累積してカウントする。すなわち、トナーディスペンス回数N2をカウントすることで、間接的に回収量をカウントする。
C11A1:ジョブ時加算値記憶手段
ジョブ時加算値記憶手段C11A1は、ジョブ実行時(ジョブモード時)に累積ディスペンス回数カウント手段C11Aがカウントする数値の加算値であるジョブ時加算値として「1」を記憶する。
C11A2:リフレッシュモード時加算値記憶手段
リフレッシュモード時加算値記憶手段C11A2は、リフレッシュモード時に累積ディスペンス回数カウント手段C11Aがカウントする数値の加算値であるリフレッシュモード時加算値として「20」を記憶する。すなわち、実施例1の画像形成装置では、リフレッシュモード時には、用紙に画像が記録されないので、回収容器1での回収量がジョブ実行時の20倍程度になるため、リフレッシュモード時の加算値を「20」に設定している。
C11B:累積プリント枚数カウント手段
累積プリント枚数カウント手段C11Bは、プリントされた枚数の累積値である累積プリント枚数N1をカウントする。すなわち、累積プリント枚数カウント手段C11Bは、プリントが1枚実行される際に、回収容器1に回収される回収量がほぼ同じ量であるため、回収量が依存するプリント枚数を累積してカウントする。すなわち、累積プリント枚数N1をカウントすることで、間接的に回収量をカウントする。
C12:準満杯判別手段
準満杯判別手段C12は、準満杯判別ディスペンス回数記憶手段C12Aと、準満杯判別プリント枚数記憶手段C12Bと、準満杯警告フラグFL2とを有し、前記回収量カウント手段C11でカウントされた累積回収量(累積プリント枚数N1または累積ディスペンス回数N2)に基づいて、光センサ21の高さまで粉体が蓄積された後に粉体が回収されて、粉体回収容器1が満杯状態より少なく且つユーザに回収容器1の交換を促す準満杯状態になったか否かを判別する。
C12A:準満杯判別ディスペンス回数記憶手段
準満杯判別ディスペンス回数記憶手段C12Aは、前記累積ディスペンス回数N2に基づいて、準満杯状態であるか否かを判別するための準満杯判別ディスペンス回数Nb1を記憶する。実施例1の準満杯判別ディスペンス回数記憶手段C12Aでは、準満杯判別ディスペンス回数Nb1は実験、試験等から予め設定されており、準満杯判別ディスペンス回数Nb1としてNb1=230が記憶されている。したがって、実施例1の準満杯判別手段C12は、累積ディスペンス回数N2が230回より大きくなった場合に、準満杯状態であると判別する。
C12B:準満杯判別プリント枚数記憶手段
準満杯判別プリント枚数記憶手段C12Bは、前記累積プリント枚数N1に基づいて、準満杯状態であるか否かを判別するための準満杯判別プリント枚数Na1を記憶する。実施例1の準満杯判別プリント枚数記憶手段C12Bでは、準満杯判別プリント枚数Na1は実験、試験等から予め設定されており、準満杯判別プリント枚数Na1としてNa1=200が記憶されている。したがって、実施例1の準満杯判別手段C12は、累積プリント枚数N1が200枚より大きくなった場合に、準満杯状態であると判別する。
FL2:準満杯警告フラグ
準満杯警告フラグFL2は、初期値は「0」であり、準満杯判別手段C12で準満杯状態である判別された場合に「1」となり、回収容器1が交換されると「0」となる。
C13:準満杯告知手段
準満杯告知手段C13は、準満杯告知画像表示手段C13Aを有し、準満杯状態であると判別された場合に、準満杯状態であることをユーザに告知する。
図7は実施例1の準満杯告知画像の説明図である。
C13A:準満杯告知画像表示手段
準満杯告知画像表示手段C13Aは、ユーザに準満杯状態であることを告知するための準満杯告知画像11(図7参照)を表示部UI2に表示する。
C14:満杯判別手段
満杯判別手段C14は、満杯判別ディスペンス回数記憶手段C14Aと、満杯判別プリント枚数記憶手段C14Bと、満杯警告フラグFL3とを有し、前記回収量カウント手段C11でカウントされた累積回収量(累積プリント枚数N1または累積ディスペンス回数N2)に基づいて、光センサ21の高さまで粉体が蓄積された後に粉体が回収されて、粉体回収容器1が満杯状態状態になったか否かを判別する。
C14A:満杯判別ディスペンス回数記憶手段
満杯判別ディスペンス回数記憶手段C14Aは、前記累積ディスペンス回数N2に基づいて、満杯状態であるか否かを判別するための満杯判別ディスペンス回数Nb2を記憶する。実施例1の満杯判別ディスペンス回数記憶手段C14Aでは、満杯判別ディスペンス回数Nb2は実験、試験等から予め設定されており、満杯判別ディスペンス回数Nb2としてNb2=2300が記憶されている。したがって、実施例1の満杯判別手段C14は、累積ディスペンス回数N2が2300回より大きくなった場合に、満杯状態であると判別する。すなわち、実施例1の回収容器1では、検査窓部7でトナー有りが検出された後、ディスペンス回数で2300回分の回収量のトナーを回収できるように設定されている。
C14B:満杯判別プリント枚数記憶手段
満杯判別プリント枚数記憶手段C14Bは、前記累積プリント枚数N1に基づいて、満杯状態であるか否かを判別するための満杯判別プリント枚数Na2を記憶する。実施例1の満杯判別プリント枚数記憶手段C14Bでは、満杯判別プリント枚数Na2は実験、試験等から予め設定されており、満杯判別プリント枚数Na2としてNa2=2000が記憶されている。したがって、実施例1の満杯判別手段C14は、累積プリント枚数N1が2000枚より大きくなった場合に、満杯状態であると判別する。すなわち、実施例1の回収容器1では、検査窓部7でトナー有りが検出された後、プリント枚数で2000枚分の回収量のトナーを回収できるように設定されている。
FL3:満杯警告フラグ
満杯警告フラグFL3は、初期値は「0」であり、満杯判別手段C14で満杯状態である判別された場合に「1」となり、回収容器1が交換されると「0」となる。
C15:満杯告知手段
満杯告知手段C15は、満杯告知画像表示手段C15Aを有し、満杯状態であると判別された場合に、満杯状態であることをユーザに告知する。
図8は実施例1の満杯告知画像の説明図である。
C15A:満杯告知画像表示手段
満杯告知画像表示手段C15Aは、ユーザに満杯状態であることを告知するための満杯告知画像21(図8参照)を表示部UI2に表示する。
C16:ジョブ禁止手段(画像形成動作禁止手段)
ジョブ禁止手段C16は、満杯状態であると判別された場合に、ジョブの実行を禁止する。すなわち、新たなジョブの開始を禁止し、ジョブ実行中はジョブを強制終了する。
C17:容器交換検出手段
容器交換検出手段C17は、容器交換検出センサSN2の検出結果に基づいて、回収容器1が交換されたことを検出する。
(実施例1のフローチャートの説明)
次に、実施例1のプリンタUのフローチャートの説明を行うが、満杯判別フラグFL3が「1」であるか否かを判別(監視)して、「1」になった場合にジョブを禁止する処理は、図示を省略する。
(検知部満杯判別処理のフローチャートの説明)
図9は実施例1の検知部満杯判別処理のフローチャートの説明図である。
図9のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記プリンタUのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図9に示すフローチャートはプリンタUの電源オンにより開始される。
図9のST1において、光センサ(蓄積量検出センサ)21のトナー等の検出結果に基づいて、トナー有り検出割合D1が検知部満杯判別値Da以上であるか否かを判別する。すなわち、回収容器1のトナー検知室7aが満杯の状態になったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST3に進む。
ST2において、検知部満杯判別フラグFL1を「1」とする。そして、ST1に戻る。
ST3において、検知部満杯判別フラグFL1を「0」とする。そして、ST1に戻る。
(容器満杯判別処理のフローチャートの説明)
図10は実施例1の容器満杯判別処理のフローチャートの説明図である。
図11は実施例1の容器満杯判別処理のフローチャートであり、図10の続きの図である。
図10のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記プリンタUのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図10に示すフローチャートはプリンタUの電源オンにより開始される。
図10のST11において、画像形成動作であるジョブが開始されたか否か、すなわち、ジョブモードが開始されたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST12に進み、イエス(Y)の場合はST13に進む。
ST12において、リフレッシュモードが開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST28に進み、ノー(N)の場合はST11に戻る。
ST13において、検知部満杯判別フラグFL1が「1」であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST14に進み、イエス(Y)の場合はST16に進む。
ST14において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST15に進む。
(1)累積プリント枚数N1を0にする。すなわち、累積プリント枚数N1をリセットする。
(2)累積ディスペンス回数N2を0にする。すなわち、累積ディスペンス回数N2をリセットする。
ST15において、ジョブ動作が終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST11に戻り、ノー(N)の場合はST13に戻る。
ST16において、ディスペンス動作が実行されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST17に進み、ノー(N)の場合はST22に進む。
ST17において、累積ディスペンス回数N2を1加算する。すなわち、N2=N2+1とする。そして、ST18に進む。
ST18において、累積ディスペンス回数N2が準満杯判別ディスペンス回数Nb1より大きいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST19に進み、ノー(N)の場合はST16に戻る。
ST19において、準満杯判別フラグFL2を「1」とする。そして、ST20に進む。
ST20において、累積ディスペンス回数N2が満杯判別ディスペンス回数Nb2より大きいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST21に進み、ノー(N)の場合はST16に戻る。
ST21において、満杯判別フラグFL3を「1」とする。そして、ST11に戻る。
ST22において、プリントが1枚終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST23に進み、ノー(N)の場合はST27に進む。
ST23において、累積プリント枚数N1を1加算する。すなわち、N1=N1+1とする。そして、ST24に進む。
ST24において、累積プリント枚数N1が準満杯判別プリント枚数Na1(実施例1ではNa1=200)より大きいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST25に進み、ノー(N)の場合はST16に戻る。
ST25において、準満杯判別フラグFL2を「1」とする。そして、ST26に進む。
ST26において、累積プリント枚数N1が満杯警告プリント枚数Na2よりも大きいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST21に進み、ノー(N)の場合はST16に進む。
ST27において、ジョブが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST11に戻り、ノー(N)の場合はST16に戻る。
図11のST28において、検知部満杯判別フラグFL1が「1」であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST35に進み、イエス(Y)の場合はST29に進む。
ST29において、ディスペンス動作が実行されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST30に進み、ノー(N)の場合はST34に進む。
ST30において、累積ディスペンス回数N2を20加算する。すなわち、N2=N2+20とする。そして、ST31に進む。
ST31において、累積ディスペンス回数N2が準満杯判別ディスペンス回数Nb1より大きいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に進み、ノー(N)の場合はST29に戻る。
ST32において、準満杯判別フラグFL2を「1」とする。そして、ST33に進む。
ST33において、累積ディスペンス回数N2が満杯判別ディスペンス回数Nb2より大きいか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST21に進み、ノー(N)の場合はST29に戻る。
ST34において、リフレッシュモードが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST11に戻り、ノー(N)の場合はST29に戻る。
ST35において、次の処理(1)、(2)を実行し、ST36に進む。
(1)累積プリント枚数N1を0にする。すなわち、累積プリント枚数N1をリセットする。
(2)累積ディスペンス回数N2を0にする。すなわち、累積ディスペンス回数N2をリセットする。
ST36において、リフレッシュモードが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST11に戻り、ノー(N)の場合はST28に戻る。
(満杯告知処理のフローチャートの説明)
図12は実施例1の満杯告知処理のフローチャートの説明図である。
図12のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記プリンタUのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図12に示すフローチャートはプリンタUの電源オンにより開始される。
図12のST41において、準満杯判別フラグFL2が「1」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST42に進み、ノー(N)の場合はST45に進む。
ST42において、準満杯警告画像11(図7参照)を表示部(情報表示画面)UI2に表示する。そして、ST43に進む。
ST43において、満杯判別フラグFL3が「1」であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST44に進み、ノー(N)の場合はST41に戻る。
ST44において、準満杯警告画像11に換えて、満杯警告画像21(図8参照)を表示部UI2に表示する。そして、ST41に戻る。
ST45において、二次転写ロールクリーナユニットCLtの回収容器1の交換が検出されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST46に進み、ノー(N)の場合はST41に戻る。
ST46において、次の処理(1)〜(3)を実行し、ST41に戻る。
(1)準満杯判別フラグFL2を「0」とする。
(2)満杯判別フラグFL2を「0」とする。
(3)警告画像(準満杯警告画像11または満杯警告画像21)の表示を終了する。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置としてのプリンタUでは、トナー検知室7aが満杯になった後に、回収容器1にトナーが回収される動作(ジョブまたはリフレッシュ動作)が実行された場合には、トナーディスペンス回数N2やプリント枚数N1がカウントされる。このとき、実施例1のプリンタUでは、実行される動作モードがジョブモードである場合には、1枚プリントが実行されると累積プリント枚数N1が1ずつ加算され、ディスペンス動作が1回実行されると累積ディスペンス回数N2が1ずつ加算される。これに対し、実行される動作モードがリフレッシュモードである場合には、ディスペンス動作時に回収されるトナー量はジョブモード時の約20倍なので、累積ディスペンス回数N2が20ずつ加算される。なお、リフレッシュモードでは、用紙が搬送されずプリント動作が実行されないので、累積プリント回数N1の加算は行われない(言い換えると、N1には0が加算されるのと同等である)。そして、前記累積ディスペンス回数N2または累積プリント回数N1が各閾値Nb1,Nb2,Na1,Na2よりも大きくなったか否かに応じて、警告画像11,21が表示される。
したがって、実施例1のプリンタUでは、動作モード(ジョブモードまたはリフレッシュモード)に応じて異なるトナーの回収量に応じて適切な加算値が加算されるので、回収容器1の蓄積量を正確にカウントでき、回収容器1が満杯であるか否かを正確に判別(検出)することができる。この結果、満杯前に回収容器1を交換することによる交換回数の増加、コスト上昇を防止することができる。また、回収容器1からトナーがあふれ出す(オーバーフローする)ことを防止でき、プリンタU内の汚染や汚染に伴う動作不良、画質低下を防止することができる。
さらに、実施例1のプリンタUでは、準満杯状態において、ジョブを継続可能としつつ、ユーザに交換時期が迫っていることを告知するので、ジョブを継続しながら交換用の回収容器1の準備(交換ユニットの注文やサービスエンジニアへの連絡等)ができ、満杯状態になった場合に速やか且つ円滑に交換することができる。したがって、満杯状態になってから回収容器1を注文したり、サービスエンジニアを呼んだりすることによる時間的なロスを最小限にすることができ、生産性(時間当りのプリント枚数)を高めることができる。
次に、本発明の実施例2の説明を行うが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成されている。
(実施例2の制御部の説明)
図13は実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図であり、実施例1の図6に対応する図である。
図13において、実施例2のプリンタUでは、コントローラCには、信号出力要素として、プリンタU内の温度を検知する温度センサSN3とプリンタU内の湿度を検知する湿度センサSN4とが接続されている。
また、実施例2のコントローラCは、実施例1のコントローラCの各機能手段に加えて、用紙種類記憶手段C21を有し、実施例1の回収量カウント手段C11に換えて、回収量カウント手段C11′を有する。
C21:用紙種類記憶手段
用紙種類記憶手段C21は、ジョブで使用される用紙の種類(普通紙、厚紙、OHPシート等)を記憶する。
C11′:回収量カウント手段
回収量カウント手段C11′は、加算値設定手段C11Cと、累積ディスペンス回数カウント手段C11A′と、実施例1と同様の累積プリント枚数カウント手段C11Bとを有し、光センサ21の高さまで粉体が蓄積された後での粉体の回収量を累積してカウントする。実施例2の回収量カウント手段C11′は、粉体回収時のプリンタ(画像形成装置)Uの動作モードに対応して加算値設定手段C11Cで設定された前記回収量(後述)をカウントする。
C11C:加算値設定手段
加算値設定手段C11Cは、カウント時動作モード判別手段C11C1と、ジョブ時加算値記憶手段C11C2と、リフレッシュモード時加算値記憶手段C11C3と、高画質モード時加算値記憶手段C11C4と、OHP使用モード時加算値記憶手段C11C5と、厚紙使用モード時加算値記憶手段C11C6と、低温低湿モード時加算値記憶手段C11C7と、高温高湿モード時加算値記憶手段C11C8とを有する。そして、実施例2の加算値設定手段C11Cは、粉体回収時のプリンタUの動作モードに対応するカウント時の加算値Nkを設定する。なお、実施例1では、加算値Nkの初期値がNk=1に設定されており、加算値Nkが動作モードに応じた加算値Nk0〜Nk6,Nk24のいずれかに設定される。
C11C1:カウント時動作モード判別手段
カウント時動作モード判別手段C11C1は、動作モード判別手段C10と同様に、回収容器1へのトナーの回収が実行される際の動作モードを判別する。実施例2では、実施例1のジョブモードおよびリフレッシュモードに加え、受信したプリントデータで指定される高画質モード、OHP使用モードおよび厚紙使用モード、ジョブ実行時の環境に応じて設定される低温低湿モードおよび高温高湿モードの中のどの動作モードであるかを判別する。
C11C2:ジョブ時加算値記憶手段
ジョブ時加算値記憶手段C11C2は、動作モードがジョブモードである場合の加算値Nk0を記憶する。実施例2のジョブ時加算値記憶手段C11C2は、ジョブ時加算値Nk0としてNk0=Nk×α0を記憶し、ジョブ時係数α0=1を記憶する。すなわち、実施例2では、ジョブモード時の加算値Nk0は1に設定されている。
C11C3:リフレッシュモード時加算値記憶手段
リフレッシュモード時加算値記憶手段C11C3は、動作モードがリフレッシュモードである場合の加算値Nk1を記憶する。実施例2のリフレッシュモード時加算値記憶手段C11C3は、リフレッシュモード時加算値Nk1としてNk1=Nk×α1を記憶し、リフレッシュ時係数α1=20を記憶する。すなわち、実施例2では、リフレッシュモード時の加算値Nk1は20に設定されている。
C11C4:高画質モード時加算値記憶手段
高画質モード時加算値記憶手段C11C4は、動作モードが高画質モードである場合の加算値Nk2を記憶する。実施例2の高画質モード時加算値記憶手段C11C4は、高画質モード時加算値Nk2としてNk2=Nk×α2を記憶し、高画質時係数α2=1.1を記憶する。すなわち、実施例2では、高画質モード時の加算値Nk2は1.1に設定されている。なお、実施例2の高画質モードでは、ROSによる画像書込時の解像度を高める(ドット間隔を細かくする)ことにより画質を高めており、使用されるトナー量が通常のジョブモードよりも多く、回収量も約1.1倍になることに応じて、加算値が1.1倍に設定されている。
C11C5:OHP使用モード時加算値記憶手段
OHP使用モード時加算値記憶手段C11C5は、用紙種類としてOHPシートを使用した場合の動作モードであるOHP使用モードの場合の加算値Nk3を記憶する。実施例2のOHP使用モード時加算値記憶手段C11C5は、OHP使用モード時加算値Nk3としてNk3=Nk×α3を記憶し、OHP使用時係数α3=1.1を記憶する。すなわち、実施例2では、OHP使用モード時の加算値Nk3は1.1に設定されている。なお、実施例2のOHP使用モードでは、用紙抵抗の高いOHPシートに対応して転写電圧を高めており、転写効率が通常のジョブモードよりも低くなる。したがって、実施例2のOHP使用モードでは、回収量が約1.1倍になることに応じて、加算値Nk3がジョブモード時に対して1.1倍に設定されている。
C11C6:厚紙使用モード時加算値記憶手段
厚紙使用モード時加算値記憶手段C11C6は、用紙種類として厚紙(坪量が200gsm(g/m)程度以上)を使用した場合の動作モードである厚紙使用モードの場合の加算値Nk4を記憶する。実施例2の厚紙使用モード時加算値記憶手段C11C6は、厚紙使用モード時加算値Nk4としてNk4=Nk×α4を記憶し、厚紙使用時係数α4=1.1を記憶する。すなわち、実施例2では、厚紙使用モード時の加算値Nk4は1.1に設定されている。なお、実施例2の厚紙使用モードでは、用紙抵抗の高い厚紙に対応して転写電圧を高めており、転写効率が通常のジョブモードよりも低くなる。したがって、実施例2の厚紙使用モードでは、回収量が約1.1倍になることに応じて、加算値Nk4がジョブモード時に対して1.1倍に設定されている。なお、実施例2では、厚紙使用モード且つ高画質モードの場合には、加算値NkはNk24=Nk×α2×α4となるように設定される。
C11C7:低温低湿モード時加算値記憶手段
低温低湿モード時加算値記憶手段C11C7は、ジョブ実行時の環境が低温低湿である場合の動作モードである低温低湿モードの場合の加算値Nk5を記憶する。実施例2の低温低湿モード時加算値記憶手段C11C7は、低温低湿モード時加算値Nk5としてNk5=Nk×α5を記憶し、低温低湿時係数α5=1.1を記憶する。すなわち、実施例2では、低温低湿モード時の加算値Nkは1.1に設定されている。なお、実施例2の低温低湿モードでは、低温低湿時に用紙抵抗が高まることに対応して転写電圧を高めており、転写効率が通常のジョブモードよりも低くなる。したがって、実施例2の低温低湿モードでは、回収量が約1.1倍になることに応じて、加算値Nk5がジョブモード時に対して1.1倍に設定されている。なお、実施例2では、低温低湿モードと、高画質モードやOHP使用モード等が組み合わされても、トナーの回収量が1.1倍からほとんど変化しなかったので、低温低湿モードの場合は、他のモードの係数との累積乗算はされない。
C11C8:高温高湿モード時加算値記憶手段
高温高湿モード時加算値記憶手段C11C8は、ジョブ実行時の環境が高温高湿である場合の動作モードである高温高湿モードの場合の加算値Nk6を記憶する。実施例2の高温高湿モード時加算値記憶手段C11C8は、高温高湿モード時加算値Nk6としてNk6=Nk×α6を記憶し、高温高湿時係数α6=1.1を記憶する。すなわち、実施例2では、高温高湿モード時の加算値Nk6は1.1に設定されている。なお、実施例2の高温高湿モードでは、高温高湿時に用紙抵抗が低下することに対応して転写電圧を低くしており、転写効率が通常のジョブモードよりも低くなる。したがって、実施例2の高温高湿モードでは、回収量が約1.1倍になることに応じて、加算値Nk6がジョブモード時に対して1.1倍に設定されている。なお、実施例2では、高温高湿モードでは、低温低湿モードの場合と同様に、高画質モードやOHP使用モード等が組み合わされても、トナーの回収量が1.1倍からほとんど変化しなかったので、低温低湿モードの場合は、他のモードの係数との累積乗算はされない。
C11A′:累積ディスペンス回数カウント手段
累積ディスペンス回数カウント手段C11A′は、実施例1の場合と比べて、ジョブ時加算値記憶手段C11A1と、リフレッシュモード時加算値記憶手段C11A2とが省略されており、動作モードに応じて加算値設定手段C11Cで設定された加算値Nkに基づいて、前記ディスペンス制御手段C6によりディスペンス動作が実行された回数の累積値である累積ディスペンス回数N2をカウントする。
(実施例2のフローチャートの説明)
次に、実施例2のフローチャートの説明を行うが、実施例1と同様の処理については同一のST番号を付し詳細な説明は省略する。また、検知部満杯判別処理(図9参照)や満杯告知処理(図12参照)については同一であるため図示および詳細な説明は省略する。また、各動作モードに応じて転写電圧を最適な転写電圧に設定する処理も説明を省略する。
(容器満杯判別処理のフローチャートの説明)
図14は実施例2の容器満杯判別処理のフローチャートの説明図である。
図15は実施例2の容器満杯判別処理のフローチャートであり、図14の続きの図である。
図14、図15のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記プリンタUのROM等に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はプリンタUの他の各種処理と並行してマルチタスクで実行される。
図14、図15に示すフローチャートはプリンタUの電源オンにより開始される。
図14において、実施例1の図10と同様に、ST11〜ST13の処理が実行され、ST13でイエス(Y)の場合はST51に進む。
ST51において、累積ディスペンス回数N2や累積プリント枚数N1のカウントを実行する際の加算値Nkを設定する加算値設定処理(後述する図16のサブルーチン参照)を実行し、ST16に進む。
次に、実施例1と同様のST14〜ST16を実行し、ST17′において、累積ディスペンス回数N2に加算値Nkを加算する。すなわち、N2=N2+Nkとする。そして、ST18に進む。
次に、実施例1と同様のST18〜ST22を実行し、ST23′において、累積プリント枚数N1に加算値Nkを加算する。すなわち、N1=N1+Nkとする。そして、ST24に進む。
次に、実施例1と同様のST24〜ST28を実行し、図15のST28でイエス(Y)の場合はST52に進む。
ST52において、ST51と同様の加算値設定処理(後述する図16のサブルーチン参照)を実行し、ST29に進む。
次に、ST29でイエス(Y)の場合はSTST30′に進み、ST30′において累積ディスペンス回数N2に加算値Nkを加算する。すなわち、N2=N2+Nkとする。そして、ST31に進む。
次に、実施例1と同様のST31〜ST36を実行する。
(加算値設定処理のフローチャートの説明)
図16は実施例2の加算値設定処理のフローチャートの説明図であり、図14,図15のST51,ST52のサブルーチンである。
図16のST61において、加算値Nkを処理化する。すなわち、加算値Nkが、初期値である1にリセットされる。そして、ST62に進む。
ST62において、実行中の動作モードがリフレッシュモードであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST63に進み、ノー(N)の場合はST64に進む。
ST63において、加算値NkをNk×α1とする。すなわち、加算値Nkをリフレッシュモード用の加算値Nk=20とする。そして図16の加算値設定処理を終了して、図14,図15のフローチャートに戻る。
ST64において、動作モードが低温低湿モードであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST65に進み、ノー(N)の場合はST66に進む。
ST65において、加算値NkをNk×α5とする。すなわち、加算値Nkを低温低湿用の加算値Nk=1.1とする。そして図16の加算値設定処理を終了して、図14,図15のフローチャートに戻る。
ST66において、動作モードが高温高湿モードであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST67に進み、ノー(N)の場合はST68に進む。
ST67において、加算値NkをNk×α6とする。すなわち、加算値Nkを高温高湿用の加算値Nk=1.1とする。そして、図16の加算値設定処理を終了して、図14,図15のフローチャートに戻る。
ST68において、動作モードが高画質モードであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST69に進み、ノー(N)の場合はST70に進む。
ST69において、加算値NkをNk×α2とする。すなわち、加算値Nkを高画質モード時の加算値Nk=1.1とする。そして、ST72に進む。
ST70において、動作モードがOHP使用モードであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST71に進み、ノー(N)の場合はST72に進む。
ST71において、加算値NkをNk×α3とする。すなわち、加算値NkをOHP使用モード時の加算値Nk=1.1とする。そして、ST72に進む。
ST72において、動作モードが厚紙使用モードであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST73に進み、ノー(N)の場合は、図16の加算値設定処理を終了して、図14,図15のフローチャートに戻る。
ST73において、加算値NkをNk×α4とする。すなわち、加算値Nkを厚紙使用モード時の加算値Nk=1.1とする。そして、図16の加算値設定処理を終了して、図14,図15のフローチャートに戻る。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2のプリンタUでは、動作モードに応じて異なる回収量に対応する適切な加算値Nkが設定され、前記加算値Nkに基づいて回収量が間接的にカウントされ、準満杯状態や満杯状態の判別が行われる。この結果、実施例2のプリンタUも実施例1のプリンタUと同様に、作用効果を有する。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、動作モードは、実施例1,2に例示されたものに限定されず、画像形成装置の設計や仕様等に応じて更に詳細な動作モードを使用可能であり、各動作モードでの回収量に応じて回収量をカウントすることが可能である。他の動作モードとしては、例えば、薄紙使用モードや、モノクロモードやカラーモード等が挙げられる。
(H02)前記実施例において、画像形成装置としてのプリンタを例示したが、これに限定されず、FAXや複写機あるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。また、モノクロの画像形成装置に限定されず、カラーの画像形成装置により構成することも可能である。
(H03)前記実施例において、回収量を間接的にカウントしたが、これに限定されず、可能であれば、直接回収量を検出してカウント(累積)することも可能である。例えば、二次転写ロール表面に付着したクリーニング前のトナー量を順次検出することで、直接回収量を検出することも可能である。また、回収量を(間接的に)カウントするためのパラメータも累積プリント枚数N1や累積トナーディスペンス回数N2に限定されず、例えば、感光体ドラムの累積回転数や累積回転時間、ROSにより書き込んだ画像のドット数の累積値等、回収量に関連する任意のパラメータを使用可能である。
(H04)前記実施例において、中間転写ドラムを使用し、リフレッシュモードを有する画像形成装置を例示したが、中間転写ベルトやシート搬送ベルトを使用するカラー画像形成装置を使用し、リフレッシュモードを有しない画像形成装置にも適用可能である。
(H05)前記実施例において、二次転写ロールクリーナについて説明したが、これに限定されず、本発明は交換される回収容器を有するユニットに対して適用可能である。したがって、例えば、感光体クリーナや搬送ローラの紙粉クリーナ、あるいは、各クリーナで回収されてトナーが搬送される回収ボックスに適用することが可能である。
(H06)前記実施例において、加算値Nkや閾値Na1,Na2,Nb1,Nb2等の具体的数値は設計や仕様に応じて適宜変更可能である。また、ジョブモードでの加算値を1に設定したが、これに限定されず、2や10等を採用することも可能である。
(H07)前記実施例2において、動作モードの重ね合わせ(累積乗算)は、実施例2の場合に限定されず、実験結果等に応じて適切な値に変更可能である。例えば、普通紙使用モードと低温低湿モードを組み合わせる場合には係数を1.1に設定し、厚紙使用モードと低温低湿モードを組み合わせる場合には、低温低湿モードの係数を1.05に変更して、厚紙使用モードの係数1.1と累積乗算する等、回収量に応じた適切な値に変更可能である。あるいは、各モードの組み合わせ後の加算値をテーブル化して記憶しておき、テーブルを参照して加算値を設定することも可能である。
(H08)前記実施例において、満杯状態または準満杯状態の告知を画像表示により行ったが、これに限定されず、警告ランプや警告ブザー、音声案内、あるいはこれらの組み合わせ等、任意の告知方法で告知可能である。
(H09)前記実施例において、準満杯状態の判別や告知は省略可能である。
(H010)前記実施例において、蓄積量検出センサとして光センサを使用したが、これに限定されず、トナーの有無を検出可能な磁気センサ等任意のセンサを採用することも可能である。また、前記蓄積量検出センサを配置する位置は任意の高さに設定可能であり、三角柱状に突出する検知部に限定されず、特許文献1記載の従来技術のような構成等任意の構成を採用可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視説明図である。 図2は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図3は図2の二次転写ロールおよび2次転写ロールクリーナ(粉体回収容器)の要部拡大図である。 図4は二次転写ロールクリーナの要部斜視説明図である。 図5は光センサの説明図である。 図6は本発明の実施例1の画像形成装置の制御部のブロック線図である。 図7は実施例1の準満杯告知画像の説明図である。 図8は実施例1の満杯告知画像の説明図である。 図9は実施例1の検知部満杯判別処理のフローチャートの説明図である。 図10は実施例1の容器満杯判別処理のフローチャートの説明図である。 図11は実施例1の容器満杯判別処理のフローチャートであり、図10の続きの図である。 図12は実施例1の満杯告知処理のフローチャートの説明図である。 図13は実施例2の画像形成装置の制御部分が備えている各機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図であり、実施例1の図6に対応する図である。 図14は実施例2の容器満杯判別処理のフローチャートの説明図である。 図15は実施例2の容器満杯判別処理のフローチャートであり、図14の続きの図である。 図16は実施例2の加算値設定処理のフローチャートの説明図であり、図14,図15のST51,ST52のサブルーチンである。
符号の説明
1…粉体回収容器、
21…蓄積量検出センサ、
C9…蓄積検出手段、
C11,C11′…回収量カウント手段、
C12…準満杯判別手段、
C13…準満杯告知手段、
C14…満杯判別手段、
C15…満杯告知手段、
C16…画像形成動作禁止手段、
CLt…転写器クリーナ、
CLy,CLm,CLc,CLk,CL1,CL2,CL3…一時吸着保持部材、
Gy,Gm,Gc,Gk…現像器、
N1,N2…累積回収量、
Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3…像担持体、
Py,Pm,Pc,Pk,DR1,DR2,DR3,Rt…粉体担持体、
Rt…転写器、
U…画像形成装置。

Claims (6)

  1. 粉体を担持する粉体担持体から回収された粉体が蓄積される粉体回収容器と、
    前記粉体回収容器に蓄積された粉体の蓄積量を検出する蓄積量検出センサと、
    前記蓄積量検出センサによる検知結果に基づいて、前記蓄積量検出センサが配置された高さまで粉体が蓄積されたか否かを検出する蓄積検出手段と、
    前記蓄積量検出センサの高さまで粉体が蓄積された後での前記粉体の回収量をカウントする回収量カウント手段であって、粉体回収時の画像形成装置の動作モードに対応して設定された前記回収量をカウントする前記回収量カウント手段と、
    前記回収量カウント手段でカウントされた累積回収量に基づいて、前記粉体回収容器が満杯か否かを判別する満杯判別手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記粉体回収容器が満杯であると判別された場合に、前記粉体回収容器が満杯であることをユーザに告知する満杯告知手段と、
    前記粉体回収容器が満杯であると判別された場合に、前記画像形成動作を禁止する画像形成動作禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記回収量カウント手段でカウントされた前記累積回収量に基づいて、前記粉体回収容器が満杯より少ない準満杯状態になったか否かを判別する準満杯判別手段と、
    前記準満杯状態になったと判別された場合に、準満杯状態であることをユーザに告知する準満杯告知手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記粉体としてのトナーを収容する現像容器を有し、粉体担持体としての像担持体表面に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器と、
    前記像担持体表面に残留したトナーを一時的に吸着保持する一時吸着保持部材と、
    前記像担持体に当接して配置され、前記像担持体表面のトナーを用紙に転写する転写器と、
    前記転写器表面に当接して、前記転写器表面に付着したトナーを除去する転写器クリーナと、
    前記像担持体表面のトナーを前記一時吸着保持部材で吸着保持して画像形成を行う前記動作モードとしての通常モードと、前記一時吸着保持部材で吸着保持されたトナーを前記像担持体表面に戻して前記転写器に移動させ、前記転写器クリーナにより粉体回収容器に回収する動作モードとしてのリフレッシュモードと、を有し、前記リフレッシュモード時にカウントする前記回収量が、前記通常モード時にカウントする前記回収量とは異なる前記回収量カウント手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記回収量として、前記回収量が依存する前記現像器へのトナーの供給量であるトナーディスペンス量を累積してカウントする前記回収量カウント手段であって、前記リフレッシュモード時には、前記通常モード時のトナーディスペンス量よりも大きな値に設定された前記リフレッシュモード時のトナーディスペンス量でカウントを行う前記回収量カウント手段、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記回収量として、前記回収量が依存する前記印刷枚数を累積してカウントする前記回収量カウント手段、
    を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
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