JP5538937B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に係り、特に、電子写真方式を用いて感光体に現像電位を与えてトナー像を得る静電複写機、レーザープリンタ及びファクシミリ等の画像形成装置、そして、この画像形成装置に用いられる画像形成方法に関する。
従来から、複写機、プリンタ及びファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。電子写真方式の画像形成装置は、感光体(例えば、感光体ドラム)の表面に静電潜像を形成し、現像装置によって感光体に対してトナーを供給して前記静電潜像を現像し、現像によって感光体に形成されたトナー像を用紙等のシートに転写して、定着装置によってシートにトナー像を定着させるようになっている。
このような画像形成装置では、装置周辺の環境条件の変化、感光体や現像剤の疲労などに起因して、現像装置内で静電量の低下した不良帯電トナーが発生することがある。その結果、感光体や中間転写ベルトの表面に形成される画像の背景部に不良帯電トナーが付着して、いわゆる「地肌かぶり」が発生しやすくなるという問題が生じることがあった。
そこで、上記従来の問題である「地肌かぶり」を解消するために、従来技術として、像担持体(感光体)及び中間転写ベルトの「地肌かぶり」をトナー付着検出センサで検出し、「地肌かぶり」を検出した際には、トナーを攪拌処理して摩擦帯電させ、その摩擦帯電によっても「地肌かぶり」を解消できない場合は、画像形成装置の表示部に画像形成ユニット(例えば、感光体ドラム、帯電チャージャ、現像ローラ、トナー濃度検出センサ11等を備える画像形成ユニット)を交換する旨の表示を行うようにしたものが開示されている(特許文献1を参照)。
これにより、「地肌かぶり」が発生しているか否かを目視に依らずトナー付着量検出センサで検出できる為、トナーかぶり解消処理のためのマニュアル操作が不要となる。
特開2009―48069号公報
しかしながら、従来の画像形成装置においては、廃トナー収容部を一体型としたトナーカートリッジを採用するものが知られており、このようなトナーカートリッジの場合、色毎のトナー消費量や廃トナー量が異なるため、色毎のトナーカートリッジの管理が必要になる。特に、廃トナーの容量を鑑み、各色トナーカートリッジに回収された廃トナーが溢れることで機内汚れが発生する等は考慮されていなかった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、廃トナー収容部が満杯になることで廃トナーが溢れることにより、画像形成装置内の廃トナー汚れを防止できる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法は、次の通りである。
本発明は、表面に静電潜像が形成される感光体と、前記感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを補給するトナーカートリッジと、前記感光体表面に形成されたトナー像を一時的に転写する中間転写ベルトを備えた転写装置と、前記感光体及び前記中間転写ベルトのうちの少なくとも一方に付着したトナーを検出する付着トナー検出手段と、前記付着トナー検出手段の検出結果に基づきトナーかぶり(地肌かぶり)の有無を検知する制御手段とを備え、前記トナーカートリッジは、回収された廃トナーを収容する廃トナー収容部と、前記画像形成装置に装着されて前記画像形成装置と通信する記憶媒体を備え、前記制御手段は、前記付着トナー検出手段の検出結果と前記トナーカートリッジの使用情報とを照合して、前記画像形成装置の表示部に前記付着トナー検出手段の検出結果に対応する前記トナーカートリッジの使用情報を表示する機能を備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、前記記憶媒体には、予め前記付着トナー検出手段による検出値に対応したトナーカートリッジの使用情報が記憶されるとともに、予め前記付着トナー検出手段による検出値の閾値が設定され、前記トナーカートリッジの使用情報として、前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報が記憶され、前記制御手段には、前記付着トナー検出手段の検出結果が前記閾値以上となった場合は、前記表示部に前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報を表示することを特徴とするものである。
また、本発明は、静電潜像が形成される感光体表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像工程と、前記感光体表面にトナーを供給する現像装置にトナーカートリッジよりトナーを補給するトナー補給工程と、前記トナーカートリッジに形成された廃トナー収容部に廃トナーを回収する廃トナー回収工程と、前記トナーカートリッジに設けられた記憶媒体と前記画像形成装置とを通信する通信工程と、前記感光体表面に形成されたトナー像を中間転写ベルトに一時的に転写する転写工程と、前記感光体ドラム及び前記中間転写ベルトのうちの少なくとも一方に付着したトナーを検出する付着トナー検出工程と、前記付着トナー検出工程における検出結果に基づきトナーかぶりの有無を検知する制御工程とを備え、前記制御工程は、前記付着トナー検出工程による検出結果と前記付着トナー検出工程による検出値に対応したトナーカートリッジの使用情報とを照合する工程と、前記画像形成装置の表示部に前記付着トナー検出工程による検出結果に対応するトナーカートリッジの使用情報を表示する工程とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置の画像形成方法において、前記記憶媒体に予め前記付着トナー検出手段による検出値に対応したトナーカートリッジの使用情報を記憶する工程と、予め前記付着トナー検出手段による検出値の閾値を設定する工程と、前記トナーカートリッジの使用情報として、前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報を記憶する工程と、を備え、前記制御工程として、前記付着トナー検出工程による検出結果が予め前記記憶媒体に記憶された前記付着トナー検出工程による検出値の閾値以上となった場合に、前記表示部に前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報を表示する表示工程と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、表面に静電潜像が形成される感光体と、前記感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを補給するトナーカートリッジと、前記感光体表面に形成されたトナー像を一時的に転写する中間転写ベルトを備えた転写装置と、前記感光体及び前記中間転写ベルトのうちの少なくとも一方に付着したトナーを検出する付着トナー検出手段と、前記付着トナー検出手段の検出結果に基づきトナーかぶりの有無を検知する制御手段とを備え、前記トナーカートリッジは、回収された廃トナーを収容する廃トナー収容部と、前記画像形成装置に装着されて前記画像形成装置と通信する記憶媒体を備え、前記制御手段は、前記付着トナー検出手段の検出結果と前記トナーカートリッジの使用情報とを照合して、前記画像形成装置の表示部に前記付着トナー検出手段の検出結果に対応する前記トナーカートリッジの使用情報を表示する機能を備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、前記記憶媒体には、予め前記付着トナー検出手段による検出値に対応したトナーカートリッジの使用情報が記憶されるとともに、予め前記付着トナー検出手段による検出値の閾値が設定され、前記トナーカートリッジの使用情報として、前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報が記憶され、前記制御手段には、前記付着トナー検出手段の検出結果が前記閾値以上となった場合は、前記表示部に前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報を表示することで、付着トナーによるトナーかぶりを検出して、トナーカートリッジの使用情報、例えば、廃トナーがどの位回収されたかを確認することができるとともに、ユーザが廃トナー収容部が満杯になったことを容易に確認できる。これにより、廃トナー収容部が満杯になることで溢れた廃トナーによる画像形成装置内の廃トナー汚れを防止できる。
また、本発明によれば、静電潜像が形成される感光体表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像工程と、前記感光体表面にトナーを供給する現像装置にトナーカートリッジよりトナーを補給するトナー補給工程と、前記トナーカートリッジに形成された廃トナー収容部に廃トナーを回収する廃トナー回収工程と、前記トナーカートリッジに設けられた記憶媒体と前記画像形成装置とを通信する通信工程と、前記感光体表面に形成されたトナー像を中間転写ベルトに一時的に転写する転写工程と、前記感光体ドラム及び前記中間転写ベルトのうちの少なくとも一方に付着したトナーを検出する付着トナー検出工程と、前記付着トナー検出工程における検出結果に基づきトナーかぶりの有無を検知する制御工程とを備え、前記制御工程は、前記付着トナー検出工程による検出結果と前記付着トナー検出工程による検出値に対応したトナーカートリッジの使用情報とを照合する工程と、前記画像形成装置の表示部に前記付着トナー検出工程による検出結果に対応するトナーカートリッジの使用情報を表示する工程とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置の画像形成方法において、前記記憶媒体に予め前記付着トナー検出手段による検出値に対応したトナーカートリッジの使用情報を記憶する工程と、予め前記付着トナー検出手段による検出値の閾値を設定する工程と、前記トナーカートリッジの使用情報として、前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報を記憶する工程と、を備え、前記制御工程として、前記付着トナー検出工程による検出結果が予め前記記憶媒体に記憶された前記付着トナー検出工程による検出値の閾値以上となった場合に、前記表示部に前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報を表示する表示工程と、を備えることで、付着トナーによるトナーかぶりを検出して、トナーカートリッジの使用情報、例えば、廃トナーがどの位回収されたかを確認することができるとともに、ユーザが廃トナー収容部が満杯になったことを容易に確認できる。これにより、廃トナー収容部が満杯になることで溢れた廃トナーによる画像形成装置内の廃トナー汚れを防止できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置を構成する現像装置とその周辺部の構成を示す説明図、前記画像形成装置を構成する現像装置とその周辺部の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置を構成する中間転写ベルトとその周辺部の構成を示す説明図である。 (a)は前記画像形成装置を構成するトナーカートリッジの構成を示す説明図、(b)は(a)のA矢視図である。 前記画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 前記画像形成装置における廃トナー算出量と廃トナー収容部の廃トナー充填量との関係を示すデータテーブルである。 前記画像形成装置における廃トナー算出量と廃トナー収容部の廃トナー充填量との関係を示すグラフである。 前記画像形成装置の表示部の構成を示す説明図である。 前記表示部を構成する表示パネルの表示状態を示す説明図である。 前記画像形成装置におけるトナーカートリッジの廃トナー収容部の使用状態を検出する手順を示すフローチャートである。 前記画像形成装置の表示部の変形例を示す説明図である。 変形例における表示パネルの表示状態を示す説明図である。 前記画像形成装置の表示部のその他の例を示す説明図である。 その他の例における表示パネルの表示状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図、図2は前記画像形成装置を構成する現像装置とその周辺部の構成を示す説明図、図3は前記画像形成装置を構成する中間転写ベルトとその周辺部の構成を示す説明図、図4(a)は前記画像形成装置を構成するトナーカートリッジの構成を示す説明図、図4(b)は図4(a)のA矢視図、図5は前記画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
本実施形態は、図1〜図5に示すように、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム(感光体)3と、感光体ドラム3表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置2と、現像装置2にトナーを補給するトナーカートリッジ98と、感光体ドラム3表面に形成されたトナー像を一時的に転写する中間転写ベルト61を備えた中間転写ベルトユニット(転写装置)6と、感光体ドラム3に付着したトナーを検出するフォトセンサ(付着トナー検出手段)206aと、中間転写ベルト61に付着したトナーを検出するフォトセンサ(付着トナー検出手段)206bと、フォトセンサ206a,206bの検出結果に基づきトナーかぶりの有無を検知する制御部(制御手段)301とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置100において、トナーカートリッジ98及び制御部301の構成に、本発明に係るトナーカートリッジ及び制御手段の構成を採用したものである。
まず、第1実施形態に係る画像形成装置100の全体構成について説明する。
画像形成装置100は、図1に示すように、外部から伝達された画像データに応じて、所定の用紙(例えば、記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するもので、装置本体110と、自動原稿処理装置120とにより構成されている。
装置本体110は、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91、トナーカートリッジ98等を有して構成されている。
装置本体110の上部に設けられた画像読取り部90の上側には、原稿が載置される透明ガラスからなるプラテンガラス(原稿載置台)92が設けられ、そのプラテンガラス92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。
自動原稿処理装置120は、プラテンガラス92の上に自動で原稿を搬送する。
また、自動原稿処理装置120は、矢印M方向に回動自在に構成され、プラテンガラス92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。
従って、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図1に示すようなチャージャ型の他、接触型のローラ型やブラシ型の帯電器を用いても良い。
露光ユニット1は、外部から入力した画像データまたは原稿から読み取って得られた画像データに応じて、帯電された感光体ドラム3を露光することにより、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム3の表面に形成する画像書込み装置であり、レーザ出射部及び反射ミラー等を備えたLSU(レーザスキャニングユニット)として構成される。また、露光ユニット1には、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。
また、露光ユニット1としては、上述した構成の他に発光素子をアレイ状に並べた、例えば、ELやLED書込みヘッドを用いる手法も採用できる。
このように構成された露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。
現像装置2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(Y,M,C,K)のトナーにより顕像化するものである。
詳しくは、現像装置2は、図2に示すように、トナーが収容される現像槽201と、現像槽201内に収容されたトナーを感光体ドラム3に供給する現像スリーブ(現像ローラ)202とを備え、該現像スリーブ202によりトナーを感光体ドラム3表面に供給して、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を可視像化(現像)するものである。
現像槽201には、トナーを攪拌・搬送する現像剤攪拌ローラ203,204が配置されている。現像剤攪拌ローラ203,204は、現像槽201内に収容されているトナーを含む現像剤を攪拌・搬送するとともに、現像槽201外部より補給されたトナーと現像剤とを攪拌する。
現像剤攪拌ローラ203,204により搬送されて現像スリーブ202に供給されたトナーは、ドクターブレード205によって感光体ドラム3に供給されるトナー量が規制されるようになっている。
感光体ドラム3は、円筒状を呈し、露光ユニット1の上方に配設され、その表面がクリーナユニット4によりクリーニングされ、クリーニングされた表面が帯電器5により均一に帯電される。
感光体ドラム3の近傍には、図2に示すように、その外周面に近接してフォトセンサ(トナー濃度検出手段)206aが配置されている。このフォトセンサ206aは、感光体ドラム3上に形成されたトナーパッチ画像のトナー濃度を検出するとともに、その感光体ドラム3に付着したトナーのトナー濃度も検出するものである。すなわち、フォトセンサ206aは、感光体ドラム3上のトナーかぶり(地肌かぶり)を検出する機能を兼ね備えている。
クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、無端状の中間転写ベルト(無端ベルト)61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64は、Y,M,C,Kの各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動するように構成されている。
中間転写ベルト61は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成され、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61上に順次重ね合わせて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。
この中間転写ベルト61と転写ローラ10の近傍には、図3に示すように、中間転写ベルト61の外周面に近接してフォトセンサ(トナー濃度検出手段)206bが配置されている。このフォトセンサ206bは、中間転写ベルト61の外周面に付着したトナーのトナー濃度を検出して、中間転写ベルト61のトナーかぶり(地肌かぶり)を検出するものである。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。
各中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61に対して感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与えるようにされている。詳しくは、中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。尚、第1実施形態では、転写電極としてローラ形状の中間転写ローラ64を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述したように、各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化されたトナー像は中間転写ベルト61上に積層される。積層された画像情報としてのトナー像は、中間転写ベルト61とともに搬送されて、搬送される用紙と中間転写ベルト61との接触位置(2次転写位置,所定位置)に移動し、この接触位置に配置されている転写ローラ10によって用紙上に転写される。
この時、中間転写ベルト61と転写ローラ10とは、所定ニップで互いに圧接されるとともに、転写ローラ10にはトナー像を用紙に転写させるための2次転写バイアスが印加される。この2次転写バイアスは、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧である。
さらに、前記所定ニップを定常的に得るために、2次転写位置にて中間転写ベルト61に圧接する転写ローラ10もしくは2次転写位置にて中間転写ベルト61の裏側に圧接する中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ等)としている。
上述した転写工程において、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われずに中間転写ベルト61に残存したトナーは、次工程で形成されるトナー像に対してトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように構成されている。
中間転写ベルトクリーニングユニット65は、中間転写ベルト61が搬送される経路上で、中間転写ベルト搬送方向において転写ローラ10より下流側で感光体ドラム3よりも上流側に設けられている。
中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触して中間転写ベルト61の表面をクリーニングするクリーニング部材としてクリーニングブレード65aが具備されている。クリーニングブレード65aが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのトレイであり、装置本体110の露光ユニット1の下側に設けられている。また、装置本体110の外側部には、外側より用紙を供給可能な手差し給紙カセット82が設けられている。
この手差し給紙カセット82にも画像形成に使用する用紙を複数枚積載することができる。装置本体110の上方には、印刷済みの用紙をフェイスダウンで集積するための排紙トレイ91が設けられている。
また、装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82の用紙を転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81乃至手差し給紙カセット82から排紙トレイ91に到る用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、用紙の搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って設けられている。尚、搬送ローラ12bは、用紙を排紙トレイ91に排出する排紙ローラとして機能するため、排紙ローラと称する。
ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されている用紙を一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端と用紙の先端を合わせるタイミングで用紙を転写ローラ10に搬送する機能を有している。すなわち、レジストローラ13によって、搬送される用紙上の所定の位置に中間転写ベルト61上のトナー像が転写されるように整合される。
定着ユニット7は、定着ローラ70として1対のヒートローラ71と加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、用紙を挟んで回転搬送するようになっている。
ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、対向して配置されて、ヒートローラ71と加圧ローラ72との圧接箇所には、定着ニップ部が形成されている。
ヒートローラ71は、所定の定着温度となるように制御部(図示せず)によって温度制御される。また、ヒートローラ71は、加圧ローラ72とともにトナーを用紙に熱圧着することにより、用紙に転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、用紙に対して熱定着させる機能を有している。また、ヒートローラ71には、図1に示すように、ヒートローラ71を外部から定着するための外部定着ベルト73が設けられている。
次に、画像形成装置100の用紙搬送路Sを詳細に説明する。
画像形成装置100には、図1に示すように、予め用紙を収納する給紙カセット81、及び手差し給紙カセット82が設けられている。これら給紙カセット81,82から用紙を給紙するために、各々ピックアップローラ11a,11bが配置され、用紙を1枚ずつ用紙搬送路Sに導くようになっている。
各給紙カセット81,82から搬送される用紙は、用紙搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送され、用紙の先端と中間転写ベルト61上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、用紙上に画像情報が書き込まれる。その後、用紙は定着ユニット7を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融・固着され、その後に配された排紙ローラ12bを経て排紙トレイ91上に排出される。
上述した用紙搬送路Sは、用紙に対する片面印字要求のときのものであるが、これに対して両面印字要求の時は、上述したように片面印字が終了し定着ユニット7を通過した用紙の後端が最終の排紙ローラ12bで把持されたときに、排紙ローラ12bが逆回転することによって用紙を搬送ローラ12c,12dに導く。そしてその後レジストローラ13を経て用紙裏面に印字が行われた後に用紙が排紙トレイ91に排出される。
次に、本実施形態の特徴的なトナーカートリッジ98の構成について図面を参照して説明する。
トナーカートリッジ98は、図4(a),(b)に示すように、現像装置2に補給するためのトナーが収容された補給トナー収容部98aと、回収された廃トナーを収容する廃トナー収容部98bと、画像形成装置100に装着されて該画像形成装置100と通信するCRUM(記憶媒体)98cとを備えている。
補給トナー収容部98aと廃トナー収容部98bは、トナーカートリッジ98の本体内部を2室に仕切って構成されている。
廃トナー収容部98bの上部には、回収された廃トナーを廃トナー収容部98b内に導入する廃トナー供給口98b1が設けられている。廃トナー収容部98bの一側部には、CRUM98cが設けられるとともに、CRUM98cに隣接してCRUM位置決めボス98c1が設けられている。
CRUM位置決めボス98c1は、トナーカートリッジ98の長手方向に沿って突設され、画像形成装置100本体内部の所定の位置でトナーカートリッジ98を位置決めするとともに、画像形成装置100本体側のコネクタ(図示省略)にCRUM98cを連結するように構成されている。
CRUM98cは、図4(b)に示すように、止めビス98c2によってトナーカートリッジ98本体に取付けられ、画像形成装置100の本体側コネクタに対向する部分には接続端子98c3が設けられている。
また、CRUM98cには、予めフォトセンサ206a,206bによる検出値の閾値が設定され、トナーカートリッジ98の使用情報として、廃トナー収容部98bが満杯となった時の満杯情報(以下、「廃トナー満杯情報」と称する。)が記憶されている。
ここで、フォトセンサ206a,206bの検出値と廃トナー収容部98bにおける廃トナー充填量(容量)との関係について説明する。
図6は本実施形態の画像形成装置における廃トナー算出量と廃トナー収容部の廃トナー充填量との関係を示すデータテーブル、図7は前記画像形成装置における廃トナー算出量と廃トナー収容部の廃トナー充填量との関係を示すグラフである。
本実施形態では、データテーブルにより、フォトセンサ206a,206bの検出値に基づき算出された廃トナー算出量に基づき廃トナー収容部98bに回収された廃トナー充填量(%)を決定している。
具体的には、データテーブルは、図6に示すように、廃トナー算出量が0から1000以下の時は廃トナー充填量を0%、廃トナー算出量が1000を超え2000以下の時は廃トナー算出量を20%、廃トナー算出量が2000を超え3000以下の時は廃トナー充填量を40%、廃トナー算出量が3000を超え4000以下と時は廃トナー充填量を60%、廃トナー算出量が4000を超え5000以下の時は廃トナー充填量を80%、廃トナー算出量が5000を超える時は廃トナー充填量を100%としている。
廃トナー算出量と廃トナー充填量との関係をグラフに示すと、図7に示すグラフにようになる。
次に、本実施形態の画像形成装置100の制御系についてブロック図を参照して詳細に説明する。
画像形成装置100は、図5に示すように、例えば、スキャナ、プリンタ及び周辺機器とを備えた複合機であり、電気的構成として、画像形成装置100の動作を制御する制御部(制御手段)301、記憶部302、表示部303、入力部304、CRUM98cとの接続を行うCRUM用本体側コネクタ305、演算部306、原稿画像を読み取る読取部307、読み取った原稿画像を適正な電気信号に変換して画像データを生成する画像処理部308、生成された画像データをトナーを用いて顕像化して、転写紙に画像を形成する画像形成部309、画像形成部309で顕像化された転写紙に加熱定着して固定する定着部310、後処理装置であるフィニッシャーやソーターなどの周辺機器を制御する周辺機器制御部311とを備えている。
記憶部302には、画像形成装置100の上面に配置される操作パネル(表示部303、入力部304)を介する印刷指令、画像形成装置100内部の各所に配置される図示しない各種センサなどからの検知結果、図示しない外部機器(USBメモリ、LAN)を介して入力される画像情報、画像形成装置100内部の各装置の動作を制御するための各種設定値およびデータテーブル、及び各種制御を実行するためのプログラムなどが入力可能となっている。
CRUM用本体側コネクタ305は、本発明に係るCRUM98cから廃トナー満杯情報を表示させる為の各色の廃トナー収容部98bが満杯となる時のフォトセンサ206a,206bによる検出値の閾値のデータテーブルを入力可能となっている。
CRUM98cは、CRUMコネクタ98c11、CRUM回路98c12、記憶部RAM98c13を備えている。
記憶部302には、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、リードオンリィメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)などが挙げられる。外部機器には、画像情報の形成または取得が可能であり、かつ画像形成装置に電気的に接続可能な電気・電子機器を使用でき、たとえば、コンピュータ、デジタルカメラなどが挙げられる。
演算部306は、記憶部302に記憶される各種データ(印刷指令、検知結果、画像情報など)および各種制御を実施するためのプログラムを取り出し、各種検知および/または判定を行う。制御部301は、演算部306における各種判定結果、演算結果などに応じて該当装置に制御信号を送付し、動作制御を行う。
制御部301および演算部306は、たとえば、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)を備えるマイクロコンピュータ、マイクロプロセッサなどによって実現される処理回路である。制御手段は、記憶部、演算部および制御部とともに主電源を含む。主電源は、制御手段だけでなく、画像形成装置100内部における各装置にも電力を供給する。
本実施形態では、制御部301は、フォトセンサ206a,206bの検出結果とCRUM98cに予め記憶されたトナーカートリッジ98の使用情報とを照合して、画像形成装置100の表示部303にフォトセンサ206a,206bの検出結果に対応するトナーカートリッジ98の使用情報を表示する機能を備えている。
また、CRUM98cの記憶部RAM98c13には、予めフォトセンサ206a,206bにより検出される検出値の閾値が設定され、トナーカートリッジ98の使用情報として、廃トナー収容部98bが満杯となった時の廃トナー満杯情報が記憶されている。
制御部301は、フォトセンサ206a,206bによる検出結果が閾値以上となった場合は、表示部303に廃トナー満杯情報を表示する。
表示部303に表示されるトナーカートリッジ98の使用情報は、図8,図9に示すように、表示部303の表示パネル303a上にグラフィックで表示される。
本実施形態では、表示部303の表示は、図9に示すように、トナーカートリッジの概略図をグラフィック表示するとともに、廃トナー収容部98b内に回収された廃トナーの充填量を表示し、さらに、文字表示にて廃トナー収容部98bの使用状況を表示している。
表示部303に表示されるトナーカートリッジ98の使用情報は、複数のトナーカートリッジ98が使用されている場合は、複数のトナーカートリッジ98の使用情報としても良い。また、複数のトナーカートリッジ98のうち選択したトナーカートリッジ98の使用情報を表示部303に表示するようにしても良い。
次に、本実施形態の画像形成装置100においてトナーカートリッジ98の廃トナー収容部98bの使用状態を検出する手順についてフローチャートに沿って説明する。
図10は本実施形態の画像形成装置におけるトナーカートリッジの廃トナー収容部の使用状態を検出する手順を示すフローチャートである。
画像形成装置100において、トナーカートリッジ98の使用状態を検出する場合は、図10に示すように、制御部301により制御される。
ジョブがスタートすると、まず、画像形成装置100が所定時間稼働して感光体ドラム3または中間転写ベルト61の走行距離が一定距離(例えば、100m)に到達したか否かが判断される(ステップS1)。
ステップS1において、感光体ドラム3または中間転写ベルト61の走行距離が一定距離に到達していないと判断された場合は、通常にジョブが実行されて(ステップS2)、ジョブが終了する。
一方、ステップS1において、感光体ドラム3または中間転写ベルト61の走行距離が一定距離に到達したと判断された場合は、フォトセンサ206a,206bにより印字直前の感光体ドラム3及び中間転写ベルト61に付着したトナーを検出して「地肌かぶり」(トナーかぶり)のデータとして取得し、トナーカートリッジ98の廃トナー収容部98bに回収された廃トナー量が算出される(ステップS3)。
そして、ステップS3において算出された廃トナー量が閾値に到達したか否かが判断される(ステップS4)。
ステップS4において、トナーカートリッジ98の廃トナー収容部98bに回収された廃トナー量が閾値に到達していないと判断された場合は、通常にジョブが実行されて(ステップS2)、ジョブが終了する。
一方、ステップS4において、トナーカートリッジ98の廃トナー収容部98bに回収された廃トナー量が閾値に到達したと判断された場合は、廃トナー収容部98bに回収可能な廃トナー量が表示部303に表示されて(ステップS5)、ジョブが終了する。
例えば、フォトセンサ206a,206bによる検出結果が閾値以上となり、トナーカートリッジ98の廃トナー収容部98bに回収された廃トナー量(算出された廃トナー量)が満杯になったと判断された場合は、廃トナー満杯情報が表示部303に表示される。
これにより、ユーザが使用中のトナーカートリッジ98が交換時期であることを容易に確認することができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、画像形成装置100において、感光体ドラム3と中間転写ベルト61のそれぞれに付着したトナーを検出するフォトセンサ206a,206bを設け、制御部301により、フォトセンサ206a,206bにより感光体ドラム3及び中間転写ベルト61上の付着トナーを検出し、その検出結果(検出レベル)に基づき「地肌かぶり」を判断して、その検出結果や検出回数に応じてトナーカートリッジ98の廃トナー収容部98bに回収された廃トナー量を算出し、その算出結果と予めトナーカートリッジ98のCRUM(記憶媒体)98cに記憶されたトナーカートリッジ98の使用情報とを照合して、その算出結果に応じたトナーカートリッジ98の使用情報、すなわち、廃トナー収容部98bの使用情報を表示部303に表示することができる。
これにより、フォトセンサ206a,206bによる感光体ドラム3及び中間転写ベルト61上の付着トナーの検出結果よりトナーカートリッジ98の廃トナー収容部98bが廃トナーで満杯となったと判断された場合は、廃トナー満杯情報を画像形成装置100の表示部303に表示することができる。
従って、本実施形態によれば、トナー色毎に異なる「地肌かぶり」を検出して、各色トナーカートリッジ98の廃トナー収容部98bの廃トナー容量を超えずに、各色トナーカートリッジ98の交換指示を表示させることができるので、トナーカートリッジ98より廃トナーが溢れることにより、画像形成装置100内の廃トナー汚れを防止できる。また、ユーザは、交換が必要なトナーカートリッジ98のみを交換すれば良いので、大幅な経費削減が可能となる。
尚、本実施形態では、表示部303に表示されるトナーカートリッジ98の使用情報は、グラフィックで表示するようにしているが、本発明は、表示部303の表示態様に限定されるものではない。
例えば、変形例として、図11,図12に示すように、表示部403に表示されるトナーカートリッジ98の使用情報は、廃トナー収容部98bに回収された廃トナーの回収状況(例えば、廃トナー収容部98bの廃トナー占有率)を表示パネル403a上に円グラフで表示するようにしたものであってもよい。
変形例では、廃トナーの回収状況を「廃トナー収容部満杯表示」として円グラフで表示している。
また、その他の例として、図13,図14に示すように、表示部503に表示されるトナーカートリッジ98の使用情報は、廃トナー収容部98bに回収された廃トナーの回収状況を表示パネル503a上で色分けして表示するようにしてもよい。
具体的には、表示部503に表示されるトナーカートリッジ98の使用情報は、図14に示すように、廃トナーの回収量を複数のブロック503bnで表示する。そして、回収された廃トナーの収容量に応じてブロック503bnを、例えば、ピンク→赤→黄→緑、というように色分けして表示して、廃トナーの収容量が増大するに連れて、色分けしたブロック503bnの領域503bを増大するようにしてもよい。
また、色分けするブロック503bnの色調は、例えば、廃トナーの収容量が増大するに連れて、暖色→中性色→寒色へと変化するようにしてもよく、また、その逆に変化するようにしてもよい。
さらに、トナーカートリッジ98の使用情報として、廃トナー収容部98bに回収された廃トナーの回収状況(例えば、廃トナー収容部98bの廃トナー占有率)をコメント(文字表示)で表示するようにしてもよい。
また、本実施形態では、本実施形態の画像形成装置100の制御部301に本発明の特徴的な機能を備えるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の特徴的な機能をソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、ソフトウェアは、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えるものに用いる。
そして、上述した機能を実現するソフトウェアである制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、画像形成装置に供給し、それに搭載されたコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行するようにしてもよい。
上述した記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、画像形成装置を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給するようにしてもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。
また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態及び変形例等に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した実施形態において開示された各技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上述した実施形態では、カラー用の画像形成装置(複合機、プリンタなど)に本発明が適用されているが、トナーを用いて電子写真方式により画像形成を行うものであれば、モノクロ用の画像形成装置等のその他の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。
2 現像装置
3 感光体ドラム(感光体)
6 中間転写ベルトユニット(転写装置)
61 中間転写ベルト
98 トナーカートリッジ
98a 補給トナー収容部
98b 廃トナー収容部
98b1 廃トナー供給口
98c CRUM(記録媒体)
98c11 CRUMコネクタ98
98c12 CRUM回路
98c13 記憶部RAM
98c3 接続端子
100 画像形成装置
206a,206b フォトセンサ(付着トナー検出手段)
301 制御部(制御手段)
302 記憶部
303,403,503 表示部
303a,403a,503a 表示パネル
304 入力部
305 用本体側コネクタ
503b 領域
503bn ブロック

Claims (2)

  1. 表面に静電潜像が形成される感光体と、前記感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを補給するトナーカートリッジと、前記感光体表面に形成されたトナー像を一時的に転写する中間転写ベルトを備えた転写装置と、前記感光体及び前記中間転写ベルトのうちの少なくとも一方に付着したトナーを検出する付着トナー検出手段と、前記付着トナー検出手段の検出結果に基づきトナーかぶりの有無を検知する制御手段とを備え、前記トナーカートリッジは、回収された廃トナーを収容する廃トナー収容部と、前記画像形成装置に装着されて前記画像形成装置と通信する記憶媒体を備え、前記制御手段は、前記付着トナー検出手段の検出結果と前記トナーカートリッジの使用情報とを照合して、前記画像形成装置の表示部に前記付着トナー検出手段の検出結果に対応する前記トナーカートリッジの使用情報を表示する機能を備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、
    前記記憶媒体には、予め前記付着トナー検出手段による検出値に対応したトナーカートリッジの使用情報が記憶されるとともに、予め前記付着トナー検出手段による検出値の閾値が設定され、前記トナーカートリッジの使用情報として、前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報が記憶され、
    前記制御手段は、前記付着トナー検出手段の検出結果が前記閾値以上となった場合は、前記表示部に前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報を表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 静電潜像が形成される感光体表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像工程と、前記感光体表面にトナーを供給する現像装置にトナーカートリッジよりトナーを補給するトナー補給工程と、前記トナーカートリッジに形成された廃トナー収容部に廃トナーを回収する廃トナー回収工程と、前記トナーカートリッジに設けられた記憶媒体と前記画像形成装置とを通信する通信工程と、前記感光体表面に形成されたトナー像を中間転写ベルトに一時的に転写する転写工程と、前記感光体ドラム及び前記中間転写ベルトのうちの少なくとも一方に付着したトナーを検出する付着トナー検出工程と、前記付着トナー検出工程における検出結果に基づきトナーかぶりの有無を検知する制御工程とを備え、前記制御工程は、前記付着トナー検出工程による検出結果と前記付着トナー検出工程による検出値に対応したトナーカートリッジの使用情報とを照合する工程と、前記画像形成装置の表示部に前記付着トナー検出工程による検出結果に対応するトナーカートリッジの使用情報を表示する工程とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置の画像形成方法において、
    前記記憶媒体に予め前記付着トナー検出手段による検出値に対応したトナーカートリッジの使用情報を記憶する工程と、予め前記付着トナー検出手段による検出値の閾値を設定する工程と、前記トナーカートリッジの使用情報として、前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報を記憶する工程と、を備え、
    前記制御工程は、前記付着トナー検出工程による検出結果が予め前記記憶媒体に記憶された前記付着トナー検出工程による検出値の閾値以上となった場合に、前記表示部に前記廃トナー収容部が満杯となった時の満杯情報を表示する表示工程と、を備えることを特徴とする画像形成方法。
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